第153回芥川賞を受賞し注目を集めている、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹による処女作『火花』。本作に登場した「熱海海上花火大会」が7月26日よりスタートする。『火花』は、奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷と、彼を“師”と慕う後輩・徳永のお笑い芸人の2人が、笑いとは何かを議論しながら、人間存在の根本を見つめた作品だ。そんな本作のワンシーンとして描かれる、山と海に囲まれた地形ならではの迫力のある音が魅力の「熱海海上花火大会」。1年を通して開催されており、今夏は7月26日、30日、8月5日、7日、17日、23日、28日に実施される。その後、秋季として9月26日、10月12日に、冬季として12月6日、13日、23日にも開催。8月28日は特大2尺玉も打ち上げられる予定だ。なお、開催地である熱海は、又吉直樹もファンである太宰治が『人間失格』の第2手記までを書き上げた場所でもある。太宰治が執筆中に宿泊していた起雲閣の本館も現存しており、花火観賞の前に訪ねてみるのもいいかもしれない。
2015年07月22日全国の星野リゾートも大自然を感じながら心身を癒す施設があります。一人旅を楽しむ極意は生命力あふれる大自然を舞台にしたステイ先の絶景と五感に働きかけるような感動体験。全国の星野リゾートにはそんな心と体に働きかけるエモーショナルなリゾートがそろっています。▼オーシャンビューの絶景ステイ&海洋深層水でリラックススパ「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」絶景が出迎える高知県室戸にあるのが「ウトコ オーベルジュ&スパ」。ここで体験するべきは室戸沖から取水する海洋深層水を使って行われる自然療法ディープシーテラピー。コンセプトは”Ocean Vital(オーシャンバイタル)” 室戸の温暖な気候のなか、まずは温水プールでリラックス。その後ボディ、ヘッドスパ、フェイシャルなどのオイルトリートメントで心身を深いやすらぎに導きます。レストランでは高知の新鮮な食材に注目した栄養バランスを考えた絶品メニューが味わえます。「ウトコ オーベルジュ&スパ」は全室オーシャンビュー&ビューバス付き。オフホワイトのスタイリッシュでシンプルな空間と窓の外の青い水平線のコントラストは海外の隠れ家リゾートを思わせるようで印象的。リビングやベッドでくつろぎながら、あるいはリラックスしたバスタイム中に。どこにいても青い海と室戸の自然の恵みを感じる癒しの空間が眠っていた感性を開放してくれるよう。早朝には海から昇る朝日を見るのも楽しみ。ラグジュアリーなリゾート時間に包まれます。大地の力を感じるダイナミックな風景「ウトコ オーベルジュ&スパ」がある室戸岬は地質的に貴重な環境を持つ「日本ジオパーク」に選ばれたユニークなロケーション。「ジオコンシェルジュ」の案内で体験するゲストのためのジオツアーでは珍しい地形のスポットやドラマチックな景観を訪ねます。周辺には地球のエネルギーを実感するようなパワースポット的な名所も多く、絶景に感動すると同時に心を癒す不思議な生命力と魅力にあふれています。▼琉球スパで癒される、星野リゾート星野リゾート「リゾナーレ 小浜島」「リゾナーレ 琉球スパ」は全室オーシャンビューの贅沢なスパ専用施設です。アジアンリゾートを思わせる開放感と南国ならではのトロピカルなリゾートムードが五感に訴求。ゆるやかに心身がリラックスしていくのを実感するはず。トリートメントメニューもここならではの個性あるもので沖縄の女性たちが昔から愛用する琉球クチャやサンゴ、黒糖、ハイビスカスといったローカル色豊かな天然素材を使用。心地よい空間で最上質のスパタイムを堪能します。旅の気分に合わせた優雅な時間少女時代、自分だけの密やかな隠れ家を見つけたときのような心躍る思い。そんな軽やかな気持ちにさせてくれるのがビーチハウスの一角にある「島Books&Cafe」です。波音をBGMに潮風とハンモックに身をゆだね、旅やアート、写真集など好奇心をかきたてるセレクトされた本たちを読む自分だけの贅沢な時間。いつの間にか眠ってしまってもとがめる人などもちろんいません。大人になった自分だけのとっておきの秘密の場所です。トロピカルな気候の沖縄の朝は最もさわやかで美しい時間。そんなピュアなひととき、充実した一日を迎えるため「イルマーレビーチ」で行われるフレッシュエアストレッチに参加してみます。美しい水平線を望むロケーションでゆっくりと全身をくまなくストレッチ。朝日にきらめく優しい波のリズムと心身がとけあう頃にはデトックス&リフレッシュ。生まれ変わったような爽快感に気持ちが目覚めていくのを実感します。▼古来より多くの人々に親しまれた“熱海温泉”を絶景とともに堪能星野リゾート「リゾナーレ 熱海」まるで地中海のリゾートのよう。熱海湾を見下ろす高台という絶景ロケーションにあるのが「リゾナーレ 熱海」。パノラマのように眼下に広がる圧倒的なオーシャンビューは早朝からナイトタイムまで表情を変えては飽きることのない美しさを見せてくれます。そして、熱海といえば温泉。古くから文人たちにも愛されてきた、まろやかな美肌の湯もまた何度でも味わいたい至福の体験。ふらりと一人旅で訪れる気軽さもまた、熱海という場所の魅力です。熱海で感じる太陽のパワーと自然の癒し温暖な気候に恵まれた熱海らしい癒しの体験が「RISONARE ATAMI SPA」限定のスパトリートメント「リラックスヒーリング&マンダリンマスク」。太陽の恵みを受けて育ったシトラスを取り入れることで自然のエネルギーをチャージ、体の内側から美しくなるのが目的です。マンダリンオレンジのジェルマスクは優しいオレンジの香りのマスクが明るく透明感ある肌へと仕上げ、全身トリートメント「リラクゼーション&マンダリンパック」でみずみずしく艶やかな肌に仕上げます。熱海というと海のイメージがありますが「リゾナーレ 熱海」を訪れると実は山々の緑も美しい場所であることに気づきます。そんな艶めく環境をたっぷりと味わってみたいのが「木漏れ日のキッチン」です。リゾートのシェフと一緒に、ジャムを作ったり、コーヒーを淹れたり。キッチンといういつもの日常のシーンも風景が変わると驚くほどに贅沢でバカンス気分を味わうことのできる空間になるもの。いつもよりもゆっくりと丁寧に。リゾートでの非日常を味わってください。その土地ごとで味わうことのできる魅力がたっぷり日本各地に魅力があり、歴史や文化、温かい笑顔で出迎える人たちがいます。星野リゾートではそんな日本の土地ごとの風土、旅を今のスタイルに変えた極上の体験でゲストをもてなします。どこか懐かしく、そして新鮮。そんな自分スタイルの旅をぜひ、見つけてみてください。
2015年06月15日静岡県熱海市の網代漁業株式会社(以下、網代漁業)では、今年に入ってから定置網漁業にiPadを活用している。iPadを導入したことで、仕事のやり方が変わり、延いては漁具や漁法、市場での取り引きにも変化をもたらすかもしれないという。網代漁業では定置網漁業、魚類の畜養および養殖海産物流通販売、水産加工事業を行っている。iPadが利用されているのは定置網漁業の現場に於いてだ。具体的にどう使われているかというと、魚群探知機(以下、魚探)のモニターとしてである。定置網には魚探が施設されていて、その情報を3Gの通信モジュール経由でiPadに送信するというわけだ。網の中にどれくらい魚が入っているかという情報はほぼリアルタイムで確認できるので、仕事のあり方がこれまでとは変わってくると、網代漁業の代表取締役である泉澤宏氏は話す。「ユビキタス魚探」と呼ばれているこの魚探は、公立はこだて未来大学が中心となり、東京農業大学、株式会社光電製作所、日東製網株式会社、株式会社ゼニライトブイの2大学3社が共同で開発にあたっている。開発の中心メンバーである、公立はこだて未来大学 システム情報学部教授の和田雅昭氏によれば、以前にも沖合の定置網に取り付けた魚探の様子を無線機を利用して、陸の事務所などに設置した専用のモニターでチェックするというシステムは存在したが、それらは「昭和の機械」だったという。「昭和の機械」だという無線を使ったシステムは、日東製網の関根敏昭氏に伺ったところ平成10年あたりまでは製造が行われていたようである。しかし、これらの機器は海上にある魚探と、陸上に置いた専用モニターを1対1で結ぶものでしかなく、魚探の情報を入手したければ、モニターを据置した場所に出向かなければならなかった。網代漁業が取り入れた「ユビキタス魚探」は、前述の通り、3G回線を利用してデータが送信されてくるので、専用機でなく、iPadで情報のチェックがどこでもできる。魚探のデータ閲覧用には「定置網モニタ」というアプリが利用されている。このアプリ、現在はAdHoc配信の状態で、App Storeでの配布は行っていないが、「年内には公開したい(和田氏)」とのことだ。なお、同アプリは基本的にブラウザベースの仕様になっているので、iPad以外、iPhoneやその他の端末でも、情報量が一部制限されるが閲覧可能であるとのことである。すなわち、網代漁業の従業員は誰でもどこでも魚探の情報にアクセスできるというわけだ。仕事のあり方が変わるという話に戻すと、これまでこういった機器がなかった時代は「勘」に基づいて漁場に出ていたらしい。実際に網を引き上げると、魚があまり入っていないこともよくあったそうだ。時には漁獲高より、燃料費、人件費のほうが高くつくこともあったと、泉澤氏は苦笑まじりに説明する。しかしながら、「ユビキタス魚探」を導入したことで、そのような事態に陥らなくても済むようになるのである。網に魚が入っているかどうか、いつでもどこでもチェックできるので、状況に応じた的確な判断が下せるようになるのだ。5時間沖に出て作業しても、成果はあまりなかったという日があったとする、それが、漁獲が大してないのが分かっているから、その5時間を網の修理など別なことに使おうという発想の転換が起こるのである。反対に、大漁が見込まれる場合にも有用だ。獲れた魚が多い場合、その分、氷も多く船に積まなければならなく、また、一艘では積みきれないほどの水揚げ量になった場合、もう一艘出船しなければならなくなるのだが、このような時も、予め獲れそうな量が分かっていれば問題なく操業できるのである。かつては、その日、5トンなら5トン、翌日、1トンなら1トン、獲れた分だけ出荷していたが、現在ではその量も調整しているとのことだ。そもそも、定置網量では「金庫」と呼ばれる、かかった魚を生きたまま一時的に保存しておくことができるスペースがあり、それを利用することで出荷調整を行っていたが、「ユビキタス魚探」+iPadで、その管理もしやすくなったと泉澤氏は言う。このメリットは二つあって、一つは市場への供給量を調整することで値崩れを防ぐことができるようになるという点。二つ目は限りある水産資源を保護できるという点だ。持続可能な社会という観点から、特に後者の利点は大きいと言えよう。そして、取得した情報をデータベースとして機能させることも見込まれる。前述の無線+魚探のシステムでは、データが欲しいとなった場合、紙に出力していたため、資料として利用するのには検索性という面で今ひとつなところがあったが、iPadから過去の情報に瞬時にアクセスできるので、あの日あの時、どんな条件下でどんな魚がどれくらい獲れたかがすぐわかるようになる。さらに、これらのデバイスを全部合わせても、比較的低価格だとのことで、導入のハードルも低めになっている模様だ。和田氏によれば、研究ベースのものなので、量産しているわけではないということだが、同氏はかつて環境省が数千万かけて導入する海洋観測ブイを、10万円で開発したという実績がある。かなり機能を削ったことで、低予算でも実現できたそうだが(詳細は和田氏の著書『マリンITの出帆 - 舟に乗り、海に出た研究者のお話』(公立はこだて未来大学出版会)を参照して頂きたい)、漁業用で安価と言われる海洋観測ブイでも数百万円するという話なので、アイディアマンぶりにも相当なものがある。和田氏の談では、iPadは漁業の現場に良くマッチするとのことだ。まず、起動が早いので、パッと知りたい情報にアクセスできると評価している。また、漁船に搭載される機器の多くは基本的にスイッチのオン/オフだけで動くのだが、この簡単に操作できるという点も現場では好まれるだろうと評す。また、泉澤氏も「バッテリーが長時間もつ、あと軽くて携行にも便利」と、iPadを高く買っている様子である。泉澤氏は、航跡を記録できる「marine PLOTTER」の機能(このアプリも和田氏の研究チームが開発)を応用して、位置のズレた定置網を元に戻すのに利用できないだろうかと続け、販売担当者にも獲れた魚の情報を海上からサッと共有できれば、船からセリにかけられると、今後の展望についても語ってくれた。漁法や漁具もiPadを導入したことで新しいものが出てくるかもしれないと、期待を寄せている。とは言え、ここまで先進的な取り組みをしている漁業関係者は未だ多くない。進取の気性に富んだ人々が関わったからこその結果であろうことは想像に難くないだろう。加えて、比較的小さい規模の事業ゆえか、設備の採択もスムーズに進められたという印象がある。日東製網の金田耕平氏は、これまで経験がモノを言っていた側面は少なからずあると思うが、若い人たち(網代漁業の従業員の平均年齢は30代前半と若い)がこういったツールを使うことで、ベテランの領域に早く近づけるようになる可能性もある、と将来性について力説してくれた。熱海市網代はJRの伊東線が通っているのだが、実は比較的最近まで、駅周辺が3G圏外の地域であった。それが今回、取材で訪れたところ、各キャリアともにLTEが利用できるようになっていた。インフラの整備もまた、こういった事業にテクノロジーを導入する際、必要なファクターとなってくるのには違いない。取材に伺った日、網を起こすということで筆者は夜中の1時に起き、従業員の皆さんとともに網代港を出港した。この日はカマスが多く獲れたが、中には10kgクラスのヒラマサも入っていた。都内まで自動車で2時間程度ということもあって、網代漁業では、その日に獲れた魚をその日の内に築地市場に出荷しているという。地の利を活かし、新鮮なネタを提供しているというわけだ。網代漁業の魚は、東京・品川の「あじろ定置網」(Facebookページ)でも食すことができる。他にはないマニアックな魚が楽しめるということなので、お近くの方、興味のある方は、ぜひ一度、足を運んでみて欲しい。
2015年06月08日6月2日より、東京・新橋演舞場で三宅裕司率いる熱海五郎一座の最新作『爆笑ミステリー「プリティウーマンの勝手にボディガード」』が開幕。前日の6月1日にゲストの大地真央ほか、三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、Take2の東貴博・深沢邦之が会見に出席、同作への意気込みを語った。【チケット情報はこちら】熱海五郎一座は、2004年に伊東四朗が座長となり旗揚げした「伊東四朗一座」が始まり。しかし、2006年に伊東がスケジュールの都合でどうしても参加できず、三宅裕司が座長になり“伊東ならぬ熱海”、“四朗ならぬ五郎”で「熱海五郎一座」を旗揚げ。伊東四朗一座から数えると、今年で12年目を迎える人気舞台だ。昨年、新橋演舞場に初進出し、今年も同会場でゲストに大地真央を迎え、歌あり、ダンスあり、笑いありの推理劇を上演する。三宅は大地の起用について「大地さんのダンスや歌などカッコいい振る舞いと相反するところで、沢山ボケ倒してくれればその落差で面白いものが生まれると思い、声をかけさせていただきました。予想通り見事にボケ倒してくれているので、期待していただいて良いと思います」と太鼓判を押した。そのほかの出演陣も大地について「大地さんと一緒に舞台を立てるのが嬉しい。稽古中は大地さんが高級なお菓子を毎回差し入れてくれて、本当にお金持ちなんだなと思いました(笑)」(渡辺)。「先ほど、大地さんはカッコよさとの落差があって面白いと三宅さんがおっしゃってましたが、我々コメディアンは落差がないので、我々の方がハンデがあるんだなと気づきました(笑)」(ラサール)。「こんなに報道陣が集まってくれるのは、僕らが12年頑張ってきたからではなく、大地さんの人気だと思います(笑)」(小倉)とコメント。出演陣からの絶賛を受けた大地。同作の印象について聞かれると、「ボケるのが苦手で、シリアスな私としては・・・」と語り始め、すぐさま出演陣から「それがすでにボケです!」とツッコミが。出演者の息が合った様子が伺えた。続けて大地は「面白くて楽しい皆さんの中にいるのが、本当に幸せです。このお芝居はストーリーがしっかりしていて、とても面白い。そして毎日微調整が入るので、やる側としても適度な緊張感がある。色々な方に見ていただきたいお芝居ですね。私も客席で見たいぐらいです(笑)」と語った。同作の見所について、三宅は「見所とよく聞かれるんですが、台本作りの段階から、出演者全員が均等に目立つような内容にというのを考えています。なので、入れ替わり立ち替わり見せ場があるということで、全編が見所だと思います。ラストはホロッとくるような作りになっていますので、笑って笑って最後ちょっとグッときていただきたい。嫌なことを忘れて、次の日から頑張れるようなお芝居になっていますので、ぜひ劇場に足を運んでください」と語った。熱海五郎一座『爆笑ミステリー「プリティウーマンの勝手にボディガード」』は6月26日(金)まで、東京・新橋演舞場で上演。チケットは発売中。
2015年06月03日6月2日(火)より東京・新橋演舞場で上演される、三宅裕司率いる熱海五郎一座の最新作『爆笑ミステリー「プリティウーマンの勝手にボディガード」』。同作の制作発表が3月10日、都内で行なわれ、座長の三宅裕司ほか、ゲストの大地真央らが出席した。【チケット情報はこちら】熱海五郎一座は、2004年に伊東四朗が座長となり旗揚げした「伊東四朗一座」が始まり。しかし、2006年に伊東がスケジュールの都合でどうしても参加できず、三宅裕司が座長になり“伊東ならぬ熱海”、“四朗ならぬ五郎”で「熱海五郎一座」を旗揚げし、毎年、練り込まれた台本をしっかりと演じることで生まれる笑いを作りあげてきた。昨年、新橋演舞場に初進出し、今年も同会場でゲストに大地真央を迎え、歌あり、ダンスあり、笑いありの推理劇を上演する。伊東四朗一座から数えると、今年で12年目を迎える熱海五郎一座。三宅は「一座はみんな物凄く個性が強いし、自分の笑いを持っている。自由にやらせるとぐちゃぐちゃになるので、それを上手く抑えてひとつにまとめようとしたんですが、そのまとめる作業に10年かかりました(笑)。最近やっと熱海五郎一座の笑いができてきたかなと思っているので、今回は熱海五郎一座史上最高傑作ができる予感がしている」と自信のコメント。ゲスト出演を果たす大地に関しては「東京喜劇と言うのは格好いい所と不恰好なところの落差が大きいものだと思っている。その格好いい所を歌でも踊りでも演技でも全て持ち合わせているのが大地さん。あとこの間一緒にコントをやる機会があったんですが、実は凄く笑いが好きで、演技の随所に笑いを入れてきてくれる方なので、稽古が楽しみです」と語った。それを受けて大地は「こうして皆さんとお会いするのは初めてなんですが・・・今日で降板させていただこうかと(笑)」と冗談で返すと、会場は大きな笑いに包まれ、登壇者からは一斉にツッコミが。続けて大地は「これまでコメディタッチの舞台に出演することはあったんですが、“東京喜劇”と謳っているものに出演するというのは初めて。そこに入っていくのは凄く勇気がいったんですが、同時に凄く楽しみだなと。出演者の皆さんは個性が強い方ばかりで稽古がどうなるか不安ですが、もう腹を括りました!(笑)」と出演の経緯を説明。「皆さんがどういう風にお芝居をつくって行くのかなど、一観客になりながら刺激を受けて最高のお芝居を作っていきたい。一座でひと筋縄では行かない皆さんを調教してきた三宅さんに私も調教していただこうかと思います」と意気込んだ。熱海五郎一座『爆笑ミステリー「プリティウーマンの勝手にボディガード」』は6月2日(火)から26日(金)まで、東京・新橋演舞場で上演。チケットの一般発売は3月25日(水)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、ぴあでは先行先着プリセールを実施中。受付は3月24日(火)午後11時59分まで。ぴあの先行期間中のみ、桟敷席はプログラム付にて販売。
2015年03月12日忙しくて、なかなか長い休暇を取るヒマがない…、女子同士でゆっくりと日常の疲れを癒したい…、週末、とっておきのひとときを彼と過ごしたい…、そんな人におすすめしたいのが、ここ数年開発が進んでいる場所、熱海にある「星野リゾート リゾナーレ熱海」。東京から新幹線で約45分と、通勤時間ほどの距離なのにリゾート気分が味わえると、若いカップルから家族連れ、年配夫婦に大人気の、今いちばんホットな宿泊施設なのです。実際に私が行ってみて、大人が1泊2日でバカンス気分を満喫できるプランをご紹介します。旅行って、乗車時間が長いとそれだけで疲れることがありますよね。でも、熱海の魅力はなんといっても新幹線に乗ったと思ったらあっという間に到着するところ。気力も体力も、パワー全開のまま旅のスタートを切れるのが嬉しい!熱海駅から無料送迎バスに乗って約15分。高台にあるそのホテルは、「白」と「青」を基調としていて、まさにマリンなイメージ。そして、なんと全室オーシャンビューという贅沢さ。広々とした大きな窓から熱海の海が一望できて、これだけで癒されます。まず、熱海といえば温泉!こちらの温泉「明星の湯」は、39度〜40度の少しぬるめの温度設定。なぜかというと、大浴場から広がる海と空が一体化した景色を楽しむためなのだそう。お天気の日は、真鶴半島、横浜、千葉県の房総半島を望む事ができ、夜は熱海の夜景を楽しめます。大きく開け放たれた窓からは、涼やかな海風が入ってきてまさに極楽気分。泉質は「塩化物泉」で、ぬるくてもカラダの芯から温まることができます。それに、湯上がりはお肌がツルツルになるのもビックリ。顔がツヤやかになって、ほんのりバラ色の頬になるので、メイクがいらないほど! 温泉で日常の疲れを癒したら、人気の「Books&Cafe」でひと息。こちらも、ガラス張りの窓から海が一望でき、お茶を飲みながらセレクトされた本を好きなだけ読むことができます。カルチャー系からお料理本、絵本まで豊富に揃っていて、思わず夢中になって長居してしまうはず! 次におすすめしたいのが、「リゾナーレ熱海」の名物でもあるツリーハウスでのひととき。森の中にある、まるで童話に出てくるような木の家で本を読んだり、深煎りのオリジナルコーヒーを飲んだり、友人にポストカードを書いたり。完全貸し切りの予約制なので、プライベート気分が味わえます。とくに、夕方はロマンティック雰囲気なのでカップルにおすすめ。ディナーは、「スタジオビュッフェもぐもぐ」へ。こちらでは、新鮮な海の幸や様々な食材を使ったお料理が豊富に楽しめます。お刺身、ステーキ、ケーキもすべてビュッフェ形式で、目移りしてしまうほどバラエティ豊か。それに、すべてが美味しい! 子供から大人までが楽しめるメニュー展開になっています。しっとりとした大人の時間を過ごしたいなら、「和食ダイニング 花火」へ。こちらでは、旬の食材を会席料理でいただくことができます。そして、夜の大切な時間は「BAR LUCE LUCE」で。長いカウンターの前に広がるのは、熱海の壮大な海と夜景。お気に入りのお酒を飲みながら、夜景の光、海に浮かぶ月の光、七色のろうそくの光の中で、大切な人と特別なひとときを過ごして。また、大人の癒し旅を満喫するために、ぜひ行きたいのが館内にあるスパ「La terra SPA」。好みの香りのアロマオイルと温泉水を使ったトリートメントを受けることができます。こちらでは、身体も心も解きほぐすリラクゼーションを目的としたメソッドが特徴。ゆったりとしたタッチのマッサージで全身を優しく緩めていき、日頃溜まった疲れをスッキリと取り去ってくれます。男性用のメニューもあるので、彼と一緒に予約しても◎。ここに書いた以外にも、プールや森林浴ストレッチ、珈琲講座、フルーツ狩りなど、季節ごとのアクティビティも盛りだくさん!1泊2日で、癒されながら存分に楽しめます。ぜひ、大人のバカンスで、思い出に残る時を刻んできてください。星野リゾート リゾナーレ熱海 公式サイト
2014年08月06日プレママ必見のご褒美ステイ!「星野リゾート リゾナーレ 熱海」マタニティプラン体験レポートの後編は、星野リゾート リゾナーレが展開する「La terra SPA」のマタニティ専用スパトリートメントやオプションプランをご紹介する。■プレママのためのマタニティ専用スパ「ベッラ・マンマ~きれいなママ~」を体験一段とデリケートになるマタニティには、食事をはじめ、日々の行動になにかと制限が付く。好きな食べ物や日常のなかで楽しみにしていることができないストレスを抱えるプレママも多く、急速に変化する身体の負担などで、ストレスや疲れがたまりがちだ。そんなプレママにぜひ体験して欲しいのが、マタニティ専用のスパトリートメント。妊娠20週目以降の経過が良好な人に限るが、妊娠中でも安心して施術を受けられるように、赤ちゃんとママの身体に安心・安全な植物由来のオイルを用意したトリートメントで、フェイシャル&デコルテ、フットのケアのトリートメントをみっちり70分施術。前後にフットバスやクレンジング、施術後のハーブティータイムなどを含めてトータルで110分の大満足なメニューとなっている。腰に負担のかからないリクライニングベッドで身も心も解放されるひとときに身を任せることで、疲労回復、美肌効果、そしてメンタル面でのリフレッシュ効果が得られ、ママがリラックスすることでおなかの赤ちゃんの発育にとっても良い影響をもたらしてくれるはずだ。ちなみに、マタニティが終わって、出産後の授乳中のママ向けのメニュー「マンマ・ドルチェ~やさしいママ」(施術70分、トータル110分、15,000円)のコースもあるので、出産後もぜひ訪れて育児の疲れを癒したい。■安産のためのしなやかな身体をつくるマタニティ操体妊娠中は安静にといっても軽い運動を習慣づけることは、出産にそなえて大切なこと。「マタニティ操体」という言葉をご存じだろうか。それは安全で気持ちが良く、洗練された身体のバランス調整法のこと。「マタニティ操体」では、スタッフの指導のもとで、妊婦さん自身の力でバランスの良い身体へと整えていくための運動を行う。臨月までの間に、この操体法を実践することで、安産になったという人も話も多く聞かれ、身体の歪み改善や、増加する体重と退治を支える身体づくり、スムーズなお産、腰痛の改善などプレママが抱えるトラブルに効果があるとされている。出産を迎える日までの身体づくりにぜひ体験してみてはいかが?■自然体な家族の姿を記録に残すマタニティフォトブリトニースピアーズやデミ・ムーアのマタニティ姿が話題になったように、海外セレブをはじめ、最近では国内でも美しい妊婦姿を披露するモデルやタレントも多く、一生に一度の貴重なこの時期をきれいな写真として記念に残しておきたいと思うプレママが増加中だ。都内にはマタニティ専用のスタジオもたくさんオープンしているが、慣れないスタジオでの撮影はどうしても緊張してしまうという人も多いのでは?リゾナーレ熱海では、マタニティウェルカムプランでは、お部屋にプロのカメラマンが来て撮影してくれるマタニティフォトのオプションを用意している。日常を離れてくつろいだ気持ちになったところで、自然体で赤ちゃんとはじめての記念撮影。ここならお腹を出したポーズにもトライできそう!■出産後の家族旅行プランを立てよう。乳幼児連れでも気兼ねなく訪れることができる「リゾナーレ熱海」なら、出産後も家族で旅行計画を立てやすい。0歳~1歳半のお子様を持つファミリーを対象に、家族で楽しめるご褒美旅プランも用意されている。ママがスパを受けている間に、パパと赤ちゃんはベビーマッサージのアクティビティに参加したり、赤ちゃんが寝ている間に、BARで夫婦二人だけの時間を楽しんだり、家族3人でBooks&Cafeでくつろいだり、様々な組み合わせで旅行を満喫できるそうだ。■3月10日に新施設登場!ツリーハウス&樹上アスレッチ「森の空中基地くすくす」そして3月10日には、敷地内に、ツリーハウスや樹上アスレチックなどを有した森「森の空中基地くすくす」がオープンとなる。樹齢約350年にもなる楠の上に創るツリーハウスを中心として、子どもから大人まで楽しめる森が誕生し、アクティビティとして「樹上ピクニック」の軽食などが提供される。今後もファミリー向けアクティビティがぞくぞくと登場して飽きることがなさそうだ。出産・育児は、喜びも苦労も同時にやってくるような一大事業。そんな節目を迎えるプレママたちにとって、短いマタニティに体験した一生もののメモリアルな出来事は、きっとその後の日々の中でも何度となく思い起こされ、その度にファミリーの絆を強めてくれるものになるはずだ。マタニティの思い出づくりとともに、将来の家族旅行の下見も兼ねて、足を運んでみてはいかがだろうか。(text:Miwa Ogata)
2014年03月20日春夏秋冬、四季折々に開催されている「熱海海上花火大会」。今開催が2012年最後のものとなる。打ち上げ時間は20時20分~20時45分で、サンビーチ海水浴場から熱海港までの海岸線一帯などが観覧場所となる。ちなみに熱海駅からサンビーチ海水浴場までは徒歩約15分。熱海の花火の大きな特徴は2つ。フィナーレを飾る「大空中ナイアガラ」と「打ち上げ会場」。毎開催フィナーレを飾る「大空中ナイアガラ」は、仕掛け花火ではなく、会場全体からスターマインが打上げられる。銀色の花火が夜空を埋め尽くし、真昼のように明るく輝くのが特徴だ。また、会場である熱海湾は花火業者も絶賛するほどの絶好のロケーション。3面を山に囲まれた「すり鉢」状の地形のため、海で上げる花火の音が反響し、大きなスタジアムのような音響効果がある。親水公園など、海の近くで観覧すると、大きな花火や「大空中ナイアガラ」は、空気の振動を身体で感じることができる。当日は、この会場の特徴を最大限に生かした構成で、熱海ならではの花火大会となる予定だ。なお、熱海市観光協会では、当日、市内駐車場は混雑が予想されるため、JRなどの公共交通機関の利用を呼びかけている。また、親水公園第一工区は場所取り禁止で、シート等で場所取りしている場合、撤去・没収されるので注意。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日静岡県熱海市とぐるなびはこのほど、かつて新婚旅行で熱海を訪れた夫婦またはその家族を対象に、熱海市に宿泊するツアーをプレゼントするキャンペーンを開始した。かつて新婚旅行のメッカといわれた熱海をもう一度夫婦で旅行し、夫婦の絆を深めてもらうことを目的としている。同企画は、夫婦の絆を豊かにするため結婚記念日を祝おうという「ブライダルデー」の取り組みの1つ。ブライダルデー推進室を運営するぐるなびと熱海市が共同で企画し、抽選で22組44名の夫婦にツアーをプレゼントする。ツアーには、1月22日~23日の熱海後楽園ホテルの宿泊(2食付)と、熱海市観光課職員の案内による市内観光名所めぐり(熱海梅園、来宮神社、糸川あたみ桜、お宮の松)が含まれる。応募資格は新婚旅行で熱海を訪れた夫婦またはその家族で、両親や祖父母が熱海に新婚旅行で訪れた夫婦も応募可能。応募用紙は熱海市及びブライダルデーホームページからダウンロードし、必要事項を記入し、郵送またはメールで申し込み。応募締め切りは12月14日の到着分まで。当選発表は12月25日、熱海市及びブライダルデーホームページで公表し、当選者にも通知する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日熱海市観光協会は10月13日、14日、池袋の街コン「池コン」の主催団体である元気UPプロジェクトとの共催で、「旅コン熱海」を開催する。同イベントは、熱海市では初となる300人規模の街コン。市内のゴミ清掃活動を行いながら観光名所を巡るイベントが行われるなど、街コンと観光を一気に楽しめる内容となっている。当日は、共通の色のリストバンドと参加店が記載されたMAPを受け取り、一緒に申し込みをした同性2名でダイニング、バー、大衆居酒屋、イタリアンなどの飲食店を移動する。イベント中は何店舗でも自由に移動可能。イベント終了後は希望者によるアフターパーティー、翌日には市内観光施設で「新鮮海鮮浜焼き大会」などのイベントを開催する予定となっている。また、参加者限定特典として、熱海市内のホテルや旅館に最低価格6,000円から(男性は7,000円から)宿泊が可能。熱海の観光名所のほとんどが半額で利用できるクーポンもプレゼントするとのこと。■「旅コン熱海」詳細・開催時間:13日 13:00から18:00(18:20から希望者によるアフターパーティーあり。参加費別途)、14日目 11:00から14:00・開催場所:静岡県熱海市(JR熱海駅にて下車)、市内飲食店舗10店、観光施設・募集人数:300人(男性150人、女性150人。定員になり次第終了)・申込単位:2名単位の同性グループで申し込み(1名での参加は不可)・参加条件:20歳以上39歳以下・参加費用:男性6,500円、女性4,000円(宿泊代は別途)・応募方法:オフィシャルサイトから応募【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日三宅裕司率いる熱海五郎一座の最新作『落語日本花吹雪~出囃子は殺しのブルース~』が、6月15日に東京・サンシャイン劇場にて初日を迎えた。熱海五郎一座のチケット情報東京の喜劇“軽演劇”の継承を旗印に、第一線で活躍する喜劇人たちによる公演を重ねている熱海五郎一座。今回は座長・三宅にとって実に1年ぶりの舞台復帰作でもある。昨年、椎間板ヘルニアの手術を行い、その後リハビリに取り組んでいた三宅は、震災被災地の人々の前向きな姿に励まされたという。そんな姿を見て日本人の良さを描きたいと感じ、素材として浮上したのが今回のテーマ落語だった。座付作家・妹尾匡夫が手がけた物語は、古典落語重視の三遊亭円高(ラサール石井)一派と、新作落語志向の桂飯丸(三宅)一派の対立を軸に進む。高座中の円高師匠に声の異変が起こり、飯丸たちに疑いがかかるのだ。とはいえサスペンス色はほどほどに、冒頭から笑いどころは満載。円高扮するラサールとその息子円安を演じる東貴博が実生活で新婚となることから、嫁自慢トークが繰り広げられ、プライベートなネタも笑いに変えていた。三宅扮する飯丸と、その弟子・五穀米(小倉久寛)がボケとツッコミを応酬し始めると、50から60代の男性客が多い客席から爆笑する声が聞こえ、早くも最高潮に。その波に乗るように、ノリのいい社長役の渡辺正行、落語音痴の刑事役の春風亭昇太が、クセのあるキャラクターをコミカルにみせる。また、ミステリアスな美女役を演歌歌手としても活躍している林あさ美が演じ、劇中に華を添えていた。三宅は病気後初の殺陣も披露し、完全復活ぶりをアピール。圧巻は、渡辺・東・小倉・ラサール・三宅の5人によるリレー形式の落語。それぞれの持ち味を生かしつつ、回り舞台を駆使して次の話し手に繋ぐ様は、ひとり語りの落語とは違う魅力に溢れていた。最後は林の華やかな歌謡ショーでフィナーレとなった。3度に及ぶカーテンコールに、一座を待ちかねた観客の満足感が見てとれた。明治大学落語研究会の先輩・三宅の苦労に渡辺が思わず涙すれば、それを小倉が瞬時に緩やかな笑いへと変える。公演は7月1日(日)まで同劇場にて上演。その後、7月13日(金)に一座初の宮城公演として、東京エレクトロンホール宮城で上演される。チケットは発売中。取材・文:山上裕子
2012年06月18日静岡県熱海市は、人口減少に歯止めをかけることを最重要課題の一つととらえ、「熱海移住・交流促進」プロジェクトを開始。第一弾として、熱海で暮らす魅力を首都圏に向けて情報発信するための新Webサイト、「熱海時間」を公開した。サイトコンセプトは、「熱海という選択」。熱海で暮らす魅力とライフスタイルを情報発信し、「熱海に住む」という選択肢を提案する。実際に首都圏から移住した人から見た熱海の魅力は、旅行雑誌には載っていないものばかり。約1万件もの別荘を擁する熱海だが、その多くは東京都や神奈川県など首都圏在住者の所有。さらに、熱海市の就業状況を見てみると、市域外への通勤などによる流出3,945人のうち、その半数以上が東京や神奈川などへの通勤となっている。熱海に暮らし首都圏へ通勤・通学している人が語る「ONとOFF」、住民が紹介するお気に入りなど、実践的な情報をたっぷり用意。首都圏と密接な関係を持つ街である熱海の、移住地としての魅力を伝えるサイトだ。詳細は「熱海時間」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月21日2月23日、株式会社ぐるなびと静岡県熱海市が、「熱海市活性化に関するパートナーシップ協定」締結式を開催した。現在、駅前再開発を伴う大規模リニューアルを展開中の同市は、各種リニューアル事業に着手している。その一環として、全国的にも認知されているぐるなびとタッグを組むことで、市内の飲食店情報を発信して、同市への観光客を増やす目論見だ。温泉地としての長い歴史を持つ同市には、かつてこの地に保養に訪れた文人、別荘を構えた著名人に愛された名店も多い。そうした“ストーリー”も含めて、熱海の食文化をアピールするためにも、「食」を切り口としたインバウンド事業に貢献したことが評価され、観光庁から「YOKOSO! JAPAN大使」に任命された滝久雄氏が会長を務めるぐるなびは、パートナーに最適だと考えたという。これを受けて滝会長は、「熱海で街コン(=市内の飲食店も協力するコンパ)を開催するのもおもしろい」、「中国人観光客の誘致にもつなげていきたい」と、ウェブサイト上での紹介にとどまらない協力方法を提案。手始めに、ぐるなびから生まれた旅行グルメサイト「ぐるたび」に熱海特集ページを作成して、同ページを中国語・韓国語・英語に翻訳したページも開設することを約束した。これはぐるたびにとっても初めての試み。東日本大震災を受けて、国内全般の外国人観光客が減少したことは事実。今回、翻訳ページを作成することで、外国人観光客誘致にどれほどの結果が出るのかに注目したい。国内を見渡せば、ご当地グルメのイベントであるB-1グランプリなど、町おこしをテーマにして成功した例もある。今回の「食」を切り口としたインバウンド事業は、国際的な町おこしとしての注目も集まるに違いない。また、締結式終了後は、マスコミ各社を招いての懇親会を開催。取材陣一同が、ぐるなび・熱海市が自信を持ってすすめるレストラン3店舗に招待された。●中華飯店 大一樓(ダイイチロウ)まず1軒目は、「中華飯店 大一樓」。昭和32年創業の同店では、海に面した熱海ゆえの新鮮な海鮮物や地の物をふんだんに採り入れた独創的な中華料理を味わうことができる。お店自慢のメニューは、ゆで海老(1尾250円)、石焼煮込み麺(940円)など。店内でも食すことができる揚げワンタン(420円)はおみやげ用(12枚入)の用意もあり、購入して帰る人も多いのだという。●焼肉秘苑続く2軒目は、「焼肉 秘苑」。宮崎牛、佐賀牛、富士山牛といった厳選した国産銘柄牛を、重厚な空気に満ちた空間でゆったりといただくことができる同店には、全国から通い続けるファンが多数いるという。お店イチオシのメニューは、特選ざぶとんカルビ(3,900円)。伊豆のワサビ、レモン、おろしポン酢といった調味料にもこだわった逸品だ。また、店主が考案したふわふわ玉子の石焼ビビンパ(1,580円)も常連からの支持が高い。●RESTAURANT スコット本店軒目は、「RESTAURANT スコット本店」。谷崎潤一郎や志賀直也に愛されたことで知られる同店は、昭和21年創業の老舗。看板メニューのビーフシチュー(2,835円)に使用されているデミグラスソースは、伝統の製法をベースに改良を重ねた匠の味。また、同ソースを楽しめるタンシチュー(3,675円)他、アワビのコキュール(3,045円)なども人気が高い。レストラン視察後は、熱海商工会議所にて、同商工会議所が立ち上げた熱海ブランド事業「ATAMI COLLECTION A-PLUS」(の説明が行われた。2012年1月に始動した同事業では、世界的ソムリエの田崎真也さんらが審査して選んだ商品を熱海名物として全国に発信。ウェブサイト上でも、この地に縁のある文人墨客に食されてきた歴史をもつ商品、選び抜いた良質な原材料を用いて開発された商品など全28点が紹介されている。この日、取材陣に紹介された中華飯店 大一樓の揚げワンタンの他、「株式会社釜鶴」が販売する伊勢海老ひもの(4,200円~)など、熱海ならではのユニークな商品を揃え、観光客に熱海の食を楽しんでもらう狙い。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月06日熱海というと思い浮かべるのは、海、山、温泉……。観光の魅力にあふれた街だが、「おいしいもの」の宝庫であることがあまり知られていない。2月23日、熱海市は、熱海の食の魅力をもっと世の中に広く知ってもらう機会を作ろうと、飲食店情報検索サイトの最大手「ぐるなび」とパートナーシップ協定を結んだ。ぐるなび会長の滝久雄氏は、食を切り口としたインバウンド事業に貢献したとして「YOKOSO! JAPAN大使」にも任命されており、さらに、熱海とはパブリックアート普及のためのステンドグラス工房を持っているという縁もある。また、ぐるなびは全国の食・旅情報を網羅。「マルシェ・ジャポン」の事務局として、地方生産者と消費者をつないでいる実績はご存知の通り。では、実際に熱海の食の魅力とはなんなのだろう。まず思い浮かべるのは、海の幸、山の幸。しかし、それだけではない。熱海という古の観光地を愛した文人、政治家、俳優女優、セレブたち……。舌の肥えた人々が熱海を訪れることで、飲食店自体のレベルが非常に高くなっているのだ。また、飲食店の数も、人口に対する飲食店の割合が全国平均の5倍。切磋琢磨した、総合的にレベルの高い食の町といえる。その一例をご紹介したい。まず、アイディア料理をつぎつぎと生み出している中華料理屋「中華飯店 大一樓」。創業は昭和32年。一番の名物は「揚げワンタン」だ。サクッと揚げた皮に、暖かな甘酢をつけていただくもので、全国発送もおこなっており、熱海名物のひとつ。今や進化を遂げ、カレーソースやフルーツサラダのソースなどのアレンジメニューもあり、アイスクリームにつけるのもオススメだという。また、麺に胡椒を練り込んだこしょうそば、極太麺を使った煮込みそばやあんかけチャーハンなど、オリジナリティにあふれたメニューが注目の的だ。その店名の通り、数々の有名人の隠れ家として愛されているのは焼き肉店の「秘苑」。お肉のおすすめはザブトン。それまで脚光をあびることがなかった部位に注目し、日本で初めてメニュー化したといわれている。しかも、ザブトンの中心の「マクラ」という甘い部分だけを使った贅沢な焼き肉だ。ミネラルが豊富なイギリスの結晶塩「マルドン」がふられていてそれだけでもおいしいが、熱海のポンカンを使ったおろしポン酢、伊豆の本わさびと、味付けにも熱海の魅力があふれている。さらに大人気なのが「ふわふわ玉子の石焼きビビンバ」。伝統的な方法で作られたチョンジュビビンバの上に、寿雀卵というコクのある卵を泡立ててたっぷりのせ、ふわっふわに蒸し焼きにしたもの。優しい卵を混ぜながらいただくビビンバは、必ずリピーターになってしまう味わいだ。熱海の飲める温泉水で漬けるというさっぱりとした白菜キムチなど、サイドメニューにも魅力がいっぱいの一店だ。最後に、熱海レストランの代名詞ともいえる老舗洋食店「スコット」。谷崎潤一郎、志賀直哉などなど名だたる文人が愛したレストランとして知られている。先代シェフが東京出身でホテルで修業をしていたため、話も味のセンスも合う、と熱海文人たちの間で評判になったのだそう。また、旅館に長く宿泊している人たちが魚料理以外のものを食べたくて、と訪れることも多かったそう。1週間かけてソースを仕込むビーフシチューやあわびのコキュールは、ほかではいただけない、熱海名物。さて、熱海にはおいしいお土産も充実している。熱海市では「ATAMI COLLECTION A-PLUS」として、熱海ブランドを発信。ソムリエの田崎真也氏を特別審査委員に迎え、28点のお土産ものを認定した。老舗の和菓子あり、魚介を使ったお惣菜「イカメンチ」、干物専門店の「伊勢海老干物」や自家製アンチョビ、梅干しなどなど上質な食のお土産が揃っている。リニューアル中の熱海駅にもショップが完成したばかりなので便利。温泉、観光だけじゃない熱海。知れば知るほど「食べたい」熱海になってくる。しかも、情報はぐるなびからリアルタイムに発信。“今の熱海”情報を手に、今度のお休みは東京から1時間以内の非日常へ。参考サイト: ぐるなび
2012年03月04日星野リゾートが提案する"大人のためのファミリーリゾート"「リゾナーレ」。これは、子どもたちだけでなく、大人がホテルとしてちゃんと落ち着いて楽しめるというコンセプトだ。日頃忙しい大人の女性たちが、家族でも、カップルでも、友達同士でも、贅沢にゆったりと休日を過ごせるためにありとあらゆるサービスを展開する。現在全国に展開中の「リゾナーレ」だが、ニューフェイスといえば12月にオープンしたばかりの「リゾナーレ熱海」。ここから見渡せる相模湾は、全国的に珍しい通年の花火大会が行われる場所で、ロビーやゲストルームから一年中花火を楽しむことができる。デザイナーを務めた「クライン・ダイサム・アーキテクツ」は目の前の青い海と鮮やかな花火の色彩を基調とし、いるだけでワクワクする、ホテルの新しいイメージを作り上げた。「青のイメージ」はパブリックスペースだけでなくゲストルームにも取り入れられている。すべての部屋がオーシャンビューなのはもちろんのこと、テラスタイプやビューバスタイプなどどの部屋も広く、まるで海の中にいるような爽やかな印象。広さ65平方メートルのスーペリアビュールームは最大4名収容。ひとつ上のデラックスルームは75平方メートルだ。さらにビューバスデラックスルームは80平方メートルで、バスルームから相模湾を見下ろすことができる贅沢な部屋だ。鮮やかな色彩とゆったりとして異国情緒溢れるインテリアで非日常を堪能できる別世界だ。楽しめるアクティビティは豊富。「海上釣堀&ランチツアー」は、釣った魚をランチ用に料理するところまで楽しめるツアー。相模湾と富士山を一緒に眺める、「絶景富士山パラグライダー体験」はタンデム式で空に飛び立つことができる。富士山を眺めながら静岡県の名産でもあるいちご狩りもはずせない。もし雨が降っても、館内では木材や貝殻を使ったネイチャークラフト作り、貝殻でオーナメントを作るシェルアート、ステンドグラス作り、研磨剤でガラスに模様をつけるサンドブラスト作り、シルバーアクセサリー作りなど、楽しめるアクティビティも多く、思い出を持って帰ることもできる。さて、やはり楽しみなのは食事だろう。メインダイニングは「スタジオブッフェ もぐもぐ」。こちらもダイニングとしては珍しい青が基調で、海のイメージが広がる空間だ。熱海自慢の海の幸、地場の食材の美しい料理が並び、迷ってしまうほどのバリエーション。鉄板焼き、パスタ、天ぷらはシェフが面の前で仕上げてくれるパフォーマンスキッチンで、アツアツを好きなだけいただける。落ち着いて和食を楽しみたい人には「和食 ダイニング花火」へ。コンセプトは「二十四色の会席」で、花火のように色鮮やかに、身体のためにもさまざまな食材を食べられる、というバラエティ豊かなコースは、食材に恵まれた熱海ならではといえるかもしれない。温泉処だけにうれしいのは「ビールバー ゴクゴクBAR」。到着してすぐに、湯上りに、お食事前後に、と、ビールを飲んでひと心地つくのが旅の醍醐味という人も多いかもしれない。ここには国内外のビールが約20種揃っていて、熱海の景色を眺めながら喉を潤せる。特に女性が待ち遠しいのはスパだろう。コンサルテーションによって体調や好みに合わせたエッセンシャルオイルを使用し、アロマの香りでリラックスしながら疲れた個所をほぐしてくれる。熱海オリジナルとしては、マンダリンオレンジでビタミンをたっぷりと含んだジェルマスクのフェイシャル&ボディトリートメント「テンポ・アランチャート」。背中の血流とリンパの流れを整えたあと、フェイシャルトリートメントを行うので肌はみずみずしく、いきいきする。「オンダ・ビアンカ」では、ミネラル豊富な海水のジェルマスク。海水のミネラルをゆっくりと浸透させると、肌の保湿効果が高まり、透明感のある肌に仕上げてくれる。ほかにも海藻を使って温めるパックなど、海のパワーを思わせるトリートメントメニューが多く揃っている。最後に、温泉「明星の湯」は、全面ガラス張りの浴室で、もちろん壮大なオーシャンビュー。街並みも眺められ、夜は夜景がまばゆいばかり。花火のあがる日なら、湯船に浸かったまま眺めることができるというのもうれしい。これからの季節なら4万4000平方メートルある「熱海梅園」での"梅見"や、パワースポットとしても名高い「来宮神社」、日本美術の名品を集めた「MOA美術館」など見所も多い熱海。首都圏から40分ほどというアクセスの良さで仕事帰りにふらりと訪れることもできる。現在はオープンを記念し、スイートへのアップグレードや特別な鮑の踊り焼き付き和食会席プランなども展開中。まずは一度訪れてみたいリゾートだ。お問い合わせ: 星野リゾート リゾナーレ熱海 取材/北條芽以
2012年01月06日12月21日、「星野リゾート リゾナーレ 熱海」が誕生した。コンセプトは「大人のためのファミリーリゾート」。高台から駿河湾を見下ろせる絶景と良質な温泉、そして工夫を凝らしたアクティビティと、子どもはもちろんパパやママも満足できるデザインホテルだ。熱海駅から送迎バスに揺られること約15分。高台に建つホテルのロビーに一歩足を踏み入れると、目に飛び込むのは鮮やかなブルーの空間。下の階とあわせ2フロア吹き抜け、高さ約7mのガラス窓の外に紺碧の海が広がり、イームズのスワンチェアやアントチェアをはじめ、ロビーのインテリアも深い青で統一。この清々しく、開放的な雰囲気に、リゾート気分がいっきに高まる。次いで目を奪われるのが吹き抜けの壁をいっぱいに使ったウォールクライミング、「親子の北壁」。高さ・幅ともに6,5mというビッグスケールで、親子いっしょにボルタリングの醍醐味を味わえる。スタッフが指導してくれるので、初心者でも安心してチャレンジできるのもうれしいかぎり。この「親子の北壁」をはじめ、ファミリーが満喫できる施設が大充実。「親子の北壁」の手前に広がる「BOOKS&CAFÉ」には、ベビーから大人までを対象にした約1000冊の本がずらりと並び、貝殻を使った「シェルアート」やモビールやキーホルダーを作れる「親子でネイチャークラフト」といった体験も可能(有料)。ボールプールを備えた「キッズルーム」や屋内温水プールもあるので、雨の日でも楽しく過ごせそうだ。圧巻なのは、キッズアクティビティクラブ「GAO」。海上生けすで海釣りをした後、釣った魚を調理して味わう「海上釣り堀&ランチツアー」や雄大な気分に浸れる「空へ一歩飛び出そう! 絶景パラグライダー体験」、「いちご狩りツアー」など、自然を堪能できるプログラムが用意されている。レストランは、しっとりした雰囲気の和食ダイニング「花火」と気軽に利用できるスタジオビュッフェ「もぐもぐ」の2カ所。「花火」で贅を尽くした会席料理を味わうのも良いけれど、小さな子供を連れたファミリーなら、ぜひ「もぐもぐ」へ。地元で獲れた海の幸と新鮮な伊豆野菜を中心に、和洋中とメニューが豊富で、子供が好きな海老フライやハンバーグ、チキンライスをそろえた「キッズビュッフェコーナー」もあって、大人も子供も大満足。中でもファミリーにうれしいのが「キッズキッチンスタジアム」でのシェフ体験。コックコートを身に付けた子供たちが、パパとママのためにデザート作りに挑戦できるという「リゾナーレ 熱海」ならではのサービスだ。子供たちがコックコートを身につけ奮闘している間、パパとママはゆっくりと食事を楽しむのも良し、我が子の晴れ姿をカメラに収めるのも良し。きっと忘れられない体験になるはず!客室は全8タイプ。広さは最低でも65㎡以上で、全室和室付き。エントランスで靴を脱ぐスタイルなので、ハイハイ赤ちゃんでも安心して利用できるのも魅力。離乳食やミルク作りに便利な簡易キッチンに調乳用ポットやベビー食器、オムツ専用ゴミ箱に補助便座、ベビーバスチェアなどお役立ちグッズを備えた「ベビースイートルーム」も2室ある。しかも、全室オーシャンビュー! 一年を通して開催されている熱海名物の海上花火を目の前で堪能できるのは、このロケーションだからこそ。お風呂から海を望めるビューバススイートや、開放感あふれるテラスがついた「コーナーテラス」に「テラススイート」もあるので、目的に応じて使い分けるのも楽しそう。たっぷり遊んだ後は、開放感あふれる温泉大浴場へ。良質なお湯とともに窓の外に広がる雄大な景色にも癒されるはず。首都圏から東海道新幹線で約40分。気軽に行けて、充実感たっぷりの魅力的なリゾートだ。リゾナーレ 熱海場所:静岡県熱海市水口町2-13-1客室数:全76室施設:BOOKS&CAFE、スパ、男女別大浴場各1カ所、レストラン、バー、屋内プール料金:大人2名1室利用1泊2食付でひとり¥18,000~。4歳~6歳未就学児満で寝具不要の場合は料金不要(朝食¥1,000、夕食¥1,500は別途要)、同寝具・食事付は大人料金の50%、小学生は大人料金の70%。1泊朝食付きプラン、ベビースイート利用の1泊2食付プランなどもある。予約・お問い合わせ:TEL050・3786-0055取材/村上早苗
2011年12月28日