タレントの川崎希が22日に自身のアメブロを更新。物価が高い国で値段を見ずに買い物した結果に驚いた日のエピソードをつづった。家族で世界一周旅行中の川崎は、この日スイスに到着したことを報告。「空気が綺麗すぎてスイスの空気で最高に幸せ 癒される」と述べ、景色の写真などを公開した。続けて「スイスの物価はやばい!!」というタイトルでブログを更新し「コンビニ的な場所で値段見ずにお会計して」とポテトチップス『プリングルズ』の『サワークリーム&オニオン』を購入したことを説明。「買った後に、そういえばいくらだったかな?と計算してみたらびっくり!!」「1200円以上」と金額について明かした。また「コーラの500mlペットボトルは800円ちょっと」と述べ「物価が日本の3~4倍はしてるよ」と驚いた様子でコメント。「日本のコンビニ感覚で軽くふらっと買い物したのを後悔した」といい「いままで旅行した国でダントツに物価高い とにかくどれも高いよ~」とつづった。
2024年07月22日「これまで激しい物価高のなかでも、米の価格は長年安定していました。2020年の価格を100とした消費者物価指数も、昨年5月ごろまで『米類』は95未満で推移していましたが、昨年後半から急上昇。今年5月の指数は103.9、昨年同月比9.5%増という高騰になっています」(経済部記者)JAグループなどが卸売業者に販売した米の取引価格も12%上昇。今後も、米の価格は上がっていく見込みだという。その理由を、小池精米店(東京都渋谷区)の3代目店主、小池理雄さんはこう話す。「需要と供給のバランスが崩れていることが、大きな要因です。昨夏は酷暑だったことに加え、梅雨がなく水不足で、昨年は米の収穫量が減りました。そんななか、コロナ禍が明けたことにより、業務用の需要がアップ。当店でも、レストラン用の売り上げは対前年比で2割近く上がっています」その背景にあるのが、インバウンド需要の増加だ。「当店の前を見ても、海外からの観光客の増加を感じます。米の需要増加の一因になっていると言えるのでは」(小池さん、以下同)■買う場所によって米の価格が異なるただ、すべての銘柄の米が高騰しているわけではないという。「実は高いグレードの米の価格は、影響をあまり受けていません。高騰しているのは、比較的安い価格で売られていたものです」われわれが日常的に食べているお米ほど値段が上がっているのだ。今後はどうなるのだろうか。「今より価格が下がることは、しばらくないでしょう。現状のままか、米の需要がさらに上がれば、昨年度収穫した米の在庫がより少なくなることで、より高騰するかもしれません。いずれにせよ、今年の新米が流通するまでは安くなる可能性は低いでしょう」じつは同じ産地やブランドのお米でも、買う場所によって価格は大きく違う。節約アドバイザーの和田由貴さんはこう語る。「米はスーパーで買うという人も多いと思います。住宅地の中や駅前といった、立地のいい場所にあるスーパーは便利な半面、売場面積が狭いため、取り扱う米の種類や内容量も少ないことが多い。それに対し、立地は不便でも、敷地面積が広く、場所をとる米を売るのに適しているのが、郊外に多いホームセンター。米を置くことで、場所をとりコストが増えるスーパーに比べ、場所を気にせず米を置けるため、安く売ることができるんです」しかし、車がない場合、重たい米をどうやって運べばいいのだろうか。「最近は、ホームセンターでもネット注文を受け付ける店が増えています。ホームセンターで米以外に買うものを決めて、一緒に注文すれば送料も節約できます。買い物に出向く労力と時間を考えると、車の有無にかかわらず、ネット注文を利用することも一つの手です。また、一定金額以上の買い物をすると、一定時間無料で車を貸し出してくれるホームセンターもあります。ほかに買い物の予定があれば一緒に買い、車を借りて運ぶという手も」(和田さん、以下同)和田さんも自家用車は持っていないというが、ほかにもさまざまな選択肢があるそう。「わが家は『カクヤス(首都圏を中心に展開している酒類小売チェーン)』で米を頼むことがあります。店舗からのお届けの場合、どんな商品でも送料無料ですぐに届けてもらえて、価格もスーパーよりお手ごろで、おススメです」実質2千円で返礼品が手に入る、ふるさと納税という選択肢も。「ふるさと納税と言えば品が思い浮かびがちですが、物価高の今、“生活必需品”の米にも注目が集まっています。ただし、納税額によって寄付額の上限が定まっているので、ほかの方法と併用する必要があるかもしれません」■1合12円の差でも年間では大きな金額差に実際に、どれくらい価格の違いがあるのか。「秋田県産あきたこまち」の1合あたりの価格で比べてみた。ふるさと納税と、会員制の販売店である「コストコ(47.94円)」を除けば、最安値は関東近郊に展開しているホームセンター「カインズ」の1合あたり62.4円。首都圏の駅前のスーパーは1合あたり74.25円だったので、約12円安かったことになる。たった12円と侮るなかれ!「米穀安定供給確保支援機構」のデータによると、家庭での1人あたりの年間の米消費量はおよそ250合。1合12円安くできれば、年間3千円もの節約に。3人家族なら1万円近くも食費の削減になる。また、生活協同組合も67.38円(コープみらいの場合)となかなかのお得度。「ホームセンターはいちばん安く手に入りやすい場所。より手軽に買いたい場合は、カクヤスなどの配達サービスを使いつつ、ふるさと納税の注文分を併用するのが、賢い買い方ですね。また、パックご飯も非常食として常備しておくべき。配送サービスで精米と一緒にまとめ買いをして、送料を節約するといいですね」生活スタイルに合わせ、賢く買って物価高騰の夏を乗り切ろう。
2024年07月16日JA全農が運営する産地直送通販サイト「JAタウン」のショップ「ホクレン」で、北海道産メロン1玉があたる「くるるの杜 店長厳選!北海道野菜BOX」を販売しています。この商品は北海道北広島市にある農産物直売所「くるるの杜」でその時期にお薦めの新鮮野菜を詰め合わせた数量限定の野菜BOXで、当ショップの人気ナンバーワン商品です。この野菜BOXをもっと多くの方々にお試しいただきたいとの想いから、購入された方の中から抽選で2名様に北海道産メロン1玉をプレゼントするお得なキャンペーンを実施します。また、全国の皆様に北海道の味をより多くお届けできるように、ご家庭の物価高騰対策として7月8日(月)より「ホクレン」ショップ全品の値下げ(※1)を実施しました。(※1)カタログギフトなど一部商品を除き、平均10%程度の値下げ1.対象商品:【メロンプレゼント企画】くるるの杜 店長厳選!北海道野菜BOX2.受注期間:2024年7月12日(金)~8月4日(日)【規定数に達し次第終了】3.販売数量:50個限定4.発送時期:2024年8月21日(水)5.企画内容:対象商品を購入の方の中から抽選で2名様にメロン1玉を@プレゼント6.商品ページ:【メロンプレゼント企画】くるるの杜店長厳選!北海道野菜BOX☆ : 【JAタウン】JAタウンは、全国農業協同組合連合会(JA全農)が運営する産地直送通販サイトです。「おいしい日本と暮らそう。」をテーマに、「JAタウン」に出店する全国の農協(JA)などが、各産地で育まれた旬の農畜産物や特産品を、インターネットを通じてお客さまに直接お届けし、食を通じて豊かな暮らしの実現を目指しています。JAタウンイメージキャラクターは「じぇー太」。トップ|【JAタウン】産地直送通販お取り寄せ : 【公式Xアカウント「JAタウン【公式】」】「JAタウン【公式】」では、全国の産地の旬の農畜産物やお得なキャンペーンの情報を都度発信しています。公式Xアカウント:x.com : お問い合わせは、JA全農フードマーケット事業部eコマース事業課中井までTEL:03-6271-8348 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年07月12日「物価高騰対策として実施されていた電気料金、ガス料金への補助金が7月請求分でいったん終了し、とくに電気代は、燃料価格の高騰で過去最高となった2022年の秋から冬にかけての水準に近づいています。例年以上に厳しい暑さが予想されている今年の夏を、光熱費が最も高い水準で迎えるのです」と語るのが節約アドバイザーの丸山晴美さん。6月21日、岸田文雄首相は、9月請求分(8月使用分)から3カ月だけ補助金を復活させると表明したが、補助金のない7月と8月の請求分は大幅に値上がりする見込みだ。光熱費の高騰でもっとも気がかりなのがエアコンの使い方だろう。「エアコンの使用を控えると熱中症のリスクも高まり、命を危険にさらすことになります。夏場の電力消費割合はエアコンが34.2%とダントツですが、上手に付き合うことで節電効果が高められます。たとえば、エアコンをこまめにスイッチのオンとオフと繰り返すと“エアコンの心臓”である室外機(圧縮機)の負荷が高まり電力を多く消費します。1~2時間の外出なら設定温度を上げれば、つけっぱなしでもOKです」(丸山さん、以下同)こまめにエアコンのスイッチを切らないだけでも1シーズン(3カ月)では4,113円もの節約に。また室温が28度になるようにエアコンの設定温度を上げておくこともポイント。設定温度を26度から28度にすることでひと夏、3,000円以上もおトクに。■帰宅したら冷やしタオルで汗を拭いてからエアコンを「エアコンだけに頼らずに、扇風機やサーキュレーターを併用し冷気を循環させたり、熱気が入ってくる窓には遮光性の高いカーテンをつけたりして、エアコンの設定温度を上げても暑さを感じさせない工夫も必要です。エアコンは一定温度で運転するのがもっとも省エネ効果は高くなります。家族が外から帰ってきたときに設定温度を下げがちですが、帰宅後は冷やしタオルで汗を拭いたりシャワーを浴びたりして、設定温度をなるべく下げない仕組みを作りましょう」夏場の「節ガス」のための対策もしっかりしておきたいところだ。「夏は、シャワーで済ますことが多くなりますが、シャワーの設定温度を2度下げるだけでも夏場だけでも729円の節約に。給湯パネルを操作するだけなのですぐに始められます。またシャワーの時間を1分短縮する、シャワーヘッドを節水タイプにする、で1シーズンでそれぞれ2,394円も節約になります」夏でも湯船につかる人は、給湯パネルで湯量の設定を下げたり、追いだき機能を使えばガスも水も節約できるという。「わが家では麦茶を作るときは調理タイマーを使って無駄な沸騰を防いでいます。また洗濯物もまとめて洗えば、洗濯回数が半分になり省エネ効果もアップ。冷蔵庫には物を詰め込まないで省エネモードに設定。家族それぞれにマイ水筒があれば冷蔵庫の開閉も少なくなり電気代が節約できます」節電&節ガス効果で3カ月で約18,000円の差が。光熱費と気温が高騰する夏を乗り切ろう!
2024年07月01日「(定額減税の)給与明細への明記は政策効果を国民に周知徹底し、知ってもらううえで効果的だ」5月22日、国会でこう語ったのは岸田文雄首相(66)だ。6月から、岸田首相の肝いりで始まる1人あたり4万円の定額減税(所得税3万円、住民税1万円)。政府は突如、減税額の給与明細への記載を義務付けることを発表。それに対し、「事務手続きが煩雑になる」「減税だけアピールかよ」などの反発が高まっている。本来、多くの庶民にとっては、減税はありがたい話だ。だが、岸田首相を支持する声がいっこうに高まらないのは、減税が一度限りであることと、それを上回る物価高が続いているためだ。今年3月の消費者物価指数(生鮮食品・エネルギー含む総合指数)は、前年同月比で2.7%上昇。とくに、コーヒーやオリーブオイル、牛肉など輸入食材の価格が高騰。先日は、オレンジの世界的な不作による価格高騰もあって、国内大手メーカーが相次いでオレンジジュースの大幅な値上げや、製造・販売休止を発表している。さらに6月から、政府の補助金が半減するため、平均的な家庭で、電気・ガス代合わせて、月に500~600円ほど負担増になる見込みだ。こうした家計の支出増について、岸田首相は「物価上昇を上回る賃上げ」を実現することで、対応すると豪語してきた。しかし、ここにきて、岸田首相にとって都合の悪い調査結果が。■資源・食料の争奪戦に円安で物価高が進行大同生命の調査によると、2024年度に賃上げの予定がない零細企業(従業員5人以下)は46.8%と半数にのぼることがわかった。「検討中」(30.6%)と回答した企業が賃上げしなければ、約8割が賃上げなしということになる。さらに、中小零細企業全体で見ても、約6割が賃上げの「予定なし」「検討中」と、二の足を踏んでいることが判明した。「約7割の労働者が中小零細企業に雇用されていますから、給与所得者の多くが賃上げされていないと考えていいでしょう」そう解説するのは、経済評論家の加谷珪一さん。改善の兆しもあるものの、賃上げが中小零細企業全体に波及するまでには「時間がかかるのではないか」という。「日本の中小零細企業は、大手企業の下請け的な仕事に従事していることが多く、大企業に無理やり値引きをさせられるというような商慣行が存在してきました。このところ、公正取引委員会が大企業への指導を強めていて、過度な値引き要求が減ったおかげで賃上げできる中小零細企業も出始めています。しかし、中小零細企業の競争力そのものを強化しないことには、長期的な賃上げに結びつきません」賃金が上がらないまま、物価高騰だけが続いていけば、資産の構築がままならないばかりか、預貯金を取り崩さざるをえない可能性まで出てくる。日本銀行の予測によると、2025~2026年度は、おおむね2%程度の物価上昇が続くと見込んでいる。「今後、特に高騰する可能性が高いのは食品価格だ」と警鐘を鳴らすのは、東京大学大学院特任教授(農業経済学・国際経済学専門)の鈴木宣弘さんだ。「異常気象が常態化していることに加え、各地で紛争のリスクも高まっています。ウクライナのように耕地が破壊されたら、ますます値上がりする可能性があります。そのうえ、中国が紛争リスクの高まりに備えて、国民14億人が1年半食べられるだけの食料備蓄を始めていることが、穀物の品薄に追い打ちをかけているのです」加えて深刻なのが、国内農家の衰退だという。「100%輸入に頼っている飼料や化学肥料の高騰で農家は大赤字。政府の支援も十分ではないので、廃業する農家が続出しています。それでなくても日本の農家の平均年齢は68.7歳ですから、10年もすれば日本の農業は壊滅しかねません」前出の加谷さんも、「今後、ますます輸入品の価格は高騰していくだろう」と懸念する。「途上国から中所得国に成長するときは、爆発的に牛肉やコーヒーの消費量が増えます。現在、アフリカなどの多くの途上国が豊かになり、消費量が増えて争奪戦になっています。食品のみならず、資源エネルギーなどの獲得競争も激化するでしょう。そんななか、日本は国力が落ちて円安が止まらない状況です。そうなると、食料品はもちろん、電気やガソリン代の高騰などもあり、あらゆるモノの価格が上昇していくことが予想されます」ひとたび不作が起こったり、紛争が激化したりすれば、物価上昇率は、たちまち年3%や5%と膨らんでいく可能性もあるという。「いったん値上がりすれば、状況が落ち着いても下がる可能性は低い。それを考慮すると、物価は10年後には20%、20年後には30%ほど上昇している可能性もあります」(加谷さん)■20年後の60代夫婦は毎月12万円不足する20年後には年金生活に入っている人も多いだろう。頼みの綱は年金だが、その見通しは暗い。「年金はもともと物価の上昇とともに、受給額も上昇していく仕組みでした。しかし、“マクロ経済スライド”が導入され、受給額の上昇は抑制され、物価が上がっても年金額は上がりづらくなりました。そうなると、老後の不足額は2000万円では、すまなくなる可能性が高いのです」(加谷さん)2019年、金融庁の発表によって、“老後2000万円不足問題”が話題になったことを記憶している人も多いだろう。このまま物価上昇が続けば、20年後に年金だけだといくらお金が足りなくなるか、試算してみた。物価の上昇によって消費支出が3割上昇し、年金額と非消費支出(社会保険料や税)が1割上昇したと仮定した場合、夫婦2人の世帯だと月12万654円も不足することになる。“老後2000万円不足問題”のときと同様に、30年の累計で計算すると、なんと4343万円もの赤字に。“おひとりさま”の場合は、月に7万2473円、30年で2609万円の赤字という試算が出た。■50代から生活の抜本的な見直しが必要いま50歳前後の人が、今後20年で、不足分の4000万円を補う方法はあるのだろうか。 前述のように賃上げの恩恵を受けられない人も多いなか、退職金を考慮しても、数千万円単位の資産形成は容易なことではない。ファイナンシャルプランナーで節約術に詳しい丸山晴美さんは、「子育てが一段落した50代は、人生最後の“貯めどき”」として、7つの見直しを勧める。「扶養内で働いている方は、年収200万円以上を目指して、より稼げる仕事に就くことをおすすめします。どこも人手不足なので、50代でも正社員で雇用してくれるところはあるはず。社会保険に加入すれば、年金受給額も増やせます」住まいの見直しも必須だ。「子供の独立は、住み替えのチャンス。とくに都心は地価が高騰していますから、住宅をお持ちの方は購入時より数千万円高く売れる場合も。住居をコンパクトにすると、光熱費も安く抑えられます」細かい支出もチェックしよう。「まずは、固定費の見直し。格安のモバイルプランなどに変更すれば、月1000円程度で利用できます」食料品を節約するためには、加工食品を極力避けること。「冷凍や加工食品の値上げが続いていますから、できるだけ生鮮食品のまとめ買いと、冷凍保存をして自炊することで節約できます」また、クーポンや、シニア割などを活用することで、年間数万円の節約になるという。さらに大切なのが、「お金にも働いてもらうこと」だと丸山さん。「無理のない範囲で、税優遇を受けられるNISAなどに投資してみましょう」高齢になるほど、抜本的な生活の改変は難しくなる。体力のある50代のうちに始めるべきだと丸山さんはアドバイスする。危機的な物価高騰時代。政府の施策に期待できない以上、自分たちで乗り切っていくしかない。
2024年06月05日お笑い芸人・おばたのお兄さんが24日に自身のアメブロを更新。物価が高いロンドンで堪能した約3200円のブランチを公開した。自身も出演する舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演のために家族でロンドンに滞在していたおばたのお兄さんは、この日「帰国してからの変な趣味」というタイトルでブログを更新。「しきりにロンドンは物価が高いと書いて来たが日本に帰国してからポンドに換算プレイをして楽しんでいる」と述べ、ロンドンで堪能した「ある日のブランチ」を複数枚公開した。続けて「外に列が出来ている日もあるほどの人気店」だったそうで「すごく美味しかったです!」とコメントし、堪能したブランチの価格について「16ポンド。日本円に換算すると約3200円」と説明。「3200円の朝メシて!!!ロンドン滞在2週間を過ぎた時にはランチなら10ポンド(日本円で約2000円)で美味しく食べられたら『財布に優しいなぁ~』くらいの感覚になってました」とつづった。また、帰国後に「『綾川』という人気店」で中華そば等を堪能し、価格が「1000円ちょっと」だったことを述べつつ「これポンドだったら、、5ポンド!!!」「こんな美味しいものを5ポンドで食べられるなんて、どうかしてるって!!」と思ったことを説明。「円が弱いってだけなのにね」とコメントし「そんなこんなで『そりゃ今の日本は外国人観光客だらけだよな』と、変に納得しちゃうここ数日でした」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年05月25日タレントの上原さくらが20日に自身のアメブロを更新。物価が上がり過ぎて高いと思ったスーパーでの買い物の様子をつづった。この日、上原は「スーパーに買い物に行き会計をしてる途中、どんどん予想していた金額を上回っていく」と述べ「嘘でしょ?という気持ちが募り、レシートをもらった瞬間に買い物カゴに入ってる食料品と照らし合わせて 嘘じゃないわと思う」とコメント。「結論としては物価が上がり過ぎてるから、ひとつひとつが自分の感覚よりも高いんだよね」とつづった。続けて「以前は行きつけスーパーのLサイズの袋にいっぱい詰めるくらいの量が5,000円だったけど、今は8,000円近くする」といい「ニュースにもなってるけど、ブロッコリー高いですね」とコメント。娘からブロッコリーをリクエストされるそうで「常に冷蔵庫にあるけど、いちごと同じように、今じゃ娘専用になりつつあります。笑」とお茶目につづった。また「そろそろ夕飯の支度しなくては」と述べ「月曜日なのにもうイヤだ 早くない?まだ週末までだいぶあるよ~」 とコメント。「頑張れ~って思うけど、イヤだ」といい「ほんとめんどくさい」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「物価高、怖いですよね」「何でも高くて困りますね」「ブロッコリーは冷凍のを買ってます」などのコメントが寄せられている。
2024年05月21日お笑い芸人・おばたのお兄さんが9日に自身のアメブロを更新。物価がとても高い海外のスーパーマーケットの商品の値段を公開した。自身も出演する舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演のために家族でロンドンを訪れているおばたのお兄さんは、この日「ロンドン生活に慣れてきたとはいえ、やはり日本の食が恋しくなる」と述べ「そんな時、僕らの拠(よ)り所となるのは日本食スーパーだ!」とコメント。前日に「アジア系食品が並ぶ」というスーパーマーケットを訪れたことを報告した。続けて「やはりめちゃめちゃに高い!」とコメントし、商品の写真と値段を公開。販売されている「ピザポテト」について「Amazon調べではひとつ142円でした」と金額について説明しつつ、訪れたスーパーマーケットでは「2.99ポンド!580円」だったことを明かした。また、大塚製薬の健康飲料『ポカリスエット』の写真も公開し、訪れたスーパーマーケットでは「5.99ポンド。日本円で1162円」だったことを報告。一方で「お花はとっても安いです!」と明かし「バラがこんなにたくさんで700円くらい!素敵だね」とつづった。最後に「寝ぼけてる父ちゃんと遊んでほしい息子でお別れです」と息子との2ショットを公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「予想の何倍も高かった」「びっくり」「それでも恋しくなる日本の味すばらしい」などのコメントが寄せられている。
2024年05月11日今、日本は外国人にとっての「安い旅行先」となっている。外国人特需による物価高、円安による物品やサービスの値上がり。これからの日本を待ち受ける(恐)シナリオとは……。円安がすさまじい。4月29日には1ドル160円台と34年ぶりの円安水準を記録した。その後、政府・日銀による為替介入があったとみられるが、「円安基調は止まらない」というのが大方の見方だ。「円安は、消費者にとってマイナスでしかありません」そう話すのはエコノミストの斎藤満さん。以前、日本は円安のほうがもうかると聞いたが……。「円安とは円の価値が下がること。輸出企業にはプラスですが、お金の価値が下がり、消費者は買えるものが減って貧しくなります。自国の通貨が安くなって潤う国はありません」(斎藤さん、以下同)円相場は、’24年初の1ドル140円台から先日の160円台まで、5カ月足らずで10%以上下落している。これは輸入にかかるコストが10%増えることを意味する。「日本の輸入総額は年100兆円余り。10%の円安で、輸入コストは年約10兆円増える計算です。これを誰が負担するのか。企業は商品価格に転嫁するので、結局消費者が払うことになるのです」概算だが、約10兆円の負担増を1億人の国民で賄うと、1人あたり年間10万円となる。乳児から高齢者までが一様に10万円とは相当なダメージだろう。さらに円安が170円まで進むと、春闘で獲得した賃上げ効果は消滅し、実質賃金はマイナスのままだという。生活の隅々まで広がる円安のデメリットとは?斎藤さんに20の項目を聞く。■輸入品の値段は1割上昇。影響を強く受ける品目【1】小麦・うどん需要の約9割を輸入に頼る小麦は、政府が買い上げ売渡価格を決めている。次回10月の改定で10%程度上がってもおかしくない。政府が値上げ分を吸収するというが、「負担吸収には限界がある。いずれ10%高となるでしょう」。1杯500円のうどんは、約半分の輸入コスト250円がまずは円安で275円に上昇。それだけなら525円で販売できるが、人件費や輸送費、電気・ガス料金なども高騰中だ。10%値上げして550円で販売しないと採算が合わない。【2】国産米、納豆輸入とは無縁に感じる国産米も肥料の多くを輸入に頼る。また、大豆は9割以上が輸入品。輸入大豆を多く使う納豆も、円安の直撃が大きいもののひとつだ。ただ納豆などは値上げがむずかしいため、生産者の利益を圧迫し、廃業が増加するリスクが大きい。【3】オリーブ油記録的な不作で、家庭用オリーブ油は5月から最大66%値上げされた。これに10%の円安が追い打ちをかけ、さらなる値上げがあるだろう。もう使えないかも。【4】海外ブランド品輸入コストの割合によって円安の影響額は異なる。人件費や輸送費、電気・ガス料金など円安以外のコスト上昇も大きく、結局10%程度の値上げになるのでは。【5】輸入車テスラ社などの自動車は輸入コストが大きく、円安の影響がダイレクトだ。約600万円の「Model3」は約660万円に上がるだろう。【6】外国産ワイン’23年産のボジョレーヌーボーは約3千円。輸入コストは半分程度だが、人件費や輸送コストも含めると’24年産は10%値上げかも。■エネルギー価格の高騰であおりを受けるもの【7】ガソリン原油自体の値動きがなくても、10%の円安で10%値上げの可能性は大。だが、政府の補助金があるので急激な値上げはないだろう。「政府の補助金の元は税金です。今ガソリン価格を抑えられても、ツケは国民に回ってくるでしょう」【8】輸送業や製造業ガソリンを多く使うトラック輸送やタクシーなど、またエネルギーを使って機械を動かす製造業なども、コスト増加は必至だ。そして配送と無縁な産業はないので、ガソリンの高騰は全産業に波及するだろう。【9】電気・ガス料金液化天然ガスなどを輸入する東京ガスでは、1円の円安が6億円の減益要因になるという。6月から政府の補助金廃止と円安が重なり、家計は大打撃を受けるだろう。■インバウンドの増加で享受できなくなること【10】観光地のホテル需要が増え宿泊料が2倍以上になっても、訪日外国人には「日本は安い」。宿泊料が右肩上がりで、日本人は旅行にも行けない。【11】ビジネスホテル宿泊料が3倍になったビジネスホテルや、1泊1万円超のカプセルホテルも。「出張手当で泊まれるホテルがない」と嘆く声も。【12】海外旅行外国パック旅行の料金は’23年比で7割の値上げ(’24年4月、東京都区部の消費者物価指数)。海外旅行はかなわぬ夢になりそう。【13】海外での外食海外旅行が実現しても、ハワイではラーメン1杯3千円、ハンバーガー1個2千円とか。パックごはんなどを持参して、日本人は“海外で自炊”がトレンドに。【14】各地の名物料理豊洲の6千980円の海鮮丼が“インバウン丼”と話題。米ドル換算ならチップ込みで約43ドル。高くないようで、さらに高価なプレミアム丼も。日本人には高嶺の花だ。【15】マンション購入都内のマンションも外国人には「安い買い物」。需要増→価格上昇→それでも売れてさらに高騰。日本人に買えない億ションばかりに。【16】コンビニ日本に進出する外国企業は、高時給で周辺からの転職を誘う。人材が流出した企業は人手不足、倒産の危機に。近くのコンビニがバタバタ閉店に追い込まれることも。【17】介護などの福祉ケア外国人労働者は円安の日本で働いてももうからないので、日本に来ない。外国人の労働力に依存する産業は存続すら危うく。特に介護産業など、なくなると地域で暮らせなくなる高齢者が増える。■見えづらいが確実に波及効果のある事象【18】貯蓄の目減り円安による物価高がお金の価値を低下させ老後資金が目減りする。「投資でもうかる保証はないし金利も上がりません。個人は節約して貯蓄を増やすしかありません」【19】日本企業の価値の減少企業の時価総額も円安で安くなる。外国人に勤め先が乗っ取られた挙げ句のリストラが現実問題に。【20】増税円安で物価が上がると消費税が増え、賃上げで所得が上がると所得税や社会保険料も増える。政府には“インフレ増税”がかなう好機だが、国民には物価高と隠れ増税のダブルパンチだ。円安は全方位から家計を苦しめる凶器といえよう。岸田首相に国民の困窮は見えないのだろうか。
2024年05月10日タレントの北斗晶が3日に自身のアメブロを更新。物価が高くて怖すぎた海外での買い物の様子をつづった。この日、北斗は海外を訪れていることを明かし、先に現地入りした友人から「スーパーに行って、いちいち日本円でいくらか計算するとゾッとするから…なるべくドルで高いか?安いか?考えた方がいいよ」とアドバイスされたことを説明。一方で「どっちみち物価が高いから怖すぎて、計算しちゃう」と述べ「野菜も高い うちの畑で採れるジャガイモと比べてしまう」とつづった。続けて「極め付けは卵」と述べ、1パック1,400円だったことを明かし「卵1つ120円くらいする」「1ドル100円計算に慣れた人間にとっては、余計に高く感じるんだろうなー」とコメント。滞在では「キッチン付きのコンドミニアムを借りた」と報告し「日本でやってる事と変わらないけど キッチン付きの方が好きです」と完成した料理の写真を公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「高すぎです」「ビックリ」「卵2個で日本では10個入りパックが購入出来る」などのコメントが寄せられている。
2024年05月03日今年の春は葉物を中心とした野菜の高騰が目立つ。農林水産省の「価格動向調査(野菜)」の調査8品目で4月15日の週は、平年比でキャベツが約1.5倍、レタス、にんじんは約1.45倍、きゅうりは約1.25倍、トマトは約1.2倍価格、ねぎとたまねぎは約1.15倍と価格が軒並み高騰している。「野菜の収穫は天候に大きく左右されます。今年の冬は暖冬だったため野菜の生育が早く、産地では収穫が前倒しになりました。ところが、2月下旬から急に寒くなり、今度は野菜が育たず、次の産地の収穫が遅れているため、今はその間の“空白期間”になっているようです」こう話すのは節約アドバイザーの和田由貴さん。農林水産省が発表している価格の見通しでは、4月に入って出荷数が平年を下回ったものが多いが、5月に入ると再び安定的な供給が見込めるようで、高騰した野菜の価格も落ち着くものと思われる。しかし、気候変動の影響もあって、近年の作物の収穫量は予測がつきにくい。今回は落ち着く見通しが立っているが、これまでも野菜の高騰は幾度となくあり、今後もそういうタイミングはあるだろう。そういうときのための準備について和田さんが教えてくれた。「まず、今回のように葉物野菜が高騰しているなら、価格の安定している別の野菜を中心に買うことです」(和田さん、以下同)もやしやかいわれ大根などスプラウト系の野菜やきのこ類などは通年、比較的価格が安定している食材だ。また、市販のカット野菜や冷凍野菜も十分に活用できるという。「冷凍野菜は旬の時期に大量に収穫したものを使用していますし、今の冷凍技術は進歩していて、野菜の食感も損なわれず、含まれる栄養価も安定していて、生鮮野菜の代用としても優秀です」さらに、加熱調理を必要とする生野菜は、安く買えるときに、余分に買っておき、生のまま切り分けて、冷凍庫へ入れておくと便利なのだそう。「にんじんやごぼう、ブロッコリー、小松菜、ほうれん草などは生のまま冷凍ができます。加熱調理が必要な野菜は、冷凍しても味や食感が損なわれないので、私もよく、こうした野菜が安くなっているときに冷凍保存しています。洗って切って、密封のできる袋に小分けにして冷凍しておくと、今回のような野菜の価格が高騰したときに便利です」葉物野菜が高騰しているなか、わずかではあるが、唯一価格が平年比96%と下回っているのがばれいしょ(じゃがいも)だ。■比較的お手ごろなじゃがいもを上手に活用しよう農林水産省の発表によると、生産地の北海道と鹿児島での収穫が順調だったことから、全体的に出荷数量が平年を上回っており、比較的安く市場に出ている。その価格が下がっているじゃがいもを賢く利用すべく、管理栄養士の岩﨑啓子さんにじゃがいも料理を教えてもらった。「じゃがいもはビタミンC、整腸作用のある食物繊維、利尿作用のあるカリウムなどが含まれた食品で、加熱してもビタミンCが壊れにくいという優れた特徴があります」食物繊維は100g中8.9g含まれていて、これは日本人女性が1日に目標とする食物繊維18gの約半分にもなるという。高騰している葉物野菜の代わりにじゃがいもを千切りにしてゆでておひたしにしたり、にんじんの代わりに千切りしたじゃがいもでラペを作ることもできるのだそう。「今の季節だと新じゃがをみずみずしくいただくことができます」(岩﨑さん、以下同)じゃがいもを使ったレシピは、じゃがいものよさを引き出す調理法。「じゃがいもだけミネストローネ」は、トマトジュースを使うのがポイント。「トマトジュースには抗酸化作用のあるβカロテンが含まれています。トマトは今、高騰している野菜ですが、トマトジュースだと価格が安定しています。また、じゃがいものビタミンCは水に溶けやすいのですが、スープにすることで、栄養素を損なうことなく、すべての栄養素をまるごととることができます」「じゃがいもホイコーロー」は、キャベツをじゃがいもに置き換えて作る。「にんにく、しょうがを一緒に使うことで、食欲増進、消化促進に働きます。また味噌や豆板?は整腸作用も促します」ただ、じゃがいもは糖質なので、食べすぎないように注意。「特に糖尿病の方はじゃがいもを食べた分、ごはんを少なめにするなど、糖質コントロールも心掛けてください。また、じゃがいもにはカリウムも豊富なので、カリウム制限をしている腎臓病の方は、じゃがいもを調理前に水にさらしてカリウムを抜いてから調理しましょう」今が旬のじゃがいも料理、おいしく召し上がれ。
2024年05月01日お笑い芸人・おばたのお兄さんが21日に自身のアメブロを更新。日本よりも物価が高いと感じるロンドンでの生活についてつづった。18日のブログで舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演のために家族でロンドンを訪れていることを報告したおばたのお兄さんは、この日「インスタのDMで『今月ロンドン行くので情報提供お願いします!』と来ていたので」と明かし「自分のメモ代わりに」「ロンドン生活で気づいたことを」とつづった。続けて、クレジットカードの所持は必須だといい「現金使ってる人僕はまだ見ていない!スーパーキャッシュレス社会(電車もバスも切符を買わずカードタッチでいける)」と説明。さらに、ベビーカーでの外出が大変なことを明かし「人は優しいから手伝ってくれるけど、道の段差、そして自動ドアが全然ない!」とコメントした。また「米はこっちで売っている欧州産コシヒカリ『ゆめにしき』がコスパがいい」「フルーツ類は大体日本よりも安く新鮮で美味しい」と述べ「ドーナツ沢山売ってるけどミスドと比べない方がいい!笑 ミスドが優秀過ぎる」と食事面についても説明。「日本スーパーもあるけどとにかく高い!」といい「こっちの物価に慣れないと買ってらんない!」とつづった。最後に「食べ物のコスパとかは特に、いちいち日本と比べると腹が立ってくるのでそれはやめる!笑」と冗談まじりに述べつつ「やっぱり街並みはずーっと見ていたくなるくらい素敵で気分が上がる」とコメント。「妻も息子も楽しそうに生活してるのでそれが何よりです」と生後7か月の息子を抱いた妻でフジテレビ・山崎夕貴アナウンサーの写真を公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「ロンドン事情おもしろい」「参考にさせて頂きます」「タメになるものばかり」などのコメントが寄せられている。
2024年04月23日物価高騰の中でも家計に優しい価格で販売されている、魚肉ソーセージ。少し工夫をするだけで、ワンランクアップしたおつまみに変身することを知っていますか。ほんのひと手間加えるだけで、まるでジャーキーのように変化するらしいので、試してみることにしました!魚肉ソーセージのジャーキー風作り方はとても簡単です。まず、魚肉ソーセージを薄くスライスします。ピーラーを使う場合はケガをしないように気を付けましょう。切った魚肉ソーセージをクッキングシートにのせて、好みのスパイスをふりかけます。筆者はブラックペッパーと一味唐辛子をそれぞれふりかけました。クッキングシートを耐熱皿の上に置き、600Wの電子レンジで4~5分加熱します。取り出すと水分が出ていたので、このまま少し放置して乾燥させました。乾いたら皿に盛って完成です!食べてみると、歯応えがあり、旨みもギュッと凝縮されて、想像以上のおいしさにびっくり!普段、魚肉ソーセージを好まない子供も「これはおいしい!」といってパクパク食べていたほどです。子供向けに作るのであれば、スパイスをかけないほうがいいかもしれません。魚肉ソーセージの厚みや加熱時間によって食感が変わるので、好みの具合を見つけてください。せんべいのようにパリパリにするのもおいしいですよ!味付けもいろいろ試せる魚肉ソーセージのおつまみを作ってみてくださいね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年03月29日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:多喜ニュースを見てある日、電気代の高騰や生活費が上がっているという内容のニュースを見た主人公。出典:愛カツ主人公は「あれ?このままじゃまずくない…?」と危機感を覚えます。ここでクイズ主人公が危機感を覚えていることとは一体何でしょう?ヒント!夫はストレス発散のため、あることがやめられませんでした。ネットショッピングで爆買い出典:愛カツ正解は…正解は「夫がネットショッピングで爆買いし散財すること」でした。ネットショッピングでの爆買いがやめられない夫。そんな夫に危機感を覚えた主人公は「買う量減らしてもらえないかなぁ?」と説得しようとしました。しかし夫は「うるさいなぁ!」と逆ギレして聞く耳をもたず…。しまいには「お小遣いの範囲でやってるんだから関係ないだろ!」と言ってきたのです。話を聞いてくれない夫にモヤモヤする主人公なのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年03月28日「ミュージカルブーム」と言われ、ミュージカル作品を観ることがエンタメとして定着しつつある一方、演劇作品のチケット高騰が観客の悲鳴にもなっている昨今。今回は、ホリプロが手がけるミュージカル『カム フロム アウェイ』(東京公演:日生劇場3月7日~29日、大阪公演:SkyシアターMBS 4月4日~14日、 愛知公演:愛知県芸術劇場 大ホールにて4月19日~21日、福岡公演:久留米シティプラザ ザ・グランドホール 4月26日~28日、熊本公演:熊本城ホール メインホール 5月3日~4日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて5月11日~12日)の井川荃芬プロデューサーにインタビューする。物価高、業界のシステム問題など、業界全体のスキームで解決するべき問題が詰まっている。実際に現場を動かすプロデューサーの立場から感じることについて語ってもらった。○ミュージカル『カム フロム アウェイ』シンプルなセットにも「まさか…」――ミュージカル界、演劇界については、チケットの高騰がよく話題となっていますが、実感としていかがですか?物価の高騰が、セットの制作や輸送など、色々なところに影響していると感じています。最初は「『カム フロム アウェイ』はシンプルなセットで良かった」と思っていたら、床、壁、譜面台、楽器の枠、そしてセットの26本の木々たちなどなど、驚くくらい細部までこだわって作られているので「シンプルに見えていたけれど……まさかこんなにも……」と思いながら進めていました。「ブロードウェイでは本物の木を使っている」「ツアーではイミテーションと本物と混ぜたりしている」では、日本は? となった時に、本物の木を輸入することはできないので、アメリカの樹皮専門の工場で木の皮を作り、船で送ってもらい……。でも実際届いて劇場で立った時に、そのこだわりこそが作品を昇華させているんだ、と感じています。日本の興行は、世界から見たら考えられないぐらい期間が短いので、我々もこの公演期間で興行を成立させられないと、この先再演、再再演ができなくなってしまう。そのため、本作をどのようにして成立させるか、ずっと交渉と相談をし続けていました。――やっぱり、物価の高騰が大きいと感じられていますか?大きいですね。そもそも『カム フロム アウェイ』も、私がブロードウェイで観た時で数万円しましたし、現在ブロードウェイで上演している作品はコロナ禍、物価高騰を受けてさらにチケット価格が上がっています。観光客需要のあるブロードウェイやウェストエンドと比較すると、日本の観劇人口は少なく、公演期間も短く設定せざるを得ない場合が多いです。「質の高い公演をお届けする」と「多くのお客様に足を運んでいただく」を両立させたいという思いから、チケットの価格設定には常に悩んでいます。需要に即してチケット価格を決めるダイナミックプライシング導入に関しても、過去のデータ蓄積が必須となるなど、越えなければならないハードルがまだ沢山あります。どうすれば興行として成立させられるかを日々試行錯誤しています。海外作品のレプリカ公演は、海外スタッフの来日があったり、舞台セットや衣裳を輸入したりする場合も多く、制作予算はどうしても膨らむ傾向にあります。 それでも息の長い公演になることを見据えつつ、チケット価格を決定していくことになります。○ダイナミックプライシングの形を模索――『カム フロム アウェイ』では、前方席確定、特典付き、流通可能な「ファーストクラスチケット」も展開されてますね。「ファーストクラスチケット」は初めて取り入れました。初のNFTチケットという形になります。ある意味、今回ご一緒させていただいた「TicketMe(チケミー)」さんを通した新たなダイナミックプライシングの形になるのではないかと。いわゆる“転売屋”ではなく、作品を観たい方たちの中での需要と供給でやり取りが行われ、かつ違法な行為をしていると見受けられる方はIDで追えるので、試してみる価値はあるのではないかと思いました。まだまだ改善をしていくべき課題は多くありますので、お客様からの声に少しでも答えられるように業界全体で取り組んでいる真っ最中だと感じています。――よく「有料会員先行を後ろに配席する」「チケットを売り出した後でイベントを設定する」といったことが「初期から公演に期待してチケットを買った観客を大事にしていない」と問題になりますが、ホリプロさんは有料会員へのチケット優先をされている印象があります。それは、プロデューサーごとなのでしょうか? それとも会社的な取り組みなのでしょうか?ホリプロステージとしての方向性は、会員組織運営チームが中心となって決めており、その指針に寄り添いながら各プロデューサーと作品をどう打ち出しをしていくか決めています。どうしても色々な事情で先行して決められなかったり、急遽決まったりすることもあるのですが、アフタートークなどのイベントは、できる限り最初にチケットを買ってくださるお客様が観劇日を決める時に選択をしていただけるように心がけて、ホリプロステージに携わるスタッフ全員が、お客様の観劇体験が素晴らしいものになることを常に目指しています。――そうやって各会社の方の視線が観客の方を向いているのだとわかると、応援したくなりそうですね。お客様にアンケートを取らせていただき、いろんなご意見もいただいて、一つずつ、やれる限りの取り組みをできるように尽力していくしかないと思っています。ホリプロステージ全体でも、会員様からのご要望を受けて大小様々な取り組みをして、お客様の声を聞きながら作品をお届けしなければということを使命として掲げています。■井川荃芬プロデューサー2008年、ホリプロ入社。関わった作品に『スクールオブロック』『キングアーサー』『COLOR』『ジェイミー』『メリー・ポピンズ』『ビリー・エリオット』『デスノート THE MUSICAL』『スリル・ミー』など。
2024年03月14日「コロナ禍が落ち着いた2021年後半から、急激に物価が上がり続けています。しかし、物価高に苦しむ国民に、岸田文雄首相(66)は特に有効な支援策を打ち出さず『物価を上回る賃上げ』が実現するから問題ないと言い続けてきました。直近では、『子ども・子育て支援金』が1人当たり月500~1000円以上の負担が生じることについても『賃上げと歳出改革で実質的な負担は生じない』と繰り返すばかりです」(全国紙記者)たしかに春闘で、ホンダが満額回答し、賃上げ率は5.6%に。さらに、イオンリテールも満額回答で賃上げ率は正社員で6.39%、パート従業員の時給も7.02%になるなど、大企業からは景気のよい声が聞こえてくる。だが、日本の企業の99.7%を占める中小企業では“賃上げ”は進んでいないのだ。東京新聞の1月19日朝刊に掲載された、同紙と城南信用金庫が共同で行った、中小企業832社を対象にした聞き取り調査によると、昨年は「賃上げした」企業は44.2%だったのに対し、「賃上げしなかった」企業は55.8%で、半数以上を占めていた。今年は「賃上げをする予定」が27.3%と賃上げする企業が半減し、「賃上げの予定はない」は34.6%で、残りは「まだ決めていない・無回答」だったという。関東学院大学経済学部教授の島澤諭さんが現状を分析する。「2023年、中小企業では人件費高騰による倒産が過去最多となる59件も発生。一度上げたベースは簡単に下げられないため、身の丈を超えた賃上げは倒産につながりかねない。賃上げをためらってしまう要因でしょう。体力のある大企業との格差が広がっています」経済評論家の加谷珪一さんは、こう語る。「現状を考えると、納得のいく数値です。それほど中小企業の経営は厳しい。日本の中小企業は、大企業が安くてやりたがらない仕事を請け負う、下請け的な側面があります。その大企業ですが、この30年で売り上げが横ばいにもかかわらず、利益が上がり続けています。それは徹底的なコストカットによるもの。そのしわ寄せが中小企業にきているのだから、業績がよくなるわけがありません」■賃上げがないのは給与ダウンと同じ3月4日、日経平均株価がはじめて4万円をこえた。こうした“好景気”が続けば、いずれは中小企業も賃上げがあるのでは、と期待してしまうが……。「円安によって日本円の価値は3分の2にまで下がりました。ただ、日本の企業の価値がそこまで下がったわけではないので、その期待感から株高になっているだけです。投資家は一定程度まで株価が上がれば売りに走るので、暴落する可能性もあります。そもそも30年でアメリカの株価は10倍になり、日本はようやくバブル期に追い付いただけなので、日本株は高くはないのです」(加谷さん)中小企業の賃上げが難しいなかでも、物価の上昇は続いている。「2023年の消費者物価指数(価格変動しやすい生鮮食品を除く)は前年比の+3.1%です。前年と同じ買い物をしたとしても、3.1%も支出が増えるということです」(前出・全国紙記者)1月24日に発表の日本銀行「経済・物価情勢の展望」では、2024年度の消費者物価指数は+2.4%(生鮮食品を除く)と予測されている。今年も物価上昇は続く見込みだ。直近でもニチレイフーズの冷凍食品などが3月1日納品分から約1〜6%、デルモンテのトマトケチャップなど39のトマト調味料が4月1日納品分から約7〜15%値上げするなど、身近なものの価格が上がっている。「物価が上昇しているのに賃金が据え置きならば、実質、賃金ダウンすることと同じです」(島澤さん)それでは、どのくらい“賃金ダウン”してしまうのか。コロナ禍が落ち着いて以降の物価上昇率を見ると、2022年は+2.3%、2023年は+3.1%、そして2024年(日銀予想)は+2.4%となっている。2021年の物価を100とした場合、2024年の物価は108に高騰。つまり、この3年間で8%も物価が上がっている。逆に、2021年のお金の価値を100とした場合、2024年は92.6に急落している。この間、賃上げがなかった場合、同じ分だけ賃金の価値が下がることになる。このまま、中小企業の賃上げがなかったとしたら、大企業との給与格差がますます拡大していくことになる。「政府が本気になって、公正取引委員会を使って大企業による不当な買いたたきを是正すれば2〜3年で中小企業の経営が好転する可能性があります。しかし、それがなければ何年たっても状況は変わらないと思います」(加谷さん)これまで、財界の顔色ばかりうかがってきた自民党に、そのような“英断”ができるかは疑わしい。前出の島澤さんは岸田政権に期待を寄せても、無駄だと言う。「岸田政権は、国民が実質的に困窮していくなかでも、防衛増税や子育て増税、森林環境税など、国民の負担を増やすことしか念頭にありません」■「固定費」の抜本的な削減で家計を守れ政府に頼れない分、私たちは自衛をしていくしかない。経済評論家でマネーコンサルタントの頼藤太希さんがアドバイスする。「毎月の支出を減らすためにも、固定費を削減することから始めましょう。住宅ローンを返済している人は金利の安いローンに借り換え、賃貸住まいなら安い部屋に引っ越すなど住居費削減を検討しましょう。そのほか、加入している生命保険の見直し、電気とガスのセット割の活用やアンペア数を下げるなどで電気代を節約、格安スマホに変更して通信費削減、キャッシュレス決済の活用で支出削減など、できることはあるはずです。動画配信サービスなど、不要なサブスクに加入している人も多いのではないでしょうか」(頼藤さん)また、子供が大学を卒業した家庭は老後資金をためたいところだ。しかし、前述のように、物価が上昇するということは、お金の価値が落ちていくということ。ほとんど利子がつかない預貯金で老後資金をためると、実質的に目減りしていくことになる。「そこで求められるのが、物価上昇に対抗できる資産を作ること。新NISAを利用した投資信託や株の積み立て、純金積み立てなどが考えられます。投資は元本割れのリスクもありますが、手取りが増えないのですから、働いている間・寝ている間に、お金が稼いでくれるような資産を持つことも重要といえます」(頼藤さん)税制優遇制度の活用と節税も押さえておくべきポイントだという。たとえば、家族で1年間の医療費が10万円を超える場合、10万円を超えた医療費が控除対象となり、確定申告することで(医療費−10万円)×(所得税率+住民税率)のお金が節税できる。「こうした医療控除やセルフメディケーション税制、iDeCo、ふるさと納税など、積極的に利用しましょう」(頼藤さん)あたかも、すべての労働者が賃上げの恩恵を受けられるかのような岸田首相の“噓”にだまされてはいけない。私たち自身が生活防衛を続けていかなければならない。
2024年03月07日元テレビマンのまんぼう!さんが描く、アラフォー夫婦の日常話をご紹介します。度重なる物価高騰から、「洗剤も節約しなきゃ!」と少量の洗剤で食器を洗うように心がけていました。ある日の食後、「今日は俺が洗うよ」と食器洗いを自ら名乗り出た夫。まんぼう!さんは隣で洗った食器を拭く係として待機していたのですが、突然夫が許しがたい行動を始めて……? 手伝ってくれるのはいいけど、ちょっとそれ、許せない! 洗剤を出し過ぎる夫への怒りをグッと堪えたまんぼう!さん。 しかし、そんなことを知らない夫は、スポンジに洗剤をブシュブシュと追加。 何回かそれが繰り返され、とうとう我慢の限界を迎えてしまいます。 「洗剤1本使う気か!!!」 すると夫に「あなたは少なすぎ!!」と、言われてしまったのでした。 ◇◇◇ 少量の食器であれば、そんなに洗剤の量を使わないで洗ってもらいたいものですが、夫は沢山洗剤を使いたいタイプの人なのかもしれませんね……。洗剤論争、なかなか激しそうですが、決着がつく日が訪れますように!著者:マンガ家・イラストレーター まんぼう!
2024年02月13日くらしにまつわる旬の話題やちょっとしたトピックをオレンジページが読者アンケートでリサーチする、「ほぼ1000人にききました」。物価高騰が続くなか、野菜は安いときにまとめ買いして保存しているという人も多いよう。そこで今回は、国内在住の成人女性853人に「野菜」にまつわるあれこれを調査。野菜料理を食べる頻度や、使いきれずに処分しがちな野菜、保存に関するお悩みなど、さまざまな実態が明らかになりました。【ダイジェスト】毎食野菜料理を作りたいけど、できない理由は?野菜を「処分することがある」56.4%。廃棄しがちなのは「キャベツ」「ラップで包む」など、鮮度を保つ保存前の手間がストレスに■ 毎食野菜料理を作りたいけど、できない理由は?野菜料理を食べる頻度は、「ほぼ毎日・一日1~2回」45.7%がトップで、2位の「ほぼ毎日・一日3回」34.5%と合わせると8割の人がほぼ毎日、野菜料理を食べているという結果に。よく食べる野菜料理の上位は、「炒めもの」84.2%、「生野菜・サラダ」77.1%、「煮もの・煮込み料理」76.3%、「みそ汁・スープ」75.6%でした。また、自分や家族のために野菜料理を毎食作りたい人も95.9%に上り、そのうち75.7%は実際に毎食作れていると回答。家庭で野菜料理が食卓に上る頻度が高いことが明らかになりました。一方、作れていないという人の理由としては、「レパートリーが少ない」57.3%、「野菜の値段が高い」54.8%、「買い置きの野菜がすぐにいたむ」38.2%が目立ちました。■ 野菜を「処分することがある」56.4%。廃棄しがちなのは「キャベツ」野菜を購入する頻度をきくと、もっとも多かったのが「2~3日に一度」37.6%。次いで「1週間に一度」25.0%、「4~5日に一度」24.2%と続き、数日分をまとめ買いしていることがうかがえます。一方で、半数以上の56.4%が「野菜を使い切れずに処分したことがある」と回答。「キャベツやレタスを大切に使いすぎて、内側から腐ってしまうことがよくあります。」(40代・けいママ)、「使いかけの大根の切り口が干からびて、真ん中がスポンジのようになってしまった。」(50代・たま)など、野菜の保存に苦戦している人も多いよう。処分することが多い野菜のトップ3は、「キャベツ」「きゅうり」「もやし」で、処分してしまう理由としては、キャベツが「一個が大きく使いきれない」、きゅうりは「一度に使う量が少ないのに1袋に複数本入っているから」、もやしは「水分が多くいたむのが早い」がそれぞれ目立ちました。■ 「ラップで包む」など、鮮度を保つ保存前の手間がストレスに野菜の保存方法では、「ラップに包む」62.4%、「ポリ袋に入れる」60.9%、「新聞紙に包む」34.3%、「ファスナーつき保存袋に入れて保存」31.9%などが上位に。できるだけ鮮度をキープできるよう、なにかしらひと手間かけている人が多いようです。ところが、「こうすると鮮度が長もちするという情報は知っているけれど、めんどうであまりやらない」(40代・かぶこ)、「野菜によってペーパータオルで包まないとダメとか、スーパーの包装のままじゃダメとか、あれこれを考えるのがストレス」(30代・りんご大好き)など、実際はめんどうに感じていたり、家事の負担を増やしている一面も。ちょっとした作業ですが、日々の積み重ねでストレスになっていることがうかがえます。今回の調査では、家庭での野菜料理のニーズの高さが見えた一方で、野菜をうまく保存できず廃棄してしまう人も多いことが明らかに。ラップで包む、ポリ袋に入れるといった単純な作業をめんどうに感じ、ついそのまま野菜室に入れてしまってダメにしてしまうという悩みも浮き彫りになりました。最近では、そうした悩みを解消する、ラップなどに包まず野菜室に入れても鮮度をキープできる高機能の冷蔵庫も登場。家事のストレス軽減だけでなく、物価高騰が続くなか、野菜を長くおいしく保存できるのは家計にもうれしいところ。「毎日野菜を食べたい、食べさせたい」という気持ちに寄り添う商品として注目されそうです。Produced by 東芝ライフスタイル株式会社アンケート概要●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数853人)●調査方法:インターネット調査●調査期間:2023年12月12日~12月21日●「ほぼ1000人にききました」について読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた生活感度の高い読者が数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて、「くらしのリアル」な数字、リアルな声を集めたのが「ほぼ1000人にききました」企画です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。●『オレンジページ』について失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊38周年を迎えた生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月07日モデル百貨は「MoneyGeek」にて、実践している節約方法と節約効果の実感について調査を実施しました。食料品の値上がりや光熱費の高騰など、物価の上昇により家計に大きな影響が出ています。そこで今回、20代以上の男女1,010人にアンケートを実施。実際に試したことがある節約方法や、本当に効果があった方法などを聞きました。調査結果は、家族で暮らしている場合と一人暮らしとで、節約している項目などついて、違いを比較しています。■効果を感じられる節約方法と感じられない節約方法のランキングアンケートの結果、効果が感じられる節約方法の1位は「できるだけ自炊する」でした。逆に、効果が感じられない方法の1位は「意識してポイントを貯めるようにする」、いわゆる「ポイ活」でした。しかし結果をよく見ると、「自炊」は「効果がある」の1位であると同時に「効果がない」の5位に、「ポイ活」は「効果がない」の1位と「効果がある」の5位でした。「ポイ活」は「実践したことがある節約方法」の1位にランクイン。また、節約に関する自由記入式のコメントでも「ポイ活」について言及している人が多く、うまくいっているにしろいっていないにしろ、注目の節約方法であることがうかがえました。■節約している項目ランキング・家族ありと一人暮らしの違い生活費のさまざまな項目のうち、どれを節約しているかについて質問。該当するものすべてを選んでもらった結果、全体の1位は「水道・光熱費」でした。「家族あり」と「一人暮らし」のそれぞれの結果を、回答数に対する割合で算出したところ、一人暮らしは「食費」と回答した割合がもっとも高いことがわかりました。■節約している理由と月に節約できている金額は?アンケートでは、「節約している理由」と、「月に節約できている金額」について質問しました。節約している理由としてもっとも多かったのは「老後資金等、将来のための貯金」で37.2%に。また、「節約しないと生活ができないから」と回答した人は23.8%でした。月に節約できている金額としてもっとも多かったのは「1,000〜3,000円未満」で、31.3%でした。物価の高騰が著しく、節約しても追いついていないのが実状だというところでしょうか。■節約疲れを感じているのは半数以上、一人暮らしの方がより疲れている節約を続けているとストレスがたまり、疲れてしまうこともあります。「節約疲れを感じていますか」という質問に対し「かなり感じる」と回答した人は16.9%、「少し感じる」は35.9%でした。「家族あり」と「一人暮らし」のそれぞれでみると、一人暮らしの人の方がより節約疲れを感じていることがわかりました。節約したときの対処法や息抜き方法についての回答1位は「ごほうび・プチ贅沢を用意する」でした。■調査概要調査対象:20代以上の男女1,010人(2人以上世帯/700人(男性:533人、女性167人)、単身世帯/310人(男性:207人、女性103人))調査地域:全国調査期間:2023年11月17日〜24日調査主体:MoneyGeek編集部調査委託先:アイブリッジ調査内容:(エボル)
2024年01月25日こんにちは、かたくりこです。わが家の姉妹・長女こむぎ(7歳)と次女きなこ(5歳)の日常をお届けする「こむぎときなこ」の、第62回です。今回は、わが家の最近の「休日の過ごし方」をご紹介したいと思います!物価高騰にともない、わが家でも生活費が前年の1.2〜1.5倍ほどになっています。毎月予算オーバーしてしまうので、これはマズイ…と家計を見直してみると「休日の食費とレジャー費」に、かなりお金がかかっていることがわかりました。家族4人で休日にお出かけして外食したら、それだけあっという間に1万円ほど飛んでしまいますもんね…。ということで、まずは休日の食費を抑えるべく、お昼ごはんは家で食べるか、おにぎりを持っていくことに。夜ごはんも家に帰ってきてから食べます。遊びに行く先も、入場料などがかからない公園です。幸い私が住んでいる大阪府には、巨大な都市公園や森林公園がいくつもあるので、公園めぐりをしています。たまには旅行に行きたい気持ちもありますが、価格が落ち着くまで、もうしばらく待とうと思っています。
2024年01月15日バターとマーガリンは似ているようで、その風味や硬さ、価格などには違いがあります。物価高騰によってバターの価格は上昇する一方ですから、「バターの代わりにマーガリンが使えたらいいのに」と考える人も多いはず。今回は、バターとマーガリンの違いとおすすめの使い分け方について、株式会社明治へインタビューしました。バターを使うお菓子にマーガリンを代用できるのかそもそも、バターとマーガリンでは、原料が異なります。バターは、生乳などから作られたクリームを攪拌(かくはん)し、生じた脂肪粒を集めて練り上げたものです。一方、マーガリンは植物性・動物性の食用油脂等を混合し、練り合わせた加工食品です。ちなみに、マーガリンのなかでも油脂含有量が80%未満のものをファットスプレッドといいます。このように違いがありますが、株式会社明治の担当者によると「お菓子作りにマーガリンを代用することは可能」とのこと。「お菓子作りに特化した商品設計がなされている『お菓子作り用のマーガリン』も販売されています。バターと比べて練り込みやすい柔らかさや、焼き上がり時の香り立ちがよいなどの特徴があるため、お菓子作りの際には、ぜひ活用してみてください」バターとマーガリンの使い分け方バターを必要とする料理にマーガリンを使っても問題ないとのことですが「風味や味わいが若干異なるため、それぞれの特徴を活かして料理に活用することをおすすめします」と、明治の担当者。「コクのある濃厚な料理を楽しみたい際には、バターを使用するのがおすすめです。一方、あっさりと食べられる料理には、マーガリンやファットスプレッドを使うとよいでしょう。それぞれ異なる風味を出すため、お料理の方向性に合わせて使い分けることをおすすめします」バターやマーガリンで調理する際の注意点ちなみに、マーガリンのなかには、脂肪分やカロリーを大きくカットした商品も多くあります。健康面を気にする人はついこちらを選びがちですが、脂肪分が少ない商品は、炒め物などをした際に油が跳ねやすいという特徴があるのだそう。対してバターは、脂肪分だけでなくタンパク質なども含まれているため、加熱しすぎると焦げ付くおそれもあるのだとか。それぞれの特徴や風味を知ることで、さらに料理の幅が広がりそうですね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月04日クリーニング代が高い。原油価格の高騰や包材などの資材価格上昇で、価格改定が相次いでいる。クリーニング店大手の白洋舎は、’22年に続く今年2度目の値上げで、値上げ率は平均して6.7%に上る。SNSでも、《割引クーポン使っても4000円以上で泣く》《去年はファーの部分が980円だったのに今年は1250円もした》など、多くの嘆きの声が投稿され、共感を集めている。そんな中、自宅洗濯歴20年、おうち洗濯の実験結果などを紹介するブログ「洗濯ラボノート」を運営する、おうちクリーニング研究家のハナさんは、次のように話す。「冬物は自宅で洗濯できないものが多く、失敗も怖いので、クリーニング代で気が重いと悩まれる方もいますが、シャンプーなどのヘアケア用品を使えば、失敗せずカンタンに洗えるんです」ハナさんの実験によれば、ウールやカシミアなどのセーターやカーディガンといったデリケートな衣類は、シャンプーとリンスで手洗いすれば、ふっくら柔らかく仕上がるという。「ウールやカシミアは動物性繊維で、人間の髪の毛と性質がとても似ていることに注目しました。シャンプーは弱アルカリ性で皮脂を洗い流す洗浄力が高い一方で、髪を守る成分が入っているため、ダメージを最低限に抑えながら洗えるのです」デリケート衣類に使うおしゃれ着用洗剤は中性で優しく洗えるが、洗浄力が弱いため汚れを落としきれないのが難点だという。「実は油性の洗剤で洗うドライクリーニングだけでは、汗など水性の汚れは落とせません。毎年、大切にクリーニング店に持っていっている服も、1度水洗いすると、ドライクリーニングで落としきれずに蓄積された汚れの層が落ちて、くすみが取れ、色も蘇ります」マフラーやニット帽などの冬小物も、主に頭皮や汗汚れなので、シャンプーのほうがすっきり洗えるという。ただ、セーターやニットを手洗いすると、縮んだり、ヨレヨレになったりする心配は?「縮む主な原因は、水に長く浸け過ぎることと、アルカリ性洗剤など間違った洗剤を使うこと。シャンプーは洗浄力が高いので、水に浸ける時間がごく短くすみます。また、アルカリ性に傾いた繊維を酸性に戻すためにリンスを使うことで、型崩れの失敗も少なく、柔軟剤と同じ役割をするため柔らかく仕上がるのです」さっそく、洗い方のコツをハナさんに教えてもらった。【準備するもの】シャンプー、リンス(コンディショナー)、風呂桶【手順】(1)風呂桶などに水をはり(2L程度)、シャンプーを2プッシュ入れ、溶かすように軽く泡立てる。(2)型崩れしにくいように軽く畳んだまま衣類を(1)に浸ける。(3)5分間つけ置き。洗浄力が高いため、押し洗いは必要ない。シミがあるなど気になる汚れがあれば、つまみ洗いを。(4)軽く水を切り、洗濯ネットを使わず、そのまま洗濯機に入れて1分間、脱水する。その後、新しい水を入れた風呂桶で1度だけ軽くすすぐ。何度も水をかえてすすぐより、衣類へのダメージが少なくすむ。(5)新しい水を入れた風呂桶にリンスを1~2プッシュ入れる。溶かすように混ぜ、衣類を入れてリンス液が行き渡ったら、同様に洗濯機で1分脱水したあと、水ですすぎ、さらに洗濯機で1分脱水する。(6)直射日光に当たらない場所で陰干し。ニットなどはハンガーにかけて干すと型崩れの原因になるため平干し。「手洗いの前に、色落ちチェックをすると安心です。キッチンペーパーを指に巻きつけ、水に溶かしたシャンプー液を少量つけて、衣類の裏面など目立たない場所を叩き、色移りがないか確認を。うっすら色移りしていれば単体で洗濯し、ひどく色が落ちてしまうなら自宅で洗うのは諦めましょう」また、自宅で手洗いをする場合、洗濯表示マークで「水洗い不可」になっているものは、クリーニング店に持っていくのがベター。さあ、普段使っているヘアケア用品で、冬物衣類のケアを試してみて!
2023年12月22日今回のお話「物価高の今、何ができる?今すぐ取り組める“食費”節約術とは」物価高を最も感じるタイミングといえば、スーパーでのお買い物なのではないでしょうか。食費は生きていくためにどうしても必要ですが、逆にすぐに削りやすい部分でもあります。今すぐに取り組める節約自炊テクニックや、ついつい利用しがちなフードデリバリーサービスまでご紹介!物価高の今だからこそ、食費について真剣に考えてみましょう。■そもそも食費って毎月いくらまでならOK?家計を見直すにあたり、まずは食費にどれくらいの金額をかけるか把握することが大切です。今、毎月いくらを食費に使っているかすぐに答えられる状態でしょうか?忙しいとついついフードデリバリーサービスやコンビニエンスストアなど、お金で解決できるものに頼ってしまいがち。便利なサービスを毎月いくらまで使って良いか考えてみて!UberEatsって月に何回まで頼んでOK?宅配サービスの賢い使い方■食費を節約するなら基本は自炊推奨。でも、本当にお得なの?自炊は節約の基本……とはいうものの、料理好きでなければ、実際にどれくらいの効果が得られるのか分からないとやる気が続かない方もいるのではないでしょうか。自炊って結局どれくらいお得なのかを考えてみましょう。一人暮らしの自炊、本当にお得?今、毎月どれくらい食費がかかっているかを把握したうえで、まずは1カ月自炊をがんばってみて。面倒なお弁当作りも「ここでがんばれば○○円浮く!」と思えば続けられるかも!?正直面倒な「お弁当作り」。結局、どれくらい節約になる?ご飯代以外にも、チリツモで意外とお金がかかっているのが「飲み物代」。毎日コンビニコーヒーを買うのが習慣になっている方もいるでしょう。そこをマイタンブラーに変えてみると実はかなりの節約に!?マイタンブラーって何回使えば元が取れる?■結局、自炊にもテクニックが必要自炊を始めてみると、節約になるかどうかはテクニック次第……ということも分かってくるはず。食材、メニューの選び方によって、トータルの金額が変わってきます。できることならおいしく、楽しく節約したいところ。食材のお買い物上手を目指しましょう!食材のお買い物上手になるにはどうしたらいいの?先を見通して家計をやりくりしていても、交際費などでどうしてもピンチな月が出てくることだってありますよね。そんな時こそ自炊の手腕が活きるもの!いざという時に役立つ節約テクニックを身に着けておけば、友人の結婚式が重なっても怖くない(?)「今月、ピンチ!」を給料日まで乗り切る自炊テクニック■一番取り組みやすい食費の節約。今日から試してみて!毎日忙しく働いていると料理が億劫になってしまいますが、まずは1週間、次は1カ月……と期間を区切って取り組めば「意外とできるかも!」と思える瞬間がくるはず。節約したいと思った時、最も手軽に取り掛かることができるのはやはり食費です。最低限の料理を覚えておくだけでも心持ちが変わってきますよ。ぜひ今回紹介した6つの記事をチェックしてみてくださいね!(イラスト:itabamoe、編集:マイナビウーマン編集部)
2023年11月06日一向にとどまる気配のない物価の高騰。以前と同じように貯蓄できないと感じている人は多いだろう。じつはあなたの貯蓄は、日に日に“失われて”いるというーー。《スーパーに行っても野菜が高くて買えない。最近、もやしばかり》 《食費も光熱費もガソリン代も値上げ。もう生きていけないレベル》終わりの見えない物価高騰に、ネット上ではそんな悲鳴がーー。毎日新聞が10月に実施した世論調査によると、岸田内閣が発足してから2年間で〈暮らし向きが悪くなった〉と答えたのが60%。〈良くなった〉と答えた3%を大幅に上回った。「欧米諸国では、日本以上に物価が高騰していますが、賃金もそれに伴って上がっています。しかし日本では、ここ30年ほとんど給与所得が上がっていない一方、税金や社会保険料は増えているので、手取りである可処分所得は減っています。そんな中で進行する超物価高。貯蓄を取り崩している人も少なくないため、生活苦や不安を感じる要因になっているのでしょう」そう分析するのは、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん。実際に、総務省の統計では、コロナ禍の巣ごもりで一時的に増えた2020年を除き、国民の預貯金はほぼ右肩下がりになってきた。「今後、インフレもまだまだ続くと予測されています。一方、それを補うほど給与や年金が増える見込みはありません」(丸山さん)はたして、物価はどれほど、上昇していくのだろうか。7月31日に日本銀行が発表した「経済・物価情勢の展望」によると、変動の激しい生鮮食品を除いた消費者物価指数は、2023年度は2022年度と比べ2.5%上昇すると予想されている。2024年度はさらに1.9%、2025年度は1.6%上昇すると予想されている。経済紙記者はこう指摘する。「日銀は、今月末に行われる金融政策決定会合で、この予想をさらに上方修正するとみられています。物価上昇の一因である円安の背景には、日本経済の競争力の落ち込みがあります。一朝一夕で改善できるものではありませんから、円安の状態と、それに伴う物価上昇は今後も続いていくでしょう」物価上昇は私たちの生活に多大なダメージを与える。仮に、7月時点の日銀の予想のとおりに物価上昇が進行し、それ以降の2026年からは毎年1.5%ずつ物価が上がると仮定しよう。2022年の50代の平均的な生活費(消費支出)は、月36万2648円。同じような生活を続けた場合、2027年には生活費は39万6469円、2032年には42万7110円に上昇する。物価が上がらなかった場合と比べ、2023年から2032年の10年で累計443万円もの出費増となる。物価の上昇と同じように給与が上がらなかった場合、生活の見直しをしなければ、貯蓄に回すお金を大きく減らさざるをえなくなる。さらに深刻なのは、貯蓄をしていっても、価値が目減りしていくことだ。物価が上がると、同じ額面でも買えるものが減っていく。前述のように物価が上がると、2032年の100円は、2022年の85円ほどの価値になってしまうのだ。2032年に貯蓄2千万円を達成したとしても、2022年と比べて、価値は300万円ぶんも消えることになる。物価上昇で出費が増えて、お金が貯めづらくなっているうえに、貯めたお金の価値は年々減少していくという危機的な状況に、私たちは置かれているのだ。
2023年10月27日庶民の生活を圧迫する物価の上昇。賃金の伸びは物価の上げ幅に追いつかず、10月6日に発表された8月の実質賃金は昨年同月と比べ2.5%減少し、17カ月連続のマイナスに。そんななか、岸田文雄首相(66)ののんきぶりに、多くの人が呆れかえっている。10月16日、岸田首相は東京・江東区内のスーパーマーケットを視察に訪れた。FNNプライムオンラインによると、岸田首相は総理になる前は息子とスーパーに行くこともあったといい、野菜や肉のコーナーを視察。「確かに高くなっている」と述べたという。その後の記者会見では、「確かに物価、肉ですとか、野菜ですとか、この価格は上がっている」とし、価格が上がっている理由についても説明受けたとコメント。「特に野菜などは、今年の夏、大変気温が高かった、暑い夏が野菜には価格高騰に大きく影響しているなどという説明を伺いました。確かに、価格は上がっているわけですが、その理由、物によって、背景によって、随分様々な理由があるのだと、そんなお話も聞かせていただきました」と感想を述べた。続いて、「今月にも取りまとめる経済対策は、まずは物価高から国民生活を守る、これを第1の柱にしたいと考えています」と物価高から国民を守ると宣言したのだ。しかし、このニュースに対しSNS上では“今更すぎる”と反発の声が相次いだ。《岸田首相、今まで庶民が散々苦しいって訴えてたのに何を見てきたの?もっと早くに庶民の目線で現場を確認して庶民のために動いていればこんなにバッシングされることもなかっただろうに……》《遅過ぎるし白々しいし今更感がハンパない》《やっと気づいたの?岸田首相が就任してから2年はずっと高いよ》《スーパーなんて久々に行ったんじゃない?絶対前の値段なんて知らんやろ。庶民の手取りとかも知らないくせに》「9月29日に発表された、東京都区部2023年9月分の消費者物価指数の速報値では、食料品が前年同月に比べ8.8%の上昇となりました。家計の悩みの種となっている食品の値上がりですが、この上昇は今に始まったものではなく’21年から続くもの。国民が2年にわたって、“物価上昇がつらい”と訴えてきたなかで、やっとスーパーを訪れて『確かに高い』と発言しても『庶民の暮らしぶりに目を向けてくれてありがとう!』とはならないでしょう。実際に、SNSでは『遅い』と落胆する声が多く見受けられます。また、近々衆議院の解散総選挙が行われるとのうわさもあり、スーパー視察は選挙対策の“パフォーマンス”ではないかと指摘する声もあがりました」(政治部記者)16日に明らかになった自民党の経済対策案では、物価高対策を最優先課題に掲げ、低所得世帯向けの給付金やガソリン価格の高騰を抑える補の継続などを盛り込むという。今からでもスーパー視察が、政策に活かされるとよいのだがーー。
2023年10月17日物価の高騰が進むなかで、食費や買い物の手間をなるべく抑えたいと思っている方も多いのではないでしょうか。「まとめ買い」のポイントを知っておけば、無駄買いを防いで時間やお金の節約にもつながりますよ。今回は管理栄養士の筆者が、買い物の効率が上がる「まとめ買い」のテクニックについてご紹介します。まとめ買いのメリット買い物にかける時間が減る毎日買い物するのと週に1回買い物するのでは、買い物に費やす時間が大幅に変わるでしょう。食品をまとめ買いする場合は1回あたりの買い物時間は増えますが、スーパーまでの往復時間などを考慮すると、まとめ買いしたほうが時間の節約につながります。食費の節約になるたとえば100gのお肉よりも、大容量パックのお肉のほうがグラム当たりの値段は抑えられます。そのため食材をまとめ買いしてうまく活用したほうが、結果的に節約につながりやすいでしょう。ただし、食材を使いきれずに腐らせてしまうことがないように気を付けなければなりませんね。まとめ買いで気を付けるポイント平日5日分のメニューをざっくり決めておくまとめ買いする前に、平日5日分のメイン料理と、副菜となるメニューを1品決めておくとよいでしょう。「肉料理」「玉子を使った料理」などざっくりした決め方で問題ありません。きっちりとメニューを決めてしまうと、忙しかったり体調を崩したりして料理が作れない日があったときに予定が崩れて食材が余ってしまいます。週末は外食が入るなど予定通りにいかない可能性もあるため、平日5日分だけメニューを決めておき、余った食材は週末に使い切ったり翌週にまわしたりするのがおすすめです。冷蔵保存なら1週間で使い切れる量を買うまとめ買いした食材は、冷蔵保存であれば1週間くらいで使い切るようにしましょう。もし使い切れずに傷んでしまいそうな食材があれば、早めに冷凍保存しておくことも大切です。また、予定外に食材が残ってしまったら、副菜や汁物にまわして早めに使い切りましょう。肉や魚はまとめて買い、冷凍保存も活用肉や魚は大容量でまとめ買いするとお得に買えるため、ぜひ活用したいものです。しかし、冷蔵保存していると使い切れずに傷んでしまう可能性があるので、すぐ使う分だけを残し、ほかは小分けして冷凍保存をしておきましょう。下味をつけて冷凍すればすぐ調理できて便利ですよ。ただし家庭の冷凍庫では、たとえ冷凍していても開け閉めしているうちに傷みやすいため、購入する肉や魚は1か月で食べきれる量にしましょう。日持ち食材はストック数を決めて買うツナ缶・トマト缶・サバ缶などの缶詰類、切り干し大根や春雨などの乾物をストックしておけば、あと一品欲しいときにも便利です。常時ストックする食品はリストを作っておき、使ったら買い足すようにしておきましょう。また、玉ねぎ・にんじん・じゃがいもなど日持ちする野菜も常備しておくと、さまざまなメニューに使えて便利ですね。まとめ買いで無駄のない節約生活をこれからの季節に向けて感染症のリスクを減らすためにも、買い物の回数はできるだけ減らしたいものです。時間とお金の節約にもなる「まとめ買い」のテクニックを活用して、効率よく買い物をしましょう。©IYO/PIXTA(ピクスタ) ©つむぎ/PIXTA(ピクスタ) ©Graphs/PIXTA(ピクスタ) ©Ryozo/PIXTA(ピクスタ)筆者情報寺内麻美管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。文/管理栄養士・寺内麻美
2023年10月13日電気代の高騰や食料品・日用品の値上げが続き、以前と比べて確実に高くなっている私たちの生活コスト。しかし、大きな余裕はなくとも生活に困らないうちはイマイチやる気が起きず、「お金について何もしていない」という一人暮らし女性は多いのではないでしょうか。そこで今回は、一人暮らしの女性に向けて「今すぐできる節約術」をお伝えしようと思います。面倒なことはしたくない、というズボラな方でも大丈夫。細かい計算や手間のかかる支出管理は極力省き、「すぐできる」をポイントに具体的な節約術をまとめました。■手間をかけない節約のカギは「固定費」にある節約しなければと思っても、支出を省くために毎日の貴重な時間が取られるのは避けたいもの。そこで、できるだけ手間をかけずに節約するため、まずは「固定費」にメスを入れてみましょう。固定費は、一度見直してムダを省けば、その節約効果がずっと続きます。変動費のように、買い物のたびにお金の使い過ぎに気を付けなくても、勝手に支出が減らせるのです。固定費にも、家賃や通信費、保険料などいろいろな支出がありますが、「すぐできる」というポイントで考えると、まずは「サブスク」と「スマホ代」を見直すのがおすすめ。また、支払い方法を年払いに変えて節約するというテクニックもあります。◇利用していないサブスクは解約する今すぐ固定費のムダを省くなら、まずは利用していないサブスク(サブスクリプション)をチェックして解約しましょう。音楽や動画の配信サービス、月額制の課金アプリなど、今は使っていないのに契約したままになっているサブスクはないでしょうか。一つひとつの料金は小さくても、それが積み重なると大きなムダになります。たとえば、利用していないサブスクに月1,000円支払っている場合、年間では1万2,000円もの出費です。それぞれのサブスクの利用状況を確認し、毎月支払い続けるのと本当に必要な時だけ支払うのと、どちらにすべきか改めて考えてみましょう。◇格安SIMや格安プランに乗り換える一度見直すだけで一気に節約できるのが、「スマホ代」です。毎月のスマホ代が1万円前後という人は、格安SIMやキャリアの格安プランに乗り換えてみましょう。月5,000円程度の節約につながるはずです。「使い心地が心配」という人もいますが、格安SIMにしても今のスマホはそのまま使えますので、使い慣れたスマホをこれまで通り使用しながらスマホ代だけを安くできます。また、大手携帯キャリアからは月額3,000円程度の格安プランが出ていますので、格安SIMに不安がある方はこちらもおすすめです。格安SIMや格安プランに乗り換える方法は、ネット上に詳しい解説がたくさんあります。少し時間を作って手続きするだけで、毎月のスマホ代を大きく減らせますので、ぜひチャレンジしてみてください。◇年払い割引を活用する月々の支払いを「年払い」にすると、割引料金になるケースは少なくありません。NHK放送受信料や国民年金保険料、また、生命保険や自動車保険など民間保険会社の保険料の中にも、年払い(前払い)で割引になるものが多くあります。そのほか、アプリの月額料金なども年払い割引を採用している場合があります。支払い方法を変えるだけで節約になりますので、「これからも確実に使う固定費」は年払いに変更しておくといいでしょう。■固定費以外の節約ポイントは固定費以外にも、手間をかけずに今すぐできる節約ポイントはたくさんあります。知っているとお得になること、習慣化すると自然と節約になることをまとめましたので、できそうなものから取り組んでみましょう。◇先取り貯金をするなかなかお金が貯まらない人には、「節約してお金を貯める」「月末にお金が余ったら貯金する」という思考がないでしょうか。しかし、確実にお金を貯めるには、生活費をやりくりする前に「先に貯金してしまう」のが正しい順番です。この「先取り貯金」は、天引きなどを利用し、生活費として使う前に給料から貯金分のお金を他の口座に取り分ける方法です。先取り貯金には、「財形貯蓄制度(勤務先に制度がある場合)」や銀行の「自動積立定期預金」などを利用するのもいいですが、NISAなど税制優遇制度を使うのもおすすめです。先取り貯金をしておけば、必然的に残りのお金で生活することになりますので、自動的に節約できますよね。今まで貯金をしてこなかった人は、少ない金額で生活することになるためはじめは少し大変ですが、徐々に慣れてくるとお金の使い方も上手になるでしょう。◇「安いから買う」をやめる最近ではたくさんのショッピングサイトがあり、頻繁に割引セールやクーポンの配布を行っているところも多くみられます。洋服などが「安くなっている!」と感じる機会が多くなった分、すごく欲しいものや必要なものではないのに、「安いから買ってしまう」ことが増えていないでしょうか。安い買い物でも月に何度か繰り返せば、トータルではそれなりの金額を使っていることもあるでしょう。しかも、後から振り返ると「別に必要なかったな」と感じる買い物も少なくないはずです。「安いから買う」が習慣化すると、本当に欲しいものや必要なものを買うお金がなくなり、クローゼットの中が適当に選んだ服でいっぱいになってしまうことも。そうならないためには、安いからという理由で買うのをやめ、欲しいもの・必要なものを一覧にまとめて計画的に購入しましょう。これなら欲しいものが確実に手に入れられ、ムダ使いがなくなります。特に、深夜は衝動買いしやすい時間帯ですので、一人で時間を持て余し何となくショッピングサイトを眺める習慣があるなら、まずはそこから断ち切りたいものです。◇食材の「ちょこちょこ買い」をやめる一人暮らしの場合、食材をまとめ買いすると結局使い切れずムダにしまうことがあるでしょう。その経験から、「食材はちょこちょこ買う」という人は多いかもしれません。しかし、買い物の回数が増えると、ついつい余計なものを買ってしまいがちに……。そこで、スーパーで買い物する回数は最小限にすると決めましょう。まとめ買いをしても食材をムダにしないコツは、日持ちする食材をメインに選ぶことです。たとえば、野菜なら2週間以上日持ちする、にんじんや玉ねぎ、じゃがいもなどの根菜類。また、卵も賞味期限が2週間ほどあり、いろいろな料理に使えて便利です。ツナ缶やサバ缶、コーン缶、トマト缶などの缶詰もまとめ買いに適しています。加えて、レトルトや冷凍食品を常備しておけば、「冷蔵庫に食材が少なくて不安」という理由でムダな買い物が増えることを防げるでしょう。◇日用品もまとめ買いする食材だけでなく、日用品もまとめ買いがおすすめです。足りないものをその都度スーパーやドラッグストアで買っていると、こちらも余計な買い物の原因になるからです。日用品はあらかじめリストアップしておき、その月になくなりそうなものをまとめて買うようにすると、必要なものだけを購入でき、買い物の回数も減らせて時間の節約にもなります。最近ではどのドラッグストアでもクーポンの配布などをよく行っていますが、割引にとらわれ過ぎず必要なものだけを買うことを心がけると、結果的にはそちらのほうが節約には効果的なケースがほとんどです。◇節約のマイルールを作る一人暮らしの節約は強制力がない分、「意志の強さ」だけで続けるのは大変なものです。そこで、節約を楽しく続けるための「マイルール」を作りましょう。たとえば、「電子マネーにチャージした分だけでやりくりする」「外食は月○回まで」など節約ルールを設け、それが守れた時の小さなご褒美も決めておきましょう。自分なりのルールが習慣化した時には、いつのまにか節約体質に生まれ変わっているはず。一人で続ける節約だからこそ、ゲームのように楽しめるルールをぜひ作ってみましょう。■頑張らなくても節約はできる!「節約は頑張ってするもの」と思いがちですが、プランや支払い方法の変更、解約だけで節約できる支出はいろいろとあります。また、我慢をせずお金の使い方を工夫するだけでも、続けていけば大きな節約につながりますよ。収入を自分のためだけに使える一人暮らしだからこそ、自分次第でお財布事情は大きく変えられます。楽しみながら節約を続けつつ、人生を豊かにしてくれるお金の使い方ができるといいですね。(文・武藤貴子、イラスト・フルカワチヒロ)
2023年10月09日猛暑も物価高も早く終わってほしい。そんな願いとは裏腹に、10月からの家計には、さらなるピンチが訪れそうです。理由としてはまず、ガソリン代の高騰があります。6月からガソリン補助金が徐々に縮小されたため、小売価格は15週連続で高騰。全国平均は1リットル185.6円と過去最高を記録しました(8月30日・資源エネルギー庁)。そこで、岸田首相は9月末で終了予定だった補助金を年末まで延長し、1リットル175円程度になるよう調整すると表明。ただ、ガソリンの高騰は今後も続き、補助終了の12月ごろに同じ議論を繰り返す“いたちごっこ”になるのでは。私は当初から「トリガー条項の凍結解除」を主張してきました。トリガー条項は、3カ月連続で1リットル160円を超えたらガソリン税の一部25.1円の課税をやめ、減税して価格を抑える仕組みです。ただトリガー条項は’11年から凍結中。国は「凍結解除には法改正が必要、時間がかかる」の一点張りでしたが、ガソリン補助金開始から1年以上たった今、ただの言い訳だったことは明らか。一切の減税を許さない財務省に押し切られ、庶民の生活に無関心な政府が、付焼き刃の補助金を繰り返すだけでは焼け石に水でしょう。■インボイス、酒税もわれわれの家計に影響次に、電気・ガス代の高騰です。現在、電気代には1キロワット時あたり7円、ガス代には1立方メートルあたり30円の補助金が出ていますが、9月末で終了の予定でした。ですが、こちらも延長するようです。ただ家庭で電気・ガスをよく使うのは12~2月。延長期間を、ガソリン同様年内とするのか。庶民生活への関心度が見えるので、延長期間に注目しましょう。もう1つ、10月から「インボイス制度」が始まります。インボイス制度は、中小の事業者やフリーランスなどに消費税納税についての選択を迫るもの。こうした事業者には「実質増税」ですが、会社員には関係がないと思う人が多いでしょう。しかし実は、私たちの電気代が影響を受けるのです。というのも電気代には、中小の事業者や個人が太陽光パネルなどで作った再生可能エネルギーの買取り費用が、「再エネ賦課金」として上乗せされています。こうした事業者はインボイス制度の影響を受け、買い取る電力会社にも’23年度中に58億円の負担が生じるとの試算も。これを国は、再エネ賦課金に上乗せする方針です。負担増は毎月の再エネ賦課金の0.2%程度ですが、インボイス増税のツケを全家庭に払わせる「隠れ増税」には違いありません。さらに、10月からは酒税法の改正も。ビールの酒税は下がりますが、第3のビールは上がります。庶民には増税といえるでしょう。物価上昇を加味した実質賃金は15カ月連続マイナス(’23年8月・厚生労働省)で、家計は火の車です。ブライダル企業への補助金などもってのほか。庶民の生活支援を最優先してほしいものです。
2023年09月08日8月18日、家庭で消費するモノやサービスの値動きを示す最新の消費者物価指数が発表され、去年より3.3%も上昇したことが明らかになった。酷暑や原油高、円安の影響を受け、小麦や卵、食肉など、多くの食品の価格が上昇するとみられている。一方、価格が横ばいだったり、値下がりが予想されている食品もわずかだがある。節約アドバイザーの丸山晴美さんがこう解説する。「米は、酷暑よりもむしろ冷夏に影響されます。米の産地で台風や水害などの被害が少なかったこともあり、収穫量は全国で平年並みと予測されています。野菜については、日照時間が長かったために全般的に昨年よりも安くなっています。とくに高原で栽培されるため、暑さによる悪影響を受けていないキャベツやレタス、高い気温でも生育がいいなすなどは出荷量が増え、例年より安く出回りそうです」(丸山さん)また福島第一原発のALPS処理水の海洋放出により、中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止したことも、食品の価格を下げる可能性があるという。水産アナリストの小平桃郎さんか語る。「これまで中国向けに販売していた水産物を国内販売に回す動きが活発になっています。中国向けの水産物の半分を占めていたホタテは国内に出回り、求めやすい価格になる可能性も。中国向け水産物には、国産のウニやイクラ、マグロ、キンメダイなど高級品が多い。これらも国内の販売価格に波及することも考えられます」また、カニの価格も秋から値が下がる可能性がある。「2020年から2021年にかけて景気がよかったアメリカでカニの消費が激増し、日本国内のカニの価格が高騰。ところが、アメリカの景気が落ち着き、消費量が減ったときにウクライナ侵攻があり、アメリカがロシア産のカニを禁輸に。それが日本やアジアに流れています。すでにレストランなどではカニを使ったメニューが増えていますが、秋から年末にかけてカニがお買い得な価格になると思うのでオススメです」税制の変更も商品価格に影響を及ぼす。「ビールの税額は10月に酒税法改正で350ミリリットルあたり70円から63円35銭に下がることに。一方、普通のビールより安い価格で庶民の味方だった『第3のビール』は37円80銭から46円99銭に引き上げられ、ビールとの価格差は小さくなります」(丸山さん)私たちは、食品価格の高騰から家計をどう守ればいいのか。「この値上がりラッシュも10月がピークでしょう。物価高にはさまざまな要因が絡み合っていますから、加工度が高いほどその分のコストが乗っていきます。価格が安定している米を中心に、レトルトや冷凍などの値上がり幅が大きい加工食品を控えて、旬の野菜を使った自炊を心がけることが最大の防御策です」(丸山さん)和食メニューで値上げラッシュを乗り切ろう!
2023年09月07日去年と同じものを食べているのに、お財布からお金が飛んでいく。物価高を実感している人も多いだろう。だが、食品価格の高騰はまだ序章。この秋、値上がりするものとはーー。8月18日、家庭で消費するモノやサービスの値動きを示す最新の消費者物価指数が発表され、去年より3.3%も上昇したことが明らかになった。節約アドバイザーの丸山晴美さんがこう解説する。「単純にいえば、1年前より3%ほど家計の負担が増えていることになります。しかし食品だけに限れば10%ぐらいの負担増、つまり月6万円を食費に使っていれば6000円増えている感覚の人が多いはずです」はたして、どんな食品が値上がるのか見ていこう。「日本は小麦の約8割をアメリカやカナダなどからの輸入に頼っていますが、異常気象による干ばつでカナダの小麦の収穫量が減っています」(丸山さん)円安、原材料価格や物流費の高騰に加え、ロシアのウクライナ侵攻で小麦の価格が高騰していた。そこに世界的な異常気象が拍車をかけた形だ。「小麦の価格は安定供給のため政府が買い付け、製粉業者に売却します。その売渡価格は毎年4月と10月に見直されるので、注意が必要です」小麦の価格高騰は、パンや麺類、菓子類などにも影響を与える。■年末に高まる需要で牛乳や牛肉が価格高に国内で生産されるものも、歴史的な猛暑の影響を受けている。気候変動が家畜に与える影響について研究している北里大学獣医学部の鍋西久准教授が語る。「すでに卵は、暑さで鶏がエサを食べないことから、生産量が少なくなったり、卵が小さいなど品質が悪くなったりしています。また、秋から冬にかけて卵の消費量が増えますが、その時季に卵を産ませるために育てられていた鶏が猛暑で死亡したり、発育が悪くなったりしています。昨冬に鳥インフルエンザの猛威により大量に殺処分した影響もいまだ残っており、秋にかけて品不足から価格が上がる恐れがあります」今年4月に卵の平均価格は過去最高を記録したが、その後、価格は落ち着いた。だが、この秋にまた高騰する可能性があるという。酷暑は牛乳の価格にも影響を与えているという。コロナによる消費量の減少で、牛乳が余り廃棄されたことは記憶に新しいが……。「じつは飼料価格や資材の高騰によって酪農家の廃業が過去にないスピードで増えていました。加えて、暑さによって乳牛が体調を崩し、牛乳の生産量が低下しています。涼しくなれば牛乳の生産も増えますが、残暑も厳しく、影響は秋以降まで引きずりそう。秋からクリスマスにかけて、牛乳やバターやチーズなどの乳製品の消費量が増えますが、そのときに生乳が不足することで、牛乳や乳製品の価格上昇が考えられます」では、牛肉はどうだろうか?「肉牛も熱中症や体調不良など、猛暑の影響を受けます。エサを食べないことで発育が悪くなり飼育日数が延びれば、その分、高騰している飼料代がかかります。また暑さ対策に牛舎に冷房を設置すれば、電気料金が畜産農家に重くのしかかっています」牛肉は年末にかけて需要が高まるので、品不足による価格の高騰は避けられそうにない状況だ。「一方、豚、鶏も暑さによる死亡が多数報告されていますし、発育不良で飼育日数が延びています。ただし、豚肉や鶏肉は年末にかけて需要が増えることはないので、出荷量が減ったとしても、価格は大きく変動しないのではないでしょうか」小麦や肉などの価格の高騰は、当然、それらを加工した加工食品の価格にも影響を及ぼす。さらに、人件費や輸送費、製造のための電気料金の上昇なども、加工品の価格を押し上げている。加工肉や冷凍食品、菓子などの加工された食品や飲料も、この秋の値上げが予定されている。前出の丸山さんが解説する。「秋は店頭の商品が、夏仕様から秋冬仕様に変わります。商品パッケージの変更に合わせると、価格改定もしやすい。だから、9月と10月は値上げラッシュが続くのです。今年の9月以降は、みそなどの調味料、菓子、飲料、アイスなど幅広い品目で値上げが行われる見込みです」すでに値上げが確定している主な商品は、前ページから続く上の表のとおり。どれも食卓でおなじみのものばかりだ。
2023年09月07日