雨の日、特に用事もないのでたまにはゆっくり雑誌でも読もうかと、コーヒーを入れました。なんで?! 君たちが後から来たよね?!なんでわざわざこんな狭い場所で遊ぶんだ!!!他でやれ!!! コラ!!…と言いたいのをグッと堪えて、雑誌を閉じました。
2017年11月22日みなさんは夫婦間で「理不尽だ!」と感じたことはありますか?もしかしたら、「そんなのしょっちゅう感じてる」という方も少なくないかもしれません。結婚生活には我慢と忍耐が大切とはよく言いますが、考えてみたら自分ばかりが我慢しているような気がする……という女性も多いでしょう。そこで今回は、女性たちが夫婦間で理不尽だと思うことについて調査してみました。●(1)共働きなのに家事・育児は妻『うちは共働きなのに、家事は私が一切を担っています 。夫は一人暮らし経験もなく、30歳まで実家暮らしで結婚したため、料理も掃除も洗濯もできず、すべて私任せ。子どもはいないものの、私だって正社員でフルタイム勤務。夫よりは少し早く帰れるものの、残業だってあります。それなのに家事をすべて一人でやらなければならないって、どう考えても理不尽ですよね』(30代女性/営業)『旦那がやってくれる家事といえば、ゴミ出しとお風呂掃除だけ。育児に関しても“手伝う”という感覚で、私がやって当然という感じ 。保育園への送迎も子どもが熱を出したといえば迎えに行くのも休むのもいつも私。私だって時短とはいえ働いているんだから、もっと負担を減らしてほしいです』(20代女性/事務)共働きなら家事や育児は分担するのが当たり前……という常識は、男性にとって常識ではないのでしょうか。「なんでいつも私ばっかり!」という妻のイライラやストレスが爆発してからでは手遅れ。旦那さんたちには、働く妻をねぎらい、家事や育児は「手伝う」のではなく「一緒にやる」という感覚を持って実行してほしいものです。●(2)収入格差があるのに生活費は折半『夫婦で正社員ですが、夫の年収は600万くらい、私の年収は250万くらいです。こんなに収入に格差があるのに、結婚してからも同棲していたころと同じように財布は別、生活費はすべて折半 です。家賃も食費も水道光熱費もすべてきっちり折半。当然、私が自分のために自由に使えるお金はとても少ないです。これって理不尽すぎませんか?夫に言っても、「その分、俺は将来に備えて貯金してるんだからいいでしょ」と返されます……』(30代女性/販売)生活費は収入に見合った額で出し合うようにしたいですよね。私も夫婦間で収入に大きな差があるのでそう思います。でも、その分貯金していると言われてしまうと、「なら仕方ないか……」と思ってしまうんです。とはいえ、完全に折半にするのはキツい、もう少し自由に使えるお小遣いがほしいという場合は、夫婦でしっかり話し合ったほうがいいでしょう。きっちり折半ではなく、負担する割合を減らしてもらってください。結婚しているのに一方だけが経済的につらい思いをするなんておかしいことです。度が過ぎると経済的DVになってしまいますよ。●(3)夫の実家にばかり行かされる『夫も私も一人っ子。私だって夏休みや正月休みなどは自分の実家に帰ってゆっくりしたいのに、いつも夫の実家に行くことになります。文句を言っても、夫には「結婚ってそういうものだから 」で片付けられてしまいます。義両親は優しいし嫌いじゃないですが、やっぱり何日もいたらとても気を使います。せっかくの休みなのにぜんぜん気持ちも体も休まりません。嫁に行ったらそういうもの、という感覚がそもそもおかしいと思う。うちの両親だって、本当は婿に来てほしいと言っていたのに……』(30代女性/主婦)世の中的に、帰省と言えば夫の実家へ行くもの、という感覚が強いものですよね。子どもを連れて自分の実家によく帰るという友人は、旦那さんと姑さんから、「実家に帰りすぎ。結婚したら夫の実家に行くものでしょ 」と怒られたそうです。でも、嫁に行ったからといって夫の実家ばかりを優先させなければならないのは、やはり何か時代錯誤のような気もしますよね。どちらの実家も大切にして、平等に関わって行きたいのに、理不尽です。----------いかがでしたか?女性のみなさんは、納得できるものがあったのではないでしょうか。女性ばかりが我慢している、というわけでもないですが、妻たちはこのようなことに理不尽さを感じているのだということを、男性陣にも知ってもらえたらなと思います。特に(1)は毎日の生活の中で疲労がどんどん蓄積されていってしまうことなので、早急に改善してほしいです。奥様が体調を崩してしまっては、元も子もありませんよ。●文/パピマミ編集部●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年07月11日会社勤めをしていると、上司から理不尽なことをいわれて困ることもあるもの。『Woman type』のアンケートでも、「上司への不満がある人」は74%、「上司の言動になぜ? と思ったことがある人」は69%にのぼっています。ではそんなとき、どうすれば論理的に対処できるのでしょうか?『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』(深沢真太郎著、日本実業出版社)によると、論理的思考を使って反論することで、相手の言動に矛盾があることに気づかせることが非常に重要なのだとか。そこで、上司から理不尽な言動をされたときの対処法について、著者の深沢真太郎さんに詳しく教えていただきました。■1:上司に大声で怒鳴られた場合は?こんな反論はいかがでしょう?「人になにかを伝えるときには、そんな大きな声を出さなくても聞こえますよ。こういうときの声の大きさとその人の器の大きさは、反比例するという考え方もあります。孫正義さんだって、池上彰さんだって、落ち着いた声でゆっくり話すじゃないですか。部長も器の大きい人なのですから……」なるほど、説得力のある意見ですね。■2:上司の指示や意見がコロコロ変わった場合は?こんなときには迷わず「私はいったい“何月何日の部長”の指示を優先すればよいでしょうか?」と聞いてみるのがいいと思います。極めて妥当な質問ですよね。■3:上司に「クビだぞ!」と脅された場合は?こんな反論はいかがでしょう?「なぜ“これをやらないとクビだ”なのでしょうか。納得できるように論理的に説明してください。いっそのこと、“クビにしなければならない人”の定義から教えていただけませんか?私がそれに当てはまるのか、確認させてください。当然、それは他の人にも当てはまらないとウソですよね」こうして反論されれば、上司もタジタジになってしまうかもしれませんね。■4:上司に責任をなすりつけられた場合は?こんな反論はいかがでしょう?「責任の“任”は任せる、であり、任される、でもあります。少なくとも2者いなければ、“任”は成立しません。つまり、少なくとも任せる側と任される側、双方の問題なのではありませんか? どちらか一方というのは、論理矛盾を生んでいます」理不尽なことには、きちんと反論することが大切です。■5:期日を守ったのに文句を言われた場合は?たとえば、「3日以内に仕上げて」といわれたはずなのに、3日後に提出すると「もっと早く仕上げてくれないと困るよ」などといわれること、ありますよね。そんな場合は、「“3日以内”という言葉の意味を正確に教えていただいてよろしいでしょうか」と聞いてみては?つまり、あなたの言葉の定義を明確にしてくれというツッコミです。適当な発言をしている人は、たいていこれで論破できます。■6:自分がやっていないミスを上司に押しつけられた場合は?こんな反論はいかがでしょう?「たとえばサッカーでPK失敗できるのは、蹴った人だけです。確認ですが、私はPKを蹴っていませんよね?蹴ったのは誰ですか?」論理矛盾は、比喩を使って指摘すると効果的です。■7:上司によくわからない指示を出された場合は?たとえば「今日の13時から空けといて。理由?そんなの自分で考えればわかるだろう!」など、目的や理由がさっぱりわからない指示を出す上司、いますよね。こういう上司には逆に「部長、明日の15時からお時間いただけますか。私のマネジャーですから、これ以上はいわなくてもわかってくれますよね」と伝えてみては?■8:プライドの高い上司に「俺の顔をつぶさないでくれるか?」といわれた場合は?こんな反論はいかがでしょう?「申し訳ありません。でも、私は部長の顔よりも会社への影響のほうが心配です。部長も、そちらをお考えになったほうがよいのではありませんか?それとも、部長は会社よりも自分の顔のほうが大切なのでしょうか」■9:上司から「ここの会社ではなく、どこか他の会社を見つけたら?」と言われた場合は?こんな反論はいかがでしょう?「逆に、この会社で働けるための条件を挙げてください。それを満たせば、このままで構わないということですよね。そして、私以外のみなさんは、いますべてそれを満たしているということになります。いったいどんな条件なのでしょう。ぜひ教えてください。まさか、私だけ例外なんておかしなことはあり得ませんよね」極めて論理的な切り返しです。■10:上司に「○○さんはみんなに嫌われているからね」と言われた場合は?こんな反論はいかがでしょう?「みんなって具体的に誰ですか?それって、“みんなも持っているからこの玩具をボクにも買って”と駄々をこねる子どもといっていること同じですよね。そもそも、誰にも嫌われていない人なんているんでしょうか、部長?」最後は少しばかり皮肉をこめて。*あくまで論理的思考をベースにした回答方法なので、実際の現場で使えるものと使えないものがあるかもしれません。しかし、こう考えるだけで、論理的に矛盾した上司の発言を否定できることも事実。あなたも論理的な考え方を身につけて、理不尽さをはねのけていきませんか?(文/渡邉ハム太郎)【取材協力】※深沢真太郎・・・BMコンサルティング株式会社・代表取締役/教育コンサルタント/多摩大学非常勤 講師/理学修士(数学)。ビジネスパーソンの思考力や数字力を鍛える「ビジネス数学」を提唱し人財育成に従事。様々な大手企業の人財育成をサポートしており、日本全国の大学からも講義依頼が殺到。担当した講義は100%リピート依頼がくる超人気講師でもある。著作多数。一部は海外でも翻訳され多くのビジネスパーソンに読まれている。公益財団法人日本数学検定協会「ビジネス数学検定」1級AAAは国内最上位。【参考】※ビジネス数学.com ビジネス数学の専門家・深沢真太郎の公式HP※深沢真太郎(2015)『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』日本実業出版社
2016年01月08日