急に顔から大量の汗をかいたり、ささいなことでイライラするようになり、体調や人格が病気で変わったのではないかと不安に思っていました。そこで婦人科を受診したら、急な発汗やイライラ感は、更年期障害によるホットフラッシュと情緒不安定と判明。43歳で軽度の更年期障害と診断されてからは、処方薬もありましたが、自分なりに症状を軽減させる方法を探し、それらを実践してきました。その方法をお話しします。更年期障害対策1:睡眠を大切にする私は仕事や育児で忙しく、睡眠というのは「寝られればラッキー」くらいの気持ちで過ごしてきました。しかし、更年期障害が起きるようになると、睡眠不足のときは更年期の症状もかなりひどくなることに気が付きました。そこで、睡眠の質を高めるために毎日2つのことを実践しました。1つ目は、ホットフラッシュなどでほてっているとき、おでこや足など熱を持っている部分を水枕や氷のうなどで冷やすようにしました。熱すぎて寝られなかった私にとって、この方法は寝入りを良くし、「眠いのに寝られない」という状態から脱してくれました。2つ目は、夜はカフェインの摂取をやめました。カフェインが多い飲み物を飲むと夜中に必ずトレイに行かなければならず、それで目が覚めてしまうことも度々ありました。カフェインの摂取をやめたところ、夜中に起きることが少なくなり、最近では朝まで起きないことも多くなりました。この2つを実践して睡眠を十分に取ったところ、イライラ感と倦怠感がかなり軽減できました。更年期障害対策2:ストレッチと有酸素運動更年期障害がひどくなり始めたとき、イライラしたり情緒不安定で毎日訳もなく泣いていました。そんな私を心配した友人が、市の無料ズンバエクササイズに誘ってくれました。ズンバとは軽快な音楽に合わせて踊りながら有酸素運動がおこなえる南米発祥のエクササイズです。最初は乗り気ではなかったのですが、実際にズンバを終えた後は爽快感があり、その日はイライラも不安感もなくぐっすり朝まで寝られました。私は心地よい程度に体を伸ばすストレッチと、20分以上のジョギングやズンバなどのエクササイズをすると、ホットフラッシュも軽く済むことに気が付き、毎日忙しいときもありますが少しでも時間を作り、実践しています。更年期障害対策3:バランスのよい食事+豆乳以前から家族の健康も考え、野菜中心の食生活をしてきましたので、食事は今さら考え直す必要はないと思っていました。しかし、更年期障害は女性ホルモンの低下によって起こるため、女性ホルモンと似た働きをするといわれるイソフラボンを含む大豆食品を、今までの食生活にバランスよく取り入れたほうが良いというアドバイスを医師からいただきました。そこで、今までの食事に大豆食品を取り入れるようになりました。ただ、働いていると大豆食品というのは簡単にアレンジできるものばかりではないので、手軽に大豆をとれる豆乳を家族で飲むようになりました。ただ、摂取するバランスが大事だそうなので、多くても少なくても女性の体には良くないそうです。ですので、その意味でも量がわかる豆乳は毎日飲むのによかったです。さらに肌の乾燥や髪の毛のパサつきも気になっていたのですが、豆乳を飲み始めてからは肌もしっとりし、髪の毛も明らかに潤いが増してきたのを感じます。まとめ更年期障害になってから、生活すべてを一旦見直すようになりました。特に睡眠不足や運動不足など、今まであまり重要に思っていなかったライフスタイルが更年期障害に影響しているのを痛感しました。それに気が付いてからは、できるだけ快適な睡眠ができるように環境を整え、定期的に運動をおこない、豆乳を取り入れたバランスの良い食生活を心がけてきました。婦人科からの処方薬と併せて、実際に更年期障害の症状が軽減したのを感じられたので、これからも続けていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/Yoko(43歳)とても元気な小5の女の子と小1の男の子と家事をしない夫と楽しく暮らしてはいる。しかし、フルタイムで仕事をしていて、さらに更年期のような症状もボチボチ始まり家事と育児と仕事でかなり疲労気味の主婦。
2024年02月06日真冬を除くほぼ1年中汗をかくようになった私。そのためにさまざまなトラブルに見舞われるようになりました。更年期障害の代表的な症状の1つ、異常発汗のリアルと対処法についての体験談を紹介します。汗が止まらないのは体形のせい?インドアで在宅勤務が主だった私が、社会復帰して外で働き出したのは6年前の45歳のころ。1日の歩数が2,000歩台から多い日では1万歩を超え、平均しても7,000歩オーバーになり、これで健康的な生活が送れると喜んだのもつかの間、ものすごい汗っかきで悩まされることになりました。若い子と一緒に外出していると、彼らは汗一つかかないのに、私は額から、首から、脇の下から汗ダラダラ。ハンドタオルでせっせと拭いても、拭いたそばから汗がたら~り。気になるようになったのは初夏のころだったので、暑がりでがっつり肥満体形だったからそのせいかもと思っていました。今思えば、これが更年期症状の異常発汗の始まりだったようです。汗ダラダラでのトラブルが続出!本格的な夏が来ると、これは異常じゃないかと思うほど汗をかくように。なにせブラウスを着ると襟や脇の下がびっしょり。色物だとしっかり変色しているではありませんか! 酷暑の日本。ハンドタオルで拭いても拭いても汗は止まらず……。ハンドタオルは常に湿っていて、紙の資料がタオルの水分を吸ってシワシワになることも。パンツやキャミソールは会社に着くころにはひんやり。そんな状態で冷房のきつい室内に行くと、汗がひくのはいいけれど、冷たくなったパンツやキャミソールが直にあたり、寒すぎるっ。そして、一番つらかったのがブラジャーやパンツのゴムの当たる部位がかゆくてかゆくてたまらないこと。お風呂に入ってもかゆみは治まらずボリボリかいてはかき壊し、引っかき傷とかさぶたになってしまいました。汗っかきを最小限に食い止める方法を発見汗っかきにより、デリケートゾーンが無残な状態になって皮膚科に行くことに。患部を見せると、汗かぶれであるとのこと。塗り薬を処方され、清潔にしてから塗布すること、症状がひどいときには塗った後にガーゼを当てておくと良いとアドバイスを受けました。実践すると今までのかゆみがうそみたい。赤茶色になっていたり、傷がついていたりした肌がきれいに。そして、ブラジャーやショーツが肌に当たる部分に布を当てることで、汗をかいてもこれを取り替えればブラジャーやパンツの跡がつかず、かゆくないことを発見! 今ではほぼ1年中ブラジャーを着けるときに手ぬぐいを入れて、汗をブロック。キャミソールの裾をショーツの中に入れてデリケートゾーンのかゆみや湿疹を予防しています。ショーツはボクサータイプを愛用しています。そして、汗を拭くためのアイテムはハンドタオルから手ぬぐいへ。手ぬぐいなら濡れてもあっという間に乾くので大活躍です。まとめ春と秋も当然のように汗をかきます。みんながコートなどの羽織りものを着ているときでも、汗がダラダラ。そんなときに使っているのはスカーフ。顔と首の汗をしっかり吸い取ってくれます。必要に迫られ何枚かを着回していると、おしゃれさんと勘違いされることも。脇の下の汗対策は、春と秋なら制汗スプレーでなんとか回避できています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2023年11月23日更年期世代で睡眠障害に悩まされる人は多いですが、その原因の一つに「多汗」があります。それまでは汗かき体質でなかったのに、更年期世代になってから大量の寝汗が出て夜中に目を覚ましてしまうのです。不快な寝汗で満足な睡眠がとれないのはつらいこと。産婦人科医の駒形依子先生に、更年期の汗の特徴と対策について聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。更年期はなぜ汗をかきやすい?女性ホルモンが減り自律神経のバランスが乱れる更年期の汗の悩みといえば「ホットフラッシュ」が知られています。まず、「ホットフラッシュ」はどんな症状なんでしょうか?「何の前触れもなく、顔全体や首筋、頬にかけて熱くなり、顔が赤くなったり、のぼせたような状態になります。このとき、下半身が冷えているのに、上半身、特に頭が熱くなっているのが特徴です。それまでは汗かき体質でなかったのに、急に大量の汗が出るようになるのが特徴です」(駒形先生)。更年期に、なぜそのような症状が出るのでしょうか?「自律神経は汗腺を調節する機能があり、汗の量や出方をコントロールしています。更年期になると女性ホルモンの分泌が低下しますが、その指令を出しているのが脳の視床下部という部分です。脳の視床下部は自律神経もつかさどっており、影響を受けやすくなっています。女性ホルモンのバランスが崩れると自律神経のバランスも崩れやすくなるため、更年期世代ではホットフラッシュのような発汗の症状が出やすくなるのです」(駒形先生)。大量に出る寝汗の原因は?「不安」や「イライラ」が一因次に、今回のテーマである「大量の寝汗」ですが、これも自律神経による影響なのでしょうか?「大量の寝汗をかくのも自律神経の影響ですが、精神的な要素が強くなります。不安やイライラも更年期症状の一つですが、そのようなマイナスな感情は頭に血が上る原因になります。ただでさえ、機能が落ちている子宮周りには血流が届かず、上半身に血流がいきやすい状態になっているのが更年期の特徴です。それに加えて不安やイライラがあると自律神経の交感神経が優位になり、血流が頭に集中しやすくなるのです。そのほかに環境的、外因要素もあります。体温調節は手と足の平から熱を放散させることでコントロールしていますが、靴下や着圧ストッキングを履いていると放散がうまくいきません」(駒形先生)。更年期の効果的な寝汗対策は?できる範囲でライフスタイルの見直しをイライラや不安を解消するためのアドバイスはありますか?「40代、50代の更年期世代は仕事や家事、育児、介護などいろいろな問題を抱えやすい時期です。それまでは何とか乗り切ってきた壁も、体が追い付かず悩みをため込んでしまいがちです。ですから、もちろん可能な範囲にはなりますが、やるべきことに自分の体を合わせるのではなく、自分の体にやるべきことを合わせていく、という意識を持つ必要があると思います。自分で何でもやろうとせず、仕事を減らしたり、家事を手抜きしたり、いろいろなサービスを利用したりと方法はいろいろあります」(駒形先生)。ドラッグストアには更年期症状に向けた漢方薬がありますが、いかがなのでしょうか?「発汗対策の漢方には抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)や加味逍遙散(かみしょうようさん)などがありますが、ドラッグストアの漢方薬は一包の量が少なめです。その量で効果があるならもちろん良いですが、基本的には漢方薬を処方できるクリニックや病院で受診するほうがいいでしょう。“漢方薬は効かない”と思っている人も多いようですが、最低でも2~3週間は飲み続けないと効果は感じられません。受診の目安は、その症状で日常生活に支障が出ているかどうか。つらい症状があるときは迷わず受診してほしいと思います」(駒形先生)。まとめ駒形先生は取材の中で「頭でっかちは体によくない」とお話ししていました。人それぞれ、いろいろな悩みや問題がありますが、頭で考えるのはできるだけやめて、ライフスタイルや意識を変えるようにすれば道が開けるように感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(51歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年09月11日最近汗をかきやすくなってしまったため、どうにかして対策しなくてはといくつかの方法を取り入れています。中でも、困っているのは脇汗。脇に汗をかくと、どうしても目立ちます。現在も、この脇汗は対策中ではあるものの、私なりに見つけた方法を紹介します。★関連記事:ホットフラッシュ? 汗が止まらないときに大活躍する便利グッズとは【体験談】大量の汗をかき、脇汗にも悩まされる涼しい場所にいても、なぜか汗をかきやすい最近の私。ネットで調べると、更年期症状の一つに「ホットフラッシュ」と呼ばれる、のぼせやほてり症状があるとわかりました。急に顔が熱くなったり、汗が止まらなかったりする症状だそうですが、私の場合は大量の汗が止まりません。原因は自律神経が乱れるためのようですが、じんわり汗をかくだけならまだしも、背中を流れると自覚があるほど汗をかくこともあります。30度を超える屋外だけでなく、空調の効いているはずのショッピングモールでも汗をかき、背中を汗が流れていくのを感じます。そして、気になってしまうのは脇汗。着ている洋服によっては脇汗が目立ってしまわないか、どうしても気になってしまいます。これまで、お出かけ好きだった私ですが、ここまで汗をかきやすいと恥ずかしさもあり、お出かけさえも億劫(おっくう)になり気持ちが内向きに。この尋常じゃない汗の量、そして気持ちが落ち込むのは更年期症状なのかとも思います。このままお出かけしづらい状況になってしまっては良くないと感じ、脇汗対策をしてみることにしました。接触冷感素材の衣類を購入まず洋服を変えて、とにかく体感温度を涼しくするような工夫を考えました。接触冷感素材を使ったトップスも増えているので、コットン素材よりもさらさらした接触冷感のトップスを選ぶようになりました。そして、オーバーサイズが流行中だったため、ワンサイズ大きめを選択。オーバーサイズだと通気がよく、ジャストサイズよりも涼しく感じます。太って見えるのが気になるため、前だけインして、ちょっとごまかして着ています。そして、Tシャツだと脇の汗が気になるので、脇に布が当たりにくい1分袖やフレンチスリーブを選びました。ノースリーブでもいいものの、ノースリーブを着るほど二の腕に自信がない私は、少し袖があると、安心して着ることができました。また、グレー系は汗が目立つのでNG。お気に入りのグレーのポロシャツがあったのですが、汗をかいてしまうため、しばらくは着ることができないと思い、クローゼットにしまいました。脇汗に効いたのはデオドラントスティック脇汗に効果的だったのは、デオドラントスティック。私が購入したのは、デオナチュレの「薬用ソフトストーンW」で、成分はいわゆる焼ミョウバンです。それまで、制汗剤のスプレーやロールオンタイプを使っていましたが、それよりも、焼ミョウバンの効果があると感じました。他の商品と違い、白いスティック状になっていて脇に塗るだけで良いのが気に入りました。塗った後は、なんとなくろうそくの「ろう」を塗った感じでもあり、さらさらに変わります。この商品を使うと、これまでと比較して汗をかきにくくなると実感ができます。その安心は相当なもので、お出かけもしやすくなりました。もちろん、塗っていても汗をかいたと感じることもあり、そのときは汗拭きシートで拭き取り、塗り直しします。朝塗っておけば昼くらいまでは持続できているような気がします。これはドラッグストアでも買える商品です。少しでも効果があれば良いくらいの安易な気持ちで試したところ、思った以上の効果がありました。まとめ私の汗対策は、洋服の素材やサイズにこだわり、デオドラントスティックで脇汗対策をしている現状です。脇汗は暑くなっていくと、さらに対策していかなくてはいけないかもしれませんが、今のところ、汗の量は少なくなっている気がします。今の症状がホットフラッシュなのか正式に診断されたわけではないですが、汗の量が多くなり、汗対策をしなくてはいけない状況はしばらく続くと思うため、夏を乗りこえられるように対策していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/やましたともこ著者/Kumiko3(41歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2023年08月17日更年期症状といえば、まずよく聞く症状はのぼせ、ほてり、発汗ではないでしょうか。これは女性ホルモン(エストロゲン)欠乏で起こる代表的な症状です。ただ、どの程度の症状で受診を考えるのかは悩ましいところですね。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。★関連記事:更年期症状がつらいときは何科を受診するの? 受診の目安は?【更年期の基礎知識3】「この記事はこんな人におすすめ」・更年期症状について、受診のタイミングや検査内容を知りたい方・更年期症状の具体的な治療法が知りたい方・更年期症状の治療をおこなう上でのリスクが知りたい方のぼせ、ほてり、発汗の主な原因は?エストロゲンの分泌低下により自律神経が乱れるため閉経前後の更年期に入ると、卵巣機能の低下、つまりエストロゲンの分泌が低下します。脳は一生懸命に刺激を出すのですが、卵巣からのエストロゲンの分泌量には波があり、うまく調整されません。いわゆる“ゆらぎ期”という、ホルモンバランスが乱れた状態になります。のぼせ、ほてり、発汗はエストロゲン減少により、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることで起こります。更年期の女性の6割程度が経験するといわれ、そのうち日常生活に支障を来すほど重症になるのは1割程度といわれています。医療機関への受診の目安は?日常生活に支障を来す場合は自分の気持ち最優先で症状としては突然2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍も早くなります。ほてりや発汗は顔をはじめ、頭部、首から胸に広がります。また、突然体がカッーと熱くなったり、急に顔が紅潮したり、涼しいのに汗が止まらないなどの症状なども見られます。初めは戸惑う症状ですが、許容できる範囲内なら様子を見ても構いません。ただ、それらの症状が日常生活に支障を来すようなら気軽に婦人科で相談をしましょう。不快さやつらさは本人の感覚ですし、仕事や環境によっても感じ方は変わります。我慢せずに自分の気持ちを最優先して受診を決めましょう。婦人科の受診でわかることは?検査結果次第では内科の受診を勧められることものぼせ、ほてり、発汗といえば更年期症状の代表ともいうべき症状ですが、甲状腺疾患のサインであることもあります。甲状腺機能異常は更年期世代の女性に多い疾患です。甲状腺の機能が亢進するとバセドウ病、低下すると橋本病といわれます。どちらも疲れやすい、だるいといった症状になりますが、バセドウ病は特に熱感、発汗を伴います。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診が勧められます。具体的な治療例2つとセルフケア1.ホルモン補充療法(HRT)2.漢方療法3.セルフケア「自立訓練法」【1】ホルモン補充療法治療法は、ホルモン補充療法(HRT)をはじめ、漢方薬や安定剤などさまざまです。医師はそれぞれの症状に合わせて治療をおこないます。ホルモン補充療法はエストロゲンを体に補充する治療法で、内服薬・貼り薬・ジェル状の塗り薬があります。更年期症状の中でも、のぼせ、ほてり、発汗といった症状には特に有効です。開始してから2週間ほどで効果が出始めます。5年以上使用する場合は乳がんのリスクが上がるといわれているため、通常2~5年くらい使用しますが、5年で必ずやめなければならないということではありません。そのリスクと治療効果を考慮しながら検討します。いきなりやめるとまた症状が出てしまうこともあるので、生活環境を整えたり、セルフケアなども取り入れながら、だんだんと減量し、ゆっくりやめる方向へ持っていきます。【2】漢方療法また、症状によっては漢方療法も有効です。代表的な漢方は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがあります。漢方は2週間から1カ月使用して効果を確認し、ラクになった感じがなければ処方内容を変更して、本人に合った漢方薬を見つけていきます。【3】セルフケア「自立訓練法」セルフケアの一つとして、自立訓練法があります。薬物治療ほどの効果は期待できませんが、これをおこなうことで自己コントロール力が身につき、症状緩和につながることもあります。●静かに落ち着ける場所で椅子に座るか、あお向けで横になり目を閉じます。下の7項目を唱えながら、その状態になるように気持ちを向けます。①気持ちがとても落ち着いている。②手足が重い。③手足が温かい。④心臓が静かに打っている。⑤呼吸がラクになっている。⑥おなかが温かい。⑦額が涼しい。●終了のための消去動作をおこないます。①手足が軽い。②手足の温かさが引いてくる。③おなかの温かさが引いてくる。④額の涼しさが引いてくる。⑤気持ちがとても落ち着いている。●1回5分以内で、1日2~3回おこないます。治療をおこなう上でのリスクはホルモン補充療法は定期的な乳がん検診をホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるのではと、不安に思われる方も多いと思います。しかし、ホルモン補充療法による発がんリスクは、肥満や飲酒による発がんリスクと同程度か、それより低いことが最近の研究で明らかになっています。ホルモン補充療法は、ほてりや多汗、めまいやイライラなどに対し有効な治療法であることは間違いありません。過度に恐れる必要はありませんが、治療の際には必ず乳がん検診を受けましょう。・更年期症状の主な治療法は、ホルモン補充療法(HRT)と漢方療法の2つ・ホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるといわれているので、治療の際は定期的に乳がん検診を受けるまとめのぼせ、ほてり、発汗がひどいと、ずっと不快感を抱えて生活しなくてはならず、人前に出るような仕事や機会が多い場合はかなり気になりますよね。この程度で受診してもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、我慢せずに受診して快適な生活を手に入れるほうが精神的にもラクになれます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年08月07日このごろ疲れやすいな……。ランニングスピードがいつもより遅いなぁ……。最初の気付きはこの程度の変調でした。通勤電車で立っているのがつらいので、帰宅の電車では必ず座るために何本か電車をやり過ごしていました。そのうち、声がかれ始め、発汗やほてりも感じるように……。もしかして更年期障害の症状なのかな? そう思っていたら、まさかの病気だったのです。★関連記事:ほてり、疲労、動悸…更年期障害かと思ったら…! 予想外の診断結果に驚き!【体験談】更年期障害についてリサーチざっくりとしか理解していなかった更年期障害について、まずは調べてみることにしました。厚生労働省が管理しているe-ヘルスネットによると、更年期障害は「40歳代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群」とあります。また、女性の閉経前の症状としては、「のぼせや顔の火照り、脈が速くなる、動悸や息切れ、異常な発汗、血圧が上下する、耳鳴り、頭痛やめまい、興奮亢進、イライラや不安感、うつ、不眠など」と記載があり、私の症状とほぼ一致しています。あぁ、やっぱり更年期障害かぁ。でも、病は気から! そう思って、いつも通りランニングでストレス発散に励みました。ストレス発散には適度な飲酒も必要よ!と友人との会食に出かけたりもして普通に過ごしていましたが、「最近、肌ツヤがいいね、なんか顔がテカってるよ! あと、ハスキーボイスがセクシーだよね」と友人から言われました。友人の発したこの言葉がとても気になり、改めて自分の顔色をチェックしました。たしかに肌がテカっているし、声がかれている。なんでだろう?通勤途中で動悸、息切れ、思わず倒れ込む相変わらず声はガラガラ。でも喉が渇いているわけではなく、ただ声がかれているだけ。深酒もしていないし、カラオケに行ったわけでもないし、なんでだろうと不思議に思っていました。それでも、フルマラソンの大会には出場しました。しかし、いつもの調子が出ず、ものすごく時間がかかっての完走。まぁそんなときもあるさと思い、次の大会のため、ストレス発散のために走っていたのですが、スピードが全然出なくて、10kmはいつも余裕で走っていたのに数kmで息が切れるし、走った後の動悸が尋常ではありませんでした。「春で気温が高くなったからかな? また涼しくなったころに走ろう」と、ランニングはしばらく休むことにしました。そのころから、通勤途中の車内で立っていることができずに思わずしゃがみ込むことが多くなりました。そして相変わらずの声がれ、しかもひどくなっています。「そんなに声がかれるのはおかしいから耳鼻咽喉科で診てもらいなさい」と同居していた母に強く勧められ、近所のクリニックを受診しました。思い込みによる自己判断で命の危険が声がれの原因を探るため、内視鏡で声帯をチェックしましたが異常はありませんでした。そして先生が「念のため、血液検査をしましょう、1週間後に結果が出るので来てください」と言うので、1週間後に検査結果のため再診。すると、医師から「甲状腺の数値が振り切っていますよ。これじゃあ、動くのはつらいでしょう? 紹介状を書くのですぐに専門病院を受診してください」と言われました。紹介された専門病院に受診して検査した結果、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう:バセドウ病)と診断されました。バセドウ病について厚生労働省の働く女性の応援サイトで調べてみました。甲状腺で甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、新陳代謝が活発になり過ぎて、体温の上昇、体重の減少、脈拍数の増加、動悸・息切れ、手の震え、落ち着かない、情緒不安定などの症状が現れると記載がありました。私の症状はすべて当てはまっていました。特に、手の震え。仕事でペンを持つときにずっと違和感がありましたが、近年パソコンを使う作業のほうが多くなっていたので、気にしていませんでした。更年期の症状と似ているとの記載もありました。絶えず運動をしているような状態になるため、心臓をはじめ、さまざまな臓器に負担が掛かり、時には不整脈から心不全を起こすこともあるとのことです。まとめ更年期障害だと思い込み、ランニングなどの激しい運動をして危うく命を落とすかもしれない状況になっていたとは思いもよりませんでした。甲状腺機能亢進症は20代から30代に多い疾患なので、更年期世代にはすぐにはピンと来ないかもしれないです。私の場合は甲状腺が腫れて、声がかれたところが更年期障害とは一致しないとのことでした。何事も更年期だからと片付けるのではなく、念のため早めにクリニックを受診しようと思いました。その後、服薬治療だけで甲状腺の数値は数年で落ち着き、またフルマラソン大会に出場するための練習に今も日々励んでいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/マメ美著者/cat herba (50歳)保護猫17匹のお世話をしているアラフィフ女子。近所の農家さんから畑を借りてオーガニック野菜を栽培し、収穫した野菜を使って発酵食品づくりを楽しんでいる。
2023年07月02日株式会社ブルボンは、発汗の季節に向けて、ミネラルを手軽に補給できる「ミネラル塩レモンスパークリングPET270」を2023年3月7日(火)に新発売いたします。さわやかなレモン味の微炭酸飲料「ミネラル塩レモンスパークリングPET270」は、春夏の暑い時期でもおいしく飲めるさわやかなレモン味の微炭酸飲料です。石垣の塩を配合しておりまろやかな塩味に仕上げました。発汗により失われるミネラルの補給が手軽にできる熱中症対策飲料としてもご利用いただけます。また、持ち運びしやすく、リキャップもできる小型のPETボトル形態で、いつでも、どこでも、好きなときにさっとお召しあがりいただけます。【商品概要】商品名:ミネラル塩レモンスパークリングPET270内容量:270ml発売日:2023年3月7日(火)全国発売販売チャネル(予定):量販店、ドラッグストア、小売店、売店など価格:オープンプライス賞味期限:6カ月【この件に関するお客様のお問い合わせ先】株式会社ブルボンお客様相談センターTel:0120-28-5605(画像はプレスリリースより)
2023年03月03日他人に相談しにくい悩みの1つに、脇汗の悩みがあります。10代のころから心の片隅で悩んでいたものの、制汗剤が手に入れやすく気軽に使えるので、お悩み解決の順位が低いままで過ごしていました。ところが、年齢が40代を過ぎると仕事、家事、育児と忙しくなり「脇汗対策にかける労力を減らしたい」と切実に思うようになりました。これは長年にわたり脇汗対策に悩んだ結果、自分に合う治療法と出合った体験談です。★関連記事:ホットフラッシュじゃなかった!? びしょ濡れになるほど汗が吹き出る多汗症とは【医師監修】あれ?汗の臭いがキツくなってきた!?私の制汗剤との付き合いはおよそ30年。中学生のころに母親から脇汗のデオドラントを勧められ、家に制汗スプレーが常備されるようになりました。当時は自分の臭いにあまり自覚がなかったものの「まわりの友だちも使っているしな」と、体育の授業後などに、気持ちのリフレッシュのような感覚で使用。しかし社会人になり、学生時代と比べてそれなりのストレスを受けるためか、汗の臭いが強くなってきている感じがしていました。そして食生活が、それまで実家での野菜たっぷりのあっさりしたものから、ひとり暮らしを始めたことで油っこいもの中心に変化。さらに香辛料の強いものを好むようになり、ここでも汗の臭いがキツくなったように感じ始めました。だんだんと自分の汗の臭いが気になるようになり、お風呂上がり、朝の出勤前、夕方の仕事終わり……気が付けば制汗剤が手放せなくなっていました。スプレータイプのほか、スティックタイプ、シートタイプ、水で溶かして塗る固形タイプ、またネットで調べて自作したりといろいろな方法を試し、なんとか消せないかと頑張っていました。脇汗との静かな闘いは続く40歳で出産したあと、ホルモンバランスが変化したのか加齢なのかわかりませんが、体がほてって熱くなり、汗をかく量が増えていきました。特に冬に汗をかくと蒸れるので、下着はサラッとした速乾生地のものに、アウターはスポーツタイプの放熱放湿の生地のものに変えました。さらに体温調節ができるように衣服は脱ぎ着のしやすいものを選び、脇汗パッドも付けて、日々を工夫しながら過ごしていました。そんな中、「他にもやることや考えることがたくさんある中で、脇汗対策に時間を割くことに疲れてきたな……」と思っていたとき、脇の肌が制汗剤に負けたのか荒れてしまい、皮膚科で診てもらう機会がありました。受診したとき「脇汗の量が多くて対策に困っている」と先生に伝えると、「イオン治療をやってみる? 美容クリニックでの手術は費用が高いでしょう。イオン治療だったら保険が利くから、1回1,000円くらいだよ。しばらく通院しないとならないけどね」と、思いがけない提案がありました。手足の多汗症などで活用されている「イオントフォレーシス治療」という電気治療。私のかかりつけの皮膚科では、脇汗にも効果が見込まれると導入されていました。この皮膚科がかかりつけクリニックになって7年が経過していて、顔見知りの看護師さんたちに脇を見せることにやや抵抗がありましたが、一時の恥ずかしさよりも「悩みの1つが解決に近づくほうがよい! 」と、やってみることにしました。イオントフォレーシス治療に出合えた!脇の肌荒れが治り、イオン治療を開始。その治療は、水で湿らせたおしぼりに手のひらを密着させるように置く。もう片方の脇を、看護師さんが水で湿らせたガーゼで5分間なで続ける……。専用の機械を介して、おしぼりとガーゼの間に微弱な電流を流すというものでした。続けて手を替えてもう片方の脇にも同じことをおこないます。それに加え、自宅での塗り薬が処方されました。先生の見立てでは、私は「1週間に1回の通院で効果が見込まれる」とのこと。体の部位や症状の程度で、治療にかかる時間や通院頻度は変わってくるそうです。1カ月半ほど通ったころ「あれ? 脇汗の量が減ってきてるかも? 」と、効果を実感。臭いが完全になくなったわけではありませんが、それでも気持ちがとても軽くなりました。まとめ脇汗対策として手術や注射する治療方法も検討したこともあります。予算との兼ね合いで何年も見送っていました。私はたまたま近所の皮膚科でイオントフォレーシス治療に出合い、精神的にも金銭的にも無理なく通うことができ、本当に助かりました。「臭い対策はエチケットだ! 」と頑張ってきましたが、今となると自分が思っていたよりも負担に感じていたようです。脇汗対策の悩みが改善に向かうと、日常生活がとても過ごしやすくなりました。私には合った治療ですが、その効果は個人差があるそうです。治療を続けると効果がさらに持続するそうなので、今後も時間を見つけて、治療を受けていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。イラスト/サトウユカ著者/ショコカ(47歳)夫と小学1年生の男子の3人家族。産後の体形が戻らず、コロナ禍でさらに体重増加したのが悩み。日課は朝のラジオ体操とプロテイン飲料、夜は糖質ゼロのビール 。アラフィフの体とうまく付き合うため、仕事と家事のバランスを模索中。
2022年11月05日真冬を除くほぼ1年中汗をかくようになった私。そのためにさまざまなトラブルに見舞われるようになりました。更年期障害の代表的な症状の1つ、異常発汗のリアルと対処法についての体験談を紹介します。★関連記事: 「見られると恥ずかしい…」長年続くホットフラッシュの症状と私の対処法【体験談】拭いても汗が止まらないのは体形のせい?インドアで在宅勤務が主だった私が、社会復帰して外で働き出したのは今から6年前の45歳のころ。1日の歩数が2,000歩台から多い日では1万歩を超え、平均しても7,000歩オーバーになり、これで健康的な生活が送れると喜んだのもつかの間、ものすごい汗っかきで悩まされることになりました。若い子と一緒に外出していると、彼らは汗一つかかないのに、私は額から、首から、脇の下から汗ダラダラ。ハンドタオルでせっせと拭いても、拭いたそばから汗がたら~り。気になるようになったのは初夏のころだったので、暑がりでがっつり肥満体形だったからそのせいかもと思っていました。今思えば、これが更年期症状の異常発汗の始まりだったようです。汗ダラダラでのトラブルが続出!本格的な夏が来ると、これは異常じゃないかと思うほど汗をかくように。なにせブラウスを着ると襟や脇の下がびっしょり。色物だとしっかり変色しているではありませんか! 酷暑の日本。ハンドタオルで拭いても拭いても汗は止まらず……。ハンドタオルは常に湿っていて、紙の資料がタオルの水分を吸ってシワシワになることも。パンツやキャミソールは会社に着くころにはひんやり。そんな状態で冷房のきつい室内に行くと、汗がひくのはいいけれど、冷たくなったパンツやキャミソールが直にあたり、寒すぎるっ。そして、一番つらかったのがブラジャーやパンツのゴムの当たる部位がかゆくてかゆくてたまらないこと。お風呂に入ってもかゆみは治まらずボリボリかいてはかき壊し、引っかき傷とかさぶたになってしまいました。汗っかきを最小限に食い止める方法を発見汗っかきにより、デリケートゾーンが無残な状態になって皮膚科に行くことに。患部を見せると、汗かぶれであるとのこと。塗り薬を処方され、清潔にしてから塗布すること、症状がひどいときには塗った後にガーゼを当てておくと良いとアドバイスを受けました。実践すると今までのかゆみがうそみたい。赤茶色になっていたり、傷がついていたりした肌がきれいに。そして、ブラジャーやショーツが肌に当たる部分に布を当てることで、汗をかいてもこれを取り替えればブラジャーやパンツの跡がつかず、かゆくないことを発見! 今ではほぼ1年中ブラジャーを着けるときに手ぬぐいを入れて、汗をブロック。キャミソールの裾をショーツの中に入れてデリケートゾーンのかゆみや湿疹を予防しています。ショーツはボクサータイプを愛用しています。そして、汗を拭くためのアイテムはハンドタオルから手ぬぐいへ。手ぬぐいなら濡れてもあっという間に乾くので大活躍です。まとめ春と秋も当然のように汗をかきます。みんながコートなどの羽織りものを着ているときでも、汗がダラダラ。そんなときに使っているのはスカーフ。顔と首の汗をしっかり吸い取ってくれます。必要に迫られ何枚かを着回していると、おしゃれさんと勘違いされることも。脇の下の汗対策は、春と秋なら制汗スプレーでなんとか回避できています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2022年07月25日その発汗はある日突然やってきました。テレビを見ている最中に顔が急にほてり出したと思ったら、顔から首周りにかけての異常な汗。その日を境にイライラも止まらなくなり、泣きながら病院に行くまでの私の体験談をお話しします。急な発汗が始まり、イライラも止まらず…雨に濡れたかのような発汗43歳を過ぎたころから周りでは更年期障害の話をしていましたが、私自身は体調も良く、ひとごとのような感覚で話を聞いていました。そんなある日、家族は就寝してしまい、ひとりでテレビを見ていました。寒い日だったので暖房をつけていましたが、それでも室温はかなり低く設定していましたので、肌寒かったのを覚えています。最初は「顔がほてるな」くらいにしか思わなかったのですが、徐々に顔から首周りが熱くなり、気が付いたら額から汗をダラダラ流している私。真冬のしかも深夜に首から上だけ汗をダラダラかいている状況は異常でしたが、そのときは「ちょっと着込み過ぎちゃったかな、早く寝よう」くらいにしか気に留めず、そのまま首にタオルを巻いて寝てしまいました。イライラも汗とともに急に爆発その日以降、何の前触れもなく急な発汗が始まるようになり、人前に出るときや外出時などにも汗をかくようになりましたが、まだ冬でしたしタオルで拭くなどして対処できていました。しかし、発汗と同時期に起こり出したのが、私の最大の課題になるイライラ感でした。職場で周りに何を言われたわけでもないのにイライラが止まらず、ついつい非難めいた口調になってしまう毎日。そのイライラは家庭でも同じように頻繁に起こり始め、ささいなことで家族にも怒鳴り出すようになりました。家族や仕事への反省はありましたが、今まで感じたことがないようなイライラに、おかしいと感じながらも更年期とは気が付かず、病院へ行こうとまでは考えていなかった当時の私。今思うと無知としか言いようがありません。友人のすすめで婦人科を受診することに急な発汗以来、さまざまな体調の変化が徐々に起こり始め、その不安や自分ではどうしようもできないイラ立ちにより、朝起きるとすでにぐったりしている毎日。家族との仲も私のイライラが原因で悪くなり、夫や子どもからは心療内科を受診したらどうかと提案されるほどでした。ちょうどそのころ友人と電話で話す機会があり、いつものように愚痴を聞いてもらっていると、友人から「年齢のこともあるし、一度私の通っている婦人科へ検診を受けに行ってみれば」と言われました。最初はちゅうちょしていたのですが、友人が紹介してくれたこともあり、思い切って婦人科を受診することにしました。「医師の診断で心が軽くなった」診察の結果、私は典型的な「更年期障害」によるホットフラッシュと、女性ホルモン低下が原因によりイラつきや焦燥感が起こると判明。精神疾患ではなかったという安心感と、医師の「女性は皆さん少なからず通る道です」というやさしい言葉に、診察室で思わず泣き崩れたのは今となっては懐かしい思い出です。この泣き崩れたことも更年期障害によるものだと医師から慰められました。それから病院で処方された薬とサプリメント(大豆イソフラボン活性代謝物)、そして定期的な運動により徐々に体調も安定し、イライラもかなり軽減。以前のような快適な日々に戻りつつあります。まとめ医師の診断が出るまでは、イライラした自分に嫌悪し、人生に絶望感を抱いたり、悲しいこともないのに泣き崩れたりしていました。その泣き崩れてしまうことさえも更年期障害の影響と判明し、婦人科からの処方薬によって泣いてばかりいたのがうそのように感じられるまで症状が軽減しました。私は、更年期障害を軽く見ていた自分を深く反省しています。更年期障害は適切な治療をおこなわなければ、家族や仕事にまで影響を及ぼしてしまう疾患だと思いました。自分の体調を見ながら更年期障害とうまく付き合っていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/Yoko(43歳)とても元気な小5の女の子と小1の男の子と家事をしない夫と楽しく暮らしてはいる。しかし、フルタイムで仕事をしていて、さらに更年期のような症状もボチボチ始まり家事と育児と仕事でかなり疲労気味の主婦。
2022年05月12日更年期症状といえば、まずよく聞く症状はのぼせ、ほてり、発汗ではないでしょうか。これは女性ホルモン(エストロゲン)欠乏で起こる代表的な症状です。ただ、どの程度の症状で受診を考えるのかは悩ましいところですね。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。のぼせ、ほてり、発汗の主な原因は?閉経前後の更年期に入ると、卵巣機能の低下、つまりエストロゲンの分泌が低下します。脳は一生懸命に刺激を出すのですが、卵巣からのエストロゲンの分泌量には波があり、うまく調整されません。いわゆる“ゆらぎ期”という、ホルモンバランスが乱れた状態になります。のぼせ、ほてり、発汗はエストロゲン減少により、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることで起こります。更年期の女性の6割程度が経験するといわれ、そのうち日常生活に支障を来すほど重症になるのは1割程度といわれています。医療機関への受診の目安は?症状としては突然2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍も早くなります。ほてりや発汗は顔をはじめ、頭部、首から胸に広がります。また、突然体がカッーと熱くなったり、急に顔が紅潮したり、涼しいのに汗が止まらないなどの症状なども見られます。はじめは戸惑う症状ですが、許容できる範囲内なら様子を見ても構いません。ただ、それらの症状が日常生活に支障を来すようなら気軽に婦人科で相談をしましょう。不快さやつらさは本人の感覚ですし、仕事や環境によっても感じ方は変わります。我慢せずに自分の気持ちを最優先して受診を決めましょう。婦人科以外の受診をすすめられるケースものぼせ、ほてり、発汗といえば更年期症状の代表ともいうべき症状ですが、甲状腺疾患のサインであることもあります。甲状腺機能異常は更年期世代の女性に多い疾患です。甲状腺の機能が亢進するとバセドウ病、低下すると橋本病といわれます。どちらも疲れやすい、だるいといった症状になりますが、バセドウ病は特に熱感、発汗を伴います。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診がすすめられます。診断・治療の流れとセルフケアは?治療法は、ホルモン補充療法(HRT)をはじめ、漢方薬や安定剤などさまざまです。医師はそれぞれの症状に合わせて治療をおこないます。HRTはエストロゲンを体に補充する治療法で、内服薬・貼り薬・ジェル状の塗り薬があります。更年期症状のなかでも、のぼせ、ほてり、発汗といった症状には特に有効です。開始してから2週間ほどで効果が出始めます。5年以上使用する場合は乳がんのリスクが上がるといわれているため、通常2~5年くらい使用しますが、5年で必ずやめなければならないということではありません。そのリスクと治療効果を考慮しながら検討します。いきなりやめるとまた症状が出てしまうこともあるので、生活環境を整えたり、セルフケアなども取り入れながら、だんだんと減量し、ゆっくりやめる方向へ持っていきます。また、症状によっては漢方療法も有効です。代表的な漢方は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがあります。漢方は2週間から1カ月使用して効果を確認し、ラクになった感じがなければ処方内容を変更して、本人に合った漢方薬を見つけていきます。セルフケアの1つとして、自立訓練法があります。薬物治療ほどの効果は期待できませんが、これをおこなうことで自己コントロール力が身につき、症状緩和につながることもあります。【自立訓練法】●静かに落ち着ける場所で椅子に座るか、あお向けで横になり目を閉じます。下の7項目を唱えながら、その状態になるように気持ちを向けます。①気持ちがとても落ち着いている。②手足が重い。③手足が温かい。④心臓が静かに打っている。⑤呼吸がラクになっている。⑥おなかが温かい。⑦額が涼しい。●終了のための消去動作をおこないます。①手足が軽い。②手足の温かさが引いてくる。③おなかの温かさが引いてくる。④額の涼しさが引いてくる。⑤気持ちがとても落ち着いている。●1回5分以内で、1日2~3回おこないます。起こりやすい病気と注意したいことホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるのではと、不安に思われる方も多いと思います。しかし、ホルモン補充療法による発がんリスクは、肥満や飲酒による発がんリスクと同程度か、それより低いことが最近の研究で明らかになっています。ホルモン補充療法は、ほてりや多汗、めまいやイライラなどに対し有効な治療法であることは間違いありません。過度に恐れる必要はありませんが、治療の際には必ず乳がん検診を受けましょう。まとめのぼせ、ほてり、発汗がひどいと、ずっと不快感を抱えて生活しなくてはならず、人前に出るような仕事や機会が多い場合はかなり気になりますよね。この程度で受診してもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、我慢せずに受診して快適な生活を手に入れるほうが精神的にもラクになれます。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月29日今まで不眠に悩まされたことなどなかったのですが、加齢とともに眠りが不規則になっていきました。寝付きが悪い日があったり、夜中に何度も目が覚めることが増えました。ひどいときは、一度目が覚めると数時間も眠れないことも。今回は不眠に悩まされるようになった私の体験談をご紹介します。なんだか寝付きが悪くなった?「ベッドに入ると3分で寝られる」というくらい、睡眠に関する問題を感じたことはなかったのですが、加齢とともに寝付くのに時間がかかるようになりました。特に遅くまで残業して帰ってきた日などは、頭がリラックスしていないためか、寝ようと思って横になってから30分以上も目がさえたままの状態に陥ることも多くなり、「リラックス方法を考えたほうが良いな」と思い始めました。最初は仕事のストレスが原因だと思っていたのですが、そのうちに残業がなかった日でも寝付きが悪いことが増えていったのです。3年前に50歳で閉経を迎えてからは、寝付きの悪さに加えて夜中に数回目が覚めるようになりました。更年期の症状で睡眠中にほてりや発汗を感じることが増えたため、そのたびに目が覚めてしまうのです。トイレに行きたくなって目が覚めることも増えました。そこで更年期と睡眠の関係を調べてみたところ、やはり不眠も更年期の症状の1つであることがわかりました。夜中に目が覚めると、その後眠れない!不眠の状況はさらに悪化していきました。夜中に目が覚めると、その後数時間も眠れないことが増えていったのです。夜中の2時に目が覚めて、それから明け方5時まで眠れないなんてことも。仕事をしているので、朝6時には起きなければなりません。眠れないままに時間が過ぎていくと、睡眠時間がどんどん短くなってしまうので焦ってしまいます。昼間の仕事に支障が出るので、「早く寝なきゃ!」と思うのですが、そう思うほど目はさえて、眠れなくなり困ってしまいました。会社の同年代の女性に不眠の話をすると、彼女も同様の悩みを抱えていて病院で睡眠薬を処方してもらっていると教えてくれました。彼女の場合は薬を飲むと問題なく朝までぐっすり眠れるとのことでしたが、もともと健康体で薬を飲むことに慣れていない私は、睡眠薬という対処法を選ぶことに抵抗がありました。それなら自分でこの不眠と向き合って、乗り越えていかなくてはと思うようになったのです。とにかく仕事をしている平日だけでも、不眠の影響を最小限にする方法を考えるようにしました。不眠でストレスをためないようにほてりや発汗で目が覚めることが多かったので、まず最初におこなったのは、まくら元に小型のハンディファンを置くようにすることです。夜中にほてりや発汗で目が覚めたときには、ハンディファンを使ってすぐに涼しい風を得られるようにするだけでかなり快適度が向上し、再び眠りにつける比率も上がりました。夜中に目が覚めてまったく眠れなくなったときは、眠るのをあきらめて日ごろなかなか時間が取れない読書にあてるようにしました。もともと読書好きで本を読んでいると穏やかな気持ちになれるので、眠れなくて焦るより、読みたいと思っていた本を読んで数時間を過ごすほうがイライラしません。そのうち眠くなってきたら読書をやめて起床時間まで眠るようにすると、私はスッキリとした目覚めを迎えられることがわかりました。睡眠時間が短過ぎてどうしても昼間に眠くなりそうだと思ったら、オフィスでランチを食べたあと昼休みの最後の15分は更衣室で仮眠を取るようにしました。以前、テレビで給食後のお昼休み15分にお昼寝タイムを設けている小学校のニュースを見たことがあり、まねしてみようと思ったのがきっかけです。たった15分の仮眠ですが、この効果は絶大で昼休み後には頭もクリアになり、午後の仕事も眠気を覚えることなく進めることができています。忙しかったり、予定が詰まっていて、どうしても睡眠不足を解消できないまま2~3日が過ぎてしまった場合は、ストレスになるので1日の睡眠時間にこだわることをやめました。睡眠時間は1日で考えるのではなく、1週間単位で考えるようにして、平日の睡眠不足は週末に補うようにしようと切り替えました。そうすることで睡眠時間が短い日があっても焦らずに、「週末に昼寝して取り戻せばいい」とゆったりと過ごせるようになりました。まとめ私の場合、平日は仕事があるので、睡眠時間が短ければ短いなりに工夫して乗り切るようにしています。そして平日を振り返って睡眠時間が不足していたと思うときは、週末に少し朝寝坊したり昼寝をしたりして、睡眠負債を返上するように心がけています。そうすることで睡眠不足を帳消しにして、月曜日には元気に仕事に向かえています。更年期を迎えることにより、体調の変化だけではなく不眠というデリケートな状況にも直面していることを知り、改めて加齢とうまく付き合っていくことが大切なのだと感じています。朝までぐっすりと眠れて、十分な睡眠時間が取れるに越したことはありませんが、たとえうまくいかない日があったとしても、眠れないことでストレスを感じないようにすることが私にとっては重要だと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年09月02日遠赤外線ドーム東京都港区のシステミックでは、リンパと血液の流れを良くし、発汗を促す施術を展開中だ。2016年4月より11月までに延べ1300人の来場者を達成した。システミックでおこなっているのは、外部から体を温めるのではなく、炭酸遠赤共鳴を利用し、体にエネルギーを入れることによって、体を温めるもの。これにより、体内の老廃物を外に出すことができる。さらに、使用しているのはオーストラリアにて非公式の国鳥となっている「エミュー」の油だ。エミューオイルエミューオイルは、人間の皮脂に近い成分のため、浸透率が高いことで知られている。また「天然オメガ3・6・9」が含まれており、疲労や筋肉のハリをとることができると、プロのスポーツ選手にも愛用者が多いという。システミックシステミック大門は多機能循環型促進クラブ。リンパや血液、発汗などを総合的に循環させるサポートをおこなう健康クラブだ。一般的に、血液・リンパ等各分野を専門的に施術することが多い中、同クラブでは、体液の循環を総合的にサポートするという理念をもとに、温熱療法(ドーム)をベースに施術をおこなっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※~エミューオイルx発汗ドーム~ 寝るだけで1200ccの汗をかけるエミュードームとは
2016年12月05日30代後半になると、以前に比べて痩せにくくなったり、手や足の冷えを感じることが増えてきますよね。そんなときはゆっくりとお風呂に入って、体の代謝をあげてリラックスするのが一番です。今回は「発汗、保湿、保温」をテーマに、私が実際に愛用している「おすすめ入浴剤」をご紹介します。発汗を促しミネラルも補給できる「エプソムソルト」エプソムソルトとは、実は「塩」ではなく硫酸マグネシウムのこと。硫酸マグネシウムは、体内の酵素の働きを活発にして体を芯から温めてくれるため、代謝アップと発汗作用が期待できます。私は月経前のむくみ、月経後の痩せやすい時期に、意識的にエプソムソルトを入れたお風呂で半身浴をしています。びっくりするくらい汗がでるのと、お風呂から出た後もぽかぽかが継続するので「代謝が悪く、なんとなく体が重たい」と感じている方におすすめです。肩こり、疲れ、潤い不足には自然の力を!「華蜜恋」(KAMITSUREN)デスクワークが多く、肩の筋肉が凝り固まっている方、オフィスのエアコンで乾燥してお肌がボロボロ… という方におすすめしたいのが、カモミールのエキスを凝縮させたカミツレエキス100%の入浴剤「華蜜恋」(KAMITSUREN)です。発汗というよりも、全身のんびりリラックス、保湿、そして疲れやコリをほぐしたいときにぴったりです。自然の成分なので、肌自体はさらっとしているのに、体のなかから潤っているような “優しい弾力” に包まれます。お風呂からあがった後も、すべすべしっとり・さらさらが続きます。香りも心地よいので、ストレス解消&リラックスしたいときに。そして、肌の露出が増えるこれからの季節にも、しっかりと保湿してくれる入浴剤です。老化の元、酸化を防ぐヒマラヤ岩塩「ルビーソルト」硫黄のような独特の香りが特徴的な、ヒマラヤ岩塩のルビーソルトは、ミネラルが豊富。紫外線などでダメージを受けて酸化した肌を、酸化還元力で癒し、血行を促進してくれるといわれています。お風呂にルビーソルトを入れたときは、顔にもピタピタとお湯をあてたり、フェイスマッサージもあわせてやってみてください。代謝アップや血流の改善、顔色もよくなるのでおすすめですよ。春先で寒暖差があるこの時期に、ぜひ試してみてください。入浴後のお楽しみ私は、しっかりと汗をかいた入浴後には、必ず保湿効果抜群の「フェイスパック」を取り入れています。おすすめのパックをいくつかご紹介しましょう。そのときの肌の状況にあわせて取り入れてみてください。・SKINFOOD 五味子パック(写真右)保湿効果が抜群です。汗だし半身浴後にこのパックをすれば無敵の赤ちゃん肌になれるかも。特別な日のためのスペシャルケアにぜひ。・NATURE REPUBLIC かたつむりパック(写真中央)特にパーンとした “ハリ” が欲しいときに使っています。・SKINFOOD キャビアパック(写真左)コラーゲン配合なので、保湿とハリが欲しいときに。なんとなく体の調子が悪い、血流が悪いなと感じたら、まずはゆっくりと湯船に浸かってリラックス&デトックスすること。そして、入浴剤をうまく利用し、代謝をあげて「痩せやすい体作り」をめざしましょう。ご紹介したアイテム/・エプソムソルト・華蜜恋(‘KAMITSUREN)・ROSEBAY・SKINFOOD・NATURE REPUBLIC
2016年04月03日