シンガーソングライターのchayとオルガニストの梅干野安未によるライブ『Premium Chapel Party』が、1月21日に東京・グローリアチャペル(キリスト品川教会)で開催された。本公演は、コロナ禍で希望通りに結婚式などが挙げられない状況が続く中でも、音楽の力で人々に幸せや祝福を届けられればという思いから、マイナビウエディングとサンライズプロモーション東京がタッグを組んだ新たな形のコンサート。当日は有料生配信も行われ、演奏はもちろんチケット購入者から寄せられた幸せいっぱいのメッセージを紹介するコーナーも設けられた。ライブは梅干野がパイプオルガンで「アメイジンググレイス」を独奏する厳かな雰囲気の中から始まり、前奏中に客席後方からまるで結婚式の入場のようにウエディングドレスを着たchayが登場。壇上に上がりアカペラで歌い上げたあと、コラボレーションがスタートした。1曲目を披露したところで、それぞれのソロパートへと突入。まずchayのソロパートでは、初めてギター弾き語りで「with」を演奏するなどレアな演出を含む全6曲が披露され、ギターと観客の手拍子がチャペルならではの音の響きで特別なものに感じられた。chayそして梅干野のソロパートでは、イベントの趣旨に合わせウエディングにまつわる楽曲をメドレーで披露。どこかで聞いたことのある曲が、結婚式のはじまりから結びまでをつなげるカタチで展開され、それぞれの楽曲に意味を感じられるような構成となった。続いてパイプオルガンのために作られた楽曲「ウエストミンスターの鐘 Op.54-6」が壮大に演奏され、ソロパートを締めくくった。ソロコーナーが終わり、衣装を膝丈のドレスにチェンジしたchayがステージに登場。カップルチケット購入者のメッセージ紹介コーナーでは、ほっこりとするようなメッセージをchayが代読し、その中で一昨年に結婚を発表したchayがコロナ禍で結婚式を挙げたエピソードも語られた。左からchay、梅干野安未その後再び2人による演奏がはじまり、結婚式でも利用されることが多い「それでしあわせ」をワンコーラス目はしっとりとしたバラードのテイスト、ツーコーラス目は原曲のような明るいテイストで披露。パイプオルガンの伴奏は、まるでオーケストラがいるかのような感覚になる音色だった。アンコールでは、「Beauty and the Beast」を2人で披露。黄色いドレスを着用したchayが「幸せな気持ちだったり、祝福を少しでも届けることが出来たらなと思い、こういう風にチャペルで歌わせてもらいました」と話していた通り、観客は幸せそうな表情で帰路についていたのが印象的だった。なお本公演の模様は、1月28日23時59分までアーカイブ配信が行われている。<公演情報>『Premium Chapel Party』1月21日(金) 東京・グローリアチャペル(キリスト品川教会)※アーカイブ配信:1月28日(金) 23:59までセットリスト■コラボ1. アメイジンググレイス■chay2. あなたに恋をしてみました3. 運命のアイラブユー4. with5. together6. 3人のうた7. 花束■梅干野安未8. ウエディングソングスペシャルメドレーJ.S.バッハ:『カンタータ第147番』より「主よ、人の望みの喜びよ」R.ワーグナー:『ローエングリン』より「婚礼の合唱」G.ヘンデル:『水上の音楽』より「ア・ラ・ホーンパイプ」J.S.バッハ:『管弦楽組曲第3番』BWV1068 より「G線上のアリア」F.メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』より「結婚行進曲」9. L.ヴィエルヌ:ウエストミンスターの鐘 Op.54-6■コラボ10. それでしあわせ11. Beauty and the Beast■視聴チケット:2,500円(税込)販売期間:1月28日(金) 21:00まで購入リンク:イベント公式サイト:
2022年01月26日2022年2月13日に開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に先駆けてのホストとゲストの対談。岸谷香×和田唱(TRICERATOPS)の後編では、『感謝祭』でのコラボレーションのアイデアがたくさん出てきた。岸谷のプライベートスタジオでの取材であり、すぐそばにピアノとギターがあるので、弾きながら会話が進行。対談自体がコラボレーションの一部分みたいでもあった。一緒に演奏する楽しさは、言葉はもちろんふたりが奏でる音からも伝わってきた。バンドについて、当日の演出について、それぞれの性格についてなど、会話の内容も自在。『感謝祭』への期待が広がる対談となった。※前編は こちら()――岸谷さんと和田さんと根本さんに共通するのは音楽・バンド・楽器への情熱なのではないかと感じます。和田一緒に飲んだ時にも楽器トークで熱く盛り上がったんですよ。女子でこういう人あまりいなかいよなぁって新鮮な驚きがありました。香さん、本当に楽器のこだわりがあるよね。岸谷唱くんのこだわり方とはまたちょっと違うんだけどね。唱くんはギター小僧がそのまま大人になったみたいなタイプじゃない?(笑)ちっちゃい頃からギターが大好きで、ずっと弾いていたんだろうと思うんですね。私は踊りや振り付けが嫌で、「楽器を持たないのは嫌だ」「それは自分じゃない」ってところから始まって、長年かけて、本番のステージで弾けるようになってきたタイプだから。「楽器を離さないぞ」という気持ちは強いんですが、唱くんは自然にギターが大好きだよね。唱くんのライブでの演奏を観ると、「ギター、うまいなぁ」っていつも思いますね。岸谷香和田いやいや(笑)。――2016年にはそれぞれのライブにゲストで出演しています(TRICERATOPS『PREMIUM ACOUSTIC LIVE』2016年4月17日SHIBUYA CLUB QUATTROと『KAORI PARADISE 2016ーはじめてのひとり旅ー』2016年7月24日品川プリンスホテルクラブex)。その時の感想を教えてください。和田僕はいまだにクラブexでの「Diamonds」の最後の締めのフレーズが悔しいよ。本番でしくじりまくって、「もう1回!」「ああ、もう1回!」って4回繰り返したんだよね。(ここでギターを手にして、実際にそのしくじったリフを何度も再現する)あのしくじりはいまだに自分の中でもしこりとして残っている(笑)。岸谷じゃあ『感謝祭』で、そこの部分やる?(笑)和田ぜひぜひ、リベンジさせて!(笑)岸谷TRICERATOPSのアコースティックライブに出た時にも「Diamonds」やったじゃない?和田ああ、やったね。岸谷その時、とても新鮮だった。私は男の子と女の子が無理して同じキーでやるのって、好きじゃないのよ。和田「Diamonds」は男にはキーが高いしね。岸谷だからどっちかがすごくよろしくない状態になるのよ。和田あるある。男のキーに合わせたら女子には低すぎるし。どっちかが無理することになるよね。岸谷だから私は唱くんが歌うところは唱くんのキーにしたんですね。「Diamonds」は普段はEなんだけど、Aでやったのね。出だしが唱くんだったから。和田そうか、途中で転調したんだ(ここで再現して、ギターを弾きながら歌う)。岸谷そうそう、それで間奏で知らんぷりして原曲のキーに戻って、2番は私が歌い出すというアレンジだったんですけど、唱くんの「Diamonds」、とても新鮮でした。あの時はギターなしでハンドマイクだけで歌ったもんね。――それはとてもレアではないですか?岸谷そう。私がピアノを弾いていたんですよ。吉田佳史くんもドラムを叩きながら、笑っていました(笑)。和田僕がギターを弾かないで、ハンドマイクで歌うことって、そうはないからね。岸谷そう。Aのキーでやった「Diamonds」もとても新鮮だった。キーっておもしろいなと思って。あと、来てもらった時に、TRICERATOPSの「ポスターフレーム」を一緒にやって、すっごく楽しかった。この曲は分数コードだから、ピアノに任せて!みたいな(笑)。あれでコラボで伴奏する喜びを知りました。和田香さんとの付き合いのブランクが長かっただけに、その後、お互いのライブに参加したり、一緒に曲を作ったり、レコーディングをしたり、いろんなことを一緒にできて、うれしかったですね。岸谷レコーディングでもTRICERATOPSの中に混ぜてもらって、4人で録るのがおもしろかった。バンドっていいなあと実感しました。バンドっていいテイクが出る時って、あっ、出た!って感じになるよね(笑)。和田その場で何か思いついたら、「おっ、これをやってみようよ」ってすぐにできるしね。「My Life」のサビにギターで「こういうフレーズを入れてみない?」って香さんが言って、その場で一緒にやったの覚えてる?(そのサビのギターのフレーズを弾いてみせる)和田唱(TRICERATOPS)岸谷あっ、やったやった。ふたりで同じ部屋に入って、マイク1本で「せーの」でギターを録ったよね。和田そう、このアルペジオ。(ギターで弾いてみせる)岸谷やったね。(ユニゾンでピアノで同じフレーズを弾く)同じフレーズを一緒に録ったね。和田そうそう、「そこ、同じでいいの?」って僕が聞いて、香さんが「同じでいいの」って。こうやって一緒に演奏していると、どんどん思い出すね(笑)。(しばらく当時のレコーディングを再現して、ふたりでギターとピアノを弾きまくる。さらに一緒にハモっていく。音楽の楽しさ、美しさがスタジオ内にも漂っていく。取材中とは思えない、やわらかくて温かな空気だ)岸谷なんか、止まらなくなっちゃうね。後半のここのところもさ、私が「4小節ぶちぬきでGで行こうよ」って言ってやってたら、唱くんが遠慮なく、「いや、ベースは絶対にBに上がりたい」って言うから「わかりました」って(笑)。林幸治くんが途中で「どっちをやればいいの?」って顔をしていたよね(笑)。ふたりとも一番大事にしているのは、音楽としてグッと来るかどうかだっていうところ(岸谷)和田やりとり、楽しかったよね。ふたりでああだこうだ言い合ってて。しかもそのやりとりのテンポが早い。香さんは僕のことを「せっかちだ」って言うけれど、違うんですよ。香さんのほうがせっかちなんです(笑)。岸谷お互いにそう思っている(笑)。林くん、せっかちがふたりもいるから、困ったんじゃないかな(笑)。音符を数音弾くたびに「違う!それじゃない!」「あっ、それそれ!」とか、どんどんふたりの声が入ってくるから。和田多分、あのレコーディングの日、林は相当疲れたと思う。僕と香さんがあまりにも「ああだこうだ」っていうから。しかもふたりともどんどん思いついちゃうし、その思いつきのテンポが異常に早いでしょ?(笑)。岸谷唱くんが「あっ!」って言った瞬間に、「よし!わかった!」って(笑)。説明しなくても、「あっ」っていうだけで、何を言うかが想像がつくんですよ。途中からマネージャーとか、みんな笑っていたよね(笑)。――以心伝心というか、まさに息が合っているんでしょうね。岸谷すごいスピードで物事が決まっていきました。でもふたりとも一番大事にしているのは、音楽としてグッと来るかどうかだっていうところも良かったですね。――最終的にやっぱり音楽的な共通点があるんですね。和田「My Life」で作った三声のコーラスがあって。「この曲を参考にして、コーラスを作ってきてほしいんだけど」って、香さんが聞かせてくれたブライアン・ウィルソンの曲、実は僕がメチャメチャ好きな曲だったんですよ。『Brian Wilson Reimagines Gershwin』というガーシュウィンのカバーアルバムの2曲目の「The Like in I Love You」。みんなが聞いているようなメジャーな作品じゃないだけに、あれはとてもびっくりした。岸谷そういうことも含めてツーカーでした。「ブライアン・ウィルソンみたいなコーラスを作ってきて」って頼んだら、唱くんが水を得た魚みたいに喜んでやってくれました(笑)。で、唱くんが作ってきたものをその場で歌ったら、それで本チャンOK(笑)。――「ミラーボール」と「My Life」は『感謝祭』でも聴きどころになりそうです。岸谷「ミラーボール」はTRICERATOPSのアコースティックライブにお呼ばれした時にやっただけで、エレクトリック編成のバンド演奏ではやってないんですよ。Unlock the girlsでは演奏しているんだけど、その時は同期ものを使ってエレクトロな感じのポップスでやっているので、実はレコーディングしたあの形は生ではやったことがないのよ。和田そうか、まだ1度もやってないんだ。僕が“girls”の演奏で感心したのは大サビのところで、一拍あけたこと。このやり方っていいなって思った。だってクロスしなくて済むでしょ。岸谷そう。レコーディングはクロスしてたから、あけたの。(ここでギターとピアノでの確認作業がしばし続く)――今回は根本さんとも共演することになります。和田要さんとは『クリスマスの約束』で顔合わせはしていますが、実際の共演は意外にないんですよ。同じ番組に出ているけれど、直接的なコラボはほぼしてないんじゃないかな。――『感謝祭』のコラボ、貴重なものになりそうですね。岸谷要さんもギターが大好きで、ギターソロ、ガンガン弾くんですよ。80年代の超絶ギターソロみたいなのをやるので驚きました。和田ギタリストとしての要さんは僕とはタイプが違うんですよ。プレイはかなりテクニカル。しかも要さんってとてもフレンドリーな性格で、普段はいっぱいおしゃべりして場を和ませてくれるけど、ギターソロになると、真顔になって表情をまったく変えないから、びっくりですよ(笑)。――それだけ真剣に集中しているということなんでしょうね。岸谷私の場合はYukoというギタリストが同じバンドの中にいるから、「ここは弾かなくてもいいや」ってこともあるんだけど、唱くんも要さんもギターを弾かないことはほぼないわけじゃない?ボーカル&ギターが3人いるので、いろいろできそう。ギターを持ってきてもらって、それぞれのギターソロを楽しみたいな。和田僕は精いっぱいやりますよ。今、ギターの話ばかりしてますけど、要さんも香さんもまずボーカリストとして素晴らしいので、そこも気合が入りますね。岸谷要さんはすごいよ。夜中までずーっと歌って、次の日は朝早くから歌っているから。和田ライブで疲れたと思ったこと、1回もないらしいよ。「ライブって疲れないじゃない?」って言うから、「いやいや疲れますよ」って(笑)。岸谷一番年上なのにね。和田喉の調子が悪くても、ライブは楽しいって言いますもん。あれはすごいな。僕は調子が悪い時はライブ、つらいですもん(笑)。要さんの境地に一生のうちに到達できるのかな。岸谷でも要さんも若い時は頑張っちゃってたって話を聞いて、少し安心しましたけど。――和田さんはUnlock the girlsの中で演奏するのはどうですか?和田女性バンドに加わるのは未経験ですから、楽しみです。なんかプリンスみたいですよね(笑)。プリンスも一時期、やってたんですよ、プリンス以外は全員女子。岸谷3RDEYEGIRL(サードアイガール)ね。和田どんなふうになるんだろう?Unlock the girlsでのライブも観させていただきました。いい演奏するし、彼女たちいい表情でやってるし、とても楽しみですね。岸谷彼女たちもメッチャ楽しみにしてますね。彼女たちは年齢的にも多分、TRICERATOPSを聴いていた世代だろうし。和田FLiPとは随分前に対バンしたことがあるので、ギターのYukoちゃんとドラムのYuumiちゃんは前から知ってました。Yuumiちゃんは対バンした流れで、何度か僕らのライブも観に来てくれました。ベースのHALNAちゃんとは共演したことがありませんが、楽しみです。最近は女子のバンドが増えて、いいプレイをする子がたくさんいるよね。岸谷うちのバンドのメンバーも、女の子だからってことではなくて、それぞれいちミュージシャンとして、いいグルーヴを出すんですよ。だから歌っていて、とても気持ちいいの。でありつつ、女の子としての良さも持っているので、いいなあと思っています。――バンドとソロの魅力ということについても聞きたいのですが。おふたりともバンド活動もソロ活動もやっているという共通点があります。和田いや、僕はそんなにソロをやった感はなくて。岸谷ええっ?思いっきりソロじゃない?和田ソロなんだけど、ひとりでやってきたからね。これがバックバンドを入れてやっていたら、ソロ活動をやっているという感覚が強くなるのかもしれないけれど、僕の場合はレコーディングもひとりだけでやったし、ライブもひとりだけでしょ。岸谷ああ、そっか。和田だからひとりでやりましたというだけで、ソロ活動をやりましたという認識があまりないの。岸谷でもそうかもしれない。ソロ活動って、バンドと何が違うかというと、1対サポートという関係性があって、他の人がいることが大きな違いになるわけだけど、ひとりでやってると、そこはないもんね。和田そうなんだよね。バンド以外の他の人とやったことがなくて、そこも未経験。僕は未経験が多いですね(笑)。――サポートメンバーとやることはイメージできないんですか?和田今のところはそうですね。自分がソロをやるとなった時に、考えはしたんだけど、まだ今は違うかな、どこまでひとりでできるか確かめたいなという気持ちが強かったんですよね。岸谷バンドを解散したわけではないことも大きいんじゃない?“バンドがあるのに、なんで他の人とやるの?”みたいな感覚もあるでしょ。和田ああ、それはちょっとあるね。岸谷私もプリンセス プリンセスで活動していて、ソロをやった時には、全然違う音楽性でやることを意識しました。オーケストラを入れるとか、これだったら、まったく違うものだから、他の人とやるのもわかるよねって、誰しもが納得する形でやっていた気がします。だって、ソロをやると言いつつ、違うバンドみたいな形でやると、浮気してるみたいになるじゃない?和田そうなるよね。浮気感はどこかで出てくる気がする。サポートメンバーとやるんだったら、バンドでやればいいんじゃない?とか、いろいろ考えますね(笑)。岸谷私はバンドを体験して解散して、その後、サポートのメンバーもひとりぼっちも体験して、またUnlock the girlsをやっているわけじゃない?プリンセス プリンセスが解散した時、「ガールズバンドはもうやらないぜ」って思ったんだけど、今はまたこういう形でやることができて良かったなと思っていますね。和田今言われるまで、プリンセス プリンセスとUnlock the girlsが同じくガールズバンドだってこと、まったく意識してなかった。岸谷私は男性ミュージシャンとやる時には“1対サポート”という関係を感じるのね。だからバンドをやるなら、やっぱり女の子がいいなあって思いました。バンドって、きっと気質だよね。もともとソロで活動している人がバンドをどう捉えているかはわからないけれど、“1対サポート”と“バンド”って、外から見ると、同じ形態に見えるかもしれないけれど、まったく違うものだから。同じように歌っていても、感覚もまったく違うしね。私はやっぱりバンドが好きだな。理由はわからないけれど、されどバンドなんだよね。和田僕は子供のころからバンドへの憧れがあったからね。自分がデビューする時もバンドでデビューしたいと思っていたし。バンドって、実際にやってみるまではどういうものなのかよくわからないのに、その一員になりたいという憧れだけはずっとあって、今もその感覚は続いてますね。岸谷バンドって、その人たちが集まっただけで、音を出さなくてもバンドのたたずまいがあって。どんなに演奏がうまくても、バンドとそうじゃない人たちとでは出てくる音が違うと思うんですよ。精神の違いみたいなものが出るというか。僕は要さんが仕切るんじゃないかと思っていますよ(和田)――『感謝祭』では岸谷さん、和田さん、根本さんで、ギター、キーボード、コーラス、いろいろな組み合わせが考えられますが、今の時点で考えていることはありますか?岸谷とりあえずステージに鍵盤も置くことだけは決めているから、唱くんとピアノとギターでふたりだけというのはやりたいですね。和田それもいいね。――さっきからピアノとギターでふたりでやってる感じ、いいですよね。和田そう、あの感じですよね。「My Life」みたいな曲をふたりでやるのもありだし。岸谷要さんともふたりでやりたいし、唱くんともやりたいですね。あとはそうだな、生まれて初めてのガールズバンドの一員に加わっての演奏も楽しんでいただきたいですね。うちのバンドのメンバー、みんな、コーラスがめっちゃ上手だから。和田あ、それはいいね。そう言われると、「My Life」もコーラスがほしくなっちゃうな。歌えるっていいねぇ。岸谷あとは唱くんとの出会いの曲でもある「Fever」を、許してもらえるなら、私たちでアレンジして、鍵盤を入れたり、コーラスを足したり。和田もちろん。岸谷女子の「Fever」にしたりとか。和田ああ、いいね、だったら僕はギター、弾かないな(笑)。それもいいでしょ、ハンドマイクを持って、ノリノリで踊りながら歌う(笑)。岸谷それはおもしろそう。でも唱君はギターがないと、途中で間が持たなくなるかもよ。和田あり得るけれど、それはそれで楽しもう!(笑)。岸谷ただお呼びして、私たちがバックバンドをやりますっていうだけだともったいないから、せっかくだから、驚かせるくらいこっちでアレンジしちゃいたい。和田ああ、いいね!岸谷「もし嫌なところがあったら言ってね」って。和田OK、OK。じゃあアレンジしておいて。キーだけは現キーで、アレンジはもうおまかせ。岸谷やったー!(笑)岸谷楽しみだなあ。ツインギターをやろうよ。オクターブでハモったり。和田いいよ。楽しみだね。曲、何をやるか考えておいて。岸谷はい!(笑)――岸谷さんと根本さんの対談では、和田さんがリハを仕切るのではないかとの話になっていましたが。和田いやいや、僕は要さんが仕切るんじゃないかと思っていますよ。多分、僕がいちばんおとなしいですよ。――『感謝祭』のトーク、かなりにぎやかになるんじゃないですか。和田要さんとは先日放映された『クリスマスの約束』でもご一緒しましたけど、要さん、転換の時もいろいろ話していたんですよ。放送されないところも、要さんが全部つないでいた。あのパワーはすごいですよ。僕はきっと本番ではそんなにしゃべらないと思いますよ。最近、わかったことなんだけど、まわりがあまりしゃべらないと、結構喋るんですよ。ここは僕がまとめなきゃいけないんだなっていう本能が働くんですね。でもまわりに喋る人がいると、おとなしくなる傾向があります(笑)。――責任感ゆえに話すということですね。和田TRICERATOPSでは、今は林も喋るようになりましたが、以前はほとんどしゃべらなかったので、僕が話すようにしてましたし、うちの家族といる時、母がいて、奥さんがいる時って、僕はまったく喋らないです。要さんがいて、香さんがいるでしょ。きっとそれと同じ現象が起こるような気がする。僕は時と場合によって、すごく変わるんですよ(笑)。岸谷私も実はそうだから、シーンとなる場面があるかも。いや、ないかな(笑)。そこは要さんを頼りましょう。和田要さんは「何も考えてなくても、口を開けば、どんどんトークが勝手に出てくる」って言ってましたからね!「でまかせでいいんだよ」っていうんですが、でまかせにしては気が効いた言葉がたくさん出てくる。やっぱり才能ですよね。――今回の対談でもふたりのかけあいは相当おもしろいですよ。和田香さんはどんどん返してくれますからね。岸谷お互いにせっかちだから、言葉の頭でさんざんかぶっちゃって、聞いてる人はわけがわからないかも(笑)。――セッション的な楽しみもありそうです。岸谷スリーコードのロックンロールで、それぞれのソロで好きにやるとかね。プリンセス プリンセスのロックンロールもあるから、そこから発展させていくとか。和田あっ、それはいいね。お客さんもそれはうれしいんじゃないかな。岸谷お客さんに楽しんでもらうことはもちろんなんですが、バンドのみんなも楽しみにしているし、待ち遠しいですね。和田普段はないシチュエーションだから、意外と女子の中に入って、緊張するかも。僕、どうしょう、カチカチに緊張しちゃったりしたら(笑)。――逆に超ノリノリで、ゴキゲンで演奏するかもしれませんよ。和田味をしめて、ハマって、女子でバンドを結成したりとか(笑)。岸谷唱くんの女子力が発揮されるかもしれませんね(笑)。本番はもちろんですが、まずはリハが楽しみです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■TRICERATOPSオフィシャルサイト:
2022年01月12日2022年2月13日に開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に先駆けてのホストとゲストの対談。前回の岸谷香×根本要(スターダスト☆レビュー)に続いて、岸谷香×和田唱(TRICERATOPS)の対談を前編・後編の2回にわたってお届けする。ふたりは岸谷のアルバム『PIECE of BRIGHT』で2曲を共作し、互いのライブにもそれぞれゲストとして参加している。今回の共演は自然な流れと言えるだろう。対談場所は岸谷のプライベートスタジオ。スタジオなので、ピアノやギターが並んでいる。話の途中で、岸谷がピアノを、和田がギターを弾く場面もたくさんあった。言葉だけではなくて、音での会話も成立。音楽的な対談からは『感謝祭』の準備の楽しさも伝わってきた。――根本さんから和田さんに『感謝祭 』に参加するにあたっての伝言があります。「オレに複雑なことをさせるな。オレに楽をさせろ」とのことです。和田ああ(笑)。3人の中では僕が一番後輩ですからね(笑)。そこは(根本)要さんに従うしかありません。僕自身、後輩という立場の現場が徐々に減ってきているから、たまにはいいことですよね。岸谷そっか。そうだよね。――「TRICERATOPSを聞いてバンドを始めました」という話を、若いバンドからよく聞くようになりました。和田そうなんですよ。そういうケースも少しずつ増えてきました。でも後輩の立場の方が自然というか。以前は自分たちが年下というケースがほとんどでしたし、そういう期間が長かったですから。岸谷私も要さんと一緒にいると、「失礼しま~す」って、後輩のポジションで楽をさせていただいています(笑)。岸谷香――前回の対談で岸谷さんがコラボレーションをやると決めた時に、「和田さんと根本さんの顔が浮かんだ」とのことです。和田さんは岸谷さんから声がかかって、どのように思われましたか?和田香さんと一緒に共作してから数年経っていたので、またこうやって一緒に音楽をできることになり、うれしく思っています。一緒に曲を作ったことがある人って不思議なもので、しばらく会わなくても会えば一瞬で距離が縮まるんですよ。岸谷人間関係のカテゴリーとして、「一緒に曲を作った人」というジャンルが確実にありますね(笑)。――今回の対談では、岸谷さんと和田さんの出会いのところからうかがいたいのですが。和田ずいぶん昔だよね。岸谷きっかけは「FEVER」(TRICERATOPSの1998年11月リリースのシングル曲)を聴いたことですね。この曲のコード進行、私が作る曲とタイプが似ているなあ、気が合いそうだなと思ったら、トリオのバンドでやっていると知って驚いたんですよ。「この曲を3人でやっているの?」「テンションコードが入っているのに、鍵盤はいないんだ」と驚いて興味を持ち、レーベルがエピックで同じだったので、ラジオのゲストに来てもらったのが最初ですね。和田あの時は声をかけていただき、光栄でした。岸谷当時のビジュアルを見ていたから、きっと突っ張った男の子が来るんだろうなと思っていたのね。和田えっ?実際どうだった?岸谷今よりは突っ張っていたのかもしれないけれど、「こんにちは」って言ったら、普通に「こんにちは」って返してくれて、最初から自然に会話できました(笑)。PUFFYの『JET CD』というアルバムが出たばかりだったんですが、私はこのアルバムで1曲作曲しているんですよ。民生くんから「PUFFYのアルバムを作っているんだけど、曲が足りなくてさ。曲あまってない?」と言われて、「じゃあ書くよ」ってことになり、「春の朝」という曲を作曲した経緯があります。で、その「春の朝」について、唱くんが「聴いたよ。あの曲の転調、かっこいいね」って言ったんですよ。和田いやいや、さすがにその時は敬語だったよ(笑)。和田唱(TRICERATOPS)岸谷イメージとしては「かっこいいですね」じゃなくて、「かっこいいね」だったのよ(笑)。――いきなり転調が話題になるなんて、メロディメーカー同士の会話ですよね。和田香さんの作曲した「春の朝」、すごく気に入ってて。さすがだなと。岸谷いえいえ。私も転調のところが気に入っていたので、やっぱりこの人とは音楽的なところで、気が合うなと思いました。和田この時の話をしばらく忘れていて、再会してからこの話になって、あの曲が好きだったなと思って、久しぶりに「春の朝」を聴いたら、僕がその後、見事にあの曲と似た曲を作っていたことが判明しました。「Couple Days」という曲の転調するところ。これは自分でもびっくりした(笑)。岸谷えっ、どこ?ここ?(ここで岸谷がグランドピアノで該当するフレーズを実演)和田そうそう、その次のメロディ!僕は無意識だったんですが、今のメロディの転調が好きで、知らず知らずのうちにパクってました!申し訳ない!(笑)岸谷いえいえ。和田当時、女性バンドのボーカリストがメロディラインを作るケースって、そんなに多くなかったんですよ。作詞する人はたくさんいましたが、作曲する人はそんなにいなかったので、香さん、なんて音楽的な人なんだろうと驚いたことを覚えていますね。岸谷今でこそ、バンドをやっている女の子はたくさんいるけれど、昔はいなかったよね。唱くんが学校のころって、クラスでバンドやっている女の子はいた?和田いや、全然いない。岸谷私は中学のころ、軽音楽部だったんですが、男の子が持っている機材を見て、「あっ、エフェクターだ」って言ったら、「女の子が“エフェクター”って言った!」って珍しがられました(笑)。そういう世代なのかもしれないですね。和田今でこそ、香さんがギターや機材が大好きだということをよく知っていますが、最初にちゃんとお話した時はちょっと新鮮でしたよ(笑)。共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました(和田)――話が遡りますが、会う前の時点で、和田さんは岸谷さんをどう認識していたんですか?和田TRICERATOPSがデビューしたのがプリンセス プリンセスが解散した翌年で。実家のテレビで、プリンセス プリンセスの武道館での解散ライブを観たのを覚えています。その時、香さんがミニスカ姿でMCをして、「私、こんなカッコしているけど、来年30歳よ」と語った言葉が印象に残っています(笑)。赤い衣装だったかな?岸谷そう、赤。当時、ゴレンジャーみたいにそれぞれのイメージカラーって、決まっていました(笑)。解散したのが29歳の時だから、今から考えるとまだ若いんですが、10代からやっていたバンドなので、解散ライブの時はやりきった感があって、そういう発言になったんだと思います。和田ちょうど僕らがデビューの準備に入っていた時期ですね。岸谷終わりゆくバンドと始まるバンド(笑)。和田ハハハ。だからプリンセス プリンセスが解散して、香さんはソロになっているという認識がある中で、ラジオのゲストとして招かれたということですね。――その後の交流はどんな感じだったのですか?和田香さんがライブに来てくれたんですよ。岸谷渋谷公会堂(1999年2月13日)に観に行きました。ものすごく盛り上がっていて、楽屋もたくさんの関係者であふれかえっていたので、邪魔だろうなと思って、さらっと失礼しました。和田そう、香さん、意外とあっさりと帰っちゃったんですよ(笑)。僕としてはもうちょっとコミュニケーションを取りたかったんですが、香さんは「楽しかったです〜」って感じで去っていった。えっ、もう行っちゃったのってくらい、物足りなかった(笑)。そこからかなり間が空いたんですよ。17年間くらいかな。間が空いたのは香さんがお母さんになったことも大きかったんじゃないかな。岸谷そうね。お母さんになって、音楽活動から隠居状態がしばらく続きましたからね。――再会のきっかけは?岸谷震災のあとにプリンセス プリンセスで復興支援しようということになり、再結成したことが関係しているんですよ。プリンセス プリンセスはツアーをやるようになってから解散まで、同じスタッフでツアーを回っていて、家族みたいな関係だったんですね。でも再結成には復興支援という大きな目標があったので、「あの時は良かったね」的な同窓会のムードにはしたくなかったので、新しいスタッフ、若いスタッフとやることに決めたんですね。和田なるほど。岸谷それで各部署で新しいスタッフと進めていたのですが、私のテック担当が東京ドーム1日目は来られないことになったんですよ。私としては16年ぶりにプリンセス プリンセスで手一杯なのに、テック担当者が違うことになり、テンパっていたんですね。替わりをやってくれたテックがMくんで、「大丈夫かな?」って不安だらけだったんですが、実はすごいテックで、1日だけのローディーなのにノーミスでパーフェクト。その時に仲良くなり、その後もお願いするようになりました。ある時、そのMくんが「すみません明日は他に入っているので、来られません」「えっ?誰」「TRICERATOPSというバンドです」っていう。よくよく聞くと、「TRICERATOPSが大好きで田舎から出てきて、テックをやっています」ということで、そのMくんのつながりで、TRICERATOPSのZepp Tokyoでのライブ(2015年6月5日)を観に行きました。渋谷公会堂から16年ぶりくらいかな?和田それくらいですね。香さんと会うことはもうないのかなと思っていたので、うれしかったですね。岸谷唱くんとMくんと3人で飲んだんだよね。和田そう、その時点でも僕は相変わらず敬語(笑)。でも香さんに「唱くん、もうそれやめない?」と言われて、「そう簡単には無理ですよ」「いや、もうやめて」ってことになり、そこからは僕も切り替えが早かったですね。いきなり「あのさ~」ってタメ口になりました(笑)。岸谷私はライブに行った時点も、TRICERATOPSのニュー・アルバム『SONGS FOR THE STARLIGHT』を聴きこんでいて、どの曲もとても良くて、やっぱりこれは好みが合うなあと思っていたので、「チャンスがあったら、一緒に曲を作りたいね」「いいよ」って、その飲み会でも提案して、実現しました。――「曲を作って」ではなくて、「一緒に作りたい」というのは、やはり似ているところがあると感じたからですか?岸谷そもそもの根底で似ているところがあるし、ピンと来たんですよ。唱くんとだったら、お互いに楽しみながら、いいものができるんじゃないかなって。――それが岸谷さんのアルバム『PIECE of BRIGHT』に収録されている「ミラーボール」と「My Life」の2曲です。岸谷どうやって曲を作ろうかなと考えた時に、ふたりで「せーの」で作るイメージがわかなかったんですね。以前、寺岡呼人くんと共作したことがあって、その時は彼が途中までしかできてない曲を持ってきて、その先を考えるのが楽しかったんですよ。人のエッセンスをもらうのが楽しかったので、交換日記風に作るのが楽しいかなって。――共作することは、お互いの根底の部分でのすり合わせを行うことでもあるでしょうし、メロディと歌詞の共作は深い関わりの中での作業だったのでは?岸谷お互い、大変だったと思いますよ。リスペクトもあるし、お互いを尊重しながら、自分の個性も出すわけだから。和田共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました。――「ミラーボール」と「My Life」、どちらもとてもいい曲です。岸谷私が最初に「ミラーボール」のウーリッツァのリフからAメロの出だしくらいまでを作って、「じゃあこの後は唱くん、よろしく」ってMTRで録って送ったら、唱くんがギターを弾きながら歌っているボイスメモが速攻で送られてきたんですよ。「なんとかかんとか~?、いや、こうじゃないな、なんとかかんとか~?」って、やり直しもそのまま入っているボイスメモ(笑)。和田ああ、そうだそうだ(笑)。岸谷そうか、ボイスメモでいいのかと思って、次からは私もボイスメモで送りました。――そういうところも会話っぽいですね。岸谷「ミラーボール」を作っている時に、のちに「My Life」の一部分になるメロディを唱くんが送ってきたんだよね。和田えっ、そうだっけ?(そういいながら、和田はギターで、岸谷はピアノを弾きながら、その当時のメロディのやり取りを再現。このやり取りも実に楽しいものだったのだが、残念ながら、文字では伝えられません!)唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね(岸谷)――1曲作っているつもりで、2曲になってしまったのは、お互いがそれだけ刺激しあいながら、創作していたということなのでは?岸谷自分の想像しないところに行くのが共作のおもしろさだから。和田まさにそう。岸谷それで、2曲録ることになりました。和田せっかく作ったんだから、録らなきゃもったいないですからね。歌詞も交換日記風のやりとりをしながら作りました。岸谷「ごめん、私は歌詞が苦手だから、唱くん先に書いて」ってお願いしました。和田女性が歌う歌だから、僕発信でと言われても、よくわからなかったので、「イメージだけ言って」ってお願いしましたね。そしたら「My Life」は“もうすぐ別れる二人が車に乗ってドライブしているイメージ!”と言ってくれて。これは非常にビジュアル化しやすかったので、わりとスムーズにできて、香さんに第一稿を送りました。岸谷第一稿もなにもこれ、ほぼ完成してるじゃない、バッチリじゃないという感じでした。いくつか、変更したところはありましたが、おおよそ第一稿を活かした歌詞になっています。で、「ミラーボール」は唱くんがミラーボールというワードを出したんだよね。とても唱くんらしいタイトルじゃない?和田実は「ミラーボール」というタイトルの曲をかつて作ろうと思ったことがあって。岸谷えっ、そうなの?和田そう。「ミラーボール」という曲を作ろうと思いながら、ずっと実現せずにいて、いつかどこかで使いたいと思っていて、「ああ、ここだ、ここで使えばいいんだ!」って気づいたという(笑)。《あなたはまるでミラーボールの光》《あなたを照らすミラーボールになろう》というフレーズがあって、は“私はあなたにとってのミラーボールの光でありたい”という主人公の気持ちを描いたんですが、香さんからのご指摘があって、いろいろやり取りがありました。岸谷唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね。あの時はいろいろ言ったよね(笑)。「ミラーボールは単体だとキラキラしないんだよね。光を当ててあげようよ」って提案したんだけど、唱くんが「いや、そういうことじゃなくてさ、君は僕のミラーボールくらい、どかんといきたいんだよ」って言ったのをよく覚えてますね。私がガタガタ言ったんだけど、唱くんが「香さん、ミラーボールの構造上の問題は置いておいて、もっと歌詞の内容としてさ」って(笑)。「はい、その通りですね」って最終的に納得しました。和田僕も香さんから言われて、「そっか、ミラーボールって、そういうものか...」って迷っちゃいましたよ(笑)。――それだけ深くお互いにやりとりしたということですね。岸谷「まあいいや」で済ますことはありませんでした。唱くんとお互いに納得するまでやりとりをしました。和田最初は香さん、「唱くんに任せた」って言ってたんだけど途中から火がついてきて、「唱くん、ここさぁ」っていろいろ提案してきて、あれが良かった(笑)。岸谷そうそう、私はツアー中で、どこかのバーラウンジみたいなところに行って、イヤホンをしながら死ぬ気で歌詞を書いて、唱くんに送ったんですが、バッサリ削られて、「あれ?採用されてないんだ」って(笑)。和田僕も失礼なヤツだね(笑)。岸谷いや、私は採用されたくて送ったわけじゃなくて、「へー、こんなことを考えているんだ」って、唱くんが考えないだろう発想を渡したくて、送っていたところがあるのね。唱くんは普段はひとりで書いている人だから、「こういう切り口もあるのか」って感じてくれるかもしれないな、そういう協力をしようと決めて、恥ずかしい気持ちを置いておいてガンガン送ったので、それはそれで良かったかなと思っています。――和田さんは岸谷さんとの共作をどう感じましたか?和田とてもいい経験になりましたし、自分ひとりでは到達できないところに行けたと思います。もともと共作自体をしたことがないし、しかも女性と共作ってなかなかないですよね。誰かがメロディを作ったものに僕が歌詞をつけたことはありますが、連絡をとりながらの共作は桜井(和寿)さんに続いて、女性では香さんが初めてでした。岸谷言いたいことを遠慮せずに言いあいながら作れたのが良かったですよね。「ミラーボール」の最初の《かかとの音が夜道を》というところ、最初は《かかと》が《パンプス》だったんだけど、「ごめん、唱くん、私はパンプスは履かないから」って(笑)。「サンダルはどう?」と提案して、結局、間をとって<かかと>になりました(笑)。会話を重ねることによって、曲ってどんどん自分のものにもなるんだなってことも感じましたね。和田女性でも「僕」って歌う人もいるじゃないですか。それで香さんに「主人公の設定は僕と私、どっちがいい?」って聞いた気がする。岸谷唱くんには悪いかなと思ったけど、唱くんは女子力高そうだし、大丈夫かなと思って、「私で」とお願いしました。和田女子力が高いって、香さんに初めて言われましたね(笑)。これまでの人生でそんなことを考えたことがなかったんですが、香さんに言われてから、なるほど、僕は女子力が高いのかって思うようになりました(笑)。岸谷私の男らしいところと唱くんの女子力の高いところのミックスが今回とても良かったんだと思います。『感謝祭』でも女子バンドの中で、唱くんの女子力がどう発揮されるかが、楽しみです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■TRICERATOPSオフィシャルサイト:
2022年01月11日恒例となった岸谷香の自主企画イベント『岸谷香 感謝祭』。2022年2月13日(土) にKT Zepp Yokohamaで開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に、ゲストとして根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)が参加することになった。音楽面での交流が深い3人であり、それぞれがボーカリスト・プレイヤー・バンドマンという共通点もあり、音楽的な楽しみの詰まった自由自在なステージになることは間違いないだろう。岸谷のガールズバンド、Unlock the girlsに根本と和田が参加するというスタイルも新鮮だ。ここではイベント開催に先駆けて、岸谷と根本の対談、岸谷と和田の対談をそれぞれ前編後編に分けて4回に渡って掲載しよう。第1回目は岸谷香×根本要の前編。トークを聞いているだけで、ステージの光景が目に浮かんできそうだ。香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人(根本)――2015年に愛知県体育館で行われたスターダスト☆レビューの主催イベント『音市音座 2015』に岸谷さんがゲストで参加されたのが最初の共演です。どんな経緯で実現したのですか?根本僕らがいろんなイベントをやり始めている時期で、香ちゃんにゲストとしてぜひ出てほしいと考えて、オファーしました。僕らとしてはゲストの条件がありまして。ミュージシャンとして尊敬できる人間であること、ソロで歌えること、バックもやってくれること、コーラスもやってくれることでした。香ちゃんにOKしていただいてありがたかったですね。単純に僕らがプリンセス プリンセスの曲を一緒に演奏したいという気持ちを持っていたことも大きかったですね。――岸谷さんは根本さんからオファーが来て、どのように思われたのですか?岸谷スターダスト☆レビューとプリンセス プリンセスは集まり方がまったく違うのですが、どこか似ているような気がしていました。「私たちは音楽をやっているけれど、音楽をとっぱらったら、ただの女の子だからさ」みたいな意識があったんですが、要さんたちにも似た意識があるんじゃないかと勝手に感じていました。「俺ら、ただの音楽好きだからさ」みたいな。岸谷香根本ただの音楽好きのオヤジです(笑)。岸谷だからとても自然な気持ちで参加させていただきました。実際にリハーサルに参加してみて、やっぱり似ているなあ、バンドってこういうことだよなあと感じました(笑)。根本リハーサルで最初に会った時点で、香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人だとわかったので、すっかり意気投合して、その後も何度もお願いしているという経緯があります。――最初のリハーサルの時の印象は?根本岸谷香という人間のすごさを感じましたね。香ちゃんの音楽的な指摘が実に明解で的確だったんですよ。リハーサルの初日からいきなり、「そこ、音が違わない?」って指摘されて、「これはちょっとまずいぞ」と、メンバーの背筋が伸びました(笑)。初めての現場で、なかなか言えないじゃないですか。雰囲気でなんとなく感想を言うのは簡単なんですが、普通ならば流してしまうようなところを音符で的確に指摘してくる。音楽を聴く耳が良くないとできないことだし、より良いものを作ろうという姿勢を持っているということですよね。僕らとしても、まずはプリンセス プリンセスの名曲を正確に再現して、ある程度出来上がってから、自分たちなりの個性を出したかったので、ありがたい指摘でもありました。あの発言によって、僕らの中での「ミュージシャンとしての岸谷香」のイメージが出来上がりました(笑)。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんを見て私が感じたのは、やっぱりバンドっていいなあ、うらやましいなあということでした。自分のバンドがなくなって、ソロ活動を始めて、2011年の震災をきっかけとして期間限定でプリンセス プリンセスを再結成して。その後、またソロでの音楽活動をやり始めたという経緯があったので、バンドで音楽をやっているのがうらやましくなって、バンドに無理矢理入れてもらった感がありました(笑)。「ちょっと失礼します」という(笑)。飲み会にも参加させていただいて、あの時はとても楽しかったです。バンドの雰囲気が似ているという以外にも、曲もどこか似ているという印象も持っていました。根本僕らにはヒット曲はないですけど、似ているという感覚は確かにありますね。プリンセス プリンセスの曲の譜面を見ながら、自分たちなりにカバーしていると、演奏している人の気持ちがムチャクチャわかるんですよ。だからプリンセス プリンセスの曲を演奏するのはとても楽しい時間でした。しかも大ヒット曲だから、一緒にステージに立ってやってると、イントロを演奏した瞬間に、観客がワーッ!って盛り上がるじゃないですか。この感じはうちにはないなぁって(笑)。根本要(スターダスト☆レビュー)びっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした(岸谷)――プリンセス プリンセスは解散しましたが、メンバーチェンジがないという共通点もありますよね。根本本来はバンドってメンバーの入れ替えが効くものだから、「お前はダメだ」ってことになったら、代えることができるじゃないですか。でも「お前がやるんだよ」「お前しかいないんだよ」ってことでやっていくなら、そいつのポテンシャルを高めていくしかないんですよ。そいつに託して、それぞれの個性を作っていくしかないわけです。僕らとは違う景色を見たバンドだからこその難しさはあったと思いますけど、バンドという点では僕らもプリンセス プリンセスも同じような意識で活動してきたんじゃないかと思うところはありますね。もっと上手いメンバーが入れば、演奏テクニックは上がるかもしれないけれど、このメンバーだからできる音、このメンバーだから生まれるおもしろい音を追求してきたんじゃないかなって。岸谷なんなら誰かが思うようにはできないことも、バンドの個性になっていきますよね。ソロで活動していると、上手な人を呼んでくればいいんだけど、バンドの場合はそうではないですから。「えっ、これができないの?しょうがないなぁ、だったら、もうちょっと違った形にしていきましょうか」ってことの積み重ねがバンドの個性になっていくんだと思います。根本まったくその通りですね。だから逆に、バンドの場合はメンバーの誰かにできないことがあったら、はっきり言うんですよ。できないことができるようになったら、その人間の成長になるだけでなく、みんなで上がっていけるようになりますから。香ちゃんは歌も歌う、曲も作る、ギターも弾く、ピアノも弾く、ベースも弾くとなったら、普通はワンマン的になっちゃうけれど、そうではなくて、バンドとして表現する良さをわかっている人だと思います。僕もそこは一緒ですよね。バンドとしてのおもしろさや楽しさを、いかに伝えていくかが大事なんです。そこを知っている人は意外に少ないんですが、香ちゃんはバンドを良くわかっていると思います。――岸谷さんは実際に共演してみて感じたことはありますか?岸谷私がびっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした。さいたまスーパーアリーナでのライブ(『STARDUST REVUE 35th Anniversary スタ☆レビ 大宴会~大コラボレーションライブ~大抽選会付き』)に参加させていただいた時も、前日のリハからずっと歌っていたので、「要さん、明日本番なのに、大丈夫?」って聞いても、へっちゃらなんですよ(笑)。次の日の本番の日も朝早くに入って、当日リハでもずっと歌いまくっていました。私も相当リハから歌うほうなんですが、その私が驚くくらい歌うんです。「要さん、すごいですね」って聞いたら、「年を取ってきて、だんだん力まないで楽に歌えるようになるんだよ」っておっしゃっていて。「そうなのか、私もこれからそういう時期が来るのか」と、その時期が来るのを楽しみにしています。要さんって、調子が悪い時ほどたくさん歌うとか、いろいろ驚くことがたくさんあります。本番の前も円陣を組んで、「じゃあみんな!」って言った後に、「せーの!」「ホニャア~」みたいな(笑)。脱力の仕方も独特でした。気合いを抜くのは確かに大切ですが、なかなかできないことだから、目からウロコみたいなことがたくさんあります。根本音楽って点数がつくものじゃないから、自分の中でどれだけ満足できるかってことが大切なんですよ。と言いながら、本番になったら、つい真剣になって力が入ってしまうこともかなりありました。岸谷本番になると、ついめっちゃ力みますよね。根本ねっ(笑)。ボーカリストなんて、特にフロントに立って注目を浴びているところがあるから、「いい歌を聴かしてやろう!」ってつい力が入ってしまいがちになるんですよ。リハではうまくいってたのに、「あれえ?」って思った瞬間に、「おかしいな?おかしいな?」って、テンションがどんどん下がることが過去にはよくありました。で、ある時、リハでしっかり歌えてるんだったら、リハでいいじゃないかって気が付いたんですよ。小田さんの番組(『クリスマスの約束』)に何度か出させてもらった時に、小田さんに毎回のように言われていたんですよ。「要、リハは良かったなぁ」って(笑)。「あれれっ?」という感じもしなくはないんですが、そうか、リハは良かったのか、だったらリハのようにやってやろうと思い始めたのがきっかけですね。だからステージに立っても、自分に言い聞かせています、これはリハなんだと(笑)。リハも本番、本番もリハという気持ちになったら、楽になりました。実際にそのほうが楽しいですし。――力を抜くって、達人的な話ですね。根本ちょっと逆の方向の話になりますが、僕が香ちゃんをすごいなと思ったのはリハーサルで日にちをあけると、スキルを上げてくることですね。つまり練習してくるわけ。たいていの人はいつも同じです。ところが香ちゃんは、「あれ?ここのフレーズ、この間はやってなかったよな」ってことをガンガンやってくるんです。「聴き直していたら、こういうフレーズが浮かんだけど、これやっていい?」「もちろん」というやり取りが何度もありました。探究心が素晴らしいんです。本番に向けて、今なにができるかをリハで追求している。これはメチャかっこいいですね。最初のリハの時もそうだけど、必ず提案してきます。プリンセス プリンセスの曲だけでなく、僕らの曲もそうだし、香ちゃんのソロ曲もそうだし。より良いものにしようって、常に考えていますよね。岸谷勝手にハモったりしましたよね。「要さん、ここハモっていい?」って(笑)。ギターに関しても、せっかく要さんも持っているから、私はそういうことがうれしくなっちゃうので、「じゃあ、私もユニゾンで弾いていい?」って聞いたら、「いいよいいよ」ってことになり、一緒にやらせていただいたりしていました。音楽を追求することと楽しむこと、両方の要素を持っているところが素晴らしい(根本)根本僕らとしてはゲストとして来てもらうんだから、楽をしてもらいたんだけど、香ちゃんは自分でどんどんハードルを上げていくんですよ。だからと言って、変に真面目くさったり、シリアスになったりせずに、楽しみながらやってくれるので、本当にありがたいです。香ちゃんはさっき「バンドの一員」みたいなことを言ってくれましたが、僕らも香ちゃんと一緒にやる時はチームとしてやってる感覚があります。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんと一緒にやるのは本当に楽しいですね。アカペラがいっぱいあるじゃないですか。そこがいいなあと思っているんですが、リハからガンガン、ハモっているわけですよ(笑)。最後、全員でアカペラで終わるところもかっこいいなぁと思って、私は女性だから音域が違うので、「私も歌いますね。どこを歌えばいいですか?」って聞くと、「どこでもいいですよ、お好きなところでどうぞ」って言うんですよ。それで聴かせてもらって、誰も歌っていない音で、女性ならではの音域で、と考えてハモっていたら、要さんから「OK!」と言っていただいたこともありました(笑)。根本僕らが確かめる時はいつもそこから始まるの。「どこでもいいよ」って言って、適切な音を見つけられる人とそうではない人がいるから。ボーカリスト同士だから、なんとなく当ててくる人もいるんですが、香ちゃんはしっかり聴いて、ここが足りないというところ、ここに入るといいというところに的確に入ってくるですよ。コーラスに関して、そこまで考えて入ってくれる人はなかなかいませんよね。音楽的にしっかり追求することと楽しむこと、その両方の要素を持っているところが素晴らしいと思います。――岸谷さんはバンドの良さとソロの良さをよく知っているところも独特ですよね。岸谷バンドを知らないと、わからないことってありますよね。バンドって、明らかにサポート・メンバーとは違うものなので、要さんたちとやっていると、本当に心地良くて、勝手に「お邪魔します!」って感じで楽しませていただいています。共演させていただいたステージで印象に残っているのは、参加させてもらった曲で、みんなでギターを弾きながら、手を回すシーン。「この場面は弾くことを考えると、回しにくいんですが、一番大事なのは手を回すことですか?」って聞いたら、「そうそう」って答えが返ってきたことがありました(笑)。そういうやり取りができるのもバンドならではですね。根本僕としては、ただバンドがやりたくてやっているというだけなんですが、香ちゃんがバンド感を持ったまま、参加してくれるのがありがたいですね。岸谷逆に、「やったー!」「ここはそういうことをやっていいところなんだ。それでいいんだ」って感じです。私は楽しくお邪魔させていただいています。「要さんになら、好き勝手なことを言っても平気」という気持ちになってしまって、すみません(笑)。根本いやいや、それは根っこの音楽が共通しているからこそですよね。やっぱり僕らが作っているのは音楽だから、ただ和気あいあいとしているところを見せたいわけではなくて、観に来てくれるお客さんに、香ちゃんの歌を聴かせた上で、普段、見えないようなルーズな部分が見えたらいいなあとか、音楽でいかに楽しんでもらうかいうことは考えていますよね。――『岸谷香 感謝祭』も毎回音楽のたのしさを堪能できるイベントになっています。岸谷要さんに誘っていただいたことが『感謝祭』を始めるきっかけになったところもあるんですよ。バンド時代はコラボに参加することはなかったですし、コラボの楽しさを知ったのはスターダスト☆レビューのチームに入れてもらってからです。人と一緒にやるのって、こんなにおもしろいんだなって。「また呼ばれないかな」っていつも思っています。スターダスト☆レビューのイベントに参加したことがきっかけで、「あの人はコラボにも参加するんだ」ということが広まり、他のアーティストの方にもお呼ばれするようになり、行くとこ行くとこ、カラーが違うのが楽しくて、じゃあ私もそういう場を持ちたいなと思うようになって、『感謝祭』につながりました。プリンセス プリンセスが女の子バンドだったこともあって、若い女の子バンドに紹介されることも多くなり、若い子たちとやってみたいなとか、震災があって、自分にできることをやりたいなとか、いろんな思いが出てきて、ホストとしてやる立場にもなりました。コラボレーションって、自分が書いた曲じゃない曲、歌ったことのない曲を「へえ、こうなっているんだ?」って思いながらコピーするのが楽しいんですよ。これからも『感謝祭』を継続してコラボレーションを楽しんでいけたらと思っています。――ゲストとして根本さんと和田さんをお招きすることになった経緯も教えていただけますか?岸谷私たちは今、女の子4人でUnlock the girlsというバンドをやっていますが、男性のゲストをお招きするとおもしろいんじゃないかなと思ったんですよ。この編成は初めてですし、ハーレム状態じゃないですか。根本そうか(笑)。岸谷女性ミュージシャンに囲まれて、男性ミュージシャンが演奏するって、貴重なんじゃないかなと思います。根本普通は逆だもんね。岸谷そうなんですよ。スターダスト☆レビューのところに行くと、ポツンと私が女子ひとりという状態で入っていくわけですが、その逆も楽しそうだなあって思います。プププッという感じ(笑)。多分、本番では要さんもプラスアルファのうれしさが加わるのではないでしょうか(笑)。Unlock the girlsはみんな、うまいし、かわいいし、そこでは見たことのない要さんの一面が見たいですね(笑)。具体的にはギターを持ってきていただいて、唱くんもいるので、3人で順番にソロを弾いて、「もういいよやめようよう」みたいなことになると、楽しいんじゃないかな。根本それはいいね。セッションは楽しいですから。岸谷要さんがUnlock the girlsの新譜を聴いてくださって、「Wrong Vacation」というロックンロールの曲をほめてくださったので、みんなでロックンロールをやるのもいいかなと考えています。ロックンロールってセッションにもってこいだし、気分的にもゴキゲンな感じだし、Unlock the girlsの3人は逆に90年代の音楽しか通っていないので、彼女たちと一緒にみんなでロックンロールをやるのも楽しいなあと思っています。根本今、香ちゃんの話を聞いていて、そうか、あの女の子たちがバックで演奏してくれるんだと改めて実感しました。Unlock the girlsの作品を聞いても、びっくりするくらい、みんなうまくて、「香ちゃん、攻めてるなあ」って思ったんですよ。あのメンバーを見つけてくるところもすごいですし、香ちゃんの音楽に対する情熱をあちこちから感じますよね。彼女たちと一緒にやるのは楽しみですね。僕は今までそういう中に入っていったことがないので、想像もつきませんけど(笑)。ひとりだけだったら、女子高生の中に入った変なおじさん、みたいになってしまいそうですが、唱もいてくれるので、間をつないでくれるだろうし、楽しみです。――岸谷さんから誘われて、根本さんはどう思われましたか?根本今度は僕が呼んでいただいたということで、ありがたいですね。香ちゃんが僕に何をのぞんでいるんだろうって、今から楽しみです。僕がやるのが難しいことであれば、唱がいるので、「そこは唱、よろしく」って振ることもできるので、気軽に楽しめるかなと思います(笑)。彼も音楽への情熱を持っているし、いてくれて良かったです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■スターダスト☆レビューオフィシャルサイト:
2021年12月23日京都人が考えるスモールラグジュアリーホテル『東山 四季花木』は、「日本料理 研野」とコラボレーションした宿泊プラン「クリスマスの朝ごはん」を2021年12月24日に提供いたします。日本料理研野 ※朝食イメージ写真1【日本料理 研野×東山 四季花木】「クリスマスの朝ごはん」ホテル「東山 四季花木」の上質なおもてなしと、「日本料理 研野」の酒井研野が丹精を込めてつくる、朝ごはん。通常は夜のみ営業されているため、今回初の企画となりまさに【幻の朝ごはん】。炊きたてのお米の香りとともに、身も心もあたたまるひとときをご提供いたします。日時 :12月24日 1泊2日朝食付各回定員:8名様(1) 7:00(2) 9:00(3) 11:00料金 :・26~28平米スーペリアツイン1泊2日 2名様利用 59,000円(朝食付き) お一人 29,500円・33平米 ジュニアスイート1泊2日 2名様利用 65,000円/1室(朝食付き) お一人 32,500円・54平米エグゼクティブスイート1泊2日 2名様利用 97,000円/1室(朝食付き) お一人 48,500円1泊2日 3名様利用 122,000円/室(朝食付き) お一人 40,667円1泊2日 4名様利用 147,000円/室(朝食付き) お一人 36,750円・51平米エグゼクティブスイート1泊2日 2名様利用 101,000円/1室(朝食付き) お一人 50,500円1泊2日 3名様利用 126,000円/室(朝食付き) お一人 42,000円1泊2日 4名様利用 151,000円/室(朝食付き) お一人 37,750円内容 :土鍋で炊いたご飯、クリスマス仕立ての粕汁、西京焼きと野菜のおかず、ごはんのおとも、デザート、珈琲【東山 四季花木から徒歩10分程のところにある「日本料理 研野」】「菊乃井」、ニューヨークの「Shoji at 69 Leonard Street」、「LURRA°」、「京、静華」と異ジャンルでの経験を生かしながら2021年にオーナーシェフとして「日本料理 研野」を京都でオープン。予約開始日には数分で完売するほどの人気店。【日本料理 研野】 ホテルに直接、お電話(tel:075-744-6654)またはメール(Mail: info@shikikaboku.jp )でお問い合わせくださいませ。予約締切:12月20日(月)12:00※お席に限りがありますので、お時間帯のご希望に添えないことがあります。【東山 四季花木】京都府京都市東山区三条通白川橋西入今小路町85-1アクセス: 地下鉄東西線「東山」駅下車 徒歩1分URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月13日カウンタースタイルの劇場型レストランが一躍注目を浴び、ジャンルを超えてもてはやされている昨今、また一つ、ラグジュアリーなカウンターチャイニーズが誕生した。この10月4日にオープンしたばかりの【西麻布 香宮】がそれ。あの【シノワ】の篠原裕幸シェフを輩出しした名店といえば、あゝと思い当たるフーディも多いことだろう。以前の星旗通りから、外苑西通りの笄公園そばに移転。それを機に、店内もオープンキッチンのカウンタースタイルとなり、メニューもコースのみと一新。ベテランシェフを新たに招き、全く違う店に生まれ変わった。アフリカンチークの一枚板も見事なカウンターは、席と席の間隔もゆったりとした贅沢な設え。厨房との間に空間があり、ここで有島料理長が出来立ての料理をすぐさまサーブする。扉を開け、エントランスを抜けると、まず目に入るのは、堂々たるオープンキッチンのカウンター席。長さ7mに及ぶ一枚板の、アフリカンチークでできたカウンターが存在感を放つ店内は、いわば空間全体がシェフズテーブル。8席全てから、活気みなぎる厨房を目の当たりにすることができ、臨場感もたっぷりだ。軽快に鍋を振る音、ゴォーと燃え上がる炎と共に立ち込める芳ばしい香り等々、シズル感あふれるシチュエーションもご馳走の一つだろう。そして、厨房を任されたのは経験豊富な有島一郎料理長。京王プラザホテル【南園】を皮切りに、ホテル畑で修業を積み、ザ・ペニンシュラホテル東京【ヘイフンテラス】の副料理長を経て、マンダリン オリエンタル東京【センス】では料理長に就任。ミシュラン一つ星を獲得した実力派だ。「【香宮】は、私の料理人人生40年の集大成ともいうべき店でもあり、(自分が)今まで経験したことのないオープンキッチンスタイルにしてみたんですが、これが楽しい。お客様の反応がダイレクトに伝わってきますから。現在は、お客様の目の前で鍋を振り、出きたての料理を私自身が直接お渡ししています。」と笑顔を見せるのは、有島シェフ。有島浩昭料理長。59歳。ザ・ペニンシュラホテル東京やマンダリン オリエンタル東京など、名だたるホテルのチャイニーズで活躍してきた手練れ。パリで腕を振るった経験もある。そのベテランシェフの脇を、しっかり固める若手スタッフの面々も頼もしい。フレンチで言えばスーシェフに当たる二番鍋は【楽記】出身の榎本和裕さん。一方、前菜と焼き物担当はペニンシュラ時代から有島シェフに師事してきた石井聡さんの両名。加えて、デザートは、銀座の老舗パティスリー【ピエスモンテ】出身のパティシェ露木 昭さんが意匠を凝らすという充実ぷりだ。スタッフの見事なチームワークから生まれる料理は、1コース10皿で構成。“一帆風順”(物事が順調にいく)、“ニ龍騰飛”(龍のように飛躍する)など、中国のお正月に良く用いられる賀詞を引用したメニューのネーミングもユニーク。縁起を担ぎたいお祝いの席や絶対に成功させたい接待の席にはピッタリだろう。『黒鮑・葱 山椒ソース・キャビア』千葉房総産の黒鮑を蒸してぶつ切り。口にした時のむっちりとしたおいしさは、厚みのあるカットなればこそ。たっぷりトッピングしたキャビアも気分を盛り上げる。さて、コースに並ぶは、揚げパイなどの点心から焼味、清蒸魚といった伝統的な広東料理の数々。だが、軸足は広東をべースにしながらも、トリュフやキャビアを所々にあしらい、和洋のエッセンスをプラス。黒鮑や松茸など旬の素材を巧みに取りいれ、季節感を大切にしている。それゆえ、料理内容は、時々で少しづつ変わるそうだが、年間を通して登場するのは『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』と名付けられた一皿。肉厚な青鮫のフカヒレを、【香宮】特製の上湯で仕上げた、有島シェフの自信作だ。曰く「日本では、姿煮でよく見かける吉切鮫のフカヒレがおなじみですが、香港では青鮫の方が高級品。中でも、うちでは数少ない400g前後のものを使っています。」とのこと。だが、フカヒレだけでは片落ちだろう。それに伴うスープー広東でいう極上スープの上湯の出来不出来が、味を大きく左右するからだ。【香宮】では、豚赤身肉に老鶏に加え、金華ハムを通常よりもたっぷりめに用い、8時間じっくり蒸すことで濃厚かつクリアな旨味を抽出している。ご覧の青ザメのフカヒレで約400g。これをニ湯と紹興酒を合わせたスープに入れて一度蒸し、下味をつける。この一手間が、肉厚のフカヒレの芯にまで味が染み渡るのだ。『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』は、コースの半ばに登場。琥珀色の上湯は、調味料は隠し味に加えるごく少量のグラニューのみ。金華ハムの塩分と肉の旨味のみから生まれる深みが素晴らしい。一本一本の繊維が太く、黄金色に輝くフカヒレはまさに“金糸”と呼ぶにふさわしい存在感。琥珀色のソースを纏ったそれを口にすれば、ザクリと歯が入る食感も美味。と同時に、その繊維の隙間からじわりと滲み出る旨味のエキスが秀逸。味わうほどに、淡麗でいながら深みある上湯の滋味がじわじわと味蕾を潤していく。思わず無口になり、溜息をつく瞬間だ。『廣東名物・仔鳩のクリスピー丸揚げ』は、焼き物専門の石井シェフの担当。レア気味に仕上げた鳩は、鉄分の旨味豊か。コースは、28000円(税込み・サ別)。一方、廣東名物の仔鳩のクリスピー揚げも【香宮】流にアレンジ。通常は滷水で火を完全に入れるところを、ここでは、煮込まずに沸騰した滷水に入れて火を止め、そのまま余熱で火を通している。フレンチのようにややレア気味に仕上げた仔鳩は、肉本来の風味を感じさせる。他にも、秋トリュフと共にクレープで巻いた北京ダックや和牛サーロインの塩竈焼きetc.次々と繰り出される機知に飛んだ料理の流れも見事。パティシェ特製のデザートまで舌と目を飽きさせない。食後、デザートの後に出される小菓子。手前から『シナモンの香りのフランボワーズのマカロン』、『紫芋のタピオカ蒸し団子』『紹興酒レーズンのバタークリームサンド』。アルコールの方も、もちろん潤沢に揃う。おすすめは、料理に合わせ、シャンパーニュから始まるペアリングを用意。途中、日本酒や紹興酒、古酒を挟みつつ、シチリアのデザートワインまで10種類程度がお目見え。華やかな気分を盛り上げてくれそうだ。坪庭のような植栽を臨む落ち着いたラウンジ。一部目のゲストは、食後のデザートと小菓子はこちらで楽しむ演出も心憎い配慮。「ゆっくりして頂いて、小腹が減ったら炒飯でもなんでもリクエストにお応えしますよ。」とは有島料理長。
2021年12月02日岸谷香が、来年2月に開催する『岸谷香 感謝祭 2022』のゲストに根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)を迎えることをライブでサプライズ発表した。昨日11月27日に日本橋三井ホールにてワンマンライヴ『やりたくなったらやっちゃいな! Vol.3』を開催した岸谷は、自身のバンド・Unlock the girlsと共にプリンセスプリンセス時代からソロになって現在に至るまでの新旧織り交ぜた全17曲を披露し満員の観客を魅了。そのステージ上でゲストの発表すると、客席から驚きと喜びのこもった大きな拍手が送られた。『やりたくなったらやっちゃいな! Vol.3』よりこの「感謝祭」は2019年から始めた年一回恒例のコラボイベントで、岸谷自身が毎年元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に毎回ゲストを迎えセッションを披露する。チケットは、一般発売に先駆け本日11月28日より最速先行エントリーの受付がスタートしている。<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭 2022』2022年2月13日(日) KT Zepp YokohamaOPEN 16:45 / START 17:30ゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー)/ 和田唱(TRICERATOPS)根本要(スターダスト☆レビュー)和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:9,000円(ドリンク代別・税込)■チケットぴあ独占先行エントリー受付期間:11月28日(日) 12:00~12月12日(日) 23:59受付URL:■一般発売2021年12月18日(土) 10:00~ 各プレイガイドにて<公演情報>『やりたくなったらやっちゃいな! Vol.3』2021年11月27日 日本橋三井ホール【セットリスト】01. DREAM02. Diamonds(ダイアモンド)03. Wrong Vacation04. また恋ができる05. LOVE FLIGHT06. バタフライ07. PARAISO!08. M09. signs10. ウエディングベルブルース11. HIGHWAY STAR12. デロリアンドライブ13. Unlocked14. シャウト!15. STAY BLUEEN1. Dump it!EN2. ハッピーマン岸谷香 OFFICIAL SITE
2021年11月28日株式会社近鉄リテーリングは2021年11月1日(月)、近鉄大阪阿部野橋駅構内に当社の直営店では初となる近鉄沿線地域産品ブランドirodori kintetsu(いろどり・きんてつ)のアンテナショップ「irodori kintetsu阿部野橋店」をオープンいたします。「irodori kintetsu」は、近鉄沿線の生産者や加工業者と連携して地域の特色を備えた独創的な新商品を当社が企画プロデュースすることにより開発し、近鉄沿線地域の魅力を発掘、発信することを目的としております。また、「irodori kintetsu」が沿線のお客様から愛される「made in近鉄沿線」の地域産品ブランドになり、「irodori kintetsu」を通じて沿線地域の価値創造に繋がることを目指しております。新店舗では、地域産品ブランド「irodori kintetsu」のみならず、近鉄沿線(三重、京都、奈良、大阪)の老舗銘菓や隠れた名産品を取り揃え、近鉄百貨店「あべのハルカス近鉄本店」をはじめ多くの商業施設が集積する阿部野橋駅周辺でお買い物を楽しむお客様に向けて、新たな商品の発見だけでなく、懐かしい味わいや旅の思い出を呼び戻す品々に出会える空間を提供いたします。近鉄大阪阿部野橋駅に誕生する「irodori kintetsu 阿部野橋店」が、近鉄沿線各地の魅力を発信するアンテナショップとして皆様の生活に“irodori” を添えることを願っております。<irodori kintetsu ブランドシンボルマークとミッションの概念図>(店舗概要や販売商品についてはこちら) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月28日追悼被爆者・坪井直さん長年、核廃絶を訴え続けてきた広島県被団協・理事長の坪井直さんが10月24日、亡くなりました。96歳でした。ホームテレビでは、2019年に放送したドキュメント広島を再放送します。オバマ米大統領と握手する坪井直氏(2016年)ヒロシマの被爆者を代表する存在である 坪井直さん昭和20年8月6日、20歳の時に被爆。1カ月以上意識不明となりましたが、奇跡的に回復。教員となり、“ピカドン先生”と名乗って、生徒に被爆体験を語ってきました。教員生活を終えて被爆者団体に入ると、その活動はさらに広がりを見せます。原爆の日の総理への要望。アメリカや北朝鮮の核実験へ抗議の座り込み。2016年には広島を訪れたオバマ大統領とも対面し、被爆者の姿を世界中に知らしめました。平成が終わり 令和が 始まったこの1年間、坪井さんは原爆症による極度の貧血のため、ほとんど外出ができませんでした。県被団協には「理事長代行職」が設けられ、原爆の日にすら、外出することはできませんでした。この20年以上、ヒロシマの被爆者の叫びを代弁してきた、坪井さんの声を聞くことはなくなりました。そんな坪井さんに、ホームテレビは、1年を通して、ひっそりと取材を続けさせてもらいました。外に出ることはできません。体調の悪い日は連絡がつきません。会えた時には、「わしはあすにも死ぬるかもしれん」と、まったく笑えない冗談を口にし ます。消えない原爆の記憶、原爆症で苦しんだ時代から後押ししてくれた教え子たちとの絆、思い入れのあった原爆資料館のリニューアル、平和宣言、そしてローマ教皇の広島訪問に思うこと・・・ 。令和という時代の節目を過ぎ、坪井さんは何を伝えようとしているのか。 今もなお“ピカドン先生”続ける坪井さんの、懸命に生きた1年間を見つめました。坪井直氏のご冥福をお祈りいたします。※番組の内容は2019年本放送のものです。広島県外の皆様は”HOMEぽるぽるTV”でもご覧いただけます。ピカドン先生、生きる(2019年5月29日放送)はこちら : ピカドン先生、令和も生きる(2019年12月30日放送)はこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月28日森山直太朗が、10月27日に配信リリースする楽曲「カク云ウボクモ」のジャケットが公開された。今回ジャケットをデザインしたのはSNS、WEBメディアを中心に漫画作品を発表しているうえはらけいた。「僕」を主人公としたやさしい日常の物語を創作しており、コロナ禍においてSNSで発表した漫画「コロナが明けたらしたいこと」が第12回コミチ漫画大賞を受賞。同作品で描かれた日常と「カク云ウボクモ」の世界観に相通じるものを感じた関係者が、ジャケットデザインをオファーし実現に至った。森山は、27日20時より「カク云ウボクモ」の配信リリースを記念して「MUSIC VIDEO先行上映会」と題した生配信イベントをYouTubeで公開する。イベントでは「カク云ウボクモ」の生歌唱やMVが初披露されるほか、スペシャルゲストとして柄本佑が登場。本楽曲を主題歌として書き下ろした映画『心の傷を癒すということ<劇場版>』で共演し、プライペートでも仲の良い柄本との映画での共演裏話やプライベートトークが予定されている。<配信イベント情報>「カク云ウボクモ」配信リリース記念!MUSIC VIDEO先行上映会日時:2021年10月27日(水) 20:00~21:00予定司会:クリス智子出演:森山直太朗 / 柄本佑(スペシャルゲスト)森山直太朗 OFFICIAL YouTube CHANNEL<配信情報>「カク云ウボクモ」2021年10月27日(水) 配信リリース作詞・作曲:森山直太朗「カク云ウボクモ」配信ジャケット配信リンク:森山直太朗 太陽 / にっぽん百歌【富士山】関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 Instagram:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:
2021年10月26日オサジ(OSAJI)のホームフレグランス調香専門店「kako -家香-」とアーセンス(Aresense)のコラボレーションによるルームフレグランスが、アーセンス ルミネ新宿1店から登場。「kako -家香-」は、スキンケア製品やライフスタイル製品を展開するオサジが、2021年7月にスタートさせたホームフレグランス調香専門店。その名の通り“調香”ができるユニークなショップで、ワークショップを通じて、自分好みのエッセンシャルオイルやルームフレグランススプレーをデザインすることができる。思い出や実家の記憶で作るルームフレグランスそんな「kako -家香-」が初の別注の香りをアーセンスとともに制作。アーセンスのディレクター梅本愛子が自分自身の思い出、実家の記憶などを頼りに、3つの香りを調香した。ベランダ・客間・居間イメージの香りNo.1 ベランダ:バルコニーではなく、あえて「ベランダ」と名付けた香りは、外からの光が強く差し込む“希望”を表現したシトラス調の香り。No.2 ドローイン・グルーム:応接室、客間を意味する「ドローイン・グルーム」の香りは、ローズをベースにして、どこか緊張感のある匂いを表現。No.3 居間:「居間」で過ごす時間をイメージした、ウッド系の落ち着いた仕上がり。【詳細】「家香×アーセンス(kako×Aresense)」別注ルームフレグランス 2,530円発売日:2021年10月18日(月)取り扱い店舗:・アーセンス ルミネ新宿1店住所:東京都新宿区西新宿1-1-5ルミネ新宿 LUMINE1 4F営業時間:11:00~20:30【問い合わせ先】アーセンス ルミネ新宿1TEL:03‐6258‐1785
2021年10月23日最新作『シン・エヴァンゲリオン 劇場版』が興行収入100億円を超える大ヒットとなった映画監督・庵野秀明氏。2016年には『シン・ゴジラ』が大ヒット。アニメはもちろん実写映画でも大きな実績を残し、今や国民的映画監督となったのはご存じの通り。そんな彼の仕事を網羅した初の展覧会『庵野秀明展』が好評だ。「『エヴァンゲリオン展』を主催していた朝日新聞社と、『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』を主催していた日本テレビから、偶然にもほぼ同じタイミングで展覧会のオファーをいただきました。ならば共催しようと、今回はかつてない規模の展覧会が実現したのです」(株式会社カラー文化事業担当学芸員・三好寛さん)本展では、庵野氏がアニメーター時代に参加した過去作品から、監督&プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、その創作の本質に迫る。アマチュア時代から現在までの作品の原画やミニチュア、直筆のメモやイラスト、脚本、イメージスケッチ、画コンテに至るまで膨大な制作資料を余すところなく展示しているのが本展の大きな特徴だ。「今回は、彼がこれまで敬愛してきた作品の資料が一堂に会しました。これが庵野に影響を与えたという、いわば“庵野秀明をつくったもの”も紹介しようという趣向です」会場では『ウルトラマン』『仮面ライダー』『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』など、庵野氏が幼少期から敬愛する漫画、アニメ、特撮作品にまつわる貴重な資料の展示のほか、縦3m×横15mの巨大LEDスクリーンを駆使した映像作品を公開。また、これまで門外不出とされてきた関連資料だけでなく、「僕らがいなくなってもアニメや特撮が残るようにしたい」と庵野氏が立ち上げたATAC(特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構)をはじめ、未来へ向けたプロジェクトも紹介。さらに『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』の大型立像など、最新の仕事も紹介している。「注目はコンテや模型などの中間制作物。作品が完成するまでに作られた膨大な中間制作物を目撃できるのは展覧会ならでは。映像の魅力を探るヒントとなる存在ですし、一枚の絵、一つのオブジェとして見ても非常に面白いものが多いんですよ」『シン・エヴァンゲリオン劇場版』2021年公開 ©カラー2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』から14年を経て今年3月公開された完結編。モーションキャプチャやミニチュア&ロケーション撮影などで作った素材を基に構図を決める技法も採用している。『ふしぎの海のナディア』1990年放送 ©NHK・NEPジュール・ヴェルヌのSF小説『海底二万里』と『神秘の島』を原案に、庵野氏が総監督を務めたテレビアニメ。少年ジャンとナディアの冒険物語は1990年から1年間NHKで放送された。『式日』2000年公開 ©2000 F&A・STUDIO KAJINO2000年に公開された実写映画。スタジオジブリの実写作品レーベル「スタジオカジノ」第1回作品。原作は、主演でもある藤谷文子の小説「逃避夢」。映画監督の岩井俊二が、“カントク”を演じている。『庵野秀明展』国立新美術館 企画展示室1E東京都港区六本木7‐22‐2開催中~12月19日(日)10時~18時(金・土曜は~20時。入場は閉館の30分前まで)火曜(11/23は開館)休一般2100円ほか事前予約制TEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年10月20日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年10月19日練馬区立 四季の香ローズガーデン「オータム フェスティバル」が、2021年10月9日(土)から10月31日(日)まで開催されます。約320品種の“秋バラ”を鑑賞東京・光が丘にある「練馬区立 四季の香ローズガーデン」は、「香りのローズガーデン」「色彩のローズガーデン」を持つガーデン施設。「香りのローズガーデン」では、国内では珍しく“香り”にフォーカスを当て、フルーティーな香りやスパイシーな香りなどの香りの違いにわけて紹介。一方、「色彩のローズガーデン」では、花色ごとにバラを配置。ちょうど「オータム フェスティバル」が行われる10月は、ふっくらとした美しい花姿の秋バラが見頃を迎えるタイミング。園内には、約320品種 460株の秋バラが咲き誇り、黄色やピンクなどさまざまなバラを鑑賞することができます。また期間中は、庭やバラの楽しみ方を教えてくれるガーデンツアーや、バラ園で楽しめるガーデンヨガ、弦楽四重奏のガーデンコンサートなどのイベントも開催予定です。【詳細】練馬区立 四季の香ローズガーデン「オータム フェスティバル」開催期間:2021年10月9日(土)~10月31日(日)9:00〜18:00会場:練馬区立 四季の香ローズガーデン住所:東京都練馬区光が丘5-2-6■秋のガーデンツアー※無料イベント開催日時:・10月24日(日) 11:00~11:45、14:00~14:45・10月30日(土) 11:00~11:45、14:00~14:45集合場所:講習棟前(雨天決行・荒天中止)定員:各14名■ローズガーデンコンサート※無料イベント開催日時:10月31日(日) 11:00~11:45、14:00~14:45場所:色彩のローズガーデン(雨天時:講習棟 1F)
2021年10月10日総監督を務めた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『シン・ゴジラ』の大ヒットも記憶に新しい監督・プロデューサーの庵野秀明の原点とこれからを紐解く展覧会『庵野秀明展』が10月1日(金)に開幕。12月19日(日)まで国立新美術館で開催されている。展覧会の開幕に合わせて、開幕前日の9月30日(木)には『庵野秀明展』と庵野秀明が総監督を務める『シン・仮面ライダー』との合同記者会見が行われ、『シン・仮面ライダー』のキャストも発表された。幼少期から現在までの軌跡を膨大な資料で辿る1960年に山口県宇部市で生まれた庵野秀明は、幼少期より特撮映画やアニメーションに心を惹かれ、学生時代に自主映画を制作。1988年に『トップをねらえ!』で初監督を務めた後は数々のアニメ作品を手掛けるようになる。そして、1995年『新世紀エヴァンゲリオン』で世界中にブームを巻き起こし、現在までも第一線で制作を続けるクリエイターだ。本展は庵野が影響を受けた1960年代以降のアニメや特撮作品や、彼が参加した作品などを、膨大な資料とともに紹介。庵野秀明とその作品を多角的な視点でたどっていく。第1章「原点、或いは呪縛」展示風景より第1章「原点、或いは呪縛」で紹介されるのは、庵野が幼少時から慣れ親しんでいたアニメや特撮の立体造形物や制作資料。『ウルトラマン』や『仮面ライダー』などのスーツやマスク、『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』の原画など、それらだけでも展覧会が開催できるほどの貴重な資料が大量に展示されている。第1章「原点、或いは呪縛」展示風景。『ウルトラマン』、『帰ってきたウルトラマン』のスーツや資料第1章「原点、或いは呪縛」展示風景。『機動戦士ガンダム』資料庵野は愛してやまない特撮、アニメを自分で制作しようと高校時代より8ミリフィルムで自主制作映像を制作しはじめる。第2章「夢中、或いは我儘」の冒頭では、庵野が中学、高校時代に庵野が描いていた油彩画を展示。エヴァシリーズで印象的なモチーフとして登場する電柱の描写がすでに見られることに注目したい。第2章「夢中、或いは我儘」展示風景。中学・高校時代の油彩画第2章「夢中、或いは我儘」展示風景。中学・高校時代の油彩画第2章「夢中、或いは我儘」展示風景。庵野秀明の実家に残っていた私物一式大阪芸術大学に進学した庵野は、気の合う仲間たちとともに自主制作活動にさらにのめり込む。彼が制作した第20回日本SF大会(DAICON Ⅲ)のオープニングアニメや実写映画は高い評価を受け、プロのアニメーターとして『超時空要塞マクロス』や『風の谷のナウシカ』など、数々の作品に参画。また、1988年の『トップをねらえ!』を皮切りに数々の作品で監督も担当し、その評価はさらに高まっていく。第2章「夢中、或いは我儘」展示風景。DAICONⅢ オープニングアニメーション(1981年) 資料第2章「夢中、或いは我儘」展示風景。DAICON FILM版『帰ってきたウルトラマン』(1983年) 資料第2章「夢中、或いは我儘」展示風景。『風の谷のナウシカ』(1984年)巨神兵登場シーンの資料1995年に制作した『新世紀エヴァンゲリオン』は、庵野の評価を不動のものにした。第3章「挑戦、或いは逃避」では、TVシリーズから新劇場版4部作までの膨大な資料を展示。なかでも、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のために制作されたミニチュア模型は圧巻だ。スタッフは、このミニチュアを使って画中のコンテなどを制作していたという。特撮に思い入れのある庵野ならではの発想だろう。第3章「挑戦、或いは逃避」展示風景。TVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』企画書第3章「挑戦、或いは逃避」展示風景第3章「挑戦、或いは逃避」展示風景。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のためのミニチュア模型第3章では、アニメと並行して庵野が取り組んだ実写作品の資料も展示。庵野にとって初の実写作品となった『ラブ&ポップ』(1988)や『式日』(2000)、『キューティーハニー』(2004)などを経て、2016年には『シン・ゴジラ』が大ヒットを記録。そして、第4章「憧憬、そして再生」では、公開を控える『シン・ウルトラマン』、『シン・仮面ライダー』の資料や小道具などが紹介されている。第3章「挑戦、或いは逃避」展示風景。(上)庵野秀明シン・ゴジラ ラフイメージ(下)前田真宏シン・ゴジラコンセプトアート第3章「挑戦、或いは逃避」展示風景。『式日』(2000)資料展示第4章「憧憬、そして再生」展示風景。『シン・ウルトラマン』資料展示展示の最後は、『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』、『シン・仮面ライダー』がお見送り展覧会は、庵野が「僕らがいなくなってもアニメや特撮が残るようにしたい」という思いで立ち上げたATAC(特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構)の活動などを紹介する第5章「感謝、そして報恩」で締めくくられる。庵野秀明ファンだけでなく、すべての特撮・アニメファンが心ときめかす展示にあふれた展覧会。展示数が非常に膨大なため、半日程度の鑑賞時間を見込んで会場に足を運んでみよう。池松壮亮と浜辺美波がみた『庵野秀明展』開幕前日の9月30日(木)に行われた『庵野秀明展』と『シン・仮面ライダー』の合同記者会見。この日、主演の本郷猛を池松壮亮、ヒロインの緑川ルリ子を浜辺美波が演じることが発表され、サプライズで登壇。庵野秀明とともに会見に応じた。仮面ライダーの生誕50周年を記念し制作される『シン・仮面ライダー』は、庵野秀明自らが脚本も担当した新作。展覧会にも、『シン・仮面ライダー』で登場予定のマスクのほか、50年前に使用されていた1号マスクなど「仮面ライダー」にまつわる品々も展示されている。第4章「憧憬、そして再生」展示風景。『シン・仮面ライダー』資料展示すでに展覧会会場も見て回ったという池松は「会見前に駆け足で見たのですが、展示されている点数が膨大で全く時間が足りませんでした。庵野さんの頭の中を覗いている感じ」と興奮気味。さらに「もう一度改めて訪れます」と再訪をアピールした。浜辺も「ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーがならぶ空間に圧倒されました。(シン・エヴァンゲリオンの)ミニチュアもあって楽しかったです。原画もたくさんあり、どうしたらこんな表現を思いつくんだろうと考えながら鑑賞しました」と語った。庵野秀明庵野は、「展示されているものは資料のほんの一部。いまが一番少なくて、これから残った資料を持ってくるのでどんどん増えていくはず。展覧会を初日に訪れた人は、後半にもう一度来ていただくと、その変化がわかるはず」と、展覧会のさらなる発展も示唆していた。取材・文:浦島茂世【開催情報】『庵野秀明展』2021年10月1日(金)~12月19日(日)、国立新美術館にて開催※事前予約制『シン・仮面ライダー』2023年公開予定脚本・監督:庵野秀明©石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」制作委員会
2021年10月08日庵野秀明が脚本・監督を務める映画『シン・仮面ライダー』に池松壮亮と浜辺美波が出演することが分かった。先ほど行われた「シン・仮面ライダー対庵野秀明展」合同記者会見にて発表された。会見には、庵野監督をはじめ、池松さんと浜辺さんが出席。本郷猛/仮面ライダー役に決定した池松さんは、今回会場に松葉杖で登場し、まず、アクション練習で負傷したが、撮影には支障はないとその理由を報告。本作の脚本を読んだ感想については、ネタバレに気を遣いながらも「とても興奮しています。とてもタイムリーな内容になると思います。なによりカッコいいです」とコメント。緑川ルリ子役に決定した浜辺さんも「第1幕から第4幕に分かれていることに驚きました。シリーズを観ていらっしゃる方が疑問に思っていたりとか、そう言えば確かにここどういうことだったんだろうと思っていた理由だったり成り行きが全部書かれているので、『なるほど』と納得しました」と本作について明かした。なお会場では、プロモーション映像が2本公開された。「プロモーション映像 A」は、「仮面ライダー」(’71)第1話のオープニングを基に、『シン・仮面ライダー』版として撮影・製作。「プロモーション映像 B」は、「仮面ライダー」(’71)のオープニングを基に、『シン・仮面ライダー』版として新たな表現にて、撮影・製作された。『シン・仮面ライダー』プロモーション映像 A『シン・仮面ライダー』プロモーション映像 B『シン・仮面ライダー』は2023年3月公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・仮面ライダー 2023年3月、全国にて公開予定(c)石森プロ・東映
2021年09月30日日頃、コンビニエンスストア(以下、コンビニ)で食べ物を購入しても、商品名やその説明文をじっくりと読む人は少ないのではないでしょうか。笑沢(@04_to_i)さんは、コンビニの『セブン-イレブン』でスイーツの『フロマージュタルト』を購入しました。食べようとし、ふとパッケージに書かれていた説明文を目にした笑沢さん。思わず突っ込んでしまった一文がこちらです。食べ方指定してくるのやめてもらっていいですか?全部私のだよ。 pic.twitter.com/mQBcvw4u6b — 笑沢 (@04_to_i) September 8, 2021 シェアして食べる。1人用ではなく、「複数人で切り分けて食べてくださいね」といった意味が書かれていました!1人で食べようとしていたのなら、「余計なお世話だ…」と思ってしまいそうですよね。思わず、笑沢さんは「食べ方を指定してくるのはやめてほしい」とツッコミを入れてしまいました。説明文に、多くの人が共感したようです。・私も、笑沢さんのように思っていましたが、結局1人で食べました。・「シェアする相手がいない人は買うな」とでもいうような、非情な現実を突き付けてくる商品ですね。・私も共感していましたが、実物を購入してみると想像より大きかったので、意外とシェアするほうがちょうどいい大きさでした。こういった一文を目にしたら、大食いへの挑戦だと思って1人でたいらげてしまいましょう![文・構成/grape編集部]
2021年09月13日『仮面ライダーゼロワン』やドラマ『先生を消す方程式。』(ともにテレビ朝日系)などに出演、ネクストブレイク俳優としても期待される高橋文哉(20)。今回はネット配信ドラマ『僕らが殺した、最愛のキミ』(TELASAにて9月17日20時独占配信スタート)で、密室における連続殺人事件に巻き込まれる主人公・小林零役を熱演する。密室に閉じ込められた大学生7人が、疑心暗鬼になりながらも、生き残るために騙し合い、愛し合うストーリーの本作。裏切り、激愛、そしてキスが止まらない状態に……という衝撃的な展開となっている。撮影中に、役者として貴重な体験が味わえたという高橋に、インタビューを行った。――ドラマの見どころなどを教えてください。「撮影で使った血のりの量が半端じゃなかったし、罵声が飛び交ったり、内容はハードでしたが“Loveサスペンス”という新しい試みの作品です。現場は同世代のキャストの方々ばかりで、刺激を受けながらもとても楽しく過ごしていたので、それが視聴者の皆さんにも伝わればいいなと思います」――自身の性格を一言で「一言で言うと負けず嫌い。勝負事は大好きだけど、負けるのは嫌です。オンラインゲームをしていても、調子よければ『よし、もう一回!』ってなりますが、2回くらい負けが続くともういいや、ってなっちゃいます(笑)」――最近、嬉しかったことはありましたか?「このドラマの撮影中、役が自分に入り込む瞬間を感じたんです。僕が完全に零になったんです。お芝居って本当に楽しいな、と思えましたし、その日一日、幸せな気分でいられました。またそんな体験ができるようにこれからも頑張りたいと思います」――趣味はどんなことですか?「最近は、年上の方と交流することが多かったせいか、僕も大人になりたい願望が高まって、チェスをしたり、コーヒーやお茶を自分で淹れて飲んだりして、大人気分を満喫しています」――2人の女性の間で揺れ動く役ですが、文哉さん自身の女性のタイプは?「お姉さんタイプというか、すごく優しくて気が遣えて『ありがとう』『ごめんなさい』が言える人がいいですね。尊敬できる部分があったら完璧です」――年上の女性はどう思いますか?「まだ二十歳なので、どうしても年上のお姉さんに惹かれてしまうことがあると思います。僕、恋愛には年齢は関係ないと思っています。大人の方は尊敬できるところ、学べることが多いな、と思います。末っ子なので可愛がられたいのもあるかもしれません」――最後に将来の夢は?「誰かに影響を与えられるくらい、人の心を動かすことができるような演技ができる役者になりたいと思っています」
2021年09月10日タレントの野々村真(57)が、8月25日に自身の公式YouTubeチャンネルで退院を報告。野々村は7月31日に新型コロナウイルスへの感染が発表され、症状が悪化し8月5日に入院。酸素吸入器を着用するなど、一時は危機的な状況だったという。野々村は動画で、「入院中は精神的にも肉体的にも苦しい日々が続きましたが、24時間、医療従事者の皆さんが献身的に治療や看護をしてくださり、そのおかげで、命を救って頂くことができました」と、医療従事者への感謝を述べた。そして、「これから益々頑張っていきますので、今後とも応援宜しくお願い致します。本当にありがとうございました」と結んだ。かすれた声を絞り出すようにして、ファンへの感謝を述べる野々村には、ネット上で心配するコメントや、病を乗り越えたことを喜ぶ声が相次いだ。《声というか肺活量がまだ本調子ではない感が伝わり、闘病生活が辛かったのが伝わります。ご無理をなされず療養をして、元気な野々村さんをお待ちしております》《常に苦しそう無理せずに》《こんなに痩せてしまってなんだか胸が痛い》《本当に生きてくれてよかったと心から思って涙が溢れた》《どうか体調が万全になるまではご無理なさらないように》新型コロナから生還した野々村だが、入院中には“根拠のない噂”に苦しめられていた。野々村は新型コロナのワクチンを2回接種していたにも関わらず、重症化したという情報が一部で出回っていたのだ。「野々村さんのコロナ感染後、SNSでは『野々村さんは7月1日と22日に接種していたとテレビで発言した』、『2回接種したとテレビで言っていたのに、その発言がなかったことになっている』と主張する人たちがいました。しかしそんな事実は全くもってありません。実はそうした主張をしていたほとんどは、ワクチンの効果に疑問符を抱く“反ワクチン”の人たちだったようです」(スポーツ紙記者)本誌9月7日号では、野々村の所属事務所は、これらの噂に対し、「野々村はワクチン接種について、1回目の予約を入れておりましたが、接種前に新型コロナウイルスに感染したため、まだ接種ができておりません」と明確に“デマ”を否定していた。野々村が回復を報告し、事務所も噂を否定したのにも関わらず、SNS上にはいまでも厳しい声を向ける人がいるようだ。《野々村真をこれ幸い、メディアはこぞってワクチン接種への誘導へ利用する》《やつれた姿で医療従事者に感謝とか言ってるけど、テレビでマスクせずにベラベラ喋ってる》《周りに感染させていないか気になるし全く同情出来ない》《なんか自業自得のような気がします》なかには《あらあら~野々村真さんて2度のワクチン接種した後って言ってませんでした?奥様が、、》《野々村真さんってワクチン2回打ったって言ってなかったっけ》と未だに“デマ”を信じている人も。野々村は、8月26日に出演した『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、ICUに運ばれたとき「もう、俺、死ぬんだなとぼんやり考えていた」と明かしていた。死の淵をさまよった野々村に対して、“非情すぎる”とは思わないのだろうか――。
2021年08月27日「野々村さんは、やっと自力で呼吸ができるようになったそうです。しかし、背中側で肺が硬化していて肺炎の状態は今もよくなっていないといいます」(芸能関係者)7月30日に新型コロナウイルスに感染していたことが発表された野々村真(57)。陽性判明当初は自宅療養を行っていた野々村だが、血中酸素飽和度の値が低下し、8月5日に保健所の指示で入院することに。次第に重症化し、一時は酸素吸入器を使用するなど、生死の境を彷徨っていた。「17日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で妻の俊恵さん(57)は、今ではLINEでやり取りできるまでに容体が安定したことを明かしていました。しかし、治癒後に後遺症が残る可能性があるともいいます」(前出・芸能関係者)そんな野々村のコロナ感染を巡って、一部ではある“噂”が持ち上がっているという。「ワイドショーでは、野々村さんが8月上旬にワクチンを接種する予定だったが、その前に感染したことが報じられていました。しかし、TwitterなどのSNSでは『野々村さんは7月1日と22日にワクチンを接種していた』『野々村さんはワクチンを2回接種したとテレビで言ったのに、その発言がなかったことにされている!』と主張する人々が少なからずいたのです」(スポーツ紙記者)本誌が確認したところ野々村がテレビでワクチン接種を明言した事実はなかった。なぜ、このようなデマが飛び出したのか。「実は、そうした主張をしていたほとんどはワクチンの効果に対して懐疑的な人々だったといいます。“反ワクチン”の人からすると、野々村さんが2回接種していたのに重症化したことにして、ワクチンをおとしめたかったのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)ワクチンの接種状況について野々村の所属事務所に問い合わせると、「野々村はワクチン接種について、1回目の予約を入れておりましたが、接種前に新型コロナウイルスに感染したため、まだ接種ができておりません」との回答が。噂についてはきっぱりと否定した。
2021年08月24日一時は酸素吸入器を使用するまで症状が悪化するなど、新型コロナウイルスによって“命の危機”に晒された野々村真(57)。今は容体が安定し、妻の俊恵(57)とLINEのやり取りができるまでには回復したという。なんとか一命はとりとめた野々村だが、感染源に衝撃的な事実が隠されているというのだ。7月30日に仕事先で感染者が発生し、濃厚接触者となったことで陽性が判明した野々村。この“仕事先”というのが、クラスター感染を起こしたことが報じられているABCテレビ制作のドラマだった。「野々村さんは7月に上演されたミュージカル『オープニングナイト桜咲高校ミュージカル部』のドラマ化作品の撮影に参加していました。エリート進学校のミュージカル部を描いた学園もので、7月の舞台には野々村さんをはじめ、『私立恵比寿中学』の星名美怜さん(23)など同じ事務所の後輩アイドルグループの面々も出演。ドラマにも同じキャストが出演する予定だといいます。しかし7月下旬の撮影開始後から、星名さんら出演するアイドルたちが次々と新型コロナに感染。ドラマ撮影現場でこの規模のクラスターは業界初と言われています。ABCとしては、ドラマの制作発表前にクラスターが起こってしまったので、感染した出演者の詳細は一切明かしていません」(在阪テレビ局関係者)ABCテレビは8月2日に6人、3日に新たに3人の出演者が感染したことを発表。18日には4人の出演者やスタッフの感染を発表し、感染者は計13人に。また、同日の発表では感染者の1人が入院加療中であることを明かしており、当時すでに入院していた野々村の状況とも一致する。野々村の“命の危機”を招いたドラマのクラスター感染。各局はこうした事態が起きないよう昨年から厳しい対策を講じていた。「昨年春に緊急事態宣言が発出されたことをきっかけに、撮影時間を大幅に短縮、出演者やスタッフに撮影開始前にPCR検査を受けるよう求めるといった細かいマニュアルを各局で策定していました」(前出・テレビ局関係者)しかし、いま猛威を振るっているのは昨年の新型コロナ発生初期とは比較にならない感染力を持つといわれているデルタ株だ。のぞみクリニックの筋野恵介院長は現状の対策に警鐘を鳴らす。「テレビ局もやれることをやっているとは思いますが、どうしても人と人が近くなりますし、現実的に感染を完全に防ぐのは厳しいと思います。また、現在の対策はコロナ初期に言われていた飛沫対策に重点が置かれている気がします。デルタ株は感染力が強いので、空気感染対策へのアップデートをしなければ再びクラスターが発生するような事態になりかねません」実際、デルタ株の脅威に各局の対策が追い付いていないという。「この夏から急速にデルタ株が蔓延したことで、まだ制作現場も対応しきれていません。約1年前のマニュアルのまま進行している現場がほとんどです」(前出・在阪テレビ局関係者)野々村はじめ、13人もの感染者を出し、まだ13人の濃厚接触者がいるという今回のドラマ。制作が中止になる可能性もあるのだろうか。ABCテレビに尋ねると、「このたびはご心配とご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」としたうえで、次の回答が。「弊社としてはこのドラマについては出演者、タイトルともに発表していませんので、未発表ドラマについての回答になります。今後の制作予定については中止になるかも含めて未定です」野々村をはじめ、出演者の命を守るためにも、テレビ局の対応に“変異”が求められている。
2021年08月24日20日よりAmazon Prime Video(以下、Prime Video)にて、プライム会員向けに見放題独占配信される『庵野秀明+松本人志 対談』の予告映像、キービジュアル・場面写真が19日、公開された。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の企画・原作・脚本、そして総監督を務めた庵野秀明氏と、『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル、FREEZE』の企画・プロデュースを担当している松本人志。日本のトップクリエイター同士の初対談が実現した。今回の夢の対談は、日本中を虜にしたエヴァの熱が、劇場から配信へと場を移し、今なおヒートアップし続けているタイミングでの配信されることに。公開された予告編には、庵野氏と松本の初めての出会いの瞬間が映し出される。初対面ということで、お互いに緊張を隠せない2人。「どう…どうなるんでしょうね?」とストレートにこの企画の展開を危ぶむ松本。すかさず「ええ…すぐに滞ると思います」と切り返す庵野氏に、松本氏は思わず大笑いする。併せて公開されたキービジュアルと場面写真には、2人の緊張感溢れる表情や、お互いの話に盛り上がり、思わず笑顔をみせる2人の様子が映し出されている。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、累計興行収入 102.3億円を記録し、社会現象を巻き起こしているSFアニメ超大作。人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索するシンジ、レイ、アスカ、マリ。人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、そしてデジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、心に刺さる情感あふれる表現は日本中を熱狂させた。『HITOSHI MATSUOTO Presents ドキュメンタル』は、松本によって選ばれた10人のお笑い芸人たちによる、妥協なしの究極に自由な “笑わせあいバラエティ”番組。2016年にスタートした本シリーズは毎シリーズ様々なドラマを生み出し、現在日本のAmazon Original最長の9シーズンを更新、本シリーズのフォーマットがメキシコ、オーストラリア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、インドなど世界各国へ拡大展開する大ヒットフォーマット番組となっている。また、松本が生み出した『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE』はタレント・モデル・アスリート・芸人など様々なジャンルで活躍している参加者が、襲い掛かる数々の仕掛けに「ただ耐え抜く」というかつてない笑いのサバイバル企画として、2シーズン配信しており、シーズン2はアジア最大のテレビ番組アワード「アジア・テレビジョン・アワード」オリジナルデジタルエンタテインメントプログラム部門の最優秀賞を受賞した。
2021年08月19日『庵野秀明 松本人志対談』が8月20日(金)より、Amazon Prime Video独占配信されることが決定。この度、庵野秀明と松本人志の対談の模様を収めた予告映像と、キービジュアルが公開となった。SFアニメ超大作の金字塔『エヴァンゲリオン』シリーズを世に送り出し、日本のアニメ界に革命を起こし続けてきた庵野と、お笑い、映画監督、作家、プロデューサーとして日本のエンタテインメント界をけん引し続けている松本。この日本のトップクリエイター同士の初対談は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と『HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル』、『FREEZE』の3作品を独占配信してきたPrime Videoだからこそ実現できた、夢のビッグプロジェクトである。累計興行収入102.3億円を記録し、社会現象を巻き起こしているSFアニメ超大作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索するシンジやレイ、アスカ、マリ。人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、そしてデジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、心に刺さる情感あふれる表現は日本中を熱狂させた。プロデューサー・松本人志氏によって選ばれた10人のお笑い芸人たちによる、妥協なしの究極に自由な“笑わせあいバラエティ”番組 Amazon Original『HITOSHI MATSUOTO Presents ドキュメンタル』。2016年にスタートした本シリーズは毎シリーズ様々なドラマを生み出し、現在日本のAmazon Original最長の9シーズンを更新、本シリーズのフォーマットがメキシコ、オーストラリア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、インドなど世界各国へ拡大展開する大ヒットフォーマット番組となっている。また松本が生み出したAmazon Original『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE』はタレント・モデル・アスリート・芸人など様々なジャンルで活躍している参加者が、襲い掛かる数々の仕掛けに「ただ耐え抜く」というかつてない笑いのサバイバル企画として、2シーズン配信しており、シーズン2はアジア最大のテレビ番組アワード「アジア・テレビジョン・アワード」オリジナルデジタルエンタテインメントプログラム部門の最優秀賞を受賞した。解禁となった予告編には、庵野と松本の初めての出会いの瞬間が映し出される。初対面ということで、お互いに緊張を隠せない両者。「どう…どうなるんでしょうね?」とストレートにこの企画の展開を危ぶむ松本に、すかさず「ええ…すぐに滞ると思います」と切り返す庵野、それに対して松本も思わず大笑い。併せて解禁となったキービジュアルと場面写真には、庵野と松本の緊張感溢れる表情や、お互いの話に盛り上がり、思わず笑顔を見せている様子が。普段出会うことのないであろうふたりが、一体どんなに熱くディープな会話を繰り広げるのか。ファンならずとも、思わず期待に胸が膨らむ映像とビジュアルになっている。本編では、ふたりが幼少期に影響を受けたというウルトラマンや仮面ライダーなどのTV番組に関してや、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を鑑賞した松本の熱い感想、庵野の作品作りへのこだわり、そして松本がたどり着いたという、お笑いの“最後のピース”についてなど、この企画以外では絶対に聞くことのできない様々なトークが展開される。対談を終えた両者は、初対面でこんなにも多く語り合ったことはなかったと話しながら、お互いに“似ているところがある”と感じ、最後は再会を誓い合ったという。クリエイター同士の魂の会話。注目の対談を目撃できるのはもうすぐだ。■配信情報『庵野秀明 松本人志対談』8月20日(金)よりAmazon Prime Videoにて見放題独占配信
2021年08月19日『コンビニ人間』(2016)で芥川賞を受賞した村田沙耶香と2名の現代美術作家との対話によって、 村田沙耶香の世界観を浮かび上がらせる展覧会『村田沙耶香のユートピア_ 〝正常〟の構造と暴力ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平』が、8月20日(金)より表参道・GYREにて開催される。村田は、『コンビニ人間』で、完璧なマニュアルによってコンビニエンスストアで働いているときだけ「世界の正常な部品」になったと安心することができる主人公の日常を、『消滅世界』(2015)では、人工授精で子どもを産むことが当たり前になった世界を描き、人が無意識に持つ常識や固定概念を覆してきた。独特のユーモアを込めた作品で知られるデイヴィッド・シュリグリー(イギリス)は、日常の場面を軽妙に描写したドローイングをはじめ、アニメーション、立体、写真などを制作。 多様な手法によって作品制作を行っており、国際的に高い評価を得ている。一方、金氏徹平は、『コンビニ人間』の書籍カバーに作品を提供。フィギュアや雑貨、あるいは日用品など、日常的なイメージを持つオブジェクトをコラージュした立体作品やインスタレーションなどで知られている。同展では、現代社会における未来観=「ユートピア」と「ディストピア」とは何かを問いかけ、さらに村田沙耶香の小説の中で言及されている、正常に潜む社会的暴力性や抑圧を浮かび上がらせていく。金氏徹平≪White Discharge (Built-up Objects) #48≫2019年Copyright Teppei Kaneuji. Courtesy of the artists and Blum & Poe, Los Angeles/New York/TokyoPhoto : 西村雄介David Shrigley≪untitled≫2020年Courtesy the artist and Yumiko Chiba Associates, Tokyo/ Stephen Friedman Gallery,London.Copyright David Shrigley.Photo : Todd-White Art Photograph村田沙耶香≪untitled≫1998年 学生時代の作品『村田沙耶香のユートピア_ 〝正常〟の構造と暴力ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平』会期:2021年8月20日(金)〜10月17日(日)会場:GYRE GALLERY時間:11:00~20:00公式サイト:
2021年08月05日芥川賞受賞作『コンビニ人間』などで知られる作家・村田沙耶香の世界観をテーマにした展覧会「村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力 ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平」が、2021年8月20日(金)から10月17日(日)まで、東京・表参道のジャイル・ギャラリー(GYRE GALLERY)にて開催される。『コンビニ人間』村田沙耶香の世界観を現代美術で表現「村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力 ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平」は、村田沙耶香の小説を軸に、現代美術作家のデヴィッド・シュリグリー、金氏徹平らの作品を通して、その世界観を紐解いていく展覧会。“正常”であることや“ユートピア”への問い村田沙耶香は、小説『コンビニ人間』において、完璧なマニュアルによってコンビニエンスストアで働いているときだけ「世界の正常な部品」になったと思える主人公の日常を描き、『消滅世界』では人工授精で子どもを産むことが当たり前になった世界を描写。また、『生命式』では“正常性は発狂の一種”という言葉が登場する。これらの作品では共通して、「正常とは何か?」という問いと、「正常」の概念に抑圧される人々の姿、そして“理想的な未来の社会像”ユートピアとはどのような世界なのかという仮定が、物語を通して表現されている。デヴィッド・シュリグリー、金氏徹平の作品を展示本展では、そんな村田沙耶香が紡ぐ独特な世界観とデヴィッド・シュリグリー、金氏徹平の作品とを共鳴させ、村田沙耶香が小説の中で描く「ユートピア/ディストピア」とは何なのか、また、「正常」に潜んでいる社会的暴力性や抑圧を浮き彫りにしていく。デヴィッド・シュリグリーは、日常の場面を軽妙に描写したドローイングをはじめ、アニメーション、立体、写真などを制作するアーティスト。一方、金氏徹平は『コンビニ人間』の書籍カバーにも作品提供したアーティストで、日常的なイメージを持つオブジェクトをコラージュした立体作品やインスタレーションの制作に加え、舞台美術も手がけている。尚、会場には、村田沙耶香自身が学生時代に制作した作品も登場する。【詳細】展覧会「村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力 ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平」会期:2021年8月20日(金)~10月17日(日)会場:ジャイル・ギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 ジャイル3FTEL:03-3498-6990入場料:無料
2021年07月23日こだわりのパーマで悩みを解消・直毛でセットがうまくできない・髪の毛を流したい方向に流れない・ボリュームがでない・セットしてもくずれでしまう悩みは尽きないですよね。。。 この投稿をInstagramで見る 石橋ヒデアキ / メンズパーマ / センターパート(@zacc_ishibashi_hideaki)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 石橋ヒデアキ / メンズパーマ / センターパート(@zacc_ishibashi_hideaki)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 石橋ヒデアキ / メンズパーマ / センターパート(@zacc_ishibashi_hideaki)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 石橋ヒデアキ / メンズパーマ / センターパート(@zacc_ishibashi_hideaki)がシェアした投稿 ビフォーアフターも載せてますので参考になります!
2021年07月14日オサジ(OSAJI)は、オリジナルホームフレグランス調香専門店「kako -家香-」を2021年7月3日(土)東京・蔵前にオープンする。ホームフレグランス調香専門店「kako -家香-」オープン敏感肌ブランド・オサジは、メイクアップ製品だけでなく、フェイシャルケア、ヘアケア、ボディケア…とトータルでスキンケアライフスタイルを提案するいま注目のブランド。そんなオサジが“家の香り”にフォーカスした、新店「kako -家香-」を東京・蔵前にオープンさせる。ここでは、ワークショップを通じて、自分好みのエッセンシャルオイルやルームフレグランススプレーの調香が可能。多数揃うkakoオリジナルのブレンドエッセンシャルオイルを自分好みに組み合わせて、自分だけの“家の香り”を作ることができる。エッセンシャルオイル&ルームフレグランススプレー調香体験メニューは、エッセンシャルオイル10mLを作るプランと、エッセンシャルオイル10mL・ルームフレグランススプレー100mLをセットで作るプランの2種を用意。調香時間は約60分程度で、約30分ほどでその場で製作したアイテムを引き渡ししてくれる。同じ香りを“リピ買い”できるうれしいのは、作ったレシピにシリアルナンバーをつけて店内で保管してくれること。調香した香りを自宅で楽しんだ後、“もう一度この香りが欲しい”というリピーターにも優しいサービスとなっている。オサジショップも併設また、「kako -家香-」内には、オサジのフルラインナップが揃うショップも併設。ルームフレグランスの香りを手作り体験した後は、コスメやスキンケア製品なども購入できる、新たなビューティスポットとなる。【詳細】オサジ新店「kako -家香-」オープン日:2021年7月3日(土)住所:東京都台東区蔵前4-20-12 精華ビル1F営業時間:11:00~18:30定休日:月曜日※祝日の場合翌日<プラン>・ワークショップ+エッセンシャルオイル10mL×1 4,000円・ワークショップ+エッセンシャルオイル10mL×1、ルームフレグランススプレー100mL×1 6,000円※エッセンシャルオイルとルームフレグランスは同じ香り。所要時間:調香時間 約60分+ アイテム製作時間 約30分※別途送料で郵送も可能。<リピート>過去に作成したレシピをシリアルナンバー付きで保管。何度でも同じ香りをリピート購入できる。・エッセンシャルオイル 2,750円・ルームフレグランススプレー 2,200円【問い合わせ先】オサジTEL:0120-977-948(10:00~12:00/ 13:00~18:00※土日祝除く)
2021年07月01日2021年6月26日、歌手の宇多田ヒカルさんがInstagramで行っている生配信番組『ヒカルパイセンに聞け!』に、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の総監督を務めた庵野秀明さんがゲスト出演。アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のテーマソングである、『One Last Kiss』の裏話などを語りました。生放送の中で、宇多田さんは「打ち合わせをしていないのに、私の歌と庵野さんの作品がなんか合ってるなって感じる」として、自分の感じた庵野さんとの共通点を語っています。私、人間ドラマとしてずっと見ていたんですよね、エヴァを。曲も作り終えてちょっとしてから、私の曲のテーマが結局は「喪失というものに対してどう向き合うか」という歌になったので。その時、パソコンのオンライン試写会を見ていたので振り返ってみたら、人間が喪失とどう向き合うのか…何か欠けてしまったり失ってしまった時に、人間がいろんな反応をするじゃないですか。否認とか怒りとか受け入れるとか。そういういろんな反応とどう向き合うのかっていうお話。おっきなテーマとして。「そういうテーマがあったから、私もすごい惹かれる作品だったのかなー」と。私もそのテーマがあったので、ずっと。hikki_staffーより引用 この投稿をInstagramで見る 宇多田ヒカルSTAFF(@hikki_staff)がシェアした投稿 『One Last Kiss』には「止められない喪失の予感」という歌詞があり、多くを失いながら葛藤する『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のストーリーと重なっています。宇多田さんの言葉は、庵野さんに響いたようで…。確かに、喪失は大きなテーマの1つですかね。(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は)「最終的には喪失を受け入れる」っていうだけの話なんですけど。途中から逃げるのを止めて、それを受け入れて自分の中に落とし込む話なんですよね。それを描くのにちょっと時間がかかっちゃった。自分自身が受け入れるのがわりと前はできていたはずなんですけど、それを表現する方法がなかなかできなかったかなと。hikki_staffーより引用うつ状態を経験している庵野さん。だからこそ「主人公の碇シンジを再び立ち上がらせるにはどうしたらいいか」を考え、多くの観客に届くよう苦心して表現したそうです。2人の『喪失』という共通点に、多くの人がハッとしました。・改めて作品を理解できた感じ。喪失から逃げちゃダメ…。・真剣に表現と向き合ってきたアーティストたちの言葉だ。・すごくシンクロしていると私も感じていました。そうか、喪失か…。・喪失とどう向き合うかは、永遠のテーマの1つ。多くの人が、胸に喪失を抱えて生きています。宇多田さんの曲や、庵野さんの作品に私たちが惹かれるのは、喪失感にそっと触れてくれるからかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2021年06月28日宇多田ヒカルのインスタ生配信番組「ヒカルパイセンに聞け!」に、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の総監督・庵野秀明が登場することが決定。宇多田さんと庵野監督が揃って公の場に出るのは今回が初めてとなる。5月2日(日)に約1年ぶりに開催された前回の配信当日は最大同時視聴者数が3万を越えるなど大盛況のうちに終了した。その好評を受け、6月26日(土)21時ごろより今年2回目となる「ヒカルパイセンに聞け!」のインスタライブ生配信が決定。今回は現在公開中の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の総監督にして、宇多田さんが手がける主題歌「One Last Kiss」のミュージックビデオもディレクションした庵野監督がスペシャルゲストとして登場。宇多田さんと「エヴァンゲリオン」との関わりは、2007年『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の主題歌「Beautiful World」を書き下ろして以来となるが、それから『シン・エヴァンゲリオン劇場版』までの約14年間で、庵野監督と2人で公の場に出るのは初めてのこと。いままで、中村倫也、「ONE OK ROCK」のTAKA、KOHHなど、多彩なゲストを迎えて、さまざまなトークを繰り広げてきた番組だけに、今回もどんな話題が飛び出すのか期待が高まる。なお、番組では視聴者からのメッセージも募集、Twitterから“パイセン”への質問をハッシュタグ「 #ヒカルパイセンに聞け」をつけて投稿する。「ヒカルパイセンに聞け!on Instagram」は6月26日(土)21時ごろスタート予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シン・エヴァンゲリオン劇場版 2021年公開予定
2021年06月26日『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の総監督を務めた庵野秀明の展覧会「庵野秀明展」が、東京・六本木の国立新美術館にて2021年10月1日(金)から12月19日(日)まで開催される。また、全国巡回も決定。大分県立美術館にて2022年2月14日(月)から、大阪・あべのハルカス美術館にて2022年4月16日(土)から、山口県立美術館にて2022年7月8日(金)から開催される。庵野秀明の“世界初”大規模展覧会「庵野秀明展」日本を代表するアニメーターである庵野秀明は、『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン』シリーズなど数多くの作品を手掛けてきた。総監督を務めた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』シリーズは、2007年に『:序』、2009年に『:破』、2012年に『:Q』と3作を公開したのち、9年の間をあけて2021年3月、シリーズ最終章となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を公開した。「庵野秀明展」では、そんな庵野のアニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅。1,500点以上を誇る展示の数々を通して、庵野秀明のこれまで、そしてこれからの創作活動の秘密に迫る。“庵野秀明をつくったもの”展覧会は全5章で構成され、序盤は、“庵野秀明をつくったもの”を紹介。「宇宙戦艦ヤマト」「ウルトラマン」「仮面ライダー」「機動戦士ガンダム」といった、幼少期から大学時代まで傾倒し、現在も敬愛するアニメ&特撮作品の数々…。大きなフィギュアや貴重な“マスク”、模型など、アニメーター・庵野秀明の創作作業の原点が垣間見える展示の数々が、圧巻のボリュームで並んでいる。“庵野秀明がつくったもの”本展のメインである展示中盤は、“庵野秀明がつくったもの”にフォーカス。アマチュア時代から現在に至るまで、庵野秀明が手掛けてきたものが大量に並ぶ。自身初監督作となった1988年の『トップをねらえ!』や、それに続く1990年の『不思議の海のナディア』は、貴重な原画やラフ、当時のポスターを紹介。「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズはキャラクター原画や巨大ジオラマを展示「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの展示には、綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーが誕生するきっかけとなったキャラクター案や、コスチュームの原画などを展開。初号機は、実際に映像になるまでの過程となるラフ案から決定稿までを並べる。作品案やテーマソングの歌詞案、細かなメモなど、細部にまでこだわる庵野秀明の仕事ぶりが分かる資料も用意。また、『シン・エヴァンゲリオン』の製作のために使用された巨大なジオラマも初めて披露される。さらに、大ヒット作となった『シン・ゴジラ』は、ゴジラのデザイン工程を追うことができる立体造形物を並べる。“庵野秀明がこれからつくるもの”展示終盤には、“庵野秀明がこれからつくるもの”の数々を紹介。日本を代表するキャラクター“ウルトラマン”を斎藤工で蘇らせた『シン・ウルトラマン』、自身が幼少期に熱中した“仮面ライダー”を題材にした最新作『シン・仮面ライダー』は、貴重な映像やヒーローたちのデザイン過程の一部を公開する。ここでしか買えないグッズなどが並ぶショップも展覧会にはグッズショップを併設。展示にまつわる作品集やDVDのほか、展覧会名をあしらった限定グッズなどもラインナップする。【詳細】庵野秀明展期間:2021年10月1日(金)~12月19日(日)会場: 国立新美術館 企画展示室1E住所:東京都港区六本木7-22-2時間:10:00~18:00※毎週金・土曜日は20:00まで。※入場は閉館の30分前まで。休館日:火曜 ※11月23日(火・祝)※写真は東京会場の様子。■巡回展・大分展会期:2022年2月14日(月)〜4月3日(日)会場:大分県立美術館(大分県大分市寿町2-1)・大阪展会期:2022年4月16日(土)~6月19日(日)会場:あべのハルカス美術館(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階)・山口展会期:2022年7月8日(金)~9月4日(日)会場:山口県立美術館(山口県山口市亀山町3-1)※上記以降も、追加巡回を予定。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2021年06月18日『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の総監督を務めた庵野秀明の、多彩な制作資料などを展示する「庵野秀明展」が10月より国立新美術館(東京・六本木)にて開催されることになった。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、公開95日間で観客動員569万人超え、興行収入86.9億円を突破し、庵野総監督作品史上、最高記録をなお伸ばし続けている。そんな中で開催される本展は、アニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫る。原点となった「アニメ」「特撮」作品の貴重な原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現在までの直筆の膨大なメモやイラスト、独自の映像作りに欠かせない脚本、設定、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画からミニチュアセットに至るまで多彩な制作資料を余すところなく展示する世界初の展覧会となる。庵野秀明展(HIDEAKI ANNO EXHIBITION)は10月1日(金)~12月19日(日)、国立新美術館企画展示室1Eにて開催。休館日:毎週火曜日※ただし11月23日(火・祝)は開館(text:cinemacafe.net)■関連作品:シン・エヴァンゲリオン劇場版 2021年公開予定
2021年06月12日