和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎えた。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回は、「The Beginning」で剣心に斬殺された元妻・巴を演じた有村架純にインタビュー。原作ファンにとっても待望のキャラクターを演じることになったことについての気持ちや、『るろうに剣心』に関わって感じたことなどについて、話を聞いた。○■シリーズの根源に巴がいる――シリーズの最後に出演となりまして、巴という待望のキャラクターを演じることについての責任やプレッシャーというのは改めていかがでしたか?私は『るろうに剣心』には今まで映画でしか触れていなかったのですが、今回のお話を伺った時に、「本当に人気のキャラクターだ」ということを伺っていて。そこに土足で足を踏み入れることになってしまったらどうしようと考えたんですけど、大友監督とまたお仕事をご一緒できることがとても嬉しくて、健さんも何度もお仕事させていただいていますし、飛び込んでみたいと思いました。大友監督やプロデューサーさんからも直々に言葉をいただいていましたし、きちんとその言葉を背負って参加させていただきました。――どういう言葉をもらっていたんですか?「みんなが待ち望んでいた作品で、巴がいないと成立しない」と伺っていましたね。健さんは"あの"剣心の役作りが巴から始まっている、この10年ずっとシリーズの根源は巴だということをおっしゃっていました。――大友監督とは『3月のライオン』でご一緒されたと思いますが、その時もこれまでの有村さんと違うイメージのキャラクターになっていた印象があります。巴役についても、チャレンジしたところはありましたか?大友監督はイメージを覆してくださる方なので、とても感謝しています。信じてくれているのはすごく嬉しいし、またご恩を返していきたいなと思います。巴は自分の中でふつふつと気持ちを燃やすような女性で、私は今まで内側に入るような役を演じることも多かったので、逆にとても難しかったです。表情に出さなすぎると仏頂面に見えてしまうし、かといって出しすぎると巴ではなくなってしまうし、微妙なバランスが難しくて、監督と「今は出し過ぎたかな」などと話し合いながら、本当に慎重に撮影を進めていきました。○■十字傷のシーンは…「皆様の解釈で」――剣心の頬に十字傷ができるシーンもとても印象的でしたが、有村さんはそのシーンにすんなりと入れたんですか?あのシーンは、見てくださる方の解釈に委ねたいところなので、私から「こういう気持ちで撮影した」と言葉にするのは避けてはいるんですけど、自分なりの解釈で臨みました。原作ともまた違ったシーンで、きっと本当にいろんな見方があると思うので、そこは皆様の解釈で見ていただければと思っています。――薫役の武井咲さんは『The Beginning』の感想として、薫として作品に接したような「なんだか変な気持ち」ということもおっしゃっていて、『るろ剣』ファンも剣心の過去の女性ということでざわつくところもあるのかな、と思いました。そうですよね(笑)。でも、巴は過去の人なので、今、現在を見てほしいです。「The Beginning」を見ていただくことで、また1作目から『るろうに剣心』を見たくなると思います。――何度も共演されている佐藤さんですが、今回の「The Beginning」の剣心はかなり追い詰められている役でもあり、これまでと違うと思ったところはありましたか?まとっている空気が、すごく孤独で寂しそうでした。こんなに寂しそうな背中を見たことないと感じるくらいのまとい方で。表情や空気が違ったし、食事制限もされていたのでどんどん痩せられていって、そこにいたのは今まで『るろうに剣心』シリーズで見てきた剣心とはまったく違う方でした。撮影も「The Final」と「The Beginning」が入り乱れていたので、個人的には情緒が心配で……本当に誰にでも演じられる役ではないと思いました。――そういうときはそっとしておくんですか? それとも話しかけたりされるんですか?ほぼ2人のシーンだったのでコミュニケーションはとっていましたけど、あまり体力を消費しすぎない程度にしゃべって本番に挑む、という感じでした。これを10年間ということは、きっと皆さん心中する勢いでやっていると思うんですよね。大変な中で皆さんが集まるということは、「絶対にいい作品になる」とわかっているからこそ。それはもう本当に信頼関係だと思うので、素晴らしいです。――特にクライマックスについては、まるで夢の中のような美しさでしたが、ご覧になっていかがでしたか?私も完成した作品を見た時、あまりに神秘的すぎて、いるんだけどいないような、でもいないんだけどいるような……というとても不思議な気持ちになる2時間でした。自分でも撮影に臨んでいましたが、スクリーンで見るとより美しかったし、 決してハッピーエンドではないですけれども、こんなに美しいと思えるのはどうしてだろうと……尾を引きずるような感覚でした。――その美しい映像で、これまでのシリーズのファンの方にも最後を見せられるということですね。ただ、撮影しているときは「The Final」「The Beginning」どちらを最後にするか決まってなかったんです。だから、まさか最後になるなんて、自分もびっくりしています(笑)。――緊急事態宣言でなかなか「The Final」が全国で上映できない状態も続きましたが、改めて「The Beginning」上映についての思いを伺えればと思います。この作品についてお話する時は、自分の気持ちというよりも『るろうに剣心』に携わってきた皆さんの気持ちを考えてしまうんです。この10年培ってきた想いが、本当に届いてほしいですし、「ぜひ劇場に足を運んでください」とも言いづらい時代ですが、文字通り、みなさん命をかけて撮影されていたので、1人でも多くの方の心に残ってもらえると嬉しいです。■有村架純1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13年)で人気を博し、『映画ビリギャル』(15年)で第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(17年)では主演を務める。主な出演作は『3月のライオン前編/後編』『ナラタージュ』(17年)、『フォルトゥナの瞳』『劇場版 そして、生きる』(19年)など。
2021年06月17日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(公開中)のアクション練習メイキングが15日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回、日本映画史上初となる週末ランキンング1位&2位独占を記念して、緋村抜刀斎を演じる佐藤健と沖田総司を演じる村上虹郎の『The Beginning』アクション練習メイキング映像が解禁となった。映画オリジナルのシーンとして描かれる、“緋村抜刀斎VS. 沖田総司”の息をのむアクションは、作品を鑑賞したファンからも絶賛の声が上がっている。『The Beginning』でのアクションは、緋村抜刀斎を演じる佐藤にとって、逆刃刀ではない真剣でのアクションとなり、これまでとは全く異なる“命を奪い合う”壮絶なアクションとなっている。また、沖田を演じる村上は『るろうに剣心』シリーズ初参加で、刀での本格的なアクションもほぼ初。クランクイン前にしっかり練習を積んで撮影に臨んだという。今回解禁となったのは、そんな佐藤と村上の2人が本番さながらにアクション練習に励む貴重なシーン。練習にも関わらず圧倒的な迫力とスピード感をみせており、二人の本気度が伝わってくる映像となっている。さらに、この2人のアクションシーンの撮影では、シリーズでも珍しい長回し撮影も実施されており、一瞬でも刀が触れると致命傷となりかねない、真剣でのアクションの緊張感を表現している。また、映像内では、緋村抜刀斎が容赦なく人を斬り殺すアクションシーンの数々の練習の様子も収録されており、練習の段階から、逆刃刀でのアクションとは全く異なる真剣でのアクションを作り上げるべく、緊張感あふれる現場となっていたことを伺い知ることができる。さらに今回、撮影現場での様子を収めた、佐藤健と村上虹郎のオフショットも解禁。過酷なアクションシーンの撮影の疲れを感じさせない2人の表情は、緋村抜刀斎と沖田総司、2人のアクションシーンの撮影が充実したものであることを物語っている。
2021年06月15日EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典と、俳優の新田真剣佑が初共演を果たした映画『名も無き世界のエンドロール』が、 dTVにて29日より配信される。同作は、岩田と新田演じる強い絆で結ばれた幼馴染が、10年もの歳月をかけて表と裏それぞれの社会をのし上がり、日本中を巻き込んだ“ある計画”を実行するまでを描くサスペンス・エンターテイメント。「第25回小説すばる新人賞」を受賞した行成薫氏による同名小説が原作で、監督は『ストロベリーナイト』『累-かさね-』などを手がけてきた佐藤祐市氏が務めた。さらにdTVでは今回、同作の配信にあわせて、2月4日に実施された「『名も無き世界のエンドロール』映画&ドラマWヒット記念舞台挨拶イベント」の模様を収めた特別映像も同日に配信される。
2021年06月15日『るろうに剣心 最終章 The Final』の大ヒット舞台挨拶が12日に都内で行われ、佐藤健、神木隆之介、大友啓史監督(リモート)が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。佐藤への花束を持って登場したのは、同作にサプライズ出演していた瀬田宗次郎役の神木隆之介。「お客さんとして映画を見て、大きいものを1人で背負って本当に全員と戦ってるな、すごいなと思いながら尊敬の目でずっと見ていたので、今日来れてよかったです」という神木に、佐藤は「粋なことしますねえ、神木さん」とニヤリ。神木は「健先生にお会いしたかったですから」と嬉しそうにしていた。宗次郎役について、神木は「『るろうに剣心』の撮影が始まった時くらいにちょうど、事務所に瀬田宗次郎の表紙の原作を持って行って、『これ、(自分に)似てません!?』とずっと言ってたんですよ。『めっちゃかっこいいキャラで、実写化とかしてないんですかね?』という話をしてて、『今、健で撮ってるよ』『え、俺出れないんですか!?』『もう台本も出来てるし始まってるから』『じゃあ続きとかあったら……勝手に練習してますね』と言って、『縮地』の練習してたんです」と、思い入れたっぷり。神木はさらに「木刀を買って練習してたんですよ。勝手に役作りするくらい、瀬田宗次郎というキャラに一目惚れをしていて、まさか出させてもらうことになって、本当に幸せでした」と振り返った。出演が決まった時は「えええ!? って思いましたね。『よかった、練習してて。縮地!』と思って。健くんの前で1回やったんですよ。『見てみて、縮地〜!』ってやったら、『んふふ』って言われ(笑われ)ました」とエピソードも。佐藤が「困るじゃないですか、勝手に始められてもね。だから僕は笑ってごまかしたんですけど、そのときは知ってたんじゃないかなあ。続編をやって宗次郎が出てくるというところまで知ってて、りゅう(神木)に言われて、そのあとにちゃんと正式にオファーがいって、俺はすごく胸をほっとなでおろした」と心境を表すと、神木は「今まで取材で『呆れられてた』と言ってたんですけど、見守られてるのも半分あったんでね。よかった、安心した」と語った。大友監督も「当時から『神木くんが練習している』という噂は業界に轟いていたんで、今回も最後のサプライズをしようという時に、みんなで真っ先に頭に浮かんだのが神木くんです。健くんも脚本作ってるときに『神木どうですか、宗次郎どうですか』という話をしてくれたので。『出てくれるよねあいつ、出ないはずないでしょう』って」と、佐藤からのプッシュを明かす。実際に「The Final」にサプライズ出演した神木は「幸せでした。もちろん前作の時に出し切ったけど、やっぱり宗次郎が好きすぎて、常に刀を(探して)『もう触ることないのかあ』と思いながら生きてきたので。渋谷のスクランブル交差点とか渡るときに『1対多数か』と思いながら」と重い愛も。佐藤は「本当に感謝ですね。改めて声が素晴らしいなと思いました。僕はもう神木が出ることを知りながら見るけわですけど、宗次郎がしゃべった瞬間、空気が変わるんですよね。素晴らしいなってそこで思いました」と絶賛した。神木は「健くんの剣心の姿を見ると、すごい気合いが入る。あの格好をして『本番』となった時に、エリアがあるんです。間合いに入れなくなる。神経を張っているような、死角まで見えてるんだろうなという緊張感があるのでこっちもすごく気合いが入りますし、がんばって健くんに認めてもらえるような宗次郎を演じなきゃいけないなというのがありました」と対峙するときの気持ちを吐露。「でもプレッシャーでもなくて、すごく楽しみながらやらせてもらいました」と語った。
2021年06月12日『るろうに剣心 最終章 The Beginning』大ヒット舞台挨拶が12日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、大友啓史監督、Taka(ONE OK ROCK)が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。週末興行収入ランキングは1位、2位を獲得し、2作合わせて44億円を突破したという大ヒットスタートに。剣心の元妻・巴役で出演した有村は「ずっとドキドキしていたんですが、いろんな方から感想をいただいて、少し自分の荷が下りたと言いますか、ほっと胸をなで下ろしています」と安心。「こんな大作に少しでも参加できたことが自分にとって大きな経験だたと思います。ありがとうございます」と佐藤に向かって感謝すると、佐藤は気付いておらず「ああ、俺に!?」と驚いて、2人で照れ笑いを浮かべていた。リモートで大友監督、そしてシリーズを通して主題歌を担当するONE OK ROCKのTakaも登場したが、佐藤は「ONE OK ROCKの皆さんが誰よりも先に映画を見るんです。僕がまだ完成したかなあってドキドキしてる段階で『めっちゃ良かったよ』って、Takaから聞くんです」と告白。「『京都大火編/伝説の最期編』の時はアメリカで作曲して日本に帰ってきて、ウキウキで3曲くらい聞かせてもらったんですよ。『好きなの選んでいいよ』といわれて、カウンターで聞きながら、その場でけっこう泣いた」と明かし、「その中でも悩みながらも『Heartache』のTakaの声が好きだなって。ボーカルが前に来てる曲を選びました」とエピソードを披露した。そんな戦友としてのTakaの存在を言葉で表してほしいという要望に、佐藤は「嫁です」ときっぱり。「嫁1(Taka)、嫁2(有村)です」と指すと、MCから「薫は……」とつっこまれ、「薫は嫁1.5です」と語る。それを受けたTakaは「嫁1から転げ落ちないように頑張っていきたいと思います。友達でもありますし、同士でもあると思ってます。僕が嫁なら(佐藤は)夫になるわけですけど、その逆もあるなと思って、すごくいい関係で仲良くさせていただいてるなと思います」と笑顔を見せ、なぜか大友監督は「アツアツの健くんとTakaの関係を見てると幸せになりますね。すごい幸せ」と喜んでいた。
2021年06月12日映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の公開を記念して行なってきたリレーインタビューもいよいよ最終回です。連載第1回に登場してくれた佐藤健に『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開初日に再びインタビューを敢行! 「佐藤健にいまだから聞きたいこと、言いたいこと」として武井咲、青木崇高、新田真剣佑、江口洋介、有村架純からの質問に全て答えてもらった。佐藤健の弱点、そして真夜中のストレス解消法とは…?ハードな仕事「なくなると追いかけたくなる」――ついに本日(6月4日)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開を迎えました。今朝のお目覚めはいかがでしたか?穏やかでしたね。「また雨か…」と思いつつ、穏やかに目覚めました。若干、まだ眠いです(笑)。――早速、ここまでのリレーインタビューで共演陣から寄せられた質問にお答えいただきます。武井咲さんからは佐藤健の“弱み”について「何かできないことはないの?」という質問が寄せられています。荷造りですね。あれが本当に苦手です…。整理整頓ができないんですよね。(旅行や出張に)何を持って行ったらいいのか? 苦手なくせに、完璧じゃないといけない! みたいな気持ちがあって、終わらないんですよ、テキトーにできないので。それで、なかなか手を付けられないし、終わらないという…(苦笑)。――ということは、部屋は散らかっているんですか?部屋は散らからないように、最初からとにかく物を置かないようにする戦法でやっています。逆に散らかったら、しばらくはキレイにならないですね(苦笑)。――武井さんからもうひとつ「10年経って、これだけビジュアルが変わらないのもすごいことだと思うんですよね。太ったりも痩せたりもないですし。なので、何か続けてやっている事とかあるのか?そのへんのコツも知りたいです(笑)」と。基本的に(継続的にやっていることは)なくて、次の作品の役作りに向けての身体づくりしかしたことないです。何かを維持したり、若い頃のままの肉体を保つために何かしているというのはないです。結果的に食事制限をしたり、ジムに通ったりというのはありますけど、あくまでも次の役に向けてですね。――昨年、コロナ禍でエンタメ業界全体がしばらくストップするという、普段は起こりえない事態もありましたが、もしも、次のスケジュールがない状態がずっと続いたら…。(昨年の緊急事態宣言の期間中)全く何もしてなかったんですよ。だから、それが続いていたらどうなっていたんだろう? って思いますね。まあ、そんなに太りやすい体質でもないんですけど、あのまま続いたらどうなったのか? 興味深くはありますね。――有村架純さんからは、肉体面ではなく精神体な面での質問です。今回『The Final』の撮影があり、続いて『The Beginning』を撮り、また『The Final』に戻るというスケジュールだったそうですが「気持ちをキープする方法、メンタルとか集中力、持続力はどこからわき出てくるものなのか知りたい、聞いてみたいです」とのことです。まず第一に「気合い」なんですけど(笑)、つらいときは楽しみに待ってくれている人たちの顔を思い浮かべることがモチベーションになりますね。――「もうダメだ」という気持ちになったり、メンタルが堕ちてしまう瞬間はないんですか?たぶん、これまでもあったんでしょうけど、そんなに深く記憶に残ってないんですよね。結局、終わったら忘れちゃうんです(笑)。だから、またやっちゃって「やんなきゃよかった…」ってなるんですけど…。――以前、佐藤さんは「ほとんどの問題は自分の考え方ひとつで解決できる」という意味のことをおっしゃっていました。実際、そう思います。変な例ですけど、どんなに「つらい」といっても、コンビニのご飯だっておいしいですし、食べるものがあって、好きなこと――僕だったら謎解きとかができていれば、人生幸せだなぁって思えるんですよね。――そこで十分に満足できるのに、なんでこんなにハードな仕事を…?本当ですよね(笑)。ただ、それ(=仕事)がなくなっても、僕は絶対に幸せに生きていける自信はありますね。僕の場合、「千鳥」を見て、謎解きができて、NETFLIXでも見ながら静かに暮らせたら幸せなんです。でもだからといって、この仕事をやらなくなったら、どこかで後悔する未来も見えるんですよ。「あぁ、やっぱりきつくても続けていればよかったな」って。人間ってそうやって突然やりたくなるものだから。なくなると追いかけたくなるものなんでね。その未来が見えているから続けている感じですね。『るろうに剣心』以上の作品に出会いたいという想い――青木崇高さんからも同様にメンタリティについての質問です。「いろんな現場を主演として背負ってると思うんですけど、ずっとクールに佇んでいるんですよ。それはとても大変なことだし、ストレスやプレッシャーも感じると思います。『ちゃんとバカやってる?』って聞きたいです」という質問です。…(笑)。そういう意味では最近は減りましたね、バカやる機会が。20代前半から半ばくらいまでは、しょっちゅう友達と遊びに行ったりしてましたけどね。とくにコロナ禍もあってこの1年ちょっと、みなさんも同じだと思いますけど、ずっと家にいますね。――ストレス発散という意味では、家で枕に顔を押し付けて叫んだり、甘いものを一気に食べたりとか、何か決まってやる行動はありますか?あるとすれば深夜のペヤング&ビールですね。――意外とコストがかからない方法で…(笑)安いですけど最強ですからね(笑)。甘いものよりは炭水化物ですね。いまでもたまにやりますよ。深夜のペヤング&ビールが一番ですね。あぁ、言ってると食べたくなってきたな…(笑)。本当に最高ですね。――新田真剣佑さんからはひと言「続編やりませんか?」と。やりません(笑)。いや、百歩ゆずって続編があっても、マッケン(雪代縁) は出ませんからね。――真剣佑さんは『The Final』だけの出演でしたが、メチャクチャ楽しかったんでしょうね?そうでしょうね(笑)。彼はこういうジャンルの作品が一番興味のある、好きな作品でしょうからね。――原作の漫画は現在「北海道編」の連載が続いています。左之助や斎藤はもちろん、過去のエピソードに出てきたキャラクター、さらには新選組の元隊士なども新たに登場するなどしていますが、佐藤さん自身はさらなる続編に興味は…?あのへんは熱いですよね。僕も漫画は楽しんで読んでます。でも、実写化は全く考えてないですね。もう、やることはないんじゃないかな…。もしやるなら、マッケンを主演にしたスピンオフで(笑)。――江口洋介さんからは「(役者として)ここからどっち側に振っていくのか? どっち側の役をやっていくのか? 同じことをずっとやり続けるのか、真逆なこと、例えばコメディなんかをやりたいって思うのか…今度はこれ(『るろうに剣心』のヒットのイメージ)を壊していく作業になっていくと思うので、そこで出てくる彼の表現は、とてつもないエネルギーを持っていると思うから、とても楽しみに、影響されながら見ていきたいなと思いますね」という質問、熱いエールが届いています。「いままでと同じで」とか「変えていこう」とかは考えたことはないんですよね。ただ『るろうに剣心』という作品が、ひとつ誇れるものであると同時に自分にとって“枷”にもなるであろうことは間違いなくて、今後、剣心以上の役、『るろうに剣心』以上の作品に出会いたいという想いはありますね。やっぱりみなさんにとって、(剣心という役の)印象は大きいでしょうし、「佐藤健の代表作と言えば…?」と聞かれて『るろうに剣心』と言う人が多いと思います。それは非常にありがたいことなんですが、同時にそれをぶち壊してやりたいなと思っています。剣心は「ずっと好きだし、切り離せない存在」――ここから改めて『The Beginning』について、お話をお伺いします。いまの質問をいただいた江口さんとは第1作からずっと共演されていますが、本作では時代をさかのぼって、幕末の人斬りと新選組隊士という、過去の作品とは異なる立場でした。実際に対峙されて、どんなことを感じましたか?やっぱりそこはシリーズ作品の醍醐味を感じましたね。同じ人物なんだけど、全然違う。そういう状況で対峙することができて、普通のひとつの作品では絶対に味わえない感覚があり、これが長く何作もシリーズを重ねてきた特別なものなんだなという思いを抱きながら芝居をしていました。――剣心と巴が一緒に暮らすことを決めるシーンは、原作でも印象的なシーンですが、映画の中で、殺伐とした幕末の空気を一瞬忘れ、温かさと愛情にあふれた現代のラブストーリーのようにも感じられました。あのシーンはどのように臨まれたんでしょうか?そういう感じになったのは、監督の演出の仕方がそういう方向だったのだと思います。僕もアニメを見たときから、あのシーンの剣心の申し出がすごく印象に残ってたんですよね。プロポーズというか、女性にそういうことを言うのって、照れくさいし勇気が要るし、できることなら逃げたいし、相手に言わせたいけど、それはズルいなと自分から言う――それは剣心らしい魅力的な部分だなと。だからこの『The Beginning』をやると決まったときから、あのセリフは絶対に言いたいセリフとして自分の中で決まっていましたね。すごくいいセリフですよね。――このリレーインタビューの1回目、『The Final』の公開前に佐藤さんにお話を伺った際、前回の『京都大火編』『伝説の最期編』から最終章までの数年の間の、剣心との距離感について「仲は良いけど会わない親友という感じですかね。そのくらいの距離感」とおっしゃっていました。今後、佐藤さんの中で剣心はどのような形で存在していくと思いますか?どうなんでしょうねぇ…?わかんないけど、変わんないと思いますよ。どこかにずっといて、ずっと好きだし、切り離せない存在ですよね。大人になるにつれて仲のいい友人と会う回数って減るじゃないですか? 若い時はいつも一緒だったのに。でも親友であることはずっと変わらない。そういう存在だと思いますね。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月12日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(公開中)の新ビジュアルが11日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。6月10日時点で「The Final」の観客動員数は252万人、興行収入は35.4億円、「The Beginning』の観客動員数は55万人、興行収入は7.8億円をそれぞれ突破。2部作合計での動員は300万人、興行収入は43億円を超え、大ヒットを記録している。今回公開された新ビジュアルの剣心の頬の傷はひとつで、目からは一筋の涙がこぼれ落ちているという、「The Beginning」の内容を示唆するものに。公開直後からSNSでは「涙なしには見れませんでした。剣心と巴さんの想いは永遠です」「ほんと美しくて儚くて深いなと思った、終始なんか胸が苦しかったな、感動」「剣心、巴とも切なくて。あの穏やかない幸せな日々を続けさせてあげたかった、映像に音楽に、もう全てが素晴らしすぎて感動でした」など、剣心と巴によって紡ぎ出される、儚く美しいラブストーリーへの声が数多く上がっている。また、19日から3週間連続で新しい入場者プレゼントの配布が決定。19日からは「The Beginning」を鑑賞すると、本日解禁となった新ビジュアルと、雪の中で剣心が巴を抱きかかえるビジュアルが両面に印刷されている「『The Beginning』フォトカード」が配布される。また、6月26日からは「The Final」を鑑賞すると「『The Final』フォトカード」が配られ、7月3日から新しい入場者プレゼントの配布も決定している。12日には、映画『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』2部作連続で舞台挨拶を開催。「The Final」では、佐藤健、神木隆之介、大友啓史監督が登壇し、「The Beginning」では、佐藤健、有村架純、大友啓史監督の登壇に加え、映画『るろう剣心』シリーズでは初の舞台挨拶となるTaka(ONE OK ROCK)がリモートでの参加を予定している。それぞれのイベントの模様は、ライブビューイングにて全国同時生中継される。
2021年06月11日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回は、2012年の『るろうに剣心』から全作に出演している、斎藤一役の江口洋介にインタビュー。「The Final」では明治時代に警察官として活躍する姿、「The Beginning」では新選組時代のギラギラした姿と、別の顔を見せた江口に、この10年の作品への思いや、皆が大好きな「牙突」についての話などを聞いた。○■最初は手探りから始まった——『るろうに剣心』10周年で、江口さんはずっと出演されていますが、そもそも最初に映画の話を聞いたときは、どういう印象だったんですか?実はジェネレーションギャップがあって、『るろうに剣心』の存在は知っていたけど、ファンということではなかったんです。 でも斎藤一がすごく人気があるキャラクターということも聞いて、ヒールのようでもあり、同志のようにもみえる役どころということで面白そうだなと思ったことを覚えています。最初はどこまで原作のイメージに寄せていくかも手探りだったから、最初実は斎藤の“乱れ髪”もないんです。斎藤一の技である“牙突"も「ワイヤーで飛んでるけど、大丈夫なのかな……」とか、色々考えながら1作目を撮っていました。ただ、アクション時代劇ということでスタッフもがっちりとついてずっとトレーニングしていたので、「これは面白いものになるな」という予感はありました。斎藤を作っていく過程として、1作目ではビジュアル的にもリアルな人間を描こうとしすぎたところもあったので乱れ髪もなかったんですが、実際に上映された『るろうに剣心』の反響を受けて、改めてこれだけの人に求められている作品なんだと実感して、その後は前髪も3本ぐらい出しとこうか……と出してみたりして。なかなか上手くいかないんですよ、あれが!(笑) 4作目にあたる「The Final」で、初めて原作と同じ4本になりました(笑)。10年の中でけっこう苦労して斎藤一を作り上げたから、「The Final」ではもう何も考えずに斎藤として撮影に入れましたし、さらに「The Beginning」では全部取っ払って、斎藤の血生臭さを演じたので、面白かったですね。スタートに戻った時に、今までのスタイルを全部外して飢えた狼のような斎藤のイメージがどんどん出てきました。——そうやって試行錯誤の中で、10年の付き合いになったというのもすごいことですね。最初は予想していなかったですし、漫画原作でこれだけ認められて、映画としてヒットし続けるのもすごい。僕もあまり漫画原作の映画にはなじみがないと思っていたんですが、そういえば自分が『湘南爆走族』(87年)でデビューしていることにも気付かされて(笑)。自分の中にあった概念を捨てることで、本当にキャラクターが乗り移ったかのように芝居が決まってくる。10年の歳月がそうさせてくれました。○■今はもう「じゃあ、牙突いきますか」——『るろ剣』シリーズといえばアクションシーンも魅力ですが、特に気をつけられたことなどありますか?今まで映画で色んなことをやってきましたけど、全然違うベクトルの殺陣だなと思います。刀も安全な模擬刀で、相手に当てていける。日本の時代劇は間合いで見せる武道のようなもので、「腰を入れて落とし込んで止める」といった、当てないで斬っていくやり方を習っていたのですが、『るろ剣』のアクションでは「もう1つ速く入ってください」という要望で、止めている間にこっちが斬られてしまう(笑)。近未来映画のような時代劇になるだろうと思いました。——原作ファンにとって「牙突」は真似したくなるくらいの憧れの技で、その技を10年間放ってきたことに対して、思い出などはありますか?そのことをもっと知っていたら、たぶんプレッシャーを感じてしまっていたと思うんですが、撮影ではリアルにスタイルを教えてもらったから「一発で仕留めるタイプなんだな」と、狩猟のようなイメージで作ったのを覚えています。この10年で色々なことを経験して自分たちのものになってきて、今ではもう何かあると「じゃあ、牙突いきますか」と、披露するシーンも増えましたね(笑)。——「牙突」がかっこよく見えるコツなどはあるのでしょうか?カメラマンとのアングルの中で相談しているので、何かコツがあるというよりも、毎回が違う撮影になっているという印象です。衣装も含めて、だんだんビルドアップして、よりスタイリッシュになっていく部分もあったと思うし、最初は手探りだった所から、美術、ヘアー、衣装と総合的にどんどんパワーアップしていきました。俳優としてはそんなに変えずにやってるんですけど、周囲が変化している感覚です。映像の技術もこの10年で変わっていますし、『るろ剣』は現代の建築物がなくて抜けのいい場所でカメラも360度振れる。相当大暴れできる場所にロケがセッティングされていて、そういう現場はなかなかないし、用意されていると絶対に全力でやるしかないんです。——江口さんがそこまでおっしゃるくらい『るろ剣』の現場はすごいんですね。今の日本の映画製作の現状を考えても、次元が違うレベルだと思います。それはファンの人が世界中にいて作品を楽しみにしているという熱量があるからこそ。ちょっと、モンスター的な映画ですよ。さらに、作品を撮り始めたのはちょうど震災があった2011年で、全員が「これからどういう風に生きていったらいいんだろう」と考えさせられたと思うんです。多分、大友(啓史)監督も考えただろうし、自分たちも俳優として何が出来るのかとか考えていた中でのスタートだったから、「もっとやりたい」と貪欲になっていました。今回もコロナ禍ではあるけれど、観た後に本当にすっきりする映画だから、『るろうに剣心』を観てマイナスな部分をプラスに変えて、前向きに強くなっていただきたいです。○■一切殺陣もついていない状態で対峙——10年の間に共演者の方の成長を感じる部分もありましたか? 例えば剣心役の佐藤さんとか。それはもちろん。健くんも最初は「若いなあ!」と思ったし、どういう作品になっていくんだろうと見ていました。剣心は不殺、斎藤は悪・即・斬なので、現場でも良い緊張感でしたね。——最後が「The Beginning」だと、剣心と斎藤一の緊張感が1番強い状態にもなるわけで、結実したという感じですね。本当に、「The Beginning」で新選組が剣心と対峙するシーンが全てで、斎藤の1番のハイライトだと思って演じていました。この男(剣心)に会わなかったら、最後まで来ていないわけですから、どんな心境だったのかな、と。あそこだけは一切殺陣もついていなくて、「斬るなら来い、こっちも行くぞ」という勢いでいました。だから、すごくスリリングでしたね。普通はどっちかが手を打って始まっていくんだけど、決まってないから、本当に間合いをとって、監督もギリギリまで一手合わせるか迷っていたんじゃないかな。結局「あそこで手を合わせなかったからこそ、剣心にこだわったんじゃないか」という大友さんの視点があったのだと思います。俺は、そのシーンが1番好きですね。■江口洋介1968年1月1日生まれ、東京都出身。『アナザヘヴン』(00年)、『闇の子供たち』『GOEMON』(08年)、『天空の蜂』(15年)などで主演を務め、『はやぶさ 遥かなる帰還』(12)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『脳男』(13年)、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年)、『人生の約束』(16年)、『孤狼の血』(18年)、『コンフィデンスマンJP』(19年/20年)、『一度も撃ってません』(20年)などに出演。
2021年06月11日公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は3週連続で実写映画No.1に輝き、興行収入30億円を突破。伝説のグランドフィナーレを描く『るろうに剣心 最終章 The Beginning』がついに6月4日(金)より公開され、興行ランキング1位を獲得、話題沸騰となっている。最終章の鍵を握る女性の1人が、緋村剣心の十字傷にも関わる、有村架純演じる雪代巴だ。“運命”の女性・雪代巴、剣心と織り成す切ないラブストーリー雪代巴は、緋村剣心(佐藤健)が人を斬る現場に居合わせて卒倒し、介抱された長州藩士が寝泊まりする宿で帰る家もないからと働き始める女性。剣心の人斬り稼業を咎める一方で、彼の身を案じ何かと世話を焼く。やがて桂小五郎(高橋一生)からの信頼も得て、剣心と共に暮らすよう頼まれる。だが、剣心の前に現れたのには実はある理由があり…。『The Final』では、剣心の前に十字傷の謎を知る最恐の敵・雪代縁(新田真剣佑)が現れ、剣心に関わる全てを破壊しようと東京の街に総攻撃を仕掛けてくる。この縁は巴の実の弟であり、剣心は仲間たちに、自らの手で斬殺した妻として巴の存在を告白し、縁は巴の復讐を果たすために剣心に攻撃を仕掛けてきたことを明かした。剣心と、巴への復讐を心に誓う縁の感情のぶつかり合う究極の戦いが『The Final』では描かれるが、『The Beginning』では、剣心と巴の出会いと2人が辿る運命の物語が描かれる。そして、『The Final』で明かされた、剣心が巴を斬殺することになってしまった理由、そして剣心の頬の十字傷の謎もついに明らかになる。大きな反響を呼んでいるシリーズ完結作となる『The Beginning』の予告映像では、巴が「このままずっと人を殺め続けるおつもりですか」「今のあなたには狂気を抑える鞘が必要です」と、新時代のために人を斬り続けることで心を病んでいく剣心を案じる言葉をかける一方で、「内通者が割れたぞ、巴じゃ…!」という衝撃的な台詞を男が剣心に告げるシーンも含まれている。実は、巴は剣心の命を狙う幕府直属の隠密組織<闇之武>の首領・辰巳(北村一輝)の指示で動く内通者だった…。巴の本当の目的に気づくことなく、剣心は巴との生活の中で本当の幸せを見出していく。そして巴もまた、決して消えることのない複雑な想いを抱きながらも、次第に剣心に心惹かれていく。しかし、『The Final』で明らかとなった通り、剣心は“自らの手で愛する妻・巴を斬殺する”ことになるのだ。誰もが平和に暮らせる新時代の到来を信じて、剣を振るい続ける“人斬り抜刀斎”緋村剣心と、彼の運命を変えることになる雪代巴。2人が織りなす切ないラブストーリーの結末と、“人斬り抜刀斎”剣心が“流浪人”となった瞬間が描かれる始まり。シリーズの完結にして原点を観届けてほしい。『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月08日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』が週末興行収入ランキングで1位&2位を獲得したことが7日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』は、4月25日より発令された緊急事態宣言によって、東京・大阪などの主要都市では映画館が営業休止となり、当該地域では長らく作品を観ることができない状況が続いていた。そんな中、6月1日より映画館が再オープンし(※一部劇場は土日休業や時短営業)、全国公開となって迎えた初めての週末に。さらに「The Beginning」も4日に公開されたことから2作連続での鑑賞を求める人が多く、都内劇場の「The Final」の上映回は満席が続出し、週末興行収入ランキング2位に。6月6日時点で動員2,456,744人、興行収入は34億円(3,451,819,800円)を突破した。「The Beginning」も公開日である4日~6日の3日間で動員350,199人、興行収入5億円突破(508,072,400円)で1位と大ヒットスタートを記録した。2部作での2作合わせての40億円突破も目前となっている。これまでも2部作連続公開の作品は『デスノート』&『デスノート the Last name』(2006年)、『SP 野望篇』&『SP 革命篇』(2010年/2011年)、『GANTZ』&『GANTZ PERFECT ANSWER』(2011年)、『僕等がいた 前篇』&『僕等がいた 後篇』(2012年)、『ちはやふる-上の句-』&『ちはやふる-下の句-』(2016年)など多くあるが、2作品が連続で1位2位を獲得したことは初となる。前作の「伝説の最期編」公開時でも「京都大火編」が7位、「伝説の最期編」が1位だったことから、同作としても記録を更新したことになる。
2021年06月07日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経てついに公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final/ The Beginning』は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。シリーズを通して、アクション監督を務めているのが、香港に渡りドニー・イェンの元で多くの作品に関わってきた谷垣健治氏だ。今回特徴的なのが「The Final」では”不殺”の誓いをもって逆刃刀を使っている剣心が、「The Beginning」では人斬り抜刀斎として、文字通り人を斬り殺すアクションを繰り広げている。あわせて“最終章”と言いながらも、かなりの違いがあるアクションについて、谷垣アクション監督に話を聞いた。○■「ヒット」と「スライス」の違い——「The Final」での剣心は逆刃刀の戦い、「The Beginning」では人斬り抜刀斎となりますが、アクションでの違いはどのようにつけられたのでしょうか?使ってる刀が違いますからね。斬れない刀と斬れる刀って、もうドアを押すか引くかくらい違うから、まずはそこです。これまでの逆刃刀は斬れない刀だから、叩くしかない。叩いて1発で相手が倒れるとは限らないから、パンパンパンと剣戟をやることになります。だから、「The Final」も含めたこれまでの剣心の戦い方は「ヒット」です。でも、「The Beginning」になると斬れる刀になる。包丁でたとえたらわかると思いますが、斬るときは引く動き、つまり「スライス」になります。だから、ヒットとスライスの差を意識しました。「The Beginning」のオープニングを見てもらったらわかりますけど、横に引いたり、刀が相手の身体に入ってグッと斬ったりもする。バサッと斬ることもできるし、肉が絡まって「んんっ!」と力を入れたりもするわけで、やっぱり斬れる刀だと表現は豊かになります。その面白さは「The Beginning」だからこそ出したいと思ったし、最初から剣心が相手の耳を噛み切るということも、お客さんに対するアラートと言いますか「今回はこんな感じのアクションで行くのでよろしく」という感覚でした。「血も出るから、皆さん気をつけて観てね」という(笑)。「The Final」はやっぱりヒーロー感を出したくて、剣心が戦ってるときに「自分もいっちょ戦ってみたいな」と思ってくれればというところでしたが、逆に「The Beginning」はかっこいいではなくて怖い、「絶対ここにいたくないな」と思わせたいということがありました。——「The Final」では横浜駅の機関車内でのアクションや、最終決戦の壁走り、「The Beginning」では口に刀を咥えての戦いなど印象的な場面も多かったです。あれだけアクションが多いと、ただ立ち回りを重ねるだけだと”おちゃらかほい”をするようなもので、毎回パンチ効かせるというか、どこかで印象的なカットを作らなければいけない。でも狙ってできるものでもないので、10個やったらその1個か2個くらいが残るものだと思っているんです。だから、捨てようが残ろうがいろんなものを組み込んでいかないと。僕らは「おかず」と呼んでるんですけど、そういうものを作ろうと意識しています。ただ、おかずだけでは飽きるから、お新香なんかでつないで、サイドディッシュも添えていく(笑)。そうやって、いろんなものを入れてシーンを作ることは多いです。機関車とかも、立体的なセットはやっぱり立体的に使うべきだから、僕の作るアクションはいつもセットを一周します。やっぱり、ずっと戦っていると飽きるじゃないですか。何しろ、僕が飽きてしまうんです (笑)。飽きられないようにあの手この手で工夫しています。だから永遠に多めに作らなければいけないんです(笑)。5分のアクションなら、倍の10分ぶん作る。それができるのが『るろ剣』のいいところです。■谷垣健治1970年生まれ、奈良県出身。倉田アクションクラブで学び、1993年に単身香港へ渡る。ドニー・イェンの元で多くの作品に関わる。ジャッキー・チェンが会長を務める香港動作特技演員公會の唯一の日本人会員で、日本では日俳連アクション部会委員長を務める。主な作品は、『捜査官X』(11年)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『新宿スワンII』(17年)など。
2021年06月06日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)大ヒット舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。巻町操役の土屋は、出演する前から同作のファンだったということもあり「とても緊張しております。ここに立てることを本当に嬉しく思いますし、本当に光栄です」と喜びをあらわに。「激動の時代の中、新しい未来を守る人たちの物語が『るろうに剣心』シリーズだと思いますが、まさに今、世界中で医療従事者の皆さんをはじめ、多くの方々が新しい未来を守ろうとしていて、そんな時にこの映画が完成したということは、とても大きな意味を持つのではないかなと感じております」と語る。「この作品に込められた熱い祈りは新しい未来を温かくし続けるエネルギーになるのではないかと思っています」と希望を込めた。周囲の反応については、「前作から一気見される方が本当に多いみたいで、今までは初めて会う方から『朝ドラ見てました』と言われることが多かったんですが、最近は『るろうに剣心見てます』と。海外の方からもけっこう言われます」と明かす。一方で、「『The Final』の初号の時に、巴さんのエピソードで号泣しすぎて、(有村)架純ちゃんに心配をかけてしまったという経緯があるので、あえてまだ観ていないんです」と、4日から公開になった「The Beginning」を未見だということも告白していた。
2021年06月05日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(公開中)初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。同日に「The Final」の大ヒット舞台挨拶も行われ、そこではスーツで登場していた佐藤は間の40分ほどで和装に着替え、有村は着物姿で登場。佐藤は有村の着物姿について「似合いますね。歩き方がマスコットみたいでかわいかった」と笑顔を見せた。有村は『るろ剣』ファン待望の巴を演じたことについて、「準備段階から衣装ひとつにしてもメイクひとつにしてもプロの皆様が練りに練って考えて下さったビジュアルがあって、その時間を共に過ごしていく中で監督やプロデューサーの方からいただいた言葉だったり、漫画原作、アニメなどの情報を咀嚼して、準備をしていきました」と振り返る。「現場に入ってから、一つ一つのシーンを確かめ合いながら感情を紡いでいって。1番大きかったのは、健さんが演じられた剣心がそばにいたこと。十分に自分の中で積み重なっていったという感じです」と語った。一方、佐藤は舞台挨拶で語る有村を見ながら「充電が切れかかったマスコットに見えてしかたない。ちょっとむこう向いて」と指示。有村の帯を指して「これを巻きたくて仕方ないんです。これを巻いたらもうちょっと元気になるんじゃないかという思いが」と主張し、有村は「緊張していて……」と苦笑する。佐藤は「始まる前にもっとキツく(巻いておけば)」と楽しそうにしていた。
2021年06月04日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)大ヒット舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。この日は「The Beginning」の公開日であり、 「The Final」も興行収入33億円を突破と大ヒット、さらに1日に全国の映画館が再スタートしてからの新たな公開となり、大友監督は「地方の方達が、東京・大阪の皆さんに届けるまで自分たちが『るろうに剣心』を支えるんだと、何十回も観るといった方が多くて、感動する日々を過ごしておりました。ぜひ『The Beginning』と同時に『The Final』も。どっちの順番で観ても大丈夫だと思います」と感無量といった様子だった。シリーズを通して出演する「The Final」のおなじみメンバーがそろった舞台挨拶に、佐藤は「嬉しい限りです。さすがに今日がこのメンバーでこうやって一堂に会して何かするのは最後ですか? 最後ですか!?」と語りかけ、青木も「どうなんですか!?」とのっかる。佐藤は「最後です!」と断言し、「となると、寂しくもなりますけど、最後のこの時間を噛みしめながら、幸せを感じながらやってきたいと思います」と心境を明かした。一方、この日は全国的に大雨。『京都大火編』イベントも大雨だったことから、雨男疑惑をかけられた佐藤は「なんで!? 監督なんじゃないですか?」と監督へ振るも、全員が「晴れ女」「晴れ男」を主張する。佐藤は「晴れ男とか晴れ女議論ってなんなんだよ、と思ってるけど、さすがに自分の主演作の完成披露とか、ほぼほぼ雨なんですよ。思いが天に伝わったのかなあと思って、『よかった、雨だ』と思いました」と苦笑していた。
2021年06月04日映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の写真集が『The Beginning』公開と同じ明日6月4日(金)に発売。この度、その中から一部の写真が公開された。本写真集は、2部作連続公開となるシリーズの最新作の撮影に密着し、撮り続けた50万枚に及ぶスチール写真の中から厳選されたカットで構成。『The Final』では明治の時代を流浪人として生きる剣心を、『The Beginning』では幕末を人斬りとして生きる抜刀斎を、佐藤健がそれぞれに演じ分けている姿は、この写真集の見どころのひとつ。そして、10年にわたって『るろうに剣心』シリーズに取り組んできた佐藤さん、大友啓史監督へのロングインタビューも掲載。原作者・和月伸宏の直筆メッセージイラストも収録と、まさに完全永久保存版。今回、発売に先駆けて公開されたのは、2作品それぞれの持つ魅力を端的に表した写真の一部。剣心と縁が死闘を繰り広げるシーンや、一方で佐藤さんと新田さんの撮影の合間のオフショットも到着。サプライズ登場が話題となった宗次郎(神木隆之介)や、池田屋事件で剣を振るう斎藤一(江口洋介)、酒処で絡まれる巴(有村架純)などの姿もとらえられている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。「映画 るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning 写真集」は6月4日(金)発売。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月03日佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の場面写真、及びスポット映像が3日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回公開された場面写真は、有村架純演じる人斬り抜刀斎・緋村剣心へ近づく謎の女・雪代巴の姿を切り取ったもの。現在公開中の『るろうに剣心最終章 The Final』では、神谷道場の仲間たちと平和に暮らしていた剣心のもとに、シリーズ最恐の敵・雪代縁が現れ、剣心に関わるすべてを奪おうと東京に総攻撃を仕掛ける。そして剣心は、縁の姉であり自身の妻だった巴を斬殺していたという過去が明かされ、互いの譲れない想いがぶつかりあうエモーショナルな最終決戦が描かれる。4日公開となる『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では動乱の幕末を舞台に「不殺の誓い」を立てる前の"人斬り抜刀斎"時代の剣心と巴が辿る運命が描かれている。ある夜、剣心が敵を殺めたとき、目の前に立っていた1人の女性が雪代巴。暗殺の現場を目撃された剣心は、口封じのため巴を傍に置き共に暮らすことを決意する。人の心を失っていく姿を傍らで見ていた巴は、「このまま人を殺め続けるのか」「平和のための戦いなど、本当にあるのか」と問いかける。巴の優しさは剣心の心に波紋を広げ、「新時代」のために人を斬ることに葛藤しはじめ、次第に本当の幸せの意味に気付いていく。互いに惹かれあう巴と剣心だったが、ある日突然、巴は姿を消してしまう。実は巴の真の目的は“緋村剣心への復讐”で、彼女は同じく剣心の命を狙う幕府直属の隠密組織「闇之武」の首領・辰巳(北村一輝)の指示で動く内通者だった。今回解禁された新たな場面写真からは、今にも消えてしまいそうな儚さを見せながら揺るがない意志と強い芯を携え剣心に近づく巴や、憎しみと愛情の狭間に立ちながら穏やかな表情で剣心を見つめる巴の姿、さらに強い決意の目で雪の中に佇む姿などが写し出されている。合わせて到着したスポット映像からも、人斬りだった剣心に大きな影響を及ぼし、その後「不殺の誓い」を立て今の剣心へと生まれ変わった、運命を変える巴との出会いがドラマチックに描かれる。(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月03日現在公開中の、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』。和月伸宏の同名コミックを佐藤健主演で実写化した大ヒット作『るろうに剣心』シリーズの最新作にして最終章で、すでに興行収入30億円を超えるヒットを記録している。原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに、剣心と縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれている。5月22日からはシリーズ初となる副音声上映を実施中だ。副音声上映は、無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」をダウンロードし、副音声データを事前に入手、本編上映前にアプリを劇場で起動しイヤホンを装着することで、映画の音声を認識し映像に合わせて音声が再生される。劇場で作品を鑑賞しながら、イヤホンで副音声を楽しめる仕様だ。ちなみに、例えば音量をいじろうとして途中でうっかり終了させてしまっても、またアプリを立ち上げれば自動的にシーンに戻るので慌てなくても大丈夫。副音声上映に参加するのは、剣心役の佐藤健、大友啓史監督、谷垣健治アクション監督の3人。シリーズの1作目から10年間、共に作品を作り続けてきた3人なだけあり、「The Final」だけではなくこれまでの裏話も満載となっている。縁が剣心と最初に対峙するシーンが、実はこれまでのシリーズにも出てきた神谷道場の近くの場所だったり、そこに決まるまでに紆余曲折あったり……といった制作時の話や、実はとあるキャラクターは阿佐ヶ谷姉妹をイメージしているといった驚きのエピソードも飛び出した。気心が知れているだけあり、佐藤もリラックスした様子で、大友監督が「今のシーンって、剣心はどういう気持ちなの?」と、まるで修学旅行のような楽しい空気も。佐藤自身も見ながら「かわいそう、剣心!」とファンのように心配し、「このシーンは意識が……」と意外なシーンでの苦労を明かす一幕も。宿敵となった縁の冒頭のアクションについても、佐藤は「大変よろしいです」としみじみし、神木隆之介演じる瀬田宗次郎のサプライズ登場には大盛り上がりとなっていた。また、ぜいたくなのがアクションを見ながら解説を聞けること。「ここの動きは実はこのシーンとつながっている」「ここで刀の鞘を取って……」と、普通に見ていたらスピードがすごすぎて目が追いつかないようなアクションも、よりクリアに見えるような気分になること間違いなし。途中に挟まれる剣心の過去の回想シーンについては、「『The Beginning』の副音声の時に……」と、まだまだ裏話が続きそうで、2部作合わせるととんでもない情報量になりそうだ。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の副音声上映は6月19日より実施予定となっている。
2021年06月02日佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)の特別映像が1日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』は、4月25日より発令された緊急事態宣言により、東京、大阪などの主要都市の映画館が営業休止となり、当該地域に住む者は長らく作品を観ることができない状況が続いていたが、ついに本日6月1日より、映画館が再オープン(※一部劇場は土日休業や時短営業)。緊急事態宣言の影響で鑑賞できる地域が限られていたにも関わらず興行収入が30億円という大台を突破、公開6週目となる5月29日~30日の週末映画ランキングでは、第1位を獲得している。この度、本作が全国の映画館で楽しめるようになったことを記念した特別映像が公開された。一部休業を余儀なくされていた映画館が再オープンし、全国の映画館で『るろうに剣心 最終章 The Final』が”本当の公開”となることを記念して作られた映像で、公開から1カ月間待ちわびていたファンへの感謝が込められている。4月23日の初日の様子を映し、作品を鑑賞したファンからの熱いメッセージに感謝、「ここまでやってこられたのは、支えてくれた皆様がいたからです」(佐藤)、「お客さんに届ければ奇跡が起きる」(大友啓史監督)、「10年、薫を演じられてとても幸せに思っています」(武井咲)と、ファンへの想いを吐露している。佐藤の「この映画が皆様の希望の光となれば幸いです」という言葉には、映画というエンターテインメントの持つ力を信じて、本作を完成させた製作陣、キャスト陣の想いが凝縮された。そして、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開日となる6月4日から、『るろうに剣心 最終章 The Final』の入場者特典が配布されることも決定した。神谷道場メンバーをはじめ最終章2作、過去作3作品に出演した豪華キャスト陣が集結した、「10周年メモリアルバナービジュアルミニポスター」で、シリーズ10年の歴史を感じることができる特典となっている。特典は数量限定、なくなり次第配布終了。6月4日には「『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』グランドフィナーレイベント」の開催も決定。イベントは、『The Final』の出演キャストが登壇する1部と、『The Beginning』の出演キャストが登壇する2部の、2部構成に。全国の上映劇場にて、ライブビューイングも実施される。さらに、本作の再始動を記念して、佐藤健と武井咲の撮影現場でのオフショットも公開された。
2021年06月01日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)、公開を控えている『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。シリーズを通して、アクション監督を務めているのが、香港に渡りドニー・イェンの元で多くの作品に関わってきた谷垣健治氏だ。谷垣アクション監督の指揮のもとで生まれた『るろうに剣心』のアクションは日本のアクションの水準を塗り変えたとも言われているが、そんな谷垣アクション監督から見て、佐藤健をはじめとした『るろ剣』役者のアクションのすごさとはどこにあるのだろうか。○■「息をするようにアクションする」俳優達——アクションにおけるスタイルの違いなどもあると思いますが、谷垣アクション監督から見て今回の佐藤健さん、新田真剣佑さんはどのような違いがありますか?佐藤健くんの剣心はこれまでに3作やってるから、ある程度完成しているところがあるし、それを彼が1番わかっています。彼がすごいのは、佇まいですね。立ち回りや動きはある程度教えられるけど、佇まいは教えられない。佐藤健自身の凄さとしか言いようがないです。新田真剣佑くんの縁は今回初めてだったから、色々トライアンドエラーをして、撮りながら作っていたところがありました。剣心を破壊したいアグレッシブな縁と、彼を思いとどまらせたいがために受け止める剣心という構図があったので、縁のパワーや猪突猛進なところがちゃんと出せればと思っていました。だから、たまに縁のことを剣心からのPOV(視点ショット)で撮っています。観ている方もパワーを感じやすいと思うし、また剣心が受け止めたりギリギリ避けたりするのがすごくうまいから、よく伝わっていると思います。——『るろうに剣心』に出演する方に共通してすごいところなどはありますか?『るろ剣』の役者全体に言えることですが、よくある「アクションに挑戦しました」ということがない。『るろ剣』はもう、動けて当たり前なんです。アクションを「挑戦するもの」として分離させるような感覚ではなく、「息をするようにアクションする」「息をするように芝居する」という域に持っていってるのがすごいところです。それにはやっぱり役者さんにちゃんとアクション練習をやってもらって、練習の時点からキャラクターになっていることが大事です。アクションを「挑戦するもの」として捉えないぐらい、役に馴染ませているところがすごいんですよね。——それだけできる方が集まってるというのも、この作品の凄いところですね。本当に、どうやってここまで揃えられらんだろうと思います(笑)。■谷垣健治1970年生まれ、奈良県出身。倉田アクションクラブで学び、1993年に単身香港へ渡る。ドニー・イェンの元で多くの作品に関わる。ジャッキー・チェンが会長を務める香港動作特技演員公會の唯一の日本人会員で、日本では日俳連アクション部会委員長を務める。主な作品は、『捜査官X』(11年)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『新宿スワンII』(17年)など。
2021年05月31日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の主題歌を務めるONE OK ROCK・Takaのスペシャルインタビュー映像が28日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。27日に行われたYouTube Livestreamにて、『るろうに剣心最終章 The Beginning』の為に書き下ろした主題歌「Broken Heart of Gold」をニューシングルとして、きょう28日0時(日本時間)にサプライズリリースすることを発表したONE OK ROCK。『るろうに剣心』シリーズへの感謝、そして盟友である佐藤健への想い、佐藤が10年間演じてきた緋村剣心の心情や人間性など、『るろうに剣心』と共に歩んできた10年間の全てを主題歌に込めているという。スペシャルコメント映像では、Takaが並々ならぬ想いを語る様子が映し出されており、『The Beginning』について「圧倒的に一番好きです。この好きな自分の映画に、自分たちが作った曲のタイトルを入れていただくという監督の愛を感じました」と表し、1作目の主題歌「The Beginning」とシリーズ完結作の本作のタイトルが同じになっていることへの感謝も口にした。しかし、本作の楽曲制作についてTakaは「僕らがやらない方がいいんじゃないかという所まで一回いきました」と相当な重圧があったことを吐露。そんなTakaに対し佐藤から「それはありえない」と言われていたことを明かし、2人の強固な信頼関係を感じるエピソードが語られた。盟友である佐藤に対して「健にしか出来なかったなと、この映画を観る度にすごい感じるんですよね。求められるアクションのクオリティもどんどん上がっていって、相当しんどかったと思います」と、10年間緋村剣心を演じ続けてきたことへのリスペクトも。「『るろうに剣心』の新作が出る度に、新しいチャレンジをしている段階なんですよ『ONE OK ROCK』って」と、常に高みを目指し、伝説を築き上げてきた『るろうに剣心』と「ONE OK ROCK」の関係性についても語っている。主題歌に込めた想いについては「時代を変えるために前に突き進んでいく、そのため剣を振るって相手を倒していく。圧倒的に孤独であって、優しさも寂しさも持ち合わせている。そんな剣心自身の人間性にフォーカスを当てて、今のバンドとしての向いている方向性みたいのものをリンクさせながら曲を作っていきました」と緋村剣心の抱える想い、そして“ONE OK ROCK”というバンドの想いが一つになって出来上がった楽曲だと胸を張った。また、30日にはトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系 毎週日曜7:00〜)にて、『るろうに剣心』シリーズの10年間で初となる、主演:佐藤健、シリーズ全ての主題歌を担当したTaka、そしてメガホンをとった大友啓史監督による鼎談が放送される。Takaの地上波のトーク番組の出演は、『るろうに剣心』シリーズ史上を含め初めて実現し、貴重な鼎談となっている。それぞれの子ども時代や、エンターテインメントの道に進んだきっかけ、プライベートに関する話題など、幅広いテーマで語り合う。
2021年05月28日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心』全5部作が、第24回上海国際映画祭にて海外初のシリーズ一挙上映となることが25日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。今年公開の「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開されている映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、 23日時点で動員数200万人を突破するなどさらなるヒット中の同シリーズ。アジア最大級の映画祭である「上海国際映画祭(SIFF)」のムービーフランチャイズ部門にて、全5の招待上映が決定した。2016年に新設された本部門はこれまで、『ハリー・ポッター』『007』『ミッション・インポッシブル』といった世界中にファンをもつハリウッド大作シリーズのみが招待されていたが、今年、『るろうに剣心」シリーズが日本実写映画初の本部門での上映となる。また『るろうに剣心』シリーズにとっても、海外で初のシリーズ一挙上映に。現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』と来月4日公開の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はこれがインターナショナルプレミア上映(海外初の上映)となる。今回海外での上映に対してシリーズで主人公・緋村剣心を演じた佐藤は「武士の心」と「日本の昔ならではの美術」を、同じくシリーズで斎藤一を演じた江口は「日本の様式美と美意識」を、大友監督は「色々なスタイルをミックスした、「るろ剣」ならではのソードアクション」「濃厚なドラマ」を海外のファンの皆さんに楽しんで欲しいと語る。5作目の『The Beginning』で雪代巴としてシリーズ初参加を果たした有村は、「一視聴者として拝見していた頃から、圧倒的なアクションと映像美と迫力」に圧倒されていたと、シリーズを通じて海外からも高い人気を誇る本作の魅力を表した。同映画祭のプログラミング・ディレクターである徐昊辰は、「ハリウッド映画とは全く違う、東洋ならではの“究極”のエンタテインメント」と本作の上映を歓迎している。
2021年05月25日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)、公開を控えている『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。シリーズを通して、アクション監督を務めているのが、香港に渡りドニー・イェンの元で多くの作品に関わってきた谷垣健治だ。谷垣アクション監督の指揮のもとで生まれた『るろうに剣心』のアクションは日本のアクションの水準を塗り変えたとも言われており、「最終章」ではさらに進化した映像を見ることができる。一方で、鑑賞者としては「何かすごいことはわかるんだけど、何がすごいのか具体的にはわからない……」ということも多いだろう。今回は、そんなアクション初心者に向けて、撮影の面から『るろ剣』アクションの面白さについて話を聞いていく。○■剣心の刀はもはやカメラを狙う――『るろうに剣心』のアクションでは、「マスターショット」という、カットを切るのではなく長回しで撮影する手法が採用されてるということですが、どんな利点があるのでしょうか?マスターショットは元々大友監督も取り入れられていますが、「本当に戦っている」ように見せることができる点が大きいですね。伝統的な香港映画などのように、最初に1手~3手までやってカット、次に4手~7手まで……と撮っていったら、カットごとに決めが入る完璧なアクションにはなるんですが、呼吸感などもメカニカルになってしまう。もちろん、その完璧さで勝負する映画もありますけど、『るろ剣』に求めているのは完璧な振りではなく、本当に戦っている感じ、ということなんです。ちゃんと決まった手はあるんだけど、それを通してやることで生まれるものが、映像に出ている。例えば、役者が少しバランスを崩したけど、そこをリカバーして次の動きに行くとか、そういう「いいアクシデント」は僕らの大好物で。全てカットを割って決め決めで撮影すると、そういう映像にはならないんです。ただ、マスターショットだけでやっているわけでもありません。マスターだけで撮っていると、いろんな情報が流れてしまうこともあるんですよね。しかも、例えば3台のカメラでずっと撮りっぱなしにしていると、互いに映り込まないようにある程度距離を取らなきゃいけない。映画には閉じた構図と開いた構図というのがあって、群衆の外から撮ることもあれば、中に入って撮る場合もあるわけじゃないですか。だから、僕らはまずマスターで撮って、その後にピックアップショットを撮ります。中に入って「この動きだけを撮る」というのがとても重要なんです。ピックアップショットを撮るときにも、マスターショットの良い影響があって、役者さんはすでに1手から30手目までを演じて嗅覚を覚えてるから、「さっきの5手から8手目を寄りで撮りたい」と言ったら即興で簡単にできるし、切り取り方にもつぎはぎ感がなくなります。――たとえば『HiGH&LOW』では乱闘アクションの撮影で、坊主だらけの学生達に交じるために撮る方も坊主にして…という話も聞いたことがありますが、そういうこともあるんですか?『HiGH&LOW THE WORST』の場合は、カメラマンではなくアクション部の鈴村正樹君が、高校生達の戦いを撮るときに、群衆の中でカメラをカメラマンに引き継ぐというサポートをしていたんですね。でも、カメラが引いたら鈴村君の姿が見えてしまうから、40歳を超えてるんだけど、高校生に見えるように坊主にして中に入っていた(笑)。そういう風にアクション部がカメラマンのサポートをすることはよくあります。カメラマンがバランスを崩さないように両脇に立って誘導したり、戦っているときにカメラの横で葉っぱを降らせたり、なんてことまでしています。『るろ剣』で中に入り込む例だと、剣心の「龍槌閃」。あれはもう、佐藤健はカメラの石坂(拓郎)さんを狙ってますから(笑)。彼はそこの思い切りが良くて、ちゃんと当ててくれる。結局、そこまで思い切ってくれないと我々もOKを出せないんです。そして、そういうアクションのために、ハード面から、安全な模擬刀を開発しました。○■道具が安全だから、気持ちがリアルになる――『るろ剣』のアクションは刀を実際に当てていることもポイントで、そのために安全な模擬刀を開発されたと伺っています。厳密に言うと『るろ剣』で開発したのではなく、1度『GANTZ』で使っていたというのを聞きつけて、改良して取り入れさせてもらいました。伝統的な撮影用の刀でいうと「竹光」があるんですが、ケガのリスクがあって、戦う時に近くに入っていけないんです。でも『るろ剣』には、素手で戦うくらいの距離感が欲しい。新たな刀を使うことによって、立ちまわりの種類は画期的に変わりました。もちろん、当たって痛くないわけではありません。でも、致命的な怪我にはならない。僕らはよく言うことですが「本当に相手を斬る気持ちになってほしい」から、安全を求めるんです。矛盾してるように聞こえるかもしれないですけど、例えば真剣を持たされて「相手は絶対に避けるから、斬りに行ってください」と言われても、斬れないんですよ。だって「万が一、相手が避けられなかったら?」と考えてしまう。でも模擬刀だと、思いっきりいけるじゃないですか。よくアクション映画で「リアリティ」という言葉を使うけど、そのリアリティというのはどこから生まれるのか……本物の日本刀を持ったら、道具としてはリアルでも、役者の気持ちはリアルにならないんですよね。安全な刀だと、相手を斬りに行く気持ちはリアルになる。どちらが大事かというと、後者でした。過去作でも瀬田宗次郎(神木隆之介)は、剣心の懐に入って刀を避けますけど、竹光だったらあんなことは指示できないです。本気の気持ちで芝居に行ってほしい、いろんなことを気にしないで芝居に集中してほしい、という気持ちから生まれたものなんです。○■『るろ剣』はカメラが役者に合わせて動く映画――スピード感のあるアクションとして、「ジャンプカット」と呼ばれる、あえて前後をつながない編集の仕方もされているとか。そんなに大げさなことではなく、編集していると、けっこう「ジャンプカット」は出てくるんですよね。もっと言うと、バラエティもジャンプカットだらけじゃないですか。お店の前のカットの次にはもう中に入っている、とか。アクションを立ち回り通り真面目につなぐのではなく、呼吸感やリズムを気にしてつなぐと、自然とジャンプカットになっているという感覚です。「The Final」では、縁のアジトに入った時に剣心が一対多数で戦っていて、上から飛び降りてくる敵をカンカンカンカーン! と倒しているけど、音に合わせて画は飛んでいます。現場ではちゃんと段取りがあってきっちりやっているんだけど、編集しているうちに耐えられなくなって(笑)。忠実につなぐというよりも、気持ち良いか気持ち良くないか、イケてるかイケてないかというところで編集します。最初から決めるのではなく、膨大なアクションから編集の時点でどんどん切り落とす。最初から「ここを落とす」と決めて撮っていたら、絶対スカスカになってしまいます。――そうなると、本当に撮影にすごい時間が必要になりますよね…。大変ですよもう、本当に(笑)。――剣心と縁の最終決戦では、大友監督から「感情が見えるアクションにしてほしい」というリクエストがあったとのことですが、今までのような手法があってのアクションだったのでしょうか?「感情が見える戦い」というのは大友監督がシリーズを通してずっと言っている話なので、今回だけに限らないんですけども、特に剣心と縁との戦いは心がけました。今までに話してきた道具や撮り方も、そもそもすべてのことは「役者の感情を途切れさせない」ことがスタートなんです。照明、衣装、殺陣にしても、やっぱり、「役者が何も気にせず集中するために」というのが1番で、僕らは立ち位置もほとんど決めません。僕らが「work for camera」と呼んでいる"カメラに合わせて役者が動く"映画と、"カメラが役者に合わせて動く"映画、2種類あるとしたら『るろ剣』は"カメラが役者に合わせて動く"。「役者の気持ちで動くんだから、バミリなんかつけるんじゃないよ」という感覚があります。そうすると照明やカメラは大変で、必死に動くことになるんだけど、でもやっぱり1回はそれでやってみる、ということが大事。いつも「自分もアクションをするつもりで撮ってほしい」と言っているんですが、すべては役者の気持ちを作るためなんです。■谷垣健治1970年生まれ、奈良県出身。倉田アクションクラブで学び、1993年に単身香港へ渡る。ドニー・イェンの元で多くの作品に関わる。ジャッキー・チェンが会長を務める香港動作特技演員公會の唯一の日本人会員で、日本では日俳連アクション部会委員長を務める。主な作品は、『捜査官X』(11年)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『新宿スワンII』(17年)など。
2021年05月21日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)のメイキング映像【『るろうに剣心 最終章 The Final』 Road To Kenshin~スペシャルエディション~】が21日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。2019年6月まで約7カ月以上に渡り、京都・奈良・滋賀・三重・ 兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡など全国43カ所という大規模ロケを敢行し2作連続で撮影された本作。その中で、佐藤健を中心としたキャストたちがこれまでの10年の積み重ねを凝縮させて完成したメイキング映像「Road To Kenshin」(佐藤健公式You Tubeチャンネルで配信中)から、『The Final』の撮影の日々をまとめたメイキング映像【『るろうに剣心 最終章 The Final』Road To Kenshin~スペシャルエディション~】が公開となった。2018年11月、シリーズお馴染みの赤べこでの撮影からクランクインとなった神谷道場メンバーの和やかなシーンから撮影がスタートした『The Final』について、「これまでで一番難しい撮影になる」と語っていた佐藤は撮影の2カ月前からトレーニングを開始。前作から5年の歳月が空いた本作の撮影だったが、トレーニングを経て、徐々に佐藤の体に緋村剣心が呼び起こされていく。佐藤が今回過去最高のものを作り上げようと挑んだアクションシーンには、監督も邦画史上最大のスケールの舞台を用意し、細かいところにもこだわりを見せながら1カット1カット撮影を進めていく。佐藤の魂のアクションには、アクション監督の谷垣健治率いるアクションチームから驚きの声が上がる場面も。そして、本作で剣心の前に立ちはだかるシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑もクランクインし、当初「自身の縁が想像できなかった」と語る新田に対して、佐藤は「期待を裏切らない存在感を現場で感じていた」と語る。『るろうに剣心』オールスターズも撮影に合流し、より濃密になっていく撮影の日々が映し出され、撮影中盤の縁軍が東京を襲撃するシーンでは、実際に櫓を爆破するなど本物に拘り、500本以上のプロパンガスを使用するなど規格外のセットで撮影された。過去のシリーズでも披露された剣心の屋根走りや代名詞でもあるドリフトシーンは、佐藤をはじめ、スタッフ全員が一丸となって挑み本作ではさらにアップグレードさせている。そんな全力で挑んでいる撮影中にも、佐藤はクライマックスに向けた多数の敵を相手にするシーンのトレーニングも実施。その中で佐藤が自ら出したアクションのアイデアは実際に本編に採用された。「現場にいたくてしょうがない、幸せの日々だった」と語るアクションシーンの撮影もついにクライマックスとなり、数々のアクションシーンをこなしてきた佐藤をもってしても、「手数が多すぎる」と話す、剣心VS縁のラストバトル撮影の様子も映像にとらえられた。
2021年05月21日佐藤健主演のシリーズ最新作『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が現在2部作連続で公開中。この度、この『The Final』の撮影の日々を綴ったメイキング映像「Road to Kenshin ~スペシャルエディション~」が完成した。現在、佐藤さんの公式YouTubeチャンネルでは、シリーズの激闘の日々を追い掛けたアクションドキュメンタリー「Road To Kenshin」が配信中(全10回)。今回完成したスペシャルエディションでは、2018年11月、神谷道場メンバーの赤べこでのクランクインから始まる、『The Final』の撮影の日々がまとめられている。アクション満載の本作だが、完結編は和やかなシーンから撮影がスタート。神谷道場メンバーの穏やかな表情が映し出されている。そして今作では、「これまでで一番難しい撮影になる」と語っていた佐藤さんは、撮影の2か月前からトレーニングを開始。最高のアクションシーンを実現するために用意された、邦画史上最大のスケールの舞台も覗くことができ、そこで思わず息を呑むアクションシーンが撮影されていく様子が公開。過去シリーズでも披露された剣心の屋根走りや、代名詞でもあるドリフトシーンはさらにアップグレードされている。一方、全力で挑んでいる撮影中にも、佐藤さんはクライマックスに向けた多数の敵を相手にするシーンのトレーニングを実施。その中で佐藤さんが自ら出したアクションのアイディアは、実際に本編に採用された。また映像では、剣心の前に立ちはだかるシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑のクランクインの様子も覗け、数々のアクションシーンをこなしてきた佐藤さんをもってしても、「手数が多すぎる」と話す“剣心vs縁”のラストバトルに期待がかかる。そんな新田さんは、当初、自身の縁が想像できなかったそうだが、佐藤さんは期待を裏切らない存在感を現場で感じていたと語り、圧倒的に作り込まれた縁のクオリティには、鑑賞者たちからも絶賛の声が上がっている。キャスト・スタッフ全員がシリーズの集大成として一丸となって作り上げた本作。その熱量がひしひしと感じられる映像となっている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月21日現在上映中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』に続き、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が6月4日(金)より公開となる。この度、本作の撮影の日々を綴ったメイキング映像「『るろうに剣心 最終章 The Final』 Road To Kenshin~スペシャルエディション~」が完成し、5月21日(金)8時より解禁された。観客動員数1,150万人を超え、日本映画の歴史を変えたエンタテイメントの頂点として君臨するアクション感動大作『るろうに剣心』シリーズがついに完結。かつて誰も体験したことのない衝撃的なスピードで繰り広げられる圧倒的な超高速アクションと、心を揺さぶるエモーショナルな人間ドラマが融合した『るろうに剣心』シリーズは日本だけでなく世界中を熱狂させ、世界100カ国以上で配給。50以上の国際映画祭に出品され絶賛されている。2019年6月まで約7カ月以上に渡り、京都・奈良・滋賀・三重・ 兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡など全国43カ所で大規模ロケを敢行し2作連続で撮影された本作。その甲斐もあり『るろうに剣心 最終章 The Final』はシリーズ2作目『るろうに剣心京都大火編』を超え、本年度実写映画でオープニング興収1位のヒットとなった。公開されたのは、メイキング映像は2018年11月、シリーズお馴染みの赤べこでの和やかな撮影からクランクインする。『The Final』について「これまでで一番難しい撮影になる」と語っていた佐藤健は、撮影の2カ月前からトレーニングを開始。前作から5年の歳月を空けての撮影だったが、トレーニングのなかで徐々に佐藤の体に緋村剣心が呼び起こされていく。佐藤が今回、過去最高のものを作り上げようと挑んだアクションシーンだが、その想いに呼応するように監督も邦画史上最大のスケールの舞台を用意。現場では細かいこだわりを見せながら進んでいった。佐藤の魂の演技に谷垣健治率いるアクションチームからも驚きの声が上がる場面も。そして、本作で剣心の前に立ちはだかるシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑もクランクイン。当初、自身の縁が想像できなかったと語る新田に対して、佐藤は期待を裏切らない存在感を現場で感じていたとコメント。圧倒的に作り込まれた縁のクオリティには映画を鑑賞した人たちからも絶賛されている。撮影中盤の縁軍が東京を襲撃するシーンでは、実際に櫓を爆破するなど本物に拘り、さらに500本以上のプロパンガスを使用するなど規格外のセットで撮影された。過去のシリーズでも披露された剣心の屋根走りや代名詞でもあるドリフトシーンもさらにアップグレード。そんな撮影と並行して、佐藤はクライマックスに向けた多数の敵を相手にするシーンのトレーニングも実施していた。そして数々のアクションをこなしてきた佐藤も「手数が多すぎる」と話す、剣心と縁のラストバトルは圧巻。体が悲鳴を上げながらも、シリーズ屈指の名シーンが誕生したのだった。『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)公開
2021年05月21日これまでいろいろと男性と付き合ってはきたけれど、そろそろ本気で男性に向き合いたい、真剣交際をしたい……と考える女性が、いるかもしれません。そう考えたことが素敵ですし、その気持ちはきっと相手の男性のも伝わっていくものでしょう。今回は「真剣交際をしたい女性が意識すべきこと」を紹介します。この人といっしょに、と思えるような男性と真剣に交際ができるとよいですね。■ 男友達との関係は、オープンにする結婚を前提に付き合うなら、お互いに「信頼できる」ことが必須条件になりますよ。彼に信頼してもらうために、男友達との関係はオープンにすることを心がけましょう。「この人は大学のサークル仲間で、すごく頭がいいんだ」と説明も丁寧にするのがベスト。彼も不要に嫉妬することがなくなり、安心してくれます。またあなたが男友達との関係をオープンにすることで、彼のほうも女友達のことをオープンにしてくれるかも。お互いを信頼しながら、真剣交際ができそうですね。■ 無駄遣いを減らす真剣交際とは、「結婚を前提にしたお付き合い」ということでもあります。そこで男性がチェックするポイントは、あなたのお金の使い方。無駄遣いが多い女性だったら、「結婚したらマズそうだな」と思われてしまいます。好きなものを好きなときに買うのではなく、「これって本当に必要かな?」と自問自答してから決めるようにしましょう。お金の管理がしっかりしていて必要なものを必要なときに買う女性は、結婚相手として理想的です。相手からも、真剣にお付き合いがしたいと思ってもらえるでしょう。とくに彼とお買い物デートに行くときは、お金の使い方に注意してくださいね。決して「財布のひもがゆるい」と思われないようにしましょう。■ 相手にまめさをアピールするまめな女性は、結婚相手として理想的です。自炊をしたり掃除をしたり、彼を気遣ったり……。いっしょに生活することを考えれば、雑な女性よりもまめな女性のほうが魅力的でしょう。気になる男性に対しては、さりげなく「まめさ」をアピールしていくのがおすすめです。週に何日かはお弁当をつくって持って行ったり、服のアイロンは毎日かけたり……日常生活のなかで、まめさをアピールできる機会はたくさんあります。きちんとした女性であることが伝われば、彼も将来の結婚相手として意識してくれるはず。お付き合いも、自然と真剣なものになるでしょう。■ ひとりで行動するときは、相手に伝えておくあなたが、ひとりの時間をほしいと思うときもありますよね。そんなときは彼に「今日はちょっとひとりで過ごしたいから、メッセージの返信遅れちゃうかも……ごめんね!」と、さりげなく伝えておくとよいでしょう。ひとりで過ごすことを事前に伝えておけば、あなたがSNSに行った場所の写真をアップしたとしても「誰と行ったんだろう?」と相手が不安を感じることもなくなります。ひとりの時間がほしいと思うのは自然なこと。でもあなたが何をしているのか分からないと相手は不安になってしまうので、あらかじめ伝えるようにしましょう。彼のあなたへの信頼が蓄積されていき、結婚相手として真剣に交際したいと意識してもらえるはずです。■ 相手のことをしっかり考えて…彼に真剣に付き合って「もらう」ことも必要ですが、あなたも真剣に彼と付き合おうとする姿勢が大切です。彼のことをしっかり考え、どうすれば喜んでくれるのかどうしたら癒やせるかなどを考えてみてくださいね。あなたが彼と真剣に向き合おうとする姿勢が伝われば、彼も自然と真剣交際のスタンスに変わってくるはず。今回紹介した4つのポイントとあなた自身の姿勢を意識しながら、彼との真剣交際を楽しんでください。(只野/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月18日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』10th アニバーサリーイベントが17日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回、「The Beginning」で剣心の元妻である巴を演じた有村について、佐藤は「巴ぐらいミステリアスなんですよ。本当に心の奥底で何を考えているのかがわからないというか、何か隠し持っているんじゃないかと思わせるような。もっと知りたいと人に思わせるような人ですね」と表す。それに対し首を横に振っていた有村は、佐藤について「現場で一緒に過ごす中で心強い、身を委ねられる」と表し、佐藤は「身なんか委ねてたの?」と疑問を持った様子。有村が「撮影中、剣心さんに気持ちを寄せて1カ月間過ごしてたんですけど、伝わってないですか?」と尋ねると、佐藤は「それはもちろん伝わってますけど、本当にセリフも間違えたことない。全シーンくらい巴と一緒にいたんですけど、どんなに長いセリフも最初から1回も間違えない」と振り返る。「『身を委ねて』と言ってくれましたけど、めちゃくちゃ1人でちゃんと立ってましたよ。めちゃくちゃ自立してましたよ」と言う佐藤に、有村は「そっか」と納得していた。また、作品に因みそれぞれの「運命的な出会い」は……という質問では、佐藤が『るろうに剣心』シリーズについて語る中、有村が「う〜ん、そうですね、私は……お寿司」と意外な回答を見せる。有村はさらに「もちろん人とか作品とかいっぱいあるんですけど、ここはちょっとお寿司を選ばせていただきます」ときっぱり。「お寿司が世界で1番大好きです。自分が作品を走り切ったぞ、と思った時にだけ食べられるんです」とマイルールを明かした。今作が終わった時には食べたのか聞かれると、「食べた……? 食べました」と答え、佐藤は「やりきってくれてる。良かった」と安堵していた。
2021年05月18日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』10th アニバーサリーイベントが17日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。公開中の「The Final」は現在26億円を超えるヒットとなっているが、佐藤は緊急事態宣言で東京都などの映画館も休業中のため「こういった状況ですけど、地方の方々が特にこの映画を支えてくださっていることに感謝ですね」としみじみ。佐藤はさらに「僕は本当の公開日は、緊急事態宣言が明けて6月に入ってからだと思っているので、6月から真の初日みたいな形で何かできたらいいなと思ってます」と宣言する。「僕は東京に住んでて、やっぱり僕の友達とかはほとんど見れてないんだよね、映画館がやってないから」と明かし、「ぜひ6月以降どこかでまた大きな花火を打ち上げられたらいいなと思っております」意欲を見せた。この言葉に大友監督も「左に同じ。東京も大阪もまだ見れてない、見たくても見れない方もいると思うし」と慮り、「とにかく全力を尽くす。なんでもしますよ、もう」と熱い気持ちを示した。イベントでは抽選で当たったファンともリモートでつながり、直接質問も。小学校3年生の男子は佐藤に「学校で(剣心の)ドリフト走りの練習をしているけど、うまくできないからコツを教えてください」と質問する。すると佐藤は「あれは学校では出来ないんだよ」と本気の回答。「お兄さん、ワイヤーつけて何回も練習してやってるの」とマジレスする佐藤に、質問した男子はテンションが下がってしまった様子。「壁だったら走れるから、壁走りの練習したらいいよ」というアドバイスに、「はーい……」と力なく答えていた。
2021年05月17日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』10th アニバーサリーイベントが17日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。各プラットフォームで配信もされた同イベント。剣心役の佐藤は、巴役の有村とともに登場し、階段で手を取ってエスコートする。10周年のイベントにSNSやコメントで実況しているファンからも「泣いてる」という反応が多く、佐藤は「音楽が流れるとは思ってなかったので」と自身もグッときていることを明かした。一方で、佐藤が有村をエスコートしたことでコメントも盛り上がり「エスコート、フゥ〜!」という反応を教えられた2人は照れ笑いを浮かべていた。『The Beginning』で剣心の元妻である巴を演じた有村は「1カ月から1カ月半の撮影だったんですが、長く感じました。だけどあっという間に終わってしまったし、何と言うのか、夢の中のみたいな感覚でした。とても不思議な感じでした」と振り返る。佐藤は「本当に僕もそうなんです。我々は同じ夢の中にいたのかもしれません」と応え、有村も「夢だったのかな?」と苦笑。佐藤は「ふわふわした不思議な感覚だったんですよ、撮影期間中はずっと。この前もコメンタリー収録で改めて見させてもらったんですけど、地に足をつけて作品を作ったはずなんですけど、どこかこの世界が現実なのか幻想なのか曖昧なふわふわしてるというか、あまりにも美しくて」と作品への印象を語った。
2021年05月17日佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)の副音声上映が行われることが14日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。シリーズ史上初となる“副音声上映”が2部作で決定し、5月22日より『るろうに剣心最終章 The Final』、6月19日より『るろうに剣心最終章 The Beginning』で実施される。副音声上映は、無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」をダウンロードし、副音声データを事前に入手、本編上映前にアプリを劇場で起動しイヤホンを装着すると、映画の音声を認識し映像に合わせて音声が再生される。劇場で作品を鑑賞しながら、イヤホンで副音声を楽しめる仕様だ。副音声として登場するのは、主演の佐藤健、大友啓史監督、谷垣健治アクション監督と、『るろうに剣心』シリーズを10年間支えてきた3名。本編に合わせて撮影当時の裏話など様々な貴重なエピソードを余すことなく語り尽くしている。副音声の収録を終えた佐藤健は、「やはり最後の剣心と縁の戦いは、何回観てもどちらにも感情移入して入り込んでしまうので、心が疲れました(笑)。僕が知らない裏話もお二人がしてくださったのでめちゃくちゃ楽しかったです」と振り返る。佐藤は「剣心は自分の胸の内に想いを秘めているキャラクターなので、自分なりに“この時はこういう想いで演じていた”という気持ちを話したりしたので、楽しんでいただけたらと思います」とアピール。大友監督は「IMAXや4DX/MX4Dなどアトラクション的な楽しみ方がある一方で、新しい楽しみ方を一つ増やしてくれたと思います。この作品にはスタッフたちが散りばめた色々なものが、宝探しみたいにたくさんあるんです。副音声を聞いて、『るろうに剣心』5作通して散りばめていた様々なことを知り、新たな発見をしてもらいたいです。ぜひこの機会にこの体験自体を楽しんでほしいです」と明かした。谷垣アクション監督は「1回目に見るときはアクションシーンの迫力を堪能していただき、2回目は副音声を聞くことで、アクションをより楽しんでいただける手助けになればと思います。僕らがアクションやそのバックステージについて語ることで、これまで見てきたアクションシーンをより立体的に感じてほしいと思いますし、あの早い動きの一つ一つもはっきり見えてくるはずです(笑)」とコメントを寄せた。裏トーク”が盛りだくさんの内容に、大友監督は「危機一髪の現場から生まれたのが『るろうに剣心』だから(笑)」と撮影当時を振り返りながらも、瞳の奥の感情が見えると感動したIMAX上映も含めて、「あのIMAXの大画面とこの副音声で楽しんでいただけたら、僕たちが細部まで込めたものがより伝わるかもしれない!」と期待を寄せた。さらに、副音声上映決定にあわせて解禁された新たな映像には、神木隆之介演じる瀬田宗次郎の姿も。片足でリズムを刻むあの独特なステップ“縮地”を見せた後、目にも留まらぬ速さで剣心に斬りかかる姿が映っている。(C) 和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心最終章 The Final」製作委員会
2021年05月14日