お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬が朗読する、ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)の過去を描いた"エピソード0"特別映像が11日、公開された。本作は、恐竜だけが言葉を持つ地球を舞台に、弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情を描いた物語。このたび公開されたピクサー公認の『アーロと少年"エピソード0"』では、スポットがなぜひとりぼっちになったのか、そして、なぜ過酷な大自然の中でたくましく生きていくことができたのか、その理由が明かされている。本編以前のスポットの過去を描いたストーリーの制作に至った理由について、本作の監督ピーター・ソーンは「私は日本の大ファンなので、実際、日本文化からの刺激を受けなかったら映画の製作に携わっていなかったと思います。だから『アーロと少年』の日本公開にあたり、何か特別なことをしたい、日本の観客の皆さんに、何か新しいものをお届けしたいと思い、本編では明かされていない、少年スポットの生い立ちを"エピソード0"としてお届けすることにしました」と、日本のファンのためにサプライズをしたかったことを明かした。朗読に初挑戦した小沢は「何度も読んでいるうちに泣きそうになりました」と告白。「声の仕事を避けてきたボクだけど、スポットのように洞窟から出て成長しなければいけないと思った」と、自身も苦手だったことを乗り越え、スポットのように成長できたと話している。なお、この"エピソード0"は、実際に本編のストーリー・スーパーバイザ―を務めるケルシー・マンがストーリー開発に関わり、創り上げられた。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月11日『トイ・ストーリー』のウッディとバズから始まった友情の物語を受け継ぐ、ディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』。このほど、映画本編では明かされない、少年スポットの秘められた過去を描いたピクサー公認 「アーロと少年“エピソード0”」が日本のためにだけに初公開。映画通としても知られるお笑い芸人「スピードワゴン」の小沢一敬が、“エピソード0”を朗読する特別映像が解禁となった。本作は、臆病で怖がりのひとりぼっちの恐竜アーロと、怖いもの知らずの少年スポットの友情と絆を描いた冒険ストーリー。劇中では、恐竜アーロとは対照的に、小さいけれど勇敢で、過酷な大自然の中で1人逞しく生き抜いてきた少年スポットの姿が描かれている。種族も大きさも違い、性格も正反対の2人の唯一の共通点は“ひとりぼっち”。しかし、冒険の中でアーロを守ろうと強くふるまうスポットにも、本当は知られざる過去があった――。今回解禁された“エピソード0”では、スポットはなぜひとりぼっちになったのか、そして、アートと出会うまで過酷な大自然の中でいかに生きて抜いてきたのか、その理由が明かされている。本編以前のスポットの過去を描いたストーリーの制作理由について、本作の監督ピーター・ソーンは「私は日本の大ファンなので、実際、日本文化からの刺激を受けなかったら映画の製作に携わっていなかったと思います。だから『アーロと少年』の日本公開にあたり、何か特別なことをしたい、日本の観客の皆さんに、何か新しいものをお届けしたいと思い、本編では明かされていない、少年スポットの生い立ちを“エピソード0”としてお届けすることにしました」とコメント、日本のファンのために、サプライズをしたかったことを明かした。さらにその物語については、「映画本編では明かされていない物語で、とても感動的で心を動かされるものになっています。スポットは僕たちのお気に入りのキャラクターです。彼を心から愛しているから、大好きな日本の皆さんに彼のことについてもっと知ってほしいと思ったのです」と、その思いを語っている。そんな“エピソード0”の特別なストーリー開発に関わったのが、本編のストーリー・スーパーバイザ―を務めたケルシー・マン。この物語を知れば、本編でアーロとスポットという“ひとりぼっち”同士の2人が共鳴していく姿に、より深く感動できるはずだ。また今回、小沢さんは、ディズニー/ピクサーが贈るオリジナル・ストーリーの読み手として大抜擢。感動屋で独特な感性を持っている小沢さんは、まさに少年スポットの“ひとりぼっち”の寂しさに共感し「何度も読んでいるうちに泣きそうになりました。声の仕事を避けてきたボクだけど、スポットのように洞窟から出て成長しなければいけないと思った」と明かし、自身もこの朗読の体験を経て苦手だったことを乗り越え、スポットのように成長できたと告白。1人でも多くの人に聞いてほしいと意気込みを寄せている。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月11日空や雲、川、大地…。ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)では、自然も感情を持ったキャラクターのように生きている。そして、まるで本物の映像かと錯覚してしまうほど、リアルに描かれているのだ。このたび、アメリカ・サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪れ、撮影監督のシャロン・キャラハンとクラウド(雲)・スーパーバイザーのマシュー・ウェッブに、どのように壮大な自然をキャラクターとして描いていったのか話を聞いた。本作は、恐竜だけが言葉を持つ地球を舞台に、弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情の物語。ある日、アーロは川に落ちて流され、家から遠く離れた見知らぬ土地でスポットと出会い、そこから2人でアーロの家を目指す旅が始まる。シャロンは、映画の冒頭であるアーロが農場にいるシーンについて、「彼が川に流されてしまう前の最後の場面だから、優しく感じられるようにしたかった」と説明。「それで、夕暮れ時のノスタルジックに感じられる時間帯にしたの。それは直後に起きる冷たくて残酷な川への転落と、激しい対比になるのよ」と話し、転落のシーンについても「照明と色を大きく変化させたの。できるだけ怖くしたかったし、衝撃的で感情に訴えるものにしたかった」と語った。また、翌朝、アーロが川下の方で目覚める場面については、「不安を感じさせるために、動いている雲の影や抑えた色を使った」と説明。さらに、「このシーンの深い峡谷は、彼の故郷の環境と対比的になるようにデザインしたの。故郷からできるだけ遠くに来たと感じられるようにね」と明かした。家族と離れ離れになったアーロの孤独な気持ちを、自然の描写からも表現している。マシューも「風景もキャラクターも一つであり、感覚的に感じられるものではならなかった」と言い、「自然は悪役的な役割を担っている」と説明。「背景を恐ろしくリアルに描くことで、アーロが危険を感じていることに真実味が生まれる」とリアルな描写の重要性を語った。いつ何が起きるか分からない自然の怖さを描くことで、ひとりぼっちのアーロの恐怖心を表現したのだ。特にマシューが注力したのが3Dの雲で、すべての雲が3Dというのは本作が初めてとのこと。「3Dの雲は、本当に生きているようなリアルな感覚が生まれる」とその効果を熱弁した。そして、アーロの成長も雲に反映されているという。マシューは「アーロがスポットを救うシーンでは、雲が分かれて太陽が見え始める。そして、翌朝にはとても晴れた朝になっている」と例を挙げ、「すべてがストーリーの感情面をサポートしている」と語った。実写のように感じられるほどリアルな自然の描写に、アーロの内面や心情を反映させた本作。アニメーションの限界に挑戦した『アーロと少年』の美しい自然にも注目が集まっている。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月11日隕石が地球をスルーして、恐竜たちが絶滅の逃れた世界を舞台に、臆病な恐竜と怖いもの知らずの人間の少年が大冒険を繰り広げるディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』で、長編監督デビューを飾ったピーター・ソーン監督が来日し、インタビューに応じた。体は大きいのに、臆病で甘えん坊な草食恐竜のアーロと、小さな体に勇敢さを宿し、大自然を生き抜く人間の少年スポット。何もかも正反対な二人が助け合いながら、次々と襲いかかるピンチを乗り越え、友情を育んでいく。そんな本作には2つの大きな見どころがある。実写のようなリアルさを追求し、大自然の美しさと厳しさを描く映像。そして、恐竜と人間が言葉の壁を超えて、真の“バディ”として心を通わせていく感動のストーリーだ。「アーロとスポットにとって、大自然は常に死と隣り合わせの危険な世界。だからこそ、彼らのサバイバルに真実味を持たせるために、リアリティには徹底的にこだわったよ。アメリカ北西部を中心に、リサーチにも行った。美しい景色を楽しんだのは、最初だけ。途中で足を痛めたり、川に落ちたスタッフもいたよ(笑)。冒険を通して主人公が成長する映画では、必ず“ラスボス”が登場するけど、この作品の場合、それは母なる自然なんだ」。恐竜たちが独自の進化を遂げて、言語や文明を手にした一方、進化の途中にいる人類はまだ言葉を話せない。つまり、アーロとスポットは直接言葉を交わすことができないのだ。「僕はニューヨーク育ちだけど、両親は韓国人。母は英語が堪能ではなかったけど、映画館でディズニーの『ダンボ』を見て、周りのお客さんと一緒に感動の涙を流していた。言葉を超えて、人を感動させることができるんだと知った経験が、この映画に生きているんだ」。2000年、ピクサー・アニメーション・スタジオに入社したソーン監督は、『Mr.インクレディブル』でアート、ストーリー、アニメーションの各部門を担当し、『ウォーリー』ではストーリー・アーティストを担当。『カールじいさんの空飛ぶ家』と同時上映された短編映画『晴れ ときどき くもり』で初めて監督を任され、本作で長編アニメーション監督デビュー。『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場する少年ラッセルのモデルとしても知られる。インタビューに同席した本作のプロデューサー、デニス・リームが「とても感情豊かで、優しいハートの持ち主。常に冒険心を忘れない姿勢は、ジョン・ラセターにも通じるわ。何より、スタッフに対して感謝を忘れず、愛情深い敬意を抱いている。さまざまな分野を経験し、監督になった経歴もピクサーの中では珍しい」とソーン監督をたたえると、本人は「僕が秀でているのは、スタジオで一番太っている監督ってことかな」と思わず照れ笑い。今年でピクサー・アニメーション・スタジオ創設30周年。日本では本作に加えて、人気作の続編『ファインディング・ドリー』も公開される、まさにピクサー・イヤーだ。「初めて製作に関わった作品が『ファインディング・ニモ』だから、新作はとっても楽しみ。それに、いまもスタジオでは新たな物語とキャラクターに命が吹き込まれようとしている。ピクサーならではのブレない姿勢が、素晴らしい作品を生み出し続けるはずだよ」(ソーン監督)。一方、リーム氏は「大切なのは、ピーターのような次世代の才能を育てて、仲間として支えること」とプロデューサーの視点で、スタジオの未来に期待を寄せた。草食恐竜たちが言葉を話し、畑を耕すというユニークな“進化”を遂げている設定も見どころの『アーロと少年』は、次世代監督の活躍を予感させるとともに“次の30年”に向けたピクサー・アニメーション・スタジオの進化を示す作品。アーロの足あと同様、大きな一歩なのだ。(photo / text:Ryo Uchida)
2016年03月10日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)の主人公の恐竜アーロは、象の動きを参考に作られたという。このたび、アメリカ・サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪れ、どのようにキャラクターを作り上げたのか、アニメーターのケヴィン・オハラとマイク・ヴェンテュリーニに話を聞いた。はじめに2人は、キャラクター作りの過程を写真を交えて説明してくれた。恐竜の動きを分析するために彼らが研究したのは、恐竜と同じように大きくて重い象。象を研究することで、どの動きも4つの基本のポーズから作られていることがわかり、アーロもこの4つのキー・ポーズを基本に動きを作り出していったという。そして、さらにアレンジを加え、さまざまなアーロの動きを表現。弱虫のアーロが成長していく姿を描いた。――最初、アーロはとても弱虫ですが、どんどん頼もしく成長していきます。その変化が伝わるように、特に強調して描いた点を教えてください。マイク・ヴェンテュリーニ(以下マイク):最初はアーロを弱々しく、臆病に感じさせたかった。それで僕らは、彼の足を内股にして少しヨロヨロさせ、頭でっかちなようにし、彼の首を少し曲がっているようにポーズさせた。彼が弱く感じられるようにね。そして、映画の終わりまでには、彼は首をまっすぐ上げて、もっと自信を持って見えるように変えていったんだよ。ケヴィン・オハラ(以下ケヴィン):そうそう。彼が若い時は、こういう風に内股になっているんだ。マイク:肩をすぼめたり、肩を引いたりね。また最初は、彼が走ったり、歩いたりしているのが、ぎこちなく見えるようにした。そして、映画が進むにつれて、彼はもっとうまく、力強く走り始めるんだ。僕らは、どういう走り方を使うかということや、どのシークエンスで、そういう変化を見せるかについてよく話し合ったよ。――アーロが川に流されるシーンは躍動感がすごくて印象的です。その時のアーロはどのように作られたのでしょうか。マイク:アーロがスポットを追いかけているところを見ると、彼はとてもぎこちなく、足がもつれて川に落ちるんだ。あれは僕らが描いた最初のシーンで、彼の目がどれほど大きく見開き、そこに恐怖感を入れられるかということで、表情の表現に力を注いだよ。何がチャレンジングだったかというと、彼をアニメートするためには、どのように水が動くのかを知る必要があったこと。そこを理解するために、スペシャル・エフェクト部門と何度もやりとりしないといけなかった。それは、僕らにとって、大きな技術的チャレンジだった。ケヴィン:あのシーンの作業を始めるという時に、スタッフの何人かは急流のいかだ下りの旅に出掛けた。その時に、激流にいるというのはどういう感じかを経験するため、僕らの何人かは川に放り出されたんだ。川の中にいるのがどういう感じかということや、水の温度、息ができないこととか、それで知ることができたよ。――アーロを小さなスポットとからませるということで、アーロのすごく細部まで気をつけて描いたということはありますか?マイク:それは、僕らが乗り越えないといけない技術的なチャレンジだった。アーロが頭にスポットを乗せている時、すごく近づいて見ることになるので、うろこの膨らみが感じられるようにしないといけない。スポットがアーロに触れている時は、触っているところの表面がリアルに感じられないといけないんだ。だから、普段はやらなくてもいいような多くの細部をアーロに入れ込まないといけなかった。手の指紋といったディテールを。――アーロに関して、監督から強く言われたことはありますか?マイク:彼は、アーロが怖がっているということが伝わるようにと、僕らに求めていた。だから僕らは、その恐怖をキャラクターの演技で表現しないといけなかった。彼が11歳の少年だということをいつも意識していた。そして、映画全体を通して、彼の内面的変化や人間的成長に一貫性があるようにするために、多くの時間を費やしたんだ。――この映画での新たな挑戦は何でしたか?マイク:たぶん、セリフがないことかな?ケヴィン:そうだね。アニメーターにとってのひとつのチャレンジは、セリフがないということだよ。アーロとスポットという2人の主要キャラクターは、共通言語を話さない。すべての演技はパントマイムを通してやらないといけなかった。だから、感情を表現するのが大変だった。本作は、言葉を話す恐竜アーロと話さない少年スポットの友情の物語。アニメーターにとって大きな挑戦だったという"言葉なしの感情表現"が、観客の感動を呼ぶ。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月10日2016年4月よりTBS、BS-TBSにて放送開始となるTVアニメ『少年メイド』だが、4名の追加キャラクター&キャスト情報が明らかとなり、それにあわせて第2キービジュアルも公開された。新たに発表されたキャラクターは4名で、鳳美耶子役を牧野由依、日野祐司役を斎賀みつき、小宮千代役を田村ゆかり、鷹取一砂役を榊原良子がそれぞれ担当する。○TVメイドアニメ『少年メイド』登場キャラクター■鳳美耶子 (cv. 牧野由依)円の祖父と鳳の先代が親友だったため、16歳になったら円と結婚させられる予定だった元フィアンセ。天然系のお嬢様で、家事全般が苦手。■日野祐司 (cv. 斎賀みつき)千尋のクラスメイトで、親友。天涯孤独になった千尋を心配していた。子だくさんな日野家で、6人兄弟のど真ん中。ちなみに犬も3匹いる。■小宮千代 (cv. 田村ゆかり)千尋の母であり、円の姉。身体を壊して、突然亡くなってしまった。親に反対された結婚で、千尋を産むために家を出奔し、絶縁状態になっていた。■鷹取一砂 (cv. 榊原良子)千代と円の母親。息子同様、犬が大の苦手。TVアニメ『少年メイド』は、2016年4月よりTBS、CBC、サンテレビ、BS-TBSほかにて放送予定。そのほか詳細はアニメ公式サイトにて。(C)乙橘・KADOKAWA/少年メイド製作委員会
2016年03月10日ディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』が今週末から公開になる前に、本作の本編映像の一部が公開になった。弱虫の恐竜アーロと、ひとりぼっちの少年スポットが心を通わせる感動的なシーンだ。その他の画像/感動の本編映像本作は巨大な隕石が地球に衝突することなく、恐竜と人間が共存している世界が舞台で、主人公の恐竜アーロは大好きな父親と優しい母親、兄弟たちと暮らしていたが、不慮の事故で父を失い、さらには激しい川に流されて自分も迷子になってしまう。自分の家に帰る方法もわからずに途方に暮れていたアーロが出会うのが、言葉が通じない人間の少年スポットだ。このほど公開になったのは、そんなふたりが夜に川べりで“家族”について語り合うシーン。ふたりは言葉が通じないが、アーロとスポットは木の枝を使って相手に自分の家族について伝え、さらにそれぞれが心に深い悲しみを抱えていることがわかる。ピクサーは単に美しいCGをつくるだけでなく、キャラクターの表情、演技、カメラ位置を考え抜くことで知られているが、このほど公開された映像は、種族も、大きさも違うアーロとスポットが心の距離を縮め、絆が深めていく過程が“言葉”を使わずに見事に表現されている。本作は大昔の地球を舞台にした大冒険も描かれているが、アーロとスポットの友情、そしてふたりが成長を遂げるために下す“決断”が映画の中心に据えられており、大人の観客の心に響く内容になっている。『アーロと少年』3月12日(土)全国ロードショー
2016年03月09日「アニメーションというのは、人生を理解し、そこから何かを学ぶことに尽きる」。ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)のピーター・ソーン監督は言い切る。また、ピクサーの監督たちはいつも「自分の人生から引き出すんだ」と話しているという。だからこそ、ピクサー映画はどれも根底に人生にとって大切なメッセージがあり、心に響くのだろう。ソーン監督に映画の道に進んだきっかけや本作の制作秘話を聞く中で、そう感じた。ニューヨークに移民した韓国人の両親のもとに生まれたソーン監督は、子供の頃に映画好きの母親に連れられよく映画館に。母親は英語がよく理解できなかったため、ソーン監督が通訳してあげていたが、中には通訳する必要のない映画があった。それが「ディズニー映画」だったという。「『ダンボ』の中に、『私の赤ちゃん、泣かないで』と歌うシーンがあるんだ。そのシーンで母は感動していたんだ。彼女は何が起きているか、すべて理解できた。ビジュアルのおかげでね」。この出来事によって言葉がなくても人を感動させられるアニメーションの素晴らしさを知り、ソーン監督がアニメーションの道に進むきっかけになった。2000年にピクサーに入社してからは、『ファインディング・ニモ』や『Mr.インクレディブル』などに関わり、『アーロと少年』で長編アニメーション監督デビュー。本作では、弱虫な恐竜アーロと勇敢な少年スポットの友情と冒険が描かれているが、監督にとっても初の長編監督は大きな冒険だったという。「最初はとても怖くて自信がほとんどなかった。でも、この映画をやることで出会った(プロデューサーの)デニス・リームや多くの人々のおかげで、この映画を通して強く成長した。それを誇りに思っている」と語る。また、本作で描かれている"さまざまな困難を乗り越え成長する"というテーマについても、監督自身の経験が生きているそうだ。「アーティストとして、両親として、息子として、僕の人生にはたくさんの恐れがあり、僕を押しとどめてきた。例えば、僕が何かの絵を描いて、だれかが『見せて』と言ってきたとすると、僕は『見せたくない。怖いから』と。また、妻が子供を産むこともとても怖かった。でも、妻や産まれてくる子供のことを愛しているから、その恐怖を乗り越えることができた。そういうことが、この映画のテーマの一つになっている。アーロはいろんなことが怖くて仕方がないけど、スポットや家族に対する愛が、恐怖を乗り越えさせてくれるんだ」と明かした。映画作りにおいても困難はつきもの。本作でもさまざまな失敗があり、それを一つ一つ乗り越えていったという。「最初、アーロはもっと年上の25歳くらいの男の子の設定だった。僕らはそのキャラクターを共感できるものにしようと努力したけど、そうしようとすればするほどストーリーがうまくいかなくなり、結局、設定を変更することになった。うまくいっていないキャラクターに固執し続けていたことが、最初の頃の大きな失敗だった。そこから、アーロが"大人になっていく物語"に変えたんです。Tレックスたちの設定も最初は一家じゃなくただの陳腐なカウボーイだったが、うまくいかなかった。そういうことはたくさんありました」と、紆余曲折を経てよりよいストーリーに仕上げていった。実際にやってみて、うまくいくものもあれば、うまくいかないものもある。だからこそ、そういうことをできるだけ早く経験することが大切なのだという。こうして初の長編映画監督という大きな仕事を終えた今、ソーン監督が次に挑戦してみたいことも聞いた。「この映画を作るのに5年以上かかった。その間に2人の子供が生まれ、娘は5歳、息子は3歳になったが、この3年間は子供と一緒にいる時間がほとんどなく、成長を見逃した感じがしているんだ。だから今は、子供たちの面倒を見てくれていた僕の妻に寄り添い、僕の人生を歩まないといけない。人生は僕にいつも教えてくれる。僕にとってアニメーションというのは、人生を理解し、そこから何かを学ぶことに尽きる。ここの監督たちはいつも『ほかの映画やアニメーションをコピーするな。自分の人生からできるだけ引き出すんだ』と言ってるんだ。だからこれから数カ月は、そういうこと(家族や人生)に集中して、それからほかのプロジェクトに手を付け始めようと思っているよ」ソーン監督が、妻や子供たちと向き合って過ごしていく中で、どんなインスピレーションが生まれるのか。次の作品も楽しみだが、まずは『アーロと少年』に込めた思いを劇場で感じ取ってほしい。■プロフィールピーター・ソーンアメリカ・ニューヨーク出身。カルアーツ(カリフォルニア芸術大学)でキャラクター・アニメーションを学び、在学中に『アイアン・ジャイアント』(99)の製作に携わる。2000年、ピクサー・アニメーション・スタジオに入社。『ファインディング・ニモ』(03)や『Mr.インクレディブル』(04)などでアートやストーリーを担当し、短編『晴れ ときどき くもり』(09)で監督デビュー。本作『アーロと少年』で初の長編映画の監督に抜てきされた。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月09日弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情と冒険を描いたディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)には、『スター・ウォーズ』をはじめとする実写大作の技術が生かされているという。今作のプロデューサーであるデニス・リームは、『ハリー・ポッターと賢者の石』や『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』など、多くの実写大作を手掛けてきた人物。アメリカ・サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪れ、話を聞いたところ、今回の作品において「実写映画で培った技術的経験はとても役立った」と語ってくれた。――まずはじめに、今作におけるプロデューサーとしての仕事を教えてください。基本的に、ピート(ピーター・ソーン監督)と私はパートナーなの。私は、予算やスケジュール、スタッフ、キャスティング、作曲家、全体の財政的なスケジュールや、映画の資金の部分を担当していますが、自分の仕事を特定のものとして見てはいません。私の仕事は、みんなができるだけ最高の映画を作れるように、彼らが必要とするものを入手する助けをすることだと思っています。――これまで『ハリー・ポッターと賢者の石』、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』、『ミッション:インポッシブル3』など、実写の大作をたくさん手掛けられていますが、アニメーション映画にその経験に生かされていますか?『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』では、役者以外のすべてのものをクリエイトしました。(監督の)ジョージ・ルーカスのアプローチは、すべてをコンピュータで作るということ。私の実写映画の経験は、エフェクトの仕事の技術面に関わることが多かったかったわ。そして、それらの経験は、アニメーションにも生かされています。――今回の『アーロと少年』においても生かされましたか?この作品は映像の美しさが重要な映画だったから、私の経験は役立ちました。ピクサーの標準以上に多くのビジュアル・エフェクトがあったんです。たくさんの複雑な水のショットがあり、容積のある雲もあった。だから、実写映画で培った技術的経験はとても役立ちました。また、ピートがストーリー作りをしている時に、彼をリアルな世界に連れ出したのは、価値あることだったわ。彼は、ワイオミング州に行って、自然の中にいるのがどういうことか、感覚的な経験を持つことができました。私たちは最終的にそういうものを作らないといけなかったんです。おそらく、私がよく撮影現場にいた経験が助けになったと思います。特にカナダの荒野でね。――今作は、言葉を持つ恐竜と、言葉を持たない少年という、とてもユニークな映画で、会話もとても少なく珍しい作品だと思います。そこに込めたメッセージを教えてください。ピートと私にとって、映画が感情的に本物だと感じられるようにすることはとても重要でした。親を失うことや恐れといったシリアスなトピックを扱っているので、真実だと感じられないといけなかったんです。人は、何かを見ている時、それが信じられるものかどうかわかるものよ。観客には、本物らしさを感じてほしかったんです。また、ピートはいつも、キャラクターが成長することを信じてほしいと考えていて、今作では、アーロが成長することを信じられるように一生懸命努力したと思います。この映画に関わっているほとんどの人にとっても、セリフが少ない映画をやっているということはとても刺激的でした。なぜなら、最近私たちが見るアニメーションは、あまりに多くのセリフがあるから。私たちにはそれは時にはノイズのように感じるんです。だから、静かで、自然を聞くような作品を作れるのはうれしいことだったんです。アメリカにはそういう映画はないんです。――日本の男の子も恐竜は大好きですが、もしかしたら女の子は好きじゃないという人もいるかもしれません。そういう子には、どのようにこの映画を薦めますか?私が一番好きなキャラクターの一つは、Tレックス家族のおてんばな姉・ラムジーなの。見た目は怖いけど同情心のある、すばらしいキャラクターです。それに、みんながスポット(少年)に恋をしてしまうと思うわ。彼は、この映画の中で、ある意味、人気をさらったと思います。きっとだれもがスポットを大好きになると思うわ。あの演技はすばらしいし、彼はとても魅力的。だから、日本の女の子たちに、スポットを好きになってほしいです。■プロフィールデニス・リームアメリカ・カリフォルニア州出身。ILM(インダストリアル・ライト&マジック)に13年間在籍し、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)や『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)、『ミッション:インポッシブル3』(06)など多くのヒット作にたずさわる。06年、『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)のアソシエイト・プロデューサーとしてピクサー・アニメーション・スタジオに入社。『カーズ2』(11)で製作を担当し、『アーロと少年』がピクサーで2作目のプロデュース作品となる。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月07日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』の日本語吹き替え版に松重豊、八嶋智人、片桐はいりという実力派俳優が集結し、主人公の恐竜・アーロに「恐れの意味」を解くTレックスの一家を好演している。■“小劇場系”俳優3人を結ぶ奇妙な縁恐竜が絶滅を免れた世界を舞台に、臆病で甘えん坊の恐竜・アーロが、怖いもの知らずの人間の少年と出会い、冒険を繰り広げる感動作。松重さんが頼りになる父のブッチ、八嶋さんがその息子で好奇心旺盛な弟のナッシュ、片桐さんがおてんばな姉のラムジーを演じており「絶妙なキャスティングですよ。僕らみんな“小劇場系”だから、『おれたち、恐竜だぞ』って言ってしまえば、恐竜になりきれちゃう(笑)」と松重さん。八嶋さんは「そのうち、生身の俳優が不必要になるんじゃないかって恐怖さえ感じますよ」とディズニー/ピクサー作品に登場するキャラクターたちの“演技力”に脱帽の様子。ちなみに以前、寺山修司没後30年を記念し上演された舞台「レミング~世界の涯まで連れてって~」で松重さんが母親役、八嶋さんが息子役で共演したことがあり、「父であり母である松重さんから、僕が生まれたと言っても過言じゃない(笑)」と奇妙な縁に照れ笑い。一方、片桐さんと松重さんとの間には「誕生日が1日違いの同じ歳」という、これまた奇妙な縁が…。「しかも、私のほうが1日早く生まれているんですよ。それなのに、松重さんがお父さんで、私が娘を演じるなんて」(片桐さん)。意外にも声優初挑戦で「初めての声優が恐竜ですから(笑)。アフレコでは『恐竜の肺活量を意識して』とか、『もっと古代を感じて』とか、なかなかやりがいのある注文をいただきました」と悪戦苦闘の舞台裏を明かす。■大物演出家、先輩俳優、そして『スター・ウォーズ』―忘れられない出会い多くの出会いを通して、アーロが成長を遂げる本作。長年、第一線で活躍する3人にも忘れられない出会いがある。松重さんが挙げるのは、大物演出家の蜷川幸雄氏だ。「僕が演じたブッチどころじゃない、恐竜のように怖い方ですから(笑)。でも、若い頃に叩き込まれた演技の方程式は、僕にとって大きな支えであり自信。いまでも迷ったときは、当時の経験をふり返ります」。それだけにブッチが、アーロに人生の指針を示すシーンは必見だ。一方、八嶋さんは「ズバリ、松重さんです」と即答。「まだ20代だった僕にたくさんアドバイスをくださり、背中を押してもらった結果…、大躍進ですよ!(笑)」(八嶋さん)、「まだバラエティに出る前だよね?当時から、やりたいことがいっぱいある人だって気がしていたから。その後はもう、トントン拍子でね」(松重さん)。ドラマ、舞台、そして『アーロと少年』と共演を重ねるなかで、先輩後輩の関係を超えた友情が築かれている。大の映画ファンで知られる片桐さんは最近、同じく映画好きの親友グループと『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を見に行ったのだとか。1983年、『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(現在の『ジェダイの帰還』)からずっと一緒に鑑賞した仲だといい、「みんな揃って感動しました。私たち、映画がある人生で良かったわって」と映画がつなぐ出会いと友情をかみしめたそうだ。「しかも今回はディズニーですから。これも縁を感じますよ」(片桐さん)。■大人の視点から感じる『アーロと少年』の魅力は?長年、子どもはもちろん、大人もトリコにし続けるディズニー/ピクサー作品。『アーロと少年』も例外ではない。松重さんは「この作品を見ると、いま世の中がどんなことで苦しんでいるか理解できるはず」と語る。アーロと人間の少年が出会うきっかけとなる“事件”を引き合いに、「真の友情にたどり着くには、相手を許すという気持ちが必要。そんな大切なメッセージを、ゆっくりと、優しく包み込むように描いている」とアピールする。そんな“父”の言葉に、八嶋さんと片桐さんも大いにうなずく。「まるで祈りのような作品。僕も未熟ながら、8歳の息子の父親として何をしてあげられるか改めて考えました。映像と物語、その両輪で進むディズニー/ピクサー作品のすごみも感じる」(八嶋さん)、「松重さんが言う通り、許しはこの作品の大きなテーマ。それに私は『もし地球上に人間がいなければ…』と思わず考えてしまいました。見た目の可愛さ以上に深い映画ですね」(片桐さん)(photo / text:Ryo Uchida)
2016年03月07日安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいりが日本語吹き替えとして出演するディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』。この度、本作の製作総指揮を務めるジョン・ラセターが、本作と自身が監督などとして制作に関わった『トイ・ストーリー』シリーズとの共通点を語る特別映像が到着した。世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、『Mr.インクレディブル』『カーズ』『インサイド・ヘッド』など世界的な大ヒット作を生み続けてきたディズニー/ピクサー。最新作の本作は、“もしも隕石が地球に衝突せず恐竜が絶滅していなかったら?”というアイデアから、愛する家族と離れ離れになった弱虫でひとりぼっちの恐竜・アーロと、怖いもの知らずの少年・スポットの友情と絆を描いた感動のストーリーだ。日本語吹き替え版には、アーロの母・イダ役の安田さん、父・ブッチ役の松重さん、その子どもナッシュとラムジー役に八嶋さんと片桐さんが出演している。今年は『トイ・ストーリー』が日本で公開されて20年となる記念すべき年。今回解禁されたのは、ディズニー黄金期の立役者であり、本作の製作総指揮を務めるラセター自らが「本作で描かれるアーロとスポットの関係は『トイ・ストーリー』のウッディとバズの友情を思い出させる」と語る特別映像。“弱虫で怖がり”な恐竜アーロと“怖いもの知らずで勇敢”な人間の少年スポットは、大きさも性格も何もかもが正反対。それゆえに始めは相容れない二人だが、たった一つの共通点は“ひとりぼっち”だということ。言葉が通じなくても、二人は次第に心を通わせ親友になっていく。そんな関係性がまさに『トイ・ストーリー』の最強バディ、ウッディとバズの関係性とそっくりなのだ。映像では、2つのアニメーションの一部が流れると共に、ラセターが両作の共通点を語っている。「この映画の息をのむような美しさと笑いにきっと心動かされる」と語るラセターは、本作が『トイ・ストーリー』の公開から20周年を記念するのにふさわしい作品だという自信をのぞかせている。本作で描かれるアーロとスポットは種族も性格も違い、言葉も通じず、さらにある事情からアーロはスポットに対して反感を持っていた。しかし、離れ離れになってしまったアーロの家族に会うため大冒険に出ることになった二人は、旅の途中さまざまな困難に襲われるが、一緒に乗り越えていくうちに絆が深まっていく。一方で、『トイストーリー』のウッディとバズも、いまでこそ大親友だが、始めは争ってばかり。しかし、ある日二人は「おもちゃ殺し」と呼ばれる少年シドに捕まってしまい、アンディの家に帰るという同じ目的を持って困難を乗り越えるうちにいつしか二人に固い友情が芽生え、お互いを認め合う唯一無二の親友となっていく。ディズニー/ピクサーはこれまでも一貫して“友情”をテーマに映画を制作してきたが、本作はこれに加え、アーロがスポットとの友情を通じて一歩踏み出し成長する姿を内面から描き、誰もが共感できる物語を描くことに挑戦している。また本作の監督ピーター・ソーンは「本作は主人公がとても若い初めてのピクサー映画なんだ。アーロがまさに年齢の変わり目にいて、成長し大人になっていく姿を描こうと思った。だから 当初アーロは25歳くらいの設定だったんだけど、11歳に変更したんだ。そうすることで大人に成長する過程を描くことができ、誰もが共感できる物語になると思ったんだ」と、アーロの成長を描くために年齢の設定を変えたことも明かしている。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月05日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)で製作総指揮を務めるジョン・ラセターが、同作の登場キャラクターのアーロとスポットの関係を『トイ・ストーリー』(96年)のウッディとバズになぞらえて説明する特別映像が5日、公開された。本作で描かれるのは、弱虫な恐竜アーロと怖いもの知らずで勇敢な少年スポットの友情物語。2人は大きさも性格も真逆だったため、始めは相いれなかったが、"ひとりぼっち"というたった一つの共通点から、言葉が通じないながらも、心を通わせ親友になっていく。一方、今ではファンから大親友として知られるウッディとバズの2人も、出会った時には争ってばかり。オモチャの持ち主である少年アンディのお気に入りの座をバズに奪われてしまうという思いから、ウッディはバズに敵対心を抱いていたのだ。そんな中、ある日2人は「おもちゃ殺し」の少年シドに捕まってしまう。そこで、アンディの家に帰るという同じ目的を胸に、困難を乗り越えていくうち、2人の間には固い友情が芽生え、互いを認め合う仲になった。映像内でラセターは、この「正反対の2人が冒険を通じて共に成長していく」という点から、「アーロとスポットはウッディとバズの関係を思い出させる」と明言。加えて、「『トイ・ストーリー』の20周年を記念する本当に特別な物語だ」と、本作が2016年に公開するのにふさわしい作品であるとも話し、自信をのぞかせている。ディズニー/ピクサーは、これまでも一貫して"友情"をテーマに映画を制作してきたが、本作ではそれだけでなく、友情を通してアーロが一歩踏み出し成長する姿を内面から描くことにも挑戦。ピーター・ソーン監督は、本作を「主人公がとても若い初めてのピクサー映画」と説明し、「アーロがまさに年齢の変わり目にいて、成長し大人になっていく姿を描こうと思った」と口にする。さらに、「当初アーロは25歳くらいの設定だったんだけど、11歳に変更したんだ。そうすることで大人に成長する過程を描くことができ、誰もが共感できる物語になると思った」とも打ち明けた。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月05日ディズニー/ピクサーの感動最新作『アーロと少年』が、公開を来週に控えた3月2日(水)、“友情”プレミア試写会を実施。日本語吹き替え版声優を務めた安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいり、石川樹らが登壇し、イベント最後には集まった200人の観客と主題歌「Best Friend」を大合唱した。ディズニー/ピクサーのスタジオ設立30周年という記念すべき年に放たれる本作は、“もしも隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら?”という世界を舞台に、恐竜なのに臆病者で甘えん坊のアーロが、怖いもの知らずの人間の少年と出会い、冒険を繰り広げる感動ファンタジー作。日本語吹き替え声優には豪華俳優陣が名を連ね、アーロを愛するアパトサウルスのママ役に安田さん、アーロが冒険の途中に出会う強面のTレックス一家の、怖さとの向き合い方を教えてくれる迫力満点の父親“ブッチ役”松重さん、好奇心旺盛でどこか抜けている弟“ナッシュ役”を八嶋さん、おしゃべり好きでおてんばな姉“ラムジー役”を片桐さん。そして弱虫な恐竜アーロ役を石川さんが演じる。イベントでは、主人公アーロとスポットの奇跡的な友情物語にちなんで、“友情”についての質問に5人が回答。「芸能人ベストフレンドは?」という問いには、安田さんは旦那さんである“木梨憲武”の名前をあげ「芸能人にお友だちがいないというのもあるんですけど(笑)。彼とは付き合いが長いので、親友のように毎日を過ごしております」と、会場の女性が思わず羨む返答をした。八嶋さんは共演作も多く、一時はコンビのように活動していたという俳優・高橋克実の名をあげ、ある夜に電話で「(高橋さんから)お前、親友だよな?と確認されたことがある。それ以来、先輩だけど親友だと思ってます(笑)」とエピソードを披露。そんな八嶋さんを横目に、松重さんはなんと“八嶋さん”をベストフレンドと回答し「何が悲しくて、僕が友人だと思っていた人から裏切られる…やっぱり芸能界っていうのは友だちがいないんだなと…」と恨めしい顔をしながらも「僕は舞台で八嶋君の母親役もやったことがある。(本作では父親役なので)両親をやったってなかなかないと思う。もう身内みたいなもんですね」と明かし、八嶋さんもたじたじだった。また、「友だちから言われて大切にしている言葉は?」という問に、若干12歳の石川さんは「いい作品にするために頑張ろうな」と同じ歳の俳優仲間に言われたと語り、八嶋さんから「石川くんもすごいけど、仲間もすごいね!」と驚かれていた。松重さんは、高身長仲間の俳優・阿部寛から、自身の身長が微減したことをズバリ言い当てられた時の話を明かし、「それ言われたとき嬉しくてね~『わかります!?』って笑顔で言っちゃったんですよ(笑)」と嬉しそうに語った。最後は登壇者5人と詰めかけた観客たちで、人気デュオ「Kiroro」の2001年6月に発売した大ヒット曲「Best Friend」を15年ぶりに再録した主題歌「Best Friend~Mother Earth Version~」を大合唱し、温かい雰囲気の中イベントは幕を下ろした。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)で、主人公の恐竜アーロが誕生するシーンを捉えた本編映像が、このほど公開された。本作では、恐竜たちが絶滅せずに進化を続け、文明と言葉を持つようになった地球を舞台に、恐竜3姉弟の末っ子アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情と冒険を描かれる。映像は、たまごから子どもがかえるのを今か今かと見つめるパパとママの描写から始まる。アーロの兄と姉が誕生したところで、残るたまごは1つ。そのたまごは他2つに比べるととても大きく、パパも「きっと大きな子だぞ」と期待を寄せるが、中にいたのは、たまごの大きさに反して、すごく小さな赤ちゃん恐竜だった。おびえるように震えて殻にへばりつく子に、パパは「はじめましてアーロ。出ておいで」と優しく声をかける。元気に走り回る兄と姉とは対照的に、よちよち歩きですぐに転んでしまうアーロは、家の外に出ると、どこまでも続く広い世界と大自然を見て座り込んでしまう。『モンスターズ・ユニバーシティ』のベビー・マイクや『Mr.インクレディブル』のジャック・ジャックをはじめ、これまでピクサー作品に登場してきた赤ちゃんキャラクターたちは、そのかわいらしいルックスなどから話題を呼んできた。転びながらも立ち上がり、よちよち歩きで進んでいくベビー・アーロも、守ってあげたくなるような赤ちゃんだ。アーロの怖がりという設定は、メガホンを取るピーター・ソーン監督の実体験を基にしている。ソーン監督は「僕は子供の頃からいつも何かを恐れていた」と明言。続けて、「子供の頃、友達に絵を見せることすら怖かったし、大人になっても人生のいろんな局面で、怖さゆえにちゅうちょすることばかりだった」とも振り返る。しかし、本作の製作途中で2人の子を持つ父となり、親としての子供へ向ける"愛"を自身が持っていることに気付き、怖くても愛があれば乗り越えられることを実感。ソーン監督は「父となることに不安や怖さもあった」と吐露しつつ、「妻や子供のことを愛しているからそれを乗り越えることができた。アーロもさまざまな不安や恐怖と直面するけれど、スポットからの愛や、家族への愛があるから、それに立ち向かえるんだ」と力説している。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年02月29日ディズニー/ピクサーが、“もしも恐竜が絶滅せず、言葉を獲得して暮らしていたら?”という世界を舞台に、ひとりぼっちの恐竜アーロと人間の少年スポットの大冒険と友情を描く『アーロと少年』。このほど、本作の一部のシーンで製作総指揮ジョン・ラセターが監督を務めたことが判明、その驚きの理由が明らかとなった。本作は、弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロが、あるとき川に流され、家族と離れ離れになってしまい、家族に会いたい一心で家に帰るため壮大な冒険に出る。やがて、怖いもの知らずで勇敢な人間の少年スポットと出会い、一緒に冒険をする中で、2人はお互いかけがえのない友情を築いていく、というストーリーだ。そんな冒険の中で、アーロとスポットは謎めいた恐竜ペット・コレクターと出会う。この謎めいた恐竜は、たくさんの小動物を連れているという不思議なキャラクター。このペット・コレクターの登場シーンは、アーロとスポットの間に初めて友情が芽生える大切な場面となっており、実はこのシーンをラセターが監督しているという。その理由は、今回初めて長編アニメーションを手掛けた本作のピーター・ソーン監督が、ペット・コレクターの声を演じているためだった。ソーン監督は、自身が監督する作品に声優として出るつもりは全くなかったというのだが、「でもジョン・ラセターが『君が声をやるべきだ』って言ってきたんだ。だけど初めは断った。役者を見つけるよってね。でも、ジョン(・ラセター)に『君がやるんだ!』と強い口調で言われたんだ。だからやることにしたんだよ」と明かす。しかし、自分が出演するとなれば、そのシーンを監督する人がいなくなってしまう…。そこに、ラセター本人が監督を名乗り出てくれたのだ。ソーン監督はそのときの様子を、「ジョンは『僕が監督するよ』って言ってくれたんだ。とても嬉しかったよ。僕はどういう声で演じていいか分からなかったんだけど、ジョンが指示を出してくれたんだ。『もっと低い声で。低く低く続けて』と言っていた。ジョンの助言のおかげで助けられた。演じるのはとても楽しかったよ」とふり返る。まさかラセターが自ら監督をしてくれるとは思っていなかったソーン監督も、これには驚いたそうだが、それだけラセター自身の思い入れも強い作品のようだ。ラセターは本作を、これまでのピクサー映画の中でも最も感動する映画だと絶賛する。「物語が進むにつれて深い感情が湧き出てくる。観る人はアーロとスポットにすっかり夢中になるはずだ。私たちがこれまで作ったどの作品とも全く違う特別な映画だよ」と自信を込めて語る。弱虫な恐竜アーロと人間の少年スポットが織りなす友情と絆の物語は、観る者を惹きつけて離さない魅力を持っている。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月29日ディズニー/ピクサーがスタジオ設立30周年の記念すべき年に放つ、恐竜と少年の冒険と友情を描く最新作『アーロと少年』。このほど、3月12日(土)の公開を前に、主人公の恐竜アーロの生まれたての愛らしい姿を映し出した、思わず“守ってあげたくなる”本編映像が解禁となった。“もしも隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら?”という世界観で描かれる本作の主人公は、3姉弟の末っ子で、父親がいないと何もできない弱虫で甘えん坊の恐竜・アーロ。家族と離ればなれになってしまい、見知らぬ土地でひとりぼっちになってしまった彼を助けてくれたのは、体は小さいのに勇敢な人間の少年スポットだった。言葉も通じず、何もかも正反対な2人の共通点は、どちらも“ひとりぼっち”。いつまでも一緒にいられると思った2人だったが、運命は彼らを引き裂こうとしていた…。今回解禁された映像は、アーロがたまごから生まれる瞬間をとらえた、可愛すぎる誕生シーン。最後に1つ残ったたまごはとても大きく、パパは「きっと大きな子だぞ」と期待を寄せる。しかし中にいたのは、とても小さな赤ちゃん恐竜。何かに怯えるように震えるその子に、パパは「はじめましてアーロ。出ておいで」と優しく声をかける。愛情たっぷりの両親と、元気な姉弟のもとに迎えられた“ベビー・アーロ”のけなげで愛らしい様子は、誰しも守ってあげたくなってしまうはず。これまでもピクサー作品といえば、『モンスターズ・ユニバーシティ』のブカブカの帽子を被った“ベビー・マイク”、『Mr.インクレディブル』に登場するスーパーパワーを持つ末っ子“ジャック・ジャック”など、かわいい“ベビー・キャラクター”たちの登場が話題を集めてきたが、本作の“ベビー・アーロ”のキュートさはそれらを上回る愛らしさ!よちよち歩きで転んでしまう姿は胸キュンもので母性本能をくすぐられ、思わず応援してしまうのと同時に、これからアーロの前に立ちはだかる、自然の脅威や冒険を予感させてもいる。本作のピーター・ソーン監督は、アーロの怖がりな性格について「僕は子どものころからいつも何かを恐れていた。子どものころ、友達に絵を見せることすら怖かったし、大人になっても人生のいろんな局面で、怖さゆえに躊躇することばかりだったんだ」と、自らの実体験が元になっていることを明かす。しかし、本作の製作途中で2人の子どもの父となり、親として子どもへの“愛”を知り、怖くても愛があれば乗り越えられることを実感したという。そんな自らの経験を重ね「アーロも様々な不安や恐怖と直面するけれど、スポットからの愛や、家族への愛があるから、それに立ち向かえるんだ」と監督は語っている。恐竜と人間という種族の壁を乗り越え、冒険の中で固い絆で結ばれるアーロとスポット。ありえないコンビの2人は、果たしてずっと一緒にいられるのか?新しい世界に一歩踏み出そうとするすべての人に、勇気とエールを贈る本作の魅力が詰まった、たまらなくキュートな“ベビー・アーロ”の誕生を、まずはこちらの映像からご覧あれ。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日2016年4月よりTBS、BS-TBSにて放送開始となるTVアニメ「少年メイド」(原作:乙橘)のエンディングテーマを、「有頂天BOYS」が担当することが明らかとなった。「有頂天BOYS」は、「少年メイド」の作中に登場する3人組アイドルグループ。注目のキャストは竜児役を花江夏樹、隼人役を八代拓、伊吹役を山本和臣がそれぞれ担当する。■竜児(有頂天BOYS) cv. 花江夏樹円が衣装デザインを手がけた縁で知り合いになった人気アイドルグループのメンバー。最年少の元気キャラ。■隼人(有頂天BOYS) cv. 八代拓円が衣装デザインを手がけた縁で知り合いになった人気アイドルグループのメンバー。しっかり者のリーダー。■伊吹(有頂天BOYS) cv. 山本和臣円が衣装デザインを手がけた縁で知り合いになった人気アイドルグループのメンバー。パーフェクトな王子様。楽曲に関する詳細は今後公式サイトなどで発表される予定。○「有頂天BOYS」によるニコニコ生放送が3/14よりスタートTVアニメ『少年メイド』のスピンオフ企画として、「有頂天BOYS」のメンバーによるニコニコ生放送「有頂天☆ニコ生」が2016年3月14日(月)に放送される。出演は「有頂天BOYS」の花江夏樹(竜児役)、八代拓(隼人役)、山本和臣(伊吹役)。なお、初回放送後、4月11日(月)からは隔週でレギュラー化される予定となっている。【タイトル】TVアニメ「少年メイド」スピンオフ企画「有頂天☆ニコ生」【放送日時】2016年3月14日(月) 開場20時45分 / 開演21時00分(30分予定)【出演】花江夏樹(竜児役)、八代拓(隼人役)、山本和臣(伊吹役)TVアニメ『少年メイド』はTBS・BS-TBSにて2016年4月より放送開始予定。(C)乙橘・KADOKAWA刊/少年メイド製作委員会
2016年02月24日来月、ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』が公開になる。本作は、迷子になってしまった怖がりの恐竜アーロと、天涯孤独の少年スポットが出会い、心を通わせながら冒険を繰り広げていく姿を描いた作品だが、このストーリーが生まれる過程で“リサーチ”が重要な役割を果たしたという。その他の写真どんな映画でも、制作準備の段階で様々な調査を行う。調査をしながらロケ地を探したり、セットや衣装、小道具をデザインする際に参考になるデータを収集するためだ。しかし、ピクサーにとって調査は映画作りの“根幹”をなすプロセスで、サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオの壁には“ストーリー・イズ・リサーチ”と書かれている。『アーロと少年』は、地球に巨大隕石が激突せずに、恐竜が生き延び、彼らと人間が共存している地球が舞台になるため、スタッフは当然のように恐竜の骨格や生態、古代の植物や地球環境について徹底的にリサーチを行った。他のアニメーションであればこれで十分だが、ピクサーのメンバーは“見知らぬ土地で途方に暮れてしまうこと”を味わうために、アメリカ北西部のオレゴン州やワイオミング州に出向いたという。プロデューサーのデニス・リームは「何の前触れもなくいつ何が起こるか分からない心細く不安な気持ちを味わいたかったのよ」と振り返る。彼らが向かった先は、道路から5時間かかる場所で、携帯電話がつながる場所には10時間もかかってしまう“大自然のど真ん中”だ。そこで彼らは自然の様子を調査しながら同時に、“大自然の中でひとりぼっちになる気持ち”についてリサーチを行った。仲間や家族から離れて過酷な自然の中に放り込まれたとき、強い風や揺れ動く木々はどう見えるだろうか? 雨が降ったらどれほど心細いだろうか? そして夜になったら……。監督のピーター・ソーンは「とても恐ろしくて怖い体験だった。人里離れた渓谷では、いつ何が起こるかわからないことを学んだよ。でもこの体験をアーロの描写に反映させたんだ」と語る。主人公の恐竜アーロはそんな孤独な状況で、人間の少年スポットに出会う。スポットもまた、家族を失い、孤独を味わってきた少年だ。怖くて、心細い状況でやっと出会えた同じ境遇のふたり。恐竜と人間の垣根を超えて、アーロとスポットが絆を深めていくストーリーの裏側には、どんな小さなことでも手を抜かず、調査を通じて自分の眼で確かめ、最高のクオリティを追求しようとするピクサーの“こだわり”が息づいている。『アーロと少年』3月12日(土)全国ロードショー
2016年02月23日人気デュオ「Kiroro」の玉城千春、金城綾乃が2月22日(月)、東京・勝どきの晴海トリトンスクエアで行われたディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』の公開記念イベントに出席。同作の日本版エンドソングとして、15年ぶりに再録した代表曲「Best Friend」を生披露した。2001年6月に発売された「Best Friend」は、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の主題歌に起用され、現在でも結婚式や卒業式の定番ソングとして支持されている人気楽曲。今回は、映画用にオーケストラアレンジを施した「Best Friend~Mother Earth Version~」として15年ぶりに再レコーディングが行われた。ボーカルの玉城さんは、「私がのどを痛め、歌うのもステージに立つのも怖くなっていたとき、それでも明るい笑顔を見せてくれた綾(=金城さん)への感謝をこめた楽曲」と思い入れを語り、「同じく友情をテーマにした映画のテーマ曲に選んでいただき、ありがたいし光栄」。一方、ピアノを担当する金城さんは、「15年前、千春がつくった楽曲が、こうした形で再び世に出せるのは驚き。映画の壮大さに合った、明日に向かうエネルギーが込められている」と生まれ変わった代表曲に胸を張った。隕石が衝突せずに、絶滅を免れた恐竜が言語と文明を手に入れた世界を舞台に、臆病で甘えん坊の恐竜・アーロが、怖いもの知らずの人間の少年と出会い、冒険を繰り広げる感動ファンタジー。イベントには、ふたりの“大親友”である振付師・新垣寿子さんがサプライズで駆けつけ、玉城さん&金城さんは思わず涙…。新垣さんを前に、「Best Friend」を歌い上げ、感無量の面持ちだった。会場には友情に関する花言葉をもつ14種類、約5,000本の植物を集めて作られた縦5メートル、横6.5メートルのフラワーカーペットが展示された。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。「Best Friend~Mother Earth Version~」収録のベストアルバム「子供といっしょにききたいキロロのうた」が3月9日(水)リリースされる。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日もしも、地球に隕石が衝突せず、絶滅をまぬがれた恐竜たちが文明と言葉を持つようになったとしたら…?そんな“もしも”の世界を舞台に贈るディズニー/ピクサーの『アーロと少年』。このほど、主人公の恐竜アーロと人間の少年スポットが出会い、固い友情で結ばれていく本作のテーマにちなみ、バレンタインに近ごろ流行の“友チョコ”代わりのキュートな映像が解禁となった。家族と離ればなれになった臆病な恐竜アーロが、怖いもの知らずの人間の少年スポットと出会い、家族の元に帰るために冒険を繰り広げる本作。今回到着したのは、本編では見られないバレンタインだけの特別映像だ。アーロの顔に乗るスポットが上にジャンプすると、「アーロから友チョコプレゼント」というメッセージが下りてくるというキュートなもので、出会いはひとりぼっち同士だった2人がさまざまな困難を乗り越え、初めての友だちとなっていくことから、“友情の証”となる映像となっている。本作のテーマは、まさにアーロとスポットの友情だ。だが、劇中に登場する“ピクサーらしい”斬新なアイディアは、恐竜のアーロが言葉を持ち、人間の少年スポットがまだ言葉を持っていない、という設定だろう。本作で初めて長編アニメーション作品を監督したピーター・ソーンは、「アーロとスポットは性格も何もかもが正反対なんだ。でも言葉が通じなくても心は固い絆で結ばれている。2人は同じ言語を話さないけれど、意思疎通ができるだけでなく、ものすごくたくさんの共通点があることを知るんだ。そういう心の繋がりを通して、とても怖がりなアーロは恐怖心よりも友情を優先するようになっていくんだよ」と語る。確かに、アーロは虫1匹すら怖がってしまうほど臆病だったが、スポットと冒険の旅を続けるうち、それまで怖くてできなかったことも彼のためなら乗り越えられるようになり、アーロは友情の大切さを知っていくのだ。また、本作は『モンスターズ・インク』や『トイ・ストーリー』などのように、たくさんのキャラクターは登場せず、基本的にアーロとスポットの2人を主軸にストーリーが進んでいく。ソーン監督は、「少ない登場人物で物語を進めていくのはチャレンジだった」とふり返って言う。「でも、物語が進むにつれ、アーロは感情的に行き詰ってしまう。そんなキャラクターをどうすれば先に進めるように学ばせることができるのか。そうやってストーリーを考えていくのは楽しいチャレンジだったよ」。冒険の途中で、ティラノザウルスの一家をはじめとする、数々のキャラクターと出会うことになるアーロとスポット。さまざまな新しい経験を通して、絆を結び、成長していく2人の“友情の証”を、こちらの映像からも確かめてみて。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月14日2016年4月よりTBS、BS-TBSにて放送開始となるTVアニメ『少年メイド』(原作:乙橘)のオープニングテーマを、『銃皇無尽のファフニール』OP「FLYING FAFNIR」や『俺物語!!』OP「未来形Answer」を歌う神田沙也加とBillyによる音楽ユニット「TRUSTRICK」が担当することが明らかとなった。神田沙也加(Vocal)×Billy(Guitar)による音楽ユニット「TRUSTRICK」は、2014年6月25日、アルバム『Eternity』でメジャー・デビュー。今年1月に最新作「beloved E.P.」をリリースした。楽曲に関する詳細は今後公式サイトなどで発表される予定となっている。TVアニメ『少年メイド』は2016年4月より放送開始予定。(C)乙橘・KADOKAWA刊/少年メイド製作委員会
2016年02月10日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)の日本語吹き替え版で声優を務めた安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいり、石川樹が4日、都内で行われた本作の来日記者会見に登壇した。『アーロと少年』は、恐竜たちが絶滅せずに進化を続け、文明と言葉を持つようになった地球を舞台に、弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情と冒険を描いた物語。日本語吹き替え版では、安田がアーロのママ、石川がアーロの声を担当し、松重、八嶋、片桐の3人は、アーロが冒険の途中に出会う強面のTレックス一家の声を演じた。安田は、監督とプロデューサーと対面し、「お会いしたかったです! あまりにもすばらしい作品なので、どんなディレクターの方かと思っていて」と感激。八嶋は、大好きな『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場する少年と、『アーロと少年』で好きなキャラとして挙げていたペット・コレクターの声をソーン監督が声を演じていると知り、「俺たち気が合うなって」とノリノリ。監督と「イエ~ィ!」と盛り上がり握手を交わした。松重は、アーロと少年の友情に感動したのは、そこに「許し合う気持ち」があったからだと言い、「とめどなく涙が出た」と告白。「民族同士、国同士の友情も、許し合うことから何か始まるのではないかということまでも心に訴えてくるものがあって、友情という言葉の広がりがすごく感動的でした」と熱く語った。ソーン監督は、5人の吹き替えについて「僕は日本語はわかりませんが、その抑揚や音感を含めて聞いていると、パーフェクトであるとしか言いようがありません!」と大絶賛。また、ひと足早いバレンタインとして、"初とも"の証として巨大な卵型チョコレートをプレゼントされると「フレンズ!」と感激していた。(C) 2016 DISNEY/PIXER.
2016年02月04日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』を手がけたピーター・ソーン監督が2月4日(木)、都内で行われた来日記者会見に出席。ソーン監督は『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場する少年ラッセルのモデルだといい、その“そっくりぶり”が話題になった。隕石が衝突せずに、絶滅を免れた恐竜が言語と文明を手に入れた世界を舞台に、臆病で甘えん坊の恐竜・アーロが、怖いもの知らずの人間の少年と出会い、冒険を繰り広げる感動ファンタジー。ピクサー・アニメーション・スタジオのスタッフとして、数々の作品に貢献したソーン監督にとって本作が初の長編映画であり、劇中ではミステリアスな恐竜ペット・コレクターの声も担当している。まるで実写のような大自然の描写が見どころの本作。ソーン監督は「大自然がもつ美しさと魔法、そして怖さをいかに描くかが課題だった。だからこそ、ストーリーはシンプルに仕上げました」と明かし、「大自然へのリスペクトという点では、ジブリ作品にインスピレーションを受けている」と語った。また、言葉をしゃべる怖がりな恐竜と、自然育ちの野生児である人間の少年というコンビネーションについては、「逆転の発想が面白いと思ったし、アーロの成長を描くには最適な設定だからね」と説明していた。ソーン監督とともに、来日を果たしたプロデューサーのデニス・リーム氏は、大の日本通であるジョン・ラセターから“おすすめリスト”を手渡されたそうで、「彼のおすすめは、(新宿にある)ロボットレストラン。それに昨日、明治神宮を散歩していたら、偶然、結婚式を挙げていて…。究極の美を追求する日本独自の美意識は、今後の仕事に生かしたいわ」とコメント。すると、ソーン監督が「次回作はスシ・ムービーで決まりだね。でも、寿司は(生ものなので)寿命が短いかな」と笑いを誘っていた。ちなみに2016年は本作に加えて、待望のシリーズ続編『ファインディング・ドリー』も公開されるピクサー・イヤー!しかも、創設30周年のアニバーサリーにあたり、リーム氏は「しかも今日(現地時間2月3日)が、創設記念日なの!そんな記念すべき日に、念願だった日本にいられて本当にうれしい」と感無量の面持ち。「ピクサーで働く人々に共通するのは、映画への愛。そして常に最高のものを生み出そうと、仕事に全力を注ぐ姿勢だと思うわ」と30年間変わらないピクサーの哲学を語った。会見には日本語吹き替え版で、主人公・アーロを優しく見守るアパトサウルスの“ママ”を演じる安田成美、アーロと少年が出会うTレックス一家役の松重豊、八嶋智人、片桐はいり、アーロ役の石川樹が駆けつけ、バレンタインデーを前に、映画特製のチョコケーキをプレゼント。ソーン監督は、「カワイイ!」と日本語で感激していた。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』の来日記者会見が2月4日に、都内で行われ、本作で長編デビューを飾ったピーター・ソーン監督、プロデューサーのデニス・リーム氏が出席。「子どもの頃に見た日本のアニメは、今でも強烈な印象だし、大自然へのリスペクトを詩的に描くジブリ作品にも影響を受けている」(ソーン監督)、「究極の美を追い求める日本独自の美意識は、とても刺激的」(リーム氏)と日本文化からの影響に言及し、ソーン監督からは「次回作は寿司を主人公にしたスシ・ムービーがいいね。寿司だから、寿命が短そうだけど」とジョークも飛び出した。その他の写真巨大隕石が地球に衝突せずに恐竜が絶滅しなかった世界を舞台に、臆病な恐竜アーロと人間の少年スポットの友情を描く。まるで実写のような大自然の描写が話題を集めており、ソーン監督は「自然がもつ魔法や美しさ、そして怖さをいかに描くかが課題でした。だからこそ、ストーリーはシンプルにしたのです」と語り、「外の世界を知らない恐竜のアーロと、野生育ちで怖いもの知らずの人間の少年という“逆転”の発想が面白いんじゃないかと思った」とユニークな設定の理由を説明した。今年はピクサー・アニメーション・スタジオ設立30周年にあたり、リーム氏は「実は今日(現地時間2月3日)がまさに、創設記念日なんです。そんな喜ばしい日に、念願だった日本にいられるのが本当にうれしい」とコメント。「ピクサーで働く人々に共通しているのは、映画を愛する心。そして仕事に対して全力で取り組み、最高のものを生み出そうとする姿勢です」と名作を生み出し続ける“秘けつ”を明かした。会見には日本語版キャストを務める安田成美(アーロの母親役)、松重豊(Tレックス一家の父親ブッチ役)、八嶋智人(Tレックス一家の弟ナッシュ)、片桐はいり(Tレックス一家の姉ラムジー)、石川樹(アーロ役)が出席。バレンタインを前に、作品をモチーフにした特製チョコレートを、ソーン監督とリーム氏にプレゼントした。『アーロと少年』3月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年02月04日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』を手がけたピーター・ソーン監督が来日!2月3日(水)、主人公の恐竜・アーロと同じアパトサウルスの骨格標本が展示されている上野・国立科学博物館「地球館」を訪れ、恐竜学者の真鍋真氏とトークイベントを行った。同館に展示されている標本は、全長18メートル。全身の8割が本物という大変貴重なもので「世界でも5本の指に入る完全に近い状態」とも評されており、ソーン監督は「この子は男の子ですか?それとも女の子?」と興味津々。「しっぽが上向きだから、後期の化石ではないでしょうか?」と恐竜に関する深い知識も披露していた。隕石が衝突せずに、絶滅を免れた恐竜が言語と文明を手に入れた世界を舞台に、臆病で甘えん坊の恐竜・アーロが、怖いもの知らずの人間の少年と出会い、冒険を繰り広げる感動ファンタジー。ピクサー・アニメーション・スタジオのスタッフとして、数々の作品に貢献したソーン監督にとって本作が初の長編映画であり、劇中ではミステリアスな恐竜フォレストの声も担当している。「テーマは家族愛」だと語るソーン監督は、「草食恐竜の彼らが進化し続け、畑を耕し、食料を栽培しているとしたら…。そんな発想を膨らませた。私自身、両親が商店を営んでいたので、家族が力を合わせて暮らしてきた経験も盛り込みました」とアピール。本作の製作を通して、「自分の人間性を見つめ直す機会になった。製作に5年を費やし、その間に二人の子どものパパになったしね」とふり返った。一方、同館で3月8日(火)から開催される「恐竜博2016」の監修を手がける真鍋氏は「とても斬新な発想の映画で、たくさんのインスピレーションをいただいた」と本作を絶賛。「もし恐竜が絶滅しなかったら、この映画が描く通り、コミュニケーションを進化させ、友情や愛情を築いていたかもしれません」と専門家の立場から、想像をめぐらせていた。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(2016年3月12日公開)を引っさげ来日したピーター・ソーン監督が3日、「恐竜博2016」(3月8日~)の会場となる東京・上野の国立科学博物館を訪問。監督が会いたいと熱望していた主人公の恐竜アーロと同じアパトサウルスの骨格標本の前で、同博物館の真鍋真博士とスペシャル対談を行った。『アーロと少年』は、恐竜たちが絶滅せずに進化を続け、文明と言葉を持つようになった地球を舞台に、弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情と冒険を描いた物語。本作で長編アニメーション監督デビューを果たしたソーン監督は、真鍋博士が着ている恐竜が描かれたセーターを見て「博士のセーター大好きです!」と喜び、世界でも5本の指に入る完全に近い状態のアパトサウルスの骨格標本に「約80%が本物の標本を見るのは初めて。エキサイティング! ビューティフル!」と大興奮だった。また、本作において「家族」を強く意識したといい、リサーチで多くの家族が農家や牧畜を営んでいる土地を訪れ、家族が力を合わせて生きている姿を見ながら「もし恐竜に家族がいたらどんな風に生き延びるのか考えた」と説明。自身についても「ニューヨークの町育ちで、両親が商店を営んでいて、家族全員で力を合わせて働いていた」と話し、「だから、アパトサウルスの家族も、力を合わせて家族として頑張っていたのではないかと物語を作っていった」と語った。制作していた5年の間に2人の子供が生まれて親になり、自分と両親のことにも思いをはせ、その意味を考えたという監督。「仕事に励んでいたけれど、子供のこともしっかり理解している両親だった」と話し、「そういった思いのすべてがアーロと両親のシーンに込められている」と説明した。そして、アーロの父がアーロにホタルを見せるシーンを挙げ、「家族がいかにお互いにいろんなことを教え合える存在なのか、そういう思いを含めた」と伝えた。真鍋博士が、展示されている18メートルのアパトサウルスの骨格標本について「まだ若者でアーロと同じくらいではないか」と説明すると、「うれしい」と感激。「恐竜博2016」で、貴重な赤ちゃん恐竜の全身骨格や、スピノサウルスとティラノサウルスの二大肉食恐竜の全身復元骨格が展示されるいう話にも、「エキサイティング!」などと興奮しながら熱心に耳を傾けていた。(C) 2016 DISNEY/PIXER.
2016年02月03日今年で創立30周年を迎えるピクサー・アニメーション・スタジオが、フル・オーケストラの演奏で贈る音楽とアニメーションの祭典「ピクサー・イン・コンサート」。6日(土)の開催を前に、最新作『アーロと少年』の特別映像が上映されることがこのほど明らかになった。ディズニー/ピクサーが歴代の人気作品の映像を特設大スクリーンに映し出し、フル・オーケストラの演奏で贈る音楽とアニメーションの祭典「ピクサー・イン・コンサート」。壮大なオーケストラ演奏と共に『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』、そして昨年公開された『インサイド・ヘッド』など、ピクサーがいままで描いてきた友情物語をふり返る。今回、新作映画の楽曲が演奏されるのは『アーロと少年』が初めて。この祭典のために編集された特別映像が流れるという。本作の音楽を手掛けるのは、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の作曲賞を受賞したマイケル・ダナと『バイオハザードII アポカリプス』、『サイレントヒル』シリーズで知られるジェフ・ダナ。監督を務めたピーター・ソーンは、「エモーショナルで印象的なテーマ曲が欲しい」と依頼し、マイケルとジェフは監督の想いを受け、家族と離れ離れになってしまった弱虫な恐竜アーロと“ひとりぼっち”の少年スポット、二人の友情を見守るような、アコースティックで暖かみある音楽を作り上げた。また、本コンサートで上演が決定している『インサイド・ヘッド』は、第73回ゴールデン・グローブ賞ではアニメ作品賞を受賞の快挙を成し遂げ、第88回アカデミー賞にも脚本賞&アニメ映画賞にノミネートされている。賞レース総なめ中の本作の楽曲演奏にも期待が高まる。「ピクサー・イン・コンサート」は、東京国際フォーラム・ホールAにて2月6日(土)、大阪・フェスティバルホールにて2月28日(日)に開催。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日怖がりで弱虫な恐竜アーロと、小さいけれど勇敢な少年スポット。言葉が通じない2人が出会い、ともに冒険を繰り広げるディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』から、その日本版エンドソングに決定した「Kiroro」の「Best Friend ~Mother Earth Version~」に彩られたミュージック予告が解禁となった。本作の舞台は、“もしも、隕石が地球にぶつからず、絶滅をまぬがれた恐竜たちが文明と言葉を持つようになったとしたら…?”という世界。主人公の恐竜アーロは家族と離れ離れになってしまい、ひとりぼっち。そんなときに出会ったのが、“まだ言葉を持たない”人間の少年スポットで、アーロはスポットとともにさまざま困難を乗り越えていく。今回解禁となったミュージック予告では、名曲「Best Friend」に乗せて、恐竜アーロと人間の少年スポット、2人の友情の軌跡が描かれている。ある日、アーロは最愛のお父さんを失い、さらに川に流され家族と離れ離れに。そんなアーロを助けてくれたのが、スポットだった。当初は言葉が通じず、なかなか互いのことが理解できない2人だったが、家族の元へ帰る冒険の中で一緒に多くの困難を乗り越えていくうち、互いにとって初めてのかけがえのない友だちになっていることに気づく。その2人の関係性は、「あなたの笑顔に何度助けられただろう。ありがとう。ありがとう。Best Friend」という曲の歌詞にも凝縮されている。この「Kiroro」が歌う新録音の「Best Friend~Mother Earth Version~」は、本作で描かれる雄大な自然風景と感動的なストーリーによりマッチするよう、ピクサー監修の下、オリジナル曲に壮大なオーケストラの演奏でアレンジを加えて完成した。ピーター・ソーン監督も、「この曲は、本作の感動的なテーマである“真の友情を見つけ出し、大切に育むこと”に完璧にマッチしているばかりか、主人公アーロと少年スポットの関係を思い起こさせてくれます」と手放しで絶賛を贈るほど。また、本ミュージック予告には台詞が一切出てこないが、大切な友情について歌い上げる「Best Friend」と本編映像が合わさることで、言葉がなくても2人が次第に友情を育んでいく様子が伝わってくる。これは本作において、「言葉の壁を超えて感動を生み出すアニメーション」を志したソーン監督の思いとも通じている。実は、本作で初めて長編アニメーション作品の監督を務める彼が、アニメーションの世界に飛び込んだきっかけは、母親との大切な思い出だったという。彼の両親は韓国人で、よく母親と一緒に映画を観に行っていたが、彼女は英語が堪能ではないため映画のあまり内容を理解できず、監督は母親と笑いや感動を共有できなかった。だが、ある日『ダンボ』を観に行くと、ダンボが檻に入れられた母に会いに来たシーンで、台詞が一切ない中、「私の赤ちゃん」という曲が流れたとき、監督の母親も周りの人と感動を共有して涙を流していたというのだ。そんな姿を見て、言葉が分からなくても、映像や音楽で心を動かすアニメーションの素晴らしさに気づいたというソーン監督。本作でも、“言葉を超えた感動”を描くべく、シンプルなストーリーと圧倒的な映像美、そしてエモーショナルで印象的な音楽にこだわりを見せている。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日ディズニー/ピクサーの最新作となるアドベンチャー・ファンタジー『アーロと少年』から、弱虫な恐竜アーロがかつてお父さんと交わした大切な約束が明かされる本編映像が解禁。安田成美が演じるアーロのお母さんの優しさにあふれた声も、初公開された。はるか何千万年の昔、隕石が地球にぶつかり恐竜は絶滅したはずだった。でも、もしも隕石が衝突しなかったら…?本作は、隕石が地球に衝突せず、絶滅をまぬがれた恐竜たちが文明と言葉を持ち、言葉をもたない人間たちと共存する地球を舞台にした物語。弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロが、家族の元に帰るため、人間の少年スポットと大冒険を繰り広げる。今回解禁となった本編映像で描かれるのは、恐竜アーロがまだ家族と離れ離れになる以前、後に亡くなってしまうお父さんと大切な約束を交わす重要な場面。子どものころのアーロは、お父さんとお母さんと兄姉の家族5人で幸せに暮らしていた。お母さんとお父さんは家族を守るためいつも頑張っていて、お母さんは頑張った証に足形の“しるし”を付けることを提案する。お母さんとお父さんは順番にしるしを付けるが、お父さんはアーロたちにこんな約束を告げるのだ。「しるしを付けるにはやるべきことをやれ。自分よりも大きなことだ。いつかみんなのしるしが並ぶ。その日が来るのが楽しみだ」。そして、この日から、アーロは早くお父さんとの約束を果たしたい一心で、しるしを付けるために一生懸命、奮闘するのだが…。アーロはいつも家族の役に立ちたい、お父さんとの約束を果たしたいと思うものの、怖がりな性格から兄姉のように言われたことをうまくこなすことができなかった。虫1匹にも怖がってしまうほど弱虫なアーロのことを、お父さんはいつも気にかけていた。本作のピーター・ソーン監督は、そんなアーロの性格について、「アーロは楽しいことが大好きで、決心も強い。特に家族の助けになりたいという想いに関しては、兄姉よりも情熱を持っている。だけどアーロはとても怖がりで、それが彼の足かせになっているんだ」と語る。だが、お父さんだけは、本当はアーロは強い子だと分かっていた。「お父さんはアーロが生まれたときから、アーロはもっといろんなことができるはずだと知っていたんだ。でもそのことをアーロに自分で気付いてほしいと思っていた。そのためには自分の殻から一歩踏み出して、恐怖心に立ち向かう心の旅が必要だったんだよ」と作品に込めた思いを語っている。やがて、アーロは約束を果たせぬままお父さんの死を経験し、さらに川に流されて大自然の中、ひとりぼっちになってしまう。そこで出会うのが、まだ言葉を持たない人間の少年スポットだ。出会ったばかりのアーロとスポットは初めは仲良くなれないが、アーロの家族の元に帰るため2人は壮大な冒険に出る。その旅の中でアーロは次第に恐怖と向き合うことを覚え、お父さんが願ったようにだんだんと強くなっていくのだ。そんなアーロのお父さんの願いと、安田さん演じるお母さんの優しさが感じられる映像から、監督が本作に込めた思いを感じてみて。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月25日ブラザー販売は20日、ドキュメントスキャナ「JUSTIO」シリーズの新製品として、スキャンスピードが向上した「ADS-3600W」と「ADS-2800W」を発表した。2月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は前者が78,000円前後、後者が56,000円前後。○ADS-3600W「ADS-3600W」は、スキャンスピードが従来モデルより約2倍向上したA4ドキュメントスキャナ。約50枚/分(A4モノクロ300dpiの場合)での高速スキャンが可能で、搬送方式として新たに「リバースローラ方式」を採用。原稿を1枚ずつ確実に分離して、薄い紙から厚い紙まで安定した原稿搬送を可能としている。操作パネルにはタッチ対応の3.7型液晶を搭載。使用頻度の高い機能をホーム画面に設定しておくと、スキャンまでの手順を減らせる。また、スキャン設定を「お気に入り登録」してワンタッチでスキャンを開始する「直接スタート機能」を使うと、スキャン設定を繰り返さずに連続スキャンが行える。NFCにも対応。本体にNFC対応の社員証などを登録しておけば、かざすことでお気に入り設定を呼び出してスキャンが可能。使用可能な機能の権限をユーザーごとに設定し、その切り替えをNFC対応カードなどで行うこともできる。スキャンしたドキュメントをクラウドにPCレスで直接アップロードする機能も搭載。スキャン用ソフトとして「Control Center」を利用するほか、電子書籍作成ソフト「ABBYY FineReader v.11 Professional Edition」、PDF作成ソフト「ABBYY PDF Transformer Plus」、文書管理ソフト「PaperPort 14 SE」、名刺管理ソフト「やさしく名刺ファイリングエントリー4」などが付属する。そのほか主な仕様は、読み取り方式がADFの両面同時読み取り(Dual CIS)、光学解像度が最大600×600dpi、カラー階調が入力30bit、出力24bit、グレースケールが256階調。対応原稿用紙は普通紙 / 再生紙 / はがき / 名刺 / プラスチックカード。用紙サイズは幅が51~215.9mm、長さが51~355.6mmに対応。A4サイズより大きな原稿は、付属のキャリアシートを使ってスキャンする。ADFへの原稿搭載枚数は最大50枚で、インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 3.0を装備。本体サイズはW306×D258×H350mm、重量は4.55kg。○ADS-2800W「ADS-2800W」は、従来機種「ADS-2500W」の後継機にあたるモデル。約30枚/分(A4モノクロ300dpiの場合)での高速スキャンに対応する。基本機能は「ADS-3600W」に準ずるが、NFC機能は搭載していない。電子書籍作成ソフトは「ABBYY FineReader Sprint v.12」になる。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW306×D258×H250mm、重量は4.55kg。
2016年01月20日