真田広之が『ジョン・ウィック4』に出演することがわかった。どのような役かはわかっていない。主演のキアヌ・リーヴスとは2013年の『47 RONIN』でも共演している。監督は今回もチャド・スタエルスキー。撮影はこの夏スタートの予定。ロケ地はフランス、ドイツ、日本。この4作目には、ドニー・イェン、リナ・サワヤマも出演する。北米公開は来年5月17日。真田広之の最新作は今週末日本公開となる『モータルコンバット』とNetflixで配信中の『アーミー・オブ・デッド』。文=猿渡由紀
2021年06月18日キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック4』に、真田広之が出演することが明らかになった。「Deadline」が報じた。監督のチャド・スタエルスキ監督は「俳優、武闘家、どちらの面でもヒロユキに長い間あこがれていました。ジョン・ウィックファミリーに彼を迎えることは、楽しみで光栄です」とコメント。同作にはほかにドニー・イェン、リナ・サワヤマ、シャミール・アンダーソンの出演が決定している。ファンの反応は、真田とキアヌが2013年に公開された『47RONIN』で共演歴があることを覚えていて「再共演が楽しみ!」と喜ぶ声や、「今回ばかりはジョン・ウィックはやられてしまうかもしれない。キャストを見てよ」とアクションの達人たちの出演にジョンの命を心配する声も。世界で大活躍中の真田は、最近では、ジョニー・デップ共演の『MINAMATA』(原題)、ザック・スナイダー監督の話題作『アーミー・オブ・ザ・デッド』、ゲームを実写化した『モータルコンバット』などに出演。来年には、伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」をハリウッドで実写化する『Bullet Train』(原題)の公開も控えている。『ジョン・ウィック4』は今夏、ドイツ、フランス、日本で撮影を予定しており、全米公開は2022年5月27日。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Leeジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ジョン・ウィック:パラベラム 2019年10月4日より全国にて公開®, TM & © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2021年06月18日BiSHが、8月29日に香川・国営讃岐まんのう公園でワンマンライブ『BiSH SPERMS 野外伝supported by MONSTER baSH』を開催することを発表した。5月25日の日本ガイシでの『BiSH SPARKS "This is not BiSH except BiSH" EPiSODE 4』、くしくも中止となった6月19日・20日の沖縄アリーナでの『BiSH SPARKS "Encounter with Aliens" EPiSODE 5 』、そして7月20日・21日の大阪城ホールでの『BiSH SPARKS “My BiSH Forever” EPiSODE 6』と毎月アリーナ規模での公演を発表し続けるBiSH。今回は野外での開催で公演タイトルも『BiSH SPERMS 野外伝』ということで、今までのアリーナワンマンである『BiSH SPARKS』とはまた違った盛り上がりを見せることが予想される。合わせて、BiSHが所属する(株)WACK代表の渡辺淳之介が出演する同公演の告知映像がBiSHの公式TwitterおよびYouTubeチャンネルで公開された。『BiSH SPERMS 野外伝supported by MONSTER baSH』告知映像<ライブ情報>『BiSH SPERMS 野外伝supported by MONSTER baSH』日時:8月29日(日)会場:香川 国営讃岐まんのう公園開場 15:00 / 開演 16:30[問]DUKE高松:087-822-2520【チケット料金】■釜バターチケット(指定席):15,000円(税込)※入園料込み※全て電子チケットとなります。※ ご来場者様のご連絡先情報を主催者で把握させて頂きます。【FC先着先行一次】■先走りチケット(指定席)受付日程:6月15日(火) 22:00~6月16日(水) 22:00※お一人様1枚まで※電子チケットとなります。【BiSH FC先着先行二次 / WACK FAMiLY CLUB先着先行】■釜バターちくわトッピングチケット(指定席)受付日程:6月16日(水) 22:00~6月17日(木) 22:00※お一人様1枚まで※電子チケットとなります。【BiSH FC抽選先行】■釜バターチケット(指定席)受付日程:6月18日(金) 18:00~6月21日(月) 23:00※お一人様2枚まで※電子チケットとなります。【WACK FAMiLY CLUB抽選先行】■釜バターチケット(指定席)受付日程:6月22日(火) 22:00~6月24日(木) 23:00※ファンクラブサイトログイン後「TiCKET」よりお申込みください※お一人様2枚まで※電子チケットとなります。【MONSTER baSH抽選先行】■釜バターチケット(指定席)受付日程:6月25日(金) 18:00~6月28日(月) 23:00受付URL:※お一人様2枚まで※電子チケットとなります。【HP抽選先行】■釜バターチケット(指定席)受付日程:6月29日(火) 18:00~7月5日(月) 23:00受付URL:※お一人様2枚まで※電子チケットとなります。【統一PG先行】■釜バターチケット(指定席)受付日程:7月6日(火) 18:00~7月7日(水) 23:00受付URL:※お一人様2枚まで※電子チケットとなります。【チケット一般発売日】■釜バターチケット(指定席)7月10日(土) AM10:00〜※お一人様2枚まで※電子チケットとなります。【チケット申込に関するお問合せ】チケットぴあヘルプページの「よくあるお問合せ」で確認するか、「ヘルプ検索」より質問内容を検索してください。※公演内容、座席位置等に関するお問合せにはお答えできません。予めご了承ください。関連リンクOfficial HP YouTube Twitter
2021年06月15日映画『モータルコンバット』が6月18日(金)、日本公開となる。この度、真田広之のリピート必至な超絶アクションシーンを含む本編冒頭7分間の映像が公開された。本作は、世界中で社会現象を巻き起こし、激しすぎるバトルと相手にトドメを刺すシリーズ定番描写である“フェイタリティ”の残虐さを理由に、日本では現在未発売となっている格闘ゲーム『モータルコンバット』を原作としたデスバトルアクション。日本からは『ラストサムライ』以降、数々のハリウッド作品に出演し続ける真田広之が重要キャラクターの“スコーピオン”、さらにメーベル作品をはじめ、『ミッドウェイ』などハリウッド大作への出演が続く浅野忠信が地球上の戦士たちの指南役“ライデン”として出演する。また、製作陣にも超一流のスタッフが揃っており、これまでにサムスン、日産、Netflix など世界的有名企業の広告などを手掛けてきたサイモン・マッコイド監督が本作で長編映画監督デビュー。そして、『アクアマン』、『ワイルド・スピード SKY MISSION』といったアクション大作で監督を務め、ハリウッドにおいて最もクリエイティブなフィルムメーカーの一人と注目されているジェームズ・ワンが製作に参加している。すでに公開を控え早くもSNS上では真田広之のアクションを堪能できることに期待が高まっている。地球上の選ばれし戦士たちと魔界最強の刺客たちがそれぞれの正義のために世界の命運を懸けた禁断の死闘“モータルコンバット”のアクションシーンもさることながら、劇中登場するキャラクターたちのバックグラウンドも丁寧に描いており、重厚なヒューマンドラマにも注目だ。ハサシ・ハンゾウ / スコーピオンを演じた真田広之は「アクションだけがショータイムのように先行してもいけないし、物足りなくてもいけないので、しっかりと、なぜ今このキャラクターは戦っているのか、戦っている時に何を考えているのか、その振り付けの一手一手に感情のサブタイトルが見えるような、そういうシーンにしたいね。という話を(監督と)していたので、それを確実に観客に届けたい」と語る。さらに「主にアクションへの期待が大きい作品だと思うので、期待に応えながらも、しっかりとドラマやキャラクターに感情を刷り込んでいく、アクションに流されず、ドラマに溺れず、バランスを取るのが挑戦でした」とも話した。高空きとなった冒頭映像ではハサシ・ハンゾウが白井流の忍者として闘いの中に身を置きながらも、妻のハルミ(篠原ゆき子)や子供たちと過ごすシーンや、宿敵のビ・ハン(ジョー・タスリム)からの襲撃を受けて最愛の家族を奪われたハンゾウが刀に苦無、体術を駆使して血しぶき立てながら敵を屠っていく圧巻のアクションシーンが切り取られている。この冒頭についてはマッコイド監督も「映画の冒頭から素晴らしいエモーショナルな演技を与えてくれる役者がいることが、僕にとって重要だった。本当に彼(真田)は素晴らしい役者だ。彼は、僕が見たことのないやり方で刀を使うことが出来る。彼の刀の使い方は見事だよ。そして素晴らしいファイターでもある。彼にはとても多くの経験があって、とても運動能力に長けている。そして、彼はとても謙虚だ。彼のことは大好きだよ」と絶賛のコメントを寄せている。『モータルコンバット』6月18日(金)より公開
2021年06月10日日本から真田広之と浅野忠信が本格出演している最強の世界的格闘ゲームの映画化『モータルコンバット』の日本公開が決定。IMAX(R)、4DX、MX4Dでも上映される。総合格闘技の選手のコール・ヤングは、自らの生い立ちを知らぬまま、お金のために戦う日々を送っていたが、最強の刺客、サブ・ゼロに命を狙われる。コールは家族の安全が脅かされることを恐れ、特殊部隊少佐ジャックスに言われるがまま同じく特殊部隊所属のソニア・ブレイドと合流し、地球の守護者であるライデンの寺院を訪れる。そこで太古より繰り広げられてきた世界の命運を懸けた格闘トーナメント“モータルコンバット”の存在と、自らが魔界の敵たちと戦うために選ばれた戦士であることを知る。コールは新たな仲間たちと共に、自らの秘められた力を解放し、家族、そして世界を救うことが出来るのか――?社会現象を巻き起こし、世界で最も売れた格闘ゲームのひとつでありながら、激しすぎるバトルと相手にトドメを刺すシリーズ定番描写“フェイタリティ”の残虐さを理由に、日本では現在未発売となっているゲームシリーズ「モータルコンバット」が、唯一無二のアクションアドベンチャー映画として製作。オーストラリアで数々の賞を受賞したサイモン・マッコイドの長編監督デビューとなる本作は、『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンをはじめ、トッド・ガーナー、サイモン・マッコイド、E・ベネット・ウォルシュが製作を担当した。地球で選ばれた最強の戦士たちが血沸き肉躍る戦い“モータルコンバット”に挑み、世界を守る――そんな本作に数々のハリウッド作品に出演し続ける真田さんが超重要キャラクターのスコーピオンとして出演。『沈黙 -サイレンス-』『ミッドウェイ』などハリウッド大作への作品が続く浅野さんが地球上の戦士たちの指南役・ライデンを演じている。ほかにも、コール・ヤング役に『デッドプール2』のルイス・タン、ソニア・ブレイド役に『MEG ザ・モンスター』のジェシカ・マクナミーをはじめ、カノウ役のジョシュ・ローソン、ジャックス役のメカッド・ブルックス、リュウ・カン役のルディ・リン、シャン・ツン役のチン・ハン、サブ・ゼロ/ビ・ハン役のジョー・タスリムなど、映画、TV、格闘技と様々な分野で活躍する世界各国のキャストが集結している。なお、本作のレイティングは【R15+】となっている。『モータルコンバット』は6月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2021年04月07日女優・那須佐代子が支配人をつとめる小劇場「シアター風姿花伝」の年末恒例「風姿花伝プロデュース」公演が今年も本日12月4日(金)に開幕する。日本演劇界で活躍する俳優・スタッフ陣での密度の高い演劇作品の創作をモットーに、2014年よりスタートした同企画。昨年上演された『終夜』では主演の岡本健一が菊田一夫演劇賞を受賞するなど、これまでスタッフ、俳優共に数々の演劇賞を受賞している演劇ファンには見逃がせない公演だ。今回上演される『ミセス・クライン』は、実在の精神分析学者メラニー・クラインをモデルにした作品で、風姿花伝プロデュースでは初の評伝劇となる。フロイトに影響されて精神分析を学び、児童の精神分析の臨床研究における第一人者となったメラニー・クラインは、自身の子供たちをも研究対象としており、同じく精神分析学者となった娘・メリッタとは学説をめぐり激しく対立する関係になり、今作もその母と娘の断絶をベースに描かれている。舞台は第二次世界大戦前の1934年、春のロンドン。ミセス・クラインの息子でメリッタの弟であるハンスが山で事故死した数日後のある一晩の出来事を、ユダヤ人である3人の生活環境や、当時の精神分析のあり方を織り交ぜながら、肉親の死に際して一線の分析家でさえ制御しきれない精神活動の複雑さ、そのおかしみや母と娘という根源劇な立ち位置、その絶対性と不安性を描く。登場人物はミセス・クラインと娘メリッタ、同じく精神分析学者でクラインの信奉者であるポーラの女3人。那須佐代子、伊勢佳世、占部房子の実力派女優3人が演じる。演出は風姿花伝プロデュースでは『終夜』『悲しみを聴く石』『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』の3作を手がけている気鋭の演出家・上村聡史。精神の機微を学問する女3人の緻密な会話劇に期待が高まる。上演は12月20日(日)まで。風姿花伝プロデュース『ミセス・クライン』作:ニコラス・ライト演出:上村聡史出演:那須佐代子 / 伊勢佳世 / 占部房子2020年12月4日(金)~12月20日(日)会場:東京・シアター風姿花伝
2020年12月04日男性の話に必ず出てくるのが「俺も昔は〜」から始まる武勇伝です。自慢の一種でもある武勇伝を話すことは楽しくても、聞いている側はうんざり…ですよね。しかし、露骨に拒絶してしまうと男性は機嫌を損ねてしまいます。相手を満足させつつも、上手に武勇伝を聞き流す方法を学びましょう。肯定も否定もしないのが基本男性の武勇伝に多く見られる特徴として、自分がいかに凄いのかをアピールしたい気持ちが強いことがあげられます。どんなに非現実的で馬鹿々々しい内容であっても、話す本人にはそれが真実になっているのも特徴ですね。そのため、くだらない作り話だと一蹴してしまうのは相手を怒らせてしまうので避けるのが無難です。かといって武勇伝に同調するような態度をとるのも良くありません。安易に感心したり褒めたりすると調子に乗り、ますます武勇伝をひけらかすようになります。武勇伝は肯定も否定もせず、適当に「へ〜」「ふ〜ん」と相槌を打ちながら聞き流すのが、賢い対処法です。おうむ返しでやり過ごす武勇伝を熱っぽく語る男性は、相手からの同意を求める傾向があります。そのため、下手に自分の考えを意見してしまうと非常に厄介です。どのような意見であれ、武勇伝を話す男性側からすると話に興味があると解釈してしまう可能性があるからです。そうなると、男性はますます武勇伝を長く話し始めてしまうので、聞いている側としては返答には十分に注意しなければいけないのです。相手の言葉をそのまま繰り返す「おうむ返し」が武勇伝への返答としてはもっとも正しい方法。自分の意見を示さず、それでいて相手の自己顕示欲を満たすことができるので便利です。おうむ返しは相手の話をしっかりと聞いていない時にありがちな返答なので、人付き合いとしては良くない態度ですが、武勇伝では問題ありません。「その時相手がびびっちゃってさ〜」「びびっちゃったんだ〜」と、おうむ返しは相手の語尾のセリフをそのまま繰り返すだけです。武勇伝は男性の自己満足の固まりのような話。その一部を繰り返せば、相手の耳には心地良い返答になるのは当然のことであり、決して失礼な行為ではないのです。退屈になった時は愛想笑い笑顔は人間関係を良好に保つ効果があります。どのような相手でも笑顔を見せれば緊張が緩和されるためです。武勇伝を聞かされていると、退屈かつ自分勝手な内容から不愉快になることも珍しくはないですよね。しかし、そこで不愉快な気持ちを表情に出すのは最悪な態度になってしまい、武勇伝を語る男性と喧嘩になってしまう場合も。どんな話であっても愛想笑いで乗り切るのが余計なトラブルを回避するための心得です。笑っていれば武勇伝を語る男性も満足して話が早く終わることもあるので、返答に困ったら「あはは」と愛想笑いを浮かべてみましょう。
2020年05月14日「男性の武勇伝は聞きたくない」と思っている女性は多いですが、聞いてほしい男性が多いのも事実です。どうして男性は女性に舞勇伝を語りたがるのでしょうか?その理由がわかれば、少しは武勇伝を聞いてあげようと思える…かも?!相手に良く思われたいから男性にとって武勇伝は、自分を認めるための大切なツールのひとつ。武勇伝といっても、言葉通り勇ましいものだけではなく、頭が良かったことや足が速かったこと、なかには自分は女性からモテたなど…自分の中で誇れるものを語ります。武勇伝を相手に話すのは、相手に自分の価値を少しでも高めてほしいといったアピールであり、自慢に聞こえる武勇伝は、裏を返せば女性によく思われたい願望のかたまりなのです。そのため、男性が武勇伝を話始めるのは、少なくともあなたに好意がある証拠。温かい目で見守ってあげることをおすすめします。今の自分に自信がないから武勇伝の中には、今とは違う自分を知ってもらいたいと過去の事柄を語る男性もいますよね。これは、その男性が今の自分に自信がないことのあらわれでもあるのです。特に今の自分に満足ができていない場合、伸びしろがある人物であることを相手にアピールしたいため、より過去の自分を語りたがります。今の自分が一番良い状態なのであれば、過去の武勇伝など出す必要がありません。あえて過去の武勇伝を出すのは現状況に不満があることのあらわれであると思えば、人生相談にのったような気持ちで聞いてあげることができるのではないでしょうか?オスの本能だから男性は、本来女性よりも競争心が出やすい生き物。もちろん、女性にも相手を出しぬきたい強い競争心はありますが、それを表に出すことはしません。女性は昔から常に集団の中で生活していたため、協調性を大事にしなければ生きてこれなかったからです。明らかに相手より自分が上だと誇る武勇伝を嫌に感じるのは、本能に組みこまれているからかもしれませんね。一方男性は、女性とは違い集団で出掛けてはいますが、食料を自ら探して狩ってくる生活をしてきました。実際に獲物を狩った男性が優秀であると特別視される環境にいたため、競争心を煽られることが多かったのです。そのため武勇伝を話すことで自分は誰よりもすごいと、どうしても相手にアピールしたくなってしまいます。
2020年05月12日2010年に結成し、代表・シライケイタのもとオリジナル作品を作り続ける劇団「温泉ドラゴン」。その第14回目公演となる新作『五稜郭残党伝』が12月11日(水)に東京・サンモールスタジオで開幕する。「国家」「人種」「差別」「侵略」。歴史問題を積極的に手がけてきた温泉ドラゴンが、今回は直木賞作家・佐々木譲の同名小説をシライの脚本・演出で舞台化する。物語の舞台は幕末、戊辰戦争末期の五稜郭。陥落前夜、自由を求めて脱出した旧幕府軍の凄腕狙撃兵・蘇武と名木野が主人公だ。アイヌの土地を蹂躪する新政府の画策を知り、義憤に燃えるふたり。しかしその背後に、新政府軍残党狩り部隊の足音が迫る……。劇中に登場するアイヌ民族の女性役を、イランの児童養護施設で過ごしたサヘル・ローズが演じることも見どころのひとつだ。磨かれたアナウンス技術で、テレビ番組の司会やコメンテーターを明るくこなす彼女。戊辰戦争で行われていた侵略・侮辱的な行為が、過去の出来事としてだけではなく、現在も世界のどこかで起きていることであると、サヘルの演技が知らせてくれる。2019年の東京、1868年の北海道、そしてサヘルが経験した1980年代のイラン。さらには、私たちの未来をも接続する試みだ。戊辰戦争を舞台に、日本人がアイヌ民族に強いてきた歴史を描き出すことで、今なお残る差別意識や歴史修正主義に警鐘を鳴らす今回の公演。社会問題は他人事だと視界を仕切ってしまう前に、これからの私たちと子供たちに直結する風景として、しっかりと見届けたい。12月19日(木)まで。文:小川志津子
2019年12月09日真田広之米快挙にあった50代の奮闘…役求めオーディションへ俳優の真田広之(59)が米ロサンゼルス郊外カルバーシティで開催中の映画祭「第5回アジアン・ワールド・フィルム・フェスティバル」で「特別賞」に選ばれたことを、各メディアが報じた。同映画祭は、ハリウッドでアジア映画やアジア人の俳優らの存在感をアピールするのが狙い。特別賞は、ハリウッド映画界の第一線で活躍する俳優をたたえるものだという。記事によると、真田は「(ハリウッドで)日本人の活動も認められ始めている」と受賞に喜びのコメント。「自分の役割は、日本の後輩たちがハリウッドに挑戦しやすくなるような環境をつくること。さらに力を尽くしたい」と後進にエールを送ったという。「もともと日本の映画界の第一線で活躍していた真田さんですが、1999~2000年に英国の名門劇団ロイヤル・シェークスピア・カンパニーにただ1人の日本人キャストとして参加。そのことが転機になって、海外進出に意欲がわいたそうです。そして03年公開のハリウッド映画『ラストサムライ』の好演で注目を浴び、活動の拠点を米・ロサンゼルスに移しました」(映画関係者)以後は「ラッシュアワー」「ウルヴァリン」「アベンジャーズ」などの人気シリーズに出演。ドラマシリーズにも出演している。「昨年は秋の褒章を受章したほどで日本では大物の俳優ですが、現地では気に入った作品があれば自らオーディションを受けているそうです。そうした地道な努力が実り、今回の受賞に至ったのです」(芸能記者)来年で還暦を迎える真田だが、まだまだ挑戦は続きそうだ。
2019年11月10日コーチ(COACH)は、マイケル・B・ジョーダンとのコラボレーションによる日本の人気アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』にインスパイアされた「コーチ X マイケル・B・ジョーダン(COACH X MICHAEL B. JORDAN)」コレクションを2019年10月7日(月)より発売する。マイケルの愛する『NARUTO -ナルト- 疾風伝』を取り入れたカプセルコレクション「コーチ X マイケル・B・ジョーダン」コレクションは、コーチのメンズウェア初のグローバルアンバサダーである俳優兼プロデューサーのマイケル・B・ジョーダンとのタッグによって誕生した。マイケル自身の愛する『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の要素をコレクションに取り込み、アニメのグラフィックと機能的なファッションを融合させている。「NARUTO -ナルト-」とは「NARUTO -ナルト-」は、1999年にデビューした、岸本斉史による人気の忍者バトルアクション。オリジナルの漫画シリーズ、「NARUTO -ナルト-」と「NARUTO ‐ナルト‐ 疾風伝」のアニメシリーズ、劇場映画、漫画アニメシリーズ「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」が含まれる。今回のコレクションは、 1年間にわたる「NARUTO -ナルト-」20周年記念の一環として発売される。ユニセックスで豊富なラインナップ「COACH X MICHAEL B. JORDAN」コレクションで展開するのは、ユニセックスなパーカ、デニムジャケット、プルオーバー、バックパック、ユーティリティパック、ハイブリッド スニーカーブーツなど。これらには、機能性を重視し、取り外し可能なスリーブやエラスティック クロージャーといったディテールを盛り込んでいる。また、『NARUTO ‐ナルト‐ 疾風伝』の登場人物のイメージをフィーチャーした、シリーズのトレードマークである「目」のモチーフを、コーチのレトロCロゴのグラフィックでアレンジして配した。映画『ブラックパンサー』のレイチェル・モリソンがイメージムービー撮影コレクションの発表にあたって、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の神秘的な図像を吹き込んだキャンペーンビジュアルも公開。ジョーダンの発案で、映画『ブラックパンサー』の撮影監督としてジョーダンと協働経験のあるレイチェル・モリソンが撮影した。【詳細】「COACH X MICHAEL B. JORDAN」コレクション発売日:2019年10月7日(月)※取り扱い店舗に関しては事前問い合わせを推奨。Coach x MBJ Backpack 100,000円+税Coach x MBJ Belt Bag 60,000円+税Coach x MBJ Tote 42 37,000円+税Coach x MBJ Pouch 34,000円+税Coach x MBJ C143 SNEAKER 45,000円+税Coach x MBJ C385 HIKER 55,000円+税Coach x MBJ Utility Pant 34,000円+税Coach x MBJ Shearling Aviator 330,000円+税Coach x MBJ Nylon Sweatshirt 34,000円+税【問い合わせ先】コーチ・カスタマーサービス・ジャパンTEL:0120-556-750
2019年10月05日真田広之が、リブート版『モータル・コンバット』でスコーピオン役を演じることが明らかになった。「Variety」誌などが報じた。同作は同名の格闘ゲームをベースとしており、1995年にポール・W・S・アンダーソン監督によって映画化されたこともある。今作のキャストにはライデン役に浅野忠信、サブゼロ役にジョー・タスリム(『スター・トレック BEYOND』)、ソニア・ブレイド役にジェシカ・マクナミー(『MEG ザ・モンスター』)、カノウ役にジョシュ・ローソン(『Bombshell』)らがすでに決定しており、今回真田はシャン・ツン役に決定したチン・ハン(『スカイスクレイパー』)とともに加わった。真田演じるスコーピオンは、自分を殺害した犯人に復讐を誓い、蘇った忍者戦士だという。ゲーム版の「モータル・コンバット」は、1992年に初めて発売。今年4月に登場した最新作は、同シリーズで最も売り上げた作品となっている。CM監督出身で長編映画デビューとなるサイモン・マクオイドがメガホンを取るリブート版『モータル・コンバット』は、2021年3月5日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2019年08月28日総製作費約81億円、5シーズン全299話の壮大なスケールで描かれる、気高きインドの王の英雄伝を描いたドラマ「ポロス~古代インド英雄伝~」シーズン1がHuluにて独占配信決定。その予告映像と場面写真がシネマカフェに到着した。異例のロングラン・ヒットを記録したインド映画『バーフバリ 王の凱旋』の熱も冷めやらぬ中、新たに日本初上陸する王の物語は、紀元前350年、栄光を極め“黄金の鳥”と呼ばれた古代インドが舞台。国王の息子として生まれながらも、赤ん坊の時に祖国を追われ、盗賊の一員として育った主人公・ポロスが、偶然の出来事がきっかけで再び祖国に戻り、やがて王として世界最強の征服者・アレクサンドロスとの歴史的な一戦に導かれていく様を圧倒的スケールと映像美で描く。総製作費81億円というインドドラマ史上に残る莫大な製作費がかけられた本作。撮影には11ものセットが使われ、撮影準備に1年半、撮影セットを作るだけでも7か月もの時間が費やされたという。物語はインド、マケドニア、ペルシャを跨いで繰り広げられる。この度解禁された予告編では、古代インドに迫る征服者・アレクサンドロスの迫力ある戦闘シーンから、“黄金の鳥”と呼ばれた古代インドの豪華絢爛な宮廷の様子や祭のシーンなどが続き、まさしく本作のスケールの大きさが伝わってくる映像。さらに、同じく解禁になった場面写真からも、“黄金の鳥”と呼ばれた古代インドのセットや衣装の豪華絢爛さが目を引く。登場人物はポロス、アレクサンドロスなど実在の人物をモデルにして作られており、英雄となったポロスの知られざる物語を、生前に遡り丁寧に描いていく。エピソードは全299話。1話約30分で平日毎日エピソードが追加されるので、毎日王の物語を楽しむことができる。「ポロス~古代インド英雄伝~」シーズン1は9月2日(月)よりHuluにて独占配信スタート、毎週月曜~金曜12時に新エピソード追加(全299話)。(text:cinemacafe.net)
2019年08月20日宝塚歌劇団雪組の東京公演、幕末ロマン『壬生義士伝』と、ダイナミック・ショー『Music Revolution!』が、7月26日(金)に東京宝塚劇場で開幕する。『壬生義士伝』は、2002年に渡辺謙の主演でテレビドラマ化、2003年には中井貴一主演で映画化もされた、浅田次郎のベストセラー小説が原作で、宝塚版の脚本・演出は石田昌也が担当している。主人公は、南部藩の下級武士で、妻子を貧困から救うために脱藩し、新撰組隊士となった吉村貫一郎。“守銭奴”と言われながらも、お金のために人を斬る、このおよそ宝塚の主人公らしくない男の深く哀しい心を、雪組トップスターの望海風斗が巧みに表現し、いわゆる“新選組物”とはまた違う、妻子への愛、幼馴染みとの友情を描いた見応えある人間ドラマになっている。トップ娘役の真彩希帆が、故郷で吉村を待つ妻しづと、吉村が京都で出会う両替商の娘みよの二役を、彩風咲奈が吉村の竹馬の友で、後に出世を遂げ、再び吉村と関わることになる大野次郎右衛門役を演じて、望海を力強く支え、専科の凪七瑠海が軍医の松本良順役で出演。望海との同期共演が実現した。併演のショー『Music Revolution!』は、劇団屈指の歌唱力を誇るトップコンビ、望海と真彩の歌声をたっぷり堪能できる、“音楽”の起源から現在までをテーマにしたショーだ。作・演出の中村一徳は、以前から雪組公演を手がけることが多く、現トップコンビになってからも、プレお披露目のショー『“D”ramaticS!』や、大ヒットを記録した『ファントム』の演出を担当。今回も、雪組生一人ひとりの魅力を最大限に生かす演出で、楽しいショーが繰り広げられる。歌だけでなく、中村のショーでは定番となっている、ブライアント・ボールドウィン振付による迫力のあるダンス場面も必見だ。公演は9月1日(日)まで。文:原田順子
2019年07月26日宝塚歌劇団雪組公演のかんぽ生命 ドリームシアター 幕末ロマン『壬生義士伝』、かんぽ生命 ドリームシアターダイナミック・ショー『Music Revolution!』が5月31日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。宝塚歌劇雪組 かんぽ生命ドリームシアター 幕末ロマン『壬生義士伝』/かんぽ生命ドリームシアター ダイナミック・ショー『Music Revolution!』チケット情報浅田次郎のベストセラー小説を原作に、映画化やドラマ化もされてきた『壬生義士伝』。幕末の動乱期を舞台に、奥州盛岡、南部藩の足軽の子として生まれた下級武士、吉村貫一郎の生き様を描いた物語だ。朴訥な人柄でありながらも北辰一刀流免許皆伝の腕前を持つ貫一郎は、貧困にあえぐ家族を救うため、妻子を盛岡に残して脱藩し、新選組隊士となる。危険な任務もいとわず人を斬り続けるが、新選組は鳥羽伏見の戦いで敗走。深手を負った貫一郎は帰藩を請うべく大坂の南部藩蔵屋敷へと向かうが、そこにいたのは、蔵屋敷差配役となった竹馬の友・大野次郎右衛門だった…。近藤勇、土方歳三、斎藤一、沖田総司ら、新選組の名だたる隊士が一目置いた吉村貫一郎。剣士としての腕はありながらも、彼らのように決して圧倒的な存在感や華があるような人物ではなく、むしろ控え目だ。しかし家族のことを第一に考え、“守銭奴”と言われながらも、妻子に仕送りをするために人を斬り、いつか必ず故郷に帰ろうという思いで生きている真っ直ぐな男。そんな彼の生き様をトップスター望海風斗が抑えた演技で繊細に表現して魅せ、観る者の胸をぐっと締め付ける。トップ娘役・真彩希帆は、盛岡で辛い環境にありながらも子どもたちと共に強く生きる貫一郎の妻しづと、愛らしく、貫一郎に思いを寄せる京の両替商・鍵屋の娘みよの二役を好演。大野次郎右衛門役の彩風咲奈や、土方歳三役の彩凪翔、斎藤一役の朝美絢らも存在感たっぷりに演じている。専科から出演の凪七瑠海は、大日本帝国陸軍・軍医総監の松本良順役。新選組の主治医であったことから、当時の彼らの状況を回想しながら、狂言回しとして落ち着いた演技で舞台の空気を締めている。第2幕のショー『Music Revolution!』は、ロックからはじまり、ジャズ、ラテン、ポップス、クラシックなど、さまざまなジャンルの音楽を使い、ダイナミックに繰り広げられる。男役の黒燕尾の群舞やしっとりとしたデュエットなど、緩急ある展開で楽しませてくれる。公演は7月8日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、7月26日(金)から9月1日(日)まで東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは6月30日(日)一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2019年06月07日東京ドームシティプリズムホールで3月31日、元ジャニーズJr.の真田佑馬さん、阿部顕嵐さんによる事務所退所後初のファンイベント「真田佑馬と阿部顕嵐のつなげるつなげるつなげる」が開催されました。こちらはTOKYO MXが主催する『TOKYO MX FES.2019』内でのイベントで、局公式アプリの『Mキャス』でも中盤まで生中継されました。会場ファンの大歓声の中、登場した真田佑馬さんと阿部顕嵐さん。まずは先日『ひるキュン』(TOKYO MX、昼12時~)に出演した際のVTR振り返りや、お互いのSNSに関して解説。【こちらもおすすめ】阿部顕嵐、真田佑馬、ジャニーズ事務所退所後初のテレビ出演&3月にイベント登場真田さんは自身のツイッターに関して「自由に投稿している」とし、愛犬・サスケの写真などを紹介しました。またイベント中に実際につぶやく演出も。なんと、ハッシュタグを“つなげる”ではなく、“つながる”に間違えてしまうおちゃめなミス。阿部顕嵐さんは自身のインスタグラムのアカウントについて、「好きなもの、きれいなものを載せている」とし、美術が好きなことを語りました。【こちらもおすすめ】阿部顕嵐(元Love-tune)がインスタグラムを開設?そして、ここで阿部さんのインスタグラムに載っている絵を描いたという、ある人物が登場することに……。サプライズで元Love-tuneの長妻怜央さんが会場に現れたのです!最近「絵を描き始めた」という長妻さん。「長妻怜央のつなげるつなげるつなげる美術館」と題したコーナーを展開しました。そこでは長妻さんが最近描いたという絵が紹介され、その中で阿部さんのアカウントにアップされていた絵も、実は長妻さんが描いていたことが判明。絵が得意という知られざる才能を開花させていた長妻さん。最後に紹介されたのは、ステージの上で黄色い服を着て踊る男性を描いた「足長兄さん」と題された絵。“ダンス”、“足長”、さらには“黄色“という内容から、元Love-tuneのメンバーカラーが黄色で、ダンスが得意な森田美勇人さんではないか、と視聴者の誰もが思った矢先、“モデルの方”ということで、なんと森田美勇人さんも会場に駆けつけました。会場が熱気にあふれる中、「森田美勇人のつなげるつなげるつなげる写真展」と題したコーナーがスタート。海外旅行が好きという森田さんが、アメリカ、ドイツ、フランスなど世界各地で撮ったプライベート写真が紹介されました。そして、このタイミングで森田さんはインスタグラムを開設することに。開設からわずか1時間足らずでフォロワー19万人を突破し、森田さんの人気が伺えます(3月31日11時30分時点)。ここでエムキャスでの生中継は終了しましたが、イベントはまだまだ続き、森田さんのインスタグラムの初投稿写真を撮影する流れに。なんと撮影するスタッフに扮して、元Love-tuneメンバーの諸星翔希さんも登場。諸星さんからは舞台出演の発表がありました。その後、京都で舞台中の元Love-tuneメンバーの萩谷慧悟さんとFacetimeを使った生ビデオ通話も行われ、まさかの元Love-tuneのサプライズ集結に会場もネット上も大騒ぎに。3月31日は元Love-tuneリーダー、安井謙太郎さんのジャニーズ事務所退所日でもあります。このあと6人との合流はあるのか、目が離せません!文/エミチャンカパーナ画像/Shutterstock
2019年03月31日TVドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介するのは、海外ドラマ『ウエストワールド』シーズン2でストーリーの鍵を握る重要な役どころを演じた真田広之さん。ロサンゼルスに拠点を置き、国際派俳優として活躍する真田さんにお話をうかがいました。文・田嶋真理【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 8世界を舞台に進化し続けるスター・真田広之『ウエストワールド』の原案は、『ジュラシック・パーク』の原作者・マイケル・クライトンが1973年に手掛けた同名タイトルの映画。西部劇の世界を再現した近未来のテーマパークを舞台に、人工知能(AI)の反乱を描き、現在もなお根強いファンを持つSFスリラーです。その遺伝子を引き継いだドラマ『ウエストワールド』の製作総指揮を務めるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『LOST』のJ・J・エイブラムズと『ダークナイト』シリーズや『パーソン・オブ・インタレスト』のジョナサン・ノーラン。100億円という巨額な製作費を投じ、壮大な物語を紡いでいきます。シーズン2では、人類の快楽を満たすためだけの人工知能を持つアンドロイドたちが自我に目覚めて反乱を開始。日本の江戸時代をモデルにした “ショーグン・ワールド” に代表される新たな世界で、波乱に満ちた物語が展開されます。ーー真田さんは出演シーンで華麗な殺陣を披露されています。スタントはすべてご自身で行ったそうですね。真田さん ファイティング・シーンの撮影のとき、僕の代わりにアングル・チェックをするスタンドインの方はいましたが、本番のテイクは乗馬も立ち回りのシーンもすべて自分でやりました。ーースタントをすべて自分で行うハリウッド・スターは珍しいのでは?真田さん そう思います。僕も最初にハリウッドへ来たとき、自分でスタントをやらせてもらえませんでした。危険だから、スタントマンの仕事がなくなるなど、さまざまな理由でしたが、自分でスタントをやっているうちに「あいつなら大丈夫」と信頼してもらえるようになりました。今は逆にスタントを求められるようになり、「あいつならやってくれる」と思っていただける状況になりましたね。ーー真田さん演じるムサシの、二刀流の殺陣にしびれました。真田さん ムサシは、名前こそ宮本武蔵にちなんでいますが、宮本武蔵とは関連性のない、架空のキャラクターです。しかし、アメリカのサムライ好きの方々は、武蔵と言えば二刀流というイメージを持っていらっしゃる。それで、テーマパークのサービスという意味合いで、私が出演した第5話と第6話では、二刀流の殺陣を入れました。自分も楽しみながら演じることができました。ーームサシが初めて登場するエピソードで、袖搦(そでがらみ・江戸時代に使用された長柄の捕り物道具)を使用されています。ハリウッドではなかなかお目にかかれない小道具だと思います。真田さん 脚本を読んだとき、「よく調べたな」と思いました。袖搦は、獲り方が犯人を捕まえるとき、衣服を絡ませて使う道具です。シーズン1から登場しているキャラクターのヘクターは、ムサシと鏡のように対の存在なんです。ヘクターはシーズン1で保安官の銃と馬を奪うシーンがあったので、それに合わせて江戸時代の捕り物道具を登場させたのだと思います。小道具チームが懸命に調べて、袖搦を作り上げてくれたことが嬉しかったですね。ーーもし、本作のような体験型テーマパークが実在したら、どこに行きたいですか?真田さん 日本の大昔をさかのぼって、神話の世界を見てみたいですね。それと、もしかしたら、今後の『ウエストワールド』に出てくるかもしれませんが、ローマ帝国を訪ねてみたいです。映画のなかでそういった世界を知ることはできますが、実際に目の前で観ることができたら良いですね。ーー本作の撮影中に57歳のお誕生日を迎えたそうですね。真田さん その日は、朝から立ち回りのシーンを撮影していました。撮影現場で誕生日を迎えるのは、いつでもどこの国に行っても幸せなことだと思っています。しかも『ウエストワールド』という作品の素晴らしい環境に身を置いて、そこで汗をかいて演じる中で誕生日を迎えられたことがとても自分らしく思えて、微笑ましい気持ちになりました。午前の撮影の休憩時間が終わり、午後の撮影を再開するとき、スタッフが特大のケーキを用意してくれて。その場にいた全員がハッピー・バースデーの歌を歌ってくれました。僕は衣装の着物姿でロウソクを吹き消し、スタッフ全員でケーキをわけ合って食べました。ウルウルしてしまうくらい、感動しました。日が暮れて撮影ができなくなった後は、キャストやスタッフたちが近くのパブに誘ってくれ、ハッピー・バースデーの掛け声とともに乾杯をしてくれました。本当にすべてが完璧な日だったので、個人的に誕生日を祝うことはせず、翌日の撮影に備えて帰りました。ーー長年、若い頃のスタイルをキープし続けている真田さんのイメージにケーキが結びつかないのですが……(笑)。真田さん 甘いものは大好きです。普段は体調維持のために甘いものを控えて、ここぞというときにだけ食べます。この日は、スタッフがキープしてくれたケーキの上のプレートも含めて、完食しました(笑)。ーー国際派スターとして躍進し続ける真田さんの情熱の源は?真田さん 10歳から12歳の間、子役をやめた途端にスクリーンが恋しくなって。どうやったら、再びスクリーンに戻れるだろうと思い、毎週のように映画をたくさん観ました。そのとき観た映画で、歌う、踊る、アクションのすべてを出演者がやっている姿を目の当たりにし、自分も役者に戻れたらこうありたいなと思いました。武道のトレーニングを始めた13歳の頃から、いつの日か世界中の優れた監督や俳優たちと一緒に仕事をしたいという目標を持っていました。ーー真田さんは今、その目標を超えた位置にいらっしゃるように感じます。歩みを止めない理由は?真田さん 新たな課題にチャレンジしていく、ドキドキ感を求めているのかもしれません。やったらやったぶんだけ認めてもらえる。そして、『ウエストワールド』のように優秀なチームと仕事ができる。俳優として少しでも上に行くためには未知なものに挑戦していかなければならないと思います。挑戦しているときは、常に学生のころのような気分になれますね。今あるものだけで勝負できる仕事だけをし始めたら、どこか緩んだり、つまらないパフォーマンスしかできなくなる自分を想像できてしまうんです。新しいものに飛び込んでいけば、いつもドキドキしていられます。それが、僕の情熱と好奇心が失せない理由かなと思います。こうして、挑戦できる対象に運良く出会えているので、すべては縁が支えているとは思います。ぜひ日本の方々に、『ウエストワールド』を観ていただきたいですね。インタビューのこぼれ話2019年に公開される映画『アベンジャーズ』シリーズの第4作には日本を舞台にしたシーンがあり、真田さんが出演するとのウワサ。ハリウッドで確固たる地位を築いた真田さん。今後の出演作にも注目です!Information『ウエストワールド』シーズン28月6日(月)より毎週月曜よる10時ほか二カ国語版(吹替版)を日本初放送©Shutterstock/AFLO(真田広之)©2018 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
2018年08月04日男性のなかには、過去の武勇伝なんかを語る人がよくいます。正直、聞いていてあまり楽しいものじゃないですよね?でも、女性のなかにも、気が付かないうちに同じような話をしている人もいます。ということで、“男が引いた彼女の恋愛武勇伝”というテーマで話を聞いたのでご紹介しましょう!文・塚田牧夫彼氏の浮気相手にビンタ一閃「彼女と、彼女の親友の子と、三人で食事をしていました。そのとき、何気なく二人の出会いについて聞いてみたんです。昔、彼女は、付き合っていた男が浮気をしているのを突き止めたそうです。その浮気相手が男の家にいるのを見計らい、乗り込んだらしい。そして、浮気相手に対してビンタ一閃。しかし、浮気相手もそれではひるまず、取っ組み合いのケンカになったそう。最終的に、男が悪いということになり、二人で男をボコボコにしたということでしたが……。そこで、彼女の親友が口を開きました。“その浮気相手っていうのが私”だと……。とんでもねぇオチが待っていました」ショウスケ(仮名)/33歳写真の男たち全員と…「彼女の家に行ったとき、一枚の写真を見付けました。大学のときのサークルの集合写真で、男女が十人ほど写っていました。俺は“彼氏いるよね?”と聞いてみました。当ててみてというので、ひとりそれっぽいのを指差したら、“正解”って言うんですね。ただ、“ほかにもいる”って言うんです。で、もうひとり指差したら、また正解。そこで“まだいる”と言う。まさか……。彼女は、“正解は……全員でした!”と、嬉しそうに言うんです。写真の男全員と付き合ったことがあると……。数えたら男は六人いました。なんてハレンチなサークルなんだと思いました」ユキノリ(仮名)/27歳“男が引いた彼女の恋愛武勇伝”をご紹介しました。何気なく話した昔の話が、とんでもなく過激である場合があります。聞いていた男性が、閉口してしまう場合も。調子にのって話しすぎて、男性の武勇伝を上回らないように気を付けましょう。(C) VGstockstudio / Shutterstock(C) Jack Frog / Shutterstock(C) nd3000 / Shutterstock
2018年07月09日7月に舞台「新・幕末純情伝」FAKE NEWSが上演される。「新・幕末純情伝」は“新撰組の沖田総司が実は女だった”という、つかこうへいのユニークな着想のもと、1989年の初演以来上演され続ける人気作。今回は、つかの生誕70年を記念し、縁の深い紀伊國屋ホールにて上演。命日である7月10日(火)には特別公演も行われる。演出は河毛俊作。広末涼子や石原さとみ、昨年と一昨年には松井玲奈と、錚々たる顔ぶれが演じてきた主人公・沖田総司役に抜擢された北原里英に話を聞いた。4月18日に卒業公演を行ったばかりの元NGT48キャプテン・北原。初の本格舞台出演、そして舞台初主演への挑戦は「今まではAKB48グループが好きな方の前に立つことが多かったので、この舞台で私のことを全く知らない方、舞台が好きな方の目に触れると思うと、やはり緊張はあります」と明かしつつ、「もともとお芝居がしたくてこの世界に入ってきたので、こうやって舞台に挑戦できることが嬉しいです。もちろん不安もありますが、やはり嬉しさのほうが大きい」と笑顔。その作品が「新・幕末純情伝」であることは「最近では(同じAKB48グループ卒業生の)松井玲奈ちゃんが出演していましたし、たくさんの女優さんが出演してこられた作品なので、こういうインタビューでも“負けたくないですか?”とか聞かれるのかなと思っているのですが(笑)、それより自分にしかできない『新・幕末純情伝』ができればいいなと思っています。もちろん今まで続いてきたものも大切にしつつですが、作品ファンの方にも“また違うよさがある”と思ってもらえるように挑戦していきたいです」。ビジュアル撮影では「儚く、強く」をイメージしたといい、「どこか儚さ、切なさもある物語だと感じているので、自分もその世界に入り込んでいけたら」と北原。男として育てられた女性・沖田総司を演じることについては「今までは女性として、特にかわいく生きなければいけない仕事だったので、まず、男として育てられた沖田総司を舞台上で生きられることがすごく楽しみです。難しい感情の多い役なので、本番が始まってからお客さんに気付かされる部分も多いだろうなとも思っています」。共通点は「全然ない」と笑い、「まず何かを背負って生きてきてない。明るく幸せに生きてきたので(笑)。そこは全然違いますよね。ただ、お芝居で別人の人生を歩むのはすごく楽しいです」。北原の初挑戦、どのような姿が観られるのか期待したい。公演は7月7日(土)から30日(月)まで東京・紀伊国屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2018年05月09日伝線してしまったストッキング、捨てるのはもったいないかもしれません。実は家事に利用すると、節約や掃除に役立つんです。その1雑誌や新聞紙をゴミに出す時の「紐」として利用ストッキングの最大の特徴は伸縮性。とにかく伸びます。この特徴を活かし、雑誌、新聞紙、ダンボールなどを捨てる時、ストッキングを使って縛ると、紐でしばるより、長さの調整が楽で、大きさが違う雑誌等を束ねるにも強く固定出来て便利ですその2クイックルワイパーに付けてお掃除!細かい目がホコリをキレイに吸い取ってくれます。そこで、クイックルワイパー(スリッパにも!)に合うサイズに切り、付けるだけでホコリ掃除が可能な上に、専用シート代が節約可能です。その3お風呂で楽しむゆずやみかんなどお風呂に浮かべて入浴すると自然な香りに癒やされますが、そのままだと皮などがお湯に広がってしまい、そのまま流すのもためらわれます。こんな時もストッキングです。キレイなお湯のまま果物の香りを楽しめます!緑茶や紅茶の茶殻も是非試してみて下さい。その4シンクの排水口目の細かさは排水口でも大活躍します。つま先部分を排水口に被せれば、コーヒーの粉までキャッチする優秀さ。安心して洗い物できますね。その5面倒な窓掃除も一度で気ピカピカタオルなどで窓を拭くと繊維がガラスに残ってしまい、かえって汚く見えてしまいますね。そんな時は雑巾をストッキングに入れて拭いてみて下さい。繊維が細かいので雑巾に付着しているクズなど残さずキレイに窓が拭けますよ。その6隙間掃除の武器!針金ハンガーにストッキングをかぶせるだけです。これで冷蔵庫の下やタンスやクーラーの上などのホコリを簡単に拭き取ることができます。その7靴が静電気のお陰でピカピカに靴磨きの仕上げに使う方法です。静電気が細かいホコリを吸収してくれるので仕上がりに差が出ます。その8面倒な網戸の掃除にも!目の細かさ、静電気、そうです、もう想像できますね?網戸についた汚れをきれいに掃除できます。少し面倒ですが編んでやってみたら効率的にキレイになりなしたその9水垢掃除にも威力!蛇口が白く汚れているのって嫌ですよね。洗剤や歯磨き粉を少し含ませ蛇口を拭くと水垢をキレイに落とすことができます。その10ガラスを割ってしまった時…掃除機のヘッドを外し、吸入口にストッキングを重ねて吸い取れば、細かいガラス片もキレイに集めることができます。ストッキングが伝線、って見た瞬間ネガティブな気持ちになってしまいますが、目の細かさ、伸縮性、静電気が生じやすい、という特性を上手に活かすと便利に再利用できますね。(文・嵯峨野きよみ)
2018年03月17日女性の足を美しく見せてくれるストッキング。これからの季節は、寒さを防いでくれるものにもなりますね。しかしこのストッキング、伝線したり破けたりと耐久性に不満を持っている人も多いはず。特に、お気に入りのものやおろしたてのものが傷ついてしまうとショックも大きくなります。そこで今回は、ストッキングを長持ちさせるためのコツについてご紹介します。●(1)サイズ選びを慎重に『いままで適当に買ってたけど、詳しい人に選んでもらったらサイズが全然違って、履き心地もよくなりました。今まで小さいものを無理やり履いていたみたいです。余計な負担がかからなくなったのか、履きやすくて快適ですね。なにより痛みにくくなったのがうれしいです。買い替えるペースが明らかに遅くないました』(20代女性/会社員)洋服のサイズ選びに気を使っている人は多いと思いますが、ストッキング選びは雑という人はいませんか?ストッキングは伸縮性があるため、サイズが違っていても問題なく履くことはできますが、知らず知らずのうちに負担がかかっている のです。当然、履き心地や履くときのスムーズさにも影響するはず。できるだけ長持ちさせるためにも、しっかりとサイズ選びをしたいところです。基本となるのは身長で、次いでヒップサイズが基準となります。ストッキング用のサイズが設定されているため、しっかりと確認するようにしましょう。●(2)爪への接触を最小限にする『ストッキングが伝線する一番の原因は爪に引っかかること。これは手の爪も足の爪も一緒です。最初に足に通すときはストッキングをドーナツ状にまとめ、爪先から被せるようにはくといいですよ。そして上までもってきたら手をグーにして引き上げます。これで“爪とこすれる”という状況はなくなるはずです』(20代女性/アパレル)ストッキングが伝線する原因として最も多いのは引っかけてしまうこと。なかでも爪に引っかけて伝染させた経験のある人は少なくないでしょう。そのため、足を通すところから履き終わりまで、できるだけ爪に当たらないようにする ことが最も重要です。また、爪だけでなく手や足全体のなめらかさにも気を配りたいところ。手をグーにして履いても、手の甲がガサガサでは効果も半減します。ハンドクリームやボディクリームを使い、こまめなお手入れをしておくことが大切です。●(3)干すときは陰干しに『洗濯には気を使ってますね。洗濯機ってただでさえ生地への負担が大きそうだし、できるだけ手洗いするようにしています。ただ、このとき爪に当たるとそれで伝線するのでゴム手袋は必須。洗濯機で洗うときも必ず洗濯ネットへ入れています』(40代女性/主婦)ストッキングはポリウレタンという素材でできており、これは使用を続けることで劣化していくと言われています。そのためどれだけ伝線しないように気を使っていても、くたびれた状態になるのは避けられません。とはいえ、日頃のお手入れ方法によってはそれを遅らせることもできるでしょう。ポリウレタンは熱に弱い と言われているため、干すときは直射日光をさけ、陰干しするようにしましょう。気温が高い場合には室内で干すのもおすすめです。----------いかがでしたか?最近では伝染しにくいよう補強されたストッキングなども登場していますが、薄くデリケートなものであることに変わりはありません。一日すっきりとした気分で過ごすためにも、伝線しにくい扱い方をマスターしたいものですね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年10月18日NHK大河ドラマ「真田丸」のメインテーマでも知られるヴァイオリニストの三浦文彰が、8月27日(日)今夜放送のTBS系「情熱大陸」に出演。「天才少年」と呼ばれた若き孤高のヴァイオリニストに秘められた“家族の絆”を番組が追った。三浦さんは1993年東京都生まれ。両親はヴァイオリニスト、妹はピアニストという音楽一家で育ち、3歳からヴァイオリンを始め6歳より徳永二男に師事し、その後ウィーン私立音楽大学に入学、パヴェル・ヴェルニコフ、ジュリアン・ラクリンのもとでさらに腕に磨きをかけた。2009年に世界最難関といわれるドイツのハノーファー国際ヴァイオリンコンクールに、16歳という若さで史上最年少優勝。使用するのはストラディヴァリウス1704年製作Viottiという若き天才ヴァイオリニストだ。ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、ミルウォーキー響、プラハ・フィルなど世界の名だたるオーケストラや音楽家たちと数多く共演。日本でも「AAA」や辻井伸行とのコラボ、さらに2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」での、ヴァイオリンの印象的な音色ではじまるメインテーマを弾き話題になるなど多方面で活躍している。朝から晩まで「ずーっとずーっと音楽のことを考えてしまう」という几帳面な性格で、唯一の息抜きは「お笑い動画を見て笑うこと」だという三浦さん。繊細かつ骨太な音色とその甘い顔立ちで女性ファンも数多い彼だが、その家庭環境から「天才少年」「サラブレッド」と世間から呼ばれるも、裏では家族の問題に苦しみ父親に反抗し続けた苦しい過去があったという。今回番組では三浦さんの海外での音楽活動とともに、次世代の才能を生み出そうと子どもたちに直接レッスンをする風景なども取材。さらに自らがヴァイオリンを演奏しながらオーケストラの指揮もするという「弾き振り」に挑む過程にも密着した。この「弾き振り」で共演したオーケストラのコンサートマスターはなんと父親。父との関係に苦しみ屈折した思いを抱えながら大人になった過去を持つ三浦さんと、その息子の成長を影で見守る父親、お互いを想いながら音を奏でる音楽家親子の“絆”を追う。「情熱大陸」は8月27日(日)23時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年08月27日宇宙船で未知なる生命体と向き合う恐怖を描いた映画『ライフ』プレミア試写会が6月12日(月)、都内にて行われ、出演する真田広之が登壇した。半年ぶりに日本の地を踏んだという真田さんは、集まった観客にサインをしたり握手をするなど、心のこもった対応をした。その様子に、「格好いい!」、「素敵」と熱視線を浴びせられると、「(視線が)グサグサきてます。うれしい痛みですけど(笑)」と、変わらぬ紳士的な姿でファンを魅了していた。『ライフ』は『デッドプール』の脚本チームが仕掛けるSFホラー。火星で発見した未知なる生命体は、筋肉と脳だけでできており、相手に合わせて進化しどんな状況でも生き続ける。医師デビッド(ジェイク・ギレンホール)、航宙エンジニアのローリー(ライアン・レイノルズ)、システムエンジニアのショウ・ムラカミ(真田さん)ら6名の宇宙飛行士は、生命体を地球に行かせないため、壮絶な死闘を繰り広げる。フライトエンジニアの役をやるにあたって、「一番ベテラン宇宙飛行士役で、4度目のミッションという設定でした。僕は過去に3つ宇宙ものをやっているので、僕にとっても4度目のミッションで、最初にフライトしてから40年飛び続けているという(笑)」と、さすがの経歴を披露。主演のジェイクやライアンも、ダニエル・エスピノーサ監督から、真田さんの飛行シーンを見せられて「参考にしろ」と言われるほど、全幅の信頼を寄せられていたそう。真田さんは「長老に敬意を表してくれただけなんですけど」と恐縮の表情を見せつつも、「監督は『50(代)半ばでまだ飛んでいるよ』とほかの若い人たちにはっぱをかけていて(笑)、僕のことを『マエストロ』と呼んでくださるようになりました」と公表すると、場内からは拍手が送られた。「現実味のある話」と真田さんが脚本を読んだ第一印象を語る通り、劇中で対峙する地球外生命体の存在がいることは、現実に報道などでも伝わっている。実際、地球外生命体にもし会ってしまったら…と話が及ぶと、真田さんは「この作品で学んだんですけど、最初にどう対処するかで敵になるか、味方になるかが決まります。会ってみたい興味は非常にありますけど、どのくらい危険なのかはわからないので、できれば遠目で…」と少々及び腰。しかし、「少しずつ相手のことがわかってきたら、ご挨拶したい。あ、握手できるのかわからないですけど(笑)」と、チャーミングに微笑んだ。『ライフ』は7月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年06月12日NHK大河ドラマ「真田丸」で真田信繁(堺雅人)の側室“たか”役を務めて注目を集め、映画・ドラマ・演劇などでめざましい活躍を続ける実力派若手女優・岸井ゆきの。彼女が満を持して初主演を務める映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の豪華追加キャストが発表され、さらに主題歌をシティポップバンド「Yogee New Waves」が手がけることが分かった。とある夏の地方都市。鳴り続ける電話、吉子(岸井ゆきの)が彼氏とのセックスを中断して出てみると、それは、祖父の訃報だった。2階から、草むしりをする父・清二に声をかける――「おじいちゃん、死んじゃったって。」。祖父の葬儀のために、久々に集合した祖父の3人の子とその家族は、その死を悲しむひまなく準備に追われていく。そんな中、それぞれのやっかいな事情が表面化し、とある事件をきっかけに、みっともないほどの本音をさらけ出す。そんな親族に呆れながらも、流れに身を任せていた吉子は…。「真田丸」や映画『ピンクとグレー』『森山中教習所』などで知られる実力派女優・岸井さんを映画初主演に迎え、「ソフトバンク」「Microsoft」「JRA」など話題のCM演出で業界若手No1といわれる監督・森ガキ脩大との注目のタッグで贈る本作。祖父の葬儀をきっかけに、それぞれの事情を抱えた家族が久々に集合し、やがて、みっともないほどの本音をさらけ出すうちに、やっかいだけど愛すべき“本当の家族”へと踏み出していく珠玉の物語。このたび明らかとなったキャストで、祖父の長男・昭夫を演じるのは、劇作家・俳優・演出家・監督など多岐にわたり活躍する岩松了。失業したことを親戚や近所にひた隠しにし、父親の威厳をすっかり失っている、という役どころ。また、次男で吉子の父親・清二には、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」やNTV「フランケンシュタインの恋」に出演中の光石研。一番の常識人に見えるが、どこか滑稽な父を演じる。長女・薫には、“ドロキュン”ドラマ「奪い愛、冬」も記憶に新しく、近年は脚本家、演出家としても活躍する水野美紀。東京で成功し、真っ赤なフェラーリに乗って登場する自由気ままに生きる独身の女性だ。昭夫の元妻・ふみ江には、NHK「ごごナマ」レギュラー出演中の美保純。昭夫との離婚後、祖父の葬儀で久々に昭夫と気まずい再会を果たすことになるという…。さらに、昭夫の息子・洋平には、ドラマ「貴族探偵」や「ひよっこ」、主演映画『ポエトリーエンジェル』の公開など話題作に立て続けに出演する若手実力派の岡山天音。父親を影で馬鹿にしながら、自らは大学浪人中、かつ引きこもり中というキャラクター。そして主題歌として本作を彩るのは、「FUJI ROCK FESTIVAL’17」を始め、数々の人気フェスにも出演や新アルバム「WAVES」リリースで話題の「Yogee New Waves(ヨギーニューウェーブス)」が書き下ろした「SAYONARAMATA」。初めて映画に楽曲提供した彼らのメロディは、さまざまな想いや心象を抱えながらも、前に向かう人を後押しするような1曲となっている。初主演を務める岸井さんは、「炎天下の熊本をともに過ごし、闘った、心強すぎる皆さんです。毎日全員野球で、一緒に、物語を紡いでいきました。ある1日、田んぼの真ん中で『主題歌はこの人に歌って欲しいんだ』と監督がかけたのが『Yogee New Waves』の曲でした。そのまま、この映画のエンディングのような時間が流れたのを覚えています。まさか書き下ろしていただけるなんて。夢みたいだ!」と、喜びをコメント。一方、本作が長編映画デビュー作となる森ガキ監督も、「描きたかったキャラクターにぴったりの配役で、演出している間もずっと笑いをこらえるのに大変でした。こんな群像劇みたことないぞって自信をもって言えるのも、岸井さんを中心に個性あふれる素晴らしすぎる役者の方々が臨機応変に1つのゴールにむかって、笑いながらかけづり回ってくれたおかげです。あの夏の熊本での撮影は一生忘れません」と撮影をふり返ってコメント。「僕も初長編作品、岸井さんも初主演というので主題歌も絶対に初のアーティストって漠然と決めていて、一緒に大きくて新しい波を作っていけるアーティストを探していたときに『ヨギー』と出会いました。映画完成まで本当にいろんなことがあったんで、曲が上がった瞬間にようやくここまできたんだなって、涙がこみ上げてきました。多くの方にヨギーとこの映画の化学反応を皆さんにみてもらいたい」と感激もひとしおの様子。「Yogee New Waves」の角舘健悟もまた、「かんかん照りの日射降り注ぐ、無情なまでの晴天。温度の隙間を縫うようにするりと風の糸がほどけては、心もまたほどけてゆく。祖父に会いにいこう!」と本作のタイトルにひっかけ、粋なコメントを寄せている。『おじいちゃん、死んじゃったって。』は11月よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月08日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、さらに高杉真宙が出演する黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。本作に、先のNHK大河ドラマ「真田丸」で話題を呼び、今後も話題作が多数控える恒松祐里の出演が決定。黒沢監督からも絶賛のコメントが到着した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向に。「地球を侵略しに来た」と、真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える…。本作は、国内外で圧倒的な支持を集める黒沢監督が、気鋭の劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を長澤さん、松田さん、長谷川さんら日本映画界を代表する豪華キャスト陣で映画化。そこに今回、加わることになった恒松さんは、NHK連続テレビ小説「まれ」、映画『くちびるに歌を』などで注目を浴び、「真田丸」で主人公・真田信繁(堺雅人)の娘すえを好演して話題に。今年は公開中の『ハルチカ』、間もなく3月25日からは『サクラダリセット』の公開が控える、ネクストブレイクの1人として注目の逸材だ。演じるのは、外見はどこにでもいるあどけない普通の女子高生、しかし、その正体は“侵略者”という立花あきら役だ。恒松さんは、10年以上のバレエで培った身体能力を発揮し、本格アクションシーンに初挑戦。クランクイン前からハードなトレーニングを重ね、撮影現場ではすさまじい殺陣アクションを披露。想像を超える恒松さんの身体能力に、スタッフ・キャスト一同が感嘆するひと幕もあったという。また、アクションだけでなく、微妙な表情や芝居を求められる“侵略者”という難役を軽々と演じてみせる彼女に、黒沢監督も「末恐ろしい女優」とその才能を絶賛。どこか狂気を感じさせながら、楽しげに男たちを叩きのめすという“笑顔×狂気×ハードアクション”のニューヒロインを演じる恒松さんに、期待していて。■恒松祐里立花あきらは、外見は女子高生で中身や考え方は“侵略者”という設定なので、電車の中などで人間観察をしながら、「人間ってこういうものなのかな」って面白がる感覚があきらっぽいのではないか、と思って役作りをしました。一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から「“人間ってこういう感じなんだ、へえー”みたいな感じのアクションで」と言われ、そういうあきらの「度を超えた」無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのが、とても難しかったです。■黒沢清監督まだ若いのに、もう芸歴10年以上になるんでしょうか。まったく躊躇せず、この難役をスラスラと演じていました。しかも、そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月21日仙台真田家13代当主の真田徹氏が2月27日、都内で開催されたイベント「朝日新聞ReライフFESTIVAL」で講演会を行った。真田幸村の末裔として、各地で講演活動を行っている徹氏。この日は「真田幸村 虚像と実像 ~幸村の子女達~」をテーマに、プロジェクターに映し出した資料をもとに一族の歴史を紐解いていった。「みなさんこんにちは。真田でございます。こんな格好してますけど、上着を忘れたんですよ。60過ぎるとダメですなぁ」とあいさつし、場内に詰めかけた観客を和ませる徹氏。「幸村から数えると14代になります。数え方が大変でございまして。昌幸さんから数えると15代、幸隆さんから数えると16代」と自己紹介しながら、「1時間でどこまでお話できるのかな。申し訳ないですが、ちょっと端折っていきます」と詫びながら話を進めた。その中で、俳優・堺雅人が幸村を演じたNHK大河ドラマ『真田丸』(16年)の話題にたびたび脱線する場面も。「幸村さんはなかなか分からない人なんですよ。『大阪の陣』以前は、ほとんど記録として残っていない」と言い、「『真田丸』の3分の2は昌幸さんでしょ? 作りようがない」とその背景を説明する。さらに、「(大河ドラマが放送されるために)私も署名活動をしましてね。平成21年ぐらいからですかね? 足掛け5年ぐらい、NHKさんの方にお願いしに行きました」という告白も。その上で、「非常に良い脚本でした。大河ドラマは『それって本当?』ということになることもあるんですが、あのドラマは大筋で(史実と)変わらない。本当に良い脚本だったと私は思います」と三谷幸喜氏の脚本を絶賛した。ドラマでは第36回「勝負」で、「関ヶ原の戦い」がわずか数分で描かれたことが"超高速関ヶ原"と話題に。徹氏は講演を1時間以内にまとめることに苦労しつつ、「あっという間に関ヶ原を越しちゃいます。もういいでしょ、関ヶ原はね」とドラマさながら大胆にカットし、会場の笑いを誘っていた。
2017年03月02日「タイツ」は、冬のおしゃれには欠かせません。それだけに、春が近付くにつれて、伝線や毛玉などで使えなくなるものが増えますよね。そのまま捨ててもいいのですが、エコの観点でいえば、もうひと働きしてもらってから処理するのもオススメ。これは、生活を快適にする知恵でもあります。■お掃除にも大活躍!いらなくなったタイツは、ぜひ掃除に活用してほしいアイテムです。静電気でホコリを集めやすいので、テレビやパソコンのクリーナーとしても使えます。もちろん、床や家具などの拭き掃除にも大活躍。タイツにハンガーや棒などを入れれば、家具などの隙間も掃除できます。さらにタイツは、水回りの掃除にも役立ちます。手にはめたら、ヌメリや油汚れの気になるところをふき取るだけ。スポンジなどを使うよりも手が汚れにくいし、掃除後はそのまま捨てればいいので、不快感が少なく手軽に掃除ができます。また、トイレの汚物入れにかぶせて使うという方法も。黒などの濃い色のタイツなら、ビニール袋よりも中身が見えにくく、そのまま袋に入れて捨てられるので安心です。掃除以外にも、靴などのお手入れにも便利。革靴をタイツで磨くだけでも、きれいなツヤが生まれます。春になってロングブーツを収納するときには、タイツの中に新聞紙などを詰めておくとブーツキーパーに早変わり。上からかぶせてホコリを防止することも可能です。 ■子どもの遊び道具にも元気いっぱいの男の子は、幼稚園に入るころになると、ヒーローの真似をして戦い遊びをしたがることがあります。オモチャの刀などは軽いとはいえ、やはり人に当たったら痛いもの。そんなときにも、タイツが活躍するのです。タイツに端切れや綿、紙などを詰めて、バット状のものを作ります。これなら、子どもの力でたたいても、あまり痛くありません。こうした遊びも成長過程で必要なことかもしれませんが、人をむやみにたたいてはいけないということはきちんと教えてあげましょう。女の子なら、綿を詰めてシッポを作ってあげるのはどうでしょうか。ベージュならキツネや犬、黒いシッポならどんな動物になるかな? など、想像力を働かせながらごっこ遊びを楽しめそうです。こうして、ママがいらないものを再利用することで、子どもにも「もったいない」という気持ちが芽生えるかもしれません。使えなくなったらすぐに捨ててしまうのではなく、ほかの利用法を考えることは創造力の向上にもつながります。壊れたものでも、「これは何に使えるかな?」と、子どもと話し合うのもおもしろそうですね。 ■片方が無事ならまだ履ける!?ママ世代のコーディネートなら、黒やベージュのタイツが定番ではないでしょうか。同じ色をストックして、交代で履くことが多いかもしれません。そんなときに覚えておきたいのが、片足が伝線しただけならまだ使えるということ。伝線したほうを切り取り、同様に片足だけ伝線したタイツと組み合わせれば、そのまま履くことができるのです。おなかやヒップのサポート部分は、二重にすることでより強力に。ぽっこりおなかを引き締める効果がアップしますが、締め付けすぎると血行が悪くなってしまうので注意しましょう。
2017年03月01日『デットプール』の脚本家コンビが手がけた、ジェイク・ギレンホールやライアン・レイノルズ、レベッカ・ファーガソン、真田広之ら豪華競演のSFスリラー『ライフ』(原題:LIFE)が、7月8日(土)より日本公開されることが決定した。火星で採取した“地球外生命体”の細胞を国際宇宙ステーション内で極秘調査するため、世界各国から集められた6人の宇宙飛行士たち。しかし、次第に進化・成長し、高い頭脳を持つ“それ”を前に、宇宙飛行士たちの関係も狂い始め、命を奪われていく。最後に生き残る“ライフ”とは――。本作は、無重力の宇宙船内で、未知なる知的生命体の調査を依頼された宇宙飛行士6名が直面する恐怖と死闘を描くSFスリラー。宇宙飛行士のメンバーには、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』など2017年は出演作目白押しのジェイク・ギレンホール、『デッドプール』で世界的人気を博したライアン・レイノルズ、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネーション』『マダム・フローレンス!夢見るふたり』で妖艶な魅力を披露したレベッカ・ファーガソン、そして日本が誇るハリウッド・スター、真田広之ら実力派の豪華キャストが顔を揃える。「まるでTVのニュースを見ているような感覚で、“いま”起こり得るリアルさを徹底的に追及した」と製作陣が語る通り、実際に実現可能な技術と舞台設定で作りあげられたという本作。“極限の密室”ともいえる無重力の宇宙船内で巻き起こるスリラーの脚本を手がけたのは、『デッドプール』の名コンビ、ポール・ワーニックとレット・リース。監督は『デンジャラス・ラン』でもレイノルズとタッグを組んだダニエル・エスピノーサ。未知なる恐怖と極限のプレッシャーに直面する、彼らの“ライフ”の行方を、ハラハラしながら見守って。『ライフ』は7月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月06日●なぜ最近のドラマに舞台役者が求められるのか?2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』で、堺雅人演じる主人公・真田幸村の叔父・真田信尹を演じ注目された俳優・栗原英雄。1984年に劇団四季に入団し、ミュージカル『ライオン・キング』など名だたる作品で活躍を続け、2009年に退団してからも様々な作品に出続けている。舞台・映画で幅広く活躍していたなかで、脚本家・三谷幸喜から指名を受けて大河ドラマに出演すると、視聴者から一躍注目を浴びた。2017年3月に、ふたたびの指名を受け、新作舞台『不信』で三谷舞台初参加となる。今回は大河ドラマに出ての変化、役者として指名を受ける魅力の源など、話を伺った。○『真田丸』と同じことが起こった――今回はまた三谷さんのご指名だということですが、どういった経緯があったんですか?三谷さん演出の『ショーガール』という舞台作品に女優のシルビア・グラブさんが出ていたので、観に行ったんです。久しぶりにお会いしたので、三谷さんにご挨拶をして「お久しぶりです。『真田丸』、評判いいじゃないですか」といった話をして、「気をつけて、またいつか」とお別れして3日くらいに「新作舞台に出ませんか」と連絡がありました(笑)。『真田丸』のときも、シルビアさんと夫婦役をしていた舞台『タイタニック』を三谷さんがご覧になって、シルビアさんつてに「栗原さん、TV興味ないかな」と聞かれて、正式にオファーが来たんですよね。本当に、丸1年後くらいに同じようなことがあったので「うわあ、すごいな」と思いました(笑)。――もともと映像で活躍されている役者さんも、大河ドラマ出演はかなり大きいと思うのですが、舞台を中心に活躍されていた栗原さんは、『真田丸』に出たことで何か環境が変わったことはありましたか?Twitterのフォロワーが急激に増えました(笑)。今まであまり表に出てこなかった真田信尹公がクローズアップされて、さらに「信尹を演じている栗原という人間がいるんだ。誰なんだろう?」と、視聴者の方が敏感に感じてくれるんだと思いました。ただ出演しているときは基本的に、メイクとかつらでしたので、街で気付かれたりしないのは少し寂しいところですね(笑)。――『真田丸』撮影の中で、苦労したこと、また楽しかったことを教えてください。苦労したこと、ないですよ! すべて楽しかったです(笑)。こんな機会なんてなかなかないですから、みんなができない経験をさせてもらいました。楽しかったのは、このスタッフ・キャストで1年間できたことですね。今でも会合をやってまして、みなさん口々に「こんなに仲の良い座組はない」と言われるくらい。真田家がそういう自由な家柄なんでしょうね。○芝居の”言語”が一緒の役者たち――『真田丸』には新納慎也さんと舞台、それもミュージカル方面で活躍される俳優さんが多く、最近では月9に山崎育三郎さんも出演されます。栗原さんご自身も四季出身ですが、そういった流れはどう感じられていますか?嬉しいことですよね。なにか、真新しい印象を持ってもらえているんじゃないでしょうか? あとは今、制作をされる側も重厚なドラマを作りたいというのはあるかもしれないですよね。例えば細かくカット割りするのではなくて、長回しに撮りたいという監督さんも増えているのかな。舞台役者はそれが苦手ではないかも。何しろ、ふだんから2時間ずっと長回しで芝居をしているんですから(笑)。メインではなくても、そういう人を入れてやりたいことをやる、というのはあるんでしょうね。役者にとってはチャンスですし、どんどん増えてほしいです。――堺雅人さん、大泉洋さんなど、舞台も積極的にされている方が『真田丸』には多かったのかなという印象もありましたが、何かやりやすい空気などはありましたか?舞台の方法が体に染みついている役者さんたちがそろっていると、良い意味で楽です。自分発信だけで作っていかない、相手役と呼吸を合わせる空気があるというか。現場に入って、いざお手合わせとなった時に、相手の芝居の中で自分も変わっていける、あ・うんの呼吸はあると思います。きっと、芝居に対する言語が一緒なんでしょうね。堺さんからは「叔父上、四季には独特の台詞訓練がありますよね?僕も母音で練習をやっているんですよ」と聞かれたことがあって、そのときはどうしたら自然にできるかとか、練習方法についての技術的な話をしましたね。堺さんとは自分自身の相談もしました。疲れていて”出かける”芝居をしてしまったかもしれないときに確認したりとか。これは、本当はやってはいけない”プッシュ芝居”というもので、自分の演技がお客さんにわからないと思って、動きなどの”説明”を多くしてしまうことなんです。そんなとき堺さんに「今、俺、出かけてなかったかな?」と聞いていたりしました。●三谷幸喜とのメールは思春期のカップルみたいなやりとり○固定観念は持たずに人と接する――今度の舞台『不信』では、キャストの中で唯一、舞台の三谷作品初登場ということですが、三谷さんとはいろいろお話はされたんですか?実はまだ全然ないんですよね(※取材は12月下旬)。『真田丸』のときも、三谷さんとはメール交換もしていないし、ドラマが始まってからも、お会いしたのは2~3回。舞台でごあいさつしたときも、お互いシャイなので「どう話を転がしていこうか」みたいなところはありました(笑)。三谷さんはよく役者さんへメールをされているらしいのですが、僕は『真田丸』のときに連絡先を交換していなかったんですよ。1回お会いした時に、「(信尹は)有能なビジネスマンでやってほしい」ということはお聞きしていたのですが。だから、今回の舞台をやるにあたって、初めて交換しました。でも、メールの内容が「今日はありがとうございました。よろしくお願いします」「こちらこそありがとうございます」と、それだけですからね。思春期のカップルみたいなやりとりをしました(笑)。――周りの方からのアドバイスや、「三谷さんってこんな人だよ」という情報はありましたか?シャイな方というのはお聞きしました。ただ、僕はあまり人の評判は聞かないようにしているんです。他人から聞いた話で固定観念を持って入ってしまうのが嫌で。「この人はこうなんだな」という先入観を持たずに行こうと思っています。なるべくフラットな状態で接したいというのは、ずっとそうですね。役者にとって、何が大切かというと、「聞く力」なんですよね。相手役のセリフもそうですし、スタッフの言葉も演出家の言葉も、いかに聞けるかというのが大切だと思います。○大切なのは自分自身を認めること――もともと大きな劇団に所属されていて、今は個人として活動されていますが、一番の違いはどこにありますか?全責任を自分で負うという点です。大海原を小舟で渡りながら、スキルを磨いて、小舟のパーツを良くしていくイメージです。一方、劇団は大きな船という感覚ですが、自分もすごく大事な部分を担っていて、ちょっとでも甘さがあったら船が沈んでしまう、というイメージです。いくら船にのっていても、そこは変わりませんね。――船を進めていくコツはどんなところにあるのでしょうか。そうですね、真面目に生きることでしょうか。覚悟を決めて、腹を据えて、やると決めたらどんなこと理不尽なことでも受け入れます。事務所がだめだとか、俺の方ができるのにとか言う人もいて、実際にそういったことはあるのかもしれませんが、そこにいることを認めないと、自分自身を否定していることになってしまいます。自分で自分を信じてあげないと、乗り越えられないでしょう。――それは役者を初められたときからそういった信念があったのでしょうか?少しずつですね。劇団時代はやっぱり自分を否定したこともありました。「自分はダメだ、ダメだからやるんだ」という感じで。日本人って、一歩下がって謙虚に生きるのが美徳とされるじゃないですか。でもどんなに不安だろうが幕はあくし、自分を自分が信じてあげなくて誰が信じられるのか。「俺はやってきたんだ」と、自分を信じてあげなくてどうするの、という気持ちです。信じられないのは逆に、自分の理想像を膨らませすぎている人が多いのかもしれないですね。「こんな自分じゃない」と、過大評価している。ありのままを認めると一番楽なんですけどね。「俺ってカッコよくないんだな、たいしたことないな」と見つめながら、たいしたことのない自分を認めて自信を持つということが大切だと思いますよ。――それでは、改めて今度の舞台への意気込みを教えてください。『真田丸』を経験した三谷さんが、新たなものを書き起こしたい、ブラックな人間の機微やサスペンスの中で、先が全然見えないものを表現したいという時に、お客さんと一緒にその時間を過ごせたらなと思うんですよね。緻密に稽古をして行って、演じる自分自身も「ええ、そんなことになるの!?」と驚けたらと思っています。■舞台『不信~彼女が嘘をつく理由』三谷幸喜書き下ろしの新作サスペンス。一つの嘘がさらなる嘘を引き起こす悲喜劇を描く。出演は段田安則、優香、栗原英雄、戸田恵子。公演は東京芸術劇場 シアターイーストで3月7日~4月30日(プレビュー公演は3月4日~6日)。
2017年02月02日ひときわ目をひく美しい大きな山門の「傳通院」文京区の閑静な住宅街・小石川でひときわ目をひく美しい大きな山門があります。1415年の開山から約200年後に家康の生母である於大の方がこの寺を菩提寺としたことから、その法名「傳通院殿蓉誉光岳智光大禅定尼」にちなんで傳通院と呼ばれるようになりました。政略結婚により家康を産んだ於大の方ですが、その後またもや政治力により離縁され、再婚を余儀なくされます。ですが、終生家康を案じたとされ、その恩を忘れなかった家康は於大の方をとても大事にしたそう。そんな女性の悲劇を今に伝える傳通院には、文豪・佐藤春夫や、柴田錬三郎などの墓もあり、歴女だけでなく、文学ガールなどの参拝が絶えません。春には桜が美しいので、散歩がてらに立ち寄るのもおすすめです。永井荷風がノートルダム寺院と重ねた美しい本堂と山門本堂は戦争で消失しましたが、1988年に昔の姿そのままに再建立されました。その姿の美しさは、永井荷風がエッセイでパリのノートルダム寺院に例えたとも言われています。また、夏目漱石も小説「こころ」で伝通院を描いています。春には桜が美しい境内には、大晦日のみに参拝客がつくことのできる大鐘も。江戸幕府から続く歴史が感じられる名所徳川家ゆかりの方々だけでなく、文豪佐藤春夫や、柴田錬三郎も眠っています。そしてこの地は、のちの新撰組のメンバーとなった沖田総司、近藤勇、土方歳三などが集い、浪士隊を結成した場所としても知られています。歴女ならずとも、イケメン好きには興味の尽きないお寺です。取材・文/伊集院尚子スポット情報スポット名:傳通院住所:東京都文京区小石川3-14-6電話番号:03-3814-3701
2017年01月07日