3月下旬、外出先から帰宅してきたのは原田美枝子(61)だった。次女で女優の石橋静河(25)とは腕を組んでおり、かなり親子仲は良好なようだ。現在、上映中の映画『女優 原田ヒサ子』もまさに家族の絆を描いている。「ドキュメンタリーで主人公は認知症が進んでいる実母・ヒサ子さん(90)です。原田の初監督作品で、制作・撮影・編集も手がけています。上映時間は24分と短いですが、映像からは原田の母への深い愛情が伝わってきます。3月28日に舞台挨拶も予定されていましたが、小池都知事の外出自粛要請により、その日は休館となってしまいました。作品の特色は“家族3代”が関わっていること。長女で歌手の優河(28)、次女・石橋静河、長男でVFX(視覚効果)アーティストの石橋大河、さらに長男の妻まで出演しています」(芸能関係者)だが“家族総出の映画”にただ一人出演していない人物がいた。夫で俳優の石橋凌(63)だ。映画会社関係者は次のように語る。「出演はおろか、裏方としても作品には関わっていません。また『女優 原田ヒサ子』は昨年11月に山形県で先行披露されていますが、トークショーでも夫については一切ふれていませんし、映画の宣伝のために応じたインタビューでもそれは同様です」なぜ石橋だけ、ファミリー映画を“出禁”になってしまったのか?映画会社関係者が続ける。「実は業界関係者たちの間では、原田に夫のことを聞くのは“タブー”とされているのです」なんとこの10年以上、インタビューで原田が石橋について言及したことはないという。「19年前の’01年5月に写真週刊誌が、石橋にアメリカ国籍の愛人がおり、隠し子もいることを報じたのです。石橋は記者会見で事実を認めましたが、原田の心に深い傷を残したようです。半年後に主演映画の完成会見で、夫の愛人問題について質問をされると、退席し、戻ってきませんでした。離婚はしませんでしたが、“仮面夫婦”状態が続いているといいます。数年前に原田といっしょに仕事をした監督も『あの夫婦はいつ離婚に踏みきってもおかしくないね』と、もらしていました」原田の所属事務所に連絡すると、担当者は次のように答えた。「(石橋凌が)映画に出演していないのは、日程が合わなかったからで、2人は不仲ではありません。この10年以上、インタビューで夫について語っていない?それは取材内容を出演した作品のことだけに限らせてもらっているからだと思います」だが原田は作品の宣伝目的のインタビューであっても3人の子供たちについては、頻繁に話しているのだが……。31歳のときに座禅を始めた原田は不倫発覚の翌年、インドの修行道場の聖者に教えを乞うたという。それから20年近くたつが、彼女は“夫への怒り”を心から消し去ることはできたのだろうか。「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月10日4月24日公開の映画『一度も撃ってません』の完成報告会が9日、都内で行われ、石橋蓮司、大楠道代、岸部一徳、桃井かおり 佐藤浩市、江口洋介、妻夫木聡、新崎人生、井上真央、 渋川清彦、前田亜季、小野武彦、阪本順治監督が出席した。石橋蓮司が、阪本順治監督からの熱いラブコールを受けて18年ぶりに主演を務めることになった本作。殺しの依頼を受けるが、実はハードボイルド小説のネタ集めをしている売れない小説家役を石橋が熱演している。主演の石橋は「キャスティングを見た時にとてつもない方が出ることになって、どうやってこの人たちを説得したの? と。きっと石橋蓮司の遺作になるかもしれないと監督や製作部が言って集めたんじゃないかと思いますね。生前葬のようにやらせてもらいましたよ。皆さん、長い間お世話になりました」と茶目っ気たっぷりで笑いを誘った。続けて、「主演といっても朝は1番早いし終わるのも最後だし飲めなかったし、ちっとも良いことなんてなかったですね。二度とやりたくないですよ」と苦労も語った。石橋を主演にとの流れを作ったという桃井は「遺作にしようとしたんじゃなくて、(『大鹿村騒動記』の)原田芳雄さんの最後の笑顔を阪本監督が自力で撮ってくれたのは、日本映画界で1番良い話だと思うんです。でも残念なのは死ぬと分かって撮るんじゃなくて、元気なうちに力を発揮させるという流れなんですよ。これで蓮司さんが死んじゃうと、阪本監督が撮ると死んじゃうことになるじゃない。だから絶対に死ねない訳です」とユーモアを交えつつも「楽しかったですね。本当に一緒にいて楽しかったです。一丸となって作ったので惚れちゃう現場だったしすごく幸せでした」と石橋や共演者と過ごした撮影期間を振り返った。また、本作で息子の寛一郎と本格初共演を果たした佐藤浩市は「僕は説明セリフが多いんですよ。2~3回NGを出しまして、冷ややかな目で息子に見られました(笑)」と苦笑いを浮かべながらも「ありがたいというか、寛一郎も現場を楽しんでくれたので、彼にとっては良かったと思います」と父親の一面も。そんな佐藤について桃井は「すごくいいパパなんですよ。テレビに映っている浩市さんは全部嘘。ただのいいパパなんです」と息子を思う佐藤本来の姿を明かし、石橋は「寛一郎とやれて、僕は(佐藤の父である)三國連太郎さん、浩市、寛一郎と3世代共演したことになったね」と自慢げだった。映画『一度も撃ってません』は、4月24日より全国公開。
2020年03月10日伊藤健太郎や石橋静河が出演、現代版で29年ぶりによみがえるドラマ「東京ラブストーリー」。この度、本作に眞島秀和、高田里穂、手島実優らが出演することが分かった。1991年にフジテレビでドラマ化、当時社会現象にもなった90年代恋愛ドラマの金字塔ともいえる不朽の名作「東京ラブストーリー」。本作を伊藤さんが永尾完治、石橋さんが赤名リカ、清原翔が三上健一、石井杏奈が関口さとみを演じ、新たなキャストで現代版となってよみがえる。そんなメインキャストたちに続き、今回新たな出演者が明らかに。完治とリカが働く広告代理店の部長・和賀夏樹役には、「おっさんずラブ」「偽装不倫」、放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」にも出演する実力派俳優の眞島秀和。三上と同じ医大に通うお嬢様で優等生の長崎尚子役を、「仮面ライダーオーズ/OOO」で泉比奈役を演じた高田里穂。そして、さとみの同僚であり、保育士の北川トキコ役は、インディーズ映画界から注目の女優・手島実優が演じる。またゲストには、台湾の俳優フィガロ・ツェン、連続テレビ小説「花子とアン」や『よこがお』の筒井真理子が決定した。FODオリジナルドラマ「東京ラブストーリー」は4月29日(水)0時~FOD、Amazon Prime Videoにて配信スタート 。※毎週水曜日0時最新話配信(cinemacafe.net)
2020年03月07日とんねるずの石橋貴明(58)が4月スタートのフジテレビ系新番組「石橋、薪を焚べる(まきをくべる)」でMCを務めると、各メディアが報じた。記事によると、番組のコンセプトは「スロー・トーク」。石橋がゲストの文化人やミュージシャン、タレント、アスリートらと焚き火を囲んで語り合い、意外な新事実や本音を引き出すという。新番組の終了にともない、放送中の「石橋貴明のたいむとんねる」は3月いっぱいで終了となる。「とんねるずは、長年にわたってフジテレビを支えてきました。それだけに、局としても簡単に切ることはできなかったようです。ただ『たいむとんねる』は全国ネットだったのに対して、新番組は関東ローカルで深夜帯。石橋さんとしては、これまで以上に“存在感”をアピールする必要がありそうです」(テレビ局関係者)だが、そんな“崖っぷち”の石橋に期待が寄せられているという。「石橋さんは、もともとソロの仕事ではトーク番組が得意でした。また深夜帯なので予算はありませんが、彼の幅広い交友関係は強い武器になりそうです。たとえば競馬界のレジェンド・武豊騎手とも親交がありますし、同じ誕生日のイチロー選手とは互いにメッセージを送り合う間柄。そのため、『まさか深夜にこんな大物が』という有名人の登場が期待されています。番組が好評ならば、時間帯が“格上げ”になる可能性もあるでしょう」(フジテレビ関係者)石橋にとって正念場の番組になりそうだ。
2020年02月28日「以前から番組打ち切りが検討されていましたが、昨年末、石橋さんがフジテレビ上層部に“まだまだ面白いことができるから『たいむとんねる』は続けさせてほしい”と直談判したようです。とんねるず、そして妻の鈴木保奈美さん(53)も所属する芸能事務所の社長でもある石橋さんはテレビのレギュラー番組が消滅することを危惧していたようです。しかし、6月末で終了する方向で話が進んでいます」(テレビ局関係者)石橋貴明(58)の現在の唯一のレギュラー番組『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)が今夏で打ち切られるという。妻・鈴木保奈美が4月からドラマ『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)の続編にも出演予定など、精力的な女優業とは対照的だ。『石橋貴明のたいむとんねる』は’18年4月に始まった。「もともと30年続いた人気番組『みなさんのおかげでした』終了で功労者の石橋さんへ“後番組”として用意された枠でした当初は“大人のノスタルジー”をコンセプトにバブル期の流行などを取り上げてきましたが、視聴率は2%台にまで低下したことも。番組開始当時からのレギュラーだったミッツ・マングローブ(44)が昨年4月から登場しなくなったのは、制作費削減の一環ともいわれています」(別のテレビ局関係者)やはり石橋の高額なギャラが、大きなネックになっていたという。「フジテレビの黄金期を支えた石橋さんの最盛期の出演料は最低1本500万円でした。今回こそ1本100万円でしたが、それでも23時台では突出して高い。バナナマンさん、千鳥さんなど人気のMCですら30万円前後ですから。昨年6月にフジテレビの社長が交代したことも大きかったですね」(制作関係者)フジテレビ関係者もこう語る。「遠藤龍之介社長は『フジが不調になった原因は保守性、おごり』と公言。抜本的な見直しに着手していて、その一つが『たいむとんねる』なんです。制作費がかかり、内容的にDVD化もできない番組なら続けるべきではない、という考え方なんです」同局広報宣伝室に番組打ち切りについて聞くも「お答えすることはありません」という返答だった。今も石橋は、テレビに強いこだわりを持っているという。「石橋さんは’80年の『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)でデビュー以後、40年間、ほとんどレギュラー番組を欠かさなかった“テレビの申し子”のような存在です。テレビ離れが加速しても、『スマホやネットには負けない。まだまだ面白いことができる!』と各局へ新企画を売り込んでいるといいます。高齢化する視聴者層に合う企画を“初心に帰って”練っているそうです」(前出・制作関係者)「レギュラーゼロ」の屈辱を“新番組”で晴らしたい石橋。その思いは届くのか――。「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月19日いずれも文学座に所属する、演出家・鵜山仁、俳優の浅野雅博と石橋徹郎によるユニット「イマシバシノアヤウサ」が、本日12月14日から21日(土)まで東京・シアタートラムにて『モジョ ミキボー』を上演する。北アイルランドを代表する劇作家、オーウェン・マカファーティによる同作が、日本で初めて上演されたのが2010年。その舞台が、鵜山・浅野・石橋による自主プロデュース公演だった。本作の一番の見どころは、17人の登場人物を俳優ふたりで演じること。初演時は演劇の街・下北沢にあるOFF・OFF シアターでの1カ月ロングラン公演35ステージを敢行し、連日、当日券の列が伸び、小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。アンコールに応え、2013年には再演が行われた。このたび、そんな伝説の作品を改めて採り上げるにあたって、メンバーの意気込みは相当のものである。遊び心いっぱいの大人たちで作る、少年ふたりの物語。舞台は1970年のベルファストだ。映画『明日に向って撃て!』に憧れるふたりの少年、モジョとミキボー。異なる宗教の家庭に育ったふたりは出会い、越えてはならないと告げられていた橋を渡る。ギャングの契りを交わし、大人たちの身勝手なルールなんかには従わず、異国オーストラリアの大地を夢見てひた走るふたりだったが、その先にあったものは……。今回は劇場がOFF・OFF シアターからシアタートラムに移る分、芝居のスケールも拡大することが予想される。百戦錬磨の俳優と演出家が、どんなふうに新しい『モジョ ミキボー』を見せてくれるか、注目したい。文:小川志津子
2019年12月14日女優の石橋杏奈(27)が10日、所属事務所を通じ、第1子妊娠を報告した。所属事務所によると、現在安定期に入っており、来年初夏に出産予定。仕事は、「体調と相談しながらできる限り」続けていくという。また、石橋はマスコミ各社へのFAXで、「いつも応援してくださっている皆さまへ」という書き出しから、「私事で恐縮ではございますが、このたび第一子を授かりました事をご報告させて頂きます」とファンや関係者に向けて発表。そして、「日々湧き上がる愛おしい気持ちを大切に、マタニティライフを楽しんでいきたいと思います」と幸せいっぱいの心境をつづり、「今後とも温かく見守って頂けましたら幸いです」と呼び掛けている。石橋は、昨年12月13日にプロ野球・楽天の松井裕樹投手(24)との結婚を発表。インスタグラムにはツーショット写真と共に、「彼の活躍が2人の幸せでもあるので日々刺激をもらいながら私も出来る限りのサポートをしていきたいと思っております」「これからは夫婦としてどんなときも手を取りあい思いやりの気持ちをもって共に歩んでいきたいと思います」と抱負が記されていた。
2019年12月10日映画『太陽は動かない』が、2021年3月5日(金)より公開。藤原竜也×竹内涼真が初タッグを組む。“映像化は不可能”といわれた、吉田修一の小説が実写化『怒り』『悪人』など、ヒット作を生み出し続ける人気小説家・吉田修一。映画『太陽は動かない』は、そんな吉田が描く通称“鷹野一彦”シリーズ3部作の中の「太陽は動かない」「森は知っている」2編をベースに構築。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから映像化は不可能と言われた巨編が、『海猿』や『MOZU』シリーズを手掛けた羽住英一郎監督によって実写化される。東欧ブルガリアで、壮絶なアクションシーン&冒頭映像も撮影は、日本国内に加え、東欧ブルガリアにて約1ヶ月にも及ぶ海外ロケを実施。市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、超異例づくしの大規模な撮影が行われた。解禁された映画冒頭映像は、、東欧ブルガリアの古いアパートに監禁されている同僚エージェント・⼭下(市原隼⼈)を救出するシーンから幕開け。監督の強い希望により、キャスト自らがスタントマンなしで、壮絶なアクションシーンを繰り広げる、息付く間もない圧倒的スケールを伺うことができる。ストーリー心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野と相棒の田岡。24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦が始まる。誰が敵か味方が分からない極限の状況の中、2人の心臓爆破のリミットは迫っていた―。24時間ごとにリセットされる、極限のタイムリミット・エンターテイメントが幕を開ける!藤原竜也×竹内涼真の豪華タッグ主演は、『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』『Diner ダイナー』でも主演を演じた藤原竜也。これまで数々の難役をこなしてきた彼が、本作では心臓に小型爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫るという、極限まで追い詰められた男・鷹野一彦を演じる。また、藤原演じる鷹野一彦の後輩であり相棒にあたる田岡亮一役は、『センセイ君主』の竹内涼真が担当。本格的なアクションは初めてだという竹内だが、現場では陸橋から飛び降りるワイヤーアクションや、激しい肉弾戦にも体当たりで挑戦する。鷹野一彦(藤原竜也)藤原竜也演じる鷹野一彦は、謎の組織・AN通信のエージェントであり、心臓に爆弾を埋め込まれている。24時間ごとの定期連絡を怠ると爆死する。田岡亮一(竹内涼真)竹内涼真演じる田岡亮一も鷹野と同じく謎の組織・AN通信のエージェント。心臓に爆弾を埋め込まれており、24時間ごとの定期連絡を怠ると爆死する。佐藤浩市、市原隼人など豪華キャストもまた、佐藤浩市をはじめ、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾といったキャストも集結。風間武(佐藤浩市)佐藤浩市演じる風間武は、鷹野と田岡の上司。日本から2人に指令を出す。その素性は謎に包まれている。AYAKO(ハン・ヒョジュ)ハリウッド進出も果たした女優・ハン・ヒョジュが演じるAYAKOは、アンディ・黄と手を組んでいる謎の女。鷹野と田岡に何かと絡んでくる。デイビッド・キム(ピョン・ヨハン)ピョン・ヨハン演じるデイビッド・キムは、鷹野に敵対するフリーのエージェント。次世代エネルギーの情報を掴んでいる。山下竜二(市原隼人)市原隼人演じる山下竜二は、謎の組織・AN通信のエージェントで、鷹野と田岡の同僚。2人と同様に心臓に爆弾を埋め込まれており、ブルガリアで監禁される。その他の登場人物菊池詩織(南沙良)…高校時代の鷹野の同級生。鷹野一彦・高校時代(日向亘)…高校時代の鷹野。天涯孤独の身となり風間に拾われ、エージェントの訓練を受ける。柳勇次(加藤清史郎)…高校時代の鷹野の同級生。鷹野と同様、エージェントの訓練を受ける。ジミー・オハラ(横田栄司)…アンディ・黄の裏の実行部隊。アンディ・黄(翁華栄)…中国の巨大エネルギー企業・CNOXの会長であり裏組織のボス小田部菜々(八木アリサ)…小田部教授の娘。小田部教授(勝野洋)…次世代エネルギー研究の第一人者で、ブルガリア・ソフィア大学教授。河上麻子(宮崎美子)…河上の妻。河上満太郎(鶴見辰吾)…日本の大手電機メーカーMETの取締役。King Gnu 新曲『泡』が主題歌に『太陽は動かない』の主題歌は人気バンドKing Gnuの新曲『泡』(あぶく)に決定。音源はKing Gnuの前身であるSrv.Vinciの時代に誕生していたが、それをベースにして完成。常に死と隣り合わせの鷹野と田岡の心情に寄り添うものとなっている。WOWOWでのドラマ版放送もまた映画と同時進行で、連続ドラマ版「連続ドラマW 太陽は動かない-THE ECLIPSE-」もWOWOWで2020年5月24日(日)夜22:00より放送スタート。原作者の吉田修一が監修を務める、オリジナルストーリーとなっている。【詳細】映画『太陽は動かない』公開日:2021年3月5日(金)※2020年5月15日(金)公開予定だったが延期となった。ドラマ版は5月24日(日)より予定通りスタート。監督:羽住英一郎脚本:林民夫出演:藤原竜也、竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾、佐藤浩市 ほか原作:吉田修一・著『太陽は動かない』『森は知っている』(幻冬舎文庫)
2019年05月24日3月30日に放送されたフジテレビ系の「ENGEIグランドスラム」(フジテレビ系)に、とんねるずの石橋貴明(57)が“乱入”。そこでの発言が、波紋を呼んでいる。石橋はかつて自身が「とんねるずのみなさんのおかげでした」でたびたび披露していた、フジテレビの名物プロデューサー・石田弘氏のコスプレキャラ・ダーイシで登場。登場するや、「松村がよぉ今いろいろ会見で大変でなぁ!」と発言。周囲が制止するひと幕があった。「石橋が名前を出した『松村』とはNGT48のメンバー・山口真帆(23)暴行事件について会見を行った、NGTの運営会社・AKSの松村匠取締役・運営責任者(56)のこと。松村氏は元フジテレビの社員で、とんねるずの番組にも携わっていました。そんな関係もあったのでネタにしたと思われますが……」(芸能記者)松村氏が出席した先日の会見中、リアルタイムで中継動画を見ていたと思われる山口が自身のツイッターで反論。報道陣の質問攻めにあった松村氏がしどろもどろになるなどしたため、会見は紛糾してしまった。そんな状況での石橋の発言。ネット上で《この危険ネタができるのは石橋さんしかいない》と称賛するコメンントは少数派。《被害者いるからネタにしたらダメ》《笑い事じゃねーんだけど》など批判の声が殺到している。
2019年04月01日まさかこの作品の続編が読めるとは。吉田修一さんによる『続 横道世之介』は、青春小説『横道世之介』の数年後の話。1987年を舞台にした前作では、大学進学で上京した世之介の一年が描かれ、今作では卒業から数年後、1994年の1年間が綴られる。「自分でも続編を書くつもりはありませんでした。でも、文芸誌『小説BOC』が創刊される際に連載を依頼され、考えていたら世之介が浮かんできてしまったんですよね(笑)」24歳の世之介は、バイトとパチンコに通う日々を送っている。「人生がうまくいかなかった時期を書こうと思いました。自分も、全然やることがなく、アルバイトをしながらあてもなく小説を書いていたのがこの頃だったんです」確か著者も20代前半、世之介のように湾岸の倉庫街で働いていたはず。「そうです。基本的にこの小説は自分の体験や、実際に見聞きしたエピソードを集めて書いているんです」当時の風俗をよく憶えているなと感心もするが、「当時つけていた日記を見ながら書き進めました。その日観た映画とか、会った人について1~2行書いただけですけれど。年表には残らないようなあの時代の雰囲気が書けたかなと思いますね」世之介は2人の女性と出会う。鮨職人を目指す丸刈りの浜本と、シングルマザーの日吉桜子だ。「浜ちゃんは、10代の頃に女友達が突然角刈りにした記憶が強烈に残っていたので(笑)。桜子は、以前書いた短編集『女たちは二度遊ぶ』に収録された〈殺したい女〉に出てくる、小岩の整備工場の娘をもう一回書きたかったんです。単純にキャラクターとして好きだったので」お気楽で勝手なのに、なぜか周囲に人が集まってくる世之介。「彼は友達が辛い時期に、助けに行こうと思いながらも行かない人。友達にしてみたら、実際に来られても迷惑ですよね。でも辛い時に会いに行くといつでも会えるのが世之介なんです。結果的に、そういう人のほうが、スランプの時に必要じゃないかと思う」前作同様、世之介と関わった人たちのその後が書かれる本作。今回描かれる「その後」は、少し未来、東京オリンピックの年だ。「マラソン競技中のコースの何地点かで同時多発的に何かが起きる小説の構想もあったので、それがこの話と重なっていきました」彼らの中でも「この人が書けたことに達成感をおぼえた」というのが、桜子の兄の隼人だという。中学生の時にケンカ相手が意識障害で寝たきりとなり、ずっと彼の家にお見舞いに通い続けていた青年だ。「隼人のように、その場所から動けなくなっている人に興味があるんですよね。世之介と関わった時間を経て、隼人が自分から動いたことを書けて本当によかったです」世之介がその後どうなったのかは、前作の読者なら知っているはず。知らない人は…とにかく読んで!よしだ・しゅういち1968年、長崎県生まれ。’97年、「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。’02年に『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞。ほか受賞多数。『続 横道世之介』アルバイト生活を送る世之介、24歳。現在、人生のスランプ期。それでものんきな彼の周囲はいつも明るくて…。映画化もされた青春小説、奇跡的な続編。中央公論新社1600円※『anan』2019年3月20日号より。写真・土佐麻理子(吉田さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年03月14日とんねるずの木梨憲武(56)が1月29日、自身のInstagramに相方・石橋貴明(57)との2ショット写真を公開し、反響を呼んでいる。木梨は自身のInstagramに、「偶然、西麻布」とコメントと共に、石橋と満面の笑みを浮かべている2ショットを投稿。続けて「とんねるず方面!ライブ方向?2019後半ぐらーい?」と、今年の後半にとんねるずでのライブの開催を示唆。また「カメラマン キナシナルーミ」と記し、木梨の妻・安田成美(52)が撮影したと明かした。最後に「お問い合わせは、井上信悟様・港浩一様どちらかーで」ととんねるずとゆかりの深い、テレビ関係者の名を綴りファンを喜ばせた。この投稿には3万6千を超えるいいね!と3,000件にも及ぶコメントが寄せられ反響を呼んでいる。ファンは「なんだろう、みんなこの写真みて安心するのは。成美さんありがとう!」「お二人の笑顔最高です木曜21時も戻ってきてほしいなー」と久しぶりの2ショットに喜ぶの声が殺到している。
2019年01月30日女優の石橋杏奈(26)が、プロ野球・楽天の松井裕樹投手(23)と13日に結婚したことを、自身のインスタグラムで同日、報告した。石橋は、2ショット写真を添えて、「私事ですが本日12月13日にかねてよりお付き合いしておりました東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹選手と入籍いたしましたことをここにご報告させていただきます」と報告。「彼の野球に対するまっすぐな姿勢や素直で無邪気な性格に惹かれ傍に居たいと思うようになりました」とつづった。続けて、「彼の活躍が2人の幸せでもあるので 日々刺激をもらいながら私も出来る限りのサポートをしていきたいと思っておりますこれからは夫婦としてどんなときも手を取りあい思いやりの気持ちをもって共に歩んでいきたいと思います」と決意を記し、「まだまだ未熟者ではありますが温かく見守っていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
2018年12月13日感性豊かな表現力で独自の存在感を放つ実力派女優、石橋静河。凛とした佇まいが印象的な彼女が、ノーブルなシャツスタイルを披露します。衿の重なりが絶妙!同系色のシャツをレイヤード。生地の風合いや表情にこだわり、身につけた時の心地よさにも定評のある『トゥジュー』のシャツ。グレイッシュブルーのシルク混シャツは柔らかなシワ加工が美しく、一枚で着てもレイヤードしてもきれいに着られる薄手の生地感が秀逸。ラフに袖をまくって抜け感を演出して。シャツ¥36,000中に着たシャツ¥39,000(共にトゥジュー/トゥジュー 代官山ストア TEL:03・5939・8090)バングル¥18,000(平松保城/ギャラリー ドゥ ポワソンTEL:03・5795・0451)取り入れやすいデザインながら、シルエットで差がつく一枚。シンプルな白シャツも、ドロップショルダー&ワイドスリーブで一気にオリジナリティが加速。股上の深いハイウエストパンツで、懐かしさを感じるスタイルに仕上げるのが気分。黒ベルトで全体を引き締めて。シャツ¥29,000(マービン ポンティアック/オーバーリバー TEL:03・6434・9494)パンツ¥19,000(ヤエカ/ヤエカ アパートメント ストア TEL:03・5708・5586)ベルト¥9,800(マスター&コー/マッハ55リミテッドTEL:03・5413・5530)ピアス¥16,000(kazuko mitsushima/ギャラリー ドゥ ポワソン)ボタンを大胆に開けて、羽織りとして活用。オーバーサイズのシャツをラフに羽織って、Tシャツを覗かせて。ショルダーベルト付きのワイドパンツやスニーカーなどカジュアルなアイテム同士でも、モノトーンでまとめればモードな雰囲気に。シャツ¥24,000パンツ¥43,000(共にGARMENT REPRODUCTION/OKURA TEL:03・3461・8511)Tシャツ¥12,000(エキップモン/サザビーリーグ TEL:03・5412・1937)ネックレス¥80,000(yoriko mitsuhashi/ギャラリー ドゥ ポワソン)スニーカー¥17,800(ワクワ/アナトミカ 東京 TEL:03・5823・6186)異なる素材も、ワントーンならシックな趣。ほどよくハリのあるコットンシャツに、光沢感のあるシルクスカートをセット。同系色なら素材のコントラストも派手になりすぎず、大人びた印象に。イエローを配したクリアピアスで、ポップなアクセントを加えて。シャツ¥16,000(BLUE BLUE JAPAN/OKURA)スカート¥60,000(ユーモレスク TEL:03・6427・2353)ピアス¥14,000(kazuko mitsushima/ギャラリー ドゥ ポワソン)いしばし・しずか1994年生まれ。東京都出身。女優。数々の映画や舞台、ドラマで活躍。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』での演技も話題に。来年の公開待機作に映画『二階堂家物語』『いちごの唄』『21世紀の女の子』『楽園』ほか。※『anan』2018年12月12日号より。写真・松本直也スタイリスト・高品逸実ヘア&メイク・廣瀬瑠美(by anan編集部)
2018年12月09日「鈴木さんはドラマ『SUIT』に出演するかたわら、主婦業も手抜きなしです。そんな姿を見た石橋さんも奮起。地上波レギュラー番組は今や『石橋貴明のたいむとんねる』だけですが、電話営業に奔走しています」(テレビ局関係者)今年3月、30年の歴史に幕を下ろした「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)。その人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」が2時間特番として11月24日に放送される。だが出演者の欄には石橋貴明(57)の名前こそあるものの、相方・木梨憲武(56)の姿がなかったのだ!そのためTwitterでは、驚きの声が上がっている。《特番嬉しいけど、木梨さんは?》《木梨さん出ないの?マジか…》いったい何があったのか。鈴木保奈美(52)復活の陰で奮起した石橋だが、実はそれが引き金となって「とんねるず」の間で“事件”が起きていたという。「石橋さんはもちろん快諾しました。しかし木梨さんは『なんで終わったばかりの番組をすぐに復活させるの?』と言って、出演を拒否したのです。フジも説得を続けましたが、交渉は決裂。石橋さんも怒って『もういいよ、放っておけ!』とさじを投げたそうです」(前出・テレビ局関係者)別のテレビ局関係者も2人の仲についてこう指摘する。「もともと2人の関係性について、周囲からは不安の声が上がっていました。宿泊ホテルも移動も別々という状態でしたからね。10月にはファンクラブも解散しました。今回の件を受けて、とんねるず史上もっとも不穏な関係になっているといえるかもしれません……」とんねるずは石橋が代表、木梨が取締役の事務所に所属していた。だが今年6月に木梨が取締役を辞任。映画やラジオ番組への出演、ライブ活動など自由な生活を送っている。そうした違いが、特番へのスタンスにも現れたようだ。「今のところ、すぐ解散という話は出てきていません。ただ夫が心配なのでしょう。鈴木さんは『あの人(木梨)は何を考えているんだか』と苦言を呈しているそうです」(前出・別のテレビ局関係者)11月14日、昼過ぎに車で自宅から出てきた鈴木は都内の百貨店へ。食材探しだったようで、買い物を済ませると急ぐように帰っていく。だがその表情は、どこか浮かないようにも見えた――。
2018年11月21日中居正広がMCを務める「UTAGE!」秋のリクエスト祭りが、11月7日(水)に3時間にわたって放送。この度、本番組に石橋貴明がスペシャルゲストとして登場。中居さんとの「うたばん」コンビが約10年ぶり復活する。2014年4月から毎週月曜深夜に放送してきた「UTAGE!」。レギュラー放送終了後もスペシャル番組として音楽を 見て・聞いて・楽しむ企画で人気を博してきた。今回、スペシャル番組として節目となる10回目の放送では、スーパーサプライズを決行する。そんな本番組に、音楽番組「うたばん」で中居さんとMCを務めた石橋さんがゲスト出演!先日行われた収録では、人気を博した“モジモジくん”の姿で登場した石橋さん。ミリオンヒットした“あの曲”をステージで歌唱し、舞台から客席へ、そしてMC席へと縦横無尽に大暴れする場面も。さらに中居さんのもとに歩み寄り、超貴重な2ショットも実現した。なお本番組には、柏木由紀(AKB48/NGT48)、KABA.ちゃん、川畑要(CHEMISTRY)、島津亜矢、島袋寛子、ダイアモンド☆ユカイ、DAIGO、高橋愛、貴水博之、TEE、早見優、「舞祭組」、BENI、「MAX」、松本明子、松本伊代、三浦祐太朗、峯岸みなみ(AKB48)、山本彩(NMB48)ら様々なアーティストたちが出演する。※ダイアモンド☆ユカイの☆は六芒星「UTAGE!」秋のリクエスト祭りは11月7日(水)20時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2018年10月16日映画『楽園』が2019年10月18日(金)に全国ロードショー。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を主演・綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ほか出演で映画化する。監督は『64-ロクヨン-』の瀬々敬久。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」が原作原作は、『悪人』『怒り』と映画化が続く吉田修一の「犯罪小説集」。吉田自身「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて。」と表現した5つの短編集の中から「青田Y字路」と「万屋善次郎」の2作品を組み合わせ脚色。映画『楽園』では、原作とはひと味違ったオリジナルのストーリーが展開される。Y字路で起こった少女失踪事件物語の舞台は、青田が広がるとある地方都市。屋台や骨董市が溢れ、祭客でごった返したある夏の日、Y字路で少女疾走事件が起こった。必至の捜索活動が行われるもの、少女の行方は知れぬまま。空しくも事件は未解決のままとなり、疾走した少女・愛華と直前まで一緒だった、親友・湯川紡(つむぎ)は、この事件を機に心に傷を抱え、罪悪感を感じながら成長していく。そして12年後のある夜、後方から迫る自動車に動揺して転倒した紡。そんな彼女を助けたのが、青年・中村豪士(たけし)だった。幼き頃、母に連れられ日本へとやって来た豪士もまた、孤独な日々を過ごしていた。紡と豪士はそれぞれ互いの不遇に共感し合い、心を開いていく。しかし、そんな矢先、再び悲劇が。あのY字路で一人の少女の消息が途絶えた。容疑者として名が上がったのは豪士。住民の懸念が一気に豪士へと浴びせられ、追い詰められた彼は街へと逃れるが…。綾野剛×杉咲花主演・豪士を演じるのは、吉田修一原作『横道世之介』『怒り』に続き三作品目の出演となる俳優・綾野剛。そして、Y字路での少女失踪事件をきっかけに心に深い傷を抱えながらもがき生きる少女・湯川紡役は、杉咲花が担当する。杉咲花が演じる紡は、原作「青田Y字路」の登場キャラクターとは一味違った形で描かれる。杉咲花から綾野剛へ、リレーインタビュー映画『楽園』を公開前に、「ずっと共演したいと思っていた」と話す綾野剛、杉咲花にインタビューを実施。後輩俳優から先輩俳優へバトンを繋ぐリレーインタビューを通して、互いの印象や映画『楽園』にまつわるエピソードにフォーカスを当てる。杉咲花「こんな形で現場に行ったのは初めてでした」Q.杉咲さんが演じた紡(つむぎ)は、原作に登場するキャラクターではありますが、映画『楽園』では全く異なる形で描かれていますね。杉咲: はい。台本をいただいた際に、原作を知って、半分くらい読み進めたのですが、台本から感じた紡の印象と、原作の紡をうまくリンクさせることができなくて。台本から受ける印象を大事にしたいなと思い、作品に入る前、敢えて原作を読まずに臨むことにしました。Q.台本を読んだ時に受けた紡のイメージとは?杉咲:正直今回は、紡がわかりそうでわからなかったです。Y字路の写真をいただいてその写真を見るようにしたり、失踪事件でいなくなった愛華ちゃんのことを考えたりとかはもちろんしましたが、理解できそうで紡がすごく遠いところにいる感じがしました。今まで演じる役の気持ちがわからないまま、現場に入ってはいけないと思っていましたし、それは失礼ではないかという考えが自分の中にありました。抽象的なシーンや台詞も多いので、考えれば考えるほど、紡の気持ちや役作りの方法がわからなくなっていきました。そんな時、ふと紡の台詞「わからなくたっていい」という言葉を思い出しました。わからないまま一回やってみようと、こんな形で現場に行ったのは初めてでした。Q.現場に行って気持ちの変化はありましたか?杉咲:こういう考え方、お芝居の入り方もあるんだなと思いました。台本を読んだ時には不安だったシーンも、いざ現場に入ってみると、自分では想像がつかなかった気持ちになって演じることができましたし、不思議な体験をしました。Q.新しいお芝居の仕方を見つけられたのですね。杉咲:はい、今回は現場の過ごし方も新しい方法を試してみました。これまでは、カメラが回っていないときも、役としての感情をずっと持ち続けている方が楽だと思っていたんです。でも、そうじゃないやり方を試してみよう、カメラが回っていないときは、普通でいようと。そうしたら、綾野さんはカメラが回っていないとき、まさに理想の形で過ごしていらっしゃっていて。ものすごく役に入り込まれる方かなと勝手に思っていたので、全然違ってびっくりしました。Q.ずっと願っていた綾野さんとの共演はいかがでしたか。杉咲:こんなに早いタイミングで、一緒にお仕事させていただくことができて、とても嬉しかったです。私自身色々と作品を見させていただき、憧れの人でもありました。ただ、今回綾野さんが演じた豪士は難しい役柄でしたし、どんな感じで現場にいられるかわからないので、話とかはきっとできないだろうなと思いながら、ドキドキして現場入りしました。でも、クランクインの日から一緒に話そうよと声をかけてくださり、色々と話をすることができました。私は、役として気持ちを保ち続けないことでしんどい場面もあったのですが、自然とそれをやられている綾野さんを見て、改めてすごいなと思いましたし、勉強になりました。綾野剛へバトンタッチQ.杉咲さんの印象を教えてください。綾野:初めて会ったのは、日本テレビ系列のテレビドラマ「妖怪人間ベム」。ワンシーンだけですが共演しました。その時から持っているエンジンはすごかったですよ。その後、授賞式などで再会しました。改めてご挨拶して、「何か一緒にやりたいね」って話したら、「はい、やりたいです」って。「共演するならどんな役がいい?」って尋ねたら、「誘拐される話がいいです」って(笑)。「僕が杉咲さんを誘拐するの?」って聞いたら「はい」って答えたんですよ。今でも忘れられないですね。そのときから、着眼点が違う、自分と人の能力を活かそうという考えがズバ抜けて長けていました。元から杉咲さんに対して、敬意を持っていましたが、実際に現場に入ってみると、すごく繊細に時に大胆に、自分の紡という役をちゃんと見つめている杉咲さんの姿を見て、改めて魅力的な女優さんだと確信しました。Q.杉咲さんは綾野さんの現場での姿に感銘を受けたようですが。綾野:杉咲さんは潜在的にちゃんと自分のスイッチを持っている人ですよ。コントロールするっていうあざとさではなくて、その場の空気をちゃんと大切にできる人。ずっと役に入り続けることもできますが、何でもないときは話をしたりコミュニケーションもとれる。今回、僕と杉咲さんは、ちゃんと心を通わせないといけなかった。杉咲花という人と、時に鏡のように照らし合わせて、ちゃんと向き合って作品を作っていけたと感じています。Q.ところで、原作・吉田修一さんの「犯罪小説集」は読まれましたか。綾野:小説が原作の場合、元々読んでしまっている場合は仕方ないのですが、基本的には撮影前には読まないです。台本は設計図のような形で、おおまかなことしか書かれていないのですが、小説は、おおまかだとストーリーが伝わらないので、事細かに書いている。どんな服を着ているか、どんな表情をしているかはわからないのに、感情がたくさん描かれている。なので、良くも悪くも引っ張られてしまうんです。ある種の演出なんですよ、小説って。原作を読んでも引っ張られない人もいるとは思うのですが、僕は単純というか、引っ張られちゃうこともあるんです。豪士(たけし)がどう生きなきゃいけないかっていうのは、ある意味その場の判断でいい。何の恥じらいもなく、感覚で読み取ったニュアンスとディテール。特にこの作品にはこれが重要だと思ったので、なるべく書かれてあることに自分がコントロールされないためにも触れない方がいいなと思っていました。Q.役作りにあたって原作は必要ないということでしょうか。綾野:場合によりますね。漫画原作だとキャラクターが明確なので、原作をしっかりと読んで、そのキャラクターの癖みたいなものだったり、ある程度ルールが決まっている中で、キャラクターに寄せていきながら、心情みたいなものを人物化していくことがとても大切だと思うんです。けれど小説原作の場合、先にも話したように僕は登場人物の感情に惑わされてしまうので。僕が原作を手に取るときは“役柄の取扱説明書”としてですかね。Q.取扱説明書?綾野:今回の場合だと、杉咲さんとのシーンも経て、撮影中盤くらい「もう大丈夫だな」と思ったときに、実は原作を手にしたんです。それは僕が豪士という役柄を生きていて、主観を貫こうとしたときに、これは正しいのかっていう、合っているか合っていないかの確認できる取扱説明書、いわば“精神安定剤”として捉えているからです。Q.実際に新しい発見はありましたか?綾野:読んでみて驚かされたのは、(豪士のシーンで表現されていた)「内股」っていうワード。僕は、脚本の段階で豪士が内省の強い人物なのではかと思い自然と内股で演じていたので、自然と吉田さんが見たい豪士の姿を感じていたんだろうなって、少し安心しました。杉咲さんが演じた紡に関しては、全然違った描かれ方をしていたので、原作の中にある紡のモチーフを自分が捉えてしまっていたら、臆病になってしまったと思います。原作に触れなかったからこそ、杉咲さんが目指す紡を、真正面から受け止められた。Q.小説原作の映画の面白さとは?綾野:いま映画作品の多くは、見る方々にダイレクトに伝わる表現方法が選ばれがち。それでいい作品もたくさんありますが、この作品のように、ダイレクトに語らずとも匂いで醸し出てくる作品も重要だと思います。Q.役作りにおいて大切にしていることはありますか?綾野:土地。土地(=撮影現場)を共演者と捉えていて、最終共演者である土地がどういった存在をしているのか、それをきちんと受け止めるためにも、なるべく真っ新な状態で撮影現場に入っていきたいという感覚を持っています。本作では、土地が持っている魔力や不安定さ、歪みが豪士(たけし)のあの状況を引き起こしている。彼がもっと違う環境で育っていれば、違った未来があった。今の豪士を生み出した土地は、いかほど歪んでいるのか。どれほど閉塞感があるのか。行ってみたら強烈で、どこにも自分の所在がない、何もないっていう感覚に襲われて。自発的に役作りを行ったというよりは、土地や環境から吸収し土地から吸い上げて役作りを行ったっていう感覚に等しいですね。インタービューの最後、綾野剛、杉咲花に同じ質問を聞いた。不遇な運命をたどる青年と少女を描きながらも作品のタイトルは「楽園」。原作タイトルとも異なる、映画タイトル「楽園」をどう思いますか?杉咲:なぜ「楽園」かはわからなかったのですが、瀬々敬久監督の「人はみんな生きていれば、楽園を探している気がする。」というコメントを読んで、なるほどなと思いました。たしかに紡もきっと楽園を探していたと思いますし、(登場人物)みんな楽園がないからどうしていいかわからなくて。でも、紡はきっと自分の力で楽園を作っていくんだと思います。綾野:豪士にとっての楽園は明日が来ること。僕達は生活をしていて、明日が来ることって当たり前になっていますが、彼は「今日も生かされた」と朝日を見て感じていた。愛華ちゃんには明日がこない。あの日から環境が全く変わっていない、そんな中でも豪士には残酷なほど明日が向かって来る。それでも、自分が明日を迎えられたという証明は、明日が来てくれることでしか生まれない。彼にとっての楽園は、朝日が昇るということだったのではないか?と思うんです。それくらい豪士はギリギリだったと思いますよ。映画『楽園』を観て、豪士のような人たちが世の中にはたくさんいることに気付いてもらいたい。気付いていても何もできないことが多く、もっと言ったら、気付かれることないまま終わってしまことがたくさんある。豪士を含めて登場人物に共通しているのは、誰も抱きしめられていないこと、誰にも見つめられていないこと。やっぱり本質的に大事なのは、人と人が見つめ合う、認知し合うということだと思います。人は人に見つめられ初めて人になりますから。こういう人達を見かけたら、その人たちの存在に気付いて欲しい。あまりに近くにいるのであれば、抱きしめて欲しいし寄り添ってあげてほしいと思います。未来はそこからです。村八分になった孤独な男が登場し、衝撃のラストへまた、映画『楽園』では、綾野剛演じる豪士、杉咲花演じる紡に加えて、Y字路につづく集落で暮らす養蜂家・田中善次郎にもフォーカス。亡き妻を想いながら、愛犬レオと穏やかな日々を送っていた善次郎だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり村八分に。村人から拒絶され、孤立を深めた善次郎は、次第に正気を失い、想像もしなかった事件へと発展する。そして、Y字路で起こった2つの事件、容疑者となった青年、傷ついた少女、追い込まれる男、3人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。「楽園」を求めるものたちに突き付けられる、衝撃の事実とは…。田中善次郎を演じるのは、瀬々敬久監督作品『64-ロクヨン-』で圧巻の演技力を見せつけた佐藤浩市だ。映画『楽園』そのほか登場人物藤木五郎:柄本明幼女誘拐事件の被害少女の祖父。野上広呂(ひろ):村上虹郎紡に想いを寄せる幼馴染。久子:片岡礼子善次郎の身を案じる女性。そのほか、豪士の母・中村洋子役に黒沢あすか、五郎の妻・藤木朝子役に根岸季衣、善次郎の亡き妻・田中紀子役に石橋静河と、豪華かつ個性溢れるキャスト陣が集結する。原作者・吉田修一吉田修一は、1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビューを果たし、その後も「パーク・ライフ」で第127回芥川賞、「悪人」で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞を受賞するなど多数の受賞歴を持つ、ベストセラー作家だ。彼の作品は今までも多数映像化されており、2007年には妻夫木聡と深津絵里主演で『悪人』、2014年には渡辺謙主演で『怒り』が映画化。いずれも大ヒットを記録した。上白石萌音が主題歌を担当、RADWIMPSの野田洋次郎が作詞・作曲主題歌「一縷(いちる)」を歌い上げるのは、上白石萌音。また作詞・作曲は、RADWIMPSの野田洋次郎が手掛けた。映画『君の名は。』でRADWIMPSによる主題歌「なんでもないや」を上白石がカバーして以来親交のある2人だが、野田が上白石の為に楽曲を提供するのは初となる出来事。そのタイトル通り、登場人物たちが探し求める“ひとすじの光”をイメージした「一縷」は、美しい旋律で作品の世界観を盛り上げていく。『楽園』あらすじある地方都市で起きた少女失踪事件。家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたり。だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して事態は急変する。一方、そ の場所にほど近い集落で暮らす善次郎は、亡き妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていた。だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤独を深める 次第に正気は失われ、誰もが想像つかなかった事件に発展する。2つの事件、3つの運命、粗衣の陰に隠される真実とはー。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだもの の運命とはー。【作品情報】映画『楽園』公開日:2019年10月18日(金)原作:吉田修一「犯罪小説集」(KADOKAWA刊)監督・脚本:瀬々敬久出演:綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、石橋静河、根岸季衣、柄本明主題歌:上白石萌音「一縷」(ユニバーサル J) /作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎配給:KADOKAWA
2018年08月24日「悪人」「怒り」など、多数の著書が映像化されるベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」が、『64-ロクヨン-』『友罪』の瀬々敬久監督により『楽園』のタイトルで映画化されることが決定。綾野剛、杉咲花、佐藤浩市という豪華俳優陣が出演する。■あらすじ青田に囲まれたY字路。ある夏の日、幼女誘拐事件が起こった。未解決のまま、住民の胸には罪悪感だけがしこりのように残り、事件直前まで被害者と一緒にいた仲良しの紡は心に深い傷を負う。12年後、高校を卒業した紡(杉咲花)は、街のホームセンターで働いていた。祭りの前日、準備で集まった公民館で紡は豪士(綾野剛)と出会い、孤独な豪士に対して感情が芽生える。そして祭りの日、12年前と同じY字路で再び、2つの悲劇が起こる。少女が行方不明となり、町営住宅で暮らす豪士が容疑者として疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出る。そしてY字路に続く集落、愛犬と暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、村おこしの事業を進めていたが、話のこじれから非難を受け、村八分状態に。善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する――。被害者の親友だった少女、容疑者の青年、そして限界集落で暮らす男。なぜ、人は罪を犯すのか?なぜ自分だけ生き残ってしまったのか?それぞれの人生が交錯するとき、物語は衝撃のラストへと導かれることに。■綾野剛×杉咲花×佐藤浩市、犯罪者と彼らを取り巻く人々の業と哀しみとは――原作者の吉田氏自身、「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と明かす、新たな最高傑作といわれる短篇集「犯罪小説集」を映画化。母親と共にリサイクル品販売をする主人公・中村豪士役には、演じる役柄の幅広さとその演技力が高く評価される人気実力派俳優・綾野剛。『怒り』でも好演を見せた綾野さんが、本作では容疑者の孤独な青年という難しい役どころに挑戦する。12年前の未解決幼女誘拐事件の被害者と事件直前まで一緒にいた湯川紡(つむぎ)には、TV・映画で幅広く活躍し、急成長を遂げている杉咲花。心に負った深い傷を抱えながら、もがき生きる少女を熱演。そして、父親の介護のため村へと戻り、愛犬レオと暮らす養蜂家・善次郎には、その存在感で作品世界を支える日本を代表する俳優・佐藤浩市。狂気へと転落していく男の心情を安定の演技力で表現する。■キャスト&原作者&監督コメント綾野剛「愛おしく抱きしめながら過ごしたい」ただただ、そこに存在すること。映るのではなく、居る。それだけです。杉咲さん、浩市さん、お2人との大切な時間を、愛おしく抱きしめながら過ごしたいと思います。杉咲花「映画の中の一筋の光になりますように」綾野さんとは、これまで何度か映画の授賞式などでお会いする機会があり、その度に「いつか一緒にやろうね」と声を掛けてくださっていたので、今回ついにご一緒させていただけることをとても嬉しく思います。そして4年前、映画の世界にほぼ初めて足を踏み入れたあの頃の私に、格好良くて優しいお人柄で、その背中で、色々なことを教えてくださった尊敬する佐藤さんとまたご一緒させていただけること、心から幸せに思います。紡は難しい役ですが、どうか彼女がこの映画の中の一筋の光になりますように。初めての瀬々組、心して臨みたいと思います!佐藤浩市「人間の脆さ、怖さに目を向けていきたい」人種、宗教、個人で心の折れ方バランスの崩れ方は多様です、人の数だけある。他人がそれを解りたいと思うのは日常の生活に余計な不安を取り除きたい、安心に暮らしていきたいという当然の思いです。しかし最後のスイッチが何処に在るのか?それは壊れていくその人自身にも分からない。作者の吉田さんも監督の瀬々さんも、そして僕自身も、最後に背中を押されるその瞬間の人間の脆さ、怖さに目を向けていきたい。『楽園』はそれを体現する作品です。原作:吉田修一「どのような『人間』のドラマを見せてくれるのか」私が描いた「犯罪」と、瀬々監督が思い描く「楽園」が、スクリーンの中でどのように響き合い、どのような「人間」のドラマを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。原作となる2つの短編から飛躍した大きな物語が、そこに生まれることを信じております。監督・脚本:瀬々敬久「今までにない犯罪と人生の映画になる」人はどこかに楽園を探して生きているような気がする。一方で、日常は犯罪事件で覆われ、人々はそれを見聞きし、生活している。罪を犯す人も、それをワイドショーで追う自分らも、実はどこかで楽園を探しているのではないか。吉田さんの「犯罪小説集」を初めて読んだ時、そんな印象を与えられた。長年のファンである吉田さんの小説は、今回も犯罪を通して、生きる意味を問うていたのだ。何とか映画にしたいと思った。短編集を1本の長編映画の脚本にするには様々な格闘があったが、何とか形に出来たと思う。さらに俳優たちの参加。綾野剛さんの持つ繊細さと危うさ、杉咲花さんの凛とした純粋さ、映画に生々しい力を与えてくれると思う。そして今回は佐藤浩市さんに静謐な狂気を。そんな震える魂を共に描き、今までにない犯罪と人生の映画になることを目指し、現場に臨もうと思っています。罪を犯した人間と、取り巻く人々の業と哀しみを真っ向から描く本作。犯罪をめぐる“喪失”と“再生”を描く慟哭のヒューマン・サスペンスに、期待していて。『楽園』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月21日映像化不可能と言われた吉田修一のスパイアクションエンターテイメント小説「太陽は動かない」が、藤原竜也主演で映画&連続ドラマ化されることが決定。『海猿』『MOZU』シリーズの羽住英一郎が監督を務めることもわかった。■ストーリー世界を股にかけながら国政や企業の裏で暗躍し、そこで得た重要機密事項や情報から対価を得ることを生業としている産業スパイ組織、AN通信。諜報員・鷹野一彦(藤原さん)と相棒の田岡亮一は、世界各国が奪い合う革新的な太陽光エネルギー開発技術に関する情報争奪戦の中にいた。そこには日本政財界を揺るがす巨大な陰謀が隠されており、鷹野らは商売敵の韓国人スパイ・デビッドキムや謎の女・AYAKO、そして各国の権力者らと対峙していく。一方で垣間見える鷹野らの壮絶な過去。そして、彼らの胸に埋め込まれているチップの謎とは…。■原作に加え、オリジナルストーリーも描かれる原作は、「怒り」「悪人」などの著者・吉田氏が描く、通称“鷹野一彦”シリーズ三部作の「太陽は動かない」「森は知っている」「ウォーターゲーム」。映画では「太陽は動かない」「森は知っている」の2編、そして連続ドラマでは原作者監修のもとオリジナルストーリーを構築する。羽住監督と藤原さんはこれが初タッグ。映画とドラマを同時製作し、完全映像化に挑むという。海外ロケも予定しており、けた外れのスケールで描かれることになりそうだ。■主演の藤原竜也と羽住英一郎監督のコメントが到着!諜報員・鷹野一彦役を務める藤原さんは、現在の心境について「今から身の引き締まる思い」と明かし、「激しいアクションシーンを要する“スパイ”の役どころになりますので、来年の撮影に向け体の状態を万全に整えて、心して臨みたいと思います。映画・ドラマ共に、皆様の心を揺さぶる作品になるように、頑張ります!」と意気込み。また、「前回出演させていただいた『パレード』は、比較的ゆっくりと静かに物語が進行していく作品でしたが、今作は正反対。終始ハードなテイストですし、物語の舞台は海外にまで広がっていくので…また新たな吉田ワールドを体感できることが、今から非常に楽しみです」とコメントしている。メガホンを取る羽住監督は、原作を読んで「頁を捲る手を休ませないノンストップアクションエンターテイメントにただただ圧倒され、鷹野一彦という男の過去を知れば知るほど、その姿をスクリーンで観てみたい衝動を抑えきれなくなっていく自分がそこにいました」と語り、 今回初タッグとなる藤原さんについては、「大胆さと繊細さを兼ね備え、男から見ても色気を感じる藤原竜也さんが創り出す鷹野一彦という男に会うのが今から楽しみです 」と期待のコメントを寄せている。「太陽は動かない」映画は2020年公開、ドラマはWOWOWにて放送。(cinemacafe.net)
2018年07月31日とんねるずの石橋貴明(56)が8月19日に配信されるインターネットTV局・AbemaTVの特番「石橋貴明プレミアム―芸能界カジノ王決定戦―」に出演すると、同局の公式サイトで発表された。石橋は同局の番組に初出演。サイトによると「石橋貴明プレミアムシリーズ」の第1弾として4時間の放送だ。石橋は「主宰」の肩書で、MCはお笑いコンビ・おぎやはぎとみ「みちょぱ」こと人気モデルの池田美優(19)。バカラで誰が芸能界でいちばん運を持っているのか頂点を決定。プレイヤーとしてオードリーの春日俊彰(39)、元ボクシング世界王者の亀田興毅氏(31)、人気ユニット・JYJのジェジュン(32)らが参戦するという。「石橋さんといえば、今年3月でフジテレビの長寿バラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了。現在のレギュラーは同じくフジの『たいむとんねる』1本だけで、この番組も低視聴率のため打ち切り報道が出ています。そうした中でのAbema進出なので、ある意味で納得といえるでしょう」(芸能記者)しかしこの石橋のAbema出演により、民放キー局のバラエティー班に激震が走ったという。「石橋さんの出演ギャラは高額で知られており、Abemaは彼の納得できる金額を支払えたということ。その資金力は脅威です。また石橋さんの持ち味は“番組で無茶をやる”ところでもあるので、地上波ほどの規制がないネットTVは相性がいい。『とんねるずのみなさんのおかげでした』のような人気番組に化ける可能性もあるでしょう。さらにその結果次第では今後も他の大物芸人が石橋さんに追随する可能性もあり、各局とも戦々恐々としています」(地上波のバラエティー班スタッフ)視聴者数がリアルタイムで表示される同局だが、石橋の番組がどれほどの視聴者数をゲットするかが注目される。
2018年07月27日3月22日の放送で30年の歴史に幕を閉じた『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)。最終回ではとんねるずの石橋貴明(56)と木梨憲武(56)が往年の音楽番組『うたばん』を再現したセットで、数々の名場面を振り返った。 とんねるずと番組スタッフから生まれた音楽ユニット『野猿』のメンバーも再結集。視聴率は前回の放送を大きく上回る9.7%を記録し、有終の美を飾った。そんな最終回に“目玉ゲスト”として駆け付けたのが、松田聖子(56)だった。 「実は、石橋さん自らが『聖子ちゃんを最終回のゲストに呼びたい』と番組に提案したそうです。彼女は88年10月13日放送の記念すべき第1回ゲストでもありました。今回も石橋さんの猛アプローチで“夢の再共演”が実現したといいます」(テレビ局関係者) スタジオに聖子が現れるやいなや、石橋は「な、なんと聖子ちゃんが来てくれました!」と大興奮。また、「(初回ゲストの際は)裏番組にTBSの『ベストテン』があったのに出てくれて……」と、あらためて聖子への感謝の気持ちを募らせていた。 芸能リポーターの城下尊之さんはこう語る。 「当時、聖子さんの所属事務所は『ザ・ベストテン』(TBS系)を蹴ってまで新番組に出演することを猛反対。それでも聖子さんは『いま人気のとんねるずに会いたいの』と周囲を説得し、出演が決まったそうです」 以来30年間、聖子と石橋は公私ともに交流を深めてきたという。 「その後も聖子さんはたびたび番組に出演。“アイドル”らしからぬコントにも積極的に挑戦してきました。ずっと“国民的スター”の重圧を抱えてきた聖子さんですが、とんねるずと一緒にいるときは、唯一、素の自分に戻れる時間だったといいます。ジャンルは違えど、ちょうど同じ年齢で同じ時代を生きてきた“戦友”ですからね」(芸能関係者) だからこそ、聖子は「戦友の最後に!」と駆けつけたのだ。 「実は、今回の最終回のために番組は様々なタレントにオファーを出したものの、みんな断られてしまったそうです。そんななか聖子さんだけは『ぜひ出演したい』とオファーを快諾。最終回にゲスト出演するというかたちで、恩返しを果たしたかったのでしょう」(芸能関係者) 番組が終わっても、2人の友情は続くことだろう。
2018年03月30日第90回アカデミー賞で2部門を受賞し、ディズニー/ピクサー作品の最高峰と呼び声の高い『リメンバー・ミー』が3月16日(金)より公開されます。本作の主人公ミゲル役で声優に初挑戦し、すばらしい演技と歌声を披露した石橋陽彩さんと、愛嬌(あいきょう)たっぷりのヘクター役でおちゃめさと懐の深さの両方を表現した藤木直人さんにインタビュー。本作は、カラフルな死者の国を舞台に、何世代にもわたる家族のつながりを描く感動作。音楽が大好きなのに、音楽を禁じられた家庭で育ったミゲルと、陽気だけど孤独なヘクター。そのふたりが交流することで、ある奇跡が生まれます。藤木さんは親の立場から教育や音楽について、石橋くんは音楽に対する熱い思いや将来像について語ってくれました。■子どもが好きなことを禁じる親の役割とは?――藤木さんは、演じたヘクターのどんな点に共感しましたか?藤木:ヘクターの抱えている強い思いは、「自分が親である」からこそいちばん理解できる部分。そこが表現の核となりました。でも陽気だけどうさんくさいというキャラクター像が難しかったです。――大好きな音楽を禁じられているミゲル。石橋さんは、もしもご両親から音楽禁止令がくだったらどうしますか?石橋:僕は幼稚園の頃から音楽が好きだったので、歌を禁じられることは絶対に嫌です。もしも本当に「禁止だ」と言われたら、いろんな人に自分の歌声を聴いてもらい、がんばってふりむいてもらえるようにと努力します。――藤木さんは親の立場から見て、どんなふうに思われましたか?藤木:今回、ミゲルの家族が音楽を禁じたのには、いろんないきさつがあったわけで。むしろ「音楽は情操教育にいいからやりなさい」というのが普通の親の考えですよね。でも、今回の話で、“音楽”を“子どもにやらせたくないこと”に置き換えて考えてみると、うちも「ダメなものはダメ」と言います。だけどもしかして親がダメだと禁じていることが、のちのちに子どもにとってプラスアルファになったり、人生が豊かになったり、将来につながることもあるのかもしれない。自分にその価値観が理解できないからといって、禁止することはすごく難しい部分があると思います。でも、中毒性があるものについては、できるだけコントロールしてあげるのも親の役割なのかなと(笑)。■子どもの才能を伸ばすために親ができることはあるのか?――「チャンスをつかめ」というキーワードが印象的でした。石橋さんはその言葉をどう感じましたか?石橋:今回の僕は、本当にチャンスをつかみにいったという感じです。僕は歌が大好きですから。でも、最近は声変わりがあり、自分の歌いたい歌が歌えなくなったりして、悩んだりしていました。いままで歌ってきた高音の女性アーティストさんの曲が歌えなくなってきて、ちょっと十八番(おはこ)がなくなってきたかなと(笑)。藤木:十八番(おはこ)! すごいね(笑)石橋:得意だと思っていたことができないことは、苦しいことかなとも思いましたが、声変わりが始まり、声が低くなったからこそ新しいジャンルに取り組めることもできると思い直しました。いまは男性アーティストさんの曲も新しく歌えるようになりました。自分の得意なところが消えてしまうけど、新しいところにチャレンジできるのはいいことかなと思います。――藤木さんは、お子さんの才能を伸ばす親の役割についてどんなふうに思われていますか?藤木:子どもの成長時期には運動する機会を多く与えるとよいと聞いて、なるべく自分の子どもにはいろんなスポーツをやらせてあげたいとは思っています。でも、親の心子知らずで。自分も考えてみれば、“親から押し付けられたもの”はやりたくなかったかなと。僕はスイミングスクールに行かされていたけど、嫌で嫌でしょうがなかった。結局本人が興味をもたないと、それは意味がないことだとも考えています。ただ、機会だけは与えてあげたいと思って、実際にいろんなことをさせているつもりではいるんですけどね。とはいえ、僕はそういった子どもの発達や指導方法に詳しくないし、実際に子どもができる前は、そういう情報にまったく目が止まらずにスルーしてきたと思います。自分が親の立場になって初めて、いろんなことを考え始めた感じで。以前、フジテレビのバラエティ番組で久保田カヨ子さんの幼児教育やヨコミネ式メソッドについて放送しているのを観たことがありましたが、子どもがいなかったらそういう番組を観ることもなかったかなと。実際に観てみると「ああ、こんな方法もあるんだ」と思い、少しずつ吸収していった感じです。ただ専門的にやっている人たちの方がはるかに詳しいから、そういうところに委ねるのもいいかもしれない。また、国としてある程度は、そういった専門的な人の声をすくい上げて普及していくことも必要なんじゃないかなとは思います。実際、スーパー園児などをテレビで観ると、「こんなことができるんだ!」とにわかには信じがたい部分もあります。でも、こうやって陽彩くんを間近で見ていると「こんな歌声を出せる子がいるんだ! ここにスーパーキッズがいた!」と感心してしまう。もちろんもともとの才能はあったとは思うけど、興味があったからこそ自分からやりたいと思ったのかなと。そう考えると、やっぱり受動的ではダメで、いかに好きになって能動的になれるかが大事。結局は本人の資質や努力によるものかなとも思います。■藤木直人が泣いた! 父という存在が映画で教えること――親からの教えで、ずっと守っている事柄があれば教えてください。石橋:僕はとくにないですね。帰ったら手洗いとうがいをするとかでしょうか?藤木:陽彩くんはえらいね! 普通子どもなんて言っても聞かないものじゃない? 僕もなるべく機会を見つけ、何度も言うようにしているけどなかなか(笑)。――音楽をテーマにした本作。今後の音楽との関わりについても聞かせてください。石橋:これから音楽だけではなくて、音楽を通じて、今回初挑戦した声優や、以前からやらせてもらっているミュージカルや舞台、ドラマなどをいろいろとやっていきたいです。それらは全部、音楽からつながってきたお仕事なのでもっと挑戦したいです。藤木:僕は高2の夏休み前にギターと出会い、衝撃を受けて、ギタリストになりたいと思いました。当時は1日何時間もずっとギターを弾いていたし、逆にギターを取られたら自分には何もない感じだったとも思います。現在は音楽は趣味に近いかな。音楽は役者以上に才能がないとできないものだと痛感しているので。いまは他の活動を含めて僕を支持してくださる人たちのためにがんばっている感じですが、でも音楽を演奏しているととても楽しいです。昔ほど音楽に夢中になっていないのかもしれないけど、ギターを弾けるステージという場所があることや、生涯楽しめるものがあるということ自体がとても幸せでありがたいことだと思っています。――最後に『リメンバー・ミー』をこれから観る方へのメッセージをお願いします。石橋:声優初挑戦でこんな大役を演じさせていただき、光栄でしたが、初めは緊張と不安しかなかったです。でもどんどんミゲルの気持ちに近づくことができたと思います。何ごともまじめで一直線に駆け走るミゲルというキャラクターができたと思います! 藤木:初めて観たときに字幕も何もなくて台本と照らし合わせながらだったけど、僕は感動して泣きました。ぜひ大人の人に多く観てもらいたいと思いました。もちろん子どもが観ても楽しいし、いろいろな年代の人の心に染み入る話なんじゃないかなと。僕も子どもと一緒に観たいですね。僕の声とか関係なく、きっと楽しんでくれると思います。『リメンバー・ミー』公開中少年ミゲル(声:石橋陽彩)は音楽が大好きで、ミュージシャンを夢見るも、彼の家では代々音楽を禁じられてきた。ある日 “死者の国”に迷い込んだミゲルは、陽気だけど孤独なガイコツのへクター(声:藤木直人)と出会う。果たして2人がたどる運命とは?
2018年03月22日岡村隆史(47)がパーソナリティを務める「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)に3月1日深夜、石橋貴明(56)が出演。フジテレビの名番組を手がけた2人の掛け合いに、ファンは歓喜した。 「もう帰ってもいいですか?アフターで女の子が待ってるんだよ」 登場するなり、こう発言した石橋。直前まで「みなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の収録がありその後、銀座のクラブを2件回っていたと冗談めかして発言した。しかしその収録では「コント北の国から」のため、宮沢りえ(44)と渡辺満里奈(47)を交えて収録を行ってきたと打ち明けた。 「今日、宮沢りえちゃんと満里奈とコントやりながら、楽しかった。やっぱりいい時代だったなぁ」 先月16日の同ラジオ番組でも「西のとんねるずを目指そう」と結成当時、相方の矢部浩之(46)と意気込んでいたことを告白していた岡村。「とんねるずのオールナイトニッポン」にハガキを送っても「一度も読まれなかった」そうだが、“先輩”との共演に始終うれしそうだった。 そんな2人のやりとりにTwitterでは、歴史ある「オールナイトニッポン」の愛聴者たちから歓喜の声が上がっている。 《ひとつの時代を作ってきたもの同士の崇高な話が聴けて感激しました》《石橋貴明と岡村隆史の先輩後輩感バリバリのトークっていいなー》《夕焼けニャンニャン、とぶくすり等で育った自分達からすると眠気ぶっ飛んで聴いてます》 さらに「みなさんのおかげでした」と「めちゃめちゃイケてるッ!」(フジテレビ系)が今月中に終了することもあり、《(このタイミングでの共演は)何かの前振りじゃないか……と期待しないわけにはいかん》との声も。今後にも注目したい。
2018年03月02日女優の石橋杏奈が18日、東京・八重洲ブックセンターで写真集『Clarity』(発売中 3,240円税込 光文社刊)の発売記念イベントを行った。写真集『Clarity』の発売記念イベントを行った石橋杏奈現在TBS系で放送中のドラマ『きみが心に棲みついた』にレギュラー出演するなど、女優として大活躍の石橋杏奈。そんな彼女の最新写真集は、3年振りとなるリリースで、ロケ地となった沖縄で貴重な水着姿はもちろん、石橋の魅力が凝縮された1冊となっている。3年ぶり4冊目となった同写真集を手にしながら「久しぶりに出させていただきましたが、今までの中で一番素に近い状態で撮れた写真集です。そんな写真集を皆さんのもとに届けられてうれしいですね」と笑顔で説明した石橋。これまでの3作と比べて「自然体のカットが多く、旅で撮った感覚の写真集です。今まではその場所その場所で撮ったりしましたが、今回は撮る予定のないところでも撮ったりしたので、自然体のカットが多いですね」といつも以上に素顔が見られるという。中には貴重な水着のカットもあるようで、「私は結構肩甲骨が柔らかくて背筋がちょっとあるんです。背中のカットが私的には気に入ってます」とセクシーさもアピールし、「母に見せたら『キレイだね』と言われました(笑)」と周囲の評価も上々のようだった。一人カラオケが趣味で、最近はドラマの撮影で頻繁には行けないものの、月に2回はカラオケボックスに通っているという。「その日の気分次第で今日はJ-POP、今日はK-POP、今日は洋楽と、歌ったりします。ラップも歌ったことがあります(笑)」と明かしつつ、NHK総合『LIFE!~人生に捧げるコント~』で披露したニッキー・ミナージュの『Super Bass』も歌ったことがあるそうで「そこはレシートに歌った曲目が出るところで、店員さんが見てくれたみたいで『応援しています!』と言われてすごく恥ずかしかったです(笑)」と苦笑い。また、出身地でもある福岡県が本拠地の福岡ソフトバンクホークスの話題となり、「田中正義選手に期待しています。一昨年のドラフト1位で入られましたが、そろそろ一軍で投げている姿を見たいですね」と期待を寄せていた。
2018年02月19日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が、3月1日深夜に放送されるニッポン放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~27:00)にゲストとして出演予定であることが15日深夜、同番組内で発表された。とんねるずの石橋貴明3月1日は「とんねるず・石橋さんがやってくる!?」と題して石橋が出演予定。"予定"とされているのは、石橋が直前まで別現場で収録を行っているため。収録が終わり次第、スタジオに駆けつける予定だという。岡村のラジオに石橋が出演するのは『ナインティナインのオールナイトニッポン』時代の2008年10月、矢島美容室として乱入して以来、9年5カ月ぶり。2014年10月に『岡村隆史のオールナイトニッポン』となってからは初めての出演となる。50年続くオールナイトニッポンの中で、最長となる約24年間パーソナリティを務めている岡村が、一番熱心に聞いていたのが『とんねるずのオールナイトニッポン』。岡村がとんねるずのオールナイトにネタハガキを投稿していた話は番組の中で有名で、岡村がナインティナインでオールナイトをはじめる際に意識したのも、とんねるずのオールナイトというぐらい、岡村にとってとんねるずは影響を与えた存在となっている。
2018年02月16日12月23日公開の映画『勝手にふるえてろ』の特別上映イベントが5日、東京・豊洲のユナイテッドシネマ豊洲で行われ、舞台あいさつに松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、古舘寛治、片桐はいり、澤竜次(黒猫チェルシー)大九明子監督が登壇した。映画『勝手にふるえてろ』の特別上映イベントに登場した松岡茉優芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を原作とする同作は、24歳のOL・ヨシカ(松岡茉優)が、"脳内片思い"と"リアル恋愛"の2つの恋に揺れ暴走するラブコメディ。ヨシカが10年間片思いしている中学の同級生"イチ"を北村匠海、会社の同期でヨシカのことを熱烈に愛する"ニ"を渡辺大知がそれぞれ演じている。本作で映画初主演を果たした松岡は「初主演という重荷もありましたが、大九監督とは3回目のタッグで、監督と映画を撮れるのがうれしかったので主演の不安も消えました」と監督の存在が心強かったそうで、演じたヨシカというキャラクターについては「女子の皆さんなら心の中にあると思います。毎日頑張っている女子もヨシカ的な要素を持っていると思いますね。映画を見ていただいて共感し、スカッとしてもらえる自負があります」とアピール。そんな松岡に対して石橋は「茉優ちゃんが可愛いくて、私も茉優ちゃんに恋しました。この役は茉優ちゃんしかできないし、他の人が演じているのが想像できませんでしたね」と絶賛し、「本当に大好きな作品なので、皆さんが観ても後悔しないと思います」と作品の出来に自信を見せた。12月12日に清水寺で発表される「今年の漢字」が間近ということで、主演の松岡が自身にとっての今年を漢字一字で発表。「観」と書き記した松岡は「やっぱり東京国際映画祭で観客賞をいただいたのも大きいですが、今まで先輩方が舞台あいさつで隣に立っている時に、お客さんに届いて初めて映画になると言っている方がたくさんいました。実感がなかったんですけど、この映画を客席で観た時にお顔は見えなくても空気でこの映画を感じ取ってくださっていると分かり、皆さんに受け取ってもらえて初めて映画になると身をもって体感しました」としみじみと振り返り、「私たちが撮っていたのは映画ではなくて映像。これから皆さんが観ていただくことでこの映像は映画になると思いますので、この映像を映画にしていただきたいと思います」と観客に訴えた。映画『勝手にふるえてろ』は、12月23日より全国公開。
2017年12月06日女優の石橋杏奈が18日、都内で行われた映画『泥棒役者』(11月18日公開)の初日舞台挨拶イベントに、丸山隆平、市村正親、ユースケ・サンタマリア、高畑充希、宮川大輔、西田征史監督とともに登場した。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。同作には当初、女優の清水富美加(現・千眼美子)が出演予定で撮影が進んでいたが、2月に幸福の科学より出家、芸能活動を一時休業することを発表し、同作も降板に。急遽、石橋が代役を務めたという経緯があった。舞台挨拶で石橋が「ひょんなことから出会って豪邸で起こる、ドタバタした喜劇なんですけど、私もこの作品とはひょんなことから出会わせていただいて……」と思わず口に出すと、一瞬の間の後に笑いが起こる。ユースケは「俺たちの救世主だからね!」、丸山は「“ひょん”っていっぱいあるもんな!」と声をかけ、「ひょんなことね!」「本当に助かったよ! ありがとう!」「助かったよ!」と次々と感謝の言葉が飛び交っていた。救世主となった石橋は改めて、「個性的なみなさんに混じって毎日お芝居できたのが本当に楽しかった」と振り返る。「こんなに面白くて楽しい現場はあるのかってくらい楽しくて。毎日ニコニコしながら、笑いをこらえるのが大変でした」と撮影時の印象を明かした。西田監督も「今回もひょんなことがいろいろあったんですけど、本当に支えてもらって、みなさんに泣かされたんですよね」としみじみ。「なかなか具体的に言えないところもあるんですけど」と清水の名前は出さなかったものの、「この日を迎えられて感無量。ここから多くの方に見ていただけたら嬉しいと思います。『つまらない』でも『面白い』でもいいので、レビューに書いて宣伝していただけたら幸いです」とアピールした。
2017年11月18日妻夫木聡や深津絵里出演で映画化され、国内外問わず高い評価を得た『悪人』。この度、原作者・吉田修一のデビュー20周年の年に舞台化されることが決定。中村蒼と美波のふたり芝居で、2018年3月29日(木)より上演されることが分かった。佐賀の紳士服量販店に勤める女・光代は、携帯サイトで知り合った、長崎の港町に住む解体業の男・祐一と恋におちる。ふたりは、つかの間、孤独な魂を寄せ合う。ところが、祐一から殺人を打ち明けられ、ふたりの逃避行が始まる。逃亡の果て、逮捕された祐一は、「逃亡の為に光代を利用しただけ」と語るのだが…。 果たして、ふたりの愛は偽りだったのか?祐一は悪人だったのか?原作は、芥川賞作家・吉田氏の代表作にして、250万部を記録した同名ベストセラー小説。2010年には李相日監督がメガホンをとり、祐一役を妻夫木さん、光代役を深津さんが演じ映画化された。今回台本・演出を担当するのは、昨年「乳房」(出演:内野聖陽、波瑠)、「檀」(出演:中井貴一、宮本信子)と2作のふたり芝居を手掛け、高い評価を得た合津直枝。「光代をもう少しだけ救ってやりたい」という思いで書き上げた上演台本に吉田氏が共感し、舞台化が実現したのだという。舞台化では、“哀しき殺人者”祐一役に「せいせいするほど、愛してる」『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』の中村さんが決定。舞台「OTHER DESERT CITIES」での好演も記憶に新しい中村さんは、「初めてのふたり芝居は未知の世界ですが、いまはその不安と期待が入り混じっている感覚です」と心境を語り、「小説、映画共に多くの人に愛された作品で今回の舞台もそれに並ぶ、もしくはそれ以上のものになったらいいなと思っています。美波さんと演出の合津さんとコツコツ作り上げていきます」と意気込みを見せている。なお、本公演のチケットは2018年1月14日(日)より一般発売がスタートする。ふたり芝居「悪人」は2018年3月29日(木)~4月8日(日)シアタートラムにて上演。(cinemacafe.net)
2017年11月09日女優の石橋杏奈が30日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた第30回東京国際映画祭「コンペティション部門」出品作品『勝手にふるえてろ』(12月23日公開)の舞台挨拶に出席。胸元&美背中あらわなシースルーの黒いトップスに黄色のスカートを合わせたコーディネートで、観客を魅了した。芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を原作とする同作は、24歳のOL・ヨシカ(松岡茉優)が、"脳内片思い"と"リアル恋愛"の2つの恋に揺れ暴走するラブコメディ。ヨシカの恋を乱す同僚・月島来留美を演じる石橋は、「ひたすらひたすら茉優ちゃんがかわいくて、女性ならだれしも共感できるポイントがたくさんあって、笑えるシーンもたくさんある作品」と魅力を紹介した。また、演じた来留美について「ヨシカの親友で、意図してないんですけど恋をかき乱してしまう。そういうことって私の周りでも起こりうる。実際にそういう友達もいたので参考にし、こういうことってけっこうあるなと見た人に感じてもらえたらいいなと思いながらお芝居しました」と説明。「かき乱してるつもりではないけど、そういう存在になってしまったり、そういう部分が女性には共感してもらえる役だと思う」と語った。舞台挨拶には、主演の松岡茉優、渡辺大知(黒猫チェルシー)、石橋杏奈、北村匠海(DISH//)、大九明子監督も出席した。なお、「コンペティション部門」は、国内外から集まった1538本の応募から15本を選出。日本からは、『勝手にふるえてろ』のほか、瀬々敬久監督の『最低。』が選出されている。
2017年10月30日どうしようもなく惹かれるいまのモテメイクってどんなもの?いまをトキメク若手俳優インタビューから、男子が釘付けになる“モテ顔”について分析!今回は、高杉真宙さんに話をうかがいました。目尻が少しオレンジとか、印象に残るメイクがいい。今年、6本もの映画に出演し、この秋からはテレビ東京系のドラマ25『セトウツミ』にW主演することが決まった高杉真宙さん。女性のメイクについて尋ねると、初対面で無意識のうちに見ているのは“目”なのだそう。「僕はどちらかというと人見知りなんですけど、人と話す時はきちんと目を見て話したいという意思があるんです。そうなると相手が女性の場合、必然的に目に入ってくるのはアイメイク。最近、目尻にオレンジ色が入っていたりする人がいるじゃないですか。あれ、きれいですね。あと、まつ毛にピンクが入っていたりも。あれは染めているんですか?マスカラ?すごいですね!やっぱり色にアクセントがあると印象的で、つい目が行っちゃいます」また、女性らしさを感じるポイントとしてあげたのがチーク。「頬が上気したようなピンク色だと、ほろ酔いっぽい色っぽさがありますよね。僕はあんまりお酒を飲まないからわからないけど、女の人の酔い姿がかわいいって漫画で読んだことがあります(笑)」演技に必要な恋愛感情も、漫画からヒントを得ることが多いそう。「最近ハマったのは、『僕と君の大切な話』。1巻は、高校生の男女2人が駅のホームで話しているだけで終わってしまうんです。でも、その会話がギャグも入ってておもしろくて!ああいうふうに、会話で楽しめる関係に憧れます」そんな高杉さんの好きなメイクは、個性が感じられる原宿系。「アイメイクもそうですが、赤リップとか印象的な色の人が気になります。色鮮やかで、宝石みたい。そういうメイクを男はしないぶん、女性的な魅力を感じます」たかすぎ・まひろ1996年7月4日生まれ。福岡県出身。‘09年に俳優デビュー。現在、映画『トリガール』『散歩する侵略者』が公開中。ドラマ25『セトウツミ』(テレビ東京系)が10月13日からスタート。※『anan』2017年9月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・石橋修一ヘア&メイク・堤 紗也香取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2017年09月21日『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が5月13日(土)に、物語の舞台である新宿、渋谷にて先行公開を迎え、主演デビューを飾る石橋静河、池松壮亮、石井裕也監督が舞台挨拶に登壇した。最果タヒによる話題の同名詩集を石井監督が自ら映画脚本家。昼は看護師、夜はガールズバーで働きながら、生きづらさを感じる美香と彼女が運命的に出会った日雇い労働者の慎二の姿を通じて現代社会を切り取る。この日はあいにくの天気にもかかわらず、劇場は満席。これには石井監督、石橋さん、池松さんも感激の面持ち。石橋さんは、石橋凌と原田美枝子の次女で、数年前に女優業を始め、本作が初主演作。「本を読むところから挑戦でした。『これどういうこと?』『わかんない』ということばかりでしたが、見たことがない景色がある気がした」とふり返る。石井監督は石橋さんについて「実力って意味では、天才・池松壮亮の足元にも及ばないけど、“新人”ってところは魅力で、新人であるが故の奇跡を起こしてくれたと思います」と語る。池松さんも「意外と石橋さん本人のことは知らない」と断りつつ「美香という人に関しては、危うくて、生きることが苦しそうで、でも純粋に生きようとまっすぐ立っていて好きです」と語る。そんな石橋さんだが、主演としての初めての舞台挨拶への緊張もあってか、質問に考え込んで沈黙することもしばしば。石井監督の現場での面白い一面について尋ねられると、しばしの沈黙の末に「ちょっと考えます…」とポツリ。石井監督は「舞台挨拶でこんな沈黙は初めて(笑)。やっぱり新人。大物が現れましたね。大型新人です!」と石橋さんの強心臓ぶりを絶賛(?)。「いまの様子で、(撮影が)フラッシュバックしました。大変でしたよ(苦笑)」と現場の様子を明かした。石橋さんは、本作について「この先ずっと心の中にある。忘れたくても忘れられない。始まりだなと思います」とその大きさを語る。池松さんは「昨今、若者に向けて作られた恋愛映画はいっぱいあるけど、そのどこにも属さない稀有な作品ができたと思います。いまをどう生きるかということ、人と人がどう繋がるかということ、そういうものを僕らもこの映画を通して探して、答えを見つけることができたと思っています」と本作への思いを吐露。石橋さんは最後に「大きな思いはあるけど、なかなか言葉にできないんですが…。この映画を撮っていて苦しかったし、いろんな人に迷惑をかけたけど、この映画に私はたくさん救われました。多くの人に届けばと思います」と語り、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペースにて先行上映中。5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
2017年05月13日