京都の世界文化遺産・上賀茂神社で「京都パンフェスティバル in 上賀茂神社」が10月13日、14日の2日間、開催される。パンの街・京都の有名ホテルや人気ベーカリーが出店。平成27年の上賀茂神社式年遷宮奉祝事業として初開催し、今年で4回目を迎える本イベント。京都が誇る“神社”と京都の人々に愛される“パン”のコラボレーションが今年も楽しめる。京都市伏見区のアンデからは、「プレーンデニッシュ」が登場。しっとりとした食感とデニッシュ食パンの本来の甘みが口の中に広がる。初出店となる右京区のイエローデリ ベーカリーは、2018年のパングランプリで準グランプリを受賞した、フランスパンの生地に熟成フルーツをたっぷり練り込んだ「メープルフルーツパン」を販売する。イエローデリ ベーカリー「メープルフルーツパン」東山区のウェスティン都ホテル京都からは、ベーコンの塩味と旨味に、黒オリーブの風味がアクセントの「ベーコンと黒オリーブのフォカッチャ」やその他3種類のフォカッチャが登場。同じく東山区のホテルで初出店となる、ハイアット リージェンシー 京都は、バニラ風味のマロンクリームと甘露煮のペーストを合わせ、焼き上げたクロワッサンにサンドした「マロンのクロワッサンダマンド」を販売。ラム酒の香るアーモンド生地で仕上げている。初出店となる右京区の中村屋惣菜製作所からは、京都嵐山の老舗お肉屋さんから生まれた「中村ん ビーフカツサンド」がお目見え。国産牛スライスをミルフィーユ仕立てに柔らかく仕上げたカツがポイントだ。その他、こちらも初出店の京都一本堂の「角食」、創業80余年の樋口金松堂の「ホウレンバターとマヨタマサンドイッチ」、志津屋 本社の「京風だし巻き卵サンド〜九条ねぎ〜」、和歌山からの参加となるメゾンフルリールの「抹茶のバゲット」などバラエティ豊かなラインアップ。急遽出店が決定した、長崎県・壱岐島のパンプラス本店の「壱岐牛カレーパン」も見逃せない。パン以外にも、京都の老舗コーヒー店として有名なイノダコーヒが出店する他、抽選会などお子様向けの企画も楽しめる本イベント。おいしいパンと、京都最古の神社との異色コラボレーションを味わってみては。【イベント情報】京都パンフェスティバル in 上賀茂神社会期:10月13日、14日会場:上賀茂神社住所:京都府京都市北区上賀茂本山339時間:10:00〜15:00料金:入場無料
2018年10月11日■太陽・月・海原の神「三貴子」が並び鎮まる希少な神社にぎやかな阿佐ヶ谷(あさがや)の駅を少し離れて路地を入ると、そこには静かで明るい神域が広がっています。東京都杉並区に鎮座される「阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)」。人々の暮らしと密着した地域にありながらも、ひとたび足を運び入れれば、その神聖さが肌で感じられる素敵な神社です。手水を済ませて玉砂利を踏みしめながら歩くと、右手には能楽殿があらわれ、いっそう明るく清々しい雰囲気が感じられるのではないでしょうか。※この能楽殿は、通常閉じられていますが、催しの際などに開かれます主祭神は、伊勢神宮におわします太陽の神様「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」と、その御饌(みけ)の神である食物神「豊受大神(とようけのおおかみ)」。そして、天照大御神と時を同じくして「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」から生まれた、月の神様「月読尊(つくよみのみこと)」と、海原を治めよと言われた「須佐之男尊(すさのおのみこと)」の4柱です。この阿佐ヶ谷神明宮において特に珍しい特徴は、拝殿から臨むことのできる御正殿に「天照大御神」、東西両殿に「月読尊」「須佐之男尊」の3つの御殿がお祀りされているところ。中央が「天照大御神」の御殿で、東に「月読尊」、西に「須佐之男尊」の御殿が並んでいるのです。神話・古事記に「兄弟神」として登場する「三貴子」が、このようにひとつの神社に並んでお祀りされているのは、全国的に見ても大変珍しい姿だと言えます。拝殿からその「御垣内三殿」を拝することができますが、広く拓けた明るい場所に美しく並ぶ3つの御殿の姿は、いつ見ても静謐で清らかな空気をたたえています。■その姿を大きく変えた「平成の大改修」阿佐ヶ谷神明宮は、かつて「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が東国への勢力拡大のため遠征をしたその帰りに、この「阿佐谷」で休息したと伝えられ、その後、彼の功績を慕った村人が建てたお社が起源だと言われています。この国の最高神である「天照大御神」がお祀りされていたこの場所には、その後も、この村の各地に散らばっていたいくつものお社が次第に合祀(併せてお祀りすること)されていきました。このように、今ではさまざまな神様がこの地に鎮まって、人々の暮らしを見守っているのです。この神社に大きな変革があったのは、まだ記憶に新しい平成21年のこと。境内に祈祷殿(ご祈祷が行われる場所)や能楽殿が新設され、以前は拝殿と本殿がひとつの形になっていたものが別々に切り離されることになったのです。こうして私たちが祈りをささげる場所となる拝殿からは、現在のように並ぶ三貴子のお社を見つめることができ、それぞれの神様をより意識しやすい姿に生まれ変わりました。御本殿は青空の下に緑の杜を背にしたかたちで、静かに、そしてひときわ眩く鎮座しています。特別なときにしか足を踏み入れることのないその空間は、目には見えなくともごく自然に神様の存在を感じられるような、素晴らしい心地よさを感じます。そして平成26年には、伊勢神宮が20年に一度お宮を新たに立て替えて神様にお遷りいただく「式年遷宮」という祭祀に伴って、撤下された鳥居のひとつを受け継いで、この御本殿前に置かれることとなりました。それまで伊勢神宮の神域を御守りしていた鳥居が、今はこうして、この阿佐ヶ谷神明宮を見守っている……。そう思うと、お伊勢さまとの深いご縁を感じずにはいられません。■あらゆる災難厄事を払いのける「八難除」「降臨殿」と呼ばれる祈祷殿では、「天照大御神」の荒魂(あらみたま)と「豊受大神」が併せてお祀りされています。この場所には、江戸時代に奉納された、銅製の黒い「三本御幣」を拝することができます。それは、この阿佐ヶ谷神明宮に集まる庶民からの信仰が厚かったことを示す、大変貴重で珍しいものです。私たちの人生には、あらゆる節目が訪れます。「安産祈願」「初宮詣」「七五三詣」「成人式」「年祝い」などといった、人生儀礼の数々。その折々に神様へご報告を申し上げ、その恵みとご加護に感謝し、これからの繁栄を願うのが御祈祷です。この祈祷殿の御神前は、御祈祷のとき以外は入ることのできない場所。きっと、その厳かな空気を肌で感じられることでしょう。※ご紹介のため、特別にご許可をいただき、お写真を掲載させていただいていますこの場所で受けることのできる御祈祷の中でも、阿佐ヶ谷神明宮ならではのものといえば、「八難除」です。「八難」というのは、8つの難という意味ではなく、「世の中にあるあらゆる災い」のことを指しています。厄年の災い、方位や地相・家相に起因する災い、火や水にまつわるの災い、人の災い、因縁から来る災い……。挙げればキリがないほど、私たちの生きる世の中には、数多くの災難や厄事が存在しています。「八難除」とは、それらすべてを取り除く御祈祷であり、御祭神である八百万の神々の中心となる「天照大御神」様のご加護をいただいて、それぞれの人生が素晴らしいものになるようにと願うもの。最近よくないことが続いているという方や、何か不安なことがあって前に進めないという方、身の回りで病気や事故が増えているという方も、この御祈祷を受けられてみてはいかがでしょうか。■巫女が最後の縫製を行う「神むすび」の御守り※ご紹介のため、特別にご許可をいただき、お写真を掲載させていただいています阿佐ヶ谷神明宮といえば、特に話題を呼んでいるのが「神むすび」という御守りです。ブレスレットタイプになっているので、手首やバッグなどに着けて、肌身離さず持ち歩くことができます。美しく繊細に編み込まれたデザインで、その色やモチーフにも、さまざまなものがあります。春なら桜、梅雨の時期なら紫陽花、秋には月うさぎなど、季節ごとに期間限定のものが準備されるのもワクワクします!こちらは、阿佐ヶ谷神明宮でご奉仕をしている巫女さんが仕上げの縫製を行い、大切に作られているのも特徴です。その中に御神気が込められ、私たちのもとへと届くのですね。「神むすび」は阿佐ヶ谷神明宮のオリジナルであり、珍しい形の御守りですが、私たちがより身近に持つことができるのではないでしょうか。御守りとは、日々の暮らしの中で折に触れて神様の存在を意識し、その御神徳にあやかりながらも、常に感謝を忘れないための「形あるもの」です。その出会いは「直感」が大切。神社に訪れた際に御守りを目にして、あなたが強く心惹かれるものがありましたら、ぜひ手に取ってみてください。それがあなたと、その神社・神様との絆を示す、ひとつの証になることでしょう。■行事ごとに少しずつ変化する御朱印御朱印については、阿佐ヶ谷神明宮の場合、大きく分けて2種類があります。「神明宮」のものと、「月読尊」のお社である「月読社」のものです。また、「神明宮」の御朱印については、祭祀や催し物などにちなんで手作りの印が追加されることがあります。お正月、観桜会、夏越の大祓、七夕、例祭、新嘗祭、年越しの大祓など……それぞれのモチーフになるものが、季節を感じさせてくれますね。昨今は、多くの神社でいただける御朱印にも、限定のものなどが増えてきました。思わず見とれてしまうような、美しい御朱印に出会うこともありますよね。ただし、それをいただくために神社に訪れるというよりは、さまざまな季節に足を運び御朱印の変化も楽しみつつ、お詣りを通じて神様と心を通わせることを大切にしてみてください。きっと、そのような心で何度も足を運ぶことができたなら、その神社はあなたの人生にとってかけがえのない場所となり、その祈りの心を神様も喜んでくださるに違いありません。■変わらぬ「祈り」と「感謝」の心を、変わりゆく時代の中に皆様は、「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉をご存知でしょうか?阿佐ヶ谷神明宮の神職の方が、神社を守り受け継いでいく中で大切にされていることのひとつで、「伝えるべきものの本質はかたちを変えることなく守りながら、時代とともに変えてゆくべきものは変えながらつないでいく」という意味があります。「神道」というのは、何世代も前の日本を生きたご先祖さまたちから順番にバトンを手渡してきたからこそ、今日まで日本に息づいている大切な文化です。古くから多くの人が信仰を寄せて神々をお祀りし、その心のよりどころとなってきた神社。これから先も、時を越えてその本質を受け継ぐためには、さまざまな工夫や時代に即した変化もまた、必要な努力なのでしょう。しかし、神社に訪れる私たちこそ、その場所が持つ本来の役割やあるべき心の姿を、忘れることなく残していかなくてはなりません。当たり前の日々の中に存在する感謝の気持ちや、この国を守ってくださっている神様たちへ祈りを捧げる心を、失くしてしまうことのないように……。神社に足を運んだときこそ、神様を想い、手を合わせることの意味を噛みしめてみてください。私たちはその積み重ねで、神様を感じる心が養われ、どんなときも迷わずに心明るく生きていくことができるのですから。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!拝殿に向かって右手側にあるのは「元宮」。向かって左から、阿佐ヶ谷神明宮の誕生のきっかけである「日本武尊」、三貴子の生みの親である「伊弉諾尊」、その妻であった「伊弉冉尊」がお祀りされています「神むすび」以外にもさまざまな御守りがありますが、この「災難除」の御守りがふと目に留まりました。日本らしいイメージの五色の色合いと、素朴さの中に宿る美しさが印象的です。※ご紹介のため、特別にご許可をいただき、お写真を掲載させていただいています学問の神様である「菅原道真公」がお祀りされる北野神社。五角形の鳥居は比較的新しいもので、「合格」するようにとの願いが込められています。ぜひ、何かの試験を控えている方は、こちらの鳥居をくぐってお詣りしてみてくださいね!道祖神である「猿田彦大神」をお祀りする猿田彦神社の前にある、立派な「夫婦欅」を見上げてみてください。阿佐ヶ谷神明宮の3000坪の敷地には、このような立派な大樹が、いたるところにそびえ立っています阿佐ヶ谷神明宮は、地域の人々にとって大切なコミュニケーションの場となる役割も、積極的に果たしています。神楽殿では能などの伝統芸能の奉納やバリ舞踊・ジャズストリートの会場になるほか、骨董市や植木市などが開催されるなど、広く親しまれているのです。それでいて、「瑞祥門」という神門より内側は厳かに神聖に、神事が執り行われる場所としていました。このようなけじめも素晴らしく、神域を神様のための場所として、守ることの大切さを感じずにはいられません。ぜひ足を運んで、その清々しい空気を隅々まで感じてみてください!■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)【御祭神】■主祭神天照大御神(あまてらすおおみかみ)豊受大神(とようけのおおかみ)月読尊(つくよみのみこと)須佐之男尊(すさのおのみこと)■元宮(もとみや)日本武尊(やまとたけるのみこと)伊弉諾命(いざなぎのみこと)伊弉冉命(いざなみのみこと)【境内末社】■猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)猿田彦大神(さるたひこおおかみ)■北野神社(きたのじんじゃ)菅原道真公(すがわらのみちざねこう)【鎮座地】〒166-0001東京都杉並区阿佐谷北1-25-5※駐車場完備【電話】03-3330-4824【FAX】03-3310-9007【最寄駅】JR中央線「阿佐ヶ谷駅」北口より徒歩2分(※「阿佐ヶ谷駅」は、特別快速並びに土日の快速では停車しません)東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」北口より徒歩10分
2018年10月08日佐伯泰英によるシリーズ累計発行部数2000万部突破のエンターテインメント時代小説シリーズ、「居眠り磐音 決定版」が、松坂桃李を主演に迎え『居眠り磐音』として映画化されることが決定。凛々しさと優しさを兼ね備えた松坂さんのティザービジュアルも到着した。■ストーリー江戸勤番を終え九州・豊後関前藩に3年ぶりに戻った坂崎磐音と幼なじみの小林琴平、河井慎之輔。3人は同じ道場に通う修行仲間であり、琴平の妹・舞は慎之輔に嫁いでいたため2人は兄弟でもあった。また磐音も、琴平と舞の妹・奈緒と祝言を控えており、3人はただの幼なじみ以上の深い絆で結ばれた関係であった。ところが、これから磐音と奈緒との祝言という運びになったとき、慎之輔が「妻・舞が不貞を犯した」という噂を聞き、舞を斬ってしまった。それに激高した琴平は慎之輔に噂を吹き込んだ人物、さらには慎之助本人を斬るという凄惨な展開に。琴平は罰せられることとなり、なんと磐音が琴平を討ち取るよう命じられてしまった。決死の闘いで琴平を討ち取った磐音は、実の兄を殺した以上奈緒と一緒にはなれないと、奈緒を残し脱藩することを決意。すべてを失い、江戸へ向かう。 磐音は、六間掘の金兵衛長屋で長屋暮らしを始め、不慣れな浪人暮らしを送る中、磐音は昼は鰻割きとして、夜は両替商・今津屋で用心棒の仕事を始めることになり――。■人気時代小説シリーズが映画化原作は、10を超える全シリーズの売上累計が4500万部を突破している佐伯氏の最高傑作であり、2002年に双葉社から文庫が刊行され、シリーズ51巻で驚異の累計発行部数2000万部を突破した、平成で最も売れている時代小説シリーズ。2007年にはNHKでドラマ化もされた。今作が待望の佐伯作品初の映画化となり、映画公開に合わせ、来年3月には文春文庫より「居眠り磐音 決定版」としてシリーズが刊行されていく。■松坂桃李、“居眠り磐音”に主演を務めるのは、近年では、『孤狼の血』『娼年』での体当たりの演技、さらに先日放送終了したドラマ「この世界の片隅に」も好評だった松坂さん。本作が“時代劇初主演”となる松坂さんが演じるのは、江戸で浪人暮らしをしながら昼間はうなぎ屋で働き、夜は両替屋の用心棒として悪と戦う、“時代劇史上最も優しい主人公”坂崎磐音。剣を構えた様子が「まるで春先の縁側で日向ぼっこをして居眠りをしている年寄り猫のよう」ということから居眠り剣法と呼ばれ、普段は人情に厚く穏やかな人柄だが、大切な人を守るためには、颯爽と悪を斬るのだ。■慣れない時代劇に「心が折れそうに」…今回演じるキャラクターについて松坂さんは、「穏やかで静かな空気を纏いつつ心の奥底に青い炎を燃やしている、そんな男です。年寄り猫のような磐音、彼の中で時間がゆっくり流れているような」と説明。本作は3月にクランクインしすでにクランクアップ済み。「クランクイン前に殺陣や所作に加えて、鰻捌きの練習をしてきましたが、非常に難しく心が折れそうになりました」とふり返りつつ、「本木監督はじめ、アクションチーム、京都のスタッフさん、共演者の皆様に支えていただき、何とか最後まで演じきることができました」とコメントしている。■大ヒット請負人、本木克英監督がメガホンをとる!今回監督を務めたのは、『ゲゲゲの鬼太郎』『超高速!参勤交代』シリーズ、『空飛ぶタイヤ』の本木克英。脚本には、大河ドラマ「平清盛」や時代劇「ちかえもん」の脚本を手掛け、同作で時代劇の脚本としては初となる第34回向田邦子賞を受賞した藤本有紀が担当した。■ティザービジュアルが解禁公開決定にあわせて、優しい眼差しを向け、“優しさの中に強さを持った”人柄と物語への期待を感じさせるものと、猫と一緒に写る穏やかな磐音という、対照的な2枚のビジュアルも到着した。『居眠り磐音』は2019年5月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年09月24日会津美里町の指定天然記念物に指定されている会津五桜の一つ「薄墨桜」や、シーズンには敷地内に150種10万株のあやめが咲き乱れる「あやめ祭り」など、花咲く神社としても有名な伊佐須美神社。今回は福島県会津の神様訪問です。 伊佐須美神社の鳥居。紫陽花の季節に訪問。 伊佐須美神社の歴史と御祭神四柱伊佐須美神社(いさすみじんじゃ)は、福島県大沼郡会津美里町宮林にある岩代国一ノ宮です。地元の方からは「伊佐須美様」と呼ばれ、会津の総鎮守として親しみと崇敬を集めてきました。 境内には神様の使いのような真っ白な猫がゆったりとくつろぐ姿も。 学業の神様・菅原神社もあります。合格祈願に訪れる人が多いです。 神門横には苔生す庭園も。初夏のしっとりした緑が美しい。 神門は立派な桜門。扉には菊の御紋が飾られています。 創建は崇神天皇10年(前88)で、約2000年もの歴史ある神社。祭神である四道将軍・大毘古命(オオヒコノミコト)と建沼河別命(タケヌナカワワケノミコト)が別々の道を進みながらもやがてこの土地で再会を果たしたことが由来し、「会津(相津)」という地名がついたと云われています。その際、国土開拓の祖神である日本神話に登場するイザナギ・イザナミの夫婦神を父子が天津嶽山頂に祀ったのが伊佐須美神社。そのため伊佐須美神社には、伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)と、社殿を創建した大毘古命(オオヒコノミコト)・建沼河別命(タケヌナカワワケノミコト)の父子を御祭神としてお祀りしています。(※御祭神四柱を総称して「伊佐須美大明神」と奉称) 「夏越(なごし)の大祓 茅の輪(ちえのわ)くぐり」。祓い方の方法は、左から右、左と8の字を描くようにくぐります。半年間の罪穢れを祓い清め、残る半年間の催促を祈って進みます。伊佐須美神社のご利益実は平成20年の火事によって本殿・神楽殿・神饌所などが消失してしまったため現在は仮社殿なのですが、農林・水産・漁業・商工・土木・建築・交通運輸のあらゆる殖産興業の守護神として名高く、また豊作祈願・商売繁盛・開運・延命長寿のご利益に加え、イザナギ・イザナミの夫婦神のご夫婦を祀っていることから”会津の縁結び神社”としても知られています。 現在は仮の御社殿。今後、焼失以前の御社殿を模した新しい造営計画が立案中。 天海大僧正が植栽されたと言われるパワースポットの桧と、桧に寄り添うように生えている縁結びの紅葉。 旅の途中に寄り道したワケ伊佐須美神社の伊佐須美大明神は、イザナギノとイザナミが国土開拓の祖神、そして大毘古命と建沼河別命は東海や北陸、東北を開拓し農林や水産などあらゆる会津文化を生み出した神様と云われているため、「何か迷ったときに方向性を示してくれる神様たち」としても知られているのです。進むべきか進まぬべきか、引くべきか押すべきか、道に迷ったときに訪れれば、ひらめきや道筋を進むパワーをくれるパワースポット。今回は開拓の神に相談したいことがあって旅の途中でちょっと寄り道。伊佐須美大明神様、「旅の者から相談です。」拝殿前に立つと、改めてなんと言って相談したらいいのか悩んでしまいます。しかも神様が4人いるので、誰に聞けばいいのか…。悶々として手を合わせます。(妄想発動)ーお参り(妄想)中ー私「こんにちは、東京から来た五十嵐です。よろしくお願いします。」イザナギ「はいよろしく。何に悩んでいるのかな。」私「意外な人が出て来た。実は今なんとなく運気が停滞している気がしていて…」イザナギ「それでそれで?」私は「それで…仕事を増やすとか減らすとか、契約先を変えるとか何かしらアクションを起こした方がいいのかなと思ってるんです。」イザナギ「ふーん。」私「でも、行動できるほど時間も気持ちも余裕がなくてウジウジしてるんですけど。今ってなんか進んだ方がいいのか聞きたくて。」イザナギ「っていうか、その質問のために会津まで来たの?」私「そうです。だって珍しいんですよ、開拓の神って。しかも御祭神全員が開拓神て。」イザナギ「まぁね。でもあんまり具体的な相談じゃないから難しいな。」私「まぁ、ふんわりはしてるかも。」イザナギ「ふんわりって言うか、もっさりかな。」私「でも、悩みってそういうものでは?」イザナギ「私はね、イザナミと爆誕した後、高天原の偉い人たちに国土つくれって言われて、天の橋から矛で海をかき回して島を作ったの。」私「それが日本なんでしたっけ。」イザナギ「もちろん言われたから作ったっていうのもあるけど、私は大好きなイザナミと一緒に住むための場所を作ったに過ぎないの。そうすべき理由があったから、従ったまで。私がしたことはみんなにとってはパイオニア的なんでしょうけど、でもね、本当に見ないといけないのはそこかしら?あなたにとって、何か行動を起こすべき理由はあるのかしらね。あ、今日私が夕飯作る当番なの、じゃあね。」神様の言葉を代弁するためのお便り「おみくじ」イザナギが後半ちょっとオネエ口調だったのは気になりますが(なにせ脳内の出来事のため)、神様の声を代弁するためにおみくじで運勢もみてみましょう。運勢:凶なんとなく全てに行き詰まりの感を覚える運勢です。仕事:ここで急いで結論を出そうとしても駄目。流れが有利にかわるまでねばり心のゆとりが欲しいもの。正直、旅先での凶は精神的に結構辛い。はい、その通りです。まったく、イザナギの言う通りですよ。”長い人生にはこういう時期もあります。焦らず、苛立たずここは一つ試練の時と心得て頑張りましょう。”試練の時。焦らず、苛立たず、忍耐の時期ということでしょうか。確かに今行動する理由がないからこそ、進めばいいのかそのままでいいのかウジウジしていたんですよね。”春は近い。明るい見通しがほどなく開けます。”まだ夏ですが、春には開けるっぽいので今は我慢なのでしょう。我慢に次ぐ我慢。とにかくこのおみくじ、「がんばれ。」の文字が多い。こんなに応援してくれるおみくじははじめてです。イザナギありがとう。春までちょっと長いけど、もう少し踏ん張ることにしましょう。さて、せっかく福島まで来たから円盤餃子食べて帰ろっと。伊佐須美神社
2018年08月16日■1900年前、日本武尊が創祀したと伝えられる神社東京の下町・根津(ねづ)。この周辺の地域は、谷中・根津・千駄木をまとめて、通称「谷根千(やねせん)」と親しまれ、日本の懐かしい雰囲気が残されています。こちらに鎮座する「根津神社(ねづじんじゃ)」は、およそ1900年も前に、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が千駄木の地に創祀したと伝えられる、由緒ある神社。境内を歩くだけで、その長い歴史にロマンを感じることのできる場所です。この神社を創祀したと言われている「日本武尊(やまとたけるのみこと)」そのものが、優れた武神として神話の英雄でもあり、日本各地の神社でお祀りされている神様です。この地はこれまで、幾多の空襲・震災・火災の難を逃れてきました。その事実を知ると、人々が根津神社に寄せる信仰や信頼、そして、この場所に宿り続ける確かな力も感じられる気がします。総称して「根津権現(ねづごんげん)」と呼ばれているこちらの主祭神は、「須佐之男命(すさのおのみこと)」「大山咋命(おおやまくいのみこと)」「誉田別命(ほんだわけのみこと)」の三神。さらに、相殿(あいどの=主祭神以外にも合わせて神様をお祀りすること)には、「大国主命(おおくにぬしのみこと)」や「菅原道真公(すがわらのみちざねこう)」もお祀りされています。どちらの神様も有名で力のある雄々しい男神であり、総合して厄除けや勝運にお力を貸してくださるとして、長く親しまれてきました。根津神社が数多くの災害や戦火の被害に遭わず、ここまで残り続けていることからも、これらの神様方がその災いを退けているからこそだと言えます。社殿の雰囲気も、見事な貫禄と懐の深さを感じさせてくれます。境内では、いつも多くの参拝者が思い思いに、ゆっくりと心地よさそうに過ごしている様子が見られます。■300年前の江戸時代に生まれ、今も美しく残される社殿根津神社には、朱塗りが美しい重厚な社殿が、本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の7つ、今なお残されています。これらは、江戸時代に五代目将軍・徳川綱吉が、兄・綱重の子である綱豊(=六代目将軍・徳川家宣)を養子とし、綱豊が江戸城に移る際、その氏神社である根津神社の社殿大造営を行った際のものです。この社殿ができてから、根津神社は現在の場所に御遷座されたという歴史があります。300年以上も前の建物が、現代までひとつも欠けることなく、寸分の狂いなく同じ場所にあり続けているということには、揺るぎない神様のお力と御神徳を感じずにはいられません。これらの建物は、国の重要文化財として、今なお大切に受け継がれています。また、明治維新の時代には、明治天皇が江戸を「東京」として政務を行うにあたり勅使を遣わされ、この神社で国家安泰の御祈願を修めらたという御由緒も。神社というのは、その多くがとても長い歴史を持っています。それぞれの時代を生き、その土地にご縁をいただいた人々にとって、その存在は確かに心のよりどころとなってきました。日本各地に素晴らしい神社が数多く残されているのは、日本人が時代を越えて、人から人へとつないでいった証に他なりません。根津神社は、そんな壮大な時代の流れとロマンを間近で実感できる、かけがえのない場所なのです。■女性守護の優しい神様「乙女稲荷」この神社には、力強い男神とともに、優しさと華やかさを感じさせる「乙女稲荷神社(おとめいなりじんじゃ)」が鎮座されています。こちらの神様は、そのお名前が表現する通り、女性守護と縁結びの御神徳で親しまれてきました。こちらのお社があるのは、池の上にせり出す舞台のような、少し小高い場所。お祀りをするご神体は、岩の中に包まれている珍しいかたちです。それが「胎内」を思わせるということも、女性にゆかりの深い神社と伝えられる由縁のひとつになっています。乙女稲荷神社からは、根津神社の歴史ある社殿も一望できて、ここからの眺めもまた格別です。この場所にはやわらかな女性らしい雰囲気があり、御本殿の雄々しさとはまた違った、温かな心地よさが感じられるのではないでしょうか。稲荷大神である「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」は、農業や商売にもお力を貸してくださる神様です。現代社会を生きる、働く女性にとっても、きっと心強い味方になってくださることでしょう!■三社の御朱印と対照的な御朱印帳根津神社の御朱印は、全部で三社いただくことができます。中央が根津神社、左が乙女稲荷神社、右が駒込稲荷神社の御朱印。こうして三社分を並べてよく見てみると、御朱印の印の字体が違うことに気づきます。その違いには、どことなくそれぞれのお社の特徴が表れているようにも思えました。まずはそれぞれの神社にお詣りをしてその雰囲気を体感してから、こちらの御朱印をいただいてみてくださいね。それぞれの神社の空気をしっかりと感じ取ることは、そこにいらっしゃる神様に、より心を寄り添わせることにつながっているはずです!そして、まさに根津神社を表現しているかのような、2種類のオリジナル御朱印帳も素敵です。雄々しい男神を連想させる、黒地に御神紋のシンプルな御朱印帳。そして美しいツツジと楼門、裏には境内の千本鳥居があしらわれた、淡く柔らかなピンク地の御朱印帳。男性にも女性にも嬉しいデザインではないでしょうか。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!境内末社の「乙女稲荷神社(おとめいなりじんじゃ)」へと続く、千本鳥居です。春には、この鳥居をくぐりながら、3000株ものつつじが見事に咲き誇る様子を眺めることができます。女性の心をときめかせてくれる、美しい千本鳥居の並ぶ道が、私たちを乙女稲荷神社へと導いてくれます。根津神社でいただける、さまざまな御守りの中の一部です。左端2つ……月次花御札(つきなみはなみふだ)より2種。全部で13種類。お花を飾るように、季節ごとに飾りましょう。右寄り中央……つつじの幸せ鈴守。小さな可愛らしい鈴の御守りです。つつじの色には数種類あります。お好みでどうぞ。右端……根津神社の御守り。黒地と白地で2種類あります。根津神社ならではの、つつじのお花の刺繍が素敵です。こちらは「駒込稲荷神社(こまごめいなりじんじゃ)」のお社。御祭神は乙女稲荷神社と同じ神様がお祀りされていますが、また違った雰囲気のある神社です。御眷属(ごけんぞく=神様の御使い)の狐様が背筋を伸ばして見つめあいながら、お社を守られている姿が印象的です。地域に深く根付き、長い歴史の中で人々に愛されてきた神社では、時代を越えて確かに息づいている優しさや強さが感じられるものです。神社という空間を「感じてみる」ということは、私たちの心をより豊かに育ててくれるのではないでしょうか。今を生きる中で、その意味や感謝に目を向ける大きなヒントが、神社のお詣りには隠されている気がしてなりません。根津神社は、春の「つつじまつり」はもちろん、境内でそれぞれの季節を楽しむことのできる素敵な神社です。神社の周辺も情緒あふれる街並みですから、ぜひ一度足を運んでいただき、ゆっくりと過ごしてみてくださいね。■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】根津神社(ねづじんじゃ)【御祭神】■主祭神須佐之男命(すさのおのみこと)大山咋命(おおやまくいのみこと)誉田別命(ほんだわけのみこと)■相殿大国主命(おおくにぬしのみこと)菅原道真公(すがわらのみちざねこう)【境内末社】■駒込稲荷神社(こまごめいなりじんじゃ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)■乙女稲荷神社(おとめいなりじんじゃ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)【鎮座地】〒113-0031東京都文京区根津3-28-9【電話】03-3822-0753【最寄駅】■電車をご利用の場合地下鉄千代田線「根津駅」「千駄木駅」より徒歩5分地下鉄南北線「東大前駅」より徒歩5分都営三田線「白山駅」より徒歩10分■バスをご利用の場合・上58「上野松坂屋前-早稲田」のバスに乗車→「根津神社入口」下車、徒歩1分・上60「上野公園-池袋東口」のバスに乗車→「根津駅前」下車、徒歩5分・上26「上野公園-亀戸駅前」のバスに乗車→「根津駅前」下車、徒歩5分・草63「池袋駅東口-巣鴨駅-豊島区役所」に乗車→「団子坂下」下車、徒歩5分・東43「江北駅前-田端駅前-東京駅丸の内北口」に乗車→「向丘一丁目」下車、徒歩5分・茶51「駒込駅南口-本郷三丁目駅前-秋葉原駅前」に乗車→「向丘一丁目」下車、徒歩5分
2018年08月02日寺院群や茶屋街のある景観が「小京都」とも例えられ、その古風な街並みで観光都市としても人気の高い、城下町・金沢。歴史的な文化を重んじる一方で、21世紀美術館の開館や、音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ金沢」が2016年まで開催されるなど、新しいものへの理解もある、まさに「温故知新」の街。今回は、加賀百万石として栄えた石川県金沢市にある「尾山神社」を訪れました。尾山神社は、神門にステンドグラスが施された全国的にも珍しい神社。金沢らしい情緒溢れる雨が、しっとりと小道をぬらす旅の途中で、尾山神社の神様訪問です。 神門にはステンドグラス神門にステンドグラスをあしらった神社は恐らく尾山神社くらいではないでしょうか。それほどに歴史的建築物としては抜群に珍しく、加賀藩を治めた前田家の威光を象徴する建造物でもあります。伝統を守りつつも新しいものを柔軟に取り入れる金沢人の気質が、神門にもあらわれているかのようです。しかし、和漢洋3つの様式を取り入れたデザインはさすがに斬新すぎたのか、当時は「反対する意見もあった」という記録が残っているそうです。この物議を醸した神門、現在は金沢のシンボルとして有名になっただけでなく、国の重要文化財にも指定されているので、反対を押して建造に踏み切った判断は間違っていなかったということでしょう。(結果オーライ!)「楽器の庭」と呼ばれる池泉回遊式の庭園尾山神社は、神門をくぐると正面に拝殿が見え、その横に利家公の像や蓮の葉のオブジェなどが並ぶ庭園です。実際には、敷地面積がそれほど広い神社ではないですが、神門をくぐるとすっきり広々とした印象を受けます。さすが金沢のパワースポット、良い気が満ちている!せっかくなので、池の周りも歩いてみましょう。この庭園は、江戸時代後期から明治初期にかけてかたちづくられた「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)」で、別名「楽器の庭」とも呼ばれています。日本庭園の形式のひとつである「池泉回遊式」とは、中心に設けた池の周りを巡りながら鑑賞するタイプの庭園のこと。金沢であれば、「兼六園」も池泉回遊式でつくられています。同じ形式の庭園としては他にも京都の「鹿園寺(金閣寺)」や岡山の「後楽園」などが有名でしょうか。尾山神社の庭園が「楽器の庭」と呼ばれるのは、「鳳笙島(ほうしょうじま)」「琵琶島(びわじま)」「鳥兜島(とりかぶとじま)」「琴橋(ことはし)」といった、池に浮かぶ島や橋などの名前が、雅楽にちなんでつけられているからだそうです。なんとハイセンス。 尾山神社に祀られた神様尾山神社には、加賀藩の初代お殿様である前田利家公と、利家公の正室であるお松の方が主祭神として祀られています。「傾奇者(かぶきもの)」と言われた前田利家公は、派手好き・長槍使い・血気盛んな武将…と、なかなかのやんちゃくれだったそうですね。(大河ドラマ「利家とまつ」でご存知の方も多いでしょう。)そんな武将の御祭神なので、「文武両道」「必勝」のご利益があると言われています。そして、利家とお松が夫婦で祀られていることから、「夫婦円満」「子宝安産」を祈願される方もいるそうです。神様、利家様、お松様、「旅の者から相談です。」拝殿前に立つと、本殿までが一本の道のようにすっと見通せます。なんだか不思議な気持ちになる神社。旅先のお参りですが、しっかり(ちゃっかり?)相談はしたいと思います。拝殿でこのようなことを思うのは自分でもどうかと思うのですが、本当のことを言えば、利家よりも利家の甥っ子・前田慶次郎の方が好みです。(漫画家・原哲夫先生の描く『花の慶次~雲のかなたに~』のイメージで話しています。)でも、一族内で癖の強さがこれだけしっかり遺伝しているのだから、きっと利家様もイケメンのはず。(脳内妄想で)会うのがちょっと楽しみ。それではお参りを…。ーお参り(妄想)中ー※以下脳内での勝手な会話です。最後までお付き合いください。私「こんにちは、東京から来た五十嵐です。」利家公「おう、よう来たな。…なんじゃ、某の顔に何かついているか?」私「いえ!なんでもないです!気にしないでください。(利家を凝視)」利家公「ところで賽銭は入れたのか?」私「あ、まだです。」利家公「某に聞きたいことがあるなら、賽銭が先じゃ。」私「はいお願いします(チャリンと5円)」利家公「少ないっ!!!」私「ちょ!ご縁がありますようにっていうアレなんですけど?!」利家公「冗談よ。また松に怒られてしまう。それで、主はどんな縁を所望か?」私「そりゃ、いい人とのご縁です。」利家公「笑止!主は戦う気がないではないか!」私「戦いに来たわけではないのですが。なんの話ですか…?」利家公「戦も恋愛も、結局は勝負事。勝つために必死になっていない者に縁などない!」私「なんかそれっぽいこと言った。じゃあ、恋愛に勝つ秘訣を教えてくださいよ。」利家公「…先手必勝。」私「できればもう少し具体的なアドバイスが欲しい。」利家公「欲深め!」私「やめて!槍はやめて!」お松の方「およしなさい!またそんな荒っぽいことを。」利家公「おおハニー。」私「助かった…」お松の方「ごめんなさいね。大丈夫?」私「はい…利家様は幸せですね、こんな立派な奥さんがいて。松さんはどうして色々許せるんですか。心広すぎ。」お松の方「恋愛はね、この人だと決めたら迷わずに信じないと。子供ができたのに旦那がカッとなって職を失くしても信じてあげないと。」利家公「いや、あれはね、実はお前が侮辱されたのもあってね…」お松の方「でもやっぱり斬っちゃうのはだめよね。」利家公「ぐぬぬ。」お松の方「旅の方。私はこの人が職を失っても、亡くなった後も、たとえ人質になっても、前田家を支えた続けました。全てはこの人を、前田を信じて行ったことです。」利家公「…苦労をかけたな、まつ。」お松の方「いいの、私アナタを愛してるから。」利家公「まつ…。」お松の方「アナタ…。」私「あの、ごちそうさまでした。(そっと退散)」神様の言葉を代弁するためのお便り「おみくじ」利家公とお松の方がそんなアドバイスをくれたかどうかは(脳内の出来事のため)定かではありませんが、神様の声を代弁するためにおみくじで運勢もみてみましょう。運勢:小吉恋愛:父母に相談せよ父母に相談…だそうです。娘が結婚できない理由を相談しろと…?(それは屈辱!)願望には「他人の助けにあって思う様になります」と書かれていますね。この「他人=父母」ということですかね。縁談には「思う程に早くは叶わぬが気長くすれば吉」。「思っているより時間はかかるけど、気長に待てばいいご縁が、親族からやってくる」ということなのか。親族からやってくるいいご縁て、もうお見合い以外なくない?できれば利家と松みたいに恋愛結婚したいけど。お見合いかぁ…。(すでに確定事項)でもお見合いもいいかもなぁ…。戦も恋も勝負事。ここはひとつ、利家流恋愛の必勝法に従って、とりあえずはいつでも戦(お見合い)に出られるよう、褌(勝負下着)だけはいつもきれいにしておくことにします。帰ったらまず、表参道のBRADELIS New Yorkに行かないと。------------------------尾山神社花の慶次~雲のかなたに~ New York
2018年07月26日■太古の時代から聖域とされていた「多摩の大宮」東京都杉並区の「大宮八幡宮(おおみやはちまんぐう)」は、広大な鎮守の杜に抱かれた、懐深い神社です。広さは、東京ドームが丸々収まって、さらに少し余るくらい。その広大さから、武蔵の国の「三大宮」のひとつとして「多摩の大宮」や「武蔵國八幡一之宮」などとも称されています。一の鳥居からは、本殿に向かって参道がまっすぐに伸びています。初夏の参道を歩いていると、神様のもとへ近づくにつれて、神域の深い緑に誘われ、心が静かに澄んでいくような心地でした。この地は、多くの重要な遺跡が発掘されていることから、太古の時代から「聖域」として崇められていたのではないかと推測されています。いにしえから今日に至るまで、長きに渡り多くの人にとっての「特別な場所」だったのでしょう。御祭神は、八幡大神(はちまんおおかみ)である「応神天皇(おうじんてんのう)」と、その父にあたる「仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)」、そして母にあたる「神功皇后(じんぐうこうごう)」の親子三柱。そのため、夫婦の縁結びはもちろん、子授かりや安産、そして子育てに至るまで。この三柱の神様には、家族の絆を結び、深めてくださる御神徳があります。加えて、母である神功皇后は女神でありながら、武を象徴する神様としても有名です。さまざまな困難や災厄を払いのけて、戦を勝利に導いたお力で、厄除け開運の御利益も授かることができます。この地に「大宮八幡宮」が創建されたのは、平安時代後期のこと。「八幡大神」を守護神とする源氏の源頼義(みなもとのよりよし)公らが、奥州の乱を平定するための遠征でこの地に差し掛かった時、空に不思議な雲が棚引き、まるで源氏の白旗が翻っているように見えたといいます。彼はそれを見て「八幡大神のご加護のしるし」だと喜び、頼義公は「乱を鎮めた暁には、この地に神社を構える」と誓いました。そして見事、奥州を平定した後、約束通りこの地に「大宮八幡宮」を創建しました。これが、この神社のはじまりです。■家族の縁を結び育む「安産」と「子育て」の御神徳大宮八幡宮は、ぜひご家族で足を運んでいただきたい神社です。それは、「神様」であると同時にひとつの「家族」でもある3柱の御祭神が、一体となって私たちを見守ってくださる、そんな空間だからこそ。「子育て八幡さま」や「子安神」としても名高いのは、固い絆で結ばれているその親子の神様の御神徳ゆえなのです。この土地が「東京のへそ」と呼ばれているのは、東京の重心の位置にあるからというだけではありません。「へそ」という言葉で連想される「お腹」や「胎内」にあたる場所である、この神社の杜……。それがまさに、私たちをやさしく包み込んで「胎内回帰」をさせてくれるような存在だからでもあります。神門をくぐるとすぐに、左右に大きくそびえ立っている銀杏(いちょう)の御神木。これは、社殿に向かって右手が男銀杏で、左手が女銀杏である「夫婦銀杏」です。夫婦円満・夫婦和合の象徴として、ふたりがこのように仲睦まじくあるようにとのシンボルになっています。それと同時に、訪れる私たちのことを両脇から温かく見守っているかのようなその姿は、「父母」の姿を思わせました。七五三の時期で、ご家族でのご参拝がますます増える秋には、その葉が見事に色づいて私たちを迎えてくれます。家族揃って神様にご報告や感謝をすれば、かけがえのない時間がその絆をさらに深めてくれるのではないでしょうか。大宮八幡宮では、これから新しい命を迎えられるご家族に、「安産」の御祈祷も行っています。御祈祷を受けられた方には、マタニティマークと銀杏の葉っぱがあしらわれた可愛らしいオリジナルの御守りや安産祈願絵馬、そして腹帯を授かることができます。そして、赤ちゃんが生まれてからの「初宮詣」や、子どもの成長に伴う多くの人生儀礼。そのたびに、ぜひご家族みんなで神社に足を運んでみてください。このやさしい杜の中で「安産」や「子育て」の御神徳を授かれるのは、親となるすべての方にとって、心強くうれしいものでしょう!■「心のふるさと」として鎮守の杜を感じる場所大宮八幡宮の大きな特徴は、神社そのものも「子育て」ということに対して、とても熱心だというところです。その理由には、境内に神社が設立した「大宮幼稚園」があることや、ボーイスカウト・ガールスカウトの野外活動のために、「スカウトの森」と呼ばれる拠点を提供していることなどが挙げられます。この神社は家族にとって大切な場所であるだけでなく、子どもたちにとっても、その心と体を健やかに育むためのかけがえのない場所なのです。境内で家族の笑顔や子どもたちの元気な声が生まれ、誰もが心に安らぎを感じられるような「鎮守の杜」としての役割。神職の皆様は、それぞれの人にとって「心のふるさと」となるようにという想いを大切に、この神社を守り続けています。社殿に向かって左手奥にまわると、いくつかの摂社・末社があります。その中で「大宮稲荷神社/三宝荒神社」のお社の前にあるのが、御神木である「共生(ともいき)の木」です。この木は不思議なことに、榧(かや)と犬桜という二種の異なる木が、一本の幹で結ばれています。姿形や種の異なる存在が、互いを支え、助け合いながら生きる――。その存在は私たちに、自然や自分と違うものとも調和して、共に生きていくという心を教えてくれているかのようです。国際協調・宗教協力・相互扶助・夫婦和合などを象徴するものとして、大切にされています。■「印」としての意味を重視した御朱印大宮八幡宮の御朱印は、そもそも「御朱印」というものが担っていた「印」としての役割を大切に、できるだけ御朱印の上に文字が被らないようにと考えられています。写真右が、大宮八幡宮のもの。その神社の核となる社名の印とともに、「武蔵之國八幡一之宮」と「子育厄除八幡」という文字も押されます。こちらの御朱印は、時期や祭祀による変化はいたしません。しかし、写真の左側の御朱印は「大宮天満宮」という境内社の御朱印です。大宮八幡宮では、この二種類の御朱印を拝受することができます。そのどちらも受けられたいという場合は、必ず社殿の右手奥に鎮座する「大宮天満宮」にもご参拝をして、神様とご縁を結ぶようにいたしましょう。何度も足を運んでいる神社であっても、よくよく調べてみると、これまでは気づいていなかった素敵な摂社や末社に出会えることも多いものです。それぞれのお社によって、雰囲気や空気が違って感じられるのもおもしろく、深く知るほどに「余すところなく、神社の魅力を体感したい!」と感じることでしょう。皆様も神社に足を運ばれましたら、ぜひ御本殿だけでなく、境内に点在する摂社・末社にもお詣りをしていただければと思います。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!広大な敷地を持つ、この大宮八幡宮。たった一つの記事では、とてもご紹介し尽くせないほど、魅力的な場所や授与品があります。その中から少しだけ、写真でご紹介させていただこうと思います。御朱印をいただくことができる、境内社の「大宮天満宮」です。御祭神は、「天神さま」と親しまれている、学問・受験合格の神様「菅原道真(すがわらのみちざね)」です。大宮八幡宮の境内で、「八幡さま」と一緒に、子どもたちを見守ってくださっていることでしょう。いろいろな表情が楽しい「だるまみくじ」は、中におみくじが入っています。お腹に「福」の文字があり、おみくじを引いた後のだるまは持ち帰って飾ることができます。あなたは、どんな表情のだるまが気になりますか?社殿に向かって右側の手水舎手前には、水神様をお祀りしている「多摩清水社(たましみずのやしろ)」が鎮座されています。さまざまな場所に石の亀さんがいる、癒しの空間です。龍神様の頭をかたどった龍口から出る御神水は、延命の力があると言われる豊かな浄水です。神門をくぐった先に、このような「ねがいぶみ」を書くことのできるスペースがあります。こちらは、神様にお届けしていただく「お手紙」です。日頃の感謝や、あなたが心に願うことを心静かにしたためて、拝殿のお賽銭箱付近にある専用の「祈願箱」に納めましょう。結婚式などが行われる「清涼殿」を出て右手には、「幸福(しあわせ)撫でがえる石」があります。大きな岩がかえるの顔に見え、撫でることで開運招福、そして良縁を結んでくれると話題のパワースポットです。これにまつわる縁結びの絵馬や授与品などもありますので、気になる方はぜひ……!大宮八幡宮では、季節ごとの祭祀や行事もたくさん行われています。子どもたちやご家族が楽しめるようなものはもちろん、6月に行われる「水無月書写会」や、旧暦の8月15日に合わせた「十五夜の神遊び」など、日本の美しい文化を身近に感じることのできる催しがたくさんあります。神社から生まれる賑やかさ、そして静けさを、どちらも感じていただきたいです。日々の忙しなさを忘れ、心の落ち着くひとときを過ごしに、ぜひ足を運んでみてください。あなたにとっても、この大宮八幡宮が安らぎや元気を授かることのできる「心のふるさと」となることを、心から願っています。■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】大宮八幡宮(おおみやはちまんぐう)【御祭神】■主祭神応神天皇(おうじんてんのう)仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)神功皇后(じんぐうこうごう)【境内社】大宮天満宮(おおみやてんまんぐう)大宮稲荷神社(おおみやいなりじんじゃ)/三宝荒神社(さんぽうこうじんじゃ)若宮八幡神社(わかみやはちまんじんじゃ)/御嶽榛名神社(みたけはるなじんじゃ)/白幡宮(しらはたぐう)多摩清水社(たましみずしゃ)【境外社】谷中稲荷神社(やなかいなりじんじゃ)【鎮座地】〒168-8570東京都杉並区大宮2-3-1【電話】03-3311-0105【FAX】03-3318-6100【最寄駅】■電車をご利用の場合京王 井の頭線「西永福駅」より徒歩7分京王 井の頭線「永福町駅」より徒歩10分■バスをご利用の場合◎京王井の頭線「永福町駅」より・「佼成会聖堂前(永70)」か「中野駅(中71)」行きで「大宮町」バス停下車・「新高円寺駅(新02)」か「高円寺駅(高45)」行きで「大宮八幡前」バス停下車◎東京メトロ丸の内線「方南町駅」より・「永福町(宿33/中71)」行きで「大宮町」バス停下車◎東京メトロ丸の内線「新高円寺駅」より・「永福町(高45/新02)」行きで「大宮八幡前」または「大宮町」バス停下車◎JR「高円寺駅」南口より・「永福町(高45/新02)」行きで「大宮八幡前」または「大宮町」バス停下車◎JR「新宿駅」西口バスターミナル17番のりばより・「永福町(宿33)」行きで「大宮町」バス停下車◎JR「中野駅」南口より・「永福町(中71)」行きで「大宮町」バス停下車
2018年07月23日■6月30日は半年の節目!「夏越の大祓」の日梅雨の雨模様も本格的になり、夏本番も目の前です。毎年、6月のこの時期になると、多くの神社には「あるもの」が設置されるようになります。草を束ねて作られた、大きな丸い輪っか。神社によって多少、形や大きさの違いはありますが、大抵は人がくぐれるくらいのサイズで作られており、本殿や拝殿の前に堂々と構えているのではないでしょうか。実際に見たことのある方も、多いことでしょう。その大きな輪こそ、「茅の輪(ちのわ)」と呼ばれるものです。これは、毎年6月30日頃に行われる、「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」という神事の前に、神社の境内に現れます。「夏越の大祓」というのは「水無月大祓」とも呼ばれ、ちょうど半年の節目となるその日に、過去半年に私たちが背負ってしまった「罪穢れ(つみけがれ)」を祓い清めるもの。日本に古来から伝わる、大切な神事です。神社によっては時期が多少ずれることもあるようなのですが、大体は6月30日に「大祓式」が執り行われます。今回は、この「夏越の大祓」について、お話していこうと思います。この神事がなぜ行われるのか、そこにはどのような背景や理由があるのかを知って、皆様にもぜひ、半年の節目に神社に足を運んでいただければと思います。■心身を汚してしまう「罪穢れ」とは?日本の神道の世界では、人は本来、誰もがきれいな心を持って生まれてくるとされています。しかし、日々を生きる中で、私たちは知らず知らずのうちに、大なり小なり罪を犯し、穢れによって心を汚してしまってるのです。「罪穢れ」の「罪」とは、法律に触れるような犯罪ばかりではありません。人に迷惑をかけてしまったり、自分勝手な振る舞いをしてしまったり……。いけないとわかっていても、ついやってしまう「よくない行為」は、誰にでもあるものです。そして「穢れ」とは、「気枯れ」でもあるとされているもの。人の「気が枯れる」、つまり「元気がなくなってしまう状態」を言います。たとえば、病や死などに直面すると、人間は誰しも「元気」がなくなってしまいます。そして、ネガティブな心は周囲にいる他の人にも伝染しやすいもの。どんなに小さなことであっても、あらゆる面で「元気を失わせてしまうもの」が、「穢れ」の正体です。そう考えると、私たちの生きる世界には、「罪」も「穢れ」もたくさん溢れていることに気がつきませんか?そして神社では、こういったすべての「罪穢れ」を、半年ごとにきれいに「祓い清める」ことをとても大切にしているのです!■罪穢れを「人形」に移して祓い清める「大祓式」そのものは6月30日に行われることが多いのですが、たとえ当日の神事に参加ができなくても、事前に神社に足を運べば「夏越の大祓」できちんと祓い清めを行っていただくことができます。それには、神社で用意されている「人形(ひとがた)」もしくは「形代(かたしろ)」というものに、自分の「罪穢れ」を移してお祓いをしていただくようにしましょう。この、紙で人の形をかたどった「人形」は、ひとり1枚ずつ必要です。自分の名前・生年月日・年齢を書いて、その「人形」で自分の身体を撫でましょう。そして最後に、ゆっくりと3回息を吹きかけます。こうすることで、自分の体や心にあった「罪穢れ」を「人形」に移すのです。この「人形」は、「大祓式」において祓い清められます。本来は、川に流すなどして、水の力で「罪穢れ」を浄化するものでした。しかし神社によっては、お焚き上げなどの方法で、祓い清める場合もあります。いずれにしても、このようにして、半年の間にため込んでしまっていた自分の中の「悪いもの」を、きれいに消し去るわけですね。■災いを祓う「茅の輪くぐり」の物語1年に2回、6月30日と12月31日に行われる「大祓」。しかし「夏越の大祓」については、「茅の輪」がその象徴のようにもなっています。これは、なぜなのでしょうか?実は、この「茅の輪」の起源は、日本のとある伝承から来ているのです。昔、「須佐之男命(すさのおのみこと)」という神様が旅をしていて、ある村で一夜の宿を借りようとします。その村には、「蘇民将来(そみんしょうらい)」と「巨旦将来(こたんしょうらい)」という兄弟が暮らしていました。巨旦将来は、お金持ちでありながらも宿を貸すことを断ってしまうのですが、蘇民将来は貧しいながらも宿を貸し、心を込めておもてなしをしたのだそうです。やがて年月が過ぎ、その土地に悪い疫病が流行っていたとき、須佐之男命は以前恩を受けた「蘇民将来」の子孫を助けようと「蘇民将来の子孫は、茅の輪をつけて名乗り出なさい」と言い、その子孫を救ったのです。この神話に基づいて、「茅の輪くぐり」は始まりました。蘇民将来の名前を呼びながら茅の輪をくぐることで、病や災いを祓え除けるという儀式が現代に伝わったのです。「須佐之男命」は災いを除ける強い力を持つ神様ですから、どんな悪いものも払いのけて、元気に夏を乗り切ることを願って、このような形になったのでしょう。茅の輪のくぐり方茅の輪については、大体6月頃から長いところで7月頃まで、神社に設置されています。茅の輪が出ている間は、いつでも、何度くぐっても大丈夫。くぐり方は、一般的に次のような手順で案内されています。1.茅の輪の正面で一礼をして、左回りに1回くぐって正面へ。2.もう一度、茅の輪の前で一礼。今度は、右回りに1回くぐって正面へ。3.さらに茅の輪の前で一礼。再び、左回りに1回くぐって正面へ。4.一礼してから、また茅の輪をくぐり、そのまま御神前へ。5.お詣りをしましょう。さらに、この茅の輪くぐりには、くぐりながら唱えるとよいとされている「夏越の歌」というものもあります。代表的なものを三首、ご紹介しておきましょう。◆ 水無月の夏越の祓へする人は千歳の命延ぶと言ふなり(意味:6月に夏越の祓をする人は、長く寿命を延ばすと言われています)◆思ふこと皆尽きねとて麻の葉を切りに切りても祓へつるかな(意味:心の中にある悩みごとは、みな尽きてしまえと、麻の葉を切りに切ってお祓いをしました)◆宮川の清き流れに禊せば祈れることの叶はぬはなし(意味:御神域に流れる清らかな川で穢れを落とせば、祈り願う心で叶わないことはありません)このような歌を唱える場合もあれば、次のような「略拝詞(りゃくはいし)」と言われる言葉を唱える場合もあります。◆祓へ給へ清め給へ守り給へ幸へ給へ(読み:はらえたまえきよめたまえまもりたまえさきわえたまえ)くぐり方にしても、唱える言葉にしても、神社によって異なる案内がある場合もありますので、説明書きがあればその内容に応じて行ってみてくださいね。形式はもちろん大切なのですが、ともすると「難しそう……」と感じてしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。そんなときは、まず「夏越の大祓」というのは「心と体をきれいにすることなんだ」ということを意識して、茅の輪をくぐってお詣りをするところから始めてみませんか?半年間の悪いものをすべてデトックスして、また新たな気持ちで頑張れる自分になれるように、心を込めてお詣りすることが第一歩です!■新たな気持ちで、健やかに生きるさて、この「夏越の大祓」という神事、これで少しご理解いただけたのではないでしょうか?御朱印を集めている方にとっては、さらにうれしいことかもしれませんが、神社によっては「夏越の大祓」限定の御朱印を書いていただけるところもあります。そのほかにも、大祓の形代をおさめた場合に「茅の輪の御守り」を頒布している神社もあるようです。「清浄」を大切にする神道ならではの、古くから伝わる重要な文化、それが「夏越の大祓」です。自分の中の「罪穢れ」を祓い清めることで心身をリセットして、また新たな気持ちで半年を過ごしていくためにも。神社では、毎年このような神事が行われているのです。ぜひ神社に訪れて、この「夏越の大祓」の神事に触れ、心と体をきれいにしましょう!皆様がまた次の半年間を、清く・明るく・元気に過ごせますように……。
2018年06月24日■神様と人々を結ぶ「開かれた神社」東京都西東京市に鎮座する「田無神社(たなしじんじゃ)」は、鎌倉時代に創祀されたと伝えられています。「開かれた神社」をテーマに、日本の伝統文化を多くの人に伝え、地域社会との絆を深めるために、さまざまな試みを積極的に行っています。主祭神は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と、この地の水や風を司り「尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)」と呼ばれる「級津彦命(しなつひことみこと)」と「級戸辺命(しなとべのみこと)」。そのほかにも境内のあちこちに、多くの神様がお祀りされています。そして、この神社の最大の特徴。それは、金龍・青龍・赤龍・白龍・黒龍の「五龍神」がお祀りされているということ。これは、全国でもとても珍しいことです。田無神社ならではの、五柱の龍神様にまつわる境内のスポットや授与品、そしてたくさんの見どころについて知れば、きっとあなたも足を運んでみたくなることでしょう!田無神社が大切にしている「開かれた神社」という考え方。それは、神様と参拝者の心をつないでいくことでもあるのではないでしょうか。日本の文化が感じられる行事や、地域に根ざしたイベントなどが季節ごとに開催されています。境内には、子どもから大人まで誰もが楽しめるような工夫がちりばめられ、祭祀やイベントが行われる際には、多くの参拝者で賑わう神社です。■各方位を守護する五柱の龍神様は、御神徳もそれぞれ境内には田無神社を守護する五柱の龍神様が、それぞれお祀りされています。「五行思想」に基づいて、中央を守る金龍神を本殿に、東に青龍神、南に赤龍神、西に白龍神、北に黒龍神が鎮座されています。ぜひくまなく境内を探していただき、龍神様を見つけてみてください!その龍神様の守護にあやかって、田無神社では「五龍神方位除け」という御祈祷や御札・御守りを受けることができるのも大きな特徴です。私たちは生まれ年によって、「九星気学」という考えによる(一白水星、二黒土星……といった9つの)星回りがあります。そしてその星回りで、「八方塞がり」や「鬼門」「裏鬼門」など、悪い方位に位置するタイミングが巡ってきます。五柱の龍神様には、このような方位による災いを除けてくださるお力があるのです。そして嬉しいことに、そのお力は「五龍神方位除け」だけにとどまりません。五柱の龍神様はそれぞれ、次のように異なる御神徳を授けてくださるという点も、大切なポイントなのです!◇◆金龍神◆◇運気上昇、幸福招来。「土用」を象徴する、中央並びに大地・豊穣の守護神。家庭運・頭領運・事業運などの事柄を司り、大地に根ざす基盤を作れるように導く。◇◆青龍神◆◇技芸向上、就業成就。「春」を象徴する、東方並びに樹木・風の守護神。庭園・話術・音楽性・積極性などの事柄を司り、新芽が芽吹くように発展へと導く。◇◆赤龍神◆◇勝運向上、成績向上。「夏」を象徴する、南方並びに火の守護神。書斎・学業・勝負事・昇進などの事柄を司り、灯火のような先見の明を与える。◇◆白龍神◆◇金運向上、良縁成就。「秋」を象徴する、西方並びに金属の守護神。倉庫・金運・飲食・結婚運などの事柄を司り、鉱脈を掘り出すような収穫へと導く。◇◆黒龍神◆◇健康増進、家内安全。「冬」を象徴する、北方並びに水・雨の守護神。厠・浴室・健康運・夫婦運・交際運などの事柄を司り、流水のように新鮮な気を保たせる。あなたも、お力添えをいただきたいことがあれば、それぞれの龍神様に向けて、心を込めてお祈りをしてみてくださいね。あなたの応援をしてくださる神様に、きっと出会えるはずです!■五龍神様の御神徳「一楽萬開」が人生の道を開く田無神社ならではの授与品のひとつには、毎年11月23日の新嘗祭(にいなめさい=収穫を神様へ感謝する祭祀)から2月3日の節分祭までの間に頒布される、「一楽萬開札(いちらくまんかいふだ)」もしくは「一番札」とも呼ばれるものがあります。こちらを受けることで、私たちは龍神様より「最初の楽(一楽)」をいただけます。「楽」というのは、心と身体が楽しくなること。私たちの人生や生活を、豊かで健やかにしてくれるものです。龍神様からいただいたひとつの「楽」がまた次の楽を呼びこみ、次々に「楽」が集まることで「萬の道(人生)」が開かれる、という意味が込められています。「一楽萬開札」は、家の玄関もしくは、その年の吉方にお祀りしてください。神様からいただいた「楽」に感謝し、大切に育むことで、皆様の人生の道がますます明るく開かれていくことでしょう!毎年、11月23日~2月3日の間に頒布される「一楽萬開札」(一番札とも呼ばれます)。■御朱印や御朱印帳は神主・巫女の装束がモチーフ御朱印について上……通常御朱印左下……月詣り御朱印右下……としはじめ御朱印通常、田無神社でいただくことができる御朱印は、写真の一番上にあるデザインです。「田無神社」の文字とともに、装束がモチーフになった印、そして「五龍神方位除」の文字が書かれています。写真の左下にある紫色の御朱印は、各月の1日と15日に訪れる「月詣り」の日に、受けることができる特別御朱印です。月詣りというのは、月の始まりである1日と、折り返し地点にあたる15日の節目に、神様にご挨拶と感謝の気持ちをお伝えする日です。このような大切な日にお詣りをした際は、ぜひ神様に日頃の御礼をお伝えしてから、こちらの特別な御朱印をいただいてみてくださいね。写真右下の御朱印は、「としはじめ書体」という、お正月の三が日にのみいただくことができるものです。お正月らしさを感じさせる美しい書体と、龍神様の印がとても素敵です!御朱印帳・御朱印帳袋について左から、紫袴仕様・緋袴仕様・浅葱仕様、3種類の御朱印帳。そして、田無神社のオリジナル御朱印帳・御朱印帳袋もまた、神主と巫女の装束を全面にデザインした魅力的なものとなっています。御朱印帳と御朱印帳袋のいずれも、緋袴仕様・浅葱仕様・紫袴仕様の3色があり、男性にも女性にも大変人気です。自分のお気に入りの御朱印帳を持つと、御朱印集めもますます「特別」なものになる気がします。素敵なデザインの御朱印帳に出会えると、心がワクワクしますね!■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!田無神社には、龍神様のほかにも、多くの神様がお祀りされています。ぜひ、ゆっくりと境内を歩き、それぞれの神様にご挨拶していただければと思います。ここ数年でさらに境内が整備されており、さまざまなおみくじが並びワクワクする「おみくじ処」や、可愛い烏骨鶏(うこっけい)の飼育小屋なども誕生しました!参拝された皆様が、楽しみを見つけられる場所がどんどん増えています。「心で感じる」ことを大切に、丁寧に境内を歩いてみてください。そうすれば、あなたにとって「とっておきの場所」が、きっとあちこちで見つかることでしょう!境内には、五柱の龍神様の御神木があり、触れることもできます。その幹に手を触れて自然の力も感じながら、龍神様からパワーをいただいてくださいね!田無神社ならではの、「五龍神」にまつわる授与品やおみくじです。右上……可愛らしい、五龍神おみくじです。気になった龍神様を、一体選んで引いてください。右下……金青赤白黒、五柱の龍神様の御守りです。それぞれの御神徳を意識して、お受けになる方が多いです。左上……御祈祷の際に、お初穂料を壱万圓以上お納めすると授与される、五龍神の御幣です。左下……おみくじ携帯袋です。大切にしまって時折読み返してみると、思わず勇気づけられることも。東参道にある朱色の鳥居を一歩出ると、大きな石に彫られた撫龍様。龍神様や玉を撫でると、昇運を授かることができます。感謝を込めて撫でていると、その表情がより生き生きして見えるような気がするので不思議です。参道の途中、拝殿に向かって右手にいらっしゃる道祖神様。田無神社では、良縁結びの神様としてお祀りされており、御夫婦が仲むつまじく寄り添ったお姿を見ることができます。秋になり、銀杏の御神木が一斉に金色に染まると、境内は空も大地も黄金色の美しさを見せてくれます。私が訪れた日は、落ち葉が山のように小高く集められ、子どもたちが楽しそうに落ち葉の絨毯で遊んでいました!神様と皆様のご縁を結ぶ場所、神社。そこは、それぞれの人生を守り、いつでも心の支えとなってくれる場所です。うれしいときや楽しいとき、そして辛いときや苦しいときも、折に触れて訪れてみてください。不思議と、心が温かくなるのではないでしょうか。田無神社もまた、たくさんの神様、そして龍神様とともにそこに在り続け、門を大きく開いて多くの方をお迎えしている素敵な神社です。皆様もぜひお出かけくださいね!■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】田無神社(たなしじんじゃ)【御祭神】■主祭神大国主命(おおくにぬしのみこと)級津彦命(しなつひことみこと)級戸辺命(しなとべのみこと)■配祀神応神天皇(おうじんてんのう)八衢比古命(やちまたひこのみこと)八衢比売神(やちまたひめのみこと)猿田彦大神(さるたひこおおかみ)須佐之男命(すさのおのみこと)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)大鳥大神(おおとりおおかみ)日本武尊(やまとたけるのみこと)【鎮座地】〒188-0011東京都西東京市田無町3-7-4【電話】042-461-4442【FAX】042-467-9236【最寄駅】■電車をご利用の場合西武新宿線「田無駅」北口より徒歩6分■バスをご利用の場合・JR中央線「武蔵境駅」北口バス停より「ひばりヶ丘駅」行きに乗車(約10分)→「田無駅」バス停下車、徒歩6分・西武池袋線「ひばりヶ丘駅」バス停より「武蔵境駅」か「田無駅」行きに乗車(約10分)→「田無駅」バス停下車、徒歩6分・JR中央線「吉祥寺駅」バス停より「花小金井駅」行きに乗車(約20分)→「田無町三丁目」バス停下車、徒歩1分・JR中央線「三鷹駅」バス停より「田無橋場」行きに乗車(約15分)→「田無町三丁目」バス停下車、徒歩1分【Facebook】
2018年06月12日■心願成就のパワースポット「東京の白蛇さま」東京都品川区の「上神明天祖神社(かみしんめいてんそじんじゃ)」は、「東京の白蛇さま」と呼ばれ、「白蛇」をお祀りしている数少ない神社のひとつです。白蛇は、清浄な心と優しさを授け、幸運を招くと言われています。御祭神は、伊勢神宮にお祀りされている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の主祭神をはじめ、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」と「応神天皇(おうじんてんのう)」。そして境内にある末社は、厳島弁天社と伏見稲荷社。たくさんの神様が鎮座していらっしゃいます。かつて、この神社のある一帯の地域が「蛇窪(へびくぼ)」と呼ばれていたことから、そのすべての神様を総称して「蛇窪大明神」とお祀りしているのだそうです。まずは、この神社が生まれたきっかけと伝えられているお話から。鎌倉時代のことです。武蔵の国(現在の東京・埼玉)一帯が大干ばつに苦しんでいたとき、この地で古池のほとりにあった龍神社に雨乞いをしたところ、大雨が降り続きその危機を救ったことがあったのだそうです。こうして、「蛇窪龍神さま」の神恩に感謝して生まれたと言われています。そして「白蛇さま」をお祀りするようになったのにも、不思議な由縁が。この神社にはかつて清水の湧き出る洗い場があり、そこには白蛇が住んでいました。しかし、いつの間にかその洗い場がなくなってしまったため、その白蛇は仕方なく近くの公園の池に移り住むように……。そんなあるとき、その土地に住む方の夢枕に白蛇が出てきて、「1日も早くもとの住みかに帰してほしい」と懇願したのだそうです。それを知った宮司は弁天社を建立することに決め、白蛇さまに神社へお戻りいただいたのでした。「龍神」と「白蛇」の組み合わせは「巳が辰(身が立つ)」ということで、立身出世の御神徳があります。こちらの神社にお詣りしたところ、お仕事関係のよいご縁や、勝負事などの好成績を得ることができたというお声もたくさん届いているそう。そして「白蛇」は、七福神の紅一点である女性の神様「弁財天」の御使いでもあるのをご存知でしょうか?弁財天は手に琵琶(びわ)という楽器を持っていることから、音楽や芸能の才能を伸ばし、さらに学問に通じる知恵の神様としても知られています。さらには、雨乞いの断食祈願に基づいて、衣食住をつかさどり、家業繁栄・家内安全の御神徳を持つ「稲荷大神」もお祀りされていることから……。心願成就、除災招福、立身出世、家業繁栄、家内安全など、さまざまな御神徳・御利益がある東京のパワースポットなのです!■「清浄の心」と「人の繋がり」を大切に「上神明天祖神社」に初めて足を運んだとき、私はまず「清らかな雰囲気の神社だな」と感じました。きれいに掃き清められた境内に、テントの下で誰でもゆっくり休むことのできるベンチ。静かで柔らかな空気が居心地よく、境内の中でのんびりと過ごすことができます。公式Facebookでは神社の日常を垣間見ることができるのですが、この神社が「お掃除」をとても大事にしていることに、皆様もすぐ気がつくのではないでしょうか。もちろん、皆様に気持ちよくご参拝していただくためという理由もありますが、なにより神様はとっても綺麗好きなんです。神様方にいつでも心地よくいていただけるよう、「清浄の心」を第一にしているのですね。そして、地域の皆様がこの「上神明天祖神社」を大切にしているのも、さまざまなことから伝わってきます。月に一度必ず行われるという、地域の方による清掃活動。神社が周りのお店と協力して作ったという「スネークタウンマップ」という地元愛あふれるタウンマップ。都営浅草線沿いの『東京福めぐり』という開運八社さんぽの一社としても、神社同士の絆を感じます。すべて、「人のつながり」を大切にしているからこそ生まれる、ご縁の温かさゆえ。皆様も、一度足をお運びいただければ、その清らかさと温かさを、肌で感じられることでしょう!■御朱印に込められた意味とおもてなしの心この神社では、季節や行事によっても変化のある、素敵な御朱印に出会えます。その中の一つひとつの印に込められた意味も深く、知れば知るほど「なるほど!」とうなずきたくなります。「蛇窪大明神」の通常の御朱印は、上の写真の中で「紫の巳」と「緑の龍」の印が押された一番右のものです。向かい合う白蛇さまと蛇窪龍神さまの上には、三種の神器のひとつである八咫鏡(やたのかがみ)にかたどられた社印が、太陽のように差し昇っています。それぞれに意味があり、神社の成り立ちを表現しているのですね。「蛇窪大明神」の御朱印には写真の通り期間限定のデザインがあり、1月・4月・9月には、それぞれ特別御朱印をいただくこともできます。そのほかに「上神明天祖神社」の御朱印、「弁財天」の御朱印もありますよ!オリジナルの御朱印帳は、白地に白蛇さまが描かれた、清らかで美しいデザインです。この白地のものが、最もスタンダードな御朱印帳なのですが……。時折、黒地やピンク地に白蛇さまと龍神さまが描かれた特別なものが、限定御朱印帳として登場することもあるようです!気になる方は、ぜひ神社のWebサイトやFacebookをチェックしてみてくださいね。■「巳の日」は白蛇さまの特別な日皆様は、カレンダーなどで「巳の日」というものを見たことがありますでしょうか?12日ごとに巡ってくる、十二支の「巳」の日です。この日は、「巳くじ」という巳の日限定のおみくじが出るほか、巳の日特別祈願なども受けることができます。ちなみに、干支が巳年の方には「巳年生まれの方の特別祈願」というものもあるそうなので、ぜひご縁を深めていただければと思います。珍しい御祈願の中には、美白祈願というものも!美白だなんて、白蛇さまならではの、女性にうれしいお願いごとですね。さて。「巳の日」の中でも、最も縁起のよい日。それが、60日に一度巡ってくる「己巳(つちのとみ)の日」です。この日の限定御朱印は、さらに特別なんです!こちらの美しい御朱印は話題を呼び、毎回「己巳の日」は、多くのご参拝者で長蛇の列ができるのだとか。手書きで丁寧に書かれる御朱印なので、お待ちいただく時間も長くなってしまうため、神主さんや巫女さんはこれまでもさまざまな工夫を凝らしながら、皆様に「来てよかった」と思っていただけるように考えているのだそうです。特に素敵なのは、この日の御朱印の挟み紙(御朱印が他のページに写らないように挟む紙)の工夫。なんと、上神明天祖神社にいらっしゃる絵の上手な巫女さんが描き下ろしている、きれいなカラーイラストになるのだそう!長い間待ったとしても、御朱印帳を開いたときに「あぁ、うれしい!」と感じていただけるように、一つひとつに心を込めているのですね。■写真でご紹介する、境内の見どころと授与品!可愛すぎて、いつ行ってもやさしいお顔で癒してくださる「撫で白蛇さま」です。ぜひ、やさしく撫でてあげてくださいね。なんと、天然記念物山口県「岩国のシロヘビ」の脱皮と蛇窪大明神のお札が入っています!大変貴重な御守りです。お茶目な表情の龍神さまが守っている水鉢。願い札に「蛇窪龍神さま」宛のお願い事を書いてこの水に浮かべると、御札は水に溶けていき、龍神さまに届きます。京都伏見稲荷大社の御分霊がお祀りされている稲荷社です。どことなく凛とした雰囲気のある、素敵な空間です。皆様も実際に足を運んでいただき、その目で、心で、素敵なものを見つけてみてください!神社で出会うことができるのは、それぞれの神様はもちろんのこと、神主さんや巫女さんの作り出す空気や雰囲気、参拝の方に楽しんでいただきたいという想いで工夫の凝らされたおもてなし……。素敵な神社に出かけてみると、きっと多くのものを感じられることでしょう。そして、その場所を訪れるご参拝の方々も、素敵な文化を支え受け継いでいくひとりとなるのです。あなたも、かけがえのない毎日に「感謝の気持ち」を忘れることなく、さまざまな神社に出かけてみませんか?そして、目には見えないけれど、私たちが「大切にしていくべき文化」に、そっと触れてみてくださいね。■神社基本情報(アクセス、住所、最寄駅)【神社名】上神明天祖神社(かみしんめいてんそじんじゃ)【御祭神】■主神天照大御神(あまてらすおおみかみ)■配祀天児屋根命(あめのこやねのみこと)応神天皇(おうじんてんのう)【境内末社】■厳島弁天社市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)田心姫神(たごりひめのかみ)湍津姫神(たぎつひめのかみ)蛇窪龍神(へびくぼりゅうじん)白蛇大神(しろへびおおかみ)■伏見稲荷社稲荷大神(いなりおおかみ)【鎮座地】〒142-0043東京都品川区二葉4-4-12【電話・FAX】03-3782-1711【最寄駅】都営浅草線「中延駅」より徒歩5分東急大井町線「中延駅」より徒歩6分JR横須賀線「西大井駅」より徒歩8分【Facebook】
2018年05月21日「東京湾納涼船」が、2018年6月29日(金)から9月24日(月・祝)までの間、毎日運航する。「東京湾納涼船」は、大型客船で東京湾をクルージングしながら、東京の夜景やフード&ドリンク、音楽、ダンスなどが楽しめる夏のレジャー&エンターテインメント。2,600円の乗船料には生ビールやワインなどのドリンク飲み放題がセットとなっており、気軽に参加できるのも魅力だ。船内では、華やかなイルミネーションや「ゆかたダンサーズ」によるダンスタイム、別料金の「お祭りグルメ」など皆で一緒に盛り上がれるプログラムが盛りだくさん。また、平日に浴衣を着用して乗船すると、男女ともに1,000円割引される嬉しいキャンペーンも実施される。【詳細】東京湾納涼船運行期間:2018年6月29日(金)~9月24日(月・祝)運航コース:19:15 竹芝客船ターミナル出航~東京湾内周遊~21:00 竹芝客船ターミナル帰着料金:大人 2,600円/中・高校生 1,050円/小学生 550円※乗船料、フリードリンク、消費税込み※浴衣姿で乗船の大人は上記料金より1,000円引き(土日祝除く)■オープニング特別割引2018年6月29日(金)、30日(土)は、浴衣姿の大人(男女とも)1,000円で乗船■個室貸切プラン 1人4,300円(乗船料、フリードリンク、パーティ料理込)※1部屋10~24名※9名以下および25名以上は要相談※洋室タイプと和室タイプで選択可能■お座敷プラン 1人3,800円(乗船料、フリードリンク、パーティ料理込)※1テーブル5~8名※4名以下および9名以上は要相談■レストランプラン 1人4,800円(乗船料、フリードリンク、パーティ料理込)※1テーブル2~4名※1名および5名以上は要相談【予約・問い合わせ先】東海汽船 納涼船予約係TEL:03-3437-6119(全日予約制)
2018年04月29日■御朱印がきっかけ?――神社に魅せられる「御朱印ガール」とはここ数年の「パワースポットブーム」と共に、寺社仏閣で「御朱印」を集める方がじわじわと増えてきました。最近は書店や文房具店などでも、当たり前のように御朱印帳が並んでいるのを見かけませんか?そのデザインも、可愛いものから格好いいものまで、実にさまざまです。個性の光るオシャレなものがどんどん増えていて、見ているだけでも飽きません。巫女として神社でご奉仕をしていても、御朱印帳をお持ちになるお若い方がかなり多くいらっしゃる印象を受けます。割合としては女性の方が多く、世に言う「御朱印ガール」がこんなにも増えていることに、私は驚きと感動を覚えています。これは、本当にすごいことです。なぜなら、こうやって「御朱印」を入り口に「神社」や「神様」の世界に興味を持ってくださる方が、ずいぶん広がってきているはずです。まずはこういった「きっかけ」が世の中に広がれば、その中でひっそりと輝いている「日本の大切にしていきたい心の文化」にも、多くの方が自然と目を向けてくださるようになることでしょう!御朱印関連の書籍や、インターネットでの記事。さらにはテレビでも「パワースポット」として神社を見かけることが多くなってきました。神様や神社にとっても喜ばしいことに、そういったところでの紹介を通じて、一つひとつの神社の存在を知り「行ってみよう!」と足を運んでくださる方も、どんどん増えているのです。■「御朱印」に込められた神社の工夫と想い当然、神社の側としても、御朱印は神様と皆様を繋げる大切なもの。神社ごとに、オリジナルの御朱印帳を作ったり、御朱印そのものにも季節や行事限定のデザインがあったり……。より皆様が「神社」を身近に感じ、楽しんでいただけるようなきっかけとするべく、さまざまな趣向をこらしているところも多いのです。神社の運営は、あくまでも営利目的ではありません。神様のための場所であることは、もちろんです。さらに言えば、私たちが目には見えない世界の働きに目を向けて、きちんとあらゆることに「感謝」をしながら生きていくための場所として。神社は、世のため人のためにも、欠かせない役割を担っているのです。こういった文化を、私たちは「時代に寄り添う形」で上手に継承していく必要があります。神社の運営に関わっている神職たちは、さまざまな趣向を凝らしながら、多くの方にとって「人生の中の日常」や「心のよりどころ」として「神社」の存在があり続けられるように努めています。ですから、御朱印をきっかけに「神社」に足を運び、その文化と空気に触れていただけるという機会を、それぞれの神社が大切にしているに違いありません。■たくさんの神社に足を運んでみましょう!御朱印集めは、いつから始めても、どこの神社から始めても大丈夫なものです。もし、どこから始めようかで迷ったら、すでに一番身近でお世話になっている神社の御朱印からいただくのもよろしいのではないでしょうか。たとえば「氏神社(うじがみしゃ)」。これは、あなたの生活の拠点となる場所にある神社で、その土地を守っている神様(氏神様)がお祀りされている神社です。あなたがその土地で暮らしているのは、氏神様にご縁をいただいたからこそ。改めて、ご挨拶とともに「これからもよろしくお願いいたします」という気持ちを込めて、その「ご縁」を御朱印という形にするのも素敵ですね。その他にも、できればさまざまな神社に、足を運んでみてください。ペースは、もちろんゆっくりで構いません。「御朱印集め」は人生の中での「神様とのご縁」を記録していくことですから、急ぐ必要などないのです。それよりも、ぜひ丁寧に、一つひとつの神社や神様との出会いを、御朱印帳を通じて感じてみてください。きっと、さまざまな神社に足を運ぶ中で「ここに来ると不思議と癒されるから、また行きたい」とか、「この神社にいると、なぜかいつも元気になれる」とか、そんな素敵な出会いが見つかることでしょう!■御朱印も「一期一会」の出会い基本的に御朱印は、いただくための「自分専用の御朱印帳」を持つことをおすすめします。世界にたったひとつの、神様とあなたとの絆を形にするもの。その御朱印が刻まれる一瞬は、二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いとなるのです。たとえば、これから母親になるという方が、生まれてくる赤ちゃんに「はじめての御朱印帳」を贈ってあげる……なんていうのも素敵ですね。はじめてのお宮参り(初宮詣)から始まり、節目の参拝でいただく「その子だけの御朱印」が刻まれていきます。大きくなったら「自分で持っていなさいね」と渡してあげれば、それも親から子に継承できる、ひとつの素敵な文化になることでしょう。御朱印はその時によって、書き手も、入る日付も違います。印のかすれ具合や、文字の様子など「その時々の違い」があるもの。だからおもしろいのです。たとえば、時には「墨書き」があまり上手ではなかった、というようなこともあるかもしれません。ですが、それに対してあれこれ言うよりも、その一つひとつの出会いも「一期一会」の素敵なご縁だと思って、広い心でお受けしていただければと思います。■御朱印はいただいてからが「ご縁」のはじまり前回もお伝えしたように、御朱印は「スタンプラリー」ではありません。スタンプは集める過程がおもしろく、コレクションできたことが「ゴール」のようでうれしいものですよね。しかし、こと「御朱印」に関しては、自分の御朱印帳にその記録をいただいたところからが、神社や神様との深い「ご縁」という絆の始まりなのです。「御朱印」は、ご神体の分身のようなもの。御朱印帳を開いて眺め、思いをはせることでも、その神社の神様と「つながることができる」ものです。たとえ遠く離れた場所にある神社であっても、なにかお力添えをいただきたいときや、お礼をお伝えしたいときなどは、御朱印帳を開いてみてください。そのてのひらの一冊から、きちんと神様とコミュニケーションが取れます。「御朱印帳」というものが生み出し、結び、運んでいる神様とのご縁。そのページの一つひとつに刻まれた絆や思い出を、ぜひ大切にしてみてください。その想いは、どんなときでも必ず、目には見えない世界に届いているはずですよ。
2018年04月22日「光進丸は精神的に疲れたとき癒してくれた。僕の分身みたいなものだった。修復は不可能だし、本当につらい……」 報道陣の前で、愛船に向けて合掌した加山雄三(80)。 「“加山雄三の船”として知られるプレジャーボート・光進丸が、係留されていた静岡県西伊豆町の港で炎上しているのが発見されたのは4月1日夜でした。いまのところ原因は判明していません。実は翌日の2日には、加山さんが光進丸に乗船する予定もあったそうです」(社会部記者) ’60年のデビューから58年、常にスターとして歩んできた加山雄三。スターの宿命というべきなのか、その私生活も常にドラマチックだ。映画関係者は言う。 「バブル期に新潟県のスキー場経営に失敗し、数十億円とも報じられる借金をつくってしまったのです。そのため世田谷区にある200坪の豪邸を’04年には知人に売却。ほぼ同時期に5億円をかけて建造したという光進丸も、親交のある社長が経営する造船会社に所有権は移りました。彼らの好意もあり、家賃を払って成城の豪邸には住み続けていますし、光進丸にも乗り続けることができていたのですが……」 ’15年の週刊誌のインタビューでは、その巨額借金も“ほぼ完済した”と語っていた加山。だが、その3年後に愛船の炎上という悲劇に見舞われるとは……。そんな加山の衰えぬスター性に目をつけたとのが、フィットネスジムを経営するRIZAPグループなのだという。広告代理店関係者は言う。 「先月のRIZAPの新CM発表会で、俳優の梅沢富美男さんが半年かけて約13キロの減量に成功したことを明かして話題を呼びました。RIZAPが梅沢さん以上に話題を呼べる人材として目をつけたのが“永遠の若大将・加山雄三”なのだそうで、すでに出演を打診していると聞いています。加山さんも80歳ですから、減量はかなり過酷なものになるでしょう」 RIZAPにCM起用計画について聞くと、担当者は次のように答えた。 「まず4月17日に新しいCMを発表しますが、それは女優さんになります」 ーー加山雄三さんを起用されると伺ったのですが? 「もちろん加山さんの好感度は、かなり高いと認識しています。しかしCM出演者については、発表前にお答えすることはできません。例えば松村邦洋さんの場合はダイエットに3カ月かかりました。(CM出演候補者に)ジムに通っていただいたとしても、減量に成功していただかなければCMとしては成立しないというハードルもあるからです」 今回の愛船の炎上沈没事件は、加山の“80歳の過酷ダイエット”挑戦へのきっかけとなるのだろうか?
2018年04月13日「御朱印」の意味と、真のご利益(りやく)を実感する秘訣。それは八百万(やおよろず)の神様や、一つひとつの神社と「ご縁」を結ぶことから始まります!神様や神社にも、それぞれの特徴やご利益の得意分野があります。たくさんの出会いの中で、あなたの人生をもっと素敵なものに変える、大事なご縁があるかもしれません。「御朱印帳」をたずさえて神社を巡る、「神社女子」そして「御朱印ガール」をはじめとする、たくさんの方のために。知れば知るほど面白い、神社や神様についての基礎知識。そして、各地のおすすめしたい神社とその御朱印を、これから連載という形で、少しずつご紹介していきます。■なぜ今、パワースポットが注目されるのか近年「パワースポット」という言葉が流行し、「御朱印帳ブーム」も続いています。今、世の若い女性たちの間でも、関心が高まっている「神社」。皆さんは、「神社女子」や「御朱印ガール」とも呼ばれる、女性の神社ファンが増えているのをご存知ですか?もしくはもうすでに、ご自身の「御朱印帳」に御朱印を集めている、という方もいらっしゃるかもしれません。ではなぜ、「パワースポット」として、神社に魅力を見出す人が増えているのでしょう?おそらく皆さんが「神社に行く」最大の理由は、神様からの「ご利益(りやく)」と呼ばれるお力添えにあるのではないでしょうか。「神様にお祈りをすると、目には見えないけれど、力を貸してくれるらしい!」と聞いて、たとえば「あの神社は縁結びのご利益がすごいらしいですよ!」と言われたら?誰だって「えっ、そしたら私も、恋人ができるようにお願いしにいこうかな」って思いますよね。ですから、この「神社」や「御朱印」ブームは、ともすると「パワースポットに行って、ご利益をもらおう」というニュアンスに取られてしまいがちなことがあるのです。でも、神社に行くときは、ただただ一方的に「幸せをいただきにいく」という考え方でいるのは、実はとてももったいない話です。なぜなら、その心がけ次第で、あなたにとって神社が、「足を運ぶだけでも幸せになれる」「自分の人生をよりよく変えるきっかけ」となる場所になるからです。■「神社」は、一体どんな場所なの?神社を「幸せになれる場所」にするために、一番大切なこと。それは、「どんなときでも“ありがとう”の気持ちを伝えること」です。「まだご利益をいただいていないのに、お願いする前に感謝するの?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。決して早くはなく、むしろだまされたと思って、皆さんに先にやっていただきたいのがこの「感謝」です。なぜなら、私たちが生きていくのに一番大切で、それを持っているだけで必ず幸せになれる力というもの。それが、「幸せを手に入れる力」でもなく「幸せになれる運のよさ」でもなく「幸せやありがたさに気づける力」だからです。そばにあるのに、いつもはあまりにも当たり前で見向きもしなかったようなこと。しかし、その価値に目を向けて、きちんと「感謝」できる心。神社は、その存在を通じて大切な「心を育てる機会」を私たちに与えてくれるのです。神社というのはそもそも、私たち人間が、目には見えない「神様」という存在を意識し、感じることのできる場所です。昔から日本人は、この場所を大切に守り継ぎながら、折に触れて自分の身近にある「幸せ」に感謝をしてきました。お宮参りや七五三などの人生儀礼はもちろん、初詣などの年中行事の際も、神様とのご縁に感謝しながら、いつでも見守っていただいているということを実感し、喜んできました。私たちも、まずはその「心」から、大切にしてみましょう。ついつい神様に、「どうかご利益をください!」と真っ先にお願いをしたくなるところですが、まずは慌てることなく。神社は「感謝をする場所」なのだと思ってみてください。それが、あなたの人生をどんどん好転させていく、最初のきっかけになるはずです!■「御朱印」の真の意味「御朱印」というのは、そもそもお寺において、お経を書き写してお納めしたことの証としていただける、大切な印だったのだそうです。それが現在は寺社仏閣でいただける「参拝の証」という意味のものになりました。そう、御朱印はいわば、神様・仏様との「ご縁」の証だといえます。ご参拝と一緒に拝受することによって、その神社や神様とあなたとを、より強い絆で結びつけることになります。ですから、いただいた「御朱印」は、御守りや御札と同じように「ご神体」の分身のようなもの。つまり、「御朱印」は持っていることによって、御守りと同じように、神様があなたをそばで守ってくださるのです。誰しも、御守りや御札は、大切にするものですよね。ですから、パンフレットの裏に記念にスタンプを押して帰る、というような「観光記念スタンプ」とは、しっかり区別して考えなくてはいけません。「御朱印」は普通のノートなどにはお願いせず、専用の「あなただけの御朱印帳」をご用意ください。そして、保管する際も、大切に扱うようにしてくださいね。もしご自宅に神棚や仏壇があればそちらがベストですが、ない場合は「専用の置き場所」を決めて保管していただくのがよろしいと思います。■御朱印帳から感じる「ご縁」のチカラ「御朱印」は、神社によってさまざまな工夫や想いが込められている、とても素敵なものばかりです。眺めているだけでも楽しくて、つい「集める」ことにわくわくしてしまい、「コレクション」のようになりがちかもしれません。しかし、「たくさん集める」ことよりも、その一つひとつの「ご縁」を、どうか大切にしていただきたいのです。御朱印帳を使って、これまで積み重ねてきた神社や神様との「ご縁」を感じながら、さらにさまざまな場所を訪れてみること……。それは、私たち日本人にとって、古くから受け継がれてきた文化の奥深くに隠れている、人生にとって大切なことを一つひとつ見つけていく、「宝探し」のような時間です。きっと、あなたが神社や神様の存在を心に宿して生きていくことは、「自分自身の在り方」を、よい方向に変えていけることへとつながっています。その場所で「自分の心や生き方に向き合う」ことで「人生の幸せ」に気づくことができる……。それこそが、「神社」の真の価値なのだと私は感じています。■今こそ大切にしたい、日本ならではの精神文化どんなことも「感謝」できる清らかで強い心を育てれば、生き方や人生もおのずと変わっていくものです!そして、前向きに明るくがんばっている人を、神様はどんどん後押ししてくださいます。そして、その「目には見えない応援」に、いかに気づくことができるか。それが、私たちに問われているのかもしれません。「今、どうするべきか?」「今、なにをすべきか?」せわしない毎日を懸命に生きていくうちに、私たちはよくその迷路に迷い込んでしまいます。その迷いを解決するヒントが、神社には隠されていることでしょう。知れば知るほど面白い、神社や神様についての基礎知識。そして、各地のおすすめしたい神社とその御朱印を、これから連載を通じて少しずつご紹介してまいります。まずは、今回の第1回を含め、第3回までを導入編でお送りする予定です!日本の精神文化を通じて、深い「心の学び」を促してくれる神社の世界。皆さんとともに、楽しみながら歩いていけたらと思います。
2018年04月12日加山雄三(80)が3月2日、事実上のオーナーである船「光進丸」の炎上について会見を行った。光進丸は自身が設計を勤めた船であり、加山にとって“相棒”のような存在。炎上したことについて、こう胸中を明かした。 「これほど悲しいことはない。長いこと私を支えてくれた。多くの方と楽しい時間を過ごした。思い出は山ほどです。半身を失ったぐらいつらい」 炎上する光進丸の映像を見たときの気持ちについて「ショックで……。夢であってほしい。うそだろうと」と語った加山。修復できる可能性について問われると「まず不可能だと思います」と返答しており、“永遠の別れ”を覚悟しているようだ。そして会見の終盤では“相棒”を「ありがとう、よく頑張ったな」と労い、感謝の気持ちを表した。 「申し訳ないと同時に感謝の気持ち。心で手を合わせた。よく今まで頑張って我々に幸せを与えてくれたなと。そんな気持ちでいっぱいです」 俳優を志した当時、加山は「お金を稼いで、自分の船を造りたい」という一心だったと10年のインタビューで明かしている。ずっと船に思い入れのあったという加山はもともと、俳優を志すつもりはなかった。しかし「(加山の父を倣って)俳優で一稼ぎして、船を作ればいいじゃないか」と友人に助言され、それがキッカケで業界に足を踏み入れたという。 同インタビューでは続けて、14歳のころから船の設計図を書いていたと告白。15歳のとき、海の底を見るためにグラスボートを作ったという。 「結局は人間は遊びたい、楽しみたい、それから興味を持つことによって、発明であったり工夫していくんだと思いますね。『必要は発明の母』と言うじゃないですか。まさにその船は自分にとって必要だったんです」 昨年10月のインタビューで加山は、船上での音楽制作や友だちを呼んでパーティを楽しんでいると明かしていた。光進丸を海に放ち過ごす時間は、加山にとって“安らぎのひととき”でもあるようだ。 「ここにいると心が休まるよ。都会で生活していると、ストレスがたまるだろ。そうすると朝に晴ればれと目覚めることがなくなる。ここは緑がいっぱいでマイナスイオンが出ているから気持ちがいいんだよ」 そして、光進丸との時間は“自分へのご褒美”であると語っていた。 「ここはオレにとって家みたいなもの。若いころは忙しくて年に2回ぐらいしか乗れなかったけど、今はやっと船上生活もできるようになった。これまで一生懸命、働いてきたんだからいいだろ?」 遊びや安らぎを共にした“相棒”を失ったいま、それでも前を努めて向いているという加山。冒頭の会見をこう結んだ。 「とにかく前を向いて、心して……人生は試練がいろいろあると思うんで、こんなことでめげないで、ご迷惑をおかけしたことをお詫びしながら、前を向いて頑張っていきたい……夢は捨てていません」
2018年04月03日1983年の東京ディズニーランド開園以降、その圧倒的な存在感でウエスタンランドの“顔”と言ってもうそではない「蒸気船マークトウェイン号」が、TDR35周年を記念して、2018年4月15日(日)~2019年3月25日(月)までの期間限定で、TDR35周年の仕様となる。まず「蒸気船マークトウェイン号」船全体に、東京ディズニーリゾート35周年をお祝いするはなやかな装飾が施され、35周年期間中だけしか体験できない特別な船旅を演出する。また、2018年6月7日(木)以降、乗船ゲストに、蒸気船マークトウェイン号と東京ディズニーリゾート35周年ロゴを描いた「乗船証明書」を用意。この「乗船証明書」には乗船の証しとして、船の待合室に設置するスタンプ台で、35周年のコスチュームを着たミッキーマウスをデザインした特別な記念スタンプを押すことが可能に。旅の思い出に最適だ。TDR35周年イベント期間中だけの特別な「蒸気船マークトウェイン号」に乗船&記念スタンプを押すなどして、東京ディズニーリゾート35周年のステキな思い出作りをしてみて!(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2018年03月23日「恋人と復縁したい」、「よりを戻したい」なら、神社にお参りしてみてはいかがですか。最後にはやっぱり神頼み。様々ないわれのある神社をご紹介します。■ 縁結びといえば「出雲大社」縁結びといえば島根県の「出雲大社」です。「大国主命」という神様が祀られていて、旧暦10月の神無月には、全国の神様が出雲大社に集い、縁結びの相談をしているといわれています。参拝する時に気を付けたいのが、正面の本殿前で参拝するのはもちろんですが、神様は向かって左方向を向いています。そのため、左側にも設けられた礼拝場所で、神様の正面からもお参りしていきましょう。 ■ 和泉式部も復縁を願った? 「貴船神社」平安時代の女流歌人、和泉式部が復縁を祈願しに参拝し、願いがかなったことから有名になった、京都の「貴船神社」です。自然の中にあり、心を鎮めるにもぴったりな美しい神社です。参拝方法は、「本宮→奥の宮→結社」の順で回ってください。本宮では「水占いおみくじ」をしましょう。水に浮かべると文字が出てくる不思議なおみくじです。 ■ 仲を取り持つ神に参拝「白山比咩神社」「イザナミ」と「イザナギ」の仲を取り持ったという神様「ククリヒメノミコト」が祀られる、石川県「白山比咩神社」です。日本神話に出てくる、夫婦神の仲を取り持ったほどの力がある神様です。石川県が総本宮とされていて、全国各地に白山神社が存在し、「白山信仰」とも言われているほど、たくさんの人に信仰されているので、ご利益が期待できそうですよね。 ■ ハートの絵馬? 「気多大社」出雲大社にも祀られている縁結びの神様、「大国主命」が祀られている石川県「気多大社」。毎月1日には「ついたち結び」といわれる、神楽や御祈祷が行われます。この神社の凄いところは、縁結び専用の祈願所があるところです。珍しいハートの絵馬に願いを書いて祈願しましょう。 ■ とにかく恋愛成就のパワーをもらってこよう「誰かと復縁したい」、「よりを戻したい」という気持ちは大いに分かりますが、神様も相手があることを簡単には実現してくれません。それならば是非、縁結びの神社で、恋愛運アップや恋愛成就のために、パワーを貰うつもりで参拝してみましょう。きっと、何か良い方向に転がってくれるはずです。(今津貴/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年01月30日「神奈川県は江の島の『江島神社』は、美人として知られる多岐理毘売命、多岐津比売命、市杵島比売命の三女神を祭る神社です。市杵島比売命は三女神の中でもとくに美しく、心のきれいな舞姫。水の女神でもあるので、お参りで心身を洗い流すように浄化してもらい、やさしい心の美人になれるよう願ってみましょう」 そう話すのは、スピリチュアリストで古神道研究家の暁玲華さん。最近、女性に注目されているという“美人になれる神社”。祭られている女神さまにあやかって美肌になったり、お参りで浄化され、内面から輝くオーラあふれる美人になれたり……と、全国には美の御利益がある神社が数多くあるそう。 そこで、美人願望あふれる記者が、暁さんおススメの江島神社に行ってみた。 のどかに走る江ノ電に揺られ、江ノ島駅で降りたら、長い橋を渡り江の島へ。土産物店が並ぶにぎやかな参道を抜けると、そこが江島神社だ。目の前にそびえる山の下腹から順に辺津宮、中津宮、奥津宮の3つの社殿が鎮座している。そのうち市杵島比売命が祭られているのは、2番目の中津宮。 順路に従い辺津宮から参拝して、中津宮へ。朱色の華やかな社殿に、看板にはピンクのハートを模した羽衣マーク。見るからに乙女な雰囲気で、テンションが上がる! 社殿でお参りをして、隣の授与所をのぞくと、美人祈願の絵馬を発見。絵馬は5種類あり、美肌、美形、美笑、美髪、美白と5つの美から選んで祈願できる。美肌推しの記者は、迷いなく美肌祈願の絵馬を選択。絵馬の表は、市杵島比売命と思われるかわいい女神様のイラストが。 絵馬と同じく美肌から美白まで5つの美の願いを込めたチャームと、チャームをセットできる「よくばり美人守」のストラップもこちらで授与いただける。よくばりな記者は、全チャームをゲット。これで完璧な美を手に入れられるはず!
2018年01月03日「河合神社は、手鏡の形をした絵馬に自分の化粧品を使ってお化粧をして奉納する美人祈願がユニーク。自分自身のなりたい顔を絵馬に描いて、厄を落として美人になるというわけです」 そう話すのは、スピリチュアリストで古神道研究家の暁玲華さん。最近、女性に注目されているという“美人になれる神社”。祭られている女神さまにあやかって美肌になったり、お参りで浄化され、内面から輝くオーラあふれる美人になれたり……と、全国には美の御利益がある神社が数多くあるそう。 なかでも、最近とくに人気急上昇で、多くの女性が訪れているのが京都市にある河合神社。ご祭神は、女性の守護神として知られる玉依姫命だ。 そこで、美人願望あふれる記者が、暁さんイチオシの河合神社に行ってみた。 河合神社は、世界遺産にも指定されている由緒正しい下鴨神社の摂社で、下鴨神社境内に鎮座している。京阪「出町柳」駅から徒歩8分。正面の入口から境内に入って左手に河合神社があるが、表参道をそのまま北に進み、まずは下鴨神社本殿へ。 「表参道沿いには清らかな小川が流れ、原生林の姿が残る『糺の森』が広がります。本殿でのお参りの前に、ここを通ると心身が浄化されますよ」(暁さん) 確かに林の中を歩いていると、冬のキリッと冷えた空気が気持ちよく、心の中も澄んでいくよう。本殿でのお参りを済ませたら、来た道を戻り、目的の河合神社へ。朱色の鳥居をくぐると、シンプルな白木の門に「女性守護日本第一美麗神河合神社」との看板が。“日本第一”との文字に、期待が高まってくる。 まずは入口左手の奉納品・授与品の受付で「鏡絵馬」を授与いただく。一見どれも同じに見えるが、木目の出方がそれぞれ異なるので、美肌を目指す記者はなるべく木目が薄く、白っぽい絵馬を厳選。美人祈願は、すでにここから始まっているのだ! そしていよいよ絵馬に“なりたい顔”を描いていく。受付の正面に「鏡絵馬御化粧室」なる専用の建物があるので、そこへ移動。机と椅子が用意されており、納得いくまでじっくり“お化粧”できる。 御化粧室にはサインペンや色鉛筆もそろっているが、ふだん使っている化粧品を使うとより御利益があると聞き、愛用のアイシャドーやアイライナー、口紅も使って、絵馬にバッチリメークをほどこす。 目を大きく、印象的にしたい記者。まずは黒目をアイライナーで拡大し、まつげはバチバチに。仕上げに、小顔に見えるよう髪も書き込んでできあがり。描きあがった鏡絵馬を手に本殿へお参りして、美人祈願。 「どうか小顔&パッチリお目目の美人になれますように!!」といつもの5倍くらいの時間をかけ、神様に願かけ。ちなみに、本殿の脇には「御白石」という白いツヤツヤした石も祭られており、触ると色白の美肌になれるそう。「御白石様、どうかツルツル美肌を授けてください!!」と、気合を入れて10回ほどなでさせていただく。 最後に、本殿横に願いをこめて鏡絵馬を奉納。それにしても、ずらりと並んだ鏡絵馬は圧巻。1つとして同じ顔なく、「みんなどんな顔になりたいのかな」と想像しながら、眺めるのもちょっと楽しい。 受付には、鏡絵馬のほかに美人になれるお守りやご神水を使った石けんなど、美にまつわるさまざまな授与品が並んでいる。記者は、お財布の中などに忍ばせて持ち歩けるお守り「美志守」と、ふだん使っている鏡に貼れるシール状のお守り「御鏡守」をチョイス。「御鏡守」は和美人のかわいらしいイラスト入りで、おススメだ。 玉のように美しいといわれる美麗神・玉依姫命のご加護が得られますように!
2018年01月01日2018年は戊戌(つちのえいぬ)の年。戊戌は陽の土で、 戊は植物の成長を意味し、戌は草木が枯死する意味を持ちます。その特徴がより強調される新年は、不要な物を捨て去り、新たな始まりを迎えてゆける年といえるでしょう。2018年は山や丘の上など高台にいる神様や、今年の運気と同質の気を持つ山.土の気を持つ神社へ初詣に出かけるのがおすすめです。もちろん、氏神様(お住まい近くやご実家近くの神社)へも参拝し、感謝と新年の祈願をされると良いでしょう。また、初日の出を見に高地へ出かけたり、参拝の際に温泉に入ることで、さらに運の底上げがされやすくなります。■初詣におさえておきたいマナーと御手水・拝礼の手順神社は神様がお住まいの住居であり、神聖な空間。鳥居をくぐる前には深くお辞儀(90度)を。神様の通り道になる参道の中央を避けて端を歩きましょう。 参拝の前に欠かせないのが、御手水でけがれをはらい、心身を清めること。正しい手順を知っていますか?1. 御手水舎(おてみずしゃ・おちょうずや)で手と口をすすぎます。一礼をしたらまず柄を清め、左手、右手の順で水をかけます。2. 左手に注いだ水で口を清めます。柄杓に直接口をつけるのはマナー違反です。3. 左手を水で清め、残りの水で柄を清め、柄杓を元に戻して、一礼。拝礼の手順は、神社によって違いはありますが、二礼二拍手一礼が一般的です。1. お賽銭を静かに入れます。2. 深く二礼。3. 二柏手します。4. 感謝の気持ちで祈願。5. 深く一礼。参拝の基本マナーを抑えて、初詣での時に子どもにも教えてあげられるといいですね。続いて、2018年に初詣ですると運気が上がる、大地のエネルギーが強い神社ベスト5をご紹介しましょう。■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第1位「大國魂神社」武蔵国総社であり歴史ある東京五社(明治神宮・靖国神社・東京大神宮・日枝神社)のひとつでもある「大國魂神社」。武蔵国・東京を守る強力な力を秘めた土地神様でもあり、大地のエネルギーが強い2018年は、東京近郊にお住まいの方にとって特に参拝されたい神社でしょう。主祭神は「大國魂大神」で、出雲大社と同じ福の神。良縁、仕事運、厄除けのご利益があります。また、同じ境内にある宮之咩(みやのめ)神社は、芸能・安産・女性の魅力を高める女神であり、北条政子も祈願したと言われる「アメノウズメノミコト」が祀られる歴史ある神社。境内全体がパワースポットですが、特に「拝殿・本殿前」、「本殿裏樹齢千年の大イチョウの御神木」には力強いエネルギーが満ちています。「大國魂神社」〒183-0023東京都府中市宮町3-1■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第2位「信濃国一之宮 諏訪大社」諏訪大社の総本社。地元の人からは「お諏訪様」と呼び親しまれる、日本最古の神社のひとつです。4社内あり、その中で最も古いとされる「前宮」と「本宮」の上社、日本最大の狛犬が鎮座する「秋宮」と「春宮」の下社からなります。7年に一度行われる「御柱祭」は歴史が古く、風と雨を司る「諏訪大明神」は五穀豊穣と必勝祈願の神で、武田信玄ら多くの武将に信仰された神社でもあります。富士山と立山のレイライン(聖地を繋ぐ直線)などで結ぶ神霊磁場上にも位置し、その結界力は強大。本宮の放つ神のエネルギーは圧倒的で「新たな柱を立てたい」人に力を与えます。また、前宮は自然のパワーによる浄化力が揺るぎなく、大地と山の神の力があふれています。本宮と前宮の神は夫婦でもあり、家庭円満の神様でもあります。4社全てを参拝されることが最も良いですが、下社の参拝後にぶらりと下諏訪温泉街散策もおすすめです。「信濃国一之宮 諏訪大社」上社本宮:長野県諏訪市中洲宮山1上社前宮:長野県茅野市宮川2030下社春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828 ■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第3位「猿田神社」「猿田神社」は、古くから八方除けの神社として信仰され、開運法のひとつでもある「お砂とお水取り」が行えます。皇居からも東に位置する日出づる方位となり、日本で最も東にある神社。東京近郊にお住まいの方にとっても吉方位となる東に位置し、最大のパワーを授かりたい時に日帰りで行ける神社です。道開きの神として名高く、発展と向上を後押しし、交通安全、縁結びのご利益があります。「猿田神社」千葉県銚子市猿田町1677■2018初詣におすすめの神社ベスト 5 第4位「雑司が谷 鬼子母神堂」池袋からほど近い場所にある「雑司が谷 鬼子母神堂」。鬼子母神には数えきれないほどの子どもがいたと伝えられ、安産、子育ての神様として多くの女性参拝者が訪れています。武芳稲荷堂は地主神であるお稲荷様の「倉稲魂命」が祀られ、産業全般にご利益が。ご本堂裏手の「北辰妙見大菩薩」は、国土を守り、さまざまな災いを消し去り、福を呼ぶ守護神が祀られています。境内には、子授け銀杏と呼ばれる樹齢700年の大イチョウがそびえ立ち、お散歩がてらパワーチャージができる女性や子どもに優しい都心のエネルギースポットです。「雑司が谷 鬼子母神堂」東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20■2018初詣におすすめの神社仏ベスト 5 第5位「伊奴神社」2018年の干支である戌にまつわる神社であり、災難、厄除けの神様が祀られる「伊奴神社(いぬじんじゃ)」。御祭神の一人「伊奴姫神(いぬひめのかみ)」は安産と子宝、夫婦和合のご神徳がある神様で、子授けと子どもの成長を祈願する神社として、戌年には多くの参拝者でにぎわいます。中でも人気の子授け御守は、赤白夫婦で持つのがおすすめです。境内には犬石像が祀られ、愛犬家にもうれしい戌パワーがあふれる癒しの空間。可愛い犬型のおみくじや、犬のための健康幸福御守などもあります。「伊奴神社」愛知県名古屋市西区稲生町2-12どこに初詣に行くか、もうお決まりですか? 「2018初詣におすすめの神社ベスト5」を参考に、2018年にふさわしい場所での初詣で、さらに運気アップの一年としてくださいね。
2017年12月17日スターバックス コーヒーは、日本三景のひとつである宮島に「スターバックス コーヒー 厳島表参道店」を2017年11月22日(水)にオープンする。日本初の船で行くスターバックス人と神々が共に生きる島として、歴史や自然、そして観光や生活の場所として、大切に守られてきた宮島。そこに位置する世界文化遺産の嚴島神社は観光スポットとして、これまで日本のみならず世界の人々に親しまれてきた。今回オープンする「スターバックス コーヒー 厳島表参道店」は、嚴島神社に通じる表参道商店街に位置することとなった。ガラス張りの店内からは広大な瀬戸内海が目の前に広がる、日本初の船で行くスターバックスだ。さらに同店は、広島を代表するクラフトビールを手掛ける株式会社 宮島ビールが営業する、自家醸造施設を備えたレストラン「宮島ブルワリー」が併設される。オーシャンビューを眺めながら飲む、お気に入りのコーヒー1階には、バーカウンターを配置。カウンターのパネルや天板に木材を使用し、明るく優しい印象の空間で、バリスタが心を込めてドリンクを提供する。そして、2階が客席。フロアの壁面には、宮島の伝統工芸品である“木製しゃもじ”を使い、スターバックスのサイレンの鱗を表現したオリジナルのアートを中心に、コーヒーへの情熱と共に地域とのつながりを表現した。また、ガラス張りの店内ではオーシャンビューを眺めながら、開放感のある空間でコーヒータイムを楽しめ、海側に設置されたバルコニーからは、時間帯によって表情の異なる瀬戸内海とともに、嚴島神社の大鳥居も窺える。まさに「スターバックス コーヒー 厳島表参道店」ならではのロケーション。お気に入りのコーヒーと共に贅沢な時間を過ごしてほしい。【店舗詳細】スターバックス コーヒー 厳島表参道店住所:広島県廿日市市宮島町459-2オープン日:2017年11月22日(水)営業時間:9:00~20:00※オープン日の11月22日(水)は10:00からの営業となります。店舗面積:57.5坪席数:40席
2017年11月10日最近では御朱印集めを趣味にするなど、神社や仏閣にお参りに行く女子が増えています。しかし、御朱印帳だけでなく、持って行ってはいけないものを持ち込んでいる人もちらほら……。せっかくのご利益が災厄になってしまうなんて、恐ろしいですよね。そこで今回は、占い師の脇田尚揮さんが“神社にお参りするときに持って行ってはいけないもの”をご紹介致します。文・脇田尚揮■刃物…尖ったものを向けるのは不義にあたる刃物を人に向けるのは失礼だというのは常識。これは神様に対しても同じです。ミニバサミやカッター、カミソリの類を鞄の中に入れっぱなしにしていませんか? 中身を確認せずにいると、うっかり持ち込んでしまうなんてことも。神様から嫌われてしまうと、せっかくのご加護が得られなくなってしまいます。なるべく、荷物は少なめで軽装を心掛けましょう。■生もの…肉・魚は死体を持ち込むことにお買い物ついでに神社に寄ったりする人がいますが、それは避けた方が良いかもしれません。お肉やお魚などの生ものを持ち込むことは、“動物の死骸”を持ち込むことに等しく、とんでもなく失礼なことなのです。神社仏閣内では殺生がご法度なので、絶対に持っていかないように気をつけましょう。何かのついでに、足を運ぶというのは避けましょう。■動物…神様によっては敵を連れ込むに等しい可愛がっているペットと神社にお散歩……なんて聞くと、平和的で愛しい日常のよう。しかし、それも参詣する上ではNGの場合も。犬や猫などの動物を苦手とする神様も、中にはいるのです。お狐様を祀るお稲荷さんなんかは、その最たる例ですよね。敵だと見なされてしまうので、できるだけペットと一緒にお参りに行くのは避けてください。■血の流れ…心身が不浄な状態で行くのは失礼に「何だか身体が重いから、お参りにでも行こうかな」なんて思う、敬虔な女子の皆さんには気をつけて欲しいことがあります。それは生理中の参詣。神社仏閣内では“血を流す”ということがタブーとされているため、できる限り心身ともに良いコンディションで行くことが望ましいです。ゆっくり休んで、体調を整えてから臨むのが良いでしょう。一口に“神様”と言っても、タイプは様々。そこは私たち人間と同じですよね。基本的には礼節の心、そして感謝の気持ちを忘れなければ問題ないのですが、気づかぬうちに失礼を働いている場合も。少なくとも、上記のものは持ち込まないように気をつけましょう。神様から嫌われてしまうだけでなく、呪われてしまう恐れもありますからね……。(C) kryzhov / Shutterstock(C) pirtuss / Shutterstock(C) Volodymyr Burdiak / Shutterstock(C) Africa Studio / Shutterstock(C) SIBOK18 / PIXTA(ピクスタ)
2017年09月29日ZUCCa(ズッカ)から、ミッキーマウスが登場する短編映画『蒸気船ウィリー(STEAM BOAT WILLIE)』をモチーフにした「ミッキーマウス コレクション(MICKEY MOUSE COLLECTION)」が、2017年8月11日(金)より全国のZUCCa、CABANE de ZUCCa、HUMOR SHOPにて発売される。ZUCCaとディズニーによるアイテムは、ミッキーマウスをモチーフにした「Round Mark Product」を2006年に販売して以来11年ぶり。セカンドコレクションでは、1928年にアメリカで公開されたミッキーマウスの短編映画『蒸気船ウィリー』をテーマに、本作と同様モノトーンカラーで映画の世界を3つのシリーズに落とし込む。船員帽や黒目など、1928年当時のミッキーマウス仕様にした「STANDING MICKEY」シリーズからは、箔プリントのTシャツとダブルジャガード編みのニットが展開される。また、「MICKEY CREST」は、ひび割れプリントによって古着のような風合いを出したシリーズ。Tシャツとワンピースには、プレイフルなプリントが重なっており、その中には一ヶ所だけ本物のポケットが隠れている。ミッキーフェイスを迷彩風にアレンジした「MICKEY CAMO」シリーズからは、Tシャツ、ポケッタブルバッグ、トートバッグ、ベルトスニーカーが登場する。これら豊富なアイテムはメンズ・ウィメンズともに展開。『蒸気船ウィリー』のプレイフルな世界とズッカのカジュアルモードな世界が融合している。【詳細】MICKEY MOUSE COLLECTION発売日:2017年8月11日(金)取り扱い店舗:全国のZUCCa、CABANE de ZUCCa、HUMOR SHOP価格:・STANDING MICKEY T 10,000円+税展開:ウィメンズ・メンズ色:ホワイト・ブラック ※ともにシルバー箔プリント※EC限定カラー:ホワイトのボディにゴールド箔プリント・MICKEY CREST T ワンピ―ス 14,000円+税、Tシャツ 12,000円+税展開:ウィメンズ(ワンピース)・メンズ(Tシャツ)色:ホワイト・グレー・MICKEY CAMO T 変形Tシャツ 14,000円+税、Tシャツ 13,000円+税展開:ウィメンズ(変形Tシャツ)・メンズ(Tシャツ)色:ブラック・STANDING MICKEY KNIT 36,000円+税展開:ウィメンズ・メンズ色:ブラック・MICKEY CAMO BAG トートバッグ 12,000円+税、ポケッタブルバッグ 5,500円+税展開:トートバッグ・ポケッタブルバッグ色:ブラック・MICKEY CAMO SNEAKERS 15,000円+税展開:ウィメンズ・メンズ色:ブラック【問い合わせ先】ZUCCa(A-net Inc.)TEL:03-5624-2626
2017年08月05日豪華客船でピクニックを行うイベント「真夜中のピクニック船〜東京湾オールナイトクルーズ〜」が、2017年8月12日(土)に開催される。豪華客船とアウトドアを組み合わせた「ピクニック船シリーズ」は、今回で3回目の開催。本イベントでは、深夜に出航する豪華客船「シンフォニー・モデルナ」の船内とデッキに設置されたコールマンのテントやコット、チェア、ランタンなどのアウトドアアイテムで、新感覚の“走る海上ピクニック”が楽しめる。クルージング中は、潮風を感じながら夜食弁当やドリンクを楽しむ「ナイトピクニック」をメインに、デッキに設置されたコットやチェアに横になって夜空を見上げる「天体観測」とその講習会、波間に漂う心地良い音色に身をゆだねる「音楽ライブ」などの企画が用意されている。そして、6時間のオールナイトクルージングの締めくくりに行われるのが「モーニングヨガ」。人気ヨガ講師によるヨガで身体を整え、淹れたてのコーヒーとクロワッサンの朝食でさわやかな朝を迎えよう。【開催概要】「真夜中のピクニック船〜東京湾オールナイトクルーズ〜」開催日:2017年8月12日(土) 24:10〜6:10集合時間と場所:8月12日(土) 23:00 日の出ふ頭シンフォニーのりば会場:シンフォニー・モデルナ 全船チャーター定員:120名料金:大人 9,000円(税込)/子供 7,200円(税込)料金内訳:乗船料、ピクニックセット(お楽しみ夜食弁当・おやつ・ドリンク)、イベント参加料(星のお話会、音楽ライブ、モーニングヨガ)、朝食(モーニングコーヒー&クロワッサン)、サービス料参加方法:シーライン東京の公式ホームページまたは電話にて事前予約。TEL:03-3798-8101 (10:00〜19:30) ※年中無休【問い合わせ先】コールマン ジャパン株式会社カスタマーサービスフリーコール:0120-111-957受付時間:月曜日〜金曜日 10:00〜17:30(土・日・祝日を除く)
2017年07月23日東京湾をクルージングしながら、美しい夜景とバラエティ豊かなフードメニュー、音楽やダンスが楽しめる『東京湾納涼船』。せっかくのクルージングなら、浴衣で楽しむのがオススメです。そんな「ゆかたで納涼船」をサポートしてくれる心強いショップ、「東京湾納涼船ゆかたショップin渋谷」を今回はご紹介します。手ぶらで来て、ゆかたで納涼船が楽しめるこの「ゆかたショップ」は、竹芝店に続く2店目。渋谷にある「DHCコミュニケーションスペース」に期間限定でオープンします。こちらのショップは、なんと女子大生限定。学校帰りでも気軽に立ち寄れる、便利スポットです。手ぶらで来て、ゆかたでしっとり夕涼み。この夏とっておきの思い出になること間違いありません。料金表※価格はすべて税込金額【着付のみ】浴衣着付サービス3000円 ※浴衣は持ち込み【浴衣レンタルプラン】①浴衣レンタル4000円(着付+浴衣)②浴衣フルセットレンタル4500円(着付+浴衣+下駄+巾着+髪飾り)【乗船券付プラン】①乗船券+着付のみ平日4500円/土日祝5500円②乗船券+浴衣フルセットレンタル平日6000円/土日祝7000円●渋谷店だけの、嬉しいサービスをご紹介「納涼船ゆかたショップin『渋谷』」は、渋谷駅から徒歩約3分の好立地。しかも、渋谷店ならではの嬉しいサービスもあります。そのサービスとは…。気になる詳細をご紹介します!●メークスペースやフィッティングルームが充実!DHCのコミュニケーションスペースに設置されているため、無料でスキンケアを体験したり、ネイルのおしゃれを楽しんだりすることができます。※パウダールームの利用には会員登録(無料)が必要です。●手ぶらでらくらく!渋谷店で浴衣に着替え後、竹芝店にお荷物を預けて東京湾納涼船に乗船することができます。クルージングが終わったら、竹芝店で着替えれば楽ちんですね。ゆかたで帰宅する場合は、翌日渋谷店に返却すればOKです。●店舗情報東京湾納涼船ゆかたショップin渋谷(DHCコミュニケーションスペース)東京湾納涼船DHCコミュニケーションスペース●2017年夏『東京湾納涼船』実施概要開催期間:2017年6月30日(金)~10月9日(月・祝)コース: 19:15竹芝客船ターミナル出航 ~ 東京湾内周遊 ~ 21:00竹芝客船ターミナル帰着料金:大人 2,600 円、中・高校生 1,050 円、小学生 550 円※料金には、乗船料・フリードリンク・消費税が含まれます。※ゆかた姿で乗船の大人の方は、上記料金より1,000円引き(土・日・祝日を除く)。予約・問合せ:東海汽船納涼船予約係 TEL 03-3437-6119 ※全日予約制※乗船券と食事がセットになったパーティプランは乗船日の2ヶ月前から、乗船券のみ予約は、乗船日の1ヵ月前から受付開始。
2017年07月22日ご祭神は「日本三大怨霊」の一人・崇徳天皇「日本三大怨霊」とも呼ばれ祀られてきた崇徳天皇は、今でいう香川県にあたる讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切り、堂にこもって祈願し続けたと伝えられています。そのためこの「安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)」は、古くから断ち物の祈願所として人々に信仰されてきました。崇徳天皇は、戦によって阿波内侍という女官と別れなければならなくなります。人々に自分と同じような悲しい思いをしてほしくないと、男女の幸せを妨げるあらゆる悪縁を断ち切る力を持っているそう。そのパワーは絶大で全国から縁切りしたいと願う人々が集う神社です。縁切り縁結び碑をくぐって明るい未来を御祈願しよう神社には「縁切り縁結び碑」という碑があり、それに願いを書いた「形代」というお札を貼って御祈願します。巨大な碑には一面びっしりと形代が貼られており、たくさんの願い事で覆い尽くされています。御祈願の作法として、まず御本殿に参拝します。次に身代わりのお札である形代に、切りたい縁や結びたい縁の願いを書いてください。最後にその形代を持って、願いを思い浮かべながら碑の表から裏へくぐります。反対からもくぐって、形代を碑に貼りつけて終了です。悪い縁を断ち切って良縁を叶えられますようにと、心から願うことが大切です。効果は抜群?! 数々の縁切り縁結びエピソードこれまでたくさんの人々がこの「安井金比羅宮」を訪れ、願いを叶えています。そんな縁切り縁結びエピソードには、神様による荒業ともとれる強引さで願いが叶った、というエピソードも。強烈なご利益が受けられると語られています。縁切り縁結び碑のほかに、絵馬にも悪縁切りのご利益がある、と多くの人が奉納しています。絵馬には様々な断ち切りたい願いが込められており、一人ひとりの願いの重さを感じられます。様々な願いが交差する縁切り神社「安井金比羅宮」。困ったとき、苦しいときは神頼みすることもひとつの解決案です。あなたも悪縁を断ち切って良縁に恵まれるよう、参拝してみてはいがかですか?スポット情報スポット名:安井金比羅宮住所:京都市東山区下弁天町70電話番号:075-561-5127
2017年07月16日神秘的な幻想風景が広がる朱色の世界にうっとり数え切れないほど多くの赤い鳥居が連なる「伏見稲荷大社」は、お稲荷さんと呼ばれる全国の稲荷神社の総本宮。この鳥居は、願いが神様へ通ったことのお礼として参拝に来た人によって奉納されたもの。江戸時代から続くこの習慣は、現代でも続いており、今や奉納された鳥居は一万基を超えるといわれています。どこまでも続くような朱色のトンネルに差し込む日差しが美しいと、観光客が絶えない人気スポットです。感じた重さによって願いが叶う石?!鳥居のトンネルを進むと「奥の院」という場所に到着します。ここではキツネの面の絵馬に願い事を書いて奉納することができます。訪れた人たちが書いたキツネの表情は千差万別。つい見入ってしまう光景です。そして「伏見稲荷大社」に来て忘れてはならないのが「おもかる石」。この石は、叶えたい願いを頭に思い浮かべながら持ち上げ、感じた重さによってその願いが叶うかどうかわかるものと言われています。訪れた際には、ぜひチャレンジしてみてください。「伏見稲荷大社」にはユニークなグルメがいっぱい!「伏見稲荷大社」の参道には、ユニークなグルメがたくさんあります。その中でも有名なのが「すずめの丸焼き」です。稲荷神社は五穀豊穣の神様でもあります。その五穀を食べてしまうすずめを退治するために「すずめの丸焼き」が誕生したと言われているのです。この名物、実はいつ行っても食べられるわけではありません。12月から2月までが収穫時期になるので、食べてみたい人はこのシーズンを狙いましょう。稲荷山からのパワーを浴びながら、珍しいグルメを味わってみてはいかがですか?海外からの観光客にも大人気のスポット、「伏見稲荷大社」へは、JR奈良線の稲荷駅で下車し歩いてすぐ。ぜひ足を運んで、圧巻の千本鳥居を歩いてみてください。スポット情報スポット名:伏見稲荷大社住所:京都市伏見区深草薮之内町68番地電話番号:TEL 075-641-7331 FAX 075-642-2153
2017年07月16日(写真はイメージです) 6月18日、茨城県の守谷総鎮守八坂神社が、同神社の御朱印帳がネットオークションで転売されているのを発見、怒りのツイートを綴った。 「ヤフオクで当社の御朱印帳が出品されていました。すでに落札されていまして社頭頒布の約3倍近い値段で落札されていました。神社頒布品をオークションに出品し利益を得る行為は許せません。頒布品は祓いをし神徳を得られるように祈願しております。一般商品とは違うものなんです。もう来ないで下さい」 御朱印帳とは、仏閣へ足を運び、参拝した証拠として“御朱印”を押してもらう台帳のようなもの。コレクターもおり、御朱印を集める“御朱印ガール”と呼ばれる若い女性もいるほど。“プチブーム”になっているだけに、参拝者のモラルも問われているようだ。 現在、このツイートは1日でリツイートは3万7千を超え、「罰当たり」「お気持ちお察しします」といったほかに、「できれば遠方の住民向けに通信販売を…」など、さまざまな意見が寄せられている。
2017年06月20日「東京湾納涼船」が、2017年6月30日(金)から10月9日(月・祝)までの間、毎日運航する。「東京湾納涼船」は、大型客船で東京湾をクルージングしながら、東京の夜景とバラエティ豊かなフード、音楽・ダンスなどを一度に味わえる夏のレジャー&エンターテインメント。2,600円で、クルージングと生ビール、ワイン、サワーなどが飲み放題で楽しめる。また、個室貸切プランも用意。定員16名また24名で個室を貸し切れるので、グループパーティを開催することも可能だ。ゆかた姿で訪れれば、土・日・祝日を除いて男女とも1,000円引きで乗船できる。また、当イベントに合わせて”てぶらで来て浴衣で納涼船を楽しめる”女子大生限定の納涼船ゆかたショップが7月21日(金)に渋谷にオープンする。ゆかたのレンタルや着付けサービスが提供されるほか、スキンケアやネイルを無料でできるのも嬉しい。また、当ショップでのレンタル・着付けサービスと乗船券がセットになったスペシャルチケットも販売される。ステージに登場するのは、ゆかたダンサーズの面々。ショータイム&ダンスタイムでパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げる。夏の思い出作りに、家族や友人、同僚を誘って「東京湾納涼船」を楽しんでみては。【イベント詳細】「東京湾納涼船」開催期間:2017年6月30日(金)~10月9日(月・祝)コース:19:15竹芝客船ターミナル出航~東京湾内周遊~21:00竹芝客船ターミナル帰着料金:大人 2,600円 中・高校生 1,050円 小学生 550円※料金に、乗船料・フリードリンク・消費税含む。・乗船料+飲み放題2,600円・個室貸切プラン 1テーブル13,000円定員16名個室:乗船料別途。フードチケット4,000分付。予約は2テーブル必要。定員24名個室:乗船料別途。フードチケット6,000円分付。予約は3テーブル必要。・お座敷プラン 1テーブル10,000円(8名まで)※乗船料別途。8名様単位で受付。・レストランプラン 7,000円(2~4名まで)※乗船料別途。【問い合わせ先】東海汽船 納涼船予約係TEL:03-3437-6119 ※全日予約制■東京湾納涼船ゆかたショップ in 渋谷オープン日:2017年7月21日(金)場所:DHCコミュニケーションスペース住所:東京都渋谷区道玄坂2-6-17 渋東シネタワー12F料金:・着付けサービス(浴衣持ち込み) 3,000円(税込)・浴衣レンタル(着付け+浴衣) 4,000円(税込)・浴衣フルセットレンタル(着付け+浴衣+下駄+巾着+髪飾り) 4,500円(税込)・乗船券付きプラン 乗船券+着付け 平日4,500円(税込)、土日祝5,500円(税込)、乗船券+浴衣フルセットレンタル 平日6,000円(税込) 土休日7,000円(税込)
2017年06月01日老後をゆったり過ごす人が数か月をかけて優雅に世界一周を楽しむ…なんとなく、クルーズ船にはそんなイメージがありませんか?実は、ここ5年でクルーズ界はすっかり様相が変わっています。続々と海外大手のクルーズ船が日本に就航し、1週間程度のクルーズ旅行が可能になっているのです。まさに”浮かぶホテル”!東京ドームよりも大きいというスーパースター ヴァーゴ(画像提供:スタークルーズ)一生に一度は体験したいゴージャス旅かつて日本で「クルーズ元年」と呼ばれ、クルーズ熱が高まったのは1989年のこと。日本籍のクルーズ船が初めて日本に就航し、“クルーズ旅”というものが紹介されました。特にその名を知られたのは豪華客船の「飛鳥」ではないでしょうか。日本一の大きさを誇り、100日をかけて世界一周する様子などはまさに憧れのセレブ旅だったことでしょう。実際のところ、クルーズ船の旅はとても豪華なものが多く、イブニングや正装でのパーティが毎晩のように催されるのが当たり前の世界。内装もゴージャスで“海上の高級ホテル”なんて形容されることもしばしばです。そんな印象が強いせいか、クルーズ船にはものすごくお高い、シニア向けのイメージがあります。ですが「飛鳥(※現在は「飛鳥Ⅱ」が「飛鳥」に代わって活躍しています)」でも1日からのクルーズがあるように、実は意外と気軽なもの。特に新たな「クルーズ元年」と呼ばれた2013年以降は外国籍の豪華客船が次々と日本路線に就航し、チョイスが広がりました。船室内はまるでホテルの一室。スイートルームしかない豪華客船から、本当に海上にホテルが浮いているかのような巨大な客船までいろいろ日本発着のクルーズ船が続々!忙しいほどのエンタメの数々日本の船と違うのは、なんといってもカジュアル路線の充実ぶりでしょう。ドレスコードのある食事タイムもありますが、基本的に食事をする時間や場所を自分で選ぶことができます。エンターテインメントの内容もクラシックコンサートのようなしっとりしたショーばかりではなく、本格的なマジックショーやアクロバティックなショーなど、子どもでも楽しめるものが増えているのが特徴。そうした食事やエンターテインメントはすべて料金に含まれています(※一部有料)。ちょうど2017年7月から11月に日本路線を運航することになったスタークルーズ社「スーパースター ヴァーゴ」を例にとってみると、大きなスライダーつきの屋外プールやキッズルームがあるなど、ファミリーで利用することを想定してあることがわかります。また、船内イベントもディスコパーティーやプールサイド・バーベキューなど、わいわい盛り上がるものも含まれていて(※開催時期や天候によります)、大人から子どもまで楽しめる工夫がいっぱい。また、外国籍の船は一度海外に寄港しなくてはならないという規則があるため、ヴァーゴのプランも必ず海外の港に立ち寄るコースになっています。つまり、日本の港から乗船して、各地に寄港しつつ海外にまで行けてしまうのですが、多くの場合、移動は夜の時間帯。午前中に港に投錨したら、各自観光などを楽しみ、夜に船に戻るというプランになっているので、都市間の移動に時間をとられることがありません。観光に出歩くのに疲れてしまったら、下船せずに船内でのんびりするのもOK。昼は観光やプール、夜は船内エンターテインメントと、忙しくものんびりも過ごすことができるのが大きな魅力です。横浜港か大阪港の発着便、7泊8日で12万8000円からと、海外にも行けることを考えれば決して高くはありません。出発の61日前までに予約すれば1人あたりの料金が2万円引きになる早期予約割引があるのも要チェックです。スーパースター ヴァーゴはなんと13階建て。エレベーターからロビーを見下ろすと船内にいることを忘れてしまう大人でも遊んでみたくなる、大型のスライダーつきプール。屋内にはジャグジーなどもあり、おじいちゃん、おばあちゃんはそちらでまったり、というのもよさそう日本のお笑い芸人も乗船!?期間限定クルーズちょっと気になるのは、「ヴァーゴ the よしもと@クルーズ」。日本路線運航期間中、それぞれのコースによしもとのお笑い芸人が乗船し、船内シアターのエンターテインメントに漫才やコントなどが加わり、有名な芸人も乗船メンバーに含まれています。日本路線ならではのこんなエンターテインメントの導入は、外国籍の船ではちょっと珍しいこと。さらに、この「スーパースター ヴァーゴ」は、ふだん香港を含むアジア路線に就航しているため、日本発着で乗船できるのは期間限定。そんな“レアさ”もちょっとうれしい「スーパースター ヴァーゴ」。クルーズデビューにぴったりかもしれません。◇スーパースターヴァーゴ大阪横浜発着クルーズ7泊8日寄港地:横浜、大阪、清水、鹿児島、上海料金:日程、船室のクラスによって異なる+港湾税1万2500円2歳未満の子どもは大人料金の25%3人目、4人目の料金は大人料金の50%料金に含まれるもの:宿泊代金、無料レストランでの食事代金(朝食、昼食、夕食、夜食、モーニング ティー、アフタヌーンティーなど)、船内のエンターテインメント、ショー、イベント、 映画など(一部有料のものあり)、プール、ジャグジー、図書館など施設の使用代金など(一部有料)スタークルーズ詳細:バルコニー付きのエグゼクティブスイート。どのカテゴリーでもバスルームやシャワーなどは室内についている。ほかにテレビ、電話など(画像提供:スタークルーズ)<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2017年05月16日