安藤サクラ、永山瑛太らが是枝裕和監督、坂元裕二脚本による映画『怪物』に出演していることが発表され、第1弾ポスター&特報映像が解禁。『万引き家族』の是枝裕和監督と『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二のコラボレーションで話題の本作は、『ラストエンペラー』で日本人初となるアカデミー賞作曲賞を受賞し、『レヴェナント:蘇えりし者』をはじめ国内外を問わず第一線で活躍する坂本龍一による音楽で構成されている。さらに今回発表された安藤サクラ、永山瑛太ほか、「世にも奇妙な物語‘21秋の特別編『スキップ』」に出演した黒川想矢、「最愛」「ミステリと言う勿れ」や連続ドラマ小説「カムカムエヴリバディ」に出演し、「PICU 小児集中治療室」では心臓病で苦しむ少年を好演した柊木陽太が参加。坂元氏の脚本作品「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の高畑充希、「大豆田とわ子と三人の元夫」の角田晃広、さらに中村獅童、田中裕子ら実力派豪華キャストたちの演技のケミストリーにも期待がかかる。解禁された第1弾ポスターは、森の中に佇む2人の子どもを不穏な空気が渦のように取り込んでいくようなビジュアルとなり、どのような物語が繰り広げられるのか、興味をそそるものとなった。また特報映像では、坂本氏が本作のために書き下ろした楽曲と共に、子どもたちの「怪物だーーれだ」という声が何度もこだまする中、是枝監督、坂元氏、そして坂本氏という錚々たるクリエイターたちの名前が浮かび上がり、さらに今回初めて顔ぶれが明かされるキャスト陣の印象深い表情が続いている。そして、学校の上履きのそばに滴り落ちる血。この意味深なカットには『怪物』のタイトルが続いている。『怪物』は6月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2023年01月05日是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二が初タッグを組むオリジナル映画 『怪物』(2023年6月2日)が公開されることが18日、明らかになった。同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作。今回、森の中を走る2人の子供たちのイノセントな写真と、作品タイトルが『怪物』であることが明らかになった。監督を務める是枝裕和は『そして父になる』(13年)でカンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞、さらに『万引き家族』(18年)ではカンヌ最高賞であるパルムドールを受賞するという栄誉に輝き、今年公開の『ベイビー・ブローカー』(22年)ではカンヌ国際映画祭にてエキュメニカル審査員賞を受賞。主演のソン・ガンホは韓国人俳優として初となる最優秀男優賞を受賞し話題となった。『真実』(19年)ではフランス、『ベイビー・ブローカー』では韓国と、世界中の映画人とタッグを組んできた是枝監督が、久々に日本での映画制作を行う。また本作の脚本を務めるのは、映画『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二。是枝監督が今最もリスペクトするという坂元はこれまでドラマ『Mother』(10年)、『最高の離婚』(13年)、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(16年)、『カルテット』(17年)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(21年)、『初恋の悪魔』(22年)など、視聴者の心を捉えて離さない数多くの連続ドラマの脚本を手掛けている。また数々の受賞歴を誇り、『最高の離婚』では日本民間放送連盟賞最優秀賞、『Mother』では第19回橋田賞、『Woman』では日本民間放送連盟賞最優秀賞、『カルテット』では芸術選奨文部科学大臣賞、『anone』ではMIPCOM BUYERS’ AWARD、『大豆田とわ子と三人の元夫』では文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞している。是枝はかねてより坂元の手腕に羨望と畏敬の念を抱いておりファンだったことを明かし、協業についてはどこか諦めていたが、夢が叶ったのだという。一方で坂元は、是枝作品の脚本を監督以外の人が書くことについて、無理に決まってると考えていたこと、是枝は憧れの存在のような人であり、嫉妬めいた思いの対象だったが気持ちが少しずつ変化し、今回の映画作りに至ったことについて触れている。互いにリスペクトしあいながらも、実現不可能と思ってきた夢のコラボレーションが結実した新作で、撮影は2022年の春と夏に終え、現在ポストプロダクション中となっている。○是枝裕和監督 コメント基本的には自分の映画は自分で脚本を書いて来ましたが、誰か脚本家と組むなら誰が?という質問には必ず「坂元裕二!」と即答してきました。それは、そんなことは自分のキャリアには起こらないだろうとどこかで諦めていたからです、きっと。夢が叶ってしまいました。こんなことを言うと坂元裕二ファンには怒られるかも知れませんが、加害者遺族、赤ちゃんポスト、子供達の冒険旅行、疑似家族と、同じモチーフに関心を持たれている方だなと親近感を抱いておりました。もちろん作品になるタイミングは前後していますし、扱い方は全く違うのですが、それでも彼と自分は同じ時代を生き同じ空気を吸って吐いているんだと感じていました。そして、何より、その題材をとてつもなく面白いものに着地させる手腕には、羨望と畏敬の念と両方を抱いておりました。今回は、縁あって共同作業が実現してしまいました。監督としてこの素晴らしい脚本とちゃんと勝負しなくてはいけないと、ファンであることは隠したつもりだったのですが、恥ずかしながら、バレバレだったと思います。まだタイトル以外は明かせませんが、誰よりもこの作品の完成が待ち遠しいです。○坂元裕二氏 コメント是枝作品の脚本を是枝さん以外の者が書くと聞くと、観客の方はどのように思われるのでしょう。わたしは、「え、そんなことはありえるの? 無理に決まってるでしょ」派です。是枝監督は世界一の脚本家でもありますから。しかも撮影現場で俳優やスタッフと対話しながら脚本を作っていくタイプの監督です。そんな仕事を引き受けた脚本家がいたら、身の程知らずだなと苦笑いするはずです。まったくもって愚か者ですね。是枝さんは学年もクラスも違っていて話したこともないけど、時々廊下で目が合ったり、持ってるものを見て真似して手に入れたくなる、憧れの存在のような人でした。あんな人になりたかったな、なれなかったな。いいな、羨ましいな。そんな嫉妬めいた思いの対象だった是枝さんが、『海よりもまだ深く』という映画の作中やインタビューで「こんな自分になりたいわけじゃなかった」と語られていて、驚きました。是枝さんの秘密をちょっと知ったような気になりました。誰だって多かれ少なかれ自分に納得いかなくて、こんなつもりじゃなかったと思いながら生きていて、どこかで折り合いをつけようとするけど、良いこともあれば悪いこともある。自分のことがあまり好きじゃなかったりする。廊下の向こうにいる是枝さんのことを見かけるたびに、「僕もそうなんだよね」と心の中で勝手に話しかけてみたりする、そんな存在に変わって、この映画もそんな風にして作っていきました。自分を好きになれない誰かへのエールになるといいなと思っています。(C)2023「怪物」製作委員会 (C)藤井保
2022年11月18日是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二の初タッグで贈るオリジナル映画『怪物』の公開が決定した。是枝監督といえば、『万引き家族』でカンヌ最高賞・パルムドールを受賞するという栄誉に輝いたことが記憶に新しく、近年では『真実』『ベイビー・ブローカー』と世界中の映画人とタッグを組んだ作品も続いたが、今回日本で映画製作を行った。また、坂元さんは、「Mother」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」『花束みたいな恋をした』などを手掛ける脚本家。かねてより坂元さんの手腕に羨望と畏敬の念を抱いており、ファンだったという是枝監督は、「夢が叶ってしまいました。こんなことを言うと坂元裕二ファンには怒られるかも知れませんが、加害者遺族、赤ちゃんポスト、子供達の冒険旅行、疑似家族と、同じモチーフに関心を持たれている方だなと親近感を抱いておりました。もちろん作品になるタイミングは前後していますし、扱い方は全く違うのですが、それでも彼と自分は同じ時代を生き同じ空気を吸って吐いているんだと感じていました」と明かし、「まだタイトル以外は明かせませんが、誰よりもこの作品の完成が待ち遠しいです」とコメント。一方、坂元さんは「学年もクラスも違っていて話したこともないけど、時々廊下で目が合ったり、持ってるものを見て真似して手に入れたくなる、憧れの存在のような人」と是枝監督について話し、「自分を好きになれない誰かへのエールになるといいなと思っています」と語っている。そんな互いにリスペクトし合いながらも、実現不可能と思ってきた夢のコラボレーションが結実した本作。詳しい内容は明らかになっていないが、森の中を走る2人の子どもたちが映る映像と写真が公開されている。なお、撮影は春と夏に終えており、現在ポストプロダクション中だという。『怪物』は2023年6月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2022年11月18日是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二が初タッグを組んだオリジナル映画『怪物』が、2023年6月2日(金) に全国公開されることが決定した。『万引き家族』でカンヌ最高賞であるパルムドールを受賞した是枝は、今年公開の『ベイビー・ブローカー』でカンヌ国際映画祭にてエキュメニカル審査員賞を受賞。『真実』ではフランス、『ベイビー・ブローカー』では韓国と、世界中の映画人とタッグを組んできた。そんな彼が今最もリスペクトするという坂元は、これまで『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』『初恋の悪魔』など数多くの連続ドラマの脚本を手がけてきた脚本家。『カルテット』では芸術選奨文部科学大臣賞、『大豆田とわ子と三人の元夫』では文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞するなど、数々の受賞歴を誇る。坂元裕二今回のコラボレーションについて、是枝はかねてより坂元の手腕に羨望と畏敬の念を抱いておりファンだったことを明かし、協業についてはどこか諦めていたが、夢が叶ったと喜びを言葉にしている。また坂元の素晴らしい脚本とちゃんと勝負しなくてはいけないと感じながら撮影に挑み、誰よりもこの作品の完成が待ち遠しいと語っている。一方で坂元は、是枝作品の脚本を監督以外の人が書くことについて、無理に決まってると考えていたこと、是枝は憧れの存在のような人であり、嫉妬めいた思いの対象だったこと、その気持ちが少しずつ変化し、今回の映画作りに至ったとのこと。そして本作が自分を好きになれない誰かへのエールになるといいなと思っている、とコメントを寄せている。併せて、森の中を走る2人の子どもたちのイノセントな場面写真と特別映像が公開された。■是枝裕和 コメント全文基本的には自分の映画は自分で脚本を書いて来ましたが、誰か脚本家と組むなら誰が?という質問には必ず「坂元裕二!」と即答してきました。それは、そんなことは自分のキャリアには起こらないだろうとどこかで諦めていたからです、きっと。夢が叶ってしまいました。こんなことを言うと坂元裕二ファンには怒られるかも知れませんが、加害者遺族、赤ちゃんポスト、子供達の冒険旅行、疑似家族と、同じモチーフに関心を持たれている方だなと親近感を抱いておりました。もちろん作品になるタイミングは前後していますし、扱い方は全く違うのですが、それでも彼と自分は同じ時代を生き同じ空気を吸って吐いているんだと感じていました。そして、何より、その題材をとてつもなく面白いものに着地させる手腕には、羨望と畏敬の念と両方を抱いておりました。今回は、縁あって共同作業が実現してしまいました。監督としてこの素晴らしい脚本とちゃんと勝負しなくてはいけないと、ファンであることは隠したつもりだったのですが、恥ずかしながら、バレバレだったと思います。まだタイトル以外は明かせませんが、誰よりもこの作品の完成が待ち遠しいです。■坂元裕二 コメント全文是枝作品の脚本を是枝さん以外の者が書くと聞くと、観客の方はどのように思われるのでしょう。わたしは、「え、そんなことはありえるの?無理に決まってるでしょ」派です。是枝監督は世界一の脚本家でもありますから。しかも撮影現場で俳優やスタッフと対話しながら脚本を作っていくタイプの監督です。そんな仕事を引き受けた脚本家がいたら、身の程知らずだなと苦笑いするはずです。まったくもって愚か者ですね。是枝さんは学年もクラスも違っていて話したこともないけど、時々廊下で目が合ったり、持ってるものを見て真似して手に入れたくなる、憧れの存在のような人でした。あんな人になりたかったな、なれなかったな。いいな、羨ましいな。そんな嫉妬めいた思いの対象だった是枝さんが、『海よりもまだ深く』という映画の作中やインタビューで「こんな自分になりたいわけじゃなかった」と語られていて、驚きました。是枝さんの秘密をちょっと知ったような気になりました。誰だって多かれ少なかれ自分に納得いかなくて、こんなつもりじゃなかったと思いながら生きていて、どこかで折り合いをつけようとするけど、良いこともあれば悪いこともある。自分のことがあまり好きじゃなかったりする。廊下の向こうにいる是枝さんのことを見かけるたびに、「僕もそうなんだよね」と心の中で勝手に話しかけてみたりする、そんな存在に変わって、この映画もそんな風にして作っていきました。自分を好きになれない誰かへのエールになるといいなと思っています。映画『怪物』特別映像<作品情報>映画『怪物』2023年6月2日(金) 全国ロードショー監督・編集:是枝裕和脚本:坂元裕二企画・プロデュース:川村元気山田兼司関連リンク公式サイト:::
2022年11月18日10月6日(木)より、山種美術館では、『【特別展】没後80年記念竹内栖鳳』が開催される。栖鳳の初期から晩年までの作品を網羅した同展では、美術館が所蔵する栖鳳作品全26点、初公開となる個人蔵の作品も多数紹介。山種美術館では10年ぶりとなる竹内栖鳳の展覧会だ。明治から昭和にかけて活躍した竹内栖鳳(1864-1942)は、「東の大観、西の栖鳳」と並び称された、京都画壇の巨匠。江戸時代以来の円山・四条派の伝統を引き継ぎ、早くからその才能を開花させていたが、1900(明治33)年のパリ万博視察で渡欧したことが本格的な転機となった。現地で見た西洋絵画に大いに刺激を受けた栖鳳は、帰国後、日本画の伝統と西洋の技術を融合させた独自の画風を確立。近代日本画に新しい革新をもたらしていく。そんな栖鳳が得意としたのが、「動物を描けばその体臭まで描ける」と自ら語っていたという動物画だ。同展でも東京国立博物館所蔵の《松虎》(前期展示:10月6日~11月6日)ほか、動物画の優品が紹介されるが、特に注目したいのが《班猫》だ。栖鳳の作品の中で唯一重要文化財に指定されている同作は、何種類もの絵の具で繊細な毛描きをほどこすことで、猫の柔らかな肢体を表現した、山種美術館が誇るアイドルねこ。同展では、この作品の写真撮影が可能となる。美術館公認のもと、栖鳳の傑作をカメラに収めることできるこの機会を、お見逃しなく。さらに展覧会では、江戸時代から近・現代に至る京都画壇の画家たちの作品も紹介。栖鳳門下では西山翠嶂のかわいらしい《狗子》や、西村五雲の迫力ある《白熊》など、師弟による動物画の競演が実現する。また、やはり栖鳳に学んだ村上華岳の作品では、傑作《裸婦図》(重要文化財)も特別公開される。栖鳳の作品とともに、京都画壇の名品の数々も楽しみたい。竹内栖鳳 《松虎》1897(明治 30)年頃東京国立博物館 [前期展示10/6-11/6] Image:TNM Image Archives竹内栖鳳 《みゝづく》 1933(昭和 8)年頃山種美術館西村五雲 《白熊》1907(明治 40)年山種美術館西山翠嶂 《狗子》1957(昭和 32)年山種美術館村上華岳 《裸婦図》【重要文化財】1920(大正 9)年山種美術館【開催概要】『【特別展】没後80年記念竹内栖鳳』会期:2022年10月6日(木)~12月4日(日)※会期中展示替えあり会場:山種美術館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜(10月10日は開館)、10月11日(火)料金:一般1300円、大高1000円公式サイト:
2022年09月27日織田裕二が刑事役で主演する特集ドラマ「ガラパゴス」の制作開始が決定した。捜査一課・継続捜査班の刑事・田川信一は、鑑識課の木幡祐子に頼まれて身元不明の死者リストを調べていた。田川は、リスト「903」の男が一酸化炭素中毒自殺に見せかけて殺害されたことを見抜く。田川と木幡は男の死を丹念に捜査し、男が沖縄県出身の派遣労働者・仲野定文だと突き止める。一方、特殊班捜査係の鳥居は田川の行動に目を光らせつつ、裏では人材派遣大手ホープネス・ホールディングスの森社長、自動車メーカー・ヒラガモーターズの松崎社長と緊密な関係を結んでいた。そして田川は、生前の仲野がホープネス系列の人材派遣会社に登録し、ヒラガモーターズの自動車工場に働いていたことを知る。仲野がネット上で何かを告発しようとしたことも――。原作は、相場英雄の同名小説。団地の一室で青年の遺体発見。自殺とされていたが、実は、大きな悪の構図によって仕組まれた殺害だった――というあらすじ。織田裕二が捜査一課・継続捜査班の刑事・田川を演じるほか、鑑識課の木幡祐子を桜庭ななみ、派遣労働者・仲野定文を満島真之介、特殊班捜査係・鳥居を伊藤英明、森社長を高嶋政宏、ほかにも鶴見辰吾、泉里香、上地雄輔、金井勇太、野間口徹、東幹久、篠原ゆき子、あめくみちこ、津嘉山正種、戸田菜穂らが出演する。原作者・相場英雄コメント働いても働いても一向に給料が上がらない……先進七カ国中で最も平均給与の安い国が日本だ。世界的に見ても特段に規制が緩和され、派遣労働者の数が大多数となった日本の労働市場の歪さが原因の一つだ。原作を描いた七年前よりも、働く者を取り巻く環境はより苛烈になっている。ドラマの中で、リアルな田川警部補がどのように悪の存在を炙り出していくのか。多くの視聴者は、粘り強い田川の捜査に釘付けとなるはずだ。田川が辿る容疑者確保への道筋は、あなたが直面している厳しい生活の写し鏡かもしれない。織田裕二コメントバブルが弾け、日本経済は這い上がれずにいる。何故か?「ガラパゴス」を読んで、今の日本がどういう状態にあるのか。いかに危ういか・・・今の円安は崩壊の始まりなのか?このドラマを観て胃が痛くなるかもしれない。ただ、これほど解かりやすく今の日本の問題点を炙り出してくれる作品はないだろう。僕も、演じる上でこれほど「・・・怖い」と感じたことはない。特集ドラマ「ガラパゴス」は2023年、BSプレミアム・BS4Kにて放送予定(90分全2回)。(cinemacafe.net)
2022年08月24日すっきりとしない天気の続く6月上旬の夕方、1台のSUVが東京都内のゴルフ練習場の駐車スペースに。ハンドルを握っていたのは俳優・織田裕二(54)だ。’10年に結婚した妻と、7歳の長男とともに車から降りると、それぞれのゴルフクラブをラゲッジから取り出す。織田は息子に向かって「今日も頑張ってね」と声をかけながら、建物に入っていった。織田は現在、NHKのドキュメンタリー番組『ヒューマニエンスQ(クエスト)』でMCを担当するなど仕事をこなす傍ら、プライベートも充実しているようだ。「今年の春ごろから定期的に練習場を訪れているみたいですよ。息子さんが子供対象のスクールに通っていて、その間織田さんや奥さんは打ちっぱなしで練習しています。レッスン後には織田さんが息子さんに手本を見せていることもありますよ」(常連客)織田はかつて「スポーツに全力で打ち込んだ時期があった」と芸能関係者は語る。「織田さんは学生時代にテニス漬けの毎日を送っていました。当時、漠然とスポーツ関係の道で生きていくだろうと思っていたそうです。しかし高校1年生のときに、膝の怪我でテニスの道を諦めることに。テニスが自分のすべてだと思い込んでいた織田さんは絶望。このとき、どうせすべてを失ってしまったからには“自己変革しよう”と考えたといいます。そこで価値観を変えて新たにバンド活動を始め、のちの芸能界入りにつながりました」織田は息子がスポーツに励むことに対してある思いがーー。「結果的に織田さんの人生の転機となった挫折は、すべてをかけてテニスに打ち込んでいたからこそ味わったもの。本気で頂点を目指す大切さを織田さんは身をもって知っているのです。こうした背景があって、ゴルフをやるからには、息子さんにはメジャー大会を制した松山英樹プロのようなトップレベルのプロゴルファーまで目指してほしいと考えているそうです」(織田の知人)長男の現在の実力は……。「息子さんはスクールに通い始めたばかりで、実力はまだまだといったところです。ただ息子さんの通うスクールには、選ばれた子供だけが入れるアスリートコースがあり、そこに所属する生徒にはジュニア世代で活躍している子もいます」(前出・常連客)レッスンを終えて、夜8時を過ぎて帰宅する織田一家の足取りは軽かったーー。
2022年06月18日2022年6月15日、声優の竹内幸輔さんが、病気のため逝去していたことを、所属事務所『KeKKe Corporation(ケッケコーポレーション)』がウェブサイト上で発表しました。所属事務所によると、竹内さんが亡くなったのは同月8日。45歳という若さでした。弊社所属俳優竹内幸輔儀(45歳)令和4年6月8日病気のために永眠いたしました。尚、葬儀告別式はご遺族の意向によりご親族のみにて執り行われました。ここに生前中のご厚誼を深謝し、謹んでご報告申し上げるとともに、心より哀悼の意を表します。KeKKe Corporationーより引用竹内さんは、アニメ『テニスの王子様』に天根ヒカル役で演じていたほか、『ゴールデンカムイ』『家庭教師ヒットマンREBORN!』など、数々の作品に出演していました。また、竹内さんは、2005年までお笑いコンビ『あばれヌンチャク』として活動。当時、相方であったお笑いタレントの桜塚やっくんは、2013年に交通事故で亡くなっています。竹内さんの訃報に、悲しみの声が上がりました。・まだ45歳…若すぎる。ご冥福をお祈りいたします。・『あばれヌンチャク』のファンでした。お2人とも若くして亡くなってしまうとは。悲しいです。・ご本人もまだまだ、やりたいことがたくさんあっただろうなと思うと、胸が苦しくなる。お悔やみ申し上げます。竹内さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年06月15日竹内涼真主演ドラマ「六本木クラス」に香川照之の出演が決定した。香川さんが演じるのは、本作の最重要人物のひとり、宮部新(竹内さん)が復讐を誓う宿敵。飲食産業の頂点に君臨する「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂だ。一代でトップの座を築き、会社のためなら手段を選ばない非情な人物で、あることをきっかけに新を絶望の淵に追いやり、やがて、どん底から立ち向かってくる新を何かと意識し、あらゆる手段で立ちはだかっていくことに。「嬉しいというよりはプレッシャー」と心境を明かした香川さんは、「僕は悪役を演じる時に、人間の『悪』の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っているので、ぜひ『憎たらしい』と思って見ていただければと思います」とコメント。また「実は僕は『梨泰院クラス』は見ないで作品に入ったのですが、これまでも実在の人物を演じる時以外は原作に触れないというやり方で何十年とやってきているんです。演じていて全部が新鮮ですし、視聴者も原作を見ている人、見ていない人がいて、合わせたら100%ですから、キャストの中でも見た上で挑む人がいる中で、僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います!ただ、普段は最後まで原作を見ないのですが、今回唯一違うのは、演じ終わったシーンから『梨泰院クラス』のそのシーンを見て、取返しのつかない過去の方を未来にしているっていうね、撮り終えたシーンが原作ではどうなっているのかを見るのが本当に楽しみで。『あぁ、こうやったんだ!』とか『これはいい役作りだな』と思ったりして、見なくて良かったなと思ったりしています」と原作についても語っている。初共演となる香川さんについて竹内さんは「めちゃくちゃ楽しみです」と共演を喜び、「これまでスタジオですれ違うことはあったんですけど、お芝居をご一緒する機会はなかったので、今は早く現場でお芝居したい気持ちでいっぱいです。長屋茂は、新にとってある意味エネルギーというか掻き立てる存在。僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです!」と話している。「六本木クラス」は7月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月31日竹内涼真、新木優子、平手友梨奈が共演するドラマ「六本木クラス」に、早乙女太一と鈴鹿央士が出演することが分かった。2人が演じるのは、主人公・宮部新(竹内さん)の宿敵となる「長屋ホールディングス」会長の息子たち。早乙女さんが演じる長男は、新と優香(新木さん)の同級生で、父の権威を振りかざして傍若無人に振る舞い、後に新をどん底におとしいれるきっかけを作るキャラクター。「梨泰院クラス」では徹底した悪役ぶりが話題となったチャン・グンウォンにあたる人物だ。「考えられないほど心底どうしようもない奴」と演じる人物について語った早乙女さんは、「今までやらせて頂いた役の中でも、このキャラクターは1番共感することが難しくとても悩みましたが、チャレンジしてみたいと思いました。心の奥底で感じる感情はどんな人間も同じだと思っているので、何が彼をそうさせてしまったのかをしっかりと向き合いたいと思います」と意気込んでいる。一方、「MIU404」や「ドラゴン桜」に出演した鈴鹿さんが演じる次男・龍二は、愛人との間に生まれた子どもであり、2人は異母兄弟ということになる。家に居場所がなかった龍二は、新と出会い、新が長屋に復讐を誓っているとは知らず「二代目みやべ」で働くことに。また、葵(平手さん)の同級生で密かに思いを寄せる役どころとなっている。鈴鹿さんは「僕の役は複雑な立ち位置ではありますが、楽しみながら演じることができればいいなと思います」と話し、「とても好きな作品なので、日本版では店や風景がどんな風になるのか、一視聴者としても楽しみつつ、作品の中でしっかりと流れを掴んで演じていけるよう頑張ります。皆さま、楽しみにしていてください」とメッセージを寄せた。生い立ちの背景も性格も全く違う2人だが、異なる立場からやがて、新の運命を翻弄していくことになる。「六本木クラス」は7月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月23日韓国ドラマ「梨泰院クラス」を日韓共同プロジェクトとしてリメイク、竹内涼真を主演に迎えて東京・六本木を舞台に描く「六本木クラス」に新木優子の出演が決定。竹内さん演じる宮部新の同級生で初恋の相手でありながら、新と敵対する長屋ホールディングスで働く楠木優香役を演じることになった。これまで「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」(2017年)や「SUITS/スーツ』(2018・2020年)、「モトカレマニア」(2019年)、「僕の殺意が恋をした」(2021年)など数々のドラマをはじめ、映画、CMと活躍。クールな役からコミカルでキュートな役まで幅広い演技で魅力を放つ新木さんは、今作ではダブルヒロインの1人として、新と長屋ホールディングスの間で気持ちを揺さぶられ、ジレンマを抱える難役に挑む。「六本木クラス」の出演に「嬉しいと同時にプレッシャーも大きかった」2020年3月に日本で配信開始されて以来、「梨泰院クラス」の旋風が巻き起こる中、新木さんもそのとりこになった1人で「回が進むごとに作品の面白さやキャラクターの魅力がどんどん増していき、『次はどうなるの?』と、見始めたら止まりませんでした」と言い、なんと「3日くらいで徹夜をしながら見てしまった」と、夢中になるほどだったそう。それだけに「梨泰院クラス」ではクォン・ナラ演じるオ・スア役という人気キャラクターにあたる楠木優香役で今作に出演が決まった時には「嬉しかったのと同時にプレッシャーも大きかったです」と心境を明かす。そんな新木さんが演じる優香は、新の同級生で初恋の人。幼少期に親に捨てられ、長屋ホールディングスが資金援助する児童養護施設で育った。自分を育て大学の学費も支援し、就職もさせてくれた長屋ホールディングスに恩義を感じながら、新への思いも抱え、敵対する2者の間に立つ難しい役で、「台本を読んでいる段階でとても苦しくなりました」と語る。それでも、演じる優香は「その苦しさを人に見せず、思ったことも飲み込んで表に出さないなど、不器用さも感じつつ、とても強い女性。そういった彼女の強さを見せつつ、でもどこかでずっと不安や吐き出せない想いを抱えているキャラクターというのをうまく表現できればいいなと思っています」と難役にも果敢に挑む姿勢を見せ、また「素晴らしいオリジナル版があり、演じる側としてはプレッシャーもありますが、それ以上に皆さんに楽しんでいただける作品になるよう頑張りたいと思っています!」と熱く意気込みを語った。竹内涼真も「仲間としていい関係を築けていけたら」と期待プレッシャーを口にしつつも、意気込む様子も感じられる新木さんにとって、主演・竹内さんの存在が大きいようだ。今回、竹内さんとは初共演になるが、「初めてお会いした時には握手を求められて、すぐに“陽キャラ”だなとわかりました(笑)」と言い、「その明るさが現場を盛り上げて、引っ張っていってくださるんだろうな」と感じたそう。実際に「竹内さんは太陽みたいな人で、会った瞬間に元気になれるというか、光合成している気持ちになれるんです」と撮影現場でもパワーをもらっている様子。一方の竹内さんは、「新木さんと僕は年齢が同じなのですが、同年代ならではの距離感や雰囲気ってあると思いますし、それは絶対に役柄にも出ると思うんですよね。これからどういう距離感や関係性になっていくのかすごく楽しみです」と語り、「この作品が終わるまでに仲間としていい関係を築けていけたらいいなと思います」と期待を語っている。「六本木クラス」は7月、毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年05月09日俳優の草なぎ剛が7日、都内で行われた「CAMPFIREクラウドファンディングアワード2021」グランプリ発表会に出席。フリーアナウンサーの竹内由恵との再会に笑顔を見せた。同アワードは、国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」の数多くのプロジェクトの中からその年の特に優れた挑戦を称えるもの。2017年にスタートし、今年で5年目を迎えた。今回、実施された約1万5,000件のプロジェクトのうち、100件を選出。ツイッターを通じて印象に残ったプロジェクトに対して一般投票を募り、グランプリをはじめ各賞が決定した。発表会には、CAMPFIREアンバサダーの草なぎ剛、東京2020パラリンピック金メダリストの佐藤友祈選手がゲスト出演。フリーアナウンサーの竹内由恵がMCを務めた。草なぎは「みなさんこんにちは。短い時間ですが精一杯、アンバタサー、アンバダサー、アンバサダー、すみませんカミカミで。よろしくお願いします」とあいさつ。CAMPFIREでさまざまなチャレンジをした人を表彰するこの取り組みについて感想を聞かれると、「アンバサダー、言えました」とリベンジしてから、「新しいチャレンジは自分の人生にとってとても大きなことなので、クラウドファンディングを活用して自分の殻を破って挑戦するっていうのは、人生の楽しみでもあるんじゃないかなと思います。個人の力は無限大の可能性を秘めていると思うので、僕自身も何か力になれたらなと思っています」と語った。ゲストが今年チャレンジしたことを語る場面では、まずMCの竹内が「僭越ながら私も2021年に入って子供を出産しまして、子育てとの両立という意味で新しいチャレンジが始まった年でした」と自身についての述べ、草なぎが「おめでとうございます」と祝福すると、「ありがとうございます」と感謝した。竹内は、サブMCを務めていた『ミュージックステーション』(テレビ朝日)などで草なぎとも共演経験があり、「草なぎさんとも昔『ミュージックステーション』などで……」と懐かしそうに話すと、草なぎも「ここで会うとは。お母さんになって」とにっこり。竹内は「お母さんになりました」と返した。
2021年12月07日俳優の竹内涼真が18日、東京・青山で実施された「ZENITH エキシビション記者発表会」に出席。ブランドアンバサダーとしてイベントを盛り上げる一方、俳優業について語った。昨年に引き続き同ブランドのアンバサダーを務める竹内。「大人の男は、しっかりカッコいい時計を1本つけるべきだと思っていた」と言い、「アンバサダーを1年やらせてもらって、時計に触れる時間が増えたし、もっと時計のことを勉強しようと思った。いろんな世代の方と時計のトークができるようになったのが、僕としてはすごくうれしい」とニッコリ。時計を切り口に「どの世代の方と会話ができる。一つ、大人の仲間入りした。そこはここ1年で変わった」と明かし、「今は、まずお会いする人が時計を着けているのかなと見ます(笑)。人それぞれ、選ぶ時計ってさまざま。その人の個性って出ますよね」と述べた。今年はミュージカルやドラマで活躍した竹内。「ミュージカルはすごく楽しかった。50公演、一つのチームで全国をまわってパフォーマンスすることはなかなかない」と充実感を口に。収穫は「稽古の時間が2カ月くらいとられた。その稽古時間が大切だなと思った。やっぱり、どんな仕事をするにも準備を怠らずしっかりやったほうが、本番に向けてパフォーマンスのレベルはどんどん上がっていくんだな」と実感。さらに「ドラマも映画も1カ月くらい稽古したほうが、いい作品ができるのでは」と持論を展開した。また、今年1年を振り返って「もう一回初心に帰って、俳優の仕事をするにあたって考えさせられる一年だった」と述懐。今後の目標を問われて「今、いろんな配信サービスで各国の方が日本の作品を見れる。垣根を超えている。来年も控えている作品、公開が決まっている作品はたくさんあるけど、今の時代だからこそ、自分が死ぬ気で一生懸命頑張った作品を、各国の人に見てもらって評価してもらいたい」と意欲をのぞかせた。ZENITHはスイスの老舗高級時計ブランド。150余年におよぶ歴史とマニュファクチュール内部の時計づくりの様子をあざやかに全方位から紹介するエキジビション「A Star Through Time in Tokyo ‐ゼニス、悠久の時を超えて‐」を、11月19日から23日まで青山の「The Jewels of Aoyama」にて開催する。
2021年11月18日今年はどんなコト、モノが人気だったのか、そこにはどんな背景があったのか、カルチャー好きの「SHOWROOM」代表の前田裕二さんとフリーアナウンサー・宇垣美里さんの2人が考察。その魅力をたっぷり紹介します。今年はどんなカルチャーが人気だったのか。まずは、トレンドの動向にも敏感な「SHOWROOM」代表の前田裕二さんに、ご自身が注目したことについて伺うと、「個人的にインパクトが大きかったのは、韓国カルチャーです。昨年から『梨泰院クラス』や『愛の不時着』など、エンタメの勢いはすごいものがありましたが、今年も9月から配信が始まった『イカゲーム』(すべてNetflixオリジナルドラマ)が、Netflixで過去最高の視聴者数を記録。僕の会社でも、『smash.』でBTSのコンテンツを立ち上げ、その反響の大きさを実感しています。ただ、これは韓国カルチャーに限ったことではなく、今年のトレンド全般に言えることですが、ヒットするコンテンツに共通しているのは、“顧客目線”をこれでもかというくらいに徹底的にやりきっているところ。受け手の感動に関して半端じゃないくらい研究している。また、設定が小難しくなく、間口が広いこともポイントです。特にこの一年の映像作品やゲームのヒットにはこの傾向を顕著に感じます」人気の秘訣は、いかに「ハラハラドキドキ」をやりきるか。映像作品では、映画『東京リベンジャーズ』や、Netflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』など、「渋谷」を舞台にした映像作品が目立った一年に。「妻夫木聡さんが出演していて日本でもヒットした中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』にも渋谷が出てきましたよね。私の大好きな漫画『GALS!!』は、渋谷のギャルの物語ですが、原作と東京ガールズコレクションがコラボするなど人気です。渋谷はこれまでも注目されてきた街ですが、今年はなぜかな…。『東京2020オリンピック・パラリンピック』が開催されて、東京に注目が集まり、なかでも渋谷は象徴的な街だからかもしれませんね。特に駅前のスクランブル交差点は、関西出身の私も上京する前から知っていましたし、海外でもあの光景を見れば東京だとわかる人は多いと思います。“画”としての強さが、選ばれる理由なのでは」(フリーアナウンサー・宇垣美里さん)また、渋谷の雑多なイメージが、今どきヒットする作品のムードにハマりやすいと、前田さんは感じている。「『今際の国のアリス』でいうと、登場人物が、歩きスマホをしたり、吸ったタバコを道にポイ捨てするんです。TVでは扱えないような表現ですよね。渋谷は、そんな一種の危うさや、社会的に必ずしも許容されがたい人間の業や荒削りさも内包されている街。ちょっとハラハラする街です。デスゲームを軸とした『イカゲーム』しかり、最近人気になるコンテンツに共通しているのは、共感できるベースシナリオの上に、ピュアなハラハラドキドキが乗ってくるところ。そういう刺激的な描写と相性がいい街なんですよね。僕は以前から、渋谷が併せ持つ危うさの側面と希望の側面という一見相反するエネルギー、いわば、どこかベンチャー的な性格が大好きです。大きなリスクを張って勝負しに来て、ぺしゃんこに潰されちゃうかもしれないけれど、一方で何かすごいことが起こりそうな、えも言われぬ期待もある。僕の会社も渋谷にありますが、そういう常にドキドキと向き合えるところに惹かれて、ベンチャーが多く集まるのかなと思います」今年はコロナ禍も2年目となり、カルチャーを摂取する場は家の中が基本という人も多かったはず。インドアな娯楽の代表格ともいえるゲームでは、バトルロイヤル系の『Apex Legends』や、宇宙を舞台にした人狼ゲーム『Among Us』など、前田さんの話ともつながるハラハラドキドキ系タイトルがトレンドに。「僕が今年よくやっていたのは、『グランド・セフト・オート V』という、プレイヤーが街で車を盗むなど、かなりの悪事を働くゲームで、現実の世界では体験しないことの連続です。ちょっと悪さをするとすぐ警察が追いかけてきますが、捕まらないように逃げるというハラハラを一瞬で味わえます(笑)。『Apex Legends』や『Among Us』はオンライン上でプレイヤーが殺し合うゲームですが、今はまったり楽しむということより、こうした現実とはかけ離れた刺激がバーチャル空間で求められていると感じます」(前田さん)その理由には、昨今のユーザー側の志向の変化が影響していると考えられるという。「ある大ヒットネット配信ドラマの脚本を友人が手がけていたのですが、物語の開始5分で“事件”を起こす、つまり早い段階で刺激を作ることを意識していたと言っていて、これは面白いと思いました。配信ドラマでは、映画館と違って、ドキドキしない単調な流れに直面すると視聴者がすぐに離脱できてしまうからです。サクッと体験できるインスタントな刺激を提供することが重要なのでしょう。1.5倍速での再生が増えているのも、サクサク進んでほしいからだと思います。これはゲームにも言えることで、ヒットゲームに共通することは、実況映えすること。つまり、プレイ実況動画がたくさん上がるゲームは流行ります。最近は面白い実況を見て、自分でもプレイするという人がかなりいると思いますが、では、どうやったらたくさんプレイされるか?それは、「リアクションがとりやすい」ことです。つまり、ここでもやはり“刺激”です。『うわあびっくりした!』などリアクションをとれないと実況が面白くならない。となると、必然的に刺激的な展開が次々起こるゲームがプレイされますよね。FPS系(プレイヤー視点のシューティングゲーム)の、人を銃で倒し、倒される世界はまさに刺激の巣窟です。また、今年人気を集めたのは、最後の一人になるまで殺し合うなど設定がシンプルで初心者でも入りやすい、かつAPEXなど初心者でも熟練者に勝ちやすいタイトルでした。これらのわかりやすく始めやすいゲームが、コロナ禍を機にゲームを始めたライトゲーマー層を多く取り込んだのだろうと思います」(前田さん)現実世界では癒しやエンパワーメントを感じたい!ほかにもカルチャー系で話題だったものといえば、ストップモーションアニメの『PUI PUI モルカー』が印象的。羊毛フェルトでできたモルモットの姿の車“モルカー”は、SNSで話題となり、日本はもちろん台湾など海外でも大人気に。「私が出演している『アフター6ジャンクション』のパーソナリティの宇多丸さんが、『PUI PUI モルカー』放送開始前の記念イベントに参加されていたこともあり、私も最初から見ていて大好きでしたが、まさかこれほどブレイクするとは!まずはもふもふと丸いフォルムがめちゃくちゃかわいいのと、トコトコした動き…。たまらないです!なのにストーリーにはシュールなところがあって。そこも含めて楽しめたのが、多くの人の心を掴んだ要因だったのではないでしょうか」(宇垣さん)もふもふしたフォルムで、かわいいだけじゃないというのは、個人のクリエイターが手がけ、販売すると争奪戦になるという一点もののユニークなぬいぐるみのブームにも共通する模様。「余白というか、突っ込みどころがあるというのも愛される理由だと思います。人は誰しも矛盾やいびつさを抱えながら生きていると思いますが、そんななか、剛速球ストレートど真ん中みたいな、ただ純粋にかわいいだけ、というキャラは、劣等感すら覚えてしまう。その点、たとえばモルカーの場合は、行動も良い意味でツッコミどころが多いですが、そもそも“モルモットが車になる”なんて、ある意味、設定が狂気じみているところがむしろいい(笑)。しかも、モルカーも最近流行りの韓国ドラマの主人公も、原則弱い人の目線に立って寄り添います。こうしたキャラクターが報われる過程で心打たれるし、共感できる。コロナ禍で弱い立場に置かれた人が多い今、優しい弱者の勝利に自分を投影しやすいのかもしれません」(前田さん)もふもふつながりでいうと、上野動物園に双子のパンダが生まれたことも話題に。「ぬいぐるみに触ったり、うちにはワンコがいるのでその子を抱っこしたり、もふもふに触れて癒されていますが、家で動物の赤ちゃんの動画を見ているだけでも、ほっこりできる。直接会いに行きづらい今、動物園の職員さんが以前にも増して動物の動画をネットで配信してくれるので、それを私のようにありがたく享受している人はたくさんいると思います」(宇垣さん)一方、エンタメ作品では、昨年、アカデミー賞4部門受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』など、社会問題が盛り込まれた物語がヒットする傾向が続いているが、今年は女性たちが自らの生きづらさを解消するために連帯するシスターフッドもののドラマや映画が豊作だった一年でもある。「私も今年、『17歳の瞳に映る世界』や『モロッコ、彼女たちの朝』『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』などシスターフッドが感じられる作品をたくさん観ました。私はシスターフッドものが好きで以前からよく観ていましたが、最近は作品数が増えているなと思います。『#MeToo』運動からの価値観のアップデートが目覚ましく、幸せな関係性の象徴として描かれてきた恋愛も、今はそれだけがすべてではないということが浸透し始めているからかもしれませんね。女性同士の連帯からは、すごくエンパワーメントされますし、女性特有の辛い現実があるからこそ、シスターフッドものが響くところはあると思います」(宇垣さん)「それこそ優しい弱者の勝利ではないですけど、難局を乗り越えるために弱い立場の人同士が手を取り合うのは、現実でもフィクションでも今の時代、とても必要とされている。それに、愛のカタチは恋愛だけじゃないという価値観は、確かに広がっていますよね。世の中には男女の恋愛ありきという風潮に息苦しさを感じている人もいて、そういう人たちが生きやすい社会にしたいと活動する人が増えると、そこを目掛けてコンテンツを作る人も多くなる。シスターフッドのような作品は、今後ますます増えていくと思います」(前田さん)まえだ・ゆうじ1987年生まれ、東京都出身。「SHOWROOM」代表。日本テレビ系『スッキリ』火曜コメンテーター。著書『メモの魔力 The Magic of Memos』(幻冬舎)がロングヒット。愛読者による“メモ魔会”も開かれている。うがき・みさと1991年4月16日生まれ、兵庫県出身。フリーアナウンサー。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』火曜パートナー。『週刊プレイボーイ』(集英社)などでコラムを連載中。著書に『愛しのショコラ』(KADOKAWA)ほか。ニット¥35,200ワンピース¥39,600(共にドレステリア/ドレステリア 京都店 TEL:075・211・0213)ネックレス¥20,900リング¥18,700(共にココシュニック TEL:03・5413・5140)クオーツリング¥19,580(ステラハリウッド TEL:03・6805・0390)シューズ¥56,100(ザ・グランドインク〈ロランス〉/ザ・グランドインク TEL:03・6712・6062)※『anan』2021年11月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・滝沢真奈(宇垣さん)ヘア&メイク・山下智子(宇垣さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年11月13日Juice=Juiceのニューシングルに竹内まりや「プラスティック・ラブ」のカバーが収録される。今回Juice=Juiceがカバーした「プラスティック・ラブ」は、スウェーデン人プロデューサー・Anders Dannvikによって現代版グルーヴにアレンジされている。併せて同曲のMusic Videoが本日11月12日18時にYouTubeで公開されることが決定した。12月22日にリリースされる今作は「プラスティック・ラブ」のほかに「Familia」「Future Smile」が収録されたトリプルA面シングルで、今年7月に加入した新メンバーの有澤一華、入江里咲、江端妃咲が初めて参加するシングルであるとともに、11月24日に横浜アリーナで行われるライブをもってグループおよびハロー!プロジェクトを卒業するリーダー・金澤朋子にとってはラストシングルとなる。■竹内まりや コメント37年も前に書いた曲を、女性アイドル・グループの実力派Juice=Juiceに歌っていただける日が来ようとは!スウェーデンのアンダースさんによるアレンジといい、メンバーそれぞれのヴォーカルといい、今の時代の音としてフィットしていることに感激しました。この曲が彼女たちの音楽性を広げることに少しでもお役に立てていたら光栄です。■金澤朋子 コメント竹内まりやさんの名曲「プラスティック・ラブ」をカバーさせていただくということで、かなり緊張もしましたが、アレンジも変わったJuice=Juiceバージョンの原曲とはまた違った雰囲気を楽しんでいただき、無機質な愛の歌に思えますが、そんな中で垣間見られる本当は気付いて欲しい寂しさや孤独を読み取ってもらえたら嬉しいです。ミュージックビデオでは、メンバーそれぞれが主人公の心情を表現した表情のアップが多いので、細かな表情の変化や指先などの細かい動きにまで注目して観ていただきたいです。<リリース情報>Juice=Juice ニューシングル『プラスティック・ラブ / Familia / Future Smile』2021年12月22日(水) リリースJuice=Juice『プラスティック・ラブ / Familia / Future Smile』初回生産限定盤Aジャケット●初回生産限定盤A(CD+BD):2,200円(税込)【CD収録内容】1. プラスティック・ラブ2. Familia3. Future Smile4. プラスティック・ラブ(Instrumental)5. Familia(Instrumental)6. Future Smile(Instrumental)【BD収録内容】プラスティック・ラブ(Music Video+Dance Shot Ver.+メイキング映像)●初回生産限定盤B(CD+BD):2,200円(税込)【CD収録内容】※初回生産限定Aと同一【BD収録内容】Familia(Music Video+Dance Shot Ver.+メイキング映像)●初回生産限定盤C(CD+BD):2,200円(税込)【CD収録内容】※初回生産限定Aと同一【BD収録内容】Future Smile(Music Video+Dance Shot Ver.+メイキング映像)●初回生産限定盤SP1(CD+BD):2,200円(税込)【CD収録内容】※初回生産限定Aと同一【BD収録内容】■新メンバー3名ソロ歌唱動画+オーディションオムニバス映像1. 赤い日記帳 / 有澤一華2. 恋ならとっくに始まってる / 入江里咲3. My Days for You / 江端妃咲4. 新メンバーインタビュー映像●初回生産限定盤SP2(CD):1,650円(税込)※封入特典あり(詳細未定)【CD収録内容】※初回生産限定Aと同一●通常盤A(CD+BD):1,300円(税込)【CD収録内容】※初回生産限定Aと同一【封入特典】※初回プレス分のみトレーディングカードソロ10種+キラ仕様の集合1種よりランダムで1枚封入 ※「未解禁楽曲」衣装ver.●通常盤B(CD+BD):1,300円(税込)【CD収録内容】※初回生産限定Aと同一【封入特典】※初回プレス分のみトレーディングカードソロ10種+キラ仕様の集合1種よりランダムで1枚封入 ※「Familia」衣装ver.●通常盤C(CD+BD):1,300円(税込)【CD収録内容】※初回生産限定Aと同一【封入特典】※初回プレス分のみトレーディングカードソロ10種+キラ仕様の集合1種よりランダムで1枚封入 ※「Future Smile」衣装ver.Juice=Juice オフィシャルサイト:
2021年11月12日突然の訃報から早くも1年。9月27日、竹内結子さん(享年40)が一周忌を迎えた。明るく、そして凛とした美しさが魅力的な竹内さんの姿とその作品は、多くの人の心を揺さぶった。そこで、改めてそんな彼女の功績を写真とともに振り返りたい。96年、16歳でドラマ『新・木曜の怪談 Cyborg』(フジテレビ系)で女優デビューを果たした竹内さん。その後3度の朝ドラオーディションを受け、99年、NHK連続テレビ小説『あすか』で主役を務めた。奈良と京都を舞台に奮闘する和菓子職人の半生を、当時19歳ながらに演じ切り、朝ドラヒロインとしてお茶の間に笑顔を届けた。■ラブコメのヒロイン役で快進撃01年、ドラマ『ムコ殿』(フジテレビ系)ではトップスターの芸能人と結婚する一般女性という役を好演。主演の長瀬智也(42)との笑って泣ける息の合った演技と、コミカルなラブシーンで人気を博した。02年にはドラマ『ランチの女王』(フジテレビ系)で月9初主演を飾る。ランチをこよなく愛するヒロインと四兄弟の恋模様を描いたラブコメディで、イケメンたちとの恋路や、作中でオムライスを食べるシーンなどのかわいらしさが視聴者の心をつかんだ。昨年本誌がアンケートを行った「竹内結子の好きな出演作品ランキング」でも1位に輝き、《当時ボーイッシュな見た目でこんなにかわいい人がいるなんてと衝撃を受けました》など多くのコメントが寄せられた。■映画界でも、地位を確固たるものにその演技力は、ドラマだけでなく、映画でも存在感を示していく。03年に出演した映画『黄泉がえり』は、感動が口コミで広がり、当初3週間だった公開予定が3か月以上のロングランに。観客動員数は230万人を記録するなど大ヒット作品に。『黄泉がえり』を皮切りに、『いま、会いにゆきます』『春の雪』と04年から3年連続で日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞。日本を代表する女優として地位を不動のものにした。05年6月には、『いま、会いにゆきます』で共演した中村獅童(49)と半年間の交際期間を経て25歳で結婚。同年11月には第1子となる男児を出産したが、08年に離婚した。■「強くてかっこいい」女性を好演00年代のかわいらしいヒロイン路線から一転、強くてかっこいい女性像を確立したのが10年から放送されたドラマ『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)だ。竹内さんは男性刑事たちを率いる警視庁捜査一課の主任刑事を演じ、その気迫に満ちた、キレのある演技が注目を集めた。スペシャルドラマから始まり、連ドラ、映画化されるなど、長期にわたって主人公を演じ続けた。また、18年のドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』(Hulu×HBO Asia)では女性版シャーロックを、ワトソン役の貫地谷しほり(35)と好演。日本以外の19カ国でも配信され、世界的にも評価された。19年、38歳のときに俳優の中林大樹(36)と再婚。20年1月には第2子となる男児を出産した。プライベートも充実するなか、19年に公開された映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』では香港マフィアの女帝を演じる詐欺師を熱演。この出演は、主演の長澤まさみ(34)が『黄泉がえり』で竹内さんと初共演して以来18年間憧れ続け、映画化が決まった際に再共演を熱望したからだったという。冷酷非道な女帝の演技は観客を騙し切り、魅了した。翌年の『コンフィデンスマンJP-プリンセス編-』にも出演し、第1弾に引き続き好評を博したが、本作が竹内さんの遺作となってしまった。享年40だった。気さくな性格と多岐にわたる演技で、多くの視聴者や共演者から愛された竹内さん。彼女が放った輝きはこれからも消えることはない――。
2021年09月27日竹内アンナが新曲「ICE CREAM.」を8月8日に配信リリースすることが決定した。10カ月ぶりの新曲となる今作は、自身最大の魅力である歌声がフィーチャーされた今まで以上にキュートな仕上がりの楽曲となっている。合わせて公式YouTubeチャンネルではMusic Videoのティザーが公開され、今までの黒髪ポニーテールのイメージから一新した夏の爽快感あふれる“新しい竹内アンナ”を披露している。なお本楽曲がリリースされる8月8日は竹内のデビュー3周年記念日。当日は過去の配信ライブやスペシャルコンテンツの公開、オンラインミニライブなど記念日を盛り上げる企画も予定されている。■竹内アンナ コメント完成した瞬間「わたし、過去イチかわいい曲を作ってしまったわ」と素直に思いました。夏の日差しや想い出の夜に寄り添うように「ICE CREAM.」が今年の夏、みんなの記憶になってくれたら嬉しいです。そしてリリース日の8月8日はわたしがデビューしてちょうど3年目になります。素敵な企画を準備しているのでぜひ楽しみに待っててね。<リリース情報>Digital Single「ICE CREAM.」8月8日配信リリース「ICE CREAM.」配信ジャケット作詞・作曲:竹内アンナ編曲:SHU INUI■ANNA TAKEUCHI 3rd Anniversary -ICE CREAM DAYS-8月8日(日) 詳細後日発表<ライブ情報>TMC week 2021 ~TOKYO MUSIC CRUISE Spin-Off~8月14日(土) ザ・プリンス パークタワー東京 ボールルーム開場 12:00 / 開演 13:00出演:Original Love / 竹内アンナ(問)キョードー東京 Music Night out - 5th Anniversary LIVE8月27日(金) ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 Sky Gallery Lounge Levita(35F)18:00~20:00(ライブは19:00~19:40)(問)ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町<ツアー情報>竹内アンナ弾き語り TOUR 2021 atELIER -アトリエ-10月1日(金) 大阪市中央公会堂 中集会室開場 18:30 / 開演19:00(問)キョードーインフォメーション:0570-200-88810月2日(土) 東京 自由学園 明日館昼公演:開場 14:00 / 開演 14:30夜公演:開場 17:00 / 開演 17:30(問)HOT STUFF PROMOTION:03-5720-999910月16日(土) 名古屋 千種文化小劇場開場 13:00 / 開演13:30(問)サンデーフォークプロモーション:052-320-9100関連リンク竹内アンナ 公式サイト:竹内アンナ YouTube:竹内アンナ Twitter:竹内アンナ Instagram:竹内アンナ LINE:
2021年08月01日お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二、女優の芦田愛菜らが28日、都内で行われたハリウッド映画『ゴジラvsコング』(7月2日公開)ジャパンプレミアイベントに出席した。本作は、『GODZILLA ゴジラ』(2014)より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』と『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの第4弾。2大モンスターの“破壊神”ゴジラと“守護神”コングが激突する。この日のイベントには、本作でハリウッドデビューを飾った小栗旬、日本語吹替版で声優を務めた芦田愛菜、田中裕二、尾上松也、笠井信輔が出席した。芦田は、前作に引き続き、ゴジラを信じてゴジラを追い続ける高校生マディソン・ラッセル(ビリー・ボビー・ブラウン)役を担当。田中は、マディソンの親友でハイテクヲタクの高校生ジョシュ・ヴァレンタイン(ジュリアン・デニソン)役を演じた。田中は「愛菜ちゃんが高校2年生、17歳。僕56歳なんですけど、同級生役と聞いて、40歳違う、下手すりゃ孫くらい。こんなことがあるんですね」と驚いた様子。「身長的には今ちょうど同級生くらいだと思うんですけど」と話して笑いを誘った。そして、「子供の頃からゴジラが大好きだったので。まさかこんなすごい作品に参加させていただけるとは、とてもうれしく思っています」と喜び、「生まれて初めて映画館で映画をみたのが『ゴジラ』のシリーズ。映画館に父親と行って見た。それ以来、『ゴジラ』が大好きで、時を経てこういう形に。そう考えると本当に感慨深いです」としみじみと語った。
2021年06月28日世の中の進歩や変化に伴って、私たちの“仕事のあり方”は近年大きく変わりつつあります。これからの働き方についてSHOWROOM社長の前田裕二さんと安田顕さんの対談で考えてみました。仕事はなぜ必要なのか。働くのはなんのため?安田:自分にとって仕事とは何かをあまり考えたことはなくて、「なんか好きなんだよね」で終わっちゃってるんですけど…。でもどんな業種であっても、お金をいただくには、それが何かしら社会に貢献している必要があって、それは人様に何かしらの満足を提供するってことだと思うんです。僕の場合、それが人の心を動かすとか、何かしら豊かになってもらうってことで。それを自分なりに頑張って提供することで仕事になっているのかなと。前田:まさにそれが仕事の本質だと思います。僕は仕事には2つのフェーズがあると思っています。まずは、生きていくために必要なお金を稼ぐために働く、という段階がひとつめ。一般的に、最初の仕事の目的ってここだと思うんですよね。僕も大学生の時など、自分の学費など、生きていくために必要なお金を捻出するために働くという感覚がありました。でも、仕事をガムシャラにやっていくと、次第に能力が上がって、当然ながら、「人や社会に求められる度合い」が増していくんですよね。そうなってくると、今度は仕事の目的に、第一段階の「稼ぐ」という機能的な側面だけじゃなく、「必要とされる」という精神的な側面が見えてくる。仕事を通じて“誰かの役に立てている”という精神的な充足への比重が大きくなってくるというか。これが“機能”から“意味”の段階に移ったっていうことで、もっと言うと目的が“利己”から“利他”に移ったということでもある。安田:僕の場合、自分で言うのもですけれど、比較的恵まれた環境だったこともあって、どちらかというと仕事に関しても人様に譲るようなところがあったんです。でもある時、この世界で生きていくには“コンチクショー”の精神も必要なんだってことに気づいて。でも、そうやって自分主軸で生きていくと、ある段階から「自分を広げるためには人様の支えが必要なんだ」ってことがわかってくる。まあ、それに気づいたのは最近なんですけど。前田:なるほど。確かに、自分の中の悔しさなど、自分がどう思うかという感情も重要ですよね。つまり仕事というのは、コンチクショー負けたくねぇ、というある種の“利己”と、誰かの力になりたいという“利他”、この2つの掛け算によって成り立っているものなのかもしれませんね。人によってグラデーションがありつつも。前田裕二さん起業家。外資系投資銀行などを経て、2015年に株式会社SHOWROOMを設立。そのビジネス哲学は広く支持され『メモの魔力』など著書も多数。やすだ・けん1973年12 月8日生まれ、北海道室蘭市出身。放送予定のドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレ東)に出演。主演映画『ハザードランプ』が2022年公開予定。ジャケット¥44,000シャツ¥26,400パンツ¥40,400(以上ブラームス/ワンダリズム TEL:03・6805・3086)靴¥52,800(サンダース/グラストンベリーショールーム TEL:03・6231・0213)スカーフ¥19,800(ア ピース オブ シック/グラストンベリーショールーム)時計¥52,800(ツェッペリン/ウエニ貿易 TEL:03・5815・3277)※『anan』2021年5月19日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・村留利弘(Yolken/安田さん)ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken/安田さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月12日竹内涼真の初舞台にして主演作となる、ミュージカル『17 AGAIN』。この振付を手がけ、竹内と伴走するようにダンスレッスンを繰り広げてきたのが、ダンサー・コレオグラファーのAKIHITO(ENcounterENgravers)だ。開幕を約1ヵ月後に控えたタイミングで、AKIHITOの目から見た竹内の魅力や、クリエーションの舞台裏を聞かせてもらった。ダンスレッスンを通じて感じた「竹内涼真は根っからのパフォーマー」──初舞台にして主演を務める竹内涼真さんの“歌って踊れる”ミュージカルスターとしての魅力を、AKIHITOさんはどんなところに感じていらっしゃいますか?半年間ずっと涼真くんにレッスンしながら一緒に踊ってきました。彼って本当に“突破力”があるんですよ! 表現者が目指すべき境地でもあると思うんですが、練習でどんなにカッコ悪くても本番でバシッと決められたらそれでいいのかなって。レッスン中に解決できないこと、たくさんありますよ? 時に「できねえ無理!」って叫ぶこともあるけど、最後の最後はちゃんとカッコよく決めて終わる。誰かに見せる……つまり本番に対しての嗅覚が鋭いというか、腹のくくり方・肝の据わり方がハンパない。根っからのパフォーマーだと感じました。──竹内さんの、ミュージカルスターとしての独自性はどこにあるんでしょう?彼がもともと持っている素質かもしれませんが、思考する力がすごくある方ですよね。たとえばダンスの振付をひとつお渡ししたら、じーっと考え込んで「どうやって見せたら映えるかな」ってレベルまで自動的に掘り下げる。指示待ちじゃなくて「観客に届けるには」って視点から「こう見せるなら、こう動いた方がよいのでは?」ってプラスアルファの提案もできるんです。だから、ご自身の中で腑に落ちればとことん突き抜けられるんだろうなって。その思考に体が追いつけば無敵ですよ!作品の持つフレッシュさを、現代的なストリートダンスに乗せる──ミュージカル『17 AGAIN』上演のお話が持ち上がって、振付・コレオグラファーとしてAKIHITOさんに白羽の矢が立ったのはどういった経緯だったのでしょうか?プロデューサーの吉永千紘さんからオファーいただきました。振付師のコンテストで、ダンスチーム(ENcounterENgravers)として活動している僕らを初めて評価してくださったのが、吉永さんだったんです。僕の振付で作品の世界観が伝わりやすくなるのであれば……と二つ返事でお引き受けしました!──ご自身が辿ってきたキャリアの、どんな点を期待されていると考えていらっしゃいますか?僕、ストリートダンスにどっぷり浸かってきた人間なんですね。なので『17 AGAIN』という作品が持つ“フレッシュ”な要素を、現代的なダンスに乗せることが求められているのかな……と感じています。横浜流星さんが主演された舞台『ダンガンロンパ2』やミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(いずれも2017年)など最近は演劇作品の振付もやらせていただいたので、その経験とうまく融合させることも必要なのかなって。バレエやジャズダンスが主流のミュージカル作品にストリートダンスを取り入れることは珍しいので、「その色全開でよければ……」という控えめな姿勢です(笑)──『ダンガンロンパ2』の現場に臨まれていた時のインタビューで、AKIHITOさんは「セリフや物語……強いては作品の世界観をしっかり表現するために振付することが大切」とおっしゃっていました。ではAKIHITOさんは『17 AGAIN』が放つテーマやメッセージをどのように捉えて、何を心がけながら振付していらっしゃるのでしょうか?僕は演出でなく“振付”なので、根底に横たわるテーマやメッセージはあえて掘り下げないでおこうかなって。そういったことを考える、演出・谷賢一さんのご意向に添いたいと思っています。僕が演出の観点で掘り下げすぎてしまったら「ここで普通、こんな動きにならんよな」と不自然な振付になってしまうかもしれない。ダンスとしての目新しさも無くなってしまう気がして、あえてライトな感覚で振付しています。──演出の谷さんと、振付を通じてどんなクリエーションを繰り広げていらっしゃいますか?曲の振付に入る前に「こんな風に見せたい」というイメージを谷さんから頂戴し、それを僕なりに噛み砕いて形にしていきます。提案して、谷さんからコメントをもらってブラッシュアップしていく……の繰り返し。その中で自分の役割は、この作品に“フレッシュさ”をもたらし続けることかな、と。バスケットボールを使ったダンス表現の必然性──“フレッシュさ”がダンス面に表れた、具体的なシーンをご紹介いただけますか?冒頭に設けられたバスケットの試合シーンは、谷さんから「ここでは試合を展開して欲しい」「ここは登場人物の関係性を見せて欲しい」「クライマックスでダンスを存分に」というオーダーをいただきました。最初にして、いちばん打ち合わせが少ない楽曲だったような。──最初のすり合わせが肝心な気もしますが、どうして?演目を左右するナンバーだからこそ、あえて託してもらったのかな……と。僕が“フレッシュさ”をどこまで的確に捉えて形にできるか、腕試しさせてもらったような感覚です。──谷さんのオーダーに、AKIHITOさんはどう応えていったのでしょうか?このシーンは、涼真くん演じる主人公マイクが「バスケットボールのスター選手である」ことを観客の皆さんにしっかり伝えなければいけません。その説得力を出すために、実物のボールを使ったダンス表現を考えました。キャストは楽曲のリズムに合わせてボールを弾ませながら、試合を展開していきます。その中で歌にお芝居、最後にはダンスシーンを繰り広げていく。──ステージ映えしそうなシーンですね! 一方でボールを扱うのはリスクもあると思いますが、実物を用いる狙いは?単にボールを持って踊ればいいってわけではないんですよね。涼真くんのパフォーマンスが「バスケットのスター選手」に見えるように。そのために実物のボールを使います。いつも「このタイミングで踊る理由」というか、ダンスの“必然性”を掘り下げながら振付しているんですけど。開幕初日にその意図がお客さんにしっかり伝わるか、今はワクワクよりドキドキの方が強いかもしれません。マイクの同級生になったつもりで手拍子を──製作発表で竹内さんがアンサンブルキャストとダンスを展開した「#BRANDNEWDAY」は明るくノリノリのナンバーでした。お客さんに何を感じ取ってもらいたいと考えて振付されたのでしょうか?これはマイクが若返った直後に繰り広げられる楽曲ですね。容姿やバスケットボールの才能など彼が持っている周りの人を惹きつける魅力が、どんどん人の噂になっていく様子を歌ったナンバーというか。イケてた17歳に戻ったマイクがいきなりモテだして、周囲からキャーキャー言われる。──「#イケメン転校してきた」と頭に“#(ハッシュタグ)”をつけてSNSで拡散されるような?そうです!まさに「ハッシュタグってキーワードがポイントになりそうだな」と楽曲タイトルから連想して、「ハッシュタグ」と歌っている箇所で観客の皆さんが手拍子できるように振付しました。このナンバー自体も爽やかでハッピーな曲調でしたし、お客さんもマイクの同級生になったつもりで“参加”してもらいたいなって。前向きなメッセージを自然に受け取って──AKIHITOさんご自身は『17 AGAIN』という作品の魅力をどのように受け止めていらっしゃいますか?とてもハッピーな作品です。一度どん底を味わった主人公が、どんな風に人生をやり直していくのか。自分の生き方を貫いて、まっすぐ生きるとはどういうことか──。その問いかけに応えようともがくマイクを見届けるうちに、観客の皆さんも前向きなメッセージを受け取れる気がしますね。──最後に、ダンス面での見どころを教えてください。ダンスを見てもらうというより、作品の世界観にどっぷり浸かってもらいたいですね。お客さんがナチュラルに劇世界へ入り込めるような振付にしているので、むしろ「ダンスを感じてもらえない方が嬉しい」くらい。お客さんに「なんか始まったな」と思われてしまったら、キャラクターに不自然な動きをつけていることになる。そんなわけないけど、「あれ、この演目ダンスあったかな?」って感じさせることができたら僕の勝ちだな、と密かに思っています。この『17 AGAIN』におけるダンスは、歌とお芝居に自然と溶け込んでいるような存在であって欲しい。そう願いながら、稽古場で日々創作し続けています。取材・文:岡山朋代撮影:源賀津己★『17 AGAIN』連続インタビュー第3弾(5月7日公開予定)は、翻訳・演出の谷賢一さんが登場!公演グッズプレゼントもあります! ぜひチェックしてください。公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物 Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年04月30日中田裕二が4月17日、東京・LINE CUBE SHIBUYAでソロ活動10周年を記念したワンマンライブ『YUJI NAKADA 10TH ANNIVERSARY SPECIAL LIVE “ALL THE TWILIGHT WANDERERS”』を開催した。エリック・クラプトン、クリス・アイザック等、男性シンガーソングライターの名曲群がSEとして流れる中、ふらりとステージに現れたこの日の主役は、おもむろにアコースティックギターを手に取り、東日本大震災を契機に書き下ろし、ソロとしての出発点となった「ひかりのまち」からライブをスタート。艶やかな歌声が広いホールいっぱいに豊潤に響きわたるさまに沸き上がる大きな拍手に、「ありがとう、うれしい。日本一の黄昏野郎、中田裕二でございます(笑)。本日めでたく40歳を迎えました。今日は誕生日ということもありますし、ソロ10周年記念のライブでもあります。今日は素晴らしいミュージシャンの方々と、同窓会みたいな感じでセッションを楽しもうと思います!」と挨拶し、早速、朝倉真司(Per / ヨシンバ)と8年ぶりの共演となるYANCY(Key)を呼び込む。ソロの初期に行われていたツアー『SONG COMPOSITE』の編成で、その再会を喜びながら「リバースのカード」「ベール」と1stアルバム『école de romantisme』からの楽曲をアップデートし魅せていく。そして、ミュージシャンとして多くのことを学び影響を受けたと認める奥野真哉(Key / ソウル・フラワー・ユニオン)が「久しぶりだな中田裕二!待ってたぜ~40歳おめでとう!」と現れるや、全編ラップ調の「ランナー」、情熱的なギターのカッティングが印象的な「幻を突き止めて」と一転、ソロ後期の7thアルバム『Sanctuary』からの楽曲を演奏するなど、3月にリリースされたキャリア初のベストアルバム『TWILIGHT WANDERERS -BEST OF YUJI NAKADA 2011-2020-』の収録曲より、めくるめく中田裕二の世界を展開するセットリストだ。「楽屋がすごいですよ、仮面ライダーの最終回とかに全員出てくる状態よ(笑)」と早くも奥野がMCを乗っ取れば、「10年ちゃんと一筆書きでやってくれたから、こういうことがある」と朝倉。奥野がアレンジを手掛けた中田裕二の代表曲の1曲と言える「薄紅」では、美しいピアノの音色と和と哀愁に満ちたメロディに、会場中のオーディエンスがグッと息を呑む。「ロン毛です。素敵な歌声、横で聴かせていただきました。久しぶりに「薄紅」を聴いたんですが、良い曲ですね」と、ここでカトウタロウ(G, Cho)が登場するなり総合司会ばりの立ち振る舞いで場を沸かせ(実際はこの10倍しゃべってます)、トリオ編成から千ヶ崎学(B)、小松シゲル(Dr / NONA REEVES)、平泉光司(G,Cho / COUCH、benzo)、sugarbeans(Key)によるバンドセットへと移行。腰にくるグルーヴが心地いい「正体」を皮切りに、「en nui」「Deeper」とメロウなミドルナンバーを連発。ファンク、ソウル、R&B…etcと、この10年の中田裕二の音楽的変遷とそこから抽出されたオリジナリティに聴き惚れるような珠玉の楽曲が続く。そして、平泉、カトウ、小松が残り、八橋義幸(G / The Uranus、Yoshiyuki & Megumi)、隅倉弘至(B / 初恋の嵐)、トオミ ヨウ(Key)を迎えた布陣で、トオミのアレンジによる浮遊感漂うエレクトロポップ「ロータス」、中田流ダンディズムにシビれる「DOUBLE STANDARD」と立て続けに披露していく。追及して音楽をやれるのは幸せなこと「演奏しててすごく楽しいです。没入できるというか。ソロで10年間、いろんなアプローチでやってきましたけど悩むことも多くて、自分だけの居場所を、自分にしかやれない音楽を求め続けて、時流とか自分の精神状態の複雑な絡み合いでいろんな曲ができていくんですけど、これを作ったことで自分が救われたというか、僕はこういう表現がやりたかったんだという…黄昏感のある、大人が味わえるようなどっしりした音楽をやりたいと思い続けて、ある日突然開眼した…そういう曲を聴いてください」近年の中田裕二のスタンスと音楽性を確立した「海猫」をじっくりと聴かせたところで、前半戦は終了。15分の換気休憩を経た後半戦は、新たに張替智広(Dr / キンモクセイ、HALIFANIE)、そしてsugarbeansが再び参加。コロナ禍に書かれた「君が為に」では八橋泣きのギターが冴えわたり、「IT’S SO EASY」では中田がスタンドマイクでソウルフルに歌い上げる。そのまま中田がエレキギターを手にし、八橋、平泉とのトリプルギター編成で掛け合った「ゼロ」と、凄腕のミュージシャンたちとせめぎ合いそのうまみを最大限に発揮していく、中田裕二のこの10年の楽曲群の層の厚さには感心させられる。「スタンドアップ渋谷!」と、ベストアルバムに収録された新曲「DIVERS」では総立ちの絶景に見守られながらハンドマイクで熱唱し、「いろんなフォーメーションで中田裕二の音楽を楽しんでいただいてますけど、次のチームがかなり濃い目で、ちょっと胸焼けするかもしれない(笑)。ここから飛ばして参りますんで準備はいいですか!?」と、白根賢一(Dr / GREAT3)、真船勝博(B / FLOWER FLOWER)に、奥野、朝倉、平泉、カトウの6人をバックに、「灰の夢」「STONEFLOWER」「UNDO」「ユートピア」と、ライブでも人気の高いアーバンでアグレッシブなナンバーで、一気に会場の熱量を引き上げる。「音楽的にも人間的にも素晴らしい人たちと、しかも追及して音楽をやれるというのは幸せなことだと痛感します。今日は大変な状況の中、こんなに集まってくれてうれしいです、本当にありがとう!最後は僕の代表曲というか…やっぱり渋谷の夜はこの曲でシメたいなと思います」最後は中田裕二が傾倒し磨き上げた歌謡AORの極みとも言える「誘惑」。冒頭の中田、平泉、カトウの三声のコーラスも絶品で、先ほどのMCに大いに頷いてしまうような贅沢な時間が名残惜しく終わっていく…。が、しかし、鳴り止まない拍手に呼び戻されたアンコールでは、思いもよらない衝撃の展開が!作務衣を身にまとった3人がブルーの照明に照らされる中、聴こえてきたのは椿屋四重奏の「群青」!?そして、それを演奏しているのは中田裕二と、永田貴樹(B)、小寺良太(Dr)という紛れもない椿屋四重奏のメンバー!これまでに中田がバンド時代の楽曲をライブで演奏することはあれど、メンバーがステージに揃うことはこの10年一度もなかっただけに、オーディエンスも今、目の前で起きていることが信じられないという様相に。椿屋四重奏ここに見参!「演者紹介、低音部・永田貴樹、続きましては太鼓侍・小寺良太。そして私が歌唱部・中田裕二でございます(笑)」という何とも懐かしい自己紹介に、ステージ上で思わず笑みがこぼれるメンバー。「椿屋四重奏ここに見参!というわけで同窓会を。10年ぶりです。この2人が40歳のお祝いに駆けつけてくれました。かたじけない(笑)」と中田が切り出せば、他愛のないやりとりに「この感じ、久しぶりねー(笑)」と笑う小寺。そして、「どうですか10年経ちましたけど、調子はどうですか?」と中田が促せば、「元気モリモリー!」と返す永田と、当時を彷彿とさせるノリに会場も大興奮。中田が「思ったより全然変わんないな。イイ感じで四十という感じで、四重奏だけに(笑)。まぁまた再解散という感じで(笑)。次は10年後かな?それが僕らの成れの果てです」とぶち上げ、エッジィで疾走感溢れるバンドサウンドで聴かせた「成れの果て」でも、当時のトレードマークであったギターやベースを手に楽しそうに演奏する姿に、あの日の青春を垣間見る。音楽性は変われど地続きと言い続けてきた中田裕二のキャリアだけに、10年という節目に再び3人が引き寄せ合ったのもまた必然なのか。会場のどよめきがいまだに止まらない中、奥野、白根、八橋、朝倉、平泉、隅倉、カトウ、真船、sugarbeansが再登場し、そこに着替えを終えた永田、小寺、そして中田裕二が帰還。イントロの合間にサプライズで「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」が差し込まれた粋な流れには、中田も「リハでやってなかったじゃんこれ!最高です」と思わず照れ笑い。「今日はそうそうたるスーパー黄昏ミュージシャンと演奏できたことがうれしいし、ものすごく思い出に残りました。本当に10年間いろいろお世話になりました、ありがとうございます!そしてみんなも、ずっとついてきてくれて感謝します!最高のTWILIGHT WANDERERS、それでは皆さんでこの渋谷の夜に飛んでいきましょう。アー・ユー・レディ!?」中田裕二のライブでは欠かせない鉄板の「MIDNIGHT FLYER」では、総勢12名という大所帯によるド迫力のサウンドにクラップ&ウェーブが巻き起こる大盛り上がり!この多幸感しかない光景は、決して一朝一夕で生まれたものではなく、中田裕二が出会ってきた人々と縁が導いた宝物と言えるだろう。「目標を勝ち取るとか、数字的な結果を出すとか、そういう気持ちで20代はいました。今思うのは、こうやって最高のミュージシャンと演奏ができて、最高の皆さんの前で歌えて、これが続けられること、自分のやりたい音楽を追求してこれたこと、これこそが正解かなと思います。人生、目に見える結果が全てじゃないと思います。今をどう納得して人生を楽しんでいるか、苦しみさえも面白がれてるか、それを繰り返せば、いつか何かつかめるものがあるのかなと。大変な日々が続きますけど、いつでも僕の音楽は皆さんのそばにあります。今夜はどうもありがとうございました。親愛なる我が、黄昏のさまよい人たちに捧げます」最後の最後はアコースティックギター1本で、ベストアルバムに冠されたタイトルであり、この10年の感謝を込めた新曲「TWILIGHT WANDERERS」を切々と届け、ステージの端から端までを巡り、深く頭を下げる。満場の拍手に見送られ、自らのたどった人生を音楽にした全25曲を歌い切った中田裕二が、「ここからもやりたいようにやります、よろしく!」と、次の10年へと向かいステージを後にした。取材・文:奥“ボウイ”昌史撮影:笹原清明
2021年04月18日坂元裕二 朗読劇2021 「忘れえぬ忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」が4月13日(火)に開幕した。6組の男女が3つの作品の朗読をする本作で、初日の高橋一生×酒井若菜ペアによる「忘れえぬ忘れえぬ」の公演をレポートする。本作は、映画『花束みたいな恋をした』やドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』などの脚本で知られ、これまで芸術選奨新人賞や向田邦子賞など数々の賞を受賞している脚本家・坂元裕二が脚本・演出を手がける朗読劇。2012年から始まり、今回は高橋一生×酒井若菜、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、千葉雄大×芳根京子、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳というペアが出演。これまでも上演されてきた「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」と、書き下ろしの新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の3作が上演される。朗読は、高橋の「おい、おまえ」という乱暴な言葉から始まった。それぞれ一人掛けのソファーに座り朗読する、シンプルな舞台。新作「忘れえぬ 忘れえぬ」は、11歳の夏に出会った最里(もり/高橋)と木生(きお/酒井)の数年間を描いていくストーリーだ。粗暴でガタガタした高橋の語り口と、明晰でツヤツヤした酒井の語り口。ギャップのあるふたりの朗読を聴いているうちに、彼らがどんな人物か、彼らがいる場所の様子、そこから見える景色、気温、光などがむくむくとカタチをもちはじめ、世界が彩られていくような感覚が得られた。どちらかというと淡々とした読み方だが、不思議なほど豊かで、そこに書かれている文字が漢字なのか平仮名なのかまで感じ取れてしまうほどであった。「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」とはテイストが違い、けれど坂元裕二の書く言葉や物語の魅了を存分に堪能できる脚本は、同い年の最里と木生の、11歳の夏、12歳の夏、13歳の夏……というふうに1年ごとの夏が描かれる。ストーリーの中にはふたりが持つやさしさ、残酷さ、純粋さ、だけでなく、家庭環境のギャップなどもきっちりと描かれており、その物語は、受け取る人によってさまざまに感じるだろう。一作観ると、この作品を他のペアがどう朗読するのか、このペアが他の作品をどう朗読するのかと、興味がどんどん膨らんでいく。朗読劇の楽しさをたっぷりと堪能できる公演だった。東京公演は4月25日(日)までよみうり大手町ホールにて。その後、4月28日(水)から5月2日(日)まで大阪・松下IMPホール、5月7日(金)・8日(土)に札幌・道新ホールにて上演。取材・文中川實穂
2021年04月16日人気脚本家、坂元裕二の作・演出による 「坂元裕二朗読劇 2021」が、4月13日に東京・よみうり大手町ホールにて開幕。初回公演となった高橋一生×酒井若菜の「忘れえぬ 忘れえぬ」のオフィシャルレポートが到着した。この春スタートしたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をはじめ、『カルテット』や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画『花束みたいな恋をした』などのヒットで知られる脚本家の坂元が作・演出を手掛ける「坂元裕二 朗読劇 2021」。今回は、過去にさまざまなキャストが演じてきた「カラシニコフ不倫海峡」「不帰の初恋、海老名 SA」の2作に、本公演のために書き下ろされた「忘れえぬ 忘れえぬ」を追加し、1公演につき3つの物語から1つを上演する。高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳の6組が読み手となることも話題の本公演が、4月13日によみうり大手町ホールで幕を開けた。初回は、高橋と酒井による「忘れえぬ 忘れえぬ」を上演。問題を抱える少年の最里(もり)と少女の木生(きお)が、とある場所で出会い、いくつかの夏を越えていく様子を描いた作品で、彼らを取り巻く環境や登場人物の雰囲気は、そのやりとりから知ることとなる。時間が経つにつれてキャラクターの輪郭がくっきりと浮き出て、彩度があがっていくような物語を、ステージ上で台本を手にした高橋と酒井が、純粋かつ巧みに演じていく。さまざまな出来事を通じて起こるふたりの変化や成長を声だけ伝えることで、聞き手の想像を掻き立て、ラストへと繋いでいく姿が印象的だった。主人公である最里と木生は舞台の上のふたりが紡ぐ言葉によって誕生し、1時間半をかけて進んでいくが、演じる役者によってその印象はがらりと変わっていくだろう。そこが「坂元裕二 朗読劇 2021」の面白さであり、奥の深さなのだと改めて感じずにはいられなかった。東京・よみうり大手町ホールでは、4月25日(日)までの期間中に全6組のキャストが日ごとに出演。続く4月28日(水)~5月2日(日)の大阪・松下 IMP ホールには風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花が、5月7日(金)と8日(土)の北海道・道新ホールには、風間俊介×松岡茉優が登場する。東京公演は現在上演中。大阪、札幌のチケットの情報はオフィシャルサイトで確認してほしい。【公演情報】『坂元裕二 朗読劇 2021「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』出演:高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳(出演日順)●東京公演公演期間:2021年4月13日(火)~25日(日)会場:よみうり大手町ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:3月28日(日) 10:00~主催:フジテレビジョン / MA パブリッシング / サンライズプロモーション東京お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)●大阪公演公演期間:2021年4月28日(水)~5月2日(日)会場:松下IMP ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月10日(土) 10:00~主催:関西テレビ放送 / サンライズプロモーション東京運営協力:キョードー大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00~16:00)●札幌公演公演期間:2021年5月7日(金)~5月8日(土)会場:道新ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月15日(木) 10:00~主催:道新文化事業社 / 道新スポーツ / エフエム北海道お問合せ:道新プレイガイド 0570-00-3871(月~土 10:00~17:00)公式サイト:
2021年04月15日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが、くも膜下出血と脳梗塞で救急搬送されました。その後、大事を取って1か月間、休養していた田中さん。同年2月21日に、『爆笑問題』がMCを務める情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、元気な姿を見せました。田中裕二、元気な姿で1か月ぶりの復帰頭の痛みについて聞かれると、「相方である太田光のツッコミのほうが痛い時があった」と笑いを誘う場面も。救急搬送までの状況や、頭の痛みについて明かしました。たまに頭痛いことあるじゃないですか。僕もたまに偏頭痛じゃないですけど、頭痛いんですけどそういう経験値とは違う種類だと分かったんですよ。言葉にすると難しいんですけど、急にぐにゃんと痛くなった。殴られたようではなく、グインって引っ張られるように来たんですよ。これってなんか変だな。あんまり経験した痛みじゃないなと。いろんな人の話を思い出すじゃない。それで、「痛い痛い」ってなって痛み止め飲もうかなと思ったんですけど、「これそのレベルじゃなさそうだな」と。この辺(頭の右側)が痛くなって「どうしよう、俗にいう脳の病気とかのたまに聞くやつかな」と。その時夜中2時なので、今から家族起こして救急車だなんだってどうかと思ったんですけど、(痛みで)寝られるわけないなと思ったんですよ。大事を取っていったほうがいいと思って。サンデー・ジャポンーより引用その後、救急車で運ばれた田中さん。しかし、ところどころの記憶しかないといいます。幸い、緊急手術などの処置には至らず、出血した量が少なく、脳梗塞も後遺症になるような場所ではなかったそうです。しかし、脳梗塞の影響で、麻痺が起きた瞬間があったのだとか。一瞬だけ、ちょっとね左の手と足が動かなくなる瞬間があった。「動かしてください」っていわれたんだけど、ちょっとどうしたらいいの分からないみたいな時は一瞬なりました。そのあと気が付いたら元に戻っていた。サンデー・ジャポンーより引用田中さんの復帰に際し、妻でタレントの山口もえさんは番組に手紙を寄せ、山本里菜アナウンサーが代読しました。療養中はの夫はというと、毎日ボーっとしておりました。特に何をするわけでもなくボーっとしておりました。けれどお仕事復帰の日が決まってからは、目がキラキラしてずいぶんと明るく元気な夫に戻ったように感じました。食欲もしっかり1日3食残さず食べております。お医者様からも血圧を上げなければ特に日常生活に問題はないとおっしゃっていただきましたので、今後も家族みんなで見守っていきたいと思います。サンデー・ジャポンーより引用ネット上では、田中さんの復帰を喜ぶ声や、体調を心配する声が寄せられています。・元気そうで何よりです。でもちょっと痩せてるのが心配。・もえさんからの手紙に感動しました。無理しすぎないでくださいね。・田中さんお帰りなさい!改めて脳の病気は怖いと思いました。同月27日に開催される『タイタンライブ』で舞台に復帰する田中さん。再び、『爆笑問題』の漫才で多くの人を楽しませてくれるでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年02月21日ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)初となるレディース複合店「ジャーナル スタンダード 表参道レディース店」が、2021年2月1日(月)より東京・表参道にオープンする。ジャーナル スタンダード"初"のレディース複合店ジャーナル スタンダードとジャーナル スタンダード レリューム(relume)の表参道店が、ブランド初となるレディースラインのみを集約させた複合店「ジャーナル スタンダード 表参道レディース店」として、ジャーナル スタンダード レリューム 表参道店跡地にリニューアルオープン。"LIT UP(最高、エモい!) JOURNAL"をコンセプトに、ジャーナル スタンダード、ジャーナル スタンダード レリューム、ジャーナル スタンダード レサージュ(L’ESSAGE)のレディースアイテムを揃える。限定イベント&アイテムまた、店舗では特別なイベントも多数開催される。2月5日(金)から2月7日(日)までの期間で行われる"new suggestion"では、第一線で活躍する様々なクリエイターのアイテムを販売。雑誌や広告の写真を手掛けるフォトグラファー・竹内裕二の写真を載せた、レリュームオリジナルのTシャツやパーカーなどを展開する。2月8日(月)から2月18日(木)までは、2019年秋冬コレクションよりスタートしたブランド・シオタ(CIOTA)の期間限定ストアが登場。生地からインスピレーションを得て作り上げた、シンプルなシオタのデニムパンツなどが幅広いラインナップで揃う。さらに、ジュエリーブランド・ソワリー(Soierie)の期間限定ストアも2月19日(金)から2月21日(日)までオープンする。デザイナーが特別に製作したアソートチェーンアイテムを限定展開するほか、ビンテージコインのカスタムオーダーイベントも行われる。別注バッグやアウターもまた、店内では、L.L.ビーン(L.L.Bean)の代表的なバッグ「ボート・アンド・トート」の別注トートバッグや、バブアー(Barbour)の別注ジャケット「BIG SPEY exclusive」なども取り揃える。【詳細】「ジャーナル スタンダード 表参道レディース店」オープンオープン日:2021年2月1日(月)住所:東京都渋谷区神宮前4-26-18TEL:03-6438-0401営業時間:11:00~20:00■イベント・"new suggestion"開催期間:2月5日(金)~2月7日(日)・シオタ 期間限定ストア開催期間:2月8日(月)~2月18日(木)・ソワリー 期間限定ストア&コインセレクトオーダーイベント開催期間:2月19日(金)~2月21日(日)■展開アイテム例・L.L.ビーンバッグ(ジャーナル スタンダード別注)価格:ラージ 12,000円+税、ラージ ウィズ チャーム 13,000円+税、ミディアム 10,900円+税・「BIG SPEY exclusive」価格:38,000円+税・「BARGHLEY exclusive」価格:42,000円+税■リニューアルオープン記念リニューアルオープン記念として商品を購入した人に、アーティスト・Lee Izumidaのイラストをプリントした限定ショッパーとステッカーをプレゼント。※数に限りがある
2021年02月04日映画『花束みたいな恋をした』の公開初日イベントが行われ、TOHOシネマズ六本木にW主演の菅田将暉、有村架純、土井裕泰監督、さらに脚本の坂元裕二が本作のイベントに初登壇。その模様は北海道から沖縄まで全国321館に生配信された。本作が無事に公開され、「今日はこの映画の生みでもある、坂元さんも駆けつけてくれて本当に嬉しいです」と土井監督が述べると、「普段、イベントなどなかなか駆け付けることがないもんですから、うまく駆け付けられるか心配でしたが(笑)皆さんも駆けつけてくださってありがとうございます。どうぞ宜しくお願い致します」と坂元さんが挨拶。また、生配信のカメラに向かって「こんにちは、菅田将暉です!ここはちょっと暑いですが、皆さんの劇場はどうでしょうか?」(菅田さん)、「有村架純です、やっほー!東京の会場にいらっしゃれない方も見てくださっているかと思いますが、気持ちは一つです!」(有村さん)とW主演の2人が各地域のファンに呼びかけた。有村架純「役名が“麦”と“絹”になっていて、物凄く好きな名前」まず「自身が関わっているものなので恥ずかしいですが、素直に染みて、少し泣きました。俳優さんが演じた時点で自分が書いたことは忘れてしまって、麦くんと絹ちゃんの姿を見ている一人として感動しました」と、坂元さんが語る。「菅田くんと初めて会ったのは5年くらい前なんですが、3年くらい前にとあるところでお会いして、『またお仕事したいんだよね』と話をしたら、菅田くんが『ラブストーリーがしたい』と言ってくださったんです。そのときの想いが果たせて感無量です」と本作の誕生秘話も。菅田さんは「坂元さんが脚本をされているTVドラマを観てきた世代ですし、ラブストーリーを今のうちにやらなきゃな、やりたいなという気持ちがあったんです」と当時を振り返ってコメント。有村さんも坂元さんの感想に「すごく嬉しいです。試写の際も坂元さんが『とっても良かったじゃないですか』と感想を言ってくださって、胸を撫でおろしました」と安堵の表情。「映画にすると3時間半ほどの長い脚本を一番初めに頂いて、そこからブラッシュアップして今の形になった」と語る監督は、「ありふれた人たちの、ありふれた恋の話であるのは変わらず、そこに障害や枷があるわけでもなくて、彼らの日常を描き、その恋の始終を見つめていく。非常に難しいですがこの物語を二人が演じることが本当に楽しみでしたし、上手くいくと新しいラブストーリーになると信じていました」と手応えを見せる。菅田さんは「本当に面白かったです。実際の商品や人が沢山登場するので、リアリティもすごいなと感じました」と、初めて脚本を読んだときの感想をコメント。有村さんも「私も3時間半分の長い台本を頂いたんですが、何も引っ掛かることなく一瞬で読めちゃったことに驚きました。最初の脚本では役名が違ったんですけど、次に頂いたときには役名が“麦”と“絹”になっていて、物凄く好きな名前だなと思いました。読み進めていくと、登場人物たちがどんどんチャーミングに見えて、菅田くんとどういう日常を創り出せるだろうかという楽しみを覚えました。」とワクワクしていたそう。坂元裕二から見た2人は「多面的」&「ミステリアス」そんな脚本は坂元さんが2人の出演を想定して執筆(当て書き)したもの。「菅田くんが、有村さんがお芝居をしたときにどんな役を演じたら面白いか、どんなシチュエーションだったら面白いのかと考えながら書きました。過剰に若者とか、時代の変化とかを意識してしまうと、どうしても上から目線になってしまったりするので、今の子は違うんじゃないだろうか?など意識せず、とにかくフラットに書いています」と坂元さんは語り、若者たちの恋愛をリアルに描くこだわりを明かす。この2人の魅力について坂元さんは、「初めて映画で拝見した時から感じているんですが、菅田さんはとても多面的で矛盾したものを抱えた俳優さんだなと常々思っています。良い人な面や悪い人な面、純粋な部分やどこか擦れた部分、闇を持っていたり、光を持っていたり。二つの反するものを同時に表現できる、とても人間的なものをお持ちになった俳優さんで、唯一無二だと感じています」と語る。そして有村さんについては、「とてもミステリアスで、何を考えていらっしゃるのか分からない。その存在が世間から外れたような佇まいが演技にも感じられて、何とも言えない不思議な手品のようなお芝居で感激しています」と熱く語る。「なかなか直接お言葉を頂くことがないので、改めてそう言われると恥ずかしいですね」と有村さん。「以前、坂元さんと対談をさせていただいたときも、『有村さんのことは、一生分からないと思う』って仰っていて、このままずっと分からないままでいてほしいな、と思います」と照れくさそうにし、菅田さんも「そんなことを思ってくださっていたなんて、嬉しいですね」とシンプルに喜びを露わにした。さらに、気軽に交流できていた撮影時とは世の中の状況も大きく変わってしまったいま、本作が公開されることについて話が及ぶと、「この映画はラブストーリーであると同時に、文化やカルチャーというものが生活の中から消えていく瞬間を描いている作品でもある」と坂元さん。「それがこの1年間と重なるように感じます。この映画と同時に、『ヤクザと家族 The Family』、『名も無き世界のエンドロール』も無事公開を迎え、僕はタッグを組んでいるような気持ちです。このコロナ禍で映画が公開されて、改めて私たちにとって映画とは、カルチャーとは何なのかを考えて頂くきっかけになればいいなと思います」と、エンターテイメントへの思いを込めて熱くエール。最後にも「ヤクザと家族も見てね!」(菅田さん)、「見てくださーい!」(有村さん)と、2人も本イベントの直前に同所でイベントを行っていた『ヤクザと家族 The Family』もアピールした。また、舞台挨拶では、菅田さんと有村さんがフィルムカメラで撮影したオフショットがスクリーンに映し出され、2人はそれぞれのカットについて振り返る仲睦まじい姿も。有村さんがギターを演奏している写真は「家にギターがあるという話になって、菅田くんと一緒にやろうって話になって」「麦も絹もお互いカルチャーで共鳴していたので、僕たちもせっかく家にギターがあるなら、何か1曲弾けるようになろうよって練習したんです」と、菅田さん指導のもと有村さんは練習を重ね、クランクアップには1曲弾けるようになったことを明かしていた。『花束みたいな恋をした』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
2021年01月30日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の特別映像が28日に公開された。同作は吉田修一による同名小説の実写映画化作。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。今回公開されたのは、竹内演じる田岡の激しいアクションシーン。猛スピードで走る列車の中、スーツケースを持つ怪しげな男の後をつける田岡だが、扉の先に男が待ち伏せており、一触即発の肉弾戦となる。攻撃をしかけてくる男に果敢に挑む田岡はあらゆるものを駆使し、どうにか抑制しようとするが、追いつめられてしまう。さらにはサンドバックのように体を殴ら続け、猛スピードで走る列車から振り落とされそうになるという、絶体絶命の様子を見せる。撮影の合間に入念なリハーサルをこなし、全てスタントなしでの撮影に挑んだ竹内。本作の大瀧亮プロデューサーはこのシーンの撮影について「竹内さんは見せ場となる列車内でのアクションに向けて非常に緊張もされていましたが、鍛え上げてくださった肉体のおかげもあり重戦車のようなパワーとそれでいてしなやかなアクションを体現してくださいました。見た目にはなかなか伝わりにくいかもしれませんが、実際に動いている列車の中でのアクションなので体が左右に振られたり、足元が覚束ないという枷を背負いながらやっていらっしゃるということを認識した上で観ると、その凄さが伝わると思います」と振り返っている。
2021年01月28日《検査の結果、前大脳動脈解離による、くも膜下出血、脳梗塞と診断されました》1月20日の午前2時ごろ、自宅から救急搬送された、爆笑問題の田中裕二(56)。冒頭の所属事務所の発表によれば、現状では手術の必要はなく、1週間程度入院した後は、大事を取って1カ月ほど休養するという。「田中さんの現在のレギュラー番組は11本。この年末年始の番組収録では出番前、椅子にぐたっと座っていて疲労がたまっていると感じていました」(テレビ局関係者)田中といえば、昨年8月に、妻・山口もえ(43)とともに新型コロナウイルスに感染。3週間後に仕事復帰したが、周囲にコロナ後遺症の不安を漏らしていたという。「田中さんは、匂いがしない嗅覚異常が続いていることを気にしていました。入院する直前まで収録していたラジオ番組でも“最近、自分の言ったことや、やろうとしたことを忘れる”といった記憶障害に悩まされていることも明かしていました」(田中の知人)コロナ感染と今回のくも膜下出血・脳梗塞に関連はあるのだろうか。東京女子医科大学脳神経外科・清水俊彦客員教授はこう語る。「新型コロナも血管炎を起こすといわれており、血管の損傷によって脳血管の膜が裂け、血管乖離によるくも膜下出血と脳梗塞を起こした可能性は否定できません。ウイルス感染症の後に脳の血管にトラブルが起こることはよく知られています。コロナ感染から数カ月がたって、じわじわと血管にダメージが加わることもありえるでしょう」■専門家語るリスク高める3つの要因生活習慣による発症を指摘するのは、パークサイド脳神経外科クリニックの近藤新院長だ。「不摂生によってコレステロールが高かったり、田中さんが甘いもの好きだったことも原因かもしれません。ただ、今回は症状が軽く1週間ほどで退院できるみたいですから予後も問題なく、そうとう軽いケースだったのでしょう」田中は“お菓子王子”と呼ばれるほどスイーツ好きで、妻として山口も注意していたという。「血圧も高かった田中さんを心配し、もえさんはカロリー計算をして手料理を作っていました。田中さんのお母さんが56歳で肝炎で亡くなったこともあり、同い年になった田中さんは気にしていたそうです」(前出の知人)前出の清水教授はくも膜下出血と脳梗塞のリスクが高まる3つの要因を挙げる。「(1)血圧が高い(2)糖尿(3)高脂血症です。年齢にも関係があり、40代以上は成人病も増え、コロナ後遺症のリスクも高まるのです。対策としては、体重を増やさないこと。田中さんは少し太りすぎだと思うので、その点でも、発症しやすかったかもしれません」今回は“不幸中の幸い”だった田中。山口と子供たちのためにもダイエットに励んでみては――。「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年01月27日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんがくも膜下出血と脳梗塞と診断され、1か月の間休養することが発表されました。同月24日に『爆笑問題』がMCを務める情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)には、太田光さんだけが出演。太田さんたっての希望でお笑いコンビ『くりぃむしちゅー』の上田晋也さんが田中さんの代打を務めました。太田さんは、田中さんの病状を番組で報告。救急搬送される日の異変も明かしました。太田光、最後に田中裕二に送った言葉とは太田さんは、まず田中さんの現状を報告し、特に後遺症もなく普通の生活を送れていると話しました。結論からいうと、田中は今全然大丈夫です。普通の状態。食事も普通に食べてて、お医者さんとも会話してます。サンデー・ジャポンーより引用救急搬送される前には2人でラジオの放送をしており、そこである異変があったといいます。太田さんは「たまたまラジオで、あいつがいつもいわないといけないところを間違えたんです」と、田中さんにミスが目立ったことを気にしたようです。そこで「脳ドックに行けばいいんじゃないの?」と、田中さんに提案したものの「毎年行ってるんだよね。脳には心配ないな。多分バカなんだと思う」という話題になったのだとか。その後、夜中2時頃に、田中さんの妻でタレントの山口もえさんから連絡が来て病状が発覚。しかし、病院に着いたときはすでに治っていて血も引き、傷もふさがっていた状態だったといいます。新型コロナウイルス感染症との関連性については…同番組に出演していた、医学博士の奥仲哲弥さんは「1つ間違えれば大変だったが、今回は不幸中の幸い」と見解。また、田中さんは2020年8月に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染しているため、関連性が疑われていますが、「血管が脆弱になっていた可能性は否定できない」とコメントしました。太田さんは、田中さんが風呂あがりに発症したことを踏まえて、「正直分からない」と持論を展開。ただ、コロナの後遺症とかみなさん心配されると思うんですけど、コロナ自体がまだ分かってないので、それで田中のなった要因っていうのは何が原因かというのは正直分からないんですよ。特に冬の間というのはこういうことは増えるので、田中も風呂あがりだったということもあったり、そういう話もあるので、あんまりコロナと結びつけて必要以上に、コロナを怖がるっていうか。それはあんまり進めないほうがいいと思うね。サンデー・ジャポンーより引用コロナウイルスについては、まだ解明されてないことが多く、はっきりとした関連性は分からないのでしょう。健康第一でいることが、何よりもの予防策となるはずです。最後に太田さんは、上田さんから「番組を見ているであろう田中さんにメッセージを」と促されると…。また一緒に漫才やろうぜ。サンデー・ジャポンーより引用カメラ目線で田中さんにメッセージを送った太田さん。きっとその言葉は届くはずでしょう。番組を見ていた人たちからも、「早く漫才を見たい」といった声が寄せられていました。・相方っていいね。また漫才を見たいです。・コンビ愛が伝わってきて感動した。・太田さんの話を聞いて安心した。大丈夫そうでよかった。田中さんに後遺症などなく、再び元気な姿で爆笑問題の漫才が見られる日が楽しみですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月24日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが頭痛を訴え病院に搬送後、くも膜下出血、脳梗塞と分かりました。田中さんは、早めに異変に気付き処置をできたために、大事には至りませんでしたが、1週間の入院と1か月の休養をするそうです。所属事務所『タイタン』の代表取締役社長で、相方の太田光さんの妻である太田光代さんは同月21日にTwitterを更新。田中さんの病状について報告しています。お騒がせしております。色々と、ありがとうございます。先程、田中と電話で話せました。痛み止めの点滴に血圧を下げる投薬を受けておりますが、滑舌も良く、いつもの田中です。奥さんの手料理が恋しいことを遠回しに言いました。心配性の田中の本質が垣間見れ、これは回復していると安堵しました— 太田光代 (@ota324) January 21, 2021 田中さんは順調に回復をしているようで、滑舌もよく、妻の手料理を食べたがっていたとのこと。元気そうな様子に、ネット上でも安堵の声が相次ぎました。・ニュースを見た時は驚きしかなかったです。元気とのこと、ひとまずは安心しました。・無事でよかった。田中さんが戻って来るのを楽しみにしています。・こういう近い人からの報告を聞くと安心しますね。1日も早い回復をお祈りしています。2020年8月には新型コロナウイルス感染症に感染した田中さん。病気が続くと、心身ともにストレスや不安が積み重なってしまうこともあるでしょう。焦らずに、ゆっくり静養をしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月22日