女優の神田沙也加(31)が26日、都内で行われた「第四十三回 菊田一夫演劇賞」の授賞式に出席し、涙を浮かべながら受賞の喜びを語った。同賞は、劇作家・菊田一夫氏の功績を記念して1975年に創設。同氏の念願だった演劇界発展の一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を毎年表彰している。神田は昨年3月から4月にかけて上演されたミュージカル『キューティ・ブロンド』のエル・ウッズ役が評価されての受賞。同作は、ブロードウェイでトニー賞7部門ノミネート、ウエストエンドではオリヴィエ賞3部門を受賞した人気作で、神田は日本初演で主演という大役を担った。神田が演じたエルは、何事にも全力で挑み、持ち前のポジティブさで周囲の偏見や困難を吹き飛ばしていくキャラクター。来年2月には、再演されることが決定している。マイクの前に立った神田は、「こういう場で自分の言いたいことを簡潔にまとめるのが本当に得意ではないので、この場でお話させていただけるのは今日しかないと思いましたので」と前置きした上で事前に用意したメモを開き、2004年の初舞台『INTO THE WOODS』からの思いを語った。この日は、「菊田一夫演劇大賞」を受賞した『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』の上演関係者を代表してホリプロの最高顧問・堀威夫氏、同社の代表取締役社長・堀義貴氏、演劇賞を受賞した城田優、戸田恵子らが出席した。■授賞式のスピーチこの度はこのようなすばらしい賞をいただきまして、本当に本当にありがとうございます。初舞台から作品ごとに演出や指導してくださる先生方のおっしゃることに必死で食らいつき続けていたら、いつの間にか14年が経っていました。たった14年。尊敬する先輩方から見ると本当にひよっこですが、藁をもつかむ思いで先生方のご意見を一生懸命食らいついてきました。その間、この「菊田一夫演劇賞」を受賞する同年代を見ては本当にうらやましく思ってきました。この賞は私にとって本当に大きな1つの目標でした。やっと、誰かから決められたわけでもない「自分で選んだ大好きな道」を少しだけ誇ることができるような気がしています。それは私には自力で絶対にできないことだったので、あらためて観に来てくださったお客様、そして審査員の皆様に感謝申し上げたいと思っております。そして、日本で初演だった『キューティ・ブロンド』に惜しみない愛情と情熱と才能を注いでくださった、貸してくださったキャスト、スタッフの皆様方、そして日本で最初のエル・ウッズを任せてくださるのはたくさんの勇気をもって決断していただいたのではないかと思っております、東宝様、プロデューサー様。「神田沙也加の代表作にしましょう」と言ってくださった演出家の上田一豪様。ほかにもこの14年間導いてくださった皆様のお陰で今があり、この感謝は言葉では本当に言い表せません。これから携わる作品により誠心誠意向き合い、がんばってやっていきたいと思っております。そしてまた、14年が経ってもお話しできるように、長く役者をやっていられたらと、願わずにはいられません。お時間をいただき、すみません。今日は本当にありがとうございました。
2018年04月26日今年で20周年を迎える、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2018」の上映作品ラインナップが決定した。■世界130以上の国と地域から厳選した約250作品を上映“「Cinema Smart」~想像力で人生を発見する~”をテーマにしたアニバーサリーイヤーとなる本年は、世界130を超える国と地域から過去最高数の10,000本を超える作品応募があり、その中から厳選された約250作品を上映。日本初公開となる第90回アカデミー賞短編実写部門、および短編アニメーション部門の各受賞作品や、ジョージ・ルーカス、ジャン・リュック・ゴダール、ジャ・ジャンクー、大林宣彦など世界の名監督によるショートフィルム、俳優の斎藤工・企画&原作のクレイアニメなどが揃った。また、20周年を記念して「学生部門 supported by フェローズ」、国内の映画祭として初となるVR部門「VR SHORTS」、「ノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社」の3部門を新設。フェスティバルアンバサダーのLiLiCo登壇による日本との国交樹立150周年を記念した「スウェーデンイベント」や、河瀬直美監督登壇による次世代の若きクリエーターたちにむけた映画製作に必要な才能、将来の映像・映画製作の展望について語るイベントなど多彩なラインナップを用意。さらに、フェスティバルナビゲーターに就任した「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の公式テーマソング「FUTURE」が、4月17日より「SSFF & ASIA」オフィシャルサイトにてストリーミング視聴できる。■グランプリは次年度アカデミー賞短編部門の選考対象に上映プログラムは、部門ごとに優秀賞が決定される「コンペティション」と、国別や世の中の関心テーマごとに分けられた「スペシャルプログラム」との、大きく2つに分かれている。「コンペティション」のなかでも、インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門の3部門は「オフィシャルコンペティション」とし、それぞれの優秀賞からグランプリが決定。選ばれたグランプリ作品は、次年度の米国アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象となる。一部を除き、各部門の優秀賞・グランプリは6月17日(日)の授賞式にて発表される。■第90回アカデミー賞受賞作品が日本初公開!聴覚障がいを専門とするソーシャルワーカーと出会った、ろうあの少女リビーが、新たなコミュニケーションの方法を見つけていくアカデミー賞短編実写部門受賞作『サイレントチャイルド』、元NBAのスター選手コービー・ブライアントが製作・声の出演を務めた同・短編アニメーション部門受賞作『親愛なるバスケットボール』が日本初公開。さらに、桑畑かほるが夫マックス・ポーターと共同監督を務め、同賞にノミネートされたストップモーション・アニメ『ネガティヴ・スペース』の上映も決定。■新設「ノンフィクション部門」にはアカデミー賞受賞・辻一弘氏を追った作品も今回より、国内外のノンフィクションショートフィルムを専門に集めた「ノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社」が新設。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でゲイリー・オールドマンにアカデミー賞初受賞をもたらし、自身もメイクアップ&ヘアスタイリング賞を初受賞した辻一弘氏を追った『ヒューマン・フェイス』などを上映。■新設・圧巻の映像とストーリーを360°で体験する「VR SHORTS」「LEXUS MEETS…HIBIYA」と「六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペース」を会場に、複数のVRデバイスを設置し、世界中のVR映像の中からストーリー性も含めて高く評価できる作品が集結。ノミネート作品の内1作品を優秀賞として選出する。■【アニバーサリープログラム】SSFF&ASIA 20周年の歴史を振り返る!ジョージ・ルーカス監督や大林宣彦監督、映画界の巨匠作品が続々登場。ルーカス監督の『エレクトロニック・ラビリンス』(1966)は、人間が名前でなく4桁の数字で呼ばれている未来世界が舞台。すべての行動はコンピューター化した防犯カメラによって自動検知されている。“#0000”によって支配されたこのシステムから逃れようとする“#1138”の物語を描く。■【Cinematic Tokyo部門】東京の魅力を世界に発信「SSFF & ASIA 2013」観客賞受賞のオーストラリアの女性監督ジェネヴィエーヴ・クレイ-スミスがTOKYOを描く『シェイクスピア・イン・トーキョー』には、日本から忽那汐里、千葉真一も出演。兄の仕事に同行して初来日したダウン症のベン(ジェラルド・オドワイエー)は、途中で自分をかまってくれない兄から逃げるように、1人で東京探検に出かける。ベンはシェイクスピアの知識と、即興で描くイラスト、そして持ち前のユーモアで、出会った人々の心をつかんでいくーー。■【キッズプログラム】斎藤工が企画・原作・声優を担当したクレイアニメ斎藤工が企画・原作・声優を務めたクレイアニメ『映画の妖精 フィルとムー』は、世界の子どもたちに贈る優しい妖精の物語。廃墟で独りぼっちの映画の妖精“フィル”。そんなフィルの前に映写機が現れ、古いフィルムが流れ出す。映像の中に突如現れる映画の種“ムー”に誘われ、スクリーンの中に誘われるフィル。フィルとムーの映画の旅が始まる。■【ファッションショートプログラム】女優エル・ファニングの魅力たっぷりエル・ファニングが初めて雑誌「VOGUE」を飾ったことを記念して製作されたショートフィルム『Elle Fanning’s Fan Fantasy』(原題)を上映。彼女の名前"Fanning"をもじり、同じスペルや発音の単語(扇、ファン)と掛け合わせて作り出されるユーモアいっぱいのオシャレな世界が登場。■【シネマファイターズ】6つの新曲から生まれた『ウタモノガタリ』6つの新たな旋律から生みだされた、6人の気鋭監督による、6つの心揺さぶるショートフィルム『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project』。今回、使用される楽曲はすべて新曲で、TAKAHIRO、岩田剛典、白濱亜嵐、石井杏奈、山口乃々華、坂東希、青柳翔、山下健二郎、そして映画界を代表する俳優たちが出演。■LiLiCo登壇「スウェーデンイベント」開催!1868年に日本とスウェーデンとの間で外交関係を樹立してから150周年を迎えることを記念し、スウェーデン出身でフェスティバルアンバサダーのLiLiCoさんをゲストにトークイベントを開催。ハリウッドでも大活躍のスカルスガルド兄弟、大人気イラストレーターのスティーナ・ヴィルセン、カンヌパルムドール受賞リューベン・オストルンド監督のショートフィルムなどを上映する。「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2018」は6月4日(月)~24日(日)表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿ほか計8会場(予定)にて上映。(text:cinemacafe.net)
2018年04月18日「第14回東京蚤の市」が、2018年11月10日(土)・11日(日)の2日間、調布・東京オーヴァル京王閣にて開催される。日本全国やフランスから選りすぐった古道具店、古書店、古着屋等が集結する「東京蚤の市」。開催14回目を迎える今回も、アンティークグッズの販売だけでなく、売り切れ必須の絶品フード、ものづくりが体験出来るワークショップ、大人も子供も楽しめるライブパフォーマンスなど、盛りだくさんの内容で実施される。また、色とりどりの豆皿が並ぶ「東京豆皿市&箸置き市」、洗練された北欧の品々が一堂に会する「東京北欧市」も、史上最大のラインナップで同時開催。そのほか、子供の好奇心を刺激する「キッズ・アーケード」、地元民に愛されるお土産を集めた「おみやげ屋さん通り」、DIY好きにはたまらない「暮らしのパーツセンター」など、様々なキーワードに着目した各エリアも合わせて注目してほしい。【詳細】「第14回東京蚤の市」開催日:2018年11月10日(土)・11日(日)※雨天決行開催時間:9:00〜17:00会場:東京オーヴァル京王閣(京王閣競輪場)住所:東京都調布市多摩川4-31-1入場料:500円(小学生以下無料)【問い合わせ先】手紙社TEL:042-444-5367
2018年04月15日17歳と24歳の青年の生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた話題作『君の名前で僕を呼んで』。第90回アカデミー賞で4部門にノミネート、見事脚色賞(ジェームズ・アイヴォリー)を授賞しさらに期待高まる本作が、当初予定になかった吹き替え版上映を行うことが決定。キャストには、入野自由と津田健次郎、人気声優が参加することが分かった。入野自由、「『一度ミスをしたら終わる』くらいの緊張感」本作で数々の主演男優賞にノミネートされ、ハリウッドでいま最も注目を集めるティモシー・シャラメ演じるエリオ役を務めるのは、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の宿海仁太役や、「おそ松さん」トド松役、先日新アニメ「深夜!天才バカボン」においてバカボン役での出演も発表された入野自由。17歳のエリオを瑞々しく、そして繊細な心の揺れや痛みを切なく見事に表現している。「トレーラーを見た時点で、グッと引き込まれるような世界観だったので」と今回出演を決めた理由を明かした入野さん。収録をふり返り、「『一度ミスをしたら終わる』くらいの緊張感をもっていました。集中を切らすことなく、津田さんと一緒に空気を作っているというこのアフレコの現場は、貴重で不思議でなかなか経験することのできない空間でした」とコメント。また、「余白がものすごくたくさんある作品なので、そこを是非楽しんでいただきたいと思います」と見どころも語っている。津田健次郎、「とにかく自由くんと2人で、丁寧に」そして、アーミー・ハマー演じる24歳の大学院生オリヴァー役には、『スター・ウォーズ』のカイロ・レンや『ブラックパンサー』のキルモンガーなど、ここ最近の人気作でヴィランの日本語吹き替えを歴任する津田健次郎。今作では、現実と向き合いながらも、それでも無垢なものに惹かれ心が揺れ動くオリヴァーを演じる。津田さんは、「とにかく自由くんと2人で、丁寧にできたらと思い挑みました。細かいディテールを積み重ねて空気を作っていくというのが好きなので、自由くんの出してくれるものだとか僕の出すものだとか、そういうものが細かく溢れていくといいなと思いました」と話し、「タイトルにもなっているセリフを僕が言うのですが、これは色々な解釈ができる言葉で、自分を相手に投影したり、相手と自分を同化させたり、このセリフを聞いた皆さんが、『どういうことなんだろう!?』と感じてくれるのではないかと思います。 是非観に来てください」とメッセージを寄せている。なお、吹き替え上映は一部劇場にて。上映劇場に関しては後日、公式Webサイトにて確認して欲しい。『君の名前で僕を呼んで』は4月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:君の名前で僕を呼んで 2018年4月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2018年04月09日絶望の中、彼女がくだす決断とはー。©2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbHドイツ、ハンブルク。主人公カティヤはトルコからの移民であるヌーリと結婚。ヌーリは麻薬の売買をしていましたが、足を洗って真面目に働き、息子も生まれて幸せな家庭を築いていました。ある日、ヌーリの事務所の前で白昼に爆弾が炸裂し、ヌーリと愛息ロッコが犠牲になってしまいます。トルコ人同士の抗争が原因ではないかと警察は疑いますが、移民街を狙った人種差別主義のドイツ人によるテロであることが判明。証拠不十分、アリバイ、目撃証言無効…身を抉られるような裁判にカティヤの心の傷は深まっていきます。突然愛する家族を奪われた悲劇に、生きる気力を失いそうになりながらも、ある決断を下するのでしたー。 悲痛な感情の演技が光る ダイアン・クルーガー©2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH『イングロリアン・バスターズ』『トロイ』などのハリウッド大作に出演しつつも、ヨーロッパのアート系作品にも出演し、ワールドワイドに女優として活躍しているダイアン・クルーガーが、母国であるドイツでドイツ語の演技に初挑戦した『女は二度決断する』。ダイアン・クルーガーは本作の撮影に入る前に約6ヶ月かけて、テロや殺人事件で被害者になった30家族から、家族を失った者が感じる悲痛な心境について話を聞き、この作品を通じて、とてつもない苦しみや悲しみの重みを引き受けなければならないと感じたそうです。 もし、突然の悲劇によって最愛の家族が失われたら…©2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH本作は、人種差別により外国人を排除することを目的としている、国家社会主義地下組織がドイツ全土で起こした実際の連続テロ事件に着想を得て制作されました。加害者である犯人の動機を問題にせず、ただ、突然のテロにより最愛の家族を失った者が感じる悲痛な感情を私的に描いています。ヨーロッパだけでなく日本でも、自国とは異なる文化が入ってくる昨今、誰しもが主人公カティヤのようになってしまう可能性があり、誰しもがその確率を含んでおり、決して他人事ではありません。愛する家族を奪われたひとりの女性が、捜査や裁判の過程によって更に心を引き裂かれる…もしも、自分の家族に突然悲劇が起きたならば、その時にどのするのか?ということを常に提示される作品です。 【情報】 『女は二度決断する』 4月14日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー!監督・脚本:ファティ・アキン出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、ウルリッヒ・トゥクール、ヌーマン・アチャル配給:ビターズ・エンド原題:Aus dem nichts
2018年04月04日「向田邦子賞」の第36回選考会が4月3日に行われ、バカリズム(42)の受賞が決定した。受賞作品は昨年放送された「架空OL日記」(日本テレビ系)、バカリズムは脚本だけでなく主演の“OL役”も務めていた。 同作は、バカリズム本人がOLになりきって“架空の日常”を綴ったブログが基になっている。ドラマ化にあたり、当時のブログ内容の抜粋や脚色を施し映像化。受賞に際し「素晴らしい賞に選んでいただき、大変光栄です」とコメントしたバカリズムは、撮影時をこう回想した。 「この作品は出演者でもあったので、撮影をしながら控え室で次回の脚本を直すというなかなか忙しい現場でしたが、楽しんで書くことができました」 続けて「今後もいろいろな作品に挑戦したいと思います」と意気込んだバカリズム。ネットでも受賞を祝福する声とともに、称賛する声が上がっている。 《おめでとうございます。これからも面白いドラマの脚本をどんどん書いてください》《色々と発表し、賞として形になり、本当おめでとうございます》《ドラマ観てたけど本当に会話劇面白いし、変にリアルだし、女優陣も芝居がうまくて》 さらに続編を希望する声も。 《「架空OL日記」面白かったからなぁ、これを機に続編を作って欲しいよ》《起伏があるようなストーリーじゃないんだけど見続けられちゃう可笑しさがあって。続編あったらいいな》《『架空バスガイド日記』だとか『架空主婦日記』だとかもう無限にやってほしい》 昨年10月のインタビューで「(同作に)続編はあるのか?」との質問を受けたバカリズムは「僕はやりたいですね。同じキャストで」と“続編計画”も明かしていたが――。 ファンの願うように、その日は近い?
2018年04月04日4月4日、俳優の城田優(32)がミュージカル『ブロードウェイと銃弾』のチーチ役で第「43回菊田一夫演劇賞」演劇賞に輝き、自身のTwitterで喜びを伝えた。 城田はTwitterで「この度、この度、第43回菊田一夫演劇賞をいただきました」と報告。「チーチは、紛れもなく、スタッフ、キャスト、そして劇場に足を運んで下さったお客様と、一緒に造った役です」とコメント。改めて「『ブロードウェイと銃弾』に関わった全ての皆様に感謝です。 心から、ありがとうございます。」と感謝した。 これに対しファンは、「おめでとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです〜優君のチーチ、本当に最高でした!」「とっても良かったから受賞できて私達ファンも嬉しい」「優くんの努力が最高の形で実を結んだね。本当にさすがとしか言いようがないです」と受賞を祝福する声が相次いでいる。 菊田一夫演劇賞は劇作家菊地一夫の功績を記念し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。 「第43回菊田一夫演劇賞」は演劇大賞にミュージカル『ビリーエリオット〜リトル・ダンサー』上演関係者一同が輝いた。 また菊田一夫演劇賞には『ブロードウェイと銃弾』のチーチ役で受賞した城田のほかに『Sing a Song』三上あい子役で戸田恵子(60)が。さらに『キューティ・ブロンド』エル・ウッズ役の神田沙也加(31)、『ベルリン、わが愛』『ドクトル・ジバゴ』の脚本・演出を務めた原田諒が受賞した。
2018年04月04日映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」が4月公開映画の期待度ランキングを発表し、第90回アカデミー賞「脚色賞」を受賞した『君の名前で僕を呼んで』(4月27日公開)が1位になった。『君の名前で僕を呼んで』は、1983年夏の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年の生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描く。昨年11月に全米公開されると大ヒットを記録し、「魅了され、恍惚となるほどに美しい映画」(ワシントンポスト紙)、「"傑作"という名前でこの映画を呼ぼう」(ニューヨークポスト紙)など各誌レビューでも高評価を得ている。また、「彼(ティモシー・シャラメ)の活躍に興奮している。とても才能のある魅力的な子だ。きっとまたこの(アカデミー賞の)場所に戻ってくる」(ゲイリー・オールドマン)、「『君の名前で僕を呼んで』は必見よ!!」(ニコール・キッドマン)、「(鑑賞後)しばらく動けなかった。話したくても、話すことができないほどだった。失恋についての残酷な真実を、最高の、審美的な映画で見ることはとても感動的だ」(グザヴィエ・ドラン)、「2017 年に観た映画の中で一番のお気に入り」(ポール・トーマス・アンダーソン)など、海外の著名人からも絶賛の声が上がっている。邦画では、『何者』『愛の渦』三浦大輔監督の最新作で松坂桃李主演『娼年』(4月6日公開)がトップ。お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武が主演する『いぬやしき』(4月20日公開)が続いた。「期待度ランキング」は、FilmarksのClip!数(ユーザーが観たい映画として登録した数)を集計しランキング化したもの(Clip!は1作品につき1人1件まで)。今回のランキングは、2018年3月30日時点のClip!数をもとに集計している。○Filmarks4月公開映画期待度ランキングTOP201位『君の名前で僕を呼んで』 37,827Clip![4月27日公開]2位『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 23,443Clip! [4月27日公開]3位『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』 13,085Clip! [4月6日公開]4位『レディ・プレイヤー1』 10,866Clip! [4月20日公開]5位『パシフィック・リム アップライジング』 9,681Clip! [4月13日公開]6位『娼年』 7,714Clip! [4月6日公開]7位『ワンダーストラック』 5,035Clip! [4月6日公開]8位『名探偵コナン ゼロの執行人』 4,981Clip! [4月13日公開]9位『いぬやしき』 4,942Clip! [4月20日公開]10位『ダンガル きっと、 つよくなる』 4,446Clip! [4月6日公開]11位『さよなら、 僕のマンハッタン』 4,381Clip![4月14日公開]12位『ラブレス』 4,007Clip![4月7日公開]13位『となりの怪物くん』 3,488Clip![4月27日公開]14位『ザ・スクエア 思いやりの聖域』 3,486Clip![4月28日公開]15位『女は二度決断する』 2,485Clip![4月14日公開]16位『心と体と』 2,304Clip![4月14日公開]17位『クソ野郎と美しき世界』 1,858Clip![4月6日公開]18位『ママレード・ボーイ』 1,779Clip![4月27日公開]19位『ミスミソウ』 1,777Clip![4月7日公開]20位『ロンドン、 人生はじめます』 1,570Clip![4月21日公開](C)Aamir Khan Productions Private Limited and UTV Software Communications Limited 2016、 (C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社、 (C)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会、 (C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC、 (C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会、 (C)Legendary Pictures/Universal Pictures.、 (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED、 (C)2018MARVEL、 (C)Frenesy, La Cinefacture
2018年04月04日第43回菊田一夫演劇賞が4日発表となり、ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞に輝いた。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』が、舞台効果の高さを評価され大賞に選ばれた。日本では『リトル・ダンサー』として知られる映画『BILLY ELLIOT』を2006年にイギリスでミュージカル化した同作。世界でも数々の賞を受賞している。映画で同作の監督を務めたスティーヴン・ダルドリーが演出を務め、エルトン・ジョンが音楽を担当した。イギリス北部の町の少年・ビリーが、炭鉱労働者の父に反対されながらも、バレエダンサーとしての才能を開花させていく。1,346人から抜擢された5人の少年たちが主演を務めた。菊田一夫演劇賞には、『ブロードウェイと銃弾』でチーチ役を演じた城田優、『Sing a Song』三上あい子役の演技が評価された戸田恵子、『キューティ・ブロンド』エル・ウッズ役の神田沙也加、『ベルリン、わが愛』『ドクトル・ジバゴ』の脚本・演出を務めた原田諒が選出された。また、菊田一夫演劇賞特別賞は永年の作曲及び音楽活動の功績がたたえられ、甲斐正人が受賞した。
2018年04月04日山田ルイ53世(42)が「第24回 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の作品賞を受賞。3月26日に配信された、自らがパーソナリティを務めるポッドキャスト番組「髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」(文化放送)にて喜びのコメントを語った。 受賞作は、月刊誌「新潮45」にて昨年1月号から12月号の中で連載された「一発屋芸人列伝」。全10回に渡る同企画ではレイザーラモンHG(42)、波田陽区(42)、コウメ太夫(45)といった「一発屋芸人」を取り上げた。山田独自の着眼点や文体は水道橋博士(55)や高田文夫(69)といった著名人からも評価されており、5月末には単行本化も決定している。 「日本の出版界を牛耳る猛者どもが、その100人の編集者が投票して、男爵の作品が作品賞だと決めたんです、これ!」 歓喜の声を上げた山田はさらに「なんなら朝の帯をやっても良いんですよ?なんせ受賞者ですから!」と意気込んでいた。 今回の受賞にネットでも《この人の文章はまぁ面白い。構成がよくできてる》《たまーに見てたけど構成とオチがしっかりしててとても面白いです》《男爵の記事はものすごく読みやすく、表現・比喩・構成・洞察などなど天性の才能だと思うよ》と山田の書く文章を絶賛する声が上がっている。 山田自身も15年に開催された、真の一発屋芸人を決定する「一発屋総選挙」の初代優勝者であるという名誉ある“一発屋”。だからこそ当事者として、その“一発屋”というレッテルに対し思うことがあったと昨年8月に公開されたインタビューで明かしている。 「一発屋と十把一絡にされがちな人たちにもこういう歴史があって、その人たちのネタがなぜここまで跳ねたのかみたいなところも含めて書きたい、話を聞いてみたいという気持ちがありました」 一発屋には「自分の負けを飲み込む段階が必要」と断言する山田。負けを認めつつ、前向きに芸に精進する姿勢に惹かれるという。さらにその生き様を「しなやか」と評した。 「その生き方はしなやかだし、人間として上等やなと。美談にはならないけど、生きているよっていうことは言いたかった」 さらに山田は、同志たちに温かい視線を送る。 「別に世間は『(一発屋には)価値がない』と思ってくれていいんですけど、そんなことないよって言う人がいてもいいんじゃないかなと思って、書いた部分はあります」 そんな思いが、多くの人から共感を集めたのだろう。その文才から小説の世界にも興味があるといい、「腹案はあります」と答えた山田。これらからも様々な分野での活躍に期待したい。
2018年03月26日©YUMIMOROTOこんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。先日、韓国で開催された障害者スポーツの祭典、第12回冬季パラリンピック平昌(ピョンチャン)大会は、アルペンスキーやスノボーなど10日間に渡る熱戦が繰り広げられ、素晴らしかったですね。2020年に東京で開催される夏季パラリンピックにも期待が高まります。【シネマの時間】第25回は、そんな興奮覚めやらぬ韓国を舞台にした話題の感動作、映画『タクシー運転手約束は海を越えて』をお送りします。1980年5月、韓国現代史上最大の悲劇となった光州事件。あの日、戒厳令下の厳しい言論統制をくぐり抜け唯一、広州を取材し、全世界に5.18の実情を伝えた実在の人物、ドイツ人記者ユルゲン・ヒンツペーターと彼を乗せた勇敢なタクシー運転手キム・サボクが目にした心揺さぶられる真実の物語。この映画を鑑賞後、私も伝えるという仕事を生業としている者として、多くの人にこの映画の素晴らしさを伝えたいとバトンを渡されたように感じました。第90回米アカデミー賞外国語映画賞 韓国代表出品の快挙!また第54回大鐘賞、第38回青龍映画賞、第26回釜山映画賞など、韓国主要映画賞を総なめにした話題作がついに日本公開です!■ソン・ガンホ X トーマス・クレッチマンの名優達が豪華共演!映画『タクシー運転手』は、光州事件の実情を伝え、韓国の民主化に寄与した功労者として2003年、第2回ソン・ゴノ言論賞を受賞したドイツ人記者ユルゲン・ヒルツペーターが演説した一言から始まりました。「自分の目で真実を見て伝えたいだけだった。勇敢な韓国人タクシー運転手キム・サボク氏と献身的な広州の若者たちがいなければ、このドキュメンタリー『岐路に立った大韓民国』を撮ることはできなかった」本作は、ドキュメンタリー『岐路に立つ大韓民国』から戒厳令による厳重な言論統制を突き抜けて唯一光州を取材して全世界に5.18の惨状を知らせたユルゲン・ヒンツペーターと、彼を乗せたソウルの平凡な市民でありタクシー運転手であるキム・サボクというふたりの実在の人物をモチーフに制作。11歳になる娘を男手一つで育てるタクシー運転手に『シュリ』『王の運命』『義兄弟』などで知られる韓国映画界きっての名優ソン・ガンホ。ドイツ人記者に『戦場のピアニスト』『キング・コング』などに出演、ドイツのベテラン俳優トーマス・クレッチマン。他、演技派ユ・ヘジン、若手実力派リュ・ジュンヨルと豪華キャストが集結。『義兄弟』『高地戦』のチャン・フン監督がメガホンをとり、平凡なタクシー運転手と外国人記者、そして光州で出会う人々が危険な状況に負けず、最後まで自分の信念を貫き通した“あの日”をドラマチックな感動で描き出しました。■映画『タクシー運転手約束は海を越えて』 あらすじーー韓国現代史に語り継がれる”あの日”に隠されたもうひとつの真実の物語。1980年5月、ソウルのシングルファーザーのタクシー運転手マンソプ(ソン・ガンホ)は「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」という言葉につられて、そこで何が起こっているのかも知らないままドイツ人記者ピーターを乗せて一路、光州を目指します。当時ピーターは、日本特派員として仕事をしていましたが、韓国の状況を聞いて躊躇することなく「ニュースがあるところならどこにでも行く」とカメラ片手に取材に韓国に降り立ったのでした。何としても生活のためにもタクシー代を受け取りたいマンソプは、機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入ります。しかしピーターとマンソプの目の前には予期していなかった恐ろしい光景が。“危険だからソウルに戻ろう”とマンソプはピーターに忠告しますが、ピーターは耳を貸さず大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り、取材撮影を始めるのでした。しかし状況は、緊迫し徐々に悪化。マンソプはひとりで留守番させている11歳の娘が気になってたまらないのですが……。■映画『タクシー運転手約束は海を越えて』作品紹介2018年4月21日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー!公式サイト:原題:택시운전사監督:チャン・フン脚本:オム・ユナ撮影:コ・ナクソン編集:サラ・グリーンウッド音楽:チョン・ヨンウク衣装デザイン:チョ・サンギョン、チェ・ヨンサン美術:チョ・ファソン、チョン・イジンエグゼグティブ・プロデューサー:ユ・ジョンフンプロデューサー:パク・ウンギョン共同プロデューサー:チェ・キソプ協力プロデューサー:ソン・ガンホ制作年:2017年制作国:韓国上映時間:137分/カラーシネスコ/5.1ch/レイティング配給:クロックワークス提供:クロックワークス・博報堂DYミュージック&ピクチャーズ© 2017 SHOWBOX AND THE LAMP. ALL RIGHTS RESERVED.■映画『タクシー運転手約束は海を越えて』キャストソン・ガンホ=キム・マンソプトーマス・クレッチマン=ユルゲン・ピンツペーター(ピーター)ユ・へジン=ファン・テスルリュ・ジョンヨル=ク・ジェシクアートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美
2018年03月26日お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世が、「第24回 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の作品賞を受賞し、自らがパーソナリティを務める文化放送ポッドキャスト番組『髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ』(Podcast QR・毎週月曜更新)の26日配信回で、喜びのコメントを語った。山田は月刊誌『新潮45』(新潮社)で昨年1月号から12月号の中で「一発屋芸人列伝」(全10回)を連載。この企画はレイザーラモンHG、波田陽区、コウメ太夫ら「一発芸人」を取り上げたもので、内容が水道橋博士や高田文夫をはじめ、多方面から評価されていた。今年5月末には新潮社からの単行本化も決定している。山田はこのほど行われた『髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ』の収録で、「日本の出版界を牛耳る猛者どもが、その100人の編集者が投票して、男爵の作品が作品賞だと決めたんです、これ! 私これ一発屋総選挙優勝以来の受賞です」と喜びのコメント。さらには「なんなら朝の帯をやっても良いんですよ? なんせ受賞者ですから」と自信満々な発言で笑いを誘っていた。
2018年03月23日連載開始から約2年、3月16日の配信で第100回を数えた『まめ日和』。昨年7月に発売された『まめ日和』(光文社)では、第2子「ゆめこ」妊娠までの連載を、沙弥香ママが見開きのマンガという形で新たに描き下ろし。今回は、ゆめこ妊娠判明から4人家族での爆笑エピソードのなかで、アクセス数が最も多かった『まめ日和』を、ランキング形式で振り返ります!まずは第10位から発表! 第10位:出産時、立ち合いに召喚されたある人物(第82回)ゆめこ出産直前、「腹ごしらえを……」と思い、沙弥香ママがおにぎりをある人物に頼む。その人物は偶然にも、ゆめこ出産に立ち合うことに……。 第9位:第2子性別判明でパパの取り乱しが凄い(第65回)第2子が女の子と判明したとき、いちばんのリアクションを見せたのはパパ。かつて“チャラ男”と言われたパパは、なぜそんな取り乱してしまったのでしょうか……。 第8位:パパが保育園への送り役を買って出る理由(第64回)なん十年も夜型生活を送ってきたパパが、朝早くからまめの見送り役を買ってでることに。素直に感謝したい沙弥香ママだったが、パパの言葉から“意外な理由”が判明! 第7位:第二子誕生でまめちゃんのリアクションは…(第79回)ゆめこ出産直後の特別編。妊娠中も仕事をしていた沙弥香ママに、まめちゃんが“かまって攻撃”をしたこともあったそう。まめへの思いがこみあげてきたママは、思いを打ち明けるが…… 第6位:ある日を境に聞きわけがよくなった理由(第71回)お迎えのたびに抱っこをせがむ、突然騒ぎ出すでママも大変。しかし、まめは“あるもの”が欲しくて、おとなしくなることを覚えていた……! 次ページでは、ベスト5を一気に発表しちゃいます!
2018年03月23日連載開始から約2年、3月16日の配信で第100回を数えた『まめ日和』。昨年7月に発売された『まめ日和』(光文社)では、第2子「ゆめこ」妊娠までの連載を、沙弥香ママが見開きのマンガという形で新たに描き下ろし。今回は、ゆめこ妊娠判明から4人家族での爆笑エピソードのなかで、アクセス数が最も多かった『まめ日和』を、ランキング形式で振り返ります!みんなが選んだ“ベストまめ”はこれでした! 第5位:まめ、自分の話は絶対聞き逃さない(第77回)リビングに繰り広げられる夫婦の会話は。いつしかそれぞれがとっておきの息子とのエピソードを披露するのろけ合戦に発展!まめはそれを聞き逃さなかった……! 第4位:久々の夫婦水入らずに信じられない事態が(第68回)ひさしぶりの夫婦水入らずの外食。少し上等の服に着替え、リクエストしたのはパスタランチ。たまにはいいかと「ワタリガニのトマトソースパスタ」をオーダーしたママでしたが……。 第3位:胎動から逃げるまめの行動に既視感のワケ(第70回)ゆめこがママのお腹のなかで大きくなっていくにつれ、激しくなる胎動。ママのお腹にしがみついていたまめは、漫画のように驚いて飛び上がり、全力で逃走。食器棚の陰に隠れるその様子は、まさしく“あれ”だった! 第2位:パパ、わけがわからなくなる(第78回)妊娠中って、とにかく頭の働きが鈍くなる。ぼーっとしてしまうのは、ママだけではなくパパもだったようで、謎発言も連発のご様子……。 第1位:まめ、2歳児にしてなかなか知恵がまわる(第69回)パパに食べさせてもらったマンゴープリンがいたく気に入った様子のまめ。うまく発音することができず、「こまんじ」と呼んでおねだりしてくるまめに、「今日は我慢して!」としつけるママ。そこでまめは最終手段に……! 「200回目指して頑張ります」と宣言してくれた沙弥香ママ。これからも『まめ日和』をよろしくお願いいたします!
2018年03月23日『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、『レディ・バード』の公開も控える若手イケメン俳優ティモシー・シャラメが主演するショートフィルム『サインスピナー』が、ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリアショートショートシアター オンライン(以下、BSSTO)」にて配信スタートした。『サインスピナー』はロサンゼルス郊外、“スピナーズ”と呼ばれる看板回しの仕事をしながら、その日々の生活に不安や鬱憤を感じ、傷つきやすくも残酷な少年の姿を描いた作品。アメリカで多発し、社会問題化するティーン・エイジャーの銃撃事件の背景を思わざるを得ないリアルな社会描写と、そこに暮らす一触即発の繊細な少年たちの表情が心に残る。主人公の少年ジェイスを演じたティモシーは、その後、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』に出演するなど、映画界が最も注目する若手俳優への道を歩んでいくことに。また、「BSSTO」には、2月28日(水)よりショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016でグランプリを受賞後、見事に翌年のアカデミー賞短編実写部門に輝いた『合唱』が追加されており、3月28日(水)からは『ネガティブ・スペース』が今年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた桑畑かおる監督による2011年のショートフィルム作品の公開が予定されている。世界が注目する俳優やクリエイターたちの作品を満喫できるショートフィルムのラインナップをぜひチェックしてみて。■『サインスピナー』(Spinners)13分16秒/2013年/アメリカ第90回アカデミー賞主演男優賞ノミネート ティモシー・シャラメ主演砂漠に囲まれたとある町で、サインスピニングで小遣い稼ぎをしているジェイスとデレクは、日ごろ彼らをバカにする奴らに仕返しをしようと、ある計画を思いつく。しかし1人の母親が2人の前に現れたとき、彼らの計画は思いもよらぬ方向に…。■『合唱』(Sing)25分/2015年/ハンガリー第89回アカデミー賞短編実写映画賞受賞おとなしい10歳の少女ジョフィーは転校したばかり。最初は少し慣れなかったが、すぐに校内で有名な合唱団に入ることを決め、人気者のクラスメイト、リザと仲良しに。ほどなく、彼女たちは一致団結して合唱団の指揮者である先生に立ち向かうことになる。彼女は見た目と違い、本当は意地悪な人物だった――。■『犯罪オタクのカップル』(Something Left, Something Taken)10分/2011/アメリカ第90回アカデミー賞短編アニメ賞ノミネート桑畑かおる監督作品「犯罪現場では何かが残り 何かがなくなる」。犯罪マニアのカップルが出くわしたゾディアック事件の犯人は…?マックス・ポーター&桑畑かほる夫妻によるパペット・アニメーション。サンダンス映画祭などでも絶賛された。ブリリア ショートショート シアター オンラインにて『サインスピナー』『合唱』は配信中、『犯罪オタクのカップル』は3月28日(水)より配信予定(※視聴は無料だが初回に会員登録が必要)。(text:cinemacafe.net)
2018年03月19日ディズニー/ピクサー史上最高傑作との声が鳴りやまず、先日開催された第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞と主題歌賞を見事ダブル受賞するなど、この春映画ファン鑑賞マスト作と断言していい『リメンバー・ミー』が16日に公開を迎えた。その授賞式に先だって、『トイ・ストーリー3』でもアカデミー賞を獲得済みの本作のリー・アンクリッチ監督に単独インタビュー。陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に、数多くの謎と音楽を散りばめた感動のミステリー・アドベンチャーについてのみならず、待望のトイ・ストーリーランドをはじめ、世界中のディズニーランドでイベントが始まる“ピクサーイヤー”への期待感も聞いたぞ!――日本では映画を観る前と観た後で「印象がまったく違う!」と絶賛の声が多いのですが、本国ではどういう声が多かったですか?それは日本だけでなく、世界中で同じような感想を聞いているよ。ほかにも驚いたコメントがあったと思うけれど、ただ僕は驚いたというよりも聞いていてうれしかったことは、みんながたいそう感動したということ。実は、そのことが一番難しくて、笑わせることは簡単で、泣かせることはすごく難しい。だから、そういう意見はすごくうれしいよ。――ディズニー/ピクサーの作品には監督の個人的な体験など、パーソナルな経験をモチーフにしたものも少なくないと思いますが、『リメンバー・ミー』の出発点は???もともとはメキシコの死者の日という文化がモチーフになっていて、ガイコツや死者の祝日ではあるものの、すごくポジティブなものだったからだよ(笑)。音楽をかけ、カラフルにお祝いしている、その死に対するスタンスが僕たちの文化とまったく違うことが、すごく興味を持ったきっかけだったよ。そこで、いろいろと調べていくと、家族というものがいかに重要であるかに気付いたわけだ。――日本でも先祖を大事にという風習・文化はありますが、地域によって濃度も違うと思うので、ある意味新鮮でした。言いかえれば、我々は亡くなった人たちを心の中で生き続けさせる義務を持っていて、そのために亡くなった方々のお話をずっとしていかないといけないよね。メキシコの祝祭を描く作品にしなければいけないと同時に、世界中の映画を観てくれる人たちにも家族がいるわけで、中には家族が亡くなっている人々もいるわけだから、全員に響くような映画になるのでは? と考えたよ。――ちなみに主人公のミゲル少年は、監督自身の幼少期の投影なのでしょうか?それはないよ(笑)。僕はとてもラッキーでね。小さい頃からクリエイティブなことをしたいと思っていて、アーティストだけでなく俳優業にも興味を示していた。だから自ずと映画を作りたいと思うようになったけれど、すべての段階で家族が100パーセント応援してくれて、反対されることはなかったのさ。だから僕と違ってミゲルはすごく勇敢で、家族の反対があっても自分の夢や情熱を追う、彼らの愛情を引き換えにしても追おうとする姿は勇気を呼ぶよね。ただ、彼のような経験がないことはラッキーだったよ(笑)。――ところで世界のパークス&リゾーツに目を向けるとカリフォルニアのパークでは「ピクサー・フェスト」が、フロリダのパークでは「INCREDIBLE SUMMER」がスタートするなど、今年はまさしく“ピクサーイヤー”ですが、この点についてはいかがですか?トイ・ストーリーランドだよ! 夏のフロリダに誕生する。僕は幸運にも1本目の『トイ・ストーリー』にもかかわることができて、当時の僕たちの想いは『トイ・ストーリー』がもう1本できたらいいなというものだった。それが20年ほど経ったいま、僕たちが作り上げたキャラクターやストーリーが、みんながテーマパークで観たいと思うほど愛されていて、イベントにもなっている。最高の気分だよ! 上海ディズニーランド・リゾートにも4月に行く予定で、上海にも新たにトイ・ストーリーランドが誕生するからね。――パーク展開のクリエイティブには、どの程度関わっているのですか? 東京ディズニーシーでも今年、ピクサーのイベントが初開催されましたが。僕自身はイベントやショーなどには関わりはないけれど、深くかかわるのはアトラクションだね。特に映画をベースにしているようなアトラクションの場合は、いろいろと意見を聞かれるので、答えたりするよ。『リメンバー・ミー』のライドはどうかな(笑)?――ぜひ(笑)! 確かカリフォルニアのディズニーランド・パークのプロジェクションマッピングには、この春から『リメンバー・ミー』も登場しますよね?「D23 Expo Japan 2018」で開発中の映像を観ました。そうだね! それについては僕も開発中の映像を観たけれど、かなりいいよ! わくわくできるような内容になっている。『リメンバー・ミー』、しっかりフィーチャーされているから。――さて、次回作など今後のご予定は?正直、まだちょっとわからないな。ここ6年、『リメンバー・ミー』一色だったからね。まだお休みをもらっていないんだよ。だから、このプロモーションが終わったらお休みをもらいたい。その後に次のことを焦らずに考えていきたいかな。――そうとうお忙しかったですよね。4月13日には「ピクサー・フェスト」がカリフォルニアでもう始まりますし。その通りだよ(笑)。でもバタバタしていたからこそ、次の作品を慌てて作ろうとは思わない。ピクサーもスタジオとしてどんどん変わってきているし、新しい若手の監督たちが物語を作り始めているからね。僕たちはメンターとして彼らをじっくり助けて、彼らの作品がいいものになるように努力したい。それには時間がかかるからね。■プロフィールリー・アンクリッチ1967年8月8日生まれ。アメリカ、オハイオ州クリーヴランド出身。90年代に南カリフォルニア大学の映画芸術学部を卒業した後、映像編集の道を経て、ピクサーに加入。『トイ・ストーリー』(95)『バグズ・ライフ』(98)に編集マンとしてかかわった後、『トイ・ストーリー2』(99)、『モンスターズ・インク』(01)、『ファインディング・ニモ』(03)では共同監督も務めるなど、ピクサーの主要な作品群にかかわる重要人物に。2010年、『トイ・ストーリー3』では単独監督デビューを飾り、その年のアカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞をダブル受賞。そして先日開催した第90回アカデミー賞では本作『リメンバー・ミー』が、またしても長編アニメーション賞と主題歌賞をダブル受賞する快挙を成し遂げ、2度目の同2部門受賞となり、アカデミー賞史上初の快挙を成し遂げた。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo
2018年03月17日先日開催された第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞し、日本の映画ファンのみならず、世界中から注目を集めるウェス・アンダーソン監督が贈る『犬ヶ島』。本作の日本公開日が5月25日(金)に決定し、日本オリジナル版本予告映像がお披露目された。近未来の日本を舞台にしたストップモーション・アニメーションとなる本作。オスカー女優のフランシス・マクドーマンド、常連のビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートンらに加え、新たにスカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストンらも集結。ベルリン国際映画祭には、日本からのボイスキャスト「RADWIMPS」野田洋次郎と夏木マリが駆けつけたことも話題となった。架空都市“メガ崎”市から犬ヶ島へ!1人と5匹の冒険が始まる今回解禁された待望の予告映像に映し出されているのは、ウェス・アンダーソン監督の独特の視点によってストップモーション・アニメーションで見事に描き出された近未来の日本。架空都市“メガ崎” 市という地名はもちろん、東京駅を彷彿とさせるドーム型の建物や下町風の商店街、相撲や和太鼓、浮世絵といった伝統的な日本のカルチャーが切り取られ、日本をこよなく愛するアンダーソン監督の熱烈な思い入れが見てとれる。主人公の少年・小林アタリは捕われた愛犬スポッツを探すため、日本列島にあるメガ崎市から1人で小型機に乗り込み、ある島へと向かう。その島こそ、犬インフルエンザの蔓延により隔離された犬たちが暮らす犬ヶ島。アタリはそこで出会った5匹の犬たちともに壮大な旅へと足を踏み出すことに。言葉が通じないながらも、スポッツを探して少しずつ絆を深めていく1人と5匹。やがて、その冒険はメガ崎市の住人を巻き込み、「戦いです!」と大騒動へと発展していくことに。果たして、少年アタリは無事、スポッツと再会することができるのか?彼らの前に待ち受けるものは何なのか?日本が舞台の“ワンダフル”・アドベンチャーに期待していて。『犬ヶ島』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月、全国にて公開
2018年03月16日感動の歴史エンターテイメント©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.1940年5月、第二次世界大戦初期。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。 国民からの人気は高いが、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”である、ウィンストン・チャーチルに白羽の矢が立ちます。夫を叱咤激励する妻クレメンティーンや、タイピスト兼秘書であるエリザベスのサポートを受け、国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、「決して屈しない」と徹底抗戦を誓います。そんななか、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となってしまいます。「30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがない。ならば彼ら兵士を救うべく船をダンケルクへ向かわせるのだ、大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集して…」こうしてダイナモ作戦が実行。日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫ります。ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねられた。そしてついに、チャーチルは歴史的決断を下すのですがー。 「世界のCEOが選ぶ、最も尊敬するリーダー」(2013年PwCJAPAN調べ)に、スティーブ・ジョブズやガンジーを抑えて選ばれた伝説の政治家チャーチルは、最大の国難に直面した時に、いかにして人々に勇気と希望を与えたのか…チャーチル没後に公開された戦時内閣の閣議記録によって明らかとなった実話を基に、チャーチルの主催就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描いています。 1940年代の女性たちに注目©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.本作品の主人公であるウィンストン・チャーチルを支える妻クレメンティーンに扮するのは、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス。誰よりもチャーチルの良き理解者であったクレメンティーンを、凛とした強さと大らかな優しさを感じさせながら見事に演じています。その他、タイプライター片手に日々奮闘する秘書エリザベス役には『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』のリリー・ジェームズ。変わり者で気難しい一面があるチャーチルに翻弄されながら、自身の役割を全うしようと奮闘する姿に勇気をもらえます。 そんな彼女たちの身に纏っているファッションから、1940年代の社会背景が浮かび上がってきます。戦時中は女性も労働力とされていたため、活動しやすい機能的な洋服が求められました。その上、物資の複素から使える布地の量も制限されていたため、襟が小さくポケットの装飾も少ないデザインのスーツが着用されました。 メイクに200時間以上もかけた“芸術”©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.本作品の主役であるウィンストン・チャーチルを演じるのは、抜群の演技力で多くの俳優仲間からも尊敬を集める、名優ゲイリー・オールドマン。現存する膨大な資料をもとに、チャーチルの人間性を浮かび上がらせ、最大の国難に直面した苦難とともに、人間としての型破りな魅力を余すことなく描いています。姿、形、声、話し方、全てチャーチルになりきった超絶な演技を披露し、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞とアカデミー賞主演男優賞を受賞。そして、そんなゲイリー・オールドマンをチャーチルへと“変身”させたのは、アカデミー賞に2度ノミネートされたにも関わらず、2012年に現代美術家に転向しハリウッドから引退した辻一弘。ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより、数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加。合計200時間もかけてつくりあげた“芸術”が評価され、アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。 【情報】 ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー監督:ジョー・ライト出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーブン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ原題:Darkest Hour配給:ビターズ・エンド、パルコ
2018年03月15日◼︎愛と音楽が溢れる、カラフルで楽しい”死者の国”へ!DRESS読者のみなさん、こんにちは!本日ご紹介する作品は、ディズニー/ピクサー最新作の『リメンバー・ミー』です。第90回アカデミー賞で、長編アニメ映画賞と主題歌賞の2部門にノミネートされ、みごと両部門を受賞した本作。10/31〜11/2までの3日間、メキシコ各地で行われる”死者の日”をテーマに、カラフルで楽しい死者の国を圧倒的な美しさで描き出します(この”死者の日”は、個人の魂を迎える祭礼行事)!町中が「カラフルな切り紙の旗」や「ガイコツの人形」、「オレンジ色のマリーゴールドの花」などで飾られる”死者の日”。「故人の魂が迷わず戻ってこられるように」と、色と香りの強いマリーゴールドの花びらで作られたオレンジ色の橋が、主人公ミゲルを死者の国へと誘います。また、物語の鍵となる曲で、ミゲルが憧れる伝説のミュージシャン・デラクルスの大ヒット曲「リメンバー・ミー」を作詞・作曲したのは、『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー」を手がけたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスのふたりです。「いつまでも愛する人々に覚えていて欲しい」と願う気持ちが歌われたこの楽曲。劇中で何度か登場するこの美しい楽曲に、ある時は胸踊らせ、またある時は心揺さぶられることでしょう。◼︎『リメンバー・ミー』のストーリー音楽が大好きで、天才的なギターの腕前を持つミゲルは、彼の住む町が生んだ伝説のスター、エルネスト・デラクルスのようなミュージシャンになることを夢見ていた。だが、彼の家では、昔に起こったある悲しい出来事から、代々音楽を演奏することや、聴くことすらも禁止されていた。ひいおばあちゃんのココ、おばあちゃんのエレナや両親と大家族で暮らすミゲルだったが、彼のギターの腕前を知るのは、ノラ犬のダンテだけだった。先祖の魂を迎える、年に一度の”死者の日”のお祭りの日。町で開催される音楽コンテストにこっそり出場しようとするミゲルだったが、うっかり祭壇に飾られたひいひいおばあちゃんの写真立てを落としてしまう。その写真の隠された部分を見たミゲルは、驚愕の事実を発見する。写真のひいひいおじいちゃんの顔の部分は破り取られていたが、体部分はドクロの装飾が特徴的なエルネスト・デラクルスのギターを持っていたのだった!憧れのデラクルスがひいひいおじいちゃんに違いないと興奮するミゲルだったが、音楽を禁止している家族は、ミゲルの音楽に対する情熱を知り、大激怒!ミゲルは、エレナおばあちゃんにギターを壊されてしまうのだった。どうしてもコンテストに出場したいミゲルは、夜の町へと飛び出し、墓地の奥にあるデラクルスのお墓へと忍び込み、そこに飾られている美しいギターを盗み出してしまう。そのギターを奏でた瞬間、なんとミゲルは先祖たちが暮らす死者の国に迷い込んでしまう……!テーマパークのような楽しさに満ちたカラフルな死者の国で、たくさんの先祖たちやひいひいおばあちゃんのイメルダと出会うミゲルだったが、死者の国に迷い込んだ生きている人間は、日の出までに元の世界に戻らないと体が消え、永遠に家族に会えなくなってしまうと聞かされ……。◼︎死者の国に隠された深いルール。家族の絆に号泣必至!死者の国から元の世界に戻る方法はただひとつ。先祖から「許し」を得ること。大切なミゲルを元の世界に戻したいひいひいおばあちゃんのイメルダは、すぐに「許し」を与えようとしますが、永遠に音楽を諦めることを条件にしようとします。それでもミュージシャンになる夢を諦められないミゲルは、イメルダの許しを拒否し、ひいひいおじいちゃんだと信じるデラクルスを探して、彼から音楽の許しを得ようとするのですが……。実はこの死者の国には、さまざまなルールが存在します。死者たちにとっては、一年に一度、再び家族に会える”死者の日”ですが、祭壇に写真を飾られていない者たちは、生者たちの国へとやってくることができません。さらに、生者の国の誰からも思い出してもらえなくなってしまったとき、死者たちには、死者の国からも自らの存在が永遠に消えてしまう”二度目の死”が訪れるのです……。やがて明かされるミゲルの家族の驚くべき秘密、そして感動のラストは号泣必死です!涙に備え、ウォータープルーフのマスカラと、ハンカチよりも大きなタオルを持って鑑賞することをオススメする『リメンバー・ミー』は、3月16日(金)公開です。◼︎『リメンバー・ミー』公開情報『リメンバー・ミー』同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』3月16日(金) 公開監督:リー・アンクリッチ共同監督:エイドリアン・モリーナ声の出演(吹き替え):藤木直人、松雪泰子、渡辺直美配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン上映時間:105分公式サイト:(C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.(C)2018 Disney. All Rights Reserved.
2018年03月15日第90回アカデミー賞で見事2部門、長編アニメーション賞&歌曲賞を受賞、世界各国で大ヒット中の『リメンバー・ミー』。ここへ来て映画公開が待ちきれないファンも少なくないなか、スペシャルイベント「ピクサー・プレイタイム」を開催中の東京ディズニーシーでは、その『リメンバー・ミー』の世界観が、映画公開より一足早く存分に楽しめるのだ。まずロストリバーデルタにあるレストラン「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」では、期間限定のカラフルな『リメンバー・ミー』のデコレーションが登場中だ。レストランの雰囲気にぴったりな外壁のイラストは、フォトスポットとしても人気を集めている。また、映画に登場する主人公のギター少年ミゲルが、マリーゴールドの橋を渡って“死者の国”に入っていくシーンさながらに、レストランの入り口にはマリーゴールドのデコレーションも。この扉をくぐると、店内も映画をイメージしたデコレーションとなっている。さらに、映画の重要なアイテムである“白いギター”も店内にしっかりと飾られていて、映画の世界へと入り込み、『リメンバー・ミー』をイメージしたメニューをいただける。スペシャルメニューには、『リメンバー・ミー』のモチーフであるギターをイメージした「ミゲルのおすすめセット」が登場。映画のカラフルな世界観をイメージしたフルーツの彩りが鮮やかなドリンクもおすすめだ。この「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」のデコレーションは5月31日(木)まで、スペシャルメニューは6月6日(水)まで実施。そして、「ピクサー・プレイタイム」のスペシャルグッズにも、『リメンバー・ミー』が。「ピクサー・プレイタイムのイヤーハット」には、36種類もあるステッカーに『リメンバー・ミー』のキャラクター、主人公のミゲルと、陽気なガイコツのへクターのデザインも。メディテレーニアンハーバーで開催中のエンターテインメント「ピクサー・プレイタイム・パルズ」のフィナーレに登場する約10メートルのバルーンにも、ミゲルとヘクターが!パーク中に広がっている『リメンバー・ミー』の世界観を、映画本編とともに満喫してみて!※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney (C) Disney/Pixar(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月14日『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞女優となったエマ・ストーンが“伝説のテニスの女王”になりきり、第75回ゴールデン・グローブ賞ノミネートされた『Battle of the Sexes』が、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』として7月6日(金)より日本公開されることが決定した。アカデミー賞受賞『スラムドック$ミリオネア』の製作チームが再集結した本作。描かれるのは、女子・現テニス世界チャンピオン・29歳vs男子・元世界チャンピオン・55歳の対決という、全世界が息をのんだ “女と男の戦い”。果たして勝者はどちらか?そして、この戦いの本当の目的とは――?監督は、作品賞を始めアカデミー賞4部門にノミネートされた『リトル・ミス・サンシャイン』のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリスのコンビ。1970年代当時の女子テニス世界チャピオン、ビリー・ジーンには世界中から愛されて大ヒットとなった『ラ・ラ・ランド』で見事オスカーに輝いたエマ・ストーン、その対戦相手となる男子テニスの元世界チャンピオン、ボビー・リッグスには『フォックスキャッチャー』で同賞にノミネートされたスティーブ・カレル。スポーツ界はもちろん、政治や社会、学校や家庭における女と男の関係までも変えた、実際にあった世紀の戦い。「#Me Too」や「Time’s Up」が世界的広がりを見せるいまこそ目にしたい、最高に爽快で痛快なラストが、真に自分らしくあるための勇気と希望を与えてくれるはずだ。■STORY1973年、全世界で9,000万人の目をくぎ付けにした決戦があった。女子テニスの世界チャンピオンのビリー・ジーン・キングと、元男子チャンピオンのボビー・リッグスの戦い。女子の優勝賞金が男子の1/8だったこの時代、男女平等を求めたビリー・ジーンは仲間と共にテニス協会を脱退し、“女子テニス協会”を立ち上げた。待ち受ける数々の試練に立ち向かっていたビリー・ジーンに、“男性優位主義の代表”として挑戦状を叩きつけたのが、ボビーだ。ギャンブル癖のせいで最愛の妻から別れを宣告されたボビーは、この試合に人生の一発逆転もかけていた。果たして、一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンが、すべてをかけて戦う理由とは?全世界が見守るなか、“バトル・オブ・ザ・セクシーズ=性差を超えた戦い”が幕を開ける――。『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は7月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「#MeToo」です。敵対で終わらせず、自分の行動を省みるきっかけに。ハリウッドの大物プロデューサーからセクハラを受けていたと、女優のアリッサ・ミラノさんが昨年秋にTwitterに投稿したのを機に、業界に蔓延していたセクハラや性的暴力に、声を上げていこうというムーブメント「#MeToo」が広がりました。それまでは「告発すると仕事を失う」と、我慢を強いられていた人たちが次々に、私も!と声を上げ、ムーブメントは世界に広がりました。1月のゴールデン・グローブ賞授賞式では女優たちが黒いドレスで参列し、「Time’sUp(もう、おしまい)」とセクハラ撲滅を訴えたのも大きなニュースになりましたね。一方、過熱した#MeTooムーブメントに対し、フランスの女優カトリーヌ・ドヌーブさんら女性100人が連名で署名し、新聞に、逆告発する意見書を提出。記事の内容は“#MeTooは行きすぎ。全体主義の風潮を作り出しており、性の自由を妨害している”というものでした。これは男性擁護だと強い反発が起き、ドヌーブさんはすぐさま性被害に遭った女性に対してのみ、謝罪文を出しました。日本でも、#MeToo運動は広まりましたが、被害を訴えた本人が批判の対象になり、結局皆が口をつぐんでしまうという残念な結果になってしまいました。メディアの責任も大きいのですが、いまはどうしても、A対Bという対立の構図が作られてしまいます。でも、皆の希望は告発合戦ではなく、セクハラ、パワハラのない社会をめざすことでしょう。#MeTooを、当事者だけの問題にせず、「私も誰かに不快な思いをさせていたのではないか」と、各々、自分の行動を省みる機会にしてはどうでしょうか。なにげなく後輩に、恋人の有無や異性の好みを尋ねることが、実はセクハラになっているのかもしれません。逆に、ハラスメントを恐れて会話を自制してしまうのも後ろ向きですよね。不快なことをされたら「私は嫌です」と正直な気持ちを言える環境を作ることも大切です。アメリカのセクハラ問題は深刻で、グラミー賞では参列者が白いバラをつけて連帯。今年のアカデミー賞ではどう扱われるかが注目されています。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年3月14日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年03月11日第90回アカデミー賞が3月4日(現地時間)に発表され、ギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の最多4部門に輝いた。モンスターをこよなく愛する“オタク”監督の快挙を祝して、1月末に来日した際の取材秘話をお届けする。■『シェイプ・オブ・ウォーター』は「いちばん大好きな作品」今年のアカデミー賞で最多13部門にノミネートされ、4冠を達成した本作。米ソが冷戦を繰り広げていた1962年、政府の極秘研究機関で清掃員として働く女性イライザと、そこで出会った“不思議な生き物”が運命の愛を織りなすファンタジックなラブストーリーだ。「奇妙で寓話的なテイストが強い映画だし、完成するまで『どんな映画なの?』って不安がる声もあった。だからこそ、監督として、テーマや題材に信念をもつことが一番大切だったんだ。実際、『シェイプ・オブ・ウォーター』は、自分なりの美意識と詩的なパワーを詰め込んだ、いちばん大好きな作品なんだ」とデル・トロ監督。ちなみに、2番目に好きな自分の作品は、『デビルズ・バックボーン』(2001年製作)だといい「公開当時はまったく評価されなかったけど、そんなこと、全然気にしていないよ」■「僕は大人になったんだ!」とドヤ顔、その理由は?来日するたび、秋葉原や中野ブロードウェイといった“聖地”に立ち寄っては、日本のアニメや特撮関連のグッズを大量に買い込むことで有名なデル・トロ監督。今回もさぞや、買い物したのかと思いきや、「中野ブロードウェイに行ったけど、何も買わなかったよ!」と驚きの発言。さらに「僕は大人になったんだ!」とドヤ顔まで!「それくらい、僕は『シェイプ・オブ・ウォーター』という作品に、満足感と達成感を得たんだ。何かを買うとか、そういう物欲が抑えられるくらいにね(笑)」うーん、ファンとしては少々さみしい“成長”だが、「これからも、誰もが楽しめるエンターテインメント全開の作品もたくさん作るから、安心してよ」と笑顔で語ってくれた■「ちょっと待って…、いま口の中に」取材中にもぐもぐタイムデル・トロ監督はインタビュー中、記者の質問に熱心に耳を傾け、それに対する回答も真摯かつウィットに富んでいて、何より作品に対する愛があふれている。ただし、通訳さんが回答を日本語に訳す“待ち時間”だけは、テーブルに並んだ薄焼きせんべいや、海苔巻きあられに手を伸ばしては、もぐもぐタイム(笑)。写真撮影の際に、「じゃあ、次は笑顔でお願い!」とオファーを出すと、「ちょっと待って、いま口の中に、お菓子が残ってるから」と申し訳なさそうな表情。さっき「僕は大人になったんだ!」って言ったばかりなのに…。そんな飾らない人柄は、アカデミー賞監督になっても変わらないと願いたいし、実際、変わることはないはずだ。『シェイプ・オブ・ウォーター』は全国にて公開中。(text:Ryo Uchida)■関連作品:シェイプ・オブ・ウォーター 2018年3月1日より全国にて公開ⓒ 2017 Twentieth Century Fox
2018年03月09日第90回アカデミー賞で長編アニメ賞、歌曲賞の2冠に輝いたディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』のジャパンプレミアが3月8日(木)、東京・台東区の上野恩賜公園野外ステージで行われた。プレミアには日本語版キャストを務めた石橋陽彩くん(主人公ミゲル役)、藤木直人(へクター役)、橋本さとし(デラクルス役)、松雪泰子(イメルダ役)、横山だいすけ(お父さん役)が出席。さらに日本版エンドソングを担当し、初タッグを組んだシシド・カフカと「東京スカパラダイスオーケストラ」が駆けつけ、アカデミー賞に輝いた主題歌「リメンバー・ミー」を初めて生披露した。■寒さを吹き飛ばす、情熱のパフォーマンス!同曲は『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」を生み出したロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻による新たな名曲。日本版は「東京スカパラダイスオーケストラ」がアレンジした楽しく陽気なリズムとメロディ、そしてシシドさんの透き通るような歌声が一体となり、一度聴いたら忘れられない仕上がりとなっている。当日は、季節外れの寒さに見舞われたが、両者の情熱的なパフォーマンスで会場は大盛り上がり。演奏を終えたバリトンサックスの谷中敦も「すっごく良かったよね!」と熱っぽく語り、2月に行ったメキシコツアーについて「現地の皆さんと話をしたが、メキシコが舞台になったこの作品は、胸が熱くなるエピソードが満載だと言っていた。そういう作品が世界で公開されることを喜んでいたし、本国の人たちが誇りに思える映画っていいなと思いました」と語っていた。■スカパラ茂木「もう出会えない友だちのことを…」音楽を愛しながら、“家族の掟”によって音楽を聞くことも、演奏することも禁じられている少年ミゲルは、ひょんなことから死者の国に迷い込み、そこで出会った陽気なガイコツのヘクターと冒険の旅へ。やがて、先祖にまつわる秘密を知り、重大な決断を迫られる…。劇中で声優も務めているドラムの茂木欣一は「家族の絆を教えてくれるし、もう出会えない友だちのことを考えたり…。生と死が真逆ではなく、つながっているように感じられて、前向きになれる」としみじみ。シシドさんは「心が温まる物語詰まっている。音楽って、改めてすてきなものだと感じました」と話していた。『リメンバー・ミー』は3月16日(金)より全国にて公開。短編『アナと雪の女王/家族の思い出』が同時上映される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月08日今年、映画『関ヶ原』で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した岡田准一(37)。もはや日本映画界にとって欠かせない俳優の1人といえる存在だが、「役者の世界で30代はまだまだ前哨戦。40代になって、どんな代表作を残せるかで決まる、と先輩方には言われているんです」と話す。 授賞式を前にした2月中旬、昭和の名優・志村喬さん(享年76)の歴史をたどる「志村喬記念館」を訪問した際、岡田は芝居に対する思いを語ってくれていた。 「志村さんの出演作や人となりについて知るようになったのは、かつて(高倉)健さんに『ぜひ志村喬記念館に行って、役者として勉強をしてほしい』と人づてに声をかけてもらったことがきっかけでした。はじめて訪れたのは’13年で、それ以降ここに来ては、お二人に『これからも頑張ります』という約束をしたり、気持ちを引き締めたり……。役者という仕事の原点に立ち戻って、スイッチを入れ直す場所になっています」(岡田・以下同) 志村喬は映画『生きる』に47歳で、高倉健は映画『八甲田山』に46歳で出演、後にそれぞれ自身の代表作となった。2人の名優の系譜に感じ入りながら、彼は自身の今後について次のように語る。 「大きな目標ですが、そのころ志村喬さんや高倉健さんに見えていた景色を、僕も見ることができたらいいなと日々思うんです。そのためには、いまをどう過ごすのか。今後に向けて自分の中でより濃く本気でいろいろなことを考えようと思っています。自分の人生経験は、芝居にも影響してくるものだと思いますし」 ’03年『COSMIC RESCUE』で映画デビューしてから、アイドルと役者の両輪でトップを走り続けてきた岡田。 「当時から応援してくれている人は、一緒に年齢を重ねて、僕の人生も見守り続けてくれている。自分でもおもしろい人生だと思っています。先輩、監督、V6のメンバー、そしてファンのみんな。今の自分があるのは、そうした人々とのご縁のおかげですし、みなさんには本当に感謝しています」 スイッチを入れた彼の横顔は、役者としてのこれからに、いっそうの期待を抱かせてくれたーー。
2018年03月08日第90回アカデミー賞にて作品賞と主演女優賞にノミネートされた映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。スティーヴン・スピルバーグ監督のもと、メリル・ストリープ&トム・ハンクスという2大オスカー俳優の初競演で話題を呼ぶ本作から、2人の緊張感あふれる演技合戦を垣間見ることができる本編映像がシネマカフェに到着した。今回到着した映像は、本編でも重要なシーンとなる、ある一幕。メリル演じる「ワシントン・ポスト」紙の女性オーナー、キャサリンと、トム演じる同紙編集主幹のベンが2人で部屋にこもり、政権によって隠蔽されてきたベトナム戦争に関する事実が記された機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”を巡り口論する場面。アメリカの有力な全国紙で唯一の女性経営者であり、男性社会の中で苦境に立たされながらも、会社のことを守るべくあらゆる困難に立ち向かってきたキャサリン。報道の精神を強く持ち、誰よりも真実を報道することに熱い情熱を燃やす編集主幹ベン。泥沼化していたベトナム戦争の“リアル”な分析記録である“ペンタゴン・ペーパーズ”を報道するか否か”という点において、それぞれの立場、考え方の違いから次第に口論が熱を帯びていく緊迫感あふれるシーンは、まさに、2大オスカー俳優による演技合戦が炸裂する映像だ。メリル、トム・ハンクスは「ずば抜けて頭がいい人」本作で実在の人物を演じきった2人は、初競演とは思えない信頼関係を築き上げ、互いにその演技に絶賛を贈る。メリルは「トムがハリウッドきってのナイスガイとして知られていることは有名よ。そして、実際にすごくいい人なの。でもそれだけでなく、ずば抜けて頭がいい人でもある。周りの人間に『もっと、もっと』と要求するベンの性格は、トムにも共通する部分だと思う」とコメント。さらに、本作がスピルバーグ監督との初タッグ作でもあることに、「スティーヴンはよく働いてよく考える人。でも、それは彼にとって遊びのようなものなの。子どものように、自由に映画製作に没頭しているだけ」とその印象を明かしている。「メリルは最高の演技をその場で一緒に引き出そうとする」一方、トムは「メリルが素晴らしいのは、どんな演技をしても必ず反応してくるところで、しかも事前に決めたことではなく即興なんだ。彼女は共演者を決められた演技に誘導するのではなく、最高の演技をその場で一緒に引き出そうとする。素晴らしい現場だった」と21回目のオスカーノミネートを誇るメリルの演技を絶賛、撮影現場で多くの刺激を受けたことを語っている。そんな2人の静かなる緊迫が伝わるシーンを、この映像から確かめてみて。『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は3月30日(金)より全国にて公開。3月29日(木)、TOHOシネマズ 日比谷にて特別先行上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 2018年3月30日より全国にて公開© Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
2018年03月07日女優のマーゴット・ロビー(27)は、現地時間4日にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第90回アカデミー賞の授賞式で、ほつれた自分のドレスを修繕していたという。マーゴット・ロビー(C)BANG Media International今回、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で主演女優賞にノミネートされていたマーゴットは、ビーズのストラップが施されたシャネルの白いオートクチュールのドレスを身にまといレッドカーペットに登場。式中に、その装飾が施されたストラップが外れてしまうトラブルに見舞われるも、マーゴットはアシスタントから借りた裁縫道具でドレスを自ら縫い合わせたのだという。その後、ピープル誌に「ちゃんと直してもらう時間がなんてなかったもの!」と明かした。そのインタビューの際、同じく主演女優賞にノミネートされていたサリー・ホーキンスも自身のプリーツドレスからスパンコールが取れてきているとマーゴットに打ち明けた。また、マーゴットのドレスは14人がかりで計600時間以上を要して制作されたようで、クリスタルでできたチューブに2つの椿の花をあしらった刺繍がされた例のストラップに550時間、ドレス自体にさらに130時間がかかったという。マーゴットのスタイリスト、ケイト・ヤングはインスタイル誌に今回の衣装について、「(ストラップの)刺繍が未来的で好きだわ。刺繍ってちょっと歳を召した女性イメージに取られることもあるけど今回は使用したかったの。クールな感じが出ると思ってね」と話し、「ドレスは着ている人に衣装を身に着けていると思わせてはだめ。クチュールというのはその人とその体型に合わせたものを作るということ。手が込んだものではあっても、着心地の良いものでなくてはいけないわ。だから今回は彼女が縛りつけたり、着づらそうに見えるものではなくリアルでエレガントに見えるものを目指したの」と続けた。さらに、シャネルのアクセサリーで彩られるというのはオリジナルの構想とは異なっていたことを明かしている。「当初は時代を超えた魅力を持つエレガントで大きな、光り輝くダイヤモンドを思い描いていたわ」「「けれど実際その大きなイヤリングをドレスと合わせたら、しっくりこなかったの。もっと小さくてこぢんまりとした、私物の個性的なダイヤモンドに変更したの。小さなハギーイヤリングとシャネルのダイヤモンドスターにね」(C)BANG Media International
2018年03月06日日本時間3月5日(月)に発表された第90回アカデミー賞にて長編アニメーション賞・歌曲賞の2部門受賞を果たした『リメンバー・ミー』。この度、歌曲賞を受賞した楽曲「リメンバー・ミー」が流れる、吹き替え版本編シーンが解禁された。『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」の作曲家ロペス夫妻が生んだディズニーの新たな名曲「リメンバー・ミー」。劇中では様々なキャラクターによってこの楽曲が歌われているが、今回到着したのは、元劇団☆新感線の橋本さとしが日本版声優を務める伝説の歌手エルネスト・デラクルスが歌う本編シーン。主人公ミゲルが暮らすメキシコの大スターデラクルスは、知らない人はいない偉大なミュージシャンとして語り継がれている人物。映像では、デラクルスが大きなコンサートホールで「リメンバー・ミー」を歌うと、お客さん全員が聞き惚れてその歌声に魅了されてしまう様子が映し出されている。デラクルスの大ヒット曲「リメンバー・ミー」は、一度聴いたら頭から離れなくなるメロディと“家族を忘れない”という誰もが共感できる歌詞で、ミゲルも一番お気に入りの曲。リー・アンクリッチ監督はロペス夫妻に、歌詞や音階が同じでも明るく楽しく感じられるものと、人々を感動させるもの、2つの意味で成立する曲を依頼。作詞を担当した妻クリステン・アンダーソン=ロペスは「いつか2人の娘と別れを告げるときにも、娘と心でつながり続けていたいという想いから『リメンバー・ミー』を書いたわ」と明かしている。『リメンバー・ミー』同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』は3月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月06日日曜夜(現地時間)、アカデミー賞授賞式にて主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンドが、その日のうちにオスカー像を盗まれていたことがわかった。「Variety」誌などが報じた。授賞式後、隙を狙ってフランシスのテーブルからオスカー像を盗み、堂々とFacebookにライブ動画まで掲載した不届きものはテリー・ブライアント容疑者。動画には「オスカー像をもらったよ。これは俺のだ。今夜は最高だぜベイビー!」とオスカー像を叩く掲げ、叫ぶ様子が映っていた。また、オスカー像に何回もキスし、周囲の人に触ることや一緒に写真を撮ることをすすめる始末。盗まれたオスカー像と犯人探しにセキュリティスタッフが奮闘していたものの、ブライアントを捕まえたのはセレブ御用達の写真家アレックス・バーリナーだった。バーリナーはブライアントにオスカー像を渡すよう求め、無事取り戻すことができたそうだ。その後、ロサンゼルス市警察が重窃盗罪でブライアントを逮捕。保釈金は約212万円(20,000ドル)に設定されたという。フランシスの代理人は「少しの間、離れることになってしまいましたが、フランシスとオスカー像は無事に再会を果たしました。『In-N-Out』のダブルチーズバーガーを食べて再会を祝ったんですよ」とウィットに富んだコメントを発表した。(Hiromi Kaku)
2018年03月06日日本時間3月5日(月)、第90回アカデミー賞「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞した辻一弘。この度、2014年に放送された辻さんのドキュメンタリー番組、ETV特集「『顔』に魅せられた男 ~特殊メイクアーティスト・辻一弘の挑戦~」が、3月7日(水)深夜にアンコール放送されることが決定した。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でゲイリー・オールドマンを大変身させ、見事日本人初のアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞の快挙を成し遂げた辻さん。受賞を機に放送されるのは、2014年4月12日(土)に放送されたもの。辻さんが特殊メイクの技術を駆使して独自に生み出したアート作品、過去の偉人の顔をある瞬間で切り取り再現する彫像作り。番組ではアート界の革命児、アンディー・ウォーホルの彫像作りに密着している。ETV特集「『顔』に魅せられた男 ~特殊メイクアーティスト・辻一弘の挑戦~」は3月7日(水)深夜0時~Eテレにて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月05日