くらし情報『取材中に“もぐもぐタイム” オスカー監督デル・トロの素顔』

2018年3月9日 18:00

取材中に“もぐもぐタイム” オスカー監督デル・トロの素顔

Photo by cinemacafe.net

第90回アカデミー賞が3月4日(現地時間)に発表され、ギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の最多4部門に輝いた。モンスターをこよなく愛する“オタク”監督の快挙を祝して、1月末に来日した際の取材秘話をお届けする。

■『シェイプ・オブ・ウォーター』は「いちばん大好きな作品」

今年のアカデミー賞で最多13部門にノミネートされ、4冠を達成した本作。米ソが冷戦を繰り広げていた1962年、政府の極秘研究機関で清掃員として働く女性イライザと、そこで出会った“不思議な生き物”が運命の愛を織りなすファンタジックなラブストーリーだ。


『シェイプ・オブ・ウォーター』(C)2017 Twentieth Century Fox

「奇妙で寓話的なテイストが強い映画だし、完成するまで『どんな映画なの?』って不安がる声もあった。だからこそ、監督として、テーマや題材に信念をもつことが一番大切だったんだ。実際、『シェイプ・オブ・ウォーター』は、自分なりの美意識と詩的なパワーを詰め込んだ、いちばん大好きな作品なんだ」とデル・トロ監督。ちなみに、2番目に好きな自分の作品は、『デビルズ・バックボーン』(2001年製作)だといい「公開当時はまったく評価されなかったけど、そんなこと、全然気にしていないよ」

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