ここでしか出合えない“まぐろ焼き”とれたての鮮魚が集まる東京・築地市場。築地といえば、寿司や煮付けなどでも大活躍するマグロを想像される方も多いのではないでしょうか。今回は築地場外市場に佇む、大人から子どもまで老若男女問わず人気を集めるマグロをお菓子にしたお店「さのきや」をご紹介します。たい焼きならぬ“まぐろ焼き”を提供するこちらのお店では、外側がサクサクの生地に自慢の小倉あんをたっぷりと詰め込んだ「本マグロ」や、小倉あんとあんずの甘さが絶妙にマッチした「中トロ」など、味もさることながら、ユニークなメニューが揃います。食べ歩きにもぴったりなまぐろ焼きとともに築地散策を楽しんでみてはいかがですか。もちもち食感がたまらない「中トロ」真っ白いフォルムが特徴的な「中トロ(税込 220円)」には、米粉を使いもちもち感を出した生地に小倉あんとあんずをトッピング。あんの濃厚で優しい味わいと、あんずの甘酸っぱいフルーティーさが口の中で混ざり合い、軽やかなハーモニーを奏でます。酸味がアクセントになり全体的にすっきりとした味わいに仕上がるので、しつこくなくさっぱりとした味を楽しめるでしょう。皮の部分は時間が経つと固くなってしまうそうなので、もちっとした食感を楽しみたい方は、なるべく早く召し上がることをおすすめします。甘味ののった「本マグロ」「さのきや」の看板メニューでもある「本マグロ(税込 200円)」。「中トロ」のもちっとした生地とは異なり、サクサクの生地の中にたっぷりの小倉あんが入っています。薄皮の生地に、今にも破れそうなほどあんが詰め込まれたこのメニューは、そのままそのまま食べるのも、外側の皮を中のあんにつけて食べるのもおすすめ。サクサクの皮はしっとりとしたあんと絶妙にマッチし、上品な味わいを楽しめますよ。パリパリ食感がたまらない「まぐろ最中アイス」ミルク・抹茶・いちごみるくの3種のフレーバーから選べる「まぐろ最中アイス(税込 220円)」は、これからの暑い季節にぴったりな一品。甘さ控えめな抹茶のアイスと小倉あんを一緒に食べると、落ち着きのある味わいに。冷たいアイスとパリパリの最中の相性も抜群です。お好みのフレーバーで小倉あんとのコラボレーションを楽しんでみてください。※今回は抹茶のフレーバーをご紹介しています。まぐろ焼きをおともに築地散策へ出かけよう!独創性あふれるメニューを提供する「さきのや」には、“まぐろ焼き”のおともにぴったりな、自家製梅シロップで作る「梅スカッシュ」や、こだわりの酒粕を使用した「甘酒」など、飲み物も充実しています。東京メトロ日比谷線「築地駅」から徒歩5分ほどの場所にある、「さきのや」でまぐろ焼きを片手に築地散策へと出かけてみませんか。スポット情報スポット名:さのきや住所:東京都中央区築地4-11-9 築地市場外電話番号:03-3543-3331
2018年06月21日秩父高原の初夏「天空のポピー 2018」埼玉・秩父高原牧場にある「彩の国ふれあい牧場」。皆野町と東秩父村にまたがる場所に位置しています。皆野町側にある牧草地にて「天空のポピー 2018」を開催中! 期間は2018年6月8日(金)まで。標高500m。1,500万本が彩る赤色のカーペット2006年よりポピーの植栽を始め、2008年以降「天空のポピー」として多くの来場者を楽しませてきたイベント。2018年で11年目を迎え、現在では5haもの面積に1,500万本超えのポピーが植わっています。10月下旬に種を蒔いたポピーが、この時期に一斉に開花。「天空のポピー」では“シャーレーポピー”を植えており、ピンク・白・赤色に咲きます。どの色に咲くかは、土の状態や気候などに影響されるのだそう。2018年は赤色に咲いた花が多く、まるで赤色のカーペットのような圧巻の光景にうっとり見惚れてしまいます。会場の広いスペースから上を眺めると、爽やかな青空と赤いポピーのコントラスが美しい光景が広がります。記念にお土産をゲットして期間中は皆野町・東秩父村を始め、JAちちぶなどから地元の特産物や土産品を販売するお店が出店します。出店は土・日が多いそうなので、気になる人は土・日を狙って。秩父鉄道「皆野駅」、東武東上線「小川町駅」よりバスまたはタクシー。開催期間を過ぎた6月9日以降は会場に入れなくなるので、開催期間中に訪れてみてはいかがでしょうか?イベント情報イベント名:天空のポピー 2018催行期間:2018年05月19日 〜 2018年06月08日住所:埼玉県秩父郡東秩父村坂本2949-1電話番号:0493-82-1223
2018年06月14日緑豊富な奥沢にあるマグロ好きの聖地緑も多く、住みやすい街と言われている世田谷・奥沢。その一角に「入船寿司」はあります。飾らない店構えで落ち着いた雰囲気です。お寿司がメインですが、新鮮な海産物を使った丼物やちらし寿司なども人気で、予約なしでは入るのが困難。リピーターも多く、遠方から足を運ぶ人もいるほどです。厳選された最高級のマグロのみを使用し、さまざまな部位の味が贅沢に堪能できます。マグロ好きにはまさに天国ともいえる寿司店です。狙ったマグロは逃さない! 最高級のマグロに会える店「入船寿司」は創業40年以上の老舗で、テレビでも取り上げられるほどマグロで有名なお店です。「築地で水揚げされたその日一番のマグロは、この店に来れば出会える」と言われているほどで、店主のマグロへのこだわりの強さがわかります。妥協しない素材選びと、鍛え抜かれた職人の腕前が多くのファンを虜にしている理由です。まさに名前の通り! リッチな「マグロづくし寿司」脂が少なくヘルシーで女性にも人気の高い「赤身」や、うまみと脂身が特徴で高級部位の「大トロ」など、マグロのさまざまな部位が堪能できる「マグロづくし寿司(税込21,600円)」。ぜいたくという言葉がぴったりの逸品で、食べた人の印象に強く残ります。マグロの握りが12貫に巻物と玉子。それぞれの味がしっかりしていて、素材本来のうまみを感じることができ、「お寿司を食べた」というよりは、「マグロを食べた」というほうがしっくりくるでしょう。特別な日の贅沢を、こだわり空間で堪能多様なシーンで利用可能な「入船寿司」。予約制の完全プライベート個室、職人の熟練された技を間近で見ることができるカウンター席、家族団らんなどグループで過ごせるテーブル席の3つが用意されています。落ち着いた雰囲気の店内で、マグロ一筋の名物店主が腕を振るいます。そこはゆったりと時が流れる大人な空間です。昔ながらの雰囲気は海外からのゲストにも喜ばれています。人気店ゆえ、確実に入りたい場合には予約することをおすすめします。築地の一番マグロここにあり! 名物店主の熱いこだわり「日本一のマグロバカ」と言われるほどの名物店主。築地に入荷するその日の一番マグロは「入船寿司が来る」と伝説になっています。金額を問わず、よい物を提供したい一心で、最高級のマグロをセリ落とします。その熱い想いに引き寄せられるように、全国のマグロ通が「入船寿司」に集います。口の中でとろけるマグロはまさに絶品で言葉も出ません。マグロ好きの人にはぜひおすすめしたいお寿司屋さんです。東急目黒線「奥沢駅」から徒歩1分、東急東横線「自由ヶ丘駅」から徒歩10分の住宅街に「入船寿司」はあります。飾らない店構えはそこはかとない懐かしさを放ち、老舗ならではの雰囲気です。本物のマグロを味わいたい方、マグロ好きな方は必見です。スポット情報スポット名:入船寿司住所:東京都世田谷区奥沢3-31-7電話番号:03-3720-1212
2017年10月23日築地発祥の老舗お料理菓子屋「築地ちとせ」が、9月11日(月)より「ちとせのおいも餅」の販売を開始しました。まるでスイートポテトの様な秋の実りを感じる逸品「ちとせのおいも餅」は、種子島産の安納芋を使った芋あんと相性の良い北海道産バターを練り込んだクリームをやわらかなお餅で包んだ、まるでスイートポテトの様な秋の実りを感じる逸品です。◆詳細販売期間:9月11日(月)~無くなり次第終了価格:8個入896円(税込)築地ちとせ東京の台所、築地。大正元年、食にゆかりの深いこの地で「御菓子司ちとせ」を創業。宮内庁御用達を拝命する等、確かな技で歴史を刻んできました。「東京お料理菓子」は日本各地の選りすぐりの食材が集まる築地ならではの新たなお菓子。東京の食文化の粋をお菓子で楽しんでみてはいかが。築地ちとせの天ぷらせんべい春先に水揚げされ、甘い身が特徴の良質な天然えびをふんだんに使用しています。日本三大葱の一つ「岩津ねぎ」等、その他五種のこだわり食材でかき揚げを表現。サクサクの食感を楽しめます。6枚入648円(税込)12枚入1,306円(税込)18枚入1,900円(税込)30枚入3,229円(税込)店舗情報・羽田空港特選和菓子館店[羽田空港第1旅客ターミナル2F]営業時間6:00~20:00(無休)・羽田空港フードプラザ店[羽田空港第2旅客ターミナル3F]営業時間8:00~19:30(無休)・キッテグランシェ店[JPタワーB1F]営業時間平日/土曜10:00~21:00日祝10:00~20:00定休日キッテグランシェに準ずる・東北道パサール羽生店[東北自動車道下りパサール羽生]営業時間8:00~20:00(無休)・ルミネ新宿店[ルミネ新宿LUMINE1B2F]営業時間10:00~22:00定休日LUMINEに準ずる
2017年09月15日(撮影:加藤順子) 7月4日の正午前の東京・築地市場。すでに早朝のセリは終わっていたが、いまもターレと呼ばれる1人乗りの荷物運搬車が縦横無尽に行き交い、市場ならではの活気と喧騒は続いていた。 野菜などの段ボールが積み上げられ狭くなった通路を、そのターレを巧みによけながら、市場の少し奥まった場所にある古めかしいビルの会議室まで、緑色の自転車でやってきたのが山口タイさん(74)。老舗の鮮魚仲卸「樋徳商店」の女将さんだ。 東京都中央区の、銀座からも1キロほどという立地での開業以来、80年以上にわたり「日本の台所」役を担ってきた築地市場が、移転問題で揺れ続けている。 老朽化を主な理由として、江東区豊洲への移転が決定されたのが’01年。’16年11月には新規開業の予定だったが、直前に就任した小池百合子都知事(65)が、豊洲の安全性の確保が不十分であることなどを理由に移転延期を発表。これを受けて今年1月17日に、卸業者が陳列する魚介類などの食材を“セリ”で買い取る築地の仲卸業者を中心とした女性たちのグループ「築地女将さん会」が発足。タイさんは、周囲に推されて、その初代会長に就任した。 「私たちは、移転したら“食の安全”が守れないと、15年も前から汚染などについて勉強し、反対を訴えてきました。その後、盛り土がなされていなかったり、次々と有害物質の存在が明るみに出ましたので、移転してしまっていたらと考えるとゾッとします」 しかし、築地で暮らしてきた女将さんだから言えるそのよさを、どう伝えたらいいかを模索しているうちに、事態はどんどん進行していった。 今年6月20日。「築地は守る。豊洲は活かす」。小池都知事らしいキャッチーなフレーズで、築地市場は5年後をめどに「食のテーマパーク」を有する拠点として再開発すること、豊洲市場は冷凍冷蔵などの機能を強化した総合物流拠点とすることなどの基本方針が発表された。 7月2日の都議会議員選挙では、都知事率いる「都民ファーストの会」が圧勝。築地女将さん会の月1回の定例会が行われたのは、このわずか2日後だった。 市場内にある会議室には、定刻の12時までに、タイさんはじめ、旗揚げメンバーのほぼ全員の30人の女将さんたちが次々に集合した。仕事の途中で駆けつけたのか、前掛け姿のままの女将さんも。 「小池都知事の基本方針の発表で、市場移転問題が忘れ去られてしまわないよう、私たちは、ますます声をあげていかなければなりません」 会長の挨拶を口火に、さまざまな意見が飛び交った。 「都知事は、選挙で信頼を得られたと言っている。知事の基本方針を都民の6割が支持するというけれども、3割の反対意見も聞いてほしい」 「銀座あたりから流れてくるお客さまや、高齢の方も、豊洲では、やっぱり通えないと思うんですよ」 「都議会選挙が終わって、現実も見なきゃね……」 2時間の間、それぞれの話に眼鏡越しに相づちを打ちながら聞いていたタイさんが、最後にに再び口を開く。 「豊洲には『行けないんです』ということを、あらためてはっきり申し上げたい。汚染の問題もあるし、このままでは移転費用がまかなえなくて、廃業せざるをえない店も出てきます。そんな現状を、小池都知事に届けましょうね」 巻き起こる拍手を聞きながら、タイさんは、会の結成当初を思い出していた。 「もう男の人たちだけに任せてはおけない。その思いでみんな集まりました。男性ですと確執もあったりするんですが、女性たちはしがらみもなく、“女将さん”というキーワードでつながることができたんです」 築地を、食の文化を守ることは、命を守ること。消費者や業者との店先でのやり取りや、暮らしの声と密接に関わってきた女性だからこそ感じることがある。それを小池都知事に伝えたい、もっと広く世の中に届けたい。その思いは強くなる一方だった――。
2017年07月23日(撮影:加藤順子) 東京都中央区の、銀座からも1キロほどという立地での開業以来、80年以上にわたり「日本の台所」役を担ってきた築地市場が、移転問題で揺れ続けている。 老朽化を主な理由として、江東区豊洲への移転が決定されたのが’01年。’16年11月には新規開業の予定だったが、直前に就任した小池百合子都知事(65)が、豊洲の安全性の確保が不十分であることなどを理由に移転延期を発表。これを受けて今年1月17日に、卸業者が陳列する魚介類などの食材を“セリ”で買い取る築地の仲卸業者を中心とした女性たちのグループ「築地女将さん会」が発足。老舗の鮮魚仲卸「樋徳商店」の女将・山口タイさん(74)は、周囲に推されて、その初代会長に就任した。 今年6月20日。「築地は守る。豊洲は活かす」。小池都知事らしいキャッチーなフレーズで、築地市場は5年後をめどに「食のテーマパーク」を有する拠点として再開発すること、豊洲市場は冷凍冷蔵などの機能を強化した総合物流拠点とすることなどの基本方針が発表された。 7月2日の都議会議員選挙では、都知事率いる「都民ファーストの会」が圧勝。築地女将さん会の月1回の定例会が行われたのは、このわずか2日後だった。その定例会でタイさんは30人の女将さんを前に、こう宣言した。 「豊洲には『行けないんです』ということを、あらためてはっきり申し上げたい。汚染の問題もあるし、このままでは移転費用がまかなえなくて、廃業せざるをえない店も出てきます。そんな現状を、小池都知事に届けましょうね」 長年かけて育んできた顧客との関係、商売敵の壁を超えて支え合ってきた仲間。タイさんは女性のネットワークを生かして、築地でしか営めない生活を守ろうとしている――。 「樋徳商店さんとは、先代からのお付き合いです」。女将さん会メンバーで、実家の鮮魚仲卸「大仲」を35歳で継いで、社長も務めていた今井千鶴さん(65)が語る。 「魚河岸は、なにしろ“切った張った”の世界。築地の女将さんのなかには、朝3時半に三つ指ついて、『行ってらっしゃいませ』と、ご主人を送る方もいます。外から嫁いだタイさんが女将としてやっていくには、陰でご苦労もあったと思います。彼女はみんなをやわらかくおさめることができる人望の持ち主。先代のご夫婦も、“縁の下の力持ち”という存在でしたね」(今井さん) 同じくメンバーで、場内の飲食店「豊ちゃん」の女将だった長田光子さん(90)はこう話す。 「もう亡くなりましたが、築地の飲食業組合の役員をしていた主人のモットーは、『役員会の招集がかかればすぐに店を空けられるように、1人は従業員を余分に雇っておくんだ』。リストラばかりが言われる現在とは真逆の発想でした。タイさんは、またたく間にみんなの意見をまとめて、堂々としています」(長田さん) 証言に出てきた、樋徳商店の先代の“縁の下の力持ち”的なエピソードは、タイさん自身の口からも語られた。 「あるとき、ほかの店のお客さんがウチに来て言うんです。『ひいきにしている店主が具合が悪くて店を畳みそうだから、今度は樋徳さんから買いたい』と。すると、先代はこう話したんです。『そんなこと言わないで、あちらで買ってあげてくださいよ。私で手伝えることはしますから』」(タイさん) 築地には、つかず離れずながら、いざというときには、グッと相手の懐ろに入り込む人情が生きていた。もちろん、いまも受け継がれている。 「うちの息子も、お客さんがたとえば安い魚を買おうとしていると、はっきり言います。『これは昨日のものなので、煮物ならいいですが、生ならあっちのがいいですよ』と。ごまかして売ることはしないというのは、私には頼もしく見えます」(タイさん) ここに仲卸の“目利き”の存在価値があり、それこそが築地の文化だと言う。もう一つ、築地が培ってきたもの。それが、“横のつながり”である。 「水産仲卸のいちばん端っこにある店はなかなか売れないけど、奥がいちばん面積は広い。だから、不公平にならないよう、4年に1度、抽選で場所替えをやるんです。引っ越しのときには、各店舗でネズミ駆除をやり、ときには、その店に合った備品を置いていったり。そんな譲り合いの精神があるんです。移転が言われだしてからは、いずれいなくなるんだからということで場所替えの抽選も10年ほど行われていませんが……」(タイさん) 譲り合いは、互いを思いやる気持ちから生まれる。タイさんには、忘れられない出来事がある。 「もう20年以上前でしたが、親しい人が病気になって、私はすごく落ち込んでしまって。そのとき場外のスーパーを経営する奥さんに、『近所にはみんないるんだよ。なんかあったら、声をかけてね』と言ってもらえて。それで、すごく明るくなれたんです」(タイさん) 家族や一緒に働く人たちと半世紀以上を築地で過ごしてきたタイさんだからこそ、見えている景色がある。 「壁がないんです。ほら、うちの周囲を見てもわかりますが、お店が仕切られていなくてつながっている。ふだんから、『氷、ちょうだいね』とか、『もらうわよ』と声をかけながら、パッと手を伸ばして隣の青い包み紙を借りたりね」(タイさん) その遠慮のなさも、先代の義母から自然に受け継いだ、ふだんのほどよい距離感があってこそ生きるもの。 「豊洲に行くと1軒ずつ、壁で仕切られた設計です。移転で、単に壁ができるだけではなく、それは綿々と受け継がれてきた、築地の文化がなくなってしまうことなんです。そのよさも小池都知事にお伝えしていきたいですね」(タイさん)
2017年07月23日「5月24日、市場問題プロジェクトチーム(以下「PT」)で提案された『第1次報告書案(案)』中の『築地改修案』に、築地市場敷地内にレストランや見学コースなどのレジャー施設を設け、さらに“ツインタワー”を建設するというプランがありました。これは“築地市場のテーマパーク化”。築地を売却せず、市場を自立させる大胆な“ウルトラC”案といえます」 こう話すのは、市場問題を取材しつづけ10年になるジャーナリストの池上正樹さん。6月23日の告示まで3週間を切った東京都議会議員選挙の公約として、都議会自民党は「早期の豊洲移転」を明言。これに対し、小池都知事の会派・都民ファーストの会は「総合的な判断」と明言を避けている。 そんななか、築地、豊洲、両市場の事業の見直しや、今後の市場のあり方などについて検討し、その結果を都知事に報告するPT(座長は小島敏郎氏)の会議が開かれた。そこで提案された“築地テーマパーク化”とは一体どのようなものなのだろうか。 「開場したら毎年100億円もの赤字が出ると試算された豊洲市場に移転せず、老朽化している築地市場を敷地内の空いている土地を利用し運営、もしくは一時的にどこかに移転して改修する、という案です。案に盛り込まれている“ツインタワー”とは、テナント用の高層ビルで賃料を確保する選択肢です」 さらに隅田川沿いに眺望のいいレストランなどをオープンして築地のブランド力をアップさせ、日本中、ひいては全世界からの集客も狙っているという。“汚染”が危惧される豊洲市場。“移転中止”への秘策ともいえるこの案は、さながら都知事側から都議会自民党に対しての“先制パンチ”のようにも映る−−。 このプランをどう捉えているのか、26日の会見で、本誌記者が都知事を直撃質問すると、小池都知事はこう答えた。 「築地のブランド力というのは、国内外で誰もが認めるところで、先日も『シャネル』社長のリシャール・コラスさんが《築地のブランド力のすごさ》に言及されたことを知りました。一方で、老朽化していることも事実で、環境の『安心・安全』について科学的、法的に調査を進めていこうと思います」 さらに、築地を「東京湾に面した非常に夢のある地域」としたうえで、こう続けた。 「船旅などでも水辺をもっと活用すべきではないかと。PT案は、『今後の築地の展開にはいろいろな考え方がありますよ』とご提示いただいたものだと思います。築地ブランドをどう生かしていくのかは、市場のあり方の戦略そのもののひとつ。『市場の持続可能性』について、さまざまな観点から進めているところですので、いろいろな案を私は歓迎したいと思っております」 これまで豊洲移転か築地改修かを、PTや専門家会議からの報告を受けたうえで「総合的に判断する」と言ってきた都知事。今回も言葉を選んで明言は避けたものの、「築地テーマパーク化」案に関しては“好感触”の姿勢を見せた。 築地存続に加え、ブランド力を生かした一大レジャー施設化。実現可能性はどれほどなのだろうか−−。都の財政事情に詳しい経済評論家の加谷珪一さんが、次のように分析する。 「豊洲市場に移転した場合、毎年の赤字が100億〜140億円と試算されています。仮に140億円の場合、都民1世帯あたりに換算すると毎年2,100円ずつの負担となります。一方、築地市場は毎年1億〜20億円の赤字と試算されますから、年間20億円として、1世帯300円ずつ。豊洲の『7分の1』の負担ですみます」 さらに、ツインタワーやレストラン、レジャー施設などのオープンによる収入も含めて試算してもらった。 「ツインタワーでのテナント運営による収入や、規模の大きな飲食街がオープンしたときの収入を合わせて、試算されている赤字の『20億』は楽々クリアできるでしょう。すると都民の実質負担は『0円』になるんです。ミシュラン店や一流ブランドが出店して結集したら、大きな利益が見込めるブランド力が築地にはあります。築地改修と豊洲開場の費用を比較してみると、築地に分があるように見えます」 築地仲卸業の女性グループ「築地女将さん会」(山口タイ代表)は「都知事にはご理解いただき、豊洲移転を中止し、築地改修の判断を」と強く要望している。果たして都知事の「総合的な判断」は都議選前か、後か、いつになるのだろうか−−。
2017年06月02日青空の下で思う存分ビールが楽しめる「100円ビールフェス in 川崎」が、5月26日(金)~28日(日)の3日間、川崎競馬場にて盛大に開催されます。提供されるアルコール・ドリンクはなんと全品一杯100円!超太っ腹なビールフェスで、賑やかな夏のはじまりを満喫しましょう!フェスの魅力をご紹介します。「100円ビールフェス in 川崎」の楽しみ方「100円ビールフェス in 川崎」のシステムは至ってシンプル。受付にて専用リストバンドを200円で購入するだけで、生ビールはもちろん、ハイボール、ワイン、焼酎などが全品一杯100円で楽しめます!また、座席がカジュアルに設定されているところも嬉しいポイント。テーブルでワイワイ立ち飲みしたり、天然芝の上で座って飲んだりと、自由なスタイルで気ままに満喫できますよ。お隣の方とのテーブルシェアなど、初対面の方と自然に会話が生まれるのも「100円ビールフェス」ならではの魅力。いつもと違った飲み会やデート、女子会にもピッタリです!●〈100円ドリンク一覧〉生ビール(サントリー「ザ・モルツ」)/ハイボール/焼酎(麦・芋・そば)/ワイン(赤・白)/日本酒/ソフトドリンク※ビール以外の飲料については当日一部変更の可能性あり2017年は飲食店数が2倍に!2016年11月に神奈川県の川崎競馬場で開催され、大好評のうちに幕を閉じた「100円ビールフェス in 川崎」。今回のフェスでは飲食店の数も2倍近く増え、人気のお店など含め約16店舗が出店します!ドリンク1杯100円というリーズナブルさに加え、おつまみにぴったりなメニューも勢揃い。開放的な初夏の空気が相まって、お酒もどんどん進みそうですね!もちろんソフトドリンクも100円なので、お車でお越しの方やお子さま連れでも安心。ぜひ足を運んでみてください。会社の仲間でワイワイ楽しみたい!という方は、「プレミアムフライデー」となる5月26日(金)に合わせて訪れてみては?青空の下で飲む生ビールは格別ですよ!●開催概要「100円ビールフェス in 川崎」【開催日】2017年5月26日(金)~28日(日)※ 小雨決行※ 荒天の場合は中止となります。【開催時間】5月26日(金)…15:00~20:00/5月27日(土)・28日(日)…11:00~16:00【開催会場】川崎競馬場 芝生広場【入場料】無料【主催】100円ビールフェス in 川崎 運営委員会(フラッグス株式会社/株式会社HotPod/株式会社スティールストリート)【協賛】サントリー酒類株式会社/沁 株式会社/雲海酒造株式会社【協力】株式会社よみうりランド/神奈川県川崎競馬組合/株式会社フェザンレーヴ/株式会社カクヤス/株式会社ダスキン玉川【URL】
2017年05月22日銀座千疋屋のスイーツショップ築地店にて、2017年2月1日(水)よりバレンタイン限定スイーツが発売される。「彩り」と題されたショコラは、日本の四季をモチーフに4種類のショコラそれぞれに旬の果物を使用した。四季のモチーフを描いた毬のような見た目も美しい。春は苺、夏は桃、秋は栗、冬は金柑の味わい。フランスで毎年行われる「サロン・デュ・ショコラ・パリ 2016」の品評会において最高位の金賞を受賞し、国内の先行販売では1時間で完売するなど、注目のショコラとなっている。また、果物専門店ならではの、フルーツを使用したボンボンショコラ「銀座千疋屋ショコラ2017」が新登場する。メロンとキウイ、タイベリーとライチなど、異なる2種類のフルーツによるマリアージュを楽しめる。ほかに、チョコレートの土台に苺を丸ごと乗せた「銀座まるごとチョコいちご」や、フリーズドライした苺にホワイトチョコレートをじっくり染み込ませた「いちごのチョコレート」など、旬の苺を贅沢に使用したスイーツもラインナップする。「彩り」、「銀座千疋屋ショコラ2017」、「いちごのチョコレート」は、有楽町で開催の「サロン・デュ・ショコラ 2017」でも販売される。【詳細】銀座千疋屋 築地店のバレンタイン発売日:2017年2月1日(水)アイテム一例:・彩り 4個入り 1,944円(税込)・銀座千疋屋ショコラ2017 4個入り 1,728円(税込)・いちごのチョコレート 70g 1,620円(税込)・銀座まるごとチョコいちご 3個入り 1,620円(税込)販売店舗:銀座千疋屋 築地店住所:東京都中央区築地3-7-2 築地スカイビル1F営業時間:10:30~18:30定休日:日・祝日・年末年始※2月6日(月)~2017年2月14日(火)の期間は休まず営業【問い合わせ先】株式会社銀座千疋屋 築地店TEL:03-6264-7440
2017年01月27日「築地という場所は、ある意味日本人が忘れかけている“昭和”が残っている。人間と人間の触れ合いの場所で、ひとがひとを見て魚を売る。昔、町の魚屋に魚を買いに行ったり、肉屋に買いに行ったりした時のような、触れ合いがいちばん残ってる場所かな」。力強い語りで、近いうちに失われてしまうかもしれない築地市場への愛を、鮨職人である中澤圭二さんは語る。2016年11月に80年の歴史に幕を下ろし、豊洲へと移転されることが予定していた築地市場だが、先日の小池百合子都知事による延期発表を受け、今後の動向にも大きな注目が集まっている。1年4か月にもわたる築地市場初の長期撮影を経て制作された『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』は、築地市場で働く約150人の人々のインタビューを収録したドキュメンタリー作品だ。劇中では、築地市場で働く人々をはじめ、ドキュメンタリー『二郎は鮨の夢を見る』にも出演する銀座「すきやばし次郎」の小野二郎・小野禎一などの鮨職人や、料理人、料理評論家、フードスタイリスト、“世界一のレストラン”と称されるコペンハーゲンの「noma」のシェフ、レネ・レゼピなど、食に関わる様々なプロフェッショナルが出演し、築地市場がいかに特別で、ほかにはない唯一の場所であるのかを語っている。その中のひとりとして、四谷「すし匠」の創業者である中澤さんも出演している。シネマカフェでは、現在ハワイにて鮨職人としての挑戦を続ける中澤さんに、帰国のタイミングでインタビューを実施。『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』が描き出す築地の魅力について語ってもらった。「豊洲移転を前に、どれだけ築地がすごい場所だったかということを、最後に映像として残せたということが素晴らしい。これだけ築地を写したのはこの映画がいままでで初めてだし、これからやろうと思ってもできないんですよ。なくなってしまうから」。築地市場という場所、そしてそこで働くひとびとの姿を、ここまで克明に捉えた映画が出来たことの喜びを語る中澤氏。それと同時に、なくなってしまうことがわかっているからこそ、これが最後になってしまうということへの寂しさが表情にあらわれる。観光名所としても知られる築地市場だが、私たち日本人にとっては、身近なようで漠然としたイメージしか持っていない人がほとんどなのかもしれない。映画の冒頭、やわらい光の中進んでいくカメラに導かれるように築地の中へと入り込むと、そこで働く人々のリアルな存在感とライブな雰囲気に、圧倒されてしまう思いがする。そこで交わされる言葉や、卸売が始まるときの緊張感は、新鮮な驚きとともに観るものの目に映る。映画の中でとても印象的なのは、仲卸をはじめとする築地市場の人々が度々口にする「信頼」という言葉だ。魚を釣る漁師、そして魚を売る仲卸の人々、さらにそこに魚を買い求める鮨職人をはじめとする料理人達、それぞれが職人としてのプライドを持ちながら、互いに信頼関係を築いていくことで、まるでバトンのように新鮮で良質な魚を繋いでいく。劇中で「一蓮托生」という表現もされるその信頼関係は、人と人とのつながりを大事にする築地市場が持つ大きな魅力だ。「お客さんが幸せになったときに全部のやってきたことが報われるんです。これは一人じゃできないんですよね。漁師さん、築地があって、我々があるんですよ。そういうみんなのキャッチボールの中で、お客さんが幸せにならなかったら、みんなの共同作業が報われないんですよね」。劇中に登場する、文化人類学者であり、「築地」の著者であるテオドル・ベスターは、築地で働く人々の姿を、“old-fashion”な労働倫理に溢れていると表現する。築地市場で働いたことがない観客にとっては、そこで働く人々の仕事は、まるで別世界のことのように思えるかもしれないが、築地市場の人たちの仕事に対するまっすぐな姿勢と、そこから発せられる真摯な言葉は、観るものはっとさせるほど普遍的な“働くことの美しさ”に溢れている。「極端に言ったら、私は寿司しか知らないんですよ。勉強嫌いだから寿司屋になったんです。築地にはそういう人いっぱいいますよ。だから、穴子だけは誰にも負けないように頑張ろう、エビだけは誰にも負けないよう頑張ろうって、そういう危機感が人をプロフェッショナルにするんです」。職人によって握られる一つの寿司に至るまでのドラマが描かれる本作だが、同時にファーストフード化する食に対する危機感も語られる。食に向き合い続けてきた中澤氏は、食の本当の意味が失われつつある東京への危惧を語る。「多分東京っていうところは戦場なんですよ。みんな戦っていて、余裕がない。だから、お腹はとりあえず満たすだけで、仕事をこなさないといけない。食というものを楽しんだり、そういう余裕が一番ないのが東京かもしれない。でも、お医者さんに行くより、食っていうのは体を治してくれるんです。おいしいものを食べて幸せを感じたときに、明日も頑張ろうという気持ちにさせてくれるっていうのが食の良さで、満腹感にするだけじゃなくて、その幸福感が明日の原動力になる」。自身の著書「鮨屋の人間力」の中で、人前に晒され、生身のコミュニケーションを通した鮨職人の仕事を「さらし」と表現する中澤氏だが、映画を通して感じるのは、鮨職人に限らず、築地市場で働くすべての人が「さらし」の仕事をしているということだ。コンビニやスーパー、ファミレスに行けば、それなりの味の料理を簡単に口にすることができるようになってしまった私たちは、本作を通して、人間的な営みとしての食について改めて考えざるをえないだろう。「料理ができるまでの行程で、魚の価値や、丁寧に扱うこと、感謝すること、そういうことを築地は教えてくれる場所かな。やっぱり寒いときに手を真っ赤にしている魚屋さんの姿を見たら、背筋が伸びるじゃないですか。やっぱりそれが触れ合い、ライブ感ですよ。それがなかったらつまらない」。移転先の豊洲についてのニュースが現在も頻繁に取りざたされているが、中澤氏はそこでの“システム化”への懸念を口にする。「ちょっと豊洲は心配だね。一見清潔で、温度管理とか、冷蔵庫みたいに便利なんだろうけど、完全にシステム化がされてしまうのが怖い。多分、あと5年もしたら、築地で行われていたことが信じられないと言われてしまうような時代が来る。でも、この現代にそれを当たり前にやっていた築地がどれだけすごかったか。それが5年後10年後にもっともっとわかってくる、非常に価値のある貴重な映像だと思います」。『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』というタイトル通り、築地市場という“不思議の国”を体験することができる本作。「ここにいる人は妄想癖があるんです」と劇中で語られるように、築地市場で働く人々は、自らの仕事の先にいる、その魚を口にする誰かのことを思いながら働いている。そんな“Wonder”に溢れたこの場所は、日々の仕事に追われる私たちにとって、まさに“Wonderland”なのかもしれない。「日本人の粋っていうのかな。やせ我慢もあるし、築地市場らしく、築地の魚屋らしく、っていう顔をみんなしてるんですよ。貧弱ではないんです。それがあの空気に入ったらそういう風になるんですよ。それが築地の凄さです」。築地市場で働く人々の眩しい姿を、本作を通して感じてみてほしい。(text:cinemacafe.net)
2016年10月16日日本各地をロケし出演者が食材の収穫から参加、その土地の郷土料理を紹介するバラエティ番組「満天☆青空レストラン」の10月15日(土)今夜放送回に、俳優の大野拓朗が出演。MCの宮川大輔と新潟の「砂里芋」を味わい尽くす。今回のロケ地は新潟県北蒲原郡聖籠町。ここの砂地で育つ里芋はその名も「砂里芋」と呼ばれ、普通の里芋よりもキメが細かく独特の粘りとモチモチの食感が特徴。そんな「砂里芋」を今回番組では紹介。食べ応え抜群で甘みのある「焼き里芋」に食感が最高の「マッシュ里芋の揚げワンタン」、とろみと粘りが際立つ「里芋ポタージュ」などが登場。「里芋ポタージュ」には宮川さん、大野さんも大興奮。そして新潟名物の芋煮で乾杯し、新潟のブランド牛「村上牛」をふんだんに使ったしぐれ煮も登場する。「砂里芋」と新潟の魅力満載の30分となる。今回ゲストで登場した大野さんは2010年映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』で俳優デビューすると、翌年ドラマ「美咲ナンバーワン!!」でドラマ初出演。『黒執事』や大河ドラマ「花燃ゆ」への出演などで着実に実績を積み重ねると、今年に入ってから連続テレビ小説「とと姉ちゃん」への出演をはじめ、橋本環奈の主演で話題となった『セーラ服と機関銃 -卒業-』や『高台家の人々』『ホーンテッド・キャンパス』と出演作の公開も相次ぎ、9月には日本テレビで放送されたドラマスペシャル「がっぱ先生!」やテレビ東京で放送された湊かなえ原作のサスペンスドラマ「望郷」の「雲の糸」に連続で出演、いま一番勢いのある俳優の1人となった。来年1月から上演されるミュージカル「ロミオ&ジュリエット」ではロミオ役に抜擢。活躍の場を広げさらなる成長が期待されている。「満天☆青空レストラン」は10月15日(土)今夜18時30分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年10月15日「ぴあ」調査による2016年9月30日、10月1日のぴあ映画初日満足度ランキングは、豊洲新市場への移転も話題となっている築地市場で働く人々を追ったドキュメンタリー『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』がトップに輝いた。その他の画像本作は、80年の歴史を持つ築地市場の舞台裏に迫った作品。1年4カ月の長期に渡る取材により、仲卸業者の日々の営みや、彼らを取り巻く人間模様が築地の四季と共に紡がれる。映画には“知られざる築地”の姿がたくさん描かれており、出口調査では「築地全体での仕事の役割分担がわかりやすかった」「魚を獲る人、卸す人、料理する人。すべてのつながりが伝統を受け継いでいく。その流れが見えてきた」といった声が寄せられた。また、寿司屋経営者や料理人など“食”に関わる仕事をしている観客からも好評で、「築地の深い部分を見ることができた」「専門の人間でも気付かなかったような部分も描かれていた」などの声が聞かれた。さらに本作には、そこで働く人々の“想い”も丁寧に映し出されていたようで、観客からは「働く人の本音がきちんと描かれていた」「築地をいかに愛しているかが伝わり感動した」「ひとつひとつの言葉が深く響いてきた」「“築地”の情熱が伝わってきた」「職人としての意識とプライドが印象的。業界を盛り上げたいという職人の心意気に共感」といったコメントが集まった。なお、満足度ランキングは、イーサン・ホークが老ピアニスト、シーモア・バーンスタインにカメラを向けたドキュメンタリー『シーモアさんと、大人のための人生入門』が2位に、比嘉愛未、ミムラ、佐々木希が3姉妹に扮したヒューマン・ドラマ『カノン』が3位に入っている。(本ランキングは、9/30(金)、10/1(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』公開中
2016年10月03日土屋太鳳、竹内涼真が出演する現在公開中の映画『青空エール』。この度、本作のオリジナルVR映像がリリースされた。ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさ(土屋太鳳)は、ランペット初心者ながらも吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。しかし、やはりレベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)。お互い夢に向かって励まし合う2人は、ある「約束」をかわす。それは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援すること。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは1人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好き、って言ったら困る?」と告白してしまう…。累計発行部数400万部を突破した河原和音による同名コミックを実写映画する本作。すでに8月20日(土)より公開中の本作は、初日アンケートにて、満足度97.1%、感涙度91.8%という好評価を叩き出し、中でも「竹内涼真演じる山田大介に元気づけられた!」「私も大介に励ましてもらいたい!」という声挙がっている。そして、そんな反響に応えるかのように、今回竹内さんによる完全撮り下ろしの映画オリジナルVR映像のリリースが決定。今回リリースされた映像は3パターンあり、竹内さん演じる制服姿の大介が、様々なシチュエーションで心に響くエールを贈ってくれる。そんな今回のVR映像は、まず落ち込んだ時に「元気出して!」と明るく話しかけてくれる「元気出して篇」。次に、隣の席に座ってまるで付き合っているような気分が味わえる「正直篇」。そして「甲子園行くまで誰とも付き合わないから!」という原作の中でも人気のセリフを言ってくれる「絶対篇」といったシチュエーションが楽しめるという。なお、大介と2人きりの空間で、目の前にいる大介が視聴者に対してメッセージをくれるこの映像体験は、無料配信アプリ「ハコスコアプリ」にて視聴が可能となっている。『青空エール』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年08月30日土屋太鳳を主演に迎え、竹内涼真や葉山奨之、松井愛莉、山田裕貴らフレッシュなキャストが集結した『青空エール』。この度、主題歌を担当した「GReeeeN」の妹分「whiteeeen」が歌う「キセキ~未来へ~」のミュージックビデオ(以下:MV)が公開され、その中で竹内さん演じる山田大介のスピンオフストーリーが描かれていることが分かった。数々の大人気漫画を生み出している「別冊マーガレット」の中でもこれまで「高校デビュー」「俺物語!!」などの傑作を生み出してきたヒットメーカー・河原和音の代表作「青空エール」を映画化した本作。今回公開されたMVには竹内さん演じる山田大介と、このオリジナルストーリーに新たに登場する野球部マネージャー役の矢野優花が出演。本作からインスパイアされたオリジナルのアナザーストーリーが展開される。映像の中では、同じ部活の山田大介に想いを寄せるマネージャーの目線で描かれ、練習試合のウィニングボールをさりげなく大介に渡されたマネージャーは、勇気を出して告白しようとラブレターを持ち自宅を出る際に母親から突然の転勤による転校を告げられる。新しい学校での生活が始まるが、大介を忘れることができないマネージャー。大介の学校の甲子園出場ニュースを知り、再びラブレターを手に大介のもとに走っていくが…。野球にひたむきに取り組む大介に対し、自分の恋する思いを大介への“応援”に変えたとき、やぶり捨てたラブレターの破片の「好きです」の文字が大介の手のひらに飛び込む。MVに参加した竹内さんは「whiteeeenさんが歌う『キセキ~未来へ~』と映画が連動していて映画をみて下さった方は映画『青空エール』の気持ちに浸れると思います。このMVでは共演者が“小野”ではなく“矢野”になっているというところも面白い部分ですし、本編とは少し違った“大介”が見られると思いますので、映画本編とMVのどちらも楽しんで頂けると思います」とコメント。マネージャー役の矢野さんは「今回のMVは“山田大介”君に片思いをする女の子ということで、きっと片思いって誰しも経験することだと思うので、MVを観て共感して胸が苦しくなったり、キュンキュンしてもらえたらなと思います」と語った。『青空エール』は8月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月19日川原和音のベストセラー少女コミックを実写化した『青空エール』で、いまをときめく若手俳優2人が共演。直接の共演シーンは数箇所のみ、役柄同士の関係はちょっと微妙!?それでも、竹内涼真と葉山奨之の間には得難い絆が生まれたという。『青空エール』の物語は、主人公・小野つばさ(土屋太鳳)が高校の吹奏楽部に入部するところから。初心者ながらも自分のトランペット演奏で野球部にエールを送りたい。そんな夢を抱くつばさは、甲子園を目指す野球部員・山田大介と互いを励まし合う関係になる。その大介を演じる竹内さんは、彼のことをこう分析する。「真っ直ぐで、びっくりするほど優しい。意識せず、自然と人に優しくできちゃう人なんです。ちょっと天然で不器用でもあるけど、それが周りの目には優しさに映る。いそうでいない男の子かなと思います」。一方、葉山さんが演じるのは、本人いわく「クールなトランペットの天才」。名門吹奏楽部のエース、水島亜希は、初心者のつばさにつらくあたりつつも厳しさで導いていく。「つばさと水島は、3年間を経て同志になる。“何だコイツ?って最初は思いました”と皆さんによく言われるんですけど、彼も成長するし、弱い面も見せ始める。そういった部分に共感してもらえればいいなと思いました」。かたや野球部、かたや吹奏楽部。つばさを挟んで顔見知り程度の役柄の2人だが、「面白い関係性の2人なんですよね。お互いに嫉妬しているところもあるのかなって」と葉山さん。竹内さんも、その意見に頷く。「嫌いじゃないけど、全く違うタイプ。でも、お互いのことが気になっているし、ちょっと知りたい気持ちもあるんでしょうね。自分にないものを持っている相手だから。2人とも熱いし、考え方は一緒だったりもするんですけどね」。そんな大介と水島が顔を合わせるシーンでは、「普段の僕たちはすごく仲がいいのに、そのときだけは自然と微妙な距離感になっていました(笑)」と口を揃える2人。ちなみに、竹内さんは「カットがかかった後もちょっとだけ役を引きずる」、葉山さんは「カットがかかったらすぐ自分に戻る」タイプだそうで、役に対するそれぞれのスタンスや普段の関係性からの変化すらも楽しんでいたようだ。役同士の関係性と普段の彼らがいかに異なるか。それは、次の発言が教えてくれる。「撮影が終わってからも、涼真くんとは毎日というくらい連絡を取り合っています。いないと寂しい(笑)。好き度がどんどん増していますし、いまや涼真くんのスケジュールは彼のマネージャーさんよりも把握している自信があります!“涼真くんのスケジュールが空いていたら、ご飯に誘おうっと”って日々考えているので」(葉山さん)。「僕の方が年齢は上ですけど、精神年齢は一緒。性格も結構似ていて、“分かる、分かる”っていう部分が多いんです。要するに、両想いですね」(竹内さん)。ということは、つばさと大介以上にストレートな両想い?こう訊くと、「あっ、そうですね。僕たちは遠回りしないですから!話が早いです(笑)」と竹内さん。葉山さんも劇中のつばさの台詞を引用しつつ、「“好きって言ったら困る?”なんて思わないですもん。好き!好き!ってすぐ言っちゃいます」と笑う。とは言え、やがて惹かれ合いつつも、互いの胸に飛び込めないつばさと大介のもどかしい恋模様はもちろん理解できるもの。「野球を純粋に愛している高校生の男の子だからこそ、大介はつばさの告白を断っちゃうんです」と竹内さんが説明する。「それに、冷静に考えると、あれは告白のタイミングが本当によくなかった(笑)。大介は自分が慕っている先輩の代わりに試合に出て、ミスをしてしまう。それによって甲子園に出られず、先輩の高校3年間を終わらせてしまったわけで、あんな状況で野球も好きな女の子も背負うなんてできないですよね。まだ高校1年生で、器も小さいでしょうし」。では、竹内さん、23歳が大介の状況に置かれたとしたら、「普通に付き合うと思います。彼女の存在もモチベーションにすればいいだろうし」。葉山さん、20歳も「“好きになったら困る?”って、困らないよね!“ハイ!”となる(笑)」と同意。ただし、はたと我に返り、「困ってしまう純粋さが大介にはあるんだけど。僕たちはもう純粋じゃないのかな…」と顔を見合わせもするのだが。恋心あり、情熱ありの青春模様に触れ、自身の高校時代もよみがえったという2人。「高校時代って熱いのがこっぱずかしくなる時期でもありますけど、『青空エール』がそんな気持ちを取り払ってくれる」(竹内さん)、「僕は部活をやっていなかったので、やっておけばよかったなって後悔しました」(葉山さん)と口々に語る彼らが、いまの自分に“エール”を送るとしたら?最後となるこの問いに、2人とも表情をキリリと引き締めた。「“がむしゃらに頑張れ!”と言いたいですね。これだけ若手の俳優さんがいて、みんなライバルというよりは仲間だけど、でもどこかで(ライバルだと)意識している部分もありますし、その中で天狗にならず感謝を忘れずがむしゃらにいきたいです」(葉山さん)。「常にイメージを高く持って、あとはそこに向かうだけ。過ぎたことは気にせずポジティブに。ただ、意識を高く持つのと過信するのは紙一重だったりもするから、自信を持ちつつ、けれども過信せず。難しいけど、そんな自分でありたいです」(竹内さん)。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)
2016年08月18日女優の剛力彩芽が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『グ・ラ・メ! ~総理の料理番~』(毎週金曜23:15~24:15 ※一部地域は異なる)では毎回、東京・築地周辺の人気グルメが登場する。このドラマは、吉田茂政権以来、70年ぶりとなる「官邸料理人」に抜てきされた、主演の剛力彩芽演じる天才シェフ・一木くるみが、その腕一本で数々の要人・政治家たちを虜にしていく姿を描くもの。そんなくるみと、彼女の面倒を見る官邸食堂の料理人・田村友和(三宅弘城)は、ある定食屋に黙って座れば、店主の「かなさん」が特別ルートで調達してきた、築地で話題の絶品グルメがなぜか食べられる、という設定になっている。22日放送の第1話では、築地市場の名店「とんかつ八千代」で限定提供される「チャーシューエッグ定食」が登場して話題に。この定食屋は、2人がアイデアを練る重要な場になっており、今後も、ビーフシチューやカレーなど、築地周辺で食べられる有名グルメが毎週登場する予定だという。
2016年07月29日主演の土屋太鳳をはじめ、フレッシュなキャストで贈る『青空エール』。この度、8月17日(水)リリース予定の「whiteeeen」のニューシングルで本作の主題歌 「キセキ~未来へ~」のミュージックビデオ(以下:MV)が完成した。ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさ(土屋太鳳)は、吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。だが、トランペット初心者のつばさ。レベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、ある「約束」をかわす。それは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援すること。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは1人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好き、って言ったら困る?」と告白してしまう…。「高校生活やりなおしたい!」「涙でページがめくれない!」と読者の心をつかみ、累計発行部数365万部を突破した同名コミックが原作の本作。昨年ついに最終回を迎え、いま“青空ロス”を嘆くファンが続出する中、この夏実写映画としてその青春と感動を届ける。キャストには、ヒロインの土屋さんをはじめ、竹内涼真、志田未来、上野樹里らそのほかフレッシュなキャストが脇を固めている。主題歌である「キセキ~未来へ~」は、「GReeeeN」の大ヒット曲「キセキ」のカバー楽曲。そして、そんな楽曲を歌う「whiteeeen」は、『ストロボ・エッジ』の主題歌「愛唄~since2007~」でデビューし、iTunes/レコチョク他、計8配信サイトでチャート1位を記録、今年2月には「第30回日本ゴールドディスク大賞」ベスト5ニュー・アーティストを受賞するなど、輝かしい記録を残した全員10代による女性ボーカルユニットだ。このほど到着したMVでは、土屋さんと竹内涼真の共演シーンを始め、初出し映像をふんだんに使用した感動的な仕上がりとなっている。また原作者の河原和音は、「青空エール」を描いている際、ずっと聞いていた曲だと明かし、「主題歌になって嬉しいです。きれいな声で爽やか切ない気持ちになります」と語る。さらに本MVに関しては、「whiteeeenさんの『キセキ~未来へ~』とともに場面映像が流れるMV映画ver.は本当によかったです。サビの盛り上がりで泣きました」と絶賛のコメントを寄せていた。なお、今回リリースされるシングルには、本作の挿入歌「メロディー」も収録されている。『青空エール』は8月20日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月22日●テレビ東京の決断に驚いた、ドラマ『ヤッさん』テレビ東京系の金曜20時ドラマ『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿』(7月22日スタート)。伊原剛志がテレ東初主演と話題となっているが、実はドラマ通が注目した話題がもうひとつあった。古くは『木曜の怪談/怪奇倶楽部』『いいひと。』、近年は『アンフェア』『リーガル・ハイ』シリーズなどで名を知られる稲田秀樹プロデューサーが、テレビ東京社員としてプロデュースに関わっているという点だ。制作プロダクションである共同テレビジョンで、多くのドラマを生み出してきたプロデューサーが、テレビ局に移籍。しかも、テレビ東京! ということで注目を集めた今回の件、気になる真相や、新たな作品『ヤッさん』にかける思い、そしてテレビ東京の印象について話を伺った。○生活が一変するような移籍――かなり業界的というか、個人的な話から伺ってしまうのですが、共同テレビジョンからテレビ東京に移籍(転職)されたのはどのような経緯があったんですか?私は52歳になるんですが、まさかこんなに生活が一変するような転職をするとは、これまで想像すらしたこともありませんでした(笑)。以前の会社では管理職に就いていたのですが、どうしても現場でのモノづくりの最前線に復帰したくて、光栄にも熱心にお誘い頂いたご縁もあって、熟考を重ねた上で、新しい場所でトライすることになりました。――これまで、テレビ東京さんとは作品をつくられてなかったと思うのですが、いきなり入社されるというのもすごいですね。これまでも何度か一緒にやりましょうとご提案をいただいていたんですが、スケジュールの関係もあって、なかなか実現には至りませんでした。実は、今回も当初は別の企画でお話を受けていたんです。たまたま管理職という立場上、スケジュールが空いていたので、会社とも相談の結果、お引き受けすることになりました。その後、長く準備をしてきた当初の企画が頓挫するアクシデントがあって、私の転職だけが残るという事態に陥ってしまったんですが……。――それは大変ですね……。すぐさま別の企画を立ち上げなきゃ、ということで、初仕事から大ピンチです(笑)。そこで最終的に形になったのが『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿』でした。結果としては、自分の企画で初仕事を迎えることができたので、とてもラッキーでした。――管理職になった方が、現場が恋しくなるという話は色々な会社で話を聞きます。テレビ局にしても制作会社にしても、ヒット作を生み出して結果を残した人材が管理職になる傾向がありますが、そういう人ってそもそも現場でのクリエイティブが好きな場合が多いですよね。マネージメントというと違うステージになりますし、成功体験があればあるほど、他の人の作品にも口出ししたくなっちゃうところもあると思うんですが、現場の若い世代にとって決して良いことではないですからね。フラストレーションがたまることも多いと思います。○制作者に寄り添う大英断――そういった経緯があって、テレビ東京に入られたわけですが、『ヤッさん』はどのようにお話が進んだんですか?企画を考える時は、僕の恒例行事なんですけど、だいたい大きな書店に行って、あえて膨大な情報の中で溺れるような感覚に自分を置くようにしています。そうすると最終的に何か自分に引っ掛かるモノが見えてくることがあるんです。今回もなぜか『ヤッさん』の原作がバーンと目に飛び込んできました。「80%の人が電車を乗り過ごすほどの面白さ」という大胆な帯も気になったのかもしれませんが(笑)。即座に買って読んだら本当に面白かったし、テーマも興味深くて、ぜひドラマにしたいと思いました。――今までの作品とはまた雰囲気が違うのかな、とも思いましたが。そもそも飽きっぽい性格なので、同じような作品が続くのはあまり好まないんですよね。以前はヒューマンなものも手掛けてますが、ここのところは毒っ気の多いダーク系の作品が続いていたので、思い切って真逆なものをやりたいという気持ちはありました。笑って泣けて、ドラマの王道に戻ったものを、テレビ東京の金曜20時枠でトライできるのは、幸せなことだと思います。――そこで『ヤッさん』がぴったりだったんですね。でも最初は、企画会議でも反応が悪くて。主人公がホームレスという設定は、さすがに視聴者にネガティブに捉えられるんじゃないかと、出した直後に却下されました(笑)。他局でも、それが理由で実現に至らなかったと出版社から聞いていたので、さもありなんと。その後、他の企画もいろいろと出したんですがなかなか決め手がなくて。タイムリミットが迫った最後の会議で提出した数本の企画の中に、リベンジと思って練り直した『ヤッさん』を加えてプレゼンに臨んだんです。そうしたら、すべてを説明し終えた後、最終的な決断をする立場の方に「制作する人間としては、正直どれが一番やりたいの?」と質問されたんです。「『ヤッさん』です」と答えたら「わかった、じゃあそれで行こう!」と言ってくれました。最終的には制作側の想いに寄り添って決めるんだ、というのは新鮮な驚きでした。――それは、テレ東の良さと言えるでしょうか。クリエイターを大事にする社風は感じています。みなさん、純粋に作品に向かい合っている。特に深夜帯で、独特な番組を生み出しているのは、クリエイターの自由度が高いからだと、入社して改めてつよく実感しています。●難航する築地市場の撮影許可に、思いもよらぬ奇跡が!○築地の苦労話――そこまでして『ヤッさん』をやりたかった理由は。メインの舞台が築地ということも大きいですね。市場の移転が迫るタイムリーな時期でもありますし、世間も注目している。どうにかドラマという形で、映像に残せないかなという思いはありました。――築地市場で撮影をするのは、難しいものですか?生鮮の仕事に真剣に向き合われている方々が集まる場ですから、衛生面なども考えて、撮影そのものの受け入れが厳しいんです。特にドラマは撮影隊が大所帯になりますし、交渉は想像以上に困難でした。それこそ途中で諦めかけたこともありました。どこかに築地に見立てたセットを作ってやるしかないかなどと考えることもありましたが、どうしてもここはホンモノの築地市場で撮りたいと、粘り強く交渉した結果、撮影ギリギリの段階でご理解を得ることができました。最後は築地人の粋を感じました。本当に有難かったです。――最後は熱意が伝わったんですね。幸運もありました。主演の伊原剛志さんのマネージャーさんのご実家が、築地の大手の仲卸だったんです(笑)。今はお兄様がお店を継いでいらしていて、ご協力をいただけたのは大きかったですね。もちろん、伊原さんにオファーしたときは全く知りませんし、奇跡としか言いようがありません。成功する作品には、図らずもこのような運命的なことが起こることが多いので、視聴率的にもきっときっと成功できる予感がします(笑)。○築地にぴったりな旬で新鮮なキャストたち――出演される方々について、印象はいかがですか?伊原さんを筆頭に、全員が適材適所、ぴったりなキャスティングだと自信をもっています。ヤッさん役は、江戸風のべらんめえ調で威勢がよく、うまいもん食ってニカっと笑う顔が似合うのを一番大切に考えていたんですが、普段のイメージとは違う伊原さんの姿が思い浮かんで…。でも、今撮影しながらも、まさにイメージ通りで本当によかったなあと思っています。柄本佑くんは若手男優の中でも注目していた方で、ぜひ一度ご一緒してみたいと前々から思っていました。タカオに求められる高い演技力もみごとクリアして頂いてます。そして、里見浩太朗さんの存在感も大きい! 『リーガルハイ』からのお付き合いになりますが、ご快諾頂いたときはとても嬉しかったです。――テレビ東京のドラマ『侠飯~おとこめし~』には、柄本さんの弟さん・柄本時生さんが出演されますが、それは事前にご存知だったんですか?実は一緒にプロデュースしている濱谷君がかけもちで担当しているんですが、まったく意図はしていませんでした。双方、決まってみたら、同じ曜日に、どちらも食というテーマで、年配の男性と若い男性のバディという設定で、それぞれ柄本ブラザーズが出ているという(笑)。これはネタとして使っていくしかないかなとは思いました。美味しいフライデーとして、ぜひ両方見ていただければ。『侠飯~おとこめし~』の生瀬さんとは長いお付き合いで、先日撮影の陣中見舞いに行ったら「なんで移籍したの?」ってすごくしつこく聞かれました(笑)。――築地の光景や、人情話の他に、実はこんなところも見どころ……という部分を教えてください。個人的にはテレ東移籍記念ドラマと思っているので、できるかぎりテレビ東京の名物番組を感じさせる小ネタを入れていきたいと思っています。ちょっとマニアックですけど、ぜひ注目してください。
2016年07月21日土屋太鳳をはじめ、竹内涼真、葉山奨之、松井愛莉、山田裕貴らフレッシュなキャストで贈る映画『青空エール』。この度、本作の主題歌が「whiteeeen」の歌う「GReeeeN」の「キセキ」のカバー曲「キセキ~未来へ~」に決定。併せて本編映像も初解禁された。ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさ(土屋太鳳)は、吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。だが、トランペット初心者のつばさ。レベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、ある「約束」をかわす。それは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援すること。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは1人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好き、って言ったら困る?」と告白してしまう…。今回主題歌を歌うのは、全員10代による女性ボーカルユニット「whiteeeen」。彼女たちは、2015年、「GReeeeN」の「愛唄」をカバーした「愛唄~since2007~」でデビューし、iTunes/レコチョクほか、計8配信サイトでチャート1位を記録するなど、同年の新人アーティストとして輝かしい記録を残している。また、「whiteeeen」が映画主題歌を担当するのは、デビューシングル「愛唄~since2007~」(『ストロボ・エッジ』)、2ndシングル「ポケット」(『シンドバッド』)に続き本作が3度目。発表するシングル3作全てが映画主題歌として扱われることとなった。原作を読んでいたという「whiteeeen」は、「主題歌が決まったと聞いたとき、そして、その曲が『GReeeeN』さんの代表曲である『キセキ』を歌わせていただけると聞いたときは、嬉しさと驚きのあまりに叫んでしまいました」と語り、「すごく不安もありましたが私たちがカバーすることに対して『GReeeeN』さんからの温かい言葉をスタッフさんから聞いたとき、絶対精一杯自分たちの声で『キセキ』を歌おう!!!という気持ちが強くなりました」と「GReeeeN」からエールがあったことも明かした。また原曲を何度も聴いて勇気と元気をもらったと語る土屋さんは「その魂を受け継ぐ曲が主題歌と知り…まさに奇跡だと感じています。心が熱いです。『whiteeeen』さんのまっすぐな歌声は、たくさんの仲間と一心不乱に生きた『青空エール』の撮影の日々が、どんなに大切な奇跡のような時間だったかを思い出させてくれます」とコメント。また竹内さんも「撮影現場で、主題歌が何になるのか話したりしていました。その中で『キセキ』も挙がっていたので、主題歌になることを知ったときは嬉しかったです」と話し、「聴いたときに自分が撮影していたシーンが蘇ってきて、僕らの熱い気持ちと『whiteeeen』さんが歌いあげてくれたメロディがシンクロしているなと感じました」と楽曲を絶賛していた。そして併せて到着したのは、竹内さんが「俺、絶対甲子園行くから、そのときスタンドで応援してくれる?約束!」と先日解禁された竹内さんのビジュアルのコピーにもあるセリフを土屋さん演じるつばさに言うところから始まる予告編。続けて志田未来や上野樹里などキャストの姿も。そして今回発表された「whiteeeen」の歌う主題歌も流れ、より一層映画を盛り上げている。なお、「whiteeeen」版「キセキ」は、8月17日(水)にニューシングル「キセキ~未来へ~」としてリリースされることも決定している。『青空エール』は8月20日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月23日土屋太鳳らフレッシュな俳優陣で贈る『青空エール』。先月解禁されたキャスト陣が集結したビジュアルに続き、今回新たに新ビジュアルが到着した。ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさ(土屋太鳳)は、吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。だが、トランペット初心者のつばさ。レベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、ある「約束」をかわす。それは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援すること。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは1人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好き、って言ったら困る?」と告白してしまう…。キャストには、主人公・つばさ役の土屋さんをはじめ、つばさと惹かれ合い、応援し合いながら夢に向かって進む野球部員・大介役に竹内さん、また吹奏楽部のメンバーに葉山奨之、志田未来、顧問兼指揮者の杉村容子役に上野樹里が好演。そのほか、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平祐奈、山田裕貴といったフレッシュなキャストが顔を揃えた。このほど解禁されたのは、今月25日(土)より劇場用スタンド型看板(スタンディ)として全国の映画館に登場する新ビジュアル。各キャストがそれぞれの役柄に扮し、応援ポーズを披露。さらに、「頑張ってるの見てたら、自分も一生懸命、応援したくなる。この言葉に出来ない気持ちも、音には、こめられるから。」(土屋さん)、「いいね、なんか見えた。俺、絶対甲子園行くから、その時スタンドで応援してくれる?約束!」(竹内さん)、「あんたが頑張ってんのは知ってる。私が一番知ってるから。あの時つばさが励ましてくれたから、私は続けてられるんだよ。」(志田さん)と、劇中に登場するセリフで映画館に訪れた観客へエールを贈っているという仕様になっている。キャスト発表時より「爽やかさがすごい!」などと反響が大きい本作。そんなフレッシュなキャスト陣からの爽やかな“エール”をぜひ劇場で確認してみて。『青空エール』は8月20日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月20日『高校デビュー』『俺物語!!』の原作者・河原和音の大人気コミックを実写映画化する『青空エール』。この度、本作に出演する土屋太鳳と竹内涼真がクランクアップし、2人からコメントが到着した。ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさ(土屋太鳳)は、吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。だが、トランペット初心者のつばさ。レベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、ある「約束」をかわす。それは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援すること。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは1人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好き、って言ったら困る?」と告白してしまう…。キャストには、主人公・つばさ役の土屋さんと野球部員・大介役の竹内さんをはじめ、吹奏楽部メンバーに葉山奨之、志田未来、吹奏学部顧問兼指揮者として上野樹里。そのほか、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平祐奈、山田裕貴らフレッシュな顔ぶれが集結。このキャスティングについては発表直後から「爽やかさがすごい!」「メンバーがどストライクで嬉しい!」と反響を集めている。5月末にクランクアップした本作。主演の土屋さんは「まだあまり実感がないですが、学校を卒業した時ときのような気分です」と心境を語り、「撮影中は演技として『つばさ役』を演じている時間というだけでなく、『土屋太鳳』として生きている時間でもありました。吹奏楽や野球の場面は、みんなが本気でぶつかりあうことで、『本物』を作り上げることができました!」と自信を見せている。また「特に、エキストラの方々が頑張って本物の空気を作り出してくれた、野球場での決勝戦のシーンは必見です!監督はじめスタッフ、キャスト、エキストラの方々の皆で『一心不乱』に青春を生きた作品が『青空エール』です」と作品をアピールした。一方、「自分の性格が前より明るくなったような気もします(笑)」と撮影後の自分について語るのは竹内さん。「一緒に汗を流し、声を嗄らした野球部役の皆とは1か月半しかいないのに、3年間を一緒に過ごした感覚です」と充実した撮影だったようだ。また、病院でのシーンが印象的だったと語り、「撮影が始まる前に太鳳ちゃんが心のこもった言葉をかけてくれ、そのおかげで気持ちがグッと入りました」とふり返った。そして「全部の場面を全身全霊で臨みました。大きな画面を通して、皆さんの心に響く映画になればいいなぁと思います」とコメントを寄せている。なお、6月25日(土)より本作の前売券が発売開始。そこで前売券購入者に向け、全国合計2万名に「ふたりのエールお守り」をプレゼント。お守りには、河原氏描き下ろしイラストが描かれ、さらに、土屋さんと竹内さんからの直筆エール(応援)メッセージ入りとなっており、貴重な一品に仕上がっている。『青空エール』は8月20日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月13日2016年11月、80年の歴史に幕を下ろし移転する築地市場を、1年以上も密着し初映画化する『TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)』。この度、5月19日(現地時間)より開催されている「第42回シアトル国際映画祭」にて、本作の監督である遠藤尚太郎が登壇した。世界一の魚市場<TSUKIJI>。初めて1年4か月にわたる長期撮影が許され、カメラが捉えた知られざる市場の姿、そして人々の息づかいと心揺さぶる生き様を捉えた築地市場初の映画が本作。使命感を持って働く魚のプロフェッショナル<仲卸>の日々の営みや彼らを取り巻く人間模様を、築地の四季と共に美しい映像で紡ぐ。世界中の料理人から旅行者まで魅了してやまない“TSUKIJI”の真の姿が初めて浮き彫りになる――。今回本作が出品されている「シアトル国際映画祭」は、世界85か国から長編&短編映画、合計421本が集まり上映。北米最大かつ最高の動員数を誇る映画祭だ。現地時間の5月19日~6月12日の25日間行われ、今年で42回を迎える。5月31日、SIFF Cinema Uptownにて本作のワールドプレミア上映が行われた。そこは、シアトル市中心街にほど近いオシャレな街、クイーンアンの目抜き通りに立地する昔ながらの映画館。いまや世界遺産となった和食の全米でのブームをけん引するシアトルとあって、この日のチケットはすでに完売。それにもかかわらず、観客は開場前から席の確保に角をひとつ曲がるほど長い列を作っていた。観客は老若男女幅広い層で、地元メディア、レストラン関係者、日本への旅行あるいは滞在経験者、高齢の日系人などの姿も見られ、220席ある会場は満員となり、大きな熱気に包まれた。上映前には遠藤監督が登壇し、同じシーフードの街であるシアトルで世界初公開となった縁を喜び、感謝の言葉と共に同作の記録的価値、そして単なるドキュメンタリーに終わらない映画としての厚みなど作品への思いを熱く語った。そして上映が始まると、満員の会場からは、日本らしい四季折々の風景や美しい魚料理に感嘆の溜息が漏れ、市場で働くプロフェッショナル達の粋な会話やユーモアに、関心や笑い声が上がり、市場ならではのマグロを扱うシーンや、せりのシーンでは大きな反応が。また、エンドクレジットが流れ始める前から沸き起こった大きな拍手と共にスタンディングオベーションが沸き起こっていた。さらに観客の間では、「素晴らしかった」の声が重なり、異国の地・アメリカで多くの人に本作が認められたことを示していたようだ。上映後の質疑応答には、監督やプロデューサー陣のほか、この日のためにボストンから駆け付けた映画にも出演する文化人類学者でハーバード大学のテオドール・ベスター博士も参加。一番難しかったことは? という質問に遠藤監督は「すべてのことが大変でした。まず、パソコンにある約600時間を私が編集したのでまとめる作業が大変でした」と語った。また、テオドール博士の本に感動し、連絡をとることを決めたと話す遠藤監督の言葉を受け、テオドール博士は「私の本を楽しんで読んでくださって満足しています。奥田プロデューサーからの1通のメールがきっかけで繋がりました」と出会うきっかけを明かしていた。なぜ築地市場は閉鎖されるのか?という問いには「移転する理由は色々あります。まず老朽化、時代遅れになってしまった設備、新しい時代に求められている物流により適しているなどの理由が挙げられます。個人的には悲しいですし、移転して欲しくないんですけど、時代のニーズの面に際して仕方がないことかなと思っています。新しい市場が楽しみです」と語り、テオドール博士は「映画では触れていないのですが移転に関してはいくつかの抗議もありました。しかし築地市場が移転を決定した大きな理由のひとつに2020年の東京オリンピック開催に向けて東京の街を再構築するプロジェクトの一部に築地も入っている事も挙げられると思います」と海外の人たちに向けて分かりやすく説明していた。今回の上映を観た観客は「アメリカにいる日本人として誇りに思う。自分がまさに和食を通してアメリカ人に知ってもらいたいと思っていることがたくさん詰まっている映画。築地市場に深く入り込んで撮影していることに感動した」(俵裕和「懐石料理人/WA’S Kitchen」)。「すべての五感を刺激する映像で楽しませてくれた。匂いだけがなくて残念(笑)」「築地市場における魚のクオリティーの追求には頭が下がる。感動した」などと絶賛の声が挙げられていた。『TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)』は10月1日(土)より築地東劇先行公開、10月15日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月02日映画『青空エール』が、2016年8月20日(土)より、全国の劇場で公開される。原作は、「別冊マーガレット」(集英社)で2008年から2015年まで連載された同名の漫画『青空エール』。作者の河原和音はこれまで『高校デビュー』、同じく実写化された『俺物語!!』など、数々の作品で読者の心をとらえてきたヒットメーカーでもあり、中でも『青空エール』は累計発行部数340万部を突破する代表作の一つだ。甲子園で野球部を応援する吹奏楽にあこがれ、初心者ながらも吹奏楽部に入部しトランペットを始める主人公・小野つばさ役を土屋太鳳、つばさと惹かれ合い、応援し合いながら夢に向かって進む野球部員・山田大介役を竹内涼真、つばさの吹奏楽部の仲間である水島亜希を葉山奨之がそれぞれ演じる。また、吹奏楽部の先輩・森優花役に志田未来、ブラスバンド部の顧問兼指揮者・杉村容子には上野樹里が決定。そのほか、葉山奨之、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平 祐奈、山田裕貴ら人気若手俳優陣も出演している。メガホンを取るのは、『アオハライド』、『僕等がいた 前篇/後篇』等、少女漫画原作の映画を次々と大ヒットに導いた三木孝浩。その繊細で美しい表現で、リアル世代は勿論、かつて青春を経験した大人たちの心にも響く作品に仕上がりそうだ。【作品情報】映画『青空エール』公開日:2016年8月20日(土)出演:土屋太鳳、竹内涼真、葉山奨之、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平 祐奈、山田裕貴、志田未来、上野樹里監督:三木孝浩原作:「青空エール」河原和音(集英社マーガレットコミックス刊)脚本:持地佑季子音楽:林ゆうき©2016 映画「青空エール」製作委員会 ©河原和音/集英社
2016年05月29日土屋太鳳を主演に迎え、初々しさ満点の胸キュン青春ストーリーを描く『青空エール』。この度、志田未来、上野樹里らキャストたちも勢揃いの新ビジュアルが到着した。ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさ(土屋太鳳)は、吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。だが、トランペット初心者のつばさ。レベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、ある「約束」をかわす。それは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援すること。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは1人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好き、って言ったら困る?」と告白してしまう…。原作は、これまで「高校デビュー」「俺物語!!」などの原作も手がけてきた河原和音による同名コミック。2008年の連載開始から昨年の連載終了まで、常に人気を博し続け、累計発行部数340万部突破を記録している。監督には、『アオハライド』『僕等がいた 前篇/後篇』など、少女漫画原作の映画を次々と大ヒットに導いた三木孝浩孝が務め、その繊細で美しい表現で、リアル世代はもちろん、かつて青春を経験した大人たちの心にも響く作品に仕上げた。キャストには、主人公・つばさ役の土屋さんをはじめ、つばさと惹かれ合い、応援し合いながら夢に向かって進む野球部員・大介役に竹内涼真、吹奏楽部のメンバーに葉山奨之、志田さん、そして上野さんが顧問兼識者の杉村容子役に。そのほか、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平祐奈、山田裕貴といったフレッシュな若手俳優が集結している。先日、土屋さん演じるつばさと竹内さん演じる大介、そして入道雲の浮かぶ空が印象的な初ビジュアルが公開され、話題を集めたが、このほど解禁されたのは、そんな2人が向かい合い、続々と発表になったキャスト陣も勢揃いした新ビジュアル。「いつだってきみの声がきこえてた。気づいた時には もう好きになってた。」という胸キュンコピーも添えられ、さらに左下には、抱き合う2人の姿もあり、爽やかながら切なさも漂うビジュアルに仕上がっている。なお本ビジュアルは、5月28日(土)より全国の映画館にてポスターとして掲出される予定だという。『青空エール』は8月20日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月26日土屋太鳳を主演に迎え、河原和音の大人気コミックを実写映画化する『青空エール』。竹内涼真、葉山奨之、山田裕貴、志田未来らフレッシュなキャストが集結しているが、この度、新たに上野樹里が出演していることが分かった。ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさ(土屋太鳳)は、吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。だが、トランペット初心者のつばさ。レベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援するという“約束”をかわす。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは1人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好き、って言ったら困る?」と告白してしまう。つばさと大介の恋の行方は? そして、ふたりの夢のたどりつく先は――?「高校デビュー」「俺物語!!」の映像化で知られるヒットメーカー、河原氏の同名人気コミックが原作。全19巻のコミックは累計発行部数340万部を突破し、その“青春ど真ん中”の感動物語に、多くのファンがおり、根強い人気を誇っている。そして監督には、『僕等がいた』『陽だまりの彼女』『ホットロード』『アオハライド』など恋愛・青春映画を次々とヒットに導く名手・三木孝浩が務めている。キャストには、主人公・つばさ役の土屋さんをはじめ、つばさと惹かれ合い、応援し合いながら夢に向かって進む野球部員・大介役に竹内さん。そしてつばさの吹奏楽部の仲間である水島亜希役に葉山さん、つばさを指導する吹奏楽部の先輩・ 森優花役に志田さんが演じるなど、今後ますます注目の集まる若手実力派俳優たちが顔を揃えた。そして今回新たに出演が明らかになった上野さんが演じるのは、つばさらの吹奏楽メンバーを力強く指導し、吹奏楽部を引っ張っていく顧問教師兼指揮者・杉村容子役。これまで、「日本アカデミー賞」新人俳優賞、「ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞などを受賞し、注目を集めた『スウィングガールズ』や、空前のクラシックブームを巻き起こした大ヒットドラマ「のだめカンタービレ」など何かと音楽に関係する作品に縁があった上野さんが、今回はプレイヤーから指導者へと新境地へ挑んでいる。そんな上野さんは、「『スウィングガールズ』ではジャズを、『のだめカンタービレ』ではクラシックを体験してきて、今度はブラスバンドという流れに、面白さを感じています。『スウィングガールズ』のときに腱鞘炎になったり、仲間と泣きあったりという経験があるので、それを活かして先生役に向き合いたいと思います」と意気込みをコメント。また三木監督と『陽だまりの彼女』以来の強力再タッグとなった今回。当初、杉村容子に対して「スパルタで怖い先生」とネガティブな印象を持っていた上野さんだが、三木監督に「生徒を背中で引っ張っていくような先生になって欲しい」と言葉をもらい、「しっかりと応えていきたい」と積極的な気持ちになったと話している。さらに上野さんは、「原作とは少し変わっている部分もあるので、楽しみにしていてください」と期待高まるメッセージも寄せていた。一方、三木監督は「多くを語らず厳しくも優しく生徒を見守る眼差しや内に秘めた強さを持つ杉村先生というキャラクターを表現出来るのは、上野さんしかいないと思いました。上野さんは、音楽の匂いのする女優です」と起用理由を話し、「役者としてもかつては同じ道を辿ってきた一歩先行く先輩として言葉ではなく、その眼差しや佇まいでみんなを引っぱっていってくれることを期待しています!」とコメントした。近年『ビューティー・インサイド』、webドラマ「シークレット・メッセージ」など韓国の作品で主演を務め、活動の幅を広げる上野さん。コメディからシリアスまで幅広いキャラクター演じ分ける上野さんが、一体どんな指導者を演じるのだろうか。『青空エール』は8月20日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月04日女優・志田未来(22)が、映画『青空エール』(8月20日公開)で主演の土屋太鳳と初共演することが22日、発表された。原作は、『高校デビュー』シリーズ(03年~/集英社)の作者や『俺物語!!』(12年~/集英社)の原作者として知られる漫画家・河原和音氏による同名コミック。『アオハライド』(14年)などを手がけてきた三木孝浩監督がメガホンを取り、土屋のほか、竹内涼真、葉山奨之、平祐奈、山田裕貴らも出演する。初心者ながらも吹奏楽部に入部してトランペットを始める高校1年生・小野つばさ(土屋)と、つばさと互いに惹かれ合って、応援し合いながら甲子園の夢に突き進む野球部員・山田大介(竹内)らの青春の恋模様を描く。志田が演じるのは、厳しくも優しくつばさを指導し、大きな影響を与える吹奏楽部の先輩・森優花。つばさと森のシーンは原作でも名場面とされている。志田が高校生の役を務めるのは、2012年の日本テレビ系ドラマ『ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~』以来3年半ぶりとなる。それについて、「自分でも制服姿がすごく似合っているなって思います」と笑みを浮かべながら自信を見せる。「まだまだ着られるとは思います」とも話すが、「年相応の役を演じていきたいし、新しい役にもどんどん挑戦していきたいので、制服を着るのはこれが最後かも」と本作で"着納め"になることも示唆している。台本を読んでの感想を「『こんな青春をおくれたらよかったな』とうらやましく思いましたし、感動しました」と伝えるが、これまでに楽器はリコーダー以外、未経験。そのため、「2月から始まったトランペットの練習も最初は苦戦しました」と語るも、自宅で自主練を重ねたそうで、「今では『音楽って楽しい!』って思うようになりました」とうれしそうに報告する。初共演の土屋については、「すごくまっすぐで、キラキラしていらっしゃる方」と称賛。それに負けないよう「先輩役として、引っ張っていけるように必死で頑張りたい」と話し、「高校生ならではの一生懸命さは自分も経験してきたので、楽しみながら"森優花"を演じていきたい」と意気込んでいる。担当プロデューサーは、志田の起用理由を開口一番「圧倒的な存在感と威厳」と断言。「単なる先輩とは違い、部活の先輩はそんな特別な存在だった」との思いから、「それが本物に見えるのは志田さんしかいない」と考えたという。また、「演技力はもちろんのこと、志田さんにはこれまでのキャリアが語る"先輩感"があります」とも話し、「同世代の若手キャストのなかでも引っ張っていく存在になってくれる」と期待を寄せた。(C)2016 映画「青空エール」製作委員会 (C)河原和音/集英社
2016年04月23日市場移転後も場外が残ることが決定し、平日休日問わずにぎわっている築地。築地というと、どうしても魚をイメージしがちです。しかし、築地には行列のできる食べあるきスイーツがあるのをご存じですか? ■サクサクのつくりたてシュークリームをパクリ築地本願寺から徒歩約3分、路地を一本入ったところにある「CELI SWEETS FACTORY」です。お店の近くにいくと行列ができているので、すぐにわかります。そしてここで味わえるのが、絶品のシュークリーム。うれしいのは、「すぐ食べます」と言うと焼きたてが食べられるところ。あたたかくてサクサクのシューに、甘さ控えめのとろーりクリームが! しかも、クリームがたっぷり入っているのに重たくないんです。シューには、幻のバターといわれるカルピスバターを使用。クリームにも使われる卵は契約農家から直送の「赤玉」と厳選された食材でつくられています。持ちかえりの場合は瞬間冷凍してくれるので、家に帰ってオーブンで温めると…まるでお店でできたてを食べているようなサクサクが味わえます。■おさえておきたい コーヒーとフィナンシェほかにもチェックしたいアイテムがいっぱい。オススメはこちらです。・限定味も楽しめる抹茶やチョコレートなど、期間限定商品も登場します。何度も足を運びたくなりますよね。・コーヒーがお得!お店で販売しているコーヒーは、京都の名店・小川珈琲のもの。小川珈琲の直営店は東京にはないので、これはコーヒー好きにもうれしいですよね。しかもお値段は1杯150円。・フィナンシェの焼きたても味わえるシュークリームのほかに、手みやげにもぴったりなスイーツがたくさんそろっています。なかでもフィナンシェは1日3回、焼きたてが味わえるのです。焼きあがり時間は10時、12時、15時。その時間を狙っていけば、焼きたてを味わえます。はかり売りのため、好きな量を買えるのもポイントです。行列ができない時間はほぼないほどの人気なのですが、定員さんが手際よく注文を取ってくれるので、思ったほど待ち時間は長くありません。銀座からも徒歩圏内の築地。ショッピングも兼ねて足を運んでみることをオススメします。
2016年04月15日虎ノ門ヒルズ(東京都港区)は4月10日~6月12日、オーバル広場にて青空ヨガスタジオ「OUR PARKS "TORANOMON HILLS YOGA"」を開催する。同施設でのヨガ開催は、これまで期間中の日曜朝のみ実施していたが、今春から平日の早朝・夜にも初開催する。仕事前の朝活の一環として、また仕事終わりに疲れた体をほぐすリラックスタイムとして、オフィスワーカーにも、新しいライフスタイルを提案していくという。ヨガインストラクターは、雑誌やテレビでも活躍する ReebokONE アンバサダー陣らが日替わりで担当する。毎回、各インストラクターが趣向を凝らしたヨガメニューを展開するため、毎回参加しても飽きずに楽しめるとのこと。初心者から上級者まで楽しめる豊富なラインアップで、全14回開催する。開催時間は、期間中毎週日曜10~11時(受付開始9時半)。平日夜ヨガは5月9日、16日の19~20時(受付開始18時半)。平日朝ヨガは、5月18日、25日の7時半~8時半(受付開始7時)。料金はマット持参の場合は無料。貸し出しマットは別料金(先着150名)。参加者には虎ノ門ヒルズで利用できるクーポンを配布する。なお同イベント期間中、「虎ノ門アルボール」では、「鎌倉野菜のガーデングリーンサラダ」(900円)、「グッドモーニングカフェ&グリル」では「スーパーフルーツ アサイーボール」(780円)、「メゾンカイザーカフェ」では「3種のフルーツスムージー」(各397円)といった、美容にも健康にも効果的なヘルシーメニューを展開する。同じく東京都で行われるヨガイベントとして、アンダーザライトは4月29日~5月1日の期間で「オーガニックライフTOKYO」を東京都千代田区の3331Arts Chiyodaで開催する。※価格はすべて税込
2016年04月06日銀座千疋屋と、同社のグループ会社であるパティスリー銀座千疋屋は15日、「銀座千疋屋 築地店」(東京都中央区築地)をグランドオープンする。○新たな果物の可能性を楽しめるスイーツ専門店同店は、約10年ぶりとなる新店舗。銀座本店の果物専門店としての伝統を踏襲しながらも、より手軽に、そして新たな果物の可能性を楽しめるようなスイーツ専門店として展開していくという。果物の特長を最大限に生かした"スイーツ"と、2015年に世界最大のチョコレートの展示会「サロン・デュ・ショコラ2015 パリ」での品評会で高評価を得たフルーツを取り入れた"ショコラ"などを提供する予定。店舗デザインは、「ナチュラル」をテーマとし、ゆっくりと買い物を楽しめるよう、ナチュラルな木目調をベースに構成した。店内は、スイーツコーナー、ショコラルーム、キッチンルームと大きく分けて3つのエリアを設置。「スイーツエリア=華やかに」「ショコラエリア=シックに」「キッチンエリア=フレッシュに」と、それぞれの商品特徴に合わせたデザインを表現した。ショコラルームとキッチンルームは、パティシェがケーキを、ショコラティエがショコラを製造している様子を間近で観覧できる、ライブ感あふれるつくりが特徴だという。商品ラインアップは、季節ごとに、旬の果物をリッチに使った限定スイーツを販売。オープン時には、旬のいちご(女峰)を使った「いちごタルト」(972円)、「いちごダックワーズショコラ」(324円)を数量限定で販売する。そのほか、「季節のショートケーキ」(1,080円)、「季節のフルーツババロア」(648円)、「ボンボンショコラ各種」(324円)、「ロールケーキ」(378円)、「ミルフィーユ」(756円)、「プリンアラモード」(702円)、「ブランマンジェ」(432円)、「マドレーヌ」(270円)などを用意している。※価格はすべて税込
2016年01月14日女優の土屋太鳳が、『俺物語!!』の原作や『高校デビュー』の作者として知られる漫画家・河原和音氏によるコミック『青空エール』(08年~15年/集英社)の実写映画で主演を務めることが、このほど発表された。同作は、2016年8月に公開される。2015年、大きな話題を呼んだドラマ『まれ』や『下町ロケット』に登場してきた土屋が演じるのは、主人公の小野つばさ。甲子園で野球部を応援するブラスバンドにあこがれ、初心者ながらも吹奏楽部に入部してトランペットを始める高校1年生という役どころだ。土屋は、映画に際し、演じるつばさと同じくトランペットに初挑戦するが、練習ではすぐに音を出すことに成功しており、早い上達ぶりを見せているという。そんな土屋は、本作出演の話を寄せられた時から、「今日まで、『小野つばさちゃんに出会えますように…!』と毎日、祈っていました」と告白。「トランペットへの挑戦や実写化の難しさに緊張します」と吐露しながらも、「今は、気持ちが前へ前へと走っています。白球を追うように全力で、『青空エール』の青春を生きたいと思います!」と意気込みの表情を見せる。つばさと互いに惹かれ合って、応援し合いながら甲子園の夢に突き進む野球部員・山田大介役を務めるのは、『下町ロケット』で技術開発部技術者の熱血漢・立花洋介を演じたことでも注目を集めた竹内涼真。サッカーで大学に推薦入学した経歴も持つが、野球に関しては今回が初。また、役に合わせ、短髪にイメージチェンジする。土屋とは2度目の共演となるが、あまり接点のなかった『下町ロケット』での役どころとは異なり、これまでで最も近い距離感に挑む。オファーを受けた際を振り返り、「まさか自分が!? と正直驚きました」と語る竹内は、大介について「16年間真剣にスポーツに取り組んできた自分とは何か共通点があると思っています」と共感を覚えている様子。気合たっぷりに「ピュアで真っすぐで強い山田大介という男に全力で挑戦したいと思います」と話した。2人に加え、『まれ』で津村希(土屋)の弟役を担当した葉山奨之も出演。吹奏楽部の仲間として時につばさを支え、時にぶつかり合う水島亜希役を務める。葉山は、「まずトランペットを猛特訓します!」と宣言。「自分が感じた要素と原作ファンの方々が思っている水島のイメージをうまく混ぜて水島を作っていけたら」とアピールしながら、「このキャスト、スタッフでどんな作品になるのかとてもワクワクしていて、早く現場に行きたいです」と口にする。メガホンを取るのは、『アオハライド』(14年)や『僕等がいた』(12年)など多くの少女漫画を実写映画化してきた三木孝浩監督。「原作を読んで、泣きながら何度も心の中で『がんばれ』を連呼してました」と打ち明け、「つばさや大介たちを応援しながらも、その『がんばれ』は自分にも向けられていたように思います」と感慨を語った。(C)2016 映画「青空エール」製作委員会 (C)河原和音/集英社
2016年01月12日