東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が、17日に開催される「SUITS OF THE YEAR 2022」でスポーツ部門の受賞者に選ばれたことが11日、わかった。日本経済新聞 Nブランドスタジオ「NIKKEI STYLE Men’s Fashion」とファッション誌『MEN’S EX』が共同開催する、ビジネスや自分のフィールドで情熱を持ってチャレンジし、時代を変えていく才能や志を持つ人を表彰する同イベント。今年はオンライン配信に加え、約3年ぶりに有観客でも開催される。メインMCを枡田絵理奈、ゲストMCは第1回から「SUITS OF THE YEAR」に参加し、雑誌『MEN’S EX』でモデルを務める前川泰之が担当する。今回、同イベントの受賞者が発表。「チャレンジ精神、フェアプレー精神で結果を残し、世界中から称賛されている人」にフォーカスするスポーツ部門からは、今年、史上最年少で三冠王に輝き、王貞治氏を抜くシーズン56本塁打を記録した村上が選ばれた。そのほか、アート&カルチャー部門で俳優の山崎育三郎、ビジネス部門で平井良典氏と日本プロサッカーリーグ チェアマンの野々村芳和氏、イノベーション部門で平野未来氏の受賞が決定した。
2022年11月11日卓越した才覚と統率力で激動の時代を生き抜き、仙台藩62万石の基礎を築いた伊達政宗。のちに“独眼竜”と称えられた人気戦国武将の素顔に迫る『特別展 独眼竜伊達政宗』が、福岡市博物館で開催されている。初日に行なわれた開会式と内覧会の模様を交えて、本展の見どころをご紹介。この展覧会は、現在、大規模改修のため休館中という仙台市博物館の特別協力で実現したもの。政宗の人柄を伝える直筆の手紙や肖像画、斬新なデザインで都びとを魅了した伊達軍団の武具・甲冑、政宗の多才ぶりをうかがわせる書画、さらには政宗の家臣・支倉常長(はせくらつねなが)がヨーロッパから持ち帰った国宝「慶長遣欧使節関係資料」など、約100点が公開されている。興味深いのは、政宗とは“戦国武将の同級生”ともいえる、福岡藩初代藩主・黒田長政、柳川藩初代藩主・立花宗茂とのコラボ企画。政宗の甲冑の中で最も有名な「黒漆五枚胴具足(くろうるしごまいどうぐそく)」や、長政・宗茂所用の甲冑を同じ空間で見られるのが、本展最大の見どころの1つだ。長政や宗茂の鎧が、細長い鉄板を重ねて作られているのに対し、政宗の甲冑は厚さ4.5ミリほど鉄の板を5枚繋げて作られた「五枚胴具足」と呼ばれるもの。伝統的に馬上戦が主流だった東北の名家・伊達家ならではのスタイルで、兜を含む総重量は21㎏を超えるそう。有名な三日月の前立てが付いた兜、密教の大日如来(だいにちにょらい)を象徴した旗印、「伊達=かっこいい」といわれるようになった由来ともいわれる紺地に金星(金色の丸)の旗印などにも注目だ。非常に筆まめだったという政宗。直筆の書簡には、旅先から母に送った手紙や、愛娘たちへの愛情こもった手紙もある。日々の出来事を小まめに書き綴っていた政宗は「今でいえばLINEやTwitterをよくしているようなタイプだったのかもしれない」という学芸員の解説にも納得。なかには「昨日飲みすぎて二日酔いのため、今日の会議には出られない」という内容の書付などもあり、人間味あふれる政宗の人となりがうかがえる。武将としての才覚だけでなく、文芸全般に秀でた文化人としての資質、1613年家臣をローマに遣わすなど、いち早く世界を見ていたグローバル思考のリーダーシップを兼ね備えていた政宗。その魅力に全方位から迫る本展覧会をぜひお見逃しなく!『特別展 独眼竜 伊達政宗』は11月27日(日)まで福岡市博物館にて開催。※会期中、10月30日(日)までの前期、11月1日(火)~11月27日(日)の後期で一部展示の入れ替えあり
2022年10月31日2022年9月13日、東京都新宿区にある明治神宮野球場で、『東京ヤクルトスワローズ(以下、ヤクルト)』と『読売ジャイアンツ(以下、巨人)』の試合が行われました。この日の試合で、『ヤクルト』に所属する村上宗隆選手は、九回に55号本塁打を放ち、シーズンの日本選手最多本塁打数を記録。なんと、1964年に『巨人』の王貞治さんが記録した本塁打数に並ぶものであり、歴史的快挙です。22歳という若さで快挙を成し遂げた、村上選手。その目覚ましい活躍について、2022年現在『福岡ソフトバンクホークス』の代表取締役を務める王さんは、このようにコメントをしています。「今の時代、ある程度広角に打てるということが求められている。それが十分できますし、普段の練習から本塁打の飛距離がすごい。彼は常にチャレンジして、飛距離にも、技術にもチャレンジしているだろうと思う。今の成績も全然慢心しているところも見えない。『今が俺にとっては一番大事な時だ』という感じで取り組んでいると思う」サンケイスポーツーより引用村上宗隆選手本日の試合で54号、55号本塁打記録を達成しました。野村克也さんが『とりあえず俺の記録を破れ』その次は、とおっしゃっていましたが王貞治さんの55号に並ぶことができました。 #熱燕 #swallows #村上宗隆 #55号 pic.twitter.com/uyNkmTsWRh — 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) September 13, 2022 自身が55号本塁打を記録した時を思い出しながら、王さんは村上選手について「技術的にも精神的にも成長していて、今後が本当に楽しみです」と想いを明かしました。国内外から「素晴らしい!」「胸が熱くなった」といった声が上がった、村上選手の活躍。日本の野球界をけん引する期待の選手として、今後も活躍をしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年09月14日プロ野球球団『東京ヤクルトスワローズ』に所属する、村上宗隆選手。2022年9月4日に行われた中日ドラゴンズ戦で、今シーズン51本目となるホームランを打ちました。同月現在で22歳の村上選手が1シーズンに50本目を打つのは、王貞治さんがマークした24歳を抜いて史上最年少記録に。また、51号を打ったことにより、2002年に松井秀喜さんが記録した50本を超え、歴代8位タイの数字となりました。次に村上選手に期待されているのは、1964年に王さんらが記録している55本を超えること。そこで、同球団のトップスポンサーである、株式会社オープンハウスグループは、村上選手の大記録達成を祈念した、特別なホームラン賞を実施することにしました。56本目のホームランを特定の条件のもとで村上選手が打てば、なんと同社が販売する1億円を上限にした家をプレゼントするというのです! #swallows イカれた対象ゾーンを紹介するぜ!簡単に言うと、56本目以降のホームランを赤いところに放り込めば家プレゼントだ! pic.twitter.com/BGklQbUTQB — オープンハウス(ゆる運用) (@openhouse_group) September 4, 2022 受賞対象は、ホームランボールが赤いエリアに入るかどうか。通常の企画は、同社の看板にホームランボールが直撃すればもらえるものでした。そのため、56本目以降の場合、「看板に当たらなくとも、ホームランになればいい」という大胆な企画といえます!村上選手が56本目、そして日本記録となる60本目まで伸ばせるかに期待が高まりますね![文・構成/grape編集部]
2022年09月05日浄土宗(総本山知恩院、大本山増上寺ほか)は、開宗850年を2024年(令和6年)に迎えるにあたり、今秋より法然フォーラム「これからの幸せ」を全国9か所で開催します。まずは、第1回京都(10月)第2回東京(11月)の開催概要を発表し、参加応募を広く呼びかけます。以降は札幌、仙台、金沢、名古屋、広島、福岡などで開催の予定です。1175年、平安期~鎌倉期へ転換する騒然とした世に法然上人は浄土宗を開き、それまでの国家鎮護の仏教から、「すべての人の幸せ」を願う仏教へ転換を図りました。当時と同じように紛争・疫病・自然災害が頻発し、世界の平穏が揺らぐ今、あらためて「幸せとは何か」を問い、「私の幸せ」「みんなの幸せ」「これからの幸せ」について、全国で語り合いたいと思います。京都チラシ 1■開催概要(第一回・第二回)<第一回・京都 10月11日(火)18:30より ※参加無料>会場:京都劇場(JR京都駅ビル内)講演:山極壽一(人類学者、総合地球環境学研究所所長、京都大学前総長)座談:三浦瑠麗(国際政治学者)、稲田ズイキ(浄土宗僧侶)、山極壽一、戸松義晴(浄土宗総合研究所副所長)※コメンテーター司会:笑い飯・哲夫(漫才師)◎参加申込方法参加無料です。申込締切9月21日(水)必着。抽選で900名様に参加券を発送します。はがき・インターネット・Email・FAXのいずれかで、郵便番号・住所・氏名・年齢・メールアドレス・電話番号を記入し下記へ応募して下さい(同時に2名まで可能)。★法然フォーラム京都事務局URL : 所在地: 〒100-0013東京都千代田区霞が関1-4-2 日本コンベンションサービス内Email : honen@convention.co.jp TEL : 03-3508-1216FAX : 03-3508-1752<第二回・東京 11月14日(月)18:00より ※参加無料>会場:有楽町よみうりホール講演:五木寛之(作家)座談:田中優子(法政大学名誉教授)、井上広法(浄土宗僧侶)戸松義晴(浄土宗総合研究所副所長)※コメンテーター司会:笑い飯・哲夫(漫才師)◎参加申込方法参加無料です。申込締切10月24日(月)必着。抽選で1,100名様に参加券を発送します。はがき・インターネット・Email・FAXのいずれかで、郵便番号・住所・氏名・年齢・メールアドレス・電話番号を記入し下記へ応募して下さい(同時に2名まで可能)。★法然フォーラム東京事務局URL : 所在地: 〒100-0013東京都千代田区霞が関1-4-2 日本コンベンションサービス内Email : honen@convention.co.jp TEL : 03-3508-1216FAX : 03-3508-1752■登壇者プロフィール<共通(京都&東京)>笑い飯・哲夫(芸人) ※司会進行1974年、奈良県桜井市生まれ。関西学院大学文学部哲学科卒。2000年、西田幸治と「笑い飯」を結成し2010年、M-1グランプリ優勝。自称“仏教マニア”で関連番組・催事の出演多数。スポーツ、農業、料理、写経、純文学、学習塾、花火観賞など趣味多彩。著書に『えてこでもわかる・笑い飯哲夫訳<般若心経>』『ブッダも笑う仏教のはなし』ほか。戸松義晴(浄土宗総合研究所副所長)※コメンテーター1953年、東京生まれ。心光院住職。慶應義塾大学卒。ハーバード大学神学大学院で応用神学、生命倫理学を学び神学修士号取得。日本宗教連盟理事長、全日本仏教会理事長を歴任。医療従事者への死生観教育に携わり、現在、国際医療福祉大学特任教授。編著『寄り添いの死生学 ―外国人が語る“浄土”の魅力―』共著『じゃあ、仏教の話をしよう。』がある。<京都>山極壽一(総合地球環境学研究所所長・人類学者)※講演・座談1952年、東京生まれ。京都大学総長を経て2021年より現職。ゴリラ研究の第一人者。霊長類の様々な調査研究から人間社会の由来と未来を探る。著書に『家族の起源』『父という余分なもの』『ジャングルで学んだこと』『暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る』『「サル化」する人間社会』『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』など。2021年、南方熊楠賞を受賞。三浦瑠麗(国際政治学者)※座談1980年、神奈川県生まれ。東京大学農学部卒、大学院法学政治学研究科博士課程修了。株式会社山猫総合研究所代表。著書に『シビリアンの戦争』『21世紀の戦争と平和』等のほか、自伝的著作『孤独の意味も、女であることの味わいも』、近著に中野信子氏との共著『不倫と正義』がある。「朝まで生テレビ」はじめTV出演も多々。稲田ズイキ(浄土宗僧侶・文筆家・編集者)※座談1992年、京都府久御山町生まれ。称名寺副住職。同志社大学卒。雑誌『フリースタイルな僧侶たち』3代目編集長。コラム、漫画原作、小説など文筆活動を中心に、アーティストと共同で、お寺ミュージカル映画『DOPE寺』や仏教NFT・メタバース「BUDDHA VERSE」「浄土開発機構」などを企画。著書に『世界が仏教であふれだす』がある。<東京>五木寛之(作家) ※講演1932年、福岡県生まれ。戦後、北朝鮮より引揚げ。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。ほか代表作に『風に吹かれて』『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『蓮如』『風の王国』『大河の一滴』『TARIKI』『親鸞』、近著に『捨てない生き方』がある。田中優子(法政大学名誉教授・江戸文化研究)※座談1952年、横浜市生まれ。法政大学教授を経て2021年まで法政大学総長を務める。専門は日本近世文学、江戸文化、アジア比較文化。江戸時代の価値観から現代社会を様々に照射する。著書に『江戸の想像力』『近世アジア漂流』『江戸百夢』『カムイ伝講義』『未来のための江戸学』『グローバリゼーションの中の江戸』など。近著に『遊郭と日本人』。井上広法(浄土宗僧侶・宇都宮共和大学非常勤講師)※座談1979年、宇都宮市生まれ。光琳寺住職。佛教大で浄土学、東京学芸大学で臨床心理学を学ぶ。東日本大震災を機に、僧侶が答えるQ&Aサービス「hasunoha」創設。著書に『心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習』、大学講座「現代ビジネス時代の幸福論」を担当。TV番組「お坊さんバラエティ・ぶっちゃけ寺」などメディアにも様々出演。■浄土宗について法然上人が1175年に開宗。総本山は知恩院(京都)、大本山は増上寺(東京)金戒光明寺(京都)百萬遍知恩寺(京都)清浄華院(京都)善導寺(久留米)光明寺(鎌倉)善光寺大本願(長野)で全国の寺院数は約7,000カ寺。浄土宗開宗850年特設サイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月04日来月に迫った参院選を前に、自民党議員の女性スキャンダルが相次いでいる。細田博之衆院議長(78)は、女性記者に対して「添い寝をしたら情報を教える」などと深夜に電話をかけたという“セクハラ”疑惑を『週刊文春』に立て続けに報じられていた。「細田氏は、6月17日になって“記事は事実無根だ”として文春側を提訴しました。現職の衆院議長が名誉を毀損されたと民事訴訟を起こしたのは初めてのことで、前代未聞です」(政治部記者)岸田文雄首相(64)が率いる派閥「宏池会」所属だった吉川赳衆院議員(40)には、18歳の女子学生に飲酒させたほか、4万円を渡してホテルに連れていった“パパ活”疑惑が浮上。6月10日に離党して以降、議員辞職せずに“雲隠れ”してしまっている。しかし、これまで自民党議員が起こしてきた女性スキャンダルを振り返ると、ほとんどが離党させるだけで問題をうやむやにしてきた事実が浮かび上がる。「女性蔑視の風潮は、“自民党の体質”のようなものです」と語るのは、政治家の育成と選挙コンサルティングを行ってきた鈴鹿久美子さんだ。「自民党内には、“女は男の後ろをついてくるもの”という考え方がいまだに根強く残っています。森喜朗元首相(84)による女性蔑視発言がありましたが、本人はむしろリップサービスとしか考えていないあたりが象徴的です。自民党にも女性議員はいますが、“女は男を立てるもの”という男性議員の考えに沿った政策や意見しか出せなくなっています」自民党のあるベテラン秘書も党内の意識についてこう話す。「議員や秘書、党職員の多くが、“女性にリーダーは務まらない”と本気で思っている現状があります。昔よりも永田町で働く女性が増えているのに、根本の発想が変わっていないのです」政治評論家の有馬晴海さんも、こう指摘する。「諸外国に比べて、選挙に立候補する女性も、当選する女性も多くありません。また自民党に顕著なのは、女性議員が派閥の領袖に従うことしかできず、大きな変化を起こせない構造があるのです」丸川珠代参院議員(51)が吉川氏に対して「説明してほしい」と批判したが、細田氏に対しては、自民党内の女性議員から説明や処分を求める声は上がっていない。「細田さんから不愉快な誘いや言葉をかけられたと語る女性議員は、じつは少なくありません。しかし細田さんは、党幹事長や閣僚も歴任し、現在は安倍派となった党内最大派閥の前会長です。政界では“数は力”ですし、立場の弱い女性議員が声を上げることは、より一層むずかしいことなのです」(自民党関係者)女性をバカにする岸田自民党を戒められるのは、有権者だけだ。
2022年06月22日アニメーション監督・細田守率いる「スタジオ地図」のオーケストラコンサート「スタジオ地図 シネマティックオーケストラ 2022 〜「竜とそばかすの姫」公開1周年記念〜」が、2022年8月14日(日)に東京国際フォーラムで開催される。「スタジオ地図」の作品を生演奏と共に楽しむオーケストラコンサート「スタジオ地図」にとって初の試みとなる本コンサートは、細田守監督映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』、そして『竜とそばかすの姫』の全6作品を、大スクリーンに映し出される各作品の名場面と、オーケストラによる生演奏で楽しめるオムニバス形式のオーケストラコンサートだ。東京フィルハーモニー交響楽団が生演奏、音楽家・高木正勝らも参加大迫力の生演奏を披露するのは、日本のオーケストラとして最古の歴史を持つ東京フィルハーモニー交響楽団と、国内外で活躍する指揮者・栗田博文。また、多くの細田守監督作品を手がける音楽家・高木正勝がピアノで参加するほか、高木同様に細田作品にゆかりのある奥華子とアン・サリーがゲストヴォーカルとして出演する。オリジナルグッズの販売もさらに、会場ではスタジオ地図作品を象徴する「青空と入道雲」のデザインをあしらったTシャツやトートバッグ、映画『竜とそばかすの姫』に登場する歌姫・Belleのイラストを使ったTシャツなど、多彩なオリジナルグッズが販売される。「スタジオ地図」について「スタジオ地図」は、細田守監督作品の企画製作プロデュースを行うアニメーション映画制作会社。細田守のフリーランス移行後初の監督作品『時をかける少女』(06)からタッグを組んだプロデューサー・齋藤優一郎によって、2011年に『おおかみこどもの雨と雪』(12)を制作するスタジオとして設立された。その後も、『バケモノの子』(15)、『未来のミライ』 (18)、最新作『竜とそばかすの姫』(21)と、細田守監督によるヒットアニメーションの数々を世に送り出している。開催概要「スタジオ地図 シネマティックオーケストラ 2022 〜「竜とそばかすの姫」公開1周年記念〜」開催日時:2022年8月14日(日) 開場 16:00/開演 17:00会場:東京国際フォーラム ホール A住所:東京都千代田区丸の内3丁目5−1<チケット>・オフィシャルWEBサイト先行販売 ※抽選受付期間:5月18日(水)12:00〜5月29日(日)23:59販売価格:特典付きS席12,000円 / S席9,800円 / A席7,800円※特典:コンサートオリジナル手ぬぐい&うちわセットローソン:・一般販売受付期間:6月18日(土) 10:00〜・前方注釈付き席(先着)発売日:6月30日(木)10:00~販売価格:前方注釈付きS 席(特典付き) 12,000円 / 前方注釈付きS 席(特典なし) 9,800円特典:コンサートオリジナル手ぬぐい&うちわセット・注意事項※3歳未満は入場不可。※特典付きチケット購入で「コンサートオリジナル手ぬぐい&うちわセット(非売品)」をプレゼント。※特典付きチケットの「コンサートオリジナル手ぬぐい&うちわセット(非売品)」は公演当日の入場時に引換え。※チケット代金の他に、システム利用料、各種手数料が必要。※前方注釈付きS席は、前方のためスクリーンをやや見上げる席。スクリーンやステージの一部が見え辛い席となる。販売は、ローソンチケットのみ。・オンライン配信オンライン生配信日程:2022年8月14日(日)17:00~視聴チケット料金:3,000円※別途ユーザーチャージがかかる。アーカイブ配信:公演後準備次第~8月28日(日)23:59※「Stagecrowd」または「ローチケLIVE STREAMING」にて視聴可能。【公演に関する問い合わせ先】ディスクガレージTEL:050-5533-0888(平日12:00~15:00)©「時をかける少女」製作委員会 2006/©2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS/©2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会 /©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS/©2018 スタジオ地図/©2021 スタジオ地図/©STUDIO CHIZU/©上野隆文
2022年05月21日映画『町田くんの世界』で、1000人以上の中から主役の座を射止め、人をまっすぐ愛す純朴な高校生を演じ、演技力を高く評価された細田佳央太さん。昨年は、ドラマ『ドラゴン桜』で大きな注目を浴び、以降も躍進を続ける。取材前は「どんなことを聞かれるんだろう…?」とドキドキしていたそうで、加えて人見知り。それでも一生懸命、真摯に質問に答えてくれる姿に、純朴な役柄が多いのも納得です。――4歳で芸能界入りとずいぶん早いですが、どうして興味を持ったんですか?当時はまだブラウン管テレビだったんですけど、あの四角い箱の中がどうなっているか知りたくて。ゲームのプレイ動画が流れているCMを見て「あの中に入ったらゲームができるんだ!」と思ってました(笑)。それで、母に事務所に書類を出してもらったんですけど、小中学生の頃はオーディションに落ちまくって、出演経験はゼロに近いです。――オーディションに落ちるたびにショックを受けたのでは?最初はそうだったと思うんですけど、だんだん何も感じなくなって、自分が落ちても「同じ事務所の子が受かればいいや」って思うようになっていました。演技レッスンも週末の習い事感覚でしたね。――やめようとは思わなかった?やめられなかったです。ずっと続けてきて、親に金銭的な負担もかけてきたので、やめようにもやめられないなって。でも、習字もプールもそろばんも英会話も、全部途中でほっぽり出したのに、演技レッスンだけは続けられたのは、楽しかったんだと思います。褒められることは、年1回あるかないかでしたけどね。本当によく怒られていました。1回やってダメ出しされて、またやってもダメで、「他の子たちの芝居を見ていなさい」って言われたり。――習い事感覚から変わったタイミングはいつだったんですか?今はもうないんですけど、所属しているアミューズでは当時、中学生以下は全員“アミューズキッズ”という部門の所属で、高校生になると大人チームに交ざる仕組みで。そこに入るには社内オーディションを受けないといけなかったんです。お芝居、ダンス、自己PRをして、「この子を見ていきたい」と思ったマネージャーさんがいたら手を挙げるみたいな。僕は絶対に落ちると思っていたんですけど、なぜか大人チームに上がれて、それからは本気でやらなきゃって意識が変わりました。あの時に手を挙げてくれたマネージャーさんには、相当手を焼かせてしまったと思います。芸歴だけ長くて、経験はまったくと言っていいほどなかったので。――映画『町田くんの世界』は、大きな転機になったのでは?そうですね。池松壮亮さんと言い合うシーンで、なぜかものすごく高揚して、ずっとニヤニヤしちゃったんです。「お芝居ってこんなに楽しいんだ」と思えた瞬間だったんですが、あの時は何が起きたのか全然わからなくて…。今となってはありとあらゆるものが噛み合った奇跡というしかないんですけど、あの感覚をまた味わいたくて、俳優を続けているところがあります。石井(裕也)監督から「死ぬ気でやれ」と言われて、どの現場でも同じ熱量、ベクトルで臨んではいるつもりなんですけど、ちゃんと100%でやれているのか、いつも町田くんにナイフを心に突きつけられているようで、不安になることもあるんです。そのくらい、あの現場での体験は強く残っていますし、絶対に忘れちゃいけないなって。土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』は、個性豊かな高校生たちが、全国選抜高等学校イケメン大会制覇を目指す学園コメディ。細田さんは、朴訥な高校1年生の主人公・龍馬を演じている。現在、テレビ朝日系にて毎週土曜23:00~放送中。TELASAでは最新話までの全話配信中で、スピンオフドラマも独占配信。ほそだ・かなた2001年12月12日生まれ、東京都出身。4歳から活動をスタート。’19年、映画『町田くんの世界』の主役に抜擢される。同作品で、第29回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。’21年には、映画『花束みたいな恋をした』『子供はわかってあげない』ほかドラマにも多数出演。映画『女子高生に殺されたい』が4月1日より全国公開される。カーディガン¥27,500(ラッピンノット)シャツ¥27,500(キクス ドキュメント.)パンツ¥29,700(コノロジカ) 以上HEMT PR TEL:03・6721・0882シューズ¥50,600(サイ/マスターピースショールーム TEL:03・5414・3531)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2022年3月2日号より。写真・来家祐介(aosora)スタイリスト・矢島世羅ヘア&メイク・津上淳子インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2022年02月27日4月よりテレビ神奈川、TOKYOMX、BS11ほかにて放送開始される古川雄輝主演オリジナルドラマ「ねこ物件」の追加キャストとして、細田佳央太の出演が決定した。ある一軒家を舞台に、猫を愛し共に暮らす男・二星優斗と夢を追う同居人たちの人生模様、猫を通じて人とのつながり方や新しい家族の形を描いた、究極の癒し猫エンターテインメントである本作。細田さんが演じるのは司法浪人生・立花修で、古川さん演じる二星優斗がオーナーをしている猫付きシェアハウスに入居希望者としてやって来る。人付き合いが苦手な優斗と、猫を通してどのように関わっていくのかが見どころとなっており、ふたりは今作が初共演となる。細田さんは、昨年TBS系の4月期ドラマ「ドラゴン桜」で発達障がいの男子高校生を熱演。日本テレビ系10月期ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」では、全盲の高校生役を好演した。さらに現在放送中のテレビ朝日系連続ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」ではドラマ初主演を果たすなど、注目を集めている。本作の出演について細田さんは、「ドキドキでした。今まで猫を飼ったことが一度もなかったので、“ハイツに住むためには猫に認められなければいけない”という作品中のルールを修だけでなく、僕自身にも適用されるのではないかと。猫に認めてもらえるかという心配と緊張の気持ちがありました」とコメント。また役作りについては「司法浪人という点に気をつけたことはないですが、そこを目指すという意味では修のキャラ作りに役立てました。特に人が増えてからは修の立ち回りがより明確になってくるので、そういったことも意識しました」と言い、「改めて、猫を始めとする生き物と同じ時間を過ごすということがとても彩りのあるものだと感じました。この作品を見て、少しでもそういった温かさに触れていただけたら嬉しいです」とメッセージを寄せている。「ねこ物件」は4月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS11ほかにて順次放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2022年02月04日細田守監督が手掛けたアニメーション映画『竜とそばかすの姫』のBlu-ray&DVDが、4月20日(水)にリリースされることが決定した。成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、佐藤健らが参加した本作は、『サマーウォーズ』でも描いたインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる女子高校生をヒロインに迎えた勇気と希望の物語。今回のリリースでは、Blu-ray&DVDの<スタンダード・エディション>に加え、<スペシャル・エディション>版を用意。<スペシャル・エディション>版には、スタジオ地図作品では初めてとなる4KUHD Blu-rayを同梱。「Making of 竜とそばかすの姫」や「イベント映像集」をはじめ、「監督インタビュー」やキャスト「スペシャル対談」、細田守×中村佳穂×常田大希「スペシャル座談会」など未公開映像を含む完全版を収録。特典ディスク2枚にわたって収録された約4時間に及ぶ大ボリュームの豪華映像となっている。なお、本編Blu-rayディスクには、スペシャル・エディションおよびスタンダード・エディション共通で、ドルビーアトモスを収録。全形態共通でブックレット(パンフレット縮刷版)が付属され、スペシャル・エディションのブックレットには、新規ページが追加収録される。また先行して、4月13日(水)にはBlu-ray&DVDのレンタルがスタートする。(cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2022年02月03日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、2022年春夏コレクションで細田守が手掛ける映画『竜とそばかすの姫』とコラボレーション。パリファッションウィークにて、日本時間2021年10月2日(土)16:30よりデジタルコレクションを発表する。アニメを用いたデジタルコレクションアンリアレイジ 2022年春夏コレクションのテーマは、二次元と三次元を表す「DIMENSION」。アニメーションを用いた新たな試みのデジタルコレクションを披露する。映画『竜とそばかすの姫』とコラボレーションデジタルコレクションを発表するにあたりタッグを組むのは、細田守が手掛ける作品の制作拠点として設立されたアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」。デザイナー森永邦彦は、細田守の最新作『竜とそばかすの姫』において仮想世界<U(ユー)>の歌姫「ベル」 が着る、コンサートシーンでのドレスデザインを手掛けた。今シーズンは、『竜とそばかすの姫』を通して表現される仮想と現実が交錯した新しい世界と、アンリアレイジが築いてきた日常と非日常の境目を炙り出す独自の世界観を融合させ、新たなファッション表現とファッション体験を目指す。【詳細】アンリアレイジ 2022年春夏コレクション日本時間:2021年10月2日(土)16:30パリ時間:2021年10月2日(土)9:30配信先:パリファッションウィークオンラインの専用プラットフォーム、3D空間型オウンドメディア「DOOR」、ANREALAGE OFFICIAL ONLINE
2021年10月02日中島健人&小芝風花W主演「彼女はキレイだった」の8話が8月31日放送。宗介の“告白”を遮り、先に自分から好きだと想いを伝える愛に喜びの声が上がる一方、ラストの宗介の“倒れ方”に注目が集まっている。子供の頃は冴えなかったが現在はエリートに成長した長谷部宗介を中島さんが、逆に子供の頃は優秀だったが、自分に自信を失っていた佐藤愛を小芝さんがそれぞれ演じ、2人の“すれ違う初恋”の行方を描く胸キュンラブストーリーが展開してきた本作。宗介が副編集長を務める「ザ・モスト」日本語版の編集部員で、前回愛に告白するもフラれてしまった樋口拓也には赤楚衛二。愛のふりをして宗介と会っていたが、本当のことを告白しようとするもできなかった桐山梨沙に佐久間由衣。編集部の心優しい弟分的存在でもある里中純一に高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)。里中を狙う編集部員の須田絵里花には宇垣美里。編集部のデジタル班・宮城文太に本多力。「ザ・モスト」に愛を注ぐ岡島唯子に片瀬那奈。「ザ・モスト」編集長の池沢蘭子にLiLiCo。宗介に対し当たりが強い文講出版常務の岸田に木村祐一といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今想いを寄せる愛こそが16年間、再会を夢見てきた初恋の相手“佐藤愛”その人だとわかった宗介。梨沙が宗介に本気で恋をしていたことを知った愛は、宗介の恋人になることをちゅうちょする。翌日、宗介が岸田と廃刊について話しているのを、たまたま里中が聞いてしまい、廃刊の話は編集部員の知るところとなる。事実を隠していた宗介に腹を立てた唯子たちは、廃刊をかけた次号の制作を拒否。孤立した宗介が1人で作ることになってしまう…というのが今回のストーリー。ラスト間際、宗介の手を握り「たくさん待たせちゃってごめんね」と彼を見つめる愛。宗介は「改めて言わせて、僕は愛の事が…」と言いかけるが、そんな宗介の言葉を遮って「宗介が好き!」と先に告白する愛。「いつも宗介から言ってもらってばっかりで、私はいつも逃げて言えなくて…だから私から言いたかった」という愛からの“告白”に「愛が…愛が…!!ついに…!!やったぜ」「きちんと告白しあえる関係っていいなあ。」「めちゃくちゃキュンキュンするんですけどー!」などの反応多数。その後、愛の口ぐせである「よし、出発!」とつぶやいて横断歩道を渡り始めた宗介だが、突如路上に倒れてしまう…という展開に。タブレットを落とし目を閉じ、路上に倒れる宗介に「倒れ方が上手すぎ」「倒れ方も美しかったよ宗介」「宗介倒れ方もキレイだった」「倒れ方もきれいだった・・いや、セクシーだった」などの声が続々と投稿されている。(笠緒)
2021年09月01日映画『子供はわかってあげない』(8月20日)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、沖田修一監督が登場した。同作は「マンガ大賞2015」で2位にランクインした田島列島による長編デビュー作の実写化作品。もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波(上白石)は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員のもじくん(細田佳央太)と学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる。既にSNS上でも数々の称賛のコメントが見られる本作だが、中でも観客の心を鷲づかみにしそうなのが、終盤の屋上での美波(上白石)ともじくん(細田)の告白シーン。実は、この舞台挨拶の登壇直前に、上白石らは劇場の後ろから、こっそりとこのシーンを含む終盤を観客と一緒に鑑賞していたという。上白石は、クランクアップの日に行われた同シーンの撮影を振り返り「初めて原作を読んだ時から震えるほど素晴らしいシーンで、自分が演じることが決まって台本でそのシーンを読んだ時は、胸がいっぱいになって、台本をスッと閉じて深呼吸をしてしまうくらいでした。恥ずかしくて大笑いした後に、泣いてしまうというお芝居を自分ができると思っていなくて、『無理なんじゃないか?』と思って現場に行ったけど、もじくんを見ていると泣けてくるような高揚感がありました」と語った。細田は、上白石、千葉、沖田監督と一緒にこのシーンを劇場で久々に見て「少しの恥ずかしさもありつつ、『温かいな』と一番に感じました。このシーンを見るだけで、撮影風景がよみがえってくるくらい、核になっているシーンだなと感じました」としみじみ。2年前の撮影時はリアル高校生で「いまよりもまだまだ技術的にも精神的にも足りていない時にこの作品に出会って、沖田監督をはじめ、素敵なキャストのみなさんに出会い、特に美波ちゃんを演じた上白石さんの精神的な強さに一番影響を受けて感化されました。海に入ったり日に当たったり、毎日撮影があって疲れているはずだけど、そういう顔を見せずに現場でいつもキラキラしていて、自分もこうならなきゃと勉強になったし、自分の足りないところが見つかりました。精神的な面でこれからも自分の土台になるだろう作品になりました」と明かした。そんな細田の言葉に上白石は照れた表情で「私はずっともじくんを演じる佳央太くんに支えられていました。あの美波を引き出してくれたのは、もじくんの懐の深さだと思っています」と感謝を口にしていた。また『モヒカン故郷に帰る』に続いての沖田監督との仕事となった千葉は「『モヒカン故郷に帰る』の宣伝キャンペーンが終わって、みんなでホテルの部屋で飲んだ時、みんな、結構酔っぱらってたんですが、沖田さんが僕に『俺についてこい! 任せておけ』みたいなことを言ったんです(笑)。そうしたら、またこうして呼んでくださって、有言実行の男だなと思いました(笑)」と暴露。沖田監督はこの時のことを「酔っぱらって全く覚えていない」とのことで「次の日、周りの人たちにすごい目で見られました。『昨日、千葉くんにすごいこと言ってたよ』って……」と苦笑していた。この日は原作者の田島列島からサプライズでイラスト付きの手紙が到着。「全国公開、おめでとうございます。撮影のとき、沖田かんとくが笑いながら撮っていたのがおもしろかったなーとなつかしく思い出します。演者のみなさんにお会いする時、いつも挙動不審ですみません。やさしく対応してくださり、ありがとうございます。一生の思い出です」という内容に、キャストと沖田監督は感激し、細田は「いまは全部メールで、手紙なんてなかなかもらわないので余計に嬉しいです」と笑顔に。上白石も「この作品の生みの親である田島先生にこんな素敵なことを言っていただけて、素敵な絵まで……」と喜びをかみしめていた。(C)田島列島/講談社
2021年08月21日ドラマ『ドラゴン桜』の第2シリーズで昆虫好きの原健太を好演した細田佳央太さん。初主演映画の『町田くんの世界』でその名を知った人も多いだろう。そんな彼の最新出演作は、沖田修一監督の映画『子供はわかってあげない』。ちょっとクセのある変わった人物たちが次々に登場し、思わず元気になれる“沖田ワールド”全開の青春映画だ。「僕が演じるもじくんは、心が広くて誰でも受け入れる優しさを持っている高校生。美波(上白石萌歌)が習字に書き残した“暗殺”の文字が急に気になって、付き合ってもいない美波のお父さんの家にまで行くとか、後先考えずに突っ込んでいく感じは、他の人物たち同様にやっぱり変わっているし愛らしい。最初に原作漫画を読んだ時は、もじくんの存在がこの世界観にとても合っていて、僕が演じさせてもらうことにも迷わなかったんです。でも台本を読んでみると、美波との間だけで使われる言葉や言葉尻などが言い慣れていないものばかりで難しくて」さらに沖田監督からの言葉も、細田さんを悩ませたという。「セリフはもじくんぽさをちりばめていて必然的にもじくんになれるから『あとは細田くんの好きに演じていいよ』って言われて困りました。雰囲気やキャラクターがある中に、自分らしさを入れるとどうなるんだろう、自分ってなんだろう…って(笑)。でも僕、『町田くんの世界』の時に、めちゃくちゃ芝居が面白いと感じた瞬間があったんですよね。あの感覚をまた味わいたくて、お芝居を続けているところもあるし、演じている瞬間は他のことを忘れて“無”でいられるから、悩みながらも楽しく演じられたと思います」1年余りの延期を経てようやく上映される今作だが、コロナ禍を経験したからこそ、この作品のよさがより伝わるはず、と細田さん。「僕は実家暮らしだからまだ気が紛れるけれど、もし一人暮らしで人と会えずに話す相手もいないと、いろいろと深く考えすぎて心が弱くなってしまう人もいるのかなぁと。僕も一人の時はそういうタイプなので、気持ちがわかるんです。そんな人もそうでない人も、この映画では人とのあたたかい繋がりを感じることができるはず。後半の海のシーンのロケ地は真夏の静岡で、すごく景色が美しくて。余生を静かに暮らすならここだ、って思いました(笑)」『子供はわかってあげない』高2の夏、水泳部の美波は書道部のもじくんと運命的に出会い、父捜しの旅に出ることに。部活、家族、アニヲタ、夏休み、元教祖…胸騒ぎワード満載!豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴ほか出演。8月20日より全国公開。©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社ほそだ・かなた2001年12月12日生まれ、東京都出身。’19年の主演映画『町田くんの世界』では、町田一を演じて、第29回日本映画批評家大賞で新人男優賞を受賞。シャツ¥41,800パンツ¥39,600(共にNULABEL/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575)※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)スタイリスト・岡本健太郎ヘア&メイク・菅野綾香(ENISHI)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年08月13日7月17日、18日の全国映画動員ランキングは、細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が初登場で首位を飾った。本作は、インターネットの光と闇を独自の解釈で描いた冒険アニメーション。インターネット上の仮想世界で歌姫となった少女が、ネットの秩序を乱す“竜”と出会い、やがて自身の歌声で世界を変えていく姿を描く。ミュージシャンの中村佳穂が主人公の声を務める。共演に佐藤健、成田凌、染谷将太、玉城ティナら。本作は公開から3日間で観客動員数60万6684人、興行収入8億9166万3200円を記録している(全国416館うちIMAX38館含む)。先週トップを飾った『東京リベンジャーズ』は2位に、公開3週目の『ゴジラvsコング』は3位につけている。公開2週目の『ハニーレモンソーダ』は先週と変わらず。公開6週目の『キャラクター』は先週7位より順位をあげている。そのほかコン・ユ主演のSFサスペンス『SEOBOK/ソボク』が初登場10位にランクイン。本作は、国家の使命を受けた余命わずかの元情報局員が、“ソボク”と名づけられたクローン人間を護衛すべく、闇の組織と対決していく姿を描く。ソボク役を演じるのは、『青春の記録』に出演した若手俳優パク・ボゴム。『建築学概論』のイ・ヨンジュが監督を務める。次週は『犬部!』『劇場版 Gのレコンギスタ III「宇宙からの遺産」』『ココ・シャネル 時代と闘った女』『サイダーのように言葉が湧き上がる』『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』『とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『竜とそばかすの姫』2位『東京リベンジャーズ』3位『ゴジラvsコング』4位『ハニーレモンソーダ』5位『ブラック・ウィドウ』6位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』7位『キャラクター』8位『るろうに剣心最終章 The Beginning』9位『ザ・ファブル殺さない殺し屋』10位『SEOBOK/ソボク』
2021年07月19日細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』公開を記念し、細田監督が手掛けた『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』が17日(0:00〜)より、dTVにて見放題配信される。細田監督が手掛けるアニメーション作品は、その独特のタッチに加えて、老若男女問わず多くの人の心を打つテーマ性が特徴。ノスタルジックな描写や魅力的なキャラクターなども相まって新作公開のたびに大きな注目を集めている。dTVでは今回、そんな細田監督の最新作『竜とそばかすの姫』の劇場公開を記念して、日本テレビ系『金曜ロードショー』(毎週金曜21:00~)で本日16日に放送された『サマーウォーズ』をはじめ、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』の見放題配信を17日からスタート。すでに見放題配信されている『時をかける少女』『未来のミライ』を合わせ、細田監督の劇場アニメーション全5作品を楽しむことができる。また、dTV会員向けに、『時をかける少女』『未来のミライ』2作品の細田守プレミア配信企画も実施。配信形態は通常のオンデマンド配信とは異なり、ライブ生配信機能を活用した1回限りのリアルタイム配信となる。配信では、本編の視聴に加えて、細田監督が2作品の見どころや制作秘話、そして最新作について語ったスペシャルインタビュー映像も収録される。細田守プレミア配信は21日・22日午後9時より配信開始。特設サイトにて、配信開始25分前から視聴ページで待機することが可能。
2021年07月16日俳優の成田凌が16日、都内で行われた細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』初日舞台挨拶に登壇。カンヌ国際映画祭ワールドプレミアに出席した細田監督も現地より生中継で参加し、成田が素朴な質問をぶつけた。本作は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界“U”で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。舞台挨拶には、主人公すず/ベル役の中村佳穂、すずの同級生役の成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、竜役の佐藤健が出席。細田監督も、カンヌの地から生中継で参加した。細田監督は、上映後に14分間のスタンディングオベーションが起こったことについて、「びっくりしたんですよね。あんなに長いスタンディングオベーションを受けたことがなかったので、この拍手はいつまで続くんだろうというくらい、みなさんが興奮して拍手してくださっているのが伝わってきました」と振り返った。そして、キャスト陣が一人ずつ細田監督に質問。成田は「素朴な疑問なんですけど、14分間拍手されていたとき、何されていたんですか? 朝ドラ1話分」と尋ね、佐藤も「確かに気になる」と話した。細田監督は「実際、感激しちゃうというか、感じとして伝わるんですよね。見てくださっている方がこちらに気持ちを伝えたいというのが」と話し始め、「周りの方と握手していました。関係者だけでなくお客さんとも握手させてもらって、みなさんの拍手を受け止める時間でした」と説明。「10分以上拍手するって相当な体力なので申し訳ないなと思いながらながらうれしかったです」と語った。
2021年07月16日本日7月16日(金)に公開がスタートした細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』(英題:BELLE)。国際映画祭の最高峰であるカンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出されている本作が、この度公式上映となるワールドプレミアを行った。6日より開催中の第74回カンヌ国際映画祭。ワールドプレミアは、日本での公開前夜である現地時間15日20時にTheatre Claude Debussy(ドビッシーホール)にて行われた。『未来のミライ』に続き、3年ぶりの2度目のカンヌ訪問となる細田監督。上映が行われる映画祭メイン会場の前に敷かれた深紅のカーペットに登場した細田監督は、タキシードに身を包み、緊張した面持ちながらも、笑顔で手を振り、その歴史的瞬間を楽しんでいる様子も伺えた。そしてゆっくりと階段を上ると、カンヌ国際映画祭会長のピエール・レスキュールと同映画祭総代表のティエリー・フレモーが、熱い握手と共に「『BELLE(英題)』は今世界中のみんなが必要としている作品。このカンヌ映画祭で上映できて光栄だ。細田監督が来てくれて本当に嬉しい」と笑顔で出迎えた。上映には10代からシニア層まで劇場を埋め尽くす約1000人が来場し、細田監督が入場すると上映前にも関わらず、大きな歓声と拍手が起こった。上映終了後は、明るくなるよりも早く盛大な拍手が巻き起こり、2階席含め場内の観客は総立ち。温かい拍手と歓声は約14分間も続き、予定にはなかった監督からの上映後の挨拶も急遽行われ「気持ちのこもった拍手を本当にありがとうございます」と感謝の意を述べた。再びインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生をヒロインに迎えて描いた細田監督。上映直後、監督は「こんなにみなさんから拍手をもらえるとは思ってなくてビックリしました。世界で初めてお客さんに観てもらい、さらに拍手もいただいて本当にほっとしました。今作はカンヌ映画祭の中でも特殊な作品だと思いますが、映画を愛する人が集まるこの場所で支持してもらえたことは、すごく励みになりますし、力になります。この作品は幸せですね」と感想を語る。そして、本日より日本での公開もスタートとなったが「カンヌでご覧になった人達と同じような気持ちを共有して欲しいです。コロナ禍で大変だと思いますが、感染対策をしながら、ぜひ映画館でこの作品を楽しんで欲しいです」とメッセージを寄せた。『竜とそばかすの姫』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年07月16日7月6日、細田守監督(53)の最新長編アニメーション映画『竜とそばかすの姫』(7月16日公開)に佐藤健(32)が出演することが発表された。主要キャストが発表されるなか、タイトルにも入っており、重要キャラクターであるはずの「竜」の配役は伏せられており、注目が集まっていた。「竜」は“凶暴な謎の存在”として、物語の展開の鍵を握る役どころ。飛ぶ鳥を落とす勢いの佐藤が大役を務めることで、映画への期待値はより高まっている。これまでにも数々の大ヒットを記録してきた細田守作品だが、本作に限らず、実は多くの豪華俳優陣がキャラクターの声を担当してきた。細田監督の名前が初めて世間に広く知られることとなった、映画『時をかける少女』から出演俳優たちを振り返りたい。■ 当時16歳だった仲里依紗の出世作!『時をかける少女』(2006年公開)・仲里依紗(31)/紺野真琴役ある日突然「タイムリープ」の能力を身につけてしまった主人公の女子高生役。公開当時16歳だった仲の劇場公開作品として初主演となった本作。声優としての演技が絶賛され、2010年の谷口正晃監督による実写版でも主人公を務めるなど、出世作となった。■ 神木隆之介の安定感!『サマーウォーズ』(2009年公開)・神木隆之介(28)/小磯健二役男女ダブル主演のうちの、男性主人公。数学が得意な内気な性格の少年が、ひょんなことからヒロインの偽の恋人役を演じる羽目になってしまう。宮崎駿監督(80)作『千と千尋の神隠し』の坊役をはじめ、新海誠監督(48)作の『君の名は。』立花瀧役など、名だたるアニメ監督の作品に出演し続けている神木だが、本作でも内気な主人公が成長していく姿を巧みに演じている。■ 宮崎あおいがシングルマザー熱演『おおかみこどもの雨と雪』(2012年公開)・宮崎あおい(35)/花役高校生で天涯孤独の身となった主人公。「おおかみおとこ」との出会いから、同棲・出産、死別後の孤独なシングルマザー生活を送った13年間を熱演した。宮崎は細田監督次作の『バケモノの子』にも、主人公の幼少期役で出演している。・大沢たかお(53)/彼(おおかみおとこ)役ニホンオオカミの末裔で、花との子どもが生まれるまでは、最後の「おおかみおとこ」だった。運送ドライバーとして働くなど人間として生活していたが、狼の姿で最期を迎えてしまう。大沢たかお自身、元々細田作品の大ファンだったという。ワイルドさと優しさのあるキャラクターがハマり役と話題を呼んだ。■ 役所広司が35年ぶりアニメ出演!『バケモノの子』(2015年公開)・染谷将太(28)/九太(青年期)役本作の主人公。9歳で両親を失い、「人間界」から「バケモノ界」へと飛ばされてしまう少年。バケモノの師匠の下で修行の日々を送るが、青年になってから偶然人間界へ戻る方法を知ることに。染谷は『竜とそばかすの姫』でも主人公のクラスメイト役で出演する。・役所広司(65)/熊徹役主人公の師匠。「バケモノ界」で指折りの力を持つが、粗暴な性格からバケモノの弟子が取れず、九太をスカウトする。役所にとって本作が35年ぶりの劇場アニメ出演となったが、本作以後3作連続で細田作品に出演している。・広瀬すず(23)/楓役「人間界」の女子高生。青年になった主人公と出会い、勉強を教える。蓮の「人間界」での師匠的存在。広瀬は声優初挑戦ながら、細田監督から「1テイク目からなんでこんなに臨場感を出せるのか」、「天才」と絶賛されていた。・リリー・フランキー(57)/百秋坊役熊徹の旧友で、痩せた豚顔のバケモノ。熊徹には九太との関係性のアドバイスを送り、九太には家事を教える。リリーの起用理由について細田監督は「顔が似ているから」と語っている。■ 上白石萌歌が主役に大抜擢!『未来のミライ』(2018年公開)・上白石萌歌(21)/くんちゃん主人公で、甘えん坊な4歳の男の子。飼い犬が人間の姿になって現れたり、母親の子ども時代に行ったりと、不思議な体験をしながら成長する。上白石はもともと、主人公の妹・ミライちゃん役でオーディションを受けていたが、監督から「くんちゃん役の原稿も読んでみて」と言われ、見事主人公の座を射止めたという。・黒木華(31)/ミライちゃん主人公の妹。物語中に主人公が出会う少女は、ミライちゃんの中学生の姿。くんちゃんを不思議な冒険へと導く。黒木は『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』に続いて細田作品3作目の出演となった。・星野源(40)/おとうさん2人のお父さんで、フリーの建築家。現代的な感覚を持っており、育児のために在宅ワークを行う。星野は劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』(2017年公開)で主演声優を務めるなど、声の演技にも定評がある。・麻生久美子(43)/おかあさん二人のお母さんで、育児と仕事の両立に追われるワーキングママ。実は麻生の家族構成は、飼い犬も含めて本作とまったく同じだそう。このように豪華な俳優陣が声優として名を連ねる細田作品。しかし、どの配役も実に絶妙でハマリ役なのが、さすがは日本を代表する巨匠である。最新作『竜とそばかすの姫』では、佐藤以外にも成田凌(27)や玉城ティナ(23)らが出演。彼らが一体どんな活躍を見せているのか、劇場で要チェックだ。
2021年07月07日モデルで女優の玉城ティナが6日、都内で行われた細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』(7月16日公開)完成報告会見に出席。美背中全開の衣装で美貌を放ち、アニメ声優に初挑戦した感想を語った。本作は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界“U”で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。玉城は、主人公すずの同級生で、モデルのような容姿のルカちゃん役でアニメ声優に初挑戦。「初めてが細田監督の作品で本当にうれしく思っています。アフレコ期間は、監督とお話できて、演出してもらっていい時間でした。監督が褒めて伸ばしてくれる方なので、優しく演出してくれました」とアフレコを振り返った。会見には、細田監督、主人公すず/ベル役の中村佳穂、すずの同級生役の成田凌、染谷将太、そして、この会見で竜役を演じていることが発表された佐藤健も出席した。
2021年07月06日俳優の佐藤健が6日、都内で行われた細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』(7月16日公開)の完成報告会見に出席。『竜とそばかすの姫』というタイトルに入っていながらも、ずっとベールに包まれてきた謎の存在、竜の声優を務めたことが発表された。本作は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界“U”で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。佐藤が演じた竜は、“U”の世界で大勢から忌み嫌われている、竜の姿をした凶暴な謎の存在。国籍年齢性別その他一切の情報が明かされていない。佐藤は「自分に務まるのか不安でしたが、細田監督の温かいディレクションのもと、やり切ることができました」と語った。会見には佐藤のほか、細田監督、主人公すず/ベルの2役を演じる中村佳穂、すずの同級生を演じる成田凌、染谷将太、玉城ティナが出席した。
2021年07月06日第74回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション「カンヌ・プルミエール」部門に、細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』(英題:『BELLE』)が日本作品として唯一選出されることが決定、細田監督から喜びのコメントが到着した。主人公すず/ベル役の二役を演じ、さらに作品の要ともいえる“歌”を担う大役に抜擢されたのは、注目のミュージシャン中村佳穂。その同級生役に成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、すずを見守る合唱隊メンバーに森山良子、清水ミチコ、岩崎良美、中尾幸世、坂本冬美、父親役に役所広司が出演。音楽面でも、岩崎太整、Ludvig Forssell、坂東祐大と才気溢れる複数の音楽家が集結。壮大な物語の幕開けを感じさせるメインテーマには、熱狂的な支持を集めるロックバンド「King Gnu」の常田大希が率いる最強クリエイター集団「millennium parade」が担当するなど、これまでにない試みでの挑戦的な音楽創作が作品世界を彩っている。そんな細田監督最新作が、この度、カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出。前作『未来のミライ』も「監督週間」で上映されたが、今回は初のオフィシャル・セレクション(公式選出)でのカンヌ国際映画祭参加となった。カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクションには、コンペティション、ある視点、アウト・オブ・コンペティション、ミッドナイト・スクリーニング、特別上映などの部門があるが、本年、これまでの作品が高く評価されている監督たちの注目すべき新作を集めた「カンヌ・プルミエール」が新設。細田監督のほかには、『プラトーン』や『JFK』『スノーデン』で知られるオリバー・ストーン監督、『逃げた女』でベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞したホン・サンス監督や、『アンチクライスト』『ニンフォマニアック』などで知られるシャルロット・ゲンズブールの初監督作品など、名だたる世界有数の監督たちが顔を揃えている。細田守監督「映画文化が再び復活する姿を、共にカンヌの地で祝い、感じたい」監督は「前作『未来のミライ』がカンヌ国際映画祭・監督週間に選ばれたことに続き、今回『竜とそばかすの姫』がオフィシャル・セレクション『プルミエール部門』に選ばれたことをとても光栄に思います」と喜びをコメント。「アニメーション映画がカンヌ国際映画祭に選ばれること自体が極めて稀なことであり、今回の選出が、これから変化していく新しい映画の価値を観客に指し示す兆しと思います。コロナ禍の中で一時途絶えていた映画文化が再び復活する姿を、共にカンヌの地で祝い、感じたいと思います」と言葉に思いを込めた。カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させる形で1960年に「アヌシー国際アニメーション映画祭」が創設され、カンヌは実写、アニメーションはアヌシーという暗黙のルールがある中で、今回、本作『竜とそばかすの姫』が選出されたことは大変稀なこと。また、「カンヌ・プルミエール」部門に選出された13本の中で、日本からは唯一の選出作品となった。細田監督作品としては、2018年に公開された『未来のミライ』(英題:MIRAI)が第71回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出され、現地にて上映を行ったが、今回は初のオフィシャルセレクションとして、日本での公開前夜にあたるフランス現地時間7月15日20時に、カンヌでのワールドプレミアに細田監督自ら臨む予定。『竜とそばかすの姫』は7月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年07月05日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックT シャツブランド「UT」から細田守監督作品とのコラボレーション「細田守アニメーションワークス UT」が2021年7月16日(金)より発売される。ユニクロ「UT」が細田守監督作品とコラボ「細田守アニメーションワークス UT 」は、国内外から高い評価を集めるスタジオ地図・細田守によるアニメーション映画とのコラボレーション。最新作『竜とそばかすの姫』の公開を記念して実現した今回のコラボレーションでは、最新作はもちろんのこと、細田守監督作品の中でも特に人気を博す『時をかける少女』『サマーウォーズ』『バケモノの子』をラインナップに加えた全6柄を展開する。『竜とそばかすの姫』:仮想世界<U>や謎のアバター「竜」をモチーフに発売日と同日に公開される『竜とそばかすの姫』は、“もうひとつの現実“と呼ばれる超巨大インターネット空間の仮想世界<U>で、主人公が成長していく姿を描くリアル×ファンタジーな物語。今回のコラボレーションデザインでは、仮想世界<U>の幻想的な空間がデザインされた柄や、制作段階の貴重なコンセプトアートから、謎のアバターである「竜」のキャラクターデザインをモチーフにした柄をラインナップする。『時をかける少女』:大切な人を守るために奔走する主人公『時をかける少女』では、主人公が大切な人を守るために奔走する印象的なシーンをフロント部分にオン。左袖には、タイムリープができる残りの回数「01」をデザインしている。『サマーウォーズ』:主人公が解いた最大の危機を回避するための暗号『サマーウォーズ』では、主人公・ケンジが解いた最大の危機を回避するための暗号と、パスワードを解除した際の画面をモチーフに採用している。ポケット部分にはアバターの“仮ケンジ”をさりげなくあしらっている。『バケモノの子』:ひとりぼっちの主人公がたくましく生きる姿『バケモノの子』では、ひとりぼっちの主人公がたくましく生きるために剣術を鍛錬しながら成長していく場面を描いた。【詳細】細田守アニメーションワークス UT発売日:2021年7月16日(金)販売店舗: 全国のユニクロ店舗およびオンラインストア価格:全6柄 1,500円
2021年07月01日常田大希率いる音楽集団millennium paradeが、細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』のメインテーマ「U」を書き下ろしたことが発表された。『竜とそばかすの姫』は、細田監督作品としては、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生がヒロインとなるアニメーション作。母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界「U」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語を描く。細田監督が「インターネット仮想世界「U」の巨大な世界観を音楽で表現するために、「どうしても常田さんに音楽を作ってほしかった」と熱烈なオファーを送ったという。細田作品のファンだった常田は、監督の緻密な絵コンテを見て圧倒され、楽曲制作を快諾した。常田が作詞作曲したのは、今作のメインテーマであり、主人公ベル(すず)が巨大インターネット仮想世界「U」で歌うオープニングシーンを飾る楽曲。タイトルもまさに「U」で、これまでクリエイティブファーストに様々なゲストを迎えてきたmillennium paradeに、主人公すず/ベル役を演じる中村佳穂が歌唱で初参戦する。制作にあたって行われた打ち合わせで監督は、「(常田さんは)打ち合わせの最初から音楽が聞こえていた」と、常田の世界観・表現力を絶賛。一方、常田は「僕たちはインターネットの発達とともに成長し、世界中のいろいろな年代・ジャンルの音楽をインターネットを通して触れあい始めた世代。今作の世界観とリンクしたのでは」と今回のコラボレーションを分析した。また、先日行われたレコーディングの感想を聞かれると、常田は「中村さんとの作業は初めてでしたが、いい緊張感を持ちながら和気あいあいと楽しくレコーディングを行うことができた」と振り返り、さらに、中村の歌唱を聞いた時の感想として「さすが!日本語をここまでグルーブさせられるシンガーはなかなかいない。うれしいサプライズだった」と笑顔を見せた。中村は、「常田さんとは同い年ということもあり、楽曲をより良くするためのアプローチが似ており、納得がいくまで粘ったクリエイティブができた」と互いの表現方法を尊敬し合いながらレコーディングを行えたと振り返る。また、本楽曲「U」は、7月16日(金)に公開となる今作に先立ち、7月12日(月)に配信リリースが決定している。■細田守監督原作・脚本・監督millennium paradeとBelleのコラボレーションは、あらゆる制約を軽々と突き抜け、グローバルな高みに達成している。これは、大変なことになるんじゃないかな。■常田大希(millennium parade)メインテーマ「U」制作細田監督から『竜とそばかすの姫』のスケッチを見せていただいた時、その世界で鳴り響く音が自然と湧き出てきたのを覚えています。小さい頃から慣れ親しんだ細田守監督渾身の最新作ということで、全身全霊で挑ませて頂きました。そして主役”ベル”を演じるのが "日本音楽界の宝" 中村佳穂ということで音楽面に於いても最高に刺激的な製作となりました。映画としては勿論、音楽作品としても間違いなく素晴らしい出来になっておりますので、是非劇場で大迫力でご覧ください。■中村佳穂主人公・すず(ベル)役、劇中歌歌唱常田さんとは音楽フェスですれ違う程度でしかお会いしたことがなかったので、今作でご一緒できて嬉しかったです。お互いに楽曲制作の初コラボということで緊張しましたが、『竜とそばかすの姫』の曲でもあるというお題もあったので、お互いバランスをとりながらも、もっと良くなる部分を熱を持って探しながらレコーディングさせていただき、とても楽しい時間でした。私たちはインターネットがまさに始まった時の世代で、ジャンル関係なくカッコいいと思えるものを見たり聴いたりが手に取る事が容易になり始めた世代ですが、人の心を打つものは結局何なのか、この作品を通して改めて考えるきっかけになりました。今作はそれが命題だと感じつつも、頭で考えすぎず、楽しんで波に乗るような気持ちで取り組みました。『竜とそばかすの姫』7月16日(金)公開millennium parade × Belle「U」2021年7月12日(月)配信リリースMusic & Lyrics: 常田大希Vocal: Belle (中村佳穂)Timpani, Drum line snares, Marimba, Gran cassa & Cymbals: 石若駿Horn arrange, Trumpet, A.Sax & Flute: MELRAWPiano & Synthesizer: 江﨑文武Trombone: 川原聖仁Horn: 濱地宗Beat Programming & all other Instruments: 常田大希Recording & Mixing: 佐々木優
2021年06月03日役所広司がスタジオ地図が贈る細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』にて、主人公・すずの父親役を演じる。『バケモノの子』『未来のミライ』に続き、3度目となった細田作品への出演について語った。『バケモノの子』では主人公の熊徹役を、『未来のミライ』ではじいじ役を演じた役所さん。本作では、過疎化が進む高知の田舎町で妻を亡くし、高校生の娘と2人暮らし、思春期の娘との接し方や距離感に悩む父親役を演じる。妻という大きな存在、そして母という大きな存在をそれぞれ突然亡くし、心に傷を抱えたまま、時と共に距離も開いてしまった父と娘。うまく言葉を交わせないながらも、娘を心配し、あたたかく見守る父親に、役所さんの優しい雰囲気と繊細な演技が重なり、説得力をもたらしている。「細田監督の大ファンで、作品をいつも楽しみにしているので、『バケモノの子』『未来のミライ』と続き、今作も参加できてとても嬉しい」と役所さん。「今回は主人公の父親役で、出来るだけ絵の雰囲気に近いやさしさと思春期の娘を持つ父親の距離感を大切に、互いに深い傷を持ちながらも寄り添っていく過程を表現できたらいいなと思いながら演じました」と語る。アフレコ合間には、「子供が女の子だと、お父さんは近寄りがたいとか、気を遣っちゃうみたいなこともありそうですよね…」(役所さん)、「男の子でも、お父さんと距離がある瞬間みたいなものはありましたか?」(監督)「後から聞くと、気を遣っていたという話はしましたね…」(役所さん)と、親同士の雑談も交えつつ、役所さんは微妙な父娘の距離感を見事に表現し、監督からOKが出るなど、2人の信頼関係を感じさせるやり取りも見られたという。『未来のミライ』以来の声優ということもあり、「アフレコは緊張しました」と笑いながら話す役所さんは、細田監督から「是非この役を役所さんに演じてほしい!」とオファーを受けて快諾。アフレコを終えて細田監督は「役所さんの演じたすずの父のお声から娘(すず)がどういう状態でも受け止める、という父親の覚悟を感じました!役所さんに演じていただけて、本当に光栄です!!」と称賛を惜しまない。また、役所さんは「監督の絵コンテを観ると、自由な発想がそのまま映像になるアニメは、つくづくすごいなと感じます」と語り、「高知と<U>の風景のギャップは、メリハリが効いていて、この映画の醍醐味だと思います。僕はSNSには疎いですが、若い方々は身近に感じながら生活しているので、今作で自分がインターネットの中で生きている姿を客観的に見ているような不思議な体験ができるのではないでしょうか」と本作の世界観についてコメント。「監督の作品は非常にダイナミックな一方、家族を丁寧に繊細に描き、子どもが大きく成長する物語が多いので、この映画を見て、コロナ禍の中ですが、子どもたちが、前向きに生きる勇気や希望が持てるようになることを期待しています」と語り、まだ未発表の娘・すず役については、「張った声もささやく声も素敵で、声のコントロールが自在にでき、歌も素晴らしかった」と絶賛を贈っている。『竜とそばかすの姫』は7月16日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年05月28日金曜ロードショーでは、7月16日(金)より公開となるスタジオ地図作品、細田守監督待望の最新作『竜とそばかすの姫』の公開を記念し、7月2日から「3週連続細田守SP」と銘打ち、『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『サマーウォーズ』の3作品の放送する。細田監督は2006年公開の『時をかける少女』以降、監督した5作品全てが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、前作『未来のミライ』では米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされるなど国内外で高い評価を得ている。そんな細田監督が、未開の境地に辿り着くのが『竜とそばかすの姫』。この3作を見れば、いずれも細田監督が辿ってきた最新作にも通ずるルーツが見つかるはず。細田監督も、3週連続放送について「今回の作品は、いろんな過去作品の連続性上にある、と考えています。一番大きいのは、『サマーウォーズ』、インターネット世界が舞台、という大きな共通点があります。『おおかみこどもの雨と雪』とも親子の話であるという接点がありますし、『バケモノの子』の『擬似家族』というテーマ性とも共通点がある。その意味でも3本のチョイスは素晴らしいラインナップだと思います」とコメントを寄せている。●7月2日母と子を描く『おおかみこどもの雨と雪』『時をかける少女』『サマーウォーズ』に続き、細田監督の名を世界に知らしめた大ヒット作。スタジオ地図設立後初めての作品。※本編ノーカット大学生の花は“おおかみおとこ”と恋に落ち、やがて生まれた姉弟は、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、“おおかみこども”だった。豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住んだ母と子の、13年間にわたる物語。たくさんの里の人たちに見守られながら、手探りで子育てに奮闘する花。周りとは違う自分に戸惑いながら成長していく雪と雨。それぞれの葛藤と成長は観る者の心にも響くこと間違いなし。●7月9日“新しい家族の形”を描く最大ヒット作『バケモノの子』2015年公開の邦画No.1となる興行収入を記録し、細田監督作品最大のヒット作となった“新冒険活劇”。※本編ノーカット舞台は東京・渋谷とバケモノが暮らす異世界・“渋天街”。孤独な少年・九太と、暴れん坊のバケモノ・熊徹の一風変わった“親子の絆”を描く物語。“家族”は、細田監督が描き続ける大きなテーマの1つだが、本作でも“新しい家族の形”がテーマに。熊徹役の役所広司、九太役の染谷将太は『竜とそばかすの姫』にも出演。●7月16日最新作の世界観の原点!?『サマーウォーズ』『竜とそばかすの姫』の公開日となる3週目には、『サマーウォーズ』が登場。最新作の<U>と呼ばれる仮想世界は、本作の<OZ>に似ていると話題になっている。2017年の放送では、「#サマーウォーズ」がTwitter世界トレンドワード1位となるなど放送の度に注目されてきた。ちょっと気弱な男子高校生が、憧れの先輩とその大家族とともに、“愛”と“絆”を武器に世界の危機に立ち向かう壮大な物語。公開から12年になるが、仮想世界OZの設定は、まさに現実が近づいてきたといえる。作中では「ネットの中だからって何でもやっていいと思ったら大間違いだ!」と言う、まさにいまの時代にこそ響くセリフも登場する。なお、「金曜ロードショー」では2018年7月20日からスタジオ地図が手掛けたオープニングを放送しているが、オープニングにも登場する番組キャラクター“アンク”の生みの親は、細田監督なのだそう。「金曜ロードショー」最新作『竜とそばかすの姫』公開記念「3週連続 細田守スペシャル」は7月2日:『おおかみこどもの雨と雪』、7月9日:『バケモノの子』、7月16日:『サマーウォーズ』、21時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERSおおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開© 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年05月28日細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』の新ビジュアル、そして本作に参加するスタッフ陣が公開された。本作は、『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』(2009)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012)、『バケモノの子』(2015)、『未来のミライ』(2018)と過去作すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、『未来のミライ』ではアニー賞受賞に米国アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートと、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守の最新作。インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公・すずが、“もう一つの現実”と呼ばれるインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語だ。すずは、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>に、歌姫「ベル」として参加。母の死をきっかけに歌うことができなくなっていたすずは、<U>では自然と自ら作った歌を披露することができ、その歌声で世界に注目される存在に。そんな矢先、ベルの前に<U>で忌み嫌われる竜の姿をした謎の存在が現れるーー。先日、現実世界で、すずと同じ高知の高校に通う同級生たちの声を成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、そして相対する、超巨大インターネット世界<U>を彩る個性豊かなキャラクターたちに森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守といった豪華声優陣が集結することが発表され、SNSを中心に話題となっている本作。そんな中、この度、歌姫・ベルと竜の姿が描かれた新鮮なビジュアルが公開された。これまで、主人公が少しずつ成長する様子と入道雲の雄大な姿を重ね合わせることで「夏休みに冒険をして、一皮むけ、成長する」というテーマを象徴的に表現してきた細田監督。それを表すように、歴代ポスターにも欠かさず、“入道雲”が描かれてきたが、今回は澄み渡るような満点の星空の下で<U>の歌姫・ベルと竜が見つめ合う姿がロマンティックに描かれている。このビジュアルがポスターとして、6月上旬から映画館に掲示される予定。ぜひ、映画館に行った際にはポスターを見つけてほしい。さらに、『ウルフウォーカー』含め、5本のアカデミー賞ノミネート作品を誕生させてきたアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンや、ロンドン在住の新進気鋭のイギリス人建築家でデザイナーのエリック・ウォンの参加、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで『アナと雪の女王』をはじめ数々のキャラクターデザインを生み出したジン・キムが歌姫・ベルのキャラクターデザインを担当することが発表されたが、今作には世界のクリエイターだけではなく、日本屈指のクリエイターたちも集結する。今回、<U>の世界でみんなから恐れられ、忌み嫌われている竜のデザインを手掛けたのは、書籍の装画なども手がけ、緻密で幻想的な世界観で多くのファンを持つ秋屋蜻一。数あるデザイナーの中から、細田監督が「この人が描く竜が良い!」と直々に選んだ新しい才能で、今回、その竜のキャラクターデザインも公開となる。また、東映動画所属時代に細田監督の師匠であり、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』以降、細田作品のメインスタッフとしてすべての作品に参加している山下高明が、<U>の世界の作画監督を担当するほか、同じく、ほぼすべての細田作品に原画や作画で携わっており、1997年にはエミー賞アニメーション部門の「優れたアニメーション演技賞」も受賞した経歴を持つ青山浩行が、現実世界の作画監督とキャラクターデザインを担当。長年、細田監督と共に良質な作品を世に送り続けてきた二人が、今作でも腕を奮う。さらには、『千年女優』『東京ゴットファーザーズ』『パプリカ』などの代表作をもつ今敏監督の全作品で美術監督を担当し、数多くのイマジネーションと現実が融合した世界を描いてきた池信孝が、美術監督を担当。『ALWAYS 三丁目の夕日』で第29回日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞し、『サマーウォーズ』でインターネット上の仮想世界<OZ>の美術デザインを担当した上條安里が、美術設定(プロダクションデザイン)を担い、およそ10年ぶりとなるインターネット世界を舞台にした今作でも、圧倒的な世界観を描く。加えて、『サマーウォーズ』で、<OZ>の世界とアバターの CG を制作指揮した堀部亮が、今作でもCGディレクターを担当するほか、同じく『サマーウォーズ』でCGを担当した下澤洋平が堀部と共にCGディレクターとして参加。細田監督作品の特徴でもある手書きとデジタルのハイブリッドな表現を支えてきた二人の高いCG技術が、本作でも遺憾なく発揮される。そして、本日5月21日(金)よりムビチケ前売券(オンライン)の販売もスタート。ムビチケ購入者限定で、映画公開前から本作をより深く楽しめるキャンペーンが始まる。映画の制作過程で作られた画像や動画をいち早く閲覧したり、限定 SNS 企画に参加できたりなど、様々な特典が用意されているとのことなので、ぜひ早めの購入を検討してほしい。公式HP: 『竜とそばかすの姫』7月16日(金)より公開
2021年05月21日細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』の予告編が公開された。『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』(2009)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012)、『バケモノの子』(2015)、そして、『未来のミライ』(2018)。過去作すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、『未来のミライ』ではアニー賞受賞に米国アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートと、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守。その最新作『竜とそばかすの姫』が、スタジオ地図創立10周年を迎える今年、いよいよ7月に公開される。主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。幼い頃に母を亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずが、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>に、歌姫「ベル」として参加し、その歌声で瞬く間に世界に注目される存在になっていく。そして、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ベイマックス』『モアナと伝説の海』など数多くのキャラクターデザインを手掛けるジン・キム(Jin Kim)が、歌姫ベルのキャラクターデザインを手掛けたことが明らかとなった。互いの作品をリスペクトし合っていた、ジン・キムと細田監督は、ロサンゼルスで出会い意気投合。いつか一緒にクリエイティブを、と語り合ったという。今回、歌姫ベルのデザイン制作にあたり、細田監督が正式に依頼、互いが熱望していたクリエイティブの共演が実現した。貴重なキャラクターデザインも合わせて公開されている。また、先日公開された世界50億人以上が集う<U>のコンセプトアートを担当したのは、ロンドン在住の新進気鋭のイギリス人建築家 / デザイナー、エリック・ウォン(Eric Wong)。ユニバーサルでインターナショナルな超巨大インターネット空間を、建築とデザインの双方から独創的に描ける人物として、細田監督自らが探し出し、たっての希望で実現した。さらに、先日3月15日に発表された第93回米国アカデミー賞長編アニメーション部門へノミネートされた『ウルフウォーカー』を始め、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』『ブレンダンとケルズの秘密』など、これまで5本の映画をアカデミー賞にノミネートさせてきたアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンのトム・ムーア、ロス・スチュアート監督を始めとするスタッフたちが今作に参加。日本と世界の才能が集結し、未だ誰も観たことのない独創的な世界を表現し、新たな“地図”を描き出している。また、歌姫ベルの歌声が初公開。公開された予告映像には、ジン・キムがデザインした歌姫ベルの美しく輝く姿が。高知の田園風景や校舎という日常から、仮想世界<U>へと新たな世界の扉を開いていくすず(ベル)。そんな彼女の目の前に<U>で恐れられている謎の存在・竜が姿を現す。ついに明らかとなった竜のビジュアルとその竜に抱きかかえられるベルの姿も映し出されている。『竜とそばかすの姫』7月公開
2021年04月02日上白石萌歌が主演、細田佳央太ほか豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴、古舘寛治らが出演する映画『子供はわかってあげない』。コロナ禍で公開が延期になっていたが、8月13日(金)よりテアトル新宿より先行公開、8月20日(金)より全国公開が決定。夏休みが待ち遠しい(!?)スペシャル動画も解禁された。原作は、第24回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞、また「マンガ大賞2015」2位や数々の漫画賞を受賞した田島列島の長編デビュー作。沖田修一監督が初の漫画原作でメガホンをとり、映画化した。この度、本作の公開日発表と共に解禁となったスペシャル動画では、「全人類待望の夏休みが帰ってくる」という“夏宣言”から始まり、「水泳×書道×ガールミーツボーイ×アニヲタ×家族×迷!?探偵×本当の父探し×元教祖」と、ちょっぴり変わった美波(上白石さん)の“青春”がオンパレード。様々な出会いを通して、子供と大人の間で揺れ動く美波にとって、一体どんなスペシャルな夏休みが待ち受けるのか。また、動画のラストは、劇中アニメ「魔法左官少女バッファローKOTEKO」のKOTEKO役で出演している声優・富田美憂(アニメ「かぐや様は告らせたい?」「いわかける!-Sport Climbing Girls-」)のとびっきりキュートなタイトルコールで締めくくられている。『子供はわかってあげない』は8月20日(金)より全国にて公開、8月13日(金)よりテアトル新宿にて先行公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:子供はわかってあげない 2021年8月20日より全国公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2021年04月01日細田守監督がインターネット世界を描く映画『竜とそばかすの姫』より、ベールに包まれていたストーリーが明らかに。そして、最新ビジュアルと特報映像が公開された。映画公開決定発表時には、タイトルと公開時期、そして物語の舞台となる全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界<U>を描いたコンセプトアートという、少ない情報だけだった本作。そんな詳細が分からなかったストーリーが今回発表され、主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずであることが明らかに。幼い頃に母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずは、“もうひとつの現実”と呼ばれる超巨大インターネット空間の仮想世界<U>と出会い、「ベル」というアバターで参加する。そして、心に秘めてきた歌を歌うことによって、あっという間に世界に注目される存在になっていく彼女の前に、この世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる――。本作は「ずっと創りたいと思っていた映画」だと語る細田監督。「恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います」とコメント。『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』 、『サマーウォーズ』と、約10年に1度描いてきたインターネットの世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高生を主人公にして、世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、そして成長していく姿を、リアル×ファンタジーを通じ描き出す。また特報映像では、高知の現実世界とインターネット空間の仮想世界<U>のカットがスピーディーに映し出されていく。すずのアバター「ベル」、謎の存在「竜」の表情、これまで細田作品のモチーフのひとつとなってきたクジラの尾ひれも登場している。細田守監督コメントこの『竜とそばかすの姫』は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です。アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識と共に大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。今までの常識に捕らわれずどんどん変化している時代の中で、変化していく世界についての映画を創るということに、どこか必然性を感じています。その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。それがよりはっきり見えてきているのが今の時代なのかなとも思っています。圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、それを今作で楽しんでいただければと思います。『竜とそばかすの姫』は夏、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年夏、全国東宝系にて公開予定
2021年02月18日