息子の障害は言えない…周囲からの批判的な目に怯えていた私出典 : 皆さんは、子どもに発達障害があるとき、入園予定の幼稚園や保育園、習い事などで、障害についてカミングアウトしますか?私は必ず、「うちの子は発達障害があります」という話を、一番最初に言います。けれども3年前、息子に診断が下りたばかりの頃、私は息子に何をやらせるにも、発達障害ということを周囲に隠していました。その理由は、「発達障害と知られたら断られるかもしれない」「周りから差別されるかもしれない」「私の育て方が悪いと言われるかもしれない」といった恐怖心があったからでした。そして、息子の特性が絶対にバレないように…ということに集中し、常に気を張っていました。ただでさえ息子が発達障害であるとわかり、自分自身がそれを受け入れるのに必死になっているときです。その上他人からこれ以上傷付けられたら、自分がどうなってしまうかわからなかったのです。私は、私と息子を守るため周囲に診断の結果を隠していました。でもそれは、私たち親子を逆に傷つける結果になったのです。障害を隠して入会したトランポリン教室。しかしパニックを起こした息子は先生に叱られ…出典 : 私は診断名や特性を隠したまま、近所のトランポリン教室に息子を連れていきました。発達障害の子にはトランポリンが良いと聞いていたからです。ところが、息子は連れていくたびにパニックになりました。プロ仕様のトランポリンは、かなり高く飛ぶことができるのですが、重力不安のある息子には異常な恐怖だったようです。そこで、先生が息子の体を支えて一緒に飛ぶようにしてくれたのですが、息子は触覚過敏があるため、他人に身体を触れられることをひどく嫌います。終いには苦痛のあまり、ぎゃーぎゃーと泣き出してしまったのです。こうして息子は、パニックになるたびに先生に叱られていましたが、それも仕方ない話です。息子の特性がわかっていなければ、この様子はただの我儘な子にしか見えないからです。先生に「ちゃんとやりなさい!」と叱られるたびに、息子はパニックになって部屋中を駆け回り、物を割ったり落としたり。教室内では、「とんでもない問題児が来たよ…」という冷えびえとした視線が突き刺さりました。ある日息子が大暴れし、教室を辞める決意をした私。思わず口から出た本音に先生は出典 : 回目のトランポリン教室で、息子は先生から身体を触られた途端にパニックになり、大暴れした拍子に鼻血が出て止まらなくなってしまいました。1時間のレッスンのうち、50分以上を鼻血の処置をしながら息子をクールダウンさせる時間に費やしました。私は頑張っていた心がポッキリと折れ、帰り際に先生に教室を退会する旨を伝えました。「この子にはとても無理そうなので退会させて頂きます。実はこの子、自閉症スペクトラムの診断がおりてまして…。ここで一緒にやらせて頂くのは難しかったようです。すみませんでした。」そう私が謝ると、先生は「えっ!」と驚いた顔をし、そして言ったのです。「どうして最初に自閉症スペクトラムだと教えてくださらなかったのですか。知っていれば、ちゃんと対処法がわかったのに。うちの教室、自閉症の子をたくさん見た経験あるんですよ。声のかけ方だって、変わってきたのに。」私はそのとき始めて診断名を隠していたことで息子のことも自分のことも無用に傷つけ、先生にも迷惑をかけてしまっていたということに気付きました。入会前にカミングアウトしていれば…!!私はそのとき、初めて自分のミスに気付いて、涙が止まりませんでした。そのときにはもう、息子はトランポリン教室に恐怖心を持っており、これ以上続けることができない状態になっていました。断られる恐怖はまだある。しかし、障害をオープンにすることで合う場所もきっと見つかる出典 : トランポリン教室での失敗を踏まえ、今では幼稚園や習い事に入るときだけではなく、小さなイベントや病院での診療などのときでも、必ず「この子は発達障害があります」ということを最初にお伝えするようにしています。それでも、「断られたらどうしよう」という怖さはいつもあります。でも、断ってくるところに無理して参加させても、もっと傷つくことになるだけだと思うのです。利用サービスの中には、他の子と区別をせずに指導する習い事もあります。けれども、息子がパニックになったときなどに、指導者があらかじめ「この子はこういうことでパニックになりやすい」と知っていてもらうことで、私も息子も十分救われるのです。傷付くことを怖がって隠していても、もっと傷付くことはたくさんあります。それよりも、カミングアウトしても「大丈夫、一緒に頑張りましょう」と言ってくれる人や環境を見つけることの方が、発達障害児の育児はずっと実りあるものになります。
2016年11月17日子どもの興味や能力を伸ばすのに役立つ習い事。でも、習い事に通う中で、子どもに「行きたくない」「やめたい」と言われて、悩んでしまうママもいるのではないでしょうか。せっかく子どもが始めた習い事を楽しく続けるアイディアを子どものタイプ別にご紹介します。■教室で泣いてしまうタイプ小さな子どもは自分の気持ちを上手に言葉で伝えることができないため、泣くことで感情を表現しようとします。とくに習い事をはじめたばかりのときは、知らない場所や人に囲まれ、緊張や不安、恥ずかしさで、泣いてしまう子も多いよう。「泣いているからあわない」とすぐに判断せず、通ううちに子どもも慣れてくる場合もあるので、しばらく様子をみて。「ママが一緒じゃないと、さびしい?」「はじめての先生でドキドキしちゃった?」、スイミングなら「水に顔をつけるのが怖いのかな?」といった具合に、本人の気持ちを推測して声をかけてあげましょう。大人からみればささいなことでも、子どもにとっては大きな不安がつきまとう習い事。教室に慣れたり、先生と相談したりして問題が解決すれば、泣かずに通えるようになることも多いものです。■自分から始めたのに、やめたがるタイプ子どもから「やりたい!」とはじめた習い事なのに、「やっぱり嫌だ」と言い出したら…。親としては「自分で決めたことはきちんと続けなさい!」と言いたいところですが、そこをぐっとこらえて。嫌な理由を子どもと話しあってみましょう。「先生と合わない」「同じ教室の子と気が合わない」という理由なら、親が働きかけることで習い事を続けることができる場合もあります。たとえば通う曜日を変える、ほかの先生のクラスに移す、同じ習い事でも教室を変えるなど、子どものやる気をそぐわずに続けられる方法を考えてみましょう。■自宅で練習しないタイプピアノや英語など、教室だけでなく、自宅での練習や宿題が必要な習い事もあります。自宅ではまったく練習せず、そのことをめぐってママと親子バトル勃発…なんてケースも。教室に楽しく通えているのであれば、その習い事のことは好きなはず。それなら自宅での練習も楽しめるように、工夫をしてみましょう。・練習カード練習や宿題が終わったら、練習カードにスタンプやシールをあげます。「シールがたまったらごほうび」というルールにすれば、子どももやる気を出しそうですね。・ママにレッスン教室で習ってきた内容を、子どもが先生になってママに教えてあげると、子どもも張りきるはず。「ママも上手になりたいから教えて」、「ママも弾いてみるから見ていて」などと、親が「面白そう」と興味を示すことで、子どもは「習い事の内容をきちんと理解しよう」という気持ちにつなげることができます。■なかなか上達しないタイプグループでのレッスンや昇級のある習い事などは、上達スピードに差が出てきます。ほかの子に比べて上達が遅いと、ママも不安になってくることもあるかもしれません。でも本人が楽しんで習い事をしているならまったく問題ナシ。習い事は早く上達することだけが正解なわけではありません。物事に取り組む集中力や達成感、お友達との人間関係、ストレスの解消など、たくさんのことを得ることができます。ママも昇級やテストの成績ばかりにとらわれず、「○○ができるようになったね」「○○が良かったね」と、その子なりの成長を見つけて自信をつけてあげましょう。どんな習い事も、ある程度続けなければ成果は得られないもの。でも、子どもに合わない、ほかにやりたいことができたといった「習い事をやめる」判断をした方がいいケースもあります。子どもが「嫌だ」と言っているのを叱りつけてしまうと、習い事そのものに嫌悪感を抱いてしまうことにもなりかねません。子どもが習い事を嫌がったときは、ただ叱りつけたり焦ったりするのではなく、「続ける」「やめる」を上手に見極めて対処してあげたいですね。
2016年11月14日最近では、教育や発達のために、幼少期から何らかのスクールに通わせるママも多いようです。「ほかの子と違う習い事をさせたい」、「定番の英語やピアノはうちの子にはあわないかも…」という場合には、一風変わった習い事を検討してみてはいかがでしょうか。子どもの個性を伸ばし、将来にも役立つ習い事をピックアップしました。■英語の前に日本語? すべての基礎となる国語力を鍛えるにはグローバル化の動きにあわせて、幼児期から英語教育に力を入れる家庭は増えているようです。でも中には、「日本語で自分の気持ちが話せる力が育ってほしい」と、考えるママも多いのでは。そんな「英語よりまず日本語力を高めたい」という方針の家庭におすすめなのが、国語教室です。英語教室に比べると目立たない存在ではありますが、小学生向けはもちろん、幼児向けの教室もあります。幼児向け教室では、絵本やカルタを利用しながら楽しく教えてくれるところも多いので、小さな子も無理なく学べそう。すべての教科の基礎となる国語力は、習わせておいて損はないはずです。■子どもへの食育には、農業体験を!普段、土にふれる機会の少ない都会っ子には、農業体験スクールはいかがでしょう。田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫などを実際に体験することで、食べものや農業の大切さを自然に学ぶことができます。子ども向け農業体験は、民間の施設や農場のほか、地元のJA(農業協同組合)が開催するイベントも行われています。気軽に参加できる1日体験から、毎週末に農場に通って作業する本格的なコースまで、施設や運営団体によって内容もさまざまです。■個性を発揮! 珍しい楽器を弾けるだけで目立つ!「音楽がある生活」の中で幼少期から過ごし、音楽に親しむことはママにとっても憧れること。音楽系の習い事の定番といえばピアノですが、家に練習用のピアノを置くという問題であきらめていた方や個性を発揮させたいと思っていたママには、こんな楽器の教室はいかがでしょうか。たとえば、ウクレレやギター、三味線、アコーディオン、ドラムなど、これまでの親世代の習い事ではなかったちょっと珍しい楽器の教室。これらの楽器は弾けるだけでも注目されるので、将来、子どもの特技や強みになるかもしれません。■理系脳を育てる! 好奇心旺盛な子には科学教室「ママ、磁石はどうしてくっつくの?」「シャボン玉はなぜ丸くなるの?」などと、毎日質問攻めにされて困っているママ。「なぜなぜ?」で頭の中がいっぱいの子には、科学教室に通わせて、好奇心を思いきり満足させてあげましょう。顕微鏡やビーカーなどの装置・器具を使った本格的な科学実験が体験できるのが、科学教室の大きなメリット。小学生向けが中心ですが、親子で参加できる幼児向けの教室もあるようです。幼いうちから科学に親しんだ生活を送ると、理系脳が養われ、将来には理系に進みたいという子どもに育つかもしれません。子どもの習い事選びには、家庭の方針やママ・パパの希望のほかにも、本人の適性も重要。現代では種類も多岐にわたるので、ぜひ我が子にあった習い事を見つけてあげましょう。
2016年10月18日子どもの特性に合った習い事、どう選べばいい?出典 : 発達障害のある子どもを育てていると、凸凹はあっても得意なことは伸ばしてあげたい!と考える親御さんも、多いのではないでしょうか?そんな時に思いつくのが、習い事だと思います。今回は、様々な習い事を通して、どんな学習環境が息子に合っているのか?考えたいと思います。息子には、自閉症スペクトラム、ADHD、協調性運動発達障害の診断が下りています。その特性には、●注意欠陥(注意が逸れやすい)●視覚優位(見て理解しやすい)●聴覚言語に弱い(聞いて理解しにくい)が、あります。診断が下りる前から体操教室に通っていた息子は、その後、ピアノ、水泳、英語、公文、絵画、算盤とさまざまな習い事に通いました。自分で興味を持って始めたものもあれば、指先が少しでも器用になれば、得意なことが1つでも増えればと、私が勧めたものもあります。子どもがたくさん習い事をする地域で暮らしていたので、いろいろな教室があり、チャレンジしやすい環境でもありました。今現在、すべての習い事を続けているわけではありませんが、どの教室でも楽しく過ごしていたようです。息子自身が気に入っていたかどうか?を基準にすれば、全て合っていたと言えるのですが、特性を考えると、合うかどうか話は別です。では、息子に合っていたのは、一体どの習い事だったのでしょうか?息子に向かなかった習い事から順に、5段階で評価出典 : まず、注意の逸れやすい息子に1番向いていなかったのは公文教室でした。公文の教材そのものの問題はなく、自由な時間に多くの生徒が出入りするという環境が問題だったのです。誰かが出入りすれば手を止め、その人を観察し、誰かが質問すれば、話が終わるまでそちらに注目する息子。もちろん気がつけば先生が声をかけて下さるのですが、プリントに向かう時間よりも、手が止まっている時間の方が長く、結局教室に通うのはあきらめ、自宅の静かな環境で学習する方法に切り替えました。出典 : レッスンの時間が決まっていた英語教室は、授業中に人の出入りがない分、授業に集中できていたように思います。ただし、目で見る情報よりも、耳からの情報量が圧倒的に多いため、習熟度でいうと、合わなかったようです。次に英語を習うときは、英文を確認しながらレッスンができるところを、選ぼうと思っています。出典 : ピアノ教室は話し言葉での指示が多く、聴覚言語に弱い息子には合わないかもしれない…と心配していました。しかし、1対1のレッスンでは、指示が通っているかの相互確認がきちんとできています。先生もきちんと息子の個性を把握して下さるので、マンツーマンのレッスンというのは、先生との相性が合えばとても良い選択だと思います。絵画教室では、ボーっと他のお友だちを眺めている時間も多いのですが、他の習い事と比べると「こうしなければならない」というノルマが緩いため、気楽に通えているようです。出典 : そして、息子の特性に1番合っていた習い事の1つが、水泳教室です。息子が通う水泳教室では、次の級に進む条件が細かく定められています。それをクリアしないと次へは進めないため、息子に今何が足りていないのかを、ワンステップずつ指導してもらえるのです。いきなり「クロールの練習をします。右手はこう、左手はこう、息継ぎはこう、バタ足はこの感じで」と見せられても、息子には絶対に覚えられませんが、①クロールをするために、バタ足の練習をします!(やってみる)②膝を伸ばしてやってみよう!(できない)③こうやって、膝を伸ばしてみて!(意識できる)④その調子!ずっと膝を伸ばして!(少しずつできてくる)このように、1つひとつの動作ができるまで、とても細かくそのポイントだけを指示してくれるので、聴覚言語に弱い息子にも「膝を伸ばす」というフレーズが届き、習得しやすいのです。出典 : 体操教室も、合っている習い事の1つでした。前転を行う際は、まず「マットの端に両足をそろえて立つ」というところから始まって、それができたら次は「両手を伸ばしてマットにつける」「おへそを見る」と続きます。こうして、1つずつ課題をクリアしていく方法で、いつの間にかきれいな前転ができるようになっているのです。洞察力の高いお子さんや、身体能力の高いお子さんの場合は、1つひとつ説明されるとまどろっこしいかもしれません。しかし、息子のように、何においても習得するまでに時間がかかる子どもにとっては、このスモールステップの方法がぴったりと合っていたのです。時間はうんとかかりましたが、体幹が弱く、片足立ちもジャンプもできなかった息子が、逆上がりができるまでになったのは、このスモールステップで、課題をクリアできたからだと思います。スモールステップで習得できる環境の他に、息子にとって大切なこと出典 : 沢山の習い事を経て、スモールステップで学習できる環境が、息子には合っていることがわかりました。その他に、習い事を選ぶポイントとして押さえておきたいことがあります。息子の特性の1つに、「1度頭に入ってルーティン化したものは、律儀に守り続ける」というものがあります。まず始めにきちんとした手順・方法が入りさえすれば、後は同じ手順で同じ作業をこなすことができるのです。この初めの1歩を間違えると、延々と間違った手順を繰り返すことになってしまうので、こうなると修正はとても大変。ですから、習い事で専門家の正しい知識を教えてもらうことは、息子にとってとても大切なのです。お金も時間もかかる習い事だからこそ、お子さまの特性に合ったいい教室が見つかるといいですね。
2016年09月20日最近では、英語やリトミック、水泳など2〜3歳ごろからできる習い事も増えてきています。でも、小さいうちから習い事をするメリットとって何? そもそも、習い事ってしたほうがいいの? みんなはいつからはじめた? 親なら一度は考える「子どもの習い事」について、ママたちに意見を聞いてみました。Q.お子さまの習い事、いつから?3歳未満 13.2%3〜4歳 26.1%5〜6歳 30.0%7歳以上 15.6%習い事をさせていない 15.1%やはり習い事の低年齢化は進んでいるよう。未就学児で習い事をしているのは69.3%と、ほとんどの子どもが小学校入学前に、何かしらの習い事をしているようです。習い事は子どもが自分でやりたいかどうかが大事子どもに習い事をさせる親が多いなか、全く習い事をさせていないという人も15.1%いました。「必要なし派」の人の意見としては、子どもがある程度大きくなって、自分の意思でやりたいと言ったら考えるというものです。「習い事は基本なし! 子どもがしたいと言ったら考えます」(三重県 40代女性)「小さいうちはたくさん遊ばせたいです。本人が自発的にしたい習い事でしたら進んでやらせます」(鳥取県 40代女性)「本人がやりたいと自分から言えるようになって、やりたい事があるならやらせてあげたいと思います」(茨城県 40代女性)「小さいうちは習い事とかは基本やらせたくないかな! ある程度勉強するようになり、本人と良く話しをして、苦手科目や本人の意見も聞きながら習わせたいです。無理やりは本人には苦痛になる事があるので! 実際、小さい頃私がそうだったので! 」(千葉県 40代女性)子どもの頃の経験が将来生かされる! 習い事をするメリットでは、習い事をさせている人はどう思っているのでしょうか? すでに子どもに習い事をさせているママたちはどんなときに「習い事をさせてよかった」と感じているのでしょうか。「英語を2歳から。もうじき4歳になりますが、動物や野菜や数字などの単語は頭に入っているようです。最近は家でも英語で歌を口ずさんでいます。教科書で学ばず遊びながら耳と目と完成で英語を習得している感じで羨ましいです。なによりネイティブ先生なので、外でも外国人に対しておじけづかないところがいいですね」(千葉県 40代女性)「2人の子どもに小1くらいから習字を習わせました。上の子どもは現在中3ですが、とても素晴らしい字を書きます。習わせてよかったです」(佐賀県 40代女性)「子どもの頃の経験が、その子の将来の精神面やスキルに大きな影響を与えます。習い事は親がやらせるのではなく、親がいろいろなきっかけを種まきして、その子が興味を持ったタイミングで取り組ませるのがいいのではないでしょうか。習い事に興味を持つかは親の仕掛け次第です。」(神奈川県 40代男性)習わせている人も習わせていない人も子どもの自主性を尊重しよう習い事をさせている人はメリットや成果を感じているようです。もちろん、1年未満でやめてしまったなどでは話になりませんが、2〜3年間続けることで、子どもの成長を感じられるのは親としてはうれしいですね。そして習わせている人でも、「子どもがやる気がないならやめるつもり」という意見も多数ありました。月に5,000〜10,000円程度費用がかかることを考えると、子どもがイヤイヤやっているものに、そこまでお金を出す余裕はないというのも本音かもしれません。せっかく習い事をするなら、長く続けることを前提にし、毎月の家計に継続的なプラスがあっても大丈夫かは考えてみると良いでしょう。Q.お子さまの習い事、いつから?集計期間:2016.02.04〜2016.02.11アンケート回答数:7572件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月09日4月に過失による多量投薬で他界したプリンスの遺産管理費用が、すでに約200万ドル(約2億340万円)に達しているようだ。プリンスが遺書を残していなかったことで、遺産管理を担当するブレマー・トラストは、スティンソン・レオナルド・ストリート・ファームの1社だけでの190万ドル(約1億9,300万円)を含む多額費用を法律事務所数社に支払う許可を裁判所に求めているという。同社は自社に対する手数料の支払い許可も裁判所に求めているというが、その金額は公表されていない。そんな中、プリンスがビバリーヒルズ、ニューヨーク、ミネソタに所有していた自宅などが売りに出されている。TMZによれば、法廷書類にはその物件が市場価値の90パーセント以上のオファーだった場合にのみ売却すると記されているようだ。それに対して法廷は、一部の物件の売却を遺産管理団体に許可したようで、ミネソタの自宅だけでも3,000万ドル(約30億円)はくだらないと言われている。また死後間もなくには、プリンスが1,200万ドル(約12億円)相当の別荘をタークス・カイコス諸島に所有していたことが明らかになっていた。プリンスは10寝室をも要するその豪邸を2010年に購入していたというが、実際に住むことはなかったという。その家は家具は全てそろっていないながらも、映画『パープル・レイン』で使用された鏡や椅子などが備えられていると言われているが、今回の売却物件に含まれているかどうかは分かっていない。(C)BANG Media International
2016年08月03日ウーマンエキサイトが子どもを持つ親を対象に「現在お子さまの教育にかかる費用で、負担が大きいと感じているものは何ですか?」という質問に6625人が回答しました。負担が大きいと感じているものはお稽古・習い事の費用と学費の票が拮抗し、次いで塾・家庭教師の費用、保険・学資保険と続きます。教育は知識だけではない、子どものやる気やコミュニケーションの発達を期待お稽古・習い事と回答した人たちに「お子さまの教育について、最も大切だと思うことを教えてください」と質問したところ、「本人の意志を尊重しながら、常識やあるべき姿を教える」「習い事は無理やりじゃなく、楽しく習うことが一番大切だと思います」「やり甲斐」「やる気」などがあがりました。お稽古・習い事と回答した人たちの最も多い月の支出は「10,000円~15,000円」でした。次に学費と回答した人たちに「お子さまの教育について、最も大切だと思うことを教えてください」と質問したところ、「集中力」「やる気」「コミュニケーション」「あいさつ」などがあがりました。また学費と回答した人たちの最も多い月の支出は「20,000円以上」という結果になりました。次に塾・家庭教師の費用と回答した人たちに「お子さまの教育について、最も大切だと思うことを教えてください」と質問したところ、「やる気」「コミュニケーション」「継続」など上記の学費と回答した人たちと重なる回答が目立ちました。塾・家庭教師の費用と回答した人たちの最も多い月の支出は「20,000円以上」とこちらも上記の学費と回答した人たちと同じ結果になりました。最後に保険・学資保険と回答した人たちに「お子さまの教育について、最も大切だと思うことを教えてください」と質問したところ、「やる気」「相手の気持ちを思いやる」「家庭学習」「学校での授業」などがあがりました。保険・学資保険と回答した人たちの最も多い月の支出は「5,000円~10,000円」となりました。また、今回のアンケートでもっともボリュームゾーンとなった回答者の世帯年収は300万円~500万円。上記の結果から、不景気でもやりくりをして「子供にしっかり教育を受けさせる環境作りを」と考える人たちが多く、学費や塾・家庭教師にお金を最もかけていることがわかる結果となりました。Q.現在子どもの教育にかかる費用で、負担が大きいと感じているものは何ですか?集計期間:2016.06.20 13:00 ~ 2016.06.27 00:00アンケート回答数:6625件ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年07月11日スイミング、ピアノ、英語、バレエ… いろんな習い事があるものの、始めるタイミングや選び方に悩むママは多いもの。特に仕事をしながらとなると、週末しか通わせることはできず、家族で過ごす時間との兼ね合いも熟慮が必要です。そこで、子どもの習い事について、いつから何を選べばいいかを考えてみました。■習い事の目的を明確に「オムツもとれたし、とりあえずスイミングでも習わせようかな」「幼稚園のお友達がみんな習っているからピアノかな」という理由で習い事を始める人も多いと思います。けれど、せっかくならちゃんと目的や指針を持って取り組みたいものですよね。例えば、・基礎体力と体づくりに → 水泳・知的好奇心を刺激するため → 幼児教室・情操教育につながる経験を → リトミック・大人になっても楽しめる趣味を見つけるため → 楽器・チームワークや礼儀を学んでほしい → 団体スポーツ…といったように、目的がはっきりしていれば、おのずと選択肢は絞られてきます。また、・まずは浅く広くでいいからいろんな経験をさせてあげたい・何か一つのことをやり遂げてほしい…などの方向性によって、複数の習い事をするかどうか、なども決めやすくなってきます。 ■本人のやる気と親の覚悟幼児のうちは親の志向で決められますが、小学生などある程度の年齢になると本人の意思を尊重したいですよね。途中、やめたくなるほど辛いことがあるかもしれませんが、頑張った先にある景色を見せてあげるのも親の役目。モチベーションを刺激しながらサポートしていく覚悟も必要です。また、本人が夢中になったり、思いのほか才能が開花したりして、「プロを目指したい」「もっと専門的に習って、技術や技を磨きたい」となったときには時間とお金のサポートも必要になります。習い事をはじめたら先生にお任せ! ではなく、その経過と子どもの心の変化から目を離さないことが重要です。■習い事を始めるタイミングは?進級時や新学期など、環境がガラッと変わるタイミングで始める子どもが多いようです。けれど、子どもの成長は早く、突然興味を持ちだしたり、できることが増える場合もあるので、年度途中でも問題はないでしょう。また、「まだ年齢的に早いかな…」ということでも、先に挙げた目的や指針にマッチすることなら、躊躇せず教室や先生に相談してみましょう。ちなみにひどい運動オンチで黒歴史を持つ私は、わが子が幼い頃からその傾向がないか、かなり注意深く観察していました。結果、残念ながら私の遺伝子をそっくりそのまま受け継ぐわが子…。これはどうも同じ苦労をしそうだと悟り、保育園児のうちに水泳と体操(バランス運動)を習わせることに決めました。・どちらも一度会得すれば体が覚えて忘れないであろう・どちらも苦手意識が根づく前に克服すれば、コンプレックスを防げるだろう…という2点が決め手となり、「今習うことに意義がある」ということでスタートしました。本人も想像以上に楽しんでおり、できなかったことができるようになる喜びを経験できているようです。週末がつぶれるのはどうかな…という点も心配でしたが、これも午前中のクラスを選ぶなどすれば、思ったほど問題はありませんでした。ひとまずは卒園まで続けてみて、小学生になったら本人に継続かほかに習いたいことはないかの意思確認をするつもりです。いかがでしたか? お子さんの成長を一緒に感じられる、習い事選びの参考になればと思います。
2016年06月26日ピアノやスポーツ、学習塾に代表される習い事。ニッセイがインターネットで行った調査によると、幼少期~中学生までの全年代で87.5%の子供がなんらかの習い事をやっています。習い事には様々な効果があり、何を習わせるかによって成長する部分も異なります。しかも、幼少期の習い事が子供さんに与える影響は少なくありません。そこで今回は上記の調査で上位10位に入った習い事と、その効果について解説します。■10位:武道柔道・空手・剣道などの武道は精神的な面を成長させてくれます。他のスポーツでもあいさつができるようになったりしますが、武道は身体だけでなく、心も鍛えるという考えが根付いているため、他のスポーツよりも礼儀を重視する傾向にあります。また、柔道等の受け身があるスポーツは、初めのうちは怪我の心配こそありますが、とっさに受け身がとれるようになれば怪我のリスクを減らすことができます。■9位:野球・ソフトボール野球やサッカー等のチームプレーのスポーツは、コミュニケーション能力や協調性を高めてくれます。同時に試合に出られる人数が限られているので競争心も養うことができます。サッカーと比べて、座っている時間が長い・試合に出られる人数が少ないという違いが挙げられます。そのため、サッカーより野球のほうが集中力を鍛えることが可能です。■8位:バレエ・ダンスバレエは姿勢をよくしたり、バランス感覚を鍛えることができるスポーツです。また、女の子がやる習い事としては練習がハードであり、忍耐力や諦めない心を得ることができます。さらに、大勢の前で自分のバレエを披露することにより、人前でもあがらずに自分を出せるようになれます。将来、プレゼン等で役に立つでしょう。■7位:体操教室様々な競技を行う体操は、運動神経はもちろん、動体視力や反射神経が鍛えられることができます。運動が苦手なお子さんに習わせている方が多いようです。また、学校での体育で行う跳び箱や平均台等を難なくこなせるというメリットもあります。■6位:サッカー・フットサル野球と同じくチームプレー特有のメリットを得ることができます。また、野球と比べた際、運動量が多いサッカーでは、とっさの判断力や体力が養われます。また、野球の試合にでられるメンバーが9人に対し、サッカーは11人。子供が試合に出られる可能性はサッカーの方が僅かに高いです。■5位:書道書道は字が綺麗に書ける子を育てます。これは将来、事務作業や履歴書を書く際に役に立ちます。パソコンが主流になりましたが、新卒の履歴書は未だに手書きです。また、正しい姿勢で筆と神に向き合うことは集中力を養ってくれます。さらに、字に頻繁に触れることで文字に対する抵抗が少なく、本や新聞等を読む力が上がります。■4位:英会話グローバル社会で重要な英語力を、子供のころから鍛えるために、英会話教室は人気です。英会話を習うことで、様々な人とコミュニケーションがとれる力を高め、社交性を培うことができます。また、英語に対する拒絶感を無くすことは、長い目で見ても重要なことです。■3位:音楽教室子供のころから音楽に触れることで、音楽が好きな子供になるのはもちろん、音感やリズム感も鍛えられます。また、楽器は脳にいいともいわれています。まず、楽譜を読むには読解力が、その通りに演奏するのには反射神経が、そして楽譜を覚えるのには記憶力が必要です。楽器を演奏することでこれらを総合的に鍛えることができます。また、繰り返し練習することで集中力や忍耐力も養われます。ピアノのような両手を使う楽器の場合、左右で違う動きをすることが脳の活性化にもつながります。■2位:水泳他のスポーツと違い身体を左右対称に使うので、全身をバランスよく鍛えられるのが水泳の特徴です。他にも浮力により体への負担が少ない。胸に水圧がかかるため心肺機能を向上させることができます。規則正しい呼吸が喘息にも効果があるとされ、喘息の子供に水泳を進めるお医者さんもいます。また、幼少期から水泳を行うことで脳の空間認知力を鍛え、頭の発達にいい効果があると言われています。■1位:学習塾受験のために学習塾に通わせるのは当たり前ですが、受験で成功することだけが塾のメリットではありません。自発的に勉強ができない子供を塾に通わせることは、子供の世界が広がるチャンスでもあります。勉強は受験のためだけでなく、人生を豊かにするためにあるということを、親御さんが教えることができれば、その子の可能性はより広がるでしょう。また、テストでいい点を取ったり、受験で成功することは勉強を好きになったり、自信をつけたりするきっかけにもなります。そして、塾には進学に関する多くの情報があり、子供が将来の目標を定める際に役に立つでしょう。*習い事によって効果は異なりますが、一番大事なのは子供さんがやりたいことを、自発的に行わせることではないでしょうか。習い事は嫌々やらせても効果が薄く、なにも身につかない可能性すらあります。しかし、本当に好きなことを習うことができれば、大きく成長してくれるかもしれませんよ。(文/堀江くらは) 【参考】※ニッセイ インターネットアンケート~5月:「こどもの日・こどもの習い事」について~-日本生命保険相互会社
2016年06月16日お子さんに習い事、させていますか? 今やおけいこ事は、ピアノやスイミングにサッカー、習字に英会話などバラエティに富んでいます。学校では経験できないことや、+αの経験をさせてあげたい、と思うのは親なら自然なこと。でも、そんなおけいこ事について悩みを抱えている人も多くいるようです。ある調査機関が行ったアンケート結果をもとに「悩めるおけいこ事情」について紹介しましょう!■子どもの習い事に関する悩み1位は「費用」アクサダイレクト生命がおこなった「第3回子どものおけいこ事に関する調査」(※)によれば、子どものおけいこ事に関する悩みとして57.9%の人が「費用がかさむ」ことをあげています。次いで「付き添いや送迎が面倒」が48.9%、「車がないと送迎が難しい」が17.9%と続き、「親同士の付き合いが面倒」と感じる人も13.6%と4位につけています。ひとつのおけいこ代だけで5,000~7,000円程度かかってしまうのでわが家も「1つは習わせてあげたいけど、2つは難しいなぁ」というのが本音です。「子どもが好きなこと」ではなく、「入会金や手数料が少ないもの」「発表会や自宅で購入する必要がないもの」などを親目線ですすめてしまう… という人も少なくないのではないでしょうか。 ■おけいこ費用、どうやりくりする?毎月必ず必要になるおけいこ費用、どうやりくりしている人が多いのでしょうか?「お子さまのおけいこ費をねん出するための工夫」として最も多かったのは「食費の切り詰め」で39.3%、次いで「レジャー費の見直し」が18.6%という結果に。驚くべきは「自分の小遣い減額」という人が18.3%、「自分がパートに出る」という人が14.6%も…! 自分が働く、あるいは自由になるお金を減らしてもいいから子どもの教育に力を注ぎたい、と考える妻が多いことが明らかになりました。一方、「夫にお弁当を持たせる」は12.1%、「夫の小遣い減額」は7.3%と控えめ。大黒柱である夫に無理を強いることは極力避けている人が多いことが伺え、妻から夫への愛情も感じられる結果となりました。■子どものおけいこ、見直すきっかけは? 「お子さまのおけいこ事を継続する・しないを見直すきっかけ」で最も多かったのは「費用」で63.4%、次いで「お子さま自身の興味・関心の有無」が60.3%、「送迎にかかる時間」が38.7%、「お子さまへの適性」が35.3%と続いています。継続して通わせるかどうかは、子どもの「続けたい」という気持ちを確認することと同じくらい、費用の面も重視している人が多いようです。また少数ではありますが「お子さまの時間のなさ、疲労感」をあげる人や「お子さまのお友達との関係」という意見もあり、見直しの理由は様々のようです。わが家では風邪をひきやすい息子に、この春からスイミングに通わせはじめました。「泳ぐのは好きでも嫌いでもない」という本人の言葉に心配していましたが、スタートしてみると意外と楽しんでいるよう。親の誘導で決定した習い事もやってみて好きになることもあるようです。もっと上手になりたいと思えれば、学校とはまた違う世界が広がるのかもしれませんね。参考/・「第3回子どものおけいこ事に関する調査」(アクサダイレクト生命)
2016年06月03日幼稚園入園ごろの年齢になってくると気になる「習い事」。2歳ごろまでは、ママと遊びながらいろいろな経験をする「育児サークル」のような習い事も多くありますが、3歳を過ぎると、ママと離れて、子どもだけで行う習い事が増えてきますよね。「なるべく多くの経験をさせてあげたいけれど、母子分離でわが子がきちんとやれるか不安…」「みんなは何歳ごろから母子分離の習い事をさせているの?」そんな疑問を、あんふぁん読者のママたちにアンケート形式で聞いてみました(196人が回答)。約半数が3歳までに母子分離の習い事を体験母子分離の習い事を体験した年齢は、3歳未満が24%、3歳は29%、4歳では23%、5歳以上は14%という結果に。約半数のママが、3歳までに母子分離の習い事を子どもに経験させていることがわかりました。体験をした教室の内容は、「めばえ」や「公文」などの幼児教育や英語教室などの学習系や、体操、スイミング、ダンスなどの運動系、工作教室や美術教室などの芸術系など様々。そのときの子どもの興味や関心に合わせてママが選んでいたり、友だちとおでかけ感覚で体験を楽しんでいるケースもあるようでした。しかし、まだまだ甘えたい時期の子どもたち。慣れない環境での習い事に、きちんと参加できるか不安なママも多いのではないでしょうか?実際に体験した子どもたちの反応を聞いてみました。最初から楽しめたのは過半数初めて母子分離の習い事体験をした子どものうち、最初から楽しんでいたのは35%、最初は様子を見ていたが、途中から楽しめた子は20%と、楽しめたと答えたのは過半数を占めました。ほか、表情は硬いが泣かずに参加したのは25%、ママと一緒なら大丈夫でも、離れると泣いてしまったのは13%、ママがいても環境の変化で泣いてしまった子は6%でした。やはり、初めての場所で体験する初めてのこと。子どもの中にも戸惑いはあるようですね。では、子どもが泣いてしまったとき、ママはどのような対応をすればよいのでしょうか?体験したママの、実際の対応を聞いてみました。「明るく励ます」「厳しく諭す」が半数ずつに割れ、一部は「あきらめる」子どもが泣いてしまったとき、明るく励ますママは45%、厳しく諭すと答えたママも45%。意見が2つに割れる結果になりました。その他、あきらめて退出したというママも5%いました。(残り5%は「まだ習い事をさせていない」と、未回答)わが子が泣いているとき、明るく励ますとやる気が出るタイプなのか、厳しく諭した方が奮起するタイプなのかにもよりますが、ママの対応はどちらが正解、ということではないようです。最終的には8割が「泣き止んだ」習い事の体験で泣いてしまった子(63人)のうち、約40%の子はすぐに泣き止み、41%の子は最後には泣き止んでいたそう。最初は戸惑いもあり涙が出てしまった子どもたちも、最後には習い事の内容に興味が出たり、楽しさを感じられるようになったようですね。しかし、約1割強の子どもたちは、最後まで涙が止まらず…。3%のママは、あきらめて退出したのだそうです。その場に慣れるまでの時間は子どもにより個人差がありますよね。体験した習い事に入会したのは約7割母子分離の習い事を体験させたママのうち、入会を決めたのは約74%。しないと答えたのは18%、検討中は8%という結果になりました。「体操教室の見学後、絶対やる!と言うので入会」(くるみさん3歳)という力強い子どもの感想を聞いて入会させたママもいますが、実際には子どもの体験の様子を見て慎重に判断するママが多い結果でした。子どもが体験を楽しめた場合は、ママも前向きに考えられるケースが多いようですが、最後まで泣いていたり、本人が行きたくないと言う場合には、体験はしても入会はしないという選択をするママもいます。「5日間のスイミング体験。結局5日間とも始めはぐずぐずで、あまり楽しんでいるように見えなかった。本人にやる気がないなら今無理矢理やらせる必要はないかな…と入会をやめた」(ゆかさん4歳)という声も。親が気になる習い事と、子どもの性格に合う・合わないはギャップがあるもの。また、本人がやりたいと言った習い事でも、行ってみると本人のイメージとギャップがあることもあり、習い事は、体験をしてから決定するのがベストなようです。入会後は8割が「楽しんでいる」と回答また、入会後の感想として「子どもが楽しんでいる」と答えたママは80%。楽しんでいない・どちらとも言えないと答えたのが20%でした。最初に泣いていたと答えた人の中にも「英語の体験で、ママから離れられず、みんなの輪に入れず…。でも私が英語をやらせたかったので、入会させました。入会後は楽しく通ってます!」(ななさん3歳)という、入会後に楽しめるようになったという体験談もありました。母子分離での習い事は、子どもにとってはもちろん大きな経験ですが、見守る親にとっても「入会させるのか」「本人は楽しめるのか」を見極めることは大きな課題。わが子にとって良い経験になり、本人が大きくなってからも「やっていて良かった」「楽しかった」と思える習い事を、一緒に選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月23日【ママからのご相談】4歳と1歳の兄弟がいます。小さいうちに貯金をした方がいいと言われていますが、なかなかできずに焦っています。長男は私立の幼稚園に通っており、毎月月謝が3万円なのですが、習い事などの出費も多くなかなか貯金ができません。皆さんどのようにして貯金しているのでしょうか?●A. 実は小学校低学年はお金のため時です。ご相談ありがとうございます、ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。子どもは大きくなるにつれ教育費がかかるものと思われますが、実は、幼稚園時代は授業料そのものが高い ので貯金ができないのは仕方がないとも言えます。公立小学校に進学するなら教育費は少し楽になるので、このときにためるようにしましょう。●習い事を除いた教育費は、幼稚園より小学校の方が安い幼稚園と小学校の教育費はいくら違いがあるのか、文部科学省の学習費調査をもとに見てみましょう。年間の学校教育費、学校給食費、学校外活動費(塾、習い事など)を合計すると、公立小学校は約32万円、公立幼稚園は22万円、私立幼稚園は約50万円です。一方、学校だけにかかる費用(学校教育費)を比較すると、公立小学校は約6万円、公立幼稚園は約12万円、私立幼稚園は32万円です。小学校の学校教育費負担がかなり軽くなる ことがおわかりいただけると思います。●習い事を始める前に小学校に上がると学校に支払うお金が減るので、つい習い事を増やしてしまいがちです。しかし、習い事は一度始めるとなかなかやめづらいので、慎重に選ぶようにしましょう。中学受験をするかもしれないというのであれば、3年生の3学期から通い始める進学塾に備えて貯蓄を増やさなければいけません。公立に進学するというご家庭も、中学に上がる際には制服や通学用品、その他もろもろ、10万円程度はあったほうがよいでしょう。また、その後の大学までの学費を考えて貯蓄を進めておくに越したことはありません。●給食費の引落口座を教育費貯蓄用の口座に給食費は学校の指定銀行で引き落としになります。これを家計とは分けて教育費積み立て用口座としておくと便利です。子ども手当など給付のあったものは全てこちらの口座に振り込んでおくと、給付金が家計に混ざって食費に消えることがありません 。またこの口座に毎月貯蓄するようにしておくと、この口座にあるお金が教育費や子ども関連費に使える額と認識できるので便利です。小学校低学年のうちがため時なので、習い事は吟味して最小限に抑え、貯金するようにしましょう。【参考リンク】・平成26年度子供の学習費調査 | 文部科学省()●ライター/常磐麗奈(ファイナンシャルプランナー)
2016年04月30日【ママからのご相談】2歳の子どものママです。最近周りでは、習い事をしているお友達が増えてきました。専業ママのおうちだけではなく、私と同じように平日は仕事をしているおうちでも、土曜に通わせている人もいます。やはり子どもには、 何かしらの習い事をさせてあげなければかわいそうでしょうか……?●A. 子どもにも親にも無理のない範囲で、まずは“楽しむこと”が大事。こんにちは、ライターの佐原チハルです。子どもの教育・養育環境については、どれだけ考えても“答え”なんて見つからない!というくらい、迷うことも多いですよね。特に3歳が近づいてくると習い事をしている人も増えてきて、迷いはますます大きくなることかと思います。●習い事をさせていないのは“ダメ”じゃない結論から言えば、“習い事をさせていないこと=ダメ”ということはありません。「みんな何かしら習い事をしている」ように感じられるかもしれませんが、そんなこともありません。ベネッセの教育情報サイトによると、「Yahoo!クラウドソーシング」でのWebアンケートでは、「習い事をさせていない」家庭の割合は27% となっています。4人に1人以上の子どもが、特に習い事はしていないということです。習い事をしていないのは、決して“珍しい”ことではないのですね。また習い事は、「何かを“続ける”力がつく」というメリットがあげられることがあるのに対し、リスクとして「やめてしまうと、やめぐせがついてしまう可能性がある 」と言われることもあります。「えっ、じゃあどうしたらいいの!?」という感じですよね。習い事をする・しないことによって、誰にとってもメリットになる・デメリットになる、というようなポイントは存在しないのかもしれません。●子どもの興味関心には、可能な限り応える準備はしよう子どもは、いろいろなものに興味を持つことがあります。「あれがやってみたい」「これもやってみたい」と、際限なくリクエストされる保護者さんもいらっしゃることでしょう。その全てを、“習い事としてやらせてあげる”という形で叶えることは、残念ながらできません。しかし、せっかく子どもが興味・関心を持ったのであれば、その好奇心が存在しているうちにいろいろと体験させてあげたいですよね。“好奇心が満たされる”というのは、子どもにとって大切な経験です。習い事という形でなくとも、地域のクラブチームへの参加や、試合の観戦に行ってみるなど、好奇心に応えてあげる方法はさまざまあります 。できる範囲で、検討してみてあげたいですね。●“習い事をしない・できない”理由を明確化して、クリアできるものを探してみる習い事をしない・できない背景には、さまざまな理由があります。「お金の余裕がない」「時間の余裕がない」「近くにその習い事を教えてくれる場所がない」などです。「教えてくれる場所がない」となると解決は難しいですが、お金と時間に関しては、活動主体を“地域のボランティアサークル”に切り替えて探してみると、案外解決できる場合もあります。地域のサークルであれば、参加費が安価 だったり、主体が同じく“ママさん・パパさん”たちだったりするため、活動日が土日 であることも少なくありません。----------習い事をしているか否かは、大きな問題ではありません。しかし、保護者が子どもの興味・関心・好奇心に対して“無関心である”という姿勢が子ども自身に伝わってしまうのでは、ネグレクトの一種ともなりかねません。“習い事”という形にこだわる必要はありませんが、子どもの“気持ち”にはできる範囲で応えてあげられるようにしたいですね。【参考リンク】・初めての習い事。何歳から始めるとスムーズ? | ベネッセ教育情報サイト()●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年03月30日「受験」というシステムがないアメリカでは、勉強ではなく、スポーツの習い事が人気。受験や仕事で将来役に立つから習い事をするというより、楽しむために、その子に合った習い事をする傾向があります。アメリカでは、季節ごとに習い事を変えるアメリカの学校にはクラブ活動はありません。放課後に個人の習い事をする家庭もあれば、特に何もしない家庭もあります。人気の習い事は男女ともにスポーツ。日本と違う点はひとつのスポーツをずっと続けるのではなく、シーズンごとに違うスポーツをすることです。春は野球、秋はサッカー、冬はバスケットボール、というのがアメリカの定番。住んでいる地域にスポーツクラブがあり、シーズンごとに参加費を払うことがほとんどです。最近では女子にサッカーが人気です。アメリカの女子サッカーチームが活躍している影響とも言えるでしょう。習い事スタイルのアフタースクールプログラムが充実夫婦共働きが非常に多いアメリカでは、放課後のプログラムも充実しています。アートや読書タイムなど、子どもたちが退屈しないようにさまざまなアクティビティが用意されています。 また、学校によっては習い事スタイルのアフタースクールプログラムが提供されているところもあります。値段は高くなりますが、サッカーやスイミング、テニスなどのスポーツに参加することができます。「習い事をさせたいけれど仕事があるので送迎ができない」という、そんな忙しい親たちにとってはありがたいプログラムとなっています。ただし、日本の学童のような無料のプログラムはありません。それなりの金額を払わなくてはいけませんが、それによってサービスの質が担保されていると考えるようです。子ども自身がやりたい習い事で、とにかく個性を伸ばす日本では親がやらせたい習い事を子どもにさせるケースが多いですが、アメリカでは子ども自身がやりたい習い事をさせることがほとんどです。小さいときから自立心を尊重し、ひとりの個人として扱います。子どもの自主性を尊重し、個性を伸ばす環境をつくってあげる努力をします。親が決めて習い事をさせるという概念ではなく、子どもが自分で何がしたいのかを決めて、親がその意見に耳を傾けるのです。個性を伸ばす環境をつくってあげる文化は、見習いたいところですね。習い事は子どもの個性を伸ばすチャンス。親が勝手に決めてやらせるのでなく、まず子どもに何をやりたいのか聞いてみることから始めましょう。(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月20日彼との最初のデート。ワクワクと楽しみな出来事ですが、気になるのがデート費用の分担ですよね。付き合っていくうちになんとなく決まってくるでしょうが、最初はどうすればいいか分からなかったり、はたまた、「なんとなくこれが基本になっちゃったけど、ちょっと不満・・・」と思う部分もあったり。そこで、今回は20代の女性に『今の彼との最初のデート費用は、どうやって分担したか』を取材してきました!■1.全額、彼のおごり「最初は、全部おごってもらった!ご飯だけだったけど、最初のデートって“特別なイベント”だから、『今日は、おごるね』って感じで出してくれたかな。今はほとんど割り勘だけど、やっぱり最初はおごってくれると嬉しいです」(学生/20歳)「おごられたいです。今の彼とも最初のデートは全おごりでした。毎回はキツいのは理解してるから、最初くらいはおごってほしいなぁ」(飲食/21歳)『最初くらいは・・・』という意見が多かったです。普段は割り勘でも全然良いけど、初めてのデートというイベントだから、このデートを大切に思ってるよという気持ちが伝わる気がして嬉しいとのこと。■2.気にしてなくて、覚えていない「割り勘とかおごりとか気にしないから、最初のデートどうしたか記憶にないです・・・映画を見に行ってご飯食べたと思うけど、どうしたっけな?」(教育/24歳)「割り勘だったはず。でも、正直あんまり覚えてないです。ランチは出してもらって、そのあとのカフェは私とかだったかな?」(メーカー/27歳)覚えていない!という人もかなり多かったです。振り返ってみましたが、私も全然思い出せませんでした・・・。最初のデート費用分担を覚えていない人たちの中には、『いつも、なんとなく会計』『日によって出す人が違う』など、普段からルールなく分担している人が多いようでした。■3.少し多めに出してもらった「普段からそうだけど、最初も彼が少し多く払ってくれた。誕生日とか記念日は、彼が全部出してくれることもあるけど、学生だとみんなこんな感じじゃないのかな?」(学生/23歳)「会計はいつも、まず彼が全部出して、ご飯のときとか遊びに行ったときは『じゃあ、3000円だけもらえる?』みたいに言われる制度。カフェとか小額だと徴収なくて、彼の方がちょっと多く払うみたいな感じです」(学生/22歳)『最初とか関係なく、普段はいつも彼の方が少し多め』これが、一番多かったような気がします。社会人になると、また変わるのかもしれませんが、彼に少し華を持たせる意味でも、学生にとっては良い分担方法なのかもしれませんね。■4.完全、割り勘「絶対、割り勘!お互い働いてるし、男女で差をつける理由が分からない」(金融/24歳)「最初から今でも常に割り勘です。多く払ってもらうと、毎回借りを作っているみたいで嫌なので。対等が良いです」(学生/21歳)1割もいないくらいでしたが、完全割り勘派も。ものすごい歳が離れているとかなら別として、同じような金銭環境なら男女関係なく割り勘にするのが普通なのでは、という意見でした。彼からしたら、頑張りすぎなくて良いので、嬉しいかもしれないですね!■おわりにいかがでしたか?『最初のデート』というと、楽しみと同時に、彼との付き合いに慣れていない分、気になることもたくさんありますよね。でも、やっぱりあまり気にせず楽しむことが一番です!「費用は、こうしたい!」という意見があれば、軽く彼に伝える程度にして、まずは2人で一緒にいれる最初のデートを思いっきり楽しめると良いですね。(下村さき/ライター)(ハウコレ編集部)(横田彩夏/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年03月19日意外とバカにならない、子どもの習い事の送迎や月謝などの負担。何となくダラダラ続けるのは時間やお金の無駄というものです。子どもの習い事とスッキリ無駄なくつき合う方法について考えてみましょう。習い事を通して身につけられること音楽系の習い事なら「芸術性を養わせたい」、スポーツ系なら「体力をつけさせたい」など、直接的に身につく能力に期待して習い事を始める方は多いはず。または「その道のプロにしたい」と希望して始める場合もあるでしょう。ただし、子どもの習い事では「心の能力を伸ばす」ことにも注目したいもの。自我を抑える自制心や周囲との協調性、物事を最後までやり抜く持続力などの心の能力は、社会で生きていく上で「学力より大切」と言われています。コーチや異なる年齢の子どもなど、普段の生活だけでは深く関わりにくい年代と接する機会が多く持てる習い事や、発表会など頑張る目標が定めやすい習い事は、子どもの心を鍛えるいい機会になります。まずは「何のために習い事をするのか?」という目的を、自分や子どものなかではっきりさせましょう。そうすることで習い事との適切な距離が見えてきます。スッキリと区切りがつけられる習い事の始め方・やめ方「子どもが『やりたい!』というから始めたのに、すぐに『やめたい』と言い出して困っている」という場合は、やめさせてもよいと思います。「すぐやめさせたら飽きっぽい子どもに育つのでは?」という心配は必要ありません。子ども本人も、自分に合うかどうかは実際にやってみないとわからないのです。どんな子どもでも、本当に自分に合うものに出会えれば、それまでどれだけの習い事遍歴があったとしても関係なく、意欲的に続けられることでしょう。しかし、親としては用具など初期費用のこともありますし、できればあまり安々とやめて欲しくないですよね。これを防ぐには、習い事を始める前に考える期間を置くこと。あらかじめやめ時を決めてから始めることをおすすめします。子どもが「これやりたい!」と言ってきたら、まずはその情熱がどれほどのものか1週間~1ヶ月ほど様子を見ましょう。それでもやりたい気持ちが衰えないようなら、「とりあえず3ヶ月は続けよう」、または「検定で〇級が取れたらやめてもいい」など、やめるタイミングをあらかじめ決めてから始めるのです。そして、そのタイミングが訪れたときに改めて続けるかどうかを考え、特に続ける理由がなければスッパリとやめてしまってよいかもしれません。こうすれば、やりたくもない習い事をダラダラと続けてしまうことを防げるし、続かなかった負い目を子どもに感じさせずに済む、ポジティブなやめ方ができます。小さい頃の習い事は、無理にさせなくても大丈夫「周囲のお友だちはほとんど習い事をしているから、わが子にも何かさせないと不安」と、とりあえず習い事をさせている方は、もしそれが負担なら一度やめることを考えてみては。子ども自身がやりたいと望んでいるのならぜひ、続けさせて欲しいですが、なんとなく続けても技術は身につかないものです。「親が行けっていうからピアノを幼稚園から習い続けたけど、大人になった今では弾ける曲は何もない。もしかしてピアノを習ったことはムダだったかも…」と、ぼやく声を時折耳にします。子どもがもっと成長して小学校高学年頃になると、習い事を自ら選び、自発的に取り組めるようになります。プロを目指すなど特殊な事情がなければ、習い事を始めて技術を身につけるのは、それからでも遅くありません。小さい子どもの習い事は、子どもにとってプラスになる続け方、やめ方を意識して、上手につき合いたいですね。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年03月11日こんにちは。保育士でライターのyossyです。皆さんのお子さんは、いくつ習い事をしていますか?なかには平日すべてを使って、5つの習い事をしているケースもあると聞きます。「子どもの才能を見つけて開花させてあげたい」「子どもがやりたいと言ったから……」「今やっておけば、将来苦労しない」など、習い事をさせる理由はさまざまでしょう。しかし、習い事が多すぎてしまうと、子どもらしく外で遊ぶ時間が減ってしまうことも事実 です。また、親が冷静さを失い、子どもが練習で失敗するたびに怒鳴ってしまう……なんてことはありませんか?今回は、有識者の意見も参考にしながら、親として子どもの習い事とどう付き合うべきか、考えていきましょう。●習い事をしすぎると、当然自由遊びの時間が減るウィメンズパークとソニー生命の調査によれば、習い事をしている子どもはおよそ54%。習い事をしている子に限っていえば、半数以上の子どもが複数の習い事を掛け持ちしています。4つ以上の習い事をしている子も5.5%いる という状況です。確かに、子どもにとって習い事が有意義なケースは多いでしょう。しかし、習い事を掛け持ちして忙しく過ごす家庭があることに対し、なかには批判の声もあります。習い事をしているということは、通う時間はもちろん、それ以外にも家庭での練習時間や学習時間などを確保しなければいけません。予定がびっしり詰まっていて、子どもが友達と遊ぶ暇もないのは問題だといえるでしょう。自由に遊ぶことは、発想力や創造力、コミュニケーション力などの発達を促し、子どもにとって非常に大切なのです。過剰に習い事をさせることは、子どもの自由で大切な時間を奪うことにもなりかねません……。では、子どもの習い事問題に関して、有識者はどのように考えているのでしょうか。●本当にやりたいのか、何が目標なのかを定めることが大切育児教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、『東洋経済Online』(2015年5月6日)のなかでこう述べています。**********「やりたいのね、じゃあすぐやりましょう」というのではなく、少し考える時間を与えるのも必要かな、と思います。習い事を始めるときに、「どういう状態になったらやめるか」ということまで決めておくといいと思います。**********子どもがさまざまなことに興味津々なのは当然のこと。子どもの性格によっては、「あれもやりたい、これもやりたい」と収集がつかなくなることもあるでしょう。でも、それらを全てやったらどんな生活が待っているのか。子どもは想像せずに言っているケースが多いのではないでしょうか。お友達と遊ぶ時間が減るとは、思っていないかもしれませんね。親としては、本心から子どもがやりたいと思っているのかを見極めること 。そして、習うことによって生活がどのように変わるのかを伝えることが大切です。少し時間を置いて子どもの熱が冷めてしまうようなら、それほどの情熱はなかったのでしょう。また、はじめると決めた場合も、「○○ができるまでやろうね」といったように、目標を定めておけば、それに向かって前向きに頑張ることができますね。●「お金をかけているのに…」「あの子はできているのに…」は禁物青山学院大学教授の樋田大二郎氏は、『Benesse発2010年「子どもの教育を考える」』のインタビューのなかで、以下のように提言しています。**********子どもが「辞めたい」と言ってきたときには、どうか許してあげてください。むしろ、辞める勇気、断る勇気が育っているので将来が安心だと思うくらいがいいのではないでしょうか。保護者の方は、熱いハートと冷めた頭を持って、いろいろ迷うけれど「たかが習い事なのだ」という気持ちを忘れないでください。**********子どもは、親の気持ちを敏感に察します。「習い事を頑張ったら親が喜んでくれる」と思うと、本心ではもうやりたくないのに、その気持ちを隠して無理に続けるケースもあるのです。習い事をするのはあくまで子ども自身 。冷静さを失い、人と比較して一喜一憂したり、「お金をかけたんだから成果がほしい」と焦って子どもを叱責したりするのは、よくありませんね。親は、一歩引いたところであたたかく見守っていきたいものです。また、子どもが本心から辞めたいと言っているなら、それを受け入れる用意もしておきましょう。----------「周りがやっているから」「子どもがやりたがっているから」と、ついつい数が増えてしまいがちな習い事。でも、幼いころの自由な時間は貴重です。ぜひ、習い事を増やす際は慎重に判断しましょう。また、ときには辞める勇気を持つことも大切なのではないでしょうか。【参考リンク】・いくつ習い事をしている?費用はいくら?家計のやりくりは? | ソニー生命()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年03月03日【パパからのご相談】小学4年生の娘がいます。本人の希望で、習い事に週に3日通っています。しかし、最近もっと増やしたいと言うようになりました。よく聞いてみると週5日習い事をしているお友達がいて、自分もたくさんやりたいと思ったとのこと。本人のやりたいことはなるべくやらせてあげたい気持ちはありますが、さすがに多すぎるのではと思います。習い事はどのぐらいを目安にしたらよいのでしょうか。●A. 週3日までを目安に考えましょう!こんにちは。現役塾講師の福嶺美優です。ご相談いただきありがとうございます。子どもの習い事は、週3日までを目安に考えることをおすすめします。塾講師をしておりますと、習い事に週にいくつも通う生徒も多く見受けられます。周りのお友達に影響を受け、「お友達がやっているから、自分もやりたい」と言うお子様もいらっしゃるのではないでしょうか。またそろそろ習い事をさせようかと検討しているけれど、「どのぐらいやらせるのが適切なのか」と考えるパパやママもいらっしゃるのでは。そこで今回は、習い事を週3日までを目安に考える理由と、習い事を始めるときの注意点を合わせてご紹介します。●習い事が多すぎると疲れ切ってしまう子どもたちは、平日は学校に朝から夕方まで通い、その後に習い事に通っています。時には土日の学校が休みの日にまで通うことも。しかし当然、学校からは毎日宿題が出され、時には習い事の宿題もこなす必要があります。そのため、あまりに習い事が多すぎてしまうと、子どもたちはときに睡眠時間まで削ることも 。隂山英男さんは著書『学力は家庭で伸びる』の中でこう述べています。**********私の経験から言っても、習い事は週3日が限度でしょう。それ以上増えると、子どもが心身共に疲れてしまいます。**********お子様の健康を考えると、習い事は多くても週3日を目安 にするといいようです。●“本当にやりたいもの”を選ばせるお子様がたくさんの習い事をしたがる場合は、本当にやりたい習い事は何かを本人に選ばせましょう。なかなかお子様本人が自分の容量を見極めるのは難しいため、多すぎる場合は親が止める必要も。隂山さんは同著の中でさらにこう述べています。**********本当に自分が好きなことをひとつ決めて、それをやりとげるほうがずっと大事だと教えてあげてください。**********あれこれ手を出して『浅く広く』習うよりも、ひとつのことを最後までやりとげること が、子どもの“やりきった”という自信になり、成長につながるのかも。----------いかがでしたか。習い事は本人が希望したからとたくさんやらせるのではなく、週3日を目安に選び、とことんまでやりとげさせる経験をさせてみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。【参考文献】・『学力は家庭で伸びる』隂山英男・著●ライター/福嶺美優(現役塾講師)
2016年02月27日子どもにたくさんの経験をさせてあげたいという気持ちから、小学校に入学する前からお子さんにさまざまな習い事をさせるのが一般的になっているかもしれません。日本でも英語、ピアノ、水泳など、たくさんの習い事がありますが、世界の子どもたちはどんな習い事をしているのでしょうか?今回は、各国の子どもの習い事事情をご紹介します。韓国の子どもたちは、習い事よりお勉強!教育熱心な親御さんが多い韓国では、バレエ、ピアノといった子どもに教養をつけさせる習い事よりも学問重視という考えから、「ハグォン」と呼ばれる塾がアフタースクールの一番人気の習い事となっています。そのため、小学校に入れば学校が終わるとすぐに塾、という子も多いそう。なお、幼稚園児には、ピアノやテコンドーなども人気があるそうです。塾以外の習い事は、「子どもがやりたいと言えばやらせてみる」という方針のお母さんが多いようですね。タイではKUMONが流行中東南アジアを代表する経済大国・タイでは、子どもたちは学校が終わればのびやかに外で遊ぶイメージがありますが、都心ではやはり、学校が終わると中学、高校受験のために塾に通わせることが定着しつつあるようです。タイでは学校の先生の副業が認められているために、学校の先生をやりながら放課後は自宅で学習塾を開く先生も多いのだとか。そして、その学習塾でも手軽に始められることから人気なのが、日本に発祥の「KUMON(くもん)」です。都心ではあちらこちらに「KUMON」を教える教室があり、2010年にはタイ全国の生徒数が10万人を突破。この勢いはまだまだ続きそうです。リーズナブルに習い事ができるフランスフランスの小学校には、音楽の時間はもとより工作の時間もないため、「スポーツやアートは学校外で習い事として習うもの」という認識が強いようです。ただ、この習い事については市町村からの援助があり、誰もがリーズナブルな料金で習えるのが、フランスの素晴らしいところと言えるでしょう。音楽、絵画、テニス、海の近くであればヨットまで、ありとあらゆる習い事がありますが、意外に人気が高いのが柔道。フランスの柔道人口は日本よりも圧倒的に多く、人気の秘密はスポーツと作法を同時に学べるからだそう。国際大会やオリンピックでフランス人が柔道でメダルを獲得する理由は、ここにあったのかもしれません。そのほか、習い事としては、サッカーよりもラグビーのほうが人気が高いというのもおもしろいところですね。イタリアの一番の習い事は「友達と遊ぶこと!」学校が終わると習い事ではなくて、公園に行って友だちと遊ぶのが大切な習い事、というイタリア。フランスのように公的援助がないので、習い事が普及しないのかもしれません。それでも週末には教室に通うこともあり、女の子にはバレエなどのダンス、男の子にはサッカーがダントツ人気です! 国によって流行している習い事はさまざまなようですが、「親がやらせたいものよりも、子どもがやりたいと言うことをさせるのが一番」と考えるのは、どこの国にも共通した考え方なのかもしれませんね。(徳武加奈子)
2015年12月13日子どもになにか習い事をさせたいな…と思うものの、費用がネックとなっていることはありませんか? 習い事の相場は内容にもよりますが、1ヵ月5,000~10,000円程度のものが多く「2つは無理かな…」と感じていた私。そんな時、低料金で内容充実の身近な「習い事スポット」を見つけたのでご紹介します!区や市町村が運営するスポーツセンター子どもの習いごとを探す過程で偶然見つけたのが、地域住民の健康やスポーツの振興を目的としたスポーツセンターでした。地域によって呼び名は違いますが、ここでは体育館や筋トレが可能なトレーニング室、会議室などが併設されており、申し込みを行うことで個人での利用が可能です。「自治体のスポーツセンター」というと、運動不足な大人向けの低料金でスポーツ・運動ができる施設と思い込んでいた私ですが、実は子ども・親子向けのスポーツ教室もたくさん開催されていたのです。赤ちゃん向け、幼児向け、小学生向けとバラエティに富んだ教室私の住んでいる地域にあるスポーツセンターには、赤ちゃん向けに英語で行うリトミック、幼児向けにはキッズサッカーやバレエ、小学生向けには空手やヒップホップダンスなど、さまざまな教室が開催されています。週に1度、全10~15回のものが多く、費用は総額5,000~10,000円程度と一般的な相場よりかなり低めです。教室はワンシーズンでいったん終了、新たに定員を募集するシステムなので、継続することも辞めることも気軽にできるところが魅力です。「楽しく」がモットーの雰囲気は子供もなじみやすいわが家では、幼稚園年長の息子をスポーツセンターのキッズサッカー教室に通わせています。ほかのサッカークラブを体験した時は、「厳しい雰囲気が子どもに合わないかな?」と感じたこともありましたが、センターの教室は「みんなで楽しく、サッカーを好きになる」という、おおらかな雰囲気で子どもの性格に合い、とても楽しく通うことができています。ちなみにこうした施設は公に宣伝しないので、見つけるのに苦労することも…。そんなときにはママ友の口コミに頼ってみたり、自分が住んでいる区や市のホームページで調べてみたりしましょう。意外な「習い事スポット」が見つかるかもしれません!
2015年09月18日病気やケガにより入院する場合、病状やケガの具合により入院日数は変わります。入院日数がかかれば、入院費用も増えていきます。医療保険や預貯金で医療に関する準備をする際に、入院費用がおおよそどれくらいかかるか把握しておくことで、適切な準備ができます。入院費用はどれくらいかかるのかでは、入院費用はどれくらいかかるのでしょう。(公財)生命保険文化センター「平成25年度生活保障に関する調査」によると、直近の入院時の1日あたりの自己負担費用の平均は、21,000円となっています。金額別にみてみると、一番多いのは、10,000~15,000円未満となっていて、次いで多いのは、20,000~30,000円未満となっています。この金額は、病気の治療費以外にかかる費用も含まれています。入院時には、治療費以外にかかる費用として、食事代、差額ベッド代、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)、衣類、日用品等があり、高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額となります。図1 直近の入院時の1日あたりの自己負担費用※過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人 [高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人(適用外含む)]資料:(公財)生命保険文化センター「平成25年度 生活保障に関する調査」をもとに作成また、入院にかかる費用とは別に、入院に伴い収入が減るケースがあります。病気やケガに備える際には、収入減についても考慮する必要があります。では、1日あたりの入院費用と収入減を加えたデータを年齢別にみてみましょう。上記表より、働き盛りの40歳代の金額が最も高いことがわかります。一般的に40歳代は、教育費や住宅ローンを抱えている世代です。入院が長期にわたると、生活そのものに支障がでてきますので、その備えも必要となります。入院費用はどのように準備している?入院費用としての準備は、どのような手段をとっているのでしょうか。図2 直近の入院時の自己負担費用や逸失収入の充当手段(複数回答)資料:(公財)生命保険文化センター「平成25年度 生活保障に関する調査」をもとに作成図2をみてみると、入院経験がある人の直近の入院時の自己負担費用や逸失収入の充当手段は、「生命保険」が60%以上となっていて、次いで、「預貯金」と続きます。少なくとも約60%の人は、生命保険で入院費用の準備ができているといえるでしょう。医療保険の保障内容は、1日あたりの入院日額と手術費用の保障が基本です。上記データをもとに保険設計を考えるとわかりやすいでしょう。公的医療保障では、高額療養費で「治療費」を、傷病手当金で「収入減」を手当てできますが、それでも賄いきれない部分を医療保険でカバーしましょう。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2015年09月17日株式会社キッズスターが、 2015年3月に発表した調査 によると、子どもに習い事をさせている家庭は約3割だそうです。皆さんも、すでに習い事をさせたり、見学に行ったりしているのではないでしょうか。習い事をやるからには、親としては「続けて欲しい」「身につけて欲しい」と願うもの。しかし、そういう思いだからこそ、悩みのタネも尽きないようです。そこで今回は、子どもの習い事に関する親の悩みの上位を紹介しつつ、そうした悩みに親としてどのように対応していくのがよいのかについてまとめました。子どもの習い事に関する親の悩み(1) 今の習い事がわが子に本当に向いているか否かがわからないもっとも多い悩みは「習い事をやらせてみたものの、それが子どもに向いているのかどうかわからない」というもの。たしかに悩みますね。しかし、そもそも、未就学児の子どもは白黒はっきりする世界に生きていません。「好き」「嫌い」の基準があいまいだったり、本人もよくわかっていなかったりする場合がほとんどです。ですから日によって楽しかったり、嫌だったり気分で左右されることも少なくありません。1年やそこらで向き不向き、好き嫌いを判断するのは正直難しいものです。重要なのは、子ども自身がその習い事を「楽しんでやっているか」ということです。特に未就学児の子どもにとっては、習い事も遊びの一部。そこに境界線はありません。大前提として、嫌がらずに通っていれば問題ないでしょう。「楽しい」という気持ちが、時間の経過と共にだんだんと「面白くなる」→「もっとうまくなりたい」→「続ける」につながっていくのです。子どもの習い事に関する親の悩み(2) 本人が「辞めたがっている」先ほども言ったように子ども、特に未就学児の気持ちは日によって変わりますから、「辞めたい」という言葉をどこまで信用していいのか難しいところではあります。また、習い事の中には少なからず、パパやママが子どもにやらせたいと思っているものが入っているはずで、そうしたやらせたい習い事を子どもが「辞めたい」と言いだしたら、なんとか続けなさい!と言いたくなることもあるでしょう。そのため、子どもが習い事を「辞めたい」と言ってもすぐに決断せず、少し様子を見たり、可能であればお休みして少し期間をおいてまた通ってみたり…といった時間が必要かもしれません。無理強いすると、その習い事を本当に嫌いになってしまうこともあるので、少し距離をおいてみましょう。事実、ある程度の年齢(小学生くらい)になると、楽しむようになったり、向上心が生まれてのめり込んだり、ということも、しばしばあるようです。そこから、本当に辞めるかどうかを判断しても遅くないでしょう。子どもの習い事に関する親の悩み(3) とにかく何でもやりたがる「〇〇も習いたい」「●●も習いたい」と何種類もの習い事をやりたがる子どももいます。親としては正直、全部は無理!と思ってしまいますが、まずはそれだけ興味、関心を持ったことを褒めてあげてください。もし、お金と時間に余裕があるご家庭は、子どもが「やりたい」と言った習い事を、一度全部やらせてみるのもひとつの手でしょう。とりあえずやってみれば、子どもも「全部は無理だな」とわかるかもしれませんし、逆に「全部やっていきたい」となるかもしれません。それは、やってみないとわからないことです。とは言え、もちろん「子どもがやりたいと言う習い事を全部やらせるなんて、とても無理」というご家庭も多いはず。その場合は、「どの習い事をやるか」ということを、子どもも交えて話し合ってみてください。子どものやる気を削がないよう注意しながら、優先順位をつけて、納得して選んでいきましょう。親として習い事を決める基準を持とうそもそも大切なのは、「子どもに習い事をさせるかどうか」を決める時点で、ママやパパが「習い事を通じてどんなことを目標にするか」「どんな子どもになって欲しいか?」をきちんと話し合っておくことです。周りがやっているからうちも…といった理由ではなく、きちんと子どもと向き合って、「わが家の習い事のルール」を決めておくこと、それが習い事を続けるために一番大切な軸になるのではないでしょうか。(ライター:遠藤光恵)
2015年08月31日よくお母さまたちから「どんな習い事をすればよいか」という質問をされます。実はこれ、子どもの年齢によっては正直困ってしまう質問だったりします。ワーキングマザーを母親に持つ子どもは、愛着を何よりも求めています。そのため、土日は習い事を入れるのではなく、その時間めいっぱい一緒に遊んでほしいと思うからです。しかし一方で、お母さんたちも数十分・数時間、自分の時間を求めているのだろうなと感じます。子ども・お母さん、それぞれの視点に立つと真逆の答えが出てしまいます。そこで今回は、親子の時間を作りながら生活習慣を正すことが、習い事に変わるほどのメリットがあるということをお伝えしたいと思います。そもそも生活習慣ってなんだろう育児をはじめてから、よく「生活習慣」という単語を耳にしませんか? ざっくばらんに「生活習慣を大切に!」なんて言われても、少し曖昧で実際に何をどうするのかが提示されていません。では、具体的に生活習慣は何かというと、下記の項目があげられます。・起床、睡眠時間(俗に言われる「生活のリズム」)・洋服の着脱・排泄リズム・食事(食べ方、食べる量、食事にかかる時間など)・整理整頓(おもちゃのお片づけ、洋服のお片づけ)この生活習慣を身につけることで、習い事に負けないほど子どもの能力が伸びることを皆さんに知っていただきたいのです。生活習慣は全てに通じている例えば、さきほど紹介した生活習慣のなかでも整理整頓はいろいろなところにつながっています。■おもちゃの片付けおもちゃのお片づけは知育でいう「仲間集め」です。「お片づけして!」なんて一言で終わらせるなんてもったいない! 同じ種類・色・形を見分け、ひとつの場所に集めるということ。そのため、「黄色いブロックからお片づけしようか」や「これと同じ形のブロックからお片づけしよう」など、条件をつけることによりゲーム感覚でお片づけを楽しむことができます。これは楽しいだけでなく、かたちを理解する力・判断力、そして理解力を使います。「よーしママも負けないぞ」なんて一声で親子の楽しい時間に切り替わります。■洋服の片付け洋服の片付けは実は奥が深いもの。「なぜ、洋服を片付けなければいけないのか」という基本中の基本から教えてあげることが大切です。朝起きたときに子どもの目の前で「ママ、上手にたためるんだ~」なんて言いながら、脱いだパジャマを綺麗にたたんであげましょう。キラキラした目で食い入るようにみるはずです(寝起きが悪い子は少し落ち着いてからやってあげましょう)。綺麗にたたんだものはしまわず、寝室など目の届くところに置いておきます。ここまでがいわゆる導入です。時間をすすめます、夜お風呂に入るときにまた服を脱ぎます。そのときも「みてみて~、ママ綺麗にたためるんだ~」と言ってたたむ姿を見せてあげます、こうすることで朝のパジャマの存在を思い出します。お風呂に入ってパジャマを着るとき、いつもよりオーバーリアクションで「朝ママが綺麗にたたんだんだよね!」と言ってたたまれたパジャマを見せてあげましょう。そして「綺麗にたたんであると着るときラクチンだね」と決め台詞を輝く笑顔で投げかけます。すると、子どもの頭のなかで一つのサイクルが出来上がります。脱ぐ→たたむ→着る→ラクチン→ママの笑顔→脱ぐ→たたむ→着る…。ここまでできたらもうこっちのもの。「明日一緒にやってみる?」と輝く笑顔で聞いてあげてください。たたみ方を教えるコツは4つ・まずは半分に畳むことから始める・はじとはじを合わせられるようにする・ぐしゃぐしゃになりそうだったら気づかれない程度に手をだす・オーバーリアクションで褒めるまずは後ろから手をとって半分に畳むことから。ズボンが一番良い導入になると思います。「こことここ、はじっことはじっこをくっつける。はんぶんこ~」なんて声をかけてあげると良いと思います。ちなみにこの洋服を畳むという行為は「折り紙」に繋がるのです。指先の運動を繰り返すことで頭はどんどん回転し、折り紙は子どもの創造性を高めます。一枚の紙からいろいろなものができあがる喜びと達成感は大きなものです。生活習慣を見直しながら、親子の時間を過ごせるなんて一石二鳥。お子さんとの毎日の暮らしを楽しんでくださいね!
2015年08月02日こんにちは!きゆひろがペナンで出来る新しい習い事をご紹介したいと思います。mon-cher ポーセラーツサロン日本人インストラクターによる、ポーセラーツ体験しました。「ポーセラーツ」とは、何かというと、ポーセリン(磁器)とアート(芸術)を合わせた造語だとか。白い磁器をキャンバス見立てて作品を作ります。磁器に絵付をするとなると、やっぱり絵心が必要だったり・・・。でも、特殊な転写紙を使うと誰でも簡単にマイセン風のテーブルウエアを作ることができるのです!キュートな模様からオリエンタルな模様まで転写紙のデザインも豊富!写真以外にもたくさんのデザインがあり、好きなものをチョイスします。あとは、真っ白なカップやプレートに貼りつけるだけ!私が選んだのは、華やかな色味が印象的な花柄の模様。イニシャルもバッチリ入れて、あとは焼成をして頂き、約1週間弱で完成します!自分のオリジナルマグカップが完成!完成品は、こちら!内側にも好きな位置に転写紙を貼りつける事も出来ますよ。どうですか?こんな素敵なテーブルウエアに囲まれて、おしゃれなティータイムを過ごすのも夢じゃない!また、白磁であればシャンプーボトルなどもオリジナルでデザインできますよ!mon-cher ポーセラーツサロン in Malaysia、オープン記念として特別レッスンを実施中です!小さな子供さんと親子で体験できる「親子ペアマグ&プレート作り」のイベントも予定しているそうです。また、カフェなどでランチ付きのワークショップも行っていますので1Day体験をしてみてはいかがですか?個人レッスンは、タンジュンブンガエリアにて行われていて、インストラクターは日本人ミヤさんです。クアラルンプールでも特別レッスンを実施することがあるとのことですのでブログやFacebookを小まめにチェックするのをお勧めします!
2015年02月21日かわいい子供には、好きなことをトコトンやらせてあげたいと望むママは多いことでしょう。よそのご家庭がどれだけ習い事にお金をかけているのかも気になるところです。そこで、各家庭では習い事にひと月あたりどれくらいの金額をかけているのか、調査結果をみていくとともに、習い事費を節約できるお得な方法についても紹介していきます。■子供の習い事にかける月平均額は?ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2013」によると、習い事にかける月平均額は15,000円との結果でした。幼児6,950円、小学生17,050円、中学生23,700円、高校生18,300円と、年齢が上がるにつれ上昇していき、中学生でピークを迎えます。きょうだいのいる子より一人っ子のほうが、たくさん習い事をしているイメージがありますが、子どもの人数による平均額の大きな差は見られませんでした。ただし、世帯年収には比例して平均額が上がっています。実際のモデルケースで試算してみましょう。<幼稚園年長の女の子の場合>ピアノ7,000円プール8,000円――――――――――――計15,000円<小学1年生 男の子の場合>サッカー1,500円通信講座5,000円――――――――――――計6,500円<小学3年生 女の子の場合>ピアノ7,000円プール8,000円通信講座5,000円――――――――――――計20,000円■やりたいことをやらせて、習い事の費用を節約できる方法3つ習い事の費用はをかければかけるだけ、上達するわけでもありませんし、受講料の高い塾に通ったからといって必ず成果が出るわけでもありません。子どもとちゃんと向き合っていなければ、支払ったお金がただの浪費になってしまう可能性だって高いでしょう。最初に親が自覚しなければいけないのは、「子どもに成果を求めすぎてはいけない」という点です。習い事にお金をかける行為は、親の自己満足が大きく占めているケースも多いのです。子どものやりたいことをやらせながら習い事の費用を節約するには、以下の3つの方法を試してみるとよいでしょう。1.子供の本音を聞く元々は子どもがやりたいと言って始めた習い事だったとしても、現在も情熱や興味が続いているとは限りません。家での過ごし方を観察したり、さりげなく話を聞いたりすることで、これからも続けていくべきかどうかを見極めましょう。いきなり辞めるのではなく、先生や通う教室を変えて、様子を見るのもいいかもしれません。2.ITを活用する今やITの進化で、学ぼうと思えば何でもインターネットで学べる時代です。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など世界中の有名校の講義が無料で視聴できるサイトや、誰でも無料で受験勉強対策ができるサイトもあります。また、オンラインで、英語圏であるフィリピン在住の講師に月2,800円で英語を学べるというサービス「 エキサイトスカイプ英会話 for キッズ 」などもあります。これからは、経済や地域による学びの格差が、加速度的に減少していくと予測されます。3.地域の支援団体を探してみる「NPO法人キッズドア」など、経済的理由などで学ぶ機会を失っている子どもたちの学習支援を行っている団体があります。お住まいの近くに支援団体や社会起業家がいないか、市区町村の窓口に相談してみてください。今やりたいことのための習い事費と将来の夢のための教育資金、どちらかに大きく偏ることなくバランスを取っていきたいですね。家族で話し合える場を持ちましょう。参考リンク ベネッセ教育総合研究所 edX manavee エキサイトスカイプ英会話 for キッズ NPO法人キッズドア
2014年09月12日先輩花嫁が伝授! 結婚式で削れる費用ランキング限りある予算の中で、自分たちもゲストも最大限満足するものにしたい結婚式。そんな式にするために、先輩花嫁に「この費用は削れたな」というポイントを聞いてみました。これから結婚式の予定がある人も、まだ見ぬだんな様との素敵な式を夢見ている人も、ぜひ参考にしてくださいね。●第1位:こだわって選んでも誰も見ていない「ウェディング小物」アンケートの結果、ダントツで「お金をかける必要がなかった」とされたのは、「ウェディング小物」。ウェディングドレスに合わせるグローブやティアラ、バッグ。さらにリングピローやウェルカムベアなど、ウェディング小物にはかわいいものがたくさんあり、カタログなどを見ているとついついこだわりたくなってしまいます。しかし、「皆、意外と(ウェディング小物まで)見てないし覚えてもいない。自己満足の世界(よしをさん)」と、悲しい現実を指摘する声が多数。確かに自分がゲストとして出席した経験を思い返せば、花嫁さんのグローブなんて覚えていませんよね。リングピローにいたっては、ゲストからはほとんど見えない!というわけで、なるべく数を減らし、必要なものでも式場のオプションでつけるのではなく、ネットで買ったり先輩花嫁に借りたりするのが賢い方法のよう。似たようなカテゴリーで、「ウェルカムボード」も後悔アイテムとして多く挙げられました。「当日しか使わないし、大きいものはあとで困る。業者に頼むと高い(べるりんりんちゃんさん)」。余裕があれば自作したり、友達に作ってもらったりするほうが、お金の面でも思い出づくりの面でも良さそうですね。ほかにも、装花やケーキカットの際の飾りつけ、席次表や招待状などのペーパーアイテムなどに関しても、自作や外注、思い切って削るなどで、安くできたはずという声が多く寄せられました。●第2位:プロの手を借りなくてもできた「映像系アイテム」次に目立ったのが、「プロフィール動画」や「エンドロール動画」などの映像系アイテム。場は盛り上がりますが、結婚式場にオプションで頼むと高額になりがちです。「何も考えずに式場に頼んで、何本かムービーを作ったため20万円以上かかりました。あとになってフリーソフトでもそれなりのものが作れると知り、大ショック(みかんさん)」など、「もっと安く上げられた」と悔やむ声が多数。自分で作るのは面倒でも、式場ではなく専門の業者に外注すれば、ずっと安く上がるそうです。プロに頼まなくても良かったものとして、「式場カメラマンによる撮影」を挙げる人も。お金がかかるだけでなく、「アルバムに載せる写真はデータが多くて選ぶのが大変だからカメラマンが選びますと言われ、出来上がったアルバムを見たら自分がいいと思った写真は少ししか入ってなかった(RIP1984さん)」など、プロに頼んだがゆえに思いどおりにならないこともあるようです。期待したほどの出来栄えではなかったという声もありました。家族や友人にカメラが得意な人がいれば、お願いするのもひとつのテかもしれません。●第3位:お金よりもアイデアで勝負「プチギフト」ここまでは、新郎新婦に関わるものがほとんどでしたが、例外的にゲスト側に関わるもので多く挙げられたのが「プチギフト」。披露宴の最後、出口でゲストにお渡しするちょっとした贈り物です。「うまい棒やチュッパチャプス、飴玉2つなどをプチギフトにしていた夫婦がいて、節約上手だなと思った(わんこさん)」など、お金をかけなくても気の利いたものが用意できたかもと考える人が多いようです。式場のオプションから選んでも、プチギフトは1人あたり高くても500円程度なので、豪華にするといっても限界があります。それよりは、安いものでも意外性や見せ方で楽しくませるほうがゲストにとってもうれしいかもしれません。やりたいことを全部やっていたら、いくらお金があっても足りない結婚式。費用をかけるところと抑えるところ、メリハリをしっかりつけて、納得のいく式にしたいですね。<文:市川裕子>※この記事は2014年8月に行った読者アンケートをもとに構成しました。
2014年09月03日子供が2~3歳になると、習い事を始めようと考える人も多いのではないでしょうか。中には、すでに始めているという人もいるかもしれません。昔と違い、いまは習い事にもさまざまなバリエーションがあります。さらに、関連する情報も多いため、選択肢の幅が広がり過ぎて、逆にわからなくなることもあるでしょう。そこで、今回は親子カフェの保育士スタッフとして働いた経験があり、ハワイアンリトミックやベビーマッサージ、ボディージュエリー、リンパドレナージュの資格をとって、イベントで出張講師をしたりしているmimiさんに、子どもが習い事をする意味と、親が気をつけておくべきポイントについて聞いてみました。mimiさんによると、習い事によって子供には、成長に必要な4つの力が育まれるそうです。■習い事によって育まれる、子供にとって必要な4つの力 と親が気をつけるポイント1.子供の持つ「潜在的な能力」が引き出される最近のお教室はそれぞれ魅力的な特性があり、子供の持つ可能性を引き出す工夫をしています。ただ、入園など環境の変化が大きい時に新しい習い事をスタートしたり、まだ体力が充分でない時期に毎日のように習いごとをしたりすることは、かえってストレスとなってしまい本末転倒です。まずは親子の時間や落ち着ける生活習慣をベースにすることが一番。なるべく小さいうちからと、へんに焦らず、子供のペースを見て始めるようにしましょう。2.「個性や自己肯定感」が育つ最初のうちは、習い事に苦手意識を持たないよう、なるべくお子さんの興味のある習い事をさせるとよいでしょう。親の心情としては、昔あこがれていたことや楽しかった習い事を子供にさせてあげたいと考えがちですが、親と子どもは別人格です。好きなことや得意なことが違うかもしれません。まずは子供の意志を優先しましょう。小さい頃から親が子供の意志や個性を尊重することは、子供にとって安心感につながります。自分の好きなこと・得意なことが上達したり、身内以外の人に対して表現したりすることは大きな自信にもつながり、自己肯定感が育ってきます。3.「コミュニケーション力」が育つ子どもにとって、習い事の場は今までの家や幼稚園、保育園などとは別の「コミュニティ」です。当初は緊張したとしても案外あっという間になじむもの。新しい居場所ができることは、コミュニケーション力の向上にもつながります。それに、いろいろな居場所を持つことは視野を広げるきっかけにもなりますし、学校などでちょっといやな事があった時の癒しの場になるかもしれません。もし、この先進学して環境が変わっても、そこでのお友達や先生とはずっとお付き合いが続くこともあります。だからこそ、最初の教室選びの時には仲良しの友達が習っているからということだけではなく、お子さまとその教室の相性を見極めることも大切です。無料体験や見学が可能なら積極的に活用し、数ヵ所を見比べてみましょう。4.「自立心」が育つ小さいうちは親子で参加できる習い事も多くあります。一緒にいるとついつい口や手を出したくなりますがそこはグッとこらえてください。マイペースな子もいれば、親がいると甘えてしまう子もいます。傍で見ていると注意力散漫に見えることもあるかもしれませんが、そこで焦らず「最初のうちはそんなもの。成長にしたがってその個性が活きる」くらいの気持ちで構えておきましょう。工作やお習字、絵などの作品やレッスンの様子にダメだしするのも考え物です。親としてはひとこと言いたくても、まずは「今日はどうだった?」と声がけをして、それに対する返答に子ども自身の満足感あるいは向上心があれば、それを尊重しましょう。持ち物の準備や、製作したものの管理なども親がしてあげるだけではなく、だんだん子供に任せていくことで、自立心を育てることにもつながります。これも習い事の副次的効果といえるでしょう。■まとめ幼少時の習い事にあせりや親のエゴは禁物。客観的な視点を忘れず、人間的な成長につながる力を伸ばしてあげましょう!
2014年08月26日世の中には様々な習い事がありますが、様々な男性に、過去に付き合った女性がやっていた習い事を聞いた結果、モテる女性は主に5つの習い事に集中していることがわかりました。そこで、今回はその5つを解説付きでご紹介したいと思います。■1.料理「彼女も今通っているらしいんですけど、料理教室に通っているというだけで、女性らしいなと思います。もし今あまり上手くないとしても、将来のために頑張っているのかなと思うと、可愛いなと思います。」(22歳/学生)やはりいつの時代でも、男性は料理上手な女性を求めているようです。食事は日々欠かせないものなので、美味しいものを作れるというポイントが高いですね。■2.ゴルフ「前の彼女はゴルフスクールで知り合いました。生徒の中にはおじさんも結構いるんですけど、そういう人たちともうまくコミュニケーションをとっている彼女を見て、優しい子だなと思ったのを覚えています。」(28歳/商社)最近では、アウトドア合コンや登山合コンなど、出会いの場もカラダを動かす場が増えてきています。その中でもゴルフは、年代問わず楽しむことができ、まだまだ男性が多いので、出会いのチャンスとしては大きいようです。■3.スポーツクラブ・ヨガ「今までの彼女は、スポーツジムとかヨガに通っていた子が多い気がします。カラダを大切に考え、体型を気にしているというのもポイントが高いし、ヨガに通っている子は他の子に比べても美意識が高い気がします。」(25歳/金融)自分を大切にしている、自分のカラダに気を使っている、時間的な余裕を持っていると言ったポイントは高いようです。スポーツクラブはゴルフと同様に、男性が多い環境なので、その中に身を置くことで人目を意識する習慣やモテる要素が身に付くようです。■4.フラワーアレンジメント・生け花「今一緒に暮らしている彼女は生け花を習っているみたいですが、いつも部屋に旬な花を飾ってくれていて、部屋が華やかになっています。俺、全然花に詳しくないので、自分にできないことをできる人って尊敬します。」(26歳/広告)"花"は生活をするのに必需品ではないですが、あれば生活が華やぐもの。必需品ではない花を愛でる心を持っている余裕や教養がポイントが高いようです。また、男性にとって花は縁遠いものなので、自分の知らない分野に詳しいという点も魅力の一つのようです。■5.ペン字・習字「字がキレイな女性は、それだけで素敵です。字がキレイというだけで、頭がイイのかなとか、教養が高いのかなと思うこともあるので、そういう字が書ける人はイイですね。」(27歳/出版)PCが当たり前になっている現代では、以前に比べて文字を書く機会は減りましたが、だからこそ手紙を書くという行為が見直され、有り難みを持たれることも多くあります。そんな時に、キレイな文字が書ける女性は、それだけで印象が上がるんですね。■おわりに健康を意識したものであったり、インテリアとして活かされる花であったり、将来的に役立ちそうなものが多いように思います。スポーツクラブやゴルフなどは出会いにもつながるので、出会いを探している方にもオススメです。(栢原陽子/ハウコレ)
2014年07月31日ベビーマッサージやベビーサイン、リトミックなど今や0歳から習い事ができる時代。本格的な習い事は、いつから? 何がよいの? と疑問に思うママたちも少なくありません。一般的には、小学校に上がる前、幼稚園に通い始めた3~4歳からはじめるケースが多いようです。 『失敗しないための子どもの習い事選び! ポイントは?』 の続編として、今回は具体的な習い事の種類に着目してみましょう。■幼児期の習い事ランキング1位は?・習い事ランキング1位は「水泳」『ママ400人に聞いた!習っているランキング』(株式会社リクルートライフスタイル 「ケイコとマナブ.net」調べ)によると、「水泳」が圧倒的な人気を誇っています。水泳は、水圧が胸にかかるため心肺機能を強くする、冷たい水が皮膚や免疫力を強くして風邪ひきにくい丈夫な体をつくるなど身体面によい影響を及ぼすこと、小学校入れば必ずプールがあるのでそれまでにある程度泳げるように! という理由が多く考えられます。・習い事ランキング2位は「ピアノ」続いて、「ピアノ」。小さいうちから音楽に触れさせ、音感をつけさせたい! 手先を器用にさせたい! 楽器の1つぐらいできるようにさせたい! という親の願望が大きく反映されていますが、この時期急激に発達する聴感覚によい刺激を与えることや両手を細かく動かすことや少し前の音を保ちながら先の音も読んだりするので独創性や創造性が養われる、という専門家もいます。・習い事ランキング3位は「英会話・英語」3位は、「英会話・英語」と続きます。将来必ず必要になるので言葉をたくさん覚える小さいうちから自然に身に着けさせたい。受験や学校英語でなく、話せる英語を身に着けさせたい。という親の思いが大きく、『親が習わせたい!』ランキングでは、1位という結果に。最近では、小学校高学年になると英語の授業を取り入れている学校も多くなってきて、中には小学校中学年からというところも増えてきているようです。■どんな習い事でも、大切にしたいポイント!習い事をはじめたきっかけをママたちに聞いてみると、「周りのお友達がやっているから」という意見も案外多くあります。先ずは、体験に行って自分のお子さんが楽しく通うことができそうか? という部分をジャッジして欲しいものです。そして、他のお子さんと比べないこと。最初から最後まできちんと楽しんで参加しているお子さんもいますが、そうでないお子さんの方が多い年齢。1時間という時間の中で、5分でも楽しく参加しているところがあればよしとしよう! という余裕持った気持ちで見守ることが大切です。決して、ママが熱くなって厳しく注意したり、叱ったりすることはお子さんの意欲を削いでしまいかえって逆効果。お子さんにとって「楽しい!」と思える経験をどんどん増やしていく、サポートをしてあげてください。「幼稚園時代に培われた性格は大人になっても基本は変わらない」ということを提唱する専門家や先生がいます。この時期に習い事を通して、目標を達成する喜びを遊びながら、楽しみながら体験していくことこそ人格形成によい影響を及ぼすのではないでしょうか?
2014年07月24日ベビーマッサージやベビーサイン、リトミックなど、0歳から始められる習い事もたくさんあります。3歳頃からは、人気のスイミングや英語、ピアノを始め、サッカーやリトミックなど、たくさんの習い事が名を連ねます。最近の習い事事情を見ると1人のお子さんが掛け持ちでいくつもの習い事をするというケースが年々増加。ママの「才能を開花させたい」「いろんなことにチャレンジさせたい」という思いの反面で、大切なことを見失っている傾向もあります。■1番大切なことは? ママの気持ちが主体になってない?習い事をしている子どもを見ていると、ママの意志でどんな習い事をさせるのかを決めているケースが多いようです。また、周りからの影響も大きく、「●●ちゃんがやっているからうちも…」という感覚になってしまっている部分もあります。そのため、子どもが何をやりたいかよりも、ママやパパ、またはおじいちゃんやおばあちゃんがやらせたいことをさせている傾向もあります。習い事を始める上で1番大切なのは、子どもの性格や性質に合っているかどうか。向き不向きを軸にして決めることを重要視しておきましょう。「その道のプロにさせたい」という強い思いがないのなら、子どもに習い事を通して得られる楽しさや達成感を味わってもらうことを大事にすることが重要です。習い事を長く続ける秘訣は、ママも子どもと一緒に楽しんだり取り組むことだそうです。先生にまかせっきりではなく、共有することで子どものやる気を引き出し、自信を付けてあげることができますよ。ママの一言は子どもにとって大きな原動力となります。「なんでちゃんとやらないの!」「●●ちゃんはできているのに、なんであなたはできないの?」という言葉では、劣等感を覚えたり、習い事=怒られるという認識になったりします。まずは子どもに「習い事は楽しい!」というイメージを与えるためにも、「今日はこんなことをして楽しんでいたね」と魔法の言葉で褒めてあげましょう!■習い事を決める前に知っておきたいことまず習い事を始めるときに見学に行くこともありますが、そのときにはできるだけママ友と体験に行くのは控えたほうが良いようです。余計な意見を聞いて冷静な判断が出来なくなったり、雰囲気や意見に流されてしまい、本当はさせたくないと感じた習い事でもスタートさせてしまうというケースも少なくないとのこと。子どもに合いそうな習い事をピックアップして、その中から自宅との距離や、掛け持ちをするなら子どもの精神面、家計への負担はないかなどを考慮してみてください。これらをベースにして考えた上で、体験で子どもの様子を見て判断すると、子どもに合った、楽しく続けられる習い事を始められますよ。実際に習い事の講師からは「最近は3~4歳の子どもに対する親の要求が多すぎる」という意見もあり、望むハードルが高すぎてしまい、子どもが楽しめる余裕がないように感じているようです。子どもに負担をかける習い事では意味がないので、親や祖父母の考え方も少し整理しておく必要がありそう。また、同じ習い事でも子どもによって「始める時期」が違うということも知っておいてほしいポイント。能力や性質、性格を見極めた上で、楽しませてあげられる環境を用意してあげましょう!
2014年07月04日