公益社団法人能楽協会主催、『第64回 式能』が2024年2月18日 (日)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 式能とは「式能」は、昭和20年の当協会設立後、昭和36年に、当協会最初の公演として行われました。以降毎年、翁附五番立(江戸時代の基本的番組編成)にて開催しており、本年で64回目を迎えます。現在、シテ方五流が一同に会する翁附五番立の能楽公演としては、唯一の大変貴重な催しです。今回は二十六世観世宗家・観世清和が「翁」を勤めます。能楽の正式な上演形態である翁附五番立は、江戸時代に「武家式楽」として確立され、能楽以前の予祝芸能である「翁」から始まり、『神・男・女・狂・鬼』のジャンル分けに従って上演されます。また能の間には中世の大名・小名や庶民を描く狂言を挟み、人間の様々な笑いが演じられます。1日を通して能楽を鑑賞する事で「過去・現在・未来」更には「神・人・仏」を知ることになります。能楽は、人や文化の多様性を認め、様々な民族文化を内包した総合芸術といえます。演目【第一部】能観世流「翁」おきな能観世流「淡路」あわじ狂言大蔵流「夷大黒」 えびすだいこく能金春流「経政」つねまさ狂言和泉流「樋の酒」ひのさけ【第二部】能宝生流「羽衣盤渉」はごろもばんしき狂言大蔵流「酢薑」すはじかみ能金剛流「花月」かげつ狂言和泉流「梟山伏」ふくろやまぶし能喜多流「項羽」こうう公演概要『第64回 式能』公演期間:2024年2月18日 (日)会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■公演スケジュール2月18日(日)【第一部】10:00【9:15開場】~14:30(予定)【第二部】15:25【第一部の入れ替えが終わり次第の入場】~19:20(予定)※完全入替制※「翁」開演後「淡路」開始までは見所へのお出入りを一切お断り致します。※第1部終演後は、見所整備の為、通し券のお客様も一旦ご退場頂きます。※第2部ご入場は、見所整備終了後のご案内となります。■出演者観世清和浅見重好山本東次郎金春穂高野村万禄大坪喜美雄大藏彌太郎種田道一三宅右近塩津哲生ほか■チケット料金【1・2部通し】正面 14,500円/脇正面・中正面 各 9,500円【各部】正面 8,500円/脇正面・中正面 各 6,000円【学生券(26歳以下)】脇正面後方1,200円(全席指定・税込)主催公益社団法人能楽協会都民芸術フェスティバル主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団協賛独立行政法人日本芸術文化振興会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月17日一般社団法人東京能楽囃子科協議会主催、『東京能楽囃子科協議会3月定式能』が2024年3月13日 (水)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月13日(土) 10:00より予約受付開始です。カンフェティにて1月13日(土) 10:00より予約受付開始 公式ホームページ 舞囃子・独調・独鼓・一調一声・一調、囃子方主催ならではの多彩な囃子の世界をご堪能ください。公演概要『東京能楽囃子科協議会3月定式能』 公演日:2024年3月13日 (水)会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■出演者舞囃子金春流「金札」中村昌弘笛:寺田林太郎小鼓:鳥山直也大鼓:大倉栄太郎太鼓:徳田宗久観世流「忠度」観世喜正笛:内潟慶三小鼓:大山容子大鼓:柿原孝則観世流「舎利」鈴木啓吾、永島充笛:八反田智子小鼓:住駒匡彦大鼓:亀井実太鼓:林雄一郎独調「屋島」佐久間二郎、小島英明小鼓:大村華由独鼓「玉葛」観世喜正、桑田貴志、小鼓:岡本はる奈狂言和泉流「蝉」野村萬斎髙野和憲、石田淡朗笛:八反田智子小鼓:住駒匡彦大鼓:柿原孝則一調一声「三井寺」藤波重彦小鼓:古賀裕己一調「小塩」金子敬一郎太鼓:三島元太郎能金春流「融」笏之舞髙橋 忍舘田善博野村太一郎笛:一噌幸弘小鼓:幸 信吾大鼓:安福光雄太鼓:大川典良■スタッフ演能委員:栗林祐輔、森貴史、亀井洋佑、大川典良■公演スケジュール2024年3月13日 (水)開演13:30終演予定17:00※開場は、開演の60分前です。■チケット料金S席:9,000円A席:7,000円B席:5,000円学生席:2,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月13日一噌流「幸弘の会」主催、『安土桃山時代から続く能楽師「一噌流」笛方 十五代目 一噌幸弘の能楽インストゥルメンタル音楽会 in GINZA Vol.1』が2024年3月10日(日)に観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 古典を基にした新作を生み出してきた能楽師「一噌流」笛方十五代目 一噌幸弘が太鼓、コントラバスと奏でるインストゥルメンタル音楽会公演概要『安土桃山時代から続く能楽師「一噌流」笛方 十五代目 一噌幸弘の能楽インストゥルメンタル音楽会 in GINZA Vol.1』公演日:2024年3月10日(日)15時~会場:観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者 一噌幸弘ほか■公演スケジュール2024年3月10日(日) 15時開演14時30分開場■チケット料金全席指定S席4,500円A席3,500円学生2,000円※当日券は各券500円増 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月07日公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]、東京アート&ライブシティ構想実行委員会主催、『能楽体感 銀座スタイル』が2023年11月9日(木)に二十五世観世左近記念観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 能楽を知らない方でも気軽に楽しめる体験プログラム!客席でのミニ体験から本格的な公演鑑賞まで盛りだくさんの公演です。武田宗典(能楽師)が分かりやすくナビゲート。ゲストの野々すみ花(元宝塚歌劇団宙組トップ娘役)からはどんな疑問質問が飛び出す!?鑑賞プログラムでは、能楽「田村 替装束」(半能)を上演。観世三郎太、山階彌右衛門ほか一流の能楽師が出演します。お得な大人子供ペア席やU25席もご用意し、誰でも気軽に参加できる公演となっています。【体験レポート 掲載中】元宝塚女優 meets 能楽!野々すみ花さんが出会った、謡って、舞って没入する能楽体験 武田宗典野々すみ花観世三郎太山階彌右衛門公演概要『能楽体感 銀座スタイル』公演日時:2023年11月9日 (木) 18:30 開場/19:00 開演会場:二十五世観世左近記念観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者ナビゲーター:武田宗典特別ゲスト:野々すみ花【トーク】山階 彌右衛門x野々すみ花x武田宗典【体感】囃子・謡 を体験 (熊本 俊太郎 田邊 恭資 亀井 洋佑 林 雄一郎)能と狂言 舞・所作くらべ (能:武田 宗典 狂言:山本 則重)能と狂言の所作で演じるミニ現代劇【鑑賞】能「田村 替装束」(半能)シテ 観世 三郎太ワキ 村瀬 慧笛 熊本 俊太郎小鼓 田邊 恭資大鼓 亀井 洋佑後見 山階 彌右衛門 坂口 貴信地謡 清水 義也 坂井 音雅 武田 文志 木月 宣行坂井 音晴 武田 宗典 武田 祥照 関根 祥丸■チケット料金一般席:4,000 円U25 席:2,000 円大人子供ペア席(大人1人+子1人):5,000 円大人子供ペア席(大人1人+子2人):6,000 円大人子供ペア席(大人1人+子3人):7,000 円(全席指定・税込)※U25 席は公演当日に 25 歳以下の方を対象とする優待料金です。公演当日、ご年齢を確認できる証明書をご持参ください。※小学生・中学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。※大人子供ペア席は、大人と子供(小学生以上25歳以下)のセット券です。予約画面で大人と子供、それぞれの枚数をご指定ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月31日『能楽【談】ディズム秋の陣 ~恵林寺~』が2023年11月4日(土)に乾徳山恵林寺(山梨県甲州市塩山小屋敷2280)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 X(旧Twitter) 能を構成する4つの役職(シテ方・ワキ方・狂言方・囃子方)は、それぞれが独立した専門分野として芸を磨きます。生涯をかけて自身の芸に力を注ぎ続ける4人の能楽師たち。四役が揃った「能楽【談】ディズム」だからこそ実現できる、新しいスタイルの能楽ワークショップをぜひ体感して下さい!公演後はスペシャルコンテンツ「夜の恵林寺ツアー」を開催します!普段は見られない、夜間の恵林寺庭園等を散策頂けます。※希望者のみ恵林寺庭園■能楽【談】ディズムとは?シテ方・ワキ方・狂言方・囃子方によるユニット。能楽を構成する4つの職種からの視点を交えることで、能楽の魅力をより「わかりやすく」「楽しく」伝えることを目指して結成された。それぞれの役職に特化した体験型ワークショップの開催や、YouTubeを用いての情報発信などに積極的に取り組んでいる。令和四年に”能楽【談】ディズム”として初の主催公演を開催。能楽4役が揃ったユニットだからこそ実現可能な「これからの能楽公演スタイル」の確立を目指す。【You Tube】能楽【談】ディズム プロフィール佐久間二郎シテ方観世流。1972年生。矢来観世家当主・観世喜之に師事。(公社)観世九皐会所属。「三曜会」主宰。自身の生まれ故郷である甲府・武田神社にて毎年5月に薪能を開催。令和5年には歴史上初の武田信玄公を主人公とした新作能「甲陽」を作成し上演した。重要無形文化財総合指定保持者。野口能弘ワキ方下掛宝生流。1975年生。ワキ方・野口敦弘の長男。人間国宝故・宝生閑および父に師事。「華宝会」主宰。東京都を中心に、数多くの舞台に出演。ワキ方の中堅世代として第一線で活躍している。重要無形文化財総合指定保持者。大藏教義狂言方大蔵流。1981年生。狂言方・大藏吉次郎の長男。24世大蔵流宗家故・大藏彌右衛門および父に師事。大藏流吉次郎狂言会所属。狂言教室「史鷹会」主宰。今川義元公の菩提寺・臨済寺で狂言の公演を行うなど、能楽堂以外でも活躍している。重要無形文化財総合指定保持者。佃良太郎大鼓方高安流。1981年生。大鼓方・佃良勝の長男。故・安福建雄、柿原崇志および父に師事。東京芸術大学邦楽科能楽囃子専攻卒。音楽一家に生まれ、能楽だけではなくクラシック音楽にも精通している。重要無形文化財総合指定保持者。公演概要『能楽【談】ディズム秋の陣 ~恵林寺~』公演日時:2023年 11月4日(土)午後 4時開演(3時30分開場 )会場:乾徳山恵林寺(山梨県甲州市塩山小屋敷2280)■出演者〈 能楽【談】ディズム 〉佐久間 二郎(シテ方)・野口 能弘(ワキ方)・大藏 教義(狂言方)・佃 良太郎(大鼓方)角当 直隆(シテ方)・新井 麻衣子(シテ方)・髙村 裕(笛方)・烏山 直也(小鼓方)・姥浦 理沙(太鼓方)■チケット料金全席自由:3,850円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月18日公益社団法人能楽協会主催、「楽しむ能『楽』プロジェクト! 中城城跡能楽特別公演」が2023年11月1日 (水) ~2023年11月2日 (木)に中城城跡特設舞台(沖縄県中頭郡中城村字泊1258番地)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Facebook instagram YouTube Twitter 琉球王国の歴史を感じる中城城跡で、有形・無形の世界遺産がコラボレーション。ライトアップされた城壁と、約700年の歴史を有する能楽、沖縄に根ざした琉球芸能が楽しめる特別公演です。中城村の丘の上にそびえ立つ城跡での特別なひとときに、是非お越しください。能「大江山」酒呑童子伝説を題材とした物語。源頼光は酒呑童子という鬼退治のため山伏に変装して大江山に分け入りました。隠れ家に到着した一行を迎えた童子は山伏の勧める酒に興じて舞戯れます。やがて酔って寝床に入った所を頼光らに攻められ、怒って猛威を奮いますが退治されます。華やかな酒宴の場面から一変、鬼神と頼光の壮大な戦いも見ごたえがあります。能「紅葉狩 鬼揃」秋の夜に相応しい演目である「紅葉狩」。戸隠山へ狩りに出た平維茂(これもち)将軍の一行は、紅葉の山で宴を催している美女数人と行き逢いました。酒宴に加わった維茂はそのうち寝入ってしまいます。が、夢の中で神勅を受け美女の正体が鬼であることを知り、目覚めた後に神剣を抜いて退治します。今回は「鬼揃」の特殊演出にて、世界遺産のスケールにも負けない華やかな上演となります。公演概要「楽しむ能『楽』プロジェクト! 中城城跡能楽特別公演」公演期間:2023年11月1日 (水) ~2023年11月2日 (木)会場:中城城跡特設舞台(沖縄県中頭郡中城村字泊1258番地)■出演者11月1日(水)◇琉球芸能老人踊り「かぎやで風」(かじゃでぃふう) 老人:嘉数道彦老女:宮城茂雄古典音楽斉唱「御縁節 揚作田節」(ぐいんぶしあぎちくてんぶし)女踊り「瓦屋」(からやー)金城真次◇能「大江山」シテ(酒呑童子/鬼神):観世喜正子方(童):坂井真悠子子方(童):長山三誉ワキ(源頼光):御厨誠吾ワキツレ(独武者):野口能弘ワキツレ(武士):吉田祐一ワキツレ(武士):渡部葵ワキツレ(武士):高橋正光アイ(強力):野村万禄アイ(濯女):吉住講笛:野口亮小鼓:大倉源次郎大鼓:白坂保行太鼓:吉谷潔主後見:菊本澄代地頭:坂井音雅11月2日(木)◇狂言「清水」シテ(太郎冠者):野村万禄アド(主人):吉良博靖◇能「紅葉狩 鬼揃」シテ(女/鬼女):坂井音雅ツレ(侍女/鬼女):坂井音隆ツレ(侍女/鬼女):今村一夫ツレ(侍女/鬼女):川口晃平ワキ(平維茂):御厨誠吾ワキツレ(従者):吉田祐一ワキツレ(従者):渡部葵ワキツレ(従者):高橋正光アイ(供女):上杉啓太アイ(武内ノ神):野村万禄笛:森田光次小鼓:幸正佳大鼓:白坂保行太鼓:吉谷潔主後見:山崎正道地頭:観世喜正■公演スケジュール11月01日(水) 開場17:30/開演18:0011月02日(木) 開場17:30/開演18:00※両日とも19:30終演予定■チケット料金全席自由:2,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月11日公益社団法人能楽協会主催、「楽しむ能『楽』プロジェクト!平城宮跡 能楽特別公演」が2023年8月18日 (金) 、2023年8月20日 (日)に朱雀門前 特設舞台(奈良県奈良市二条大路南4-6-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Facebook instagram YouTube Twitter 過去公演より過去公演より奈良を発祥とする「能楽」。いにしえの地・平城宮跡で行われる「天平たなばた祭り」と同日に、「平城宮跡 能楽特別公演」を開催いたします。 各方面で活躍される特別ゲストをお招きし、夏の夜にふさわしい古代ロマンあふれる能楽の演目を上演します。<1日目>8月18日(金)20:00~20:50頃■トークイベント 野村萬斎(能楽師・狂言方和泉流)能楽師・狂言方和泉流。1966年、野村万作の長男として東京に生まれる。国内外で多数の公演に参加する一方、現代劇や映画・TVドラマの主演、古典の技法を駆使した舞台作品の演出等幅広く活躍。重要無形文化財総合指定保持者。2021年、観世寿夫記念法政大学能楽賞、2022年、松尾芸能賞・大賞受賞。2002~2022年3月 世田谷パブリックシアター芸術監督を務める。東京藝術大学客員教授。2021年4月より石川県立音楽堂邦楽監督、公益社団法人全国公立文化施設協会会長。■能「土蜘蛛」前シテ 廣田幸稔/後シテ 金剛龍謹都を脅かす妖怪・土蜘蛛。源頼光の家来・独武者と土蜘蛛の闘い。蜘蛛の糸を駆使する立<2日目>8月20日(日)20:00~20:50頃■トークイベント 北翔海莉(女優・元宝塚歌劇団星組トップスター)1998年84期生として宝塚歌劇団に入団。2015年5月星組男役トップスターに就任。2016年11月「桜華に舞え/ロマンス!!」をもって退団。ミュージカル「パジャマゲーム」、「ふたり阿国」、「うたかたのオペラ」などの作品にて主演。藤間勘十郎文芸シリーズ及び現代能「マリー・アントワネット」に出演する他、数々のコンサートやディナーショーにて活躍中。9月に芸能生活25周年記念公演「THE北翔まつり」を大阪と東京で開催する。■復曲能「大般若」シテ 梅若紀彰大般若の経典を求め天竺を目指す玄奘三蔵。シルクロードの行く手には嶺々たる高山と流沙河が流れ、玄奘を遮る。流沙河の主・深沙大王は、七度命を失っても生まれ変わり、ひたすらに天竺を目指す玄奘の心意気に打たれ、玄奘に大般若経を与え、河を割って玄奘を渡し守り神となる。後段、深沙の眷属である飛天や龍神が現れ舞楽や躍動的な所作を見せる。梅若家に伝わる名物面「真蛇」をかけ、頭上に大龍を載せた深沙大王(薬師寺では深沙大将と呼称)の胸元には七つの髑髏が下げられ、七度命を失った玄奘を表している。最後に、深沙を始め眷属達が河を割るシーンは「ソバダチの手」という見どころとなっている。 公演概要「楽しむ能『楽』プロジェクト!平城宮跡 能楽特別公演」公演期間:2023年8月18日 (金) 、2023年8月20日 (日)会場:朱雀門前 特設舞台(奈良県奈良市二条大路南4-6-1)■出演者8月18日(金)能「土蜘蛛(つちぐも)」僧:廣田幸稔/土蜘蛛の精:金剛龍謹/頼光:豊嶋晃嗣独武者:宝生欣哉笛:森田保美/小鼓:大倉源次郎/大鼓:河村 大/太鼓:中田一葉主後見:豊嶋幸洋/地頭:種田道一<トークイベント>野村萬斎8月20日(日)復曲能「大般若(だいはんにゃ)」深沙大王:梅若紀彰飛天:立花香寿子/飛天:山下あさの/龍神:山中雅志/龍神:井戸良祐玄奘三蔵:福王知登笛:貞光智宣/小鼓:成田達志/大鼓:森山泰幸/太鼓:前川光範主後見:井上裕久/地頭:林宗一郎<トークイベント>北翔海莉■公演スケジュール2023年8月18日 (金) ~2023年8月20日 (日)08月18日(金)20:00開演20:50終演予定(開場18:30)08月20日(日)20:00開演20:50終演予定(開場18:30)■チケット料金全席自由:500円(税込)※本チケットで、有料エリア内での着席の観覧が可能となります。※16:00より有料エリア入場口にて整理券を配付いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月03日一般社団法人東京能楽囃子科協議会主催、『東京能楽囃子科協議会9月定式能』が2023年9月13日(水)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて7月13日(木)10:00より発売中です。カンフェティにて7月13日(木)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 囃子方主催ならではの多彩な囃子事をお楽しみいだける公演です。素の魅力を味わっていだける袴能「天鼓 呼出」。一調「松虫」では大倉流小鼓の”五色流シ”をじっくりとお聴きください。【番組】舞囃子観世流賀茂 素働坂井音雅舞囃子観世流須磨源氏 クツロギ谷本健吾狂言大蔵流福部の神山本東次郎一調松虫小倉健太郎鵜澤洋太郎袴能宝生流天鼓 呼出武田孝史公演概要『東京能楽囃子科協議会9月定式能』公演期間:2023年9月13日(水) 17:00開場/18:00開演会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■チケット料金S席:9,000円A席:7,000円B席:5,000円学生席:2,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月14日公益社団法人 能楽協会・公益社団法人 金春円満井会主催、『日本全国 能楽キャラバン!横浜公演』が2023年9月23日 (土・祝)に横浜能楽堂(神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘27-2)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて7月24日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて7月24日(月)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 能楽は650年以上一度も絶えることなく演じられている、日本を代表する伝統芸能です。その中でも金春流は最古の歴史を誇ります。古都奈良の風土が育んだ舞台をお楽しみください。奈良春日若宮おんまつりで奉納される『神楽式』を金春宗家が披露します。また、能の最奥曲の一つである『卒都婆小町』、そして一日の最後を締める祝言の正式な形である半能『高砂』祝言ノ式も必見です。【番組】『神楽式』金春憲和狂言『萩大名』大藏彌太郎能『卒都婆小町』金春安明半能『高砂』祝言ノ式井上貴覚金春流とは聖徳太子に仕えた秦河勝を流祖とし、現家元 金春憲和で八十一世を数える能楽最古の歴史を有する流儀です。謡も型も古い様式を随所に残す古風なものです。【公益社団法人 金春円満井会について】昭和五十九年、「日本の伝統芸能である金春流能楽の伝統を継承し正しく保存するとともに能の普及と振興に寄与し、もって我が国の文化の継承・発展に貢献すること」を目的として設立されました。昭和六十一年には文部省より社団法人として認可を受け、平成二十三年には「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」により内閣総理大臣より公益社団法人の認定を受けました。公演概要公益社団法人 金春円満井会『日本全国 能楽キャラバン!横浜公演』公演日:2023年9月23日 (土・祝)会場:横浜能楽堂(神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘27-2)■公演スケジュール9月23日 (土・祝) 14時開演/13時開場■チケット料金S席:10,000円A席:8,000円B席(2階席):5,000円(全席指定・税込)主催:公益社団法人 能楽協会・公益社団法人 金春円満井会協力:横浜能楽堂(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月11日公益社団法人能楽協会主催、『日本全国 能楽キャラバン!ウポポイ特別公演』が2023年7月30日 (日)にウポポイ(民族共生象徴空間)園内特設舞台(北海道白老郡白老町若草町2丁目3)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 日本全国 能楽キャラバン! ウポポイ特別公演特設サイト 「日本全国 能楽キャラバン!」は、全国34都道府県・52会場・56公演で開催される能楽の祭典です。約700年の悠久の歴史を刻む能楽。緑に囲まれた白老・ポロト湖畔にて、アイヌ舞踊とともに特別公演を行います。豊かな自然と大地の風を感じつつ、双方の芸能を盛り込んだ企画内容です。美しい湖を望む空間で、文化の広がりをお楽しみください。【番組】アイヌ伝統芸能 「ウウェランカラプ」アイヌ伝統芸能 「タプカラ」大蔵流「三番三 揉之段」能 観世流「天鼓 弄鼓之楽」【ウポポイ(民族共生象徴空間)について】アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして、長い歴史と自然の中で培われてきたアイヌ文化をさまざまな角度から伝承・共有するとともに、人々が互いに尊重し共生する社会のシンボルとして、また、国内外、世代を問わず、アイヌの世界観、自然観等を学ぶことができるよう、必要な機能を備えた空間です。 公演概要『日本全国 能楽キャラバン!ウポポイ特別公演』公演日時:2023年7月30日 (日)16:30開場/17:00開演※終演予定:18:30会場:ウポポイ(民族共生象徴空間)園内特設舞台(北海道白老郡白老町若草町2丁目3)【屋外会場/雨天時:体験交流ホール】■出演大蔵流「三番三 揉之段」大藏彌太郎笛:竹市学小鼓:大倉源次郎・田邊恭資・清水和音大鼓:原岡一之能 観世流「天鼓 弄鼓之楽」シテ(王伯・天鼓):武田尚浩ワキ(臣下):福王和幸アイ(家来):大藏基誠笛:竹市学小鼓:大倉源次郎大鼓:原岡一之太鼓:桜井均主後見:武田宗和後見:武田祥照地頭:山本章弘地謡:藤波重孝・角当直隆・野村昌司・角幸二郎・武田崇史■チケット料金全席自由:3,500円(税込)※公演当日に限り、ウポポイ施設内のご観覧が可能です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月05日『第30回 青翔会(能楽研修発表会)』が2023年3月14日(火)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 青翔会は、国立能楽堂能楽(三役)研修生をはじめとする若手能楽師の技能研鑽のための公演です。次代を担う若手能楽師たちが、日頃の稽古の成果をご披露するため、懸命に舞台を務めます。また、第十期研修生(平野史夏【笛方藤田流】、寺澤祐佳里【小鼓方幸清流】)が本年度をもって能楽(三役)研修を修了いたします。今回は、研修修了発表会といたしまして、半能「石橋大獅子」を上演いたします。皆様のあたたかいご声援をお待ち申し上げております。公演概要『第30回 青翔会(能楽研修発表会)』公演日時:2023年3月14日(火) 午後12時開場/午後1時開演会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)舞囃子 高砂(たかさご) 角 幸二郎(観世流)舞囃子 田村(たむら) 村岡 聖美(金春流)舞囃子 半蔀(はしとみ) 金森 良充(宝生流)舞囃子 融(とおる) 金子 龍晟(喜多流)狂言 皸(あかがり) 木村 直樹(大蔵流)半能 石橋 (しゃっきょう)大獅子 (おおじし) 山階彌右衛門(観世流)*字幕表示はございません■チケット料金正 面:1,800円脇正面:1,200円(学生800円)中正面:900円(学生600円)(全席指定・税込)※カンフェティ取扱は中正面(900円)のみ国立能楽堂は、昭和59年(1984年)の開場当時から、能楽の普及・振興と後継者育成のために、能楽(三役)研修を実施して参りました。●能楽三役とは能楽は、主役のシテをつとめる「シテ方」、シテの相手であるワキをつとめる「ワキ方」、能の囃子(音楽)をつとめる「囃子方(笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方)」、能の間狂言や狂言を演じる「狂言方」の諸役により演じられます。それぞれの役方は、他の役方を兼ねることはありません。「ワキ方」が狂言を演じることはなく、また、笛方が小鼓を演奏することもありません。能楽は、それぞれの役方が高度で専門的な技量を持ち、完全な分業制となっています。上記の役方のうち、「シテ方」を除いた、「ワキ方」「囃子方」「狂言方」を総称して、「能楽三役」と呼んでいます。●ワキ方ワキ方がつとめる「ワキ」は、能の主役である「シテ」の相手役です。旅の僧や神主、貴族や武士などの役柄が多く、面をつけずに演じます。多くの能では、まずワキが登場して、時間や場所、物語の状況を語ります。そしてワキの前にシテが登場することで、ドラマが始まります。シテはワキに自分の素性や境遇、胸の内を語り、舞を見せることで能は展開します。ワキはシテの演技を引き出す重要な役なのです。ワキ方には宝生流(下掛り宝生流)と福王流と高安流の三つの流派があります。●囃子方囃子方は能の囃子(音楽)をつとめます。能の音楽は、笛、小鼓、大鼓、太鼓の四つの楽器で演奏されます。それぞれ笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方と呼ばれる演奏者が、舞台後方の囃子座というところで演奏します。他の楽器を兼ねることはありません。▼笛方能楽の笛は「能管」とも呼ばれています。笛は、能の囃子では唯一の旋律楽器ですが、メロディではなく、情景や主人公の心象などを表現し、幽玄の世界をかもし出します。笛方には森田流、一噌流、藤田流の三つの流派があります。▼小鼓方小鼓は、拍子を司る打楽器で、大鼓と対で用いられます。馬革で作られた革を調と呼ばれるひもで組んで、胴に締めつけます。この調を緩めたり締めたりして、四種類の音を用いて演奏します。小鼓の革は乾燥するといい音が出ないため、演奏中に息をかけるなどして湿らせて音を作っています。小鼓方には観世流、幸流、幸清流、大倉流の四つの流派があります。▼大鼓方大鼓も小鼓と同様、拍子を司ります。小鼓同様、馬革を使った革を用いますが、小鼓とは異なり、湿気を嫌います。大鼓の革は演奏前に炭火で乾燥させ(焙じるといいます)、大鼓用の調を用いて胴にきつく締めあげます。「カーン」と高い乾いた音が特徴的で、能の囃子の中心となる拍を刻み、音楽をリードします。大鼓方には葛野流、高安流、大倉流、石井流、観世流の五つの流派があります。▼太鼓方手で打つ小鼓・大鼓と異なり、太鼓は撥を使って打つ締太鼓です。革は牛の革が使われています。太鼓はすべての能で使われるわけではなく、太鼓が入る演目を太鼓物といい、原則として霊、鬼、精など、人間を超越したものが登場したり所作をしたりする場合に演奏されます。(太鼓が入らない演目は大小物と呼ばれます)太鼓が入る場合は大鼓に代わって拍を刻み、音楽をリードします。太鼓方には観世流、金春流の二つの流派があります。▼狂言方狂言は日常的なできごとを題材としたセリフ劇です。人間の弱さや愚かしさを笑いにしてしまうところに大きな特徴があります。演じるキャラクターは、太郎冠者や大名など現代にも通じるようなどこか滑稽な人たちばかりで、悪人や鬼であってもどこか憎めないところがあります。狂言では感情を豊かに表現するために、身体全体を使って大きく演技をします。また、狂言方は狂言の他に、能でアイ(間狂言)を演じます。アイの多くは、能の前場と後場の合間に登場して、物語を説明したり、ストーリーを盛り立てたりします。狂言方には大蔵流、和泉流の二つの流派があります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月17日一般社団法人東京能楽囃子科協議会主催、『東京能楽囃子科協議会3月定式昼能』が2023年3月1日 (水)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 『東京能楽囃子科協議会3月定式昼能』春らしい演目の『志賀』に続き、クセの三難曲のうちの二つ『歌占』、『花筐』をお届けします。狂言は人間国宝 野村万作氏の『名取川』です。能は金春流『黒塚 雷鳴ノ出』、後シテの出囃子に特殊な手組が入ります。【番組】舞囃子喜多流『志賀』シテ 長島茂笛 藤田貴寛小鼓 住駒充彦大鼓 亀井実太鼓 梶谷英樹舞囃子金春流『歌占』シテ 櫻間右陣笛 寺井宏明小鼓 鳥山直也大鼓 佃良勝舞囃子喜多流『花筐』シテ 香川靖嗣笛 内潟慶三小鼓 田邊恭資大鼓 柿原弘和素囃子 下り端 笛 成田寛人小鼓 清水和音大鼓 内田輝幸太鼓 徳田宗久狂言和泉流『名取川』シテ 野村万作アド 三宅右近一調一声喜多流『玉葛』シテ 塩津哲生小鼓 幸信吾能金春流『黒塚雷鳴ノ出』シテ 高橋忍笛 一噌幸弘小鼓 幸正昭大鼓 安福光雄太鼓 小寺真佐人一般社団法人東京能楽囃子科協議会能楽囃子方(笛・小鼓・大鼓・太鼓)が主催し、当会ならではの多彩な番組を企画しています。主催公演では、国立能楽堂にて能・狂言の他にも、舞囃子、一調といった多様な演目を上演しております。理事:観世新九郎・鵜澤洋太郎・小野寺竜一・柿原弘和・柿原光博・梶谷英樹公演概要『東京能楽囃子科協議会3月定式昼能』公演日時:2023年3月1日 (水)12:30開場/13:30開演会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■スタッフ演能委員:大倉慶乃助・栗林祐輔・森貴史・林雄一郎■チケット料金S席:9,000円A席:7,000円B席:5,000円学生席:2,000円※学生席は当日、受付にて学生証をご提示ください。(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月02日独立行政法人日本芸術文化振興会主催、『第31回能楽若手研究会東京公演 -東京若手能-』が2023年2月25日(土)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月10日(火)10:00より発売開始です。カンフェティにて1月10日(火)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 国立能楽堂では、養成事業の一環として、次代を担う若手能楽師が集う「能楽若手研究会」通称「若手能」を、京都・大阪・東京の三都市で開催しております。平成3年度に始まった本公演も31回と回を重ねてまいりました。今回は能楽(三役)研修修了者をはじめ、若手能楽師たちの研鑽の成果をご披露するため、能楽若手研究会東京公演(東京若手能)を開催いたします。【番組】能『杜若』(かきつばた) 坂 真太郎(観世流)狂言『因幡堂』(いなばどう) 内藤 連(和泉流)能『通小町』(かよいこまち) 澤田 宏司(宝生流)※字幕表示あり(日本語・英語)※内容・日程に一部変更の場合もございます。予めご了承下さい。公演概要『第31回能楽若手研究会東京公演 -東京若手能-』公演日時:2023年2月25日(土)午後12時開場/午後1時開演(終演予定:午後4時10分頃)会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■チケット料金正面:3,500円脇正面:3,000円(学生2,100円)中正面:2,300円(学生1,700円)(全席指定・税込)※カンフェティ取扱は中正面(2,300円)のみ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月10日株式会社真花(所在地:東京都品川区)代表取締役の紀井規子は「能のみちを伝えたい」をスローガンにして、日本が世界に誇る伝統芸能である能楽を発信するために、2020年より演能会を毎年企画開催しております。この度、能楽の魅力を国内外問わず広く伝えるプロジェクトを立ち上げ、開催運用資金調達のためのクラウドファンディングを「READYFOR」にて2022年12月31日(土)まで受付しております。「READYFOR」クラウドファンディングサイト ■プロジェクトを立ち上げたきっかけ日本の伝統芸能であり、また他の芸能にも多大な影響を与えてきた能楽の持つ魅力を、国内外を問わず一人でも多くの方々にお伝えしたいという願いでこのプロジェクトを立ち上げました。地球規模での情報が流通する現代では、国内はもちろんですが、これからは海外の皆さまにも日本文化の精髄を理解していただく、それも日常のライブ感覚でその良さを感じでいただくことが国際交流の推進にとって重要であると考えています。今回で3回目となる真花演能会は、これまでと同様に海外のお客様にも鑑賞していただくという前提で、WEB、プログラムなどあらゆるツール制作に英語表記をしていきます。また同時制作する映像にも英語字幕を付けて海外への発信を実施します。これらのツール制作や翻訳対応、海外交渉には、チケット収入では賄えない資金が必要です。ご賛同いただく皆様からの応援を期待しております。■リターンについて3,000円 :真花マスキングテープ3種類、真花ファイル10,000円 :花マスク1枚(表地シルク100%/中地コットン100%・裏地コットン100%)10,000円 :真花シャツ(素材コットン100%)10,000円 :お能かるた(五番)お能のかるた第一弾、人気曲5番をお作りしました30,000円 :花包(真花)(サイズ:45×45センチ(小ふろしき) 絹100%)30,000円 :真花アート・木版画(版画フレーム無し)サイズ 120x160ミリ素材: 越前和紙(人間国宝・九代目岩野市兵衛作)50,000円 :真花アート・木版画(版画フレーム有り)サイズ 223ミリx280ミリ素材 越前和紙(人間国宝・九代目岩野市兵衛作)50,000円 :宝生会 五雲能チケット(2023年自由席2枚)宝生能楽堂の定期公演のチケットです。7月、8月以外の毎月第3土曜日に開催1,000,000円:原寸大完全復刻版・平安時代の国宝絵巻「地獄草紙 餓鬼草紙」※プロモーションビデオ ※記載の価格はすべて消費税を含みます。■支援いただく公演タイトル: 能のみちを伝えたい ~踊りと舞の競演~「小袖曽我」2022年11月26日(土)14:00~会場 : 矢来能楽堂価格 : SS席9,000円・S席7,000円・A席5,000円・学生席3,000円※記載の価格はすべて消費税を含みます。*今回の演能会の演目は、室町時代に発祥した能楽、江戸時代に花開いた歌舞伎の音楽である長唄と舞踊で構成されています。異なる二つの伝統芸能を組み合わせるという初の試みにより、同じルーツをもつ題材としての曽我兄弟の仇討ちが一層興味深く受け止められ、幅広い感動を与えるものと願っています。11月26日公演案内(表)11月26日公演案内(裏)■会社概要商号 : 株式会社真花代表者: 代表取締役 紀井規子所在地: 〒142-0064 東京都品川区旗の台3-6-1設立 : 2018年12月URL : ■参考資料動画第一回真花演能会開催動画 第二回真花演能会 能「野宮」講座解説 竹本幹夫(Takemoto MIKIO)早稲田大学名誉教授聞き手 松廼家八好(Matsunoya HACHIKOU)幇間前編 後編 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社真花担当:紀井規子TEL :090-4703-6989FAX :03-3785-2288 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月14日バッハ調の能管や仮面ライダーの楽曲などを現代能楽の上演形式で堪能一般財団法人 伝統文化創造推進機構主催、『能舞コンサート』が2022年12月3日(土)に矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにて10月25日(火)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 重要無形文化財(能楽・総合指定)2名が出演する豪華な舞と演奏「能舞コンサート」を、国の登録有形文化財「矢来能楽堂」で上演!この公演一つで、無形文化財・有形文化財の両方が堪能できます。邦楽器×洋楽器、能囃子×バッハのコラボ演奏で、花の精霊や黄泉の世界の者が舞台に立ち現われ美しく舞う。東西の文化が交錯し、あの世とこの世がまじりあう、幻想と超絶技巧の舞と演奏の世界、ここでしか見られない一風変わった能楽の舞台をお見逃しなく!「能舞」とは現代における能楽の上演形式の1つ。古い能楽の上演形式においては狂言と合わせて丸一日かけて上演していたが、能という芸術のエッセンスや演者の技術を気軽に楽しめるように、仕舞や舞囃子など簡略化した上演形式が編み出されてきた。今回上演する「能舞」においては、これら既存の形式とは異なり、装束も面もつけて舞う特殊な上演形式で、本格的で美しい能の世界を、シテ方の舞を中心に堪能できるところが特徴である。出演者プロフィール【能舞】勝海 登(Katsumi Noboru)観世流シテ方重要無形文化財総合指定保持者國學院大学卒業。東京藝術大学卒業。フランス・イタリア・ベルギー・インド・オーストラア・ロシア・アメリカ・カザフスタン・キルギス共和国・ウズベキスタン・モザンビークでの海外公演。能楽協会会員・日本能楽会会員・元カザフ国立藝術大学客員教授・(一社)伝統文化創造推進機構理事(著書)「一芸の花」 【能管、篠笛、田楽笛、リコーダー、角笛】一噌 幸弘(Isso Yukihiro)安土桃山時代より続く能楽一噌流笛方 15 代目。能楽古典の他に、篠笛や自ら考案した田楽笛、リコーダー、角笛などを演奏。能楽の音楽をもとにした世界で唯一無二の音楽をつくっている。 共演者は、交響楽団、金聖響、佐渡裕、石川さゆり、デーモン閣下、村治佳織、山下洋輔、セシル・テイラー、エヴァン・パーカー等ジャンルを問わず、俳優、舞踊家等、各界アーティストとの共演、自作曲の提供、楽曲アレンジも多数。テレビ朝日「題名のない音楽会」、 NHK ラジオ深夜便「にっぽんの音」等メディアにも多数出演。2011年第24回音楽賞クラシック部門コンサート・パフォーマンス受賞。日本文化藝術財団第二回「創造する伝統賞」 受賞。重要無形文化財総合指定保持者公式サイト 【尺八】辻本 好美(Tsujimoto Yoshimi)東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻(琴古流)卒業。これまでに早乙女太一、ももいろクローバーZ、細川たかし、福田こうへい他のバックサポートはじめ、2016年に「Bamboo Flute Orchestra」として初の女性ソロ尺八奏者としてメジャーデビュー「SHAKUHACHI」をリリース。2019年には第3回野口英世アフリカ賞授賞式にて天皇皇后両陛下はじめ、各国首脳陣の前にて演奏の名誉を賜る。数少ない女性尺八奏者として、尺八の奥深い魅力と可能性を日本から世界へ発信中。伝統楽器をもっと身近に・・・という想いの下、多方面で活動中。 【ヴァイオリン】磯部 舞子(Isobe Maiko)5歳の時「ばいよりん」という語感に惹かれ「バイオリン」を習うことを決める。面白そう!好き!に対して貪欲に生きることをモットーに、エネルギーに満ちた素晴らしい人々と、時には会場を走り回りながら弾くほど元気に楽しく演奏する日々を過ごしている。これまでにご一緒してきた尊敬する大好きなミュージシャン達は伊藤多喜雄、一噌幸弘、早川義夫、中川五郎、小山卓治、石川浩司、林正樹、ハシケン、伊藤ヨタロウ(メトロファルス)、チャラン・ポ・ランタン、松尾スズキ(演劇)などなど。【邦楽打楽器奏者】望月 太喜之丞(Mochizuki Takinojo)小鼓、大鼓等、日本の伝統的な打楽器の演奏を専門とし、古典から現代音楽まで広範囲に活動を続けている。また、豊富な海外渡航経験による国際交流や、更新の育成にも力を入れており民俗芸能としての邦楽と邦楽打楽器の可能性を追求している。 【タブラ】吉見 征樹(Yoshimi Masaki)タブラの大御所、故ウスタッド・アララカ・カーン師、ウスタッド・ザキール・フセイン師に師事。あらゆるジャンルのミュージシャン、アーティストとのコラボ多数。近年では俳優としても活動の幅を広げている。 公演概要『能舞コンサート』公演日時:2022年12月3日(土)13:30開場/14:00開演会場:矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)■出演者勝海 登一噌 幸弘辻本 好美磯部 舞子望月 太喜之丞吉見 征樹■チケット料金全席指定:5,000円(税込)※未就学児の入場はご遠慮ください主催:一般財団法人 伝統文化創造推進機構企画協力:幸弘の会制作協力:オフィス虎丸 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月07日一般社団法人東京能楽囃子科協議会主催『12月定式能』が2022年12月14日(水)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 囃子方の亀井忠雄、大倉源次郎、狂言方の野村萬氏と人間国宝保持者による次世代の能楽師たちへの芸の伝承を目指します。囃子方の重鎮と若手の共演など、能楽界のスケールの広い共演をお楽しみください。12月定式能番組【素囃子】早笛【居囃子】観世流〈白髭 サシクセ〉【舞囃子】観世流〈葛城 大和舞〉【舞囃子】観世流〈山姥 立廻入〉【狂言】和泉流〈茶壷〉【一管】羯鼓【一調】喜多流〈三輪〉【能】喜多流〈小督〉一般社団法人東京能楽囃子科協議会能楽囃子方(笛・小鼓・大鼓・太鼓)が主催し、当会ならではの多彩な番組を企画しています。理事:観世新九郎・鵜澤洋太郎・小野寺竜一・柿原弘和・柿原光博・梶谷英樹公演概要一般社団法人東京能楽囃子科協議会『12月定式能』公演期間:2022年12月14日(水)12:30開場/13:30開演(※上演時間:3時間10分)会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■出演者【素囃子】早笛笛髙村裕小鼓飯冨孔明大鼓大倉栄太郎太鼓姥浦理紗【居囃子】観世流白髭 サシクセ地謡坂口貴信川口晃平鵜澤光武田祥照笛寺井義明小鼓大倉源次郎大鼓亀井忠雄【舞囃子】観世流葛城 大和舞シテ 鵜澤久地謡観世喜正坂口貴信川口晃平鵜澤光武田祥照笛一噌庸二小鼓大山容子大鼓佃良太郎太鼓小寺佐七【舞囃子】観世流山姥立廻入シテ観世淳夫地謡観世喜正坂口貴信川口晃平鵜澤光武田祥照笛小野寺竜一小鼓飯田清一大鼓柿原孝則太鼓大川典良【狂言】和泉流茶壷シテ野村萬アド野村万蔵野村万之丞【一管】羯鼓笛中谷明【一調】三輪シテ友枝雄人大鼓大倉慶乃助【能】喜多流小督シテ狩野了一ツレ佐藤寛泰佐々木多門ワキ御厨誠吾アイ野村挙之介後見中村邦生友枝雄人笛松田弘之小鼓曽和正博大鼓亀井洋佑地謡香川靖嗣大村定長島茂金子敬一郎内田成信大島輝久友枝真也佐藤陽■スタッフ演能委員:大倉慶乃助・栗林祐輔・森貴史・林雄一郎■チケット料金S席:9000円A席:7000円B席:5000円学生席:2000円(全席指定・税込)※学生券は当日、受付にて学生証をご提示ください。(未就学児の入場はご遠慮いただいております) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月26日一般社団法人鸞ノ会主催『第28回鸞ノ会』が2022年11月26日 (土)に梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2-6-14)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて9月15日(木)0:00より発売開始です。カンフェティにて9月15日(木)0:00よりチケット発売開始 公式ホームページ <番組>解説能楽評論家羽田昶能「三輪白式神神楽」シテ角当直隆狂言「伊呂波」シテ(子)山本則匡能「唐船」シテ角当行雄見どころ【唐船】本来、能の舞は、三間四方ある能舞台を使って舞いますが、唐船では、舞台上にある作り物の船の 舳先(畳半畳分程しかない場所)で、楽という舞を舞います。【三輪】三輪明神の厳かな雰囲気を見どころ多い舞と、囃子と謡の緩急にて、表現しています。一般社団法人鸞ノ会一般社団法人鸞ノ会は、前身の「鸞ノ会」の理念ー伝統芸能である能楽の伝承と能楽師の育成を図ることを、目的に設立しました。さらに発展させる為、国内外の舞台公演を企画運営しております。公演概要一般社団法人鸞ノ会『第28回鸞ノ会』公演日:2022年11月26日 (土)会場:梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2-6-14)■出演者角当行雄 / 角当直隆 / 山本則匡 / 梅若桜雪 / 他■スタッフ一般社団法人鸞ノ会■公演スケジュール11月26日12時開場13時開演解説13時20分能三輪白式神神楽15時00分休憩15時20分狂言伊呂波15時30分能唐船16時50分終演予定■チケット料金S席:10,000円A席:8,000円(S席指定席/A席自由席・税込)<カンフェティ限定>A席 8,000円 → カンフェティA席 7,000円!(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月15日能楽師・武田宗典、ヴァイオリン・篠崎“まろ”史紀、ソプラノ・森谷真理、クラリネット・金子 平各界の実力派が集結主催:文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会/東京アート&ライブシティ構想実行委員会 、『王子ホール×観世宗家監修 東京アート&ライブシティの挑戦「ADACHIGAHARA」-銀座の闇に鬼が棲む』が2022年10月11日(火)に王子ホール (東京都中央区銀座4-7-5)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて8月22日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて8月22日(月)10:00よりチケット発売開始 東京アート&ライブシティ WEBサイト 能とクラシック音楽が紡ぐ鬼女伝説「安達原」 進化する舞台・・・儚き世で今日も独り糸を繰る、私は鬼か人間か…。歌舞伎、漫画、オペラ等、あらゆる作品に姿を変えて人々を魅了してきた安達原の鬼女伝説。そこに棲むのは鬼女か、はたまた…。「はごろも」に続く東京アート&ライブシティ・王子ホール×観世能楽堂の挑戦がつづく。出演者・スタッフプロフィール武田宗典 Munenoi Takeda (能楽師シテ方観世流)(公社)能楽協会会員。重要無形文化財総合指定保持者。(ー社)観世会理事。早稲田大学第一文学部演劇専修卒。父・武田宗和及びニ十六世観世宗家・観世清和に師事。2歳11か月で初舞台、10歳で初シテ(主役)、以後、「石橋」「乱」「道成寺」「望月」「翁」等を披く。海外公演多数。2014年アメリカにて、能と現代オペラのニ部作競演『Tomoe&Yoshinaka』を企画し、両作品で主演を果たす。2021年(ー社)EXTRAD主催公演において、試作能「桃太郎」を製作・主演。『武田宗典之会』主宰。舞台公演の他、「謡サロン」等の能楽講座・ワークショップを国内外で多数開催している。篠崎“まろ"史紀 Fuminori Maro Shinozaki (ヴァイオリン)愛称“まろ"。NHK交響楽団第1コンサートマスター。3歳より父にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。高校卒業後ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要コンクールで数々の受賞を果たす。1988年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て、97年に34歳でNHK交響楽団コンサートマスターに就任。以来“N響の顔”として国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサ工ティの音楽監督、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。2020年度第33回ミューシック・ペンクラブ音楽賞受賞。森谷真理 Mari Moriya (ソプラノ)ニューヨークのマネス音楽院修了。メトロポリタン歌劇場にて2006年に《魔笛》夜の女王で大成功を収めたのをはじめ、リンツ州立劇場の専属歌手を務め、近年ではドイツのザクセン州立歌劇場で《蝶々夫人》に主演。国内外の著名指揮者および主要オーケストラとの共演も多い。2019年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱を務めた。名古屋音楽大学准教授、東京藝術大学講師、洗足学園音楽大学講師。 金子 平 Taira Kaneko (クラリネット)1984年、埼玉県所沢市生まれ。東京藝術大学、2005年から独リューベック国立音楽大学で学び、12年同大学院卒業。01年ヤング・クラリネッティストコンクール・ヤングアーティスト部門第1位。06年日本音楽コンクール第1位、併せてE.ナカミチ賞、岩谷賞(聴衆賞)。08年ヴィースパーデン・モーツアルト・コンクール第1位、同年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで日本人初の第3位入賞、09年ルイ・シュポーア・メダルなど受賞多数。09年から12年までリューベック歌劇場管弦楽団(リューベック・フィル)でクラリネット奏者を務めた。NHK-FM番組、木曽音楽祭、東京・春・音楽祭などに出演。現在、読売日本交響楽団首席クラリネット奏者、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。加藤昌則 Masanori Kato (作曲家)東京藝術大学作曲科首席卒業、同大学大学院修了。作品はオペラ、管弦楽、合唱曲など幅広く、創意あふれる編曲にも定評がある。多くのソリストに楽曲を提供、共演ピアニストとしても評価が高い。独自の視点、切り口で企画する公演やクラシック講座などのプロデュースカにも注目を集めている。NHK-FM「鍵盤のつばさ」番組パーソナリティー。長野市芸術館レジテント・プロデューサー。ひらしん平塚文化芸術ホール音楽アンバサダー。家田 淳 June lyeda (演出)10代をアメリカで過ごす。国際基督教大学卒業。エディンバラ大学留学。英ロイヤルオペラハウスにて研修。東京二期会、新国立劇場他で世界的な演出家の演出助手を多数務めたのち、オペラ、コンサート、ミュージカルを中心に構成・翻訳・台本・演出を手掛ける。近年はオペラの日本語と英語の字幕製作も数多く担当。洗足学園音楽大学准教授。公演概要王子ホール×観世宗家監修 東京アート&ライブシティの挑戦「ADACHIGAHARA」-銀座の闇に鬼が棲む公演日時:2022年10月11日(火)開場 18:15 / 開演 19:00会場:王子ホール (東京都中央区銀座4-7-5)■出演者武田宗典(能楽師シテ方観世流)篠崎“まろ”史紀(ヴァイオリン)森谷真理(ソプラノ)金子 平(クラリネット)*出演者によるアフタートークあり里女/鬼女:武田宗典ワキ:森 常好ワキツレ:舘田善博アイ:野村太一郎 地謡:岡 久広・関根知孝・藤波重孝・角幸二郎・坂井音雅・清水義也・木月宣行・武田祥照後見:武田宗和・山階彌右衛門 笛:杉信太朗/小鼓:田邊恭資/大鼓:亀井広忠/太鼓:小寺真佐人ヴァイオリン:篠崎“まろ”史紀/ソプラノ:森谷真理/クラリネット:金子 平■スタッフ作曲:加藤昌則演出:家田淳照明:芥川久美子舞台監督:堀井基宏■チケット料金全席指定:6,000円(税込)当日券:6,000円(税込)※未就学児の入場はお断りいたします主催:文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会/東京アート&ライブシティ構想実行委員会後援:中央区/千代田区(申請中)/全銀座会(申請中)文化庁 令和4年度戦略的芸術文化創造推進事業助成:アーツカウンシル東京・東京芸術文化魅力創出 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月22日山口県宇部市で活動する能楽師・奥川恒治初の能楽公演主催能のHana主催、『能楽初心者のための鑑賞会』が2022年10月10日 (月・祝)に宇部市文化会館文化ホール(山口県宇部市朝日町8番1号)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて8月8日(月)より発売開始です。カンフェティにて8月8日(月)よりチケット発売開始 公式ホームページ 古典はかくも面白い!2018年より山口県宇部市で能楽普及活動を行ってきた奥川恒治(観世流シテ方能楽師・重要無形文化財総合指定)が今回初めて能楽の公演を行います。能楽初心者でも能に親しんでもらえるよう解説動画をご用意したり、ご来場いただきやすいよう学生券・団体割引などもご用意するなど、宇部市の皆様に楽しんでいただける公演を開催したいと思っています。本公演は能楽を初めて見る方必見の、わかりやすく、面白い公演です。解説を聞いて見どころを知ったら、楽しんでご覧ください。能「土蜘蛛」は源頼光率いる鬼狩り部隊が、妖怪土蜘蛛を退治する物語です。妖怪土蜘蛛から次々と繰り出される蜘蛛の糸と頼光家臣団との大バトルが見ものです!<番組>解説:奥川 恒治狂言「棒縛」次郎冠者:善竹 十郎太郎冠者:善竹大二郎主人:野島 伸仁能「土蜘蛛」怪僧・妖怪土蜘蛛:奥川 恒治源頼光:永島 充胡蝶:佐久間二郎頼光の従者:奥川 恒成独武者:野口能弘独武者の従者:野口 琢弘・吉田 祐一独武者の下人:善竹大二郎笛:栗林 祐輔小鼓:清水 和音大鼓:佃 良太郎太鼓:姥浦 理紗後見:遠藤 喜久・桑田 貴志地謡:駒瀬 直也・中森 貫太・鈴木 啓吾・小島 英明・中森健之介・石井 寛人奥川恒治(おくかわこうじ)プロフィール観世流シテ方能楽師。神楽坂(東京都)の矢来能楽堂を中心に国内外での公演多数。2018年より宇部でのお稽古を開始。宇部華友会を発足・主催。以降、毎月宇部市ココランドにてお稽古を続けており、学校での公演も積極的に行い、宇部市の能楽愛好者を増やすべく活動しています。重要無形文化財総合指定保持(社)日本能楽会会員(公社)観世九皐会会員(公社)能楽協会会員【能のHana観世流能楽師奥川恒治】 公演概要『能楽初心者のための鑑賞会』開催日時:2022年10月10日 (月・祝)13:30開場/14:00開演会場:宇部市文化会館文化ホール(山口県宇部市朝日町8番1号)■チケット料金S席5,000円A席4,000円B席3,000円(全席指定・税込)※団体割引・学生券あり。お申し込みは能のHana・宇部市文化創造財団まで【グループでおトク!】5人以上のグループで、おひとりさま1,000円の割引。お得に能楽鑑賞を!※団体割引をご希望の方は、能のHana事務局、または宇部市文化創造財団へお申し込みください。・能のHana事務局090-6176-0848(10:00~19:00)・宇部市文化創造財団0836-35-3355(9:00~17:00)主催:株式会社能のHana協力:宇部華友会・宇部市文化創造財団後援:宇部市・宇部市教育委員会・(株)宇部日報社 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月05日東京能楽囃子科協議会『東京能楽囃子科協議会9月定式能』が2022年9月14日(水) に国立能楽堂(東京都渋谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 囃子方主催公演ならではのバラエティーに富んだ演目。人間国宝(三島元太郎/太鼓)の出演も注目です。9月定式能【舞囃子】金剛流〈淡路 急々之舞〉【連調】宝生流〈松虫〉【一調】下掛宝生流〈船弁慶〉【狂言】大蔵流〈鳴子遣子〉【能】宝生流〈井筒 物着〉公演概要東京能楽囃子科協議会『東京能楽囃子科協議会9月定式能』公演日:2022年9月14日(水) 17:30開場/18:30開演会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■出演者【舞囃子】金剛流〈淡路 急々之舞〉: 金剛龍謹、豊嶋晃嗣、宇高竜成、坂本立津朗、元吉正巳、熊本俊太郎、森澤勇司、柿原光博、桜井均【連調】宝生流〈松虫〉: 小倉伸二郎、田崎甫、住駒匡彦、森貴史、曽和伊喜夫、大村華由【一調】下掛宝生流〈船弁慶〉: 大日方寛、三島元太郎【狂言】大蔵流〈鳴子遣子〉: 大藏彌右衛門、大藏彌太郎、大藏基誠【能】宝生流〈井筒 物着〉: 金井雄資、森常好、宝生和英、山内崇生、武田孝史、小倉健太郎、小倉伸二郎、和久荘太郎、澤田宏司、東川尚史、藪克徳、田崎甫、八反田智子、鵜澤洋太郎、國川純■スタッフ演能委員: 大倉慶乃助、栗林祐輔、森貴史、林雄一郎■タイムテーブル2022年9月14日(水)18:30開演※開場は、開演の60分前■チケット料金S席9000円 A席7000円B席5000円 学生席2000円(全席指定・税込)■団体概要一般社団法人東京能楽囃子科協議会能楽囃子方(笛・小鼓・大鼓・太鼓)が主催し、当会ならではの多彩な番組を企画しています。理事: 観世新九郎、鵜澤洋太郎、小野寺竜一、柿原弘和、柿原光博、梶谷英樹 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月01日ゲスト講演にお茶の水女子大学名誉教授の荻原千鶴先生を迎えて能楽の有名演目を上演YOKOクラブ主催、『第2回 伶以野陽子後援会 能楽公演』が2022年11月5日 (土)に梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2-6-14)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 古典の研究者である、お茶の水女子大学名誉教授の荻原千鶴先生にご登壇頂き、難解と思われがちな古典の世界をわかりやすく感じて頂きます。そして伊勢物語を典拠としている、世阿弥の最高傑作、「井筒」の世界を身近に感じて頂ければと考えています!梅若桜雪先生(実改メ)の謡は必聴です!!!【主な演目】14:00~〇開会の挨拶YOKOクラブ事務局長井上 方木〇ご挨拶&演目紹介伶以野 陽子*対談伶以野 陽子&荻原 千鶴〇講演「古典文学の世界」荻原 千鶴(お茶の水女子大学名誉教授)休憩〇仕舞「絃上」レイヤー ザッカリー翔〇狂言「文荷」シテ(太郎冠者)中村 修一アド(主)月崎 晴夫、小アド(次郎冠者)岡 聡史15:30~17:20〇能「井筒」シテ伶以野 陽子ワキ森 常好間内藤 連笛竹市 学小鼓曽和 正博大鼓高野 彰後見梅若 長左衛門、松山 隆之地謡梅若 桜雪、松山 隆雄、梅若 紀彰、川口 晃平、内藤 幸雄、小田切 亮磨プロフィール【伶以野 陽子(レイヤー ヨウコ)プロフィール】五十六世梅若六郎師(現 梅若桜雪師)に師事、内弟子入門を経て、シテ方観世流師範免許取得公益財団法人梅若会所属公益社団法人能楽協会正会員東京支部シテ方観世流能「羽衣」「清経」「殺生石」「敦盛」「船弁慶」「養老」「小鍛冶」「鵺」「八島」「葵上梓之出」等緑耀会(ろくようかい)主宰(東京緑耀会・香川緑耀会)2018年 第14回ブルーポラリス賞優秀新人賞受賞2020年9月 YOKOクラブ(伶以野陽子後援会)発足2021年11月 第一回伶以野陽子後援会能楽公演 主催 YOKOクラブ梅若能楽学院会館、世田谷区、香川県などのお稽古場、オンラインにて能楽教室開講中世界に向けた英語による能楽ワークショップ開催や、伝統文化の次世代への継承していく活動に取り組み、レクチャー、イベント開催、動画制作と幅広く活動中。G7香川・高松情報通信大臣会合懇親会レセプションにて舞囃子「八島」国立能楽堂主催外国人のための能楽公演解説、公演事前レクチャー講師志度寺縁起絵図修復記念事業装束付舞囃子「海人」新作能「マリーアントワネット」薔薇の精役(東京・パリ公演)川井郁子音楽舞台&コンサート「月に抱かれた日・序章」など【荻原 千鶴(オギハラ チヅル)プロフィール】お茶の水女子大学卒業、同大学大学院博士課程修了。博士(人文科学)。お茶の水女子大学に教員として31年間在職。停年退職して、現在はお茶の水女子大学名誉教授。専門は日本上代文学(『古事記』『日本書紀』『万葉集』「風土記」等)。主な著書・論文に、『日本古代の神話と文学』『出雲国風土記 全訳注』『兼永本古事記・出雲国風土記抄』「文学のなかの女性、女性による文学」「大伴旅人―<遊於松浦河><龍の馬>と『楚辞』―」など。第5回上代文学会賞、第14回日本古典文学会賞を受賞。社会活動として、上代文学会代表理事・文部科学省文化審議会委員・島根県奥出雲町特別顧問など。お茶の水女子大学停年退職後は、大阪府高齢者大学校、宮崎県県民大学、朝日カルチャーセンター千葉など、各地で講演活動中。公演概要YOKOクラブ『第2回 伶以野陽子後援会 能楽公演』公演日時:2022年11月5日 (土)13:30開場/14:00開演会場:梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2-6-14)■出演者井上方木伶以野陽子荻原千鶴(お茶の水女子大学名誉教授)レイヤーザッカリー翔中村修一月崎晴夫岡聡史森常好内藤連竹市学曽和正博高野彰梅若長左衛門松山隆之梅若桜雪松山隆雄梅若紀彰川口晃平内藤幸雄小田切亮磨■チケット料金指定席:5,000円自由席:4,000円学生料金:3,000円 ※自由席のみ/公演当日、学生証をご持参ください。(価格は全て税込)主催:YOKOクラブ協賛:牟礼の里 郷屋敷 ・高松シティホテル ・名物かまど協力:東京・香川緑耀会 アイシテ香川制作・映像企画宣伝・LIVE配信:PLayer Productions 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月01日宝生流・金井雄資、狂言・野村萬斎、喜多流・塩津圭介、観世流・観世喜正ら出演決定公益社団法人能楽協会・公益社団法人観世九皐会主催、『日本全国能楽キャラバン! in 札幌』が2022年8月31日 (水)に札幌市教育文化会館 大ホール(北海道札幌市)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 昨年に続き、「日本全国能楽キャラバンin札幌」が開催決定!本年は、宝生流・金井雄資、狂言の野村萬斎、喜多流・塩津圭介、観世流・観世喜正らが出演。みな、長年にわたって札幌で能楽公演に出演し、また愛好者の稽古を行うなど、所縁のある能楽師である。人間国宝の亀井忠雄(大鼓)や大倉源次郎(小鼓)も出演。【番組】能「乱」: 金井雄資(宝生流)狂言「法師ヶ母」: 野村萬斎仕舞「玉之段」: 塩津圭介(喜多流)能「安宅」: 観世喜正(観世流)/ほか公演概要『日本全国能楽キャラバン! in 札幌』公演日時:2022年8月31日 (水)17:45開演(16:45開場)会場:札幌市教育文化会館 大ホール(北海道札幌市中央区北1条西13丁目)■チケット料金S席:6,000円A席:4,000円B席:2,000円(全指定席・税込)【主催】公益社団法人能楽協会・公益社団法人観世九皐会【共催】札幌能楽会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月07日映画『犬王』が2022年5月28日(土)公開。古川日出男原作の「平家物語 犬王の巻」が、湯浅政明監督によって、長編アニメーション化される。平家物語で描かれた能楽師・犬王がアニメーション映像化映画『犬王』は、実在の能楽師・犬王をモデルに、 “能楽”をミュージカルアニメーション化した長編作品だ。主人公の犬王は、観阿弥・世阿弥とともに、南北朝~室町時代を生きた能楽師であるが、彼が描いた作品は、現在にまでいっさい残されておらず、謎に包まれた人物。三代将軍・足利義満の愛顧を受け、観阿弥、世阿弥よりも贔屓にされていたといも言われているが、その詳細は明らかになっていない。映画『犬王』では、600年の時の中で消えつつも、今にまでその名を残す犬王のわずかな歴史を着想源に映像化。軍記物の名作「平家物語」全訳のスピンオフ作品とも言われる、古川日出男の『平家物語 犬王の巻』を日本のトップクリエイターたちが、映像として蘇らせる。世界最古のミュージカルとも言われる「能楽」に、現代のロックンロールやオーケストラサウンド、野外フェスの仕掛けなどを掛け合わせて、新感覚のミュージック・アニメーションを作り出す。映画『犬王』登場キャラクター■犬王(声:「女王蜂」のボーカル・アヴちゃん)謎に包まれた実在の能楽師。猿楽能の一派・比叡座の棟梁を父に持ち、能楽の一座に生まれるが、生まれたときから異形の子であったため、その顔は瓢箪の面で隠され、犬のように屋外に放り出され育てられる。琵琶法師の少年・友魚(トモナ)と出会い、力強い舞で自らの人生を切り拓いていく。■友魚(声:森山未來)平家の呪いによって盲目になった少年。琵琶法師・谷一(たにいち)と出会い、弟子になり都に向かう。能を舞う犬王と出会い、意気投合した二人は型破りな演目と自由奔放な演奏スタイルで、独自のパフォーマンスを披露。名を友有(トモアリ)に改め、犬王とともに、唯一無二のエンターテイナーとしての人生を紡いでいく。■足利義満(声:柄本佑)室町幕府の将軍。犬王・友有を招き、能楽のステージを用意する。■犬王の父(声:津田健次郎)猿楽能の一派・比叡座の棟梁。異形の子である犬王に稽古をつけず、犬のように屋外に放り出して育てる。■友魚の父(声:松重豊)平家と共に海に没したという三種の神器の一つ「剣」を探し、海に出るも、その剣に宿る呪いを浴びて命を落とす。映画『犬王』あらすじ室町時代、平家の骸と遺物が今も海中に眠る壇ノ浦に、ひとりの少年・五百の友魚(イオノトモナ)が暮らしていた。ある日、友魚とその父親は、平家と共に海に没したという三種の神器の一つ「剣」を探しに海に出た。しかし、友魚の父はその剣に宿る呪いを浴びて命を落とし、友魚は両目の視力を失ってしまう。都には、またひとり別の少年=犬王がいた。能楽の一座に生まれながらも、異形の子であったその少年は、瓢箪の面でその顔を隠され、犬のように屋外に放り出され育てられていた。稽古をきちんと受けず、見よう見まねで能を学び、その特異な体つきを活かして人とは違う舞を舞う。ある日、琵琶法師になった少年・友魚と犬王が出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。「ここから始まるんだ俺たちは!」壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。そして、琵琶法師となり、琵琶を掻き鳴らして、異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚の時を超えた友情物語が描かれる。「女王蜂」アヴちゃん×森山未來がW主演犬王役は「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんが、友魚役は俳優の森山未來が務める。2人が共演するのは、映画『モテキ』以来10年ぶりのことだ。アヴちゃんコメント普段女王として生きているわたしが、今回「王」として生きる機会を頂きました。「犬王」。まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。森山未來コメント現存する能楽が確立される前なのだから自由な発想で演じられていい、という考えのもとに湯浅監督が生み出したぶっ飛び能楽アニメーション「犬王」。琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる「能楽」の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか。映画『犬王』アヴちゃん×森山未來にインタビューQ:「歴史に隠された能楽師」犬王はこのキャッチコピーがかっこいいですよね。森山:年齢も何もかも不明なんですけど、「犬王」という存在がいたということはわかっている。能を大成させた観阿弥・世阿弥と同じ時代に一世を風靡していた、その史実が残っていることだけでも、やっぱり尋常じゃない表現者だったのだろうと妄想が膨らみますよね。アヴちゃん:名前しか残っていない。でも、名前を残すことができたっていう強さ、これにすごくロマンを感じます。史実には何も残っていないけど、犬王という存在によって(能の世界に)何かが生まれているように思いますね。Q:表現者として見たときに、犬王の好きなところは?森山:犬王には、特別な身体的・音楽的な表現があったんだろうなということが想像できます。犬王と観阿弥・世阿弥の関係性を考えると、能というものを言語化・システム化したのが観阿弥・世阿弥だったとしたら、他には絶対できない表現や、独自の言語を発掘しようとしていたのが犬王。現代においても、アンダーグラウンドやサブカルチャーでうごめいているものって、下から突き上げる強いエネルギーがあって、それが吸い上げられて、メジャーカルチャーに影響を与えていると思うんです。このメインカルチャー・サブカルチャーの構図を(犬王の世界に)当てはめると、犬王という存在に、観阿弥・世阿弥たちが突き動かされていたんじゃないか…って想像して、ワクワクしてしまいます。Q:アヴちゃんは、同じ表現者として犬王をどう見ていましたか。アヴちゃん:(ここからは映画のネタバレになってしまうのですが…)約1時間半のアニメーションの中で、犬王がこれまで培ってきたものを全て捨てるシーンが紹介されます。主観性の塊のような存在だった犬王が、他者に認められ、客観的な成功を手に入れた後、全てを捨ててみせる。いまの自分だったら、この速度で同じように捨てることはできない。この潔さが素晴らしいなと思いました。(補足:アヴちゃん演じる犬王は、将軍・足利義満の前で芸を披露した後、能楽師としてのストーリーに幕を下ろす。)Q:今回、アヴちゃんは、本格的な声優のお仕事が初めてですよね。アヴちゃん:はい。実は撮影前、(声優)アカデミーに通おうかなって思うほど、アフレコに対してビクビクしていたんです。「アーティストが声優って、どうなの?」と感じる人は一定数いると思うので、自分はアニメーションが好きだからこそ、特にそこで嫌われるのが嫌だったんです。役作りという言葉とは違うんですけど…内省的な部分に思考を巡らせて、自分が(声優として)呼ばれた意味を考えてみたんです。そのときに「あ、選ばれた意味ってここかも…」ってふっと腑に落ちて、自分の役回りを理解できて、うまく自分の舵を切れました。ここからは、聴衆を巻き込んで、先導していく犬王の歌唱ってどんなものだろうと考えて。マイクが無い時代にマイクがない状態で歌を歌い続けるということは、喉がつぶれる→スレスレの声で歌うという流れが見えてきて、最終的には、どこまで血の匂いがする歌にするかを意識しました。聴衆を圧巻させるってやっぱり声量が全てのところもあるんです。犬王は、声による波動の大きさがとてつもないキャラクターだったので、マイクなしでどこまで高められるか考えることが、役作りだったかもしれません。でも収録前に、未來氏が琵琶を習っていると聞いて、「役へのリーチの仕方がすごい!絶対負けたくない!自分も何か習わなっ!」と思ったこともありました(笑)。Q:(笑)。森山さんは、劇中の演奏も担当している琵琶奏者(後藤幸浩さん)に稽古をつけてもらったそうですね。森山:役作りとか大層なことは考えていなくて。琵琶を触るなんて通常の生活ではなかなかないことじゃないですか。自分のやってみたいことと役がハマるときは、とりあえず手を出してみるクセがあるんです。今回、声優のお話をいただいた段階では、どんな音楽になるのかが具体的に決まっていなかったからこそ、琵琶法師の役として、琵琶をやっておいたほうがいいんだろうなっていうぐらいの思いから稽古を始めました。Q:実際に琵琶を体験してみて感じたことは?森山:面白かったのは、琵琶というものの扱われ方です。琵琶は、歌うことと弾くことを同時に行う楽器で、琵琶を弾くだけの人、琵琶に合わせて歌うだけの人も基本的にはいません。なので、語りと演奏が全部一体になっている。ドレミファソラシドのような音階もあるにはあるのですが厳密ではなく、抑えた弦の調子・出た音に合わせて、声を出していく。すごくシンプルでありながらも、楽器と歌が一体化する不思議な感覚。琵琶を歌い弾くという行為は、中で起きるグルーヴみたいなものを感じやすいのかもしれませんね。Q:琵琶法師に関して発見はありましたか。森山:映画『犬王』の中では、みんなで合わせて弾き、歌うシーンがありますが、本来琵琶は、誰かと弾いて歌うようなものではなかったのだと思います。日本は、文字というものが入ってくるのが遅かったので、口承の文化が絶対に強かった。琵琶法師の持つ役割は、いろんなところを旅してまわって、起こっていることを語って聞かせることだったのだと思います。そこに伴奏用弦楽器として、琵琶の存在があったのだと思います。Q:琵琶を聞いたのは、今回が初めてだったのでしょうか。森山:一度宮内庁で雅楽をきちんと聴いたことがあります。その時感じたのは、日本古来の楽器は、今僕らが「この楽器はこういう風に演奏する」って思っている使い方と全く違う形で、過去に演奏されていたということ。今は室内楽になっていますが、昔は屋外で弾いていたんだろうなと想像ができて。その音色に合わせて、お偉いさんが踊ったり、舞というものとセットで披露されたり。風の音、木々のざわめきなどと共鳴して、音の在り方としては、とても現代音楽的だったと思うんです。Q:自身の音楽観と通じるものはありましたか。森山:コンテンポラリーダンスを志向し始めた頃から、音楽と関わるときに、自分の身体と音の距離感やコンポジションみたいなものを意識するようになりました。グルーヴしている音にただ身体を揺らすのではなく、音に惹きつけられるように身体を動かしたり、身体に対して音が反応するような感覚。それはある種、日本的あるいは東洋的な間の取り方であり、こういった自分の踊りのスタンスは、雅楽の在り方と通じる部分があるのかもしれません。Q:女王蜂のボーカルとしても活躍する、アヴちゃんにとって音楽とは?アヴちゃん:とても危険なもの、自分の中では魔術であり、祈りであり、とても軽いものだとは思えなくて。自分が1曲作ったら、そのテーマや音楽は避けて通るようになりますからね(同じテーマ・音楽を作ることはしない)。何もない中で、ゼロから1を作るってすごく大変なことです。自分にとって、曲を作り歌うことは特別なこと。初めて自分で歌を書いたとき、稲妻が落ちるみたいにスパークして「うわ、ものすごく得意」って思っちゃったんです。それまで誰かの歌を歌って褒められても、「うん、ありがとう。」って思うくらいだったんですけど、自分で書いた歌を歌った時、「これを一生やっていきたい」って心から思えました。初めて自分の形を知ったような感覚ですね。劇中では、古典楽器の音色に、ロックンロールのサウンドが混じり、さながら音楽フェスのような盛り上がりに。海外の映画祭では「ロックオペラ」と呼ばれるほど、挿入歌も注目されている。Q:映画『犬王』では、アヴちゃん作詞の劇中曲がたくさん用意されていますね。アヴちゃん:アニメーターの方々など、本当にたくさんのスタッフさん、出演者さんが作品に関わっているので。平家の魂じゃないけど、彼ら全員の気持ちを成仏させる音楽にしたいなと思っていました。作詞をするにあたり、頼りになったのは湯浅監督と脚本家・野木さんのメモ。ふたりがポエティックに言葉を点で置いてくれていたので、どうやってわたしの線として描くか…と考えていました。曲を作っているときは、一から新しいことを生み出している劇中の犬王・友魚と同じようなことをしているなと感じていました。Q:今回、アヴちゃんが歌唱ディレクションも担当したそうですね。歌唱シーンのポイントは?アヴちゃん:喧嘩!(笑)Q:喧嘩?!森山:歌は喧嘩だと、僕はそのように教わりました(笑)。Q:ますます作品が気になっちゃいますね。他にも映画『犬王』の面白いポイントがあれば教えてください。アヴちゃん:(森山さん演じた)友魚の歯並びが本当にがちゃがちゃなんです。口元の寄りとか執拗にアップするシーンがあって、すきっ歯系もあれば、そびえたつ系もあるし、観ていてもう逃げられなくなりますよ。森山:収録の順序を考えると、最初は詳細な映像がないので、どんな表情で友魚が話して歌って…ってわからないような状況だったんですけど。後半の本撮りになると、映像のディテールがどんどん明らかになって、友魚の表情がわかったとき「歯がガッタガタ」だって盛り上がったよね。アヴちゃん:本当に最高!アニメーションを描くときって整えられたもので作画を描く方が楽だと思うんですよ。「ブリーチ何回やったらこの色入るの?」って思うような髪の毛ピンクのキャラクターとか、「そのプロポーション、あばら骨抜かないとできないよね。」って突っ込みたくなるようなキャラクターとか、たくさんいるじゃないですか。その感覚で友魚を見ると、カウンターパンチを食らったようなインパクト。森山:60年代のロックバンドのボーカルをちょっと彷彿とさせる。昔のPVやライブの映像とあわせて「友魚の歯は、あの中の誰かだったかもしれない」なんて想像して観てみると、面白いかもしれません(笑)。湯浅政明×松本大洋×野木亜紀子の最強クリエイタートリオで製作へ監督は、2017年に『夜は短し歩けよ乙女』と『夜明け告げるルーのうた』を続けて製作し、2019年に『きみと、波にのれたら』を公開した湯浅政明。本作は、湯浅にとって初の“能楽”アニメーションとなる。また、『ピンポン THE ANIMATION』で湯浅とタッグを組んだ漫画家の松本大洋がキャラクター原案を手掛ける。脚本を担当するのは自身初のアニメーション映画への挑戦となる野木亜紀子。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」など数々のヒット作を世に送り出している彼女が、湯浅、松本とともに“歴史に消えたポップスター”犬王の物語を紡ぐ。音楽は「あまちゃん」『花束みたいな恋をした 』の大友良英音楽は「あまちゃん」「いだてん〜東京オリムピック噺〜」『花束みたいな恋をした 』の大友良英。湯浅政明監督と初タッグとなる。【詳細】映画『犬王』公開日:2022年5月28日(土)声の出演:アヴちゃん(女王蜂)、森山未來、柄本佑、津田健次郎、松重豊原作:「平家物語 犬王の巻」古川日出男著/河出文庫刊監督:湯浅政明脚本:野木亜紀子キャラクター原案:松本大洋アニメーション制作:サイエンスSARU配給:アニプレックス、アスミック・エース
2022年05月27日一般社団法人伝統文化芸術協会(所在地:愛知県日進市、代表:瑞鳳 澄依)は、オペラ『カーリュー・リバー』を、能楽とクラシックを融合させた「ハイブリッドオペラ」として2022年3月20日に、名古屋能楽堂で開催することをお知らせいたします。イベントチラシ■オペラ『カーリュー・リバー』とはイギリスの作曲家・指揮者・ピアニストでもある、ベンジャミン・ブリテンが、1956年に来日した際に鑑賞した、日本の能楽作品「隅田川」に大いに感銘を受けて作曲した傑作オペラです。物語は、能の形式に従って男性のみが演じる4名の主要人物:修道院長(バス、語り手の役割を果たす)、狂女(テノール)、渡し守(バリトン)および旅人(バリトン)によって語られます。物語の舞台となる「隅田川」を架空の川「カーリュー・リバー」に置き換えて進行されますが、あらすじは、能「隅田川」とほぼ同じ内容になっており、一人の狂女にまつわる奇跡の物語です。今回の開催では、能を原曲とするオペラを能舞台に回帰させて、日本の伝統芸能と西洋音楽を融合させる試みとなっております。どのような化学変化が起こるのか、ぜひ皆さまご自身の目で確かめて頂ければ幸いでございます。■開催概要開催日時: 2022年3月20日(日)開場 13時30分開演 14時00分(終了予定時間 15時50分)会場 : 名古屋能楽堂(〒460-0001 名古屋市中区三の丸一丁目1番1号)アクセス: 地下鉄◆鶴舞線「浅間町」下車 1番出口より東へ徒歩10分地下鉄◆名城線「市役所」下車 7番出口より西へ徒歩12分市バス◆「名古屋城正門前」下車すぐ(栄13号系統、栄27号系統、西巡回系統)なごや観光ルートバス◆メーグル「名古屋城」下車すぐ入場料 : 特別席 8,000円(正面指定席1-3列目)A席 6,000円(正面指定席)B席 4,000円(自由席)オンライン視聴 3,000円※チケットは『メンバーペイ』より購入可能です。 協力 : なごや・万作の会後援 : 名古屋市、中日新聞社、公益財団法人名古屋市文化振興事業団■プログラム1. 解説 林 和利元名古屋女子大学文学部 教授伝承文化研究センター所長文学博士2. オペラ「カーリュー・リバー」■キャスト狂女役 山中 一馬(やまなか かずま)金春流能楽師 画像: 旅人役 森 寿美(もり としみ)バリトン 画像: 渡し守役 大槻 聡之介(おおつき そうのすけ)バリトン 画像: 修道院長役 高崎 翔平(たかさき しょうへい)バス画像: 梅若丸の霊役 束原 由貴(つかはら ゆき)ソプラノ画像: ■団体概要団体名 :一般社団法人伝統文化芸術協会代表者 :瑞鳳 澄依所在地 :〒470-0128 愛知県日進市浅田平子2丁目153番地設立 :2016年11月7日事業内容:子供向けの伝統文化の伝承、老人福祉施設、障がい者福祉施設、学校、地域交流の場へ訪問し、日本舞踊を通じ身体、脳の活性化を図るとともに、癒しによる心の活性化とケアーを目指して日々、ボランティア活動を通して社会貢献する。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月04日能楽談ディズム実行委員会主催『能楽【談】ディズム特別公演じっくり楽しむ能の世界「船弁慶」全部盛り!』が2022年4月24日(日)に矢来能楽堂(東京都新宿区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット販売中! 公式ホームページ ダンディを目指す4人の能楽師たちによるユニット「能楽【談】ディズム」がいよいよ能楽公演を開催!記念すべき第1回目の演目は、人気曲である『船弁慶』です。しかも、現行では滅多に舞台にあげないワキの『船中ノ語』と、アイにとっても最大の見せ場である『名所教』の小書(特殊演出)を付けての上演!初心者だけでなく何度も「船弁慶」の能を見てきたベテラン愛好家もじっくり楽しめる内容です。公演概要『能楽【談】ディズム特別公演 じっくり楽しむ能の世界「船弁慶」全部盛り!』公演期間:2022年4月24日(日)14:00開演会場:矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)◆演目解説能『船弁慶』壇ノ浦の合戦に於いて、平家一門を滅ぼした源義経は、その手柄がかえって兄・頼朝の疑心をかき立てることとなり、追っ手から逃れる為に都を出、津ノ国・大物の浦から西国へ落ちようとする。義経(子方)一行の出船にあたり、行く末を案じた武蔵坊弁慶(ワキ)は、これまで判官を慕ってついて来た静御前(前シテ)を都へ帰すよう主君に提言し、その了承を得る。弁慶は静の宿を訪ね、事の次第を告げるが、静は納得しない。そこで自ら義経の宿に赴いた静は、主君から直接に帰京を言い渡され涙に沈む。弁慶はめでたい門出の席だからと酒宴を開き、静に舞を所望する。静は悲しみに打ちひしがれながらも身を奮い、弁慶から渡された烏帽子を着け、昔、呉王を滅ぼした陶朱公の武勇談を元にした曲(クセ)舞で義経を励まし、名残惜しくも別れの舞(中之舞)を舞う。時は至り、出船の準備が整った。慌ただしく宿を後にする義経一行。その場に一人残された静は、烏帽子を脱ぎ捨て、涙ながらにその後を見送る。(中入)様子を見ていた船頭(アイ)は、足の速い船を用意したことを弁慶に告げる。空には一点の曇りもなく、一段の天気であったが、何故か義経は出発をためらう。それを静との別れに対する名残と考えた弁慶は、一同を励まし、船頭に命じて船を沖へ出させる。力強い地謡と囃子にのって、一旦幕にひいた間狂言が船の作り物を持って舞台に運び込み、全員の乗船を確認すると、いよいよ船を漕ぎ出す。そこで場面は一転して海上へと移る。能ならではの、巧みな時間の表現方法である。暫くは平穏な浦の波であったが、突如凄まじい風が吹き荒れ、穏やかだった海上は一変して荒波に変わる。波は荒れては鎮まり、また荒れた。そしていよいよ今までにないような大きな波が襲って来たかと思うと、果たしてそこに、かつての源氏軍との戦いで、口惜しくも海底に沈んだ平家一門の亡霊が、平知盛の亡霊(後シテ)を筆頭に、海上に浮かび上がる。「早笛」と呼ばれる、スピード感溢れる囃子にのって登場した知盛は、今こそ在りし日の恨みを晴らそうと長刀を振りかざし、さらには悪風を吹きかけ、船上の義経たちを威嚇する。混乱した中、ただ一人冷静さを失わない義経は、打ち物を抜き持ち、知盛との戦いに臨む。しかし弁慶は義経を押し止どめ、数珠を揉んで対抗する。怨霊は弁慶の法力に一度はひるむが、尚も逃すまじと太刀を抜いて追って来る。弁慶がそれを追い払い、さらに祈り退けると、さすがの知盛も次第に遠ざかり、ついには波間にその姿を消した。生者と死者という全く対照的な前シテと後シテを一人の演者が演じ分ける所に、この能の面白さがあるといえる。前場は、魂のある者たちによる心の葛藤、悲しみの場面。その悲しみは、船出の場面で一転して緊張に変わり、その緊張が、後シテ・知盛の亡霊を呼び寄せる。一つの舞台に生者と死者が対峙する、一大スペクタクル。劇的な能を数々つくり上げた、観世小次郎信光の作である。■出演者能楽【談】ディズム佐久間二郎 / 野口能弘 / 大藏教義 / 佃良太郎他能を構成する4つの役職は『シテ方・ワキ方・狂言方・囃子方』と、それぞれが独立し互いの領域を侵さない決まりになっています。そこで、これら役職の壁をなくし、一つの分野も欠けず能楽全般の魅力を余すところなく伝えるためのレクチャーやワークショップを行うことを目的に、能楽を形成する「シテ・ワキ・狂言・囃子」の4役が揃っての団体を設立しました。その名も「能楽【談】ディズム」。シテ方の佐久間二郎、ワキ方の野口能弘、狂言方の大藏教義、囃子方の佃良太郎(大鼓)の4人で結成された新ユニットで、元々はコロナ禍で舞台活動がままならなかった時期に4人で能楽についての「座談会」を行い、インターネット配信を始めたのがきっかけ。能楽についての楽屋話(裏話)や、それぞれの職種の特徴を語り合うなど、四役が揃ってこそ実現できる「トークショー」をネット配信してきました。その後、今度は実際に『ネットの外』へ飛び出し、多くの人々に能楽の魅力を伝えるために活動を開始。能楽堂を貸しきっての連続型の能楽ワークショップや、能楽師である4人がそれぞれの職種に挑戦する「能楽チャレンジ!」など、新たな企画を積極的に立ち上げています。当団体を構成する4人の能楽師は全員、現在の能楽界を支える中堅世代であり、これまで数多くの舞台も勤めています。また、平均年齢42歳といった業界内では比較的若い世代になるため、あまり古風なしきたりにとらわれない斬新なアイデアと行動力をもって、普段から新たな観客層の開拓や更なる能楽の普及に邁進しています。他にも、YouTubeやTwitter、Facebookなど若い世代のツールを積極的に用いて未開拓層への積極的なリーチ及び公演情報の発信も行い、また、コロナ禍において能楽堂に足を運びたくても運べない事情を抱えた能楽愛好家・ファンを繋ぎ止め、再び能楽堂へ足を運んでもらえるよう、YouTubeライブ配信やClubhouseなどのリアルタイム配信といったツールを用いて能の魅力を発信しています。■タイムテーブル4月24日(日)午後2時開演(午後1時15分開場)14:00~解説「船弁慶」のみどころ14:20~仕舞「景清」「碇潜」14:30~一調「屋島」14:40~休憩15:00~能「船弁慶~船中ノ語・名所教」16:45終了予定■チケット料金正面席:6,000円脇正面・中正面席:5,000円学生席(脇正面・中正面):3,000円脇正面・中正面席:5,000円→ カンフェティ脇正面・中正面席:4, 000円!(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月01日国立能楽堂主催、国立能楽堂能楽研修発表会『第27回青翔会』が2022年3月15日 (火)に国立能楽堂(東京都渋谷区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2月8日(火)10:00より発売開始です。カンフェティにて2月8日(火)よりチケット発売開始 公式ホームページ 青翔会は、国立能楽堂能楽(三役)研修生をはじめとする若手能楽師の技能研鑽のための公演です。次代を担う若手能楽師たちが、日頃の稽古の成果をご披露するため、懸命に舞台を勤めます。【番組】舞囃子桜川(さくらがわ)谷友矩(喜多流)舞囃子 小督(こごう) 田崎甫(宝生流)舞囃子 羽衣(はごろも) 林美佐(金春流)狂言 宝の槌(たからのつち)野村拳之介(和泉流)〈休憩20分〉能 高砂(たかさご) 坂口貴信(観世流)*字幕表示はございません公演概要国立能楽堂能楽研修発表会『第27回青翔会』公演期間:2022年3月15日 (火)12:00開場/13:00開演(※16:10頃終演予定)会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■出演者谷友矩(喜多流) / 田崎甫(宝生流) / 林美佐(金春流) / 野村拳之介(和泉流) / 坂口貴信(観世流) / ほか■チケット料金正面:1,500円脇正面:1,000円(学生700円)中正面:700円(学生500円)(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月08日ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能のうち、歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、そして沖縄の組踊(くみおどり)を一同に集めた展覧会、『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』が3月13日(日)まで東京国立博物館 表慶館で開催されている。鑑賞者が再現舞台に上がり、その空間も堪能できる体験型の展覧会だ。ユネスコ無形文化遺産とは、口承伝承や芸能、社会的慣習、祭礼行事、伝統工芸技術など、無形の文化遺産を国際的に保護することを目的に、2003年に誕生したもの(正式なスタートは2006年の条約発効から)。日本からは、田植踊や田楽、神楽など、現在22件がユネスコ無形文化遺産として登録されている。同展は、このユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統芸能から、代表的な5つの歴史と美、そして受け継がれてきた「わざ」を紹介していくもの。歌舞伎、文楽、能楽、組踊の舞台、雅楽の順で、それぞれの衣装や小道具、資料映像を展示する。また、それぞれの舞台をほぼ原寸大に再現しており、その一部は鑑賞者が自由に上がることができるのも特徴だ。『金門五山桐』舞台装置の再現第一章「歌舞伎」では、舞台で使われる小道具や、江戸時代の錦絵、実際に使用されている衣装などから、歌舞伎の歴史と面白さを紹介する。再現展示は、大盗賊・石川五右衛門が主人公の『金門五山桐』の、南禅寺山門の舞台装置。天井から垂れ下がった桜など、細かいところまで作り込まれており、鑑賞者は舞台に上がりこんで細部まで鑑賞することができる。役柄によって細かく変わる歌舞伎の隈取を浮世絵の展示を用いて解説また、日本最古の映画で国の重要文化財にも指定されている『紅葉狩』(1899年)も展示室内で上映。明治時代の名役者と謳われる九代目市川団十郎と五代目尾上菊五郎の演技が見られる貴重な映像は必見だ。第二章の「文楽」は、大阪で生まれた伝統芸能で浄瑠璃(語り物音楽)に合わせて人形が演技を行うもの。3人がかりで一体の人形を操作し、細やかな表情や繊細な動きで人々の心をひきつける。同展では、実際に使用されている人形や、人形の頭部などを実際の映像とともに展示。人形を操作しやすくするため、穴が随所にあけられている衣装や、演目によって変わる頭部など、めったに見られないものが並ぶ。文楽で使用されている衣装。背中と脇に穴が空いている演目により挿げ替える人形の頭部再現された文楽の舞台は、裏側から見ると黒衣がどのように人形を操っているかがよくわかる。実際の舞台ではわからないことも把握できるのが、この展覧会の醍醐味だ。正面から見る『義経千本桜』の再現裏側から見る『義経千本桜』続く第三章は、室町時代に観阿弥・世阿弥父子が、猿楽を元に大成させた「能楽」。能楽とは、能と狂言をあわせた呼び方。厳粛で優美な歌舞劇、仮面劇の能と、笑いの要素の多い狂言は、どちらも猿楽をルーツに持つ兄弟のような関係にある。この3月に国立能楽堂にて初公開となる復曲能(現在は上演されていない演目を復活上演させた能のこと)『岩船』の記録映像や装束、能面、楽器などが公開されている。能で使用される面大胆な意匠の能装束第4章は、琉球王朝から伝わる「組踊(くみおどり)」。琉球王朝は、遠方から来た使者をもてなすため、踊奉行を置き、長期滞在する客人をもてなしていた。そのなかで18世紀に生まれたのが、歌や舞を折り込みつつ進行する音楽劇「組踊」だ。展覧会では、この舞台の再現とともに、紅型(びんがた)の衣装や小道具を紹介していく。組踊「銘苅子(めかるしー)」の天女組踊に使われる花笠そして最後の章は「雅楽」。5〜9世紀にかけて、中国や朝鮮から伝来し、日本で整理・集成した古代の宮廷芸能の雅楽は、器楽演奏のみの「管絃」と、舞をともなう「舞楽」など、他の伝統芸能とは異なる独特な形態を持っている。展示されている豪華絢爛な装束は、すべて宮内庁式部職楽部で実際に使われているものだ。また、国立劇場で上演された宮内庁式部職楽部出演の雅楽公演の映像も見ることができる。雅楽の装束と小道具・小道具大陸の文化も感じさせる雅楽の装束同展をきっかけに、奥深い伝統芸能の世界を触れて、楽しんでみよう。取材・文:浦島茂世『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』2022年1月7日(金)~3月13日(日)、東京国立博物館表慶館にて開催
2022年01月12日能楽師 川口晃平主催による『第三回こがねい春の能』が2022年2月19日 (土)に小金井 宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)大ホール(東京都小金井市)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式Facebook 公式YouTube 源平合戦の時代、和歌に思いを託した文武両道の名将・平忠度は、一ノ谷の合戦にて源氏方の岡部六弥太と組み合い、六弥太の郎党に囲まれ討ち死にした。「行き暮れて 木の下陰を 宿とせば 花や今宵の あるじならまし忠度」六弥太は辛くも討ち取った敵将の死骸の箙に付けられた短冊を読み、彼が名高い忠度卿であったと知り涙を流す。この歌はどこで死のうとままだと詠んだ、忠度の辞世であった。戦ののち、土地の人々が哀れに思って墓標の代わりに植えた桜の木のもとに、忠度の霊が現れ、語る和歌への思いと自らの討ち死にの様。能のパイオニア・世阿弥が、平家の名将に仮託して芸術の永遠を謳う名作「忠度」を、小金井宮地楽器ホールの空間を活かした演出で上演致します。【番組】解説川口晃平仕舞「雲林院」津村禮次郎「網之段」梅若紀彰狂言「蝸牛」山伏山本則秀主人山本則孝太郎冠者山本泰太郎(休憩十五分)能「忠度」平忠度の霊川口晃平旅の僧御厨誠吾所の者山本則重笛一噌隆之小鼓鵜澤洋太郎大鼓亀井広忠後見津村禮次郎小田切康陽松山隆之地謡梅若紀彰角当直隆山中ガ晶谷本健吾内藤幸雄土田英貴第一回「羽衣」第二回「田村 替装束」プロフィール<能楽師 川口晃平>シテ方観世流能楽師.。梅若会所属。小金井市出身。昭和五十一年生まれ。漫画家かわぐちかいじの長男。慶應義塾大学在学中に能に魅せられ能の道を志す。大学卒業後の平成十三年、五十六世梅若六郎(現・四世 梅若実)に入門、復曲能「降魔」にて初舞台。平成十九年独立。今までに「翁」の千歳、「石橋」「猩々乱」「道成寺」「望月」を披く。こがねい春の能のほかに緑龍会、三人の会を主催。舞台に立つ傍ら、小中学校を始めとして各地で能楽普及のレクチャーを行う。能楽師 川口晃平コメント武蔵小金井は歌川広重の「富士三十六景」にも玉川上水の桜が描かれるなど、江戸の昔より景勝の地でした。また、小金井の名の通り、多摩川段丘のはけの下より湧く豊富な地下水は、遠く縄文時代より人々の暮らしを潤してきました。私はこの小金井に生まれ育ち、時代が流れても変わらないものがあることを教わり、その何かに惹かれるような人間になった気がいたします。そして私が大学時代に出会い一生の仕事と決めた能は、正に古代から未来まで変わらぬ人の心、自然や神々の世界を題材にして、遥かな年月受け継がれてきた伝統芸能です。水清く花咲く小金井の春ごとに、能を一番ずつ大切に演じていければと「こがねい春の能」を立ち上げました。当日は現代の能楽を代表する共演者の方々にお力添えをいただき、舞台を勤めさせていただきます。また、今回はアーティストの阿部朱華羅さんに、当日の舞台背景の美術をお願いいたしました。演能に先立ちまして、初心者の方にも分かりやすく楽しんでいただけますよう、解説をいたします。公演概要『第三回 こがねい春の能』公演期間:2022年2月19日 (土)会場:小金井 宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)大ホール(東京都小金井市本町6-14-45)■出演者川口晃平 / 津村禮次郎 / 梅若紀彰 / 亀井広忠 / 一噌隆之 / 鵜澤洋太郎 / 御厨誠吾 / 山本則重 / 山本則秀■スタッフこがねい春の能実行委員会■公演スケジュール2月19日 (土) 午後5時開演解説20分仕舞15分狂言25分能75分※開場は、開演の60分前です。※上演時間:約2時間半■チケット料金指定席S席:6,000円A席:5,000円自由席B席:3,500円学生:2,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月24日株式会社Global能楽社(東京都中野区)主催による『ひとつのはな#8「国栖」』『ひとつのはな#9「葵上」』が2021年12月17日 (金)に観世能楽堂(東京都中央区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中ひとつのはな#8「国栖」 ひとつのはな#9「葵上」 公式ホームページ #8「国栖」より#9「葵上」より2018年に訪日外国人の観光オプションとして始動した「ひとつのはな」は、都市部に少なかった夜間エンターテインメントとして、旅行客はもちろん、国内のビジネス層にも話題となった「初めての能楽鑑賞」を楽しめる公演です。2020年からは、新型コロナウイルス感染症の流行により、能楽堂公演の代わりに、リアルタイム配信にこだわり、「生(なま)」の舞台をそのままにネット配信していました。今回は初めて、お客様をお入れして、リアルタイム配信も同時に行います。ひとつのはな花という言葉は、さまざまな形の「魅力」を象徴する意味を持ち、能楽の世界では特に大切にされてきました。日本には、あふれるほどの「魅力」が古より受け継がれ、今もなお息づいています。能楽堂で見る真の能楽公演はそのひとつ。決して色褪せることのない「魅力」を時空を超えて伝えてくれます。▼「ひとつのはな」イメージ動画(演目:「羽衣」)※本記事の掲載画像は、本事業に関する記事又は紹介の為のイメージ使用は許可しております。その他の目的の転載・転用等は禁止です。Global能楽社日本が誇る文化の宝庫である伝統芸能 能楽。その確固たる芸術性を我が国の宝として、守り、伝え、広げることを目的とした新会社です。約700年もの間、変わらずに続く能楽を、さらに次の700年へ伝承するために現在出来ることを思案し、弊社では“伝統を守り伝えるマネージメント事業”と、“新たなチャンネルから伝え広げるプロデュース事業”に取り組みます。国や地域を問わずに世界中で一人でも多くの人が能楽を観たことがあるという未来を目指しています。公演概要ひとつのはな#8「国栖」公演日時:2021年12月17日 (金)16:30開場/17:00開演会場:観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者シテ: 清水義也 / ツレ: 坂井音隆(前ツレ)、武田祥照(後ツレ) / 子方: 清水義久 / ワキ: 福王和幸 / アイ: 高澤祐介(間狂言) / 地頭: 武田志房 / 笛: 藤田貴寛 / 小鼓: 田邊恭資 / 大鼓: 亀井洋佑 / 太鼓: 林雄一郎■スタッフ総合プロデューサー: 清水美穂子 / ディレクター: 白鳥勇輝■チケット料金前売:3,900円当日:4,400円(全自由席・税込)公演概要ひとつのはな#9「葵上」公演日時:2021年12月17日 (金)19:30開場/20:00開演会場:観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者シテ: 鵜澤光 / ツレ: 高梨万里 / ワキ: 江崎欽次朗 / アイ: 高澤祐介 / 地頭: 武田志房 / 笛: 藤田貴寛 / 小鼓: 田邊恭資 / 大鼓: 亀井洋佑 / 太鼓: 林雄一郎■スタッフ総合プロデューサー: 清水美穂子 / ディレクター: 白鳥勇輝■チケット料金前売:3,900円当日:4,400円(全自由席・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月09日アイドルグループ・King & Princeの神宮寺勇太が、舞台『葵上』『弱法師』 -「近代能楽集」より-の主演を務めることが14日、明らかになった。同舞台では全8編の短編戯曲からなる三島由紀夫の代表作「近代能楽集」の2編を連続上演。謡曲にも親しんできた三島が「能楽の自由な空間と時間の処理や、露わな形而上学的主題などを、そのまま現代に生かすためにシチュエーションを現代化」した作品で、能の物語を現代の設定へと落とし込みながら、現実世界を超越した能の幽玄さが違和感なく融合する独特の世界観が、演劇的にも最大の魅力となっている。『葵上』は、「源氏物語」を原典に能楽、そして近代劇へと移り変わりながらも時代を超えても変わることのない嫉妬や欲望、情念など心の内に秘められた闇を生々しくも幻想的に描いた作品で、三島自身が「一番気に入っている」と語る魂魄の劇。深夜の病院の一室を舞台に、美貌の青年・若林光(神宮寺)が入院する妻・葵の元を訪ねると、かつて光と恋仲であった六条康子(中山美穂)の生霊が現れる。『弱法師』は終末観に腰を据えた青年・俊徳(神宮寺)が、いかに大人の世界に復讐するかを軸に、滑稽にも見える両親とのやり取りと、主人公がこの世の終わりを語る長台詞、現実的なもの全てに対する敗北を表す最後の台詞が印象的な作品となっている。家庭裁判所の一室を舞台に、育ての親、生みの親という2組の夫婦が俊徳の親権を争うことから物語が始まる。演出は、ストレートプレイからミュージカル、近代古典など多方面にわたる作品を手掛け、確固たる演出力で作品を創り上げてきた宮田慶子が務める。これまでトークイベントやリーディング形式の上演で「近代能楽集」の作品を紐解いてきた宮田が、この独特の作品世界をどう表現するのか注目となっている。主演の神宮寺は舞台単独初主演となり、『葵上』では美貌の青年・若林光役、『弱法師』では戦火で視力を失った20歳の青年・俊徳役という、これまで数々の名優たちが演じてきた役に挑む。また2016年の『魔術』以来5年ぶりの舞台出演となる中山美穂が、『葵上』では光のかつての恋人・六条康子を、『弱法師』では俊徳を救おうとする調停委員・桜間級子を演じる。さらに『葵上』には、佐藤みゆき、金井菜々、『弱法師』には篠塚勝、木村靖司、加藤忍、渋谷はるかと、若手からベテランまで実力派キャストが結集した。東京公演は東京グローブ座にて11月8日~28日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて12月1日~5日。○演出:宮田慶子 コメント美しく格調高い台詞で織り上げられた三島由紀夫氏の戯曲は、同時に人間そのものに対する、冷徹で、時に辛辣なまでの深い洞察力に貫かれています。能の謡曲をもとに、その特色である「自由な空間と時間の処理」を生かして書かれた「近代能楽集」は、時を越えてなお、その演劇的輝きを失いません。『葵上』と『弱法師』は、どちらも魂の自立を求めて揺れ続ける青年がドラマティックに描かれます。一筋縄でいかないこの二人の青年に、神宮寺勇太さんが挑戦します。純粋さと毒気を描き出してくださることを楽しみにしています。そして両作品を、魅力あふれる中山美穂さんが支えてくださいます。時空を行き交う、感性を揺さぶる舞台にしたいと思います。○神宮寺勇太 コメント今回、初めて単独での主演舞台をやらせて頂く事を聞いた時、心臓のビクン! とする音が聞こえました。主演として舞台に立たせていただける喜びと、自分にどこまで出来るのかな?という思いが同時に駆け巡りました。ストレートプレイに挑戦させて頂くのも初めてですし、色んなことが初めてづくしな作品になります。『葵上』と『弱法師』の2作品の役を演じる事は、決して簡単ではないと思いますが、この2つの作品を演じ切ることができた後に演じる事の楽しさや、表現の幅が広がっているように、全身全霊で稽古に臨みたいと思います!来ていただけるお客様に今まで見た事のない、神宮寺勇太を大放出したいと思いますので、よろしくお願いします!○中山美穂 コメント長い芸能生活の中で、お芝居の舞台というのは1度しか経験が無く、正直不安でいっぱいです。古典文学から近代劇にされた三島作品2作ですから、尚更歴史の重みを感じています。人間の奥深い感情を、ストレートに演じることになると思うのですが、演出の宮田さん、キャストの皆さんと丁寧に思いを込めて演らせて頂きます。何より、足を運んで下さるお客様に満足頂ける『葵上』、『弱法師』をお届け出来るよう、努めて参ります。よろしくお願いします。
2021年09月14日