NVIDIAは、同社製8型Androidタブレット「SHIELDタブレット」の一部モデルについて、自主回収を発表した。バッテリの過熱により、発火の恐れがあるため。対象モデルを所持するユーザーには、同等の「SHIELDタブレット」が交換される。「SHIELDタブレット」は、Tegra K1を搭載した8型Androidタブレットで、2014年に国内向けに販売された。対象モデルは、2014年7月から2015年7月の期間に出荷されたモデル。これ以外の同社製品には、この問題は確認されていないという。同社の回収フォーム(英文)によると、対象のモデル番号はP1761、P1761W、P1761WXで、シリアル番号に0410215901781~0425214604018が含まれるもの。モデル番号やシリアル番号は本体左側面およびパッケージに記載されている。自分のタブレットがリコール対象かどうかを判定するには、システムアップデートをを行い、ホーム>設定>About tablet>Status>Batteryを確認する。「Y01」が表示された場合は、対象モデルとなる。本件に関するFAQでは国内向けの連絡先も記載されているので、対象ユーザーは参考にされたい。
2015年08月03日NVIDIAは31日、2014年7月から2015年7月に出荷された「NVIDIA SHIELDタブレット」の自主回収を行うと発表した。バッテリーに発熱による発火の恐れがあるため。対象となるタブレットは無償交換となる。対象となるタブレットは、ソフトウェアが、2015年7月1日もしくはそれより新しい日付であることを確認したうえで、Androidのホーム画面から、「設定」「タブレットについて」「ステータス」を選択し、「バッテリー」カテゴリに「Y01」と表示されたものとなる。「B01」と表示されたものは、自主回収および無償交換の対象外。なお、対象製品以外については問題は確認されていないという。また、日本国内では政府機関等と連携し、回収へ向けた最終調整を行っているという。今後の詳細はリコール特設サイトで随時公開する。
2015年07月31日サンコーは6日、扇風機を内蔵したモバイルバッテリー「すっげえ涼しい! 手ぶらでクーリングファンなソーラーバッテリー」の自主回収を告知した。本体内の基板が破損する可能性があるためで、対象ユーザーには製品を回収したうえで返金を行う。「すっげえ涼しい! 手ぶらでクーリングファンなソーラーバッテリー」は、静音シロッコファンと1.2Wのソーラー充電パネルを備えたモバイルバッテリー。容量1,500mAhのリチウムバッテリーを内蔵し、スマートフォンなどの充電が可能だ。今回の自主回収は、本体への充電および本体からの給電中に基板が破損し、安全上の問題が発生する恐れがあると判明したことで決定した。該当製品を同社へ送料着払いで送付後、銀行振込にて販売価格である2,980円(税込)が返金される。詳しい回収方法と返金については、同社Webページを参照のこと。
2015年07月08日米Appleは6月3日(現地時間)、バッテリー内蔵のBluetoothスピーカー「Beats by Dr. Dre Beats Pill XL」(以下、Pill XL)を自主回収すると発表した。製品のユーザーには39,000円の返金を行う。Pill XLは2014年12月に国内発売されたBluetoothスピーカー。このたびの自主回収は、バッテリーが過熱し、防火安全上の問題が発生しうると発覚したために決定された。アップルは、直ちに使用を中止したうえで返品するよう、Pill XLのユーザーに対して呼びかけている。返品が完了すると、アップルから約3~4週間以内にApple Storeクレジット、または銀行振込にて39,000円が返金される。なお、返品手続きは専用のWebフォームでのみ受け付ける。
2015年06月04日米Appleは6月3日(現地時間)、日本でも販売しているポータブルスピーカー「Beats Pill XL」の自主回収を発表した。内蔵バッテリーが過熱する可能性があるためで、利用者に対して同社はすぐに使用を停止するように呼びかけている。Apple傘下のBeats Electronicsが販売するBeats Pill XLは、Bluetooth、最大15時間の再生が可能なバッテリーを内蔵し、ケーブルレスで使用できるポータブルスピーカーだ。今回の自主回収に関して米消費者製品安全委員会 (Consumer Product Safety Commission)が公開している情報によると、Beats Pill XLが過熱したという利用者からのレポートは8件、その内の1件は指のやけど、別の1件は机の損傷を報告している。Beatsは、Pillシリーズとしてより小型な「Beats Pill」というスピーカーも販売しているが、自主回収の対象はBeats Pill XLのみだ。アップルは自主回収プログラムのサイトを用意して、回収方法・返金方法の情報を提供し、また申し込みを受け付けている。日本国内での返金額は39,000円、同額分のApple Storeクレジットで受け取ることも可能。
2015年06月04日PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が企画・制作し、自主映画の名作群を上映するイベント「夜のPFF 課外授業 入門! インディペンデント映画」がテアトル新宿にて、5月30日(土)より一週間連続で開催される。その他の画像PFFは、“新しい才能の紹介・発見・育成”をテーマに、1977年より続いている映画祭。作品のジャンルや上映時間、応募資格など一切制限を設けない世界最大級のコンペティションを中心に、貴重な過去作の上映や関連イベントなどさまざまなプログラムが展開されている。本イベントは、多彩な日本のインディペンデント映画の歴史を紹介するもので、手探りながらも映画づくりに傾ける、“純粋な情熱”を窺い知ることができる。初日は、『八日目の蝉』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島出監督の1986年PFF入選作品『みどり女』が8mm映写機で上映され、ゲストとしても登壇。また、監督おすすめの自主映画ジョン・カサヴェテス監督の『アメリカの影』や、『ウォーターボーイズ』で人気を博した矢口史靖監督の『雨女』などをオールナイトで楽しめる。続いて6月2日(火)は、同劇場のレイトショーで連日満員を記録した山戸結希監督の少女映画『おとぎ話みたい』が英語字幕で上映されるほか、6月3日(水)は、卒業制作が東映系全国公開され、自主映画界にあらたな歴史を刻んだ石井岳龍(聰亙)監督のロック映画『狂い咲きサンダーロード』がラインナップに。ゲストには、監督とともに同作を創りあげたカメラマンの笠松則通氏が登壇する予定で、製作時の知られざるエピソードも聞けそうだ。今回のラインナップは、ジャンルは違えども、どれも自主映画界を代表する名作ばかり。監督たちの歴史を辿り、その魅力に触れてみてはどうだろうか。夜のPFF 課外授業 入門! インディペンデント映画5月30日(土) ~6月5日(金)連日21時上映※初日オールナイトは22時30分会場:テアトル新宿
2015年05月07日レノボ・ジャパンは22日、ノートPC「ThinkPad」シリーズ(一部)のリチウム・イオンバッテリ、およびオプションバッテリに関して、自主回収の拡大と延長を告知した。日本国内で事故などは報告されていないが、ごくまれに安全上の問題が発生する可能性があるという。詳細はレノボ・ジャパンのWebサイトを参照いただきたいが、交換対象となるバッテリかどうかを判断するツールが配布されている。なお、2014年3月から実施している同様のバッテリ自主回収を含めて、日本国内では約30,000台が対象。レノボ・ジャパンでは、自主回収の対象となったバッテリを所有しているユーザーに対して、「ただちにPCの電源を切ってバッテリを取り外し、ACアダプタと電源コードだけをThinkPadにつないで電力を供給する」ことを呼びかけている。今回の自主回収において、対象となる製品と製造番号は以下の通り。2010年2月から2012年6月までの期間に出荷されたThinkPadシリーズに搭載されたもの、オプション製品として単体で販売されたもの、修理交換されたものが対象。■ThinkPadシリーズEdge 11, Edge 13シリーズE120, E125, E420, E425, E430, E520, E525, E530シリーズT410, T420, T510, T520, W510, W520, L412, L420, L520シリーズX100e, X120e, X121e, X130e, X131e, X200, X201, X201i, X201s, X220,X220i シリーズX220 Tablet, X220i Tablet シリーズ■オプション製品のバッテリパック無償交換の対象となる可能性のあるバッテリパックには、以下の部品番号(ASM P/N)が印字されている。42T469542T471142T479842T480442T481242T481642T482842T483442T484042T486242T486842T88042T489042T494442T494842T495442T495845N1050
2015年04月22日6月に上演される市川海老蔵第三回自主公演『ABKAI 2015』の製作発表会見が行われた。第一回公演で「花咲か爺さん」を題材とした歌舞伎を披露したのに続き、今回は、「浦島太郎」と「桃太郎」をモチーフにした新作歌舞伎『竜宮物語』『桃太郎鬼ヶ島外伝』を上演する。製作発表では、前回もタッグを組んだ脚本の宮沢章夫、演出の宮本亜門とともに登壇した海老蔵。ふたりに敬意を払いながら、自身の思いの丈を語ってくれた。『ABKAI 2015』チケット情報日本の昔話を歌舞伎にするというのは、以前から海老蔵のなかにあったアイデアだった。「自分の勝手な妄想を(笑)、宮沢先生と亜門さんに語ったことがこの自主公演の始まりでした。小さい子どもにも観てわかってもらえるものを作ることがテーマですが、一つひとつの作品を丁寧に作って、それを数珠つなぎにするとさらに面白くなり、昔話ってこう楽しめるんだと思っていただければ」と昔話に挑戦する意義を語る。すると宮本も、「前回も登場した“鬼石”が各話をつなぐ要素になっていきます」と構想を明かした。宮沢もまた、「昔話というひとつの空間・次元に、『花咲か爺さん』も『桃太郎』も『浦島太郎』もあって、それぞれに別の話の登場人物が現れてもおかしくないという考え方をすると、書くのが面白くなってきたんです」と、この企画に手応えを感じているようだ。「花咲か爺さん」では犬を演じた海老蔵だが、今回もやはり、「浦島太郎」では乙姫、「桃太郎」では鬼という、主役ではない役を演じることになる。なかでも悪役の鬼を演じることについては、「歌舞伎では、勧善懲悪の物語のなかで勝つ側を演じているので、負ける側を演じて、普段は見せない表情をお見せしたいですし。悪いことが正義であるという純粋な悪、悪の美学を追求できるのが面白そう」と意欲を見せる。そして、久々の女方となる乙姫は、「泉鏡花のような世界」と、すでに明確なイメージがある。「歌舞伎で言えば変化ものですよね。美しい魔性の女が、浦島太郎という誠実な男と出会ったらどうなるか。子どもが観ても楽しめるけど、大人も楽しめる深い話になっていくと思います。ただ、あとはもう先生方にお任せしてますから。僕を好きに使ってくださいという感じです(笑)」。発案者でありながら最後は身を任せる潔さ。海老蔵という稀代の役者を使って、海老蔵はどんな新たな歌舞伎を生み出すのだろう。公演は6月4日(木)より東京・Bunkamuraシアターコクーンにて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年04月13日良品計画は1月17日、「無印良品」ブランドから発売したツインバード製の電気ケトル「TP-R500」に関して、一部製品の自主回収を発表した。本体パーツの成型不具合による本体破損が起こりうるため。対象製品のユーザーには製品を回収したうえで返金を行う。対象となるのは、良品計画が2013年6月24日から2015年1月13日まで販売した電気ケトル「TP-R500」のうち、製造年が2013年で製造番号が「DR3F072」のもの。型番は本体側面、製造番号は本体底面に記載されている。返金と回収はフリーダイヤルにて受け付ける。詳細は同社のWebページを参照のこと。
2015年01月19日映画祭“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”の来年のコンペティション部門の概要が発表になった。世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”はこれまで数多くの映画監督を輩出しており、今年の入選作は現在、京都と名古屋で上映されている。“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。本コンペの最大の特徴はその審査方法だ。応募された全作品は1作品につき最低3人以上のセレクションメンバーが1秒たりとも飛ばしたり、止めたりすることなく審査。二次審査ではセレクションメンバー全員が審査し、多数決ではなく討論を重ねて入選作が決定する。今年も全国から集まった528作品の中から21作品が入選作として決まり、現在、京都と名古屋で、20日(土)からは神戸で上映される。来年のコンペティション部門の応募期間は2015年2月2日(月)から3月23日(月)で、詳細は追って発表になる。第36回PFFぴあフィルムフェスティバル12月19日(金)まで京都シネマ21日(日)まで愛知県芸術文化センター12月20日(土)から23日(火・祝日)まで神戸アートビレッジセンター2015年1月3日(土)から9日(金)まで京都シネマで開催
2014年12月19日昨年立ち上げた自主レーベルSoul Mate Record第2弾となるニュー・アルバム『Love&Soul』を9月10日にリリースした3ピースバンド、鶴。このアルバム発売を記念したインストアイベントが9月20日、福岡市のミュージックプラザ インドウで行なわれた。鶴 ライブ情報会場は、鶴をデビュー以来ずっと応援してきたショップとあって、開演前から超満員。18時、たくさんの拍手に迎えられながら登場した3人。アコースティック編成で新作に収録されているポップチューン『公約数』からライブはスタート。彼らの音楽を初めて聴く人でも自然に体が揺れてしまうキャッチーなナンバーだ。「今までは福岡のライブはスタートが固いという印象だったけど、今日は最初からとても良い雰囲気。皆の楽しそうな顔を見ることができて嬉しい」と、秋野温(うたギター担当)が笑顔で挨拶。ステージと客席は激近。それに加えアコースティック編成によるオーガニック感と、メンバー3人の楽しそうな表情、そして確かな音楽性に裏打ちされた質の高いポップミュージックのグルーヴで、オーディエンスとの心の距離をどんどん縮めていく。2曲目は、彼らの真骨頂とも言えるソウルポップチューン『ソウルメイト今夜』。こちらも、3人のハーモニーが絶妙に折り重なり、メリハリが効いたゴキゲンアコースティックSOULに大変身。ボサノヴァ調のラテンフレイバーが加わった鶴流バラード『LOVELOVELOVE』では、演奏中に最前列の女性客のお膝に座るサプライズも(笑)。『カミナリベイベー』、『LifeIsPartis』と全5曲、30分のミニライブはまるでホームパーティーのように和やかな雰囲気の中、幕を閉じた。「アルバムには鶴の魂が詰まっています。自主レーベルを立ち上げてからこの1年でいろんな人に出会ってたくさん助けられました。その感謝の気持ちが音と言葉になっています。皆に鶴を好きになって貰いたいから、まずはこっちからいっぱい好きだと言わないとね。そういうシンプルなLOVEがいっぱい詰まっています。ライブではみんなをワクワクさせてあげるよ!」という秋野の言葉で、ライブへ向けてメンバーも会場もテンション鰻上り。10月4日(土)の東京からスタートする全国12か所を廻るワンマンツアー『Love&Soul~愛と魂、時々エロス~』は、ティーンからシルバー世代まで全ての音楽ファンを、ハッピーでソウルフルな気分にさせる夜になりそうだ。各地チケットはただいま発売中。
2014年09月29日伊藤園は10日、ウーロン茶ティーバッグ製品の自主回収について発表した。対象製品は、「ウーロン茶ティーバッグ(54袋入り)」、「濃いウーロン茶ティーバッグ(30袋入り)」、「スタイルワン ウーロン茶ティーバッグ(54袋入り)」。回収理由は、当該製品に含有する農薬が基準値を超えていたため。農薬インドキサカルブが基準値(0.01ppm)に対し0.05ppm、農薬フィプロニルが基準値(0.002ppm)に対し0.05ppm検出された。これらの農薬は原料に由来し、当該製品を飲用しても、健康被害のおそれはないと同社はコメントしている当該製品については、料金着払いで同社に送付すれば、代金が返金される。問い合わせ先など詳細はこちらまで。■対象製品 ・「ウーロン茶ティーバッグ(54袋入り)」のうち、賞味期限が2013年11月27日以前のもの(製品正面上部に記載) ・「濃いウーロン茶ティーバッグ(30袋入り)」のうち、賞味期限が2013年11月25日以前のもの(製品裏面上部に記載) ・「スタイルワン ウーロン茶ティーバッグ(54袋入り)」のうち、賞味期限が2013年11月16日以前のもの(製品裏面上部に記載) 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日映画館で上映されるような大作映画は、何億円もの製作費がかかっています。では、そういった商業映画ではなく個人で自主製作映画を作った場合は、コストはどれくらいかかるのでしょうか? 実際に自主製作映画を作っている方に聞いてみました。――自主映画を製作するにはどれくらいのお金がかかるのでしょうか?製作する映画の内容や時間によってピンキリですが、私の場合、30分~1時間の実写映画を作るのにだいたい10万円ほど使っていますね。もちろん、役者やスタッフを増やしたり、撮影地などにこだわった場合はもっと必要になります。――思ったよりも安い印象を受けるのですが、10万円というのは自主製作映画としては高いのでしょうか?映画の尺を考えればかなり安い方ですよ。出演者を知り合いで固めてギャラを節約しているので。普通はもっとお金がかかると思います。ただ、私は普通のサラリーマンなのでがんばっている方だと思いますよ。少しずつお金を貯めて撮影して、お金を貯めて撮影して、という感じですので(笑)。――なるほど(笑)。他の個人ベースで映画を製作されている方も、だいたいそれくらいの費用がかかっているのでしょうか?「趣味」として映画を作っている知り合いと同じくらいですね。10分~15分の短い作品を作っている知り合いは、毎回数万円で収まっているそうですが。――製作にかかる予算は具体的にどんなものなのでしょうか?自主映画の場合は機材さえあればあとはシンプルですよ。私の場合、大まかに言うと「演者さんのギャラ」と「ロケ関係の費用」、これだけです。――本当にシンプルですね。商業映画はもちろん、劇場で上映してような映画だと、もっと多岐に渡りますが、個人ベースで製作する分にはこの2つに主にお金がかかりますね。――出演者の方のギャラですが、どれくらいかかるものなのでしょうか?拘束時間や内容、派遣元の会社で色々変わってきますが、だいたい1人頭で1日1万円前後は必要と考えておいた方がいいですね。もちろん有名なタレントさんを出演させたい場合はもっと値段はアップします。――ということは、10人出演させたい場合は1日で10万円必要ってことですか……。簡単な計算だとそうですね。中には「10人で4時間6万円」といったパック料金があるプロダクションもありますが。――そう考えると、ギャラってかなり高いんですね。個人だとやすやすと出せない金額です。そうなんですよ。なので私は友人や知り合い達に、「ご飯をご馳走するから!」と、お願いして出演してもらっていますよ。完成してもどこかの映画館で上映するようなものではないですからね。経費の節約です。――なるほど(笑)。――ロケ費用というのはどれくらいかかるのですか?ロケ費用もけっこうお金がかかりまして、出演者の交通費やロケ先での飲食費などかなり飛んでいってしまうんです。往復600円でも、10人で移動したら交通費だけで6,000円必要ですからね。そこに全員の飲食費を合わせると1回のロケで20,000円近く必要になります。――飲食費も全部支払っているんですね?協力してもらっているので、ロケ先で必要なものは全部出していますよ。――でも、ロケも1箇所じゃないですよね?そうなんです。10分やそこらの作品でも内容に凝ればあちこちでロケしますし、1時間作品だとそれこそあっち行ってこっち行って……ですよ。クオリティを上げるためには必要なことなんですが、お金がどんどこ消えていきます(笑)。あとはロケをする際に、施設などの使用料金がかかることがありますね。――使用料金ですか?そうです。例えば、国や市が管理する建物や大きな公園で撮影をする場合、一応撮影許可の申請や利用料金が必要になる場合があるんです。他にも、イメージに合うようにハウススタジオなんかも借りたりするので、そういった部分でもお金が必要になりますね。そうなるとまたロケの費用が高くなるんですよ。ロケ費用だけで10万、20万円必要になったりしますからね。――そういえば、「先ほど機材さえあれば」とおっしゃいましたが、撮影・製作に必要な機材はどんなものがありますか?必要なのは撮影用の「カメラ」、「マイク」、「照明」、編集用の「パソコン」の以上4つですね。最低でもこれらがあれば映画は作れます。――パソコンは今ではほとんどの家庭にありますけど、カメラやマイク、照明などはいくらぐらいするのですか?カメラは市販のデジタルビデオカメラで十分です。30,000円とかそれくらいで買えるものでいいと思います。ステレオマイクは10,000円ほどでそれなりのものが買えますし、照明は5,000円ほどのハンディライトを使っています。必要に応じてダンボールで囲ったりいろいろ工夫はしていますが。また、キーライトだけでは十分ではない時は自作のアルミのレフ版を使ったりしていますね。パソコンは……まぁピンキリなので映像編集ができる最低限のものでいいと思います。――ということは、カメラとマイク、照明だけだと50,000円ほどで済むんですね。上を見ればキリはありませんけど、まぁそんなもんで揃うと思います。ただ、機材や編集ソフトにこだわり始めるとものすごいお金がかかるのは言うまでもありませんが(笑)。――なるほど(笑)。まぁそこまでこだわらなくてもいいと思いますよ。昔と違ってフィルム現像や手作業での編集がいらないのでそんなに難しくないですし。――そういえば昔はいちいちフィルムを現像に出さないとダメでしたね。やっぱりフィルムは味がありましたからね。今でもデジタルで撮影したものを白い布に投影し、その投影されている映画をもう1回デジカメで撮影することによってフィルムっぽくしたりしていますよ(笑)。――そんなやり方があるんですね(笑)昔、大阪市立大学の映画部がやっていたのをマネしています(笑)。ともかく、自主製作でも映画を作るにはそれなりの費用が必要ですが、最低限の機材と費用でも、工夫次第で斬新な映画や演出ができたりするので、単純に映画を作ってみたいという人はとりあえずやってみればいいと思いますよ。やはり映画製作は簡単ではないようで、個人でもちゃんとした映画を作るにはそれなりのお金が必要になるようですね。ただ、パソコンとカメラさえあれば簡単な作品は作ることはできるみたいなので、興味のある人はまず手近なところで撮影して作ってみてはいかがですか?(貫井康徳@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日日本コカ・コーラとコカ・コーラカスタマーマーケティング、コカ・コーラウエストは10日、「い・ろ・は・す みかん」555mlPETボトルの自主回収について発表した。コカ・コーラウエスト大山プロダクツ大山工場で製造した同製品の特定の製造ロットにおいて、製品の一部に異物が混入していることが判明したという。「当該製品を飲用しても健康への悪い影響はございませんが、弊社では万全を期して当該製品を自主回収します」としている。回収対象製品は、賞味期限/製造書固有番号が「130708-WDA」(キャップに記載)のもので、販売地域は滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、鳥取県、島根県、福岡県、佐賀県、長崎県。コカ・コーラ 製品回収事務局に連絡すると、指定の宅配業者が引き取りサービスにて当該製品を回収。製品を確認の上、後日品代を送付するとのこと。詳しい回収方法はオフィシャルサイト内ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日世界最大級の自主映画コンペティション「PFFアワード2012」の入選16作品が6日に発表された。その他の写真「PFFアワード」は、“新しい才能の発見と育成”、“映画の新しい環境づくり”をテーマに、1977年より続くPFF(ぴあフィルムフェスティバル)のメインプログラム。本年度も約2か月の応募期間中に522作品のエントリーがあり、そのすべてを16名の審査員が1作品を最低3名で観賞。1次審査会議で全審査員討議のうえ、全員で観る作品を決定。2次審査会議では丸一日をかけて討議。というプロセスを経て、16作品が選出された。本年度の応募作品は傾向として、20代の新しい才能や、女性監督の作品が増加。題材として“いじめ”を扱った作品が多く見られたという。中には商業映画顔負けのロケーションと俳優陣を擁する作品や、観客をアッと驚かせる問題作も含まれているそうで、9月に東京で開催される「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」での上映で、観客がどのような反応を見せるのかも気になるところだ。なお入選16作品は、5名のクリエイターで構成される最終審査員が審査し、映画祭最終日の9月28日(金)に各賞が発表される。「PFFアワード2012」入選作品と監督名 ※作品名五十音順『あの日から村々する』 加藤秀則『あん、あん、あん』 イノウエ カナ『オハヨー』 佐久川満月『かしこい狗は、吠えずに笑う』 渡部亮平『くじらのまち』 鶴岡慧子『故郷の詩』 嶺豪一『極私的ランナウェイ』 河合健『水槽』 加藤綾佳『stayチューン』 伊藤智之『飛び火』 永山正史『HerRes出会いをめぐる三分間の試問3本立て』 山戸結希『PleasePleaseMe』 青石太郎『継母』 工藤隆史『魅力の人間』 二ノ宮隆太郎『ゆれもせで』 川原康臣『リコ』 弓場絢「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」9月18日(火)から28日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンターで開催
2012年07月06日ユニーは6日、同社で販売する悠健豚、きららたまごなどの生鮮食品やプライベートブランド商品「Style ONE」・「Prime ONE」の放射性物質自主定期検査を実施すると発表した。すでにユニーでは国産牛、ユニーオリジナル産地精米の米の放射性物質自主検査を実施してきた。2011年12月22日、厚生労働省から2012年4月から運用される見通しの食品放射性物質の新基準が示されたが、同社では、自主検査はこの新基準に従い、月1回のペースで実施していく。自主検査ではこだわりの生鮮食品、新基準で新たに区分けされた飲料水(飲用茶)・牛乳に該当するプライベートブランド商品である「Style ONE」・「Prime ONE」商品も併せてサンプル検査を実施し、その検査結果について、ホームページおよび店頭で公開する。悠健豚、悠然鶏、きららたまご、農産物、水産物などの生鮮食品、新基準の飲料水(飲用茶含む)・牛乳に該当するプライベートブランド商品福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、神奈川県、宮城県、岩手県、青森県、秋田県、山形県、新潟県、長野県、埼玉県、東京都、山梨県、静岡県、 北海道(水産物のみ)(※プライベートブランド商品は上記対象エリアに限らない)ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月07日世界最大級の自主映画コンペティション「PFFアワード2012」の公募が今年も2月1日(水)から開始される。その他の写真「PFFアワード」は、“新しい才能の発見と育成”、“映画の新しい環境づくり”をテーマに、1977年より続くPFF(ぴあフィルムフェスティバル)のメインプログラム。事務局には、毎年2か月という短い応募期間に、平均500本以上もの自主映画が寄せられる。PFFでは、通常の映像コンペに設けられる、年齢、プロアマ、上映時間などの一切の規制を排し、「過去1年以内に制作された未公開作品」であれば、どんな作品を応募しても受け付けられる。集められた作品は、「最低3人が必ず最初から最後まで1分1秒もらさず観る」というルールで審査。さらに一次通過作品を審査員全員で審査した後、7月に入選作品を決定。入選作品は、9月に東京国立近代美術館フィルムセンターで上映され、その後、全国を巡回する。事務局が海外の映画祭などにも積極的に作品を紹介するため、応募作品次第では応募作の海外上映の可能性もある。これまで、森田芳光、黒沢清、中島哲也、園子温、矢口史靖ら多彩な監督たちを発掘し紹介してきたPFFだけに、今年も多くの応募が予想される。「PFFアワード2012」応募締切:3月31日(土)当日消印有効※本年度よりフィルム作品以外の応募はDVDのみの受け付け応募に関する詳細は映画祭公式サイトに記載「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」2012年、東京国立近代美術館フィルムセンターほか全国で順次開催
2012年01月25日一般の人々が有志で映画を上映する“自主上映会”が、全国各地で盛り上がりをみせている。公共施設のホールなどで行われる上映会には多くの観客が集まり、上映終了後は監督や主催者と観客が熱いトークを繰り広げる。そんな自主上映会ブームの背景からは、ソーシャルメディア時代に求められる、映画上映の新しいスタイルが見えてくる。その他の写真自主上映作品として今最も注目を集めているのは、鎌仲ひとみ監督によるドキュメンタリー映画『ミツバチの羽音と世界の回転』だろう。先月、都内で行われた自主上映会&監督トークイベントには平日にも関わらず120人を超える観客が集まった。2010年の公開当時、マスコミにはほとんど取上げられなかったが、インターネットを中心としたクチコミで観客数を増やし、3月11日の震災後にようやく大手新聞各社に取上げられた。「小さな掲載でしたが、反応はすごく大きかった。若い人しか観に来なかったのが、紙媒体の情報のみを受け取る世代の人たちも観てくれるようになった」(鎌仲監督)。現在も週末には全国各地3~6カ所で上映が行われ、2010年6月からの自主上映回数は320回を超える。また、観客側にとっての大きな魅力は、ほとんどの自主上映会で監督や関係者と直接対話できる機会が設けられていることだ。「ひととひとが繋がる場を作りたかったので、始めから自主上映のスタイルにこだわった」と語るのは、遺伝子研究で知られる村上和雄博士のドキュメント『SWITCH…』を手がけた鈴木七沖監督だ。「この15年くらいでコミュニケーションの仕方が大きく変わってきた。バーチャルなコミュニケーションの力がどんどん大きくなると、今度は振り子のように全く反対のアナログのコミュニケーションの力が大きく働くんじゃないかと思う。昔の移動紙芝居のような、リアルな場が復活するのではないか。言葉を音のバイブレーションとして、耳で直接受け取る。そういうのはインターネットでは体感できないですからね」(鈴木監督)。もともと映画館は同じ時空間で同じ体験を共有するリアルな場として機能しているが、自主上映会では映像の作り手である監督や、情報発信者である主催者との縦のつながり、また受け手である観客同士の横の繋がりがよりはっきりと感じられる。すでにDVD発売されている映画の上映会でも観客が集まる理由に、こうしたつながりを求める心理が働いていると言えるのではないだろうか。このようなソーシャルメディア時代にフィットして支持される自主上映会のスタイルが、通常の映画上映の未来にも変化をもたらすことになるかもしれない。『ミツバチの羽音と地球の回転』全国各地の劇場にて上映&上映会実施中『SWITCH 遺伝子が目覚める瞬間』全国各地にて上映会実施中取材・文:渡部真里代
2011年10月11日