アイドルグループの欅坂46が21日、千葉・幕張メッセで全国握手会を開催。このライブ中に、菅井友香がキャプテンに、守屋茜が副キャプテンに就任することをサプライズ発表した。これは、ライブ中のMCの最中に発表。急きょステージが暗転し、スクリーンに「重大発表」の文字が表示された後、菅井と守屋の就任発表に、1万5千人の客席から拍手と歓声が送られた。2人は、サプライズでの発表に驚きの表情を隠せず、菅井は「私でいいのかなという気持ちもありつつ、こうして選んでいただいたからには、もっとメンバーのことにも気を配って、認めてもらえるようなキャプテンになれるように、精いっぱい頑張っていきたいと思います」と抱負。守屋は「びっくりしすぎて、まだよくわからないですが、何事も私らしく全力で気合で頑張ります!」と意気込みを示した。
2017年01月21日東京理科大学の現役学生でタレントの菅井美沙(すがい・みさ=21)が、20日に自身初となるDVD・BD『サイエンス・ガール』(竹書房)を発売した。インスタグラムでは、「DVDの発売から、色んな事に繋がってテレビや雑誌でたくさん活躍できるように、夢を実現するように、頑張って行きたいと思います」と抱負を伝え、昨年末にはツイッターで「ファーストDVDもうすぐだね」と発売を心待ちにしている様子だった菅井。そんな菅井の願いが込められた今回のDVDは、"現役リケジョ"ならではのシーンや、クラシックバレエ歴11年の経験を生かしたシーンなどが収められているという。本編80分で特典映像10分。DVDは3,800円、BDは4,300円(いずれも税別)。1995年5月1日生まれ、広島県出身。身長153センチでスリーサイズはB80(F)-W52-H80。若槻千夏、木下優樹菜、小倉優子、菜々緒、筧美和子、おのののからの芸能事務所・プラチナムプロダクションに所属している。
2017年01月20日ハイク(HYKE)は、2017年春夏コレクションより、竹ヶ原敏之介が手掛ける「ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)とのコラボレーションライン「ビューティフルシューズ×ハイク(BEAUTIFUL SHOES×HYKE)」を展開する。これまでグローバルブランドと、様々な企画を行ってきたハイク。2014年秋冬コレクションには、マッキントッシュ(MACKINTOSH)と共に「マッキントッシュ×ハイク(MACKINTOSH×HYKE)」を始動させ、2015年にはアディダス オリジナルス(adidas Originals)とタッグを組み「アディダス オリジナルス バイ ハイク(adidas Originals by HYKE)」をスタートさせた。ハイクの次なるコラボレーション相手は、「ビューティフルシューズ」。ファーストシーズンは、パイソンを上品に用いたパンプス4型を発売。指先のあたりで切り替えを施し、モダンな印象に仕上げている。華奢なポインテッドトゥタイプだが、ウエッジヒールなので履き心地も抜群だ。【アイテム詳細】ビューティフルシューズ×ハイク展開時期:2017年3月(予定)価格:62,000円+税、68,000円+税※モデルによって価格は異なる。【問合せ先】BOWLES / ボウルズTEL:03-3719-1239
2016年10月27日「もっと貯金があれば、お金の悩みがなくなるのに……」と考えることはありませんか?でも、それは間違い。どんなに貯金があっても、お金の不安がつきることはないのです。では、どうしたらいいのでしょうか?それは、毎月お金を生み出してくれる仕組み=「金の卵を産むニワトリ」を持つこと。そうすれば生涯にわたって、お金の悩みのない充実した生活を送ることができるのです。とはいえ、お金を生み出す仕組みを持つなんて、難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方のために読んでいただきたいのが、『金の卵を産むニワトリを持ちなさい』(菅井敏之著、アスコム)。お金のソムリエ・元メガバンク支店長の著者が、家計を見なおし、どんな人でも「金の卵を産むニワトリ」を持てる方法を教えてくれるのです。■食費や交通費の節約はストレスを増やすだけ「金の卵を産むニワトリ」は、いきなり手に入るわけではありません。まずは自分の家計を見なおし、お金が貯まる体質を身につけることが大切。そして貯金を元手に、お金を生み出す仕組みをつくっていくのです。ただ、節約しようとしてランチ代や交通費を削ろうとするのはNG。数百円の節約を積み重ねても、ストレスがたまる一方だから。効率よく節約するなら、細かい出費より、大きな出費である4大固定費に注目するべきなのです。■お金持ちになるには4大固定費の見直しから「住宅費」「保険料」「自動車費」「教育費」の4大固定費を見なおすだけで、毎月数万円の節約をすることができます。たとえば労働日数が月25日だったとして、750円のランチを500円の弁当に変えれば、6,250円の節約になるかもしれません。また、7万円の家賃を交渉して1割値下げしてもらえれば、毎月7,000円の出費をストレスなく減らすことができます。手厚くかけすぎている保険を解約すれば、数千~数万円の節約に。その他、週末しか乗らない車を手放したり、子どもの習い事や塾を見直したりすることでもかなりの出費を抑えることができるはずです。確かにこれなら、日々の節約に神経をすり減らさなくてもいいですよね。そして、4大固定費は合わせて収入の50%以下にすることがポイント。そうすれば、細かい節約をしなくてもお金が自然に貯まっていくのです。*節約というと、「今日のランチは500円に抑えよう」「急いでいるけどタクシーを使うのはもったいない」などと考えがちですが、その一方で大きな出費を見落としていたりするものですね。みなさんも、自分の家計を振り返り、お金の貯まる体質を目指しましょう。きっと「金の卵を産むニワトリ」を持つチャンスが訪れるはずです。(文/平野鞠) 【参考】※菅井敏之(2016)『金の卵を産むニワトリを持ちなさい』アスコム
2016年05月04日預金をするのはメガバンクか? 信用金庫か? お金が貯まるのは、クレジットカード2枚か4枚、さて、どっち? の続きです。元・銀行支店長で、今は6棟のアパート+カフェのオーナーである菅井敏之さん。菅井さんは、『 お金が貯まるのは、どっち!? 』という本を上梓し、お金が貯まる選択について教えてくれている。「お金を増やした成功者たちは、常に『お金が増えるのはどちらか?』を考えて決めているのです。決して『なんとなく』でははありません」と、菅井さん。お金を貯めるには、生活のさまざまなシーンで、「お金が増える選択」と「将来、銀行からお金を借りやすくする選択」をしていくことが、不可欠だ。持ち家と賃貸、お金持ちになれるのはどっちか?では、今回の選択にいってみよう。【問】持ち家派と賃貸派、お金持ちになるのはどっち?【答え】資産を作りたいなら、断然「持ち家派」がいい。大切なのは物件選び。「将来、売れる、貸せる」立地の物件を選ぼう! 菅井さんは、「断然、持ち家派」「家は持ち家がいいか、賃貸がいいか、」は、世の中の多くの人にとって永遠のテーマ。けれども菅井さんは「私は断然『持ち家派』です」と、キッパリと言う。「『資産をつくる』という目的を持った場合は、賃貸は何もいいことはありません。単にお金が出ていくだけで、そのお金が返ってくる見込みはゼロです。」賃貸派の論客は「家を買ったらリスクを抱えることになる。物件価格が下がってしまうリスクが大きい。売りたい時に売れないし、貸そうにも貸せない。お金が出て行くだけだから、資産とは言えず、負債でしかない」と言うが、それについては、どうお考えなのだろう?悪い物件は負債、いい物件は資産「負債になるのは、そもそも購入した物件が悪いのです。悪い物件は負債になるし、いい物件は資産になります。持ち家なら、いい物件を選べば、将来、売ることもできるし、貸すこともできる。賃貸では、資産を増やせる『可能性』はない。資産を増やせる可能性を高めてくれるのは、持ち家だけなのです」資産になる不動産物件とは?では、どのような物件を買えば資産になるのだろう? 菅井さんが重視しているのは、以下の3つのポイントだ。<資産になる不動産物件のポイント>1.とことん「いい立地」にこだわるいい立地とは、貸す時に「いい値段」で貸せる場所のこと2.物件価格は、毎月の賃貸料の200倍を目安にする物件価格の目安は、貸した場合に取れる家賃の200倍。3.住宅ローンの支払い額を、手取り収入の25%以内に抑えるこれ以上のパーセンテージになると、毎月の家計を圧迫し、貯蓄ができない資産になる不動産物件は、どのエリアにある?次に、物件を買うエリアは、どう決めたら良いか教えてもらった。「私は『歴史のある地域は家賃の相場が下がらない』と確信しています」と、菅井さん。逆に、新しくつくられた住宅地は危ない。たとえば、昔のニュータウンや新興住宅地は、同じような年代の人が、当時一斉に入居しているため、時が経つと町自体が高齢化し、若者は出て行く。「2020年の東京オリンピックの開催が決定し、晴海や豊洲といった湾岸エリアのマンションが人気を集めています。同じような年代の人が集まってきて、第2、第3の多摩ニュータウンのようになってしまわないか心配です」ごちゃごちゃした町が理想「それよりも、歴史があって、いろいろな年代の人が住んでいる町を選びたいですね。古い人も新しい人もいて、ごちゃごちゃしている。そういうごちゃごちゃした町が理想です」具体的には、王子や巣鴨、月島、高円寺などは昔からある町なので、地域力があり、腰が強いそう。もちろん駅からは、近いほうがいい。自分が借りる側になってみれば、おのずと条件も見えてくる。持ち家を買う時には、「なんとなく」地縁のあるエリアを選びがち。でも、持ち家も「資産としての価値」という視点をもって、物件を選択したほうがよさそうだ。お金を増やしたいのは、家族を豊かにしたいからさて、ここでひとつ考えてほしいことがある。それは、「多くの人は、ただ『自分のお金を増やしたい』というだけではなく、家族の生活を豊かに楽しくするために、子どもの将来のために、お金に関する知識を深めたいと考えている」ということだ。しかし、家族を豊かにしたいと思っても、実際は「家族がいるとお金がかかる」とよく言われるし、その通りだと実感している人もいるだろう。ところが、菅井さんは、「家族がいるからこそ、お金は増える!」と言う。それは一体どういうことなのか?そこで、次回からはお金について、家族を豊かにすることに焦点を合せて考える「家族のお金が増えるのは、どっち!?」特集が始まります。40万部突破のベストセラー◇ お金が貯まるのは、どっち!? (著者:菅井敏之/アスコム) 定価:本体1300円(税別)
2015年09月12日「選択肢がたくさんある人生は楽しい」。そう語るのは元・銀行支店長の菅井敏之さん。菅井さんは、25年間の銀行員生活に終止符を打ち、現在は6棟のアパート経営で年間7,000万円の不動産収入を得ながら、田園調布でカフェ「 SUGER COFFEE 」を経営している。そんな菅井さんに、お金を増やす法則を伺った。普通の会社員が、不動産収入7,000万円に菅井さんは1960年生まれ。ご自身の人生は「バブルだったので、お金のことなんて何も考えず遊び回っていた」20代を経て、30歳の時に思うところあって生活をあらため、写真のような家計簿をつけ始めた。「生活費と教育費以外は、ほとんどお金を使わなかった」という30代でお金を貯め、44歳の時に最初のアパートを購入。そこから資産を着々と増やして、現在に至る。「私の特徴は、銀行員として人に『お金を貸す』側の立場もわかるし、不動産オーナーとして銀行から『お金を借りる』側の立場もわかるということです。」(菅井さん談)「選択肢が多い人生」のためのお金の準備2つ「よく『将来が不安』という言葉を聞きますが、これはつまり、選択肢がない状態のことなんです」と、菅井さん。「お金のために、〇〇しなければならない」「お金がないから、〇〇ができない」。お金がないと、人生の選択肢はおのずと狭まってしまう。「未来のことはわかりません。ただ、いざ、何かをやりたいと思った時に、その道を選べないことはとても悲しい。だからこそ、将来の選択肢を広げるために、次の2つのことが必要なんです。」(菅井さん談)<「選択肢が多い人生」にするためのお金の準備> 1.お金をきちんと貯めておくこと 2.金融機関からお金を借りやすくしておくこと選択肢を広げるために「お金をきちんと貯めておくこと」は、わかる。けれども、「金融機関からお金を借りやすくしておくこと」というのは、どういう意味だろうか?預金をするのはメガバンクか? 信用金庫か? どっち!?「金融機関は、お金をおろす場所だけでなく、借りる場所でもあるんですよ。たとえば、住宅ローン。家を買う場合は、誰もが何の疑いもなく住宅ローンを組もうとするはずです。」そんな時、メガバンクは大企業の人や公務員のように、安定している人しか相手にしてくれない場合も多い。けれども信用金庫は違う。500万円の預金があったとしても、メガバンクではまったく相手にされないが、信用金庫なら「上客」として扱ってくれる。また、関係性をうまくつくれば、将来、あなたが必要な時に、お金を貸してくれる可能性も高い。つまり、給与振込口座や預金を『なんとなく』メガバンクにしている人は、信用金庫との信頼を築くことで「お金を借りやすくしておく」というチャンスを、無自覚に逃しているのだ。お金が増えるのは、どっち!?「お金を増やした成功者たちは、実は、こういうことのひとつひとつに対して、明確に答えを持っています。必ず『お金が増えるのはどちらか?』を考えて決めているのです。決して『なんとなく』ではありません」と、菅井さん生活のさまざまなシーンで・この選択でお金が増えるか?・この選択で将来、銀行からお金を借りやすくなるか?を念頭において選択をしていく、という発想。これが、お金を増やすには不可欠なのだ。では、そろそろ最初の質問を菅井さんに投げかけてもらおう。「クレジットカードを持つなら、2枚か4枚、さて、どっち?」実はこれ、あなたの信用に関わる大切な問題だ。答えは次回で。40万部突破のベストセラー◇ お金が貯まるのは、どっち!? (著者:菅井敏之/アスコム) 定価:本体1300円(税別)
2015年09月10日元メガバンク支店長の著者が信用金庫への預金を薦めるなど意外性と説得力のある内容で40万部のベストセラーとなった書籍『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)。その第二弾でこちらもベストセラーとなっているのが、『家族のお金が増えるのは、どっち!?』だ。そこで以前掲載した第一弾の『お金が貯まるのは、どっち!?』のインタビューに続き、第二弾『家族のお金が増えるのは、どっち!?』について、著者の菅井敏之氏にインタビューした内容を紹介したい。同書は、お金に好かれる「親子」と「夫婦」の法則を解説。家族全員が安心して暮らすために知っておきたい「お金の話」を伝授する。巻末特別付録として「家族のお金が増える書き込み式ライフプラン表」が付く。主な内容は、「親は自分の『資産の内容』を子どもに教えるべきか?」「家計が苦しいとき、親は子にどんな説明をすべきか?」「自分と『同じ銀行』に、子どもに口座をつくらせなさい」など。○人生を生きる人々は皆「経営者」――前回インタビューさせていただいた『お金が貯まるのは、どっち!?』は今でも書店で平積みされてロングセラーになっていますが、その理由はどんなふうに思われますか?実はこの本は若い年代を意識して書いたのですが、実際手にとられて読まれたのは50代、60代の方も多くて、息子さんに読ませたいという形で広がっていったようなんです。――なるほど。中高年層の方々にも響いたわけですね。その方たちは、自分は70代、80代の親を抱えた子供であり、一方では夫であり、あるいは大学生の親であったりと、家族の中でいろいろな役割がある。子供としての自分、夫としての自分、親としての自分、それらをお金という面でどういう役割をもたなければいけないのか。読者がそういう事に関して関心を持っていることに気づき、第二弾として『家族のお金が増えるのは、どっち!?』を書いたわけなんです。――私もいま40代ですが、まさに高齢の親を持つ子供であり、夫であり、2人の子供の親でもあります。その中で、お金というものに関して向き合わざるを得ない局面は多々ありますね。お金といっても、投資信託の専門家、証券の専門家、不動産投資の専門家、そういった方々はたくさんいらっしゃいますよね。だけど、我々は自分が家族という会社の社長として、人生を歩んでいるわけです。経営者なわけです。そうした視点から、私が人生のコンサルタントといえば恥ずかしいですが、投資本とか、お金の教科書みたいなものではなく、人生を生きる"経営者"の方々が、自分の人生を豊かなものにするための、お金に関する全体最適を目指す本が必要だと感じたのです。僕の場合は、銀行員として、いろんな企業経営を見てきたし、人生経営を見てきたわけです。全体を俯瞰できるんですね。そこが違うんです、おそらく他の本と。○同じ信用金庫で口座を作ることで、家族3代の信用を引き継ぐ――そうかもしれないですね。菅井さんのプロフィールのところにも、お金を貸す側と借りる側の両方を経験されたのが強みと書かれていますが、私も銀行って何で特別な存在なんだろうと勉強していて、何で銀行員は特別な存在なのかということを考えたときに、今菅井さんがおっしゃったように全体を俯瞰できるという。立ち位置なんです。産業界でお金を血液としていろんな業界に供給していて、いろんな業界も見られました。個人の方を含めて。住宅ローンやアパートローンなど、どういう人がお金を貸していい人なのか、全体を俯瞰できるわけです。一様に成功している人というのは、銀行から信用されて、信頼されて、お金を上手に使って、資産を増やして、フローの収入も増えています。このロジックの中に銀行というのが組み込まれているんです。銀行員とうまく付き合う。信用されるというのが成功するための必須条件じゃないですか。であれば、そのロジックがどういうものかを言ってくれる人が今までいなかったですね。――結構赤裸々に書かれている部分もありますね。義侠心じゃないですけれど、友達、同期、先輩総スカンを覚悟で書きました。元はメガバンクにいながら、信用金庫と取引しろなんて、何言ってくれるんだという話ですよ。だけど、失ってもいいと、腹を括ったということなんです。――なるほど。『家族のお金が増えるのは、どっち!?』もそうした思いで書かれたわけですね。ただ、単身で生きることを選ぶ人も増えていると思うのですが、この本ではむしろ家族であるからこそ、お金が増えると書かれています。一人で300万円しか稼げない人が、お金を借りるのは難しいです。だけど、400万円の年収のある女性を妻にすると、世帯収入が700万円になるわけです。そうしたら住宅ローンが組めるんです。単純にいえば、そんな話です。年収300万円の人が単身で家を持つのは難しいですよね。奥さんも働いて、子供を実家に預けて教育してもらって自分も働く。昔は妻も野良仕事をしていて、祖母が子守をしていたんです。そうやって世帯収入を増やして、家計を維持していたわけです。家族が多いほどいいのです、この世の中。――やはり菅井さんのお話はいつも目から鱗(うろこ)ですね。前回の本では、元メガバンクの人が信金を薦めたというのが衝撃の一つだったと思うのですが、第二弾のこちらの本では、その信金を親子で、三世代で連結して活用するという方法が語られています。信用金庫に口座がある100坪の広い敷地を持つ高齢の方に息子さんがいる。これは息子さんにとって信用になります。ですがその息子さんがメガバンクに行って口座つくってくれといったら、ただの何とかさんです。どっちが有利でしょう、という話です。――菅井さんも山形で祖父の方が養蚕をされていたとか。そういうところからの発想ですか?いやいや、やっぱり銀行で成功している人を見ているからです。帝王学は代々つながっているものがあるんです。名家。地元の名士。商工会議所で代々会頭をやっている家とか、代々地主でその村の主みたいな人が確実にいるわけです。そうした方々は決して派手ではないですし、地味でむしろ質素です。しかしながら、心は豊かで社会貢献にも関心を持っているのです。そういう方々は、自分の築いた信用、築いた人脈をいかに自分の子供に継承させるかということに対してものすごくこだわります。それはお金、目に見える資産だけではない、自分の信用というのも自分の大事な財産だという認識があるからです。それを子供にも相続させたい、連続させたい、というのが帝王学です。それはお金持ちだけの特権ではありません。普通のサラリーマンでも、個人事業主として、自分を独立した経営者として位置づければ、自分の子供に信用を引き継いでもらったほうがいいですよね。――まじめにコツコツ生きてきた信用を、子供にも同じ信用金庫に口座を作ってもらうことで、継承させることができるわけですね。○悩みを聞いて解決する能力を親が付けてあげることが必要――ファミリーレストランで子供に「観察」させて「質問」をする話が出てきますよね。ファミリーレストランを経営する「経営者」やビルの「オーナー」の存在を感じさせるという。そうした"帝王学"もサラリーマンでもできますよね。教育というと、従業員として言うことを聞く、仕事を覚える、といったような雇われ根性みたいな教育がずっと行われてきているわけです。いっぱい知識を詰め込んで暗記した人が頭がいいというような。それは違いますね。そんなものはインターネットで検索すればすぐ出てくる話で、そうではなく、問題そのものを設定する能力だとか、あるいは問題を解決する能力だとか、答えが一つでなくてもそういう能力を子供に身に付けさせるのが"帝王学"となります。――自分はまったくやったことがないです。悩みを聞いて解決することとか、実社会においてはそちらの方が単に知識をもっていることより余程貢献度が高いわけです。不思議なんですけど、学校ではそういうことを一切教えないですよね。では学校で教えてくれないなら、誰が教えるんだと。親しかいないですよね。そういうことがわかっている人は、子供が若いうちから教えるし、"虎の穴"ではないですが、地獄の特訓で子供に筋肉をつけてあげたらいいのではないでしょうか。4万円も5万円もかけて子供に塾に通わせて、訳のわからない問題を解かせる一方で、稼ぐ力を付けてあげることなどは全く手つかずでしょう。このアンバランスさが不思議でしょうがないです。成功している人はそういうことを意識してやっているのを見てきましたので、世の中全体が豊かになるために多くの人に伝えたいのです、私からのメッセージとして。○お金についてもっと家族で話そうよ――まさにおっしゃる通りだと思います。また今回の本では、冒頭で息子がお父さんがいくらの生命保険を聞いたら怒ったという話が出てきますね。私も聞こうにも聞けないのですが、日本人はお金について話すことがいけないことというような雰囲気がありますよね。ありますね。それは絶対払拭しなければいけませんね。――なぜでしょうか。卑しいものという認識があるからでしょう。だけどお金というのは社会貢献によって得られる物というふうに教えれば、むしろお金を持っているということは、たくさん人に貢献したんだなと、子供に教えなければいけません。人に貢献した人だからこそお金を持ったんだよ、あの人はすごいねと。見習おうねと言わなければいけないのに、何悪いことしたんだろうとか。何だまくらしたんだと教えるから卑しい人、卑しいことになってしまうんです。――お金についてもっと家族で話そうよ、ということでしょうか。お金が欲しいからとお金を追いかけている人にはお金ってついてこないんだよと。人から信頼される、信用されるから、その結果としてお金を貸してもらえるし、お金を貸してもらえるから会社を興したりできるということです。元々の信用がなかったら、何でもお金ってついてこないんだよと。みんな信用、信頼にこだわっている。信用、信頼の残高が多い人のところにお金はよってくるんだよと。だから靴も磨けよ、机の上もきれいにしろよ、言葉使いもきれいにしろよ、立ち振る舞いをスマートにしろよ、よれよれの服を着てるなよ、髭を剃れよ、要するにそういうことですよね。人から信用されるためにはどういう服を選ばなければいけないのか。信用、信頼を大事に思っているからです。――お金というのは人に貢献しているから、人から信用されて、その結果もらえるものだと。そういう視点が日本にはあまりないですね。お金持ちはたくさんの人を豊かにし、悩みを解決した、その成功者です。愛をいっぱい与えたからああいうふうになったんだぞ、お前もああいうふうにならないとだめだぞと言わなければだめなんです。○妻への真の愛とは?――菅井さんが見られてきたのはお金持ちですけれど、普通の会社員も実践するべきということですね。65歳を過ぎたら、好むと好まざるとにかかわらず、いわゆる社長として放り出されるわけですから。あとは奥さんに投資をすることです。自分株式会社の"不稼働資産"なわけです。夫は65歳になったら伸びしろはないです。ガンガン働いて、50歳、60歳まで働いていたわけですから、そこから先は難しいです。だけど、奥さんは子育てを終えて、元々能力は高いですよ、この方々は。だけど、家庭で、あるいはパートで、ライターの技能でもいいし、美容師の資格でもいいし、そういった稼げる、50万円60万円じゃなくていいから、10万円、15万円稼ぐ。投資すれば世帯収入は増える。家としての世帯収入を考えたときに、不稼働資産、ものすごい言葉ですが、ポテンシャルが高い経営資源に投資し、そこでニューマネーを稼ぐという、これは価値のあることです。サラリーマンは特に、50万円の収入の人が70万円ってなかなか難しいですけれど、俺に社長になれよということかということになるわけです。残業なんてつかないし、だけど奥さんは余地があって、そういう人にちゃんと10万円働けるだけの力を身に付けてもらえれば安心ですよね。自分のことばかり考えているんじゃなく、きちんと奥さんの将来を考えてということです。60歳を過ぎても、自分がいなくなってもこれで食べていけるから、自分は安心して死ねると言えばいいのです。――本の巻末にあるこのライフプラン表ですね。どっちが先に80歳になるのですかという話です。女性の平均寿命は87歳というのはわかっている話です。ということは、自分が死んでも10年間は生きているわけです。妻の残りの人生に責任は持たないのですかということです。ライフプラン表を見ればわかるわけです。成り行きで放漫経営をしてはだめでしょうと。そうなったら、自分のためには働けないけど、妻のためだったらそれなりのことをしてあげなければと思うのが愛です。――本当の愛ですね。親や子供、妻に関する考え方、本当に勉強になりました。本日はありがとうございました。いかがだっただろうか。菅井さんの家族に対する愛、そして一家を経営する人としての覚悟がビンビン伝わってくるインタビューだった。皆さんもぜひ、書店で手にとってご一読ください。
2015年08月24日『家族のお金が増えるのは、どっち!?』(菅井敏之著、アスコム)というタイトルを見て思い出すのは、2014年のベストセラー『お金が貯まるのは、どっち!?』。つまり本書は、その第2段ということになります。25年のメガバンク勤務を経てアパート経営に転じ、年間7,000万円の不動産収入を得ているという著者が、ここでは家族が安心して暮らすために知っておきたい「お金の話」を紹介しているわけです。きょうはPart 3「お金を増やす『夫婦』はどっち?」に焦点を当ててみます。■共働き夫婦のブラックボックス状態は危険夫婦どちらかが家計を管理しているため、パートナーがその内容を全く知らないというのはよくあるケース。たとえば妻が家計を管理し、夫は毎月おこづかいをもらっているとしたら、夫は家計の全体像をまったく把握していないことが多いとか。一方、夫が毎月、決まった額を妻に渡し、残りのお金を自由に使っているとしたら、妻は夫の正確な収入を把握できないことに。共働きの場合も、見えない部分は多いものです。つまり、一部のお金がブラックボックスになっていて、預金がいくらあるのか、収入がいくらあるのか、片方だけが把握し、片方はまったく知らないということがよくあるということ。しかし著者は、「あなたの預金総額はどのくらいですか?」とたずねられても答えられない人が多いことを、「きわめてキケンな状態」だとしています。そしていちばん怖いのは、すべてを夫、もしくは妻に任せていた結果、「老後のための貯蓄をまったくしていなかった」という事態。そして、たとえばカードローンに手を出したり、生活費を湯水のように使ったりするのは、「自分だけ」がお金の管理をすることによって陥る罠。お金に関し、相手が「大丈夫、任せておいて」というときは、あまり信用しない方がいい。それが、長年の銀行員経験から得た著者の持論だそうです。■理想の状態はお互いの情報を開示すること家計管理の理想は、お互いの収入と支出を把握し合うこと。簡単なことではありませんが、それでもひとつだけ、オープンにすべきものがあるといいます。それは、お互いの貯蓄額もしくは貯金。家計全体でいくら貯まっているかを明らかにするということ。具体的には月1回くらいの頻度で、おもに家計管理をしている側が、もう一方に現状を明らかにし、お互いに確認するといいそうです。共働きの場合は天引き預金の通帳をつくり、お互いがそこに、たとえば収入の20%ずつ貯めるようにする。そして月に1回、「合計いくらあるか」を確認しあう。これだけのことで、お金の最悪なトラブルを避けることができる。著者はそう説明しています。(文/印南敦史)【参考】※菅井敏之(2015)『家族のお金が増えるのは、どっち!?』アスコム
2015年05月14日アスコムはこのほど、ベストセラー『お金が貯まるのは、どっち!?』の第2弾となる『家族のお金が増えるのは、どっち!?』を発売した。著者はTSネッツ代表の菅井敏之氏。価格は1,300円(税別)。同書は、元銀行支店長である著者がお金に好かれる「親子」と「夫婦」の法則を解説。家族全員が安心して暮らすために知っておきたい「お金の話」を伝授する。巻末特別付録として「家族のお金が増える書き込み式ライフプラン表」が付く。主な内容は、「親は自分の『資産の内容』を子どもに教えるべきか?」「家計が苦しいとき、親は子にどんな説明をすべきか?」「自分と『同じ銀行』に、子どもに口座をつくらせなさい」など。菅井敏之氏は1960年生まれ。学習院大学卒業後、1983年に三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。2003年に金沢八景支店長(横浜)に、2005年に中野支店長(東京)に就任する。48才で銀行を退職し、その後、不動産などを手掛けるTSネッツを設立。2012年にはカフェ「SUGER COFFEE」(東京都・大田区)を開店し、人気店舗となる。また、初の著書『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)は37万部を超えるベストセラーとなっている。
2015年04月27日