世田谷パブリックシアターの芸術監督・野村萬斎がホストとなり、毎回異なるゲストを招いて表現の本質に迫る人気シリーズ「MANSAI 解体新書」。7月に開催される記念すべき30回目は「特別版」と称し、萬斎が新作パフォーマンス『5W1H』を披露する。また、これまでの「解体新書」で培った“知の成果”をカタチにするため、パフォーマンスのビジュアルデザイン・テクニカルディレクションを日本を代表するクリエイター真鍋大度+石橋素+ライゾマティクスリサーチが手掛ける。【チケット情報はこちら】公演は二部制。第一部では新作『5W1H』を上演。When(何時)、Where(何処で)、Who(何人が)、What(何を)、Why(何故)、How(如何にして)、という《六何の法則》を記号化することで、人間のプリミティブなパフォーマンスを表現し、そこから“生きている人間”を実感していくという試み。第二部では各ステージごとにゲストを招き、萬斎とトークを繰り広げる。現在パフォーマンスの創作に取り組んでいる萬斎からコメントが寄せられた。「今回の『5W1H』は、今までの「MANSAI 解体新書」とはまた違う、観客参加型のレクチャー&パフォーマンスになる予定です。最新の映像や技術と、私の古典的身体がコラボレートします。「5W1H」という情報の基礎から、人間とはどこの誰であるという、自分の座標軸のような、ある種の因果の中で偶然ここにいる、という「立ち位置」を俯瞰できるような内容になると思います。きっと色々な方に色々な刺激があると思うので、トークではゲストの方含めて皆さんがどういう反応をされるのか楽しみにしています。だれもがふだんの生活ではなかなか認識することのない、けれど確かにだれもが持っている「自己」という存在そのものを、ちょっと揺さぶる体験が待っています。どうぞお楽しみに」公演は7月9日(火)から14日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて開催。チケットはぴあにて発売中。<各回トークゲスト>7月 9日(火) 19時公演 首藤康之(ダンサー)7月10日(水) 19時公演 落合陽一(メディアアーティスト)7月11日(木) 14時公演 佐々木正人(多摩美術大学統合デザイン学科教授、東京大学名誉教授)7月11日(木) 19時公演 大友良英(音楽家)7月12日(金) 14時公演 コロッケ(エンターテイナー)7月13日(土) 14時公演 稲葉俊郎(医師 医学博士)7月13日(土) 19時公演 樋口真嗣(映画監督・特技監督)7月14日(日) 13時公演 田根剛(建築家)
2019年06月28日女優の吉岡里帆が26日、都内で行われた「綾鷹」東京2020戦略発表会に、狂言師の野村萬斎らとともに出席した。野村が出演する新CMにちなみ、"心をととのえる方法"を聞かれると、野村は『深呼吸』と挙げた野村は「目を閉じながら深呼吸できればなお瞑想的なところに入れると思いますけど、息を落ち着かせて、体の力みをなくすというか、落ち着くということですね」といい、過去に気持ちが昂ぶってしまった仕事を聞かれると「舞台はライブで本番は一期一会なんですね。すべてがそうと言えばそうなんですけど、去年はジャポニズムという催しがパリで行われていて、『三番叟』という演目をやりました。それをやるときは、日本文化に対して理解のない方と言いますが、初めての方にダンスとして上手く見えるようにというときはだいぶ息が入りますから、その分、深呼吸をしましたね」と答えた。一方、『中指のツボをおさえる』と発表した吉岡は、多くのフラッシュを浴びると「そんなにフラッシュ炊かないでください(笑)。大したことじゃないので。恥ずかしい…」と恥ずかしそうに語り、MCから実演をお願いされると「この辺りをギュッと押さえて、よく緊張する現場とか、長ぜフリフの前とか、ピリッとする瞬間は押さえて、リラックスをさせていただいております」と紹介。マイクフォローをしていた野村と2ショットで、指のツボを押している写真をたくさん撮られた吉岡は「なんか結婚指輪をするみたい(笑)」と照れ笑いを浮かべた。さらにイベントでは、京都・宇治の老舗茶屋「上林春松本店」代表の上林秀敏氏の指導の元、吉岡が本格的なお茶いれを体験する一幕もあり、「恐縮です。緊張します」と中指のツボを押さえてから、真剣な表情でお茶を淹れた吉岡。「ひゃー、緊張しますねえ。萬斎さんに変なお茶は出せない」と気合いを入れて入れたお茶を野村に提供し、そのお茶を飲んだ野村から「急須で淹れるとまた全然違いますね。美味しいですね」とお褒めの言葉をもらうと、吉岡は「誰かに飲んでもらうということを意識しながら丁寧に淹れるお茶というのは、すごく素敵だなと思いました。(美味しいと言ってもらい)感無量です。よかったです」と胸をなで下ろした。また、2020年に向けての目標を尋ねられた吉岡は「日々の仕事を1つずつ丁寧に頑張っていきたいですし、綾鷹を通してたくさんの方にお会いする機会があると思いますので、日本のよさを少しずつでも伝えていけたらいいなと思います。そしてお茶を飲んで、心を整えて、私も頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。
2019年06月26日2月16日~17日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、前週まで2週連続首位だった「七つの会議」(福澤克雄監督)は3位に後退。それでも週末2日間で動員12万5,000人、興業収入1億6,500万円を記録。累計動員は120万人、興収は15億円を突破しヒット中だ。池井戸潤氏の原作を映画化した同作。狂言師の野村萬斎(52)演じる主人公の中堅電機メーカーの万年係長・八角民夫が、上司をパワハラで提訴。それによって人命にかかわる製品の強度偽装、データの改ざんなどが明らかになっていく群像劇だ。「池井戸氏の作品のなかでも映像化が難しいと言われていた作品です。萬斎さんは原作を読み込んだうえで自身のアイディアも取り入れ、観客に受け入れられる八角像を作り上げました。香川照之さん(52)や及川光博さん(48)、片岡愛之助さん(46)ら“池井戸オールスターズ”による丁々発止のセリフの掛け合いも見どころとなっています」(映画関係者)能楽狂言方和泉流野村万蔵家の名跡である萬斎だが、85年に公開された故・黒澤明監督の映画「乱」で俳優デビュー。本業で多忙なだけに出演作はそれほど多くはないものの、実は映画界に絶大な貢献を果たしているのだ。「01年公開の『陰陽師』、03年公開の『陰陽師II』はいずれも興収が30億円を突破。12年の『のぼうの城』も28億円を超える大ヒットとなりました。さらに16年に公開され82.5億の大ヒット作となった『シン・ゴジラ』のゴジラは、萬斎さんの動きをモーションキャプチャーで取り込んだもの。これまでにない動きをすることで、ゴジラファンにも受け入れられました」(芸能記者)「七つの会議」では、自身の最高興収を上回ることができるのか。注目といえそうだ。
2019年02月20日現在公開中の映画『七つの会議』の大ヒット御礼舞台あいさつが13日、都内で行われ、野村萬斎、及川光博、藤森慎吾、朝倉あき、福澤克雄監督が出席した。2月1日に公開初日を迎え、週末興行成績ランキングで1位、ぴあ映画初日満足度1位を獲得、そして公開から13日目で観客動員数100万人を突破した本作。大ヒットを記念して行われたこの日の舞台あいさつに、主演の野村萬斎らが登壇した。劇中で主人公の八角民生を演じた野村は「映画が100万人突破し、興行成績も2週連続で1位ということで本当にありがとうございます。皆様のお陰だと思っておりますし、リピーターの方が多いということで、中毒性の高い映画ということのようでございます。その中毒性を他の方にも分けていただきたいですね」と感謝の言葉を述べた。周囲の反響について、エゴサーチなどでネットでの評判を目にしたという野村は「皆さん針一本落としても気づくぐらいお芝居を集中して見ているみたいです」と好評の様子。女性社員の敵とも言える新田雄介役の藤森は「朝倉あきちゃんのファンの方だと思いますが、『お前絶対に許さないからな』というツイッターでの書き込みがありました。それに長野の両親と姉が映画館で見てくれたみたいで『映画は面白かったけど、あなたの役は過激なのね、あなたはそういう人間じゃないことは分かっているから』と言われました」と明かして笑いを誘った。舞台あいさつの後半には、社会人の悩みをキャスト陣がアドバイスをおくることになり、4月に新入社員となる20代の男性から先輩や上司と仲良くなるコツを問われた野村は「僕の本業は大先輩がたくさんいる業界。自分の自信があるところから小出しに出していってコミュニケーションをとることが大事だと思います」とアドバイスを。上下関係が厳しい芸人の世界に身を置く藤森も「標的を決めたら徹底的に調べますね。何が好きなのか調べてその話をします。好きだとアピールすることが大事だし、最終的にはモノでイチコロ!」と自身がしていることを明かし、及川は「笑顔じゃないですかね。笑顔であいさつが結構大事だと思います。笑顔は最強の武器ですよ」と笑顔の重要性を説いていた。『陸王』や『下町ロケット』、『半沢直樹』といった企業の矛盾や働く人々の葛藤や絆を描いて人気を博している作家・池井戸潤の同名小説を、『半沢直樹』や『下町ロケット』(いずれもTBS系)を手掛けた福澤克雄監督が映画化した本作。結果がすべてとも言われる中堅メーカーを舞台に、社内で起きたパワハラ騒動に隠された謎が明らかになると、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがす事件が巻き起こる、というストーリーとなっている。
2019年02月13日「僕は、役者としてどこか人と変わったところがなきゃいけないと思いながら、一方で普通でありたいという気持ちもあって。だからサラリーマン役は念願だったんです」そう話すのは、映画『七つの会議』(2月1日公開)でサラリーマン役に初挑戦している野村萬斎(52)。萬斎が演じた八角民夫は会議中に居眠りをするようなぐうたら社員。自身のきちんとしたイメージとはかけ離れている気がするが。「そういうイメージをいい意味で裏切るっていうのが楽しいじゃないですか。でもね、実は僕も意外とぐうたらしているんですよ。時間にルーズだったりとか。弟子の稽古っていうとめんどくさがっちゃって、遅れて行くこともあります(笑)」本作は、香川照之(53)や北大路欣也(75)といった演技派俳優たちがこぞって出演していることも見どころのひとつ。「香川さんとお会いするのはとくに楽しみでしたね。僕がずっと伝統芸能をやってきたところから、映像にも出るようになったっていうのと、香川さんは真逆でしょ?だからどういう感覚なのか聞いてみたくて。現場では虫に関するいろいろなご講義もしていただきましたよ(笑)」CGも使わず、舞台はほとんど会社内。にもかかわらず、壮大なスケール感を誇っている本作。その片鱗は撮影中から感じられたという。「現場は非常に熱い雰囲気でしたね。まさに試合をしている感じでしたよ。人間の演技力だけでここまでの表現ができるなんて、本当に素晴らしいことじゃないですか」
2019年02月01日映画『七つの会議』から、主題歌となっているボブ・ディランの「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」をじっくりと聴くことができるスペシャル映像が期間限定で公開された。池井戸潤の小説を、主演・野村萬斎をはじめ、香川照之、及川光博、音尾琢真、橋爪功、北大路欣也ら重厚かつ超豪華俳優陣が参加し映画化した本作。“結果がすべて”――そんな考え方がいまもなお続く中堅メーカーを物語の舞台に、社内で起きたパワハラ騒動をきっかけとして、そこに隠されたある謎により会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがしていくというストーリー。そんな本作の主題歌は、あの世界的ロックアーティスト、ボブ・ディランが歌うバラード「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」。これまで、数々の有名アーティストたちがカヴァーしてきた本楽曲。例えば、ビリー・ジョエルのカヴァーは愛の歌として感銘を受けるが、オリジナルの歌には、より広範に渡って人を包み込む優しさや癒しというものが感じられ、今回の主題歌は、闘いを終えた人々への鎮魂歌となっている。公開されたスペシャル映像では、豪華俳優陣が織りなすストーリー展開に合わせて編集、初公開シーンもたくさん登場。映画を観る前に、また観た後にも楽しめる映像となっている。なお、今回のスペシャル映像は3か月間の期間限定。ぜひお見逃しなく。『七つの会議』は2月1日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:七つの会議 2019年2月1日より全国東宝系にて公開©2019映画「七つの会議」製作委員会
2019年01月31日狂言師の野村萬斎、長男の裕基くん、長女・彩也子さんの親子3人が共演する公文教育研究会の新テレビCMが、1月21日からYouTubeで公開され、2月1日から全国で放送される。野村親子3人のCM共演は今回が初めて。現役大学生の彩也子さんはこれが記念すべきCMデビュー作となる。公文式OBの野村萬斎と裕基くんがそれぞれ2014年と2017年から、KUMONのCMに出演しているが、このたび同じく公文式OGの長女・彩也子さんも共演することになった。新CMは、「生きる英語力」編、「くもんの子」編、「一人ひとりのKUMON」編(各15秒・30秒)、「魅力の3教科」編(60秒)の4タイトル。野村親子3人の微笑ましい掛け合いを通じて、KUMONの価値と魅力を伝えるとともに、“親も!子も!やっててよかった、公文式!”というメッセージを全国の家庭に届ける。親子3人の初共演ということで、これまで以上に表情がにこやかだった萬斎。一方、裕基さんは姉の彩也子さんとの共演にやや緊張の面持ちを浮かべていた。そして、それ以上に緊張していたのが、今回が初めてのCM撮影となる彩也子さん。それでも、頼もしい父親と仲良しの弟と一緒ということで、次第に肩の力も抜け、撮影が進むにつれて父親譲りのセンスと度胸の良さを発揮。細かなアクションも難なくこなし、初体験とは思えない素晴らしい演技を披露していた。そんな姉の様子を見て、自身の緊張もすっかりほぐれたのか、「次のシーンはもっといけると思うよ」と裕基さん。兄のようなコメントで、現場には笑いがこぼれた。野村萬斎は「初めての親子3人で、不思議な感じもありましたが、撮影を楽しむことができました。自分が幼い頃やっていた公文のCM出演に加えて、親子共演も果たすことができ光栄です」とコメント。裕基さんは「今回は父に加えて姉も登場したので、前回よりも楽しんで撮影ができました。姉は思っていた以上に上手に演技をしていて、僕も負けられないなと思いました」と振り返り、彩也子さんも「初めてのテレビCMで、最初は手が震えてしまうほど緊張しましたが、父と弟が和ませてくれたので、無事に演技ができました。普段、こんなに大勢のスタッフさんたちに囲まれて仕事をしている父と弟を改めて尊敬しました」と語った。
2019年01月21日2月1日公開の映画『七つの会議』の完成報告記者会見が16日、都内で行われ、野村萬斎、香川照之、及川光博、音尾琢真、藤森慎吾、朝倉あき、吉田羊、世良公則、鹿賀丈史、北大路欣也、福澤克雄監督が出席した。『陸王』や『下町ロケット』、『半沢直樹』といった企業の矛盾や働く人々の葛藤や絆を描いて人気を博している作家・池井戸潤の同名小説を、『半沢直樹』や『下町ロケット』(いずれもTBS系)を手掛けた福澤克雄監督が映画化した本作。中堅電機メーカーを舞台に、社内で起きたパワハラ騒動に隠された謎が明らかになると、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがす事件が巻き起こる、というストーリーとなっている。主人公の八角民生役を演じた野村萬斎は、本作で初のサラリーマン役に挑戦した。「サラリーマンの役がやっと回ってきたという純粋な喜びもつかの間、地に足がついてない役かと思いましたが、話が進行していくうちに大きな犯罪や真相が分かっていきます。とにかく総当たり戦でもありますので、スリリングに演じて楽しい毎日でしたね」と満足げ。八角というキャラクターは「ぐうたらな役でしたね(笑)。最後まで見るとそうとも言い切れませんが、僕自身もぐうたらなので役作りとしては入りやすかったです」と語った。本作で初共演となった香川は「全くそんなことはなくて、常に姿勢をよくしてましたよ。対極の役の挑戦だったと思います」とべた褒めだった。また、昨年末に自身のインスタグラムで長年所属していた事務所との契約終了を報告し、独立との報道もある吉田羊は、野村扮する八角と離婚するも八角の良き理解者の元妻・淑子役を演じている。「私は会社勤めの経験がないので、サラリーマンのご苦労をこの映画で知りました。もしこの方々が私の旦那であるならば、帰ってきた旦那樣に一品夕飯のおかずを増やして提供したいと思います」と話した。それぞれの立場は違えど、サラリーマンの姿を描いた本作。それにちなみ、「このキャストの中で会社員に向いている人は?」という質問を投げ掛けられた福澤監督は「及川さんは絶対に失敗します。雰囲気的に自由過ぎちゃって。音尾さんもちょっとついていけないんじゃないかな。後は皆さん大丈夫ですよ」と回答。その回答に香川は「電車乗れないでしょ」と同意し、当の及川も「切符の買い方が分かりません。あっ! 今は切符じゃないんでしたっけ?」と笑いを誘っていた。映画『七つの会議』は、2月1日より全国公開。
2019年01月16日日常の中にありそうでありえないシチュエーションを用意して、それに遭遇した人の行動を観察する「ニンゲン観察!モニタリング」の新春3時間スペシャルが1月2日(水)放送。木村拓哉、大泉洋ら豪華ゲストが出演する。以前本番組に出演し大きな反響を巻き起こした木村さんはドラマ「Beautiful Life」以来19年ぶりに“美容師”となって、ターゲットの女性客のシャンプー中に本物の美容師とこっそり交代するモニタリングに挑戦。さらに木村さんをターゲットにしたモニタリング企画では主演最新作『マスカレード・ホテル』の共演者である勝地涼、菜々緒らも完全協力のもと、木村さんに様々なモニタリングを仕掛けていく。多数の応募の中から選ばれた視聴者の夢を叶えるため芸能人が奮闘する「芸能人ドリームモニタリング」には大泉さんが初参戦。映画上映前に流される「NO MORE 映画泥棒」が怖くて映画館に行くことができなくなってしまったため、「映画館で映画を観られるようになりたい」という21歳の女子大学生を救うため、大泉さんがあの手この手でアシスト。続いて父親が他界してからあまり外出をしなくなってしまったという大泉さんファンの60歳の母親を、観光に連れ出してほしいという願いを聞き、大泉さんがその母親を横浜・中華街デートに誘う。感動のラストは必見。そのほか「最強メンタリストDaiGo に超一流芸能人は勝てる? 勝てない?」には映画『七つの会議』から野村萬斎、香川照之が、新春ドラマ特別編「下町ロケット」からは阿部寛、竹内涼真が参戦。今回この4人の内の誰かがDaiGoに白旗を上げさせる。勝負の行方をお見逃しなく。そのほか大好評「心霊バス」もパワーアップして登場。木村さんが主演を務める映画『マスカレード・ホテル』は1月18日(金)より全国東宝系にて公開。大泉さん主演の『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は現在大ヒット全国公開中。野村さん、香川さんらが出演の『七つの会議』は2月1日(金)より全国東宝系にて公開。阿部さん、竹内さん出演の新春ドラマ特別編「下町ロケット」は1月2日(水)21時~TBS系でオンエア。「ニンゲン観察!モニタリング」新春3時間スペシャルは1月2日(水)18時からTBS系で放送。(笠緒)
2019年01月02日2016年のノーベル文学賞を受賞した米の歌手ボブ・ディラン(77)の楽曲が、狂言師・野村萬斎(52)主演の映画「七つの会議」(福澤克雄監督、来年2月1日公開)の主題歌として使用されることとなったという。一部スポーツ紙によると、主題歌となるのは97年の名曲「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」。ディランは同賞の受賞後にドラマや映画のタイアップ契約を結んでおらず、日本の映像作品に楽曲の使用を許可するのは今作が受賞後初めて。プロデューサーがディランの大ファンであることから、約1年にわたって交渉。何度も長文のメールを送ってオファーし、説得したという。「世界的ロックバンド『クイーン』のフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒット。日本では。ひそかにクイーンブームが巻き起こっています。『七つの会議』がヒットすれば、デュランブームも再来するのではないでしょうか」(音楽業界関係者)「七つの会議」の原作者は、11年に「下町ロケット」で直木賞を獲得した池井戸潤氏(55)。数多くの作品がドラマ化されているが、映画化されるのは今年公開された「空飛ぶタイヤ」に続き2作目だ。「『空飛ぶタイヤ』の主題歌は、サザンオールスターズの『闘う戦士たちへ愛を込めて』。映画のために桑田佳祐さんがわざわざ作詞作曲を手がけた力作です。そして今回はボブ・ディラン。立て続けに大物が起用されただけに、3作目はさらにハードルが上がりそうです」(芸能記者)ディランのファンも劇場に足を運ぶことになりそうだ。
2018年11月30日池井戸潤原作の野村萬斎主演映画『七つの会議』の主題歌が、ボブ・ディランの「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」に決定。最新予告映像と本ポスタービジュアルも公開された。ロック界最重要アーティストであるボブ・ディラン。全世界アルバム・トータル・セールスは1億2500万枚を超え、38作のオリジナル作品、ライヴやコンピレーションを合わせると60タイトルを超え、600曲以上の自作曲、そして世界中で2千回以上のライヴを行い、半世紀以上に渡って常に第一線で活躍している唯一のアーティストだ。過去11度のグラミー賞受賞(1991年にはグラミー特別功労賞受賞)、1982年には「ソングライターの殿堂」入り、1988年には「ロックの殿堂」入りを果たすなど数多くの功績を残している。今回本作の主題歌に決定したのは、1998年のグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した「タイム・アウト・オブ・マインド」収録のバラード「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」。歌・作詞・作曲をボブが手掛けた本楽曲は、ビリー・ジョエル、アデル、エド・シーランなどなど、多くのアーティストもカバーするほどの名曲。なお、ボブが日本映画へ楽曲提供するのは、2016年のノーベル文学賞受賞後初となった。本映画製作着手と同時にボブの楽曲使用を打診、何度も交渉が続く中で、夏にフジロックで来日したボブがこの曲を演奏したことで一層の力を得、「正義」を問いそれが晴らされた印象的な場面、企業戦士が戦い終わった時の「鎮魂歌」として、疲れ切ったサラリーマンに癒しと希望を与えたいことを強調できるとさらに熱望。結果、約1年に渡る交渉の末、主題歌に決定したのだという。主題歌決定と同時に公開された予告編では、主題歌が挿入。主演の野村萬斎をはじめ、香川照之、及川光博、北大路欣也ら豪華キャストたちの激しい演技合戦を覗くことができる。なお、映画主題歌「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」をフィーチャーしたボブ初のラヴ・ソング集「フィール・マイ・ラヴ ~ Love Songs of BOB DYLAN」が2019年1月23日に発売されることも決定した(※日本独自企画)。『七つの会議』は2019年2月1日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:七つの会議 2019年2月1日より全国東宝系にて公開©2019映画「七つの会議」製作委員会
2018年11月27日日本文化が織り込まれた和菓子が、いま欧米諸国でも注目されている。美食大国であり、お菓子の国であるフランス・パリで、人びとに愛される和菓子店や和菓子職人から和菓子イベントまで、パリの和菓子を訪ねてみた。柚子やきな粉が定番の味にパリで好まれる和菓子の魅力とは? 日仏友好160周年記念として、7月から来年3月までフランス・パリを中心に開かれている日本文化の祭典「ジャポニスム2018」。伊藤若冲や琳派の展示会、野村万作・萬斎と杉本博司による能舞台、野田秀樹演出の舞台、石野卓球によるテクノイベント、など魅力的なイベントが日々繰り広げられている。日本文化の祭典『ジャポニスム2018』の一環で開催された「和菓子ライブパフォーマンス」。訪れたフランス人たちに大好評だった美しい上生菓子©️ 青木 悠一/Studio Lazuliジャポニスム2018の参加企画として、和菓子文化を伝える実演イベント「和菓子ライブパフォーマンス」がパリ市内で開催された。全国和菓子協会の認定団体・チーム和菓子を代表する三人の和菓子職人が、上生菓子からおはぎやどら焼きまで、さまざまな和菓子づくりを披露した。実演をするのは、全国和菓子協会の認定団体・チーム和菓子の匠©️ 青木 悠一/Studio Lazuli参加者の目のまえでどら焼きを焼き、浮島竿流しをつくる©️ 青木 悠一/Studio Lazuli会場は、フランスでは誰もが知るグラン・セザール(料理高等専門学校)「フェランディ」、そして日本でも有名なブーランジユリー「ポワラーヌ」。料理ジャーナリストやパティシエ、MOF認定のシェフを招いた「フェランディ」では、人びとは上生菓子の美しさや繊細さに驚き、素材や作り方を質問する光景が見られた。授業の合間に参加したフェランディの生徒は興味津々フェランディで指導するMOF有資格ブノワ・ニコラ氏も和菓子を味わう©️ 青木 悠一/Studio Lazuli「ポワラーヌ」では、店のご常連や地元のひとが詰めかけて、練り切りやどら焼きを試食。またヘルシー食材として大豆の人気は高いため、きな粉のおはぎにも注目が集まった。「ポワラーヌ」のパンを買いきて、イベントに参加するひとも©️ 青木 悠一/Studio Lazuliきな粉のおはぎを実演。フランス人の和菓子職人シャルロットさんの通訳もあり、質問が飛びかう©️ 青木 悠一/Studio Lazuliそして和菓子のお供は、お茶ではなくコーヒー! 和菓子にあうことで知られる、日本のコーヒーAGF®「煎」とともに、和菓子×コーヒーという新たな組み合わせでおもてなし。最近パリのカフェでもドリップコーヒーが注目されていて、人々はハンドドリップで淹れた「煎」を愉しんでいた。繊細な和菓子の味を引き立てる、香り高く爽やかな味わいのAGF®「煎」©️ 青木 悠一/Studio Lazuli来訪者の姿に「昔より餡に抵抗が少なくなった気がする。油脂を使わない、ヘルシーなデザートとして和菓子を理解するひとが増えてきました。抹茶はもちろん、柚子やきな粉には一般のひとたちも興味を持っています」とチーム和菓子リーダーの清水利仲さん。美しさとヘルシーさで注目される和菓子。近々、有名和菓子店のパリ出店もあると聞く。小さく甘い日本文化は、食の都フランスでどのような存在になっていくのだろうか。秋日和と名付けられた干菓子や飴菓子。暦や風物を織り込んだ小さく甘いアートは、フランス人の心をとらえていた©️ 青木 悠一/Studio Lazuli取材・文/森 有貴子<プロフィール>江戸の老舗や職人などの取材が多く、相撲、歌舞伎、落語と江戸文化好き。オンラインマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)にて「大人の江戸あるき」というコラムを連載中。2019年から和菓子連載を予定。
2018年11月25日池井戸潤の傑作クライムノベルを野村萬斎主演で映画化する『七つの会議』。この度、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平らの出演が決定。ポスタービジュアルと予告編も到着した。「結果がすべて」――。本作は、そんな考え方がいまなお続く会社が舞台。きっかけは社内で起きたパワハラ騒動だったが、そこに隠されたある謎が会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことに…。“働くこと”の正義とは?守るべき信念とは?現代に生きる全ての日本人に捧ぐ、企業犯罪エンターテインメント作品だ。■新たに実力派キャストの出演が決定プライドが高く、社内で犬猿の仲である営業部の粗探しに執着している東京建電経理部課長代理・新田役には、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾。同じく東京建電の営業一課員・浜本優衣役を朝倉あき。カスタマー室長・佐野役を岡田浩暉。絶対的な権力者である徳山の腹心、東京建電の親会社ゼノックスの副社長・田部役を木下ほうか。萬斎さん演じる八角の元妻・淑子役を吉田羊。零細ねじ工場の社長・三沢(音尾琢真)の妹・奈々子役を土屋太鳳。東京建電で取り扱う数多くの商品とその部品の開発・管理を担当している商品開発部の奈倉役を小泉孝太郎。若き八角が営業を行った老夫婦の息子・星野役を溝端淳平。東京建電経理部長の飯山役を春風亭昇太。東京建電経理部経理課長役を勝村政信。東京建電副社長・村西役を世良公則。過去に東京建電に在籍し、その強権的な態度で出世したゼノックス常務取締役・梨田役を鹿賀丈史。東京建電社長・宮野役を橋爪功が演じる。■ティザーポスタービジュアル&予告編公開またキャスト発表に併せて、無精ひげの八角が会議室の机の上に立ち、こちらを睨みつけるティザーポスタービジュアルも公開。さらに、予告編では今回解禁となったキャストを含む総勢20名が一挙登場!遠藤憲一がナレーションを務める本映像では、「死に物狂いで数字をあげろ!」「あんたみたいなお荷物は、生きてる価値すらないんだよ」「朝から晩までかけずり回れ!」などと、数々の“パワーワード”が詰め込まれており、本作の圧倒的なスケールと重厚で謎に満ちたストーリーを垣間見ることができる。『七つの会議』は2019年2月1日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:七つの会議 2019年2月1日より全国東宝系にて公開©2019映画「七つの会議」製作委員会
2018年09月13日耐熱性に優れている萬古焼の土鍋は、三重県の伝統工芸品のひとつ。直火はもちろん、電子レンジやオーブンでも使うことができ、さまざまな調理に活躍します。離乳食もアヒージョもキッシュも! 萬古焼の小鍋で簡単に作れます三重県の伝統工芸品である萬古焼(ばんこやき)は、熱に強く、電子レンジやオーブンでも使用することができる優れもの。三重県発のお魚離乳食通販サービスのmogcook(モグック)で取り扱っている萬古焼の小鍋(4,104円【税込み】)は、料理家・栗原友さんがセレクトしたアイテム。食べる量が少ない赤ちゃんの離乳食作りにぴったりです。今回は萬古焼の小鍋を使った離乳食レシピをご紹介します。『魚と牡蠣のお粥』(調理時間:約6分/対象:後期から)【材料】魚 1パック※このレシピに使われているお魚は「ぶだい」です。牡蠣(小) 1個葱 少々椎茸 3g全粥 適量(ここでは90g)【作り方】(下ごしらえ)魚は解凍しほぐす。牡蠣、葱、椎茸はそれぞれ食べやすく刻む。1.小鍋に全粥、魚、牡蠣、椎茸を入れて煮込みます。最後に葱を入れて、サッと煮ればできあがり。大人用は仕上げに醤油を加えると美味しく食べられます。牡蠣にはタウリン、ビタミンB2、鉄、亜鉛等が豊富で、心臓機能を強くしたり網膜の発達を促したり、味覚や嗅覚の機能を正常に保つ作用もあります。特に妊娠中や授乳中は貧血防止にもなるので摂取しましょう。萬古焼の小鍋は離乳食のお粥作りのほかに、グラタンやアヒージョ、キッシュなどの調理にも使えます。デザインもシンプルでお洒落なので、離乳食期が終わっても活躍しそうですよね。mogcook4周年を記念して、萬古焼の小鍋などをプレゼント中mogcookでは現在、サービス開始4周年を迎えたことを記念し、mogcookの由来である「もぐもぐ(食べる)」、「クック(調理する)」にちなんだ商品をプレゼントする「もぐもぐ・クックプレゼントキャンペーン」を開催中。2018年8月31日(金)までの期間中、定期配送3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月分を一括購入されたお客様を対象に、先ほど紹介した萬古焼の小鍋のほか、萬古焼のミニカップ(1,728円【税込み】)やモグックオリジナルのベビースプーン(1,404円【税込み】)をプレゼント。離乳食に上手くお魚を摂り入れたいとお考えの方、これから離乳食が始まるという方、萬古焼のプレゼントがもらえるこの機会にモグックのお魚離乳食通販を利用されてみてはいかがでしょうか。詳しい情報は下記のホームページをご覧ください。【参考】mogcook
2018年08月20日現代能『陰陽師 安倍晴明~晴明 隠された謎…~』が9月、梅若実、野村萬斎、大空ゆうひ、桂南光(語り部)らによって上演される。公演に先駆けて記者会見が行われ、葦屋道満役の梅若実と、安倍晴明役の野村萬斎が登壇した。【チケット情報はこちら】映画監督の吉田喜重が原作を書き、梅若実(当時・玄祥)が節付・演出・出演し、Mr.マリックの超魔術も取り入れて2001年に初演された本作。海外を含め各地で20回以上公演を重ね、変化・発展を遂げながら今に至る。2016年の大阪公演では、野村萬斎が安倍晴明役を演じ、玄祥、脚本補綴の藤間勘十郎と共同で演出も手がけたが、今回は萬斎の単独演出で生まれ変わる。梅若実は「この作品を初演した2001年はちょうど、萬斎さんが映画『陰陽師』をなさった時期。萬斎さんの人気にあやかって、回数をさせていただきました(笑)。フランス、オランダなどにも参りましたし、晴明神社でも上演するなど、新作能としては、絶え間なく上演させていただいています。初演から10数年経ちましたので、今回は新しい視点、角度から見直すべく、萬斎さんに全面的に演出をしていただくことになりました。普段の能では考えられないような趣向もあり、面白い舞台になると思います」と語る。野村萬斎は、「(実)先生と私と、葛葉姫の大空ゆうひさんと、“異形なる者”が3人集まり、安倍晴明の世界をお見せします。先生と私の陰陽師対決もあります。私は映画に出て以来、自分と安倍晴明という役のセット感に悩み、敢えて避けていたところもありますが、羽生結弦さんのおかげで少し離れることができたかなと思います。演技、音曲性、謡、舞踊などが詰まった、ミュージカルに負けない伝統芸能の深さを感じ取っていただきたいですね」と意気込む。初演以来、様々なマジックや最新テクノロジーを用いていることも話題の本作。その意図や、古典的な表現との兼ね合いは?「能というと幽玄の静かなイメージがあるけれど、能の世界にもイリュージョンのようなことを行った時代があったんですよ。僕がこの題材を最初に選んだのは、あまり皆さんに能を杓子定規でとらえないようにしていただきたいという思いがあったから。我々も楽しんでやっている作品ですし、そういうところは萬斎さんに任せれば絶対、大丈夫です」(実)「我々の芸能のアドバンテージは、魑魅魍魎が都に跋扈する中世の時代感、闇が出せるところ。ですから、能狂言ではあまり使わない照明や音楽の効果、マジカルな演出なども取り入れつつ、何より能狂言であることを生かした、想像力をかき立てるダイナミズムを追求したいですね。“ジャパニーズ・アイデンティティ”を醸すパフォーミングアーツになると思います」(萬斎)中世と現代が出会う、刺激的な公演となりそうだ。公演は9月6日(木)・7日(金)に東京・新宿文化センター大ホールにて。チケットの一般発売に先駆けて、現在プレリザーブを実施中。受付は6月26日(火)午前11時まで。取材・文:高橋彩子
2018年06月20日狂言師の野村萬斎(52)が直木賞作家・池井戸潤氏(54)のベストセラー小説を映画化した「七つの会議」(2019年公開予定)に主演すると、一部スポーツ紙が報じている。 記事によると同作で萬斎が演じるのは、中堅電機メーカーの万年係長の主人公役。主人公が上司をパワハラで訴えたことをきっかけに、社内の問題が次々と明らかになっていきストーリーが展開される。 同作には池井戸氏原作のTBS系ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などに出演した、香川照之(52)、及川光博(48)、片岡愛之助(46)、北大路欣也(75)ら“池井戸組”の常連が集結。ヒットの期待が高まっている。 「『七つの会議』は、13年に少年隊の東山紀之さんの主演作品としてNHKでドラマ化されています。これだけ短いスパンでドラマ化・映画化というのは、あまり例がないこと。しかしオリジナルの脚本ドラマ・映画がヒットしなくなった昨今、売れっ子作家の作品の争奪戦はさらに激化してしまっています」(出版関係者) 特に池井戸氏の作品は民放キー局のみならず、NHKそしてWOWOWも次々とドラマ化。売れ筋の原作10作品以上が映像化されている。TOKIO・長瀬智也(39)主演の映画「空飛ぶタイヤ」(6月15日公開)も、09年に仲村トオル(52)主演作としてWOWOWでドラマ化されている。 「池井戸さんの作品はドラマ化が連発してきました。その争奪戦は今後、映画化をめぐっても巻き起こるだろうといわれています。原作のファンとしては、テレビと映画を見比べるのが楽しみになりそうです」(芸能関係者)
2018年05月11日「陸王」「下町ロケット」などの半沢直樹シリーズほか、代表作を数多く抱える池井戸潤。その中でも傑作小説として名高い「七つの会議」を、野村萬斎主演で実写映画化することが決定した。■あらすじ都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた…。■初の池井戸作品に出演する野村さん「結果がすべて」そんな考え方がいまなお続く会社が本作の舞台となり、主演を務めるのは狂言界の至宝にして、俳優としても存在感を放つ野村萬斎。捉えどころのない自由奔放な顔と、信念を貫く強い心を併せ持つ人物像の主人公・八角民夫に挑む。野村さんにとっては、初のサラリーマン役となり、「八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」とコメント。作品に関しては「登場人物たちが人生を懸けてしのぎ合う、手に汗握る物語。原作をご存知の方も、そうでない方も、そのスリリングな展開を大いに堪能していただけるはずです」と大いに期待を寄せた。そのほかキャストにも、社内で絶対的な存在である営業部長・北川に香川照之。うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博。営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助。零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春。そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、いままでの池井戸作品を支えてきた、重厚かつ超豪華な俳優陣が揃った。会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがしていく、働くことの「義」を問う内容は必見だ。『七つの会議』は2019年より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月10日小説家・池井戸潤の『七つの会議』が実写映画化され、狂言師の野村萬斎が主演を務めることが10日、明らかになった。2019年の公開を予定している。同作は池井戸による企業小説を実写化。都内にある中堅メーカー・東京建電で起きたパワハラ騒動をきっかけに、想像を絶する秘密と闇が明らかになっていく。野村は営業一課の万年係長でぐうたら社員の八角民夫を演じる。『私は貝になりたい』『祈りの幕が下りる時』などを手掛け、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』と池井戸作品とともに歩む福澤克雄がメガホンを取る。営業部長・北川に香川照之、うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博、営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助、零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春、そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、実力派キャストが揃った。野村は「ようやくめぐり合えた池井戸作品。そして、福澤監督とのお仕事に心から喜びを感じています」と喜びを表す。「私自身、初のサラリーマン役。それでいて、八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」と意気込んだ。また、共演者について「特に、香川さんは、芝居と古典芸能の両側の世界で生きる者として、"気""間合い"のような独特の感覚が互いにあるように感じています。共演が本当に楽しみですね」と期待を寄せた。ドラマ『半沢直樹』の土下座シーンも話題となった香川は「池井戸潤・福澤克雄の両巨頭が組む作品カラーはすでに国内に幅広く浸透しているという点では、そこに出演する私に求められる役割はほぼ確定していると言ってもいいのだが、主演の野村萬斎という鬼才と福澤との融解、あるいは彼と池井戸ラインとの化学反応こそは、私が現場で土下座してでも盗み見たい最大の焦点だ」と語る。及川も「『半沢直樹』以来の池井戸作品の出演となります。いただいた脚本がとにかく面白く、今作の一部として機能できることにワクワクしています」と期待を表した。同じく『半沢直樹』で独特の存在感を見せた愛之助は、「野村萬斎さんとはプライベートで仲良くさせて頂いておりますが、仕事をご一緒するのは初めてです。同じシーンが多いのでリラックスして撮影をすることができております。香川さんは歌舞伎の舞台でご一緒することがあるので、いろいろなお話ができ楽しませて頂いております」と印象を明かす。TEAM NACSの音尾は、「『陸王』に続いて、池井戸先生の作品にまた出演できて幸せです」、北大路も「『半沢直樹』以来、久しぶりの福澤監督演出になります」と、池井戸作品のオールスターが集結。立川は「狂言師、歌舞伎役者、アーティスト、ちょっぴり落語家も。あいかわらず福澤組のキャスティングは一筋縄ではおさまりきりませんね」と驚きを語った。福澤監督は「今作は『会議』を舞台にした物語。今まで見たことのないような映像表現に挑戦し、極限まで追い詰められた人間の心情と行動を、ドラマチック、且つダイナミックに描ければと思います」と構想を明かした。撮影は4月30日から始まり、6月上旬のクランクアップを予定している。
2018年05月10日月に1回お届けしている、御神札の正しいお祀りの仕方や日々の奉仕。今回は新しく神棚を自宅に設置する際に、神様にお鎮まりいただく「神棚奉斎」について解説しましょう。神棚奉斎ってどんなことをするの?自宅に初めて神棚をお祀りする、または宮形を新しくした際に行いたいのが「神棚奉斎」です。空間を清浄にして神様が神棚にお鎮まりいただき、家族を見守っていただくようお祓いとご祈祷を行うものです。これは御神札を納める前に行いますが、次の二通りのやり方があります。1.神主さんを自宅に呼んで執り行う神主さんを自宅にお招きして、設置した神棚の前で執り行います。所要時間は20~30分程度。当日は家族全員が揃って参加しましょう。神棚の前にあらかじめ神社から指定された神様への御供物(お酒、尾頭付きの魚、野菜、果物、お米など)を用意し、神棚奉斎の祝詞をあげていただきます。費用は神社によって異なりますが、3万円前後が一般的です。2.道具類を神社へ持ち込んで行う新しくする宮形や、買い揃えた祭器具を神社へ持ち込んでお祓いしていただく方法です。神具店によっては、すでにお祓いを済ませたものを販売しているところもあります。購入時にお祓い済みかどうか確認しておくとよいでしょう。所要時間は同じく20~30分程度で費用は5,000円からが多いようです。連絡をせず、突然道具類を持ち込んでも神主さんが行事や来客等で対応できないことも……。あらかじめお電話でお伺いする日取りを決めてから出かけましょう。最近では住まいの洋風化で本式の神棚を設置するお宅も減りつつあり、こうした神棚奉斎をすることも少なくなっているといいます。最初は簡易的な御神札立てからはじめてみて、「宮形や棚板を設置した本式の神棚をつくろう」と思ったときにこうした手順を踏んでもよいかもしれません。神棚奉斎をお願いする神社は地域の氏神様になります。「自分の氏神様がわからない」ということがあれば地域の神社庁にお問い合わせを。また「個人的に崇敬している神社があるので、そこでお願いしたい」という場合には、その神社へ問い合わせてみるとよいでしょう。なかには遠方であっても、出張料や日程等の折り合いがつけば対応くださるケースもあります。引っ越しのときにも祝詞をあげていただく転居の際にも神主さんに来ていただいて、この家で平穏無事に暮らせるようお守りいただいたことを感謝し、引っ越しをすることを奉告する祝詞をあげていただくと丁寧です。とはいえ、引っ越し前はなにかと忙しいもの。日程調整が難しいようであれば、家族で神棚に拝礼して転居する旨をお伝えして、引っ越すようにしましょう。●ライター大浦春堂【神様と暮らす #1】自宅にしつらえる、神棚のキホン【神様と暮らす #2】神棚をつくるときに用意したいもの【神様と暮らす #3】神棚をつくったら気をつけたい4つのこと
2018年02月22日フジテレビでは、アガサ・クリスティが1926年に発表した人気長編推理小説「アクロイド殺し」を、三谷幸喜脚本で日本で初めて映像化することが決定。野村萬斎を主演に迎えるほか、大泉洋、向井理、吉田羊、松岡茉優ら豪華キャスト共演で「黒井戸殺し」のタイトルで4月に放送される。「原作:アガサ・クリスティ×脚本:三谷幸喜」のコラボは、2015年にフジテレビ開局55周年特別企画として2夜連続で放送した「オリエント急行殺人事件」で初コラボが実現。続く今作は、クリスティの6作目の長編小説であり、エルキュール・ポアロシリーズの3作目にあたる「アクロイド殺し」が原作。事件が起きた人間関係を知るポアロの隣人による手記を読んでいく形で進んでいく本作は、その結末におけるトリックの斬新さによって、当時世界中に衝撃を与え、そのトリックを巡って「フェア・アンフェア論争」が引き起こされ、長らく映像化不可能とされてきた作品だ。「黒井戸殺し」のタイトルで映像化される今回は、「オリエント急行殺人事件」同様、萬斎さん演じる名探偵・勝呂武尊が主人公。そして医師・柴平祐を、舞台「ベッジ・パードン」で萬斎さんと同じ舞台には立っているものの、テレビドラマでの共演は今回が初めてとなる大泉さんが演じ、勝呂の良き相棒としてコンビを組み、事件の謎に立ち向かっていく。「オリエント急行殺人事件」以来、ドラマ出演は約3年3か月ぶりとなる萬斎さんは、「再び勝呂武尊を演じることができて、とてもうれしくもあり、やりがいもありました。前回の『オリエント急行殺人事件』のときより、人間味の増した勝呂になったのではないかと思います」とコメント。テレビドラマ初共演となる大泉さんについては、「いつもにこやかに明るく撮影現場を盛り上げてくれました。撮影の中で、洋くんと一緒にあぜ道を自転車で走るシーンがあり、偶然、勝呂が自転車から転げ落ちるシーンの倒れ方がチャップリンみたいになったところが、とてもおもしろかったです」と撮影中のエピソードも明かし、「10人の容疑者に対して、全員のアリバイを整理し、見破っていく駆け引きも見どころとなっています。複雑に絡み合ったアリバイを見事に解いていく勝呂武尊をぜひお楽しみに」と見どころを語っている。一方、とにかく台本が面白かったと話す大泉さんは、「三谷さん脚本による個性豊かなキャラクターたちがとにかく魅力的」と言い、萬斎さんについては「どんな役をやっても強力な印象を残すお芝居が大好きだったのでとてもうれしかったです。撮影中は、ずっと聞いてるとドンドン勝呂のキャラのとりこになり、最高に楽しい毎日でした。そんな勝呂と柴との掛け合いも見どころの一つだと思います」と話している。またこの2人に加え、物語を彩る個性豊かな登場人物たちを演じる俳優陣も決定。三谷作品初参加となる余貴美子、草刈民代、向井理、佐藤二朗、和田正人。三谷映画や舞台には出演しているものの、三谷ドラマには今回初出演となる寺脇康文。さらに、浅野和之、秋元才加、吉田羊、松岡茉優、藤井隆、今井朋彦、斉藤由貴、遠藤憲一が出演。彼らが代わる代わる事件の容疑者として浮上していく。夫を毒殺した疑惑のあった唐津佐奈子が死亡するところからはじまる本作。彼女を演じる吉田さんは、「故人ではありますが、語り手たちによる在りし日の私から、その人生を想像していただけるとうれしいです。大泉さんを想定した三谷さんの『当て書き』がこれまた楽しい!」とコメント。かねてより三谷作品に参加したかったという草刈さんは、「私演じます“満つる”さん、ちょっと変わった人です。このような役柄は演じたことがありません!でも、楽しかった~」と述べ、松岡さんも「野村萬斎さん演じる奇妙な探偵・勝呂に振り回されるのは大変心地よい時間でした」と参加した感想を語っている。そして“謎の男”役で出演する和田さんは、自身の役について「極めて重要な容疑者の一人です。明らかに怪しいです。疑われても仕方ない。誰が見てもそんな印象です。ストーリーを追っていく中で、加害者なのか?被害者なのか?と、そんなところにある種の面白みを感じる人物です」と説明しており、多くの登場人物の中でも特に気になるキャラクターだ。また脚本を手掛けた三谷さんは、「あの名作『アクロイド殺し』のドラマ化に関われるのは、クリスティファンの脚本家にとっては最高の喜びです。ミステリーの女王に敬意を表し、設定を日本に移した以外は、極力原作に忠実に脚色してみました」とコメントを寄せている。「黒井戸殺し」は4月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年02月15日「嵐」の櫻井翔と有吉弘行が出演者、スタッフ、そして視聴者の力を借りて、登場するゲストの願望・疑問・悩みを様々な手段で解決・実現するバラエティ「櫻井・有吉THE夜会」。その2月1日(木)今夜回に野村萬斎と松坂桃李がゲストとして登場する。今夜のゲスト、野村さんは狂言師としての活動はもちろん映画、テレビなどへも進出。映画『陰陽師』シリーズでの安倍晴明役や『のぼうの城』での成田長親(のぼう)役のほか、『シン・ゴジラ』ではゴジラのモーションアクターを務めるなど多彩に活躍。昨年公開の主演作『花戦さ』が第41回日本アカデミー賞で作品・監督・脚本・撮影・照明・美術・録音・編集の8部門にわたり優秀賞を受賞するなど、その才能をあらゆる分野で発揮中。もう1人のゲスト、松坂さんも映画『ツナグ』や『日本のいちばん長い日』『ピース オブ ケイク』などで幅広い役柄をこなし、俳優として着実にその評価を高め、昨年は『キセキ -あの日のソビト-』『ユリゴコロ』『彼女がその名を知らない鳥たち』が公開されたほかドラマ「視覚探偵 日暮旅人」でも主演を務め、昨年秋からスタートした連続テレビ小説「わろてんか」も好調だ。今回はこの2人をゲストに招き人気芸人・サンシャイン池崎の“実家里帰りロケ”企画をお届け。本番組では昨年、池崎さんが実家に里帰りするロケ企画を実施。“極貧”の幼少期を過ごしたという池崎さんの実家の様子が視聴者に大きな衝撃を与えたが、今回は冬の大寒波到来に備えるべく実家に必要なあるアイテムをサプライズでプレゼントすべく3度目の里帰り。しかし訪れた実家に崩壊の危機が…果たして“池崎ハウス”は無事冬を越せるのか!?さらに松坂さんが青春時代の写真を大公開する。今夜のゲスト、松坂さんは2月1日(木)本日より主演最新作となる映画『不能犯』が全国にて公開。集英社「グランドジャンプ」にて連載中の人気コミックを原作に、「不能犯」=“思い込み”や“マインドコントロール”で狙った相手を殺す“不能犯”と、そのコントロールを受けない正義の刑事の対決が描かれる。病死や自殺、事故などすべて立件不可能な形でターゲットを確実に死に至らしめる「不能犯」、宇相吹正を松坂さんが演じ、宇相吹と対決する女性刑事・多田を沢尻エリカが、その他新田真剣佑、矢田亜希子、間宮祥太朗といったキャストが共演する。「櫻井・有吉THE夜会」は2月1日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2018年02月01日狂言師野村萬斎が1998年から毎年1月に開催してきた「万作萬斎新春狂言会」が20回を超え、来年でサンケイホールブリーゼでの公演も10年目。常連客と共に、初めて狂言を観るという人も多い。この公演は、新春を寿ぐ華やかさや明るさに満ちて心地よく、狂言デビューにオススメだ。「万作萬斎新春狂言2018」チケット情報舞台にはお正月飾りのしめ縄。プログラムは毎年、野村家の元旦の行事である謡初(うたいぞめ)の披露から始まる。今年は『雪山』。会場の空気が引き締まり、新年の幕開きにふさわしい。次に人気の萬斎トーク。くわしくわかりやすく、とても楽しい演目解説だ。そして大名狂言『二人大名』、休憩を挟んで大変珍しい鬼狂言『政頼(せいらい)』。毎年、演目はその年の干支にちなんだものを選び、上演する。2018年は戌年。「関西の能楽界に呼ばれ、週に1度は京阪神に来ています」という超多忙な萬斎が、演目の見どころや想いを語った。『二人大名』は、野遊びに出たふたりの大名がお供がいなくて体裁が悪いと、出合った男に無理やり太刀を持たせるが、逆にその太刀で脅されて…という演目。「狂言では刃傷沙汰にはならないんですよ(笑)。鶏や犬のマネをさせるという、大名のもて遊び方がおもしろい。今年は酉年で来年は戌年だからね、干支を意識してます(笑)。最後には起上がり小法師のマネをするんですが、子供番組(NHK「にほんごであそぼ」)でもやっている内容なので、お子様同伴で来られるのもおすすめです」。『政頼』は、仏教が栄えて不景気になった地獄が舞台。鬼たちを引き連れた閻魔大王が、極楽と地獄に分かれる六道の辻まで亡者を迎えに出る。やってきた鷹匠・政頼を地獄に落とそうとするが…。萬斎が約10年前に復活させた演目で、大人数での上演となる。「和泉流として関西でやるのは初めてです。正月早々、地獄の話で申し訳ないですが、鷹狩は帝王の遊びだと鷹匠の誉れを語るところはお正月らしいですね。そして、地獄にも犬がいたので鷹狩をしてみせる…はい、こちらも犬が出ます(笑)。閻魔大王と鷹匠が友情を築くという、めずらしい展開でほのぼの感もある話ですが、これは鷹狩のシーンをどう見せるかがキモ。その生命線である鷹を手間暇かけて新たに作り、飛んでいるように見える工夫をしていますので、是非お楽しみに。鷹匠の狂言を観て、“一富士、二鷹、三なすび”と、縁起のいい夢を見ていただければ(笑)」。公演は1月25日(木)・26日(金)大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2017年12月27日狂言師・野村萬斎主演の映画『花戦さ』が、6日からビデオマーケット、TSUTAYA TV、U-NEXTなどで配信をスタートし、DVDも同日発売された。映画『花戦さ』今年6月3日に公開された同作は、鬼塚忠氏の小説『花いくさ』が原作。花の名手である初代・池坊専好と千利休の友情や、京都の町衆・六角堂にいる花僧が、権力者・豊臣秀吉の乱心に刃でなく花をもって相手をあだ討ちするストーリーが展開する。専好を演じる萬斎は、役柄の「天真らんまん」「奇想天外」というイメージからオファーを受ける。クランクイン前には華道の指導も受け、細かい所作にもこだわって撮影に挑んだという。「命あるものにさらなる命を吹き込む、純粋(ピュア)な存在として演じたい」と意気込み、「特有の所作に、私なりの動きを生かせれば」と語っていた。各レビューサイトでは、Yahoo!映画が3.68点、映画.comが3.3点、フィルマークスが3.5点(2017年12月11日時点)。DVDには、メイキング、記者会見や舞台あいさつなどの特典映像が収録されている。(C)2017「花戦さ」製作委員会
2017年12月11日井上ひさしの中期の名作『シャンハイムーン』が、栗山民也演出、野村萬斎主演で上演される。本作にかける思いを萬斎に聞いた。「シャンハイムーン」チケット情報1991年に発表された本作は、『阿Q正伝』『狂人日記』などで知られる中国の文学者・魯迅の物語。1934年の上海を舞台に、蒋介石率いる国民党政府より逮捕令が出された魯迅と、彼を匿う日本人たちのある1か月を描いたせりふ劇だ。「2012年と2015年に栗山さんと一緒に井上さんの『藪原検校』を上演して、いい手応えがあった。前回が若い血流みなぎる人物を描いていたのに対して、今回はコンパクトで充実感のある、しっとりとした大人の作品をやろうということと、オリンピックを前に、日本国というものを考えるいい機会になるのではと、この作品をやることになりました」。日本を憎みながらも、日本人を愛した魯迅。国単位では火花を散らしながらも、人間同士は分かち合える。現代にも通じるテーマを、井上作品ならではの笑いを交えて描いている。「非常に現代的な問題を映し出しているとはいえ、国家のことやアイデンティティの問題ばかりではなく、抱腹絶倒なところもある。歯医者の奥田が使った笑気ガスによって失語症にかかり、全部濁音になっちゃうとか(笑)。いろんな仕掛けがあって、そこから段々と本心があぶり出されてしまう。重味と軽味のバランスが非常によくとれているお芝居だと思います」。登場人物は6人。5年ぶりの舞台出演となる広末涼子が魯迅の妻・広平を演じるほか、友人の内山夫妻を鷲尾真知子と辻萬長が、医者の須藤五百三を山崎一が、歯医者の奥田愛三を土屋佑壱が演じる。「ほとんど本屋の一室を舞台に繰り広げるワンシチュエーションの話。魯迅は医学部出身なのに医者嫌いで、心肺機能も悪いし虫歯だらけなのに診察を受けようとしない。そんな彼に周りが翻弄される姿が可笑しく映るんじゃないかなと思います。また、それぞれのキャラクターにも裏話や生き様が見えてくる、非常に緻密にできた作品です」。激動の時代だからこそ、鮮明に浮かび上がる国を越えた人と人とのつながり。そこに「愛情の原点がある」と萬斎は語る。「恩と感謝みたいなものが、全体的に貫かれている気がします。愛ゆえに何かしてあげたいと思い、それに対して非常なる感謝を思う。その愛情は、国の思想や何かを超越するんだと思います。愛情が愛として巡りめぐって返ってくる感動もある。そんなことも描かれた気持ちのいい話だと思います」。公演は、2018年2月18日(日)から3月11日(日)まで東京・世田谷パブリックシアター、3月14日(水)・15日(木)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、3月18日(日)新潟市民芸術文化会館 劇場、3月23日(金)・24日(土)愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールにて上演。東京・兵庫公演はチケット先行受付中、順次一般発売開始。
2017年11月17日ゴジラという破壊神を演じた野村萬斎が、『花戦さ』では平和神に。どちらにしても、神の奇跡を表現する奇跡の俳優だ。○破壊神から平和神へ野村萬斎というと“ゴジラの中の人”を思い浮かべる人も多いだろう。『シン・ゴジラ』(16年)があれだけヒットしたのだから無理はない。謎の巨大生物ゴジラを、神がかった表現力で重厚に見せた彼だが、実は彼の本質は、ゴジラとは正反対の、軽やかな明るさにある。現在、ヒット中の映画『花戦さ』は、そっちの野村萬斎らしい映画で、恐怖の破壊神から一転、明るい平和神のような人物を演じている。そのレンジの広さには感嘆するばかり。『花戦さ』は、戦国時代、暴君・豊臣秀吉に、“花”で対抗した奇特な男・池坊専好(初代)の物語だ。織田信長が死んで、天下統一に最も近づいた豊臣秀吉は、権力をふりかざし、気に入らない人物を無慈悲に殺していく。その犠牲者は女、子供にまで及んだ。そんな彼に、たったひとり、唯一無二の方法で対抗した男・池坊専好の闘い方を描いた小説が、TBSの日曜劇場『JIN-仁—』、NHK朝ドラ『ごちそうさん』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』などの森下佳子の脚本によって映画化された。池坊専好(初代)とは、いまから555年前、京都で誕生した、いけばなの源流・池坊の当主。彼の武器は“花”。ペンは剣より強しという言葉があるが、専好は、花で剣に対抗した。いったいどうやって? 花で勝てるものなの? という興味が、映画の縦軸となっている。花のみならず、茶や絵画など豊かな文化が描かれ、文化的な生活への祈りに満ちた作品になった。専好は、どんな危機的状況にも明るく前向きに対処していくと言えば聞こえがいいが、物語のはじめは、このひと、大丈夫か? と一瞬心配になるくらい、その場からはみ出ている。最初はまだ少年時代というのもあるが、「はいッ」と野村萬斎が笑顔で返事すると、それまで深刻だった空気ががらりと変わる。そんな感じで、披露した生花に問題が発生、秀吉を怒らせて、あわや、お手打ちになりそうなピンチも、持ち前のユーモアで回避する専好。この出会いから、やがて、彼と秀吉は宿命の闘いをすることになる……。○”ありえなさ”に説得力を持たせる力いわゆる“型破り”な男を野村萬斎は強い説得力をもって演じている。何かと深刻な武士の世界で、腰を落してのしのしと歩く武士に対して、彼は宙を飛ぶように走る姿はアニメーションのよう。苦虫をかみつぶしたような表情をする武士たちに対して、破顔一笑という言葉がふさわしいような笑顔をふりまく。振り返ると、野村萬斎の明るさが全国的に注目されたのは、NHKの朝ドラ『あぐり』(97年)だった。もともと、狂言師として活躍していたが、舞台の世界を知る人は限られる。それが、作家・吉行淳之介、女優・吉行和子の母である吉行あぐりのエッセイをもとにした朝ドラで、ヒロイン(あぐり)の夫で、風変わりな人物・エイスケを演じると、たちまち人気は拡大した。実在の旦那さまは妻より先立つのだが、「殺さないで」という嘆願が殺到したというエピソードは有名だ。それほど、いつでもどこでも明るく、ルールにとらわれない開放的な人物像は魅力的だった。このときも、萬斎が出ると、画面が何割も明るく見えた。その後、安倍晴明の映画『陰陽師』(01年)も大ヒットし、舞台活動のみならず、映像の世界でも活躍していく。『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督の映画『のぼうの城』(12年)では、一見、でくのぼうに見えながら、農民にも別け隔てなく接し、城のピンチに奇想天外な作戦を考えつくユニークな武将を演じていた。野村萬斎の明るさの根源は、彼が狂言師であることだ。「狂言」とは庶民を主役にした喜劇だ。この「狂言」と対をなすのが「能」で、貴族や上流階級の者を主役にしたシリアスな演目。「狂言」と「能」を合わせて「能楽」と呼ぶ。萬斎によるゴジラの歩き方が、能楽の手法・すり足を使っていることは有名だが、さらに彼は、手のひらを上にあげた神がかった動きを考案し、『シン・ゴジラ』のゴジラの風格をあげた。狂言師として活動する一方、萬斎は、ギリシャ悲劇やシェイクスピアの悲劇に挑んでもいて、静と動、悲劇と喜劇などを人間の相反するものを、偏らず見つめ、体現してきた成果が、幽玄の世界に近いゴジラの動きにも生きたのだろうと思う。『花戦さ』では、狂言における軽やかさを生かしたと思われる萬斎だが、花をいけるシーンとなると、集中力がハンパなく、実に崇高に見える。喜劇であろうとシリアス劇であろうと、伝統芸能・狂言の担い手として幼少時から研鑽を積んだことが、その所作に現れるのだ。能楽は、戦国時代以前、室町時代から存在していて(その歴史は600年と言われる)、信長も秀吉もそれを愛した。だからなのか、野村萬斎は、『花戦さ』の時代と馴染む。それは歌舞伎俳優にも言えることで、秀吉役の市川猿之助との共演シーンは、不思議なほどしっくりする。能楽といけばなの歴史も近い。どちらも、先人の思いを長く大切に受け継ぎ育み続けることでは共通。その果てしない営みが、花で武力に挑むことも可能ではないかと思わせる。野村萬斎は、ありえないことを起こす力を、身をもって信じせてくれる、奇跡の男だ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年06月14日公開初日を迎えた映画『花戦さ』の舞台あいさつが3日、東京・丸の内TOEIで行われ、野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、篠原哲雄監督が出席した。この日は、豊臣秀吉に立ち向かう主人公の花僧、初代・池坊専好を演じた野村萬斎をはじめとするキャスト陣と篠原監督が勢揃い。主演の野村は「本当に今日という日を迎えられて嬉しいです。じっくり観ていただきたい映画で、1つ1つのシーンも見どころだと思いますが、何度も観ていただけたらと思います」とあいさつ。その野村扮する専好と秀吉(市川猿之助)、織田信長(中井貴一)、千利休(佐藤浩市)、前田利家(佐々木蔵之介)が共演した冒頭のシーンについて野村は「ロイヤルストレートフラッシュという噂もありますけど(笑)」と笑わせつつ、「もちろん撮影中は緊迫感がありましたけど、みんな仲良くというか、大勢人が出るシーンは時間が掛かるので、和気あいあいとやりました。みんながわりと京都弁に慣れようと京都弁を話している時に無理やり参入しようか戸惑っていました」と振り返り、初めて織田信長を演じた中井は「このメンバーだから1日で終わったんでしょう。異種格闘技戦みたいな感じで頑張りました」とジャンルが違えど芸達者な5人の力で乗り切ったことを賞賛していた。日本の伝統文化において同じ心を通じ合わせた天才花僧の専好と天下の茶人・千利休を演じた野村と佐藤。MCから「演じて分かり合えたことは?」という質問に佐藤は「この人(野村)の前で文化芸能は語れないでしょう」と恐れ多い様子だったが、「改めてというよりも野村萬斎を間近で見られる面白さはすごく楽しめましたね。お客さんになれました」と刺激を受けた様子で、野村も「2度目の共演で、けったいな役が多いので受け止めていただける方がいるってことは幸せなことだと思います」と佐藤に感謝しきりだった。野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐藤浩市といった狂言、歌舞伎、日本映画界を代表する俳優陣が共演を果たした本作。暴君と化した豊臣秀吉(市川猿之助)の圧政から町衆を守るため、真っ向から秀吉に挑んだ花僧、初代・池坊専好(野村萬斎)の大勝負を描く。
2017年06月04日野村萬斎、市川猿之助、佐藤浩市らジャンルを超えた豪華キャストが集結し話題の『花戦さ』が6月3日(土)に公開。萬斎さん、猿之助さん、佐藤さんに、佐々木蔵之介、中井貴一、森川葵、山内圭哉、和田正人、吉田栄作、篠原哲雄監督が舞台挨拶に登壇した。萬斎さんが華道の池坊専好、佐藤さんが千利休、猿之助さんが秀吉を演じ、天下人に“花”をつかってケンカを売る花僧の姿を痛快に描き出す。この豪華キャストの登場に客席からは割れんばかりの拍手が!映画では冒頭、信長(中井さん)が登場する岐阜城でのシーンで、萬斎さん、猿之助さん、佐藤さん、佐々木さん、中井さんらが一堂に会したが、萬斎さんは「“ロイヤルストレートフラッシュ”といううわさもありますが」と楽しそうに述懐。猿之助さんは「(現場に生けられている)花が素晴らしく、インパクトがありました!これをスタジオに生けるのかと」と興奮した面持ちでふり返る。佐々木さんは、その猿之助さんから「ふすまの開け方を教わりました」と明かすが「映画で見たら、猿之助さんは耳の穴かっぽじってて、所作も何もなかった(笑)」と語り、会場は笑いに包まれる。和田さんからは、茶の湯の祖・千利休を演じる佐藤さんが現場で役衣装のまま「コーヒーを飲んでた(笑)」という暴露があり、佐々木さんも「しかも紙コップで(笑)」と指摘。佐藤さんは「茶碗でコーヒー飲んでるほうが変でしょ」と苦笑交じりに語っていた。ちなみにこの岐阜城のシーンはおよそ80カットを1日で撮り切ったそうで、ここが唯一の出演シーンだった中井さんは「このメンバーだからこそ。異種格闘技戦みたいに、みんないろんなところから来て、頑張りました」と満足そうに語っていた。また、刃ではなく花で敵を討とうとする本作にちなんで、壁にぶつかったり、挫折したときの自分なりの対処法を尋ねると、萬斎さんは「昔は爆音でエレキギターを弾いてました」と明かし、会場は驚きに包まれていた。『花戦さ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年06月03日「花僧(僧侶)の役ですのできちんとした芝居をするためにも頭を丸刈りにしました。狂言の舞台に立つときはなるべく頭巾や烏帽子をかぶる役にしたのですが、困ったのはテレビの仕事のとき。頭巾で出るわけにはいかないのでカツラをかぶりました(笑)」 そう語るのは、狂言師の野村萬斎(51)。戦国時代、京の都に実在した、花を生けることで世の平穏を祈る「池坊」と呼ばれる僧侶たち。野村は映画『花戦さ』(6月3日全国公開)で、天才的華道家として知られる、初代・池坊専好を演じた。時の権力者・豊臣秀吉と対峙し、花をもって戦った1人の花僧が主人公の時代劇エンタテインメントだ。 共演陣も、市川猿之助(豊臣秀吉)、中井貴一(織田信長)、佐々木蔵之介(前田利家)、佐藤浩市(千利休)と超豪華キャスト。 「中井貴一さんとは『陰陽師II』でご一緒しましたし、佐藤浩市さんとはもう3度目になります。前回『のぼうの城』で僕は“でくのぼう”を演じ、今回は“いけのぼう”(笑)、あうんの呼吸でやらせていただきました。市川猿之助さん、佐々木蔵之介さんは初めてお手合わせしましたが、いろいろな個性の方たちと出会えるのは楽しいですね。映像の世界の方たちとご一緒すると大船に乗った気持ちになりますし」 常に第一線で活躍する狂言師の目から見て、華道は狂言に通じるものがあるのだろうか。 「華道、茶道、日本画や狂言は禅の思想を受けた文化なんです。すべてを埋め尽くさず、どこかに余白の美を残している。余白というのは自分を映し出す鏡だと思います。見た方が、その余白を埋める。人が作った作品をいったん自分の中に入れて完成させる。それは狂言も同じで、シンプルすぎて一見とっつきにくいかもしれませんが、ご覧になった方が好きなように解釈してくださればいいんです」 映画の見所、そして今後やりたい映画はどんなものなのか。 「まずは笑えて、途中から泣ける。奥行きのある作品だと思います。最後はぐわわわわーと笑い、そして涙する。そんなふうにご覧いただければうれしいですね。今後やりたい映画ですか?『007』のように女性にモテるスナイパー役なんてやってみたいですねぇ(笑)」
2017年06月02日今週末に公開を控えた映画『花戦さ』に主演する能楽師で俳優の野村萬斎が、5月29日(月)今夜放送の日本テレビ系バラエティ「しゃべくり007」に出演。「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」らとトークや企画を繰り広げる。狂言の世界だけでなく映画、テレビなどで幅広い活躍を見せる野村さん。大河ドラマ「花の乱」の細川勝元役や映画『陰陽師』シリーズでの安倍晴明役、最近では『のぼうの城』での成田長親(のぼう)役などが印象深いなか、昨年公開された『シン・ゴジラ』ではゴジラのモーションアクターを担当。同作のゴジラの独特の動きやポーズを生み出したことも大きな話題となった。そんな野村さんが今回トークで狂言の型を紹介する。「月を見る」「笑い方」などからトークが広がり、狂言風に「タクシーを止める」など狂言の型を使った様々な表現を見せる野村さんに注目だ。また企画は「狂言か?真実か?野村萬斎のウワサ007」ということで野村さんにまつわる数々のウワサの真相に迫っていく。「女優に会いたいからドラマに出る」というウワサは果たして真実なのか!?また今回は野村さんのほか、話題の芸人・みやぞんもゲストで登場。「イッテQ!」で見せる驚異的な身体能力が話題のみやぞんの様々な特殊能力が紹介される。野村さんの主演最新作となる映画『花戦さ』は、豊臣秀吉の圧政に立ち向かった実在の花僧“池坊専好”の姿を描いた作品。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連る花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。野村さんが信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下統一の茶の湯者・千利休とも親交があった京都の花僧・池坊専好を演じるほか、専好と対立することになる天下人・豊臣秀吉役に市川猿之助、茶人・千利休役に佐藤浩市、織田信長役に中井貴一、前田利家役に佐々木蔵之介、吉右衛門役に高橋克実、れん役に森川葵、そのほか山内圭哉、和田正人、吉田栄作らが出演。また竹下景子が専好の良き相談相手として頼りにする尼・浄椿尼役を演じる。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。「しゃべくり007」は5月29日(月)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月29日野村萬斎、市川猿之助、中井貴一ら「狂言×歌舞伎×日本映画界」のトップが競演する映画『花戦さ』。この度、来月6月3日(土)に公開を控えた本作から、豪華俳優陣が顔を揃え、演技合戦を繰り広げたシーンのメイキング映像が到着した。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連る花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。本作は、信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下統一の茶の湯者・千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。そんな池坊専好役を務めるのは、狂言師・萬斎さん。ほかにも、専好と対立することになる天下人・秀吉役を猿之助さん、茶人・千利休役を佐藤浩市、信長役を中井さん、前田利家役を佐々木蔵之介、吉右衛門役を高橋克実、れん役を森川葵が演じ、戦国時代、時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描いていく。そしてこのほど公開されたメイキング映像では、まず織田信長に所望され、池坊専好が自ら花を披露するシーンの撮影現場に入る猿之助さんらが映し出される。巨大な松のいけばな「大砂物・昇り龍の松」を吟味する信長に対峙する専好、庭先に豊臣秀吉、千利休、前田利家が控えており、その緊迫したシーンを中心に映像が構成されている。東映京都撮影所に組まれた岐阜城の大広間セットで繰り広げられた芝居は、名優たちの共演といった生易しいものではなく、ジャンルを越えて表現者たちがぶつかり合う、演技の熱量はすさまじい。「さすがは上様でございますな。お見事でございます」と笑う若かりし秀吉や、「何故、このような松を?」という信長の問いかけに天真爛漫に「て、て、天に向かって、その、グワワワーっと…」と答える専好さながらに、セリフをシャドーアクティングと称して練習する萬斎さん。また、「武人たる者、茶と花を、人の心を大事にせよ」と武人道を説く信長が、「猿!」と秀吉に呼びかけるも印象的。さらにほかにも、権力者となった秀吉と利休が茶室で激しくも静かに繰り広げた「合戦」と呼ぶにふさわしい、のちの悲劇を暗示させるシーンなども織り込まれている。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月23日