井上道義指揮、森山開次演出により、今年9~11月に全国7都市で新制作上演されるプッチーニ《ラ・ボエーム》(全国共同制作オペラ)。井上や森山、主要キャストらが出席して発表会見が、11日にミューザ川崎シンフォニーホールで開かれた。今年限りで指揮者引退を表明している井上道義。一番の注目はやはり、彼にとってこの《ラ・ボエーム》が最後のオペラになるということ。京都市交響楽団やオーケストラ・アンサンブル金沢はじめ、自身のキャリアにゆかりの楽団・自治体との共演にもなる井上は「感無量」と語った。「よく感無量というが、今回はその言葉を使いたい。人間は歳をとるとダメになる。心温かい人たちは、それを枯れた芸術と言ったりするが、ぼくは自分の一生をどう生きたらいいか考え始めた60年前の中学生の時からそういうのは疑っている。音楽というのは青春の息吹。生きている喜び。《ラ・ボエーム》を選んだのは、今の自分が持っていない青春というものへのあこがれ。人間が、ほとんどいるはずのない神というものを信じようとするように。ぼくは音楽家になりたいと思って指揮者になったわけじゃなく、舞台で一生を終えたいと思った。なぜなら世の中は虚偽に満ちているから。世の中は全部ウソじゃないか。だったら思いっきりウソついて死んでやる。舞台で思いっきり素晴らしいウソを作れたらいい。ぼくがあこがれる演出家や歌手のみんながそれを一緒にやってくれて、こんなにうれしいことはない。人はやめることを自分で決めてよいはず。みなさんもきっと考えると思う。その良い例にしたい」この「全国共同制作オペラ」は、超ジャンルの演出家の起用も特徴のひとつ。オペラ演出経験の有無に関わらず、というより、初めてオペラを手がける演出家を軸に起用することを意図しているように見える。近年の上演にも、野田秀樹(演劇)、笈田ヨシ(俳優)、河瀨直美(映画監督)、矢内原美邦(振付)、岡田利規(演劇)、上田久美子(宝塚)、野村萬斎(狂言)と、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。ダンサー森山開次も、2019年の《ドン・ジョヴァンニ》がオペラ初演出。前回に続いて井上とのタッグで登場となる今回は、演出だけでなく、振付、美術、衣裳も手がける。《ラ・ボエーム》にダンスがどのようにフィットするのかは最大の関心事だ。森山は次のように語った。「無理にダンスを入れる必要はないと、始めに井上さんから言われている。この作品でどういう身体表現ができるだろうか。単なるダンスではなく、いでたちや、たたずまい、仕草というところに身体表現があると思っている。歌とともに躍動する身体、たたずまいを届けたい。また、4人のダンサーが入るので、彼らをどう演出するかは見てのお楽しみ。ダンサーも《ラ・ボエーム》の芸術家の一員に加えさせてもらって、屋根裏部屋で一緒に生活する思いでやっていきたい」また、「ひとつだけ、お客様に視点のフィルターをかけたい」として、「藤田嗣治」という独自の切り口を挙げた。《ラ・ボエーム》が初演された時代に、物語の舞台であるパリで活躍した日本の画家(のちにフランスに帰化)。「日本人から見た視点。藤田嗣治という日本人画家がフランスに行き、フランスの一員となっていく。画家であるマルチェッロ役にその藤田の視点を掛け合わせることで、違う視点が生まれる。パリを見る私たちの視点。どんなことが可能なのか、いろいろ相談しながら作り上げていきたい」舞台模型ちなみに今回の公演のチラシやポスターなどのビジュアルに使われているのは森山の画。会見場に置かれていた舞台模型も、森山自身の手で製作したものだそう。多才。会見に出演した歌手はミミ役の高橋絵理(ソプラノ)、ロドルフォ役の工藤和真(テノール)、ムゼッタ役の中川郁文(ソプラノ)、マルチェッロ役の池内響(バリトン)の4人。それぞれの役をイメージした服装でというドレスコードがあったそうで、高橋は自分で編んだショールを羽織り、中川は華やかな赤のワンピースで出席したが、ひときわ目を引いたのは池内。髪型まで含めて森山の語った藤田嗣治そっくりに寄せてきた。「全国共同制作オペラ」は、単独では予算的にも事業規模的にも実現困難な大規模なオペラ・プロダクションを、全国の劇場や自治体が力を合わせて制作しようというプロジェクト。今年は7つの劇場が参加して行なわれる。上演予定は以下のとおり。ミミ、ムゼッタ、コッリーネ、ショナールの4役はダブル・キャスト。開催地ごとに地元のオーケストラ・合唱が出演する。取材・文:宮本明※高橋絵理の「高」はハシゴダカです。全国共同制作オペラプッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」(画:森山開次)全4幕/イタリア語上演/日本語・英語字幕付き/新制作■チケット情報()9月21日(土)・23日(月・休)東京芸術劇場コンサートホール(管弦楽:読売日本交響楽団)9月29日(日)名取市文化会館大ホール(管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団)10月6日(日)ロームシアター京都メインホール(管弦楽:京都市交響楽団)10月12日(土)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO 大ホール(管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団)10月19日(土)熊本県立劇場演劇ホール(管弦楽:九州交響楽団)10月26日(土)金沢歌劇座(管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢)11月2日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール(管弦楽:東京交響楽団)
2024年04月23日俳優の長谷川博己が主演を務める、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜後9:00)が、14日にスタートする。今回は、主要キャストの一人となる狂言師の野村萬斎を紹介する。本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川演じるアンチヒーローを通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかけ、スピーディーな展開で次々に常識が覆されていく。日常のほんの少しのきっかけ、たとえば「電車に一本乗り遅れてしまった」「朝忘れ物をして取りに帰った」。たったそれだけのことで、正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメントを届ける。野村萬斎は検事正役での出演が。日曜劇場を含め、TBSの連続ドラマ出演は本作が初となる。長谷川との共演は、長谷川が主演を務め、萬斎のゴジラ役が話題となった映画『シン・ゴジラ』(16年)をはじめ、舞台『わが魂は輝く水なり』(08年)、映画『リボルバー・リリー』(23年)と、本作で4本目となる。長谷川演じる主人公“ヒーローとは言い難いアンチな弁護士”とは激しい衝突となるのか?
2024年04月13日横浜ビー・コルセアーズのキング開、アルバルク東京のテーブス海が3月26日、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」でライブ配信を実施。お互いを初めて認識したときのことを振り返った。○高校時代にお互いを認識リスナーから「二人の馴れ初めは?」という質問を受け、キングが「俺が初めて直接見たのは、高校の関東大会だったかな?」「俺はそのとき、一方的に知ってて。そこから気づいたら……」と記憶をたどると、テーブスは「俺も知ってたよ! 関東で他のチームにハーフがいるって聞くと、絶対に見るじゃん(笑)?」とにっこり。これにキングも笑顔でうなずき、「しかも、俺らが高校生の頃って、あんまりハーフ多くなかったから。目立ったよね(笑)」と補足した。すると、テーブスは「その時、開ってさ……マジでヘタだったじゃん(笑)?」と自身の印象をストレートに告白。キングが「なんなら試合にも出てないから(笑)」と認めると、テーブスは「今と動きが全然違う」「身体が先に大きくなって、まだうまく身体が使えてないように見えた。で、(自分が)アメリカに行って、帰ってきたら、専修大学のエースになってて、めっちゃうまいじゃん!? って、超びっくりしてた(笑)。すごいな、その成長が。びっくりしたもん(笑)」と改めて目を丸くした。なお、対するテーブスの印象として、キングは「テーブスはその時から無双してたからな」と称賛していた。【編集部MEMO】ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)では、プロバスケットボール選手のテーブス海(アルバルク東京所属)とキング開(横浜ビー・コルセアーズ所属)の2人が、それぞれの自宅を中心にさまざまな場所から個人で配信を実施。プレーをしている姿とは一味も二味も違うオフのプライベートな様子を垣間見ることができ、コメントなどを通じて両選手と直接交流を楽しむことができる。
2024年04月03日万作・萬斎の会 毎年恒例の横浜公演横浜能楽堂休館のため「横浜にぎわい座」にて趣向を変えて開催万作の会主催、第24回よこはま「万作・萬斎の会」at横浜にぎわい座~狂言と落語による~(神奈川)《2回公演》が2024年4月29日 (月・祝)に横浜にぎわい座芸能ホール(神奈川県横浜市中区野毛町3丁目110番1号)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて3月25日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて3月25日(月)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 狂言師 野村万作と野村萬斎を中心に能と狂言を上演する〈よこはま「万作・萬斎の会」〉。毎年恒例の横浜公演ですが、横浜能楽堂改修工事による休館のため、本年は場所と趣向を変えて同じ桜木町にある寄席「横浜にぎわい座」にて開催します。会場に合わせ、落語家・三遊亭竜楽さんをお招きし、同工異曲の狂言「鏡男(かがみおとこ)」と落語「松山鏡(まつやまかがみ)」を合わせて上演いたします。また、狂言「縄綯(なわない)」を野村万作・萬斎・裕基の三代で上演します。公演冒頭には野村萬斎による解説もあり、初心者でも安心してお楽しみいただけます。【番組】解説:野村萬斎鏡男:石田幸雄・中村修一・岡聡史落語「松山鏡」:三遊亭竜楽縄綯:野村万作・野村裕基・野村萬斎公演概要第24回よこはま「万作・萬斎の会」at横浜にぎわい座~狂言と落語による~(神奈川)《2回公演》公演日時:2024年4月29日 (月・祝)13:00 / 16:30※開場は開演の30分前会場:横浜にぎわい座芸能ホール(神奈川県横浜市中区野毛町3丁目110番1号)■チケット料金S席(1階前方)6,000円A席(1階後方・2階前方) 5,000円B席(2階後方)4,000円C席(1階・2階サイドシート)3,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月25日長谷川博己主演ドラマ「アンチヒーロー」に、野村萬斎が出演。ビジュアルとティザー映像も公開された。本作は、「正義の反対は、本当に悪なのだろか…?」を視聴者に問いかけ、スピーディーな展開で常識が次々と覆されていく、日常の小さなことがきっかけで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう、バタフライエフェクトのような逆転パラドックスエンターテインメント。長谷川さんのほかにも、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃の出演も決定している。日曜劇場を含め、TBSの連続ドラマは本作が初出演となる萬斎さんが演じるのは、東京地検トップの検事正。長谷川さんとの共演は、『シン・ゴジラ』『リボルバー・リリー』や舞台「わが魂は輝く水なり」に続き、本作で4本目。長谷川さん演じる主人公の“ヒーローとは言い難いアンチな弁護士”とは激しい衝突となるのか注目だ。「今から非常に楽しみで仕方ありません」と出演にワクワクしている様子の萬斎さんは、「長谷川さんとは以前舞台で共演したことはありますが、ドラマで共演させていただくのは今回初めてですし、長谷川さん演じる弁護士とわたくし演じる検察官が対峙していく姿も本作の見どころでもありますので、ぜひご期待ください」とメッセージを寄せている。「アンチヒーロー」は4月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年03月14日横浜ビー・コルセアーズのキング開が5日、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」でライブ配信を実施。憧れの選手を明かした。○デリック・ローズに一目惚れリスナーから「NBAで憧れの選手はいましたか?」という質問を受け、キングは「NBAで憧れていたのは、デリック・ローズっていう選手」と回答。続けて、その理由を「すごく身体能力が高くて、ポイントガードというポジションは以前は派手な選手がそんなに多くなかったんですけど、デリック・ローズ選手はばんばんダンクとかもする選手で、一目惚れして(笑)。『こんな選手になりたい!』みたいな」と説明しながら、「そこからずっと、デリック・ローズ選手のマネというか、プレースタイルをマネして、アクロバティックなことをやったりとか。自分がバスケを始めた頃からの憧れの選手ですね」としみじみと語った。また、「いつだったかな? 自分が小学6年生か中学1年生くらいのときに、デリック・ローズ選手が日本に来たことがあって。会いに行って、ハイタッチができたんですよ!」と打ち明け、「めちゃくちゃうれしくて。その時に、『自分もこういう選手になりたいな』と思いました。どんな選手かぜひ調べてみてください。皆さんも絶対に『かっこいい!』ってなりますよ」と伝えていた。【編集部MEMO】ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)では、プロバスケットボール選手のテーブス海(アルバルク東京所属)とキング開(横浜ビー・コルセアーズ所属)の2人が、それぞれの自宅を中心にさまざまな場所から個人で配信を実施。プレーをしている姿とは一味も二味も違うオフのプライベートな様子を垣間見ることができ、コメントなどを通じて両選手と直接交流を楽しむことができる。ほかにも、テーブスとキングの2名が「17LIVE」の「グループコール」機能を用いて同じ配信内で共演するスペシャル回も実施予定。
2024年03月13日映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が7月26日(金) に公開される。このたび、野村萬斎演じる徳川家康のビジュアルが公開された。原作は、2021年に出版されるとビジネス小説としては異例の11万部を突破するヒットを記録し、さらにはコミカライズもされている同名小説。物語の舞台はコロナ禍真っ只中の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、あろうことか総理が急死した日本。不安渦巻く中、未曾有の危機に直面する政府が実行した最後の手段は「歴史上の偉人たちをAIで復活させ、最強内閣を作る」こと。“最強ヒーロー内閣”として、窮地に追い込まれた日本を救うべく、誰もが知る日本の歴史に名を刻む錚々たる偉人が、議員バッジをつけ集結。現代の日本×歴史上の偉人という壮大なジェネレーションギャップが織りなすエンターテインメント作品だ。今回公開された“家康ビジュアル”は、野村演じる家康がサングラスをかけ、国会議事堂の前で真っ直ぐな眼差しでこちらを見ている姿が印象的。先を見据えている視線にぐっと引き込まれながらも、現代のファッションアイテムのひとつでもあるサングラスをかけている家康の姿はミスマッチでどこかシュールで、“現代日本×歴史上の偉人”のジェネレーションギャップが垣間見えるビジュアルに仕上がっている。さらにサングラスの反射には、浜辺美波演じるテレビ局政治部の新人記者である主人公・西村理沙が、偉人内閣のスクープを狙おうと家康に接近している姿も映っている。野村は家康役について「265年の安寧の世の中を築き、その礎になった徳川家康は偉大だと改めて感じました。人の心に寄り添って周りを見渡し、世の中を平らにみているイメージを持って演じました」と振り返り、撮影については「非常に濃厚な時間を過ごせました」とコメントを寄せた。また浜辺は子どもの頃から野村に憧れを持っていたそうで「最初にお会いできたときは本当に嬉しかったです。ユーモアにあふれていてお茶目な方で、とても楽しく撮影ができました」と喜びを明かしている。<作品情報>『もしも徳川家康が総理大臣になったら』7月26日(金) 公開公式サイト:「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
2024年01月31日現代の日本×歴史上の偉人という壮大なジェネレーションギャップが織りなすエンターテインメントムービー『もしも徳川家康が総理大臣になったら』。この度、野村萬斎が演じる徳川家康のビジュアルが到着した。本作は、ビジネス小説としては異例の11万部を突破する大ヒットを記録し、コミカライズもされている「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の映像化。コロナ禍真っ只中の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、あろうことか総理が急死した日本。そんな中で政府が実行した最後の手段は、「歴史上の偉人達をAIで復活させ、最強内閣を作る」こと。窮地に追い込まれた日本を救うべく、誰もが知る日本の歴史に名を刻む錚々たる偉人が、議員バッジをつけ大集結する物語だ。今回公開されたのは、サングラスをかけた家康が、国会議事堂の前でこちらを見ている、ミスマッチでどこかシュールなビジュアル。サングラスの反射には、浜辺美波演じる主人公で新人記者の理沙が、偉人内閣のスクープを狙おうと家康に接近している姿も確認することができる。家康役について萬斎さんは「265年の安寧の世の中を築き、その礎になった徳川家康は偉大だと改めて感じました。人の心に寄り添って周りを見渡し、世の中を平らにみているイメージを持って演じました」とふり返る。撮影については「非常に濃厚な時間を過ごせました」とコメント。また、子どもの頃から萬斎さんに憧れを持っていたという浜辺さんは「最初にお会いできたときは本当に嬉しかったです。ユーモアに溢れていてお茶目な方で、とても楽しく撮影ができました」と話している。『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は7月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:もしも徳川家康が総理大臣になったら 2024年7月26日より公開Ⓒ2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
2024年01月31日小学生のころ、バレエを習っている友だちの発表会を見に行って憧れた開脚の美しさと柔軟性。もちろん開脚は一日にして成らず。大人になってたまに思い出したかのようにストレッチすることはあっても、現在まで真剣に自分の体と向き合うことはありませんでした。しかし、このまま放っておいても私の体はずっと硬いまま。コンプレックスを打破するため、夢の開脚180度を目指し、47歳からトレーニングを始めました。開脚ストレッチは何歳になってもできる?放っておくと年齢とともにどんどん硬くなる股関節。実際、私の体はチャレンジを始める前、開脚して90度、前屈して90度といったありさまでした。このような状態でも開脚180度は可能なのか、お世話になっている太極拳の先生に伺ってみました。60歳を過ぎた今でこそ余裕で180度開脚できる先生も、太極拳を始めた40代前半のころは体がガチガチに硬かったそうです。毎日少しずつストレッチでほぐしてみたところ2、3年で柔らかくなり、太極拳の動きもスムーズになってきたとのこと。先生の話を聞いて意欲が湧いた私。早速夢の開脚180度に向けて取り組みを始めました。アラフィフからの開脚ストレッチに必要なのは無理をしないこと、急がないこと、コツコツ続けることの3つ。早速、開脚180度を実現するための方法を考えてみました。開脚に効果的なストレッチを考える開脚に必要なストレッチとはどのようなものでしょうか。もともと体が柔らかいタイプの人でも徐々に硬くなってしまうといわれるアラフィフ世代。私のような開脚180度未経験の初心者が無理をすると、逆に関節を痛めてしまいそうな気がします。では、どのようなストレッチがアラフィフ世代には有効なのでしょうか。私なりに調べてみました。ストレッチには大まかに動的ストレッチと静的ストレッチがあるようです。動的ストレッチは文字どおりリズミカルに動きながら関節を柔らかくするストレッチ。ラジオ体操などは動的ストレッチに入るようです。動的ストレッチは体を動かすことで心拍数が上がるため、準備運動に向いているようです。もう1つのストレッチ、静的ストレッチは20秒から40秒くらい関節を伸ばしたまま維持するストレッチ。伸ばし過ぎると軟骨や靱帯を痛めてしまうそうですが、無理のない範囲でおこなえば柔軟性を高めるのに効果がありそうです。開脚チャレンジ3カ月間の効果まずストレッチの時間帯。子育て中のためストレッチに一番効果があるといわれるお風呂上がりに時間を取るのは到底無理。子どもを寝かしつけたあと起き出すのもつらい。考えた結果、早朝1時間と生活の中で少しずつストレッチすることに決めました。朝は1日の中でも一番体がガチガチなので、まず全身を柔らかくする軽い動的ストレッチから始め、心拍数を上げて血行を促すことにしました。体がほぐれてきたらおしり、太もも、膝裏の順番に無理のない範囲の静的ストレッチで少しずつ伸ばしていきます。前屈のときは、背中が曲がらないように気を付けながら腰を前に押し出す気持ちでストレッチ。また、台所にいるときや歯磨きのときなど、チャンスがあれば流し台や洗面台につかまって開脚。床に座るときもできるだけ開脚して座り、背筋をピンと伸ばすように意識しました。そのような生活を3カ月続けた結果、開脚180度達成! なんて簡単にはいきません。しかし、変化はありました。開脚、前屈ともに10cmほど可動域が広がり、少しずつガチガチに固まっていた股関節がほぐれてきたのです。まとめアラフィフ世代、特に運動もせず関節ガチガチだった私が3カ月頑張った結果、夢の開脚180度とはなりませんでした。長年放っておいた体は簡単にいうことを聞いてくれません。しかし、今はまだガチガチに固まった関節をほぐす段階なのだと捉えることにしました。これからも無理をせず、少しずつ体を柔軟にしていきたいと考えています。体が硬いままだと転倒やけがをしやすくなったりするようです。いつまでも元気な女性、元気な母親でいるためにも、夢の開脚180度を目指して少しずつ変化していきたいと前向きに考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/マメ美著者/陽(48歳)20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。
2023年11月11日WOWOWが開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」の第3弾として放送された、野村萬斎監督の『虎の洞窟』が、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」ジャパン部門において、オーディエンスアワードを受賞した。予算や撮影日数など、同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを製作し、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ、ジョージ・ルーカス アワードを目指す「アクターズ・ショート・フィルム」。第3弾では、萬斎さんをはじめ、高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志が監督を務め、染谷将太、林遣都、有村架純、井之脇海、板垣瑞生、窪田正孝らが出演した。今回オーディエンスアワードを受賞した『虎の洞窟』は、シェイクスピアの「ハムレット」と中島敦「山月記」をモチーフに、現代の孤独な青年の心象風景を抉るように描き出す物語。窪田さんが、社会の中に居場所を見出せない男を演じている。オーディエンスアワードは、ノミネート作品を対象に、東京会場およびオンライン会場観客からの投票を受け付け、インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンの各カテゴリーで最も投票数が多かった作品に贈られる賞。同賞をWOWOWの作品が受賞するのは今回が初となった。本作の監督を務めた萬斎さんは、「窪田正孝さんの素晴らしい演技のおかげだと思います。『ハムレット』や『山月記』の世界観が受け入れられたことも嬉しい」と受賞に際してコメントを寄せている。「アクターズ・ショート・フィルム3」はWOWOWオンデマンドにて配信中。9月、再放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年07月15日大三萬年堂 HANAREから、「パイの実<抹茶ティラミス>」と「トッポ<厳選濃い抹茶>」を使用した新作スイーツ「パイの実・トッポの抹茶づくしのシューサンド」が登場。2023年5月15日(月)より、大三萬年堂 HANARE 渋谷 東急フードショー店で数量限定で発売される。抹茶味の「パイの実」「トッポ」をシューサンドに「パイの実・トッポの抹茶づくしのシューサンド」は、360年続く老舗和菓子屋、大三萬年堂のスイーツ店「大三萬年堂 HANARE」と人気菓子「パイの実」「トッポ」のコラボレーションによる新スイーツだ。三重県・伊勢抹茶のカスタード&ホイップを使ったカップ入りのシュークリームに、奥深い抹茶とまろやかなティラミスのバランスが絶妙な「パイの実<抹茶ティラミス>」と、濃厚な抹茶の香りと旨みを楽しめる「トッポ<厳選濃い抹茶>」をトッピング。贅沢な抹茶づくしの“和スイーツ”を楽しんで。詳細「パイの実・トッポの抹茶づくしのシューサンド」594円※テイクアウト限定・数量限定発売日:2023年5月15日(月)販売店舗:大三萬年堂 HANARE 渋谷 東急フードショー店住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷 東急フードショー(渋谷マークシティ 1階)営業時間:10:00~21:00TEL:03-3477-4687
2023年05月14日2年に1度、フェスティバルホールで開催している『祝祭大狂言会』。6回目となる今回は、92歳の万作、57歳の萬斎、24歳の裕基という野村家三代がそろい、それぞれが発揮する年代に応じた芸の魅力を堪能できる演目が並ぶ。また、大ホールの空間を存分に生かし、観客参加の趣向もこらした萬斎ならではの大胆な演出で盛り上がる『博奕十王(ばくちじゅうおう)』も見もの。同ホールで“電光掲示狂言会”と銘打ち、2000年に上演して以来の関西登場で、狂言初心者から通まで幅広く楽しめる公演になっている。萬斎と、昨年『釣狐』を披(ひら)き一人前の狂言師として歩み始めた裕基の父子が意気込みを語った。「祝祭大狂言会2023」チケット情報いつも好評な萬斎の解説から始まり、まずはわかりやすいポピュラーな『棒縛(ぼうしばり)』から。「謡や舞が楽しく、狂言らしい笑いに満ちた曲」(萬斎)で、太郎冠者を演じるのが裕基。主人の外出中に酒を飲まないよう次郎冠者と共に両腕を棒に縛られたふたりが、なんとか酒を飲もうとする話だ。「ドタバタ劇的なストーリー展開が非常に魅力的だと思います。普段の能楽堂とは違った動きを意識したい」(裕基)。そして万作の至芸『奈須与市語(なすのよいちかたり)』。平家物語の奈須与市が弓で扇を射落とす話を、語りと動きで伝える。約15分、92歳の万作がたったひとりで上演する。「広い空間で素手で戦う、身1本、扇1本ですべてを表す究極の芸。父はこのような勇壮な語りの方が気合いが入り、まだまだ衰え知らずの『奈須の語り』です」と萬斎。裕基は「祖父の熟練した芸を間近で見ることができるのは三代公演ならでは」と、今回の公演を得るものが多い貴重な機会と話すが、それを観客も存分に味わえるぜいたくな番組。次に『能楽囃子』をはさみ、関西で23年ぶりの上演となる『博奕十王』。ばくち打ちが地獄に落ち、閻魔(えんま)大王や地獄の鬼たちとサイコロばくちを始めるという「狂言らしい荒唐無稽な世界」(萬斎)が繰り広げられる。多くの鬼がカラフルな出で立ちで登場し、照明も入ってゴージャスな地獄の舞台。さらに超特大のサイコロを転がし、重要な内容に関わるサイコロの目を観客も一緒に当てるという驚きの観客参加型だ。通常の能舞台では1本の橋掛かりを3本配置、萬斎が仕掛ける大ホール狂言でしか体験できない演出は狂言初心者にも観やすく非常に楽しい。「すべてはへこたれない人間を描くのが狂言の良さでもあります。生きる力に触れるような感覚で狂言をご覧いただき、元気になって免疫力を高めてお帰りいただきたいなと思う次第でございます」(萬斎)。取材・文:高橋晴代
2023年04月14日2月11日22時ごろ、上越新幹線から帰京したのは狂言師の野村万作(91)・萬斎(56)親子だった。眼鏡をかけた萬斎はビジネスマン風に見え、万作は黒いコートと帽子というコーディネート。万作は07年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、今年6月には92歳の誕生日を迎える。この日は新潟市民芸術文化会館能楽堂で『野村万作・萬斎狂言公演』が開催、昼・夕方と2度の公演だった。終了後、東京にはとんぼ返りだったようだが、万作の足取りはしっかりしており、キャリーケースも自分で運んでいた。「野村万作さんの長寿と健康の秘訣について、1月19日に大阪で開催された取材会で萬斎さんはこう明かしています。『父は(祖父の六世野村万蔵と同様に)毎日のように湯豆腐を食べます。舞台の後に大量の豆腐とタラを食べるのが健康法と聞いています』萬斎さんは19年11月に出席した『健康寿命をのばそう!アワード』表彰式でも、『野村家では代々湯豆腐を食べています』と語っていますから、この“タラ入り湯豆腐”が家伝の鍋ということなのでしょう」(古典芸能にも詳しい舞台関係者)野村親子は、2月1日に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にも出演。萬斎は“タラ入りの湯豆腐”についてこう解説していた。「タラとか豚はアミノ酸が多いのだそうで、(舞台後に鍋を食べることは)理にかなっていると聞いたことがあります」ちなみに萬斎自身のいちばんの健康法は「何より笑うこと」だという。野村万作・萬斎親子の地方公演は、3月に高知県、4月に愛知県、北海道、大阪府と予定されている。家伝鍋パワーで活躍を続ける父の姿が、萬斎の笑顔も生むのだろうか。これからも親子共演を続けてもらいたい。
2023年02月16日ファミリーマートから、老舗和菓子屋の新ブランド「大三萬年堂HANARE」監修の新作スイーツ「お芋とチーズケーキ~蜜いも&スフレ~」が登場。2023年2月14日(火)より全国発売される。和洋折衷スイーツ第2弾は“芋×チーズケーキ”「大三萬年堂HANARE」は、江戸中期に創業し約360年の歴史を持つ老舗和菓子屋「大三萬年堂」が手掛ける、和洋折衷をテーマとしたスイーツの新ブランド。今回は、2023年1月に初監修したファミリーマート商品の第2弾として、「お芋とチーズケーキ~蜜いも&スフレ~」を発売する。新作は、「大三萬年堂HANARE」で人気の「芋ようかんブリュレ〜チーズケーキ仕立て~」をアレンジしたケーキ。紅はるかを使用した蜜いもペーストの上にチーズスフレケーキを重ねて焼き、上にホイップクリーム、カラメルソースとアーモンドをトッピングした。濃密な蜜いもペーストの“和”とふんわり軽やかなスフレチーズケーキの“洋”が相性抜群だ。芋とチーズケーキどちらの美味しさも楽しめる和洋折衷スイーツに仕上げている。【詳細】「大三萬年堂HANARE監修 お芋とチーズケーキ~蜜いも&スフレ~」298円発売日:2023年2月14日(火)発売地域:全国(沖縄県除く)※画像はイメージ。※店舗によって取扱いのない場合あり。
2023年02月16日毎年恒例の「万作萬斎新春狂言」が2023年も1月に開催。1998年にスタートし、連続26年目を数える。91歳の人間国宝・野村万作、2020年に世田谷パブリックシアターの芸術監督を卒業し多彩な活躍をみせる56歳の萬斎、そして昨秋に野村家が狂言修行の卒業論文と例える大曲『釣狐』を披いた23歳の裕基。そんな父・子・孫の狂言三代の舞台を新春に観るという、まさにおめでたさが極まった舞台といえる。お正月にふさわしい華やかな演目を並べて贈る本公演の見どころや意気込みを、萬斎が語った。「万作萬斎新春狂言2023」 チケット情報お正月らしく、しめ縄が飾られた舞台。プログラムは恒例、元旦の朝に祝言として野村家一門で行われる謡初(うたいぞめ)『雪山』から始まる。新春を寿ぎ、居住まいを正して謡われる清々しい5名の連吟。次にそこから裕基が出て、干支の卯歳にちなんだ小舞『兎』を舞う。短い曲ながら、うさぎのように跳びつつ舞う若々しい歳男・裕基の姿を初披露。シリーズ登場は裕基が生まれた1999年の卯歳以来だ。そして好評の萬斎トークへ。軽妙に笑わせつつ、2演目を解説する。そしてまずは『舟渡聟(ふなわたしむこ)』。新婚の聟が手土産に酒樽を持ち舅の家にあいさつへ向かう。その道中、琵琶湖の渡船で船頭に酒を飲み干され、やっとの思いで舅の家に着くと…。「親子で継承してきた野村家の当たり狂言です。私と父で海外公演もやり定番にしてきた曲を、今回はひとつ代を飛ばして父と息子で。聟の若者らしいストレートな演技と老練な船頭や舅のコンビネーション。大団円を迎える最後に、お日様や梅の実、毬など(縁起の良い)丸づくしの謡を謡う。洗練された見応えのある曲です」。休憩をはさみ2幕は『花折(はなおり)』。花盛りの寺で、住職が見習い僧に庭の花見禁制を言いつけ出かける。やってきた花見客たちは垣根越しに酒宴を開いて…。「みんなで謡いつ舞つ、にぎやかな曲で新春らしい華やかなものになっています。最後に狂言の中で最速と言える“道明寺”という素早い舞を舞うのがひとつの見どころ。少し先取りして花見気分を味わっていただきたいと思います」。酒を飲む役をやって25年の萬斎。「エアで酒を飲んでいるのに酔っぱらうようになりました(笑)。大いに盛り上げたいと思います」。そんな中で今回特に注目は万作の得意とする『舟渡聟』の船頭。「父も91歳。元気ですが、三代そろう期間はそう長くはないと。我々が目指す、ひとつの芸境に差し掛かっている父の姿は本当に希少だと思いますし貴重でもあるので、それをぜひご覧いただきたいと思っています」。公演は1月18日(水)・19日(木)、大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2023年01月16日思い起こせば小学生のころ、バレエを習っている友だちの発表会を見に行って憧れた「開脚」の美しさと柔軟性。もちろん開脚は一日にして成らず。大人になってたまに思い出したかのようにストレッチすることはあっても、現在まで真剣に自分の体と向き合うことはありませんでした。しかし、このまま放っておいても私の体はずっと硬いまま。コンプレックスを打破するため、アラフィフの悪あがきと言われても構わない。夢の開脚180度を目指し、47歳からトレーニングを始めました。この記事はそのような私の3カ月の記録です。★関連記事:40代のダイエットは今までと同じではダメだった!我慢しないで3kg減った話題のダイエットとは開脚ストレッチは何歳になってもできる?放っておくと年齢とともにどんどん硬くなる股関節。実際、私の体はチャレンジを始める前、開脚して90度、前屈して90度といったありさまでした。このような状態でも開脚180度は可能なのか、お世話になっている太極拳の先生に伺ってみました。60歳を過ぎた今でこそ余裕で180度開脚できる先生も、太極拳を始めた40代前半のころは体がガチガチに硬かったそうです。毎日少しずつストレッチでほぐしてみたところ2、3年で柔らかくなり、太極拳の動きもスムーズになってきたとのこと。先生の話を聞いて意欲が湧いた私。早速夢の開脚180度に向けて取り組みを始めました。アラフィフからの開脚ストレッチに必要なのは無理をしないこと、急がないこと、コツコツ続けることの3つ。さっそく開脚180度を実現するための方法を考えてみました。開脚に効果的なストレッチを考える開脚に必要なストレッチとはどのようなものでしょうか。もともと体が柔らかいタイプの人でも徐々に硬くなってしまうといわれるアラフィフ世代。私のような開脚180度未経験の初心者が無理をすると、逆に関節を痛めてしまいそうな気がします。では、どのようなストレッチがアラフィフ世代には有効なのでしょうか。私なりに調べてみました。ストレッチには大まかに動的ストレッチと静的ストレッチがあるようです。動的ストレッチは文字どおりリズミカルに動きながら関節を柔らかくするストレッチ。ラジオ体操などは動的ストレッチに入るようです。動的ストレッチは体を動かすことで心拍数が上がるため、準備運動に向いているようです。もう1つのストレッチ、静的ストレッチは20秒から40秒くらい関節を伸ばしたまま維持するストレッチ。伸ばし過ぎると軟骨や靱帯を痛めてしまうそうですが、無理のない範囲でおこなえば柔軟性を高めるのに効果がありそうです。開脚チャレンジ3カ月間の効果まずストレッチの時間帯。子育て中のためストレッチに一番効果があるといわれるお風呂上がりに時間を取るのは到底無理。子どもを寝かしつけたあと起き出すのもつらい。考えた結果、早朝1時間と生活の中で少しずつストレッチすることに決めました。朝は1日の中でも一番体がガチガチなので、まず全身を柔らかくする軽い動的ストレッチから始め、心拍数を上げて血行を促すことにしました。体がほぐれてきたらおしり、太もも、膝裏の順番に無理のない範囲の静的ストレッチで少しずつ伸ばしていきます。前屈のときは、背中が曲がらないように気を付けながら腰を前に押し出す気持ちでストレッチ。また、台所にいるときや歯磨きのときなど、チャンスがあれば流し台や洗面台につかまって開脚。床に座るときもできるだけ開脚して座り、背筋をピンと伸ばすように意識しました。そのような生活を3カ月続けた結果、開脚180度達成! なんて簡単にはいきません。しかし、変化はありました。開脚、前屈ともに10cmほど可動域が広がり、少しずつガチガチに固まっていた股関節がほぐれてきたのです。まとめアラフィフ世代、特に運動もせず関節ガチガチだった私が3カ月頑張った結果、夢の開脚180度とはなりませんでした。長年放っておいた体は簡単にいうことを聞いてくれません。しかし、今はまだガチガチに固まった関節をほぐす段階なのだと捉えることにしました。これからも無理をせず、少しずつ体を柔軟にしていきたいと考えています。体が硬いままだと転倒やけがをしやすくなったりするようです。いつまでも元気な女性、元気な母親でいるためにも、夢の開脚180度を目指して少しずつ変化していきたいと前向きに考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/マメ美著者/陽(48歳)20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。
2022年07月17日本日6月25日新国立劇場 中劇場にて、2021/2022 シーズン ダンス 森山開次『新版・NINJA』が開幕した。2019年に新国立劇場 小劇場をはじめ全国で上演され大好評を得た『NINJA』が、中劇場での上演版として戻ってきた。今作は、『サーカス』『竜宮 りゅうぐう』など、子どもが楽しめる作品を手掛けてきた森山開次が、子どもの頃に手裏剣を作るなど忍者ごっこをして遊んだ記憶を元に創り上げた作品。バレエや新体操出身の個性豊かなダンサーたちが、華麗な忍術を披露する。この度、開幕にあたり森山開次よりコメントが届いた。■森山開次 コメント新国立劇場で3年ぶりに『NINJA』を再演する機会をいただき、とてもうれしく思っています。この作品には、僕が子どもの頃手裏剣を作ったり、忍者ごっこに熱中した記憶を取り込みました。真剣に遊ぶ、命がけで遊ぶ、ということを伝えたかったのです。また僕は、舞踊家になり、この世に存在するあらゆる「忍ぶもの」に強く心を惹かれるようになりました。歌舞伎の黒子や能の後見の存在、そして現実世界の影や、人の心に忍ぶ思いもこの作品のインスピレーションとなっています。僕たちはサーカスのようなアクロバットはできないけれど、「忍法〇〇の舞」というように、ダンスを最大の忍術として届けることができる。ダンサーにとって自分の身体で表現をしていくためには、身体能力だけではない心の鍛錬、精神性みたいなものが必要で、忍者に通じる気がするんです。それを日本的と言ってよいかわからないけど、精神性を鍛錬する日本人の身体感を、ダンスに転換していくのがこの作品の表現のあり方かな、と思っています。会場である新国立劇場の中劇場は、山と谷を感じてもらえるスケールのある空間だと思います。忍びは森に棲んでいる。中劇場で森の中にいるような感覚になってもらえたら、より楽しんで観てもらえると思います。ここ2年間、コロナ禍でいろいろな挑戦を続ける中、中止、延期を余儀なくされることもありました。今、生で上演することにスタッフもキャストも命を懸けている。どんな時代になっても、生でダンスを伝えていくために、この2年間を再認識し続けようと思っています。<公演情報>2021/2022 シーズン ダンス森山開次『新版・NINJA』【新国立劇場 中劇場】(東京)2022年6月25日(土)・26日(日)6月25日:14:006月26日:13:00 / 17:30【秩父宮記念市民会館 大ホールフォレスタ】(埼玉)2022年7月3日(日) 14:00【オーバード・ホール】(富山)2022年7月9日(土) 14:00【スタッフ】演出・振付・アートディレクション:森山開次音楽:川瀬浩介映像:ムーチョ村松照明:櫛田晃代衣裳:武田久美子音響:黒野 尚【出演】森山開次 / 浅沼 圭 / 碓井菜央 / 中川 賢 / 中川奈奈(新国立劇場バレエ研修所)/ 引間文佳 / 藤村港平 / 美木マサオ / 水島晃太郎 / 宮河愛一郎【チケット料金】S席おとな(中学生以上):6,600円S席こども(4歳~小学生):3,300円A席おとな(中学生以上):4,400円A席こども(4歳~小学生):2,200円Z席:1,650円※こども料金は、ご観劇当日に4歳以上小学生以下の方が対象です(中学生の方はおとな料金となりますが、ジュニア割引[20%割引]をご利用いただけます)。また、ご入場時に年齢を確認させていただく場合がございます。※Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。チケットはこちら:公式サイト:
2022年06月25日一般社団法人一粒萬倍制作委員会主催、交響詩 「古事記・一粒萬倍 A SEED 五穀豊穣の物語」『一粒萬倍 A SEED 』が2022年7月24日 (日)に軽井沢大賀ホール(長野県北佐久郡)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 古事記のストーリーと神話を音楽で体感できる『一粒萬倍 A SEED 』。ロサンゼルス上演、観世能楽堂上演(芸術祭参加作品)で喝采をあびた舞台を、交響詩として上演いたします。和太鼓チームを含めた邦楽と洋楽のコラボレーションによる豪華な演奏を、国内トップアーティスト総勢17名でお届け。さらに語り部として、俳優の長塚京三氏を起用し、演奏にプラスして深みある演出を行います。また今回、「次世代へ、世界へつなぐ」をテーマとして、地元のこどもたちと留学生の無料招待席も設置。これからも日本文化と伝統、日本のこころを伝える活動をめざします。<お得なバスツアーも運行決定!>詳細はカンフェティの旅でご確認ください。 一般社団法人 一粒萬倍制作委員会日本のこころと美を伝える日本のこころ。それは「感謝」のこころです。この精神性は、木の枝、石ころ、お箸にも、あらゆるものに神さまが存在していると感じてきた、私たち祖先の感性、生き方のなかで昇華してきました。この八百万の神さまも最初から宇宙に存在していたのではなくて、宇宙のはじまりは一柱の神様からスタートしました。そして、一粒の籾(もみ)が育って、萬倍の稲穂が実るように、わたしたちの神さまも一柱の神様からスタートして、やがて何百万もの神さまが生まれていきました。この八百万の神さまの物語が描かれているのが日本の神話です。今回の舞台では、邦楽、洋楽の編成による演奏と長塚京三氏の語りで、宇宙の始まり・ビッグバンから八百万の神さまが次々と生まれてきて、やがて五穀の種が誕生するまでのストーリーをわかりやすく、より深く理解頂けるよう展開します。日本を伝えるということは、文化を伝えることであり、その背景にある物語を伝えることです。この舞台がそのきっかけになり、日本の伝統と文化を次世代へ継承していく。そして、世界の人たちには、私たちの文化への更なる理解を深めてもらえる舞台でありたいと思っています。作・演出 松浦 靖 【一粒萬倍 A SEED コンセプト紹介ビデオ】公演概要交響詩 「古事記・一粒萬倍 A SEED 五穀豊穣の物語」『一粒萬倍 A SEED 』軽井沢公演公演日時:2022年7月24日 (日)15時開場/16時開演(17時45分終演)会場:軽井沢大賀ホール(長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東28-4)■出演者小鼓:望月左武郎大皷:重草由美子太鼓:太鼓プロジェクト-indra-因陀羅、由有、奈々星、本山游平、悠華笛:鳳聲晴久尺八:櫻井咲山箏(13弦):日吉章吾箏(17弦):中嶋ひかるヴァイオリン:内藤歌子、那須亜紀子ヴィオラ:高梨瑞紀チェロ:谷口賢記コントラバス:長坂裕美アコーディオン:渡辺ヒロ子ギター:織川ヒロタカ【朗読】長塚京三【司会・アンバサダー】鈴木ともみ【作・演出】松浦靖【作曲】由有、織川ヒロタカ、中山遼■スタッフ一粒萬倍制作委員会:松浦靖、市川敬太、松浦真波、岸本美里、岡田智子、福岡洋治、内村愛他音響:竹中裕子(株式会社ドリーム)照明:芥川久美子(有限会社ライトシップ)、本間千鶴(有限会社ライトシップ)撮影:新井勇祐後援:軽井沢町、軽井沢町教育委員会■チケット料金SS席:7,000円S席:5,000円A席:3,000円B席:1,500円(全席指定・税込)※子供無料席(S席)110席あり・要予約 問い合わせ:070-2218-4357(一粒萬倍制作委員会) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月26日創設5年の節目を超え、意欲的な活動を続ける萬腹企画が「あうるすぽっと」劇場初進出!出演者も史上最多!萬腹企画14杯目『ハガネノコドウ A-E』が2022年5月19日(木)~5月22日(日)にあうるすぽっと(東京都豊島区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて4月2日(土)19:00よりチケット一般発売開始です。カンフェティで4月2日(土)19:00よりチケット一般発売開始 公式ホームページ 萬腹企画5周年を超えて節目の公演。豪華キャストが揃い過去最大級のスケール感のエンターテインメント空間をお届けします。(左から)松永有紗・伊藤佳織映画、舞台などで人気を博す松永有紗&伊藤佳織のダブル主演!(左から)八木将康・古謝那伊留・田北香世子(左から)天野眞隆・井坂仁美その他、八木将康・古謝那伊留・田北香世子・天野眞隆・井坂仁美、など人気俳優も多数出演!見応えと楽しさが織りなす圧巻のストーリーは舞台ファンのみならず観劇初心者にもオススメです。■あらすじ遠くない未来――――。科学は進歩しAIを内蔵した自立思考型機械人形 (通称ドローン)が人間社会の新たな労働力として活用され、人類は更なる発展を遂げようとしていた。 しかし、太陽フレアの起こした重力異常が原因で、月が地球へと落下する事実が判明する。人類は他の惑星への移住を選び、地上には廃棄されたドローン達だけが残されたかに思われた。主人公、明野明(あけのあかる)は地球を救う方法を求め「人類移住計画」を遂行する政府組織の追跡から身を隠し、一人地球に残り続けていた。やがて明は一体のドローンと邂逅する。 一人と一機の逃亡劇は、地球の命運をも巻き込み加速していく。―――これは人とAI が挑んだ「成功率 0.00000000001%」の絆の物語。公演概要萬腹企画14杯目『ハガネノコドウ A-E』公演期間:2022年5月19日(木)~5月22日(日)会場:あうるすぽっと(東京都豊島区東池袋4-5-2ライズアリ-ナビル2F・3F)■出演者松永有紗 伊藤佳織 古謝那伊留 田北香世子 天野眞隆 井坂仁美 半澤楓 窪田美沙 若松春奈 八島諒 小俣一生 ヲサダコージ 桐田伶音 碧さやか 藤崎朱香 久保田浩介 蒼野誠人 若本諒平 西部さやか 岩神小秋 作田慎吾 江村あかり 大橋頼 折笠秀幸 相蘇晃 緑川睦(友情出演)コウガシノブ 平康臣 八木将康(左から)半澤楓・窪田美沙・八島諒・小俣一生(左から)緑川睦(友情出演)・コウガシノブ・平康臣■スタッフ脚本・演出:平康臣舞台監督:早坂富雄舞台監督補佐:川竹達也美術:岡田竜二音響: 滝沢直紀(Forte Sound)照明: 赤本龍太映像: FFQ ・ TW studioメインデザイン:YOHデザイン: 飯塚美江殺陣指導: 根本太樹殺陣指導補佐:久保田浩介振付:可知杏奈衣装協力:蝶梅こうや制作: 萬腹企画影山靖奈制作協力:ワンリートプロダクションsupermancompanyキャスティング・制作プロデューサー:小俣一生■公演スケジュール5月19日(木)13:00/18:305月20日(金)13:00/18:305月21日(土)13:00/18:305月22日(日)12:00/16:00■チケット料金・限定S席¥10,000円[税込/全席指定]※最前・前方列・オリジナル特典付き・限定A席¥9,000円[税込/全席指定]※オリジナル特典付き・通常A席¥8,000円[税込/全席指定]■団体概要萬腹企画『表現者・平康臣』が主宰する『ココロのまんぷく』をテーマにエンターテインメント空間を創造する企画です。没入感のある世界観が特徴。まるで体験型アトラクションに参加する様なポップでスリリングな作品を発信しています。ストレートよりファンタジックで2.5よりリアルな『2.75』感ある作品づくりがコンセプトです。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月01日この度、石ノ森萬画館(運営:株式会社街づくりまんぼう)では、第85回特別企画展として、『かいけつゾロリ』シリーズ35周年を記念した「かいけつゾロリ大冒険展」を2022年4月23日(土)から開催いたします。メインビジュアル■開催概要会期 :2022年4月23日(土)~2022年7月3日(日)会場 :石ノ森萬画館 2階企画展示室宮城県石巻市中瀬2-7時間 :9:00~18:00(入館は閉館時刻の30分前まで)休館日 :第3火曜日 5月17日(火)、6月21日(火)観覧料 :大人840円/中高生520円/小学生210円/未就学児無料(常設展観覧料含む)主催 :石ノ森萬画館原作 :原ゆたか特別協力:ポプラ社協力 :バンダイナムコピクチャーズ、亜細亜堂、原京子企画制作:東映株式会社【展示概要】いたずらの王者を目指すキツネの主人公・ゾロリと仲間たちの大冒険を描いた『かいけつゾロリ』シリーズが35周年を迎え、石巻にやってくる!東北初開催の本展ではこれまでの大冒険の歴史を振り返りながら貴重な原画などを展示します。また、ゾロリが集めた“お宝”も登場し、作品の世界観を体感できます。魅力あふれるゾロリワールドをお楽しみください。◆みどころ1 原画展示『かいけつゾロリ』シリーズ既刊70巻から、とっておきの原画など130点を展示。◆みどころ2 “お宝”展示ゾロリが集めた“お宝”の数々が立体になって登場!ゾロリの“お宝”たちが本を飛び出し、目の前に!◆みどころ3 『かいけつゾロリ』シリーズ 創作のひみつ原ゆたか先生のアトリエを再現!ワクワクする冒険やいたずらのアイデアが詰まった、スケッチブックやネーム集を展示。【展覧会詳細URL】 【連動企画】◆原ゆたか先生サイン会開催日:2022年4月23日(土) (1)10:00~11:30 (2)15:30~17:00場所 :石ノ森萬画館1階交流コーナー定員 :各回30名(要事前申込)◆原ゆたか先生トークイベント『かいけつゾロリ』シリーズの原作者・原ゆたか先生と『かいけつゾロリ』シリーズを出版しているポプラ社・石巻出身の千葉均社長とのトークイベント。開催日:2022年4月23日(土) 13:00~14:30場所 :かわまち交流センター1階ホール(所在地:石巻市中央二丁目11番21)定員 :50名(要事前申込)<【サイン会】【トークイベント】参加方法>石ノ森萬画館ホームページ内の申込フォームに必要事項(氏名、年齢、性別、住所、電話番号、メールアドレス)をご入力の上、送信ください。申込受付期間:2022年3月22日(火)12:00~4月10日(日)18:00※申込多数の場合は抽選となります。抽選の結果は4月12日(火)までにメールにてお知らせいたします。※サイン会当選者の方は、石ノ森萬画館の当日観覧券の購入(または年間パスポートの提示)および当館ショップにて原ゆたか先生の書籍を購入していただく必要があります。※トークイベント当選者の方は、当日観覧券をご購入(または年間パスポートの提示)していただく必要があります。◆かいけつゾロリがやってくる!(撮影会)かいけつゾロリの記念撮影会を開催。<第一弾>開催日:2022年4月24日(日) (1)10:30~ (2)12:30~ (3)14:30~場 所:石ノ森萬画館正面玄関前定 員:各回約50名<第二弾>開催日:2022年6月4日(土)~6月5日(日) (1)10:30~ (2)12:30~ (3)14:30~場所 :石ノ森萬画館正面玄関前定員 :各回約50名◆かいけつゾロリのおやじギャグスタンプラリー石ノ森萬画館内と石巻の街なかのラリーポイントを巡って6種類のスタンプを集めよう!すべて集めた方には「認定証」を進呈!期間 :2022年4月23日(土)~7月3日(日)ラリー用紙(ゾロリしんぶん号外)配布場所:石ノ森萬画館2階受付※参加には当日観覧券または年間パスポートが必要です。※ラリー用紙は観覧券1枚につき1枚配布します。◆かいけつゾロリへんそう缶バッジワークショップゾロリをへんそうさせてオリジナルのゾロリ缶バッジを作ろう!開催期間:2022年4月23日(土)~7月3日(日)開催時間:10:00~15:00場所 :石ノ森萬画館3階ライブラリー参加料 :200円(税込)◆かいけつゾロリコラボメニュー食事2品、デザート1品、ドリンク2品の展覧会限定コラボメニューを提供。コラボメニューを1品ご注文につき「かいけつゾロリ缶バッジ(全5種/ランダム封入)」を1個プレゼント!提供期間:2022年4月23日(土)~7月3日(日)場所 :石ノ森萬画館3階カフェ・ブルーゾーン営業時間:10:00~17:30(L.O. 17:15)【参考】原作者:原ゆたか(はら・ゆたか)1953年、熊本県に生まれる。74年KFSコンテスト・講談社児童図書部門賞受賞。主な作品に、「ちいさなもり」「プカプカチョコレー島」シリーズ、「よわむしおばけ」シリーズ、「ほうれんそうマン」シリーズ、「サンタクロース一年生」「イシシとノシシのスッポコペッポコへんてこ話」シリーズ、「ザックのふしぎたいけんノート」シリーズ、「にんじゃざむらいガムチョコバナナ」シリーズなどがある。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日世田谷パブリックシアターの芸術監督を20年にわたって務めてきた野村萬斎が3月いっぱいで退任となり、白井晃が4月より新たに芸術監督に就任することに伴い、3月14日に両者が出席しての記者会見が行われた。世田谷パブリックシアターは1997年に開場し、初代芸術監督を佐藤信が務めた。萬斎は2002年に佐藤の後を継いで、30代半ばで2代目の芸術監督に就任し、その後20年にわたって同職を務めあげてきた。萬斎は90年代半ばに約1年にわたり、文化庁芸術家在外研修制度を利用してイギリスに滞在しており、そのとき「芸術監督の仕事が確立されているイギリスの姿を見て、憧れを抱いていた」と明かし「日本から世界に向けた演劇の発信という大志」を抱いて芸術監督の就任を決意したという。芸術監督の就任にあたって、狂言の第一声で使われる「このあたりのものでござる」という言葉を根幹に「世田谷というコミュニティの地域性」「同時代性」「普遍性」を3原則とし、これらを同心円状に広げていくという方針を固めたという。目指したのは「私の出自である伝統芸能と、それまで世田谷にあった現代芸術が融合したトータルシアター。世田谷区から発信し、それが区民のためだけでなく東京都民、日本国民、アジアの人々…とグローバルな無形文化財となること」であり「それは、いま思うに狂言・能という出自を持つ自分が新たな場を得て、ユネスコ無形文化遺産である能楽に対抗したいという、狂言師というくくりではない“アーティスト・野村萬斎”の野心だった」とふり返る。改めてこの20年について「ラッキーな20年間でありました」と述懐。ジョナサン・ケント、三谷幸喜、蜷川幸雄、ケラリーノ・サンドロヴィッチら国内外の錚々たるクリエイターたちとのコラボレーションを果たしたが「大きな財産になりました」と語り、プロデュース企画として自ら創始した「MANSAI 解体新書」「現代能楽集」といったシリーズは「今までに見たことのない舞台表象の在り方を模索できたし、日本の文化の根幹を学ぶことができた」と手応えを口にする。そして「芸術監督になったことで、狂言師が演出家になりました。そう仕立ててくれたのはパブリックシアター」とこれまで苦楽を共にしてきた劇場スタッフ、関係者への感謝を述べた。今回の芸術監督交代について、萬斎は「急に辞めることになったわけではなく、ある程度前から、20年という節目を含めてそういう話をしていました。私の意思というか、全体の意向が働いたと理解しております」と説明。後任の白井に関しては、コロナ禍ということを踏まえ「大変な時期に受けていただいて感謝しております。公共劇場での経験、さまざまなキャリアがおありで、いまこの時期に交代となると『この方しかいない』という、みなの総意でした」と語る。白井は昨年3月までKAAT神奈川芸術劇場にて芸術監督を務めており「若い世代に芸術監督を担ってもらいたいと(KAATの芸術監督を)長塚圭史さんにバトンタッチしたのに、萬斎さんよりも年上の私が受けていいものか……?」と当初は逡巡があったと告白。それでも、熱心な誘いを受けて就任を決意し「私の役目は若い、未来の世代に向けての橋渡し。5年後、10年後にどうなっているかを思い浮かべてシアターについて考えていきたい」と意気込みを語る。芸術監督としての指針について「どういう方向に表現をする場であろうとするのか? どういったものを文化として発信していけるか? 旗頭にならないといけない。KAATと世田谷で、同じ公共劇場でも枠組みが違うということをいま、実感しています。区の劇場としての役割をもう一度見つめ直し、区民との対話であったり、区からの発信、区に劇場があるということを考えられるようなことをしていきたい」と決意を口にした。取材・文:黒豆直樹撮影:大野洋介
2022年03月14日大三萬年堂HANAREから冬の新作スイーツが、2022年1月5日(水)より大三萬年堂HANARE 御茶ノ水店限定発売される。秘伝の餡子&苺など自由にカスタムできる最中冬の新作スイーツは、全3種類。中でも注目は、自分好みにカスタムできる最中「福来る!手作り最中」だ。360年続く老舗和菓子屋、大三萬年堂本店こだわりの“餡子”の美味しさを味わってほしいという想いから誕生した「福来る!手作り最中」。2日間かけて手作りされた秘伝の餡子をメインに、旬のいちご「やよい姫」や豆乳ホイップなどのトッピングを自由に組み合わせて楽しめる。餡子をベースにカスタムするのはもちろん、抹茶アイスを合わせて“アイス最中”にしたり、マスカルポーネを使用した白あんでミルキーな最中に仕上げたりと、ユニークな最中に挑戦するのもおすすめだ。また、キュートなビジュアルの最中の皮もポイント。2022年の干支である寅、梅、だるまといった、新年にふさわしいモチーフを模っている。ショートケーキ風に仕上げたいちご大福「やよい姫の苺大福~ショートケーキ仕立て~」は、ショートケーキのような見た目に仕上げた苺大福。大三萬年堂本店の黒餡に、しっとりしたカステラ、豆乳ホイップを合わせ、柔らかな求肥で包み込んだ。仕上げに豆乳ホイップを絞り、旬を迎える大ぶりの苺「やよい姫」を飾り付けている。苺&濃厚ショコラのパフェも“大三”のロゴが目を引く苺と濃厚ショコラのパフェ「やよい姫と濃厚ショコラの大三ぱふぇ」も用意。大粒の“やよい姫”を主役に、チョコレートアイス、秘伝の餡子を重ねて仕上げた。また、ふんわりとしたカステラや、酒粕かりんとう、黒糖ゼリーなどをバランスよく組み合わせており、味だけでなく食感も楽しめる。【詳細】大三萬年堂HANARE 冬の新作スイーツ発売日:2022年1月5日(水)販売店舗:大三萬年堂HANARE 御茶ノ水店住所:東京都千代田区神田淡路町2−105 ワテラスモール 1階価格:・福来る!手作り最中 1,100円・やよい姫の苺大福~ショートケーキ仕立て~ 660円・やよい姫と濃厚ショコラの大三ぱふぇ 1,430円
2021年12月23日『鬼滅の刃』が野村萬斎演出・出演で2022年に能 狂言化されることが決定。2022年夏・冬に東京・大阪で上演される。本情報は、12月19日に幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2022」の『鬼滅の刃』の「ジャンプスーパース テージ」にて発表された。野村は動画コメントにて出演し、「能と狂言、皆様にはあまりおなじみではないかもしれませんけれども、650年くらいの歴史があります。特に能は『なぜ人間が鬼になったか』そしてその鬼の魂を鎮めるということに特化した芸能です。そういう意味では、『鬼滅の刃』を描くには最適の芸能であるとも思います」と作品との相性の良さを語った。●野村萬斎コメント全文ジャンプフェスタにご来場の皆様、それから配信をご覧の皆様、こんにちは野村萬斎です。このたび、吾峠先生の『鬼滅の刃』を能狂言バージョンとして制作しお送りすることとなりました。能と狂言、皆様にはあまりおなじみではないかもしれませんけれども、650年くらいの歴史があります。特に能は「なぜ人間が鬼になったか」そしてその鬼の魂を鎮めるということに特化した芸能です。そういう意味では、『鬼滅の刃』を描くには最適の芸能であるとも思います。そして狂言は笑いの芸能でもあるわけですけれども、炭治郎をはじめとする皆の仲間のシーンなどは、笑いに満ちてお送りすることができるのではないかと思っております。とにもかくにも『鬼滅の刃』の人間の闇と希望の部分というものは、この能・狂言によって非常にスタイリッシュに、かつ皆さんのイマジネーションに訴える形で、とはいえ、今までの能・狂言とは違ったテイストでお送りできるかと思います。2022年夏・冬、東京・大阪で公演があります。是非、皆様のご来場をお待ち申し上げております。野村萬斎でした。【公演概要】「能 狂言 『鬼滅の刃』 」原作 :『鬼滅の刃』吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)演出・出演:野村萬斎ほか開催:2022年夏(東京)冬(大阪)主催:OFFICE OHTSUKI制作協力:万作の会(C)吾峠呼世晴/集英社・OFFICEOHTSUKI※その他の出演者・配役・チケット発売日などの詳細は、後日改めて発表公式Twitter @kimetsu_nohkyo
2021年12月20日大三萬年堂HANAREから秋の新作和スイーツが登場。2021年10月1日(金)より、御茶ノ水店と渋谷東急フードショー店にて販売される。“芋ようかん×レアチーズケーキ”の和スイーツ大三萬年堂HANAREでは、さつま芋や栗といった秋らしい味わいを楽しめる食材を取り入れた和スイーツを用意。「芋ようかんブリュレ~チーズケーキ仕⽴て~」は、宮崎県産のさつま芋を使用した芋ようかんに、口当たりなめらかなレアチーズケーキを重ね、表面をこんがりとブリュレした“進化系”芋ようかん。表面のブリュレはカリッと、中の芋ようかん&レアチーズケーキはなめらか、タルト生地はサクッと仕上げた、見た目も食感も楽しいハイブリット和スイーツだ。“和栗クリームたっぷり”「和モンブラン」ハイアット リージェンシー 東京の「和ふたぬーんてぃ」で提供されているコラボレーションスイーツ「和もんぶらん」もラインナップ。渋谷東急フードショー店ではテイクアウト用にアレンジし、ドーム型のモンブランムースをベースに、和栗ペーストと豆乳ホイップを合わせた和栗クリームを贅沢にトッピングした。一方、御茶ノ水店ではイートインメニューとして展開。丁寧に作り上げたモンブランムースにスポンジと豆乳ホイップを合わせ、オーダーごとに濃厚な和栗ペーストを手搾りして提供する。「大三萬年堂本店」で手作りされた和栗の甘露煮と一緒に味わえるのも嬉しいポイントだ。“和栗”の進化系どらやき「どらトッツォ」また、渋谷東急フードショー店限定で展開されている進化系どらやき「どらトッツォ」には、秋限定の和栗フレーバーが仲間入り。しっとりとしたブリオッシュ生地で風味豊かな和栗クリームや「大三萬年堂本店」で手作りされた秘伝のあんこをサンドし、仕上げに和栗の甘露煮をトッピングした。【詳細】大三萬年堂HANARE秋限定和スイーツ発売日:2021年10月1日(金)取扱店舗:・大三萬年堂HANARE渋谷東急フードショー店住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ渋谷東急フードショー 1階TEL:03-3477-4687・大三萬年堂HANARE 御茶ノ水店住所:東京都千代田区神田淡路町2105 ワテラスモール 1階TEL:03-6206-8857メニュー:・「芋ようかんブリュレ~チーズケーキ仕立て~」個包装 530円、ホール2,700円・「作りたて 和もんぶらん」テイクアウト 1,080円(渋谷東急フードショー店限定)、イートイン(棒ほうじ茶付き) 1,650円(御茶ノ水店限定)※渋谷東急フードショーでは2021年10月中旬より販売予定■「どらトッツォ~和栗~」発売日:2021年9月19日(日)取扱店舗:渋谷東急フードショー店限定価格:540円※テイクアウト限定
2021年09月25日ハイアット リージェンシー 東京は、和スイーツブランド・大三萬年堂HANAREとコラボレーションしたアフタヌーンティー「和ふたぬーんてぃ~秋の里山~」を2021年9月21日(火)から11月21日(日)まで期間限定発売する。和スイーツブランド・大三萬年堂HANAREとのコラボアフタヌーンティーハイアット リージェンシー 東京「カフェ」では、老舗和菓子店大三萬年堂から生まれた和スイーツブランド・大三萬年堂HANAREとコラボレーションしたアフタヌーンティーを展開。“和ふたぬーんてぃ”と名付けられた新作は、和を感じるユニークなスイーツが満載だ。今回は「和」×「秋」×「洋」をテーマに、もみじやとんぼなど、秋を象徴するモチーフをデコレーションにプラス。中には、大三萬年堂秘伝のあんこを使用したこだわりのスイーツも展開される。「和もんぶらん」は、ハイアット リージェンシー 東京の“スペシャリテ”の一つ「モンブラン」を和テイストにアレンジしたメニュー。和栗を使ったマロンクリームに、白あんを忍ばせることで、ほっこりとした優しい甘さを引き出した。合わせたのは、洋栗のマロンムースや、赤紫蘇の酸味と風味を纏ったカシスソースなど。赤くほのかに色づいたもみじチョコレートを散らすことで、見た目にも華やかに仕上げている。大三萬年堂秘伝のあんこをシャンティクリームとともにサンドした「生どらやき」には、餅つきをするうさぎが住む満月のモチーフをあしらっている。また、月見団子をモチーフにしたというホワイトチョコレートのムースには、真っ赤なリンゴのムースをトッピングすることで秋らしさをプラス。洋ナシ形のキュートなマカロンには、ミルクチョコレートガナッシュをサンドした。大三萬年堂のあんこから作られた羊羹は、パイ生地でサンドして、和洋折衷のユニークな味わいに。飴細工の赤とんぼを添えることで、見た目にも華やかに仕上げている。なお、これらの「和ふたぬーんてぃ~秋の里山~」は、テイクアウトボックスでも提供されるので、自宅で贅沢なティータイムを過ごすことも可能だ。【詳細】「和ふたぬーんてぃ~秋の里山~」発売期間:2021年9月21日(火)~11月21日(日)時間:店内 14:00~17:00、テイクアウト 11:00~19:00場所:ハイアット リージェンシー 東京 ロビーフロア・2F「カフェ」住所:東京都新宿区西新宿2-7-2料金:店内 5,000円(サービス料込み)、テイクアウトボックス 4,000円※店内利用の場合は利用日の2日前、テイクアウトボックス利用の場合は引き渡しの3日前までに予約。<スイーツ>和もんぶらん、ようかんのパイサンドゆず風味、生どらやき、お月見りんごのムース、マロンけーき、洋梨のまかろん、赤とんぼの飴細工<セイボリー>かぼちゃとフォアグラのフランポルト酒の香り、かぼちゃカレーパン、BLTCロール、かぼちゃのアメリカンビスケット、自家製オレンジジャム、マスカルポーネクリーム※テイクアウトボックスは内容が一部異なる。【問い合わせ先】ハイアット リージェンシー 東京「カフェ」TEL:03-3348-1234(代表)<受付時間:11:00~19:00>
2021年09月12日米倉涼子がフリーランスの外科医・大門未知子を演じる人気シリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」。この度、10月からスタートする第7シリーズに、狂言師・野村萬斎が出演することが分かった。2年ぶりとなる最新作では、100年に1度のパンデミックで新局面を迎えた日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」を舞台に、未知子が新たな戦いへと身を投じていく。そんな本作で萬斎さんが演じるのは、未知子の“最強の敵”となる新キャラクター、院長代理も兼任する元外科医で内科部長の蜂須賀隆太郎だ。世界中で医療崩壊が起こる中、「東帝大」は感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針を採用。かつて花形だった外科は別棟の分院へ追いやられ、メスを使わない「ケミカルサージェリー」を推進する内科が台頭し、病院を牛耳ろうとしていた――。この舵を取っているのが、蜂須賀。「薬治療」と「ケミカルサージェリー」を軸にした内科主導の組織変革を目論む蜂須賀は、未知子のオペを目の当たりにし、内科の実験的先進医療の道具として利用しようとする。この蜂須賀役について萬斎さんは「敵でありながら、内科医としては常に真剣です。“蜂”須賀だけに刺すように嫌なヤツなのかもしれませんが、その半面、医道というものに対してまっすぐな信念を持っている人なので、いつものボス・キャラとはまた違う人物像になるのではないかと」と話し、「撮影初日にいきなり大門未知子と対立するシーンを撮影したおかげで、さらに蜂須賀という人間を理解することができました」と役柄をつかんだ様子。また、米倉さんとは今回が初共演だそうで「現場も米倉さんや監督を中心にチームワークが取れていて、撮影もテキパキと進む!僕は民放の連ドラに出演するのが初めてですし、これだけ出来上がっているチームに途中から入ることに、最初は戸惑いも感じていたのですが、実際に撮影に参加して『売れている作品のチームワークはやはり素晴らしいな!』と心が躍り、今後の撮影が楽しみになりました」とコメントしている。一方の米倉さんは「クランクインの前日はそわそわしていたのですが、撮影初日から未知子の決めゼリフ『私、失敗しないので』を言えて気持ちよかったですし、『ついに帰ってきたな!』という実感が湧きました」と撮影に入った感想を語り、萬斎さんについては「とっても穏やかで、素敵な方です。狂言の世界で極められている国宝級の体の動きなど、私が持っていないものを、何かひとつでも萬斎さんから学べたらいいな、と思います」と話している。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年08月24日野村萬斎による狂言の舞台、『狂言劇場その九』が、6月18日より開幕した。この度、野村萬斎の開幕コメントと舞台写真が公開された。野村萬斎芸術監督により、古典芸能という枠にとどまらず「“舞台芸術=パフォーミングアーツ”としての狂言」というコンセプトに基づき、2004年にスタートしたシリーズ「狂言劇場」。その9回目となる今回は、狂言劇場に初登場となる古典狂言『武悪』『舟渡聟』に加え、『法螺侍』と『鮎』という現代狂言2作品をABのプログラムに分けて、あらたな配役、あらたな演出によって世田谷パブリックシアターで上演されている。野村萬斎の開幕コメントは以下の通り。野村萬斎(総合演出・出演)開幕コメント●Aプログラム『武悪』は劇場で上演したことで、作品のもつドラマ性がよりはっきりしたのではないでしょうか。一人ひとりのキャラクターの浮き上がり方や対峙する役者の緊張感が際立ち、よりスリリングな人間ドラマとなりました。常々ドラマとは“生きることを考えること”だと言っていますが、今回の舞台セットを含めた演出でも、“生と死”、“生の地続きに死があること”が見えてくるのではないかと思います。『法螺侍』は(洞田助右衛門は野村万作から野村萬斎へ、太郎冠者は野村萬斎から野村裕基へと)代替わりして、パワフルな作品へと“アップデート”しました。シェイクスピアと狂言のもつ古典的な手法はそのままでも、劇場で演じることで現代性を獲得するという不思議さは、まさに役者によって作品がアップデートされるからだと実感しています。新旧の時空の超え方と東西の文化の越え方を是非目撃していただきたいです。●Bプログラム『舟渡聟』は狂言の名作ですが、舞台後方に琵琶湖の風景を出現させたことで、雄大な世界の中で頑張って生きていく人間を描きました。この作品では最年長(野村万作・90歳)と最年少(野村裕基・21歳)が船頭と聟を演じていますので、今回の“狂言三代”ならではの面白みを感じていただければと思います。『鮎』は、劇場という現代的な空間へ移ったことで、原作の小説から感じた“都会と田舎論”を、より具体的且つ象徴的に描くことができ、これもある種の“アップデート”ができたのではないかと思います。狂言の衣装を着て世田谷パブリックシアターという現代の劇場に立つことで、古典と現代が地続きになっていることを自分でも感じることができました。コロナ禍の現在、都会はある意味抑圧された場所、抑圧されればされるほど魅力的に感じる“毒”のような場所と捉え、非常に複雑な我々の現状を背負いながら、いま『鮎』を上演する意義を感じています。“読後感”のようなものを感じてもらえたなら、現代劇の劇場での狂言の在り方として、ひとつの手ごたえになると思っています。また、6月26日の公演終演後にポストトークの開催が決定した。6月26日(土)12:00 Aプログラム『武悪』 / 『法螺侍』出演:野村萬斎、野村太一郎、高野和憲、中村修一、内藤連、野村裕基6月26日(土)17:00 Bプログラム『舟渡聟』 / 『鮎』※手話通訳あり出演:野村萬斎、石田幸雄、深田博治、野村裕基※各回の終演後にポストトーク実施。開催回のチケットをお持ちの方が参加可能。「狂言劇場その九 『武悪』『法螺侍』 / 『舟渡聟』『鮎』6月18日(金)〜6月27日(日) 世田谷パブリックシアター総合演出:野村萬斎出演:野村万作 野村萬斎 野村裕基石田幸雄深田博治 高野和憲 月崎晴夫 野村太一郎岡聡史 中村修一 内藤連 飯田豪 石田淡朗会場:世田谷パブリックシアター料金(全席指定・税込):一般S席8,500円(1・2階) / A席6,500円(3階)ほか各種割引ありお問い合わせ:世田谷パブリックシアターチケットセンター03-5432-1515(10:00~19:00)
2021年06月21日和スイーツブランド・大三萬年堂HANAREのテイクアウト専門店が、2021年6月1日(火)に渋谷 東急フードショーにオープンする。大三萬年堂HANAREのテイクアウト専門店が渋谷に大三萬年堂HANAREは、江戸中期創業の老舗和菓子店「大三萬年堂」の13代目・安原伶香がディレクションする和スイーツブランド。「大三萬年堂」秘伝のあんこを使用するなど、代々受け継がれてきた素材を活かした和洋折衷スイーツを展開している。そんな大三萬年堂HANAREの新業態となるテイクアウト専門店が渋谷 東急フードショーにオープン。店頭では、看板の人気商品から渋谷 東急フードショー店限定フレーバーまで、多彩なスイーツを用意する。“いちごピスタチオ”のどらぱん中でも注目したいのは、もちもちの米粉パンと2日かけて手作りした「大三萬年堂」秘伝のあんこを組み合わせた進化系どらやき「どらぱん」。フレーバーは、オーソドックスな「あんバター」に加え、あんこと豆乳ホイップ、苺、ピスタチオをサンドしたキュートなビジュアルの「いちごピスタチオ」が揃う。和パフェ「大三ぱふぇ」“抹茶&あんこちょこ”豆乳ホイップを贅沢に使った人気の和パフェ「大三ぱふぇ」も、和紙のような紙カップに入ったテイクアウト専用の“手持ちパフェ”としてラインナップ。御茶ノ水店で一番人気を誇る「大三ぱふぇ 抹茶」は、厳選した茶葉を主役に「大三萬年堂」のあんこやカステラ、抹茶わらび餅、甘酒豆乳クリームなど様々な食材を使用した贅沢な和スイーツだ。また、渋谷 東急フードショー店限定フレーバーとして、「大三ぱふぇ あんこちょこ」も発売。中には、濃厚なチョコレートアイスやカステラなどに加え、あんことチョコレートのマリアージュが楽しめる新感覚和スイーツ「あずきとかかお」を忍ばせた。「あずきとかかお」のフレーバーが日によって変わるのもユニークなポイントだ。「あずきかかお」から限定“抹茶&檸檬”「あずきとかかお」は、大三萬年堂のあんことカカオ58%のベルギー産高級チョコレートをあわせた“ちょこ餡”を層にして作った和スイーツ。冷やして食べると大人なガトーに、常温で食べると濃厚なテリーヌになるなど、冷やし方によって味わいが変化するのも人気を集める理由だ。そんな「あずきとかかお」からは、限定フレーバーとしてホワイトチョコレートを使用した“抹茶”と“檸檬”が登場する。“抹茶”は、抹茶ガトーとあんこを二層にした華やかな見た目が特徴。“檸檬”は、白餡と檸檬ピールを組み合わせ、爽やかな味わいに仕上げた。“よもぎ×抹茶”や“胡桃×味噌”の和マカロンハイアットリージェンシー東京と大三萬年堂HANAREのコラボレーションスイーツ「和まかろん」には、「よもぎ×抹茶」「胡桃×味噌」「黒ごま×ココナッツシュガー」が限定フレーバーとして仲間入り。和と洋の意外な組み合わせが楽しいスイーツは、自分へのご褒美スイーツとしてはもちろん、大切な人への贈り物にもおすすめだ。【詳細】大三萬年堂HANARE 渋谷 東急フードショー店オープンオープン日:2021年6月1日(火)住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷 東急フードショー (1) (渋谷マークシティ)1階営業時間:10:00~21:00※当面の間、11:00~20:00※営業時間等、変更する可能性がある。TEL:03-3477-4687※不定休メニュー例:<どらぱん>あんバター 486円(税込)、いちごピスタチオ 540円(税込)<大三ぱふぇ>抹茶 810円(税込)、あんこちょこ 864円(税込)<あずきとかかお>抹茶(1本) 3,780円(税込) 、檸檬(1本) 2,592円(税込)、抹茶(個包装) 411円(税込)、檸檬(個包装) 378円(税込)<和まかろん>単品1個 各341円(税込)、5個セット 1,620円(税込)、10個セット 3,240円(税込)、選べる5個セット 1,701円(税込)、選べる10個セット 3,402円(税込)
2021年05月30日「ノムさんを私にください!」野村萬斎(55)に初めて会う前、そんなせりふを言って、萬斎の長女で昨春TBSに入社した野村彩也子アナ(23)を笑わせた尾上松也(36)。4月2日放送の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)の一幕だ。バラエティ番組だから……ではなく、松也の思いは本気だという。「実はカメラの回っていないところで松也さんから彩也子さんに声をかけてLINEも交換済みと聞いています。“本当に交際を申し込むなら、まずはノムさんよりも萬斎さんに好かれなくては”と彩也子さんの目の前でスタッフに真剣に話していました」(番組関係者)松也と野村アナとの交流は昨年11月に放送された同番組内の企画「尾上松也の春夏秋冬ウマい店」から。MCを担当した松也のアシスタントが野村アナだった。「ニックネームがないという野村アナに、松也さんは『ノムさん』と命名。野村家では父親の萬斎さんと順番を合わせておかずを食べなければならないという厳格さの一例を聞き、松也さんも心から驚いていました」(TBS関係者)そんな松也が今春に萬斎と初共演。しかも、萬斎の自宅を訪ねる設定だった。「私、実家に男性を紹介したことがないんですよね」野村アナが松也に打ち明けると、「実家に連れていかれる初めての男ってわけだね……」松也も緊張を隠さなかった。「いざ萬斎さんが姿を現すと、松也さんは『初めまして……』と消え入るような声で挨拶。緊張はピークに達していました」(前出・TBS関係者)■「松也の母も妹も彼女との結婚を望んでいる」松也の家族も人間国宝一家である彼女との結婚を心から望んでいると話すのは、後援会関係者だ。「若旦那(松也)と野村アナとの縁組が本当に実現したら、後援会としてはこの上ない喜びです。若旦那は20歳でお父様を亡くして以来、16年間、後ろ盾なしに頑張ってきました。自主公演『挑む』を立ち上げ、今夏で10回目。これで最後と発表したのは、今後はもうワンランク上のステージを目指すということ。若旦那もすでにアラフォー。お母さまも妹さんも“結婚相手を真剣に見つけてほしい”と願っています。人間国宝を父に持つ野村萬斎さん一家との縁故ができれば、音羽屋にとって、まさに“理想の結婚相手”といえるでしょう」松也の父・尾上松助(享年59)は、先代の尾上松緑の弟子。松也は5歳で舞台デビューを飾ってはいるが、父親亡き後は自分が家長となり、20歳で父の3人の弟子の面倒まで見なければならなくなってしまった。松也自身、こんな苦悩を告白している。《僕は、家柄に関してコンプレックスというのがあって、楽屋にご自分の先祖の写真を飾っていらっしゃるのを見ると、すごく羨ましくもあり、嫉妬もありました》(『婦人公論』’21年2月24日号)一方の野村家は、狂言の名家として知られている。「一般的に伝統芸能のなかでも、武家社会で発展した狂言と、大衆演劇として発展した歌舞伎とでは、250年ほど歴史が古い狂言のほうが格式が高いといわれています。萬斎さんは長男に対しては師弟関係になるため、幼少期から厳しく育て、家でも敬語で会話。でも、彩也子さんのことは目に入れても痛くないほど溺愛しています。学生時代はねだられるとついつい買ってしまったり、留学したいという彼女の意思を尊重するなど、やりたいことはすべてやらせてきたそうです」(テレビ局関係者)■萬斎がいちばん気をもむ長女の“人間関係”狂言の舞台に立つことができない長女が自ら選んだアナウンサー職。萬斎は、彼女が出演する『あさチャン!』(TBS系)も早起きして毎朝見ているそうだ。「仕事で見られないときは録画してチェックしているそうです。毎日LINEで感想を送り、発声やイントネーションに細かくアドバイスしているそうです」(前出・テレビ局関係者)そんな萬斎がいちばん気をもんでいるのが、長女の“人間関係”。「家を出て一人暮らしを始めるようになった大学生時代は、夜11時には必ず自分に電話するように伝えていたそうです。やはり“悪い虫がつく”ことを懸念しているんでしょう。“変な男にはひっかからないように”と口酸っぱく言われて育ったそうです」(別のテレビ局関係者)萬斎も、長女と共演中の松也のことを気にはしているという。「野村アナがスタッフに『父から“松也さんとの仕事はどうだったか”と聞かれます』と話していたそうです」(前出・TBS関係者)4月の共演番組で、萬斎は最後に野村アナに対し、「まず自立をちゃんとする。一人で生きていける力を身に付けてほしい。そのうえでお互いに尊敬し合えるよいパートナーと巡り合えれば幸せだろうな」とメッセージを送った。共演者・松也には「末永くよろしくお願いします」と語っていたが……。■萬斎にとって、松也は長女の結婚相手対象外!?「本音を言えば、萬斎さんは現状、野村アナの交際相手として、松也さんは対象外だと考えていると思います」(前出・テレビ局関係者)その理由は――。「芸事を突き詰めてきた萬斎さんだからこそ、私生活が派手で“女遊びは芸のこやし”という考え方を持つ歌舞伎役者を認めていないところはあると思います。特に前田敦子さん、瀧本美織さんなど有名人と浮き名を流した松也さんとの交際をすんなりOKするとは到底思えません」(前出・テレビ局関係者)長女の未来を誰よりも願う萬斎には、松也は“戦慄の交際相手”のようだが、前出のTBS関係者は2人の今後に期待している。「松也さんが野村アナをとても気に入ってアタックしているのは間違いないでしょう。楽しい番組を作り上げていく過程で、弊局での新垣さんと星野さんのように“共演を機に結婚”はありえること。温かく見守っていく所存です」(前出・TBS関係者)また“電撃婚”カップルが誕生する日は来るのだろうか――。
2021年05月25日6月18日(金)より東京・世田谷パブリックシアターにて上演される「狂言劇場 その九」の公演詳細が決定。合わせてビジュアルが公開となった。芸術監督・野村萬斎により、古典芸能という枠にとどまらず「“舞台芸術=パフォーミングアーツ”としての狂言」というコンセプトに基づき、2004年にスタートしたシリーズ「狂言劇場」。その第9弾となる今回は、初登場となる古典狂言『武悪』『舟渡聟』に加え、『法螺侍』と『鮎』という現代狂言2作品が、あらたな配役、あらたな演出で披露する。『法螺侍』では、これまで野村万作が演じてきた洞田助右衛門に野村萬斎が、野村萬斎が演じてきた太郎冠者に野村裕基が、それぞれ初めて挑戦。また、文学と狂言の出会いとも言える、作家・池澤夏樹が初めて書き下ろした狂言『鮎』の上演にも期待してほしい。「狂言劇場 その九」は6月18日(金)~6月27日(日)に世田谷パブリックシアターで開催。チケットの一般発売は5月16日(日)より開始となる。■野村萬斎(総合演出・出演)狂言劇場は、650年ほどの歴史がある伝統芸術の一つである狂言を、舞台芸術(パフォーミングアーツ)として捉え直し、みなさんに楽しんでいただくという企画です。今回は二つの新作の狂言『法螺侍』と『鮎』が軸となります。それぞれ土台となる原作がありますが、それを狂言というやり方で料理するとどういうことになるのか。狂言ならではの楽しさでお届けしますので、「やっぱり狂言って普通の演劇よりぶっ飛んでるなあ」と思っていただけると思います。そして狂言がいかに一つの演劇であり舞台芸術であるか認識していただけると思います。日本で長らく受け継がれてきた舞台芸術たる狂言にはいろんな知恵があり、常にアップデートを繰り返し、他の舞台芸術と同じところもあれば違うところもある。たくさんの刺激を受け取っていただければ幸いに存じます。【公演詳細】「狂言劇場 その九『武悪』『法螺侍』 / 『舟渡聟』『鮎』」総合演出:野村萬斎出演:野村万作 野村萬斎 野村裕基石田幸雄深田博治 高野和憲 月崎晴夫 野村太一郎岡聡史 中村修一 内藤連 飯田豪 石田淡朗日程:6月18日(金)~6月27日(日)会場:世田谷パブリックシアターチケット一般発売開始:5月16日(日)チケット料金:一般 S席 8,500円(1・2階) / A席 6,500円(3階)U24・高校生以下 S席 4,250円 / A席 3,250円 ほか各種割引あり<チケット取扱い>・世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10:00〜19:00)・世田谷パブリックシアターオンラインチケット: お問合せ」世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10:00〜19:00)主催:公益財団法人せたがや文化財団 / 企画制作:世田谷パブリックシアター後援:世田谷区 / 制作協力:万作の会 国立能楽堂
2021年04月15日