頭痛や生理痛のために、解熱鎮痛薬を常にバッグに入れているという女子は多いはず。でも、薬のパッケージは決してかわいいとは言えないものが多く、気分もブルーになってしまいそう。そこで、解熱鎮痛薬としてよく知られている『イブA錠(24錠)』)に、限定パッケージが登場しました。もともと『イブA錠』は「生理痛・頭痛によく効き、しかも小粒で飲みやすい」と女子の間でも好評のお薬。持ち歩きするものにはこだわりがある女子が多いということで、パッケージには“かわいい系”と“かっこいい系”の2つの方向性を展開し、これまで使用したことのない人も試してみたくなるような雰囲気に仕上がっています。この限定パッケージをプロデュースしたのは、『イブA錠』のイメージキャラクターでもある、タレントのローラさん。ローラさんと言えば、雑誌ではトップモデルとして“かっこよく”活躍し、TVではタレントとして“かわいく”人気を得ているのは、誰もが認めるところですよね。そんな彼女は、「たとえつらいときでも生理痛や頭痛を前向きに捉え、自分にあった解熱鎮痛薬を楽しく選ぼう! 」というコンセプトにぴったりです。パッケージデザインにあたっては、いつもの調子とは違って、とても真剣な様子で取り組んだというローラさん。自分のネイルのカラーや、スマートフォンに入れているたくさんのデザインイメージを参考に、さまざまな色と柄の候補をあげたとか。普段からデザインにこだわりを持っている姿勢が感じられるところは、さすがトップモデルですよね。そこから、オーロラ色のネイルが“かわいい系”パッケージに、そしてローラさんのスマートフォンに入っていた花柄の画像が“かっこいい系”パッケージのアイデアの種となり、パッケージが完成。ローラさんも「これいい~、これ好き~」と笑顔を見せ、デザインに満足していたとか。さらにローラさんは、イメージキャラクターとしてポスターにも登場。撮影では、飲みやすいように小粒につくられた錠剤をどう持つか、「これどんな持ち方??」と苦労するシーンもありつつ、「薬の撮影なのに、オシャレなファッションをして変な感じだった。でもオシャレ大好きだから、すっごく楽しかった!」と言うように、薬のポスターとは思えないかわいくてかっこいい仕上がりに!ローラさんに、この2つのパッケージにキャッチコピーをつけてもらうと、「“かっこいい系”は、え~、え~とね、イノセントカラフルフラワーズワールド。長いね~、や~めぴ(笑)。ブラックダイヤモンドみたいに“かっこいい”かんじだから…。あっ、ブラックダイヤモンドいいね。ブラックダイヤモンドにしよ!」という、ローラさんらしいコメントが飛び出しました。これらのパッケージは数量限定で発売中なので、早めにゲットしてみては? バッグに入れておくだけでおしゃれなだけでなく、もちろんお薬としていざというときのためにも安心です。かわいくてクールなパッケージの『イブA錠』で頭痛や生理痛に負けず、アクティブな毎日を過ごしたいですね。・イブA錠 公式サイト
2013年05月14日秦の始皇帝も愛用していたといわれる不老不死の薬・丹薬(たんやく)。紀元前200年以前から使われていたほど、永遠の命へのあこがれは根強い。もしも不老不死の薬があったら幸せになれるのだろうか?DNAの損傷、ガン、記憶の欠落におびえ、永久に続く時間を孤独に過ごすことになりそうだ。■自爆する遺伝子人間のからだには約60兆個もの細胞があり、日々それらが寿命を迎えて死んでいる。死んだ細胞は老廃物として体外に追い出され、代わりに新しい細胞が生まれる構造は新陳代謝とも呼ばれている。血液を例にすると、体重60kgの人はおよそ4.5リットルの血液があり、そこに含まれる赤血球、白血球なども新陳代謝を繰り返している。酸素と二酸化炭素を運ぶ赤血球の寿命はおよそ120日、一日の生産量は2,000億個にも及ぶ。体内に侵入したバイ菌や異物を排除する白血球は数日、傷口で固まり血液を止める血小板は10日ほどで寿命を迎えるから、新旧の細胞を入れ替えるだけでも大忙しだ。血液以外も、新しい細胞の供給量が減ればその器官の機能低下は免れず、呼吸に必要な肺胞(はいほう)が減れば肺粗鬆(そしょう)症など、生命を脅かす状態を招く。活発な新陳代謝を持続すれば、不老不死の実現に近づくのだろうが、細胞の寿命はあらかじめ決められているというプログラム説がある。染色体にあるテロメアが細胞の寿命に大きく関係しているのだ。テロメアが長いと長寿に、短くなると短命になるのだが、人工的に短くしても、何世代かあとの子孫にならないとはっきりした差が生じないとのデータもあり、残念ながら完全には解明されていない。DNAの損傷も大きな問題だ。DNAが傷ついたまま細胞分裂すると新たな細胞に正しい遺伝情報が伝わらず、異常細胞が生まれてしまうのだ。これを防ぐのがp53遺伝子で、DNAのダメージを察知すると正常に治るまで細胞分裂をストップし、異常細胞の発生を食い止める。万が一に異常細胞が生まれてしまっても、やはりp53遺伝子が検知しその細胞を自爆させる。ただし、細胞分裂を止めたり新たな細胞を自爆させれば老化が進むので、不老不死にとってp53遺伝子は悪者に他ならない。もしp53遺伝子がなければ不老不死は実現できるのか?たしかに細胞分裂はひたすら続き、自爆することもないから老化は防げるのだろうが、日焼けや放射線でDNAが損傷しても、それを蔓延させてしまう。全身が異常細胞に埋め尽くされ、ガン人間として永遠の余生を過ごすハメになるのだ。ありがとうp53遺伝子。今夜も安心して眠れそうだ。■日々これ勉強新たな細胞を生み出さない細胞もある。代表的なのは神経細胞で、子供のころは活発に分裂して成長するが、成人になるとほとんど活動せず老化への一途をたどるのだ。脳の場合は死滅による細胞の減少や、リポフスチンという色素が付着し、萎縮(いしゅく)し機能が低下する。もし脳細胞が新陳代謝するとどうなるのか?古い細胞が新たな細胞に置き換われば、いつまでも高性能を発揮できるのだろうが、同時に記憶も失われ、すべてを忘れていくことになる。記憶は、ニューロンと呼ばれる神経細胞同士がからみ合い、生み出されるネットワークによって保存されているので、新たな細胞に置き換わってしまうとネットワークも組み直さなければならないからだ。対策は、自分が誰だか忘れないうちに自伝を作り、毎日それを覚え直す以外ない。それでも記憶は日々薄れ、数年たてばオリジナルの記憶や経験は完全になくなる。すべての脳細胞が新旧入れ替われば、自伝に書かれた記録以外に自分を知る手だてはない。自伝を読んで記憶を取り戻すのは、他人のプライバシーをのぞき見るような気分だろう。起源も経験も思い出もなく、ひたすら記憶を記憶し直す。こんな日々を繰り返しながら生き続ければ、やがて自我を失い生き続ける意味も失うだろう。■まとめ丹薬の材料は水銀で、薬どころか毒にすぎない。多くの死亡例があるにも関わらず、17~18世紀にも使用例があるというから恐るべき執念だ。過度な飲酒も脳の萎縮(いしゅく)を早めるそうだから、年末年始も飲み過ぎには注意したい。一足早いが、読者のみなさんが良い年を迎えられるように。(関口寿/ガリレオワークス)
2012年12月23日生薬の力でスッキリ美人ヤクルトが一般用医薬品、いわゆるOTC医薬品として便秘薬「アロエ便秘薬」を12月13日より発売開始する。60錠入り、180錠入りの2タイプがあり、それぞれ価格は980円、2400円(いずれも税別)となっている。アロエは、アロインという腸の運動を活発にする成分を含んでいるなど、摂取すると緩下作用があることが知られている。「アロエ便秘薬」はそうしたアロエの薬効成分に注目し、その粉末を主成分とした生薬製剤で、服用しやすい錠剤となっている。(ニュースリリースより商品イメージ画像)肌荒れなどの対策にも!慢性さんにもおすすめアロエ粉末の有効成分は、自然に穏やかな排便をもたらすため、便秘に悩んでいる人にはうれしい。便秘に伴う頭重やのぼせ、肌荒れ、吹き出物などの諸症状も緩和してくれるそうだ。便秘は女性の多くが悩んでいるもの。ため込んでしまっては、インナービューティには程遠い。「アロエ便秘薬」では、成人1日服用量の6錠中にアロエ末を750mg配合しているそうだ。一過性の便秘から、慢性的に悩ませられているような便秘にもおすすめだそう。穏やかに効き目を発揮し、自然なスッキリ生活を促してくれる強い味方。気になる症状に悩んでいるなら、一度チェックしてみては。元の記事を読む
2012年12月09日今の時期、気温や湿度の変化に「どうも体調がイマイチ……」、そんな人にオススメしたいのがヘルシーな薬膳的カクテルです!おいしく、さらに薬膳的な効果でココロもカラダも元気にしてくれるステキなドリンクの作り方を、高円寺で働くバーテンダーの大崎さん、松本さんにうかがいしました。今回ご紹介する4つのカクテルは、いずれも「材料をステアする(混ぜる)だけで完成です」(大崎さん)。特別な道具などは不要ですから、ぜひご自宅でチャレンジしてください。■疲れた胃腸をいたわる「ホットバター ド ラム」<材料>・ダークラム:適量・お湯:適量・バター:ひとかけら「シナモンスティック、クローブなどを加えると、より香りがたち、胃腸の働きを高めてくれます。寒い夜の寝酒にもピッタリです。お湯の代わりホットミルクを使った『ホット バター ド ラム カウ』もオススメですよ」(松本さん)■ゾクッときたら「アドヴォガードのホットミルク割り」<材料>・アドヴォガード:適量・ホットミルク:適量「アドヴォガードというのは、ブランデーベースの卵リキュールのことで、いわば『カクテル版卵酒』ですね。寒気がして、『風邪かな?』と思ったら、ぜひお試しください」(大崎さん)■偏食気味なら「野菜ジュースのレッドアイ」<材料>・トマトメインの野菜ジュース:グラス半分・ビール:グラス半分・レモン:1カット「健胃作用もあるトマトとビールを使った一杯です。グラスにレモンを軽くしぼってから、野菜ジュースとビールを注いで、サッと混ぜるだけ。もちろん市販のジュースで大丈夫です」(松本さん)■気分一新"リフレッシュ!"「ローズマリーのウイスキーお湯割り」<材料>・ウイスキー:適量・お湯:適量・ローズマリー:少量「要するに『ウイスキーのお湯割り』なんですけど、そこにローズマリーを入れるだけで香りが一変するんです。ローズマリーの香りは、脳に刺激を与えて意識をクリアにする働きもあるといわれていて、気持ちが沈んだときの気分転換にもいいと思います」(大崎さん)以上、シチュエーションに応じて飲みたい、薬膳的ヘルシーカクテルの作り方をご紹介してまいりましたが、自分で作る以外にも飲める手段があるそうです。「自分が手伝わせてもらうこともある高円寺の飲み屋さんなんですが、『tail』さんと『葉蔵』さんというお店で、今回ご紹介したカクテル、さらにお客さまのご要望に応じたヘルシーカクテルや料理が、お楽しみいただけます」(大崎さん)この冬は、自宅で、飲み屋さんで、『ヘルシー飲み』をお楽しみください。もちろん飲み過ぎてはだめですが。(OFFICE-SANGA 岩井浩)
2012年11月28日手軽に栄養補給ができるビタミン剤。特に気にせず飲んでいたけど、これって薬?それとも食品なんでしょうか?食事だけでは不足しがちなビタミン類を摂取する方法としてビタミン剤を利用することはよくありますよね。ところでビタミン剤には、医薬品と食品があるって知ってましたか?実は同じビタミン剤でも、「薬」として医師から処方される場合もあれば、「サプリ(食品)」として薬局やコンビニで販売される場合もあります。例えばビタミンC。一般的にはサプリとして購入することが多いと思いますが、医師がニキビ治療や風邪治療のために処方することもあります。ビタミン剤は法律上、医薬品、医薬部外品、サプリの3つに分類されています。その違いは以下のとおり。■医薬品「薬事法」で定められた成分・含有量などの基準をクリアしたもので、効能・効果がうたわれています。たいていの医薬品のビタミン剤には、体内で吸収されやすい形にした「ビタミン誘導体」が含まれており、病院と薬局のみで扱われています。■医薬部外品医薬品と同じように、基準が定められています。医師の処方せんは不要で、薬局のほか、コンビニで購入できるものもあります。■サプリ(食品)「食品衛生法」で「食品添加物」として認められている成分だけを使用したもの。医薬品や医薬部外品に比べ作用が弱く、薬ではないため効果・用途・服用方法などを記載してはいけないことになっています。ただ、「食品」としてのビタミン剤であっても、摂(と)り過ぎると「ビタミン過剰症」などの症状を誘発する場合があります。説明書やパッケージに記載されている目安量を守りましょう。また、疾患によっては、服用している薬をサプリと一緒にとると、薬の効果が減少、または反対に増加してしまうケースが。薬と一緒にサプリをとる場合、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年05月18日4月16日、エーザイ株式会社によって、不眠症治療薬「ルネスタ(R)錠(一般名:エスゾピクロン)」の新発売記者説明会が開催された。同治療薬は、非ベンゾジアゼピン系としては国内では12年ぶりとなる治療薬だ。国内外の臨床実験では、不眠症の主たる症状である入眠障害と中途覚醒の双方に対して有効であるという結果が出ている。また、臨床的に問題となる依存性や持ち越し効果などは認められていないと同時に、長期投薬による有効性の減弱もみられないことから、不眠症改善へのさらなる効果が期待されている。説明会のタイトルは、「『これからの不眠症治療の新たな選択』―高齢、ストレス社会における不眠症治療の課題と12年ぶりの新薬が果たす役割―」。高齢化社会、ストレス社会といわれる現代において、不眠症が引き金となって起こるさまざまな弊害、不眠症治療の現状と課題、そして「ルネスタ(R)錠」が今後果たしていくことが期待される役割についての解説が行われた。説明会前半には、エーザイジャパン医薬マーケティング部 重点領域室・斎藤奈美氏によって、「不眠症の疫学からみるルネスタの開発意義」が発表された。これによると「ルネスタ(R)錠」は、不眠症の主症状である入眠障害と中途覚醒のいずれにも有効であるほか、原発性、併発性のいずれの不眠症にも有効だとのこと。併発性とは精神疾患、身体疾患をともなうもの。原発性はそのいずれにもよらないものをいう。続いて、久留米大学医学部神経精神医学講座教授・内村直尚氏によって、「これからの不眠症治療の新たな選択」についての説明が行われた。内村氏によると、人間の脳は体重の2%しか占めていないにも関わらず、身体全体で使うエネルギーの20%近くを消費しているという。しかも、現代人の生活は、身体よりも脳を使うことが圧倒的に多いため、十分な睡眠をとって脳を休ませる必要があるのだそうだ。「睡眠中は、ストレスから解放されるため、心や脳が十分に休息をとることができる」と内村氏。さらに、不眠が及ぼす悪影響として、「うつ病の誘因・憎悪」、「心血管イベントの誘発」「高血圧糖尿病脂質異常症」、「肥満の誘因・憎悪」、「仕事上の能率・生産性の低下」、「医療費の増大」などを挙げた。また、「年齢を調整した睡眠時間の死亡リスク」の統計結果から、睡眠時間が7時間の人がもっとも死亡率が低いことが判明していることを報告。適切な睡眠をとり、心身ともに十分な休養をとっていてこそ、日中、有意義に過ごすことができるし、健康で長生きすることができると説明した。また、不眠対策を国別に比較した結果、日本人は「医師に診てもらう」、「睡眠薬を服用する」という選択をする人が圧倒的に少ない。そのかわりとして、「アルコールを摂取して寝付きをよくする」という方法をとっているという調査結果を報告。内村氏はその理由を、「日本人は、眠れないくらいでは死なないと思っている。睡眠薬を服用することは怖いからアルコールで対処しようと思っている」と説明した。しかし、睡眠に対するアルコールと睡眠薬の影響を比較した結果、アルコールには「寝付きがよい」という効果しかなく、中途覚醒、深睡眠、耐性、依存症予防に対しては有効ではないことが分かっているとして、中途覚醒にも効果が認められていながら、依存性や持ち越し効果の心配はない「ルネスタ(R)錠」が不眠症患者の役に立てばと話した。全国956名の医師にアンケートをとった「不眠症に対する実態調査」の結果でも、不眠症改善に期待される薬剤として、「入眠障害と中途覚醒の両方に効果が高い」ことへの支持が圧倒的に高い。今後、「ルネスタ(R)錠」がどこまでこの期待に応えて、不眠症患者を減少させることができるかに注目が集まっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日風邪薬や頭痛、腹痛、胃薬から肌あれ改善、ビタミン剤まで、ドラッグストアで手に取る薬はどんどん増えていきます。病院で処方される薬とは、何がどう違うのでしょうか。知っているようで知らない、薬の効き目の疑問について、内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生にうかがいました。■処方薬のほうが成分が濃くて効き目が高い!?世間ではよくこう言いますが、実際のところはどうなのでしょうか。「市販薬=一般用医薬品は、一つの薬にいろいろな成分が入った総合的な薬です。例えば、頭痛薬でも半分近くは胃薬が混ざっているなど、合併症や副作用が起こらないように安全な領域成分含有(がんゆう)量でつくられます。対して処方薬は、それぞれの薬が一つの症状に効果があるようにつくられています。頭痛薬は頭痛に対しての薬であり、胃薬は別に処方します。副作用が起こらないよう、患者さん一人ひとりの症状や体質に応じて医師が処方していくことになります。そのほかにもビタミン剤であれば、含まれる成分は同じだけれど、一般薬は副作用が起きないよう成分濃度が低いものもあります。成分の含有量が多いほど、その症状に対して効き目は高いと言えますが、どの薬も、種類によって成分の含有量はさまざまです。なかには処方薬よりも市販薬のほうが成分の濃度が高いものもあります。一概に処方薬のほうが効き目があるとは言い切れず、明確に知りたい場合は、個々の薬ごとに検証する必要があります」(泉岡先生)■同じ薬を飲み続けると効果が弱まる!?同じ薬を飲んでいると、慣れのような感覚が生じることがあります。「薬の種類によっては、体が成分に慣れて効き目が弱まる薬もあります。例えば、細菌による病原体に対して殺菌的、または菌の力を弱める静菌的作用を持つ薬である抗生剤は、体の中で細菌が薬への耐性(抵抗力)を獲得し、効果が弱まります。一般的に、市販薬は副作用が起こりにくいようにつくられていますが、乱用はよくありません。患者さんの体調やアレルギーの有無、体重が軽いなどにより成分含有量が低くても副作用は起こります。説明書を読み、用量と用法を守って服用してください」(泉岡先生)■薬の効果がないときは薬を変える!?薬を飲んでいて「あまり効果がないな」と思ったとき、どうすればよいのでしょうか。「薬の効果を判断する期間は、『3日~5日』です。用量を守って薬を飲んでいるけれど3日間飲んでも症状が改善しない場合は、薬の種類を変えるのではなく、医師へ相談するほうがよいでしょう。例えば、風邪だと思ったときに市販の総合風邪薬を飲んだとしても、基本的に37.5度以上の微熱が3日以上続く場合は、受診されたほうがよいでしょう。特に12月~2月は、インフルエンザの可能性もあるので、38.5度以上の高熱の場合はすぐに受診さることをお勧めします。『ただの風邪だから』と判断するのではなく、別の病気の可能性もあるからです。■市販の総合風邪薬と処方される薬の違いは?市販では「総合風邪薬」がありますが、処方薬にはそれがないようです。どう考えればいいのでしょうか。「風邪というのは病名ではなく、諸症状の総称です。病院では、その諸症状の鼻水、くしゃみ、せき、たん、熱など、それぞれに対しての薬を処方します。しかし、市販の総合風邪薬には、一粒に、諸症状に対する効能成分が全部詰まっているわけです。ですから、物理的に、一つひとつの症状に対する薬効成分は少なくなります」(泉岡先生)市販の風邪薬を選ぶときのポイントを教えてください。「箱の裏に効果効能が書いてありますが、効能の順番で、その薬がどの症状に対して最も力を発揮するのかが分かります。例えば、『せき、たん、発熱、鼻水、くしゃみ』と書いてあれば、その薬は風邪の種々の症状の中で『せき』に対して効果が高いわけです。また、薬と同梱(どうこん)されている説明書を詳しく読めば、どの症状に効く成分がどれで、その薬には何の成分が一番多く含まれるのかが明記されています」(泉岡先生)最後に泉岡先生は、こう付け加えます。「どんな薬にも副作用はあります。服薬する量や体質によって、副作用がどう起こるか、あるいは起こらないかが決まりますが、副作用の一面を考えると、薬は毒に変わることもあります。飲み方を間違えないようにしましょう」市販薬は成分の含有量が少なくて効き目が弱いというウワサは間違いではなく、それゆえ、用量と用法を守れば安全性が高いという側面もあるようです。薬の効き目に疑問を感じたら、やみくもに自己判断をしないで、医師や薬剤師に相談したほうがよさそうです。監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長。医療法人宏久会泉岡医院院長。泉岡医院大阪市都島区東野田町5-5-8JR/京阪電鉄京橋駅中央出口から徒歩7分TEL:06-6922-0890岩田なつき/ユンブル)
2012年02月18日ライオンは、解熱鎮痛成分「アセトアミノフェン」を配合し、水なしで飲める、小中学生(7歳以上15歳未満)の生理痛・頭痛に効く解熱鎮痛薬『バファリンルナJ』を2012年3月14日から発売する。生活習慣の変化や初潮の低年齢化に伴い、生理痛に悩む小中学生が増加しているという。また、生理痛があるのに痛みを我慢している小中学生も数多い。子どもが生理痛のときに、母親が勧める対処法は、「よく休む(44%)」「下腹部をカイロで温める(37%)」「市販の鎮痛薬を勧める(35%)」などで、「特に対処していない」と答える母親も22%いる。このように、母親が子どもに勧める生理痛の対処法として、「市販の鎮痛薬の服用」が低い主な理由は、鎮痛薬を子どもに飲ませることへの不安などがあげられるだろう。しかし、子どもには試験や部活の大会など休めない場合があることから、生理痛への対処法として、母親は「子どもが飲める有効成分」で「副作用が少ない」小中学生用の生理痛の鎮痛薬を求めていることがライオンの調査わかった。(2010年調査)そこで、小中学生にも服用が認められている鎮痛成分「アセトアミノフェン」を配合し、当社独自のコーティング技術により、水がなくても飲めるチュアブルタイプにした解熱鎮痛薬『バファリンルナJ』が新発売される。 『バファリンルナJ』は、眠くなる成分を含まないので授業中や試験、部活の大会などの大切なときにも安心だ。商品名:バファリンルナJ(第2類医薬品)容量:8錠希望小売価格:¥650(税抜)お問い合わせ:ライオンお客様センター 0120‐813‐752 プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2012年02月09日新しい研究によって、うつ病の薬でなんと「体重」が増えてしまうという危険が明らかになった。もちろん症状を改善することが第一だが、薬の副作用も合わせて知っておく必要がある。うつ病に使われるリチウムについて新たな発見1月19日に発表された医学研究(HealthDay News)によると、うつ病の治療薬に多用されている「リチウム」が体重の増加につながり、甲状腺副と甲状腺異常の原因になることがわかった。一方翌日20日に発表された研究(The Lancet)によると、肌あれや抜け毛などの症状や、懸念されていた子どもの先天性異常との関連はみられなかったという。70年代や80年代ほど人気はなくなってきているものの、リチウムはうつ症状を改善する薬として、最も効果的な薬だといわれており、今後もその状況はしばらく続くようだ。たくさんの副作用に注意をする必要があるしかしながら、上記であげた体重の増加や甲状腺と副甲状腺の異常の他にもリチウムはたくさんの副作用の危険をかかえる。吐き気、軽い胃けいれん、口の渇き、手足のしびれなどから始まり、腎臓の機能を少しずつ悪くすることもそのひとつだ。薬の服用には、自分でも知識をもったうえで、医師の判断をしっかりとあおぐことが大切である。編集部鈴木真美元の記事を読む
2012年01月29日インフォコム株式会社はエキサイト株式会社と共同で、美白や美肌効果の高い薬膳レシピを紹介する「美白薬膳レシピ」をiPhoneアプリで提供。このたび、第二弾として「保湿薬膳レシピ」アプリの販売を開始した。今回のアプリでは、お肌の保湿や美肌効果の高い「家庭薬膳レシピ」を124点も掲載。全レシピ、日本国際薬膳師会公認、国際薬膳師の監修によるもの。「薬膳料理」となると、ちょっと難しそうな印象もあるのだが、このレシピアプリでは気軽に手に入る食材で、簡単に作れるレシピをご紹介している。食材別、主菜/副菜といった切り口からも検索することが可能だ。このほか「保湿体質診断」やコラム、「保湿食材辞典」など、楽しい読み物コンテンツも満載。お肌の乾燥が気になるこの季節、美肌対策もまずは「食」から見直そう。今ならリリース記念として、定価600円(税込)を350円(税込)で購入することができる。(セール期間 :2011年11月25日(金)~2011年11月30日(水))うるぷるお肌になりたい方はお見逃しなく。詳しくは こちら 【監修】有限会社 和快代表 堀 実佐子(国際薬膳師/日本国際薬膳師会副会長)本草薬膳学院学院長 辰巳 洋(国際薬膳師/日本国際薬膳師会会長)【公認】日本国際薬膳師会【アプリの基本情報】アプリ名 :保湿薬膳レシピ配信開始日 :2011年11月25日(金)提供価格 :600円(税込)掲載ジャンル :ライフスタイル提供場所 :App Store対応端末 :iPhone 3GS, iPhone 4, iPhone 4S著作権表記 :(C)Excite Japan Co., Ltd./(C)Infocom Co., Ltd.参考URL :プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年11月28日第1位は、症状が出たら早めに飲みたいあの薬!そろえておくと、いざというときに安心の薬箱の中身。みなさんは、中身にどのようなアイテムを常備していますか?体質などによって、欠かせないアイテムは違いそうですよね。今回は、使用頻度の高い薬箱の必須アイテムについて、20代の男性234名に聞いてみました!>>女性編も見るQ.使用頻度の高い薬箱の必須アイテムを教えてください(複数回答)1位風邪薬23.9%2位目薬23.1%3位胃腸薬15.4%4位ばんそうこう8.1%5位毛抜き7.7%5位下痢止め7.7%5位頭痛薬7.7%■風邪薬……・「なんだかんだ症状が出るとすぐに飲む」(29歳/金融・証券/専門職)・「年に何回か風邪をひいているから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「風邪をひきやすい体質だから」(27歳/小売店/販売職・サービス系)・「風邪のひき始めに」(25歳/情報・IT/事務系専門職)・「一番よくかかる病気だから」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■目薬……・「仕事がらほとんどずっとパソコンを使うので、目が疲れる」(28歳/その他/専門職)・「コンタクトレンズを使用しているので、ドライアイで目が乾くから」(25歳/小売店/販売職・サービス系)・「一日14時間以上パソコンの前に座って作業をするので、目薬がないとドライアイがひどくて仕事にならない」(26歳/電機/事務系専門職)■胃腸薬……・「営業職は、飲むことが仕事。胃腸薬は重宝される」(25歳/情報・IT/胃腸薬)・「ストレスで胃が痛くなるから」(28歳/商社・卸/営業職)・「飲み会の後は必ず飲む」(24歳/電機/技術職)■ばんそうこう……・「どんなに気を付けていても季節を問わずケガをしてしまう」(26歳/その他/事務系専門職)・「すぐかすり傷などができているので、ちょっと使う頻度が高い」(25歳/医療・福祉/事務系専門職)・「紙で切ることがよくある」(22歳/情報・IT/技術職)■毛抜き……・「まゆ毛なんか抜くときに使う」(23歳/その他)・「鼻毛が出ていると格好悪いので気をつけています」(28歳/学校・教育関連/営業職)・「ムダ毛処理に使います」(22歳/商社・卸/事務系専門職)■下痢止め……・「よくお腹の調子が悪くなるから」(22歳/電機/事務系専門職)・「生ビールを飲むとお腹を壊すから」(25歳/建設・土木/営業職)・「腸が弱いので」(24歳/マスコミ・広告/営業職)■頭痛薬……・「頻繁に頭痛を起こすので、常に持っている」(23歳/機械・精密機器/技術職)・「片頭痛がよく起こるから」(24歳/運輸・倉庫/営業職)・「よく頭痛に悩まされるから」(24歳/自動車関連/事務系専門職)総評第1位は「風邪薬」。本格的に風邪をひいてしまうと、病院に行ったほうが治りが早そうですが、ひき始めなら「風邪薬を飲んで、たっぷり睡眠をとって治す!」という方が多いのではないでしょうか。でも、市販の風邪薬は種類もさまざま。人によって「この風邪薬が効く」というのは違いそうですよね。続いて、第2位には「目薬」、第3位には「胃腸薬」がランクイン。目薬では「ずっとパソコンを使うので、目が疲れる」というコメント、「胃腸薬」では、「飲み会が多い」、「ストレスで胃が痛くなるので」というコメントなど、現代のビジネスマンならではの意見が挙がりました。そして薬ではありませんが、薬箱の必須アイテムとして第5位に入ったのは「毛抜き」。とげ抜きとして活躍するだけでなく、まゆ毛や鼻毛の処理には欠かせないアイテムのようです。これも、身だしなみにしっかり気を配る現代のビジネスマンにとっては、大切なアイテムなんですね!(文・ペンダコ)調査時期:2011年6月17日~6月30日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性234名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】風邪をひいたときの恋人の好ましい対応【ランキング男性編】健康のために気をつけている食習慣【ランキング男性編】体に悪いと思うけどやめられないこと完全版(画像などあり)を見る
2011年08月29日薬剤師から、薬や健康に関する情報が得られ、相談もできるサービス「教えて!薬剤師さん」が、7月19日からFacebookページに開設!ページを運営するのは、東京23区を中心に調剤薬局を展開する株式会社雄飛堂。このページでは、薬剤師から、薬だけでなく病気や健康に関する正しい情報をユーザーへリアルタイムに発信していき、ユーザーからは、それに関する疑問などを質問することができる。薬剤師がその専門知識と情報網を駆使し、またFacebookの機能を活用して、わかりやすく答えてくれるコミュニティだ。ページは誰でも閲覧可能で、Facebookアカウントを持っていれば気軽に投稿できる。食中毒や熱中症などがニュースで話題となっている昨今。正しい情報を薬剤師の観点で教えてもらえることのできるサービスとして、今後要注目だ。教えて!薬剤師さん(お薬・健康・質問箱)Facebookページ: 取材/おうちスタイル編集部
2011年07月21日