累計90万部突破、オタクの日常を描いた大人気エッセイコミックシリーズ「つづ井さん」の主演が、日本舞踊家で俳優の藤間爽子に決定。10月10日(木)よりスタートする。本作は、デビュー作「腐女子のつづ井さん」に始まり、自由に生きる成人女性としての姿を描く「裸一貫! つづ井さん」、東京で1人暮らしを謳歌する中での新発見を描く「とびだせ! つづ井さん」、愛犬との切なくて温かいお別れの日々を綴る「老犬とつづ井」からなる累計発行部数90万部を突破した人気シリーズのドラマ化。原作:つづ井著「裸一貫! つづ井さん」(文藝春秋)筋金入り「オタク女子」つづ井さんと愉快な仲間たちが繰り広げる、なんでもないけど最高に楽しい推し活ライフを綴った原作の「つづ井さん」シリーズは、些細な喜びを限界値まで昇華する彼女たちの生き方が、親しみやすさや実話ならではのリアルさで共感を呼んでSNSを中心に話題に。デビュー作「腐女子のつづ井さん」では2017年に「第20回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門審査委員会推薦作品に選ばれ、「裸一貫! つづ井さん」では2019年に「第3回マンガ新聞大賞」にて大賞を受賞している。この度、つづ井さん役に藤間爽子が決定し、原作から飛び出たようなソロビジュアルも解禁。また原作者のつづ井さんと藤間よりコメントが到着。2017年にNHK連続ドラマ小説「ひよっこ」でデビューを果たし、ドラマ「マイファミリー」では犯人役で大きな話題を呼んだほか、ドラマ「silent」、NHK連続ドラマ小説「ブギウギ」、映画『夜明けのすべて』など俳優としての活躍が目覚ましい中、三代目 藤間紫(ふじま むらさき)として日本舞踊紫派藤間流の家元も務める藤間は、今回テレビドラマ初主演。藤間爽子藤間は、「いま絶賛撮影中なのですが、撮影も毎日楽しくて楽しくて仕方がありません!大人であることを忘れて、みんなと筋肉痛になるくらいなるくらい真剣に遊んでいます」と、つづ井さんたちの生活を本当に体験して楽しんでいる様子を伝え、また原作者のつづ井さんは、「これまで生きてきて一番『人生ってこんなことあるんだな~』と驚いております。友人たちとテレビの前でうちわ持って視聴するのが今から楽しみです!」とコメント。また、読売テレビプロデューサーの田渕氏は、藤間の起用理由として「ジャンルを超えて活躍する藤間爽子さんなら、その生き様を身も心も面白がって演じてくださるのではないかと」と語り、藤間のつづ井さんっぷりを絶賛。そんな藤間のソロビジュアルは、つづ井さんがコミックから飛び出してきたような原作愛溢れる仕上がりとなっている。なお、各話には、いま注目の3名の若手監督が起用。1・2・3・4話には高校在学時に執筆した『正しいバスの見分けかた』が第14回伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞短編の部において、映画祭史上最年少の18歳でグランプリを受賞し、今年11月には自身初の長編映画『左様なら今晩は』が公開予定の高橋名月。5・6・7・9話には卒業制作映画『からっぽ』がPFFアワード2018に選出し、エンタテインメント賞(ホリプロ賞)を受賞、近年では「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」「バツイチがモテるなんて聞いてません」などで監督を務めるのむらなお。8・10・11・12話には2020年に初短編映画『WAO』が数多くの映画祭に選出され、2023年には短編映画『ビー・プリペアード』が第36回東京国際映画祭Amazon Prime Videoテイクワン賞審査員特別賞を受賞し、「体感予報」「#居酒屋新幹線2」などで多方面から高い評価を得る安村栄美。脚本は「山田孝之の東京都北区赤羽」や「竹内涼真の撮休」など多くの話題作を手掛ける竹村武司が務める。コメント全文主演・藤間爽子この度つづ井さんを演じさせて頂くことになりました。最近では5人に1人は推し活をしていると言われている時代です。原作の漫画を読ませて頂いたのですが本当に面白くて元気を頂きました。これが作り話ではなく、こんな面白い人たちが実際に実在していて、こんな楽しいことが繰り広げられているなんて驚きです。羨ましいです。好きなものを好きと正直に言える純粋な5人の姿に、思わず笑みがこぼれてしまい、微笑ましく思えてしまう一方で、逞しくも見えてきます。いま絶賛撮影中なのですが、撮影も毎日楽しくて楽しくて仕方がありません!大人であることを忘れて、みんなと筋肉痛になるくらい真剣に遊んでいます。ユーモア溢れるつづ井さん。あたたかくも真っ直ぐなつづ井さん。日々演じながらたくさん刺激を頂いているところです。またつづ井さんをはじめ、個性豊かで愛らしすぎる友人たち、Mちゃん、オカザキさん、橘、ゾフ田たちにも大注目です!見てくれる人たちみんなにハッピーをお届けできたらと思います。頑張ります。原作者・つづ井さんこんにちは、つづ井です! この度は、私(たち)の楽しいささやかな日常をドラマ化していただけるということで、これまで生きてきて一番「人生ってこんなことあるんだな~」と驚いております。このような機会に恵まれたのも、いつも応援してくださる読者の皆さま、愉快な友人たち、優しい担当編集さん、家族、挙げたらきりがないですが、とにかく周りの人たちのおかげだと心から感じます(それとちょっぴりは私自身の頑張りと運♪)。本当にありがとうございます!友人たちとテレビの前でうちわ持って視聴するのが今から楽しみです!「つづ井さん」は10月10日(木)より毎週木曜24時59分~読売テレビ「ドラマDIVE」ほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年09月04日2024年8月10日、騎手の角田大河さんが亡くなったことが明らかになりました。21歳でした。角田さんが所属する、JRA日本中央競馬会が、ウェブサイトで伝えています。詳しい情報については明らかになっていません。本会所属騎手角田大河(つのだたいが)殿(21歳)のご逝去につきまして、謹んでお知らせいたします。JRA日本中央競馬会ーより引用サンケイスポーツによると、角田さんは同月1日、北海道函館市にある函館競馬場の芝コースに自らが運転する車で進入。コースを損傷させたとして、裁定委員会の議定があるまで騎乗停止処分を受けていたそうです。2003年5月21日生まれの、角田さん。2019年にJRA競馬学校騎手課程に入学し、2022年に騎手としてデビューしました。2023年3月の『毎日杯』ではシーズンリッチに騎乗してJRA重賞初制覇を果たすなど活躍。将来有望といわれる若手騎手の1人でした。21歳というあまりにも早すぎる別れに、多くの人が衝撃を受けている模様。ネットでは「とにかく悲しい」「まだ若いのに…」といったコメントが多数上がっています。角田さんのご冥福を心よりお祈りいたします。また、ニュースを読んでつらい気持ちになった人は、厚生労働省が行っている電話相談を頼ってください。厚生労働省[文・構成/grape編集部]
2024年08月10日伊藤万理華主演、酒井麻衣監督の映画『チャチャ』にて、中川大志が伊藤さん演じるチャチャが思いを寄せる樂を演じるほか、藤間爽子、塩野瑛久、ステファニー・アリアンらの出演が決定。本予告と本ビジュアルが解禁となった。本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズの第4弾公開作品。この度、個性豊かな追加キャストが一挙解禁。伊藤さん演じるチャチャが思いを寄せる樂(らく)を、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」やTBS日曜劇場「オールドルーキー」の好演で2023年エランドール賞新人賞、今年も映画『碁盤斬り』『夏目アラタの結婚』など注目作への出演が続く中川大志。中川大志今作でミステリアスな役どころで新境地を開拓する中川さんは、「脚本を読んだ時、樂という男の子が持つミステリアスで、どこか憂いを帯びた色気に魅了されました。演じる自分にプレッシャーがかかるくらい、魅力的なキャラクターを頂けて嬉しかったですし、刺激的な現場でした」とコメント。加えてチャチャの同僚・凛を、フジテレビ系連続ドラマ「silent」で川口春奈演じる紬の親友・真子を演じるなど、出演作ごとに話題を呼ぶ藤間爽子。キーパーソンとなる謎の男・護を、現在OA中の大河ドラマ「光る君へ」の一条天皇役や映画『HiGH&LOW THE WORST』への出演で注目を集め、活躍の幅を広げている塩野瑛久。護の恋人のピオニー役を、映画『PLAN 75』で重要な役どころを演じ話題となったステファニー・アリアン、さらに落合モトキ、藤井隆と個性的なキャストが脇を固める。デザイン事務所で働くイラストレーターの主人公・チャチャ。自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、人目は気にせず、好きなように生きるをモットーに過ごす日々。そんなチャチャが屋上で偶然出逢った、謎めいた青年・樂に興味を持ち…。樂が帰ろうとするチャチャの手を引き、そのまま傾れ込むような場面から始まる本予告映像は、樂が作った料理をチャチャに“あーん”させる姿など、一緒に暮らすふたりの様子が描かれる。どこからどう見ても幸せなカップルのようだが、ある日チャチャが樂の部屋を覗いた先で目にしたものは…。穏やかなシーンから一変、「でも彼は、悪魔かもしれない」というナレーションにあわせて、物語は一気に不穏な展開へと進んでいく。秘められた好奇心によって紡がれるチャチャの物語は、ファンタジーのようで、コメディでもあり、サイコホラーの様相も垣間見える。まるでおもちゃ箱をひっくり返したような唯一無二のジャンルレスな1作となっている。さらに解禁となった本ビジュアルは、チャチャと樂が横並びに座り、アンニュイな表情を浮かべたビジュアルで、樂が手にしているビー玉のようなアイテムも、物語に深く関係しているらしい。新キャスト、コメント全文中川大志/樂 役脚本を読んだ時、樂という男の子が持つミステリアスで、どこか憂いを帯びた色気に魅了されました。そして、気づけば「彼はこうあって欲しい」という理想が自分の中で大きくなっていきました。演じる自分にプレッシャーがかかるくらい、魅力的なキャラクターを頂けて嬉しかったですし、刺激的な現場でした。楽しみにしていてください。藤間爽子/凛 役この映画はラブコメなのかファンタジーなのかサスペンスなのか…はたまた新しいジャンルが誕生したのか。いやどこのジャンルにも属さない、いや、属してほしくないと思える映画だと思いました。どこかはみ出していて、愛おしい。初めて台本を読んだとき、チャチャを演じられるのは伊藤万理華ちゃんしかいない!と思ったのが最初の感想です。チャチャをはじめ、魅力溢れるキャラクターがたくさん登場します。私もチャチャと一緒に楽しい時間を過ごすことができました。酒井監督が生み出す世界を是非映画館で観て楽しんで頂けたら嬉しいです。塩野瑛久/護 役ご一緒したかった酒井麻衣監督の作品、そしてヒモの男という役...願ったり叶ったりな、僕にとっては嬉しいことがたくさん詰まった映画となりました。出演者の方々も個性豊かで、予測のできない展開に、物語の終着点が良い意味で見えない心を揺さぶられる作品になっていると思います。是非、劇場に足を運んでいただき作品の世界観と結末を見届けていただきたいです。ステファニー・アリアン/ピオニー 役オーディションの際、酒井監督が私の好きな花は何かと尋ねてくれました。そして監督は、私の役に私が好きな花である「ピオニー(牡丹)」と名付けてくれたと聞いてとても嬉しかったです。牡丹は幸福、愛、勇気を象徴しており、まさに私が演じた役の性格にぴったりです。酒井監督の演出を受けられたこと、そして共演者たちと一緒に映画づくりに参加できたことは名誉なことでした。チームの皆さんは才能豊かで、インスピレーションに満ちています。観客の皆様が牡丹のことを知り、彼女がどれほど愛を分かち合うのが好きかを知ってもらえたら嬉しいです。『チャチャ』は10月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:チャチャ 2024年10月11日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2024「チャチャ」製作委員会
2024年07月09日主演に黒木華、共演に中村蒼、藤間爽子ら実力派俳優を迎えた映画『アイミタガイ』から、一期一会の連鎖が広がっていく特報映像が解禁となった。中條ていによる同名小説「アイミタガイ」を原作に、豪華俳優陣が人間ドラマのアンサンブルを奏でる。『にがくてあまい』『彼女が好きなものは』などで知られる草野翔吾監督がメガホンをとった。良き理解者として側にいてくれた親友が、突然事故で亡くなった。ウエディングプランナーとして働く梓(黒木華)は、返事が来ないと分かっていても親友にメッセージを送り続けていた――。この度解禁となったのは、梓と親友の叶海(藤間爽子)を軸に、一期一会の連鎖で出会いが繋がっていく、登場人物たちの特報映像。「梓がこの先さ、迷ったり悩んだりした時は言ってね」と梓に寄り添う叶海のセリフと共に映される、親友同士の2人の様子と、2人の笑顔の2ショット写真が設定されたスマホのロック画面、そして叶海との突然の別れが切り取られている。叶海を失ってから立ち止まってしまった梓に訪れる、あたたかなふれあいを描いた本作。「いい友達を持ったよね」と微笑む梓の恋人・澄人(中村蒼)の姿や、梓と同じように立ち止まってしまった叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)、梓がピアノ演奏を頼むことになる、こみち(草笛光子)の姿が次々に映る。そして、梓の祖母(風吹ジュン)が“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかける。最後に、笑顔を浮かべながら涙を拭う梓のもとに届いた想いとは?誰かを想った優しい“秘密”の糸がほどけるときに動き出す、それぞれの幸せに注目だ。『アイミタガイ』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アイミタガイ 2024年11月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2024「アイミタガイ」製作委員会
2024年07月02日大きな事件は起こらない。しかし、何気ない小さな出来事が積み重ねられるうち、気づけば不思議な場所に迷い込んだ感覚にさせるのが劇作家・倉持裕さんの劇作の魅力。藤間爽子さんが出演する舞台『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』もまた、大きな屋敷に招かれた主人公・野坂が、強く引き留められるわけでもないのになぜか帰る機会を見失ってしまうという不思議な物語だ。「摩訶不思議なテイストですが、人間の本質もしっかり描かれています」「最初にお話を伺ったとき、主人公が屋敷から出られないというだけで、どう話を進めていくんだろうというところに興味が湧きました。私が演じるのはお屋敷の奥様で、今までそういう役をやったことがなかったので、挑戦にもなると思って」お屋敷の主人に扮するのは山崎一さん。歳の離れたこの夫婦が、絶妙な意味深さで主人公を翻弄する。「当初は魔性の女性をイメージしていたんですが、台本を読んでみたら、どこにでもいそうなチャーミングな女性でした。だから今は役を作り込むというよりは、わりと自分に近いところで演じている感じです。摩訶不思議なテイストではありますが、それだけじゃなく、人間の本質みたいなものがしっかり描かれている気がするんです。例えば、帰りたいのになんだか帰れないときとか、本当は好きなのにわざと突き放してしまったり、思っていることと真逆のことを言ってしまったりって、私にもあること。倉持さんが、そういう人間の行動に着眼点を置かれたのがすごく面白いなと思いますし。セリフを読んでいると、時おりグサッと刺してきたり、ハッとさせられたりすることもあって。ただ不思議な話では終わらない面白さや、共感する部分が入っているなと思います」倉持さんからは禁欲がテーマの一つになっている、とも。「登場人物それぞれみんな欲を持っていて、表には出さないけれどどこか滲み出てしまう。そこになにかエロスのようなものがあったりするのでは、とおっしゃっていました。今はなんでも言いたいことが言える世の中だから、リアリティを持たせるために時代を昭和初期の頃に設定したのだそう。今の時代の、誰でもなんでも言える風潮は素晴らしいことではあるけれど、昔の日本人の、言いたいことがあっても抑えているからこそより重くなったり、フツフツと湧き上がるみたいなことってある気がするんです。この作品では、そんな隠しきれない想いが重く息苦しい雰囲気にはなるけれど、そこが面白かったり滑稽に見えたりするんじゃないかと思っています」野坂自身、本当に帰りたいのか、本心では帰りたくないのか、物語が進むほど謎は深まるばかり。その男を演じるのが林遣都さん。「稽古初日の段階ですでに台本を読み込んでセリフを入れてこられていて結構焦ります(笑)。遣都さんは主人公っぽいというか、つい追いたくなってしまう華やかさと陰とをお持ちの方で、まさに“野坂さん”という感じなので楽しみですね」M&Oplaysプロデュース『帰れない男~慰留と斡旋の攻防』危ういところを助けたことから、瑞枝(藤間)から屋敷に誘われた野坂(林)。当初はすぐに帰るつもりだったが、なぜか1日2日と過ぎてゆき、やがて野坂の友人・西城(柄本)が心配して迎えに来るが…。4月13日(土)~5月6日(月)東京・本多劇場作・演出/倉持裕出演/林遣都、藤間爽子、柄本時生、新名基浩、佐藤直子、山崎一全席指定8000円U‐25チケット5500円(観劇時25歳以下対象)M&OplaysTEL:03・6427・9486名古屋、島根、富山、大阪、仙台公演あり。ふじま・さわこ1994年8月3日生まれ、東京都出身。近作に映画『夜明けのすべて』。6月には出演映画『九十歳。何がめでたい』が公開。日本舞踊家・藤間紫としても活動。※『anan』2024年4月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・坂本志穂(グラスロフト)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年04月17日「“太賀が大河”ということで、三段オチみたいですが」2026年から放送されるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演に決まった仲野太賀(31)、3月12日の会見では、自分の名前をイジる余裕を見せた。この会見で、制作統括の松川博敬氏が、抜擢の理由について語った。「まず豊臣兄弟をやろうという企画があがり、秀長を主人公にと決めた時に名前があがったわけですが、満場一致というか、仲野太賀しかいないなと。これは理屈というより、直感で決まりました。(私は)大賀さんとは本木雅弘さん主演の『流行感冒』という単発ドラマでご一緒したことがありましたので、人柄はそこでよく知っておりました」2006年に俳優デビューしてから、仲野は多くのNHK作品に出演している。「2007年の『風林火山』以来、『豊臣兄弟!』で6作目の大河出演となります。連続テレビ小説も『あまちゃん』のほか、4月スタートの『虎に翼』にも出演します。二世色を払拭したいと、かつては『太賀』という芸名で活動をしていました。ドラマや映画にも数多く出演し、確かな演技力で“父超え”を果たしたとの声も少なくありません。勢いに乗っている実力派俳優の一人です」(テレビ局関係者)父は俳優・中野英雄(59)で、仲野は次男。「2021年に出演したバラエティ番組で仲野は父の“激甘”エピソードを明かしています。苗字を隠して活動しようと決めていたにも関わらず、父の中野はSNSで『ウチの二男、太賀がでます!』などと、宣伝に励んでいたそうです。仲野は番組で『毎作品、毎話感想を送ってくれる。親バカがひどくて……』とも苦笑しながら語っていました」(前出・テレビ局関係者)だが実は中野はかつて、雑誌のインタビューに“体育会系”の教育について明かしていたこともある。《2人とも男の子だからだろうけど、いろんなことを体で覚えてほしいと思っています。たとえば、人にぶたれたときの痛みとか、親父に殴られたときの痛みとかも、殴られて初めて『ほら、こんだけ痛いだろ』と。人に対してそういうことしたら、人はこんだけ痛いんだよって覚えてもらいたい。ウチは体育会系だね。もう僕の声だけでびびっちゃってますから(笑)》(『Como』2001年6月号、以下同)体罰も辞さないと語っていた中野。仲野は当時8歳、23年前という時代背景もあり、いま読むとやや“不適切”にも思える教育論は続く。《僕自身、かなり悪ガキだったんで、タバコとか不良性があるものには、あまり怒りませんね。タバコなんて、小さい頃『ほら、吸えよ』ってわざと言ってる。そうすると、吸わないんだよね》《コイツ(太賀くん)が母親に『オメーよ』なんて、冗談で言っても怒る。素っ裸にして表にブン投げたこともあります》“声だけで子供をびびらせる父”はいつから“激アマ父”になったのか。その時期は定かではないが、仲野太賀の大河主演成功を、いちばん望んでいるのは父・中野英雄であることは間違いなさそうだ。
2024年03月15日川栄李奈が主演を務める「となりのナースエイド」の第8話が、2月28日に放送。これまで明かされてこなかった大河の過去が明らかになったが、そのきっかけとなった家族とのやりとりのギャップに「可愛すぎる」や「リピート確定」などの声が上がっている。「となりのナースエイド」は、医療現場の縁の下の力持ちであるナースエイドが主人公のドラマ。元外科医のナースエイド・桜庭澪を川栄李奈、星嶺医科大学附属病院の天才医師・竜崎大河を高杉真宙、ベテランナースエイドの片岡晴美を水野美紀、澪の同僚・夏芽を吉住、同じく同僚の相馬を矢本悠馬、オームスの研究に没頭する統合外科の教授・火神郁男を古田新太、医師の猿田を小手伸也、火神の娘で医師の玲香を瀧本美織、澪の姉で亡くなった唯を成海璃子、唯の恋人で刑事の橘を上杉柊平が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。澪(川栄李奈)は、姉・唯(成海璃子)の死に星嶺医大が関わっていることを知り、混乱を隠せない。大河(高杉真宙)の家族だという少女・小夜子(永瀬ゆずな)が入院してくる。今すぐに手術が必要な危険な状態だが、小夜子にはどうしても手術を受けられない複雑な事情があった。そして、小夜子の登場で大河の知られざる過去が明らかになり、澪(川栄李奈)との思わぬ共通点も見えてくる。猿田(小手伸也)に背いて澪の監視をやめた晴美(水野美紀)、夏芽(吉住)、相馬(矢本悠馬)の3人は、猿田が反撃してくるのではないかと不安に。案の定、猿田は既に火神(古田新太)に根回ししており、3人のピンチを知った澪は慌てて大河の元に走る。そんな中、3人は火神から思わぬ言葉を告げられ――というのが8話の展開。小夜子の登場で、実は大河の両親が早くに亡くなっており、大河が羽ばたき園という施設で育っていたことがわかる。また、これまでに裏バイトをしてお金を稼いでいることがわかっている大河だが、実はそのお金は施設の子供たちのために使っていた。そんな大河の生い立ちにSNSでは、「大河先生は優しいタイガーマスク」や「施設の為にお金を使って、施設の子は家族同然で医師免許はく奪されそうでも守る大河先生は誰よりも優しい不器用なだけで」、「澪と大河先生の共通点って両親を早くに亡くしたってところなんかな」などの声が。また、これまでいくつものギャップを見せ視聴者の心を揺さぶってきた大河だが、8話でも新たなギャップを披露。今回は、小夜子におねだりされて披露した渾身の「ピカチュウ」のモノマネや、小夜子に促され澪に初めて「ありがとう」と言う時の変顔など、クールな印象とは程遠い可愛さのギャップが光っており、「大河先生のピッカチュウ可愛すぎる」や「かわいすぎてこれからリピート確定です」、「今週の大河先生、ほんとに人間味溢れてて好きだったなぁ」などの声が上がっている。【第9話あらすじ】手術を無事に終え、小夜子(永瀬ゆずな)の命を助けられた大河(高杉真宙)。児童養護施設長の同意も取れており、法律的にはなんら問題はなかったが、翌日、最後まで手術に同意しなかった小夜子の母・早苗(小野ゆり子)が星嶺医大に怒鳴り込んでくる。一方、教授室で一人、血を吐いて倒れた火神(古田新太)を玲香(瀧本美織)が発見。なんとか意識を取り戻した火神は、玲香に衝撃の事実を語り始める。その頃、澪(川栄李奈)のもとに橘(上杉柊平)から、唯(成海璃子)のノートPCから論文らしきものが見つかった、と連絡がはいる。澪は早速ファイルに目を通すが、そこには全ての憶測を覆す信じられない内容が記されていた――。「となりのナースエイド」は毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月29日川栄李奈が主演を務める「となりのナースエイド」の第4話が、1月31日に放送。普段はクールな大河の意外なリフレッシュ法に「ますます好きになる」や「ギャップ萌え」などの声が上がっている。「となりのナースエイド」は、医療現場の縁の下の力持ちであるナースエイドが主人公のドラマ。医療オタクで医療用語に詳しい新米ナースエイド・桜庭澪を川栄李奈、星嶺医科大学附属病院の天才医師・竜崎大河を高杉真宙、ベテランナースエイドの片岡晴美を水野美紀、澪の同僚で澪に想いを寄せる菊池相馬を矢本悠馬、看護師で噂好きの中山明菜を織田梨沙、大河を可愛がる統合外科の教授・火神郁男を古田新太、火神教授の娘で医師の玲香を瀧本美織、澪の姉で亡くなった唯を成海璃子、唯の恋人で刑事の橘を上杉柊平が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。澪(川栄李奈)は、自殺したと思っていた姉の唯(成海璃子)が、他殺だった可能性があると、唯の元彼で刑事の橘(上杉柊平)から聞かされる。橘によれば、唯は生前、辰巳浩二という半グレ集団のリーダーについてひとりで調べており、辰巳に関する重大な情報を手に入れたせいで殺されたのではないかというのだ。突然のことに動揺を隠せない澪。誰かに打ち明けたい澪は、自分の秘密を知る大河(高杉真宙)に相談しようとするが、肝心の大河は最近、毎晩どこかへ出かけているようで、寮に帰ってこないのだった。そんな中、火神教授(古田新太)の一人娘・玲香(瀧本美織)がアメリカ留学から帰ってくる。実は玲香は、大河に思いを寄せており、以前皆の前で盛大に告白し振られる事件を起こしていた。大河と仲の良い澪は、そんな玲香からさっそく目を付けられることに。さらに玲香は、澪が元外科医でPTSDを患って医者を辞めたという秘密まで知っているようで――というのが4話の展開。澪を車に乗せ悩みを聞いた大河は、「俺も正解が何かわからない悩みにぶち当たることはある」「そういう頭がぐちゃぐちゃしたとき、頭をスッキリさせる方法だけは知ってる」と言うと、澪を連れて「新しい学校のリーダーズ」のライブへ。ライブ会場で踊っている姿こそ映らなかったものの、全力でライブを楽しんだと思われる様子に、SNSでは「大河先生ギャップ萌え」や「まさかの2人でオタ活」、「ますます好きにならない方が無理じゃん!!!」などの声が。また、踊っている姿が映らなかったことに対し、「ライブで踊り狂ってるシーンも見たかった」や「インパクトある大河先生も見たかったw」などの声が上がっている。その後、亡くなった姉の恋人で刑事の橘から情報を得た澪が、姉が残した住所に行くと、そこにはなぜか大河の姿が。予想外な場所での大河の登場に「えええどうなるのこれ裏の顔あるんだっけ?」や「え、大河先生に裏の顔、、、、??」などの声が。大河はなぜ、そこにいたのか。続きが気になるラストになっている。【第5話あらすじ】澪(川栄李奈)は、姉を殺害した可能性が高い辰巳(やべきょうすけ)のアジトと思われる山奥の屋敷の前で大河(高杉真宙)を目撃。刑事の橘(上杉柊平)が調べたところ、屋敷が辰巳と関係のある場所だということは間違いない。何故大河があそこにいたのか、わからないことだらけの澪は、仕事にも身が入らず大河にもよそよそしい態度をとってしまう。その頃、火神は独自に開発したオペレーションシステム「オームス」の実用を目指し、オームスに適応できる人材を探していた。「オームスを使いこなせる人間だけが、魔病シムネスに打ち勝つことができる」と豪語する火神。しかし、大河でさえ使いこなすことができないオームスを、並の医師が扱うことは到底不可能で、適応者が見つからないまま時間だけが過ぎていた。そんな中、焦り始める火神の耳に大河に関する悪いウワサが届く。一方、遂に我慢できなくなった澪は、朝早くから車で出掛けていく大河をこっそり尾行。しかし、たどり着いた先で澪が目にしたのは衝撃の光景で――。「となりのナースエイド」は毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月01日萩原利久とトリンドル玲奈が共演する「月読くんの禁断お夜食」。その第2話が4月29日放送。そよぎに夜食を振る舞う月読に兄・大河はある行動に出る…浅香航大演じる大河に視聴者から「兄の謎の威圧というか距離感おかしい」「過保護なのかなんなのか」といった声が上がっている。ストイックすぎるあまり“食”に興味を失ってしまったカリスマ・パーソナルトレーナーが、料理上手な年下男子と出逢い、彼が作る“禁断の夜食”の虜になり、食の楽しさを思い出して癒されていくというストーリーの本作。「ACCESS PERSONAL GYM」に勤務する予約3カ月待ちのカリスマ・パーソナルトレーナーで、職業柄食に対する欲求を封印してきた月読御神そよぎにトリンドルさん。《食》に関する幾つもの資格を持つ食事管理のプロで、そよぎのために夜食を作るが、実は彼女を兄が責任者となった「ゴールデンジム」に引き抜くという使命を負っている月読悠河に萩原さん。両親が離婚したため弟とは姓が異なる月読の兄で、母親が他界したあと月読を引き取り、現在は2人で暮らしている朝日奈大河に浅香さん。そよぎが勤める「ACCESS PERSONAL GYM」のチーフ・パーソナルトレーナー・大岩健作に丸山智己。「ACCESS PERSONAL GYM」でトレーナーの卵をしている沢村有沙に樋口日奈。そよぎの後輩パーソナルトレーナー・穂波司に尾崎匠海といった面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。再びそよぎの前に現れた月読は、今度はヘルシーなグラタンとコンソメスープ、トマトのジェラートを振る舞う。そして月読はそよぎに「今日はそよぎさんを甘やかしに来ました」と口にし、「自分を甘やかせないみたいだから、俺が甘やかします。だからダメになってください…」と“胸キュン”なセリフをささやく。月読の料理と言葉に内心で「月読くんの魔法にかかってるみたいだ」とときめきを感じるそよぎだが、一方の月読はというと、自分の胸キュンセリフが全く響いてないことに恥ずかしさを感じる…。視聴者からは「胸キュン台詞を言うぞという意志を持って胸キュン台詞を放つ萩原さんの月読、良すぎ」「胸キュン台詞て認識して敢えて言ってたの月読くんかわいいいいいいいいいいい」「胸キュン台詞狙っていって落ち込んでるの…萌え萌えキュン通り越して死にそう」などの声が続出。一方、そんな月読の行動に危機感を抱いた大河は、そよぎと「恋愛禁止」という条項を盛り込んだ“夜食契約書”を徹夜で作成、月読にそよぎと契約を交わすよう告げる…。そんな大河にも「兄の謎の威圧というか距離感おかしい」「このお兄ちゃん過保護なのかなんなのか」といった反応が上がっている。【第3話あらすじ】そよぎに【禁断の夜食】を振舞う月読。今日こそ、そよぎの「おいしい」を引き出したい月読はトルコ料理を振舞う。やがて月読は、夜食を食べ終わったそよぎに契約書を渡すが、受け取ったそよぎは読み進めるうちにひとつの項目で手が止まる。そこには『恋愛禁止』と記されていて…!?「月読くんの禁断お夜食」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2023年04月30日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「大河のオファーが来た!」です。NHK 大河ドラマ『どうする家康』に私、岡崎体育が出演させていただくことが公式に発表されました。これまでにも、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)やTBSの日曜劇場といった、歴史と話題性のある作品に出演させていただきましたが、まさか“大河”のオファーまでいただけるなんて驚きです。最初にこのお話を伺ったときには、信じられませんでした。だって「こんな太っているやつ、今回の作品の時代におるの?戦国の乱世にこんなに栄養摂れてる奴が居てええんかな?」と…。最初は心配になりましたが、ありがたく受けさせていただくことにしました。僕が演じるのは、三河北部・奥平家の地侍、鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)。「長篠の戦い(1575年)」で大活躍した足軽で、今でも彼の地元の愛知県新城市では英雄として崇められている存在です。ドラマでは「名もなきヒーロー、戦国版“走れメロス”」と謳われています。ふだんは“ろくでなし強右衛門”と呼ばれるほど、やる気も勇気もない男なのですが、武田軍に攻め込まれ絶体絶命というピンチのときに、長篠城を救うために岡崎城の家康のもとまで走っていき、国のために必死で助けを請う役目を果たします。オファーを受けたときにいちばん迷ったのは、史実通りに描かれるとしたら、最後にほぼ全裸の磔(はりつけ)のシーンがあるということ。強右衛門が磔にされた絵「鳥居強右衛門磔図」というのがあり、それを再現するとしたら、国民の前であらわになった姿を見せないといけません。『anan』でもセミヌードしか披露していないというのに…。岡崎体育のわがままボディを国民のみなさんにお見せしてよいものか?と悩みましたが、それ以上にこんなにドラマティックな役柄を演じられるチャンスは他にないと思い、決断いたしました!案の定、監督からは「痩せてください」とダイエットのお願いをされました。リハーサルで初対面した松本潤さんにも「痩せないとね!」と愛のある叱咤激励をいただきました。かくして『DCU』のとき以来のダイエットを始めることにしましたが、大誤算だったのは年末年始を挟んだことです。縁起物は食べないといけません。だって、縁起物ですから。一体、僕がどんな鳥居強右衛門になったのか。果たして武士らしい姿で大河の大舞台に立てるのか。期待して待っていていただけたらと思います。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月11日伝統文化の世界で家元といったら、日本全国にいる多くの弟子を統率する、その道の大家。日本舞踊の流派のひとつである紫派藤間流の家系に生まれ、26歳で三代目藤間紫として家元を継いだ藤間爽子さん。しかし、その格式の高そうな肩書とは違い、朗らかに笑う、親しみやすいかわいらしい人でした。自分の意思でやりたいと思ったのはお芝居でした。――今、舞台『ハムレット』の稽古中だそうですが、意外にもシェイクスピアは初めてだそうですね。藤間爽子(以下、藤間):まさか自分がやるなんて思ってもみなかったです。古典劇は大曲(歌舞伎や舞踊の世界での言い方で大作)ですから、私の中で簡単には触れないもののイメージがあり。でも今、みなさんと読み解いた台本の言葉を、肉体を通して発していると、言葉が自分の腑に落ちていく感覚があるんです。現場には翻訳の河合(祥一郎)先生もいらして、ひとつ質問すれば様々な情報を返してくださる。そのお話の中に発見が多く、謎解きゲームをしているような感覚です。――演出は野村萬斎さんです。藤間:お稽古に入る前からおっしゃっていたのは、シェイクスピアは言葉が主役だから、そのことを忘れないでほしいということ。膨大なセリフ量を感情だけで持っていこうとすると、どうしても成立しない部分があるんです。だからまずは言葉を第一に考えて、そこから感情を乗せていく作業をしようと。ただ、立ち稽古が始まって動いてみると、どうしても感情が先に出てしまうので難しいですね。――ハムレット役は、萬斎さんの息子さんの野村裕基さんです。古典芸能の世界で幼い頃からやってきたという共通点がありますね。藤間:裕基くんはピュアでまっすぐな印象の方。今まで狂言という型の世界でやられてきた方だから、自由に演じていいと言われる今の状況に、最初は戸惑っている様子でした。私もお芝居を始めた頃、「爽子は全部型だから、この先何をやるのかが見える」と言われていたので、裕基くんの姿を見ていると、共感できる部分がとてもあります。かく言う今も、まだ型に縛られているかもしれない。でも、裕基くんが今ひとりでハムレットと向き合っている姿に、私も頑張らなきゃって気持ちになります。――藤間さんは日本舞踊の世界に身を置きながらも、幼い頃から俳優に憧れていらしたそうですね。藤間:俳優なんておこがましいんですが…小さい頃、普段はすごくおとなしいのに、学芸会になると率先して主役をやりたがるような子でした(笑)。その後も演劇部に入って主役をやったり。小さい頃って、褒められるとその気になる。その延長ですよね。家族が喜ぶ姿を見るのが嬉しかったんです。一方、日本舞踊は、私の中では習い事の一環。最初に自分の意思でやりたいと思ったのはお芝居なんです。――人前で演じるという部分では共通していますよね。藤間:だから、日本舞踊の舞台に立つことも嫌いではなかったですよ。おそらく、もともと人前で何かをやってみせることに抵抗はないというか好きだったんでしょうね。――ただ、「演じるのが好き」から「俳優になろう」までには、大きな壁があると思うんですが。藤間:本当に…そうですよね。やっぱりお仕事になると違いますよね。――それでも背中を押したのは?藤間:祖母(初代の藤間紫さん)が亡くなったことが大きかったと思います。この先、舞踊をやっていくんだろうと思いながらも、周りが就職活動をしている中、自分は何も動かないでいいのかという葛藤があって。そんな時にふと、ずっとやってみたかった俳優への想いが湧き上がって、今しかないのかなって。認められたかったんでしょうね。舞踊はできて当たり前でしょっていうのがどこかあるから、自分の力でつかみ取ったもので認められたかったんだと思います。――周りは驚いたでしょうね。藤間:何の実績もないのに急にそんなことを言えば「その前にやらなきゃいけないことがあるでしょ」と止められるのは目に見えていましたから、最初のうちは家族にしか話していませんでした。事務所に入ってからも、俳優ですと言える実績を積むまでは、こそこそオーディションを受けたり、ワークショップに参加したりしていました。――その頃に目指していた俳優像と、今とで変化はありますか?藤間:あまり、この人に憧れて…みたいなことはないんです。ただ、今回の舞台のように和の文化を取り入れたお芝居は、私がやってきた俳優と舞踊の両方を活かせるのですごく嬉しいです。萬斎さんは「見たことのないようなオフィーリアが見たい」とおっしゃるのですが、今、私だからできることを、一生懸命模索しています。――今、映像作品でも活躍中です。最初はこそこそ始めたのがだんだん形になってきている状況を、ご自身ではどう捉えていますか?藤間:今は踊り関係の方々の中にも応援してくださる方がたくさんいて、喜んでくださっているのは嬉しいです。でも自分ではまだまだという気持ちが強いですね。この先、舞踊と俳優業とのバランスもちょっと考えていかないといけない。やりたいことを2つ選んだのだから、そのぶん大変なのは当たり前のこと。片方をやっているからといってもう片方がおろそかになっちゃいけないし、舞踊をやっていることが逃げ道にならないよう、やっていかなきゃと思っています。――幼い頃から好きだったお芝居は、今もやっぱり楽しいですか?藤間:いや…今は“楽しい”はちょっとで“苦しい”が多いかな。もちろん根底に好きというのはありますが、仕事だと思うと、まだまだ自分の未熟さを痛感することの方が多くて。でも“楽しい”が少しでもあれば、それでいいんです。藤間さんがオフィーリア役で出演する『ハムレット』は、3月6日(月)~ 19日(日)世田谷パブリックシアターにて上演。演出は、数々のシェイクスピア作品を手掛けてきた野村萬斎さん。城に現れた父親で先王の亡霊から死の真相を聞いたハムレットは、死を企てた叔父への復讐を誓う。世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL:03・5432・1515ふじま・さわこ1994年8月3日生まれ、東京都出身。幼い頃より祖母である紫派藤間流初世家元・藤間紫に師事し、7歳で初舞台を踏む。2017年に連続テレビ小説『ひよっこ』で俳優デビューし、映像や舞台など幅広く活躍。近作に、ドラマ『マイファミリー』『僕の姉ちゃん』、舞台『いとしの儚』など。’23年後期の連続テレビ小説『ブギウギ』に出演。トップス¥19,800(リツコカリタritsukokarita@gmail.com)ワンピース¥39,600(ミントデザインズ TEL:03・6450・5622)イヤーカフ¥24,200リング¥44,00(共にフォーヴィレイム/フォーヴィレイム カスタマーサポートcustomer@fauvirame.com)シューズ¥49,500(アンチショルド/アンチショルド カスタマーサポートcustomer@untishold.com)※『anan』2023年3月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・和田ミリヘア&メイク・坂本志穂インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年03月03日野村萬斎の長男であり弟子でもある狂言師・野村裕基。三代目藤間紫として日本舞踊紫派藤間流の家元を勤めながら、阿佐ヶ谷スパイダースにも所属し、映像作品でも活躍する藤間爽子。伝統芸能の次世代を担うふたりが、『ハムレット』でハムレットとオフィーリアに挑む。演出を手掛けるのは、ハムレットの亡き父王役とハムレットの敵である叔父王役で出演もする萬斎。古典を知る面々が作るからこそ、これまでにない『ハムレット』が生まれそうな予感がする。人間として、古典作品とは大きくつながれる──今回初めて共演されるおふたりですが、お互いにどんな印象をお持ちになりましたか。野村裕基(以下裕基)僕はこれまでもテレビドラマなどで拝見していて、不思議な魅力がある方だなと思っていました。初めてお会いしたビジュアル撮影でも、稽古が始まってからも印象は変わらず。オフィーリアという役は悲劇的な女性像なので、そのちょっとミステリアスな魅力が役にマッチしていくんだろうなと思いながらご一緒しています。藤間爽子(以下爽子)私自身はわかりやすい性格で、ミステリアスからは程遠いんですけれど(笑)。裕基さんは、ビジュアル撮影のときはまだしっかりお話できなかったのですが、それこそビジュアルの面で、背が高くてスラッとしていてなんてスタイルがいいんだろうという印象が大きかったです。今はお稽古をしていく中で、ひとりで真面目にしっかり向き合っていらっしゃる姿が、孤独なハムレットと重なるなと思いながら見ております。──そもそもシェイクスピア作品についてはどう思われていましたか。裕基興味本位で『オセロー』や『タイタス・アンドロニカス』の戯曲をパラパラと読んだことはありました。『タイタス~』はとても残酷なお話なので、こんなグロテスクなことを考えながらロマンス劇や喜劇も書けるなんて、思考が人間離れしているなと思いました(笑)。文学性の高い言葉で、その偉大さを改めて痛感してもいます。『ハムレット』でも、ハムレットが頭の中で考えていることを膨大な言葉で、さまざまな表現で描いているんですよね。それだけ表現のしがいがある戯曲だなと思います。爽子私は、子どもの頃に祖母(初代藤間紫)が出演していた『マクベス』を観たことがありました。あとは『ロミオとジュリエット』を観に行ったくらいで、戯曲を読んだことはなかったのですが、『ハムレット』で触れてみると、「こんな言葉で表すの!?」と思うような理解し難い表現もあったりして、裕基さんがおっしゃったように、天才であり変人だったんだろうなと思います(笑)。古典作品ということで、今の時代の私たちにはわかりにくい部分もありますし、私自身が日本舞踊をやっているからこそ、古典への怖さもありました。でも、皆さんと戯曲を読んで理解しながら進んでいくにつれて面白さも感じられて。演じる側はもちろん、観る側としても、「この感覚わからないわ」ではなく、想像を膨らませば、その中に今の私たちが共感し得るものが散りばめられているんだなと思いました。共感するものがあるから、現代まで残っているのだと思いますし。悲しみや喜びとか、好きという気持ちとか、人間として、作られた時代に関係なく、古典作品とも大きくつながれるような気がします。“家”を背負うふたりだからこそ理解できるハムレットの境遇──では、それぞれの役について、共感できるところや魅力などを聞かせてください。裕基ハムレットはとにかくひとりでペラペラとよくしゃべる人なんです(笑)。だから、セリフを覚えることがまず大変なんですが、河合(祥一郎)先生の翻訳に、演出をする父(野村萬斎)も多少関与しているところもあり、河合先生ご自身も日本の古典への理解もおありなので、そんなに覚えにくい言葉ではないなと感じています。また、ハムレットが「最大の敵は自分だ」と言って、己と闘っているところは、普段、狂言と向き合っている中で、そして今回ハムレットを演じるにあたって、僕自身が感じているものと重なる部分があります。ハムレットが己とどう向き合いどう考えていたのか、かつ、シェイクスピアが何を考えてハムレット像を作っていたのかということを考えながら、気が遠くなりそうな作業ではありますが(笑)、稽古していくつもりです。爽子裕基さんと私は“家”を背負っているという立場があって、そういう独特な世界で生きているという意味では、ふたりとも、王家に生まれたハムレットに共感できる部分があるんじゃないかなと思っていて。例えば、一番近しく思っている人物が一番の敵かもしれないと思うような、普通の人にはあまりない感覚も、私たちなら理解できたり。ハムレットが友だちを最も信頼するのは、私たちならお弟子さんが心の置きどころになるようなことなのかなと思ったり。だから、ハムレットの裕基さんを見ていると、背負わなきゃいけない部分や葛藤が、本当に重なっているなと思います。オフィーリアもやっぱり、父から言われたことに従うという意味で、まさしく家を背負っていますけど、ただ、彼女は本当に純真で真っ直ぐな、ハムレットを好きだという思いだけで動いていく。とても美しいし、最後に狂って社会から開放されたオフィーリアが真実を語るところは、観る方もすごく心打たれるよう演じたいと思います。──おっしゃったようにおふたりは、狂言と日本舞踊という伝統芸能の世界におられます。そんなおふたりだから、シェイクスピアという古典作品へ近づく術みたいなものもお持ちではないかと想像しますがいかがでしょうか。裕基日本とイギリスと国が違うだけで同じ古典なので、古典芸能と通じることも多いのかなと思います。父がシェイクスピア作品をもとにした狂言を作っていて、僕自身も、一昨年初めて、『ウィンザーの陽気な女房たち』が原作の『法螺侍(ほらざむらい)』に出演しました。そこで、シェイクスピアの喜劇は狂言になり得るんだと実感しましたし。父もこれまでにハムレットを2度演じていますので、きっと、狂言で培ったスキルを利用することもできるのかと思っています。爽子私自身は、萬斎さんが演出をされる座組で、私をオフィーリアに選んでくださったのは、やはり日本舞踊をやっているということもあるのではないかと思うので、どこかでそれを生かすことができないかなと探りながら、今、稽古をしています。あと、最初の本読みの段階で、萬斎さんが「言葉が主役です」とおっしゃって。この膨大なセリフを感情だけで言うとお客様が理解できなくなってしまう、理解できるように伝えるにはやはり型が必要なので、一度感情は置いておいてどの言葉を立てるべきかというところからやりましょう、とお話されていたんです。日本舞踊も、型から入って後から感情や個性を出していくやり方なので、私はすんなり入っていけました。裕基ただ、型から入れるのは強みではあるんですけど、同時に弱点にもなりかねないとも思っています。やはり、狂言の技法だけを駆使していると、他の方々のお芝居とマッチしない部分も出てくるのではないかと思うんです。言葉を際立たせるのはすごく大事ですけれど、そればかり意識していると感情が乗らなくて、昨年の「戯曲リーディング『ハムレット』より」のときにも父から指導されたので(笑)。今回は、狂言師というよりひとりの俳優として向き合って、どう感情を表現していけるかが課題です。爽子そもそも、親子で共演するって、あまりないことですよね。不思議です。どんな感じなんですか。裕基普段の狂言の稽古よりもかなり優しいです(笑)。やはり狂言は代々受け継がれてきた決まりごとがありますから、そのレールから外れるのは許されないですけど、今回は自分で考えたものを自由にやっていいので。もちろん、その中にも狂言の技術を生かしてほしいと思っているから、父も僕をハムレットにしているのでしょうし、何がいいのかは、まだまだこれから探っていかなければいけないなと思っています。爽子でも、私にとっての今回の目玉は、やはりこの親子共演で、皆さんにもそこに注目していただけるんじゃないかと思います。有名なあのセリフに込められているもの──『ハムレット』の中には、「生きるべきか、死ぬべきか」という有名なセリフがあります。萬斎さんは、観る人がそれを自分に引き寄せて、人間はどう存在すべきか、どう生きるべきかと考えられるような芝居にしていきたいとコメントされていました。おふたりはこのセリフにどんなことを思われますか。裕基本読みでもそのセリフについてはいろいろ話し合いました。きっと、生きるか死ぬかだけではなくいろんな意味が含まれているのだと思います。父親の仇を殺すのか殺さないのか。オフィーリアに「尼寺へ行け」と言う台詞に関して言うと、彼女を救うのか救わないのか。そして、戦争やコロナがある今の混沌とした世の中に対して、この物語は昔のデンマークの話というだけではないんだという意味で、「to be, or not to be」と、問いかけているような気もします。爽子やるのかやらないのか、右へ行くのか左へ行くのか、人生は全部選択であって、自分で選んで道を切り開いていくんだということを意味しているのかなと、今は思っています。合っているかどうかはわからないですけれど。裕基分岐点に立って考える、葛藤する、そんなセリフのような気がしますよね。さらにハムレットは、「なるようになれ」と思うんです。それは、自暴自棄と解釈することもできるけれども、どうなってもいいから進もうという決意にも捉えられる。爽子本当にこの先何がどうなるかわからないですもんね。だから、そういう言葉がズキッときたりします。裕基世の中を風刺しているようなセリフがゴロゴロあるので、観ている皆さんもきっとゾクッとしてもらえると思います。取材・文:大内弓子撮影:塚田史香スタイリスト=(野村裕基)中川原寛 /(藤間爽子)和田ミリヘアメイク=共に、川口博史衣裳=(藤間爽子)トップス¥75,900・スカート¥104,500(AKIKOAOKI)・イヤリング¥15,400(Jouete)問い合わせ先AKIKOAOKI<作品情報>『ハムレット』2023年3月6日(月)~2023年3月19日(日)会場:東京・世田谷パブリックシアター東京・江戸川区総合文化センター 大ホール公演、大阪・枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール公演ありチケット情報:ぴあアプリでは野村裕基さん、藤間爽子さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2023年02月14日「今回、有村さんは大河初出演。“悪女”として歴史的に知られる人物を演じることに重圧を感じているようです」(制作関係者)8日の初回視聴率が15.4%で始まった大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。有村架純(29)は松本潤(39)扮する徳川家康の妻・瀬名役を演じるが、4日に放送された『おはよう日本』(NHK)でこんな告白をしている。「私も過去に瀬名を演じられているキャストの方を見るとタイプが全く真逆といいますか。もっとこうシュッとした、切れ味のあるというか。そういう女性像を私もイメージしていたので全然違うけど大丈夫かなって心配でした」東京大学史料編纂所の本郷和人教授はこう語る。「瀬名は今川義元の姪で、結婚後に別居して暮らし、最終的には信長の命によって殺される悲惨な最期を迎えています。ですが、実はそれ以外はよくわかっていません。江戸時代では家康はもっとも偉大な人物として扱われていますから『家康が守らなかったのだから悪女だったに違いない』と辻褄を合わせる感じで描かれていることが多いんです」前出の制作関係者は言う。「今作の脚本家・古沢良太さんの『家康夫妻の夫婦愛を第一に描く』という考えのもと、瀬名はむしろ“良妻”として描かれます。前作の『鎌倉殿の13人』で小池栄子さんが演じた、同じく歴史的に“悪女”とされる北条政子をまったくそう見せなかった描き方と相通ずるところがあります」過去の瀬名役を研究していた有村は、今作での瀬名の役作りでたびたび迷うことがあったという。「撮影期間中、有村さんが“この瀬名は姫君っぽく振る舞ったほうがいいですか”と古沢さんに直接、確認する一幕もありました。“歴史上の悪女”と“陽気な良妻”という正反対の瀬名を自分の中でどう融合させるのか、有村さんは試行錯誤して演じているようです」(前出・制作関係者)有村は2年前のインタビューで17歳のデビュー以来、作品や役柄や日常について「反省ノート」をつけていると語っている。《どんな作品なのか、何を表現すべきか。この女性はどんなふうに生きて来たのかなって、想像を巡らせて》(『読売新聞』’21年2月3日付)すでに10冊以上書き続け、習慣になっているという。今回の大河でも日々の反省を綴った“家康ノート”が存在した。「昨夏のクランクインから、毎日の収録で教わったこと、反省点などを事細かに綴っているそうです。家康が周りからかわいがられるキャラになるようにも心がけているといいます」(前出・制作関係者)「家康ノート」の自省録が、どう演技に生かされるのか楽しみだ。
2023年01月18日今月8日からスタートするNHK大河ドラマ『どうする家康』の追加キャストとして出演が発表された眞栄田郷敦(22)。大河初出演にして、時代劇は初挑戦となる眞栄田。阿部寛(58)演じる武田信玄の息子にして後継者となる武田勝頼を演じる。最強大名の遺伝子を継ぐ若き猛将という重要な役どころで、本人も「時代劇の撮影自体が初めての経験なので不安要素はたくさんありますが、また新しい経験をたくさんさせていただけると思うと、凄く楽しみです」とやる気にみなぎるコメントを出している。昨年は10月期のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)に出演し、俳優として一気に評価を上げた眞栄田。じつは一昨年8月に亡くなった父・千葉真一さん(享年82)もかつてNHK大河『風林火山』(‘07年)で武田家重臣・板垣信方を演じている。千葉さんも生前『風林火山』での武田役について、「私の人生のなかでも3本の指に入る作品」と語っているほどで、2代に渡る“武田家”役での出演を果たすことになった。「千葉さんの子供たちに対する夢は、“ハリウッド進出”と“本物の俳優”の2つでした。そのため郷敦にも徹底的に芝居やアクションの所作を、まだ子供のころから徹底的に叩き込んだんです」こう語るのは、千葉さんの古くからの知人だ。「まだ郷敦が高校生くらいの頃から、千葉さんは君津市にあった豪邸にあったトレーニングルームで、自ら郷敦に体力作りから殺陣まで教えていました。また、あまり公言していませんが、郷敦本人も千葉さんが設立したJACの稽古にもたびたび参加してアクションの基礎を磨いてきたんです。亡くなる直前にも千葉さんはよく兄の真剣佑と郷敦が『助さん&格さん』、千葉さんが『水戸黄門』という時代劇の構想を語っていました。これまでの郷敦が出演してきた作品はラブストーリーだったり社会派だったりと、あまりアクションは見せてきませんでしたが、今回の『どうする家康』では満を持して“千葉さん仕込み”のアクションを見せられると思います」生前の千葉さんは本誌のインタビューで眞栄田に「二世ではなく“ニセ者俳優”と呼ばれたくなければ、俺のことも真剣佑のことも超える覚悟でやれ!それができずに負けるようなら、すぐに芸能界をやめろ!」とエールを送っていたことも。千葉さんが逝去したとき、《一方的な約束をしてきました。それを守るだけです》とのコメントを出した眞栄田。親子での大河出演、天国の千葉さんも見守っていることだろう。
2023年01月06日日本舞踊の流派のひとつである尾上流(事務所所在地:東京都中央区 家元:尾上菊之丞)4代家元尾上菊之丞と宗家藤間流(事務所所在地:東京都港区 宗家:藤間勘十郎)八世宗家、藤間勘十郎は2020年7月、コロナ禍においても日本舞踊・伝統芸能の魅力を発信すべくオンラインサロン「K2 THEATRE」をスタートいたしました。2022年12月16日(金)、初めての舞踊公演を日本橋公会堂で開催、2022年11月1日(火)よりチケットを発売いたします。「関の扉」には歌舞伎役者の尾上右近氏も特別出演いたします。URL: 尾上菊之丞と藤間勘十郎 1■K2 THEATRE(ケーツーシアター)とは古典芸能の世界は伝統やしきたりを大切にする、クローズドな世界でもあります。コロナ禍で芸術や文化の意義が問われ、披露の場も縮小されるなか「オンラインサロン」という場で広く門戸を開き、沢山の魅力をお伝えしたい。そんな想いで流派の垣根を超えて、尾上流四代家元、尾上菊之丞と宗家藤間流八世宗家、藤間勘十郎が2020年に立ち上げたサロンです。新作から古典まで撮りおろしの日本舞踊やライブ配信、伝統芸能解説、和楽器演奏、楽屋拝見など“ここでしか観ることのできない”多彩なコンテンツをお届けしています。現代ではなかなかふれる機会のない日本舞踊・伝統芸能の世界を「お好きなときに」「何度でも」「自分のペースで」楽しめる、日本人なら知っておきたい古典芸能サロンです。■「オンラインサロンK2 THEATRE特別舞踊公演」詳細新しい表現の場である「K2 THEATRE」初の舞踊公演です。生の舞台の息遣いを感じていただきたく、全曲古典作品でありながらも、様々な趣向にてご覧いただきます。流儀として大切にしている演目や、衣裳拵えもあれば素踊りもあります。ゲストには尾上右近氏をお迎えして歌舞伎舞踊の大古典を勘十郎さんが練り直した「関の扉」を上演。尾上菊之丞の子供たちも出演いたします。日本舞踊の魅力、生の舞台をお楽しみください。11月中に家元と宗家、尾上右近氏によるインスタライブも実施予定です。一、女夫狐(常磐津) 藤間勘知恵・藤間勘松音・藤間勘光二、二人椀久(長唄) 尾上菊透・尾上菊晴三、漁樵問答(長唄) 尾上菊之丞・藤間勘十郎四、外記猿(上) 羽鳥嘉人汐汲 (下) 羽鳥以知子五、関の扉(常磐津) 藤間勘十郎・尾上右近・尾上菊之丞場所 : 中央区立 日本橋公会堂/東京都中央区日本売蛎殻町1-31-1半蔵門線「水天宮前」A6出口・日比谷線「人形町」A2出口・浅草線「人形町」A5出口日時 : 2022年12月16日(金)午後4時30分開演 ※午後4時開場入場料: 1階席8,000円 2階席6,000円 ※全席指定/税込演奏 : 長唄/唄:日吉小八郎 三味線:東音河野文常磐津/浄瑠璃:常磐津和英太夫 三味線:常磐津菊寿郎囃子/藤舎千穂 連中チケット申込 : チケットに関するお問い合わせ先: 株式会社TOMABUNE03-6812-9592 kanjurou.soke@gmail.com ■K2 THEATRE概要初の舞踊公演を記念し、2022年11月1日より12月末まで、初月無料で「K2 THEATRE」のコンテンツをお楽しみいただけます。名称: K2 THEATRE(ケーツーシアター)概要: CAMPFIREにて入会申込後、Facebookクローズドグループにて視聴&コミュニケーションURL : ※サロンメンバーとしてご登録後、初月無料でご視聴いただけます。■尾上流(おのえりゅう)とは日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創立されました。「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしています。六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさずその魅力を国内外へ伝え続けます。尾上菊之丞■三代目 尾上菊之丞(おのえ きくのじょう) 尾上流四代家元1976年生まれ。2歳から父に師事し5歳で初舞台、2011年四代目尾上流家元を継承し三代目尾上菊之丞を襲名。新作の創作にも力を注ぎ、様々な作品を発表。日本を代表する和太鼓奏者、林英哲氏をはじめ様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的に挑戦。京都芸術大学非常勤講師。新橋「東をどり」、先斗町「鴨川をどり」の花街舞踊でも演出振付を手掛けています。歌舞伎や宝塚歌劇団、万国博覧会、フィギュアスケートショー「氷艶」等を振付。OSK日本歌劇団、高橋大輔主演アイスショー「Luxe」などを演出。日本舞踊界初の映像作品、日本舞踊Neo「地水火風空そして、踊」では作・演出を務めています。■■コメント■■「勘十郎さんとはこれまで様々な形で共に力を合わせて歩んで参りました。時に作曲家と役者として、時に浄瑠璃と三味線のコンビとして、また今回の会場となる日本橋劇場にて2008~2014までの7年間「趣向の華」という夏の勉強会の共同主催者として、そして2020年コロナ禍に突入して立ち上げたオンラインサロン「K2THEATRE」の共催者として初めて2人で本業の舞踊公演を開催します。また互いの流儀とも大変関わりの深い尾上右近さんを迎えての舞台を是非ご覧ください!」尾上流 : Instagram: Facebook : Twitter : ■宗家藤間流とは宗家藤間流は日本舞踊の五大流派の一つで、江戸時代から今日まで300年以上の歴史があります。代々、歌舞伎の振付師であり、六世藤間勘十郎は多くの振付作品を残したことで人間国宝に指定されました。彼は衣装や鬘を付けない「素踊り」を積極的に取り入れ、今でも「素踊り」は当流において根幹をなす踊りのスタイルです。歌舞伎舞踊と六世の作品や手法の両方を守り、発展させています。藤間勘十郎■宗家藤間流八世宗家 藤間勘十郎(ふじまかんじゅうろう)1980年生まれ。歌舞伎振付師。宗家藤間流現宗家。2002年、22歳で八世を襲名、翌年に芸術選奨文部科学大臣賞新人賞を受賞。歌舞伎舞踊の振付以外にもオペラやニコニコ超歌舞伎などの舞台演出等、多方面で活躍。振付師として活動する一方で後進の育成にも力を入れる。また、2007年のフランスや2015年のブラジルなどの積極的に海外公演を行い、日本伝統芸能の魅力を国内外に発信しています。■■コメント■■「藤間勘十郎でございます。この度K2シアター初の舞踊公演にゲストとして尾上右近さんをお迎えし天下転覆を企む悪人とそれを打ち砕く桜の精の奇想天外な物語を描いた歌舞伎舞踊の名作【関の扉】、若返りの水を求め養老乃瀧に現れた樵夫が竜宮城帰りの浦島太郎と出会う【漁礁問答】を上演致します。今まで色々舞台で御一緒してる菊之丞さんと、二人の舞踊公演は実は初めて!!どのような公演になりますか乞う御期待!是非劇場に!」藤間勘十郎HP: Instagram : Facebook : Twitter : YouTube : 尾上右近■歌舞伎役者 尾上右近(おのえ うこん)1992年生まれ。清元宗家七代目 清元延寿太夫の次男。曾祖父は六代目尾上菊五郎、母方の祖父には俳優 鶴田浩二。7歳で歌舞伎座『舞鶴雪月花』の松虫で本名の岡村研佑で初舞台。12歳で新橋演舞場「人情噺文七元結」の長兵衛娘お久役ほかで、二代目尾上右近を襲名。2018年1月清元栄寿太夫を襲名。■■コメント■■「二人のお師匠さんとこのような形でご一緒させていただける日が来たなんて夢のようです。僕も本名の頭文字がKなので、ある意味K3のつもりで励みます!」尾上右近HP: Instagram : Twitter : YouTube : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日俳優のムロツヨシ、女優の藤間爽子が出演する、NTTドコモ「iPhone」の新CM「だったらドコモだ」編が16日より放送される。秋らしいパステルカラーの洋服を着た藤間が街中で新iPhoneの看板を「すごそうだなぁ」と見ていると、ピンク色のロングヘアーの女性に声を掛けられ、振り向くとその女性がムロに突如変身。藤間を驚かすように一瞬でえんじ色のタキシード姿に変身したムロはユーモア溢れるジェスチャーを交えながら新iPhoneのすごさをプレゼンしていく。「すごすごすご〜」と驚きつつも、「欲しいんだけどなぁ〜」とふと我に返る藤間。すると突然「だったらドコモだ」ボタンが現れ、ムロがプッシュすると、新iPhoneが登場。ドコモのオススメのプログラムを紹介すると「だったら買えちゃうかも」と心が動いた藤間は清々しい表情でムロと一緒に街中を歩き出す。○■ムロツヨシ、藤間爽子インタビュー――撮影の感想をお願いします。ムロ:思ったより静かなんですね、って言われることが常々なんですけども、今日はちょっとギアを入れまして。藤間爽子さんギアで。藤間:途中カットしちゃったりして。すみません。ムロ:いえいえこちらこそ。藤間:ありがとうございます。何か鼻をヒクヒクされていて(笑)。ムロ:してないですよ(笑)。藤間:釣られて笑ってしまいました。ムロ:あれはね、僕のせいにしましたが、あれはひくひくしてないですよ。藤間:いえいえ、してました。ムロ:じゃー鼻をひくひくさせた、私のせいです(笑)藤間:すみません(笑)。本当たわいもないお話をさせていただいたんですけど。(CMの中で)うなずくシーンがあって、二人でどううなずくっていう話が。”かみ締めるうなずき”か”余韻を残すうなずき”どっちにするっていう話をしたのがすごく楽しかった。ムロ:うなずきにもいろいろありますからね。素敵でした。“爽子のうなずき”がね。タイトルですよ。呼び捨てにしたいわけじゃないです。“爽子のうなずき”というジャンルが出来上がってますからそれは楽しみにしていただきたいなと思います。――役者としてモチベーションを上げる為に実践していることはありますか?ムロ:僕は朝お風呂に入ったりもしてるんですけども、今流行りのサウナもやったりとか、いろいろやってますかね。あとはこの2年半・3年間行きにくかった海の景色を見に行ったりするのを恥ずかしがらずやるようになりました。一人で海に行ったりしたりしてますね。山を見たり、自然を見に行ってるかな。こういうことができる大人になって良かったから、5年後もこうしていたいなって思うのも必要かなと思いますし。また、新しい舞台作りもしたいですし、したいというよりは“やりたい”が出てこないのかなっていう時期かな、なんて思ったりもしている時ですね。難しいじゃない、今。――今回のCMは「新iPhoneが期待を超えまくる」という内容ですが、「期待を超えまくったな」と感じたことを教えてください。ムロ:藤間爽子さんの“人となり”というのは期待を超えまくってました。ちょっと話しやすいかなと思ってたんですけれども、ここまで相手してくださるとは思わなかったので、そこの期待は超えまくっています。藤間:すごく嬉しいです。私も今回のこの質問には、ムロさんのお芝居とアドリブというか、この場を盛り上げてくれる面白さとか、一気に現場がパッと明るくなる。そのムロさんの姿が本当に素敵だなって思って。――9月になり少し涼しい季節になってきましたが、今年の“秋の夜長”にやってみたいことはありますか?ムロ:秋の夜長にやっぱり打ち上げかな。でもそれはずっと言ってるけど、また姿形を変えた打ち上げの形を見つけてやりたいですね。いろんなスタッフさんとここ3年間ぐらいにお仕事や作品を作り上げたスタッフさん。共演者とか皆さんとね。藤間:私は周りがさっきムロさんもおっしゃってたんですけど、サウナ好きな人が結構周りにいて。皆さん整うっていうんですけど、その整うとはなんぞやと思って、この前初めてちゃんと水風呂に入るのをやりながらサウナしたんですけど、まだそこまで整うっていうことをちょっと体感できなかったんで、ちょっと今暑いし、帰り道もまた汗かくのもちょっと嫌なんで、ちょっと秋涼しくなったらもう1回サウナをやりたいなと。
2022年09月15日オフィス3◯◯「『ぼくらが非情の大河をくだる時』〜新宿薔薇戦争〜」が、10月23日から30日にかけて東京・新宿シアタートップスで上演されることが決定した。本作は劇作家・清水邦夫による戯曲で、1972年に蜷川幸雄演出で初演され、1974年には第18回岸田國士戯曲賞を受賞した。深夜の都内の公衆便所に現れたひとりの詩人は、愛に破れた無名戦士たちの死体が公衆便所の下に埋められていると信じている。そんな彼を夜な夜な追い続けることに疲れ果てた詩人の父と兄は、何度も彼を見捨てようとするが……。今回はオフィス3◯◯主宰の渡辺えりが演出を務め、タンゴの生演奏とタンゴダンサーによるコラボを取り入れながら岡森諦(扉座)、吉田侑生、岩戸秀年をはじめとする27人の登場人物たちが様々な役に変化する。なおオフィス3◯◯が他作の脚本の上演を行うのは今回が初となる。また、一部公演の終演後にアフタートークを実施することが発表された。アフタートークには渡辺えりに加え、清水邦夫らとともに劇結社「櫻社」を結成、本作の初演時は兄役で出演した石橋蓮司ら6人が日替わりで登場する。さらに、10月22日19時よりプレビュー公演が行われることが決定した。■渡辺えり コメント1972年青年たちはなぜあれほど熱く世界と戦い自己と向き合い続けたのか? ベトナム戦争を止められない忸怩たる感情が吹きあがり、安保条約の矛盾に抵抗しようとしたのだったろうか?沖縄返還、あさま山荘事件の年だった50年前「ゴッドファーザー」「キャバレー」「惑星ソラリス」が封切られたあの年、舞台では越路吹雪の「アプローズ」が初演されたその年に、清水邦夫作 蜷川幸雄演出の「ぼくらが非情の大河をくだる時」が上演されました。その舞台には私が若手の頃から影響を受け尊敬している石橋蓮司さんと蟹江敬三さんが兄弟の役で出演していました。山形の高校生だった私は町の本屋で掲載された雑誌をみつけ、原稿用紙にすべての文字を書き写し、感動し号泣しました。なぜあれほど胸を打たれたのか?革命に命を懸け夢破れた者たちの敗北感に共鳴した17歳の激情を67歳の今の夢と重ね合わせ演劇の未来に向かおうと思います。あの時の若者たちの感情は今またロシアによるウクライナ侵攻の現状とつながり、山上容疑者によるテロ行為などによっても甦って参ります。タンゴの生演奏とタンゴダンサーによるコラボを取り入れながら27人の登場人物たちが様々な役に変化する舞台です。清水邦夫の過去の作品群から台詞を抜粋、本作品の中に折りこんでいきたいと考えています。時代を超えて現代に甦る「ぼくらが非情の大河をくだる時」を、世代を超えた仲間たちと作っていきたいと思っています。舞台本番の後初演時に出演なさった石橋蓮司さんはじめ、様々なジャンルの方をゲストに迎え、様々な角度からこの時代を、そして今を探ります。<公演情報>オフィス3◯◯『ぼくらが非情の大河をくだる時』〜新宿薔薇戦争〜劇場:新宿シアタートップスプレビュー公演:10月22日(土) 19:00本公演:10月23日(日)〜10月30日(日) ※11回【スタッフ】作:清水邦夫演出:渡辺えり【キャスト】岡森諦(扉座) 吉田侑生 岩戸秀年タンゴダンス:村本すみれ 玉井勝教バンドネオン:鈴木崇朗〜薔薇の群島に潜むものたち〜(五十音順)アイザワアイ 石坂史朗 大石敦士 大西薫 小幡朱里 菊池健光 北川正洋 後藤茂 酒井葉子 佐藤俊彦 椎木美月 芝原れいち 清水琴 西田薫子 春可直子 藤江彩灰 深月要 翠月瞳 宮下浩行 山田唯 夢乃【チケット料金】(全席指定・税込)プレビュー公演:3,000円一般:4,000円25歳以下割引:3,000円※9月15日(木) より取扱開始購入はこちら:【アフタートーク】10月24日(月) 18:30公演:渡辺えり、東憲司10月25日(火) 14:00公演:渡辺えり、麻丘めぐみ10月26日(水) 18:30公演:渡辺えり、石橋蓮司10月27日(木) 18:30公演:渡辺えり、上野千鶴子10月28日(金) 18:30公演:渡辺えり、瞳みのる10月29日(土) 17:00公演:渡辺えり、木場勝己
2022年09月08日「クランクインから2カ月たち、出演者たちはすっかり打ち解けたみたいですよ。松本さんは大河の撮影にだいぶ慣れてきたようで、これから1年以上続くロケに俄然気合が入っていると聞いています」(NHK職員)’23年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務める松本潤(38)。8月1日に、ジャニーズ事務所から松本の新型コロナ感染が発表された。無症状だという。「現在、新型コロナの感染が全国で爆発的に拡大しており、松本さんも細心の注意を払っていたものの感染。さすがに少し気落ちしたそうですが、すでにコロナの療養期間後の大河の撮影に思いをはせているといいます」(芸能関係者)同作は6月上旬に、徳川家康ゆかりの地・愛知で、クランクインした。「8月いっぱいまで愛知県内で撮影する予定とのことです。大河を絡めたテレビ番組の企画で、愛知にある家康ゆかりの地を巡り理解が進んだとか」(前出・芸能関係者)7月1日に行われた『どうする家康』の取材会では、「非常に有意義な、刺激的な時間を過ごさせていただいています」と語っていた松本。いったいどのような日々を送っているのだろうか。映像制作関係者は明かす。「背景画像をLEDのディスプレーに映し、その前で役者が芝居をして撮影する“インカメラVFX”という手法を取り入れているそうです。嵐のライブの演出で、大型のLEDモニターやLEDライト無線制御システムを駆使してきた松本さんは、すぐに適応できたそうです」ある日、驚きの状況に出くわしたと映像制作関係者は続ける。「『駐車場に馬がいる』と別のスタッフが話していたら、その馬がスタジオ内の廊下を歩いていたんです(笑)。松本さんが乗馬しながら家臣と話すシーンを撮影していたようです」“異例の大河撮影”の理由を前出のNHK職員はこう話す。「第一に、新型コロナのクラスターや熱中症の対策のためです。コロナ禍で野外でのロケに制約があり、猛暑の中、大人数での移動や、待機場所などを考えるとスタジオのほうが、リスクが低いとの判断もあるでしょう。次に、NHKの働き方改革の影響もあります。外でのロケよりスタジオでの撮影のほうがスタッフの作業量も減らすことができ、労働時間を削減する狙いもあるそうです」変革中の撮影現場を座長としてまとめ、“天下統一”を目指す。
2022年08月15日中井貴一主演、実話をベースにした、笑って泣けて、そして日本史の常識をもひっくり返す〈歴史発見〉エンタテインメント映画『大河への道』のBlu-ray&DVDの発売が、10月5日(水)に決定した。世界を驚かせた[初の日本地図]完成から200年。その裏に隠され続けた秘密が、遂に明かされる。とある“大河ドラマ”の開発チームが発見してしまった、驚きの秘密。日本地図を完成させたのは、あの伊能忠敬ではなかった?原作は“究極の話芸”と評される落語家・立川志の輔による新作落語。名もなき人々が歴史を変えた感動の実話に、「笑って泣けて、感動した」「ラストシーンは鳥肌」などの声が届いた。主演は幅広いジャンルにおいて一線で活躍し続ける国民的俳優、中井貴一。時代劇への熱い想いから、なんとしても新作落語「大河への道」を映画化したい!と、立川志の輔に映画化を直談判し、本作の企画も務めた。脇を固めるのは、軽妙かつ喜怒哀楽豊かな演技で観客を魅了する松山ケンイチ、凛とした着物姿で圧倒的な存在感をみせた北川景子。そのほか、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、そして原作者の立川志の輔、さらに草刈正雄、橋爪功と、個性豊かな実力派キャストが揃った。キャストが一人二役で、「令和の現代劇」と「江戸の時代劇」の二つの世界の登場人物を演じたことも、大きな話題を呼んだ。まったく別人のキャラクターでありながら、共通する性格にも注目してみてほしい。このたび発売される特別版Blu-rayには、中井、松山、北川らキャスト、志の輔や監督による本作への想いや見どころを語ったインタビューを収録。イベント映像集からも、それぞれが作品にかけた想いを知ることができる。メイキングでは、コロナ禍で奮闘しながらも、和気あいあいとした撮影シーンを公開。感動のラストシーンの制作過程も見逃せない。さらに発売決定を記念して、中井・松山・北川より動画コメントも到着した。中井は「ぜひ、ブルーレイとDVDで、ご自宅で何度でもお楽しみください!」と、熱く呼び掛けている。『大河への道』10月5日(水) Blu-ray&DVD発売特別版Blu-ray(数量限定生産):6,380円(税込)●映像特典・メイキング・イベント映像集完成披露試写会先行プレミア上映イベント初日舞台挨拶・予告通常版DVD:4,180円(税込)●映像特典予告Blu-ray&DVD特設ページ: 映画公式HP:
2022年07月15日~2018 年にスタートした「日本舞踊の可能性」 の 第4弾!日本最古の漫画「鳥獣戯画EMAKI」とフランツ・カフカの「変身」を上演いたします ~藤間蘭黄が芸術監督を務める 「日本舞踊の可能性」公演は、 2018年の vol.1 初開催以降、映像やピアノ、バレエなど様々なジャンルとのコラボレーションを通して、日本舞踊の潜在能力を見出し てきました。そのシリーズ第4弾として、今回は日本最古の漫画や西洋文学とのコラボレーション作品を上演致します。また、ナビゲーター は人気落語家の桂 吉坊。楽しく日本舞踊の世界に誘います。カンフェティにてチケット発売中 ★本公演特設サイト★ 開催概要日時:2022年11月2日(水)18時~3日(祝・木)14 時~会場:台東区立浅草公会堂 (東京都台東区浅草 1-38-6)アクセス:地下鉄 銀座線浅草駅より徒歩5分 、都営浅草線浅草駅より徒歩7分チケット:S席:¥8,000A席:¥5,000B席:¥2,000パトロネージュシート ¥20,000※パトロネージュシートは(株)代地のみ取り扱い。良席確保、直前見どころ講座等の特典付お問い合せ先 :(株)代地TEL 0358296130E-mail info@daichi-fjm.com 主催:株式会社代地 東京都台東区柳橋 2-1-1 代表取締役 田中裕士(藤間蘭黄)◆プログラムナビゲーター 桂 吉坊Ⅰ「 鳥獣戯画 EMAKI 」 日本最古の漫画とも言われる「鳥獣人物戯画」の世界観を、世代を超えた日本舞踊家が描く作詞・演出・振付 藤間蘭黄、出演 藤間蘭黄、山村 光 ほかⅡ「 変身 」 フランツ・カフカの 同名 小説を バルトークの ピアノ生演奏で表現演出・振付・出演藤間蘭黄、ピアノ 佐藤卓史日本舞踊家 藤間蘭黄 Rankoh Fujima江戸時代から続く日本舞踊の家に生まれ、5歳から祖母、藤間藤子(重要無形文化財保持者)、母蘭景より踊りの手ほどきを受ける。6歳で初舞台。16歳で藤間流名取となり、長唄、能楽、囃子、茶道の研鑽も積む。曽祖母や祖母から伝わる古典の継承とともに、ゲーテの「ファウスト」を一人で演じる『禍神』、オペラ「セビリアの理髪師」の舞台を江戸に移した『徒用心』など創作作品も積極的に発表。2015年には世界ダンサー、ファルフ・ルジマトフ、ロシアの国立バレエ団の芸術監督、岩田守弘との『信長』を世界初演。国内外の公演活動を精力的に行いながら、初心者から師範まで幅広く指導している。2015年芸術選奨文部科学大臣賞。2016 年文化庁文化交流使として10 ケ国14都市で公演、ワークショップ、レクチャーなどの活動を行う。2019年度日本藝術院賞、2020年紫綬褒章。五耀會同人。○ 公式サイト: ○ Instagram:藤間蘭黄 Rankoh FUJIMA◆ 日本舞踊の可能性映像とのコラボレーション、バレエとのコラボレーション、ピアノとのコラボレーション、また西洋文学を題材にとり、あるいは若手女性舞踊家の魅力にスポットをあてるなど、2018年の vol.1以降、様々な可能性を提示し続けている公演シリーズ。◆ 「 鳥獣戯画 EMAKI 」東アジア文化都市北九州実行委員会より 「鳥獣戯画」をテーマに、「市民文化活動者による創作日本舞踊」作品を委嘱され、「未来につなぐ東アジア伝統芸能の饗宴」(2021年8月)初演。配信された映像は、大きな反響を呼び、「日本舞踊の裾野を広げるためのキラーコンテンツにもなりうる名作」(舞踊評論家長野由紀氏)などと称賛された。今回の公演では、10 代から70代までの女性日本舞踊家を選抜、改訂版として再演する。◆「 変 身 」カフカといえば「変身」。男性がある朝突然毒虫になったという物語を、 という日本舞踊の特色を生かして一人で描く。もともとは、2020年の欧州公演ツアー用に予定していた本作品は、2019 年にハンガリーやドイツなどで好評だった『メフィスト・ワルツ』 ドイツの作家ゲーテの「ファウスト」をハンガリー出身のリストのピアノ曲で描いた から構想を得たものであった。その後、感染症の影響で度重なる延期を経て、知人を介して出会ったピアニスト佐藤卓史とともに2021年に日本で試演。本格的な上演となる今回、(株)小倉縞縞から生地提供された小倉織の袴も見所である。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月08日現在公開中の中井貴一主演映画『大河への道』より、日本地図完成までの命懸けの道のりを描いた本編映像が到着した。日本初の地図「大日本沿海輿地全図」は、現行の日本地図と比較してもその誤差わずか0.2%。そんな驚異の正確性を誇る地図を、伊能忠敬とその部下たちは地球1周分の距離を歩いて測量し完成させた。今回公開された映像では、伊能忠敬が出来なかった地域の測量に臨む“伊能隊”と、その数値を地図に落とし込む様子が覗ける。特に、地図に起こす場面では、「まず、測量したデータを下図に落とし込み点と点を結んで海岸線を描く事から始まる」と当時の制作工程を説明するナレーションが入っており、途方もない緻密さが伴う作業だったことが見て取れる。まさに“日本地図完成の舞台裏を支えていた名もなき者たちの道のり”を描いたシーンとなっている。『大河への道』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年05月24日古典と新作の二刀流で、当代随一の人気と実力を誇る落語家・立川志の輔の創作落語『大河への道』。日本地図の作成に尽力した伊能忠敬の偉業をテーマにしたこの作品は志の輔が作った数多くの創作落語の中でも壮大で、屈指の名作だ。映画化された『大河への道』の全国公開に先立つ5月17日、志の輔が大阪・フェスティバルホールで落語『大河への道』を披露した。志の輔がこの落語を作るきっかけとなったのは、友人に誘われて千葉県の伊能忠敬記念館に立ち寄ったことだった。「初めて日本地図を作った人」という程度の意識で足を踏み入れた志の輔は、江戸時代に作られた地図を目の当たりにし、その精緻さに鳥肌が立ったという。測量機器がない時代にこれだけのものを作成したことに驚き、感激した志の輔は「この人の偉業を伝えたい」という思いで創作に挑み始めた。初演は2011年。作っては壊しを繰り返し、創作の名手として知られる志の輔にして、足かけ4年の年月を要した。舞台は千葉県庁。「千葉が誇る偉人、伊能忠敬を広く知ってもらいたい」とプロジェクトチームを作り、その生涯をNHKの大河ドラマにする企画が進行していた。その最後の会議の前日に、脚本家が難色を示しだす。一転、物語は伊能が生きる江戸時代に。人生50年と言われていた時代に、家督を息子に譲り、50歳で天文学を学ぶため、江戸に出た伊能。「地球の大きさを知りたい」という一心で55歳から17年間をかけて、自分の足だけを頼りに測量隊の仲間たちと日本中を回って測量を行なうが、地図の完成を見ることなくこの世を去ってしまう。仲間たちは伊能の死を伏せて作業を続け、苦難の末に地図を完成させー。落語は現代と江戸時代を交錯させながら展開し、想像を超える物語の深さに涙をこらえられなくなる。そして、最後に優しいどんでん返しが待っている。志の輔がこの落語を作るまでの顛末を助走に、一席入魂の2時間はあっという間だった。夢や希望、思いやりや優しさが詰まった笑いあり、涙ありの人間賛歌。志の輔の独特の空気感は大ホールの大きさを感じさせず、観客一人一人の心の奥深くに感動が届けられる。それはどの会場で聴いても変わらないのだろう。この落語を聴いた俳優の中井貴一が映画化を熱望し、映画『大河への道』が約5年かけて完成。5月20日から公開となった。小説版は3月に文庫として、映画版のコミックも4月に発売された。その原作となった志の輔の一席は何度聴いても気高く、素晴らしい。このあと5月31日にロームシアター京都でも公演がある。撮影=西木義和<公演情報>志の輔らくご『大河への道~伊能忠敬物語~』2022年5月31日(火) ロームシアター京都 メインホールチケットはこちら:
2022年05月24日『大河への道』は、立川志の輔の落語に感動した中井貴一が自ら映画化を企画し、主演した意欲作。日本地図を作った男、伊能忠敬をモチーフとした物語には、志の輔ならではの発想があり、それが見事に映画に結実している。ふたりに聞いた。――今回、中井さんは志の輔師匠の落語を映画にするために尽力されました。映画にしたら面白いと思われた点はどこでしたか。中井この数年、時代劇は作られていますが、圧倒的に本数が少なくなりました。コロナ禍でエンタテインメントに廻るお金もどんどん少なくなっています。そんな中で時代劇を遺すのは至難の業。現代と時代ものが重なるものはタイムスリップものが多いと思いますが、師匠の落語を拝聴したら、タイムスリップを使わず、過去と現代を重ね合わせて描くことができる。こういう形でも時代劇は遺していけるのではないか、と思いました。また、僕が喜劇の台本をいただいたときにまず探すのが、悲劇性。どこに悲劇性があるかによって喜劇として成立する。悲劇の台本をいただいたときには、どこに喜劇性があるか。その落差を作っていくことによって、悲劇はより悲劇に、喜劇はより喜劇になる。今回で言えば、現代劇はコメディとして、時代劇はシリアスとして作ることができる。そこが強く惹かれたところです。中井貴一――師匠の落語はこれまでも映画化されていますね。師匠の落語は映画と相性がいいと今回も思いました。志の輔伊能忠敬という人の存在に感動して書き始めましたが、結局、伊能忠敬を登場させることはできませんでした。なぜかと言えば、伊能忠敬が自分のことを“私”と言っているか、“わし”と言っているか、“俺”と言っているか、一人称でなんと言っていたか、言葉が浮かばないんですよ。伊能忠敬の最初の台詞が書けない。それで作っては壊し、作っては壊しをしているうちに、伊能忠敬を大河ドラマにしたかったけど結局できなかった人たちの熱い想いだけが残る、でもその想いは間違ってはいない、物語になんかできないくらいに凄い人なんだというところに着地しました。73歳までに4万キロ、地球1周分歩いた人ですよ。人間だったかどうかも分からない。いまだに(存在自体)嘘なんじゃないかと思うくらい不思議な感覚がある。「伊能忠敬は凄いな」と、中井さんをはじめとする映画の人たちにも思ってもらえたのかなと。落語のいい加減なところも含めてなんとか映画にしようと思ってくださったのは、僕の根底にある「伊能は凄い」があったからなのだと思います。立川志の輔――主語が浮かばなかった、というのは重要ですね。志の輔偉業を成した人は講談と相性がいいんですよ。落語は“凄い人”とは合わない(笑)。凄い夢を持った人を支えた人たちなら落語になるなと。偉業は偉い人ひとりでやったんじゃなくて、いろんな人が助けた結果なんだと。――“落語は江戸の風を感じること”という言葉があります。この映画を観ていると、かつて人が生きていた時代の風を感じますし、その時代の生命を感じます。志の輔なんでみなさん落語を安心して聴いてくれるのか。落語は必ず目の前の人間と話をしているんですね。必ず相手とちゃんと話をしている。顔を見て、目を見て。馬鹿なことも。自分が言うつもりじゃなかったことも。なにもかも全部。江戸時代では目の前にいる人間としか話はできないんです。長屋であろうが、江戸城であろうが。今はネットなどで、目の前にいない人間とコミュニケートできる時代でしょう?時代劇も目の前にいる人としか話をしていない。(師匠の立川)談志は「(落語には)江戸の風が吹いてないといけない」と言った。つまり相手の気持ち、了見を分かりながら話をしていく。己をさらけ出して話をしていく。その江戸っ子の潔さが気持ち良く、お客の腹におさまるような落語じゃないといけないと師匠には言われました。この映画も物語が江戸時代になると、なぜか落ち着く。特別、映像が変わっているわけではないのに安心する。パソコンやスマホや電話だけの新作落語にもチャレンジしましたが、なかなか上手くいかなかった。人の目を見て、顔色も見て、気持ちも慮って。特に日本人はそういう生き物だと思います。――確かに、落語も時代劇も、コミュニケーションが至近距離なのだと思います。中井さん扮する主人公は、役所内の部下である松山ケンイチさんや北川景子さんを相手になんとか至近距離のコミュニケーションを取ろうとしてますよね。なるべく“圧”にならない形で。中井ここ数年、パワハラやモラハラの問題がありますよね。特にこれは市役所が舞台。そこはいろいろ考えました。10年前ならありえたコミュニケーションも、今はありえない。スキンシップによって、互いの距離が近づいたりするわけですが、それは描写しづらい時代。表現の幅がどんどん狭くなっている。そんな中で現代劇における上司と部下の関係性を出すことの難しさを感じました。それだけに、僕自身も時代劇はどこか安心していたかもしれませんね。取材・文:相田冬二撮影:川野結李歌ヘアメイク:藤井俊二(中井)、池田真希(立川)『大河への道』5月20日(金)より公開
2022年05月19日立川志の輔の新作落語「大河への道-伊能忠敬物語-」を原作に、主演・企画に中井貴一、共演に松山ケンイチ、北川景子ら豪華俳優陣が集結した話題の映画『大河への道』より、場面写真が解禁された。本作は伊能忠敬亡き後に、彼の意志を継ぎ日本地図完成に向けて測量を続けることを決意した伊能隊と、彼らを支えることを決意した天文学者・高橋景保(中井貴一)と助手の又吉(松山ケンイチ)たちが実行した驚愕の隠密作戦など、日本地図完成までの知られざる道のりが描かれている。この度解禁されたのは、時代劇パートで岸井ゆきのが演じる伊能隊の下女・トヨと、西村まさ彦が演じた勘定奉行の家臣・神田三郎の新たな場面写真。日本史の常識を覆す、初の日本地図完成秘話も本作の大きな見どころのひとつだが、劇中所々に散りばめられた思わず笑いがこぼれる実力派俳優同士の掛け合いも注目ポイントとなっている。その中でも印象的なのが、日本を代表する名優たちが揃った本作でフレッシュな存在感を出している岸井さんと、「古畑任三郎」シリーズや映画『家族はつらいよ』シリーズなど、コミカルからシリアスな役まで幅広く演じてきた名バイプレイヤー・西村さんのシーンだ。解禁となった写真は、伊能忠敬の志を継ぎ、地図作りを続けることになった伊能隊と景保、又吉らが何かを隠していると勘繰った神田とトヨがなにやら怪しげなやり取りをしている場面を切り取っている。伊能が亡くなったという事実を幕府に知られてしまうと日本地図の測量が出来なくなってしまうため、あたかも伊能が生き続けているという偽装工作をする伊能隊の面々と、勘定奉行の家臣として調査にやってきた神田とトヨの小気味いいやりとりは必見だ。『大河への道』は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年05月19日5月20日(金)に公開される映画『大河への道』から、特別版予告映像が公開された。この予告映像には、本作で企画も務めた主演・中井貴一の熱いメッセージも収録されている。原作は立川志の輔の新作落語『大河への道―伊能忠敬物語―』。その画期的な“伊能忠敬が出てこない伊能忠敬物語”は、2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返している。中井がこの落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に映画化の直談判をしたことが、本作の始まりとなった。千葉県香取市では地元を盛り上げるために、郷土の偉人「伊能忠敬」を主役にした大河ドラマの開発が進むが、驚くべき新事実が発見される。それは1821年に史上初の日本地図を完成させたのは彼ではなかった、ということだ。では一体、初の日本地図は誰が、どのように作ったのか。そこには歴史に埋もれた、涙なしには語れない秘密の物語が隠されていた。前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの2つのドラマが描かれる本作は、主演の中井のほか、共演の松山ケンイチ、北川景子、橋爪功といった日本映画界のトップランナーである俳優陣が一人二役で出演している。このたび、公開された特別版予告映像には、ついに完成した日本地図の壮大な姿が映し出されている。さらに、中井が思いの丈を語っている様子も。「エンターテイメントの世界はずいぶん苦しめられたが、そんな中救いとなったのもエンターテイメントだったように思う」とコロナ禍を振り返る中井だが、「でもそれを支えてくださったのは、お客様しかいません!」と映画館へ足を運んでくれた全ての観客に感謝の気持ちを伝える。そして、「(コロナ禍でも劇場で)笑ったり泣いたりしてくれる観客の勇気が映画・演劇産業が続いていく力になります」と語り、「映画館にくることを恐れないで足を向けていただきたい」と、本作だけではなく、エンターテイメントへの並々ならぬ想いを熱く語っている。『大河への道』5月20日(金)公開
2022年05月16日中井貴一、松山ケンイチ、北川景子らが共演し一人二役をつとめる『大河への道』より新場面写真が解禁された。本作は、豪華キャスト共演、落語家・立川志の輔原作の<歴史発見>エンターテインメント。大河ドラマ開発と日本地図完成を描き、知られざる歴史を紐解きながら<令和の現代劇>と<江戸の時代劇>の2つの世界の登場人物が俳優陣の一人二役によって演じられていることも見どころの1つとなっている。今回解禁となった場面写真では、観光課の小林永美(北川景子)と大河ドラマ開発プロジェクトのリーダーに据えられた総務課の池本保治(中井貴一)がプロジェクトの成功に意気込む姿を捉えている。また、池本が部下の木下浩章(松山ケンイチ)と伊能忠敬が日本地図を製作する際に用いた一定の歩幅で歩く測量方法を試す様子、大物脚本家・加藤浩造(橋爪功)と脚本開発会議に臨む場面を切り取ったもの。そして安野富海(岸井ゆきの)、各務修(和田正人)ら総務課の同僚たちの姿を切り取っている。また、“時代劇パート”からは、日本地図の完成を目前に亡くなってしまった伊能の志を継いだ者たちの活動を支援することに決めた天文学者・高橋景保(中井さん)と助手の又吉(松山さん)の姿や、2人が測量体験をしている場面、さらには伊能隊の面々が測量結果を地図に起こす様子を写している。そして、かつての伊能の妻・エイ(北川さん)が首元に刀を突き付けられた緊迫感を感じさせる1枚も…。日本地図完成の裏側では一体何が起こっていたのか?その後の展開が気になる場面写真となっている。『大河への道』は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年04月20日「2月20日に小田原で行われた大河のトークショーで、共演者の佐藤B作さんが小栗さんを『芝居が完璧。セリフも全て頭の中に入っていて、台本を撮影現場に持ってきているところをみたことがない』と絶賛していました」(芸能関係者)NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演を務めている小栗旬(39)。好スタートを切った同作は、2月20日の放送回から源義経役で菅田将暉(29)が登場した。「小栗さんは菅田さんの出演が決定した際に喜んだみたいですよ。過去に5度共演しており、気心の知れた仲ですからね」(前出・芸能関係者)そんな2人の初対面は’10年のドラマ『獣医ドリトル』(TBS系)。その際、菅田は小栗に救われたという。「当時アイドル路線に悩んでいた菅田さんは、憧れの小栗さんに相談。『キラキラできるうちに、一度そういった経験もしておいたほうがいいよ』と、小栗さんからアドバイスされたと言っていました。思い詰めていた菅田さんはこれを聞いて心が楽になったといいます」(前出・芸能関係者)その後も、映画『銀魂』や『キャラクター』などで共演を重ねた2人は親交を深めていく。「コロナ禍前まで菅田さんは小栗さんの自宅によく招かれていたようです。小栗家の家族旅行に同行したこともあったとか。小栗さんにとって菅田さんは、かわいい“弟”のような存在だと言っていました」(前出・芸能関係者)菅田は“兄”小栗の背中を追い続けていると芸能関係者は明かす。「’17年に菅田さんが『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)のパーソナリティに就任したのは、小栗さんが過去に務めていたことが大きかったのだとか。また小栗さんのハリウッドでの経験を聞いて、“いつかは自分も”と胸に刻んでいるみたいですよ。監督業にも挑戦してみたい菅田さんは、映画の監督経験がある小栗さんに、監督の心得を教えてもらったと聞いています」いっぽうの小栗も、頭角を現した菅田を頼りにしているようだ。「大河の主演オファーが来た際に小栗さんは、菅田さんに逆に相談。『ハリウッド作品の計画も進んでいるんだけど、将暉ならどっちを選ぶ?』と聞いたのだそうです」(映像制作関係者)大河かLAかーー。悩む小栗に、菅田が“神返答”を。「菅田さんは自分がでしゃばる場面ではないと考え、『小栗さんのなかに答えがあるのでは』と答えたようです。菅田さんへの相談を通して小栗さんも、自分の考えを整理できたみたいですよ。迷いなく今回の大河ドラマを選んだといいます」(前出・映像制作関係者)重大な岐路で頼った“小栗殿の1人”は弟・菅田将暉だったーー。
2022年03月02日俳優の中井貴一が主演を務める映画『大河への道』(2022年5月20日)の特報映像が20日、公開された。同作は立川志の輔の創作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を作ったのは、あの伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。特報映像では、江戸時代の秘密を知った市役所のメンバーたちと、伊能忠敬の弟子たちのコミカルな姿が収められた。千葉県香取市では、総務課主任・池本(中井貴一)が、ひょんなことから観光課の課長・小林(北川景子)によって大河ドラマ開発担当に任命される。池本はお調子者の部下・木下(松山ケンイチ)と共に、今は引退したという噂の大物脚本家・加藤(橋爪功)をなんとか口説いて脚本の執筆を依頼するが、日本地図を完成させたのは、伊能忠敬ではないという発見を伝えられる。舞台は200年前に飛び、江戸下町の伊能忠敬邸では、天文学者の高橋景保(中井)と助手の又吉(松山)、日本地図完成を目指す忠敬の測量隊(和田正人、田中美央、溝口琢矢、平田満)、下女のトヨ(岸井ゆきの)、そして伊能のかつての妻・エイ(北川)によって、驚くべき隠密作戦が決行されようとしていた。200年前の江戸時代に何が起こるのか、タイトル『大河への道』と共に現れる、大人数がひれ伏す大広間のシーンが意味するものなど、気になる特報映像となっている。中井と松山は2012年に放送された大河ドラマ『平清盛』(松山が主人公である平清盛、中井が清盛の父である平忠盛を演じた)以来の共演となる。映画『大河への道』では市役所総務課の上司と部下の関係で、松山は中井との共演について「投げた球を全部キャッチしてくださる方で、ものすごく信頼をしています。緊張しないで、自分の地続きで、地に足がついたままで演技ができるのは中井貴一さんしかいないです」と信頼を語っている。(C)2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2021年12月20日まもなく最終回を迎えるNHK大河『青天を衝け』。大河初出演にして初主演、前年度の『麒麟が来る』がコロナ禍によって年跨ぎで終了という異例づくめのなか、吉沢亮(27)は座長として目覚ましい成長を遂げてきた。「時代劇経験の少ない吉沢さんは、殺陣や言葉遣いに慣れるのに最初はかなり苦労したそうです。また、普段であれば飲み会で、共演者との距離を縮めるのですが、コロナ禍でそれもできない。そんな状況下でも吉沢さんは決してめげることなく、自分の出番がない時もスタジオで共演者の演技を見学。共演者が出番を終えると、ソーシャルディスタンスを守ったうえで自ら話しかけてコミュニケーションを図っていたといいます。そんな吉沢さんの姿に共演者も心を開き、最終的には現場で絶大な信頼を獲得していたそうです」(テレビ局関係者)昨年7月に撮影が始まり、今年11月8日にクランクアップを迎えた本作。その際、吉沢は万感の表情でこう語っていた。「約1年半の撮影期間でしたが、本当にたくさんのことを学ばせていただいて、そして、すてきな出会いをたくさんさせていただいてすごく自分にとって良い経験になりました」長ききに渡る撮影を終えたキャスト、スタッフにとって最大の楽しみが打ち上げ。苦楽を共にした面々でお酒を酌み交わす喜びはなにものにも代え難いはずだが、やはり時節柄難しいようだ。「NHK大河の打ち上げといえば、ホテルの宴会場を貸し切って数百人規模で行うのが通例でした。一次会で当然終わらず、朝まで飲み明かすこともザラ。しかし、コロナ禍によって昨年の『麒麟が来る』は当然打ち上げを開催していません。感染者数は減っていますが、『青天を衝け』も大規模な打ち上げは開催しないと聞いています」(前出・テレビ局関係者)今では貴重となってしまったが、本誌は歴代作品の豪華絢爛な打ち上げ現場を目撃している。現時点では最後の大規模打ち上げを開催した19年放送の『いだてん』は10月上旬に都内のホテルで開催。W主演の中村勘九郎(40)と阿部サダヲ(51)はもちろん、綾瀬はるか(36)、星野源(40)、竹野内豊(50)といった数え切れないほどの名優たちが集結。古今亭志ん生を演じたビートたけし(74)が乾杯の音頭を取り、さすがの話術で会場を沸かしていた。二次会で慎ましやかに終わった『いだてん』の打ち上げだったが、対照的に狂乱の宴会となったのが、平均視聴率21.2%と2000年代では異例の高視聴率を見せた妻夫木聡(40)主演の『天地人』(09年)だ。都内のホテルでの1次会で終わるわけもなく、妻夫木をはじめ、常盤貴子(49)や城田優(35)らは当然2次会へ。23時半ごろに2次会が終わっても、お開きになる気配は全くなくそのまま3次会のカラオケ会場に流れこむ。夜もふけ、常盤、城田と共演者が次々と戦線離脱するなか、妻夫木に帰る気配はまだない。夜が明け始めた午前5時過ぎ、最後の店からスタッフらと出てきた妻夫木。すると、主君である上杉景勝役を演じた北村一輝(52)と店前で熱いハグを交わし、そのまま号泣。そして、最後にスタッフ全員から胴上げをされると、涙を流したまま帰路についたのだった。時にはハプニングが起こることも。堺雅人(48)主演の『真田丸』(16年)でのことだ。会場にはジャケットを羽織らず、ネクタイにセーターというかなり地味な格好の堺や大泉洋(48)といった出演者が勢揃い。しかし、通常は絶対に出席するはずの脚本を務めた三谷幸喜(60)がなんと欠席したのだ。「ボルタリングをやっていてケガをしたため」という欠席理由が実に三谷らしかった。1月からはそんな三谷が再び脚本を務める大河『鎌倉殿の13人』がスタート。来年は『青天を衝け』と合同で打ち上げを開催してもいいかも!?
2021年12月12日俳優の中井貴一が、映画『大河への道』(2022年5月20日)の主演を務めることが9日、明らかになった。同作は立川志の輔の創作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を作ったのは、あの伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。画期的な“伊能忠敬が出てこない伊能忠敬物語”は、2011年の初演以来「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返す、最もチケットが取れない演目の一つだという。主演をつとめる中井が原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に直談判をしたことから、映画化が始まった。前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの2つのドラマが描かれ、2つの時代の登場人物は中井、松山ケンイチ、北川景子といった俳優陣の一人二役によって演じられる。今回発表された3種類のティザー・ビジュアルでは、秘密を知ってしまった現代の登場人物と、その秘密を隠そうとする江戸時代の登場人物との関係性が、一人二役を演じる俳優たちによって表現されている。中井と松山は大河ドラマ『平清盛』以来の共演、北川は初共演となる。○中井貴一 コメントこの数年、数少なくなった時代劇を、日本の文化、伝統として残したいと思って参りました。容易ではないことは百も承知。交通の発達により、海外が近くなり、より海外の影響を受けやすくなった今だからこそ、日本の真の美しさ、日本人としての心の在り方を、もう一度考え直したい。そんな思いでいた時、出会ったのが志の輔さんの落語でした。肩肘張った時代劇を作っても、見て頂ける可能性は低い。でも、この落語を映像化したなら、現代も過去も、喜劇も、悲劇も無理なく、観易く描くことができる。そんな思いから、志の輔さんにご無理を申し上げたのでした。気楽に観れる、時代劇。でも、その中には、我々が教科書で習わなかった、驚くべき真実が…。必死で生きる人間たちの、大いなるロマン。是非、お楽しみになさってください。○松山ケンイチ コメント貴一さんとは久しぶりにご一緒させて頂きましたが、前の現場でも待ち時間に話をさせて頂いてる間いつも笑っていたのを覚えていました。今回はその普段笑いながら話していた雰囲気のまま出来たような気がします。景子さんも久しぶりでしたが、貴一さんの演技で笑いを堪えている表情を見ていて幸せな現場だなと思いました。僕自身楽しんで遊びつくしたような現場でした。○北川景子 コメント中井貴一さん主演の時代劇コメディとお聞きして、絶対に面白い作品になると確信しました。時代劇がどんどん減ってしまっている現在、京都で映画を作れるということはどれほど贅沢なことか。この作品に参加できとても光栄です。撮影では中井貴一さんと松山ケンイチさんの掛け合いを見ているだけで何度も吹き出してしまいました!中井さんとは初めて共演させて頂きましたが、中井さんの懐の広さや温かさを間近で感じ、言葉の選び方や人との接し方、現場での佇まいなど、人間として多くのことを学ばせて頂きました。この映画では「ピラミッド」と同じくらい、どうやったら人間にこんなに凄いことができるのか、という驚きの物語が隠されています。私も一人二役を、振り切って楽しくやらせていただきました。時代劇だからとあまり敷居の高さを感じず、是非お気軽に楽しんで頂ければ幸いです。○原作:立川志の輔 コメント伊能忠敬記念館で見たあまりにも正確な伊能忠敬の日本地図に感動し、これをなんとか落語に、と思い拵えたのがPARCO劇場で上演した「伊能忠敬物語−大河への道−」でした。落語を映画にするのは大変なことだと思いますが、脚本家の方が何度もチャレンジをして、ここまで世界を広げるのかと驚きました。俳優の方々が一人二役で現代と江戸時代を行き来する不思議な設定や斬新な映像表現など、ひょっとすると今までになかったような映画になるかもしれません。世界中が驚くべき伊能忠敬の偉業を、映画を通して感じて頂ければと思います。(C)2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2021年11月09日