「危ないから気をつけなさいって言ったでしょう」「(泣きながら)だって……」「言い訳しないの!ほら、ごめんなさいは?」よくある光景ですよね。お母さんやお父さんに怒られて、「だって」と口にする子ども。みなさんは、この子どものことを「きちんと謝ることができない子だ」と思いますか?じつは、子どもの発言は間違っていません。そして、子どもが素直に謝れなかった理由は、このなにげない会話のなかに隠されています。どうやら、素直に「ごめんなさい」が言えない子どもは、「お父さん(お母さん)は私のことを信じてくれていない」という親に対する不信感をもっているようなのです。今回は、わが子が「ごめんなさい」と心から言えるように、親がとるべき対応について考えてみましょう。「イヤイヤ期」は子どもが健全に発達している証拠「子どもはいつから謝ることができるのか」を知るためには、まず、子どもの心理面での発達を把握する必要があります。有名な心理学者エリクソンの「発達段階説」を参考に、子どもの心の変化を押さえておきましょう。【乳児期】0歳~1歳半頃人間への基本的信頼感を築く時期。お腹が空いた、オムツが気持ち悪い、寂しいなどの感情を親がしっかり受け止めて、その不快や不安を取り除いてあげることで、人に対する基本的信頼感が育まれます。【幼児前期】1歳半~3歳頃意志が芽生え、自分で行動したがる時期。「イヤイヤ期」と呼ばれる子どもの困った行動も、じつは健全な発達段階の一部なのです。そしてこの頃、親によるしつけも始まります。また「恥ずかしい」という気持ちをもち始める時期です。【遊戯期】3歳~5歳頃自分でできることが増える、成長著しい時期。想像力と創造性を発揮する自由な遊びを通して、自発性や積極性を身につけていきます。善悪の判断、安全・危険の判断、社会のルールなどを覚えていく時期です。【学童期】5歳~12歳頃幼稚園や小学校生活のなかで、勤勉性や協調性を学ぶ時期。自分と他人を比較して劣等感を抱き始めるときでもあります。頑張って苦労を乗り越える経験をすれば、「自分はやれば出来るんだ」という自己効力感が向上するでしょう。次に、この発達段階に「謝る」という行動を照らし合わせてみます。子どもは何歳から「ごめんなさい」を理解できるの?発達段階を知ると、子どもに「ごめんなさい」を教えるべき適齢期が見えてきます。【乳児期~幼児前期】0歳~3歳頃3歳くらいまでは、自我を育み、自己主張できるようになることのほうが大事な時期。「仲間に入りたい」といった積極的な行動も見られます。しかし、感情のコントロールが難しくお友だちとケンカすることも多いので、まだ “謝罪適齢期” ではありません。とはいえ、この時期に「他者を傷つけてはいけない」などのしつけは始めましょう。【遊戯期】3歳~5歳頃東京大学大学院教授の教育心理学者・遠藤利彦氏によると、いろいろな経験を経て、社会性が身についてくるのは4歳頃からなのだそう。社会にはルールがあることを理解し、周りの人たちと仲良くしたいと思うようになるので、この頃から「謝る」ことができるように。 “謝罪適齢期初期” と言えるでしょう。【学童期】5歳~12歳頃「謝罪には『誠実な謝罪』と『道具的謝罪』がある」と言うのは、京都大学こころの未来研究センター研究員である田村綾菜氏。前者は「心から謝ること」で、後者は気持ちとは関係なく「円滑な関係を保つためや、場を納めるための謝罪」とのこと。6歳以前は後者の傾向が強いそうですが、協調性が身につき、罪悪感の感情をもち始める6歳頃からは、心から謝ることができるように。その後は成長とともに、人間関係も複雑になっていくため、「誠実な謝罪」と「道具的謝罪」を使い分けながら、コミュニケーション力を高めていくことになります。このように、子どもが「ごめんなさい」と言えるようになるのは4歳頃から、心から謝ることができるようになるのは6歳頃からなのですね。当然、発育には個人差があるので、個々の発達ペースに合わせて、「謝る」という行為を促していく必要があると言えるでしょう。すぐに謝らせようとする親が招く深刻な問題日本社会では、礼儀やルールを守ることをとても大切にしています。その影響で、しつけのベースには「人に迷惑をかけないこと」という意識が強く根づいているのです。そのため、「ほら、ごめんなさいは?」と言ってしまう親御さんが多いのかもしれません。たとえば、「おもちゃの取り合い」で子どもがお友だちを強く押してしまいました。お友だちが泣き始めたあたりで、親は状況に気づきます。親「〇〇ちゃん泣いてるじゃない。どうしてそんな乱暴するの。謝りなさい!」子「でもね……」親「言い訳しないの。ほら、早く謝りなさい」子「ごめんなさい……」この会話を、どう思いますか?親は、子どもふたりのあいだで何が起こったのか、最初から見ていませんでした。泣いている原因は小競り合いですが、小競り合いになった原因は知りません。それなのに、問題の一部だけを見て、子どもに謝罪を求めているのです。大人に置き換えて考えてみましょう。会社で上司に呼ばれ、「あなたの対応が悪いと取引先からクレームが来ている」と叱責されたとします。そして、何があったかなどの事情も聞かれずに、ただひたすら責められ続ける――あなたならどうしますか?「ちょっと待ってください!事情を説明させてください」と言いますよね。それと同じです。子どもにも言い分はあります。ですから、子どもが「でもね……」と言うのは、とても正当なことなのです。小田原短期大学保育学科准教授で教育心理学を研究している風間みどり氏は、日本のしつけは「気持ち主義」だと述べています。しかし、ここでの気持ちは「他者の気持ち」であり、「子ども本人の気持ち」ではありません。親が「お友だちの気持ち」を優先するほど、子どもは言い訳すらできない状況に追いやられてしまうのです。さらに、臨床心理士の福田由紀子氏は、「『ごめんなさい』を言いすぎる子」に警鐘を鳴らしています。「とりあえず謝る」クセがついてしまうと、「自分は悪くない」と思っていても謝ります。そうやって自分の気持ちを押し殺し続けると、人の顔色ばかり伺うようになり、自己肯定感もどんどん下がってしまうでしょう。頭ごなしに子どもを怒ることのデメリットを改めて認識する必要がありそうです。親に話を聞いてもらった子は、心から謝ることができる子どもには、心から「ごめんなさい」を言えるような人間になってほしい……親であればそう思うもの。そのためには「子どもの話をきちんと聞くこと」が一番大切なのだそう。子どもの気持ちをしっかりと受け止めたうえで、冷静に状況判断し、何が悪くて謝る必要があるのかを、子どもに説明します。前出の福田氏は、その際に「責任」について教えるべきだと言います。自分が100パーセント悪いとか、相手が全部悪いといったことは、あまり起こりません。「自分にも悪いところはあったけれど、自分だけが悪いわけではない」ということがほとんどではないでしょうか。自分の非を認めることは、勇気も要りますし、大切なことでもありますが、だからといって30しかない責任を100負う必要はないのです。交通事故の過失割合のように、自分の責任はどこにあり、どの程度のものなのかということを、判断する習慣をつけましょう。そして、子どもにも考えさせましょう。(引用元:All About|謝り癖がある子供の心理「ごめんなさい」を言い過ぎる子への対応法)「自分だけが悪いわけではないことを親がわかってくれた」というだけで、子どもの心は軽くなります。そのうえで「自分もちょっとは悪かったな」と考えることができれば、相手に素直に謝ることができるでしょう。「0か100か」と白黒つけるのではなく、そのときの状況次第で、「どのくらい悪かったかな?」と考えられるようになってほしいものですね。きっとコミュニケーション能力も向上するはず。何より、「親は自分をわかってくれているという安心感」は子どもの自己肯定感を高めます。そして自己肯定感の高い子どもは、自分を信頼しているので、「自分が悪いと思ったら謝る」ことができるようになるでしょう。子どもが「ごめんね」と言えるようになる会話例最後に、具体的なシチュエーションでの対応例をご紹介しますので、参考にしてみてください。会話例1:おもちゃの取り合いが原因でお友だちを叩いてしまった!【NG】親「どうしてそんな乱暴するの。謝りなさい!」子「だって……」親「言い訳しないの!〇〇ちゃんに早く謝りなさい!」【OK】親「どうしたの?〇〇ちゃんはなぜ泣いてるの?」子「だって、私のおもちゃを取ろうとしたから……」親「そうなんだね。気持ちはわかるなあ。でも叩いたら〇〇ちゃんは痛いよね」「叩いたらダメ!」と言いたくなる気持ち、わかります。ですが、まずは子どもの言い分を聞いてあげましょう。子どもの気持ちを認めてから、悪かった点を教えるのです。「お母さん(お父さん)は、私の言い分を聞いてくれた」と思えるので、親に対する信頼感も高まります。会話例2:子どもがコップを落として割ってしまった!【NG】親「危ないから気をつけなさいって言ったでしょう!」子「(泣きながら)だって……」親「言われたことを守れない子はもう知らない!罰として、おやつは抜きよ」【OK】親「大変!怪我しなかった?割れちゃったね。悲しいね」子「(泣き出してしまう)」親「びっくりしたよね。なぜお母さんが気をつけてねって言ったのかわかったかな。次は気をつけて飲もうね」コップを倒したり割ってしまったりした瞬間、子どもはびっくりしてショックを受けています。「大丈夫?」と、まずはその心をいたわってあげましょう。「次は~~しようね」という提案は、子どもが平常心に戻ってからわかりやすく冷静に伝えてください。そうすることによって、「よし、次は気をつけるぞ」と失敗を学びにつなげることができますよ。会話例3:「ジュースをこぼしたのは妹」子どもがウソをついた!【NG】親「なんでウソをつくの!?本当はあなたがこぼしたんでしょ!」子「違うよ!妹がこぼしたの……ウソじゃないもん」親「なぜあなたはいつもウソばかりつくの。もう知りません!」【OK】親「こぼしたのは妹なのね。だったら妹を注意しなきゃいけないわ」子「……」親「もしジュースをこぼしたのがあなたなら、正直に言ってほしいな。失敗したことは仕方ないよ。次から気をつければいいんだから。でも、ウソをつくのはよくないな。自分のせいにされた妹はどんな気持ちだと思う?」子「イヤな気持ちだと思う……ごめんなさい……」親「本当のことを言ってくれてありがとう。じゃあ、妹に何て謝ろうか?」白梅学園大学子ども学部教授の増田修治氏は、「子どものウソにわざと騙されてみて、そのあと、子どもが本当のことを言ったときにほめること」も有効だと言います。ウソは「自分を認めてほしい」気持ちの裏返し。ですから、肯定的な言葉が子どもの心に響くのです。「お母さん(お父さん)は、あなたのことを信じているよ。認めているよ」という対応で、子どもの素直な気持ちを育ててあげましょう。 教育評論家の親野智可等氏は、イソップ寓話の「北風と太陽」のような対応が効果的だと語っています。つまり、頭ごなしに謝らせようとするのではなく、まず共感を示し、子ども自ら心を開く環境をつくることが大事だということ。どんな場面に遭遇しても、子どもの気持ちに寄り添う心構えを、常にもっていたいものですね。***子どもが素直に「ごめんなさい」を言えるようになるために重要なことはふたつ。「発達段階に合わせた対応」と「子どもの言い分を聞いて、一緒に責任について考えること」であることがわかりました。大人でもうまく謝れないことはありますよね。まして、感情コントロールがまだうまくできない子どもにとって、なかなか素直になれないことはあるはずです。そんなときは、「ごめんなさい」と言わせることだけに執着せず、丁寧に子どもの気持ちを引き出してあげましょう。そしてときには親も一緒に謝るなどして、子どもが「謝ったらスッキリした!」という体験を重ねられるといいですね。(参考)武蔵浦和 メンタルクリニック|ライフサイクルについて伸芽’sクラブ|子どもの発達段階と、年齢に応じた課題を理解しておこうベネッセ教育情報サイト|素直に謝らない子[教えて!親野先生]AllAbout|謝り癖がある子供の心理「ごめんなさ」を言い過ぎる子への対応法AllAbout|謝らない子供……「ごめんなさい」が言えない子どもの処方箋NHK for School|知りたい!心の育ちCODER 公益財団法人 発達科学研究教育センター|児童の日常場面における謝罪―小学校低学年を対象としたインタビュー調査から―あんふぁんWeb|ケンカが激しく、ウソをつくわが子への対応東京女子大学 学術情報リポジトリ|「見守る」しつけ方略と子どもの他者理解
2021年03月15日ベトナム・ホーチミンのサイゴンでメークアップアーティストとして働いているドー・クエンさん。彼がTikTokに投稿した動画が世界中の人たちを驚かせています。海外メディア『Oddity Central』によると、現在26歳のドーさんは過去に仕事を面接を受けた際、面接官に顔立ちのことを笑われたのだそう。「その容姿じゃ仕事を得るのは難しいだろうね」といわれて深く傷ついた彼は、美容整形手術を受けることに決めたのです。「美しい顔になりたい!」男性の決意ドーさんは鼻と唇の形成術、顎と唇のインプラント、歯のラミネートべニア、二重まぶたの手術など9回の手術を受けました。かかった費用は約4億ベトナムドン(約190万円)で、すべて自分で支払ったといいます。これらの手術を終えた後、自宅に帰ったドーさんを見た彼の両親は誰だか分からなかったのだとか。手術前と手術後で彼の顔がどれだけ変わったのか…大きな反響を呼んだ動画がこちらです。@quyen_do8Trả lời @halfelf2309 ##howichange lúc trc Ngoại xấu thg bị chê bai thay đổi đê mình hoan hảo hơn ạ ##Thaydoi ##daythithanhcongkhongnhi♬ feeling - Official Sound Studio目、鼻、口、顔の輪郭まで、どこを見ても以前の面影は残っていません。両親がドーさんだと分からなかったのも無理はないでしょう。動画を見た人たちからは驚きや称賛、励ましなどさまざまな声が上がっています。・本当に同じ人?信じられない!・手術前のあなたもかっこいいよ。でもすごくハンサムになったね。・批判なんて気にしないで。自分が幸せになれるなら何でもすればいいと思う。自分が整形をしたことを堂々と公表しているドーさんですが、SNSに批判的なコメントが寄せられることもあるのだとか。それでも彼は「手術をしたことに後悔はない」といい切ります。自分が心地いいと感じられることなら、どんなことでもやってみるべきです。いつでも強くいて、あなたがもっとも自信を持てる美しさを見つけてください。私にとっての美しさの基準は、鏡で自分自身を見た時に満足感と自信を感じられることです。Oddity Centralーより引用(和訳)Định viết stt thả thính Mà sợ e dính thính lên thôiPosted by Đỗ Quyền on Sunday, January 24, 2021Định viết stt thả thính Mà sợ e dính thính lên thôiPosted by Đỗ Quyền on Sunday, January 24, 2021人の価値は外見だけで決まるものではありません。しかし自分が理想とする容姿に近付くことで、自信がついて前向きに生きられるようになるなら、手段に関わらずそのために努力するのは素晴らしいことなのではないでしょうか。自らの意志で新しい顔を手に入れ、人生を切り開いたドーさん。彼にはこれからも仕事に情熱を持って幸せに生きていってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月14日■前回までのあらすじ小さい頃から母の顔色を伺ってきたので、自分の気持ちを封じ込めればうまくいくと信じていた私は、彼のの望み通り退職届を出すことに…。■母は喜んでくれなくても彼が望むなら…誰かに仕事を辞める理由を話すときのために、『他にやりたいことができた』というセリフを用意していました。上司には正直な「恋人の希望」などは伝える必要がないでしょうし、同僚に話してもこじれることが予想できたからです。しかし、母は辞める理由を聞いてくることもなかったので、用意していたセリフも必要ありませんでした。聞いてこないのは、おそらく母にとって私が辞める理由には興味がなかったからでしょう。昔からずっとそうでした。私が何かをやりたい理由も、やりたくない理由も、母に聞かれたことはありません。母にとって重要だったのは、「結果として人にどう思われるか」だけで、「私がどう思うか」ではなかったんだと思います。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年02月04日夫に子どもを預けて、たまには一人でゆっくりおでかけしたいですよね。でも、家に帰ると子どもがあざを作っていたり、ひざをすりむいていたり…。理由を聞くと「大したことないよ。目を離した隙にちょっと…」と苦笑いする夫。でも、笑ってすませられることではないこともあります。東京消防庁発表の 「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」 によると、5歳以下の子どもが事故に合う場所は約7割が家の中。つまり、ほとんどの場合は親と一緒の時に起こっており、そのうち約10人に1人の割合で入院が必要な中等症以上となっています。どうして、親がそばにいながら、子どもの事故は起こってしまうのでしょうか? その理由を紐解いていきましょう。■子どもの事故、実は「親の脳タイプ」が原因になっていることも?一般的には、切り替えがうまく、複数の異なる作業を同時進行できるのがマルチタスク悩。一方、「今、目の前のこと」を最重要と捉えて打ち込む傾向がある方は、シングルタスク悩といわれ、他の作業を同時進行で進めることは苦手なようです。どちらの悩タイプなのか、見分け方としては「1日1回以上はやり忘れがある」かどうかで判断します。例えば、ゴミ当番なのに出し忘れた、頼まれた買い物をし忘れた、郵送物を出し忘れたなど些細なことで構いません。やり忘れて落ち込むことが1日1回以上あり、それが続く人は、シングルタスク悩の傾向が強いといえるでしょう。家事育児は、さまざまなことを同時進行で進めないといけないことが多いため、マルチタスクだといえます。小さいお子さんのいるご家庭なら、夕方はまるで戦争のような忙しさ。たとえば、子どもをあやしながら夕食の下ごしらえをして、早めに子どもと一緒にお風呂に入った後は、子どもの支度をしつつ自分も身支度を整え、夫の帰宅に合わせて夕食の仕上げをし、食器を洗いつつ洗濯機を回し、子どもを寝かしつけながら翌朝の朝ごはんのメニューを考え…。こういった家事育児をこなしつつ、子どもに危険が及ばないよう常に目配りをする必要があります。そのほかにも、入浴後、必ずお風呂のふたが閉まっているか確認している、料理の後、使った包丁はすぐしまっている、包装ビニールはふた付きのゴミ箱にすぐ捨てているという方がどれくらいいるでしょうか。これらはすべて、子どもが重篤なケガをする原因となるものばかりです。目の前のことをこなすだけが家事育児ではありません。それをする(もしくは、しない)ことで、その後どういったことが起こるかを想像しながら同時進行で進めるマルチタスク処理能力が求められます。子育てでは、「まさか◯◯するとは思わなかった」「ちょっと目を離しただけなんだ」という言い訳は通用しません。自分がどちらの悩タイプの傾向があるのかをまずは把握することが大切です。■コロナ禍で子どもの事故が起こりやすくなっている?まだまだ収まる兆しの見えない新型コロナウイルスの流行が、子どもの事故を誘発する可能性があります。毎日出社していたのがリモートワークに変わり、慣れないオンライン会議を重ね、家族がすぐそばにいる環境で仕事をするなど、まったく新しい形態で働くことが求められている方は多いでしょう。しかし、シングルタスク脳タイプは、仕事とプライベートを切り離すのが難しく、頭の切り替えができない人が多いようです。また、いつもとは違うルーティンで仕事をするのも向いていません。たとえば、別室で仕事をしていても、家族の気配に気が散ったり、子どもの声が気になってオンライン会議に集中できないなどで、いつもより仕事の効率が落ちて焦ってしまうケースは少なくないようです。一方、家で仕事をするようになってお互いに気をつかう反面、大人が常にいる安心感もあるでしょう。そのため夫婦間で、「すぐ戻ってくるから買い物の間、子どもを見てて」「今日の保育園のお迎えをお願いできる?」とついつい頼みごとも多くなります。互いに「わかった」と安請け合いしがちですが、マルチタスク脳と違い、シングルタスク脳は集中しがちです。目の前の仕事で頭がいっぱいになり、子どものことをきれいさっぱり忘れてしまうことがあります。実際、仕事に集中するあまり娘さんの保育園のお迎えを忘れてしまい、夜8時頃、保育園からかかってきた電話で初めて思い出した、というケースもあります。このように、シングルタスク脳の方は、仕事をこなしながら子どもに目を配ることが苦手で、仕事に集中すると子どもの存在を頭から消してしまうため、「ちょっと目を離した隙に…」「そんなことをするとは思わなかった」という事故が起きてしまうのです。コロナ禍によるリモートワークの増加で、これまでは「シングルタスク脳のうっかり」ですんでいたことが、子どもの事故につながりやすくなっているといえます。■安心して子育てをするための事故防止と対策では、シングルタスク脳は子育てができないかと、いうとそうではありません。マルチタスクをこなすのは苦手であることを自覚し、対策を立てれば事故を予防することができます。シングルタスク脳の傾向がある方は、うっかりを防ぐために以下の2つを意識することが重要です。・時間を短いスパンで意識すること・育児のルーティンを習慣化することシングルタスク脳は、仕事に集中しすぎる傾向にあるため、短いスパンで時間管理をしたり、子どもに関わる用事を思い出す必要があります。そこで、スマホや時計のタイマー機能を上手に活用して、音や振動で子ども関連の用事を思い出すようにするといいでしょう。また、子どもに関することを、いつものルーティンと結びつけて習慣化することも大切です。例えば、子どもを保育園へ連れて行く時に忘れ物が多いようなら、出かける時にいつも持ち歩くスマホや家の鍵と子どもの荷物を一緒に置いておくといいでしょう。また、パソコンや掛け時計など、必ず定期的に見るところに、子ども関連で忘れてはいけないことをメモして貼っておくのもおすすめです。例えば、脱衣所の時計の横に「お風呂のふたは閉めた?」と張り紙をしておけば、必ずふたを閉めるようになり、目を離した隙に子どもがお風呂でおぼれる心配もなくなります。自分は、シングルタスク脳タイプとマルチタスク脳、どちらのタイプなのかを見極め、シングルタスク脳の傾向が強い方はぜひ上記の対策を試してみてください。続けていくことでコロナ禍の新しい生活様式や、子育てが習慣化し、「うっかり事故」を予防できるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月30日2021年1月24日に、タレントの有村藍里さんがTwitterを更新。自身の見た目に対して、寄せられたある指摘について、コメントを述べました。有村藍里「年齢を重ねれば人は変化していくよ」有村さんは2019年に美容整形をしたことを告白しています。口元にコンプレックスを抱いていた頃は、人前で笑うことが怖かったという有村さん。不安を感じながら、「変わりたい」という一心で行った美容整形後は、自信を持てるようになったそうです。整形を告白した有村藍里ブログの文章に「泣いた」「考えさせられる」の声美容整形から2年の時が経ち、有村さんはたまにネット上で「整形が崩れてきた?」「顔が戻った?」という言葉を目にする機会があるといいます。そういったコメントに対し、有村さんは「確かにそうかもしれない」と不安になる一方で、こんな自身の考えをつづりました。整形崩れてきた?顔戻った?という言葉をたまに目にします。正直「確かにそうかも…どうしよう」と不安になる時もあります。手術して2年以上経っていますが、大体3年から5年かけてダウンタイムが抜けていき、それに加齢現象も加わるそうです。年齢を重ねれば人は変化していくよ。整形関係なくてもね— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 そういう風に言えるまで少し時間が必要だったけど、今の自分もこれからの自分も受け入れて、出来る限りのアンチエイジングを楽しみつつ年齢を重ねていきたいです☺️もちろん見た目のことだけじゃなく内面を磨いて!美しくありたいです。— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 例え、顔が手術する前に多少なりとも戻ったとしても、これからの自分ならきっと笑顔でいられる気がする。たくさん考えて悩んで挑戦したからこそ、その心の余裕がほんの少し生まれたと思うから。それは確実に自信へと繋がったし、まだまだ足りないことはいっぱいあるけど少しずつ歩こうかなあって— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 有村さんは「整形は関係なく、年齢を重ねれば人は変化していくもの」という想いをTwitterに投稿。さらに、そういった境地にいたるまでには、時間が必要だったことを明かします。きっと、美容整形を経て自信が持てるようになり、「ありのままを受け入れながら年齢を重ねること」を恐れなくなったゆえでしょう。投稿に対し、ネット上ではさまざまな反響が寄せられています。・自分も昔と比べたら老けたけど、ありのままを受け入れて生きたいです。みんなで歳を取りましょう!・一部からの心ない声は、気にしなくていいと思います。美容整形を経て、自信を持って笑っている姿が素敵です。・加齢は誰にでも訪れるものなので、受け入れたほうが幸せだと思います。時間は見た目だけでなく、内面にも変化をもたらすものです。自分が歳を重ねる中でつちかった経験は、自信につながることも。歳を重ねた先にある、ありのままの自分の姿を、素直に受け止めて大切にできたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月25日■前回までのあらすじ整形していることを知っても態度を変えることがない彼。そんな自分を好きと言ってくれる人がいると知り、心が生き返ってくるように感じたのだが…。■「一緒についてきて欲しい」という彼だが…結婚や転職をするわけでもないのに『仕事を辞める』という考えは私の中にはありませんでした。そして摂食障害の療養も必要ないと思っていたのです。なぜならいままで高校も大学も社会人の3年間も、ずっとその状態でも頑張れていたのだから、いまさら休養するなんて甘えた考えだと思いました。また、この仕事は今までずっと目指してきた職でした。ただ「私」が目指していたのか、「母」が就かせたかったのか、「母の希望に応えなければならない」と思ったのかは、もう心の中で複雑に絡みあっていて、自分でもよくわかりませんでした。その職に就くためのどんな理由があったとしても、ずっと目指していた職には変わりありません。それをそんな簡単に「辞めればいい」と言われ、職や私自身の人生を軽視されたような気がして、ショックでした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年01月14日■前回までのあらすじ過食嘔吐が彼にバレたことで、整形している事実も打ち明けることに。彼に整形前の写真を渡すと…。■整形前の写真を見た彼の反応は…?今まで、自分の中のほとんどの部分が嫌いだった。けれど、もしかしたら…【自分の嫌いだった部分を、すべて好きと言ってくれる人がいる】かもしれないということ。これは私の中で新しい発見でした。母が「ダメだダメだ」といっていた部分も、母ではない人から見たら、全然ダメではないのかもしれない…。家族以外の人は本音を言ってくれないものだと思っていましたが、この時の彼の言葉にはなぜだか、本音を言ってくれていると素直に思えました。『母の理想どおりの自分になれなくても、私を愛してくれる人はいるのかもしれない』そんな感情が、私の心を生き返らせてくれたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年12月18日■前回までのあらすじ過食嘔吐した直後に、突然彼が部屋に来てしまう。そこで食べ散らかした部屋の中をみられてしまい…。■過食嘔吐、整形を彼に話すべき? いつかは伝えないといけない…そうと思っていた整形と摂食障害のこと。予想していないタイミングで彼に打ち明けることとなりました。もし彼に本当のことを伝えたら――ドン引きされて嫌われるもっと健康な子と付き合いたいから振られてしまうと思っていました。「どうせ振られるならどうにでもなれ」と、自棄になって少し取り乱しながら告白してしまいました。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年12月17日■ 前回 までのあらすじ職場の先輩に「街コン」に行こうと誘われる。母に「あんたは結婚は無理」と言われて育った私は…■私が大切にしてきた価値は意味がないもの?当時、私は自分で唯一価値があると思っていたのは、仕事でした。昔からずっとこの考え方をしてきたのです。「スポーツ強豪校でレギュラーのハム子」「進学校、有名大学に通うハム子」「安定した資格職のハム子」自分の所属しているものが私の唯一誇れる価値でした。自分自身は何も長所がないから、世間的に良いと言われる団体や肩書に自分が所属することで、なんとかかろうじて「自分には価値がある」と思うことができていたのです。それなのに、この男性に、「所属には価値を感じない」と言われてしまい…。(実際には、そのように言われたわけではなかったのですが、私はそう感じてしまいました)まるで「私自身がまったくの無価値である」と突き付けられたようでした。それどころか、『所属に頼って、学歴や経歴にすがりついている器の小さな人間』と、自分で自分が恥ずかしく、情けなくなりました。でも、とてもハッとさせられ、心に残る出来事でした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年10月29日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>周囲が私の子育てを絶賛する中、文句ばかりの娘。感謝されこそすれ不満を言われるなんて、思っても見なかった…!■母に感謝できない私…どうして生きるのがつらいの?ここからはまた私(ハム子)目線の話になります。私は学生時代も、就職もすべて母の希望を叶えることがあたり前だったので、社会人となり目標がなくなると、仕事中以外は自分では何も動けない人間になっていました。せっかくの休日でも、趣味も特技もありません。母の希望で10年間やっていた剣道は、段を持っていましたが、やりたいとはまったく思えませんでした。漫画は好きですが、漫画を描くなんてオタクっぽくて世間ウケの悪いことはできるはずがありません。ダンスもやりたいという気持ちがないわけではないけれど、将来性のないただの趣味に時間を費やすなんて意味のないこと…そんな、自分でやりたいことが自分でもわからない。自分の感情がマヒしているような状態でした。母からの教えが脳内に深く根を張っていて、それが正しいことだと信じて疑いませんでした。唯一の趣味は、ネットサーフィンだけ。調べることといえば、【生きるのが辛い】【過食嘔吐】【過去に戻ってやりなおしたい】そんな暗いワードばかり。死ぬ勇気もないのに、自殺方法のサイトを毎日のように見る日々。寝る前は何時間もネットを見続け、そして起きているときは、過食嘔吐を繰り返す。とてもつらい日々でした。皆は普通に楽しんで生きているのに、自分は人生に「つらい」「つらい」と文句ばかり言っている…なんて自分は愚かな人間なのだろう…生きているのが苦痛でしかたがありませんでした。→次回に続く ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年09月25日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>能力の低かった娘を志望校に入れ、安定した就職まで就かせることができのは、私の子育てが正しかったからだ…■私の子育てを周囲は絶賛するのに、娘だけが…こうして母は、今までどんな想いで私を育ててきたのかを話しはじめたのです─────。今回の話は、第21、22話で私目線で語った内容を母目線から描いたものです。■グラハム子side STORY私が母のために作ったストラップを、親戚一同の前で母は「マサト(いとこ)からもらった」と言いました。「自分の子を少し下げて話す=謙遜」は理解できます。ただ、話を作り変えてまで他人を上げ、自分の子を下げる必要があるのかを、当時の私には理解できませんでした。でもきっと母の中では必要なことだったのでしょう。*次回から私(ハム子)目線に戻ります。文:著者(グラハム子)→次回は9月24日(金)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年09月24日口コミ・予約アプリが進化した株式会社Meilyは9月7日、同社の運営する美容整形・美容医療の口コミ・予約アプリ「Meily」にて、クリニックから施術の提案・見積もりを受け取ることができる「一括見積もり機能」をリリースした。加えて、見積もり後にチャットカウンセリングを通じてクリニックと詳細を相談することができる「オンライン相談機能」も同時にサービス提供を開始している。一括見積り機能では、「気になっている施術部位や施術方法・悩み」「現在の写真」「加工した写真」といった項目をアプリ上で入力、複数のクリニックから解決方法の提案や見積もりを受け取ることができる仕組みだ。オンライン相談機能では見積もり段階で気になったクリニックとチャット機能を通じてやり取りし、納得がいくまで相談、クリニックごとの方針の違いなども比較することができる。ユーザーの負担を解消する神機能「自分の悩みにあった施術」と「料金」の面で、ユーザーは納得のいく提案・見積もりにたどり着くまで、いくつものクリニックと通院ややり取りを重ねる必要があった。施術を受けるまでのプロセスにまとまった時間を割くことは、ユーザーにとって大きな負担であり、クリニックにとっても来院前のユーザーに提案する機会が生まれたことで、副作用・リスクの説明し、来院後のミスマッチを事前に防ぐこともできる。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社Meilyのプレスリリース※株式会社Meilyの公式サイト
2020年09月13日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>娘が一番気にしている体型を褒めてあげたら、急に怒りだして…。どうしてこんなに性格が歪んでいるの?■娘が進学先を好き勝手しようとしている!?■私は提案してるだけ!決めたのは娘なのに…当時、世の中はだんだんと『自分の好きなことを仕事にしよう』という流れになっていました。そんななか私は、世の中と家庭内の乖離に苦しんでいました。親の望むように生きることが親孝行だと信じていた私は、「母の理想どおりに生きてあげたい」という気持ちを当然もっていました。しかし一方で、「自分で自分の人生を決めたい」、「たとえ母であっても介入されたくない」という感情もありました。でも、母の期待を裏切ることは親不孝なことだと信じ込んでいたのです。(私は母を裏切ることはできない)そう思うと、自分の進路を真剣に考えること自体、放棄しました。ほぼ無意識で、親に従う選択を自らしていたのです。しかし自ら親に従う選択をしたくせに、胸の中には常に重く黒い靄があり、その靄は晴れたことはありませんでした。文:著者(グラハム子)■グラハム子side STORY→次回は9月11日(金)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年09月10日暑さで体力的に疲れていることも多い、夏休み明け。これから新学期を迎える時、あるいは新学期が始まったばかりの時期に、親が子どもに投げかける言葉や見せる姿勢は、子どものやる気やエネルギーに大きく影響してしまうこともあります。今回は心理カウンセラーの立場から、新学期を前にして親が子どもに言ってはいけない言葉を紹介します。勉強の遅れを心配する言葉まず注意したいのは、勉強の遅れを心配するような言葉。親としては、どうしても子どもの勉強の進み具合は気になるもの。一度遅れてしまうと取り返すのは大変だと考えるため、宿題や家庭学習の状況などに焦りを感じるのは普通のことと言えるでしょう。一方で、夏休み明けの子どもたちはのんびりしたもの。夏休み気分が抜けず、また残暑が厳しいこともあって、学校から帰って来たらすぐにクーラーの効いた部屋でダラダラ…などということもあるのではないでしょうか。そこで親が言ってしまいがちなのが、「学校始まったんだから、勉強もしないとね」「勉強が遅れちゃうと大変だから」という言葉です。しかしこれは意外と子どもにとってはダメージになります。勉強について気にしていても、それを指摘されるとうんざりしてしまうのです。このような場合は、まずは「暑いね」「疲れたよね」と共感を示し、落ち着いてから「そろそろ、頑張ろうか!」とプラスの声がけを心がけましょう。休んだのだから頑張りなさいという言葉夏休みという期間があったのだから、学校が始まったらしっかりしてほしいと親は考えがち。しかし「いっぱい休んだんだから、頑張りなさい!」というのは逆効果。休みの期間が長いほど、エンジンはかかりにくくなります。大人でもなんとなく、理解できる感覚ではないでしょうか。頑張りなさいと言われてしまうと、頑張っているのに…と思ってしまいませんか?休み明けは、学校まで行って帰って来られたらそれで上出来。それ以上のことができたら、ほめてもいいくらいです。1、2週間は子どもの様子をよく観察し、勢いがつくまで急かさないようにしましょう。他人と比較して叱咤する言葉親はついわが子と誰かを比較しがち。でも、他人と比べる言葉は子どもの心を傷つけます。例えば「お兄ちゃんはちゃんとやってるよ!」といったようなきょうだいと比べるものはもちろん、「〇〇くんはすごいのに」というような親しいお友達なども同様です。夏休み明け、どれくらいでエンジンがかかってくるかは、子どもによって個人差が大きいところです。他人と比べることは本人の自信を失わせ、エンジンがかかってからの加速をさらに遅くしてしまう可能性も…。他の子どもと比較しないように扱うのは、夏休み明けに限ったことではありませんが、コンディションが整わないうちは特に気をつける必要があります。ゆっくりと普段のリズムに戻して夏休み明けに身体が重そうにしていたり、何かに取り組む意欲が感じられなかったりするのは、当たり前のことです。普段のリズムにすぐに戻らないことで親が焦ったりイライラしたりすると、子どもは「自分がダメなんだ」と不安になってしまうもの。特に今年は、コロナ禍の下、例年以上に不安定になる子どもも増えることが予想されます。まずはいつもよりゆるめでOKと親がゆったり構えること、一所懸命にやっていないように見えてもそれを許す気持ちを忘れないようにしたいですね。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2020年08月31日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>食べては吐くを繰り返す娘が、「精神科を受診したい」と我儘なことを言ってきたので、思いとどまらせたのだが…。■娘を褒めなければ!と思ったのだが…当時摂食障害だった私は、体型を人一倍気にしていました。「細いね」と、他人から言われることはうれしかったです。でも、母にはそこを褒められてもまったくうれしくありませんでした。うれしいどころか、絶望を感じてしまうのです…。文:著者(グラハム子)■グラハム子side STORY→次回は9月10日(木)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年08月28日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>他人は建前しか言ってくれない。だから、親が本音で娘に「太っていることは見苦しい」と言ってあげなければ…。■娘が痩せて嬉しい!しかし気がかりが…■娘はどうしてこんなに意思が弱いのか今でこそ世間に理解されてきた摂食障害ですが、母世代(昭和20年代生まれ)にはなかなか理解されにくい病気だと思います。当時は戦後間もなく、食べるものがあるだけで感謝しなければいけなかった時代ですから、理解できないのも当然なのかもしれません。そして、昔は今よりも精神科や心療内科への偏見も強かった気がしています。『そんなの病気ではない』『意志が弱すぎる』『もっと自分に厳しくなりなさい』そう何度も母に言われました。私も、「どうして自分はこんなに弱いのだろう。なぜ人が当たり前にできていることができ来ないのだろう…」と劣った自分が大嫌いでした。文:著者(グラハム子)■グラハム子side STORY→次回は8月28日(金)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
2020年08月27日あなたの親は、あなたをどんな風に育てましたか?親が無意識に子どもに求めた生き方を、私たちは時として「呪い」として深く刻み込んでいます。そのひとつが「あなたならできる」という期待の言葉。でも、できるという期待は裏側に「できない私はダメ」というプレッシャーが含まれています。その言葉の呪い、どうやって解いていけばよいのでしょうか。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 83「あなたならできる」親からの呪いを抜け出すために知りたいこと「あなたならできる」親からそんな言葉をかけられた経験はありませんか。現在放送中のテレビドラマ『私の家政婦ナギサさん』が話題になっていますが、人気の秘密のひとつが、母親から主人公にかけられた言葉の呪いだといわれています。あなたならできるというフレーズには、一見すると相手への信頼とポジティブな期待を感じますが、当人からするとそうでもないことも…。例えばここ一番に「あなたならできる」と言われたら、頑張ろうという前向きな気持ちになるものですが、日常的に「あなたならできる」を刷り込まれていると、逆にできない自分を激しく責めてしまうことになります。そして悲しいことに、親の声がけのほとんどは後者であることが多いのです。親からの信頼と見せかけた過剰な期待は、子どもからすると良くないプレッシャーにしかなりません。では親からの呪いの言葉で自分が染まりきっている方はどうしていけば良いのでしょう。大切なのは「できる
2020年08月20日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>高校入学した娘が私のことを「厳しすぎる」と反抗する。しかし親は子どもの言いなりではなく、我慢や忍耐が大切だと考える私は…■わが子を成功ルートに乗せたい■他人が建前しか言ってくれないなら親は…高校の部活は、人生で初めて「自分で選んだ」と思えるものでした。しかし、母は3年間、結局最後まで応援してはくれませんでした。【母の意に反して自分の希望をとおす=母にずっと不快な思いをさせていまう】ということを学びました。逆に、今までは【自分の意に反しているけれども、母の意見に従う=母は喜んでくれる】でした。母の気持ちを殺すか、自分の気持ちを殺すか。どちらもつらいものでした。本当なら、自分の選んだものを母にも応援してもらいたい。もしくは、母の選んだものを自分が心から好きになりたい。でも、それはどちらも無理で、お互いが気持ちよく過ごせる環境はこの世に無いということを学びました。どちらかの意見を尊重すれば、どちらかは苦痛を強いられる。それだったら、女手1つで育ててくれた母に苦痛を与えたくない。自分が我慢するべきだったんだ…。部活を自分で選んだことは、私の中で初めてのチャレンジでした。でもそのチャレンジをしたせいで、そんな「自分の気持ちは殺すべき」という考えがより強まっていきました。文:著者(グラハム子)■グラハム子side STORY→次回は8月27日(木)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年08月14日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>長所が何もない娘が不憫で、高校入学が決まった段階で、整形させることに…。■どうして娘がすることに親が口出しをしてはいけないの?■「親は絶対だ」この価値観こそ正しい「親は威厳あるものだ」「親を敬わなくてはいけない」「最近の親は子どもに嫌われたくないからって、子どもの好き勝手にさせているバカ親が多すぎる」「世の中は思いどおりにいかないことばかりだから、忍耐を養わねばいけない」当時母がよく言っていた言葉です。当時、【個性を伸ばす教育】が流行り始めた時代でした。母はそれを間違っているとよく言っていました。母には【個性なんてなくていい。潰せ】という教育をされ、学校では【個性を伸ばしましょう】という教育を受けました。もちろん世の中にはいろんな価値観があって良いと思いますが、当時の私は『自分の価値観』を自分でまったく信じていませんでした。ずっと母から自分を否定されて育ってきたので、「自分の価値観はすべて間違っている」と思い込んでいました。だから「外で良いとされること」が「良い価値観である」という生き方をしてきたのです。しかしここにきて、外からの価値観が母と学校とでバラバラになってしまい、もう何が正しいのかもわからなくなっていき…。ただただ生きづらかったのを覚えています。文:著者(グラハム子)■グラハム子side STORY→次回は8月14日(金)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年08月13日長ーい休校休園が終わりましたが、外出はなるべく控えようという段階の今。やりたいことはめっちゃあります。※この記事は、6月前半の体験談を基にしています。■今の気分を一新するためにしたいことまずは自粛をしている今やりたいこと!いやなんかもうハッピーな色に囲まれたいんやろな、私。どうしても感染症の蔓延でできないことが多くて鬱々としてしまうので、色の力でテンション上げたいんですよね。■子どもと外出を思いっきり楽しみたい!次は今後していきたいこと!(感染症が落ち着いたら…)子どもたちが行きたがってるテーマパークや映画館、その他諸々レジャー施設に行きたい!行きたがってるテーマパークは、京都の我が家からだいーぶ東の方にあるんですが、予算的にちょい西の映画のテーマパークでお願いしたい。なんてったって無料券があるのよ。コロナのコの字もない時期にもらったやつ。ね、西の方にしよ?そして観たい映画はイチコも二太郎も大好きなプリ○ュア。最新作が延期になった上、休園休校中に家で過去の映画を観まくってプリ○ュアに大ハマりだった2人(と私)…。歴代のメインキャラもほぼ覚えちゃったんじゃないかな。そうしたらもう親子で行くしかないよね!!あとは水族館に動物園に牧場に博物館に…とにかくレジャーがしたい。家族でちょっと遠出したい。そしてしたいことの最後…何よりコレ!マスクせず、密集してワアワア遊びたいよォ〜!!!幼稚園も小学校も、行事がなくなったり給食が1品減ったり、楽しみが減ってて親は悲しい!(子どもらには黙ってるけど)少しでも早く元の生活に戻るために、引き続き気を引き締めつつ、でも緩めていいところは緩めつつ、ウィズコロナの日々を過ごしていこうと思います。\モチコさんの人気記事が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月06日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>娘の容姿や性格といった欠点ばかりが目に付いた私は、娘の将来のためにある習い事をやらせる決心をする。■上司に紹介された習い事を嫌がるなんて!■習い事を子どもが嫌がったとき親は私はこのエリちゃんのお迎えが毎回恐怖でした。『人に迷惑をかけてはいけない』この想いが染みついていた私には、「エリちゃんが迎えにきてくれたんだから行かない訳にはいかない」と、思っていました。これが週4回あったのです。憂鬱でした――。でも母としては、「どうにか私を行かせよう!」と、必死に考えた結果だったのです。習い事は、私の中で『どんなに嫌でもやらなくてはいけないもの』という位置づけ。学校の勉強と同じ感じでした。私には「習い事を辞めてもいい」という選択肢はありませんでした。文:著者(グラハム子)→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年06月26日こんにちは、恋愛デトックスカウンセラーの下村さきです。彼氏に言われて、謝られても許せないことってありますよね。逆に、男子にだって許せないことがあるんです。今回は、男子から「どんなに好きな彼女にでも言われたら許せないこと」について聞いてきました。■親の悪口「ケンカをしてるときに『親の育て方悪かったんじゃない?』と言われて、さすがに許せず別れました。いくらケンカ中でも言って良いことと悪いことがあるし、怒っている気持ちに任せてそういうことを判断せずに言う子と長く付き合うのは無理だと思った」(30代/公務員)親の悪口を言われると、自分だけじゃなく家族まるごと否定された気持ちになって許せないのだとか。恋人同士であることに関係なく、普通に失礼ですよね。思うのは仕方のないことでも、それを本人に言ってしまうのは絶対にやめましょう!■仕事をバカにする「なかなか就活がうまくいかずに飲食に進むことが決まったあと、その仕事をバカにされたとき。自分でも落ち込んでたからよりムカついたのもあったけど、思い返してみるとデートしているときも給料の高くない仕事に就いている人たちのことをバカにする発言がよくあったことに気づいた。確かに彼女の父親は大企業の偉い人だし彼女も大企業に内定もらったけど、給料だったり会社の規模で仕事をバカにするのは人としてないなと」(20代/飲食)仕事に限らず、一生懸命な人に向かって「無駄な努力」と言い切ったり、見た目やステータスで人を差別するようなことを言われると「人としてありえないな」と感じる男性が多いよう。自分の立場に置き換えてみると、そんな彼氏嫌ですもんね。価値観を持つことは自由ですが、人に言うべきことではないと心にとどめましょう。■思いやりのない発言「まだ彼女ではなかったけど交際寸前だった女の子を含む男女何人かで友達の家で宅飲みしたとき、その子が『この家のトイレ汚くて使えない』と一言。全員が凍りつきました。そんなことわざわざ言わないでコンビニのトイレとか行けば良いのにと思ってしまい、無理になりました」(10代/学生)思いやりのない発言をしてしまう人は、男女問わずに嫌ですよね。まして彼女なら、思いやりのある優しい子と付き合って自慢したいのが男心。ありえないと感じる思いやりのない発言は一言で恋心を壊すよう。彼女になる前からご注意を!■信用できないという暴言「酔ったときに、男なんて自分含めみんな信じられないと言われたこと。もともと元カレに浮気されてそういう気持ちを持っていたことは知っていたけど、付き合うことになったとき『◯◯(自分)のことは信じられるから』と言われていたので、結局男とひとくくりにされて暴言吐かれたことで冷めました」(20代/学生)これは、彼女でも許せない!というよりも、彼女だからこそ許せない!という意見でした。恋人には自分にとって一番の味方でいてほしいですし、一番の味方でいたいですよね。実は「どうせ、他の人と同じで私のことなんて・・・」と思っているとわかったら悲しくなってしまうもの。勝手に疑って自爆するなんて恋の結末は嫌ですよね。不安な気持ちも、決めつけで言ってしまわないように気をつけましょう。■おわりにたった一言がキッカケで恋愛が終わってしまうことって少なくありません。もちろん人によって価値観は様々ですが、ここでの意見を参考に彼を思いやって会話する気持ちを忘れずにいてくださいね。(下村さき/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年06月16日両親(特にお母さん)と仲良しな女子って、けっこう多い気がします。特に最近では親子でペアルックをするような「友達親子」なんて言葉もあるほど。でも「親と仲良し」を公言している女子って、彼の目にはどう映っているのでしょうか。20代男性にリサーチしてみました。■1.ほほえましいな~「親と仲良しって聞くと、単純に『ほほえましいな~』って思う。」(21歳/大学生)「元カノがいつも親のグチばかり言っている子だった。内心『もう少し親のこと大切にしたら?』って思っていたから、仲良し親子はアリだと思う。」(24歳/物流)親と仲が悪いよりも、良好な関係を築けているほうが安心できていいとの声が。たしかに「うちの親マジでウザい!」なんて悪口を聞かされているよりもよっぽど良いですよね。「この子と結婚したら、きっと同じように温かい家庭を築けるのかも」と彼に思わせることもできそうです。■2.色々と口出しされて面倒くさそう・・・「元カノとその両親はすごく仲が良くて、俺にもとても優しくしてくれていた。でもそれがどんどんエスカレートしていって、ふたりのケンカにも口出ししてくるように・・・。結局彼女の両親が俺の負担になってしまい、別れることにしました。」(23歳/アパレル)たしかに芸能人でも、「この両親がついてくるなら結婚はためらっちゃうかも・・・」なんて思う親子っていますもんね。彼女の両親が言うことには、彼だってなかなか反論できないもの。そのせいでいつの間にか恋が終わってしまうこともあるかもしれません。両親と仲が良いことに問題はありませんが、きちんと「彼とのことには口を出さないでほしい」と釘をさしておくことも必要かも。■3.恋愛事情を漏らされてそうで不安・・・「家に行くといつも笑顔で出迎えてくれる彼女とそのお母さん。ふたりの仲が良すぎて、俺と彼女がどこまで進んだか・・・などの話が流れていないかちょっと不安です。」(20歳/大学生)親に彼氏との恋愛事情をせきららに話す女性もいるみたい。でも彼女の両親にキスやエッチをした・・・なんて話が広がっていたら、彼は恥ずかしくなってしまうはず。最悪「親にそんなこと話すやつとは付き合えない」と彼から振られてしまうことも・・・。彼氏の立場もふまえた上で、両親との恋愛トークはほどほどにしておいたほうが良さそうです。■4.ひとりじゃ何もできないの?「会うたびに『今日はママに洋服選んでもらって~』『これもママに買ってもらったんだ~』と言ってくる子がいた。仲が良いのは結構だけれど、自分じゃ何もできないのかな?って心配になった。」(27歳/営業)両親って一番身近な存在ですし、とりあえず親の言う通りにしておけば間違いないってことも多いんですけどね。でもさすがに毎回「お母さんが・・・」と言っていると、自立できていない印象を与えてしまうかも。両親に依存しすぎず、自分の意思も彼にアピールしていきましょう。■おわりにやはりいきすぎた仲良し親子は、彼からも面倒くさがられてしまうみたい。「親と仲良し」を公言しすぎず、陰で親孝行するくらいがちょうど良いのかもしれませんね。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年06月14日「何度言っても子どもが言うことを聞かない」「いつも同じことで叱っている気がする」――。これはもう、親にとっての「あるある」でしょう。そういうことが起こる原因はどこにあるのでしょうか。アメリカの臨床心理学者であるトマス・ゴードン博士が、心理学、教育学、発達心理学をベースに開発したコミュニケーション訓練プログラム「親業」のインストラクターである親業訓練協会の瀬川文子さんに、対処法と併せて教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)「あなた」を主語にした叱り方が子どもの反発を招くNGな叱り方をひとことで言うと、「『あなた』を主語にした叱り方」です。子どもを叱るのは、たいてい子どもの行動に対して親が気に入らないとき。すると、「どうしてそんなことするの!」というふうな表現になります。主語を省略することが多いのが日本語の特徴であるためにわかりづらいかもしれませんが、これは、「(あなたは)どうしてそんなことするの!」と、「あなた」を主語にした叱り方です。「(あなたは)なにやってるの!」「(あなたは)またそんなことして……」も同様。そして、これら「あなた」を主語にした叱り方には、相手を責めるニュアンスが強く含まれます。そのため、責められたほうは言い訳をしたり反発したりしたくなるのです。親からしたら気に入らない行動も、子どもからすれば「親に迷惑をかけてやろう」なんて思ってやっているわけではありません。汚れた靴下を脱ぎっぱなしにしたのもただ忘れてしまっただけとか、おもちゃを片づけないのも夢中になって遊んでいるうちに結果的に散らかってしまっただけということがほとんどでしょう。そこで、「まったくこの子は!」というふうに子どもを責めるのはお門違いです。叱るときは、怒りではなく「第一次感情」に注目そうではなくて、親は「(私が)困っているんだ」ということを丁寧に子どもに伝えていかなければなりません。「私」を主語にした「私メッセージ」で子どもに感情を伝えることが大切なのです。そうすれば、子どもは親の感情をきちんと受け取って、行動を変える可能性が高くなります。でも、親も自分の感情にはなかなか気づけないものです。私たちが行なっている親業訓練講座(インタビュー第1回参照)の受講者のみなさんに、「私メッセージ」をつくる練習のために、親子にありがちなシチュエーションのなかでの自分の感情を挙げてもらうと、「嫌だ」「困る」「イライラする」くらいなもの。普段からそこに注目していないために、自分の感情が見えなくなっているわけです。でも、感情がそんなに単純なものだけであるはずはないですよね?そこで、自分の感情に注目するトレーニングをしましょう。注目してほしいのは、いわゆる「第一次感情」です。子どもを叱るとき、多くの親は先に挙げた3つの感情などを含む「怒り」を感じています。でも、怒りというものは、たいてい別の感情の次に湧いてくるもの。その怒りより先に湧いてくる感情こそが第一次感情です。子どもが遊園地で迷子になったとします。親が最初に感じる感情はなにかといったら、当然「心配」や「不安」でしょう。「どこに行っちゃったんだろう……」と親なら誰もが我が子を心配して不安になる。でも、子どもが無事に見つかったら、最初にどんな言葉をかけるかというと……「(あなたは)なにやってんの!」です。これでは、心配されていたことがわからないまま、怒られたという事実だけが子どもの印象に残ってしまう。つまり、親子間のコミュニケーションにとって好ましくない誤解を生むことになるのです(インタビュー第1回参照)。親の「私メッセージ」が、子どもの「思いやり」も育むもちろん、場合によっては叱らなければならないこともあるでしょう。でも、その前にまずは親の心配や不安といった第一次感情を「私メッセージ」で伝えるほうが効果的です。そうすれば、叱られた子どもに親の気持ちがしっかり伝わり、子どもの反省の度合もまったく違ってきます。それこそ迷子になった子どもが見つかったときであれば、親に「よかった、すごく心配して不安だったのよ」と言われたなら、子どもも「こんなに心配させてしまうんだったら、今度から気をつけよう」と思うでしょう。そのあとのお説教も素直に聞いてくれるはずです。最後に、子どもの行動や言葉が嫌だなと思ったときの、「私メッセージ」の伝え方のコツを紹介しておきます。以下の「3部構成」にすることが効果的です。【「私メッセージ」のコツ】子どもの行動:非難がましくなく、目に見える、耳に聞こえる事実を伝える行動から受ける自分への影響:できるだけ具体的に伝える私の感情:正直に素直に伝えるこの「3部構成」で「私メッセージ」を伝えることにより、子どもは自分の行動が親を困らせたり悲しませたりすることを理解できるようになる。ひいては、他人に対する「思いやり」を育むことにもつながります。そのためにも、「こうしてちょうだいね」という言葉をつけ加えて「4部構成」にしないことです。それでは結局、指示命令になってしまい、子どもの思いやりが自発的に生まれることを阻害することになりますから注意してください。『あっ、こう言えばいいのか! ゴードン博士の親になるための16の方法 家族をつなぐコミュニケーション』瀬川文子 著/合同出版(2013)■ 親業訓練協会インストラクター・瀬川文子さん インタビュー記事一覧第1回:子どもが反発ばかり……親子関係の問題を劇的に改善する「双方向」のコミュニケーションとは第2回:繰り返す、言い換える、気持ちを汲む。親の「能動的な聞き方」が、子どもを問題解決に向かわせる第3回:「私メッセージ」の叱り方で子どもが変わる! 親は怒りではなく“第一次感情”に注目して第4回:親子の衝突を解決するには「勝負なし法」がベスト。勝敗を決めるのは、子どもの育ちに悪影響(※近日公開)【プロフィール】瀬川文子(せがわ・ふみこ)1954年8月28日生まれ、東京都出身。親業訓練協会シニアインストラクター。1973年、日本航空に客室乗務員172期生として入社。14年間の国際線勤務の後、結婚のために退社。1998年、コミュニケーション訓練のプログラム「親業」の指導員資格を取得。2002年、CAP(子どもへの暴力防止プログラム)スペシャリストの資格を取得。2003年、親業シニアインストラクターの資格を取得。2006年、『ママがおこるとかなしいの』(金の星社)で絵本作家としてデビュー。同年、親業訓練協会インストラクター養成担当となる。2015年、日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターの資格を取得。現在は、親業訓練協会の運営に関わりながら、医療、介護、教育の各機関、企業、家庭を対象に、「想いが伝わるコミュニケーション」を軸とした講演会等を全国各地で行うなど活躍の場を広げている。主な著書に、『聞く、話す あなたの心、わたしの気もち いじめない、いじめられない子どものためのコミュニケーション』(元就出版社)、『ほのぼの母業のびのび父業 ゴードン博士に学ぶ 21世紀の家庭へ わかりあえるコミュニケーション訓練』(元就出版社)、『職場に活かすベストコミュニケーション ゴードンメソッドが職場を変える』(日本規格協会)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年06月08日「早く!」「だめ!」――親が子どもについ言ってしまう言葉です。でも、いくらそう声をかけても、子どもは親の思い通りに早く行動してくれませんし、だめなことだと理解してくれたのかもわかりません。いったい、どうすれば子どもに「早く!」「だめ!」と言わずにすむのでしょうか。幼稚園の園長を務めた経験もある、東京家政大学子ども学部教授の岩立京子先生にアドバイスをもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/山本未紗子(インタビューカット)大人と子どもはそれぞれ違う世界に住んでいる「早く!」「だめ!」という言葉を一度も言わないまま子育てをすることは不可能でしょう。なぜなら、大人には大人のリズムがあり、子どもには子どものリズムがあるからです。大人は、社会を中心にして生きていて、子どもは自分の好きなことを中心に生きています。そもそも住んでいる世界が違うために、どうしても両者のリズムがずれてくる。そうして、子どものリズムが自分に合わないと感じると、親はつい「早く!」「だめ!」と言ってしまうのです。もちろん、イライラして子どもをたたくなんてことはご法度です。かつては、そういう子育てがすすめられていたときもありました。子どもがなにかしてはいけないことをした場合、0歳台の子どもなら足の裏を、1歳台の子どもならお尻をぽんとたたくという教育メソッドが存在したのです。でも、たとえ0歳台の子どもでも、親の表情などから言わんとしていることが理解できることがわかってきたため、いまはきちんとコミュニケーションを取ることが重要だと考えられています。そのコミュニケーションとは、ただ「早く!」「だめ!」と言うだけのことではありません。大切なのは、なぜ早くしてほしいのか、なぜだめなのか、その理由を必ず伝えること。なぜなら、子ども自身が納得して「じゃあ、そうしよう」と思えなければ、しつけは成功しないからです(インタビュー第1回参照)。「ニンジン作戦」で子どもを楽しい方向にいざなうしかし、子どもに早くしてほしい理由をどんなにきちんと伝えたところで、時間感覚や価値観が違う世界に住んでいる子どもは、なかなかそうできません。子どもの住む世界は大人とは違うということをしっかり認識したうえで、子どもが早くできるような、だめなことをだめだと理解できるような工夫やお膳立てを、親の側がする必要があります。そのコツは、早くしてほしい理由やだめな理由を子どもに伝える際に、「楽しい方向」に導いてあげるということ。「誰かに怒られるよ」といった内容ではなく、たとえば幼稚園に遅れそうになっている場合なら、「幼稚園に早く行けたらお友だちとたくさん遊べるよ」というふうに、子どもが「じゃあ、早くしよう」と思えるような声かけをするのです。基本的に、ただ「早く!」「だめ!」と言ってもコントロールしにくいのが子どもなのです。でも、「早くしたら楽しいことがある」とか「これをやめたら次にいいことがある」などと思えたら、子どもはきちんと気持ちを切り替えることができます。これは、いわゆるニンジン作戦です。心理学における「強化」の理論をベースに、「子どもに対してニンジンを使うと、その後はずっとニンジンを増やし続けていかなければならない」という考え方も前にはありましたが、いまはそうは考えられていませんし、わたし自身もうまくニンジンを使うことには賛成です。その理由は、子どもの世界を広げるきっかけになるからです。ニンジンをうまく使って子どもを楽しい世界にいざなってあげる。そうすることが、結果的に子どもにとってはプラスに働くはずです。わかりやすいニンジンの例として、甘いジュースやお菓子があります。それらを完全に禁止している家庭もあるでしょう。でも、お菓子を食べたい子どもと食べさせたくない親のあいだでバトルが繰り広げられたら、それこそ親子関係自体が悪くなってしまう。そう考えると、適度にニンジンを使うことはなにも悪いことではないと思うのです。お膳立てで、子どもに「早くしよう!」と思わせる忙しい朝に早く子どもに起きてほしいのなら、朝食だって立派なニンジンになりますよ。ただ「早く起きて!」という言葉をいくらかけても、子どもは大人とは違う世界に住んでいますから、なかなか起きてくれない。そんなことに悩んでいる人も多いでしょう。でも、まだ寝ていたい子どもに対して、「早く!」と言うばかりか、まして「まったくもう!」なんて怒ったところで、子どもが素直に起きてくれるでしょうか?人間には、心理学における反発理論という行動原理が働きます。怒られると、ますます反発しようとするのです。大人だって同じですよね?自分に対して攻撃的な人に対しては反発したくなるでしょう。そこで、子どもの好物をニンジンに使ってみましょう。トーストのにおいを漂わせたり、「今日はあなたが大好きな卵焼きだよ」「焼きたてを食べたほうがおいしいよ」と言ったりして、子どもが「早く起きよう!」と思えるような方向にいざなってあげるのです。そのようにお膳立てをして、「早く!」「だめ!」と言わないですむように考えてみてください。『遊びの中で試行錯誤する子どもと保育者 子どもの「考える力」を育む保育実践』岩立京子 監修/明石書店(2019)■ 東京家政大学子ども学部教授・岩立京子先生 インタビュー記事一覧第1回:イヤイヤ期には“気そらし方略”がうまくいく。3歳の子育てを楽にする、2歳までの「しつけ」のコツ第2回:もう「早く!」なんて言わなくていい。“ニンジン作戦”で子どもを楽しい世界にいざなってあげて第3回:子どもの失敗の機会を奪う「悪い先回り」を今すぐやめて、「いい先回り」をするための工夫とは?(※近日公開)第4回:「しつけもしっかりしたいけど、自主性も育てたい」親のこの考えが“完全に間違っている”理由(※近日公開)【プロフィール】岩立京子(いわたて・きょうこ)1954年生まれ、東京都出身。東京家政大学子ども学部教授。東京学芸大学名誉教授。東京学芸大学教育学部卒業後、同大学大学院教育学研究科修士課程を経て、筑波大学大学院心理学研究科博士課程単位取得退学。筑波大学心理学系技官を経て、1986に東京学芸大学講師となり、1991年に筑波大学で博士(心理学)を取得。その後、東京学芸大学で34年間にわたり保育・幼児教育の専門家養成に関わった後、現職に就く。2014年から2017年まで、東京学芸大学附属幼稚園長を兼任。主な著書に『幼児理解の理論と方法』(光生館)、『保育内容 人間関係』(光生館)、『たのしく学べる乳幼児の心理』(福村出版)、『乳幼児心理学』(北大路書房)、『新幼稚園教育要領の展開』(明治図書出版)、『子どものしつけがわかる本 がまんできる子、やる気のある子を育てる!』(主婦の友社)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年05月29日■前回までのあらすじ3回目の整形手術の日。涙が止まらなくなった私。これまでも意志に反して涙が出て、先生に呼び出されたことも。しかし親のことを打ち明けても、「お前は甘えている」としか言われず…。■親戚に私が褒められると母が決まっていう言葉■「母の育て方がよかった」そう言われて…■母にプレゼントしているのに…うちの家系は、お正月は本家に集まるのが習わしでした。田舎ではそういう家庭が多いのではないでしょうか。だから毎年お正月は親戚の叔父叔母、従兄弟などに会うのが恒例となり、今年はとくに親戚たちから私は褒められました。なぜなら公務員という安定した就職に就いたことが高く評価されたのです。そして私を褒めると同時に、それ以上に親戚が口にしたのは、「私を育てた母」への賛辞でした。そんな母はとても嬉しそうでした。母がこうやって育ててくれたから今の私がある。だから「母が正しいんだ。私のこれまでの選択は間違えていなかった」と、自分を思い込ませようとしていたのですが…。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年05月28日■前回までのあらすじある日、二重の線が薄くなっていることに気づく。本当は整形はせずに「ありのままの自分」で母からも周りからも愛されたい。しかし「せっかく整形させてらもった」母に対して、醜い容姿のままでいるという選択肢を選ぶことはできなかった…。■自分で決意した整形だったはずが…■整形は「やらなければいけない」もの泣きながら施術を受けました。いまなら「泣くほどつらいならやらなければいい」と判断ができるのですが、当時はそんな判断はできませんでした。意志に反して涙が出てくることは、中学生の頃からたまにあったのです。中学校で授業中突然泣いてしまったとき、一度先生に呼び出され、「なぜ泣くのか?」「悩みがあるのか?」と聞かれたことがありました。そして正直に『親が厳しい、部活をやりたくない』と打ち明けると、『そんなの皆そうだ。お前は甘えている。お前の悩みはたいしたことない』と言われました。『かまってほしくて泣くのなら不適切だからやめなさい』とも言われました。いくら先生でも、生徒の家庭の内部の内部まで見ることは難しいと思います。家庭は、たとえ内部が歪みに歪んでいたとしても、表面だけなら取り繕えるからです。うちの場合、親が外での評判がとても良かったので、『親はあんなに良いのに、なんでお前はそんなんなんだ』と言われたこともあります。そういった少しずつの積み重ねで【母が正しい。自分は悪い。自分以外の人が正しい。】と、すっかり刷り込まれ、疑う事もありませんでした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年05月15日■前回までのあらすじ小さいころから『母の求める正解』だけを探し求めていたために、「自分の好きなこと」「やりたいこと」が自分でもわからなくなってしまった。そうして、成長するにしたがって母の評価指標である「他人からどう思われるか」が判断基準となっていってしまう。■整形をしたい気持ちとしたくない気持ち■「整形しなくても愛されたい」これを考えることは罪なの?整形するか否か、考えているときに、脳裏に浮かんだのは母の言葉でした。『他人は言ってはくれない。親だから容姿の悪さを言ってあげられるんだ』『他人も口に出さないだけで、皆ブスだと思って見下しているよ』そう思うと、【もう整形しなくてもいい?】と一瞬でも考えてしまった自分が、とてもおこがましく感じました。母は私を思って整形させてくれたのに、それを嫌だと感じてしまう自分が悪い、間違っているのだ、と思いました。母は私を思って整形させてくれたのだから、ブスに戻って絶望させてはいけない。美人でなければ、母からはもちろん、誰からも愛されないと思い込んでいたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年05月14日体型や声、身長など、きっと多くの人が何かしらのコンプレックスを抱えていることでしょう。ありのままの自分を受け入れて愛することは、簡単なようでとても難しいことです。つい他人と比べてしまったり、『理想の自分』を思い浮かべたりしてしまいますよね。容姿に関するコンプレックスは努力ではどうにもならない場合もあるため、整形という手段を選ぶ人もいます。整形をした娘に、母親が送った手紙ばぶ(@akachanmandeth)さんも、インターネットで外見に対する中傷を受け、整形手術を決意した1人。手術によって小学生の頃からコンプレックスだったアゴのゆがみや鼻の低さを整形し、笑顔になることが増えたといいます。子供の頃から親の過干渉や過保護に悩まされ、大学進学を機に家を飛び出したという、ばぶさん。現在は親と良好な関係を築いているものの、時には意見が衝突することもあるそうです。離れて暮らしていても、整形によって娘の顔が変わったことをばぶさんの母親は察した様子。ある日、ばぶさんのもとに母親からの手紙が届きました。直接会って話したいと思ってましたが、とりあえず手紙を書くことにしました。うまく書けないし、面倒くさいと思うかも…だけど、どうか最後まで読んでくださいね。お母さんは、〇〇のことが大好きだよ。これはうそいつわりない事実だよ。どこにいても、何をしていても応援しているし、困ってたらすぐに駆けつけるて助けるし、ずーっと信じて見守ってたいと思います。今はプチ整形とか若い子の感覚では普通のことなのかもと思うけど…。〇〇が大人っぽく変化したのは、母親だから気付くよ。目が二重くっきりして鼻が高くなったよね。横顔が特に分かるよ。非難しているわけじゃないよ。非難というより心配しているほうが近いです。自分で思うよりも、ずーっとキュートでかわいいよ。大人と子供が同居している面白い女の子ってそうそういないよ。本当に魅力的な女の子だと思うよ。もっとかわいくなりたいと思うのはすごく当然のことだと思います。でも上を見だしたらキリがないし、もっともっと…と思うのが怖いです。分かっているとは思うけど〇〇のことを好きで応援してくれる人たちは、外見ばかりじゃないでしょう。かわいくて面白くて、優しくて賢くて楽しい〇〇が好きで、弱いところやダメなところもひっくるめての〇〇を好きで応援してくれてるんでしょう。××で見た〇〇は笑顔が最高にかわいくてキラキラ輝いてて、お母さんも男子なら好きになってしまうヨ~って思ったヨ。友人もず~っと「かわいいかわいい」いってたくらい。みんなを元気にできる〇〇って最高だなって思ったヨ。誇らしいと思ったよ。今のままで十分なんだよ。そのままでいいんだよ。そのままでいてください。しっかり栄養バランスのとれた食事してね。食べると元気になるし、食べることはすべてにつながるからね。しんどくなったらいつでも甘えていいんだよ。いつなんどきでも最優先で駆け付けるからね。きれいになった〇〇がさらに輝いていられますように…これからもみんなに愛されてみんなを元気に幸福にできる〇〇でありますように。お母さんは〇〇が大好きだよ。ずっと見守っているよ!!整形、親にバレてた。お母さんもかなり悩んだんだろうな。親と喧嘩中だけどどうしたらいいのか葛藤。一時の怒りや「どうせ理解して貰えない」という感情や妄想が先走って、本当はすごく恵まれてることに気付かない。麻痺してる。しっかりしてよ自分。 pic.twitter.com/0lIkVgOpWl — ばぶ@整形垢 (@akachanmandeth) May 8, 2020 整形自体は否定せず、1人の母親として愛する娘のことを心配している、ばぶさんの母親。2020年現在も、整形に対して偏見の目を持つ人は少なくありません。「親からもらった身体に傷を付けるなんて」という声もよく聞きます。我が子に歩み寄ろうとする手紙の内容に多くの人が心打たれ、たくさんのコメントや『いいね』が寄せられました。・泣ける…。文章を読んで、本当に娘を心配しているのを感じました。・自分も整形関連で親と大ゲンカをしたので、考えさせられた…。・整形を決意した投稿者さんの気持ちも、我が子を心配するお母さんの気持ちも分かるから心に刺さった。手紙から、多くの人が親子の愛について考えさせられたようです。[文・構成/grape編集部]
2020年05月12日アイドルグループ『でんぱ組.inc』の元メンバーでタレントの最上もがさんが、2020年5月9日にTwitterを更新。「確かに、整形した?ていわれても仕方ない気がする」とコメントし、20歳くらいの時の写真(左側)と、その5年後に撮影した写真(右側)を公開しました。確かに、整形した?て言われても仕方ない気がする。20歳くらいの頃とその5年後のパスポート。 pic.twitter.com/KqngB9qgsY — 最上もが (@mogatanpe) 2020年5月9日 黒髪から金髪にチェンジした以外にも、印象が変わっています!5年後のほうが、目鼻立ちがパッチリしているように感じられますね。写真には、「証明写真はタイミングが難しくて、半眼になる時もあるから」「やせてシャープになった?」「メイクは偉大」「いろんな努力の結果!女性はどんどん美しくなるものです」など、さまざまなコメントが寄せられました。自分の顔との向き合い方は、年齢を重ねてからのほうが分かることも。きれいになろうとする努力が実を結んだのなら、すべてOKといえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年05月09日