皆さんは、犯罪者に間違われた経験はありますか? 今回は「本を奪う親子」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!本を奪われ…本屋で本を購入して、帰宅しようとしていた主人公。すると後ろから子どもが走ってきて、主人公の本を奪いました。すぐに子どもを捕まえて返すように諭すも、なかなか返してくれず…。母親がやってきて解決したかと思いきや「ウチの子が買った本を強奪しようとした!」と主人公は犯罪者呼ばわりされてしまったのです。その後、主人公は店の裏に連れていかれて店員に疑われ…。信じてくれず…出典:エトラちゃんは見た!「俺が買ったもの…」と主張するも、店員は一切話を信じてくれません。そこで主人公は警察を呼び、事情を説明。皆に疑いの目を向けられるなか、主人公は「どうみても子どもなのに、成人指定の本を売るなんてどうなの?」と発言したのです。すると今まで中身を確認していなかった母親と店員は、衝撃の真実に凍りついたのでした。読者の感想本屋に寄っただけなのに、信じられないトラブルに巻き込まれてしまって主人公は災難でしたね…。購入した本のおかげで無実が証明できて、スカッとしました。(40代/女性)突然、子どもに買ったものを奪われてしまったら驚いてしまいますよね。成人指定の本と分かったときは、思わず笑ってしまいました。(30代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年01月24日2024年がはじまりました! 新年は親子で笑顔で過ごしたいですよね。ということで、今回は「お笑い」がテーマの絵本をピックアップ。選んでくれたのはママであり、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。小さな子でも楽しめるだじゃれからとんちの効いたお話まで、さまざまな角度の「笑い」があるので、親子で一緒に読んで大爆笑しよう!お笑いがテーマの絵本 01ヘンテコな設定がツボ!『ゴムあたまポンたろう』『ゴムあたまポンたろう』作:長新太 (童心社)対象年齢:3歳くらいから「お馴染み長新太さんのユーモア絵本。ぶっ飛び発想は1ページ目から炸裂します。遠くから、男の子が飛んで来るんです! しかも山に当たると跳ね返るゴム頭。大男の角に当たり、バラのトゲに跳ね返り、オバケのパパの頭に飛ばされ……。もはや理屈なんてありません。この破茶滅茶展開に子どもは大ウケするはず。つられて大人もゲラゲラ。頭を柔軟にして心を解放すると、笑いが生まれるものですね。どんな固定観念も跳ね返す、やわらかいゴム頭になる絵本です」お笑いがテーマの絵本 02楽しい気分になれる『おどります』『おどります』作:高畠純 (絵本館)「心を解放してめいっぱい笑うには、体をほぐすことから。ブタが藁を手に立っています。踊りますと。ページをめくると、藁を腰巻にして『フラフラ~』とフラダンス。次にウマ、その次にはヒツジ、と次々に動物たちが登場。小物の使い方もユニークです。言葉なのか絵なのか、子どもたちがツボる姿に、読み聞かせる方も頬が緩みます。なんだかわからないけど、おかしみは説明するものではなく、感じるものなのでしょう。ぜひ全身で笑って!」お笑いがテーマの絵本 03強烈なイラストがクセになる!『ガムのようせい』『ガムのようせい』作:笑い飯絵:川崎 タカオ編:倉本 美津留(岩崎書店)対象年齢:5歳くらいから「『M-1グランプリ』優勝コンビ『笑い飯』によるお笑い絵本。もう、めちゃくちゃです。ペッとガムを道に吐いたぼくの下に、おっさん顔のガムの妖精とやらがやってきます。奇妙なことをつぶやいては去り、戻ってきてはガムのポイ捨てにリアクション。絵の隅々までツッコミどころが満載で、抱腹絶倒。一体なんなのかと考える余地すら与えません。でも読み返すうちに、ガムの妖精の思いがじわじわと。人気放送作家を編者に迎えた大胆な作品にあっぱれ!」お笑いがテーマの絵本 04園で披露できるだじゃれを覚えよう『だじゃれどうぶつえん』『だじゃれどうぶつえん』文:中川ひろたか 絵:高畠 純 (絵本館)「ユーモアの定番は『だじゃれ』です。まずはペンキ塗り立てならぬ『ペンギンぬりたて』。そして死神の前で『ぞうっとするゾウ』、カレーを食べる『かライオーン』などなど。次々と登場する動物たちは、だじゃれを演出してくれます。言葉のイメージが広がって、おかしいのなんの! 要は『親父ギャク』ですが、これがけっこう大人にも響く。心を笑いで緩めると視野がぐんと広がります。『だじゃれ』シリーズは水族館、植物園と続き、5冊セットもおすすめ。親子でぜひ」お笑いがテーマの絵本 05子どもが大好きなオナラのお話『子どもとよむ日本の昔ばなし へっこきよめさん』『子どもとよむ日本の昔ばなし へっこきよめさん』再話:おざわとしお・からさわかおり絵:はなのうちまさよし(くもん出版)対象年齢:3歳くらいから「昔話にも愉快なお話はたくさん。あるところに慎ましく暮らしている母と子がいました。息子が年頃になったので、お嫁さんをもらうことに。ところが来たのは、働き者で器量もいいけれど、屁の問題があると言うのです。そのくらいなら誰にでもと大目に見ていたら……。とんでもない展開に思わず、顔がほころぶ幸せなお話。屁にまつわるお話はなぜこんなにもおかしいのでしょうね。ほのぼのした絵も魅力です」お笑いがテーマの絵本 06お笑い脳を鍛えよう!『はじめての大喜利えほん ぱんだ』『はじめての大喜利えほん ぱんだ』作:倉本 美津留絵:長田 悠幸(ポプラ社)対象年齢:4歳くらいから「質問に対して、とんちの聞いた回答をするのが大喜利。ここでは小さい子にも親しめるシンプルなやりとりが展開します。お題は「パンダが言った。向こうから来るのは……さて、何だ?」という問いに対して、『パンパンだ!』、『ヘンだ!』と続きます。言葉遊びが楽しめ、しかも可愛い。数々のお笑い番組を手掛ける放送作家と人気漫画家のコラボによる、『お笑い脳』のための一冊です」お笑いがテーマの絵本 07大人も楽しめるとんちの効いたお話『らくごえほん てんしき』『らくごえほん てんしき』作・絵:川端誠(KADOKAWA)対象年齢:4、5歳くらいから「日本ならではのお笑いといえば、落語。このお話では、和尚さんのところにお医者がお腹の診察に。体調の質問ついでに、『てんしきはあるか』と尋ねます。和尚さんは意味が分かりません。でも無知と思われては大変。知ったかぶって、小僧に『外で借りてこい』と言い付けます。そこで小僧が、花屋に、石屋に、と出向くと……。知らないと言えずに、誤魔化してばかりいる大人たちのやり取りは、絶妙でおかしい。古典的な展開でテンポよく語られ、オチも完璧です!」お笑いがテーマの絵本 08発想力豊かな展開が魅力!『ぶたのたね』『ぶたのたね』作:佐々木マキ (絵本館)「タイトルからしてシュール。開くと『はしるのがとてもおそいおおかみ』が登場して、初っ端から意表を突かれます。オオカミは獲物のブタに追いつけないので、食べ物はいつも野菜と木の実という気の毒ぶり。そこへ、キツネ博士登場。ブタの生る木の種をくれます。木は育ち、ブタがたわわに。そしてゾウのマラソン大会……。突飛な展開に大笑い。こんな発想があったら、人生きっと楽しいでしょうね。お間抜け姿のオオカミがなんとも愛らしい一冊です」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2024年01月23日「絵本を好きになってもらうんじゃなくて……」柳原さんは2019年に一般男性と結婚し、同年11月に第一子となる長女、2022年11月に第二子となる次女を出産。2023年4月より公式Instagramを開設し、長女が脳性まひであることを公表しました。以降は、同じように障害を持ちながら成長するお子さんの親御さんたちとSNSで交流もしています。お子さんに絵本の読み聞かせをするなかで、どうしたら絵本をもっと楽しんでくれるかなと疑問を抱いていたという柳原さん。まず、てぃ先生に聞いたのは「親子のコミュニケーションに絵本の読み聞かせは大事なのか?」という、そもそものお話でした。てぃ先生は、「効果的だと思いますし、余裕があれば取り組むのはいいかなと思いますが、無理やり読まなきゃと頑張ってやることではないとお伝えしたい」と提言。もし子どもに絵本に興味を持ってほしいなら、「子どもは絵本が楽しいのではなく、絵本を介して大好きなパパやママとくっつける時間が楽しい。絵本を好きになってもらうんじゃなくて絵本の時間を好きになってもらうことが大切。お膝に座って読むでもいい、パパとママとくっつける、だから絵本が好き、に変わっていく」と話します。柳原さんは普段、寝る前に2冊ぐらい読み聞かせすることが多いそうですが、読み聞かせのタイミングについて、てぃ先生は「何でもいいんです」と前置きしたうえで、効果的なタイミングについては「着替えてほしい、ごはん食べてほしいなど、何かしてほしいタイミング」だとアドバイス。早く着替えて、ごはんを食べて、と促してもなかなか子どもに伝わらないとき、絵本を活用して、ごはんをおいしそうに食べているような絵本をまず読んだり、お着替えが楽しそうに見える絵本を読んだりすると、自ら「したい!」と思えるようなフックになるといいます。ページをどんどんめくってしまっても、子どものペースでOK柳原さんが日々感じている葛藤は、「新しい絵本を買ってきても(子どもが)あまり興味を示さず、同じ絵本を毎日読みたいタイプ」「まだ読んでる途中にどんどんページをめくりたがる」ということ。共感する親御さんも多いのではないでしょうか。せっかく買ってきた新しい絵本に子どもが興味を示してくれないと、ちょっとがっかりしてしまいますよね。てぃ先生は、子どもに興味を持ってもらうには、「読まないこと」だと逆説的な方法を繰り出します。てぃ先生が保育園で実践しているのは、「新しい絵本を子どもの見えるところに飾っておく」こと。絵本が好きな子は登園してすぐ気づいて「先生あれなに? 読みたい」と言ってきますが、「もうちょっと、お昼の時間になったら読もうか」と焦らします。すると、「なんだか気になる」の輪がだんだん広がっていき、お昼ごろには全員が「読みたい」気持ちになっているのだとか。絵本を読むタイミングでわざわざ声掛けしなくても、絵本に手を伸ばした瞬間に全員が寄ってくるというわけです。家でも同じように、まず置いておくだけにしてみてはどうか、と、てぃ先生。「子どもによっては1週間ぐらい何も言ってこない子もいるかもしれないけど、それまではほっておくのが1番いい。いつか興味を持つから」といいますが、これは絵本に限らずいろいろなものに当てはまるかもしれませんね。また、親が読み聞かせていても子どもがどんどんページをめくってしまうことについて、「それも大事なこと」といいます。シナリオを楽しむお子さんもいれば、絵を楽しむお子さんもいますし、お気に入りの絵本の好きなページを早く見たいこともあります。それを大人が「ちゃんと読まなきゃいけない」と思い込んで抑えつけたら、絵本がおもしろくなくなってしまうのです。ページをめくるタイミングも好きなようにさせるのが、絵本を楽しめる秘訣なのだと話します。これには柳原さんも思い当たることがあるようで、「娘が『しろくまちゃんのほっとけーき』の絵本が好きなんですけど、ホットケーキを焼く場面が子どもは好きで早くいきたいのに、私が1ページずつ、卵2個ね……なんて言ってきちんと読みすぎちゃってるから……」と振り返っていました。また、寝る前の読み聞かせでは、布団に横になった状態で読むより、座って読んで、読み終わってからじゃあ寝ましょうと横になるのがおすすめだそう。柳原さんは無意識にその方法を実践しており、「布団入って読み始めると逆に目が冴えちゃうから、まだ電気がついてるぐらいの薄暗いなかで座って読んでから寝かせてました。そうしたほうが寝付きがいい」のだとか。でも一番大事なことは、絵本が役に立つかどうかではなく、「子どもも楽しんで大人も楽しんで、これ以上に大事なことは絵本を読むうえで1個もない」と、てぃ先生は明言。柳原さんも納得し、「絵本読み聞かせって大人のほうがガチガチになってるけど、そんなのなんでもいい!っていうのが胸に響きました。絵本の読み聞かせの呪縛から解くっていうのが大事かもしれないですね」と心に響いたことがたくさんあったようです。
2024年01月22日絵本・日本プロジェクト(会長:高橋小織・株式会社隆文堂 代表取締役会長)は、2021年の春より「絵本専門士が選ぶ『逢えない誰かに贈る絵本』フェア」を企画。毎春、全国の書店にフェア開催の提案をしてまいりました。コロナ禍で自粛生活が続いた2021年~2022年の春に展開した「逢えない誰かに贈る絵本」に代わり、2023年度からは「逢いたい誰かに贈る絵本」と改称し、第4回となった2024年度も同タイトルで、さらにパワーアップした企画をお届けしています。当企画では、91名の絵本専門士と、人気絵本作家のザ・キャビンカンパニーさんと柴田ケイコさんにも絵本を選定していただいています。■「絵本専門士が選ぶ『逢いたい誰かに贈る絵本』フェア」企画の背景絵本・日本プロジェクトは、2010年国民読書年に「絵本を贈り、贈られる生活文化を創造するため」に結成されました。以降、出版業界の各社で働く女性社員をプロジェクトメンバーとして、地域の書店とタイアップし、地域の子どもたちが本とふれあえるイベントを毎年開催してきました。イベントは、2020年からはコロナ禍のため中止を余儀なくされていますが、このような時だからこそ、常に“つながり”を大切にして活動してきたプロジェクトの原点に立ち返り、絵本の知識を豊富に有する全国の「絵本専門士」(*)の協力を得て、書店店頭で展開する絵本フェアを企画・提案しています。(*)「絵本専門士」は国立青少年教育振興機構が実施する養成講座を修了し、絵本専門士委員会にて認定された絵本のエキスパートです。2014年のスタートから現在まで、全国で約570名が活躍しています。■「絵本専門士が選ぶ『逢いたい誰かに贈る絵本』フェア」について第4弾となる今回のフェアには、人気絵本作家のザ・キャビンカンパニーさん、柴田ケイコさんが選書メンバーに加わり、作家のおふたりと91名の絵本専門士の皆さんがそれぞれに贈りたい大切な人をイメージして、30冊を選びました。フェア期間中は、選書者の心のこもったコメント入りPOPが店頭に掲示されます。フェアは2023年11月からすでにスタートしており、春の参考書等の商戦が始まるまで各書店の都合にあわせて自由にお取り組みいただけます。実施時期が比較的自由で、店舗にある作品とあわせて展開でき、対象が子どもたちだけではなく幅広いため、絵本を多くの方に紹介できると好評です。■概要企画名 : 「第4回 絵本専門士が選ぶ『逢いたい誰かに贈る絵本』」展開期間: 2023年11月~2024年春(バレンタイン、卒業・入学ほか、別れと出会いの季節)規模 : 選定絵本総数 30冊全国で活躍する絵本専門士91名が選んだ26冊絵本作家2組が選んだ4冊(ザ・キャビンカンパニーさん、柴田ケイコさん 各2冊)企画対象: 子どもから大人まで詳細 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月19日旅行の前日に「行きたくない」と言い出した次男。理由を聞くと、ママ友が次男に対して驚きの発言をしていたことが発覚しました。子どもに対して言うべき言葉ではないと怒り心頭の私。果たしてママ友の真意とは……? 「旅行に行きたくない!」息子の表情が暗いワケ わが家は小学3年生の長男、小学1年生の次男、夫、私の4人家族で、年に2~3回は国内旅行に行くほど、旅行が大好き! ところが、ある年の冬休み旅行の前日に突然、次男が「僕は旅行に行きたくない」と言い出しました。旅行好きな次男が後ろ向きな発言をしたことに、私と夫はビックリ。理由を聞くと、前日に友だちAくんのママに「また旅行? いつも遊びに行っていて、勉強は大丈夫なの?」「学校が始まったら、授業についていけなくなっちゃいそうだね」と言われたそうです。 私はそれを聞いて、モヤモヤ……。もしかすると、よく旅行に行くわが家をうらやましがって、妬み発言をしたのかな? と思いつつも、子どもに言ったことが許せませんでした。その夜、Aくんママに電話し、「子どもに直接言うことじゃないと思う」と話をします。 すると、Aくんママは、「うちは家庭の事情でなかなか旅行に行けないからうらやましくて、ごめんなさい……」と、素直に謝ってくれたのです。Aくんママの本音が聞けたことでモヤッとしていた気持ちが晴れ、その後の家族旅行もスッキリとした気持ちで楽しめました。今後も同じようなことがあった場合は、今回のように意見や気持ちを伝えあって解決しようと思った出来事です。 作画/mosu著者:田中 里奈
2024年01月10日文:八木 奈々写真:後藤 祐樹今年の6月末から“人と本との出会いの場”をテーマに始まった本連載。新しい本との出会いはあったでしょうか?初回でもお話ししたとおり、私は物心ついたころから“本”が大好きで、今でも年間200冊以上の本を読んでおり、“新しいもの”にこだわらない読書スタイルで、「何度でも読み返したくなる作品」との出会いを追い求めて日々の読書を楽しんでいます。▷↓ 八木奈々さん連載の初回記事はこちら ↓「わたしの一部は本でできてる。『モモ』に教わる命のこと【TheBookNook #1】」今回は、そんな本の虫である私の「本との出会い方」を僭越ながら紹介させていただきたいと思います。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、多くの本に触れることで得することが世の中には沢山あるように想うのです。でも、一生をかけても世の中にある全ての本に出会うことはできません。本との出会いはそれだけ貴重なのです。“本と出会いたい”皆さんのお役に立てますように。まずはじめに:自分に合う本を見つけるためには?いきなり現実的なお話になってしまいますが、自分に合う本は自分で読まないと分かりません。誰かが面白いと勧めてくれた一冊、映画化された名作、入賞経験のある作品、そのどれもが自分にとっても“面白い本”であるとは限りませんよね。私自身も期待して読んだ本に裏切られることがたくさんあります。ただ、不思議なもので、一度目は面白く感じなかった本が数年後に読み返すと面白く感じることもあります。なので、悩みに悩んで手にとった本が仮に全然面白く感じなくても、そこで終わりにしないでほしいのです。少しでもつまらないなと感じた本は無理して最後まで読まずに中断して、次の本へ、次の本へ……。そして、もしまたいつか思い出したら再び手に取ってみてください。読めば読むほど、知れば知るほど、面白い本に出会う確率はあがるのです。1.“好きなもの”で検索自分が興味を引かれることはきっかけとしてとても重要です。例えば好きな人、好きな有名人や偉人が読んでいる本。「あの人と同じものに触れてみたい」「あの人に少しでも近づきたい」という動機で、軽率に本選びをしてみてください。無条件で読む本がきまりますし、“好き”から手に取った本はその中身がどうであれ“読みたい本”に繋がります。また、自分の好きな映画の原作に触れてみるのもおすすめです。一度映像で観たぶん、物語も頭に入ってきやすいはずですし、さらにエッセイ本であれば面白い角度のものが多く、活字が苦手な方でも楽しむことができます。「世にも奇妙な物語」のようなお話が好きな方には星新一のショートショート集などもおすすめです。まずは、自身の“好きなもの”を思い浮かべて検索してみてください。検索を続けているといつしか“関連機能”等で思わぬ自分好みの一冊に出会えるかもしれません。2.図書館の返却棚▲画像はイメージです私が本との出会いを求めて一番に足を向けるのは図書館です。皆さんは図書館の返却棚に目を向けたことはありますか? そこには最近誰かが返却した本たちが無造作に置かれています。自分では選ばないさまざまなジャンルがあり、新しい本と出会うのにはうってつけです。実際、私も返却棚を通してたくさんの刺激的な出会いを経験してきました。普段なら手が伸びないようなタイトルやカバー、少しでも気になった本をゆっくり捲ってじっくりと触れることが許されるのも図書館の魅力です。“好きじゃないだろうな……”と思った本も目に留まったらぜひ手に取ってみてください。不思議なことに、そうして手に取る本はそのときの自分の心の状態で引き寄せられていることが多いですし、本の中身を実際にみると気が合いそうな本かどうかも何となくわかります。図書館ならではの出会いかた。返却棚のラインナップは頻繁に変わるので一度ハマると毎週足を運びたくなるはずです。3.書店巡り/本屋大賞ベストセラー等と謳われている、いわゆる“売れている本”は良くも悪くも話題性があります。その売れている本を手っ取り早くチェックするのには書店のランキングコーナーがおすすめです。また、書店の店員さんの好みによって並べられている本の色やポップも異なるため、私はよく何店舗か書店を巡ることもあります。ランキングコーナーの他にも“売れている本”を見つける方法があります。それは書店の“平積み”や“面陳”です。新刊か売れ筋のどちらかで、特に新刊以外の本を選べば、評価されている本、売れている本の可能性が高いので、失敗確率も低くなります。本の奧付を見れば発行年月も分かるので、「読みたい本が見つからない」と悩んでいる方は、ぜひ“既刊で売れている本”を見に書店に足を運んでみてください。4.サブスクリプション/雑誌冒頭に「面白い本かどうかは自分で読んでみないと分からない」と書きましたが、本を買うにもお金がかかります。面白くなかったから……と次の本に切り替えるのは簡単ですが、せっかく買った本をすぐに手放すのは少し抵抗がありますよね。ですから、“気軽に本を読み漁れる読書環境”があったほうが面白い本と出会える確率も高まります。本との出会いのきっかけとしておすすめなのは、サブスクリプション(月額)の読み放題サービス等です。・「読みたい本が見つからない」・「本を買う予算がない」・「本を置くスペースがない」……という人におすすめのサービスです。個人的には紙の本が好きなのですが、私自身もサブスクを利用しています。「お金かかってるじゃん……」という声が聞こえてきそうですが、私が利用している「Kindle Unlimited」は月額980円(税込)で200万冊以上が読めます(※)。読書系雑誌を読むこともできますし、携帯ひとつで開けるので仕事の合間に次に買う本を選ぶこともできますから、私と同様に紙の本にこだわりがある人にもおすすめです。さいごに今回が“TheBookNook”今年ラストの連載となります。多方面の方から多くの嬉しいお声をいただき、連載を続けることができました。来年もより多くの皆さんにこの連載を楽しんでいただけるように本の魅力を伝え続けていけたらと思っています。本を愛する人がもっともっと増えますように。今回も最後まで読んでくださり有難うございました。良いお年をお迎えください。※「Kindle Unlimited」で保存できる本の冊数は20冊です■「TheBookNook」についてこの連載は、書評でもあり、“作者”とその周辺についてお話をする隔週の連載となります。書店とも図書館とも違う、ただの本好きの素人目線でお届けする今連載。「あまり本は買わない」「最近本はご無沙汰だなあ」という人にこそぜひ覗いていただきたいと私は考えています。一冊の本から始まる「新しい物語」。「TheBookNook」は“本と人との出会いの場”であり、そんな空間と時間を提供する連載でありたいと思っています。次回からはさらに多くの本を深く紹介していきますのでお楽しみに。
2023年12月29日子どもたちの間で話題のレゴやマイクラ。そんなものづくり系の遊びやゲームにハマっている子どもに、「建築」がテーマの絵本を読んでみるのはいかが? 建物ができる仕組みやさまざまな住居について知ることができるお話は、レゴやマイクラに通ずるものがあり、子どもの興味の幅を広げられるかも? 選んでくれたのはママであり、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。親子で読んで創造力をアップしよう!建築がテーマの絵本 01さまざまな住居を覗き見しよう!『わたしのいえ』『わたしのいえ』作:カーソン・エリス 訳:木坂涼 (偕成社)対象年齢:5歳くらいから「住居とひと言に言っても、形は多種多様。ぽつんと丘に建つ家、街のアパート、豪華な宮殿もあり。また、船で暮らす人もいれば、物語のなかでは靴が家ということも。本作品ではページをめくるごとに驚きの家や暮らしが登場します。自分だったらどんな所に住みたいかと聞いてみながら読んでみては? いろいろな可能性を見れば、創造力の幅も広がるでしょう。すっきりとした文と、落ち着いた色合いでスタイリッシュな絵が魅力の一冊。 ちなみに作者は、夫とふたりの息子、ネコ、リャマ、ヤギ、ヒツジ、トリ、メンフクロウ、アマガエルとともに暮らす家だそうですよ」建築がテーマの絵本 02原作は建築家安藤忠雄氏『いたずらのすきなけんちくか』『いたずらのすきなけんちくか』作:安藤忠雄絵:はたこうしろう (小学館)対象年齢:6歳くらいから「原作は、世界的に知られる建築家・安藤忠雄氏。近年の作品である図書施設『こども本の森中之島』を舞台に、小学生のりょうたとりさが探検します。広い空間に、天井まで伸びる本棚。片隅には不思議な空間が。そこにふと現れた安藤氏似の建築家に、館内を案内してもらうことになります。建物を建てるということとは。心地のいい住処とは。空間づくりには、単に機能を求めるだけでなく、『いたずら』も大切だと。わかりやすい言葉で綴られた、設計のおもしろさや安藤建築の美しさにも出会える一冊です。親子でぜひ」建築がテーマの絵本 03車好きの子どもにぴったりな一冊!『みんなで!いえをたてる』『みんなで!いえをたてる』作:竹下文子絵:鈴木まもる(偕成社)対象年齢:2歳くらいから「家を建てるには、実際はどんなことから始めるのでしょうか? 土地を見つけ、地面を強化して、材木を運び、足場をつくり、徐々に家らしい形に。そこで活躍するのは、大工さんたちもしかりですが、たくさんの働く車です。ショベルカー、ダンプカー、ミキサーしゃ、ポンプしゃ、クレーンしゃ……。それどれが家づくりの各過程で大活躍する本作品は、車好きのお子さんもワクワクすること間違いなし。家が完成するまでのプロセスを楽しく擬似体験できる一冊です」建築がテーマの絵本 04愉快な家族がお引越しするお話『バーバパパのいえさがし』『バーバパパのいえさがし』作:アネット・チゾン、タラス・テイラー訳:やましたはるお(講談社)対象年齢:3歳くらいから「お馴染みシリーズです。ここでは、バーバパパに家族ができました。今までの家は小さすぎ。そこで、みんなで気持ちよく暮らせる大きな古い家に越してみました。修復を施し、がらくた市場で家具を揃えて、それぞれが好きなようにマイルームをアレンジします。ところが、団地が建てられることになり引っ越しを余儀なくさせられます。さて、一家はどんな家に住むことになるでしょう? バーバパパならではのアイディアが満載で、楽しくてたまらない、一生ものの絵本です」建築がテーマの絵本 05建物の役割を知ろう!『あなたのいえ わたしのいえ』『あなたのいえ わたしのいえ』文・絵:加古里子(福音館書店)対象年齢:4歳くらいから「そもそも何のために家を建てるのか。原点に戻って考えてみるのもおもしろいものです。雨や太陽の光を防ぐために、屋根。風を遮るために、壁。出入り口も必要です。戸締り、床、窓……。より快適な暮らしを求めて、人が何を家の構造に加えてきたかが、ページを追うごとに見えてきます。実際的な視点で説明された家づくりの絵本。簡潔で丁寧な文も子どもに届きやすい。安心のロングセラーです」建築がテーマの絵本 06柔軟な発想でものづくりに挑む少年のお話『ぼくは建築家 ヤング・フランク』『ぼくは建築家 ヤング・フランク』作:フランク・ビバ 訳:まえじま みちこ、ばん しげる (西村書店)対象年齢:3歳くらいから「ニューヨーク近代美術館発の設計とデザインの絵本です。ヤング・フランクは建築家のおじいさんと、高いビルの最上階に暮らしています。毎日椅子やビルをつくってみたり、街全体をデザインしたり。道具は手の届く限りのさまざまなもの。マカロニ、本、お皿、トイレットペーパーの芯……。ある日、本物を見るべきだと思い立ち、ふたりは美術館へ。そこで得たものとは? 子どもの柔軟な発想や純粋な探究心にこそ可能性があると感じないではいられません。つくるってどういうこと? ルールってあるのかな? そう思ったときにぜひ親子で読んでみてください」建築がテーマの絵本 07ペンひとつで世界が広がる!『おうちなのね』『おうちなのね』作:中川ひろたか 絵:100%ORANGE(ブロンズ新社)対象年齢:3歳くらいから「小さいお子さんも立派な建築家! 地面の上に一本の線で四角を描けば、もうお家のできあがり。そこからごはんをつくるシーンや、おいしく食べるシーンへと展開し、お家ごっこも始まります。四角い窓からお天気を確認して、ドアからお買い物へ出かけたり。子どもの自由な創造力にそっと寄り添う、シンプルで愛らしい作品。人気絵本作家のコラボによるごっこ遊び三部作の一冊です」建築がテーマの絵本 08建物が立つまでのプロセスがわかる『ドワーフじいさんのいえづくり』『ドワーフじいさんのいえづくり』作・絵:青山邦彦 (フレーベル館)対象年齢:4歳くらいから「ある森で暮らす気難しいドワーフじいさんは、ものをつくることが得意。見晴らし台のある新しい家に住みたいと、ひとりで建築し始めます。そこに、つきつぎと動物たちがやってきて、手伝う代わりに部屋をつくってと頼みます。骨組みは四方八方に広がっていき……。見事としか言いようのない緻密な絵! まるで間近で大工仕事をしているかのよう。ひとたび読めば、理想の空間をつくりたくなるほどワクワクしますよ。図面を描く作業から建物を立てるまでのプロセスもイメージできる作品です」建築がテーマの絵本 09子ども心くすぐる一冊を『アンドルーのひみつきち』『アンドルーのひみつきち』文・絵:ドリス・バーン 訳: 千葉茂樹 (岩波書店)対象年齢:5歳くらいから「子どもがレゴやマイクラに夢中になっていると、ときには大丈夫かと不安になるこも。でも、きっと何かにつながるはず。ここでも、アンドルーは家のなかで創作活動に大忙し。手当たり次第に資材を集め、キッチンやヘリコプター、子ども部屋にはロープウェー……。次から次へとつくっては、家族の誰かに叱られての繰り返し。そこで道具を持って自然のなかへ。同じような思いで、友達も集まってきて……。アンドルーがつくるとっておきの空間とは。アメリカで長年評価されてきた本作品。子どもの創作意欲を讃えるべくしたアイディアの数々と緻密なデッサンが素晴らしい」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2023年12月27日こんにちは。渋谷です。子どもは大人のマネをする生き物です。私の旦那であるおっとぅんは、ふざけて私に言う言葉があります。「きゃーっ! ママちゃん怖いー!」頭のいい方はもうお分かりですね。子どもたちがおっとぅんのマネをするようになりました。しかし転んでもタダでは起きない私。ひとつの案が浮かびます。怖がるなら実際に怖い存在になればいいじゃない!!ということで、事あるごとに「怖いキャラ」を演じたのです。具体的には言うことを聞かないときには変顔をして追いかけるなど。すると効果てきめん! ふざけて逃げはするもののなんとなくやることはやってくれるように。が、その結果。ただ部屋に入っただけで叫ばれるように。子どもたちがいる空間に足を踏み入れただけで阿鼻叫喚。悲しきモンスターの爆誕です。子どものために道化を演じる…これもまた親の役目…泣いてません。
2023年12月26日こんにちは!HugMugフレンズの高橋です。うちの娘は絵本を読むのとお絵描きが好きなんですが、この間ふと家にあったキース・ヘリングの本を読んで〜と言われて読みましたこの本、買ったものの全然読んでいなかったのですがw読んでみたらすっごい面白くてキースヘリングが小さい時にどんな子供だったのか、どんな風にして絵を描き続けていたのかなどがかいてあり、大人の私も興味が湧いてきました!そこでキースヘリング展が始まるというのを知っていたので娘に聞いてみたら行ってみたい!!とのことだったので行ってみました!キース・ヘリング展会期:2023年12月9日~2024年2月25日会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階開館時間:10:00〜19:00(金土〜20:00、12月31日~1月3日は11:00~18:00)料金:一般 2200円 / 小学生 700円 / 未就学児 無料キース・ヘリングってどんな人?明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・ヘリング。 ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。 ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けた。といっても⇧この説明⇧子供には難しいですよね。冒頭でも書いた我が家にある「キース・ヘリングぼくのアートはとまらない!」の絵本にはそれがとーっても分かりやすく書いてあります◎優しい言葉で書いてあって、人と違くても大丈夫!や、社会貢献のことなどが子供でも分かる様に書いてあります是非予習していくのをオススメします!大迫力の作品や展示空間も魅力的! 子供と一緒に考えながら鑑賞しよう6メートルにも及ぶ大型作品から約150点もの作品が並んでいるそう。6mの大型作品の前で時系列やテーマに沿った6章で構成1:公共のアート2:生と迷路3:ポップアートとカルチャー4:アート・アクティビズム5:アートはみんなのために6:現在から未来へトピック:キース・ヘリングと日本どの絵を見ても興味深く色々と説明が買いてあるので子供にも噛み砕いて説明してあげることができました!アンディ・ウォーホールとのコラボ作品なんかはとってもカラフルでミッキーも描かれているので子供も興味津々!私がとてもキース・ヘリングに興味を持ったのが「アートはみんなのために」という信念のもと、核放棄、性的マイノリティのカミングアウトの祝福、HIV・エイズ予防のためのセーフ・セックスなど、社会へのメッセージをアートで訴え続けたというところです。今でこそ話題に上がる様な問題を30年も前からアートを通して発信し続けていたなんて凄すぎませんか?私と娘、二人が気に入ったのがこの作品楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう!というタイトルです子供にも分かりやすい可愛い絵ですよね後は撮影禁止の最後のコーナー、"キース・ヘリングと日本"がとっても面白かったです約40年前に来日していて表参道で絵を描いたりしていたそうです。それの写真や映像があったんですが40年前とは思えなく衝撃でした!無料配布がうれしい! 子どもと遊び感覚でアートを楽しめる入り口にこんなものが置いてありました!うちは帰ってから使おうかなと思ったのですが、この絵を見つけたら印をつけて〜など展示を見ながら楽しめるなと思いました!あとこちらも行った後に知ったんですが、パンフレットの右上にのっている「ラディアンド・ベビー」が展示内で光るところがあるらしいです〜子供を連れて行っても楽しめる様な展示だったので是非行ってみてください〜
2023年12月22日これなんて読むの!?と驚くような難読漢字や、よく使うのに意外と読めない常識漢字…あなたも漢字クイズにレッツトライ!「早生」はなんて読む?「早生」という漢字、皆さんは知っていますか?「早」も「生」も、どちらも小学校で習う簡単な漢字ですよね。ではいったいなんと読むのでしょうか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。正解は…正解は「わせ」でした!成熟が早く早期に収穫できる作物の品種群のことを表しています。これに対して収穫期の遅いものを晩生(おくて),中間のものを中生(なかて)と呼びます。日本では稲についていうことが多いようです!また、早生と書いて「はやうまれ」や「そうせい」という言葉も表すことができるんだそう。皆さんは正しく読むことができましたか?ぜひ日常生活で活用してみてくださいね。《参考文献》・『デジタル大辞泉』(小学館)・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)・『日本大百科全書』(小学館)
2023年12月10日絵本をめくりながら楽しそうに過ごしている2歳の息子。そんな姿を見てほっこりしながら食事の準備をしていると、突然息子のいる部屋から「ゴンッ!」と鈍い音が! 息子に何かあったと思い急いで見に行くと、息子は無事だったのですが、あるものが悲惨な状態になっていたのです。 「ケガしてない?」部屋に鳴り響く嫌な音の正体は? 息子が2歳のころの話です。息子は絵本が大好きで、その日も本棚から自分の好きな本を選んで、ひとりで本読みを楽しんでいました。私は、息子の機嫌がいいうちに、様子をこまめに確認しながら夕食の準備に取り掛かることに。絵本に食い入る息子の姿を確認してから材料を冷蔵庫から探していると「ゴンッ!」と鈍い音が聞こえたのです。私は「息子に何かが起こったのでは?」と心配になり、慌てて様子を見に行きました。 「大丈夫?」と慌てて息子のそばに駆け寄ると、けがもなく元気な様子でひと安心。しかし、ふとテレビのほうを振り返ると液晶画面がクモの巣のように割れていたのです! テレビの映像はほぼ見えず、もはやテレビとは言えないほどの状態でした。修理には数十万もかかるため、新しいテレビを購入。液晶画面には念のためカバーもつけました。 私の発見が遅れて、割れたテレビ画面で息子がけがをしていたかもしれないと考えると今でもゾッとします。その後、息子がテレビに絵本をぶつける行為は、成長とともに見られなくなりました。「子どもは何をするかわからない」そのことを念頭に置いて、子どものまわりで想定される事態に備えて対策を練ることが大切だと痛感させられた出来事です。 作画/Pappayappa著者:こばたあかり
2023年12月07日素敵な誰かがおすすめする本って、とても魅力的で読みたくなりませんか? マタニティ期に読みたい本、子育てに悩んだときに読みたいエッセイ、子どもの心を豊かにする絵本など、子育て真っ最中のパパ&ママや先輩パパ&ママにおすすめの本を紹介してもらう連載企画。第4回目はヴィンテージショップのオーナーであり、二児の母でもある平野みかほさんの推薦図書をご紹介します。教えてくれた人平野みかほさんLa boutique Uncinq オーナー/8歳、2歳女の子のママ“一期一会“をコンセプトに、世界各国から集めたヴィンテージ/アンティークの品々を取り揃えた小さなブティックを中目黒に構える。開店から9周年を迎えた今年の3月にリニューアルオープン。商品の買い付けを始め、オリジナル商品のデザインや製作も手掛けている。「本は、私にとって深呼吸のように、安堵させてくれるやさしい存在です。学生時代に美術を専攻していたこともあり、好きな画家の画集、詩集、絵本を手に取ることが多く、さまざまな発想や考え方を学んでいたように思います。子どもとの生活が始まってからは、寝かしつけのあとなどにお気に入りの本をペラペラめくるのが癒しのひととき。ほんの5分、好きな画集の色彩を目にするだけでも、癒しの密度が高まり、すごくいい気分転換に。子どもの絵本選びの際は、そのときの気分と直感を大切にしています。適正年齢が書いてある絵本も多いですが、その点はあまり気にせず選び、海外作家コーナーが設けてあれば必ずチェック。お話の題材や展開がおもしろく、思いつかないような魅力的な作品が多いので、あなたの生まれた世界にはいろいろな国があって、いろんな人たちが存在するんだよ〜と、多様な感性をできる限り子どもたちと共有していけたら、という思いからです。私が絵本を選ぶときもありますが、大半は一緒に買いに行き、子どもが自由に選びます。そういうときは、私も『私が読んでみたい絵本』を選び、絵本を通してお互いの今の気分や好きを交換し合う。些細なやり取りですが、私たちには欠かせないコミュニケーションのひとつになっています。『今日は何読もうか』という会話から始まる、今しかない子どもたちとの読書時間を、日々大切にしていきたいです」for KIDS“愛おしい”を育む絵本『どこどこかわいい』作・絵:たなかしん「次女が生まれて半年経ったころに購入し、読み始めました。“どこ どこ かわいい?”から始まり、登場する動物や赤ちゃんの可愛いところや、上手なところを見つけ合うお話。やさしい色彩とまろやかなテンポで読み進められるので、はじめての絵本にもおすすめです。私は、言葉に合わせて娘の耳や足に触れ、スキンシップをとりながら読んでいました。2歳になった次女は、家族や玩具などの素敵なところを見つけるのがとても上手に」for KIDS不思議な世界に旅立てる絵本『サーベルふじん』作・絵:網代幸介「網代幸介さんの作品が好きで、私が読むために購入した絵本だったのですが、いつの間にか長女のお気に入りの一冊に。見たことのあるようなないような、不思議で素敵な登場人物たちの心あたたまるお話。あるはずないけれど、こんな世界あったら楽しそう! と思える唯一無二の世界観に引き込まれます。『サーベルふじんはどんな声かな、何歳だろう』『この人は人間? 動物かなー』と、読み終わったあともそのまま絵本の世界に浸り、想像を楽しんでいる長女の姿が心に残っています。大人もワクワクしながら読める一冊。私も出席してみたい、サーベル夫人のピザパーティ」for KIDS世界観を体感できる絵本『かみなりケーキ』作・絵:パトリシア・ポラッコ訳:小島希里「かみなりのとどろく夏の時期に読みたい一冊。子どもたちも最初は数を数えながらだんだん雷が近付いてくる風景を想像してドキドキしている様子でしたが、おばあちゃんとケーキづくりをがんばるうちに雷を克服、ほかのちょっと怖いものも一緒に克服した主人公の“わたし”に気持ちを重ねながら、だんだん楽しくおもしろく読めるように。最後のページにかみなりケーキのレシピがついているので、実際につくって、絵本の世界観をそのまま体感できるというのも魅力のひとつです」for KIDSクリスマスに読みたい絵本『クリスマスのてんし』作・絵:エルゼ・ヴェンツ-ヴィエトール訳:さいとうひさこ「去年のクリスマス、1歳になる次女へのプレゼントに長女が選んでくれました。妹が生まれてから使っていた籐のゆりかごが絵本の表紙に描かれていたので、絵本を見つけた瞬間、“私が読んであげたい”と思ったのだそう。クラシカルな絵のやさしい雰囲気と、10人の天使のエピソードから助け合いの大切さを学びます。読み終わるころ、子どもたちはニコニコほほえみ、私の目には涙が溜まっているほど。親子であたたかい気持ちになれる、とても素敵な仕掛け絵本。クリスマスのプレゼントにもおすすめしたい一冊です」for MAMA一日の終わりに読みたい本『うたをうたうとき』詩:まど・みちお絵:わたなべよしえ「子どもとの生活は、ままならない日もあり反省も多いので、そんなときはだれかの考え方や生き方、表現に助けを求めます。その中でも一昨年くらいに出会ったこの一冊には、上手くいかなかった日の終わりを厚ぼったい風で包み込んで、サーッと流してくれるような太っ腹な感覚があり、購入してからリビングの本棚に置いて、深呼吸するように手に取っています。“どうしていつも / もうすんだとすれば ”という詩が特に好きです。楽しかった日、悲しかった日、大変だった日、さまざまな一日の終わりのおともに、ぜひ」2024年2月(予定)より、平野みかほさんのコラム連載がスタートします! お楽しみに!
2023年12月06日【彼を惹きつける】やっぱりこんな子が好き♡男性に聞いた「気になる子」の特徴!恋愛がなかなかうまく行かなかったり、素敵な異性に出会えないなど、悩んでいませんか?今回は、少しの自己改革で恋愛成功への近道!あなたが見直すべきポイントを紹介します。振る舞いへの気づき「気になるのは、物の取り扱いや自分の行動。見た目や言葉使いだけでなく、大雑把な行動は、見た目とのギャップになり、マイナス面に映ることもあります」(30代/男性)「人の表情が読めない場合、ミステリアスさがあると思いますが、やはりニコニコしている子の方が魅力的に見えます」(20代/男性)まずは相手に対する感じのよさや、礼儀正しさが大切ですね。ただし、あくまで自然体で、気になる人だけに振る舞うだけでは意味がない、ということも忘れずに。自分を変えることで魅力が際立つちょっとした意識の変化や小さな行動の見直しで、周囲の評価も大きく変わるはずです。よりいい出会いや縁を求めるなら、自分自身の見直しから始めてみるのもオススメです。恋のチャンスをつかむためのきっけは、自分自身にあるのかもしれませんね。(愛カツ編集部)
2023年11月30日<学校で教えてくれないこと>をテーマとした絵本連載。今回紹介するのは【文のない絵本】。絵を見て、考えて、想像して、自分で物語をつくることができます。小さな子でも楽しめるやさしい内容から、大人も心に響く作品まで、ママでありモデルで絵本ソムリエのアンヌさんにとっておきの8冊を厳選してもらいました。ママ・パパが物語を想像させる声かけをしたり、親子それぞれでつくった物語を発表しあうのもいいかもしれません。物語を自分でつくる絵本 01エモーショナルな気持ちに『やこうれっしゃ』『やこうれっしゃ』作:西村 繁男(福音館書店)対象年齢:4歳くらいから「上野から金沢までの夜行列車が走っていた時代。たくさんの乗客を乗せて発車します。見開きいっぱいの車内風景。座席ごとの個々のやりとりはそれぞれにストーリーがあり、想像するのが楽しい作品です。何を食べているのか、どんな会話をしているのか、寝ている人はどんな夢を見ているのか……お子さんに聞いてみるのも。大風呂敷の荷物、カーテンや扇風機のついた車内、お弁当販売の様子など、今と昔の違いに注目してもおもしろく、見どころ満載の一冊です」物語を自分でつくる絵本 02見る人によって捉え方が大きく変わる!『なみ』『なみ』作:スージー・リー(講談社)対象年齢:5歳くらいから「目の前に真っ青な海が広がっていたら、どんな気持ちでしょう? 女の子は、満面の笑みで波打ち際に駆け寄り、押しては返す波と1ページごとに対話します。あるときは逃げてみたり、あるときは襲い掛かってみたり、ときには戯れてみたり。お子さんに波が醸し出すイメージや、女の子の気持ちを想像させたり、言葉にさせてみてください。自分のなかにあるさまざまな思いを言語化する機会にもなるでしょう。波の水色の使われ方にもぜひ注目してみて」物語を自分でつくる絵本 03ユニークな絵がおもしろい!『ぞうのボタン』『ぞうのボタン』作・絵:うえののりこ(冨山房)対象年齢:3歳くらいから「一頭の大きくてまんまるなゾウ。『でも、見て見て~』とおなかを指差してみてください。ボタンが付いています。開くのかな? なかはどうなっているのかな? などと想像させてからページをめくると……。ゾウは服のように脱げて、なかからウマが出てきます。おなかにはまたボタンが。お子さんの方から、次は何が出てくるか、教えてくれるかもしれません。次から次に出てくる動物を考えるのは、小さいお子さんの心が弾みます。最後もとてもユニーク。想定外の展開も想像できるようになるといいですよね」物語を自分でつくる絵本 04何をつくっているか考えてみよう『なんに かわるかな?【新版】』『なんに かわるかな?【新版】』作:パット・ハッチンス解説:広松由希子(ほるぷ出版)対象年齢:3歳くらいから「たくさんの積み木。横には男の子と女の子がいます。『何をつくるのかな?』『あ、大変! どうしよう!』『何に変えようかな?』。そんな声がけをしながら、つくって、壊して、形を変えてと、どんどん変化する積み木の物語を引き出してみましょう。いろいろと語ってくれるお子さんもいれば、静かに眺めていたいお子さんもいるはずです。それぞれに合ったリズムで繰り返しページをめくってみて。絵から得られる情報をたくさんピックアップして、想像力を広げていけますよ」物語を自分でつくる絵本 05小さな子にぴったりなやさしい絵『じのない えほん』『じのない えほん』文・絵:ディック・ブルーナ訳: いしい ももこ (福音館書店)対象年齢:0歳くらいから「まだ言葉を発しない年齢のお子さんには、身近な様子がシンプルに描かれたものがベスト。朝起きてから寝るまでの男の子の1日を、ページをめくるごとに追っていきます。『これは何かな?』『何をしているところかな?』『このあとは何をするのかな?』。そんな声がけでいろいろなイメージを膨らませてあげましょう。反応がなくても問題ありません。『これは石鹸』『歯をみがいているね』と言葉を添えてあげたり、お花や積み木の数を数えてみても楽しめますよ。お馴染みブルーナの絵はいつ見ても和みます」物語を自分でつくる絵本 06赤いマーカーで何をつくる?『ジャーニー女の子とまほうのマーカー』『ジャーニー女の子とまほうのマーカー』作:アーロン・ベッカー(講談社)「ひとりの女の子がなんだか退屈そうにしています。お友達もいないし、家族のみんなも相手にしてくれません。そのとき、ふと目に入った赤いペン。何気なく扉を描いてみると、ドアが開いて眩い不思議な世界へ迷い込みます。女の子が小舟、気球、と思いついたものを描くと、次々と本物に。スリリングな場面もペン一本で切り抜け、想像力で不可能を可能にしていくファンタジー。そして素敵な出会いが……。次はどうなるか、こんなときどんなものを描くか、お子さんに尋ねてみながらページをめくってみて。きっと心の大冒険が待っていますよ」物語を自分でつくる絵本 07今はあまりない文化に大人がグッとくる作品『かさ』『かさ』作・絵:太田 大八(文研出版)対象年齢:3歳くらいから「モノクロの街。あちこちに黒い傘。でもひとつだけ小さな赤い傘が。表紙を開くと、さしているのは女の子。もう一本、大きな傘を持って雨のなかどこかに向かっています。途中で、鴨を目で追ったり、友達とすれちがったり。角を曲がり、貨物列車を見下ろし、歩道橋を渡り……。お父さんを駅まで迎えに行く様子が描かれています。『どこへ行くのかな?』『女の子はどんな気持ちかな?』などと、お子さんに声がけして、展開を考えさせるのもいいでしょう。色が限定され、文章もないことで、逆にたくさんの情報を頭に思い描きます。豊かな読みができる傑作」物語を自分でつくる絵本 08自分以外の気持ちを考えられる一冊『アンジュールある犬の物語』『アンジュールある犬の物語』©1982 by Casterman Editions 作:ガブリエル・バンサン(BL出版)対象年齢:6歳くらいから「ある日のこと。一匹の犬が車から捨てられてしまいます。犬は車を追いかけますが……。このかわいそうな犬はどうなってしまうのでしょう。次々と展開する場面から、犬の気持ちを考えてみたり、次に起こることやそのあとの展開を予想したり。お子さんと一緒にお話をつくりながら読むと、たくさんの要素に気づいていきます。十分読んだら、今度はひとりで物語を語らせてみても。一緒に考えたお話をなぞる形でもいいでしょう。鉛筆一本のシンプルな絵だからこそ、自由に彩らせたり、発想を遠くへ飛ばすことができるもの。豊かで心打たれる作品です」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2023年11月30日第一子が生まれる直前のこと。義母がしつこく子どもの名前聞いてしました。なので夫と一緒に決めた名前を答えたところ……。 義母に子どもの名前を伝えると…第一子である娘が生まれる直前のこと。義母がしつこく「子どもの名前は決まったの?」と聞いてくるので、夫と二人で真剣に話し合って決めた名前を伝えました。そのときの義母の第一声が「変な名前~!」でした。しかも、小馬鹿にしたように笑ったんです。 その後も「こっちの名前の方がかわいいわよ。その名前変だから!」と何度も名前を変更するように言われました。極めつけに、娘が生まれた後もわざとなのか天然なのか間違った名前で呼ばれ、娘の大切な名前を軽んじられてる気持ちになりました。 気に入らない名前なのは仕方がないとも思いますが、否定するにしても伝え方があるだろうと感じました。 ◇ ◇ ◇ 思いを込めて付けた名前を軽んじられたら、イヤな気持ちになりますよね。違った名前で呼ぶことも信じられず……、言われたことは一生忘れられませんよね。円満にお付き合いするためにも、言動には気をつけたいですね。 作画/さくら著者:春日マリ元気過ぎる姉弟の母。現在は育休中で隙間時間に執筆活動にもチャレンジ中!
2023年11月28日楽しく読み書き計算の基礎づくりをーー『ワーキングメモリがぐんぐんのびる 単語メモリカードゲーム』「ワーキングメモリ」とは、目や耳から入ってくる情報を限られた時間で記憶し、統合しながら意味を理解する脳の働きのことです。ワーキングメモリに弱さがあると、学習の基礎である文字の読み書きや数の理解がスムーズに進まず、つまずきを感じやすくなります。本書は、カードゲーム方式で無理なく・楽しくワーキングメモリを伸ばすことを目的とし、ワーキングメモリ理論に基づいた教育支援の第一人者である広島大学大学院 人間社会科学研究科教授の湯澤正道先生が考案した5歳から大人までを対象としたカード教材です。カードは、本書の『音韻意識を高める単語メモリカードゲーム』に加え、『算数の基礎をそだてる数字マッチングカードゲーム』『特殊音をすばやく読む単語マッチングカードゲーム』と、全部で3つのシリーズで構成されています。カード毎に記憶機能を高める3つのゲームが収録され、親子や友達同士、支援者と遊びながら、楽しく読み書き計算の基礎づくりができるよう工夫されています。ワーキングメモリは国語や算数などすべての学習の基礎になるものですが、いったん学習が遅れてしまうと机に向かって勉強をすることに苦手意識を持ってしまうことも……。ワークシートのような勉強方式ではハードルが高いと感じている子どもも、カードゲーム方式の学習であれば取り組みやすいのではないでしょうか。家庭学習はもちろん、特別支援教育や放課後等デイサービスなど学校や支援の現場にもおすすめの教材です。理由が分かれば優しく寄り添えるーー『発達障害・グレーゾーンの子どもが見ている世界』本書は、発達障害・グレーゾーンの子どもが見ている世界をマンガで分かりやすく解説し、子どもの視点から行動の理由を探り、接し方のヒントやアドバイスがまとめられた一冊です。すぐに走り出してしまう、ルールや順番が守れない、友達を叩いてしまうなど、子どもの行動は大人からしてみれば不可解なことが多く、どう対応したらいいのか悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。本書では、「不可解な行動にも、その子なりの理由が必ずある」と伝えています。前半では、主に3~8歳の子育てで保護者が戸惑いがちな「ナゾの行動」をいくつか取りあげ、それぞれ2つのケースを紹介。発達障害・グレーゾーンと言われている子どもも十人十色です。同じような行動であっても、その理由は子どもにとって異なることを感じられるように工夫がされています。監修は、北海道大学名誉教授であり児童精神科医の田中康夫先生。発達障害の特性を持つ子どもやその家族、さらに関係者たちと繋がり、支え認め合うことを大切にした治療で支持されている発達障害のエキスパートです。本書の後半では、行動を理解したうえで、発達障害がある子どもと向き合うときに保護者が意識したいことについても記されています。親子で優しい絵本の時間をーー『たれみみうさぎのリッキ』本書は、ヨーロッパで人気の絵本作家ヒド・ファン・ヘネヒテンが手がけた全世界でシリーズ累計300万部発行のベストセラー絵本です。25年前に刊行された本書が、この秋復刊されました。うさぎのリッキの耳は、みんなの耳とは違います。なぜかいつも右の耳だけ、ダラーンと垂れ下がっているんです。みんなが「たれみみ」と笑うので、ピーンと立った2本の耳がほしくてたまらないリッキ。いろいろな方法で耳をのばそうとしますが、うまくいきません。でも、みんなと違うことは本当におかしなことなのでしょうか?時には泣きじゃくって、時には笑い転げて、「見た目も、性格も、考え方も、それぞれ違っていいんだよ」と、うさぎたちが教えてくれる絵本です。本書の対象年齢は3歳から。親子で過ごす絵本の時間を通じて「君は君のままですばらしい」と、お子さんに伝えてみてはいかがでしょうか。エリートなのに仕事ができない、当事者の葛藤ーー『ルポ高学歴発達障害』「ケアレスミスが多い」「人間関係がうまくいかない」など、生活や仕事上で問題を抱えることもある大人の発達障害。その中には、世の中で「高学歴」と言われる人も少なからず存在しています。世間一般の「エリート」のイメージと「障害」の実情の狭間で理解が得られず、周囲と自分を比べては落ち込み、悩みを抱えている当事者は多いと言われています。本書は、自身も発達障害当事者である著者の姫野桂さんが、高学歴の発達障害にフォーカスし「理解が得られにくい不条理」に迫った一冊です。本文では10人の発達障害当事者のインタビューを掲載。実態の見えにくい当事者の声を拾いあげると共に、大学の教壇に立つ側の視点として現役の大学教授に、医療側の視点として精神科医の取材も。大学における学習支援や、就労支援を行っている企業の取り組みも紹介されています。「高学歴」ということで、周囲から期待されるボーダーラインが上がり、理解を得られない人がいる現状を伝える本書は、今まさに苦しい思いをしている当事者にとって一助となるのではないでしょうか。それと同時に、発達障害が取りざたされる背景にある「異質であること」「非効率的であること」に不寛容な社会の姿を浮かびあがらせているようです。『自閉症児のことばを育てる発達アプローチ~ことばの6ステージ・特徴の理解と逆転の支援~』本書は、自閉スペクトラム症がある子どもの「ことばの発達とコミュニケーション」に焦点を当て、家庭でできることばの療育方法を紹介した一冊です。第1部では、「自閉症児のことばを引き出す方法」を、第2部では、自閉症児のことばの成長段階を6つのステージに分け、各ステージの特徴と支援方法に加え、逆転の発想のアプローチも紹介。6つのステージに分けられていることで、個々の成長に適したアプローチや、次に実践することなどが分かりやすく、療育の見通しがつきやすい内容となっています。著者は、自閉スペクトラム症がある娘の父親でもあり、発達支援教室で指導員を務める臨床心理士の矢幡洋先生。これまで40冊以上の著作を出版し、『数字と踊るエリ』(講談社)は第33回講談社ノンフィクション賞の最終候補にも。本書は、著者が自身の子育てを基に、子どもが興味を示し、家庭の日常の中で実践しやすい楽しいアプローチ方法がピックアップされています。子どもの発達で悩む保護者のヒントになると共に、家庭で行うことばの療育の楽しさも感じることができる一冊ではないでしょうか。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年11月18日絵本で見るような、まんまるなホットケーキ…おうちでも作ってみたいと思ったことはありませんか?あこがれのおおきくてふわふわなホットケーキをフライパンで簡単に作れる『まんまるおおきなホットケーキのもと』 のリニューアルを記念して、2023年11月18日(土)に1日限定の試食イベント「笑顔あふれるまんまるぬくもり絵本カフェ」が、二子玉川 蔦屋家電(2F、E-room)にて開催されます。試食してアンケートに答えた方には、なんと『まんまるおおきなホットケーキのもと』をプレゼント!週末のお出かけにいかがでしょうか?「まんまるおおきなホットケーキのもと」って?『まんまるおおきなホットケーキのもと』は、「絵本で見たようなまんまるおおきなホットケーキを焼きたい」という声をもとに、おうちのフライパンでもふっくらふくらみ、ふんわり・ふかふか軽い食感になるよう工夫をした、昭和産業株式会社のホットケーキミックスです。2023年9月にリニューアルして、より作りやすく、よりおいしくなりました!1日限定の試食イベントが開催「笑顔あふれるまんまるぬくもり絵本カフェ」は、絵本の世界を再現したようなカフェ空間。絵本を読んだり写真撮影をしたり、ゆったり過ごしながら、『まんまるおおきなホットケーキのもと』で作った焼きたてホットケーキを試食することができます。会場は、子育て世代が多く集う BOOK&Café「二子玉川 蔦屋家電」特設ブース。絵本の森をイメ ージした会場内は、人口芝の床に直接座ることもできるくつろぎの空間となっています。絵本の登場人物になったような写真も撮れちゃうかも!?絵本の世界のようなカフェ空間で、焼きたてホットケーキを試食してみませんか?■「笑顔あふれるまんまるぬくもり絵本カフェ」実施概要実施日:2023年11月18日(土) 会場:二子玉川 蔦屋家電(2F、E-room)東京都世田谷区玉川 1-14-1 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット TEL:03-5491-8550実施時間:14:30~18:00対象者:オープン内容:絵本のようなくつろぎのカフェ空間と試食体験●自由来場、写真撮影可 ●ホットケーキを限定 200 食提供プレゼント:試食後、その場でアンケートにご回答いただいた方に『まんまるおおきなホットケーキのもと』プレゼント<本件お問い合わせ先>昭和産業株式会社 お客様相談センター フリーダイヤル: 0120-325-706(平日9時 ~17時)
2023年11月08日子どもの読み聞かせ絵本は、良質なものがたくさんありますよね。そのなかで偶然出会った、大人の心にツーンとくる絵本を3冊ほどピックアップしてみました。親子の関係・葛藤をやさしく描いた構成が素晴らしく、泣けますまず最初に紹介する2冊は、子を持つ親なら確実に、ましてや女の子ママなら胸を打たれること間違いなしのおすすめ絵本。もちろん男の子ママでも、我が子を思う気持ちは同じですから読めばどっぷり共感するのは確実です!私自身はもう読み聞かせをする時期を卒業しましたが、それでもなお、手にしてゆっくりページをめくりたくなる、そんなとっておきの2冊をご紹介します。「ちいさな あなたへ」(文/アリスン・マギー、絵/ピーター・レイノルズ、訳/なかがわちひろ)発行/主婦の友社(写真上)初版は2008年に出ているのですが、私が購入したのはそれよりずいぶん後のこと。ちょうど娘が小学生になる前のクリスマスの頃、新聞の書評欄で見つけて買いました。絵がとにかくおしゃれ!そして見開きごとに展開する「ママ」から、子どもである「あなた」に届ける言葉の数々が本当に心に染みわたります。子どもの成長をやさしいまなざしで見守りながら案じる親心…そこにじ~~~んとなり、最後は自分の母にも「ありがとう」を言いたくなる、そんな素敵な絵本です♡「ママ」(著者/カン・ギョンス)発行/永岡書店(写真上)こちらも同じ頃に仕事を通じて手にした1冊。ソウル生まれの著者が紡ぐある母親の物語…ですが、開いてみてびっくり!1冊を通して出てくる言葉はなんと「ママ」だけ。それなのに、その一語だけなのに、ページを進むごとに、感情を激しく揺さぶってくる構成で、初めて読んだときは完全ノックアウトでした。子どもを叱った日なんかは、これを読むと猛省するのみ(笑)。親と子の関係に、言葉なんて不要!そう思うくらい説得力のあるつくりで、ページをめくるたびに胸にささる1冊です。育児が辛い、すぐ怒ってしまう、そんな自分も嫌だ…こういう負のループにハマりそうになったり、疲れちゃったな、って思ったりしたら、ぜひ読んでみてください。言葉では言い表せないけれど、子どもは確実に成長をし、自分はいつか必ず老いていく…。だからこそ、子どもとの慌ただしい日々はとても愛おしいんだと、また頑張ろうって思える力をきっとくれるはずです。迷える大人のための絵本「しろ」(作/阿部はまじ、絵/平澤まりこ)発行/ミルブックス3冊めは友人のイラストレーターが絵を担当している特別な絵本。優しくてとっても不思議なストーリー。読み終わったときに色々な解釈ができるところが楽しいんです。自分って何者なのか、そういうことを子どもと一緒に考えるきっかけにもなる貴重な1冊。周囲に流されず、自分らしく生きることはとても素敵なこと、そんなメッセージが込められているような絵本です。やさしいタッチで登場する動植物もかわいいので、その絵を楽しみながら読み聞かせするのもおすすめです。編集Aの勝手なセレクションでピックアップした3冊ですが、まだ読んだことないというママさんがいらしたら、ぜひ手にとってみてください。どの絵本も、読みおわったあと、ほんわか温かい気持ちになると思います♪
2023年11月02日これなんて読むの!?と驚くような難読漢字や、よく使うのに意外と読めない常識漢字…あなたも漢字クイズにレッツトライ!「瑞々しい」はなんて読む?皆さんは「瑞々しい」という漢字、見たことありますか?初めて見る方は中々読むのが難しいと感じてしまうかもしれません。ではいったいなんと読むのでしょうか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。正解は…正解は「みずみずしい」でした!「瑞々しい」とは「若々しく水を含んだように艶がある様子」を指し、類語としては、「いきいき」「新しい」「幼少」などがあげられます。主に果実や野菜、人間を形容する言葉として用いられますが、考え方に関して使用される場合もありますよ。また別表記として「水水しい」「水々しい」もありますが、こちらは誤記だとされているので間違えて使わないようにしましょう!「瑞々しい」を用いた例文としては、「あの頃の瑞々しい感性はどこにいってしまったのか」「彼女の部屋から瑞々しい香りが漂ってきた」などがあげられます。皆さんは正しく読むことができましたか?ぜひ日常生活で活用してみてくださいね。《参考文献》・『デジタル大辞泉』(小学館)・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)・『日本大百科全書』(小学館)
2023年10月31日株式会社佼成出版社は、2023年10月24日(火)に、新刊クリスマス絵本『うらがえしサンタ』(苅田澄子・作/高畠那生・絵)を発刊します。ハラハラしながら最後は心が温かくなる絵本【あらすじ】寝坊したサンタがあわてて服をうらがえしに着ると……真っ黒い服の“うらがえしサンタ”になっちゃった!寒いのがきらいで、プレゼントはてきとう。口が悪くて、なんだかエラそうなうらがえしサンタ。しかしなぜか子どもたちには人気があるようで――。いつもニコニコ、誰にでも優しいサンタクロースのイメージとは真逆のその姿から、サンタの本音が見えてくる!?やりたい放題なうらがえしサンタにハラハラしながら最後は心が温かくなる、クリスマスシーズンの読み聞かせにもぴったりな絵本です。【本書の特色】1) ユーモア絵本の名手・苅田澄子さんのテンポのいい語り口と、高畠那生さんのスタイリッシュでとぼけた絵のセンスが掛け合わさった作品2) クリスマスがきらい/えんとつから入らない/口が悪いetc…ちょっと不思議なサンタが登場!3) ラストは心が温かくなる、読み聞かせにもぴったりのクリスマス絵本!【著者紹介】★苅田澄子(カンダ・スミコ)/埼玉県生まれ。出版社勤務の後、フリーで編集をしながら、児童文学作家・小沢正氏に師事。『いかりのギョーザ』(大島妙子・絵/佼成出版社)でデビュー。その他の作品に『じごくのラーメンや』(西村繁男・絵/教育画劇)、「だいぶつさま」シリーズ(中川学・絵/アリス館)、『ことりのデパート』(まるやまあやこ・絵/世界文化社)、『むしばあちゃん』『トイレのてんしちゃん』(共におかべりか・絵/佼成出版社)など。★高畠那生(タカバタケ・ナオ)/岐阜県生まれ。東京造形大学美術学科卒業。絵本作家。2003年に『ぼく・わたし』(絵本館)でデビュー。『カエルのおでかけ』(フレーベル館)で日本絵本賞受賞。『うしとざん』(小学館)で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、小学館児童出版文化賞受賞。その他の作品に『チーター大セール』(絵本館)、『バナナじけん』(BL出版)、『おどってる こまってる』(フレーベル館)、『たまたまタヌキ』(内田麟太郎・作/佼成出版社)など。【本書の概要】書名: うらがえしサンタ著者: 苅田澄子・作/高畠那生・絵発売日: 2023年10月24日販売場所: 全国の書店・インターネット書店定価: 1,540円(税込)体裁: A4変型判/33ページISBNコード: 978-4-333-02909-9(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年10月26日近年、国際的な絵本コンペの場で受賞を重ね、ますますその存在感を高めている韓国の絵本作家たち。なかでも活躍の目覚ましい9人の絵本作家に焦点をあてた展覧会が、神奈川県の横須賀美術館で、11月18日(土)から12月24日(日)まで開催される。KPOPやK文学など、日本でも韓国の様々な現代文化が支持を集めているが、絵本の世界では特に2020年代に入ってから、国際アンデルセン賞の画家賞を受賞したスージー・リーや、ブラチスラバ世界絵本原画展で金のりんご賞を受賞したイ・ミョンエなどが話題を呼んでいる。今回の展覧会は、活況を呈する韓国絵本をまとまったかたちで紹介する日本で初めての展覧会だ。先の2名に加え、1990年代から絵本の世界で活躍し、日本でも親しまれているイ・ヨンギョン、ハン・ビョンホ、キム・ドンソン、キム・ジェホン、また活躍が知られながらも日本では未翻訳のパク・チョルミン、ソヒョン、イ・ギフンという、韓国絵本の躍進を支える9名の作家が登場。絵本原画に加え、制作過程のスケッチなども含め、計約200点が出品される。2000年以降の韓国絵本の躍動を一望にできるのが、同展の大きな魅力のひとつだ。もうひとつの魅力は、絵本制作の舞台裏にふれられる展示があること。現在の制作の現場ではCG(コンピュータ・グラフィックス)が重要な位置を占めていることから、仕上げのCGプリントとともに、制作過程のスケッチやドローイングを並べて見せる展示があるほか、創作のインスピレーションの源泉ともなる作家自身の手によるオブジェや、制作にまつわる立体資料などの紹介も行われる予定だ。なお、同展には、日本未翻訳の絵本作家が3人含まれているが、ブラチスラバ国際絵本展で「今年のイラストレーター」に選出されているイ・ギフンや、ベストセラー作家のソ・ヒョンなど、いずれも注目を浴びている作家たちだ。今回の展示は、今後の邦訳が期待される作家と作品の魅力に、いち早く出会える機会ともなるだろう。<開催情報>『となりの国の絵本 躍動する韓国イラストレーションの世界』会期:2023年11月18日(土)〜 2023年12月24日(日)会場:横須賀美術館時間:10:00~18:00休館日:12月4日(月)料金:一般1,300円、大高・65歳以上1,100円※市内在住または在学の高校生は無料公式サイト:
2023年10月24日素敵な誰かがおすすめする本って、とても魅力的で読みたくなりませんか? マタニティ期に読みたい本、子育てに悩んだときに読みたいエッセイ、子どもの心を豊かにする絵本など、子育て真っ最中のパパ&ママや先輩パパ&ママにおすすめの本を紹介してもらう連載企画。第3回目はフラワーアーティストであり、一児の母でもある宇田陽子さんの推薦図書をご紹介します。教えてくれた人宇田陽子さんフラワーアーティスト15歳男の子のママ。2009年に『logi plants&flowers』を表参道にオープン。2014年にはアートワークとして新たなブランド『PAVILION!』が誕生。花そのものの強さと、ときにはその毒々しさもストレートに表現するクリエイターとして、空間ディスプレイ、広告撮影、CMなどの装花を幅広く手掛けている。Instagram:@udayoko「フラワーコーディネーター・アーティストとして活動していて、自分自身が植物・花など自然の造形美から美しさやパワーをもらっていることもあり、息子にもたくさんの色や形を知ってもらいたいという気持ちが強くありました。なので幼少期は、感覚的・視覚的に脳に刺激がありそうなカラフルな絵本を選んだり、物語やセリフがきちんとあるものより、想像力を掻き立てるものを選ぶことが多かったような気がします。絵だけを見て、これはなんだろう? とかどんな気持ちなのかな? とか息子とよく会話していました。そんな息子も中学3年生になりました。彼が描く絵は、色の組み合わせや発想がおもしろいものが多く、積極的にいろんな色や造形物を見せてきた影響があるようにも思います」for KIDS一緒に笑いながら読める絵本『おならうた』原詩:谷川俊太郎絵:飯野和好絵本館「“おなら”を題材にした、原詩・谷川俊太郎さんの絵本。谷川さんのリズミカルな言葉の表現と飯野さんの絵がおもしろくて、一緒にゲラゲラ笑いながら読んでいました。シュールな笑いを身につけてほしくて選んだ絵本です」for KIDSたくさんの色を知れる絵本『ぶたいろいろないろ』作・絵:ユリア・ヴォリ訳:迫村裕子文溪堂「色がとってもきれいな絵本。たくさん色を知ってもらいたいなと思って選びました。いろんな動物が楽しそうにお話ししている様子をクスクス笑いながら、ふたりで順番に読んでいたのを思い出しました」for KIDS赤ちゃんの頃から楽しめる絵本『んぐまーま』絵:大竹伸朗文:谷川俊太郎クレヨンハウス「大竹伸朗さんの絵も個性的でおもしろいのですが、谷川俊太郎さんの言葉遊びのトリコに。 まだお話しできない赤ちゃんのときからよく一緒に読んでいた絵本。 “あーあー”と、とっても楽しそうに見ていた記憶があります」for KIDSワクワク、ドキドキ気分が味わえる絵本『たいようオルガン』作・絵:荒井良二偕成社「たいようがオルガンを弾くと朝がやってきて、カラフルな明るい世界が広がり、ワクワクドキドキ一緒に冒険をしているような楽しい気分にしてくれる絵本です。子どもの名前と同じだったこともあり、お友だちがプレゼントしてくれました。いちばん読んだ絵本のひとつです」for MAMA穏やかでやさしい気持ちになれる本『花のうた』著:おーなり 由子KADOKAWA「アシスタント時代に出会った本なのですが、花言葉とはまた違った感覚でいろんなお花の新たな一面をたくさん知ることができるような、お花の物語を読んでいるような。読んでいるとなんとも言えない切ない気持ちになると同時にふわっとお花の香りを感じることができ、穏やかでやさしい気持ちになる、そんな不思議で素敵な本です。何度も繰り返し読んでいるのですが、毎回私はお花のことが本当に大好きなんだなぁと再認識させてくれます。挫けそうになったアシスタント時代もお花のやさしい気持ちに何度も助けらました」※販売は終了しています。次回もお楽しみに……!
2023年10月22日これなんて読むの!?と驚くような難読漢字や、よく使うのに意外と読めない常識漢字…あなたも漢字クイズにレッツトライ!「喚く」はなんて読む?「喚声」「召喚」などで使われている「喚」という漢字。音読みだと「かん」だから、「かんく?」はもちろんしっくりこないですよね。いったいなんと読むのでしょうか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。正解は…正解は「わめく」でした!「喚」は音読みで「カン」、訓読みでは「よぶ、さけぶ、わめく」と読み、類語としては、「叫ぶ」「怒鳴る」「張り上げる」「がなる」など。「喚く」を用いた例文としては、「泣こうが喚こうが構わない」「子どもが喚いて大変だ」などがあげられます。皆さんは正しく読むことができましたか?ぜひ日常生活で活用してみてくださいね。《参考文献》・『デジタル大辞泉』(小学館)・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)・『日本大百科全書』(小学館)
2023年10月18日読書好きな加藤家の末っ子、剣くんは、スパルタおじいちゃんの薫陶を受け、小学4年生のときには立派な本の虫に。古今東西の名作や話題の本を介して、たくさんの気づきを得る。『本の虫 ミミズクくん』は、学校でミミズクくんというあだ名で呼ばれる彼の、本への熱意と、どんなことにも懸命に取り組む健気さに打たれるコミックだ。その著者がカラシユニコさん。古今東西の名著を味方に、本が大好きな少年が、悩みと向き合う。「主人公が毎回違う本を読む話、しかもその主人公が小学生だったら面白いかも…というところからスタートしました。主人公が小学生だからといって“やわい”マンガにはしたくなかったので、ミミズクくんのキャラクターをとことん地味でアンニュイに、でも特徴あるビジュアルにしよう、家庭も厳格にしよう、とひとつひとつ設定を考えました」作中で引用される本や名フレーズは、カラシユニコさんが過去に読んだ愛読書のほか、担当さんに推薦してもらって読んだものなども。「あくまで読書のある“日常”を描きたかったんですね。ただ、ミミズクくんは毎回何かしらで悩んでいる。その悩みが引用文に後押しされて解消する流れが見えたとき、物語をまとめるのはとても爽快で楽しい作業でした。逆に引用文が内容と全然合わないときは、本を読み返して合う引用をひたすら探すか、一から別の本、別の話題に変更するかをしなければいけなかったので、そのときは大変でした(笑)」読書に熱中しているミミズクくんは光って見えるのだが、その謎も3巻でいよいよ解かれる。「連載を開始した当初は、読書を心から楽しんでいる様子の心象風景にすぎなかったのですが、彼以外にも見えている現象だとわかってきた。となると、『光る理由がちゃんとあってもいいかな』と考えるようになっていきました。連載終了にあたって、“光る理由”を明らかにすることは最終話にもってこいのテーマではないかと思い当たりましたし、名前だけ登場させて存在を仄めかしていたおばあちゃんの伏線回収の懸案もありました。そのふたつを絡めたエピソードなので、ぜひ読んでもらえたらうれしいです」ずっとミミズクくんの成長を見守っていきたかったが、惜しまれつつこの巻で完結。「ミミズクくんが読んだ本を買って読んだ、あるいは再び手にとって読んだ、という声をちらほら耳にしたのは想定外の反響でした。登場した全23冊を読破するとか、物語の舞台である横浜市の菊名駅周辺を本片手に散策するとかも、余韻に浸る楽しみとなるかもしれません」カラシユニコ『本の虫 ミミズクくん』33巻で取り上げる本はモーム『月と六ペンス』、吉本ばなな『キッチン』ほか。後半、中学生になったミミズクくん。青春の甘酸っぱい物語が増えるのも。小学館715円©カラシユニコ/小学館カラシユニコマンガ家。神奈川県生まれの帰国子女。2014年、第74回小学館新人コミック大賞〈青年部門〉で佳作を受賞しデビュー。他の著作に『メメント飛日常』が。※『anan』2023年10月18日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2023年10月17日これなんて読むの!?と驚くような難読漢字や、よく使うのに意外と読めない常識漢字…あなたも漢字クイズにレッツトライ!「誑かす」はなんて読む?「誑かす」という言葉を知っていますか?初めて見た人も多いかもしれませんね。いったいなんと読むのでしょうか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。正解は…正解は「たぶらかす」でした!「誑かす」は「だまして惑わす、人をあざむく」という意味。「誑かす」という漢字は、相手を狂わせあざむくことを表しているので「狂う」「言う」の意味を組み合わせたという由来があります。「誑かす」を用いた例文としては、「言葉たくみに誑かされる」「彼女は周囲の男を誑かす魔性の女だ」などがあげられます。また「たぶらかす」以外にも「たぶろかす」「たらかす」などと読むこともできますよ。皆さんは正しく読むことができましたか?ぜひ日常生活で活用してみてくださいね。《参考文献》・『デジタル大辞泉』(小学館)・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)・『日本大百科全書』(小学館)
2023年10月16日皆さんは、お店でトラブルに巻き込まれたことはありますか? 今回は「買ったものを奪われた話」とともに、そんなときの対処法をアンケートをもとに紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!ひったくりをする子ども主人公は、本屋に行き本を購入しました。すると、店を出てすぐに手に持っていた買い物袋を子どもにひったくられたのです。出典:エトラちゃんは見た!しかし、子どもが転んだため主人公は子どもを捕まえます。主人公は本を返すように諭しますが、子どもは本を離そうとしません。母親らしき人が来たので、やっと解決すると思ったのもつかの間…。母親は「犯罪者!本を強奪しようとしている!」と主人公を犯人扱いしてきたのです。騒ぎを聞きつけて駆けつけた店員に主人公が事情を説明。しかし、母親の勢いが凄く、子どもも「ぼくの本…」と言い出します。その後主人公はスタッフルームへ連れて行かれ、店員から問い詰められるのでした。こんなとき、あなたならどうしますか?レシートを見せるこういう場合は口でいくら言ってもらちが明かないので、自分が買った商品であるということを客観的に証明する必要があると思います。レシートをもらっているのであればレシートを見せるのがよいですし、ない場合は防犯カメラのチェックを依頼するのもよいでしょう。(50代/女性)目撃者に証言をもらう店を出てすぐなのであれば、対応した店員さんや近くいた人から証言をもらってもいいと思いました。子どもだからといって、今回のような犯罪をすることを許してはならないと感じます。(30代/女性)今回は買ったものを奪われたときの対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年10月16日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!子どもを利用した悪徳ママ主人公が本屋で買い物をしていたときの話です。目当ての本を購入し、ざっと店内を回って帰ろうとしていたところ…。子どもが後ろから走ってきて…出典:エトラちゃんは見た!後ろから走ってきた子どもに買い物袋を盗られてしまいました。しかし、子どもは逃げる途中で転んだため、あっさり捕まえることができ…。問題さあ、ここで問題です。幼い子どもにひったくりされた主人公。捕まえて母親と話すことになり、そこで衝撃の発言をされます。それは一体何でしょう?ヒント主人公はあまりの言いように絶句してしまいました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:エトラちゃんは見た!正解は「この犯罪者!」でした。騒ぎを聞きつけて駆けつけた店員に主人公が事情を説明。しかし、母親の勢いが凄く、子どもも「ぼくの本…」と言い出します。その後主人公はスタッフルームへ連れて行かれ、店員から問い詰められるのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年10月04日合同会社Reあすとれ(運営元:合同会社Reあすとれ/所在地:大阪府大阪市中央区南本町、代表社員:春瀬 ゆうな)は、展開する子どもゆめ基金イベント『おすすめ本のみりょくをお手紙で伝えよう』の後半3回を10月(10月15日、11月23日、12月10日)に開催いたします。読書の秋、10月の開催回に向けて、対象者の拡大・これまでの参加者の声・参加メリット・イベントオプションとしての本棚開放日などをご紹介いたします。『おすすめ本のみりょくをお手紙で伝えよう』イベントは、より多くの子どもたちに、伝えるコツを学んでもらうことや読書やしおり作りなどを楽しんでもらう目的で、2023年7月23日よりスタートしました。子どもゆめ基金の助成を受けて開催中で、2023年7月から12月の間に、会場を変えて合計7回の開催を予定していますイベントマンガチラシWebページ: ■情報その1■ 対象者=大人もOK夏休み中は、参加対象を子どもたち(小学1年生~高校生)としていましたが、大人の方からの参加問い合わせや親子での参加問い合わせを頂いたことから、夏休み以降は大人(大学生や専門学校生など、一般成人)も参加いただけるように対象者を拡大しています。■情報その2■ 参加者の声イベント当日は、10時~12時半まで3部構成で講師も3名。(1)選んだ本について、ワークシートに書いていこう(講師:ライティング教室あすとれ主宰 春瀬 ゆうな)(2)線画イラストに色鉛筆で色付け&しおり作り(講師:イラストレーター Tomio)(3)だれ宛か決めて、お手紙を書こう(講師:おてがみイベント主催 小森利絵)12時からは保護者もまじえ、質問タイムもあり。7~8月開催の風景(1)について=「感想文の下書きが完成した!」「理由をちゃんと伝えることが大事とわかった」などの声をいただいています。(2)について=「プロの技が聞けて良かった」「かわいいしおりが作れて子どもも大満足」など。また、「私の夢はイラストレーター。先生3人の中にイラストレーターさんもいたのでいろいろ聞きたくて参加した」という声も。(3)について=「レター用紙がかわいかった」「残りをまた家でも書いてみたい」など。12時からの質問タイムでは、「先生がみんな優しかった」「どう書けばいいのか、疑問に思っていたことが聞けた」(保護者)という回答も。■情報その3■ 参加メリット1)「読書感想文やビブリオバトル、日記の下書き」が完成。イベント3部構成のうち、『(1)選んだ本について、ワークシートに書いていこう』では、学年を配慮した下書きワークシートを用意。質問にこたえる形でふきだし内に自分のこたえを書いていく形です。終了後、12時からの質問タイムでは、希望される方に、読書感想文やビブリオバトル、日記につなげるアドバイスや添削も対応中。(3)で、「お手紙」として仕上げる以外にも、「読書感想文やビブリオバトル、日記の下書き」が完成。2)もらえるアイテムがたくさん!すてきな線画イラストのオリジナル塗り絵レターセット2種各2枚+封筒しおり用紙作文やお手紙、色塗りのコツがわかる8ページのテキストがもらえます。もらえるもの3)3人の先生になんでも聞ける質問タイムありイベント3部構成は、10時~12時となっており、12時~13時までは質問タイムとしています。今回のイベント内容に限らず、ふだん困っていること、聞いてみたかったことなど、なんでも質問OK.イベント時の先生紹介■情報その4■ 子どもの本棚無料開放日堺筋本町のライティング教室あすとれにて、子どもゆめ基金イベント参加者限定の『読書の秋 いろんな本を楽しもう』を開催予定です。水のおもちゃうぉーたーぷにぷにも作れます(ひとり2つ)。予約制、参加費無料。詳細はこちら 【開催概要】イベント名称 : 「おすすめ本のみりょくをお手紙で伝えよう」開催期間 : 2023年7月~12月 会場を変えて同じ内容を7回開催≪受付中イベント日時&開催場所≫・10月15日(日)β本町橋(大阪市中央区本町橋4-8)・11月23日(祝)東淀川区民会館(大阪市東淀川区東淡路1-4-53)・12月10日(日)大阪市立港区民センター(大阪府大阪市港区弁天2丁目1-5)各10時~12時半まで募集対象 : 小学生・中学生・高校生/大学生や専門学校生、一般成人※小学1・2年生は保護者同伴 ※親子参加、大人のみの参加もOK参加費 : 1,000円イベント詳細URL: 事前準備 : 好きな本を一冊選んで読んできてください。絵本、マンガ、図鑑など、何でもOK【主催者からのメッセージ】書く時も伝えるときも、子どもも大人も「なぜそう思うのか」「どうしてそれが好きなのか」理由を伝えることが大切だと考えています。「なぜこの場面が好きなのか」「なぜこの人物が好きなのか」ただ「好き」だけではなくて、理由を伝えられると「そういうことに興味があるんだな」など、まわりに理解してもらえて世界がひろがっていく。「伝える」って大事だなと考えています。伝えて、つながっていく練習にまた日記や感想文の下書きにそして絵の練習をしたり、しおり作りも楽しんだり。読書の秋、みんなで楽しい時間を過ごしましょう!【Q&A】これまでにいただいた質問などをまとめています。Q. どうして1,000円なの?A. 通常開催だと4,500円くらいになりますが、子どもゆめ基金の助成金が頂けたので参加費1,000円にできました!Q. 1年生も6年生も同じ内容なの?A. イベント3部構成のうち、『(1)選んだ本について、ワークシートに書いていこう』では、学年別のワークシートを用意しています。質問の内容、量がちがいますので、まだ書くことに慣れていない低学年もたくさん書きたい高学年以上や大人もそれぞれに学べますよ。Q. 感想文の下書きができるってほんと?A. 本当です。12時からの質問タイムで声をかけてください。添削してお返しします。Q. 小学生向けのイベントという印象ですが、中学生以上でも楽しめるでしょうか?A. イラストレーターさんに色付けを教えてもらってのしおり作りも含め、大人でも楽しんでいただける内容です。「理由を考える・書く」という部分は、低学年でも、学年があがっても、また高校入試の小論・面接、大学生のレポート、就活、また大人になっても必要な要素です。【「伝える・書く」に興味がある方へ】合同会社Reあすとれでは、小中学生向けの「ライティング教室あすとれ」を運営。(1)月謝制コース対象=小学4年生~中学3年生/月2回(6,600円)~/教室・オンラインあり (2)単発イベントコース対象=小学1年生~中学3年生 ※小学1・2年生は保護者同伴人気の工作&作文イベントなど、好きな回のみ参加OK。現在、受付中。先着15名様にすてきなレジン工作キットをプレゼント。 単発コース入会先着15名プレゼント(レジン工作キット)【会社概要】会社名 : 合同会社Reあすとれ所在地 : 大阪府大阪市中央区南本町1-4-6 アーカス南本町8-b代表社員: 春瀬 ゆうな事業内容: 文章教室の開催、特別イベント開催、13歳から使える情報サイト「あすとれ」企画・運営URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月02日ママもキッズも精神的に負担がかかることもあるトイトレ。できるだけ楽しく練習できたらいいですよね。今回【トイトレ】がテーマの絵本を母であり、モデルで絵本ソムリエのアンヌさんが厳選してくれました。ひとりでうんちができるようになる過程を描くものや、クスッと笑えるキャラが登場するものなど、いずれも子どもの気持ちに寄り添ってくれるお話。トイトレに挑戦前、または最中の親子はぜひ一緒に読んでみてはいかが?トイトレがテーマの絵本 01“ひとりうんち”の過程を描く『ひとりでうんちできるかな』『ひとりでうんちできるかな』作:きむらゆういち (偕成社) 対象年齢:0歳くらいから「表紙を開くとネコのミケが『うーん、うーん』。何をしているのでしょう。ページをめくると、おや! おまるでうんち。お次は小トリのピイちゃん。それから……。オムツからおまるへ、そしてトイレへとステップアップしていく過程をシンプルに描いています。いないいないばあのような仕掛けは、赤ちゃんが喜ぶこと間違いなし。ひとり立ちをサポートする『あかちゃんのあそびえほん』シリーズの一冊で、ロングセラーです。ボードブックで破れにくいのも嬉しいですね」トイトレがテーマの絵本 02焦らずゆっくりトレーニングしよう『うんちがぽとん』『うんちがぽとん』絵・文 アロナ・フランケル訳:さくまゆみこ (アリス館) 対象年齢:2歳くらいから「イスラエルの作家による大人気のトイトレ絵本。まあくんは、オムツにうんちとおしっこをします。それをお母さんがきれいなオムツと交換してくれます。ある日のこと、おばあさんがまあくんに大きなプレゼントをくれました。帽子かな? ミルクつぼかな? よく見るとおまるでした。そこで、まあくんは座ってみることに。でもまだまだ上手くできません。子どもに無理強いすることなく、オムツ卒業に導く作品。おしゃれな絵と楽しい展開で和みます。『でたかな? まだまだ』という繰り返しは、親子で掛け合いの台詞にしても」トイトレがテーマの絵本 03おしゃれな絵も魅力的『おしっこ おしっこ どこでする?』『おしっこ おしっこ どこでする?』作:レスリー・パトリセリ訳:大浜千尋(パイ インターナショナル) 対象年齢:2歳くらいから「おしっこしたいときはどこでする? そんな問いに、小さな『僕』がお手本を見せてくれます。最初は尿意を感じて、どうしようか迷います。でも、もうオムツでするのは嫌。そこでおまるにトライ。しばらくすると……大成功! その気持ちよさがとてもよく伝わる、可愛いボードブック絵本。バイリンガルなので、英語でも親しめます」トイトレがテーマの絵本 04ユニークなキャラと一緒なら頑張れそう!『おトイレさん』『おトイレさん』作・絵:きたがわめぐみ(教育画劇) 対象年齢:2歳くらいから「お髭を生やしたちょっとシュールなおトイレさん。みんなに自分を使ってもらいたくて、森を歩いています。すると、リスが現れシャーッとおしっこ。嬉しくなったおトイレさんは親父ギャグを放ちます。次にヘビが来て、うんちをポトン。それから小さなキリンさんもやってきて、トイレに挑戦。ユニークなおトイレさんの姿にお子さんの緊張がほぐれそう。トイトレ成功も間近になりそうな楽しい絵本です」トイトレがテーマの絵本 05やさしい絵と文がグッド『できるよできる しっこっこ』『できるよできるしっこっこ』作:西内ミナミ絵:和歌山静子 (偕成社) 対象年齢:2歳くらいから「初めの一歩はトイレでおしっこ。できるようになれば、オムツも外れ、どんどん自信が湧いてきます。セミもイヌも、大きなゾウもみんなおしっこするよとページをめくっていくと……。小さなゆうちゃんは、ほかにどんなものがおしっこするのか想像してみます。そしておまるの待っているトイレへ。『しっこっこ』というリズミカルな音が楽しく、小さい子にふさわしいシンプルな絵本です」トイトレがテーマの絵本 06ファンタジックなお話が素敵『じぶんでおしりふけるかな』『じぶんでおしりふけるかな』作・絵:深見春夫監修:藤田紘一郎(岩崎書店) 対象年齢:3歳くらいから「トイトレの最終段階は、用を済ませたあとどうするか。大人の手助けなく、ひとりでおしりを拭けるようにさせたいですね。そんなタイミングにおすすめの一冊。ひろきくんはトイレに行ってうんちをしました。すると便器が海に変わり、金色の船に乗って漂流することに。自分で拭けると意地を張っていると、船はどんどん小さくなっていきます。そして鬼のいる島に。やさしい鬼が、トイレットペーパーの使い方を丁寧に教えてくれるのです。ファンタジーのようでいて、とても実用的な作品。巻末の保護者へのアドバイスも参考になりますよ」トイトレがテーマの絵本 07真夜中のひとりトイレを描く『まよなかのトイレ』『まよなかのトイレ』作:まるやま あやこ(福音館書店) 対象年齢:4歳くらいから「真夜中、ひろこはおしっこがしたくなって、お母さんを呼びます。でも赤ちゃんのお世話で忙しそうなので、ひとりでトイレに行ってみることに。薄暗い廊下を見て、一瞬怖くなってしまいますが、ぬいぐるみのみいこに支えられて歩き出します。すると次々に動物が現れ、ドキドキワクワク。楽しいひとときに塗り替えてくれました。子どもの『身近な大冒険』を、気持ちに寄り添うように描いた暖かみのある一冊。オムツも外れ、昼間のひとりでトイレにもすっかり慣れた大きい子に」トイトレがテーマの絵本 08すっと理解できるわかりやすいストーリー『トイレトイレ』『トイレトイレ』作:©西村敏雄(小学館)「森の木の下にトイレがあります。動物たちは上手に使えるでしょうか。最初にやって来たのはサル。するりとうんちができました。次にクマ。しーしーとおしっこをします。それからゾウやワニなどが現れ、みんなキチンと水も流せます。最後に来たのはウサギ。ちょっと苦戦しますが……。小さい子にとって、ちょっと緊張するトイレ体験。暖かみのある西村さんの絵でバックアップしてくれるような一冊です」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2023年09月28日今回は、ママ友トラブルのエピソードを紹介します。幼稚園が休園ある日…子どもを預かることにその頃ママ友は…ママ友に聞くと用事があるからと子どもを預けて美容院に行っていたママ友。訳を聞くと、悪びれる様子はなく…?※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。作画:梅星なみね編集:愛カツ編集部
2023年09月25日