都会での子育てを前提に、産後の楽しいことばかりを考えて過ごしていた妊婦時代。出産予定日まで残り2カ月を切ったとき、転勤族の夫に出た辞令はまさかの「地方転勤」でした。知り合いなし! ママ友なし! ペーパードライバー! 里帰り出産を終えて地方入りした私を待っていたのは、孤独な毎日でした。 地方転勤なんて聞いていないよ!私は出産するまで都市にしか住んだことがなく、妊娠中も都市での子育てを前提に近くの支援センターを見学したり、先輩ママとの交流を深めたりしていました。夫は転勤族でしたが当面は転勤の予定もなく、仮に転勤があったとしても主要都市だと言う夫の言葉を信じて疑いませんでした。 しかし出産予定日まで残り2カ月となったとき、夫から1本の電話が。「ごめん。転勤になった! しかも地方だった」という夫の言葉を聞いて、私は目の前が真っ暗になりました。 夫の転勤予定の地は夫の会社内でも「陸の孤島」と噂されていて、都会からのアクセスが非常に悪く、車がないと身動きの取れないような場所。ペーパードライバーの私にとって、交通手段を断たれたようなものでした。 想像していた以上に孤独な地方での子育て幸いにも里帰り出産することが決まっていたので、里帰り先での生活は不自由なく過ごすことができました。地方に行くことが恐怖にしか思えず、ずっと実家にとどまっていたいとさえ思うことも……。子どもが生後3カ月になり、私たち親子も夫の待つ地方に向かう時が来ました。 地方での生活は想像していた以上に孤独で、車社会であったことから町を散歩していても人が歩いている姿はほとんどありませんでした。私は長年のペーパードライバーなので、泣き続ける子どもを乗せて運転の練習をする勇気もなく、孤独な生活に耐える毎日。誰もいない道をベビーカーに子どもを乗せて散歩していると、寂しさから不意に涙が流れることもありました。 運命を変えた! 同じ境遇のママとの出会い子どもが生後5カ月のころ、私は孤独な毎日を変えたいと思い、支援センターやママの集まりなどを必死で探しましたが、どこも遠くて車で通うことが前提の場所ばかり。唯一、近所の公民館で「0歳児親子向けのリトミック教室」が新規開催されることを知り、即座に参加希望の連絡をしました。 ドキドキしながら教室に参加すると、そこにいたのは私と同じ転勤族のママたち。境遇が似ていることもあり、すぐにみんなと打ち解け、たくさんのママ友ができました。毎週リトミック教室に通う時間がとても楽しみで、レッスンを受けているときは孤独を忘れることができました。 地方育児もなかなか楽しいママと育児の悩みを共感しあったり、気分転換に一緒にランチをしたりできるまでになり、孤独だった育児が楽しい毎日へと変わっていきました。そして、今まで知らなかった地方のグルメやおすすめスポットを、ママ友たちと一緒に開拓するようになりました。 地方育児の良いところは、なんといっても自然がいっぱいでのんびりと子育てができるところ。毎日泥んこで元気に遊んで、家の玄関にカブトムシが止まっていたことも! もっと地方育児を楽しみたいという思いから、勇気を出して運転の練習もして行動範囲が広がり、ますます地方育児が楽しくなりました。 地方で育児を始めた当初は、地方の悪い面ばかりに目が行き、地方育児をまったく楽しめませんでした。当時、孤独な生活から私たち親子を救ってくれたママ友たちには感謝してもしきれないほどです。自然たっぷりの地方環境でママ友たちと協力し合いながら子育てできたことは、自分にも子どもにとっても良い経験となりました。 イラストレーター/ちひろ著者:斉藤菜々子4歳と2歳の男の子のママ。夫は転勤族で3回の引っ越し経験有り。「子育て」「ファッション」ジャンルを中心にライターとして活動中。ワンオペでの子育てに悩み、解決の糸口になればと保育士資格を取得。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年07月07日息子がちょうど1歳のときに、夫の海外転勤が決まりました。夫が先に日本を出国し、私と息子は数カ月間夫と離れて暮らすことに。数カ月後、夫と再会したときには強烈なパパ見知りになっていた息子。夫は息子の態度に耐えられず、息子とのお風呂を拒否するようになったのですが……。 パパ見知りになってしまった息子本来なら私と息子も夫のあとを追ってすぐにでも日本を出国したかったのですが、コロナ禍の影響で入国手続きがうまく進まず、夫と離れてから数カ月が過ぎました。やっと夫に再開できたときには、ハイハイをしていた息子も歩けるようになり、自分の意思をしっかり伝えられるまでに成長していました。 夫は息子を溺愛しているため、久しぶりに会えたことに感激して抱っこをしたがっていましたが、息子は全力で拒否。のけぞりながらしばらく大泣きして物を投げる、私の顔を叩くなど夫との距離感に困惑していました。 ギャン泣きされた夫の心が折れるもともと息子はパパ大好きっ子。日本で生活していたころは、キャッキャッと楽しそうに夫と一緒にお風呂に入っていました。夫が仕事から帰宅すると高速ハイハイでお出迎えするなど、2人は相思相愛だったのです。 夫と離れて暮らしていた期間、息子がパパのことを忘れないようにとビデオ通話をよくしていました。しかし、効果はあまりなかったようで、息子はしばらく夫と目を合わせることも嫌がりました。特に夫と2人きりの空間になるお風呂を息子は全力で拒否。 夫と話し合い、息子が慣れるまでは私がお風呂を担当することにしました。そして、家族一緒に暮らすようになって2カ月後には、息子のパパ見知りはすっかり直ったのでした。 嫌がる夫を説得「〇〇くん(息子)もすっかりパパに慣れてきたし、そろそろ一緒にお風呂に入ったら?」と夫に聞くと、「泣くから嫌だ。対処方法がわからない」と今度は夫が息子とのお風呂を拒否。そして夫は泣かれるのがトラウマになり、息子を避けるようになってしまったのです。息子にギャン泣きされてしまった夫を気の毒にも思いましたが、育児に協力してくれなくなったことに私はイライラ。何度言っても夫は息子とお風呂に入ろうとしないので、夫婦喧嘩になることも。 家族みんなで暮らせるようになったのに、夫と息子の距離が開いたままではいけないと強く感じ、「このまま拒否していると、〇〇くんはもうパパとお風呂だけじゃなく一緒に何もしてくれなくなるよ。手遅れになる前にもっと関わろうとして」と夫を説得。すると夫は「それは嫌だ……」と深刻そうに呟き、息子とのお風呂を決意。すると息子は意外にもすんなりパパとお風呂に入ってくれて楽しそうでした。 夫は息子と一緒にお風呂に入れるようになってから、仕事が休みの日は必ず息子とお風呂に入り、男2人でのコミュニケーションを大事にしています。息子にギャン泣きされる歯磨きもお願いするとしてくれるようになりました。あの日を境に少しずつですが、夫は息子のパパとして頑張ってくれています。 作画/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年06月29日夫の転勤を機に退職し稼げなくなった私に、夫は何かあるたびに「お前は稼いでないくせに」と見下してくるようになりました。私も働いていないことに対する罪悪感を抱くように。黙っている私に夫の言動はエスカレートしていったのです。 稼げない私を見下す夫夫の転勤先に子どもと一緒について行くため、私は勤めていた会社を退職し、わが家の家計は一馬力となりました。無駄づかいはせず毎月やりくりを頑張っていたため、毎月まとまったお金を貯金できていました。しかし、私が仕事を辞めたころから夫の厳しい家計チェックが始まったのです。 私がドラッグストアで購入した1,000円の化粧水さえも夫は無駄と言ってきたり、夫のリクエストで購入した夕飯の牛肉は「稼ぎのないお前は食べるな!」と、私だけ鶏むね肉を食べるように強要されることも。 私は最初こそ夫に抗議しましたが、何を言っても「稼いでから意見しろ!」としか夫は言わないのです。そんな毎日に、私は働いていないことに対する罪悪感をだんだんと抱くように……。喧嘩をしながらも夫の言うことを受け入れるようになったのでした。 言動はさらにエスカレート夫の言動はさらにエスカレートしていき、水道とガス代がもったいないからと私だけお風呂の時間を5分以内に制限されるように。5分が過ぎると早くお風呂から出るよう夫が催促をしにきて、「お前はこんなこともできないなんて、本当に無能だな」と言ってくるようになりました。そんな日々が続き、とうとうブチ切れてしまう出来事が起こったのです。その日、夫にテレビのリモコンを取ってほしいと私はお願いされましたが、ちょうど生後3カ月の息子のおむつ替え中で手が塞がっていたため、今は無理だと夫へ伝えました。すると「ごちゃごちゃうるせーな! お前ら(私と息子) は稼いでねえんだから、まずは俺の言うことを聞け!」と怒鳴ってきたのです。 私だけではなく、子どにも怒鳴った夫に私の怒りは爆発。慣れない育児や寝不足の日々も重なり、私は夫へ今までの不満をすべてぶつけ、最後は離婚すると切り出しました。 原因はプレッシャーだった「離婚」という言葉と今まで見たことのない私の怒りように、さすがの夫も冷静になったようで何度も謝ってきました。そして、夫は私に本音を明かしてくれたのです。「本当は自分の言動が異常だって気付いてた。自分(夫) ひとりで家族を支えなきゃいけないことが想像以上にプレッシャーで、自分でも感情をコントロールできなくて……」と、かなり追い詰められている様子の夫を見て私も仕事をすることを決意。 しかし、これからも夫の転勤は続くため、決まった場所で働き続けることは難しく……。夫と相談した結果、息子を家で見ながらフリーランスで働くことにしました。最初こそ育児と仕事の両立はうまくいきませんでしたが、現在は何とか軌道に乗ったのです。少しですが収入も増えたおかげで、夫と私の心にも余裕ができ、以前のような穏やかな日々が戻ってきたのでした。 夫が妊娠・出産のつらさを知らないように、私も夫が仕事や家族を養うことで感じるプレッシャーやストレスを本当の意味では理解できていないと思います。もしかしたら、そういった日ごろの私の態度が夫を暴走させてしまった理由の1つだったのかもしれません。自分が経験したことのないことでも想像力を働かせ、相手に寄り添う大切さを学ぶことのできた体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年06月26日このお話は作者ツムママさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ「財布を忘れた」というママ友のお茶代を立て替えたことが、あんなに大きなトラブルになるなんて…。この時はまだわかっていなかったのでした。■夫の転勤で引っ越しが決まり…■知り合いが誰もいない街での生活に不安を抱える突然知り合いが誰もいない土地へ引越しすることに。泣きじゃくる息子をなだめる一方で、自分自身もまた、不安な気持ちになるのでした。次回に続く「ママ友の財布」(全56話)は17時更新!
2022年06月25日現在1歳10カ月、8カ月の姉妹を育てるしまちゃんさん(仮名)の“孤育て”体験談をマンガ化。長女0歳、妊娠7ヵ月の頃に夫の転勤が決まり、引っ越し作業をサポートするため義母が手伝いに来てくれることに。しかし、負担が減ることはなく……。 サポートに来たはずの義母が…長女10カ月、次女妊娠7カ月の時に静岡県から兵庫県への転勤が決まりました。新居となる宿舎には、夫の出勤日の10日後まで待たないと入居できないため、それまではホテル住まいになるとのこと。つかまり立ち盛りの娘とホテルで10日間も過ごすのは難しいと判断し、夫だけが先に兵庫県へ向かうことになりました。 残された私のところへは、義母が手伝いにきてくれることになりました。しかし、お腹が張る中でも長女をおんぶして引っ越し準備、家事、義母の買い出しまでこなさなければならず、むしろ大変さは増す一方でした。 引っ越し当日も、業者対応から清掃、移動の手配まですべて自分でおこない、本当に疲れました。 義母が放ったまさかの言葉に愕然無事に夫と合流できたものの、疲労が溜まり、お腹の張りが激しくなってしまいました。さらに長女の世話もしなければならず、本当にいっぱいいっぱいでした。 新居にはエレベーターが無く3階の部屋だったため、段ボールの後片付けなどは主人に頼んで、張っているお腹を気遣って1人で休んでいました。 すると、それを見た義母が「旦那がこき使われて可哀想すぎる。1人だけ休んでいるなんて常識がない」と言うのです。 ものすごくショックでしたが、夫も新しい職場で忙しいのか毎日帰宅が遅く、なかなか話を聞いてもらえず悲しくなりました。 心身ともに疲れ切った私は…当然周りに知り合いはおらず、近所の奥様たちの井戸端会議に参加する余力もない。さらには義母への対応に追われ……心身ともに疲れ切ってしまった私は、引っ越し後1カ月で実家に戻ることを決意しました。 今は両親と同居家族に手伝ってもらいながら、毎日を平穏に過ごしています。長女は実家近くの保育園に通い、単身赴任の夫もたまに遊びにきてくれます。 もし、あのままの生活を続けていたら、本当に気が滅入ってしまっていたと思います。辛くなったら、逃げ道あるなら逃げてもいいのかな、と。夫と離れて暮らすのは寂しいですが、心と身体にゆとりを持ちながら子育てすることができています。 体験談/しまちゃん作画/Michika 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2022年06月07日現在1歳10カ月、8カ月の姉妹を育てるしまちゃんさん(仮名)の“孤育て”体験談をマンガ化。長女0歳、妊娠7ヵ月の頃に夫の転勤が決まり、引っ越し作業をサポートするため義母が手伝いに来てくれることに。しかし、負担が減ることはなく……。 サポートに来たはずの義母が…長女10カ月、次女妊娠7カ月の時に静岡県から兵庫県への転勤が決まりました。新居となる宿舎には、夫の出勤日の10日後まで待たないと入居できないため、それまではホテル住まいになるとのこと。つかまり立ち盛りの娘とホテルで10日間も過ごすのは難しいと判断し、夫だけが先に兵庫県へ向かうことになりました。 残された私のところへは、義母が手伝いにきてくれることになりました。しかし、お腹が張る中でも長女をおんぶして引っ越し準備、家事、義母の買い出しまでこなさなければならず、むしろ大変さは増す一方でした。 引っ越し当日も、業者対応から清掃、移動の手配まですべて自分でおこない、本当に疲れました。 義母が放ったまさかの言葉に愕然無事に夫と合流できたものの、疲労が溜まり、お腹の張りが激しくなってしまいました。さらに長女の世話もしなければならず、本当にいっぱいいっぱいでした。 新居にはエレベーターが無く3階の部屋だったため、段ボールの後片付けなどは主人に頼んで、張っているお腹を気遣って1人で休んでいました。 すると、それを見た義母が「旦那がこき使われて可哀想すぎる。1人だけ休んでいるなんて常識がない」と言うのです。 ものすごくショックでしたが、夫も新しい職場で忙しいのか毎日帰宅が遅く、なかなか話を聞いてもらえず悲しくなりました。 心身ともに疲れ切った私は…当然周りに知り合いはおらず、近所の奥様たちの井戸端会議に参加する余力もない。さらには義母への対応に追われ……心身ともに疲れ切ってしまった私は、引っ越し後1カ月で実家に戻ることを決意しました。 今は両親と同居家族に手伝ってもらいながら、毎日を平穏に過ごしています。長女は実家近くの保育園に通い、単身赴任の夫もたまに遊びにきてくれます。 もし、あのままの生活を続けていたら、本当に気が滅入ってしまっていたと思います。辛くなったら、逃げ道あるなら逃げてもいいのかな、と。夫と離れて暮らすのは寂しいですが、心と身体にゆとりを持ちながら子育てすることができています。 体験談/しまちゃん作画/Michika 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2022年06月07日転勤が少ない部署だと聞いていた夫からまさかの転勤の話。子どもはまだ生後半年で私は育休中の身……。長年勤めた仕事を辞めてついていくべき? 見知らぬ土地で新しい仕事は見つけられる? そもそも、子育てしながら仕事は続けるべき?家族にとって正解はどれなのかと、私は悩んでしまいました……。 現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 突然の辞令で転勤に夫の会社は全国転勤が多い会社だったのですが、夫の部署でこれまで転勤している人はおらず、ずっと転勤はないだろうと結婚前から夫と話していました。それが、子どもが生まれて生後半年になったころ、転勤に。背景にはほかの方の人事問題があったようですが、まさかの、育児が大変な時期の転勤辞令。そして私は育児休業中というタイミングの悪さでとても悩みました。 1番気がかりなことは夫の転勤について行く場合に、一番気がかりなのは自分の仕事のことでした。長く勤めていた会社だったので、職場復帰後は時短勤務にして子どもは保育園に預け、送り迎えは私がする予定でした。しかし、新しく仕事をするとなると、いきなり時短勤務で採用してもらえるだろうか、パートで仕事を探すことになるのだろうか、周りにサポートをしてくれる人もいない土地で仕事を見つけられるのだろうか……と、不安に襲われてしまいました。 「子どもが体調を崩したときは…?」子育てママの転職事情を調べてみました。やはり子どもが小さいと体調を崩すことも多いので、子どもを誰がみるのか面接で聞かれたという話が多くありました。夫の勤務先についていくと、私が子どもをみるしかないので、採用面接で落とされるのでは? という不安がまたまたのしかかってきました。こうやって考えると育児は夫婦だけでは本当に手が足りないように感じます。調べれば調べるほど、今の仕事を辞めてついていくのが不安という気持ちに陥りました。結局、育休が終わるまでは夫には単身赴任をしてもらい、育休中にゆっくり考えることに。 子どもが生まれてから、働き方でこんなに悩むとは思いませんでした。転勤辞令がきっかけではありますが、「育児プラス仕事」の生活がそもそも自分に可能なのかも考えるように。自分に余裕がなくなると、子どもにあたってしまいます。子どもの成長とともに大変さも変わってくるのかもしれませんが、今のところ育児の大変さは子どもがいなかった会社員時代に私が想像していた以上です。子どもが手がかからくなるまで仕事をセーブすること、仕事復帰してみて様子を見ることなど、どれが正解かはわかりませんが、じっくり考えて夫婦で話し合い、自分たちが選んだ道を正解にしていけたらいいなと思います。著者:横山 洋子2歳児のアクティブな男の子ママ。ライター、動画編集者として活動中。
2022年05月26日転勤にともない、実家のそばに引っ越すと、夫が実家に入り浸るように。妻は疎外感を募らせていきますが、夫の出身地で初めての子育てをする妻の不安な気持ちに夫はまったく気付きません。実家が近いのは良いことなのか、はたまた…? 読者の意見と共にご紹介します。■見知らぬ土地で初めて育児する不安出産後、夫・祐次の転職にともない、夫の出身地に引っ越した若菜。休日、家族3人で出かけようとするも…自分も子どもを連れて祐次の実家に行けばよかったのだろうかと思いつつ、若菜が足が遠のくのには理由がありました。■妻の気持ちをわからない夫娘といても、孤独を感じる若菜。娘にもつい、きつくあたってしまうのでした……。次の日。若菜は義実家から帰ってきた祐次と話し合いを持ち、娘の面倒をみてほしいと伝えました。自分の気持ちを理解してくれていなかった祐次に怒りを感じる若菜。一方、祐次はなぜ若菜が家を出て行ってしまったのかまったくわかっていないのでした……。こちらは投稿されたエピソードを元に5月1日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■いつまで「息子」のままでいるつもり!?家族3人の居場所を作りたかった若菜の気持ちに気付かなかった祐次。うちの夫もそう! 似たような経験のある読者の感想からご紹介します。・うちも全く一緒です。夫の両親(離婚しているのでお義父さんと後妻さん)の近くに越したのは私がダウンした時とか見てもらえるからと言った時にはドン引きしました。自分が見なくていいようにだったようです。子どもが小さい頃はけっこうな頻度で夫の実家にご飯をご馳走になりに行っていました。行けば楽しくできますが、もっと家族だけの時間が必要だったと思います。あとはお義母さんのところにもよく行きました。お世話になってたくさん感謝していますが、行くところが3か所になるので、私の実家に行くのはすごく少なくならざるを得ませんでした。・自分の経験を思い出して、うたた寝中の夫を踏んづけたくなりました。最後まで気付かなかった夫。当時こんなサイトがあれば突きつけていたことでしょう。私の息抜きのため夫に1日預けた日にゃ夫の実家に子連れで行かれ「今のママはいいわね~」という嫌味ももれなくついてくるのはわかりきったこと。なので、意地でも頼まず、自分の実家に1週間単位で帰省して息抜きしてました。で、徐々に夫の実家には習い事やなんや理由を付けて行かなくなりました。たぶん、地元で子育てしている人には本当には理解してもらえないかな、と思います。アウェイで、言葉も気候も違う、知り合いもいないところで、結婚のため仕事も辞め(通える距離じゃないので、辞めないと夫と同居できない)ワンオペ状態のしんどさは。・男の人って、1人で子どもを見れない人が多いですね。うちの旦那も義実家が近かった頃は、毎週のように泊まっていた時期があった。義両親はとてもいい人達なので、私も一緒に泊まったりしてたけど、さすがにキツくなって回数は減らした。そして、育休が明けて旦那が1人で子どもを見る日はだいたい義実家に行ってた。最初は、かなりイライラしたし何で1人で見れないのよって思った。でも、よその旦那さんの話を聞いてもそんな感じだから、きっと男女の違いなんだと諦めた。義実家が遠くなった今、2人の子どもを見なきゃいけなくなった旦那はストレスも溜まるし、あからさまにイライラしたり、疲れきった顔をされる。これも毎回やられるとこっちもストレス。だから、どっちがいいとは言えないな。・気づいてくれてホッとしました^ ^ 私の元旦那は気付いてくれなくて離婚まで行っちゃったので。家族の時間の必要性を理解していなかった祐次に、辛らつな意見も届きました。・イラっとした、このアホなダンナに。この親にしてこの子あり。母親も、嫁が気にいらないのはわかるけど、あんな口のきき方したら、馴染めないって。ダンナも母親に何も言わないって…。こんな調子で、変われるのかなぁって、思った。・この夫はつくづく妻を見ていないんだな~と思いました。義母のあの態度を見て庇わなかった時点でOUT。普通はあんな辛らつな言葉を浴びせた母親を叱りませんか?・実家ばかり頼る旦那、自分が良かれと思う勘違い優しさの押し付けほんとイヤになりますよね。子育てはまずは夫婦でしょ。旦那はどんなことがあっても自分のお嫁さんを思った行動をとらないとだし、子どもも一緒に育てないとと、思い出しましたね。・夫婦で子育てを、そして義両親と仲良くなりたい。って内心思っている奥さんの気持ち、わかります。でも、旦那があまりにも情けない、または頼りなさ過ぎです。なんで、義両親の家に行った時ぐらい、奥さんの味方にならないんでしょうか? 旦那が「マザコン」を卒業していないのか、義母が「子離れ」していないのか、これは本当に奥さんはストレスになりますね。・友達に言われるまで自分の非に気付けない時点でダメなんじゃないかな。自分の地元で奥さんワンオペにしといて、実家や友達のとこに遊びに行って、奥さんを自分の友達にも紹介しないんだ…よく奥さん戻ったな。鈍感過ぎてまた似たようなことやりそう。同居とか介護問題とかでも。若菜は時おりSOSを出していたはず。「夫はつくづく妻を見ていない」たしかにそうですよね。最後は、義母、義実家についての意見をご紹介します。・今回は夫側のお話でしたが、このケースは妻側にもあり得ることだと思います。実家に帰れば家事や育児の面はたしかに楽ですが、独立して新たに家庭を築いているという点は忘れてはいけないことだと思いました。・義母の態度も悪いよね、差し入れの料理にケチつけたり息子が痩せたとか嫌味言っていながら、どんどん料理運べとか、受け入れようとしてるとか言いながら、疎外感感じさせてさ、それを旦那がちゃんと見ていないのも問題。今後実家とは距離を置くならいいけど、ほとぼり冷めたらまた行くよねw・どちらかの実家のそばに住めば、自然と両親を頂点とした3世代家族になるよ。それが嫌なら近くに住まない、もしくは3世代家族ではなく自分達を頂点にした2世代家族なんだと夫婦ですり合わせしとかないと。これ、夫側でも妻側でも起こりうるよ。このケースでは義実家の問題ではなく、旦那がいつまでも親の世帯の一員で息子の立場だと思ってるのが問題。妻は開き直って、義両親を頂点とする3世代だと思って合わせるのも手だと思う。「自分の家庭を持つということ」の意味をわかっていなかった投稿者さんの夫。同じことで悩ままれている方からも多くいらっしゃるようなので「家庭を大切にする」というのが、どういうことなのか気づいてくれるといいのですが…。▼漫画「何かと実家に入り浸る夫」
2022年05月20日夫は日本全国に転勤がある会社に勤めており、転勤族のわが家。第1子がまだ1歳で第2子の妊娠が判明したときは、夫の転勤により初めて住む県に引っ越したばかりでした。自宅で1歳児を育児しながら、妊娠中の私は積極的に外に出ることができず、新しい土地でも人脈を作ることもできず、まさに「孤育て」をしていたときの体験談です。 現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 「孤育て」がつらかった妊娠期私の夫は転勤が多い職種です。第2子を妊娠中に転勤になり、1歳児の子育てを新天地で始めました。それは、近くに友だちもいない、親族も遠い県外に住んでいて頼ることができない、という状況でした。 妊娠中の私は、目が離せない1歳児を連れて買い物に出るのさえおっくうで、家に引きこもるような生活。外に出るのが怖いのに、家の中で子どもと過ごすのもつらい。社会と繋がっていないということで焦りも感じていました。 孤育てを解消したい! 私がおこなったことこの状況を改善しようと考えた私は、自治体が開設している子育て支援センターに行ってみることに。そこであれば目が離せない子どもを安全に遊ばせることができるのではないかと思ったからです。 子育て支援センターには支援員さんが常駐しており、初めて施設に行った私に「困っていることはない?」と、親切に子どもが近所で遊べる場所の情報などを教えてくれました。情報を手に入れたことよりも、支援員さんと話してなんだか気分が晴れた私。夫以外の大人と会話したのが久しぶりだったのです。 私は孤育てが苦手! 人と繋がりたい!ワンオペで子育てと家事をすることはとてもつらいけれど、その大変さを共有したり助けを求めることができない状況。そこで、私にとって特に何がつらいのか、自分なりに分析してみることに。 すると子育て中に社会との繋がりがなくなることがつらかったと気づいたのです。SNSでは友人や家族と繋がっていますが、それでは私の心の隙間は埋められないのだと感じました。実際に会って話す人の言葉とあたたかさは、私に社会と繋がっているという自信と生きる活力を与えてくれたようです。 これからも転勤が多いだろうと予想されるので、今後、孤育てにならないように気を付けていることがあります。それは引っ越した先で自治体のサポートをすぐに調べること。子育て中のママが集まる場所を事前に調査して、積極的に顔を出すことです。私自身が人と繋がっていたいという思いがあるので、新しい土地の情報は出会った人に頼り、教えてもらうことにしています。 監修/助産師REIKO著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年04月01日このお話は作者ぱるるさんのご友人に寄せられたエピソードを漫画化しています。■旦那の転勤先で出会った2人のママ友■可愛らしい女の子というイメージの怖美どんどん距離を縮めていくK代と怖美。それを見て青ざめるM子…。果たして今後どのような展開を見せるのでしょうか?次回に続く「ママ友との間で起きたありえない話」(全54話)は21時更新!
2022年03月07日もし、大好きな彼が転勤族だったとしたら、どうしますか? 付き合い続けて結婚するとなると、夫婦で一緒に暮らすには、大好きな家族や友人とも離れ、仕事を辞めることにもなるかもしれません。私が転勤族の彼と結婚するという選択をした理由をお話しします。 彼は転勤の多い部署私は生まれてからずっと実家暮らしで、彼と出会うまで地元を離れたことがありませんでした。20代後半になり、そろそろ結婚を考え始めたころ、同じ職場の同期社員だった彼と出会いました。彼と一緒にいると、昔から知っているかのような居心地の良さがありました。週末は2人で食事をしたり、旅行に出かけるような友人関係が続きました。 そろそろ付き合いたいなと思っていましたが、私たちの職場には暗黙のルールがありました。それは、付き合うときは結婚前提で付き合うというものです。破局するとその後の仕事がやりにくくなることから、社内では当然のルールとされていました。おまけに、彼は3年ごとに必ず転勤がある部署に所属しており、彼と結婚を視野に入れて付き合うことになれば、私も転勤族になることを覚悟しなければいけませんでした。遠距離をきっかけに結婚を決断半年ほど友人関係を続けて、クリスマスの日に彼から「結婚を視野に入れて付き合ってください」と言われました。彼は別居婚には反対で、結婚相手とずっと一緒に暮らしたいという考えを持っていました。 告白された私のなかでは、慣れ親しんだ地元を離れたくない。仕事も辞めたくないとさまざまな思いが駆け巡りました。それでも、大好きな彼とずっと一緒にいたいという気持ちが勝ったのです。 今まで出会った人の中で、感じたことのない居心地の良さ。こんな人に出会うことはもうないかもしれないと、喜んで告白を受け入れました。それから数年お付き合いをして、彼の転勤が決まり遠距離恋愛になったことをきっかけに、私は職場を退職して結婚することになりました。 転勤族って意外と楽しい!仕事を退職し、見知らぬ地での新婚生活が始まりました。彼は激務で、平日はほとんど顔を合わせることもなく、土日も疲れて1日中寝てしまうほどでした。私は、見知らぬ地で友人もいないので寂しい思いが募り、地元に帰りたいと思うときさえありました。 彼をサポートするだけの生活は私の性分には合わないと思い、仕事をしようと就職活動をおこないました。無事、新しい職場が見つかり、不安はありましたが、仕事にやりがいを見つけることができました。仕事仲間にも恵まれ、休日も一緒に出かけることがあるほど。自分の仕事が充実することで、彼にもやさしく接することができるようになり、夫婦関係も良好になりました。 転勤族の彼と結婚することがなかったら、私はこの先もずっと同じ生活圏内で一生を終えていたと思います。今まで絶対に出会うことができなかった仲間と出会うことができて、転勤族って悪くないかもと思うように。また、その土地のグルメを食べ歩いたり、観光スポットを巡ることもができることも、楽しみのひとつです。 環境が変わることで不安を覚えることも多いですが、勇気を出して一歩踏み出してみると、まったく違う世界が広がっているということもあります。仮に、新たな環境での仕事や友人関係がうまくいかなかったとしても、あと数年で転勤だからと割り切って付き合っていくこともできます。 転勤族との結婚は、私の世界や人間関係を広げてくれる良いきっかけとなりました。転勤族との結婚も意外と良いものかもしれません。 原案・文/川崎今日子作画/霜月いく ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:イラストレーター 霜月いくマンガとイラストを描いてます。
2021年11月23日夫の転勤を機に退職し稼げなくなった私に、夫は何かあるたびに「お前は稼いでないくせに」と見下してくるようになりました。私も働いていないことに対する罪悪感を抱くように。黙っている私に夫の言動はエスカレートしていったのです。 稼げない私を見下す夫夫の転勤先に子どもと一緒について行くため、私は勤めていた会社を退職し、わが家の家計は一馬力となりました。無駄づかいはせず毎月やりくりを頑張っていたため、毎月まとまったお金を貯金できていました。しかし、私が仕事を辞めたころから夫の厳しい家計チェックが始まったのです。 私がドラッグストアで購入した1,000円の化粧水さえも夫は無駄と言ってきたり、夫のリクエストで購入した夕飯の牛肉は「稼ぎのないお前は食べるな!」と、私だけ鶏むね肉を食べるように強要されることも。 私は最初こそ夫に抗議しましたが、何を言っても「稼いでから意見しろ!」としか夫は言わないのです。そんな毎日に、私は働いていないことに対する罪悪感をだんだんと抱くように……。喧嘩をしながらも夫の言うことを受け入れるようになったのでした。 言動はさらにエスカレート夫の言動はさらにエスカレートしていき、水道とガス代がもったいないからと私だけお風呂の時間を5分以内に制限されるように。5分が過ぎると早くお風呂から出るよう夫が催促をしにきて、「お前はこんなこともできないなんて、本当に無能だな」と言ってくるようになりました。そんな日々が続き、とうとうブチ切れてしまう出来事が起こったのです。その日、夫にテレビのリモコンを取ってほしいと私はお願いされましたが、ちょうど生後3カ月の息子のおむつ替え中で手が塞がっていたため、今は無理だと夫へ伝えました。すると「ごちゃごちゃうるせーな! お前ら(私と息子) は稼いでねえんだから、まずは俺の言うことを聞け!」と怒鳴ってきたのです。 私だけではなく、子どにも怒鳴った夫に私の怒りは爆発。慣れない育児や寝不足の日々も重なり、私は夫へ今までの不満をすべてぶつけ、最後は離婚すると切り出しました。 原因はプレッシャーだった「離婚」という言葉と今まで見たことのない私の怒りように、さすがの夫も冷静になったようで何度も謝ってきました。そして、夫は私に本音を明かしてくれたのです。「本当は自分の言動が異常だって気付いてた。自分(夫) ひとりで家族を支えなきゃいけないことが想像以上にプレッシャーで、自分でも感情をコントロールできなくて……」と、かなり追い詰められている様子の夫を見て私も仕事をすることを決意。 しかし、これからも夫の転勤は続くため、決まった場所で働き続けることは難しく……。夫と相談した結果、息子を家で見ながらフリーランスで働くことにしました。最初こそ育児と仕事の両立はうまくいきませんでしたが、現在は何とか軌道に乗ったのです。少しですが収入も増えたおかげで、夫と私の心にも余裕ができ、以前のような穏やかな日々が戻ってきたのでした。 夫が妊娠・出産のつらさを知らないように、私も夫が仕事や家族を養うことで感じるプレッシャーやストレスを本当の意味では理解できていないと思います。もしかしたら、そういった日ごろの私の態度が夫を暴走させてしまった理由の1つだったのかもしれません。自分が経験したことのないことでも想像力を働かせ、相手に寄り添う大切さを学ぶことのできた体験でした。 監修/助産師REIKO著者:米久 熊代0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年10月25日転勤族で引っ越しが多いため、何年もアパート暮らしのわが家。引っ越しのたびに困るのが、「引っ越しのあいさつの品をどうするか」です。以前の引っ越しの際に、引っ越しの品をどうしようか考えている間にタイミングを逃し、あいさつができずじまいになってしまいました。 引っ越しのたびに困るのは数年ごとに転勤する転勤族のわが家。引っ越しは幾度となく繰り返しています。そんな転勤族の妻の私が毎回頭を悩ますのは、引っ越しのあいさつの品を何にするかです。 実際に引っ越して暮らしてみるまでどのような人が住んでいるかわからないので、何が喜ばれるかがわかりません。そんな私は、あいさつの品を悩み過ぎてあいさつのタイミングを逃してしまうという失敗をしてしまったのです! そのときのご近所さんとは仲良くなるきっかけを掴みづらく感じた経験が……。 あいさつのタイミングを逃してしまった!そのときは0歳児の育児中ということもあり、私には引っ越しのあいさつの品まで考える余裕がなく、夫に任せていました。夫はあいさつの品なんてなくてもよいという考え方があるようで、一向にギフトを用意してくれません。引っ越し後もあいさつの品を手配してくれず困っていました。 しかし毎日生活していると、アパートの部屋の出入りで近隣住人とは顔を合わせます。会うたびにその場であいさつをしていましたが、きちんとあいさつができなかったという不安があり、仲良くなるきっかけを失ってしまったのです! 近所付き合いははじめが肝心それから数カ月、近所に新しい住人が引っ越してきました。その家族は引っ越しの品を持ってあいさつにきてくれました。たまたま夫が玄関で対応して、「新しい住人さん、とても感じよいご夫婦だったよ」と話してくれ、その夫婦とは外で会うたびに立ち話をするように! 近所付き合いに関心がなかった夫の変わりようにびっくり! 近所付き合いがスムーズになるにははじめが肝心と確信した私。以後の引っ越しの際には必ず事前にあいさつの品を用意して、すぐに近所にあいさつに行くようにしています。 引っ越しの際に用意するギフトは、誰でも不要にならない洗剤を用意しておくことにしています。今回の経験を通して、近所に新しい住人が引っ越してきたとき、どのような人か気になるし不安だと思うので、あいさつの品の内容よりも、引っ越し後すぐにあいさつに行くことのほうが大切だと気づいたからです。今後も近所の方への配慮を忘れずにご近所付き合いを続けたいと思います。 監修/助産師 REIKO著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2021年10月11日夫の転勤で、地元から周りには頼れる人もいない右も左も分からない土地へ引っ越すことになったカモ田さん。不安がる息子に「大丈夫」と言い聞かせながらも、カモ田さん自身も不安でいっぱいになっていました。そして引っ越し後、やはり周りになかなか溶け込めないと感じていて……。 新しい環境に孤独を感じ… 引っ越し前に不安を口にしていた息子は、すぐさま新しい環境に慣れ、新しい幼稚園で友達もすぐできたようでした。しかし、カモ田さんはなかなか周囲のママたちと話をすることができず……。 これまで地元で友人に囲まれながら子育てをしていたカモ田さん。すでにできあがっているママ友グループに入るのは難しいことでした。 「仲良くしてくれそうな人、いないかな……」 孤独を感じていたカモ田さんに声をかけたのが、クレ子さんだったのです。 新しい環境で不安ななか、声をかけてもらえるだけでも気持ちは軽くなりますね。 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
2021年08月20日ワンオペ育児は大変で、人手が増えればラクになる。そんな定説に一石を投じたのが、コミック『転勤から帰った夫との夫婦仲』です。単身赴任中の夫と離れ、ひとりで仕事と育児、家事をこなす日々を送る主人公は、夫と同居すれば毎日がラクになると思っていました。でも、実際は…。物語が進むにつれ、夫婦の間で広がっていく“理想”と“現実”のズレ。読者からは「まさにそれ!」と、共感の声が多く寄せられました。■「育児は思い通りにいかない!」が理解できない夫にイライラ主人公は、銀行員として働く藍子。夫と娘の3人家族ですが、夫は4年前から単身赴任をしていました。ワンオペ育児と仕事の両立にようやく慣れた頃、夫が戻ってくることに。藍子は、夫と一緒に子育てできるとホッとしたのですが…。今まで子どもと一緒に生活してこなかった夫は、育児に対して小言ばかり。藍子には、ストレスが溜まっていきます。そして…!別居していた時より手は足りているし、夫も家事をやってくれている。それなのに、「家事をすれば好きなことをしてもいい」と考えている夫に、モヤッとしてしまうのでした。■「やるべきことはやったのに!」いつも不満げな妻にイライラ<妻目線>で描かれていたコミックは、ここから<夫目線>に切り替わります。相手の立場になることで、見えてくる新たな真実。夫には、妻の言動がどう見えているのでしょうか?子どもとの生活は、予定通りにいかないことばかり。そんな中、休日に気分転換でもしようと、夫はジムに出かけることにします。そのために、妻が寝ている間に料理、掃除をするのですが…。やるべき家事をきちんと済ませたにもかかわらず、ジムに行くことに対して怪訝な面持ちの妻にうんざり。せっかく家族みんなで暮らせるようになったのに、夫婦揃って互いの行動に違和感を抱いていたのです。■母親には休みがないのに! マイペースな夫への不満が爆発コミックの読者からは様々な意見が寄せられましたが、なかでも多かったのは“母親には休みがないこと”について、夫に理解を求める声でした。・子どもの親に終わりなんかないのに「まだやらないといけない?」って言い方にめちゃくちゃ腹が立ちます。あなたは父親じゃなく、ボランティアスタッフなんですか?・子どもを相手にしていると、予定通りに進まない事ばかり。世のお父さん方、「1日家に居るのに」と言う考え方はもういい加減やめてほしいです。主婦の仕事はやってもやっても終わりはないです。子どもや夫、加えて家の細々とした仕事を優先して、自分の事などやる時間は皆無です。一方で、家事を済ませてから出掛ける夫に不満を抱く妻に対しては、賛否両論ありました。・これは奥さんが自分勝手では?朝から朝ごはん作り、掃除、その後にジムに行って何が悪いんだろう。「好きなことしたい」って言うなら、早起きして旦那が家事している間にやればいいのでは。・家事、育児やったから、ジム行ける?じゃあ妻が、家事、育児やった後には何をやらせてくれるの?どうしてもジム行きたいなら、丸一日、妻を自由にさせてやった翌日に行ってほしい。■夫の単身赴任経験者からは、赤裸々な本音も!またコミックと同じ、夫の単身赴任経験者の方からは、リアルな本音が届きました。・夫は家事を全くやらず(専業主婦だったので特に不満でもなかった)、子育てにもさほど関心がない。別居くらいの距離感でちょうど良かったので、帰って来られるのが憂鬱。いつまでも独身と同じ生活をしていて羨ましい。・現在、単身赴任中で休日に自宅に戻るのですが、単身赴任する前は当たり前に育児家事やってくれたのに、単身赴任をきっかけに宿泊施設のお客様のような振る舞いです。単身赴任生活をしながら重圧のある仕事をする大変さもわかりますが、だからといって家族を蔑ろにするのはいかがなものかと思います。・単身赴任から5年半経って夫が帰任。そこにコロナ禍の在宅勤務が重なって、いろいろモヤモヤしました。家事もやってくれたので感謝するようにしていましたが、遠方への転勤が決まり、今はまた単身赴任になって、毎日とってもスッキリしてます。コミックに登場する夫婦は、この後どんな結末を迎えるのでしょうか。ふたりが下した決断は、ウーマンエキサイトに掲載されています。
2021年08月08日夫の仕事の関係で、私たち家族はいわゆる転勤族。3年に1度、引っ越しをしなければなりません。そんな転勤族の私たちが、たまに言われる「転勤族なの? 子どもがかわいそう!」というひと言……。引っ越しや転園、転校、単身赴任があるからでしょうか。気にしないようにしていても、なんだかモヤっとするそんなひと言を流せるようになった私の気持ちの変化をご紹介したいと思います。 「転勤族なの? 子どもがかわいそう!」私たち家族は転勤族。夫の仕事の関係で3年に1度、全国を範囲に引っ越しをしています。そのため、子どもの幼稚園の転園や小学校の転校などは、避けられません。そんな私たち家族の事情を知って、たまに「子どもがかわいそうね」と言ってくる人がいます。 心から同情しているように言われるのですが、私は毎回傷ついていました。「気にしても仕方がない」と流しても、しばらくするとモヤモヤと悲しく悔しい気持ちを思い出してしまうのです。 どうしてモヤモヤするのだろう?普段、私は人から傷つくようなことを言われても、流すことができます。しかし、このひと言は私の心に引っかかり、どうしても流せませんでした。夫に相談すると、「実は誰よりもあなたが気にしていることだったんじゃないの? 」と言われ、私はハッとしました。 「引っ越しや転園することは、子どもにとってかわいそうなことなのではないか」……。思い返せば、誰よりも私自身が心の中で考えていたことだったのです。 転勤族の暮らしを私たち家族らしく楽しもう!転勤族の暮らしに慣れてきたころ、私は少しずつ「転勤族って、移り住む土地の文化や人を堪能できる魅力があるのでは?」と考えるようになりました。そして次第に、「転勤族の暮らしを、私たち家族らしく楽しもう!」と考えが変わり、実際、その土地の食文化や方言、地域のお祭りなどを楽しんで暮らすようになりました。 私たち家族らしく、転勤族の生活を楽しめるようになったとき、「子どもがかわいそう」と言われたモヤモヤがすっかり晴れ、気にならなくなったのです。 私の場合、「転勤族? 子どもがかわいそう! 」と言われ悩んでいたのは、実は誰よりも私自身が心の中で「引っ越しや転園することは、子どもにとってかわいそうなことなのではないか」と思っていたからでした。今後、子どもの性格や私たちの環境によって考え方も変わっていくでしょうが、家族で話し合いながら前向きに過ごしていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:藤野 まい2歳男児の母で、ただいま第二子(男児)を妊娠中。インテリア業界出身で、結婚を機に退職。現在は、転勤族の暮らし・子育てをより楽しむためのインテリアの工夫や、転勤族ならではの生活の楽しみ方や、悩みについて記事を執筆している。
2021年07月01日■前回のあらすじ夫・幸樹が単身赴任から帰ってきたが、幸樹と妻・愛子ともに共同生活にストレスが溜まっていく。ある日また喧嘩になると、鈴が「パパが遠くの家にいた時の方がよかった」と言い…。 >>1話目を見る <妻 SIDE STORY>鈴に核心をつかれ「このままではいけない」と思った私たちは、その夜話し合うことに…。<夫 SIDE STORY>僕から見て、藍子のストレスも限界に近づいていたと思う。でも、一緒に暮らす努力をしてみることに価値を見出してくれたことが、僕はとても嬉しかった。僕も藍子と鈴のために変わらなければならない…。 そして次の日、藍子は鈴の育児で必要なことをすべて書き出してくれて、僕たちはお互いにストレスのたまらない方法を模索しはじめることにした。次回に続く(全8話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ 鈴木し乃
2021年06月23日■前回のあらすじ転勤から帰って来て、初めて家族3人暮らしをし始めた幸樹は、言うこと聞かない娘にイライラし、妻の藍子のせいで娘がワガママに育ったと暴言をはいてしまった…。 >>1話目を見る <夫 SIDE STORY>単身赴任から4年が過ぎ、やっと自宅に戻って家族と暮らすことができるようになった僕。しかし、家事のこと、娘の行動など思い通りに行かないことが多く、イライラしていた。そんなある日…。それだけでなく、鈴の育児に関しても気になることが出てきて…。藍子の機嫌は良くないし、僕自身も家ではイライラしてばかりの日々を過ごしていた。そこで休日、何か気分転換でもしようと思って思い出したのがジム! 転勤先で日課になっていたジム通いを再開しようと、僕は休日に朝から料理、掃除をしていた。そして、朝起きてきた鈴と朝食を済まし、藍子が起きたのと同時にジムに行ける!と意気込んでいました。しかし、準備万端でジムに行こうとすると…。夕食の準備は朝カレーを作って冷蔵庫に入れてあるし、掃除だってもうした。朝ゆっくり寝ている藍子を起こさないであげたのに、なぜ自分の唯一の楽しみであるジムも制限されなければならないのか? 転勤先では好きな時に好きな場所に行けたのに…。僕は家族で暮らすことに大きなストレスを感じ始めていた。次回に続く(全8話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ 鈴木し乃
2021年06月21日■前回のあらすじ転勤から帰ってきた幸樹は、休日の夕食を作り終え1人でジムに行こうとする。しかし、ワンオペで仕事と育児を頑張ってきた妻の藍子には納得のいかない表情をされてしまい…。 >>1話目を見る <夫 SIDE STORY>僕は幸樹。メーカー勤務の営業マンをしている。妻の藍子が出産を控えていた4年前、僕は家族が増えることを心から楽しみにしていた。しかし、ある日会社の上司に呼ばれ「関西の営業担当が突然辞めることになってしまって、同じ業務を遂行できる人が君くらいしかいないんだよ…」と転勤を告げられてしまった。いずれ転勤になることはわかっていたけれど、初めての子が生まれる直前に決まるなんてショックだった。そして、藍子も一緒に来てくれると思っていたけれど…。藍子はもともと仕事をすることが好きで、育休後も今の会社で復帰したい気持ちが強いこと、そしてゆかりのない土地で初めての子育てをするのは不安なので、実家に頼りながらも住み慣れた今の場所に残りたいと…。僕としては赤ちゃんの成長を毎日見られないことが寂しかったけど、頼れる人のいない土地で藍子が心細い思いをしながら子育てするのは確かにつらいだろうし、週末は会社の経費を使って帰れるので、単身赴任することで折り合いがついた。そして無事娘の鈴も生まれ、TV電話をしたり週末に帰ってくることで、なかなか会えないながらも家庭は円満だった。藍子の1年半の育休が終わり、働き始めて3年。別々の生活が4年以上経ち、娘の鈴は4歳になった。そして遂に僕の単身赴任も終了することに。本社に戻れることになった僕は「やっと家族で暮らせる! 鈴とも新幹線の時間を気にせず過ごせる!」と喜んでいた。しかし、いざ帰ってくると…。同じ家で毎日暮らしてみて、僕は驚いた。週末に帰るときにはいつだって家は片付いていたのに、平日は散らかっている。僕が片付けても、鈴がすぐにまた散らかす。鈴のワガママもひどい。やりたい放題で、僕が頼んでも言うことを聞いてくれない。そのことを藍子に話しても取り合ってくれない。 それに加えて藍子は「幸樹も食事を作ってよ!」と言う始末。「わかったよ、週末の食事作りと掃除はオレがやるよ」と答えたが、いつも時間ができれば手伝っているのに、どれだけ僕が家事をすれば藍子は満足するのだろう…?次回に続く(全8話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ 鈴木し乃
2021年06月20日この漫画は書籍『夫がいても誰かを好きになってもいいですか?』(ただっち著)の内容から一部を掲載しています(全44話)。■前回のあらすじ後藤さんも参加する予定の飲み会。せっかくならオシャレしたいと考えたハルは…ついつい夫の存在を隠してしまったハル。そして後藤さんの本心は…!?次回に続く「夫がいても誰かを好きになってもいいですか?」(全44話) 連載は7時更新! 『夫がいても誰かを好きになってもいいですか?』 ただっち著(KADOKAWA) ¥1,210(税込) \ この後どうなる!? /書籍「夫がいても誰かを好きになっていいですか?」はこちら 結婚3年目、専業主婦のハルは多忙な夫とすれ違う日々…アルバイト先の同僚の大学院生と、既婚者であることを隠し徐々に親しくなっていく。「ただの主婦が東大目指してみた」でおなじみのただっちによる既婚妻の恋愛ストーリー。人気の漫画を無料で試し読み!
2021年06月06日この漫画は書籍『夫がいても誰かを好きになってもいいですか?』(ただっち著)の内容から一部を掲載しています(全44話)。考えるだけで頭がポーッとして、触れられるたび胸がきゅっとなる…心の底から好きな人と結婚してたらどうなっていたんだろう?結婚3年目、夫の転勤について大阪に引っ越してきた、専業主婦のハル。家族も友人もいない街で、多忙な夫とはすれ違う日々。居場所を求めて始めた本屋のアルバイトをきっかけに、同僚である大学院生と徐々に親しくなっていきます。夫に隠れてメッセージをやりとりし、既婚者であることを隠して食事にでかけるようになりますが…。次回に続く 「夫がいても誰かを好きになってもいいですか?」(全44話) 連載は7時更新! 『夫がいても誰かを好きになってもいいですか?』 ただっち著(KADOKAWA) ¥1,210(税込) \ この後どうなる!? /書籍「夫がいても誰かを好きになっていいですか?」はこちら 結婚3年目、専業主婦のハルは多忙な夫とすれ違う日々…アルバイト先の同僚の大学院生と、既婚者であることを隠し徐々に親しくなっていく。「ただの主婦が東大目指してみた」でおなじみのただっちによる既婚妻の恋愛ストーリー。人気の漫画を無料で試し読み!
2021年05月22日夫婦共働きで女性もバリバリ仕事をしているというスタイルは、令和のご時世、珍しいものではなくなってきました。夫婦が"運命共同体"であるのは、いつの時代も変わりないことですが、そのバランスを上手く保っていくには、お互いの努力が必要です。今回は結婚後、自分の価値観を押し付けて家庭を壊してしまったバリキャリ系モンスターワイフのエピソードです。こんにちは、「恋人・夫婦仲相談所」の三松真由美です。今回、ご紹介するのは、大手商社の最前線で、男性と対等に肩を並べ、結果を出してきた茉莉さんのケースです。茉莉さんの怒りに亮平さんは…これまで茉莉さんの仕事を応援し続け、サポートもしてきた亮平さん。さらに茉莉さんから「亮平も海外希望出したら」と言われたこともあり、茉莉さんも海外転勤の辞令を喜んでくれると思っていたのですが…ところが…そのとき茉莉さんが感じていたのは「先を越された…」という敗北感だったのです。次回に続く!※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。脚本・ 山崎伸子 /イラスト・ ふくみみ ■三松真由美さんの新著 『「君とはもうできない」と言われまして』 (モチ(漫画), 三松 真由美(監修)/KADOKAWA)
2020年12月26日すっかり前回の更新から日が開いてしまいました。というのも、一大決心をし、東京から長野へ引っ越しをしたことで、てんやわんやしておりました。夫の単身赴任は2020年の初めに決まり、当初は毎週末東京に帰ってくるという予定だったのですが、コロナの影響でいつ帰ってこれるのかも分からない状況になってしまったので、私の仕事を調整し、一家で長野に行くことを決心しました。保育園の手続きや、慣れない土地での新生活で、私は落ち込んだりもしてましたが、その一方で双子は驚異のスピードで環境に適応!! 今回はそんな新生活のお話をさせていただきます。■夫不在、引っ越しの荷造りは双子が寝た後のみ…まずは、東京から長野へ引っ越す際の準備について振り返り。夫は1ヶ月以上帰ってこれない状況が続く中、実家にお世話になりながら私は引っ越しのための荷造りに取り掛かりました。その頃はまだ保育園も再開しておらず、作業ができるのは双子が寝た後のみ(涙)仕事柄、レコードと本が大量にあり、かつ夫が服好きのため、相当な物量で、夜な夜な泣きながら荷造り作業をしておりました。荷造りを終え、引っ越し屋さんに荷物を運んでもらった時は、孤独で長い闘いが終わったようで、とてもほっとしました。長野へ引っ越し、家が決まるまでは夫の元実家を間借りして生活していました。家具がまだ揃っていなかったり、車社会の長野で、自転車もまだ東京から持ってこれていない時期は、あまりにも生活が不便で、ストレスでご飯もろくに食べれない状況に…。それも車を買ったり、家具を揃えたりすることで改善していきました。以前、双子はハイチェアに座って食事をしていたのですが、保育園での環境に合わせて長く使えるローテーブルとチェアのセットを購入。少しずつ生活リズムも整っていきました。■引っ越し後はウイルスの洗礼も!去年の夏もRSウイルスなどに繰り返しかかり、病院に何度もお世話になり、仕事もままならないこともありました。今年の夏は大丈夫かな? と思っていた矢先にまずキリちゃんが高熱に!! かなりの高熱で、なかなか下がらないので不安に襲われましたが、熱が下がってから発疹が出たので突発性発疹だということが発覚。今までかかってなかったことにも驚きですが、ダンくんもすこし遅れて同じ症状となり、入ったばかりの保育園をお休みすることに。熱が下がった後、発疹が出た後には不機嫌になる情報は得ていたのですが、あまりの性格の変貌ぶりに(特に普段穏やかなキリちゃんは怒り狂い別人の様に!!!!)両親共にしばらく振り回されました(苦笑)バタバタしている間に夏からすっかり寒い季節に…!朝はダウンコートを着て保育園に出発するのですが、コートを着せるタイミングになると、キリちゃんは必ずお気に入りのヌイグルミを連れて来ます。もちろん、保育園には持ち込めないので、タイミングを見てヌイグルミを隠さなければならず、毎朝試行錯誤するのですが、「ベア♡」と大切そうに抱き締める姿をみてしまうとついつい許してしまうダメな母親です(笑)最低でも週に1回は東京に行かなければならず、新幹線や車で長野⇄東京を往復するようになり、以前よりもワーキングスタイルがハードさを増していますが、双子の著しい成長を糧に長野での新生活を楽しんでいこうと思います!
2020年11月20日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は、キュートに乗り切るフランス転勤奮闘記『エミリー、パリに行く』を紹介。■Netflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリに行く』独占配信中パリは、誰もが一度は憧れ、行ってみたいと思う街。でも、実際に住んでみたら、憧れを打ち砕かれるほどハードと聞きます。ましてやそれが仕事だったら……。フランス語は必須だし、フランス人はプライドが高い人が多いし、記者も、出張で行って悪戦苦闘した思い出があります。そんな街で明るく働くアメリカ女子のドラマ『エミリー、パリに行く』。パリのマーケティング会社で1年働くことになったエミリー。上司や同僚は、フランス語を話せない彼女に友好的ではありません。ところが、彼女のSNSが仏大統領夫人のリツイートによってにわかに注目を集めます。エミリーの機転の利いた企画や提案はクライアントに認められ、日に日にフォロワー数が増えていきますが……。注目は、エミリーのファッション。ピンクなどを基調としたコーデは毎回カラフルでかわいくて、パリの街を闊歩する彼女の姿をみるだけで元気をもらえます。そして、エミリーの行動力。キーパーソンを見つけて積極的に話しかけ、仕事に結びつけていきます。クライアントの男性から言い寄られても、愛嬌ある笑顔と嫌みのない会話で切り返し、好きな男性には素直に愛を表現。有名なカフェでお茶をしたり、石畳の道を散歩したりするエミリーと一緒に、パリ気分を存分に味わってください。(文:西元まり)「女性自身」2020年11月3日号 掲載
2020年10月26日■前回のあらすじ新居に引っ越して楽しく過ごしていたのですが、夫の転勤が決まってしまいました…買ったばかりの家を貸すのに抵抗ないの? って友だちに言われたんですが、元々中古だし、半年しか住んでいないので、もう借りてくださるならどうぞどうぞどうぞ! って感じです。プライベートなこともあり、あまり詳しいことは書けないのですが、一家族の経験談として読んでもらえると嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!\ライターあいの初のエッセイ本/『いけいけどんどん! ワーママ奮闘記 ~母ちゃんだって自分らしく働きたい! ~』2020年10月23日に発売予定! 詳細は こちら から 【同じテーマの連載はこちら】 子育て世帯にピッタリな住宅の選び方 この連載の全話を見る >>
2020年09月13日■前回のあらすじ家探しを通して分かったのは、「家選びは婚活のようなもの」ということ。いい物件の定義は、人や家庭によって異なるもの。私たちの家選びは一体どうなるのか…ゆいどんが産まれるまで、どこまでも旦那さんについていきたい! とフワフワ思っていた私でしたが、家族が増えて真剣に家族全員の未来を考えたとき、定住の地が欲しいと強く思うようになってきました。ちなみに前住んでいたところは旦那さんの社宅ではなく、普通の賃貸。一度社宅に入ったのですが、旦那さん共々職場から片道2時間かかるという過酷さで、体調崩しまくって喧嘩も多くなって、1年半で退去しました。賃貸で自分たちの好きな街に住んでからは、すごく心が安定して、ケンカもなくなり、自分たちで選んだ街や家に住むって、なんて素晴らしいことなんだろうと思わせてくれるいい経験となりました!ちょっと話はそれましたが、こういう事情があり、私たちは自分たちの願いを叶える物件探しをスタートしたのです。次回へ続きます。\ライターあいの初のエッセイ本/『いけいけどんどん! ワーママ奮闘記 ~母ちゃんだって自分らしく働きたい! ~』2020年10月23日に発売予定! 詳細は こちら から 【同じテーマの連載はこちら】 子育て世帯にピッタリな住宅の選び方 この連載の全話を見る >>
2020年09月04日春は新しい出会いがある時期ですが、別れも同時に起こります。これまで一緒にいて好意を持っている彼と離れる前に気持ちを伝えてみましょう。プレゼントなどにメッセージを忍ばせてこれまでなかなか思いを伝えることが出来なかったという方も、別れるときになると大胆に動けるかもしれません。特に卒業や転勤といった場面ではプレゼントをやり取りすることが多くなりますから、それに合わせて自分も渡しやすくなるという事もある物です。プレゼントにはメッセージカードを付けて贈ることが多いですから、そこで思いを伝えてみましょう。たくさんの人からプレゼントをもらっていくことになるので、あて名だけではなく自分の名前などもきちんと明記しておきましょう。もしうまくいかなくてもそのままになるだけですから、思い切って自分の気持ちをカードにしたためてみましょう。あまり長い文章にすると気持ちが入りすぎてしまい、独りよがりになって相手には読みにくくなることもあります。あくまで気持ちを伝える入り口として、重くなりすぎないメッセージを心がけましょう。興味を持ってもらったら連絡を取ってもらえるように連絡先などを入れておくのが良いでしょう。その後につながる可能性を少しでも残すことが出来るかもしれません。写真を撮ってシェアする約束一人だけにプレゼントを渡したり、手紙を渡したりということに抵抗があるという方は、ぜひ親しい人と写真を撮って、それをシェアする約束をしてみましょう。もちろんスマートフォンなどで送り合うことも出来ますが、記念だからとプリントして郵送するという事も不自然ではありません。写真を送付するときに、自分の気持ちを込めたメッセージをつけて贈るのです。人前で渡すわけでもありませんし、落ち着いて考えて出すことも出来ます。新しい生活に入って少し経った頃、以前の思い出を振り返ることは楽しいことでもあります。ぜひこのチャンスを生かして気持ちを伝えてみましょう。相談事を持ちかける別れるタイミングで何もできなかったという方も、相手の連絡先を知っていればまだ気持ちを伝えるチャンスはあります。これまである程度仲が良かったり、お世話になったりしていた場合には、新しい環境になった後も後々気持ちを伝えることが出来るかもしれません。メールアドレスを聞いておくなど、連絡をとれるような状況を作っておきましょう。そのうえで、相手がアドバイスしてくれそうな相談事を持ちかけてみるのです。そうすることで仲が深まり、気持ちも伝えやすくなるという事も期待できます。
2020年07月07日この時期、会社では転勤が多くあり、自分や付き合っている相手が転勤になることがあります。距離が遠くなってなかなか会えなくなるため別れる…というのもひとつの選択ですが、多くのカップルは遠距離恋愛を選びます。しかし、遠距離恋愛はすぐに会えないため、日々の連絡がすべてとなってきますが、直接相手の環境を見ることがことができないので普通の恋愛よりも気持ちの安定が難しい…!相手を思いやる気持ちがないと、すぐに別れに繋がってしまいます。そこで今回は、遠距離恋愛をうまく乗り越えるコツを3つ紹介します。電話やLINEのやりとりは多めに遠距離恋愛は普通の恋愛に比べて、相手になかなか会えません。そのため会えないことでお互いに不満が溜まりやすく、浮気しているのではないかという不安も起きやすくなってきます。その寂しい感情や相手の愛情を疑心のままにしてしまうと、さらにネガティブな感情になりやすく、別れを考えやすくなってしまうんです。そんな遠距離恋愛の対策として電話やLINEを多めにとりあうことが、うまく付き合っていけるコツとなってきます。直接会える日が少なくても普段からコミュニケーションをたくさんとることで、寂しさや不安を解消する作戦ですね。もちろんお互いの都合もあるので無理をする必要はありませんが、好きな相手のためなら多少の無理は苦になりません。お互いに信頼関係ができるまでは、二人の連絡を優先するのがベスト。また、二人で話し合ってどれくらいのペースで電話やLINEをするのか、最初にルールを決めておくと良いでしょう。不安にさせることはしない遠距離恋愛は寂しさや満たされない気持ちから、不安になりやすいです。なので、できるだけ相手が不安になるようなことはしないのが大切。他の異性の存在をちらつかせない、急に連絡を止めないといった些細なことに気をつけるだけで、不安はかなり少なくなります。逆にいえば、他の異性の存在をちらつかせたり、急に連絡を止めたりすると、相手はものすごく不安になります。不安になると精神的に不安定になるだけではなく、相手を疑って責めるような発言をすることにも繋がります。結果喧嘩になって関係が終わるきっかけとなってしまうことも。お互いに相手が不安にならないよう配慮するのが、遠距離恋愛のコツですよ。会える日の話を二人でする遠距離恋愛のメリットとして、二人で会う日は特別な価値が普通のカップルよりも感じられることです。なかなか会うことができないので、より楽しみで大事な日だと思うようになるんですよね。そんな大事な日ですから、できれば二人で会って何をするか、事前に彼との連絡の中で話をしてみるのもおすすめ。会ったときの時間を良いものにするだけではなく、会ったときを想像して話すことで、楽しみを倍増させる効果があるからです。遠距離恋愛は寂しい気持ちになりやすいので、二人で会ったときの話をして、お互いに気を紛らわせる感じですね。あと何日で会える…!と思うと、遠距離もポジティブに考えられるようになります。寂しい気持ちを少なくするのがうまくいくコツ!遠距離恋愛は寂しさや不安といったネガティブな感情になりやすいです。なので、ネガティブな感情を抑え、いかに楽しい気持ちになるような工夫をができるかが大事になってきます。遠距離恋愛のコツをつかんで、彼氏との遠距離恋愛をうまく乗り切りましょう。お互いが相手を思いやる気持ちを忘れなければ、遠距離でもうまくいきますよ!
2020年06月23日新型コロナウイルスが一部地域で流行し始めた2月末、夫の辞令で家族揃って他県へ転勤しなければなりませんでした。しかも当時感染者が最多だった北海道からよりによって感染者0の県へ。引っ越しを通して困ったことが多々ありました。 北海道でコロナが流行のなか、他県へ転勤2月末、北海道で新型コロナウイルスに何人も感染し始めたころ、家族全員で他県へ転勤することになりました。転勤先は当時感染者がまだ出ていなかった地域。同業者で感染者が出てしまっていたこともあり、私たち家族の引っ越しへのプレッシャーはかなりのものでした。 私たちが感染源になったらどうしようということはもちろん、差別や風評被害にあったら……という思いが強かったです。実際、私たちが引っ越す半月くらい前から、「他県民は観光や引っ越しで県境を超えてくるな」というSNSへの書き込みが出始めていました。 引っ越してみて、まず困ったこと引っ越しの際、移動に3日かかりました。まず困ったのは、その移動中に紙資源の買い占めが起こったことです。引っ越しのため、紙類や生理用品は最低日数分のみ。移動中はニュースをあまり見ておらず、買い占めを知るのが遅くなり、引っ越し先に着いた早朝すぐに買い物へ出なければいけなくなりました。 また、引っ越しのあいさつ用に特に何も考えず北海道のお菓子を買っていましたが、「こんな時期に北海道から引っ越してきてすみません」と一言添えてあいさつしなければならないことに……。 何よりつらいのはSNSの差別引っ越しで一番つらかったのは、周囲の目です。SNSや朝の情報番組の視聴者の声のコーナーで、「他県ナンバーが走っている。コロナを持ち込むな」「他県の人間は迷惑だから来ないでほしい」という投稿を何件か目にしました。 直接非難されたり嫌がらせをされたりすることはないとは思いつつ、小さい子どもを連れて他県ナンバーで出歩いていたら何が起きるかわかりません。慣れない土地でのそういったSNSによる非難が怖くて、最小限の買い出しもなかなか思うように行けませんでした。 新型コロナウイルスが世間で騒がれ始めたときに他県へ引っ越しとなり、自分たちが感染源になるかもしれず、そして周りからそういう目で見られるかもという不安がありました。実際には直接何か言われることはありませんでしたが、今でも「よそ者はコロナを持ち込むから来るな」というSNSの投稿を思い出して、居心地の悪い思いがします。 著者:桜場紫0歳女児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆しています。趣味は読書、夫と週替わりで選ぶ映画の鑑賞。
2020年05月26日夫の転勤が多い主婦・ショコラサマンサさんは「どうすれば日々の暮らしが心地よくなるのか?」と考え、普段使うモノ選びをしています。彼女の著書『ズボラでも、こどもが小さくても、転勤族でも「主婦」を楽しむもの選び』(ワニブックス)には、彼女が買ってよかったと思うアイテムが掲載されています。書籍から少しだけ、紹介しますね。※この文章は、書籍『ズボラでも、こどもが小さくても、転勤族でも「主婦」を楽しむもの選び』(ワニブックス)の内容から一部抜粋、編集したものです。たくさん入ってスタイリッシュな生ゴミ入れロスティメパルカリプソコンテナーショコラサマンサさんが使っているのは、デンマーク発祥の老舗キッチングッズメーカー、ロスティ社のゴミ箱「カリプソ」。少し斜めになった口は、ゴミが入れやすく、スタイリッシュ。大きいのでたくさん入って便利なんだそう。見た目もシンプルでおしゃれなので、キッチンがスッキリ見えそうですね。ストレスゼロのきれいなグローブmarigoid KITCHEN GLOVES手荒れがしやすいので食器洗いのときは手袋を付けているそう。子どもがいるとたびたび呼ばれて、付け外しをする機会も多いようですが、ここ半年使っているマリーゴールドは、手にフィットしているのに張り付くことなく、着脱がとてもスムーズなのだとか。キッチンは色があふれるとごちゃごちゃして狭く見えてしまうので、白やグレーの雑貨を選ぶことが多いそうですが、グローブの黄色が明るい差し色になって、きれいな発色で気分も明るくなるそうですよ。モノ選びで暮らしはもっと楽しくなる!モノ選びをするのに、ときには失敗しながら商品を買い揃えたという著者のショコラサマンサさん。書籍には、キッチン以外にもおでかけや子どもが使えるアイテムも厳選して紹介されていますので、ぜひ手にとってみてください。きっと、暮らしがより楽しくなりますよ!
2019年10月06日