息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認しなければならないらしく、毎日のようにされる通報や家に来る警察への対応にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきます。夫の暴走に呆れ…同じ階に住むエイ子や下の階に住むオバサンが通報しているのではないかと考え始めたサチさん。しかし、サチさんが通報されていると知ったエイ子の反応から、サチさんは「エイ子が通報しているわけではない?」と思うようになりました。 その後、サチさんは、エイ子の他に通報している可能性のあるおばさんの元へ挨拶に行くことに。サチさんはオバサンから怪しげな袋に入った「睡眠と疲労感ケアの安眠サプリ」をもらい、サチさんは「オバサンが通報しているのでは?」と思うようになっていきました。サチさんは、夫に「警察に行くこと」を相談すると、夫は断固拒否。夫の頼りなさに呆れたサチさんは、ひとりで警察に向かうことにします。 サチさんが今までのことを警察に改めて話すと、サチさんも被害届を出すことができることを知ります。警察に被害届の受理をお願いし、サチさんは帰宅。 しかし翌日、義両親が家に訪れます。なんと夫が呼んだよう……。さらに夫は「夜泣きを通報されている」と義両親が心配するようなことを言い出しました。 夜泣きを警察に通報されていることを知った義両親はパニック状態に。 夫は続けて、サチさんが下の階のオバサンに睡眠薬をもらった話をします。サチさんは慌てて間に入り「薬は飲ませてないです!」と釈明しました。 義両親から「警察に相談したほうが……」と提案され、サチさんは警察に被害届を出したことを告げます。それを聞いた夫は表情を変え……。 わざわざ義両親に不安を煽るようなことを言う夫。一体何をしたいのでしょうか。子育てだけでなく、夜泣きの通報の対応にいっぱいいっぱいの状態のサチさんに、義両親の対応はかなりのストレスでしょう。そんなサチさんの状態をかんがみず、自慢げに話す夫には呆れてしまいますね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年09月23日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認しなければならないらしく、毎日のようにされる通報や家に来る警察への対応にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきます。呼ぶなら言ってよ!同じ階に住むエイ子や下の階に住むオバサンが通報しているのではないかと考え始めたサチさん。しかし、サチさんが通報されていると知ったエイ子の反応から、サチさんは「エイ子が通報しているわけではない?」と思うようになりました。 その後、サチさんは、エイ子の他に通報している可能性のあるおばさんの元へ挨拶に行くことに。サチさんはオバサンから怪しげな袋に入った「睡眠と疲労感ケアの安眠サプリ」をもらい、サチさんは「オバサンが通報しているのでは?」と思うようになっていきました。サチさんは、夫に「警察に行くこと」を相談すると、夫は断固拒否。夫の頼りなさに呆れたサチさんは、ひとりで警察に向かうことにします。 そこで、今までのことを警察に話すと、サチさんも被害届を出すことができることを知ります。警察に被害届の受理をお願いし、サチさんは帰宅。 しかし翌日、思わぬ訪問者が……。 義両親の突然の訪問に、驚きを隠せないサチさん。なんと夫が連絡して、訪れたそう。部屋の整理ができておらず、落ち込んでいたサチさんに「まだ3カ月だし大変でしょ」と声をかける義母。 しかし、夫は「サチは手を抜きすぎ」「毎晩夜泣きされてさ」「サチは泣かせすぎて通報されてるからな!」と義両親の不安を煽ります。驚いた義両親たちはサチさんに詰め寄り……。 子育てに加え、夜泣きにも悩まされているサチさんに「義両親の訪問」という新たなストレスをかける、夫。そんな大変な状況下にもかかわらず夫の「手抜きすぎ」という言葉には落胆してしまいます。このような問題は夫婦で一緒に乗り越えたいもの。この時期に夫がどう行動してくれたかが今後のパートナー人生に影響されますよね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年09月22日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認しなければならないらしく、毎日のようにされる通報や家に来る警察への対応にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきます。もう黙ったままじゃない!同じ階に住むエイ子や下の階に住むオバサンが通報しているのではないかと考え始めたサチさん。エイ子に夜泣きで通報されていることを告げたサチさんですが、それを聞いたエイ子の反応から、サチさんは「エイ子が通報しているわけではない?」と思うようになりました。 真剣に相談しても、夫は取り合ってくれず、さらに通報は子どもが夜泣きをしていないこきまでされるようになり、だんだんと「嫌がらせの通報」という疑惑が大きくなっていきます。 そしてサチさんは、エイ子の他に通報している可能性のあるおばさんの元へ挨拶に行くことに。サチさんはオバサンから怪しげな袋に入った「睡眠と疲労感ケアの安眠サプリ」をもらい、サチさんは「オバサンが通報しているのでは?」と思うようになっていきました。サチさんは、夫に「警察に行くこと」を相談すると、夫は断固拒否。夫の頼りなさに呆れたサチさんは、ひとりで警察に向かうことにします。 そこで、今までのことを警察に話すと……。 サチさんは、警察官から被害届を出せることを告げられます。予想外の展開に、驚くサチさん。さらに警察官からは通話記録や位置情報も割り出せることを知らされました。サチさんは被害届を提出し、帰宅。 その夜、息子の夜泣きをあやすサチさんですが、夫はうんざりとした態度。「今日もおばさんに通報されるんじゃない?」とサチさんに圧力をかけますが、被害届を出したサチさんには、響きませんでした。 被害届を出すことで、通報者の特定ができる可能性を知ったサチさん。ひとりで戦ってきたサチさんにとって、警察が味方になってくれるのはとても心強かったでしょう。早く通報者を特定し、サチさんと赤ちゃんに穏やかな生活が訪れることを願いたいですね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年09月21日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認しなければならないらしく、毎日のようにされる通報や家に来る警察への対応にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきます。気が重い…同じ階に住むエイ子や下の階に住むオバサンが通報しているのではないかと考え始めたサチさん。ある朝、同じアパートに住む知り合いのエイ子から「頻繁に警察来てるよね」と声をかけられます。サチさんが「息子の夜泣きで通報されている」と告げた瞬間、エイ子は驚く表情を見せ、サチさんは「エイ子が通報しているわけではない?」と思うようになりました。 夫はというもの、サチさんが真剣に相談し、助けを求めても、取り合ってくれません。しかし、夜泣きの通報はそこまでひどくないときでもされるようになり、だんだんと「嫌がらせの通報」という疑惑が大きくなっていきます。 そしてサチさんは、エイ子の他に通報している可能性のあるおばさんの元へ挨拶に行くことに。サチさんはオバサンから怪しげな袋に入った「睡眠と疲労感ケアの安眠サプリ」をもらい、サチさんは「オバサンが通報しているのでは?」と思うようになっていきました。サチさんは、夫に「警察に行くこと」を相談すると、夫は断固拒否。夫の頼りなさに呆れたサチさんは、ひとりで警察に向かうことにし……。 警察署に訪れた、サチさん。いつも通報されたときに家に来る警察官が迎えに来てくれ、話を聞いてもらうことに。 サチさんが、警察官に「玄関先でお話した内容と同じですが……」と言おうとすると、警察官は「最初からすべて話してください」と遮ります。何度も同じ話をさせられていたサチさんは精神的にも、肉体的にもかなりストレスを感じていました。 そして警察官の言う通り、初めからすべて説明をしたサチさん。警察官はサチさんの話を聞いた後、「一連の通報は匿名でしてわからないのです」「しかし、米倉さん(サチさん)にできることはありますよ」とある提案をしてくれ……。 ようやく警察に相談をしに行ったサチさん。何度も同じ話をするのは心身ともにかなりキツかったことかと思いますが、ようやくことを進めることができますね。サチさんの苦労が報われ、通報がなくなることを祈りたいですね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年09月20日消防につながる緊急通報用の電話番号『119番』は、火災が発生した時、急病人やケガ人が出た時、事故や災害などで救助を必要とする時などに使うものです。近年、この119番通報の件数が増加しており、東京消防庁によると令和4年度中に受け付けた119番通報は、103万件以上(速報値)に上るとのこと。その中には緊急性のない問合せや、消防に関係のないものが、約2割も含まれているといいます。東京消防庁「119番通報が混み合っている」こうした事態に、2023年9月11日、東京消防庁はX(Twitter)上で「119番通報は緊急のダイヤルです」と強調。ほかの緊急通報を優先するための措置として、「不要不急の電話については最後まで話を聞かずに切断する場合があります」と記しました。【119番通報が大変混みあっています】119番は緊急通報です。問合せや相談等を119番通報すると本当に必要な緊急通報に対応できなくなる恐れがあります。不要不急の電話については最後までお話を聞かずに切断する場合があります。他の緊急通報を優先するための措置ですので、ご理解をお願いします。 pic.twitter.com/a0lzs9GAKL — 東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) September 11, 2023 問い合わせや相談など、急を要さない内容で119番通報が混み合ってしまうと、本当に必要な緊急通報に対応できなくなってしまう可能性があるといいます。ケガや体調不良ですぐ病院にかかるべきか、救急車を呼ぶべきか迷う場合もあるでしょう。東京消防庁は、電話番号『#7119』でつながる、『東京消防庁救急相談センター』の相談窓口を利用することをすすめています。病院へ行くか救急車を呼ぶか迷ったらネットで検索できる「東京版救急受診ガイド」または電話で相談できる「#7119」をご利用ください。 その他緊急性のない消防に関するお問合せは、消防署へご確認ください。消防署一覧↓ pic.twitter.com/t7cJqHDUl4 — 東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) September 11, 2023 投稿には「限られたリソースなのだから、仕方ない」「英断だと思う。応援します」「具合が悪くてうまく話せない人とかはどう判断するんだろう」など、さまざまな反応が寄せられています。新型コロナウイルス感染症の影響や、熱中症の増加などにより、救急隊の出動要請が増えて激務が問題になっている昨今。本当に必要とする人たちに救助や医療を速やかに届けるために、一人ひとりが協力をする意識を持たなければなりませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月12日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認しなければならないらしく、毎日のようにされる通報や家に来る警察への対応にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきます。警察に相談することじゃないだろ?同じ階に住むエイ子や下の階に住むオバサンが通報しているのではないかと考え始めたサチさん。ある朝、同じアパートに住む知り合いのエイ子から「頻繁に警察来てるよね」と声をかけられます。サチさんが「息子の夜泣きで通報されている」と告げた瞬間、エイ子は驚く表情を見せ、サチさんは「エイ子が通報しているわけではない?」と思うようになりました。 夫はというもの、サチさんが真剣に相談し、助けを求めても、取り合ってくれません。しかし、夜泣きの通報はそこめでひどいときでもされるようになり、だんだんと「嫌がらせの通報」という疑惑が大きくなっていきます。 そしてサチさんは、エイ子の他に通報している可能性のあるおばさんの元へ挨拶に行くことに。サチさんはオバサンから怪しげな袋に入った「睡眠と疲労感ケアの安眠サプリ」をもらい、サチさんは「オバサンが通報しているのでは?」と思うようになっていきました。 夫に「下の階のオバサンが通報しているのかも!」と告げた、サチさん。すると夫は「勇気があるじゃなか」と少しうれしそうな表情で返しました。 サチさんは「確定したわけではないけど、警察にも相談したほうがいいよね?」と聞くと、夫の表情は一変。「警察にまで相談することじゃないだろ!」と止めてきました。夫の頼りなさに呆れたサチさんは、ひとりで警察に向かうことにし……。 警察に相談すると告げたサチさんに対して、猛反対した夫。通報され、家に来る警察官への対処もすべてサチさん任せだったにもかかわらず「俺みたいに堂々と構えたら?」という夫の発言にも、呆れてしまいますよね。家族のピンチを気にもかけない夫には「一緒にいる必要があるのか……?」と将来について考えてしまいます。みなさんは、パートナーに協力してほしいと思ったとき、どのように伝えていますか? 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月31日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認をしなければならないらしく、毎日のようにされる通報や家に来る警察の対応にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきました。そこまで嫌われてるの?通報している人を突き止めようと、動き始めたサチさん。ある朝、同じアパートに住む知り合いのエイ子から「頻繁に警察来てるよね」と声をかけられます。サチさんが「息子の夜泣きで通報されている」と告げた瞬間、驚く表情を見せた、エイ子。サチさんは「エイ子が通報しているわけではない?」と思うようになりました。 夫はというもの、サチさんが真剣に相談し、助けを求めても、取り合ってくれません。しかし、夜泣きの通報はそこまでひどくないときでもされるようになり、だんだんとサチさんの「嫌がらせの通報」という疑惑が大きくなっていきます。 そしてサチさんは、エイ子の他に通報している可能性のある下の階に住んでいるオバサンの元へ挨拶に行くことに。「子どもの泣き声でご迷惑をおかけして……」と謝ろうとすると、オバサンは話を遮ります。 そしてオバサンは怪しげな袋に入った「睡眠と疲労感ケアの安眠サプリ」をサチさんに渡しました。 得体の知れない「睡眠サプリ」をサチさんに渡した、下の階のオバサン。ゾッとしたサチさんは、思わず「それほどまでにうちを嫌っているの?」と考えるようになってしまいました。その後、サチさんは家に戻り、夫に「通報している人がわかったの!」と告げました。 下の階のオバサンの言動から「オバサンが通報しているのではないか……」と予想したサチさん。サチさんの得体も知れない薬を他人からもらった恐怖も共感できますが、確実な証拠がないかぎり、夜泣きの通報者はあくまでも予想でしかありません。サチさんの通報者探しの大きな一歩を踏み出せる可能性が出てきたからこそ、より慎重にあらゆる可能性も考えて行動していきたいですよね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月30日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認しなければならないらしく、ほぼ毎日される通報や家に来る警察にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきます。考えすぎの可能性もあるよね…?通報している人を突き止めようと、動き始めたサチさん。ある朝、同じアパートに住む知り合いのエイ子は、サチさんの家に警察が来ていることが気になっていたようでサチさんに声をかけます。サチさんが「息子の夜泣きで通報されている」と告げた瞬間、驚く表情を見せた、エイ子。そんなエイ子の姿にサチさんは「エイ子が通報者ではない?」と思うようになりました。 その夜もサチさんの家に警察が訪れました。しかし、その日はサチさんの息子さんは夜泣きはしておらず、「嫌がらせ」という疑惑が大きくなっていきます。 そしてサチさんは、残りの通報している可能性のあるおばさんの元へ挨拶に行くことを決めました。 下の階のおばさんの家に訪れたサチさん。「子どもの泣き声でご迷惑をおかけして……」と謝ろうとすると、オバサンは話を遮ります。 そして怪しげな袋を取り出し、オバサンは「睡眠と疲労感ケアの安眠サプリ」「飲んだら朝まで目覚めないくらいに眠れるわよ」と怪しげな表情をしました。 下の階のオバサンから得体の知れないサプリをもらったサチさん。オバサンはサチさんを心配して、サプリをくれたのかもしれませんが、よくわからないものをもらったら恐怖を感じますよね。しかし、オバサンは夜泣きに悩むサチさんに対する配慮の仕方がわからなかっただけかもしれません。みなさんは、こういうときどのようにしてもらえたらうれしいですか? 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月29日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認をしなければならないらしく、ほぼ毎日の通報と家に来る警察にサチさんは憔悴していました。しかし、あるときから違和感を覚えたサチさん。次第に「嫌がらせの通報なのでは……?」と感じるようになっていきます。次にあやしいのは…通報している人を突き止めようと、動き始めたサチさん。ある朝、同じアパートに住む知り合いのエイ子は、サチさんの家に警察が来ていることが気になっていたようでサチさんに声をかけます。サチさんが「息子の夜泣きで通報されている」と告げた瞬間、驚く表情を見せた、エイ子。そんなエイ子の姿にサチさんは「エイ子は通報者ではない?」と思うようになりました。 そして、その夜「引っ越したい」と夫に訴えたサチさん。しかし、夫は猛反対。さらには「通報されたくなければ、泣かせないようにすればいい」「母親の責任」などとひどい言葉を投げかけます。 真剣に相談しても、助けを求めても、取り合ってくれない夫に憤りを隠せないサチさん。この日も警察が訪れ、サチさんの「通報」を怪しいと感じる気持ちは大きくなっていきました。 その夜、サチさんはまたもや通報され、家に警察が訪れます。しかし、その日はサチさんの息子さんは夜泣きをしておらず、サチさんの通報に対する「嫌がらせ」という疑惑が大きくなっていきました。 そしてサチさんは、エイ子以外に通報している可能性がある、下の階のオバサンの元へ行くことを決めました。 次に通報していると疑わしい下の階のオバサンに会いに行くことを決めた、サチさん。通報をされ続けて、疑心暗鬼になってもおかしくない状況ですが、そんなときでも、相手への思いやりは忘れず「迷惑をかけているし、お菓子を持って頭を下げよう」と冷静な判断と行動ができるサチさんにはとても尊敬しますね。自分で決めつけて結論を急いでも、相手だけでなく、自分にとっても良い結果にはなりません。大胆な行動をとるときこそ、慎重に考えて行動したいですね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月28日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認をしなければならないらしく、毎日のようにされる通報や家に来る警察にサチさんは憔悴していました。つらいな…毎日のように通報され、憔悴しきっていたママ・サチさん。サチさんはこの通報に違和感を覚えはじめ、「嫌がらせの通報なのでは?」と思うようになります。そしてサチさんは、通報している人を探すことに。 サチさんは、夜泣きが聞こえるであろう距離に住んでいる、同じアパートで同じ階に住む知り合いのエイ子と下の階に住むオバサンが通報しているのではないかと予想を立てていました。 そんなある朝、知り合いのエイ子から「頻繁に警察来てるよね」と声をかけられます。サチさんが「息子の夜泣きで通報されている」と告げた瞬間、エイ子は驚く表情を見せました。 そんなエイ子の様子を見たサチさんは「エイ子は通報していない……?」と感じていました……。 サチさんが「引っ越したい」と告げると、夫は猛反対。 さらには「通報されたくなければ、泣かせないようにすればいい」「母親の責任」などとひどい言葉を投げかけます。真剣に相談し、助けを求めても、取り合ってくれない夫に憤りを隠せないサチさん。 この日も警察がサチさんの家に訪れ、サチさんの通報に対する怪しい気持ちは大きくなっていきました。 サチさんが「限界だ」と助けを求めてもなお、突き放すような発言を繰り返す夫。2人の子どもであるはずなのに「母親の責任」とすべてサチさんに投げるのはあまりにも無責任ではないでしょうか? 妻がSOSを出しても、寄り添ってくれない夫には「この先も一緒に過ごしたい」と思えなくなってしまいますよね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月27日息子が生まれて3カ月。ママ・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認をしなければならないらしく、ほぼ毎日される通報や家に来る警察にサチさんは憔悴していました。もしかして犯人は…毎日のように通報を受けて、家にくる警察。 そんな日々に沈んでいたある日。ママ・サチさんがゴミを捨てに行こうとすると、同じアパートに住む知り合い・エイ子と会います。 そして、ある質問され……。 会った瞬間「最近夜、頻繁に警察来てるよね?」「どうしたの?」と聞いてきた、知り合いのエイ子。 突然の質問に、驚くママ・サチさんでしたが、息子の夜泣きで通報をされていることを告げました。すると、エイ子は「マジで言ってんの?」と驚いた様子。 憔悴しきっているサチさんを前に、エイ子は「何かあったら相談してね……」と言ってくれました。サチさんはそんなエイ子の様子から、「犯人ではなさそう」と感じ取り、通報者の候補が減ったことで、新たな行動にでました。 エイ子の驚いた表情から「エイ子が通報している人ではない?」と思った、サチさん。犯人を見つけるためとはいえ、知り合いや周りの人を疑う行為はかなり神経がすり減りますよね。もし本当に「嫌がらせの通報」をしている人がいるのなら、早くやめてもらい、サチさんには安らかな生活に戻ってほしいですね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月26日息子が生まれて3カ月。妻・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は家を訪れなければならないらしく、毎日のようにされる通報にサチさんは憔悴していました。なんでそんなこと言うの?夜泣きがひどくない日にも通報されることで、違和感を覚えたサチさん。 夫に「嫌がらせの通報の可能性」を相談してみるのですが、「文句言ってないで、対策調べたら?」と言われてしまいました。 その夜もサチさんが息子の夜泣きをあやしていると、夫は「うるさいんだけど」「別の部屋に行けよ!」とひどい言葉を投げます。 すると、警察が訪問。夜中に警察の対応をしていたサチさんは、翌朝、サチさんは寝不足のままゴミ出しへ向かいました。家の外にでた瞬間、同じアパートに住む知り合い・エイ子と遭遇。 エイ子から「頻繁に警察来てるよね」と質問され、サチさんは身構えました。 子どもや警察のことはサチさんに任せっきりの夫。サチさんの立場に立って考えると、赤ちゃんが泣き止まないことに悩んでいる上に、「通報されるかも……」という不安を感じるのはかなりストレスがかかることでしょう。そんなとき、夫が寄り添ってくれるだけでも軽減されるのではないでしょうか? 夫の意識が変わり、サチさんの心が休まる日がくることを願うばかりですね。 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月25日息子が生まれて3カ月。妻・サチさんは息子の夜泣きに悩まされる日々でした。しかし、それ以上にサチさんを悩ませていたのは、「夜泣きの通報」。通報を受けた警察は確認しなければならないらしく、毎日のようにされる通報にサチさんは憔悴していました。嫌がらせの可能性ってない?夜泣きがひどくない日にも通報されることで、違和感を覚えた妻・サチさん。 夫に相談してみるのですが……。 夫は妻の対策が不足していると指摘。妻・サチさんは「嫌がらせの可能性」について夫に相談しました。 夫は「心当たりでもあるの?」とサチさんに聞きますが、サチさんは「アパートの人」と予想。アパートには、サチさんの知り合い・エイ子と下の階に住むオバさんが住んでいました。 その2人のどちらかではないかと予想を立てるサチさんですが……。 夜泣き通報に関して「文句も言ってないで、対策とか考えて試してみたら?」という他人事のような発言をする夫。警察や赤ちゃんの対応をしているサチさんの代わりに、調べてくれても……と思ってしまいますよね。みなさんは、パートナーに自分ごととして捉えてもらうためにはどのようにしたらいいと思いますか? 原作/つばさ著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ 著者:原作者 つばさ
2023年08月24日動物保護団体には、野犬や迷い犬に関する通報が寄せられることがあります。その場合、慣れた職員が犬を捕まえますが、犬によっては一筋縄ではいかないこともあるようです。「攻撃的な犬がいる」通報を受けて駆けつけると?アメリカのカリフォルニア州にある動物保護団体『フレズノ・ヒューメイン・アニマルサービス』に勤務する警官のアルコーンさん。彼女の仕事はまさに、そんな野良犬や迷い犬を安全に保護することです。ある日、アルコーンさんは「攻撃的な野良犬がうろついている」という通報を受けて、犬を捕まえに行きました。現場に到着した彼女と仲間の警官は、通報どおり2匹の犬が歩道に横たわっているのを発見。むやみに近寄らず、ワナを仕掛けたところ、あっさりと2匹を捕まえることができました。そして彼女が犬たちに近付くと、『攻撃的な犬たち』は…こちらをご覧ください。@acoalcorn Please be truthful when reporting #straydogs for pickup! #fresnohumane #animalcops #animalcontrol #fyp #fresnohumaneanimalservices #fresnohumaneanimalcontrol #animalprotectors #lostdog #straypickup ♬ Oh No - Kreepa2匹の犬は吠えたり暴れたりすることもなく、アルコーンさんたちに対して威嚇(いかく)するようなそぶりもゼロ!攻撃的どころか、とても人懐っこい犬たちだったのです。アルコーンさんはTikTokで、「通報する際は、真実をお伝えください」と説明をつけて動画を投稿。見た人たちから、笑いと共感のコメントが寄せられています。・なんて『狂暴な子犬ちゃんたち』だ!笑ってしまったよ。・この子たちがかわいすぎて近所迷惑だったのかな?・「獰猛(どうもう)な犬」といえば、すぐに捕まえてくれると思ったんじゃない?アルコーンさんのTikTokには、ほかにも多くの犬たちの動画が紹介されています。今回の2匹の犬のように、「攻撃的」と通報された犬がまったくそうではなかったケースは時々あるそうです。もしかすると、アルコーンさんたちが犬の対応に慣れているため、犬は心を開きやすいのかもしれません。誤った内容を通報するのはよくないことですが、「攻撃的だと思っていた犬が人懐っこい犬だった」というような誤りは笑って許してしまいそうですね…![文・構成/grape編集部]
2023年05月24日大人気マンガシリーズ、今回はペルナンド(@pel3nando)さんの投稿をご紹介! 「1人夜道を歩くとき」です。女性の夜道の1人歩きは危ないですよね。ペルナンドさん流の、夜道の歩き方とは…?夫と歩いていて…出典:instagramある実演を出典:instagram夫はそれを見て…出典:instagramそんな夫に…?出典:instagram夫は…!?出典:instagramすると…?出典:instagramバトルに!出典:instagram負けない!!出典:instagramその頃には…出典:instagram怪しい動きをしていた2人ですが、通報されなくてよかったです…!仲良しな2人ですね!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@pel3nando)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月02日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第17話です。家事に追われるのじさん。そんな中、母が急に痙攣を起こしてしまい…!?すぐに119番通報を…!出典:instagram住所を聞かれ答えるが…出典:instagram早く来てほしいと伝えるのじさん出典:instagram思わず叫ぶと…?出典:instagram母の容態を聞かれ…出典:instagramこの時、恐怖のあまり…?出典:instagram嫌がっても…出典:instagram母を見ると…!?出典:instagram怖がりながらも、母の様子を見るのじさん。母の様子は…!?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月13日大切な愛車を当て逃げされてしまったという、ゆーま86(@s7_mh23)さんはTwitterにある3枚の写真を投稿。その内容に反響が上がりました。事故を起こした場合、ただちに警察に連絡しなければいけません。しかし、その義務を怠り逃げた場合、刑罰や免許証の点数が引かれるなどの対応が行われます。車から降りていた投稿者さんの家族には、幸いケガはありませんでしたが、当て逃げされたことを警察に通報しました。投稿者さんが警察官と話していると、もう1人の警察官が一緒にいた息子さんに「パトカーに乗る?」と聞いてきたそう。そして撮った3枚の写真がこちらです。ヴォクシー当て逃げされたから警察呼んだら乗せてもらった我が息子w pic.twitter.com/ixYbspLH5v — ゆーま86 (@s7_mh23) March 6, 2021 自分よりも大きなパトカーのハンドルを握って、とても楽しそうです!パトカーの運転席には、なかなか座れないもの。息子さんも嬉しかったでしょうね。警察官の神対応に、称賛の声がたくさん上がりました。・不幸中の幸いでしたね。パトカーのハンドル握るなんてめったにできないと思う!・子供に喜んでもらえて警察官も嬉しいだろうな。・一生の思い出になりそう!貴重な経験でしたね。きっと、当て逃げ事故に遭遇し、息子さんも怖かったでしょう。ですが、警察官の優しい配慮で、いい思い出を作ることができてよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月09日1月10日は『110番の日』です。それにちなんで、警察庁は2020年1~11月の間に、全国の警察が対応した110番通報について集計し、その内容を発表。FNNプライムオンラインによると、2019年1~11月に比べ、2020年の通報件数は、約64万5千件減少したそうです。通報件数は減少したものの?通報件数は減ったものの、警察の緊急対応を必要としない電話が全体の約20%を占めたといいます。一方、緊急対応を必要としない通報は、全体の20%近くを占め、「コロナ禍で県外から親戚が来ているが、帰宅させてほしい」、「スーパーのレジで間隔を空けずに並んでいる」など、コロナに関する苦情などもあったという。FNNプライムオンラインーより引用中には「免許更新の方法を教えて」「子供が言うことを聞かないので警察官が叱って」「家の中にゴキブリがいる」という相談なども。このニュースに、ネットからは2020年を振り返る声が多く上がりました。・2020年2~5月頃は、ドラッグストアに大行列ができたり、マスクが買えずに怒りだす人がいたり…大変だったのを思い出す。たくさんの人が、我を失っていたと思う。・通報が減ったのは、たくさんの人が外出を自粛したからだろうな。・2020年は『自粛警察』だとか『マスク警察』だとかが現れたからね。冷静になろう。・家にゴキブリが出たからって通報しちゃだめでしょう…。警察庁は、通報すべきか迷った時には、まず『警察相談専用電話(#9110)』の利用を呼び掛けています。困った時に思い出せるよう、「迷ったら『#9110』」とどこかにメモしておいてもいいかもしれませんね。ただし、一刻を争う場合には、迷わず110番通報をしましょう。[文・構成/grape編集部]
2021年01月10日子どもが生まれて変わった意識。それは”挨拶”育児をするということだけでも子どもに接する大変さがありますが、社会の中で生きていく限り「周囲の目」も気になるもの。ましてや障害児の育児ともなると、それが大きなストレスになったりします。ほぺろうの癇癪がピークだったころ、どんなに対策しても効果がなかったこともあり「ご近所からどう見られているか」も私の頭を悩ませる要因の1つでした。Upload By ぼさ子子どもを授かる前、もともと社交的でないこともあって「ご近所付き合いは首を突っ込まないことが親切。無干渉がモットー」と思っていた私達夫婦。だけど、ほぺろうが生まれた途端にその考え方はガラリと変わりました。私達が意識したのは「人にきちんと挨拶すること」。Upload By ぼさ子Upload By ぼさ子苦労しているという事実は変わらないのに対応1つで誤解されるのは悲しいですし、親の印象が少しでも良くなれば、それがわが子を守ることに繋がると思ったのです。「たまたま会ったら...」くらいではありましたが、普段の「おはようございます」「こんにちは」を、こちらの様子を伝えるツールとして相手に安心感を持ってもらうために欠かしませんでした。通報されてもおかしくないレベル。それでも見守ってくれたご近所さん達現住所に引っ越してきたとき、ほぺろうは3歳。自閉症の診断は出ていませんでしたが、すでに癇癪が激しい時期でした。引っ越しのご挨拶のときにご近所さん一軒一軒に「息子の泣き声が激しめです。ご心配掛けることもあるかもしれません。気になることがあれば遠慮なく教えてください...」と伝えたことを覚えています。「何も言われてないと、泣き声が聞こえたときに気になっちゃうよね。最初に伝えておけばご近所さんのストレスが少しでも減るかな...」と思ったのと、自分も早めにカミングアウトした方がラクになれるかもしれないという気がしたのです。Upload By ぼさ子寝ているとき以外は一日中泣き暴れていたほぺろう。事情を知らない人から見たら「騒音」や「虐待の疑い」で、それこそ「いつ通報されてもおかしくない」レベルでした。ご近所に住む方々にご迷惑をかけていたのは間違いないです。(実際に最近「あの時は泣き声がすごかったもんね~」と言われました)それでも「泣き声のことなんて気にしなくて大丈夫だよ!」と温かく見守ってくださったのは、私達家族が「怪しい者ではない」と思っていただけたからという気がします。Upload By ぼさ子自閉症の診断を受けた後ほぺろうが自閉症の診断を受けたことも、ご近所の方々に説明しました。自閉症という診断名を聞かされても、当事者ではない方々にとっては「?」だと思うので、「理解してほしいとまでは望まない。他の子と違う困りごとがあるとだけ伝われば儲けもの」くらいの気持ちで簡単に。「自閉症、知ってるよ~。確かに特徴が当てはまるね」とか「自閉症って??」など反応はさまざまですが、診断名があるおかげで「そういう理由がある」と思ってもらえたと感じます。Upload By ぼさ子やがて、嬉しい変化も...事情を知ってくださっているからか、その後もご近所の方々には優しい言葉を掛けてもらえたり、困ったときは手を差し伸べてくださったり...と親子共々お世話になっています。また、普段から挨拶をしているからか、ほぺろうの成長に気付いてもらえたり、人見知りだったほぺろうがいつの間にかご近所さんに懐いていたり...親としてはありがたい変化もあります。Upload By ぼさ子Upload By ぼさ子療育と同じくらい大切。”居場所”をつくることほぺろうの癇癪が激しいと、後ろめたくて周囲と疎遠になってしまいがちです。私はいまだに、ほぺろう連れでの集会やイベントは癇癪が怖くて尻込みしてしまうのですが、それでも「大丈夫だよ。ほぺろう君連れておいで!」と声をかけていただけたりします。”挨拶”という何のひねりもないことですが、これを大切にしていたから周りの方々に助けてもらえるようになったのかな...?と勝手に思っています。いろいろな癇癪対策をやってみても効果が出ず、「ほぺろう自身がすぐに成長するのはチョット無理だな...」と落ち込むこともありましたが、今振り返ると「ほぺろうを成長させることだけが、生きる手段ではない」と気づかされました。ほぺろうがありのままでも生きやすい環境があれば、それ以上に素晴らしいことはないのかもしれません。Upload By ぼさ子※発達ナビに無料会員登録をしていただくと、他の【かんしゃく特集】記事もお楽しみいただけるようになります。
2020年11月24日小さな子どもと暮らしていると、子どもの声や走りまわる音、親の叱る声など、騒がしさと無縁ではいられません。でも周囲との関係性がきちんとしていれば、それが問題になることは少ないのではないかと思います。娘が3歳のころ、夜に突然警察がやってくるという経験をしたわが家。お風呂で泣きわめく娘の声を聞いた近所の人が通報したようなのですが、とても衝撃的なできごとでした。今回はショックだった通報の一件から、私が学んだことをお話しします。娘のかんしゃくにお手上げの日々それは娘が幼稚園に通い始めて3か月ほど経った頃のことでした。娘は幼稚園が大好きで、楽しく通っていましたが、朝は少し機嫌が悪いことも。幼稚園までは毎日徒歩で登園していたのですが、子どもの足で徒歩20分ほどかかったので、年少の娘にとっては大変だったのでしょう。よく途中でパタっと止まって動かなくなったり、道路に大の字になって寝そべりダダをこねることがありました。通りがかりの人や工事作業員の人に何度も笑われました。当時生後3~4か月の息子を連れながら、娘も背負って幼稚園まで送ることもあり、毎日とても気が重かった記憶があります。娘は、登園時だけでなく、少しのことで機嫌を損ね、度を越すと何を言っても聞かなくなり、鼓膜が破れそうなほどの奇声を上げて大声で泣き叫ぶこともありました。時には吐きそうになるほど泣くことも。とにかく思い通りになるまでひたすら泣きわめいていました。もしかしたら2人目が生まれてから赤ちゃん返りしていたのかもしれません。そんな娘のかんしゃくに、私はぐったり…何をしてもどうにもならず、落ち着くまで、静かに見守りながら放っておくこともありました。まわりにどんな人がいるのかもわからない環境で…私たち家族が住んでいたのは、単身者ばかりが住んでいた小さなアパートでした。転勤先から東京へ戻ることになり、当時2歳の娘を連れて半月という短期間にやっと見つけた物件でした。その辺りの土地勘がまったくない、部屋はとても狭い、壁は薄いなど、子育てには不向きでしたが、落ち着いたら新しい家を探すために、期間限定で住むことを決めました。引越し当初、隣接する部屋には何度か挨拶に行ったものの、会えたのは大家さんのみで、アパート住人には会えずじまい。そのため、アパートにどんな人が住んでいるのかはさっぱりわかりませんでした。お風呂場で泣き叫ぶ娘、その後やってきたのは…その日は準備が遅くなり、21時ごろに入浴をスタート。原因は覚えていませんが、娘は些細なことから、お風呂場でかんしゃくを起こしました。何を言っても聞かず、15分くらいひたすら大きな声で泣きわめく娘。なだめても、叱ってもおさまらないので、私は仕方なくそのまま見守っていました。徐々に落ち着きを取り戻した娘と、お風呂から出て、パジャマを着せていた22時ごろ。チャイムが鳴り、トントンと扉を叩く音がしました。「こんな夜に宅配?勧誘?」と不審に思った夫と私ですが、扉を開けたら警察の人が立っていたのです。着替え途中の私と娘は玄関から離れた部屋にいたので話し声は聞こえませんでしたが、夫によると「虐待じゃないかという近所からの通報で、これから刑事さんが来る」と言われたとのこと。「虐待?」衝撃を受けながら、夫婦で呆然としていると、しばらくして刑事さんがやってきました。家の中を確認し、少し私たちと会話をして、何もないとわかると、娘に「お父さんとお母さんの言うこと、よく聞くんだよ」と優しく声を掛けて出て行きました。虐待を疑われたショックと悲しみ私がかんしゃく持ちの娘に悩んでいたのは確かですが、もちろん手を上げたことはなく、虐待などしていません。叱ることも多い日々でしたが、それでも私にとってはかわいい娘であり、私なりに一生懸命向き合っていました。そんな中で、私が娘を虐待していると思い、通報した人がいる…。そのことがとてもショックでした。しばらくの間は気持ちがふさぎ、夫や幼稚園の先生などに話をしたりしながら、心を落ち着かせるように努めました。子どもがいるからこそ、まわりに配慮することの重要性その出来事から数か月後、私たち家族は住みやすさなどを考慮して一軒家に引越しました。現在は、隣近所にどんな人が住んでいるかをほぼ把握しています。引越してまだ2年弱なのでわからないことも多いのですが、少なくとも隣接する家の住人はわかりますし、ご近所さんもわが家がどんな家族構成かを理解しています。近所の人から子どもたちのためにとお菓子や果物をいただいたり、会えば挨拶したりと、以前の住居環境や人間関係とはまるで違い、良好だと思います。あのとき、誰が通報したかはまったくわかりませんが、子育て世帯のいないアパート、きっとわが家はとてもうるさかったのだと思います。また、後からわかったことですが、ちょうどその日に都内で痛ましい虐待事件が報じられたことも関係しているのかもしれません。その直後は、虐待と疑われたことのショックからなかなか立ち直れませんでしたが、今になって冷静に考えると、虐待から子どもを助けたいという気持ちや思いやりから通報に至ったのかもしれないとも思っています。このとき通報されたことで、私はまわりへの配慮がとても必要なことを痛感しました。現在も娘のかんしゃくはなくなったわけではなく、息子もこれからをかんしゃくを起こす可能性もあります。元気に遊びまわる声や足音などで、迷惑をかけることもあるかもしれません。だからこそ、近所の人には、会うたびに「いつも騒がしくて…」とお詫びしたり、子どもや家族の話をすることで自分たちのことを知ってもらうことも大事なのだと思います。日々の小さな配慮の積み重ねが、心地よい暮らしを作っていくのだと学んだ一件でした。<文・写真:ライターRie>
2020年08月14日偶然の出来事で、時に大きな誤解が生じることがあります。ある日、DEKU(@DEKU555)さんが車の荷室に荷物を運んでいると、マンションの住民に善意の通報をされてしまったとか。その時の光景がこちらです。わたし魔女のキキ!!こっちは、マフラーを梱包して積み込んでだら、わたしの見た目と荷姿からマンションの住人に通報されて警察が来た時の写真!! pic.twitter.com/MgvlyeYMYN — DEKU (@DEKU555) 2020年4月15日 これ、解体された人体では…?首のない遺体を運ぼうとしている途中にしか見えません!DEKUさんによると、車の部品であるマフラーを梱包したところ、偶然あのような形になってしまったとのこと。前日にDEKUさんが3人掛けのソファーを1人で運んでいたことも相まって、住民には事件性があるようにしか見えなかったのでしょう。写真を見た人たちの大多数は通報に納得。さまざまな感想を寄せています。・どこから見ても死体ですわ!・これは私も通報する。・黒いスーツにサングラス姿で運んでいたら完璧。・梱包が厳重すぎて、怪しさが増していますよ!・通報されるくらいご近所さんの目がある地域は、むしろ羨ましい。なお、駆け付けた警官はよくDEKUさんに職務質問をしている人だったので、免許証を見るとすぐに誤解はとけたそうです。外見から「怪しい」と判断されることが多く、もはや妻からもいじられているというDEKUさん。これからも偶然に翻弄されてしまうかもしれませんが、きっと理解が得られることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年04月16日米フロリダ州パリッシュで、中学生を乗せたスクールバスの運転手が異臭に気づき、911に通報した。呼吸困難に陥る生徒もいたが、その原因となったのはある男子学生の“おしゃれ心”だった。TODAYが報じている。通報により駆けつけたパリッシュ消防本部長のマイク・ウィリアムソン氏は異臭の正体を突き止めるため、バスに乗っていた30人の中学生に聞き取りを行った。その内の1人の番になったとき、彼の漂わせている匂いを嗅いだウィリアムソン氏はひらめいた。「スプレーをシュッシュッとやるジェスチャーをして見せると、彼は空になった男性用化粧品ブランドAXE(アックス)のボディスプレーを取り出しました。彼の体中から、それのニオイがしていましたよ」とウィリアムソン氏は語る。バスの中では呼吸困難を訴える生徒もおり、その場で応急処置を受けたが病院に搬送されるほどではなかったという。他に異臭の原因となる物質は発見されなかった。当時、バスは窓を閉め切ってエアコンを作動させていたため、ボディスプレーのにおいが高濃度で充満してしまったことが騒動を引き起こしたようだ。
2019年12月13日米アリゾナ州メサの緊急通報ダイヤル(911)に、1本の電話がかかってきた。「どうしましたか?」というオペレーターの問いに、電話の主はしばし沈黙した後、子どもの声で「チーズバーガーのハッピーミール(日本ではハッピーセット)をひとつください」とだけ言うと、電話を切ってしまった。その15分後、ランドルフ・ヴァルデス巡査は発信元の住所へ到着した。もちろんその手にはハッピーミールの箱がぶら下がっている。電話を掛けたのはチャーリー・スカベランドくん(5)。ヴァルデス巡査はチーズバーガーが入ったハッピーミールをチャーリーくんに手渡し、911はどのような時にかけるべき番号なのかを優しく教えてくれたという。メサ市警のFacebookアカウントが、嬉しそうなチャーリーくんとその肩を抱くヴァルデス巡査の写真を掲載すると、すぐに話題となった。チャーリーくんの母キムさんは、ヴァルデス巡査の心遣いに深く感謝。「彼が持って来てくれた箱の中を見るとチーズバーガーが入っていました。チャーリーはこれを姉のジェイディンのために頼んだんです。チャーリー自身はチキンナゲットしか食べないんですよ」Facebookのコメント欄には「なんて優しいおまわりさん」「素晴らしい仕事ぶりだね」「2人に神のめぐみがありますように」と好意的なコメントが多く寄せられているが、「軽々しく子どもに911に電話させるな」「俺が3歳のときに911にかけたときは、親父にめちゃめちゃ怒られて、今度やったらペットのハムスターをパンの間に挟んで食うぞと脅されたよ」「911にハッピーミールを頼む事例が増えなければいいけど」といった厳しい意見も見受けられる。
2019年11月01日米メリーランド州チャールズ郡の911(緊急通報用電話番号)に10日午後1時ころ、子どもの声で「車の中に置いて行かれた」という通報があった。電話口の子どもは自分のいる場所を把握できていなかったが、GPSなどから車がショッピングモールの駐車場に停められていることがわかり、警察が急行した。チャールズ郡保安官事務所の発表によると、問題の車には2歳から4歳まで7人の子どもたちが少なくとも20分間以上閉じ込められていたという。当時、外気温は26度ほどに上がっており、窓は全て閉め切られていた。子どもたちはみな怯え、汗をかいていたと地元テレビ局WJLAは伝えている。保安官により子どもたちは全員救助され、命に別状はなかったが、約10分後に車に戻ってきた37歳の女が逮捕された。この女は7人の子どものうち2人の母親で、残りの子どもたちのシッティングを請け負っていたという。4歳の子どもが車の中に残されていた電話を発見し、911に助けを求めたと見られている。保安官事務所は「自動車の中に信頼のおける13歳以上の付き添いのいない状態で、8歳以下の幼児だけを置き去りにすることは違法です。気温が上がると車内の温度は短時間で非常に高くなり、致命的なレベルにまで達することもあります」と注意を促した。
2019年05月15日今年2月、アイサを抱っこするジャネット・ジャクソン(写真:The Mega Agency/アフロ) ジャネット・ジャクソン(52)が、1歳5カ月になる息子アイサの身を案じて警察に通報していたことがわかった。Entertainment Tonightが報じている。 米国では、相手と連絡がつかなかったり、身に危険が迫っている可能性がある場合は警察に通報し、現場に急行してもらえる「福祉チェック」というシステムがある。ジャクソンは現地時間2日夜、別居中の夫ウィッサム・アル・マナとホテルに泊まっていたアイサの置かれている状況を確かめるべく、警察に連絡したという。 ジャクソンの兄がEntertainment Tonightに語ったところによると、アイサのシッターがアル・マナの暴力的な振る舞いから逃げてバスルームに立てこもり、ジャクソンに助けを求める電話をかけてきたという。 マリブ郡警察はアル・マナらの投宿しているホテルに赴くも、調査の結果危険性はないと判断し、その場を後にしている。 カタール人富豪のアル・マナとジャクソンは2012年に結婚。2017年1月には第一子となるアイサが誕生したが、その3カ月後に別居。結婚生活を「まるで監獄のようだった」と振り返っていたジャクソン。夫に合わせてイスラム教に改宗したが、伝統的な“イスラムの妻”であることを強要され、言葉の暴力もたびたび受けていたと明かしている。 夫妻は現在もなお親権を争っているため、今回の騒動は夫の印象を貶めるためのジャクソン側の策謀ではないかとの見方もある。
2018年06月04日先日、久々にいとこ(2児のママ)に会った際、いとこから相談を受けた。その内容は「児童相談所に通報された」というもの。「もちろん、通報されるような虐待は行っていない」と、いとこ。なんでも、我が子を叱る時に声が大きいことが周囲からは虐待と勘違いされたのではないかという。ちなみに、通報したのが誰なのかもわかっているということ。誤認としても、児童相談所がきちんと機能しているのはいいことなのだけど、問題はその後。夜18時以降の夕飯の準備などに忙しい時間になって電話がかかってきたり、面談を求められたりと、家事や育児が止められてしまうというのです。こんなこと、よく起きているのだろうかとネット上を検索すると、似たような悩みを抱えるママたちは多いみたい。いくつか、ママパパたちの声を紹介しましょう。“暴力なんて一度も振るったことないのに、イヤイヤ期の真っ最中の子どもと毎日格闘しているので自然と声は大きくなってしまう”“警察や児童相談所に通報されて、刑事が家に来て子どもたちの体を調べていった”“児童相談所の担当者が、我が子に「家に帰ったら殺される」と吹聴した”“SNSに乗せた子どもの画像のおでこにあざがあるだけで、通報された”本当に虐待に当たる行動が起きていなかったのか。それは確かに、その場にいる本人たちにしかわからないし、本当に虐待が起きている場合もあるから、通報をうける児童相談所も見極めの難しさを感じていることでしょう。しかし、今回のような声を聴くと、もう少し親たちの事情もわかってあげられないものなのかしら、とも。子育てをしていると、疲れてついつい我が子にカッとしてしまう経験は多くの親があるものだと思うのだけど…。もしも、悪意ある誰かが通報すれば、その家庭を陥れることも容易な児童相談所への通報。あなたはどう思いますか?(文・団子坂ゆみ/考務店)
2018年03月16日歌手の浜崎あゆみ(38)が3日、ツイッターを更新し、自宅を無断で撮影されたことにより警察に通報したことを報告。ツイッター上で写真を公開したユーザーに向けて、怒りのメッセージを送った。まず、浜崎は「限度があります。先程、通報しました」とツイート。その後、当該ツイートは削除されたが、「下記のツイートは消さずに残しておきます。芸能人だから仕方ないという理由で終わって欲しくないからです」と説明した。「ここには私だけでなく大切な家族が住んでいます。家の外観ならまだしも(勿論それもないに越したことは無いですが)自宅内の様子までわかる写真を撮影し載せるなど絶対に許されない事です」「夜間にまで訪問し車のヘッドライトを当てて撮影されていますが、度が過ぎているので地元警察へ連絡したところです。ただの好奇心では済まされません」と訴えるなど、かなり悪質だったようだ。また、ファンからは心配と同情の声が寄せられ、「警察署、終わりました。きちんと守って下さるので、もう心配しないでね!そしてみんな色んな意見をありがとう」と感謝。「自分の家ってどんな素敵な場所にも代えられない世界中でたったひとつの場所。家族がそこでずっと幸せに暮らせるように、私ももっとしっかりしなきゃだなー」と気丈に振る舞っている。
2017年07月03日(ウェーコ警察のFacebookページより) 9日夜、米テキサス州ウェーコ警察は1本の緊急通報を受けた。その電話をかけてきた女性の訴えは、「チキンナゲットが全然来ない!」という衝撃的なものだった。 事件が起こったのは西ウェーコにあるマクドナルドのドライブスルー。チキンナゲットをオーダーした女性客が、調理に時間がかかり過ぎだと文句をつけ、「これだけ待たせたんだからナゲットをタダにしろ」と暴れ始めたという。脇に車を寄せて後続の客にレーンを譲ってほしい、と店側が頼むも女性は聞く耳を持たず、ドライブスルーには長い行列ができてしまった。困り果てたマクドナルドの店員は「客が取り乱している」と警察に通報。すると、女性はこれに対抗するように自らも911に電話し、「チキンナゲットが全然来ないのよ!」と訴えたのだ。 ウェーコ警察署は規則に従い、2人の警官を現場に急行させた。怒れる女性客は「タダでナゲットをくれてもいいと思わない!?」と警官に主張。警官は店側にナゲット代金を返金させ、女性をなだめて帰らせることに成功したが、彼女が無料のナゲットを持って帰ることは叶わなかった。
2017年06月13日スマートフォン向けゲームアプリ『ポケモンGO』をプレイしていた男性が、ポケモンを「盗まれた」と警察に通報したそうだ。イギリス在住のこの男性は、イギリスで同サービスが配信開始となった翌日、捕まえようとしていたポケモンがほかのプレイヤーに捕られてしまったと警察に電話で通報したという。警察はこの男性に対し、口頭で厳重注意を言い渡したそうだ。(C)BANG Media International
2016年07月26日救急ヘリ病院ネットワークとトヨタ自動車、本田技研工業、日本緊急通報サービスの4者は11月30日、ドクターヘリの早期出動判断を行う「救急自動通報システム(D-Call Net)」の試験運用を開始した。2018年以降の本格運用を目指す。このシステムは、交通事故発生時の車両データと新規に開発した死亡重症確率推定アルゴリズムを用いて乗員の死亡重症確率を推定。その情報をドクターヘリ基地病院に通知することで、ドクターヘリやドクターカーの早期出動判断へとつなげる。これにより、交通事故時の救命率向上を図るという。この取り組みには通信事業者のKDDIも参加しており、ドクターヘリ基地病院に設置するiPadの「通報から表示するまでの仕組み」(緊急ヘリ病院ネットワーク 理事 益子 邦洋氏)を担当している。アルゴリズムは日本大学の西本 哲也教授らが開発・評価したもので、過去10年の事故280万件を統計処理した上で、死亡重症確率を推定し、ドクターヘリが出動すべきかどうかの情報をiPadに表示する。基地病院の担当者は、このデータを基に医師を現地に派遣するかどうかを判断する。D-Call Netでは車両データを基に被害情報の把握が行われるが、情報を送る際は車両での対応が必要となる。現状はトヨタとホンダの一部車種のみが対応しており、トヨタは8月にマイナーチェンジしたランドクルーザーと、10月にマイナーチェンジしたクラウン、レクサスブランドでは、8月に新導入したLXと、10月にフルモデルチェンジしたRXとマイナーチェンジしたGS、11月に新発売のGS Fが対応。ホンダは2013年6月に発売したアコード以降、メーカー純正ナビを利用している場合にD-Call Netに対応する。今後も他メーカーの連携を含めて普及推進を図り、2017年までに対応車を約40万台まで拡大する見込みだという。なお、Lexusなどトヨタ車では、車載通信モジュールから自動的にデータがヘルプネットへ送られるが、ホンダ車ではメーカー純正ナビとBluetoothのペアリングが必要になる。事故発生後に、自動通報される仕組みこそ同じだが、ヘルプネットへの接続に携帯電話が必要な点は注意が必要だ。試験運用は同日より、ドクターヘリ先駆者でもある日本医科大学千葉北総病院を含む9つのドクターヘリ基地病院でスタートする。ドクターヘリは38道府県で46機が配備されており、今後も宮城県が2016年度に、愛媛県や鳥取県などでも導入検討が始まっている。ドクターヘリの出動件数は、年々増加しており、2014年度には2万2643回の出動があった。このうち47%が外傷の怪我、主に交通事故による出動で、4人に1人が実際に治療を受けているという。○1人の患者の死がキッカケになった「HEM-Net」1997年になくなった予測生存率96%の25歳男性、この男性を救えなかったことは「生涯忘れられない」と益子理事は記者説明会で語り出した。1999年には「HEM-Net」を立ち上げ、厚生労働省や消防庁、警察庁、国土交通省などの折衝のために現会長の國松 孝次氏に参加を依頼し、2014年の2万件を超える出動回数を誇るシステムの整備を進めてきた。現在のドクターヘリでは、治療開始まで38分の時間を要しているが、この数字を生存率の目安となる「カーラー曲線」に当てはめてみると、大量出血の救命曲線では死亡率が82%に達する。今回の救命自動通報システムを導入した場合、実証事件の結果では治療開始までの時間を17分縮めた21分にまで短縮でき、死亡率は14%にまで下がる。これはすべての国内の車がD-Call Netに対応した場合、年間282名の救命効果に相当するものだという。全車種の対応まではかなりの年月がかかると予想されるが、「救える命があるのであれば救いたいと一歩ずつ進めてきた。今後も精一杯頑張っていきたい」と益子氏が語るように、基盤の整備、拡充は一朝一夕でできるものではなく、地道な作業になる。1人の患者の死と向き合ったところから始めた益子氏の言葉だからこそ、今後の救命ネットワークの広がりにも期待が持てそうだ。
2015年12月01日