ベストセラー漫画を実写映画化した『ゴールデンカムイ』の興行収入が20億円を突破。またファン待望の応援上映も決定した。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で魅力的なキャラクターたちが躍動するサバイバル・バトルアクションが魅力の本作。1月19日より公開されると絶賛の声が相次ぎ、2月12日までの公開25日間で、観客動員数142万人、興行収入20.8億円を突破した。さらに、この度の大ヒットとファンのリクエストに応えて、札幌・東京・大阪の3劇場にて、2月23日(金)に、応援上映の開催が決定。各キャラクターの登場シーンに名前を呼んで応援するのはもちろん、本作お馴染みのセリフもともに叫び合えば、会場全体で盛り上がれること間違いなし。グッズ、サイリウム、うちわなど応援グッズの持ち込みもOK、コスプレも歓迎だという。また2月16日(金)からは4DXでの上映も開始される。『ゴールデンカムイ』応援上映は2月23日(金・祝)19時~全国の3劇場(TOHOシネマズすすきの、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田)で実施予定。『ゴールデンカムイ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴールデンカムイ 2024年1月19日より全国にて公開©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
2024年02月13日菅田将暉主演、黒沢清監督・脚本『Cloud クラウド』の製作が発表され、9月に公開されることが決定した。さらにスチール写真が解禁となり、主演の菅田将暉、監督・脚本の黒沢清からコメントが到着した。『スパイの妻』(20)で、第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した黒沢監督が映画最新作に選んだのは、顔のみえない社会で拡散する、憎悪の連鎖から生まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。主演は、『花束みたいな恋をした』(2021)、『ミステリと言う勿れ』(2023)など数々の大ヒット映画に出演し、俳優として日本映画界を牽引し、アーティストとしても圧倒的な支持を受ける、菅田将暉。菅田さんは本作の出演オファーを即決、「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を演じている。菅田さんは、黒沢監督と本作の撮影現場で10年ぶりに再会。初対面は、主演作『共喰い』(2013/青山真治監督)で参加した2013年の第66回ロカルノ国際映画祭で、2022年に57歳の若さで故人となった青山監督から紹介された時以来だったという。菅田将暉今回の発表に際して、菅田さんは「生活の中に潜む、怖さとユーモア。黒沢監督の頭の中が毎日少しずつ開示されていく撮影は、とても楽しく、贅沢な時間でした。ピュアで歪な人間のアクションがたまらない。とにかく完成が待ち遠しい」とコメント。黒沢監督は「現代日本の片隅で、時折まったく無目的と思われる暴力事件が起きることがある。原因を探っていくと、そこにはちょっとした恨みやムシャクシャした気分がインターネットによって集結し肥大していくシステムがあるようだ。私はこうした現象がアクション映画の題材になるのではないかと考え、この企画をスタートさせた」と明かす。また主演の菅田さんについて「菅田さんにお願いした主人公吉井良介は、真面目で一途な悪党という、現代日本映画ではほとんど見かけない人物である。キャラクターの分類としては矛盾しているのかもしれない。しかし菅田さんはこの難しい役を極めて繊細に、かつ堂々と演じてくれた」と称賛している。黒沢清監督昨年商業映画デビューから40年を迎えた黒沢監督が、サスペンス・スリラー作品に挑むのは、2016年公開の『クリーピー 偽りの隣人』以来。菅田さんとの初めてのコラボレーションでどのような相乗効果が生まれるのか。黒沢監督が撮る、誰も見たことがない菅田将暉に注目だ。主演:吉井良介役/菅田将暉 コメント生活の中に潜む、怖さとユーモア。黒沢監督の頭の中が毎日少しずつ開示されていく撮影は、とても楽しく、贅沢な時間でした。ピュアで歪な人間のアクションがたまらない。とにかく完成が待ち遠しい。映画「Cloud」宜しくお願いします。監督・脚本/黒沢清 コメント(作品について)現代日本の片隅で、時折まったく無目的と思われる暴力事件が起きることがある。原因を探っていくと、そこにはちょっとした恨みやムシャクシャした気分がインターネットによって集結し肥大していくシステムがあるようだ。私はこうした現象がアクション映画の題材になるのではないかと考え、この企画をスタートさせた。主人公は、ささやかな金儲けによって少しでも人より優位に立ちたいと願う、ごくありふれた男である。この人物が不用意に周囲の恨みを買い、最後には命を賭けた死闘へと引きずり込まれる物語だ。しかし撮影が進むにつれて、私はこの映画がそう簡単にスカッとするアクションにはなっていかないことに気づいた。その理由のひとつは、主演の菅田将暉が驚くべき演技力でこの人物に深い陰影と複雑さをもたらしてくれたこと。もうひとつは、この死闘が思いがけず“戦争”の様相を見せ始めたことだ。金儲けと復讐が折り重なって増幅され、ついに暴力が作動し、気が付いたらもう引き返せなくなっている。現代の戦争も、ひょっとするとこのようにして起こるのかもしれない。(主演・菅田将暉さんについて)菅田さんは、誰の目も釘付けにする俳優だ。何と言ってもあの顔つき、そして声、立ち姿、奥の方にいても一発で菅田将暉とわかる唯一無二の個性があらゆる場面から立ち昇る。にもかかわらず、人混みの中だと市井の人物に溶け込んでしまう一般性、庶民性のようなものも同時に持ち合わせている。持って生まれた資質と計算とを巧みに組み合わせることのできる実に聡明な方なのだろう。そんな菅田さんにお願いした主人公吉井良介は、真面目で一途な悪党という、現代日本映画ではほとんど見かけない人物である。キャラクターの分類としては矛盾しているのかもしれない。しかし菅田さんはこの難しい役を極めて繊細に、かつ堂々と演じてくれた。繊細な部分が計算で、堂々としたところが資質なのか、あるいはその逆なのか、どちらかはわからない。いや、どちらも計算かもしれない。それとも全ては直感なのか。正体は不明だが、この正体不明こそ大スターの証なのだなとあらためて納得した。『Cloud クラウド』は9月、TOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月13日アイナ・ジ・エンド、松村北斗(SixTONES)、黒木華、広瀬すずが共演した岩井俊二監督最新作『キリエのうた』のBlu-ray&DVDが5月29日(水)にリリースが決定した。本作は、壮絶な運命と無二の歌声を宿し、キリエの音楽がつなぐ13年に及ぶ壮大な愛の物語。降りかかる苦難に翻弄される男女4人の人生が、切なくもドラマティックに交錯していく。歌うことでしか“声”が出せない路上ミュージシャン・キリエを演じたアイナ・ジ・エンドさんは、映画初主演を飾った本作で劇中曲6曲を制作し、圧巻のパフォーマンスを披露。姿を消したフィアンセを捜し続ける青年・夏彦役の松村さんは、複雑な心情表現を細やかな演技で魅せ、傷ついた人々に寄り添う教師・フミ役の黒木さんは、清らかな慈愛を体現し、物語に奥行きを与えた。また過去を捨てた謎めいた女・イッコ役の広瀬さんは、従来のイメージを覆す役どころで新境地を拓いた。日本アカデミー賞新人俳優賞(アイナ・ジ・エンド)や報知映画賞新人賞(アイナ・ジ・エンド)などを受賞した本作。今回はBlu-ray豪華版・通常版、DVD豪華版・通常版をリリース。豪華版には、メイキング・各種舞台挨拶・イベント映像を約2時間の大ボリュームで収録、フォトブックレットも封入予定だ。▼『キリエのうた』商品情報発売日:5月29日(水)※レンタル同日リリース価格:Blu-ray豪華版:7,700円(本体価格+税10%)Blu-ray通常版:5,500円(本体価格+税10%)DVD豪華版:6,600円(本体価格+税10%)DVD通常版:4,400円(本体価格+税10%)発売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング©2023 Kyrie Film Band(シネマカフェ編集部)■関連作品:キリエのうた 2023年10月13日より全国にて公開Ⓒ2023 Kyrie Film Band
2024年02月11日「U-NEXT」はこの2月に映画『ミステリと言う勿れ』『リボルバー・リリー』を独占配信する。本日より配信が始まった『ミステリと言う勿れ』は、田村由美の同名人気漫画の映像化。菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華ら注目の俳優陣が集結し、広島を舞台に、再び整がシリーズ最大級の謎に挑む。興行収入は47億円を突破し、観客動員数300万人を越える大ヒットを記録、2023年の実写邦画興収第3位にランクインした本作。狩集汐路役の原さんは、本作で「第47回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した。2月14日(水)より配信となる『リボルバー・リリー』は、行定勲監督初のアクションムービー。1924年の東京を舞台に、史上最強のダークヒロインを綾瀬はるかが熱演。「第47回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞および「第48回報知映画賞」主演女優賞を受賞した(※報知映画賞は本作と『レジェンド&バタフライ』での受賞)。加えて、『ゆとりですがなにか インターナショナル』も2月の注目作品。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が出演する、宮藤官九郎脚本の社会派コメディドラマが、劇場版としてカムバック。こちらは2月28日(水)より配信がスタートする。<「U-NEXT」2月の注目の作品>『ミステリと言う勿れ』【配信開始日】2月9日(金)0:00配信予定【価格】550円(税込)/視聴期限:2日間『リボルバー・リリー』【配信開始日】2月14日(水)12:00配信予定【価格】レンタル:399円(税込)/視聴期限:2日間購入:2,750円(税込)『ゆとりですがなにか インターナショナル』【配信開始日】2月28日(水)0:00配信予定【価格】600円(税込)/視聴期限:2日間(シネマカフェ編集部)■関連作品:リボルバー・リリー 2023年8月11日より全国にて公開©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社ゆとりですがなにか インターナショナル 2023年10月13日より全国にて公開©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会
2024年02月10日いま注目の若手・長澤樹と窪塚愛流が出演する映画『愛のゆくえ』で長編商業映画デビューを飾るのは宮嶋風花監督。そこで、脚本制作に3年を費やし、長編商業映画初監督を務める宮嶋風花について深掘り。また本作で印象的に登場する、カエルのシーンの意図についても伺った。宮嶋風花は1996年、北海道札幌市生まれ。映像作家でMV、実験アニメ、モーショングラフィックス、「イオン」や「バイトル」などの数多くのCMも手掛けており、様々なジャンルの映像企画から制作を手掛けるという実績を持つ。また、高校時代から美術を専門として学び、大学在学中にアニメーション作品『trace』を中心に数多くのコンペや映画祭で受賞、世界約180か国で作品が放映された。その後「島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭」で実施されている次世代を担う25歳以下の若手映像作家の発掘と支援を目的とした「クリエイターズ・ファクトリー」で初監督作『親知らず』で商業デビューをかけたワークショップを勝ち抜き、『愛のゆくえ』で初の商業映画監督デビューを果たした。「映画を作りたいと思うようになったきっかけは、卒業制作で『親知らず』を作ったことが大きいですね。それまで22年間生きてきた自分が抱えてきた気持ちや誰にも言えなかったことを暴露したいという気持ちで、何を表現するかを考えたときに、映画しかないと思って」と宮嶋監督。「映画は今までちゃんと撮ったことはなかったけれど、やってみようと思い撮った作品で、沖縄国際映画祭でグランプリを受賞することができて、『愛のゆくえ』を作る機会をいただいた」と語る。「個人的な話を描いている作品が、圧倒的に好き」今作の脚本は「クリエイターズ・ファクトリー2018」で審査委員長を務めていた中江裕司監督(『ナビィの恋』『土を喰らう十二ヶ月』など)と、同じく審査員を務めた脚本家の中江素子(『ホテル・ハイビスカス』など)の意見を参考に何度も書き換え、決定稿までに60稿ほど書き直すほど心を注いだ1作となっており、その制作には3年を費やしたという。今作は宮嶋監督の半自伝であり、監督が生まれ育ち、慣れ親しんだ北海道を舞台に、孤独な愛(長澤樹)と宗介(窪塚愛流)の喪失から再生までの姿を美しい自然と、幻想的な世界観で魅せていく物語。監督は細部までこだわり、最後のシーンは撮り終えた後に何か違うと感じ、別日で長澤さん、窪塚さんと監督3人で話し合い、現場で脚本を変えていき撮り直したという。また劇中で、愛が母親・由美(田中麗奈)との記憶を走馬灯のように思い出すシーンで使われているホームビデオは、宮嶋監督の子ども時代のフッテージ映像が使用されている。「私は愛に自分を重ねてストーリーを作りました。昔のことまでぎゅーっと全部思い出して、現実に戻ることで、次のステップに行ける、母への執着から愛が解放される役割としてフッテージを使いたかった」と語る通り、宮嶋監督自身が親を亡くした時にホームビデオを見返したという実体験から生まれた演出であり、自身の思い出もふんだんに盛り込まれている。「何か疑問に思っていることや、モヤモヤしていること、乗り越えられないことを、映画を作ることで乗り越えられたり、整理整頓できたりすることが、自分にとって、映画を作ることがもたらしてくれるいい効果だなと思っていて。どこか自分が次のステップに行くために、映画を作っているところもあるんですよね」という監督。「個人的な話を描いている作品の方が、圧倒的に好きですし、むしろそういう作品ばかりを観てきたので、自分が観たい作品を作るとなると、今後もそうなっていくのかなと思っています」と話す。本作で14歳の繊細な心の揺れ、喪失から再生を表現した宮嶋監督。今後の活躍が楽しみな映画作家が登場した。印象に残るカエルのシーンでは何を表現?この映画では至るところに、絵、マスコット、アニメーションほか、本物のカエルが登場する。そのカエルについて宮嶋監督は、「なぜカエルなのかというと、単純にインスピレーションで、『カエルの歌』って、ゲロゲロゲロゲロと繰り返す感じが怖いなと思ったのがきっかけです。それもあって、『カエルの歌』が気持ち悪さの連鎖というこの映画の題材にどこか似ているなと感じました。とはいえ、実際のカエルが鳴く理由は求愛行動なので、愛の連鎖でありながら、気持ち悪さの連鎖でもある」と語る。また、呼吸方法がエラ呼吸から肺呼吸に切り替わる時期で溺れやすいというオタマジャクシは、子どもと大人の間にいる愛と重なる。そして愛の描く絵は、母の由美を理解したいと思う愛の気持ちを表現している。劇中に登場する愛が持っているカエルのマスコットも、親からのお守りであり、かつ親から受け継がれていく呪縛のようなイメージとして使われている。『愛のゆくえ』は3月1日(金)より全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:愛のゆくえ 2024年3月1日より全国順次公開© 吉本興業
2024年02月10日宮世琉弥と原菜乃華がW主演する、ウラオモテ王子と妄想大好き女子を中心に繰り広げるノンストップミラクルラブストーリー『恋わずらいのエリー』より、新たな場面写真が公開された。主人公の“ウラオモテ王子”オミくんをはじめ、少し変わり者のクラスメイト、見た目はヤンキーだが一途な先輩、スポーツマンなライバル、大人の優しさオーラ全開の先生と、本作には魅力的な男性キャラクターが続々と登場。今回公開されたのは、そんな個性豊かな男性キャラクターの場面写真。宮世さん演じるオミくんは、一見さわやか王子だが、実は口の悪いウラオモテ男子。いつも女子に囲まれモテモテだが、恋には意外と不器用。エリーにしか見せないウラの表情に胸キュン必至。また、西村拓哉が演じるエリーのクラスメイトの要は、あることをきっかけにエリーに興味を持ち、友達になろうと急接近。積極的に距離を詰める姿にドキドキしてしまうかも。本作で映画初出演を果たした藤本洸大演じる青葉は、オミくんの中学の同級生で、ライバルとして闘志を燃やす真剣な瞳や、テニスをするスポーティーでスタイリッシュな姿に注目。綱啓永演じる礼雄は、幼なじみの紗羅(白宮みずほ)に思いを寄せ、“愛しの紗羅ちゃんのボディーガード”を自称。好きな子のためには熱くなる情熱的な姿に注目するとともに、ドラマ「君の花になる」以来の“つなりゅび”コンビの共演にも注目が集まる。そして、小関裕太が演じるのは、オミくんの叔父であり、エリーと要の担任で国語教師の汐田先生。オミくんとエリーの恋を優しく見守る、大人の余裕と包容力を、自身初の先生役で魅せる。『恋わずらいのエリー』は3月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:恋わずらいのエリー 2024年3⽉15⽇より全国にて公開©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社
2024年02月08日松田龍平と宮崎あおいが共演した映画『舟を編む』の期間限定上映が決定した。2013年公開の本作は、三浦しをんの同名小説の映画化。辞書【=舟】を編集する【=編む】人たちの、言葉と人への愛を謳う、感動エンターテインメントだ。観客動員数68万人を超え、第37回日本アカデミー賞では最多タイとなる最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞をはじめ13部門を受賞。香港や韓国など世界中で好評を博した。言葉を捉える非凡な才能を買われ、辞書編集部に移籍する“変人”馬締光也役で松田さん、彼が一目惚れする板前修業中の下宿大家の孫娘・林香具矢役で宮崎さんが出演しているほか、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林薫、加藤剛ら豪華演技派キャストが集結。2016年にはTVアニメ化、今年は池田エライザ、野田洋次郎を迎えてTVドラマ化も決定している「舟を編む」。この度、公開10周年&TVドラマ化を記念して、映画『舟を編む』期間限定特別上映が決定。一部劇場では、フィルムで撮影された本作において大きな意味を持つ35mmフィルムでの上映を予定。松田さんと監督・石井裕也登壇のイベントも開催される。なお、劇場用パンフレットを数量完全限定で復刻販売。劇中で言及される辞書用紙を一部用いて、映画そのものを体感するつくりになっている。コメント・松田龍平10年ぶりに『舟を編む』がまた上映されるということで、なかなか感慨深いものがあります。TVドラマ化ということですが、馬締役を野田洋次郎が演じるということにも嬉しい縁を感じています。石井監督とトークショーやりますので、ぜひいらして下さい。・石井裕也この映画を撮影していた当時、僕も松田龍平さんも28歳か29歳でした。「15年かけて辞書を作るとはどういうことだろう」と、必死に想像しながら作った映画です。あれから随分時間が経ちましたが、それでもまだ15年は経っていません。辞書作りとは、本当に途方もなく時間のかかる作業です。手作業で辞書を作る登場人物たちと同じように、僕たち映画スタッフもアナログの手法にこだわりました。その成果は全て35mmフィルムに焼きつけられています。公開当時もなかなかできなかった35mmフィルムでの上映を是非お楽しみください。『舟を編む』は3月1日(金)より2週間期間限定上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:舟を編む 2013年4月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2013「舟を編む」製作委員会
2024年02月08日平安時代に実在した呪術師・安倍晴明の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリー『陰陽師0』から、山崎賢人演じる若き晴明が覚醒し迫力の“舞”アクションと圧巻のスケールで魅せる本予告が解禁。主題歌は「BUMP OF CHICKEN」の新曲「邂逅(かいこう)」に決まった。解禁となった本予告は、両手で《印》を結び呪文を唱える晴明の背後に迫る巨大な火龍と対峙しながら水面に五芒星を発生させ、冒頭からクライマックスのようなシーンが映し出されている。一人前の陰陽師になるために学生たちが切磋琢磨する陰陽寮のなかで、“呪術の天才”と呼ばれながらも陰陽師に興味を示さず、友人も持たない変わり者として周囲から距離をおいていた若き晴明(山崎賢人)と、そんな彼にある事件の解決依頼を持ち掛ける源博雅(染谷将太)。悪態をつきながらもバディとして協力しあう2人が平安京を巻き込む凶悪な呪いに立ち向かっていく様子が、“舞い”のアクションに馬術、圧巻の呪術も加わり、壮大なスケールで描かれていく。強烈な爆発とともにうねりをあげて大地から現れ、都に襲い掛かる火龍に、烏帽子を脱ぎ長髪を振り乱した晴明が決死の応戦!そして傷を負わされた博雅をかばい、初めて人を信じた若き晴明が“陰陽師・安倍晴明”へと覚醒していく様子を垣間見ることができ、まさに史上最強の呪術エンターテインメントに期待が高まるアクション満載の映像に仕上がった。そして2月16日(金)から劇場で公開となる本ポスターは、これまでのクールな雰囲気を纏った“雅”な晴明の姿から一転、烏帽子を脱ぎ長い髪をなびかせ、都を襲う《凶悪な呪い》と危険な《罠》に挑み、陰陽師・安倍晴明としての覚悟を見せ、呪術を放とうとする姿を映す。晴明のバディとなる源博雅を演じる染谷将太、事件に巻き込まれる皇族の徽子女王・奈緒ら豪華キャストの面々が一堂に会したビジュアルとなった。また、主題歌を担当するのは、日本を代表する4人組ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」(Vo./Gt.藤原基央・Gt.増川弘明・Ba.直井由文・Dr.升秀夫)。1996年2月11日結成、2000年にシングル「ダイヤモンド」でメジャーデビューを果たすと、「天体観測」でその名を世に轟かせ、その後も数々のヒット曲を生み出し続けている。「BUMP OF CHICKEN」これまでも、アニメ・ドラマ・映画など多くの作品の主題歌を担当してきた「BUMP OF CHICKEN」が、若き安倍晴明を描くというテーマの下、ほとばしる青春のエネルギーも保ち続けるアーティストとして本作に起用。プロデューサーの濱名一哉は、「日本を代表する男性ボーカリストの藤原さんのあの歌声とバンドが奏でるサウンドが、この『陰陽師0』という作品に加わると考えると本当に興奮しました。エネルギー溢れる一方で若さゆえの孤独感も抱える晴明。彼の想いに寄り添っていただけるアーティストだと信じている」と、彼らが奏でる美しいメロディラインが平安時代の雅で壮大な世界観にマッチするだろうと期待を寄せる。すでに本作を鑑賞した「BUMP OF CHICKEN」は、「主題歌のオファーを頂き大変光栄です」としながら「関わっている皆様の熱量が伝わってきて、楽曲制作の上でエネルギーをいただきました。公開を楽しみにしています」とコメントを寄せている。「ムビチケカード」2月16日(金)より販売『陰陽師0』は4月19日(金)より全国にて公開。※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」(シネマカフェ編集部)■関連作品:陰陽師0 2024年4月19日より公開©2024映画「陰陽師0」製作委員会
2024年02月08日人気アーティスト「MOROHA(モロハ)」のアフロが初主演を務め、第78回毎日映画コンクールにてスポニチグランプリ・新人賞を受賞した映画『さよなら ほやマン』。2023年11月3日より公開された本作が、クチコミによる評判の高さが続き、3月から第2次の公開が決定。併せて新ビジュアルが解禁となった。震災から12年。両親が海から帰ってこないまま死亡届を出せずにいる漁師の兄弟、アキラとシゲル。障害があって島から出られないシゲルを抱え、多額の借金を抱えたアキラが借金返済のために考え出したのは、むかし父が作った“ほやマン”を継承してユーチューバーになることだった――。若者たち3人の出会いがありえない奇跡を巻き起こす本作。主人公・アキラと弟のシゲル、そこへやってくる漫画家の美晴が全編ロケ撮影をした宮城県石巻市網地島(あじしま)の海辺に笑顔で佇む姿が印象的な新キービジュアルは、震災の影響を受けた地で、熱く切なく、そして心温まる物語を想像させる。主人公の阿部アキラを演じるのは「MOROHA」のMCとして知られるアフロ。映画の熱いメッセージ性に深く共鳴し、自分がやらねばと運命を感じて本作で映画初主演を決心し、見事、本年度の毎日映画コンクールでスポニチグランプリ・新人賞を受賞した。本作のヒロインで、都会から石巻の島にやってくるワケありの漫画家・高橋美晴を演じるのは呉城久美。NHK連続テレビ小説や大河ドラマに数々出演し、舞台「裏切りの街」や櫻井翔主演のドラマ「大病院占拠」などで注目される若手実力派。主人公アキラの弟シゲルを演じるのは、本作が映画初出演となる黒崎煌代。2022年に実施された役者オーディション“レプロエンタテインメント30周年企画「主役オーディション」”で合格を勝ち取り、2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」に大抜擢され、本作でスクリーンデビュー。11月の公開からじわじわと動員を増やし、口コミでロングラン上映となった本作は、その評判の高さから3月2日(土)からポレポレ東中野を皮切りに公開が決定。さらに、ポレポレ東中野では庄司輝秋監督と、メインキャスト陣(アフロさん、黒崎さん、呉城さん、松金よね子ほか)、音楽・大友良英、安斎肇らの連日トークイベントも予定されている。『さよなら ほやマン』は3月2日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:さよなら ほやマン 2023年11月3日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
2024年02月07日瀬尾まいこの同名原作小説を三宅唱監督で映画化した『夜明けのすべて』よりメイキング映像とメイキング写真が解禁された。月に一度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さん(上白石萌音)と、パニック障害を抱えたことで人生が一変した山添くん(松村北斗)が、職場の同僚として過ごす中で互いの“生きづらさ”を知り、支え合っていく日常を描いた本作。この度、撮影時に8mmフィルムで撮ったメイキング映像が解禁。降り注ぐ陽の光のようなあたたかいBGMとともに、山添くんと藤沢さんの職場である栗田科学で出演者たちが仲睦まじく笑い合う風景や、松村さんと上白石さんらのオフショットの数々が映像を彩る。栗田科学は、家庭用プラネタリウムや顕微鏡などの科学工作玩具の製造・販売を行う会社で、社長の栗田和夫(光石研)は「無理なく、怪我なく、安全に」がモットーで社員の健康を第一に考えている。劇中では、職場で松村さん演じる山添くんがパニック障害の発作を起こしたり、上白石演じる藤沢さんがイライラを爆発させてしまうシーンが登場するが、社長をはじめ栗田科学の職員たちが、優しく2人に寄り添う姿が印象的に描かれる。芝居とはいえ実際に過換気症候群になるリスクを伴った発作のシーンについて、松村さんは「練習から本番まで、発作を起こすシーンではつねにすぐ近くに医療監修の先生がいて、リアルに見えるかを確認しながら、同時に僕のケアをしてくれました。そこは、最初から三宅監督が気遣ってくれていましたね」と三宅組の真摯な姿勢を印象深く語る。さらに「まるで栗田科学にいるような、楽しくて居心地のよい現場でした。演じるみなさんも役そのままという感じで。多くのカットで、今撮られているなって感覚がほとんどなかったんです。おかげで芝居にだけ集中できました」と撮影現場の様子を明かし、監督やほかの役者と良いチームワークを築き山添くんを演じ切れた模様。PMSの症状による感情の浮き沈みを見事に表現した上白石さんは「演じるうえで悩んだり苦しかったりしたことはたくさんありましたけど、そういうものすべてをプラスのエネルギーに変えられる現場でした。全員が一個一個のシーンにこのうえなく愛情を注いでいる現場で、まだ終わりたくない、ずっとここにいたいと思いながら撮影していました。みんなで何かをつくるってこんなに楽しいんだ、と思い出させてもらった気がします」とふり返る。撮影現場全体に漂うインクルーシブな雰囲気や意識、姿勢について「三宅組はたしかに栗田科学でした」と上白石さんは断言し、思い出深い現場となったようだ。メイキング映像には、松村さんと上白石さんが撮影の合間に公園で和気あいあいとはしゃぐ姿など、役ではない素顔も垣間見え、そんな彼らが生み出すあたたかな空気感が本作を作り出していることが想像できる。また併せて、撮影現場の裏側をフィルムカメラで撮影したオフショットも解禁。絶妙な距離感で佇む松村さんと上白石さんはまさに山添くんと藤沢さんそのもの。ふたりでブランコを漕ぐ姿や、休憩中にくつろぐ松村さん、マフラーに包まる上白石さんなど、それぞれのリラックスした表情も垣間見える。『夜明けのすべて』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年02月07日岡田将生主演の『ゴールド・ボーイ』のプレミアム上映会が2月20日(火)に開催されることが決定した。『デスノート』などの金子修介が監督を務める本作は、殺人犯と少年たちの心理戦を描き話題を集めた大ヒットドラマの映画化。岡田将生が冷徹な凶悪殺人犯を演じ、羽村仁成が彼と対峙する少年を演じる、予測不能のサスペンスだ。この度、開催が決定したプレミアム上映会では、金子修介監督、岡田将生、黒木華、羽村仁成ら豪華キャストの登壇ほか、倖田來未による主題歌歌唱や、題字を担当した金澤翔子の揮毫パフォーマンスも行われるという。さらに、全国16か所の映画館にて、全国同時生中継上映も実施される。先行抽選プレリザーブは2月8日(木)正午より受付開始、一般販売は2月14日(水)10時からとなる。『ゴールド・ボーイ』プレミアム上映会は2月20日(火)に飛行船シアターにて開催。『ゴールド・ボーイ』は3月8日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴールド・ボーイ 2024年3月8日より公開©2024『ゴールド・ボーイ』製作委員会
2024年02月07日福士蒼汰と松本まりかを主演に迎え、吉田修一による傑作同名小説を大森立嗣の監督・脚本にて映画化した『湖の女たち』の公開初日が5月17日(金)に決定。この度、福士さんと松本さんの凄みを目撃する特報映像が解禁された。本作は、全編にわたって観る者の理性と感性を激しく揺さぶり、比類なき映画体験をもたらすヒューマン・ミステリー。介護施設での殺害事件を発端に、想像もつかない方向へとうねり出す物語は、重層的な構造と壮大なスケール感で観る者を圧倒する。今回解禁となったのは、取り調べで意味深な言葉を投げかける浅野忠信演じる刑事と、自らを破滅へと追いやるかのように密会を重ねていく2人を収めた、濃密でスリリングなアンサンブルを予感させる特報映像。若手刑事の濱中圭介(福士さん)が介護士の豊田佳代(松本さん)を冷たい視線で見下ろすシーンから始まる。「湖でなにやってたん」凄みのある声で詰め寄る圭介に、佳代は何も言えず俯きながら、危うい関係を深めていく様子が描かれる。そして「機械は故障してへんの。故障したのは人間なんよ」とただならぬ凄みで問い詰めるのは、圭介の先輩刑事、伊佐美(浅野さん)だ。「こんな女になってしまって、ごめんなさい」と声を絞り出すように謝る佳代。暗闇で自らを破滅へと追いやるかのように密会を重ねる2人が描かれる。「あの日以来、私は一度も美しいものを見てないわ」そう呟く初老の女性・松江(三田佳子)が見たものとは何なのか。それぞれの時代に葬られた罪の重さと、人間が背負う原罪について思いを馳せずにいられない、人間という存在の本質を問いかける特報となった。『湖の女たち』は5月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:湖の女たち 2024年5月17日より全国にて公開©️2023 映画「湖の女たち」製作委員会
2024年02月07日宮崎駿監督映画『君たちはどう生きるか』の音楽を担当した久石譲のインタビュー映像が、アカデミー賞公式YouTube「Oscars」で公開された。『君たちはどう生きるか』(The Boy and the Heron)は、宮崎監督10年ぶりの最新作。「第81回ゴールデン・グローブ賞」アニメ映画賞受賞、「第51回アニー賞」7部門ノミネート、「第78回毎日映画コンクール」大藤信郎賞受賞など、国内外で注目されている。そして先月、「第96回アカデミー賞」のノミネート作品発表が行われ、本作が長編アニメ映画賞部門に選出。今回公開された映像では、本作の映像とともに久石さんのインタビューが収録されており、そこでは宮崎駿監督とのやり取り、青サギの登場シーンの音楽や、本作のメインテーマ曲である「Ask me why」の制作秘話が語られている。コメント欄には「本当に天才ですね」、「この一年で聞いた中で最高のサウンドトラック」、「これが作曲賞にノミネートされなかったことが未だに信じられない」などの声が寄せられている。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2024年02月07日趣里主演『生きてるだけで、愛。』が話題を呼んだ関根光才監督の長編第2作で、杏が主演する映画『かくしごと』が6月7日(金)より公開決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。長年確執のあった父親の認知症の介護のため、田舎へ戻った主人公・千紗子は、ある日、事故で記憶を失った少年を助ける。少年に虐待の痕を見つけた千紗子は、少年を守るため、自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始める。1つの嘘から始まった疑似親子はやがて、本物の親子のようになっていくが、そんな幸せは長くは続かなかった――。『生きてるだけで、愛。』(18)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根監督の2作目は1つの<嘘>をきっかけに、それぞれの<かくしごと>が明らかになっていく、心揺さぶるヒューマン・ミステリー。原作はミステリー作家・北國浩二による「嘘」。主演は、昨年も『キングダム 運命の炎』の紫夏役、『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では“滋賀のオスカル”こと桔梗魁役、『窓ぎわのトットちゃん』ではトットちゃんの母の声を演じるなど、バラエティに富んだ話題作に次々に出演、俳優、モデル、そして母親としての顔も持つ杏。「今の自分だからこそ、演じることができる」と深い母性を芝居を超えて体現し、鮮烈に見る者の心に焼きつける。許されないと分かっていても、なぜ彼女は嘘をついてまで少年を守ろうとしたのか。この1つの嘘から明かされていく。父・孝蔵役には名優、奥田瑛二。認知症を患い、娘のことすら忘れ、日に日に別人のように衰えてゆく姿を、静かながら胸に迫る演技で圧倒する。少年役には「舞いあがれ!」「スカーレット」など朝ドラに出演してきた中須翔真、さらに安藤政信、佐津川愛美、酒向芳と実力派俳優たちが出演。また、主題歌は、TVアニメ「呪術廻戦」「渋谷事変」のエンディングテーマも話題になったオルタナティブ・ロックバンド「羊文学」の「tears」。映画のために書き下ろされた楽曲に、持ち前の繊細な歌声が本作の鑑賞後を彩る。「羊文学」この度、本作のポスタービジュアルと予告編も解禁。ポスターは本編の撮影中に撮り下ろした写真を使用。杏さん演じる千紗子が少年をぎゅっと抱きしめ、覚悟を決めたような力強い瞳をこちらに向けている。予告編では事故をきっかけに、虐待を受けた少年を守る千紗子の姿が映される。連れ帰った少年の体に虐待の痕を見つけ、匿うことを決める千紗子。佐津川さん演じる久江が保護に反対するが、千紗子の決意は揺らがない。目覚めた少年に決意の宿る眼差しを向ける千紗子が「あなたはわたしの子どもなの」と少年に“嘘”をつくと、少年は微笑みを浮かべ「お母さん」と千紗子に呼びかける。認知症の孝蔵と3人、まるで家族のように過ごす中、安藤さん演じる少年の父が現れ、急展開を迎える――。なにかを隠すようなそぶりを見せる少年、「お前が隠した」と千紗子に詰め寄る孝蔵、海の中で「ジュン!」と叫ぶ千紗子。少年に隠された秘密、思い出してはいけない過去、1つの嘘をきっかけに明かされていくそれぞれの“かくしごと”が気になるものとなっている。主演・杏、関根光才監督よりコメント到着関根光才監督「生々しい感情を演じる杏さんが見られる作品」原作を読んで、これは個人的にチャレンジしたい題材だと思ったことが始まりでした。千紗子の行動は社会的には許されないですが、過酷な状況にある人を助けたいという気持ちは誰しもが持っているのではないでしょうか。現実には無理だけれど、映画の中でその気持ちが伝えられたり、助けられるかもしれない可能性が提示されたら、傷が癒える人がいるかもしれない、と思いこの映画を制作しました。これまでに見たことがない生々しい感情を演じる杏さんが見られる作品です。主演・杏「観終わった後誰かと話したくなる」難しいシチュエーションの役だと思いました。ただ、もしかしたら、今の自分だったらできるかもしれない、と思い、役に挑みました。千紗子の行動は果たして良いことなのか、悪いことなのか。観ている方も、自分だったらどうするか、など観終わった後誰かと話したくなる映画です。美しい日本の夏が描かれた映像の中で、嘘や愛情がどのような結末を迎えるのか、予想しながら御覧いただければと思います。『かくしごと』は6月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かくしごと 2024年6月7日よりTOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開©2024「かくしごと」製作委員会
2024年02月07日ムロツヨシが初の一人二役、永山瑛太を共演に迎え、国民的時代劇「忠臣蔵」のイメージを新たに塗り替える『身代わり忠臣蔵』が2月9日(金)より公開。本作には、近年注目を集めている若手俳優陣も多数出演するなか、若き赤穂浪士の真剣な眼差しや剣士の狂気的な一面を見せる場面写真が解禁となった。吉良家随一の剣客だが、刀を抜かずにはいられない性分で荒っぽく行き過ぎた行動の目立つ清水一学役を演じたのは、2017年のデビュー年に映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞新人賞を受賞、翌年には映画『菊とギロチン』で第92回キネマ旬報ベストテン新人男優賞をはじめ多数の賞を受賞し、高い演技力で注目を集めている寛一郎。父は俳優の佐藤浩市で映画『せかいのおきく』では親子で共演を果たしている。近年では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」や映画『月の満ち欠け』、『首』など話題作へのオファーが絶えない。本作の劇中では、裃を身にまとい家臣たちとともに職務を全うする凛々しい姿や、不敵な笑みを浮かべながらムロさん演じる吉良上野介の弟・吉良孝証を取り押さえている姿も。味方とは思えない一面を見せており、個性の強いキャラクターを見事に演じている。また、上野介を恐れてはいるものの、確かな忠誠心をもって仕える家臣で、妻と息子を愛する心優しい加藤太右衛門役を演じたのは、板垣瑞生。『ソロモンの偽証前編・事件/後編・裁判』で第25回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞、その後は大河ドラマ「麒麟がくる」ほか、映画『HiGH&LOW THE WORST X』や『交換ウソ日記』など話題作へ次々と出演、今冬はNHKドラマ10「正直不動産SP」「正直不動産2」での給与や出世よりプライベート第1、タイパ重視のZ世代社員役も話題となっている。本作では子どもたちに優しく接してくれる殿に少し驚くような表情や、吉良家の門番・堀江半右衛門(本多力)と目を丸くして何かをまじまじと見ている様子、喉元に剣先を向けられ、追い詰められているシーンなど、表情豊かに演じている。そして、大石内蔵助(永山瑛太)が率いる赤穂浪士の吉良仇討ちを目論む一派の若い浪士、岡野金右衛門役を演じるのは、ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」で俳優デビューし、その後も「silent」や「差出人は、誰ですか?」などの話題作へ多数出演している新鋭・野村康太。近年ではドラマ「ホスト相続しちゃいました」などに出演し、2024年2月からFODにて配信のドラマ「パーフェクトプロポーズ」では金子隼也とW主演を務める。また、俳優業だけでなく「メンズノンノ」のモデルオーディション2023で準グランプリに輝き、専属モデルになるなど、多方面で活躍を見せている。そんな野村さんは劇中で、仕事をサボっている大石を心配そうに見守る姿や、仇討ちに闘士を燃やし大石へ決断を迫る一幕、そして赤穂藩らと共にいよいよ討ち入りを果たそうとする場面など、強い忠誠心を持つ若き浪士を凛々しく演じている。命がけの<身代わりミッション>で前代未聞の大騒動を巻き起こす、痛快時代劇エンターテインメントで個性豊かなキャラクターを見事に演じる若手俳優陣の活躍にも注目してほしい。『身代わり忠臣蔵』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:身代わり忠臣蔵 2024年2月9日より全国にて公開(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2024年02月06日青春リアリティ映画『14歳の栞』の再上映が3月1日(金)より開始されることが分かった。とある中学校の3学期、「2年6組」に在籍する生徒35人全員に密着した本作。2021年3月に1館の劇場から上映を開始し、現在までに全国45か所で上映を行なっている青春リアリティ映画。作品の性質上DVD化やオンライン配信等を予定しておらず、劇場上映でのみ公開しており、これまで2022年春、2023年春、と公開から毎年春に限定で再上映を行っている。この度、2024年も3度目の再上映が決定した。主題歌には「クリープハイプ」の人気楽曲「栞」を起用、ナレーションはタレントのYOUが務める。監督は映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022)にて「第32回日本映画批評家大賞」新人監督賞・編集賞を受賞した竹林亮、企画・プロデュースは竹林監督とともに短編映画「ハロー!ブランニューワールド」(2019)を手掛けた栗林和明が担当している。■映画『14歳の栞』再上映劇場(順不同):ホワイトシネクイント(渋谷)、池袋シネマ・ロサ(池袋)、TOHOシネマズ 梅田(大阪)、kino cinema立川高島屋S.C店(立川)、kino cinema天神(福岡)、 kino cinema横浜みなとみらい(横浜)、出町座(京都)『14歳の栞』は3月1日(金)より全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:14歳の栞 2022年3月11日より全国にて順次公開
2024年02月06日ドラマの最終話から7年後を舞台に、完結編が描かれる『映画 マイホームヒーロー』より、場面写真が到着した。今回公開されたのは、佐々木蔵之介扮する哲雄に全ての罪を着せられ、逃亡生活する恭一(高橋恭平)と、哲雄が再会し、土下座をして謝罪するも、積年の恨みをぶつけられるシーンや、哲雄と妻・歌仙(木村多江)、息子の彰(石塚錬)が放火された自宅を呆然と見つめる様子。“クセ強”の最狂ラスボス・志野(津田健次郎)が、歌仙と彰を脅す容赦ないシーン、神妙な面持ちの哲雄と娘で刑事の零花(齋藤飛鳥)が対峙する緊迫の場面、物語の鍵を握る謎の青年・大沢(宮世琉弥)の姿も。大沢が祈るように握るボールペンには、彼の過去に繋がる秘密が…。家族にまで間野会の手が迫り、極限まで追い詰められるという状況について佐々木さんは、「もう逃げ場が無くなった。ついに追い詰められたって感じですね。ドラマの時は深夜ではあるものの地上波放送という制約がある中で、それでも凄く攻めていましたが、映画はやりたい事をとことんやっちゃったなと」と語る。そして「僕に対して平気でナイフで切り付けてくるし、撃ちまくってくるし、色々やってくれましたね。こっちもやり返しましたけどね(笑)志野が僕の勤めている会社の隣にデスクに座っているとか、会社の倉庫に間野会のメンバーが集まっていたり…何でそんなことになっているの?(笑)と時には笑ってしまいそうになるくらいに追い詰められていました(笑)」と明かす。本作のプロデューサーは、佐々木さんの演技に「哲雄は殴られたり、流血したり、追い込まれたり…。いつもはシュッとした雰囲気のある蔵之介さんに、ボロボロになってもらいましたが、ご本人も面白がってやってくれました。感情の振り幅をしっかりと見せられるものにできたのは、蔵之介さんだからこそ」とコメントしている。また本日18時より、ドラマの無料再配信が「TVer」にてスタート。津田さんのナレーションでおくる、ドラマの全てと映画の魅力が詰まったスペシャルダイジェストPVも配信中だ。『映画 マイホームヒーロー』は3月8日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:映画 マイホームヒーロー 2024年3月8日より全国にて公開©2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会
2024年02月05日映画『マッチング』より、「Snow Man」の佐久間大介演じる狂気のストーカー・吐夢の新場面写真が公開された。現代社会に広く普及したマッチングアプリによる出会いから始まる恐怖、ジェットコースターのようなノンストップの展開――。いまの時代だからこそ引き込まれる設定とストーリーで贈る映画『マッチング』。佐久間さんが演じる吐夢は、主人公・輪花(土屋太鳳)とアプリでマッチングする狂気のストーカー。YouTubeやバラエティ番組などで見られる佐久間さんの姿とは、真逆といってもいいほど異なるキャラクターとなっている。今回公開された場面写真では、輪花とマッチングして初めて水族館デートをする際の冷たく色のない目をしているカット。特殊清掃員として働く吐夢のもとに、「アプリ婚連続殺人事件」を追う刑事が訪ねて来る様子、面会室のような場所にいる吐夢の姿が切り取られている。出演発表時に本人がコメントした「世界一静かな佐久間」が大きな話題を呼んだが、本作で脚本・監督を務めた内田英治は「佐久間大介さんは、グループではかわいいイメージながら、実は凄みのある目つきもできる人で、謎めいたストーカー役が新機軸になると思います。作為を感じさせない、無になる演技をリクエストしました」と明かしている。『マッチング』は2月23日(金・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッチング 2024年2月23日より全国にて公開©2023『マッチング』製作委員会
2024年02月04日松居大悟監督が10年以上に渡り温め続けてきた渾身のラブストーリーのタイトルが『不死身ラヴァーズ』となることが分かった。見上愛が主演し、相手役を佐藤寛太が務める。長谷部りの(見上愛)が“運命の相手”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間、この世界から忽然と消えてしまう甲野じゅん(佐藤寛太)。2人は人生の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが《消える》という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは…?構想10年、長きに渡り、「諦めることができなかった」と松居大悟監督を魅了した、高木ユーナ著の漫画「不死身ラヴァーズ」(講談社「別冊少年マガジン」所載)。連載時から「今までに読んだことがないジャンル」と漫画ファンの間でも話題になった原作を松居監督ならではの観客をあっと驚かせる映画の構成力で、切ない想いが交差する無防備な恋愛映画に仕上げた。初めて原作と出逢った時からずっと主人公の2人に強く惹かれていたという松居監督は、「完成した作品を観て、あぁやっと二人に出逢えたと思いました。今回、演じてくれた見上愛さん、佐藤寛太さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述懐し、ようやく製作できた喜びとともに「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を覗かせる。一足先に本作を鑑賞した高木氏は「私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです」と感激のコメントを贈った。主人公・りのを演じるのは、本作が初の映画単独主演となる見上愛。Netflix「幽☆遊☆白書」(23)、大河ドラマ「光る君へ」(24)といった話題作へのオファーが続くだけでなく、キュートでファッショナブルなビジュアルも感度の高い若者からの注目を浴びている。見上愛松居監督が「この人が映画の中に存在してくれたら、自分の思っているところよりも遠くに行ける気がした」と惚れ込んだ見上さんは、本作では中学時代から大学時代までを溌溂と演じ、唯一無二の透明感とパワフルさを兼ね備えた存在感で観客を惹きつける。見上さんは「りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。わたし自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります」と撮影時をふり返る。佐藤寛太りのの運命の相手・甲野じゅんを演じるのは、劇団EXILEに所属し、『HiGH&LOW』シリーズをはじめ、数々の作品でキャリアを積んだ佐藤寛太。近年では、『軍艦少年』(21)、『正欲』(23)での演技で俳優としての実力を確実なものとしている。さらに青木柚、前田敦子、神野三鈴らが脇を固める。脚本を手掛けるのは、テレビアニメ「スイートプリキュア♪」や「約束のネバーランド」、映画『海月姫』(14)、『長いお別れ』(19)などの大野敏哉。脚本を担当した映画『私の優しくない先輩』(10)が震えるぐらい好きだという松居監督たっての希望が叶った。「大野さんは、リアリズムではない方法で、軽やかで切なく、闇があるのに明るくて、なにより規範からはみ出るほど生き生きとした人物の愛情賛歌みたいなものを描く」と松居監督は語り、「本作で、りのは“今、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む。“ダサい”と言われるかもしれない姿を正面から描きたいと思って書き直した箇所は、この映画のラブストーリーとしての純度をより高めることになったのではないかと思います」と自信をのぞかせる。併せて解禁されたティザービジュアルでは、主人公・りのの弾ける笑顔が収められており、運命の相手・甲野じゅんへのまっすぐな想いが込められた「“好き”は無敵。」のキャッチコピーが添えられている。コメント全文見上愛/長谷川りの役ずっと観ていて、何度も心動かされた松居大悟監督の作品に出演することが出来て、とても光栄です。高校生時代、お休みの日はTSUTAYAで松居さんの作品を借りて1日中観ていました!当時の私が知ったら、気が動転して家中走り回っていたと思います(笑)りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。そしてそのりのを、あたたかい座組の皆さんに見守って頂いた大切な日々でした。私自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります。ついつい、器用に上手に生きたくなってしまうけれど、不器用で下手くそでも一生懸命生きていれば万々歳だな、と。好きという気持ちは偉大だし、とんでもないエネルギーを秘めているんだな、と。なので、ハッピーな方はもちろん、ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!佐藤寛太/甲野じゅん身体の底からエネルギーが漲って、全能感に脳が酔いしれる。目に映る全てが美しく、吸い込む空気は幸せに満ちていて、生きてることを全身で実感する。きっと恋に落ちることは魔法にかけられるということだ。笑うとパッと華が咲いたように輝く、長谷部さんのまっすぐな眼差しがとても素敵で、目が離せなくて。いつもどう接して良いか分からなくて、でも一緒にいたくて、居心地が良くて。松居さんがつくる世界が大好きだから、期待に応えたくて。友達のお兄ちゃんみたいに接しやすいけど、現場では淡々ともう一回って言うし、台本を読んでも分からなくて、現場になっても分からなくて、何が違うんだろ。大丈夫かな。なんて思いながらも一緒に仕事ができてるのが、嬉しくて、嬉しくて。理想と現実の果てしない差を生きる僕たちは、ものすごくダサくて、ありえないほどカッコ悪い。いつだって僕には、分からないことが分かっただけで、自分と相手との境界線でどこに線をひいたらいいのか、正解なんて来る日は無いのかもしれない。最後に全力疾走で会いたい人のもとへ向かったのはいつだろう。どこまで行っても初心者な僕たちは、みじめに失敗して傷ついて、悔やみきれなくて、それでも立ち上がるしかなくて。何度でも立ち上がるしかなくて。エンドロールが終わったとき、思い浮かんだ相手に駆け出したくなる。初めてこの作品を観た時、未だかつて無いほど恥ずかしくて、言葉が出ませんでした。僕はこれから先、この映画に救われつづけて何度も立ち上がる手がかりにしたいと思います松居大悟/監督・共同脚本10年近く暗がりにいたのは、このふたりに出会うためだったんだなと思います。この出会いが明るいところへ連れてってくれました。そして高木ユーナ先生、お待たせしてしまってすみません。"りの"と"じゅん"にようやく会えました。みんなも会ってほしいです。高木ユーナ/原作「不死身ラヴァーズを映画にしたい」松居監督にそう言われたのはもう10年以上前になります。それからずっと…連載が終わっても…松居監督は不死身ラヴァーズの事を大切に考えてくださってました。私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。10年の月日がかかりましたが、これはこの作品が見上さんと佐藤さんに出会うために必要な月日だったと思います。これ以上のキャスティングは本当にありません。また映画では原作と男女が逆転しています。元より私の描いた不死身ラヴァーズも性別に拘りはなく、甲野と長谷部が男女、女男、男男、女女、虫になろうが花になろうが魂が二人でさえあれば不死身ラヴァーズなので男女逆転は全く違和感ありませんでした。この映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月03日「孤狼の血」「佐方貞人」「合理的にあり得ない」など数々のシリーズが映像化されている柚月裕子の小説「朽ちないサクラ」を主演・杉咲花にて実写映画化、6月21日(金)より公開決定。ティザービジュアル、杉咲さんらのコメントが到着した。本作は、柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」(徳間文庫)が原作。本来捜査する立場にない県警の広報職員を主人公に、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説。発行部数は続編の「月下のサクラ」と合わせて累計27万部を刊行する人気シリーズとなっている。主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じるのは、『市子』『52ヘルツのクジラたち』『片思い世界』と映画での主演が続き、若手随一の実力派として絶大な信頼を集める杉咲花。単独主演作となる本作では、“事務職のお嬢ちゃん”と呼ばれている泉が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細な演技で体現する。杉咲花杉咲さんは「この物語は、ひとりの人物の失敗から始まります。私はその出来事に温もりの眼差しを向けることはできないけれど、失敗に向き合い、責任を取ろうとする姿を見捨ててはいけないと思いました。“再生を見守る”という世の中のあるべき姿のひとつとして、この映画に関わる価値を感じ、緊張を抱きながら演じました」と語り、「いつの日か失敗してしまったことのある誰かにも、他者の失敗を許してあげられない誰かにも、この映画が届いてほしいです」とコメントを寄せる。また、メガホンをとる原廣利は、『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)の監督に抜擢された注目監督。WOWOWオリジナルドラマ「ウツボラ」(23)や撮影監督も務めた「日本ボロ宿紀行」(19年/テレビ東京)など多くのドラマ作品を演出し、長編映画は本作が第2作となる。警察ミステリー×サスペンスという王道のエンターテインメントに洗練されたノワールの味つけを施し、主人公が己の正義感に目覚めていく成長譚として描いた。「タイトルにある通り『サクラ』がキーワード」という監督は、「『正義』とは一体何か?それぞれの『正義』が交錯する時に、サクラを魅せることで物語の骨格を表現したい。スタッフ・キャストと共に考え、アイディアを出し合い、全力で撮影していきました」とふり返ってコメント。「森口泉を演じる杉咲花さんの真っ直ぐ真相を見つめる眼は、僕自身何度も鳥肌が止まりませんでした」と明かす。なお、原作の舞台は架空の土地だったが、映画では舞台を愛知県に設定、2023年3月~4月に蒲郡市を中心に県内でオールロケを敢行。本編で咲き誇っている美しい桜は全て本物。杉咲さん演じる泉が桜吹雪の中である決意を固め、前を向くラストシーンのカタルシスと映像美が、ジャンル映画の枠を打ち破るものとなっている。そして今回解禁となったティザービジュアルは、本作の重要なシーンが撮影された川に、真っ赤なワンピースを着た杉咲さん演じる泉が素足のまま凛と佇み、背景にはタイトルにもある「サクラ」がまさしく満開に咲き誇ったもの。その様子が水面に静かに映り込み、本作の主人公の美しさと儚さ、そして内に秘めた強さを合わせ持つ姿を印象的に表現したビジュアルが完成。2023年3月、ロケ地にて満開を迎えた本物の桜と晴天が広がる奇跡的なシチュエーションが重なり撮影が行われた。原作者の柚月裕子は、「この作品は、世の中の理不尽や不条理なことに、懸命に立ち向かっていく人間を書きたくて出来上がったもの」と語り、「主人公の森口泉は、親友の死をきっかけに事件の真相と社会の闇に迫っていきます。泉は、迷いながら、悩みながら、ときに諦めそうになりながらも、必死に前に進んでいきます。がんばる泉を、杉咲花さんがどのように演じてくださるのか、とても楽しみです。泉を、そして作品に登場する人々を応援しています」と映画化に際しコメントを寄せている。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月03日竹内涼真主演『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』よりメイキングショットが解禁された。2021年1月に日本テレビとHulu共同製作ドラマとして、日本テレビ系にてSeason1の放送がスタートした本作。地上波ゴールデン帯連続ドラマでは初となる“本格ゾンビ作品”として注目が集まった。劇場版では、シリーズを通して壮絶な人生を歩んできた主人公・間宮響(竹内涼真)の最後にして最大の戦いが描かれる。この度解禁されたのは、響(竹内さん)と来美(中条あやみ)のカップルショット、そして今作で新たに登場した大和(高橋文哉)と葵(堀田真由)の幼なじみショットをはじめとした、親子愛・恋人愛・家族愛など、様々な愛の物語を描く“きみセカ”ならではのメイキングショット。実は、ゴーレムが蔓延る終末世界になる以前の幸せな時代に偶然にも出会っていた響と来美、大和と葵の4人。今回茅ケ崎の海で撮影された爽やかな4人の“ダブルカップル”のメイキングショットも到着。無精ひげに白髪が生えた壮絶な世界を生き抜いてきた姿と打って変わって、金髪に自動車整備工姿の響と、襟足を金髪に染めたとび職の扮装をした大和の姿も新鮮だ。ゴーレムウィルスに侵される前の時代とあって、キラキラと眩い4人の笑顔に思わずほっこりとさせられる。さらに、劇中では終末世界でサバイバルを繰り広げる地下街組と呼ばれるキャスト陣が見せる撮影合間のメイキングショットも解禁。竹内さんをはじめとする高橋さん・板垣李光人・窪塚愛流・黒羽麻璃央の地下街組キャストが、“まるで部活のようだった”と口々に語る撮影合間の時間を切り取っている。竹内さんを中心として皆がよいものを作り出そうと語り合う姿、インタビューで一番アクションが大変だったと語るシーンで、竹内さんと高橋さんが監督を交えて何度も真剣に相談する姿も。高橋さんと板垣さんが地べたに座りながら談笑する写真もあり、終始雰囲気の良い撮影現場であったことが伝わってくる。さらに、Season3で一躍話題となった首藤の息子演じる須賀健太と、その横には劇中で“最大の敵”として凄みを魅せた吉田鋼太郎が、柔和な笑顔でピースサインをする2ショット写真や初日舞台挨拶で「響を追う謎の女性」と名乗る吉柳咲良の笑顔零れるクランクアップ姿などが収められている。『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版 君と世界が終わる日に FINAL 2024年1月26日より全国にて公開ⓒ2024「君と世界が終わる日に」製作委員会
2024年02月02日大泉洋がゲスト声優として参加する劇場版『名探偵コナン』シリーズ第27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』のメインビジュアルが公開された。今回の舞台は、北海道・函館。完成したビジュアルは、そんな北海道が誇る100万ドルの夜景をバックに、不敵に笑う怪盗キッドの表情が印象的。さらに、中央を分断するような日本刀の先にコナンと平次の姿、また蘭や和葉、少年探偵団らお馴染みメンバーに加え、大岡紅葉、伊織無我、沖田総司も登場し、本作での活躍が期待される。そして、「ついに明かされる、キッドの真実――」というコピーも添えられ、原作でもまだ明かされていないとある秘密が、劇場版で描かれているという。宣伝スタッフが試写会の準備を進めるため、招待状が保管された倉庫へ走ると、怪盗キッドからの予告状が。「楽しいサプライズの前に“種明かし”は厳禁試写会の便りとフィルムは一度お預かりしますねそれではまた月光が差し込む 4.12 の銀幕に 皆様のハートを頂きに参上します怪盗キッド」これを受けて名探偵コナン製作委員会からは「今回明かされる“真実”はあまりに大きく、『全国の皆様にネタバレも無く、同時に体感して頂きたい』という結論に至り、本作においては公開前の一切の試写会を行わないことを決定いたしました。」とコメントを発表した。また、「公開直前!SPファンミーティング」の開催も決定。全国9か所の映画館へ同時中継もされる。『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は4月12日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵コナン 100万ドルの五稜星 2024年4月12日より全国東宝系にて公開©2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2024年02月01日新垣結衣とオーディションから選ばれた新人・早瀬憩の主演で贈る映画『違国日記』に、銀粉蝶や中村優子、染谷将太らの出演が解禁。新たな場面写真も到着した。原作は、ヤマシタトモコの同名漫画。人見知りな30代女性と人懐っこい素直な15歳の少女の交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出し、「マンガ大賞2019」など連載開始後から多数の漫画賞を受賞。2023年6月に最終回を迎え、惜しまれながら6年という連載期間を経て終止符を打った。雑誌「ダ・ヴィンチ」読者が選ぶ「BOOK OF THE YEAR 2023」コミック部門第1位を獲得、また宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編第5位も記録し、連載終了後も人気の高さが話題となっている。この度新たに発表となるのは、新垣さん演じる槙生と早瀬さん演じる朝を取り巻く、個性溢れるキャラクターを演じるキャストたち。槙生の母・高代京子役を、舞台を中心に幅広く活躍し唯一無二の存在感を放つ銀粉蝶、槙生の姉で朝の母親である高代実里役を『エゴイスト』や『ユンヒへ』の中村優子。朝のクラスメイトで秀才の森本千世役を『マイ・ブロークン・マリコ』の伊礼姫奈、朝と同じく軽音部に所属する三森役を『ジオラマボーイ・パノラマガール』の滝澤エリカ。そして後見監督人として槙生と朝の生活を見守る弁護士の塔野和成役を『PARKS パークス』ほか瀬田なつき監督作品常連の染谷将太が務める。さらに併せて解禁となる場面写真では、槙生と朝以外のメインキャラクターたちの姿がお披露目。微妙な距離を保ちながらバスに揺れる槙生と朝、元恋人同士の槙生と笠町の2ショット。高校の入学式に参加する朝と親友のえみり、小説を執筆中の槙生、槙生に温かい視線をむける親友の醍醐の姿が切り取られている。朝の両親が亡くなったことをきっかけに、本来交わることのなかった槙生と朝の奇妙な生活がスタートしていくが、ぎこちない2人の間を取り持つように彩りを添えていく様々な登場人物たちとの豊かな関わりに期待が高まる写真となっている。『違国日記』は6月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:違国日記 2024年6月、全国にて公開予定©2024『違国日記』製作委員会
2024年02月01日佐々木蔵之介主演『映画 マイホームヒーロー』よりドラマ版のスペシャルダイジェストPVが解禁された。本作は、ごく普通の父親が、娘を守るために犯してしまった殺人から始まる、予測不能のノンストップ・ファミリー・サスペンス。鳥栖家を支えるごく普通のサラリーマン・哲雄(佐々木蔵之介)は妻・歌仙(木村多江)、娘の零花(齋藤飛鳥)とともに幸せに暮らしていた。そんな平穏が突然崩れ、殺人・偽装工作・半グレ犯罪組織との攻防と様々なピンチが襲い掛かるのだった…。2023年10月よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送されたドラマシリーズでは、どこにでもいる普通の父親が娘に危害を加えようとした彼氏を殺してしまう衝撃の幕開けから、殺した彼氏が所属する半グレ犯罪組織に狙われながらも家族を守るための【命がけの騙し合い】が繰り広げられた。この度解禁されたのは、ドラマの全てと映画の魅力が詰まったスペシャルダイジェストPV。全ての始まりとなった、哲雄が愛する娘を守るため犯した殺人。そこから始まる半グレ犯罪組織との命を懸けた攻防。その中で奇妙なバディ関係を組むことになる組織のメンバー・恭一(高橋恭平/なにわ男子)とのだまし合いと裏切り。最後には自らの命を犠牲にすることで哲雄を地獄の底に突き落とした組織の幹部・麻取義辰(吉田栄作)。哲雄は何度も命の危機に見舞われるも、ミステリー小説マニアとして培ってきたミステリーの知識と、家族を守るという正義感からなんとか生き延びる。証拠隠滅のため、組織の幹部・麻取の死体を山中に埋めたことで、ドラマは仮初の平穏とともにラストを迎えたが、映画版ではその平穏が音を立てて崩れ始める…。映画の舞台となるのは7年後。土砂崩れによって死体が警察に見つかってしまうところから物語は急加速。哲雄は、半グレ組織・間野会のトップであり最狂のラスボス・志野(津田健次郎)から執拗に狙われることになり、さらには警察官となった娘からも疑いの目を向けられてしまう。父vs警察vs半グレ組織、三つ巴の戦いが繰り広げられ、ドラマを超える史上最大のピンチが哲雄を襲う!そんな中、突如現れる謎の青年・大沢(宮世琉弥)はピンチの救世主となるのか?このPVのナレーションを務めたのは、映画版で登場する半グレ組織「間野会」のトップで、クセ強な狂気のラスボス・志野寛治を演じた津田健次郎。声優業はもちろん、近年はドラマ、映画にも活躍の場を広げ、先日公開された実写映画『ゴールデンカムイ』では、同作のTVアニメ版で声優を務める中、実写映画ではナレーションとして出演している。津田さんは完成した映画について「本当に見ごたえのある作品になっていますし、ドラマや漫画を知っている方はもちろんですが、知らない方でも楽しめる内容になっています。僕の演じるクセ強のラスボス”志野”の怖さをお客さんに楽しんで頂けたらと意識して演じました。さらに色や光などの画作りも本当に綺麗で、しっかりエンタメ作品になっているのを感じましたし、多くの方に楽しんでいただけると思います」とコメントしている。『映画 マイホームヒーロー』は3月8日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:映画 マイホームヒーロー 2024年3月8日より全国にて公開©2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会
2024年02月01日アプリから始まる新感覚サスペンス・スリラー映画『マッチング』より、金子ノブアキ演じるプログラマー・影山剛の新たな場面写真がシネマカフェに到着した。金子さんが演じる影山は、マッチングアプリ「Will Will」(ウィルウィル)の運営会社で働くプログラマーで、主人公・輪花(土屋太鳳)がウエディングプランナーとして働く結婚式場とマッチングアプリの共同プロジェクトを通じて、輪花と出会う人物。アプリでマッチングした永山吐夢(佐久間大介)からのストーカー被害に悩む輪花は、影山に助けを求め、悩みの相談を通じて2人の距離は徐々に近づいていく。影山は輪花に思いを寄せ、彼女にふりかかる災厄を一緒に受け止め、支えになろうとする。今回公開された場面写真は、輪花が影山に相談をもちかけるという出会いのシーンや、古いもの好きな影山のリードで、名画座とレコード屋を巡るデートシーンがとらえられている。輪花の前では優しく温かく包み込むような表情の影山だが、鬼気迫る表情で食い入るようにPCを見つめる姿もあり、影山の“裏”の顔が垣間見えるようだ。内田英治監督と初タッグとなった金子さんは、キャスト発表時に「以前から内田監督と仕事をしたいと思っていたので、オファーをいただいてとても嬉しかったです」と念願の参加であったことを明かしていた。内田監督はそんな金子さんについて「金子ノブアキさんとは、あるセリフを腹に落とすために、かなり長く対話しました。難しい役どころを、ミュージシャンであるところも生かして、瞬間でため込んだ力を吐き出すように演じていただきました」と金子さんならではの演技を評している。『マッチング』は2月23日(金・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッチング 2024年2月23日より全国にて公開©2023『マッチング』製作委員会
2024年01月31日現代の日本×歴史上の偉人という壮大なジェネレーションギャップが織りなすエンターテインメントムービー『もしも徳川家康が総理大臣になったら』。この度、野村萬斎が演じる徳川家康のビジュアルが到着した。本作は、ビジネス小説としては異例の11万部を突破する大ヒットを記録し、コミカライズもされている「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の映像化。コロナ禍真っ只中の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、あろうことか総理が急死した日本。そんな中で政府が実行した最後の手段は、「歴史上の偉人達をAIで復活させ、最強内閣を作る」こと。窮地に追い込まれた日本を救うべく、誰もが知る日本の歴史に名を刻む錚々たる偉人が、議員バッジをつけ大集結する物語だ。今回公開されたのは、サングラスをかけた家康が、国会議事堂の前でこちらを見ている、ミスマッチでどこかシュールなビジュアル。サングラスの反射には、浜辺美波演じる主人公で新人記者の理沙が、偉人内閣のスクープを狙おうと家康に接近している姿も確認することができる。家康役について萬斎さんは「265年の安寧の世の中を築き、その礎になった徳川家康は偉大だと改めて感じました。人の心に寄り添って周りを見渡し、世の中を平らにみているイメージを持って演じました」とふり返る。撮影については「非常に濃厚な時間を過ごせました」とコメント。また、子どもの頃から萬斎さんに憧れを持っていたという浜辺さんは「最初にお会いできたときは本当に嬉しかったです。ユーモアに溢れていてお茶目な方で、とても楽しく撮影ができました」と話している。『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は7月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:もしも徳川家康が総理大臣になったら 2024年7月26日より公開Ⓒ2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
2024年01月31日夢の中で眉がつながった奇妙な風貌の男と出会ったという証言が世界各国で多発、その都市伝説を日本で初映画化した『THIS MAN』が2024年初夏に公開決定。ある田舎町で、連続変死事件が多発していた。被害者の共通点は、生前、眉のつながった奇妙な風貌の男を夢の中で見ていたこと。夢の中に出てきた男は「あの男」と呼ばれ、人々を恐怖に陥れていた。そんな中、夫と娘とともに、幸せに暮らしていた八坂華の身近にも危険が迫る。やがて華は究極の選択を突きつけられ…。果たして華が取った行動とは?史上最悪の結末が、いま幕を開ける――。2006年頃、ニューヨークの精神科で、夢の中で眉がつながった奇妙な風貌の男と出会ったという女性患者が多発。彼女らの証言を基にモンタージュ写真を作成し、ネット上に公開したところ、ロサンゼルス、ベルリン、サンパウロなど世界各国で夢を見たという証言が多発、その数は2,000人を超えた。謎の男は誰なのか、何の目的で人々の夢に現れているのかは未だに解明されていない…という都市伝説を日本で初映画化。世界的に有名なネットミームとなった都市伝説に日本独自の解釈を加え、なすすべなく人々が亡くなっていく描写を通して、昨今のコロナ禍の惨状を風刺した全く新しいスリラー映画として誕生した本作。監督・脚本には医学系研究分野出身という経歴を持ちながら、『わたしの魔境』(2023)で世界11か国の国際映画祭を受賞した天野友二朗が務める。併せて解禁となったティザービジュアルは、薄暗いグレー色に厚いもやがかかっているような背景。その中から眉のつながった奇妙な風貌の男の顔が浮かび上がり、こちらを見ている様子が切り取られたもの。「この男、見たら死ぬ」という衝撃的な文字が、さらに恐怖を煽っている。「EVER DREAM THIS MAN?」という文言からも、まるで夢の中で何か得体の知れない恐怖が迫ってくる…そんな不気味な雰囲気が漂うビジュアルとなっている。W主演を務める2人からコメント到着!W主演を務めるのは、テレビ情報番組でのリポーターとして活動を開始し、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」、映画『シモキタブレイザー』(2024年2月公開予定)など俳優としても活躍する出口亜梨沙と、「仮面ライダーW」の仮面ライダーアクセル役で人気を博し、その後も「今際の国のアリス」などドラマ、映画、舞台で幅広く活躍する木ノ本嶺浩。■出口亜梨沙皆さんこんにちは、出口亜梨沙です。映画『THIS MAN』初の主演、初のスリラー映画ということで2023年の夏、全てをかけて作品に挑ませて頂きました。今回の映像作品では珍しく撮影に入る前に共演者の方と何度も本読みをさせて貰えたのですが、そのおかげで監督とも台本のすり合わせができたり、撮影中も意見を出せたりととてもスムーズな現場でした。もしかしたら私たちの日常に起きるかもしれない、起こってもおかしくない じわじわと恐怖が襲ってくる感覚を楽しんでもらえればと思いますので皆さんぜひ、劇場へお越しください! そしてSNS等で感想を教えて貰えればエゴサしますので、そちらもぜひよろしくお願いします!■木ノ本嶺浩昨夏、THIS MANという得体の知れない"モノ"と向き合っていました。この得体の知れない"モノ"が強敵で掴めず届かずあしらわれる。不安や憤りでモヤモヤと恐怖を感じるなかで家族の大切さや人との繋がりを再確認していく刺激的な撮影の日々でした。ショッキングな出来事と美しい映像のコントラスト、そこに印象的な音楽が合わさり生まれるグルーブ感。ただ怖いだけじゃない新感覚の物語がそこにありました。是非、その得体の知れない"モノ"を劇場で体験していただきたいです。実力派俳優勢ぞろい、そのほかのキャストからもコメント到着そのほかのキャストには、『なのに、千輝くんが甘すぎる。』をはじめ映画やCM・広告にも多数出演し、「王様のブランチ」のリポーターとしても活躍中の鈴木美羽。ラッパーとして音楽活動しながら俳優としても多数の映画、ドラマに出演し活躍の場を拡げている般若、芸人として活躍する傍ら、俳優として多数のテレビドラマや映画にも出演するアキラ100%。「R-1ぐらんぷり2009」で優勝するなど芸人としても活躍しながら、俳優としても活躍中の中山功太。さらに、映画『首』から大河ドラマ「どうする家康」などまで映画、ドラマに引っ張りだこの津田寛治。さらに、映画『ベイビーわるきゅーれ2』、ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」など数多くの映像、舞台に出演している渡辺哲ら、実力派俳優が脇を固める。■鈴木美羽撮影が終わった今でも、THIS MANの顔が頭から離れない日々を送っています。私が演じた小田玲は頭が良く、世の中に対する小さな不満を逃さない女子高生です。誰しもが共感できるような台詞に是非とも注目していただきたいです。玲はお姉ちゃんの華に対しては特に心を開いているので、撮影では会話の中から2人の普段の関係性が垣間見えるよう、丁寧に演じました。映画館を出た後「怖面白かったー!」と思ってもらえたら嬉しいです。観たら最後、もう元には戻れません。■般若物凄く勢いがあって力強い作品だと思いました。是非劇場で観て欲しいです。■アキラ100%ケーキ屋の上司・植松を演じさせていただきました。都市伝説を元にしているという今作品。僕自身、都市伝説は好きなのですが、とても怖がりなので夜に思い出したりして一人で怖がっています。今回自分がスリラー映画に出るというだけで少しドキドキしていました(笑)。植松の運命やいかに。スリラーであり、人間ドラマでもある今作。一観客として完成した作品を見るのがとても楽しみです!皆様もぜひ劇場でご覧いただきたいです!■中山功太悲しくて、残酷で、どこまでも美しい。怖くて、冷酷で、とてつもなく優しい。天野監督にしか作り出せない、唯一無二の世界観。後半の淡々とした混沌と無常感に、心底肝が冷えた。それは凄まじく、容赦のないリアルな描写。コロナ禍の鬱屈としたあのムードと重ね合わせて観る事もできる。あの美しい町を、なぜあんなにも不気味に撮れるのか。撮影時の和気あいあいとした雰囲気が嘘の様だ。映画って、凄い。天野監督、凄い。■津田寛治撮影現場での天野監督は、何かに憑かれたように早口で喋り、眼差しには狂気が宿っていました。前回の天野組とは人が違ったようです。僕たちはこっそり囁き合いました。監督はTHISMANの夢を見たんじゃないかと。そして完成作を観たとき、なぜ監督があんなことになっていたのか腑に落ちました。どんな作品もお手本にならないような前人未踏の世界に踏み込んでいたんですね。僕が目の当たりにしたTHISMAN体験、沢山の観客と共有したいです。■渡辺哲科学的な根拠や証拠は明確には示されていないが、呪術師が持つとされる超自然な能力や霊的な力は存在すると思っています。ノウマクサンマンダと唱えて呪いを祓うマジナイ。修行して特殊能力を研く行者のような生活。そんな呪術師役をやる時、拠り所はどこなのか。撮影中、マジナイを唱えると監督の気なのか撮影の力なのか不思議と違う世界が見えた気がします。撮影以降、ノウマクサンマンダ唱えることも。皆さんも憶えて唱えてみれば、ちょっと違う世界を感じられるかもしれません。『THIS MAN』は初夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:THIS MAN 2024年初夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開予定©2024 Union Inc.
2024年01月31日イオンエンターテイメント株式会社は、令和6年能登半島地震にて被災された方々への支援活動に役立ててもらうため、2月から上映が始まる映画『レディ加賀』のチケット料金からの寄付を実施する。本作は、石川県を舞台にした心温まるストーリー。小芝風花が主演を務め、加賀温泉を盛り上げるために結成された、旅館の女将たちによるプロモーションチーム「レディー・カガ」から着想を得た物語となっている。チャリティー内容は、本作の有料鑑賞者一人あたり、100円(税込)が被災地域の自治体へ寄付されるというもの。鑑賞することで、被災地域へ直接的な支援を提供する機会を得られる仕組みだ。なお各館上映期間中、全国のイオンシネマ41劇場にて実施される。『レディ加賀』は2月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※2月2日(金)石川県先行(シネマカフェ編集部)■関連作品:レディ加賀 2024年2月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開※石川県先行©映画「レディ加賀」製作委員会
2024年01月30日長澤樹と窪塚愛流が出演、長編商業映画デビュー作となる宮嶋風花監督の映画『愛のゆくえ』から相関図と場面写真が解禁となった。宮嶋監督は、「島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭」で実施されている次世代を担う25歳以下の若手映像作家の発掘と支援を目的とした「クリエイターズ・ファクトリー」で初監督作『親知らず』が、商業デビューをかけたワークショップで勝ち抜き、本作『愛のゆくえ』で初の商業映画監督デビューを果たした。本作は、宮嶋監督の半自伝でもあり、監督が生まれ育ち慣れ親しんだ北海道を舞台に、孤独な愛(長澤樹)と宗介(窪塚愛流)の喪失から再生までの姿を美しい自然と、幻想的な世界観で魅せていく。内気な性格で口数も少ない愛(長澤樹)は、北海道で母・由美(田中麗奈)と暮らし、父とは別居中。同じ家で愛の母・由美に面倒をみられながら暮らす幼なじみの宗介(窪塚愛流)は、プロ野球選手の父を亡くし、母は父の死により心を病んでいる。そんな中、愛の母・由美が亡くなってしまい、愛は父のいる東京へ引っ越すことに。引っ越した先の東京では、徹先輩(兵頭功海)や漁業ホームレス(堀部圭亮)など様々な出会いを機に、常に暗く何かに思い耽ている様子だった愛の表情に笑顔が見えていく。多くの出会いが、孤独で多感な時期の愛の成長を後押ししていく姿が伺える場面写真も合わせて解禁されている。相関図『愛のゆくえ』は3月1日(金)より全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:愛のゆくえ 2023年3月10日より第18回大阪アジアン映画祭にて公開
2024年01月30日山下智久主演映画『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』コレクターズBlu-rayのリリースが決定。予約が開始された。『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督作となる本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治(山下さん)と、それを支える生まれつき聴覚障がいを持つ響(新木優子)の切なくも温かい愛に溢れた物語。現在、「Prime Video」にて独占配信中だ。今回リリースが決定したコレクターズBlu-rayは、本編は劇場でしか見ることのできなかった“ディレクターズカット版”を収録。特典映像は、豪華120分越えを予定しており、未公開メイキング映像やキャストインタビュー、プロモーションを行ったアジアツアーの様子も必見となっている。なお、Amazon数量限定での販売となる。『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』コレクターズBlu-ray商品概要予約開始日:1月30日(火)発売日:6月12日(水)※順次発送価格:7,920円(税込)/7,200円(税抜)(シネマカフェ編集部)■関連作品:SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してるディレクターズカット版 2023年7月7日より公開©2023「SHL」partners
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