声優ユニット・ゆいかおり(小倉 唯&石原夏織)が2015年11月4日にリリースする待望のニューアルバム「Bright Canary(ブライトカナリー)」から、石原夏織のソロ曲「Telephone Call」の試聴動画が公開された。石原夏織ソロ曲としては初となるダンス系の楽曲に挑戦。歌詞も相手に強い思いを寄せる女の子のモノローグを綴った、少し刺激的で大人びた内容になっている。○ゆいかおり (石原夏織)「Telephone Call」*short ver.ゆいかおり待望の3rd アルバム「Bright Canary (ブライトカナリー)」は、2015年11月4日の発売予定。
2015年10月19日声優ユニット・ゆいかおり(小倉 唯&石原夏織)が、2015年11月4日にリリースする待望のニューアルバム「Bright Canary(ブライトカナリー)」から、「カナリア」のMUSIC VIDEOおよび「倍速∞ラブストレート」の試聴動画が公開された。「カナリア」のMUSIC VIDEOでは、ゆいかおりの2人が鳥のように宙を舞い飛ぶシーンが収められており、動画ではCM映像でその一部を見ることができる。一方、同時に公開された「倍速∞ラブストレート」はゆいかおりらしいドタバタソングでありながらオリエンタルな雰囲気を感じさせる楽曲になっている。
2015年10月09日2015年11月4日(水)にリリースされる、ゆいかおり(小倉唯&石原夏織)の3rdアルバム「Bright Canary」のジャケット写真が公開された。3rdアルバム「Bright Canary」は、「CD+BD盤」、「CD+DVD盤」、CDのみの「通常盤」といった3ラインナップで展開。「CD+BD盤」の初回製造分には「ミニ写真集A」、「CD+DVD盤」の初回製造分には「ミニ写真集B」がそれぞれ封入される。なお、BDおよびDVDには、「カナリア」や「LUCKY DUCKY!!」などのミュージックビデオが収録される。今回公開されたジャケット写真は、カナリア(歌声の美しい鳥)にちなんだ黄色の衣装を纏った2人の周りにたくさんの鳥たちが集まってきているデザインとなっており、今までの ゆいかおりの可愛らしさと、大人っぽい一面を感じられるアートワークとなっている。ゆいかおりの3rdアルバム「Bright Canary」は2015年11月4日の発売予定で、価格は、「CD+BD盤」および「CD+DVD盤」は各3,700円(税別)、「通常盤」は2,800円(税別)。収録曲などの詳細は「ゆいかおり公式サイト」にて。なお、2015年12月から2016年1月にかけて、全3カ所4公演の3rdライブツアー「RAINBOW CANARY!!」の開催も決定しているので、こちらもあわせてチェックしておきたい。
2015年10月09日声優ユニット・ゆいかおり(小倉唯&石原夏織)の待望の3rdアルバム「Bright Canary (ブライトカナリー)」が2015年11月4日に発売されることが決定した。2年ぶりとなるニューアルバムは人気曲「LUCKY DUCKY!!」「Intro Situation」「NEO SIGNALIFE」「Ring Ring Rainbow!!」などを含む全12曲が収録される。アルバムリード曲は「カナリア」。3rdアルバム「Bright Canary」は、CD+BD盤、CD+DVD盤、通常盤の3ラインナップで、CD+BD盤の初回生産分にはミニ写真集A、CD+DVD盤の初回生産分にはミニ写真集Bが封入される。なお、BDおよびDVDには、「カナリア」「LUCKY DUCKY!!」「Intro Situation」「NEO SIGNALIFE」「Ring Ring Rainbow!!」のMUSIC VIDEOやメインキング映像が収録される予定となっている。また、2015年12月から2016年1月にかけて全3カ所4公演で行われる3rdライブツアー「RAINBOW CANARY!!」のチケット最速先行予約受付は8月30日から開始となるので、こちらもチェックしておきたい。ライブツアーに関する詳細は特設サイトにて。■ゆいかおり3rd LIVE TOUR「RAINBOW CANARY!!」 - 日程・2015年12月23日(水・祝) / 大阪・岸和田市立浪切ホール 大ホール・2015年12月26日(土) / 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール・2016年1月2日(土) / 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール・2016年1月3日(日) / 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
2015年08月24日声優ユニット・ゆいかおり(小倉唯&石原夏織)が、2015年8月5日にリリースするニューシングル「Ring Ring Rainbow!! (リンリンレインボー)」。そのカップリング曲となる「Calling Calling (コーリンコーリン)」の試聴動画が公開された。疾走感溢れる参加型ロックチューンな「Ring Ring Rainbow!!」に対して、「Calling Calling」は、大人の雰囲気を感じさせるエレクトリックなダンスチューンとなっている。○ゆいかおり「Calling Calling」 *short ver.TVアニメ『城下町のダンデライオン』のオープニングテーマ「Ring Ring Rainbow!!」と「Calling Calling」が収録されたニューシングルは、2015年8月5日の発売。2015年12月から2016年1月にかけて、全3カ所4公演のライブツアーも予定されており、ライブでの披露も楽しみにしておきたい。
2015年08月03日声優ユニット・ゆいかおり(小倉唯&石原夏織)が、2015年12月23日の大阪を皮切りに、2016年1月のパシフィコ横浜にいたる全3カ所4公演のライブツアーを開催することが決定した。■ゆいかおり3rd LIVE TOUR - 日程・2015年12月23日(水・祝) / 大阪・岸和田市立浪切ホール・2015年12月26日(土) / 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール・2016年1月2日(土) / 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール・2016年1月3日(日) / 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールチケット販売情報などの詳細は公式サイトにてあらためて告知される。また、今週8月5日にはニューシングル「Ring Ring Rainbow!!」をリリースされる。「Ring Ring Rainbow!!」は小倉唯、石原夏織も出演するTVアニメ『城下町のダンデライオン』のOPテーマで、疾走感溢れる参加型ロックチューン。ニューシングルの発売記念&バースデーイベントが8月23日に開催されるので、こちらもあわせてチェックしておきたい。
2015年08月03日声優ユニット"ゆいかおり(小倉唯&石原夏織)"が2015年6月3日にリリースするライブ Blu-ray&DVD『ゆいかおり LIVE「HEARTY PARTY!!」』のスペシャルライブトレーラーが公開された。今回公開されたトレーラーでは、昨年11月から12月にかけて全3都市3公演で開催され、11,000人の動員となった、ゆいかおり LIVE TOUR「HEARTY PARTY!!」の千秋楽、幕張メッセイベントホール公演 (2014年12月7日)の模様を一部視聴できる。なお、6月3日に発売されるBlu-ray&DVD『ゆいかおり LIVE「HEARTY PARTY!!」』では本公演を完全収録。映像特典として地方公演の企画映像や、ライブツアーのリハーサルやライブ本番の裏側を追いかけたメイキング映像も収録される。さらに、Blu-ray盤の特典として、ゆいかおり初となるビジュアルコメンタリーも収録予定となっているので、あわせて注目しておきたい。7月より放送開始予定のTVアニメ『城下町のダンデライオン』のOPテーマとなるニューシングル「Ring Ring Rainbow!!」(リンリンレインボウ)の発売も8月5日に決定しているなど、今後の活躍もますます期待させるゆいかおり。そのほか最新情報は、ゆいかおり公式サイトをチェックしてみよう。
2015年05月16日4月25日(土)に公開を迎えた映画『王妃の館』の舞台挨拶が行われ、主演の水谷豊をはじめ、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、尾上寛之、中村倫也、山中崇史、野口かおる、石丸幹二、橋本一監督がそろって登壇した。浅田次郎の人気小説の映画化でパリで22日間ものロケを敢行し製作された本作。パリの一流ホテル“シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)”を舞台に、新作執筆のためにいわくつきのツアーに参加した天才小説家をはじめ、様々なワケありの人々の思惑が交錯していく。映画を見終えたばかりの観客の歓声に迎えられた水谷さんは「メルシー!」とフランス語で感謝!司会者から「映画の初日に特別に行なっていることはありますか?赤飯を炊くとか?」と問われ「そういう時代の人間に見えますか…?」と苦笑しつつ「TVだと多くの人が見ているという時間がわかないのですが、映画はそれが実感できます。やはり普段とは違う気持ちになりますね」と感慨深げに語った。吹石さんは、普段のイメージとは異なる役柄で「ラブリーな感じのドレスで(苦笑)、心配だったんですけど、麗奈ちゃんが『大丈夫だよ!』『似合ってるよ』と励ましてくれました」とニッコリ。その田中さんは吹石さんを見て「萌え~ってなりました!普段はカッコいいイメージだけど、全身ピンクの衣裳で萌え萌えでした!」と興奮気味に明かし、笑いを誘っていた。水谷さん、吹石さん、田中さん、安達さんらはふんだんにお金を掛けた豪華“ポジ”ツアーの客の役柄だったが、他のメンバーは格安の庶民的な“ネガ”ツアー。このワケあり格差ツアーが物語に大きく関わってくることになるが、ポジツアーの豪華さをうらやみつつ、青木さんは「パリはネガツアーの方がいいと思います。(ポジツアーの豪華なお朝食などが)うらやましいけど、なんとも思ってません!」と強調する。山中さんは、22日のパリでのロケの間に、コインランドリーを見つけて自分で洗濯を行なっていたそうだが「一度、(洗濯代の)1ユーロを忘れてコインランドリーの前でもぞもぞしてたんですが、通りがかったフランス人の男性が1ユーロくれました(笑)。メルシー!という感じ(笑)。恋に落ちそうになりました」と思わぬ地元の人との触れ合いを笑顔で振り返る。一方、野口さんは「逆にセーヌ川のほとりで女のひとたちに2ユーロをカツアゲされました!」とこれまた旅先ならでは(?)の恐怖体験を明かした。そんな、悲喜こもごものパリ撮影組をよそに石丸さんは、ルイ14世という役柄にもかかわらず「この中で唯一、フランスに行ってません…」とがっくり。一同の述懐に「楽しそうな話ですね…」と寂しそうに語り、ルイ14世という役柄に関しても「かつらが重くてほぼ動けませんでした」と珍エピソードを披露し会場は笑いに包まれた。改めて水谷さんは「今回は素晴らしいメンバーでした」と満面の笑み。「普通は22泊でこれだけの人がいますと人間関係が怪しくなるものですが、一切そういうのがなかった」と楽しそうにふり返っていた。『王妃の館』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王妃の館 2015年4月25日より全国にて公開(C) 浅田次郎/集英社 (C) 2015「王妃の館」製作委員会
2015年04月25日2013年の「ママと僕たち」の好評を受けて、その翌年に上演された「ママと僕たち~おべんきょイヤイヤBABYS~」。これら“ママ僕シリーズ”が現在、連続上演中だ。大盛況のうちに幕を閉じた「ママと僕たち」に続き、2月21日には「~おべんきょイヤイヤBABYS~」が開幕。前作に続いて、いま注目の若手キャストを小劇場界のベテランが支え、意外なほど真っすぐに親子愛を描いた作品となっている。舞台『ママと僕たち~おべんきょイヤイヤBABYS~』チケット情報英才教育を施す幼児教室〈のびる会〉に入ったキミヒコ(原嶋元久)は、頭は悪いが笑顔はピカイチのヨシオ(平田裕一郎)や、初代“ミスター赤ちゃん”を父にもつトウマ(赤澤燈)、ハーフのトーマス(染谷俊之)、保育士のりりか先生(宮下今日子)の息子・ソウタ(水石亜飛夢)らに出会う。秀才クラスの“がんばリス”ではなく、落ちこぼれクラスの“あんまリス”に入れられて落ち込むヨシオやキミヒコらだったが、担任のヨシヱ園長(中尾ミエ)が繰り広げる歌やダンスに夢中になる。昔の伸び伸びとした〈のびる会〉とは変わってしまったと嘆く園長の言葉通り、ある日、ママたちの想いを裏切るような事態が起こる。それを知った赤ちゃんたちは……。美形の若手キャストたちが赤ちゃんの格好をしている違和感は、今回も最初だけだ。言葉での意志疎通はまだ困難とはいえ、赤ちゃんがママを大好きで、ママも赤ちゃんの存在がなにより大切なことは、互いが何歳であっても変わりない。物語ではその点がしっかりと貫かれているため、“地下室の魔女”の力を借りて大人の姿になった赤ちゃんたちの行動も自然に納得できる。再演とあって、演者たちのキャラクターもなじんでおり、赤ちゃんの時はキュートに、大人になってからはピュアな子供の心をもった青年(赤ちゃんだから当然なのだが)のおもむき。観るほうは2倍楽しめる仕掛けとなっている。中でもヨシオに扮した平田の、周りがパッと明るくなるような存在感と、競争のプレッシャーにクールに耐えるソウタ役・水石の風情が目を引いた。本作でのママたちは、りりか先生のほか、子供服のデザイナーとして働くシングルマザーのまるみ(野口かおる)、スーパーのレジ打ちをしながら息子のヨシオを育てている、ゆい(宮本奈津実)の3人。異なる生き方ながらもママたちに共通しているのは、赤ちゃんへの愛情を第一に、仕事に恋愛にと日々を精一杯過ごしていること。ソウタの兄で落ちこぼれのゴウタ(鷲尾昇)がママの“ある事”に気づくシーンや、そんなママと赤ちゃんたちを見守るように流れる中尾の温かな歌声など、丁寧な演出が印象的に残った。東京・AiiA Theater Tokyoにて、3月1日(日)まで。取材・文佐藤さくら
2015年02月27日2015年2月1日(日)に東京・オーチャードホールにてデビュー45周年記念コンサートを行う野口五郎が、ぴあのインタビューに答えた。まずは、45周年という歴史を感じさせない、永遠の青年のような風貌を維持し続ける秘訣について「後輩に、『どうしてそんなふうに歌っていられるんですか?』って聞かれることがありますが、答えようがないんです。気づいたらこうなっていただけで。スタッフにも『あまり45周年と言わないでね。内緒にしておいてね』と言ってるんだけど(笑)。限界を作らないほうがいいんですよ。人間って、結構どこまでもいくものですよ。キープしようと思わないで、進化を望めばいい。経験は残っていくけれど、物質的にためこんでいくものではなくて、理由があって空洞のように形が変わっていくのが人生。余計なものを捨てて、あるべき方向に導かれていくのが進化だと思います」と語った。また、これまでの歌手生活で開催したコンサートの数を聞くと、「デビュー当時は、1日3回やってましたから、それをカウントすると3000回はゆうに超えていると思います。当時、歌手は今以上にシリアスで、『歌』を大切にしていました。その時代に、照明と音響のスタッフをパッケージにして、スタジオ・ミュージャンを使い始めたのは、おそらく僕が初めてだったではないかと思います」とのこと。10代の頃から世界中の実力派プレイヤーとレコーディングを行う卓越したミュージシャンであった野口。子供の頃に始めたギターは、13歳で地元の大学生バンドに加入するほどの腕前。11月19日(水)には、ギター、ベース、ドラムスをすべてひとりで演奏・アレンジしたアルバム『Playin’ ItAll』をリリース。同作収録曲は2月のコンサートでも演奏される予定。同作に話が及ぶと「エンジニアもひとりでやっているので、すべて録り終えるのに5か月かかり、その間全くひとりきりの作業でした。女性の曲ばかりを集めたアルバムで、最初は簡単に進むと思っていたのですが…。総合的なアレンジから徹底的に始めてみると、こだわりの強さゆえに終わりが見えなくなってしまって、そのうち『自分は鬼だ』と思うようになりましたね。どうしてこんなに自分自身を苦しめられるのかと。しかし、全部自分でやると、それがどう評価されようと『やることはやった』という気持ちになるものです。すべてのレコーディングが終わって数日たちますが、心にぽっかり穴があいたような気分です」と、現在の心境を明かした。「すべての要素を確実にして、自分のオンリー・ワンと呼べるコンサートにしたいと思っています。自分自身にプレッシャーをかけるのがクセになっているのかも。オーチャードホールのコンサートに向けて、また、鬼になって頑張ります(笑)」と力強く語った。妥協を許さないミュージシャンシップは、今回のコンサートでも十二分に発揮されそうだ。2015年2月1日(日)の公演、チケットの一般発売は11月8日(土)より。(取材・文:小田島久恵)
2014年10月29日劇作家の福原充則と俳優の富岡晃一郎が結成した劇団、ベッド&メイキングス。彼らの第2作目となる公演『未遂の犯罪王』が11月10日、すみだパークスタジオ倉にて開幕。開幕直前の10日昼に行われたゲネプロに潜入した。【公演情報はこちら】見上げればそこにスカイツリーがそびえ立つ、墨田区の会場。まさに倉庫のような建物に入ると、土けむりの立ちそうなセットが座席ぎりぎりまで建て込まれている。ステージ奥にはひなびた食堂らしきテーブルと丸椅子。幕が開くと、どうやらサウナらしい。男性3人が腰にタオルを巻いただけの姿で座っているだけで、会場の湿度がぐっと上がったように錯覚する。そこにいきなりの闖入者。微妙に話の通じない「弟」(富岡)によれば、彼は兄を探しているという。回想の中の兄は、雨に降られながら思いがけない場所から登場し、さっそく観客はこの会場が選ばれた意味を感じることとなる。山梨のさびれたドライブインに毎日集い、町おこしに期待をかけながらも怠惰に過ごす人々の日常と、ウエスタン村で1日8回銀行強盗ショーを行っていた兄の企み。ふたつの道筋が重なりそうで重ならず、並行して紡がれる。物語前半ではつねに傍観者の立場だったドライブインの店主(山本亨)が、店の2階で商売をする売春婦・麻子(野口かおる)とすさまじいぶつかり合いを演じ、突如物語の中心ににじり寄ってくる展開には驚きを禁じ得ない。麻子の語る「相手のことを想像しなくてははじまらない。10年先が想像できたふたりが結婚し、死ぬまでが想像できたらそれは永遠」という言葉の意味はその後も重くのしかかってくる。ウエスタンショーに出ていたはずの甲冑姿の「武田くん」は実はその後のさらなる展開のキーパーソンとなり、彼もまた「想像しろ」と繰り返し訴えかけてくる。そして弟は兄に「想像を行動に移せ」とけしかける――。福原が「この劇団では、『あの役者がよかったな』と思えるような作品をつくりたい」と語っていたとおり、終わってみれば個々の役者の力が光って見える公演だ。何も変わらない日常がそのまま続いていくように見えて、一人ひとりがそれぞれのキャラクターらしいやり方で、ほんの少しだけ前に進む。希望を見出す。観客は後半、冗談のように立て続けに起こる驚きの展開を通して、ベッド&メイキングスの標榜するテーマ「サルでもわかる哲学」を身体に刻み込むことだろう。公演は11月18日(日)まで。チケット発売中。取材・文/釣木文恵
2012年11月12日小栗旬、岡田将生ダブル主演の映画『宇宙兄弟』に、宇宙飛行士の野口聡一氏とバズ・オルドリン氏が出演することが発表された。その他の写真本作は、週刊誌『モーニング』に連載中で、小学館漫画賞と講談社漫画賞を同年にダブル受賞し、累計700万部を発行したベストセラーコミックを実写化したもの。会社をクビになり無職になった兄・ムッタ(小栗)と宇宙飛行士になった弟・ヒビト(岡田)が、幼い頃に交わした約束を思い出し、共に宇宙を目指す姿を描く。“本物”を追求するべく、日本映画としては異例のNASAケネディ宇宙センターでの大型ロケを敢行した本作。その姿勢はキャスティングにまで及び、実際に宇宙へ飛び立った経験のある野口氏とオルドリン氏を起用した。野口氏は、2005年に日本人として初めてISS(国際宇宙ステーション)で船外活動を行った実績を持っており、回想シーンでは、ブルースーツに身を包み、彼に憧れる幼いムッタとヒビトの肩を抱く本人役を演じている。オルドリン氏は、『トイ・ストーリー』の人気キャラクターであるバズ・ライトイヤーの名前の由来となった、伝説的な宇宙飛行士。1969年アポロ11号の乗組員としてニール・アームストロング船長と共に月面を踏み、あの有名な足跡を残して星条旗を立てたことで知られている。そんな、アメリカの国民的ヒーローの映画出演を実現させたのは、「あのでかいロケットを打ち上げる動力は、“人間の魂”だ」というセリフを、実際に月に立った男に言わせたいというスタッフの強い思いがあったからだという。1年にわたる粘り強い交渉を受け、オルドリン氏は脚本を読んだ上で快諾。幼い頃からの夢を実現させたヒビトの打ち上げを複雑な気持ちで見つめるムッタに、宇宙にかける人間たちの夢と想いを語るという、重要な役どころを演じている。そんな彼は、森義隆監督を「俳優には出ないリアリティと言葉の説得力がある」と言わしめるくらい見事な演技力を見せたとのこと。実際に宇宙飛行を体験した彼らだからこそ表現できる、リアリティのある演技に注目したい。『宇宙兄弟』5月5日(土)より全国ロードショー
2012年03月22日