国民的新聞漫画『サザエさん』の生誕70周年を記念して4月28日から5月22日まで、作者である長谷川町子にフォーカスした「よりぬき長谷川町子展」が京都・美術館「えき」KYOTOで開催される。『サザエさん』を生み出した長谷川町子は、幼いころから絵の才能に恵まれ、14歳のとき田河水泡に弟子入りすると、翌年日本初の女性漫画家としてデビュー。これまでに普遍的なユーモアとそれを表現する卓越した画力で多くの人々を魅了してきた。同展では、長谷川町子美術館の全面協力のもと、昭和の文化史に残る長谷川町子の生涯と知られざる豊かな創作世界を全5章に分けて紹介する。第1章の「15歳の天才少女」では、『サザエさん』以前の仕事を紹介。デビュー作や戦時中の仕事、初めての新聞連載などを貴重な掲載紙やパネルなどで展示する。第2章「サザエさん登場!」では、厳選した原画100枚や掲載紙の複製、単行本などでその人気ぶりを紹介。第3章「いじわるばあさん」では、強烈な個性を持ちつつもどこか憎めない『いじわるばあさん』をはじめとした『サザエさん』以外の漫画作品を紹介する。続いて第4章の「町子の絵本」では、戦前からつながっている『動物絵本』や、漫画と連動した『サザエさん絵本』、『町子えほん』などといった絵本の原画を展示。第5章の「うちあけ話」では、町子とサザエさんが重ねあわせてイメージされることが多くなったことから書かれた自伝的な漫画入りエッセイ『サザエさんうちあけ話』などについて紹介される。また、会場では展覧会記念グッズも販売される予定だ。【イベント情報】「よりぬき長谷川町子展」会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区東塩小路町657会期:4月28日~5月22日時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)料金:一般800円、高大生600円、小中学生400円会期中無休
2016年04月23日カゴメは3月17日、モデルの長谷川潤さんを招き、生鮮飲料「GREENS」の新アンバサダー就任式を開催。2児の母親でもある長谷川さんが、ハワイでの子育てについて語った。○子どもがうまれて「食生活」が変わった2011年に結婚し、現在はハワイ在住の長谷川さん。子どもがうまれてからは、特に食生活に気を配るようになったという。「もともと野菜が好きではなかったのですが、子どもができて、どんどん野菜が好きになってきました。というより、好きになるように努力をしています。子どもたちは私をまねするし、子どもは親の鏡だと思うので」とコメント。子どもには食べ物の好き嫌いもあるとのことだが、「食材の切り方を変えたりとか、好みそうな味つけにしたりとか、いろいろ挑戦しています。全然うまくいかないときもあるんですけどね」と笑顔で語ってくれた。ハワイにいるときは完全な"主婦の生活"を楽しんでいるという長谷川さんは、料理上手になるために日々努力を重ねているという。子どもたちが好きなメニューは意外にも「おにぎり」。日本の食材を販売しているスーパーに通い、日本食も楽しんでいるようだ。○家の中でも英才教育!?また子どもたちの教育についても、エピソードを披露してくれた。ハワイでのコミュニケーションは英語が主流だが、長谷川さんが子どもと話すときは「日本語」だけ。「家の中では英語禁止にしています。学校では英語を学ぶので、日本語が教えられるのは私だけだから」とのことで、「夫は中国語が話せるので、目指せ3カ国語ですね! 」と意気込んだ。ハワイで生活しながらも日本に対する思いは強く、「いつか子どもたちと日本で暮らす機会も作りたい」と話した長谷川さん。以前日本を訪れた時は、いちご狩りを楽しみ、旬のフルーツを家族で味わったそうだ。「ハワイは季節感があまりありません。今しか収穫できないいちごを食べるのは、いい経験になるかなと思いました。バクバクと食べていましたよ」と子どもたちの様子をうれしそうに語った。野菜中心の生活を送ることが美の秘訣(ひけつ)にもつながっていると話した長谷川さんは、子育てをしながらも週に2回はヨガに通っているという。2児の母とは思えないプロポーションと、周りを一瞬で明るくしてしまう笑顔が印象的な彼女のライフスタイルに今後も目が離せない。
2016年03月17日今年で70回目を迎える「毎日映画コンクール」の表彰式が2月16日(火)に開催され、最高賞の日本映画大賞が橋口亮輔監督の『恋人たち』に贈られたほか、塚本晋也が『野火』で監督賞、男優主演賞の2冠を達成した。先日行われた「キネマ旬報ベスト・テン」での日本映画第1位の栄誉に続き、70年の歴史を誇るこの毎日映画コンクールでも最高賞に輝いた『恋人たち』。壇上でトロフィーを受け取った橋口監督はこの日、会場に到着するもスタッフから一般の観客と間違われ「整理券を受け取ってください」と言われ、受賞者だと伝えると「『受賞者?』と2回聞かれました(笑)」と自虐気味に明かし笑いを誘う。前作『ぐるりのこと。』は、同コンクールで日本映画優秀賞を受賞したが「その時の大賞は『おくりびと』で、滝田洋二郎監督に『すいませんね』と言われて『いえいえ』と答えましたが、内心は悔しかったです。映画人ならだれでも憧れる賞であり、名誉に感じています」と喜びを噛みしめた。本作はワークショップで募った無名の俳優を中心に低予算で制作されており、公開規模も大きいとは言えないが、各地の劇場で満席が続出するなど口コミで大きな話題に。橋口監督自身の経験を主人公に反映させており「(自身が)どんな目に遭ったかを話すと3時間かかりますが(笑)、お金を一千万以上盗まれまして、『何だこの国は…』と思い、その後、震災も重なって、心の中にいろんな思いを抱えて、表に出せずに耐えている人がいっぱいいるはずで、そんな人に見てもらえたらと思い、作りました」と語った。この日は、主演の篠原篤、成嶋瞳子、池田良をはじめ、キャスト陣も駆けつけ、橋口監督と共に壇上に上がり、喜びを分かち合った。塚本晋也監督は自身がメガホンを握り、主演まで務めた『野火』で監督賞、男優主演賞の2冠を獲得!こうした形での2冠は初の快挙だが、塚本監督は男優主演賞の授与の場で「僕ですいません。ホントにすいません、申し訳ないです!」と不祥事でも起こしたかのように謝罪を連発!過酷な戦地での日本兵の姿を描いた本作は「20~30年前から作りたかった映画」というが「戦争に行った人がどんどんなくなっていく中で、いま作らなければ作るチャンスがない」と考え、私費を投じて制作した。これまでも自作を含め、俳優としても活動している塚本監督だが「自分で出れば交通費を出さなくていいから(笑)。カメラ持って、自分で(現場に)行こうという発想」と低予算ゆえの苦肉の策だったと明かし「想像を絶するものが来た(笑)」と思わぬ受賞に困惑…。最後まで「すいません!」と謝り通しだった。また男優助演賞は、舞台を中心に活動し、山田洋次監督作『母と暮せば』で27年ぶりに映画出演を果たした加藤健一が受賞。久々の映画出演の経緯について「下北沢の劇場の楽屋に山田監督がいらっしゃって『出なさい』と言われ、そのひと言で『はい、出ます』と」と明かした。男優賞には渋い面々が並んだが、女優賞では『海街diary』で4姉妹の長女、次女を演じた綾瀬はるかと長澤まさみが女優主演賞、女優助演賞を受賞!また一般のファンの投票による「TSUYATA映画ファン賞」は日本映画部門で『幕が上がる』が受賞し、主演の「ももいろクローバーZ」の5人がそろって登壇し「喜びを全身で表現した」(百田夏菜子)というド派手な衣装とフェイスペインティングで会場をわかせた。スポニチグランプリ新人賞には人気バンド「RADWIMPS」のボーカルで、『トイレのピエタ』で映画に初めて主演した野田洋次郎と宮部みゆきのベストセラーの映画化『ソロモンの偽証』で役名を女優名として襲名し、女優デビューを果たした藤野涼子が選ばれた。【第70回毎日映画コンクール】受賞一覧日本映画大賞:『恋人たち』日本映画優秀賞:『岸辺の旅』外国映画ベストワン賞:『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』監督賞:塚本晋也(『野火』)脚本賞:原田眞人(『駆込み女と駆出し男』)男優主演賞:塚本晋也(『野火』)女優主演賞:綾瀬はるか(『海街diary』男優助演賞:加藤 健一(『母と暮せば』)女優助演賞:長澤まさみ(『海街diary』)スポニチグランプリ新人賞:野田洋次郎(『トイレのピエタ』)スポニチグランプリ新人賞:藤野涼子(『ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判』)アニメーション映画賞:『百日紅~Miss HOKUSAI~』大藤信郎賞:『水準原点』ドキュメンタリー映画賞:『沖縄 うりずんの雨』TSUTAYA映画ファン賞【外国映画部門】:『ミッション・インポッシブル/ローグネーション』TSUTAYA映画ファン賞【日本映画部門】:『幕が上がる』田中絹代賞:桃井かおり(text:cinemacafe.net)
2016年02月17日Facebook Japanは1月14日、米Facebookから最高製品責任者であるクリス・コックス氏を招き、2016年の製品の展望と新商品発表を行った。クリス・コックス氏は、Facebookの製品、デザインおよびマーケティングをグローバルで統括する最高製品責任者。同氏は、2005年にソフトウェアのエンジニアとしてFacebookに入社し、ニュースフィードを含む初期のFacebookの重要な機能を築き上げてきたという。同氏は冒頭、「Facebook、インスタグラム、メッセンジャーのどの製品においてもモバイル時代だ。日本は未来を考えるにあたって最適な市場で、日本文化に触れることで、物事をどのように見ていけばいいのかや注意深さを見つけられた気がする。Facebookは10年前から、毎年バリアを壊して、大学生以外の高校生や一般の人に提供したり、英語以外のさまざまな言語に対応するなど、これまでFacebookを使ってこなかったグループにもアプローチしてきた」と述べた上で、次の10億人のユーザーを獲得する上でのポイントとして、モバイルへのシフト、デバイスの進化、ネットワークの進化の3つを挙げた。なお、同社ではデバイスについて、新たに追加したコードが昔の仕様のデバイスで不具合が起こるかもしれないため、デバイスごとの違いをテストをし、古いデバイスに接続したらどうなるかという研究をしているという。また、同社の役割について、「ユーザーはFacebookに1日平均15回訪れているが、我々はその時間を有益なものにする責任を感じている。また、友達だけでなく、共通の関心やニーズがある人たちをつなげる役割がある。ネットで検索するよりもFacebookでをつながるほうが、互いにサポートしあうことができ、人を幸せにできる、Facebookのグループ機能で新しい未来を築いていけると思っている」と語った。この日発表された新機能は、「インスタント記事(Instant Articles)(以降インスタント記事)」の日本導入と、新たな「いいね!」ボタンの追加。インスタント記事は2015年5月に9社の海外媒体社パートナーと米国で提供開始し、2015年12月には韓国、インド、台湾などアジアの50以上の媒体社との提携を発表した。今回は、国内メディアの朝日新聞社、産経デジタル、東洋経済新報社、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞東京本社と新たに提携し、テスト導入を本格的に開始する。なお、正式リリースについて、Facebook Japan 代表取締役 長谷川晋氏は、今後準備が出来次第発表するとした。Instant Articlesについてクリス・コックス氏は、「3年前TED Talksを見たが、そのとき、指を介してスクリーンではじめて触れる子供のような体験が提供できたらいいと考えた。そうして作ったのがInstant Articlesだ。これは、媒体社向けのものだが、一般ユーザーも体験できる。これを使って、自分の体験をコラージュしてほしい」と述べ、GoogleのAMPとの違いについては、「スピードだ」とした。「いいね!」ボタンの拡張では、新機能「リアクション」が追加された。これは絵文字に近いもので、いいね!ボタンを長押ししてスライドさせると選択できる。この機能は日本が6番目の導入となり、クリス・コックス氏は「これにより、いいね!以上により幅広い感情を表現できる。これは日本から学んだ機能で、日本の文化にしっくりくるものだ。今後は、日本の人がこの機能をどう使っていくか観察し、製品に反映させていきたい」と述べた。また長谷川氏も「日本ならでは使い方、ニーズにより、それが反映され機能として出てくるとうれしい」と語った。
2016年01月14日『劇場版 MOZU』ヒット御礼舞台あいさつが11月18日に都内劇場で開催され、主演の西島秀俊をはじめ、共演の長谷川博己、羽住英一郎監督が登壇した。ヒット御礼舞台あいさつ/その他の写真TBSとWOWOWの共同製作で2シーズンにわたり放送された人気サスペンスシリーズの待望の劇場版にして完結編。シリーズを通じて謎の存在とされてきた“ダルマ”の正体が明らかになると共に、全ての謎に決着がつけられる。今回の『劇場版 MOZU』のプロモーションで、長谷川が舞台あいさつに立つのは初めて。西島は長谷川を「TVシリーズからの戦友」と語り、揃っての登壇を「本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。長谷川はノリノリで、自身が演じた東が発する「チャオ!」というセリフで挨拶し会場をわかせる。これには西島も「いきなり“生”チャオを見られると思ってなかったので感動しちゃった(笑)」と大喜び! ちなみにこの東の「チャオ」に関して、長谷川はその誕生の秘話を告白。「池松(壮亮)さんとのシーンで、車に乗って東が去っていくシーンですが、リハーサルが終わった後に監督が『ここは最後に東の狂気を見せてください』と仰って、すぐに『よーい、スタート!』となったんです。どうしよう? 何を言ったらいいのか? と思ったら、車がイタリア車のマセラティだったので『チャオ!』と言いました」ととっさにイタリア車を目にして生まれたアドリブであったと明かし、場内は驚きに包まれた。今回の映画でも、西島は長谷川の狂気じみた芝居を目の当たりにして驚いたよう。特にカーアクションのシーンに触れ「結構、危ないんですが、あんなふざけたことをやってる!」と語り、長谷川は慌てて「ふざけてるわけじゃなくて、演技は真面目にやってます!」と苦笑交じりに訴えていた。TVシリーズから2年以上にわたった『MOZU』シリーズも完結となり、この舞台あいさつが最後のプロモーションとなるが、羽住監督は改めて西島に「文字通り、体を張って満身創痍で演じ切ってくれました。おつかれさまでした」とねぎらいの言葉を掛ける。西島は「『MOZU』という作品は観客のみなさんに育てていただいた作品です。みなさんが見て育ててくださったから、これだけ充実した作品になりました」とファンへの感謝の言葉を口にし、最後に深々と客席に頭を下げた。『劇場版 MOZU』公開中
2015年11月18日「anan」1967号8/19発売は「愛される心理術。」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。長谷川潤さんのナチュラルさ、実は計算!?長谷川潤さんといえば、ナチュラルビューティの代名詞的存在。飾りっけもなく、天真爛漫で常に笑顔。あざとさや計算高さ、媚びとは程遠いイメージ。ところがどっこいです!すごーく計算された“自然体”だったことが今回インタビューで判明!人と接する時の距離感、異性に対しての接近法……実はかなり考えた上でしているのだとか!!詳しくは、本誌のインタビューでご確認いただければと思うのですが、後々考えると撮影中にも長谷川さんのかけひき術が潜んでいたような。まずは最初の挨拶。スタジオに入ってくるなり、手を挙げ「おっはよーう!」と陽気な挨拶で現れた長谷川さん。とたんに現場が華やぎ、初対面の私も話しかけやすい雰囲気に(気づけば馴れ馴れしく「潤ちゃん」と呼んでいました)。後のインタビューで「相手の気持ちを和らげること」が長谷川さん的な心理テクの序奏だと明かされ……もしやあの時の挨拶も既に仕事上でのかけひき術のスタート??ということにはじまり、記憶を巻き戻せばなんだか「もしやもしや」と思い当たることばかり。もちろん接している間はこちらにまるで気を使わせず、気づけばみんないい気分で仕事していたので、見かけは“自然体”なのですが。かけひき術はもはや相手への思いやりと同義かも!と気づかされた撮影でした。(N)
2015年08月18日「ぴあ」調査による2015年7月25日のぴあ映画初日満足度ランキングは、太平洋戦争に従軍した作家・大岡昇平の代表作を塚本晋也監督が自らの主演で映画化した『野火』がトップに輝いた。その他の写真『野火』の舞台は第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、結核を患った主人公・田村一等兵は部隊からも野戦病院からも追い出され、空腹と孤独を抱えながら果てしない原野を彷徨う。田村を始め次第に狂気を帯びていく兵士たちの姿が、最前線の強烈な映像と共にスクリーンから迫ってくる。観客からは「戦争では何が、誰がまともかわからない。そんな状況に恐怖を抱いた」「銃撃シーンは直視するのも辛くて逃げ出したくなった」「今回で2回目の鑑賞。とにかく戦争は嫌だというのを前よりも強く感じた」などの感想が上がった。本作は塚本監督が“いまの時代に問うべき作品”という強い想いから作り上げた作品だ。しかし監督は決して、観る者に思想やメッセージを押し付けているわけではない。観客は「監督の言う通り、言葉が出るには2日かかる。単純に反戦映画ではなく、観る側の感じ方を意識して作られていて、“シンプルだけど深い”を味わった」「美しい風景は心に突き刺さり、登場人物と一緒に観ているような気分になった。生きることとは何かを考えた」など、本作を通して様々な思いをめぐらせたようだ。また劇中には凄惨なシーンも数多く登場するが、「苦手な描写もあったが、塚本監督の想いの強さを感じて色々考えさせられた」「グロテスクなものは得意ではないが、そんなことは言っていられない。本当はもっと残酷な状況だったのだから、目をそらさないで観ないといけないと思った」「原作を読んだときは、描かれる状況と現実がかけ離れすぎていると思ったが、映画を観ると、日本が今まさに置かれている状況と重ねて、自分もこの状況と向き合っていかなければならないと強く思わされた」など、目を背けず画面から何かを見出そうとした観客も多数見られた。『野火』は監督の想いに賛同したリリー・フランキー、中村達也、森優作といった共演者や多くの協力者に支えられ作られたインディーズ作品だ。しかし出演陣の圧巻の演技や、リアリティあふれる凄まじい描写は、圧倒的熱量を持って観客に届いたようで「今回で3回目の鑑賞。やっと冷静に観ることができた。戦争体験をしていない私たちには想像できないもなので、ひとりで受け止めるより他の人にも観てもらって感想を共有したいし、そうすることで救われたい」「戦争を知らない世代にこそ観てほしい」「自分と同じ20代の若者に観てもらいたい」といった熱い声が寄せられた。本作は今後も口コミで動員を伸ばすだけでなく、毎夏、どこかで上映されては新たな観客に出会う作品になりそうだ。(本ランキングは、7/25(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『野火』公開中
2015年07月27日俳優の長谷川博己が6月27日(土)、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた主演作『ラブ&ピース』の初日舞台挨拶に登壇し、「これからも『ラブ&ピース』の精神で生きていきたい」と宣言。願いがかなうなら「優等生的な答えですが、やっぱり世界平和」と語った。長谷川さんが演じるうだつの上がらないサラリーマンが、偶然出会った不思議なミドリガメに導かれ、人気絶頂のロックスターに転身するというファンタジックなラブストーリー。舞台挨拶には長谷川さんをはじめ、共演する麻生久美子、西田敏行、マキタスポーツ、園子温監督が出席。一度はあきらめた願いをかなえる主人公にちなみ、「不動産がほしい」(麻生さん)、「世界平和と不動産」(西田さん)、「去年生まれた双子の子育てを誰にが手伝ってほしい」(マキタさん)、「早く子どもが欲しい」(園監督)と各々の“願い”を語った。25年前に自身が書き上げたオリジナル脚本を映画化した園監督は、「ずっと地下に沈んでいた台本を、(映画として)ようやく皆さんにお披露目できて、僕もうれしいです」と感無量の面持ち。長谷川さんを主演に起用した理由を「前回の『地獄でなぜ悪い』の流れで…」と明かすと、当の長谷川さんは「それだけですか?」と苦笑い。主人公が歌やギターを披露するシーンもあるが、「長谷川さんは歌もギターもできないと後から知って、演奏できる人を起用すべきだったと後悔した(笑)」(園監督)、「こちらが『演奏できないですけど、いいですか?』と言ったら、監督は一瞬戸惑っていましたね。もちろん、練習はしましたし、作曲も手がける監督がなかなか曲を作ってくれないので、家に押しかけた」(長谷川さん)と笑いを誘っていた。『ラブ&ピース』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラブ&ピース 2015年6月27日よりTOHO シネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 「ラブ&ピース」製作委員会
2015年06月27日幻冬舎は4月23日、アラサー女性向けファッション誌「GINGER(ジンジャー)」6月号を発売した。同誌では、モデルの長谷川潤が表紙に初登場している。○モデル・長谷川潤が9カ月ぶりに始動魅力的なビッグスマイルとハッピーオーラで絶大な人気を集めるモデルの長谷川潤が、同誌の初カバーとなって登場。ハワイでの第2児出産を経て、ますます美しさに磨きがかかる彼女が、「"幸せを運ぶ"服とは?」をテーマに最新のファッションを着こなす。洋服への思いだけでなく、普段は語られない家族、そしてプライベートなことまで語ったインタビューが掲載される。そして、なによりも注目は、"大人の肌見せ"を200%表現したビジュアル。「思いきってインナーなしのスタイルに挑戦したら、驚くほど自分にフィットした」と発言したコーデは、大胆な露出が早くも話題となっている。"盛る"ばかりだった若いときにはわからなかった、大人ならではのファッションの"引き算"テクニックを披露。これまでに見たことの無い、大胆でナチュラルな大人の女性の魅力、輝きを存分に放つ新しい"長谷川潤"に出会える誌面となっているという。価格は670円(税込)。
2015年04月24日お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也、俳優の六角精児、プロボクサーでロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手が18日、都内スタジオで行われた、WOWOWのスポーツ番組『パッキャオVSメイウェザー大解剖エキサイトマッチ総力戦』の収録に参加した。現地時間5月2日に、米・ラスベガスで行われることが決定したマニー・パッキャオ(フィリピン)VSフロイド・メイウェザー(米国)。ボクシング史上2人目となる6階級制覇を成し遂げたパッキャオ、無敗のまま5階級を制したメイウェザーの対戦は、最高レベルの“世紀の一戦”として注目されている。2大ボクサーが激突する一戦を前に、28日21時から無料放送する同番組では、上田、六角、村田選手が過去の名勝負を試合映像とともに振り返る。ボクシング好きの上田は、「改めて、この一戦の重みや期待感が増しました。この番組を見た上で試合を見れば、興奮の度合いが変わると思う」と熱いトークを繰り広げた収録を振り返り、「史上最もエキサイティングなボクサー・パッキャオと技巧に長けたボクサー・メイウェザー。史上最高同士の戦いが、今実現して良かった。一生の思い出になりそう」とワクワク。パッキャオは36歳、メイウェザーは38歳の戦いとなるが、村田選手は、「こんなビッグマッチは無いし、これ以上のカードはない。このタイミングで会えたのは運命だと思う」と胸を高鳴らせた。また、収録中、揃ってパッキャオを応援していた3人。しかし、「3ラウンド以降、メイウェザーが距離を読んでパンチを当てて判定勝ち」(村田選手)、「パッキャオの危険性を承知しているメイウェザーは踏み込んだ攻撃はしない。ポイントを取ったら、かわしたり休んだりして判定勝ちする」(六角)と予想した2人に、上田は、「夢の無い方々……」とガックリ。「パッキャオが5Rでものの見事にぶっ倒す」と期待を寄せる上田に対し、村田選手は、「パッキャオが勝てば、フィリピンに像が建って国民の休日になりそう。国民の期待を一身に背負う男の姿を楽しんで欲しい」と笑顔を見せていた。
2015年03月19日まもなく放送開始の月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」完成披露試写会が1月12日(月・祝)に開催され、主演の杏、長谷川博己をはじめ、国仲涼子、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、松尾諭、風吹ジュン、和久井映見、松重豊が舞台挨拶に登壇した。月9枠では1年ぶりの恋愛ドラマで、「リーガルハイ」シリーズ、「鈴木先生」といった話題作を手がけてきた古沢良太の脚本による本作。共に結婚を単なる契約に過ぎないと考える“恋愛力ゼロ”の依子と巧が恋愛感情を持たないままに結婚という明確なゴールを目指してデートを繰り返していくさまを描き出す。東大出身でマクロ経済の動向を予測するエキスパートという理系の超合理主義者・依子を演じる杏さんは、役柄の衣裳の野暮ったいメガネ姿で登場。自己紹介でも役柄そのままに理詰めで早口の口調で挨拶し笑いを誘う。本作について「“ロマンチックラブコメディ”と銘打ってますが、ロマンチックの90%くらいは横浜の景色で補ってます(笑)」とあくまで自分たちのやりとりはコメディであると強調。父親役を演じる松重さんは、依子と巧の2人は「変態です(笑)」と断言するが、杏さんは「2人は常軌を逸脱してますが(笑)、私たちが普段、思っている“恋愛”に鋭い切り口で切り込んでいます。面白い脚本が続いています!」と充実の表情を見せる。長谷川さんが演じる巧は文学や映画、エンターテイメントが好きな母親と暮らすニートだが、自らは“高等遊民”と称しており、母親がいなくなった時のための新たな“寄生先”として依子との結婚を目指しており長谷川さんも「最低な男です(苦笑)」と認める。「僕なんかに月9のお話が来るようになったのか…と思ったら、ニートの高等遊民と聞いて『なるほど、そういうことか』と思いました(笑)」と漏らす。この“最低な男”を長谷川さんも楽しんで演じているようで「普通は口に出して言っちゃいけないことをいうのは楽しいです。毒を吐いて、デトックス効果を感じて気持ちいです」と笑顔で語っていた。この先、2人がどんな道を歩み、どんな結末を迎えるのか気になるが、杏さんは「変わっていって恋愛を見つめ直すのもアリだし、いっそこのまま変わらないでという気持ちもある。でも、お父さんが報われてほしい!」と父親思いの一面も。長谷川さんは「このまま契約で結婚して、巧が高等遊民として自分を貫けるのか見てみたい」と期待を口にしていた。ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」は1月19日(月)より21:00~フジテレビにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月13日俳優の長谷川博己が12月27日(土)、都内で行われた出演作『海月姫』の初日舞台挨拶に登壇。現在37歳の長谷川さんは「(ヒロインに)つきまとう30歳のエリート役なので、変態おやじにならないように、できるだけ若さを出すのが難しかった」と語った。舞台挨拶には長谷川さんをはじめ、主演を務める能年玲奈、共演する菅田将暉、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、原作者の東村アキコ、川村泰祐監督が勢揃い。クラゲ命の月海(能年さん)ら「男を必要としない人生」をモットーとする筋金入りのオタク女子軍団“尼~ず”の面々が、取り壊しの危機に直面した自分たちの男子禁制アパートを守ろうと奮闘する。能年さんは「いよいよ今日から、海月祭りの本番。ぜひたくさんの皆さんに参加していただければ」と上機嫌。カルト的人気を誇るミュージカル映画『ロッキー・ホラー・ショー』を引き合いに、「コスプレや女装して、みんなで合唱しながら観てほしい」とアピールしていた。また、本作で女装にチャレンジした菅田さんは「周りの男たちからはゲスな反応ばっかりでしたが、今日は僕にとってブラジャー記念日。この日を迎えられて嬉しい」とニッコリ。長谷川さん演じるエリート政治家秘書の修と、菅田さん扮する女装男子の蔵之介は正反対の兄弟という設定で、修は月海にひと目惚れするという役どころだ。個性豊かなキャラクターを演じきったキャスト陣に対し、原作の東村さんは「漫画以上」と太鼓判を押し、「続編がある感じのラストでしたよね。(客席に向かって)続編作ってほしい人、いますかあ?」とシリーズ化に意欲的。川村監督も「紆余曲折あったが、こんな素晴らしいキャストが揃ってくれて嬉しい」と感無量の表情だった。『海月姫』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年12月28日第15回東京フィルメックスが11月22日にメイン会場である東京・有楽町朝日ホールで開幕した。オープニングを飾ったのは、塚本晋也監督の最新作『野火』。大岡昇平氏の同名戦争文学を映画化した作品で、塚本監督は「観終わったら100%ゲンナリするのは間違いない」。それでも「暴力は映画の中だけで十分。実際に戦争が起こったら、これでは済まされない」と本作にこめた思いを熱弁した。東京フィルメックスその他の写真塚本監督が20年間温め続けた企画で、脚本、編集、撮影、製作、出演も兼ねた渾身作。第二次世界大戦末期のフィリピン戦線を舞台に、一人の日本兵の視点から戦争の恐怖を生々しく訴えかけ、今年のヴェネチア映画祭で絶賛された。2015年の日本公開を前に、フィルメックスで“凱旋上映”されることになり、塚本監督は「こうした映画が作りづらい状況で、まったく制作費がなかったが、自分とカメラ1台あればという思いだった。最終的には多くのご協力をいただき、完成させることができた」と感無量の面持ちだった。オープニングセレモニーには塚本監督をはじめ、映画に出演するリリー・フランキーと森優作、音楽を手がける石川忠が駆けつけ、「監督の長年の思いが詰まった作品」(リリー)、「今撮らないといけないという熱量が集まった作品。ぜひ目に焼きつけてください」(森)、「音響効果と音楽に打ちのめされてもらえれば」(石川)とアピールした。アジアを中心に芸術性の高い作品を多数上映し、映画ファンの熱い支持を受ける東京フィルメックス。同映画祭のディレクターを務める林加奈子氏は、「上映する25本の作品が出揃うまでは、いくつものサプライズとミラクルがあった。作り手の勇気と覚悟と愛をまっすぐ受け止めてもらえれば」と開幕を宣言した。第15回東京フィルメックス11月22日(土)から30日(日)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催中取材・文・写真:内田 涼
2014年11月22日東村アキコの人気コミックを能年玲奈主演で実写映画化する『海月姫』に長谷川博己が出演しており、彼の出演シーン画像が公開になった。本作で長谷川は、恋愛経験のないエリート男性・修を演じており、劇中では主人公・月海にひとめ惚れしてしまう。その他の写真本作は、“男性を必要としない人生”をモットーに掲げ、男子禁制の天水館で暮すクラゲを愛する月海(つきみ)、三国志を熱烈に愛する“まやや”、枯れたオジ様専門の“ジジ”ら、ヲタ女子集団“尼~ず”が、自身の聖地“天水館”を守るために奔走する姿を描く。能年のほか、菅田将暉、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえ、片瀬那奈らが出演する。長谷川が演じる修は、美しい女装男子・蔵之介の兄で、政治家である父親の秘書を務める未来の首相候補だが、恋愛経験が極めて乏しい男性だ。しかし、彼は蔵之介がメイクした月海にひとめ惚れしてしまい、彼女に少しでも近づこうと奔走する。いつも冷静で、頭がキレる修だが、恋愛になると話は別。彼は月海がクラゲに夢中であることを知り、一緒に水族館を訪れ、大きなクラゲのぬいぐるみをプレゼントしようと勇気をふりしぼる。一方の月海は前述の通り“男性を必要としない人生”を掲げて生活しており、ふたりの間に恋が芽生えるのか気になるところだ。ちなみに、劇中では速水もこみちが、修と行動を共にする鯉淵家の運転手・花森よしおを演じており、長谷川と速水の絶妙な掛け合いも見どころのひとつになっているという。『海月姫』12月27日(土) 全国ロードショー
2014年10月31日大阪生まれの人気絵本作家・長谷川義史氏の作品を一堂に集めた展覧会『ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界』が、4月26日(土)から京都・美術館「えき」KYOTOで始まる。どこか優しくてほっとするストーリーと個性ある登場人物が、独特のタッチで描かれる作品は、子供から大人までを虜にする不思議な魅力にあふれている。「ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界」チケット情報展覧会では、デビュー作『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』をはじめ、『いいからいいから』『オツベルと象』『大阪うまいもんのうた』『だじゃれ日本一周』『おかあちゃんがつくったる』『シバ犬のチャイ』など代表作の絵本原画を中心に、スケッチや演劇ポスターなどの作品も展示。長谷川義史氏の作品と魅力を堪能できる絶好の機会となる。また、実際に絵本を読むことのできるコーナーの設置や、オリジナルグッズの販売も行われるなどのお楽しみも!子どもや家族と一緒にユニークな長谷川義史ワールドを体感しに、お出かけしてみてはいかがだろうか。■プロフィール長谷川義史(はせがわよしふみ)1961年大阪府藤井寺市生まれ。グラフィックデザイナーとして活動の後、絵本作家として活躍。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。精力的に絵本作品を発表し続けている。また、現在MBSの人気情報番組『ちちんぷいぷい』の「とびだせ!えほん」コーナー(木曜・不定期で放送)にも出演中。■『ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界』会期:4月26日(土)~5月25日(日)10:00~20:00※最終入館は閉館30分前まで。 <会期中無休>会場:美術館「えき」KYOTO料金:一般-600円 高・大学生-400円 小・中学生-200円※料金はチケットぴあでご購入いただいた場合の優待料金です。※小学生未満は無料。期間中1回有効。
2014年04月22日モデルの長谷川潤が21日、東京・代々木第一体育館で開催中の『東京ランウェイ2014 SPRING/SUMMER』に出演。革ジャンにミニスカートのオールホワイトコーデという春らしいスタイルで、オープニングステージのトップバッターを飾った。途中、客席に投げキッスをするなどチャーミングにランウェイを歩き、会場を魅了した。【フォトギャラ】長谷川潤らが出演している『東京ランウェイ 2014 S/S』同イベントは、アジア最高峰のリアルクローズイベントとしてアジアにも進出するガールズファッションショー。今回は「WHAT IS FASHION?」をテーマに、国内外から約30の人気ブランドが参加。ランウェイ後、MCステージに登場した長谷川は、自身にとってのファッションを「一番自分らしく、ありのままでいられること」とし、「日によって自分の気持ちも変わるのでそれに合わせて」と語った。また現在は、出身地であるハワイを拠点に活動している長谷川。「時間の流れもゆっくりだし、いいです」と満喫している様子で、「月イチのペースで日本には来ていて、いつも良い刺激をもらっている」と充実感たっぷりの生活を明かした。
2014年03月21日(長谷川理恵のオフィシャルブログより)煌髪のイメージキャラクターに選ばれた、スポーツビューティーの魅力を持つ「長谷川理恵」!モデルの「長谷川理恵」は、煌髪(キラリ)シリーズのイメージキャラクターに選ばれた。株式会社ナノエッグ マリアンナプラス煌髪(キラリ)シリーズは白髪用のカラートリートメントや、シャンプーなどを扱っていて、年齢とともに感じ始める、女性の髪の悩みを解決に導いてくれる。長谷川理恵の持つ魅力「自然なスポーツビューティー」が、ブランドのイメージと一致することが起用された理由だ。彼女を起用することで、ブランドの認知度をさらに高めて、エイジング ヘアケアについて、消費者に前向きなイメージを与えることを目指している。長谷川理恵はモデルだけではなく、ホノルルマラソンなどにも参加している、美しいスポーツウーマンでもある。長谷川理恵1973年生まれ、神奈川県出身。タレント、ファッションモデル。幼年期は父親の仕事で外国のベルギーで過ごす。日本に帰国後、大学の在学中にコンテストでミスフォトジェニックを受賞している。また「Can Cam」の専属モデルを務めた。テレビ番組の企画で2000年、ホノルルマラソンに参加。以降、ホノルルマラソンの参加を継続している。さらにラジオやCM、そして美容に関連する書籍の出版や、食べ物の大事さを伝える活動など、仕事と育児を両立させて、がんばっている、彼女のさらなる活躍を期待したい。【参考リンク】▼長谷川理恵のオフィシャルブログ
2013年11月18日喜びのコメントをつづるフランス、アイルランド系アメリカ人の父、日本人の母をもつハーフでUS出身の人気モデル、長谷川潤。ファッションモデルとしてメジャー誌を飾ることはもちろん、CMやテレビ番組など多方面で活躍中だ。そんな彼女が10日、自身のオフィシャルホームページで、現在妊娠5カ月であることを発表した。ご報告としたINFORMATIONでは、自分の家族をつくることが夢であったとし、新しい命を授かったことにたいする喜びいっぱいの心境をつづっている。仕事&母親業ともに両立で継続2011年6月29日にハワイ在住の一般男性との婚約を発表していた彼女。待望の第1子を授かることとなったようだ。気になる今後の活動についてだが、母親業、仕事ともに両立していく方針で、今後も応援してほしいとファンにメッセージを送っている。美しいスタイルに、飾らない魅力のある人柄で人気の彼女。ママとしてもより強く、美しく輝きを増してくれることだろう。これからをあたたかく見守りたい。元の記事を読む
2012年07月11日神田正輝と破局の長谷川理恵が妊娠4ヶ月!今年2月14日、長谷川は自身のブログで神田との破局を明かしたが、その後わずか2ヶ月ほどで出来ちゃった結婚することになったとデイリースポーツが報じた。長谷川のお相手はカフェチェーン「WIRED CAFE」を全国展開する実業家で楠本修二郎氏(47歳)で、今年2月に離婚成立したばかりだ。また、楠本氏の写真を見た人によると石田純一に角度によっては、大変似ているという。長谷川は妊娠を肯定せず長谷川は25日、ロレアル主催の授賞式に出席した際に、新しい恋の質問に対し「まあねえ」と、妊娠についての質問には「スミマセン…」と言葉を濁した。神田正輝のコメント北海道小樽市で、石原プロの「おもしろ撮影館」オープニングセレモニーに出席していた神田は、長谷川の妊娠について尋ねられ、「ええ、本当?びっくりしたねぇ。でも(父親は)おれじゃないよ」と、周囲を笑わせていた。また、長谷川とは今年の1月から連絡も取っていないという。(デイリースポーツより)元の記事を読む
2012年04月26日ドラマ『セカンドバージン』でお茶の間でも知られる顔となり、視聴率40%を叩き出したドラマ『家政婦のミタ』にもレギュラー出演した長谷川博己が、約1年半ぶりに舞台に立つ。「『セカンドバージン』がきっかけでいろんな映像のオファーをいただけるようになりました。」と言い、舞台を主に活動してきた彼にとっては初めて経験する長い舞台の空白期間となった。久々の登場を飾るその作品、村上春樹の世界的ベストセラーを蜷川幸雄が演出する『海辺のカフカ』に向けての心境を聞いた。『海辺のカフカ』チケット情報長谷川は村上のファンで、本作も発表時に読んでいたそう。「二つ返事でお受けしました。村上さんの作品が舞台化、実写化されることはあまりないので、やれる機会はなかなかないと思いお受けしました。実写化は難しそうですけど、舞台空間でやるにはすごくいい作品だと感じていました。この作品にはなんだかよくわからないけれども心地が良くて惹かれてしまい、最終的には浄化されるような感覚がある。作品に漂うそういう雰囲気を、蜷川さんのように鋭い美的感覚で演出していただければ、ものすごくきれいな作品になるだろうと想像ができますね」。演じるのは、家出した主人公の少年カフカ(柳楽優弥)が高松の図書館で出会う司書・大島。以前から周囲の人々に「大島のイメージにぴったり」と言われることが多かったのだとか。「大島はカフカの内面をタフにさせる存在で、彼にとってすごく必要な人間。僕にとっては蜷川さんが、演劇の世界における大島と言えるかもしれません(笑)。彼のいる場所は図書館ですが、村上さんがエッセイか何かで“図書館は異界だ”と書かれていたのを読んだことがあるんです。異界と現実の門番のようでもあるし、ここでカフカを育てているともいえるし。大島ってすごく魅力的な役ですよね」。大島役との巡り合わせに、戯曲にもある「“他生の縁”を感じる」と言う。ブランクを経ての生の舞台で、どう大島を息づかせるか楽しみだ。「舞台がホームグラウンドという感覚はあるかもしれませんが、今そんな甘ったれたことを言ってはいけないなって気がする。舞台だから安心してできるというつもりでは全くいませんし、初めから仕切り直していくような気持ちでやっていきたいと思います」。公演は5月3日(木・祝)から20日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて、6月21日(木)から24(日)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演する。埼玉公演のチケットは発売中、大阪公演は4月7日(土)より一般発売。取材・文:武田吏都ヘアメイク:酒井啓介(MARVEE)、スタイリスト:中村剛衣裳協力パンツ(アレッサンドロゲラルデッシ)\24,150/ラタン7【問合せ】03(3770)7177渋谷区恵比寿西2-13-1 シルクーロ代官山4F
2012年03月02日クエンティン・タランティーノからブラッド・ピットに至るまで影響を与えたと言われる塚本晋也監督の代表作『鉄男』を、塚本監督自身が全く新しい形で蘇らせた『鉄男 THE BULLET MAN』。先日より公開されている本作だが、異例の“爆音上映”が大きな話題を呼んでいる。ロバート・ダウニー・Jr.主演の『アイアンマン2』が前作を上回る勢いでヒットを記録しているが、巷を“文字通り”騒がせているアイアンマン(=鉄男)がもうひとり。「音圧を体験する」というコンセプトの下、『鉄男 THE BULLET MAN』において、塚本監督は公開劇場に可能な限り足を運び、通常の映画作品の上映とは次元の異なる、マックスの音量レベルでの上映を展開。実際に、本作の“爆音上映”を体験した観客からは「劇場が揺れている!」、「音を浴びるライヴのようだ」といった声が寄せられている。本作の公開を記念して、現在、東京・吉祥寺の吉祥寺バウスシアターでは、旧作『鉄男』および『鉄男II/BODY HAMMER』の“爆音上映”も実施!こちらも、通常の映画上映用の音響設備とは異なる音楽ライヴ用の音響設備をフルに使い、限界まで音量レベルを上げ大音響で上映しており、ファンの熱狂的な支持を集めている。6月12日(土)の上映初日には、劇場のキャパシティ200人強のところ、およそ300人がつめかけ、会場が酸欠状態になる程の大盛況だった。わざわざ劇場に駆けつけた塚本監督も“立ち見”で作品を鑑賞したとか…。ちなみに、吉祥寺での旧作の爆音上映は18日(金)まで(※上映作品は『鉄男II/BODY HAMMER』のみ)。また『鉄男 THE BULLET MAN』に関しては、メイン館のシネマライズ(東京・渋谷)での上映は20日(日)までだが、好評を受けて26日(土)からシアターN渋谷にて続投ロングランが決定!さらに、7月以降、全国各地での公開も続々と決まっている。爆音と共にハリウッドとはひと味違う“アイアンマン=鉄男”を体験してみては?『鉄男 THE BULLET MAN』はシネマライズほか全国にて公開中。■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より渋谷シネマライズほか全国にて公開© TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009■関連記事:『鉄男 THE BULLET MAN』インタビューキャスト陣が語る塚本晋也、東京…塚本監督・鉄男から誕生した世界初映像システム初披露爆音に熱狂!鈴木京香、浅野忠信ほか各界から『鉄男』に絶賛コメント続々『鉄男』最新作にニューヨーカー熱狂!予想外の大音響に騒然『鉄男』最新作N.Y.上陸!エンディング曲にナイン・インチ・ネイルズ
2010年06月18日日本映画を新たな次元へと押し上げたと評される『鉄男』から20年。日本が世界に誇る鬼才・塚本晋也が自身の代表作を全く新たな形で映像化したのが『鉄男 THE BULLET MAN』である。男の肉体が鋼鉄に変貌していくという物語の“核”はそのまま。だが、この風変わりな設定を生かす上で欠かせないのが、俳優陣のドラマの部分。わが子を失い精神のバランスに異常をきたしていくゆり子と夫のアンソニーを演じたのは桃生亜希子とエリック・ボシックの2人。映画の公開を前に2人に話を聞いた。写真家、モデルとしても活躍するエリックは以前から塚本作品の大ファン。オーディションを経て本作への主演が決まったそうだが、そのときの経緯にふり返ってもらうとかなり興奮した口調でこう明かしてくれた。エリック:僕は、最初は『鉄男』を作るって知らなかったんです。単に塚本監督のオーディションとだけ聞いていて、それだけで「やったー!」って(笑)。台本もらったら、なんかサイボーグの話があって…でもまだ『鉄男』だって思わなかった。2回ほどオーディション受けて、それを知らされたときは衝撃でした!(役が)決まったときは信じられなかったです。「すごい!みんな知ってるシネマアイコンになるんだ」って。一方の桃生さんは、オーディションを前に初めて旧作の『鉄男』を観たという。桃生: 監督の存在はもちろん知っていましたし、その世界観に憧れも持っていましたが、自分の中で勝手に「(自分とは)ちょっと違うものだ」という感覚を持っていて…。私、ホラーやスリラーは苦手で、血とかも嫌いなんですよ。でも『鉄男』を観たらもう別格にかっこよかった。ただ、演じるとなると、それはすごいチャレンジだなと思いました。実際に監督にお会いする前は、「変態で頭の中ぶっ飛んでるんだろうな」と思ってたんですが、監督の方から「みんな、オタクとか変態とか思ってるんですが結構普通なんですよ」と先に言われました(笑)。実際に(塚本監督の)海獣シアターの工場のような場所で、いくつかセリフを言ってみたらすごくいい感覚だったんです。やってみたいという気持ちがすごく強くなりました」。では、撮影現場での塚本監督の印象は?桃生:すごく謙虚で腰が低い方なんです。状況の中でベストを探していく感じで。あ…でも、優しいんですが、目の奥に“狂気”はありますね。一度、私の撮影じゃないときにカメラをのぞいてるときの目を見たんですけど、すごいんですよ!初めて見る、色気のある目でした(笑)。初共演で2人は夫婦役を演じたわけだが、互いの印象は?また、撮影が進んでいく中での関係性の変化はあったのだろうか?エリック:脚本を読んで、ゆり子ってうつ病の暗い子を想像していたので、監督もきっとそういう重さのある女優さんを選ぶと思ってた。だから「こんなに元気なのか!」って(笑)。桃生:今回、撮影期間がびっくりするぐらい長かったんです。最初に知り合った分、お互いすごく仲良くなっちゃったというところがあって、進むうちにケンカしそうになったこともありましたよ。2人とも言いたいことを言い出して「ムカつくなぁ」って感じで(笑)。でも、そこまでできるのって逆にあんまりないですよね。だからすごく良かったと思います。エリックは、ちょっと気難しいところもあるけど(笑)、変なヤツです!ユーモアもあって、独特ですごくハマってました」。塚本作品のひとつの特徴と言えるのが“東京”の描き方。本作でも外国人の夫と日本人の妻という夫婦、そして全ての謎を包み込む街として、東京という都市そのものが独特の存在感を放っている。2人にとって東京はどんな街?エリック:それ、すごく考えたんですよ。僕はいろんな国、街を見てきたけど東京が一番好き。でも、塚本監督の作品を観ると、東京はすごい嫌なところなんですよね(苦笑)。みんなケンカしてて、男は悪いし、女の子はもっと悪い(笑)。厳しい、冷たい!塚本監督が言ってたのは「自分は生まれも育ちも東京で、ほかのところは知らないし、見るものもすることもない。だから東京の話になった」と。もしかしたら、彼にとってはどの街かは関係ないのかもしれない。自分が暮らす、狭く、暗いものを映画にしているのかな。でも、彼がN.Y.に生まれてそれを撮ったらそれはN.Y.の暗さになるわけで、ということはやっぱり東京であるということは関係ないようで、関係ある…(としばらく思案)。あと最近、街と自然についていろいろ言う人いるけど、すごく緑いっぱいあると思いますよ。塚本さんは、よく橋で撮影するけど、それはなぜかというと木や緑を写りこませないでビル群を撮りたいから。逆に言うとそれだけ木や緑があるってことなんです。桃生:すごくエネルギーの強い街だと思うので、自分のエネルギーが強くないと肯定できない部分があったりしますよね。一度外国に出て、戻ってくると感じるのは、ものすごく早い時の流れ。だから、何かしてないと不安になってしまうようなエネルギーの見えない渦みたいなものとかが絶対あると思います。ゆっくりとしようと思いつつ、気づいたら流されそうになって、ということは常にありますね。ただ、いまはその流れの中でやっていきたいとも思っていて、その中での面白さも見えてきているし、自分のスタイルを持っていれば楽しく生きられる、そういうチャンスのある面白い場所、可能性のある街だと思います。■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より渋谷シネマライズほか全国にて公開© TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009■関連記事:塚本監督・鉄男から誕生した世界初映像システム初披露爆音に熱狂!鈴木京香、浅野忠信ほか各界から『鉄男』に絶賛コメント続々『鉄男』最新作にニューヨーカー熱狂!予想外の大音響に騒然『鉄男』最新作N.Y.上陸!エンディング曲にナイン・インチ・ネイルズ塚本晋也の新たな『鉄男』が北米上陸!真田広之と共にアメリカでの栄誉の喜び語る
2010年05月21日塚本晋也監督の最新作『鉄男 THE BULLET MAN』がついに北米に上陸!第1回グリーンプラネット・フィルム・アワードにて、アメリカ映画以外で2010年に最も期待される映画に贈られる「MOST ANTICIPATED INTERNATIONAL FILM of 2010:ACTION FILM」を授与され、4月にニューヨークで開催される第9回トライベッカ映画祭への出品決定も発表された。グリーンプラネット・フィルム・アワードは2009年度に各国の映画祭および映画賞で脚光を浴び、既に世界的な話題を巻き起こした2010年公開作へ贈られる賞で、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、オリバー・ストーンを含む7人の選出委員会が協議の上で選出、ちなみに「MOST ANTICIPATED FILM of 2010」(アメリカ映画で最も期待される作品)は『シャッター アイランド』が受賞した。授賞式に参加した塚本監督は「この映画は、流行の3DもCGもほとんど使っておらず、昔ながらのアナログの方法で撮影しました。CGでは出せない本物の迫力が出せたと思っており、本物の鉄の男が大暴れします。『アバター』とは対極のアナログ映画ですが、体が受けるインパクトは 同じだと観た人には言われます。上映時間は『アバター』の3分の1ですが、観た後の疲労度は『アバター』の3倍は間違いなくあります。どうかみなさん、期待して、体感してください」と挨拶した。『鉄男 THE BULLET MAN』は、20年前に世界に衝撃を与えた塚本監督の代表作『鉄男』を、リメイクとも続編とも違った形で、新たに描いた作品。昨年のヴェネチア国際映画祭でコンペティション部門に出品されるなど、すでに各国の映画祭で大きな話題を呼んでいる。また、この日の授賞式典のもう一つの趣旨となっていたのが「黒澤明生誕100年トリビュート」。塚本監督は「ポスト・アキラ・クロサワ」と紹介され、多くのアメリカの報道陣が訪れる中、黒澤作品への熱い思いを語った。さらに会見では、『鉄男 THE BULLET MAN』が第9回トライベッカ映画祭に出品されることも発表されたが、ロバート・デ・ニーロが創設した映画祭とあって、塚本監督は「デ・ニーロさんが観て、何を感じるかを確認したい」と期待を口にした。また、アジア人俳優に贈られる「MOST OUTSTANDING ASIANS in HOLLYWOOD(ハリウッドで最も活躍しているアジア俳優)」を真田広之が受賞。チョウ・ユンファ、ジェット・リー、チャン・ツィイー、コン・リー、渡辺謙といった錚々たる顔ぶれを抑え見事、栄誉を手にした真田さんは「自分の功績が、後に続く若い人たちのためになればと思いやってきました。この賞をもらって今後10年頑張れます」と誇らしげに語った。『鉄男 THE BULLET MAN』は5月22日(土)より全国にて公開。なお公開に先駆けて、「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」と題して、5月8日(土)から5月21日(金)の2週間にわたり、シアターN渋谷にて塚本監督の過去の全作品の特集上映も開催される。「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より全国にて公開© TETSUO GROUP 2009■関連記事:マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!塚本晋也、深夜のヴェネチアを興奮の渦に「レッドカーペット歩けるのはすごいこと」塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2010年03月29日世界に“ツカモト”の名を知らしめるきっかけとなった代表作『鉄男』から20年のときを経て、鬼才・塚本晋也がその21世紀版として完成させた最新作『TETSUO THE BULLET MAN』。本作が、2日より開催中の第66回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門へ日本唯一の正式出品となり、5日(現地時間)、その記者会見と公式上映が行われた。同映画祭とは、1998年に『BULLET BALLETバレット・バレエ』が招待作品として上映されて以来、4度にわたる正式出品ですっかり縁深い監督の一人となった塚本監督。昼に行われた記者会見の会場には世界中から数多くの報道陣が集まり、多くの質問が飛び交った。監督は、作品について「いつかはやりたいと思い続け、今回昔ながらのやり方で自分の仲間たちと好きなように作る方法でやることにしました。結果的にシンプルで力強く、前2作(『鉄男』『鉄男II/BODY HAMMER』)のままの気持ちに、いまの新たな感情をプラスしたものができたと思います」と説明。前2作からの時間の経過をふり返り「今日の東京は戦争体験者も少なくなり、より多くの人が生と死の切実な実感が持てずにいる。それだけに暴力ももっと加速し、より恐ろしい電脳都市になってきた」と語りつつ、「サイバーパンクという言葉は、かつて『ブレードランナー』や『AKIRA』が出てきた頃に比べると、言葉自体は輝きを失っているかもしれないが、そのテーマはいまも色褪せていない」と変わらぬ作品づくりへの思いを世界に向けて発信した。また、同日深夜24:00より行われたレッドカーペットと公式上映には、塚本監督と主演のエリック・ボジックに加え、桃生亜希子とステファン・サラザン、中村優子も合流。深夜にも関わらず、報道陣と塚本ファンを中心とした観客で会場は一杯になり、上映後にはスタンディング・オべーションが5分も続く熱狂ぶりを見せた。観客のこの反応に、「これまで『鉄男』を海外で上映したときの反応とかなり違う。たくさんの拍手を聞けて良かった」と感動しきりの監督。「いまでもなぜコンペティションに入ったのか良くわからない(笑)。レッドカーペットをみんなで足並み揃えて結婚式のように歩くことは、やはりすごいことなんだと思った」と興奮ぎみに喜びを語った。また、黒のミニドレスで登場した桃生さんは、「(レッドカーペットを)長く感じました。レッドカーペットの終わりでは、みんなでこの瞬間を噛みしめなきゃね、と話しました」と感激のコメント。対照的に白の着物で現れた中村さんも、「現場で頑張った仲間たちの顔を見ながら歩くことが出来て幸せ」としとやかさの中に笑みを浮かべた。去る7月に行われたコミコンでも早くも世界の注目を集めていた本作だが、ヴェネチアでの反応やいかに?『TETSUO THE BULLET MAN』は2010年、全国にて公開。© Kazuko Wakayama■関連作品:TETSUO THE BULLET MAN 2010年、全国にて公開■関連記事:塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2009年09月07日国内外で数多くのファンを持つ塚本晋也が、誕生から20周年を迎えた自身の世界的代表作『鉄男』(’89)の21世紀版として、満を持して贈る『TETSUO THE BULLET MAN』。先日、米サンディエゴで開催された「Comic-Con(コミコン)2009」で早くも多くの注目を集めた本作が、9月2日(現地時間)から開催される第66回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品することが決定した。本作で、海外を視野に入れて全編英語による撮影に踏み切った塚本監督。同映画祭とも縁深く、2002年に『六月の蛇』でコントロ・コレンテ部門審査員特別賞を受賞しているほか、2005年には審査員として参加。1998年『BULLET BALLETバレット・バレエ』、2000年『双生児』、2004年『ヴィタール』が招待作品として上映されており、今回で5度目の正式出品となるが、コンペティション部門への出品はこれが初となる。この快挙を受け、塚本監督は「伝統のヴェネチア映画祭コンペ入り、信じられません。まさか『TETSUO THE BULLET MAN』で願いが叶うとは夢にも思っていなかった」とコメント。「『鉄男』が生まれて20年。やんちゃだった自分もいつしか40代最後の年となった。十数年、ずっと作りたいと言い続けてきただけに、最高のワールドプレミアとなった。ヴェネチアの空の下、新しい鉄男に大暴れしてもらおうと思う」と意気込みを見せている。当日は主演のエリック・ボジック、桃生亜希子と共に現地入りを予定している。同部門で過去に最高賞(金獅子賞)を獲得した『HANA-BI』(’97)以来12年ぶりの日本映画の快挙となるか?本作以外にも、日本からは仏合作のフルCGアニメーション『よなよなペンギン』が特別招待作品(コンペ外)として上映されることが決定。日本映画の活躍にいっそう期待が集まる。また、『TETSUO THE BULLET MAN』では、先日の全世界同時製作発表に合わせて「TETSUO PROJECT」()なるサイトが立ちあがったが、ここで浮かび上がる謎の登録フォーマットに登録すると何かが起こるという。気になる方はぜひチェックしてみては?『TETSUO THE BULLET MAN』は2010年、全国にて公開。■関連作品:TETSUO THE BULLET MAN 2010年、全国にて公開■関連記事:世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2009年07月31日