乱交パーティでの一晩を描く『愛の渦』(三浦大輔監督)に主演する門脇麦が3月1日(土)、東京・テアトル新宿で行われた本作の初日舞台挨拶に登壇し、「三浦監督にお会いした瞬間から、“愛の渦”は始まっていた。私にとっては大きな存在であり続ける」と語った。本作で“誰よりも性欲の強い女子大生”という難役に挑み、大胆な濡れ場に臨んだ門脇さんだが、「台本を読んだときは『脱ぐぞ!』って気合いが入るというより、三浦さんってどんな人なのかなと興味が沸き、直感的に一緒にお仕事してみたいと思った」とコメント。撮影に入ると、「監督が必死に戦っている姿を見ると、現場も『一緒に頑張ろう』と一丸になれた」とふり返っていた。第50回岸田國士戯曲賞受賞の「ポツドール」代表作を三浦氏自身が脚本を書き下ろし、監督を務めて映画化。フリーター、女子大生、サラリーマン、OL、保育士らごく普通の人々がマンションの一室に集まり、夜な夜な繰り広げる乱交パーティに明け暮れる姿を通し、性欲やそれに振り回される人間の切なさ、滑稽さをあぶり出す。舞台挨拶には門脇さんと三浦監督に加えて、池松壮亮、新井浩文、中村映里子、三津谷葉子、駒木根隆介、赤澤ムック、柄本時生、信江勇が勢ぞろい。池松さんは「ぜひ笑って帰ってください」と客席にアピール。この日は立ち見も出る盛況ぶりで、新井さんは「座っている男性も“立ち見”になるかも」と大人なジョークで、場内を温めた。三浦監督は「この作品はエロでもグロでもありません!みなさんの中にある“スケベ心”を直球勝負で描いたエンターテインメントです」と自信たっぷり。初日に駆けつけた女性客に「ためらい、勇気が必要だったはず」と感謝を伝え、「もしこの映画がブームになってくれたら、面白いなあ」と期待を寄せていた。『愛の渦』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛の渦 2014年3月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014映画「愛の渦」製作委員会
2014年03月02日劇団ポツドールの主宰者・三浦大輔が岸田國士戯曲賞受賞の舞台を自らメガホンをとり映画化した『愛の渦』。「ただセックスがしたい」ために都会の一室で行われる乱交パーティに集った男女を通じて、人間の欲望をむき出しにする本作。着衣時間が全編中18分半というこれまでにない作品で主演を務めた、ニート役の池松壮亮と、地味に見えるが本当は誰よりも性欲が強い女子大生役に挑んだ門脇麦のふたりが作品を振り返った。その他の画像監督が三浦だったこと、そしてその脚本に魅了されたことが出演の理由だったという池松。「よくできた脚本だなと思いました。人間性とか動物性とか本能とか、日本人であること、男と女。いろんな要素が入っていて。本当におもしろいし、挑戦的だなぁって」。一方、オーディションで役を勝ち取った門脇。ひとりに50分をかけ、バスタオル1枚で臨むという過酷なオーディションだったが、門脇本人は「そんなに大変だったとは感じませんでした」とさらり。実は本作にどうしても出演したい! と意気込んでオーディションに向かったわけではなかった。「マネージャーさんから脚本を渡されて、とりあえず感想だけ聞かせてと言われたんです。それでおもしろかったですと伝えたら、それならオーディションを受けてみようということになって。ただこの脚本を書いた人ってどんな人なんだろうという興味は湧いていました。実際、三浦さんにお会いしてみて、あ、この人好きだな。一緒にお仕事してみたいなって感じて。そこから初めて腹をくくって作品に向き合っていきました」。「撮影は疑似体験をしている感覚だった」と門脇が明かすと、池松もこれを受け、「まさにそう。もちろん演じていないわけではないですけど、いざみんなで現場に入ってパッと服を脱いだ瞬間、そこにしか生まれないものが絶対的にあったし、三浦さんはそれを撮りたがっていた。モノづくりをしていることは分かってるんだけど、それを超える瞬間を目指していたんです」と述懐。そして「思った以上に僕が演じたニートと麦ちゃんの女子大生ふたりの話になっていました。三浦さんが用意したエロという入口は、やっぱり端からそれ自体を撮るつもりではなかったんだと思いました。完成した作品は全くエロイものではなかったし、僕らもエロイものを撮ったつもりはない。音楽で品格を保っているのもさすがだと感じましたし、何より自分が自信を持って観てくださいと言える作品に関われて幸せです」と池松が締めた。『愛の渦』3月1日(土)テアトル新宿ほかにて公開R18+取材・文・写真:望月ふみ
2014年02月28日もはや“あの『ラストサムライ』の少年”という枕詞は過去のものと言えるだろう。ここ数年、TVにドラマに舞台にと目覚ましい活躍を見せる池松壮亮。そして“思わず吸い寄せられて、目が離せない”という形容がぴったりの独特の存在感と可憐さを共存させ、CMや映画が瞬く間に話題を呼び、間違いなく“ブレイク予備軍”の先頭にいる門脇麦。そんな注目株の若き2人がすごいことになっている。大胆に脱ぎ、さらけ出し、交わる!それが映画『愛の渦』である。三浦大輔監督がかつて、舞台作品として自ら主宰する劇団で上演し、岸田國士戯曲賞を受賞した作品を自身の手で映画化。セックスのためだけにマンションの一室に集った男女が相手を変え、やり方を変え、体を重ねるさまを通じて、人間の本能を描き出したと言える本作。池松さんは、親の仕送りを使ってまでこの乱交パーティに参加するニートの青年、門脇さんは地味で清楚に見えて、実は性欲の強い女子大生を演じている。セックスに次ぐセックス。いや、もちろん、あくまで撮影なのだが…。“ランナーズ・ハイ”のようなものだろうか?池松さんも門脇さんも、タオル1枚 or 裸での約2週間の撮影という非日常の中で、奇妙な高揚感・興奮状態にあったという。池松さんは言う。「同じ部屋にみんなで裸でいて、どこか変なテンションで感覚が麻痺して、スポーツ映画を撮ってるような感じでしたね。後から考えると、もうちょっと気を遣ってもよかったんじゃない?ってくらい(苦笑)」。池松さんが特に印象深かったというのがプレイルーム(※セックスをするためにいくつものベッドが用意された部屋)での、あるシーン。「僕らが“愛の渦カット”と呼んでた(笑)、セックスしているベッドの様子を天井から撮影し、部屋をグルグルと回る撮影があったんですが、ほかのベッドを映していて僕らが映らないときもあって、特に僕からは天井のカメラがどこを映してるのか見えないんです。だから、麦ちゃんが『(カメラが)来た来た来た!』って教えてくれて、『よっしゃ、行くぞ』みたいな感じで(笑)。頭おかしいよなって思いながらやってました(笑)」。門脇さんは「とはいえ、女の子だから恥ずかしい気持ちもあるじゃないですか…」と恥じらいの色を浮かべつつ、結構すごい内容を続ける。「結局、撮影になると『よし、やるぞ!』という気持ちの方が強いんですよね…。撮影のときから感じてたんですが、完成した映画を観てると本当にスポーツを見てるような感じで、湿っぽさがないんです。特にプレイルームでは、頭のネジが2~3本飛んでたと思います(笑)」。撮影中、ハードなスケジュールもあって「家には寝に帰るようなもの。毎日、寝に帰って、服着て、現場来て、また脱がされて(笑)――不思議な体験でしたね」と池松さんはしみじみ。門脇さんは撮影中のみならず、撮影を終えてしばらく時が経っても、奇妙な感覚が抜けなかったと明かす。「疑似体験をしている感覚がすごく強かったですね。実際に乱交パーティに行ったことはないのに、映画の中の一夜限りの物語を追ったような感覚がすごくあって、しばらくは変な感じが続きました。変なテンションと言うよりは…すっぽりと何かが抜けたような感じ、空っぽになっちゃった感じが撮影後1~2か月くらいは続いたかも」。池松さんは映画だけでも昨年で3本が公開され、今年は本作を含め5本が公開予定。昨秋には『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督の初の舞台演出作となる「ぬるい毒」に主演するなど、明らかに俳優として、階段を上るスピードがアップしているようにも思える。それは当然、自らの意思であり、同時に周囲から求められることが多くなったということでもある。「確かにここ1~2年で『こうありたい』『こうあるべき』と自分が目指すべき方向に近づいているという感覚はありますね。それは単純に大学を卒業したというのも大きい。学生だとやれないこともたくさんありましたから。そこから解き放たれても『あいつ、学生気分が抜けないな。変わんねぇな』と言われるようなら辞めてやろうって気持ちで、それくらい真剣にやらなきゃと思ってます。そういう時にこの『愛の渦』のお話をいただいたりしたので、恵まれているなとも感じてます」。“目指すべきところ”とは何か?それは具体的な役柄や評価ではなく、自身の作品に対する「責任」の持ちようだという。「自分が自信を持って『観てください!』と言える仕事をしていきたい。“仕事だから”という理由で嘘をつきたくないから、自分で自分の作品に対して責任を持とうと常日頃から思ってます」。門脇さんは、本作との出会いを「これから何年経ったとしても、私にとって“軸”と言える作品になったと思う」と表現する。彼女を起用するにあたって三浦監督は「彼女と心中するつもりで撮る」と宣言したというが、その決意に間違いはなかったという手応えを監督自身、誰よりも強く感じているのだろう。その後、門脇さんは三浦監督演出の舞台「ストリッパー物語」(つかこうへい作)にも呼ばれている。言葉を探しつつ、しかししっかりとした口調で彼女は言う。「私自身、まだそんなに経験がないので何て言っていいのか難しいんですが、あんなに戦っている人を間近で見て、この監督のために頑張らなきゃって強く思いました。三浦監督が私の中で特別な存在だということも、この先ずっと変わらないと思います」。池松さんが、門脇さんを初めて見たのは、本作よりもさらに前。2012年、下北沢のザ・スズナリで上演された舞台「黄色い月-レイラとリーのバラッド-」でのこと。それは彼女にとっては初めての舞台でもあった。「相手役は柄本時生(※本作にも出演)だったんですけど、見終わって時生に『あの子誰?』って聞いたのを覚えてます。確実に光るものを持ってたし、それに何をやってても、笑ってても寂しそうだったんですよね(笑)。『何か背負ってるな、孤独の色を持ってるんだな、この子は』というのが第一印象でした」。実際に一緒に仕事をしてみて、三浦監督を含めた3人は周囲からも「よく似ている」と言われることが多いのだとか。言われてみれば、そんな気も…。最後に「もう一度、共演するなら?」と尋ねると、池松さんはいたずらっぽい笑みを浮かべる。「これだけ似てるって言われると、兄妹役でいけるんじゃないかと思います。ダメですかね?『あんなことやっといて兄妹やるな!』って言われちゃうかな(笑)?」。たった2歳違い。この先、どのような形であれ、この2人が何度も同じ作品で顔を合わせることになるのは、日本映画界にとって必然だろう。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:愛の渦 2014年3月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014映画「愛の渦」製作委員会
2014年02月26日(画像はプレスリリースより)はくばく、ドコモ・ヘルスケア、オムロンヘルスケアのタイアッププロジェクト株式会社はくばくは、「もち麦のWの食物繊維でスッキリお腹ダイエット」プロジェクトを健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」を提供するドコモ・ヘルスケア株式会社と、体組成計を販売するオムロンヘルスケア株式会社とのタイアップでスタートする。もち麦って?Wの食物繊維って?米にうるち米ともち米があるように「もち麦」はもち性の大麦なのだ。うるち性の大麦に比べ、もちもちプチプチとした食感と香り高い味わいを特徴としている。最近では、食の欧米化が進み、「食物繊維」が見直され始めており、和洋問わず「もち麦」をメニューに取り入れた店も増え、女性タレントやモデルの間でも美容健康に良いと評判の万能食材と話題だ。(画像はプレスリリースより)水溶性、不溶性2種類の「食物繊維」を豊富に含む「もち麦」ごはん。総食物繊維量は白米の25倍、玄米の4倍、野菜のなかでも繊維が多いといわれるごぼうと比べても2倍!お茶碗1杯(約3割炊き約150g)で2.4gの食物繊維が補えるという。もち麦には、水溶性と不溶性の2つの食物繊維が豊富に含まれ、脂肪や糖質の吸収や血糖値の上昇をおだやかにする効果があるため、老若男女、美容と健康を気づかうさまざまな人たちに、もってこいの食材なのだ。21日後の驚くべきもち麦パワーに注目だ!今回は、はくばくとして初の試みで、3月7日(金)から21日間、万能食材「もち麦ごはん」を1日1回、実際に毎日摂取してもらい、お腹をスッキリさせようという、変化の現象に着目する大規模プロジェクト。対象者は、ドコモ・ヘルスケア株式会社のWM(わたしムーヴ)会員、計1200名に実施し、体重の記録・管理には、みんなでイベント『朝晩ダイエット』を利用(WM(わたしムーヴ)の提供サービス)。毎日朝晩2回の体重測定は、WM(わたしムーヴ)のサービスと連動する体組成計(ウェルネスリンク対応体重体組成計)で行う。参加者間でダイエットの成果を比べながら、一人では続きにくいダイエットを楽しく継続できる仕組みとなっている。【参考リンク】▼株式会社はくばく:プレスリリース/PR TIMES▼WVわたしムーブ・はくばく・オムロンヘルスケア/プロジェクトサイト
2014年02月26日女優 門脇麦や竹野内豊が出演したことで話題になった東京ガスのテレビCMシリーズ「ガスの仮面 MASK OF GAS」。その集大成となるウェブ限定ムービー 本公演「SWAN LAKE」が公開されている。この本公演は、クラシックバレエの代名詞である「白鳥の湖」を現代のテクノロジーを駆使して再解釈されたもの。この公演の制作には、豪華クリエイター陣が参加しており、振付にはPerfumeなど多くのアーティストやCMの振付を担当する演出振付家 MIKIKO氏が、映像制作にはメディアアーティスト 真鍋大度氏が、ディレクターにはビジュアルデザインスタジオ「タングラム」の矢吹誠氏らが名を連ねた。今回は真鍋氏に加え、ライゾマティクスの木村浩康氏、電通の菅野薫氏、PARTYの中村洋基氏、石塚美帆氏らに、企画制作の裏側について話を聞くことができた。――クライアントである東京ガスからはどのようなオーダーが?PARTY 中村洋基(以下、中村氏)「とにかく(顧客を)ウェブに連れてきて、というオーダーでした。以前、私が『東京ガスストーリー』というテレビCMを使ったキャンペーンを実施したことがあり、そのときウェブではYouTubeのアノテーション(オーバーレイとして表示されるクリック可能なテキスト)と呼ばれる機能を使って、ユーザーの選択によってストーリーが変わるウェブドラマを制作しました。このときテレビCMからウェブへの流入が多く、良い評価をいただきました。“今回はそれ以上に面白いものを作ってほしい”と言われました。加えて、東京ガスという会社が、ガスを作って売っているだけではない。コンロやミストサウナなど家庭向けの商品も提供しているという認知度を高めてほしいということでした」―― 「バレエ」という企画が生まれた経緯は?中村氏「これはテレビCMシリーズの方にまで話は遡るのですが、テレビCMでもウェブでも、見た人に楽しみながら商品を理解してもらいたいという思いがありました。当初から、登場人物の成長に合わせて物語が進んでいきストーリーの中で商品を自然な形で登場させて、CMで伝えきれない商品情報をウェブで深く語るというスキームを考えていました。ただし、商品情報を並べるだけでは視聴者に見てもらえないので、そこにエンタテイメントが必要になる。そのときに、バレエを踊りながらコンロの機能を紹介したり、バレエの技を商品特徴に絡めて表現したら面白いのではないかと思い、バレエを題材にすることにしました。ちなみに当初は、ウェブ限定ムービーではなく、観客を呼んで公演を実施しUSTREAMで中継するウェブイベントなどの可能性も検討されていたんです。いずれにしても、僕らがバレエというものを現代風に、そして自分たちの得意な方向に再解釈したら面白いんじゃないかと思いました」――この豪華なチームが編成されていくまでの流れは?中村氏「バレエを現代風に再解釈するとなったときに、どんなチームで行くべきかと電通の菅野さんに相談しました。すると、“やっぱりライゾマさんなんじゃないか”という話になって、大度さんと木村さんをお呼びしました。バレエの振り付けだったらライゾマさんと一緒にPerfumeの仕事をやっているMIKIKOさん。映像なら、矢吹さんといった具合に」電通 菅野薫(以下、菅野氏)「洋基くんからお話をもらったのが10月ぐらい。本公演の公開が12月だったのでスケジュール的には大変だろうなと思いつつ、こんなチームでできたら素晴らしいねと思いました。コンセプトについては、バレエという真面目なんだけれども面白いと思ってもらわなくてはいけないので、今までのやり方では進まないなとも」中村氏「そこで、Perfumeの公演でよく感じるような"これ、どうやってやってるの"と思うような技術、それを駆使するチームの血を入れてみたら、バレエがキャッチーなものになるんじゃないかと思ったんです」真鍋大度(以下、真鍋氏)「これまでバレエ経験者の方と、コンテンポラリーの新しい作品を制作したことはありました。しかし、バレエをそのまま演出するということはなかった。MIKIKOさんと一緒に考えて進めていきました」――自身にとって、挑戦的だったと感じるところは?木村氏「テレビCMとウェブ限定ムービーの温度感をそろえることと、きちんとプロダクトの理解に落ちていくことを意識しました。そのためにムービーだけでなく、サイトの方にも工夫を施しました」PARTY 石塚美帆(以下、石塚氏)「テレビCMはコミカルな演出である一方、ムービーはシリアス。しかし、デザインとしてはきれいにまとめられたのではないかと思います」中村氏「本公演を見たひとに"作ってるやつ、何考えてるんだ"と思われたかったのはあります。ふざけたことを高いクオリティーでやりきるという一種の定石です。このときに大切なのが、高い完成度であることです。そういうことを企めるメンバーをそろえたかったんです」菅野氏「ひとつは、真鍋さんやMIKKOさんらが作り出す、高いクオリティーの強度を保ったまま出せる場づくり。ふざけ方を間違うと実力を活かせませんし、おふたりのファンから"なんであの人、こんなことしたんだろうね"と思われてはいけませんから。もうひとつは、きちんと広告としてワークさせるということ。Perfumeのファンが本公演を見たときにも"きれいだね"で終わってしまってはいけないと思っていました」――見どころは?菅野氏「どこの部分にどんな技術を投入しているのか分からない。"どうやってやったんだろう"と思える要素と、それを解くヒントを映像の中に散りばめました。そういうところを楽しんでほしいです」中村氏「たしかに、どこからがリアルの人が表現していて、どこからが魔法のような演出なのか、不思議に思える楽しさがあると思います。加えて、フォグプロジェクション自体も面白いです。フォグに映像を投影させて、それと門脇さんのリアルの踊りとがマッチするあたりは、現場でも感銘を受けたのを覚えています」真鍋氏「商品があるということがもちろんベースにあって作ってはいるけど、あくまでも作品として作っているので、純粋に楽しんでほしい。門脇さんはバレエの経験にブランクもあって、忙しい中練習していた。そういうのが現場でも伝わってきました」菅野氏「それと、強く言っておきたいのはMIKKOさんが素晴らしかったということ。単なる振り付け師の方と思われたら、それは損していると思います。テクノロジーや映像、ウェブのことを演出の中に取り込んで、ひとつの作品を作り上げるしなやかさや才能は素晴らしかった。肩書きを付けるのが難しいほど」真鍋氏「実際にひとを動かすとなると、僕らはできないことが多い。そういうところはMIKKOさんにおまかせでした」――技術的な見どころは?真鍋氏「作り方をばらすのは面白くないと思うので、あんまり言いたくないのですが、舞台装置の中には自作したものもあります。普段からそうなのですが、コンセプトや演出ありきなので、技術ははまれば使うし、はまらなければ使わないというやり方です。映像に落とし込むところのタングラムチームが特に良かったと思います」中村氏「現場では、「Adobe After Effects」を起動して、演技に合わせてその場で映像を調整したりしていました。その場で再構築してみたいな。そうやって作品の完成度が上がっていくのは面白かったです」――作品に対する反響は?中村氏「私が手がけるものは、つっこみどころが多いコンテンツばかりなので、"ここまで終始かっこよくていいのかな"と思っていましたが、"かっこいい"、"どうやって作ってるんだろう"、"コミカルなウェブムービーの最後にこれかよ"といったありがたい反響をたくさんいただきました。豪華クリエイター陣による、東京ガス「ガスの仮面」本公演「SWAN LAKE」。ぜひご覧いただきたい。
2014年02月21日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「ウナ玉麦丼」を含めた全4品。トロトロ卵とウナギの相性は抜群! 食物繊維たっぷりな麦ご飯にのせて召し上がれ。サツマイモの和え物はピーナッツが隠し味! ウナ玉麦丼 ウナギでちょっぴり贅沢丼に。麦ご飯にだしと卵をたっぷりかけて召し上がれ! 海藻サラダ ミネラルたっぷりのサラダはユズ汁を効かせたドレッシングでさわやかに仕上がります。 おさつのピーナッツ和え ピーナッツの風味豊かな和え物に。お酒のおつまみとしてもピッタリです。 大根と白菜の合わせみそ汁 旬の食材で定番のみそ汁を。白ゴマを少し加えてほんのりゴマ風味に。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2014年01月16日テレビCMには、さまざまなタレントが登場し、商品を買いたくなるように宣伝しています。ですが、それがすべての人には好感を持たれない場合もあります。たとえば、「金麦」(サントリー)のCM。このCMには、男性に媚びているような、いわゆる「ぶりっ子」な女性が登場します。男性からの好感度は高いものの、同性である女性からの評判は良くないようです。どうして、ぶりっ子な男に媚びるような女性は、同性から嫌われやすいのでしょうか。そのあたりの心理を、心理学者の平松隆円さんに解説していただきます。ぶりっ子というと、 それは男性の前で無知なふりをして甘えている、弱々しく、しかもわざとらしいほどにかわいらしさをアピールしている女性のことですよね。 古くは松田聖子さんなどが有名でした。松田さんにお会いしたことがないの実際の彼女の性格は知りませんが、若い頃はぶりっ子というイメージだけで同性からの評判は良くないこともあったような気がします。さて、ぶりっ子とは基本的には自分の見られ方をコントロールする印象管理の一つです。つまり、男性に対して無知で弱々しい存在にみられたいわけです。なぜ、そうするのか。男性は女性に比べ支配欲求が強く、相手を思い通りにしたいという気持ちがあります。と同時に、相手を守ってあげたいという養護欲求も強いのです。欲求は食欲や睡眠欲と一緒です。満たされないとストレスになり、なんとか満たそうと試みます。つまり、支配欲求や養護欲求を満たしてくれる女性というのは、食欲における食事のように、男性にはなくてはならないものなのです。そのため、ぶりっ子は男性受けがおおむね良くなります。ですが、ここで改めて考えてみると、ぶりっ子は印象管理の一つです。つまり、化粧と同じなんです。同性である女性からすると、化粧をした顔を見ただけで、その女性の素顔の想像がイメージつきますよね。本当はブスなのに、化粧できれいに化けたなというやっかみと批判。それがぶりっ子についても、その女性の元のキャラクターが手にとってわかるために、かわいい子ぶってと批判の対象となるんです。同性ゆえに元がわかるからこそ、そのギャップの大きさが嫌われる理由となるんです。では、どうして金麦のCMはわざわざ女性受けの悪いぶりっ子を演出しているのでしょうか。それは、金麦のターゲットが女性ではなく男性だからです。もちろん、女性も買ってくれればいいのですが、万人受けするCMは、結果的にターゲットが不鮮明になってしまいます。だからこそ、男性の評判だけを狙ってぶりっ子を演出しているのだと思います。平松隆円化粧心理学者 / 大学教員1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。国際日本文化研究センター講師や京都大学中核機関研究員などを経て、現在はタイ国立チュラロンコーン大学講師。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。よそおいに関する研究で日本文化を解き明かしている。NTV『所さんの目がテン! 』、CX『めざましどようび』、NHK『極める 中越典子の京美人学』など番組出演も多数。主著『化粧にみる日本文化』(水曜社)は関西大学入試問題に採用されるなど、研究者以外にも反響を呼んだ。ほかに『黒髪と美女の日本史』(水曜社)など。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月29日イオンはサッポロビールと共同開発したリキュール系新ジャンル「サッポロみがき麦」を、11月26日から全国のイオン、マックスバリュなど約1,700店で発売する。同商品は、穀皮に含まれる雑味成分を減らす「穀皮分離仕込」製法を採用。純粋な麦のうまみを味わえる商品となっている。ホップにはチェコ産ファインアロマホップを一部使用し、3段階に分けて投入。爽快な香りを実現させた。品質にはこだわりながら、1缶100円(350ml)という低価格を実現。これは全国のイオングループ約1,700店舗の需要を集約し、同社が有する自社物流網を活用するなどコスト削減につとめたことによる。同商品は350ml(100円)、500ml(140円)の2タイプ。全国のイオングループの店舗ほか、オンラインショップ「イオンショップ」でも販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日温暖な気候と豊かな「水と緑と大地」に恵まれ、高い技術を持った農家により、作付け、生産量とも全国第1位を誇っていた小山市のビール麦。このビール麦で生産された美味しいビールを味わえる「第1回小山の日本一ビールまつり」。小山市駅周辺と中心市街地である小山御殿広場ににぎわいをつくりだし、活性化につなげ、小山市の農業と商業と観光の振興に役立てようという趣旨で開催される。JAおやまによると、今年のビール麦は小山市と野木町、下野市(旧石橋町、国分寺町)の計1,692ヘクタールで作付けされ、6月上旬に収穫。国内大手ビール会社へ出荷された。「小山の日本一ビールまつり」の開催時間は、8月24日(金)18時00~21時00分、25日(土)が12時00分~19時00分。会場は小山市役所北側の小山御殿広場。テント25張り、座席600席が設けられ、巨大なビアガーデンとなる。小山の農畜産物を扱う市内業者も5店ほど出店。ビールだけでなくジュース類も販売する。また、トラックステージを設置し、フラダンス、ベリーダンスなどのステージイベントも計画しており、家族連れで楽しめるまつりを演出する。前売りチケット(ビール券3枚、おつまみ枝豆券1枚つづり)が1,300円、当日券はビール券1枚500円。混雑を避けるため、前売りチケットが優先される。前売りチケットは24日分、25日分と日付指定で計1,300枚を販売。前売り券販売場所は小山市観光協会(まちの駅思季彩館2階)と小山市役所商業観光課。問い合わせは小山市観光協会へ。また、ビールまつり当日は市中心部の飲食店の協力により、ビールまつり参加者は低料金で2次会を楽しめる。アクセスは、電車利用はJR東北本線(宇都宮線)小山駅より徒歩8分。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日温暖な気候と豊かな「水と緑と大地」に恵まれ、高い技術を持った農家により、作付け、生産量とも全国第1位を誇っていた小山市のビール麦。このビール麦で生産された美味しいビールを味わえる「第1回小山の日本一ビールまつり」。小山市駅周辺と中心市街地である小山御殿広場ににぎわいをつくりだし、活性化につなげ、小山市の農業と商業と観光の振興に役立てようという趣旨で開催される。JAおやまによると、今年のビール麦は小山市と野木町、下野市(旧石橋町、国分寺町)の計1,692ヘクタールで作付けされ、6月上旬に収穫。国内大手ビール会社へ出荷された。「小山の日本一ビールまつり」の開催時間は、8月24日(金)18時00~21時00分、25日(土)が12時00分~19時00分。会場は小山市役所北側の小山御殿広場。テント25張り、座席600席が設けられ、巨大なビアガーデンとなる。小山の農畜産物を扱う市内業者も5店ほど出店。ビールだけでなくジュース類も販売する。また、トラックステージを設置し、フラダンス、ベリーダンスなどのステージイベントも計画しており、家族連れで楽しめるまつりを演出する。前売りチケット(ビール券3枚、おつまみ枝豆券1枚つづり)が1,300円、当日券はビール券1枚500円。混雑を避けるため、前売りチケットが優先される。前売りチケットは24日分、25日分と日付指定で計1,300枚を販売。前売り券販売場所は小山市観光協会(まちの駅思季彩館2階)と小山市役所商業観光課。問い合わせは小山市観光協会へ。また、ビールまつり当日は市中心部の飲食店の協力により、ビールまつり参加者は低料金で2次会を楽しめる。アクセスは、電車利用はJR東北本線(宇都宮線)小山駅より徒歩8分。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日サッポロビールは18日、新ジャンル「サッポロ 麦&レモン」を沖縄県限定・期間限定で発売する。価格はオープンで、市場予想価格は350ml缶で140円程度、500ml缶で195円程度。同商品は、サッポロビールとポッカコーポレーションによる初共同開発商品。ビールテイストとレモン風味の最適なブレンド方法を両社にて追求することにより実現したという。ビールテイストにレモン果汁を加えることで、沖縄の気候にも合うすっきりとした香りと爽やかな飲み心地に仕上がっているとのこと。350ml缶1本当たりにレモン3.5個分のビタミンCを含み、糖質を70%オフ(同社「麦とホップ」比)。アルコール度数は3%と低め。サッポロビールは、今後もポッカコーポレーションとのコラボ商品を積極的に提案していく方針。なお、同商品の沖縄県以外での販売予定はないとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日