錚々たる共演者たちと渡り合い、俳優として貪欲に成長する宮世琉弥さん。オープンで天真爛漫な人柄の奥に、強い意志を秘めていました。自身の演技を俯瞰し、表現を広げる実力派の17歳。月9ドラマへの出演が目標だったという宮世琉弥さん。前クールの『ナイト・ドクター』でのオーディションで役を掴んだ。「大人数から選んでいただいて嬉しかったですし、俳優としていい経験がたくさんできました。心美を演じた原菜乃華さんは同学年なので、すごく刺激を受けて。また、岸(優太)くんは見たまんま、すごくいい人!ずっと和ませてくれました。この状況が落ち着いたらごはんを食べに行こうって約束してくれたんですよ!すごく楽しみです」この作品では、憧れの大人との出会いもあったそう。「ありのまま、現場で楽しんでいた田中圭さんを見て、遊び心のある大人ってカッコいいなって。来年は18歳で高校を卒業するので、殻を破りたい気持ちもありますし、大人にならなきゃいけない部分もありますけど、今の17歳の気持ちも大事に、忘れずにいたいです」感謝も、絶対に忘れないと心に誓っていること。「今、こうして自分のことを取材してもらっていることにも感謝しています。人間ってどうしても慣れちゃうじゃないですか。その慣れが一番怖いなって。当たり前のことなんですけど、感謝しながらお仕事をするのと、慣れて何も感じずにするのとでは、全然違うので。というのも、初めて個人で雑誌の取材に呼んでもらえたのは高校1年生で、つい最近なんです。その時の嬉しさとありがたさが、今でも心に焼き付いていて…」ネクストブレイク俳優のひとりに数えられるまでになり、ファンからの応援を糧に「もっとステップアップしていきたい」と意気込む宮世さん。俳優として転機となった作品に、『恋する母たち』と『青のSP -学校内警察・嶋田隆平-』を挙げる。「『恋する母たち』では、特に、僕のお母さん役の仲里依紗さんに優しくしてもらい、現場で話をしているだけでもいろいろ吸収させてもらいました。同級生役の奥平大兼と藤原大祐は、友達でもあり同世代のいいライバルです。『青のSP』では、藤原竜也さんのお芝居にまったく歯が立たず…。どんどん藤原さんのオーラに取り込まれていって、最後はそのオーラに完全に囲まれて、のみこまれていました。もし次の機会をいただけたら、藤原さんという大きな壁に立ち向かえるように、成長していたいという気持ちにさせてもらいました」次々と話題作に出演するようになった今、演じることが楽しくて仕方ないことが目の輝きから伝わってくる。「数学の問題を解くみたいに、自分なりに役を考えていく過程が楽しいんです。難しい役ほどやりがいがありますね。あ、いちおう数学は得意科目です(笑)。お芝居は、いつも裸のまま飛び込んでいく感覚です。たとえば、寒さを感じるお芝居をする時に、最初から腕を組んで震えるという決まりきったポーズを“寒いってこうだよね”ってやるんじゃなくて、その時に感じた寒さを表現する。だからテストも毎回が本番という意識です。今は、悪の道に染まってしまった役もやってみたいですし、高校生の今だからこそできる青春モノも興味がありますし、とにかくいろんな役を演じたいです!」そう考えるのは、俳優としてさまざまな役を演じた経験が、人生の最終目標と位置付ける映像作品作りに繋がると信じているから。「僕は宮城県出身で、東日本大震災を経験しているんですけど、年々、風化していると感じていて。震災が忘れ去られないように、いずれは自分が作った映画というかたちで伝えたくて、今から家で動画の編集の練習をやっています」編集ソフトやカメラなど、最新ガジェットに興味津々!一方で、一日中手持ち服でコーディネートを考えるくらい大好きなファッションは「流行とは逆流したい!」。「流行っているから着るんじゃなくて、自分の好きなスタイルを貫きたいです。女性も、自分らしさを大事にしている人に惹かれますね。周りに流されず、その人が着たい服を着ていてほしいなって。恋愛をするなら、絶対に純愛がいいです。一途にひとりの人を好きでいたいな」みやせ・りゅうび2004年1月22日生まれ、宮城県出身。’20年『恋する母たち』(TBS系)での好演が話題に。今年も『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)など話題のドラマに次々出演し、活躍している。ジャケット¥118,800パンツ¥30,800(共にノア/ノア クラブハウス TEL:03・5413・5030)トラックジャケット¥33,000(フレッドペリー/フレッドペリーショップ東京 TEL:03・5778・4930)※『anan』2021年11月3日号より。写真・池野詩織スタイリスト・丸山 晃ヘア&メイク・NOBUKIYO取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年11月01日柔道男子・金メダリストの阿部一二三選手、柔道女子・金メダリストの阿部詩選手が出演する、エアウィーブの新CM「私たちもエアウィーヴ・阿部兄妹」編が、26日より放送される。新CMでは、一二三と詩が柔道着姿で「私たちもエアウィーヴ!」と息ぴったりなセリフとともに登場。順番に寝心地を確かめながら、「めっちゃ身体に合うよね」「腰が伸びて寝返りも楽やなぁ」と感想を言い合う。試合では見ることのできない、両選手の飾らない普段の姿と表情を見ることができる。撮影は、兄妹ならではのリラックスした雰囲気で進む。一人ずつの撮影では、お互いにモニターでチェックし、詩が「もっと身体をカメラに向けてください」と監督さながらのアドバイスを送る場面も。また、柔道着の撮影では帯の位置を確認し合うなど、終始2人の仲の良さがうかがえる撮影だった。コメントは以下の通り。■阿部一二三選手エアウィーヴで寝ると翌日疲れがとれているので、もう手放せません。自然体で撮影に臨むことができたので、日頃から感じているエアウィーヴの寝心地が少しでも多くの方に伝わればいいなと思っています。■阿部詩選手初めてエアウィーヴで寝たのは、腰痛で悩んでいた時でした。翌朝痛みが軽減され、驚いたのを今でも思えています。愛用しているアイテムのCMに兄妹揃って出演できたことがとても嬉しいので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
2021年10月26日ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)の2022年春夏コレクションが、東京・赤坂の東京タワースタジオにて発表された。渡辺淳弥の中にある“Nostalgic for Asia”ブランド名をジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)から、ジュンヤ ワタナベへと変更してファーストシーズンとなる2022年春夏コレクション。写真家のジェイミー・ホークスワースが撮影したブータン、インド、カシミールの旅の写真からインスピレーションを得て、郷愁と人々の清い心からデザイナー渡辺淳弥の中にある“Nostalgic for Asia”を表現した。その中でもっとも重要なのは、昔から変わらずアジアの人々とともに歴史を紡いできた伝統的な美しさ。例えば、度々登場した、草花のモチーフが施された高貴な風合いのジャカードは、さながら特別な民族衣装のようで、色鮮やかに存在感を放つ。さらに動きのある素材感で、青海波や菊の花などの懐古的で文様も連なり、オリエンタルなムードは色濃さを増す。一方で、ただ懐古的なのではなく、ジュンヤ ワタナベらしいアヴァンギャルドさは肝だ。それを叶えるため、日本を代表するアーティストの田名網敬一、日本人画家の近藤丹子、タトゥー職人のNissaco、タイ人イラストレーターのファナパスト・タイチャメールコール、中国人アーティストのジャッキー・ツァイ、中国人書道家のwang dongling、ネパールのアン・ツエリン・シェルパ、ポーランドのマルタ・オルガ・クララらによるグラフィックを採用している。また、こうした伝統的な文様と現代のアートを単純に交えるのではなく、ワードローブへの咀嚼は渡辺流に、得意としてきたパンキッシュな、タフな表現で繰り出す。例えば、中国人書道家のwang donglingのダイナミックな書は、リーバイス(Levi’s)のデニムスカートとのハイブリッドされるだけでなく、伝統文様の織物とシアーな素材との組み合わせでアシンメトリーなドレスとなる。インドの女性たちが身に着けるサリーにも似た、一枚の布をさらりと巻いたようなシルエットや、たっぷりの生地でもたらす優雅なドレープも目を引き、田名網敬一のコラージュ作品がのせられた1着は、絶妙にひねりの効いたドレーピングでモダンなシルエットを構築する。さらに追求すれば、アートがなくとも渡辺流の“Nostalgic for Asia”の表現は完遂されている。ライダースと伝統文様のハイブリッド、機能的なファン付きのダウンコートと伝統的なチャイナジャケットとの対比も面白い。ランウェイの終盤に登場するゴールドのルックは、アジアの人々に愛されてきたノスタルジーな佇まいを残しながら、時にプリーツで躍動感を、またある時はエアリーな素材でエレガンスを――。今季の奇抜にも思える表現の中には、ふるさとを懐かしむ温かな心が眠っている。
2021年10月08日柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、日本の原爆研究を軸に、戦時下に生きる若者たちの等身大の姿を描いた『映画 太陽の子』のBlu-ray&DVDが来年1月7日(金)にリリースが決定した。「ひよっこ」「青天を衝け」などを手掛けた黒崎博が監督・脚本を務めた本作は、太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆開発”の事実を基に、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像物語。始まりは、黒崎監督が偶然目にした、若き科学者が残した日記の断片。そこには原子の力を利用した新型爆弾の開発という大きな任務に携わるかたわら、日々の食事や恋愛など、等身大の学生の日常が記されていた。長い年月と膨大なリサーチから書き上げたシナリオは、サンダンス・インスティチュート/NHK賞2015でスペシャル・メンション賞(特別賞)を受賞。このシナリオを基に、TVドラマが昨年に放送され、ギャラクシー賞を受賞。そして2021年、TVドラマとは異なる視点と結末で描き切る完全版として映画が公開された。キャストには、極秘任務に携わる科学者の兄・修を柳楽さん、戦地で心に傷を追った軍人の弟・裕之を三浦さん、そんな兄弟2人がほのかに想いを寄せる幼なじみの世津を有村さんが演じ、さらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也と豪華俳優が集結。また音楽には、アカデミー賞5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加、日米合作のビッグプロジェクトとなった。さらに、主題歌は福山雅治が担当している。今回のリリースでは、豪華版を含めた4形態で展開。豪華版には、本編ディスクのほか、三方背ケースやフォトブックレット、特典ディスク付きの仕様。特典ディスクには、撮影の舞台裏やキャスト・監督のインタビューを収めたメイキングや、各種イベント映像を収録。なお、豪華版を対象とした先着予約購入特典として、【オリジナル一筆箋】を用意。さらに、Amazonや楽天ブックスなどの店舗別予約購入特典で【L判ブロマイド3枚セット】もプレゼントされる。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年10月08日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演した『映画 太陽の子』のBlu-rayとDVDが2022年1月7日に発売されることが決定した。太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。本作はその事実を基にした青春グラフィティだ。監督・脚本は『青天を衝け』の黒崎博。柳楽、有村、三浦、そして田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメアがキャストとして参加している。黒崎監督の「もっとほかの国の人たちとも、たくさんこの映画を共有したい」という想いから、本作はキャストのみならず、日米スタッフのタッグが実現。音楽には『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー / スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加。さらに主題歌を福山雅治が担当し、バラード『彼方で』で物語を彩る。発表されたBlu-rayとDVDは豪華版を含めた4形態で発売。豪華版は本編ディスクの他、三方背ケースやフォトブックレット、特典ディスク付きの仕様でまさに永久保存版だ。特典ディスクには撮影の舞台裏やキャスト・監督のインタビューなどを収めたメイキングや貴重な各種イベント映像が収録された特典映像も多く収録されるという。また豪華版を対象とした先着予約購入特典として「オリジナル一筆箋」が用意されている。さらにAmazonや楽天ブックスなどの店舗別予約購入特典で「L判ブロマイド3枚セット」もプレゼントされるので、ぜひチェックしてほしい。■リリース情報『映画 太陽の子』豪華版Blu-ray:7,480円(税込)BIXJ-0374豪華版DVD:6,380円(税込)BIBJ-3504通常版Blu-ray:5,280円(税込)BIXJ-0373通常版DVD:4,290円(税込)BIBJ-3503<Blu-ray&DVD豪華版・共通特典>【仕様・封入特典】・三方背ケース ・ブックレット【映像特典】・メイキング・イベント映像集・予告集※特典ディスクはDVDとして付属。
2021年10月08日横浜流星が、阿部寛が主演する日曜劇場「DCU」に出演。スキューバダイビングのライセンスを取得し、阿部さん演じる隊長とバディを組む。「DCU」とは、Deep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)の略称で、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し事件を解決する。“水中未解決事件を解明すること”が彼らのミッションだ。そんな水中捜査を行うスペシャリスト集団「DCU」で、阿部さんが演じる隊長・新名正義(にいな・まさよし)とバディを組む隊員ダイバー・瀬能陽生(せのう・はるき)を横浜流星が演じることに。TBSでは「着飾る恋には理由があって」(2021年4月期)、「4分間のマリーゴールド」(2019年10月期)、そして「初めて恋をした日に読む話」(2019年1月期)などコンスタントに出演し、それぞれ重要な役どころを演じてきた。日曜劇場への出演は今回が初めてとなる。横浜さんが演じる瀬能は、ダイバーとしての能力がDCUの中でも群を抜く存在。それが強い自信となってチームを引っ張る原動力になることもあれば、1人で突っ走ってしまい、逆にチームに迷惑をかけることも。幼いころ、家族旅行中に海難事故に巻き込まれ、両親を亡くし自身は新名に助けられたという過去を持つ。横浜さんは、本作の撮影に先立ってスキューバダイビングのライセンスを取得。中学時代には極真空手の世界王者に輝いたこともある運動神経の持ち主である横浜さん。持ち前の身体能力を活かした水中の演技がどのようなものになるか期待大。阿部さんとも初共演となり、「阿部さんとバディを組む設定ということで凄く光栄に思っています。阿部さんの魅力は絶大な信頼感、安心感、存在感。全てにおいて大きな方という印象があって、だからこそ今回お芝居できるのが本当にうれしいです。現場での阿部さんの全てを学び吸収して、全力で食らいついていきたい」と意気込む。さらに「このドラマのためにダイビングのライセンスを取りました。まだ台本をいただいていないのでどういう物語なのかすごくワクワクしています」と準備万端。「海洋実習では普段見られない水の中の世界が見られて、それと同時にただ楽しいだけではなく水への怖さも感じることができたので、この両面の感情を大事にしていきたい」と語る。「TBSがハリウッドでも活躍されている制作プロダクションとの共同制作で『新しい日曜劇場』を作るということで、僕自身も日曜劇場の出演は初めてですが、大きなプロジェクトに参加できることで俳優としてひとつステップアップできると思っています」と期待を込めている。海外展開も視野にTBSがケシェット・インターナショナル社およびファセット4メディア社と共同制作するオリジナルドラマとなる本作。ケシェット・インターナショナル社は、世界的大ヒット作「HOMELAND/ホームランド」で知られるイスラエルのテレビ局「Keshet12(ケシェット12)」をグループに持ち、ハリウッドでも活躍する世界との太いパイプを持つ総合メディア会社。代表作「HOMELAND/ホームランド」は「24-TWENTY FOUR-」シリーズを手掛けて世界に名を馳せたスタッフが再集結して制作したドラマで、2012年のエミー賞、ゴールデン・グローブ賞を総なめに。第8シーズンまで制作され、世界中に広くファンを抱える大ヒットサスペンスドラマである。また、ファセット4メディア社は、「DCU」のIPホルダーであり、カナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社。今回TBSと共同で開発・制作するドラマは、日本国内のみならず海外展開も視野においている。日曜劇場「DCU」は2022年1月、毎週日曜日21時~TBS系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2021年08月30日阿部真央が9月11日(土)、YouTube公式チャンネルにて生配信ライブ「AbeMao YouTube Live」を行うことが決定した。阿部真央は2020年3月から5月まで予定されていた全国ホールツアー「阿部真央らいぶNo.9」の開催を、コロナウイルス拡大防止のために見送っている。それに伴い、2020年8月に大阪城ホールで開催されたイベント「Osaka Music DAYS!!! THE LIVE in 大阪城ホール」に出演して以来、有観客でのライブは行っていない。無観客のオンラインライブに関しても2020年8月末に開催されたSWEET LOVE SHOWERのオンラインイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHARE supported by au 5G LIVE」に出演して以来、自身の楽曲を披露するライブも未開催だ(※10月11日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催された無観客生配信ライブ「ONE OK ROCK 2020 "Field of Wonder" at Stadium Live Streaming supported by au 5G LIVE」には“[re:]project”メンバーの一員として出演している)。今回発表された生配信はピアニスト・ミトカツユキ氏を迎え、ふたり編成での約60分間のライブを予定。自身のYouTubeチャンネルでライブを生配信するのは、2018年3月11日にYouTube Space Tokyoにて開催された8thアルバム「YOU」リリース記念イベント以来、実に3年半ぶりだ。1月にカバーアルバムをリリースした際にも、彼女は多くのメディアで歌を歌う喜びを語っていた。自身がパーソナリティを務めるラジオレギュラー番組FM FUJI「ゴチャゴチャらじお」でも、ことあるごとに歌ってしまう阿部真央にとっては、思い切り歌えないストレスの溜まる日々が続いている。そんな彼女にとって、ようやくの約1年ぶりとなるライブパフォーマンスとなる。■配信情報「AbeMao YouTube Live」9月11日(土)20:00スタート(21:00終了予定)配信URL: 特設サイト:
2021年08月17日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が豪華共演する太平洋戦争末期の青春グラフィティ『映画 太陽の子』。この度、本作が11月12日より全米公開決定。さらに、3人それぞれの想いを秘めた表情が胸に迫る新ビジュアルが解禁された。全米ではロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでの公開を予定。併せてインターナショナル版予告とビジュアルも解禁、科学の行く末にあるものが希望なのか絶望なのか、緊迫感あふれる映像になっている。全米公開が決定したことを受け、プロデューサーの森コウは「製作当初から多くのアメリカの方に見ていただきたいという気持ちがあり、今は公開が本当に待ち遠しいです。手応えは既に感じていて、賞レースに絡む可能性を高く持っていると思います。アメリカ人の原子爆弾の捉え方は日本とは全然違うものですが、意識としては同じくとても高いもので、間違いなく興味を引くものだと思っています」とコメント。「しかし、最も重要なのはその興味の部分ではなく、実際に作品をご覧いただいて、ストーリーや俳優のみなさんの演技がアメリカでどう評価されるのか。そこに期待しています」と展望を語った。また、公開2週目を迎えた本作から、新たなビジュアルが登場。激動の時代の中で、“原爆研究”の密命を受けた科学者の石村修(柳楽さん)は、研究の葛藤を秘めながら決意を感じさせる表情を見せ、石村兄弟が密かに思いを寄せる思われ人・朝倉世津(有村さん)は優しいほほえみにわずかな切なさを感じさせ、戦地から帰郷し束の間の休息に心を休める弟の石村博之(三浦さん)は、空を仰ぎ遠くを見つめる。各キャラクターそれぞれの想いと迫りくる時代のうねりが交錯し、胸に迫る新ビジュアルとなっている。なお、この新ビジュアルが使用されたA5サイズのポストカードが8月21日(土)より全国の公開劇場にて、数量限定での配布が決定している。『映画 太陽の子』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月17日『映画 太陽の子』の全米公開が11月12日(金)に決定。インターナショナル版予告とポスター、合わせて新ビジュアルが公開された。主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』が現在全国で公開中。太平洋戦争末期に「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”が存在したという事実を基に、3人の若者たちの青春を描く。本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、主演の3人の加え、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。この度、そんな本作の全米公開が11月12日(金)に決定。ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでの公開を予定している。併せてインターナショナル版予告とビジュアルも公開となった。科学の行く末にあるものが希望なのか絶望なのか、緊迫感あふれる映像になっている。全米公開が決定したことを受けてプロデューサーの森コウは、「製作当初から多くのアメリカの方に見ていただきたいという気持ちがあり、今は公開が本当に待ち遠しいです。手応えは既に感じていて、賞レースに絡む可能性を高く持っていると思います。アメリカ人の原子爆弾の捉え方は日本とは全然違うものですが、意識としては同じくとても高いもので、間違いなく興味を引くものだと思っています。しかし、最も重要なのはその興味の部分ではなく、実際に作品をご覧いただいて、ストーリーや俳優のみなさんの演技がアメリカでどう評価されるのか。そこに期待しています。」とコメントを寄せた。また公開2週目を迎え、新たなビジュアルが登場。激動の時代の中で、“原爆研究”の密命を受けた科学者の石村修(柳楽優弥)は、研究の葛藤を秘めながら決意を感じさせる表情を見せ、石村兄弟が密かに思いを寄せる思われ人・朝倉世津(有村架純)は優しいほほえみにわずかな切なさを感じさせ、戦地から帰郷し束の間の休息に心を休める弟の石村博之(三浦春馬)は、空を仰ぎ遠くを見つめる。各キャラクターそれぞれの想いと迫りくる時代のうねりが交錯し、胸に迫ってくる新ビジュアルとなった。なお、このビジュアルが使用されたA5サイズのポストカードが8月21日(土)より全国の公開劇場にて、本作を鑑賞する観客へ、数量限定での配布が決定している。配布劇場についての詳細は、作品公式ホームページをチェックしてほしい。『映画 太陽の子』インターナショナル版予告『映画 太陽の子』公開中
2021年08月17日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』。この映画の公開を記念したスペシャルトークイベントが8月14日、8月15日の2DAYSで開催された。8月14日のイベントには『青天を衝け』など多くの話題作を手がける黒崎博監督とプロデューサーの森コウが登壇。全国公開が始まって丁度一週間目のイベントということで、登場した黒崎は「緊張感が続いている。明日は終戦記念日(14日時点の発言のため)。この時期に観てもらえるのは、色々な意味を持っていると感じている」、プロデューサーの森は「元々、8月6日を越えたら、改めてここがスタートという気持ち。緊張感を持っている」と、それぞれの思いを明かし、トークイベントがスタートした。企画のきっかけは、黒崎が広島の図書館で出会った若い科学者の日記からだったことは多くの場で語られているが、出来上がった脚本について、森は、「凄くセンシティブな内容。作った後どうなるんだろうか、ということを考えると日本国内では躊躇することが多いなと危惧した。だからこそ2019年だからこそ、海外との共同制作でできるのではと、進めた」と、内容の扱いの難しさと実現のための過程を振り返る。キャスティングについても公開前から評判になっているが、オファーに至ったきっかけや理由を改めて質問。黒崎は、「柳楽さんは、『ディストラクション・ベイビーズ』で黙って人に殴りかかってくる役、『変態仮面』(HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス)の柳楽さんも、素晴らしいですよね、撮影前後で何回も観ました(笑)。この振れ幅は素晴らしいなって」と、柳楽の演技力にかねてから注目していたことを明かす。また「有村さんは、(佇まいが)柔らかく、人間を決めつけない。田中裕子さんが作ってくれる現場の空気は、静かな、その時間を暮らしている空気を流してくれる。田中さんと演じることは、いい意味で緊張感があるけれど、それを受け止めてくれていたから、有村さんでよかった」とコメント。「三浦さんは、『真夜中の五分前』の佇まいが素敵だったことと、あとは舞台。オファー前後だったかと思うが、「キンキーブーツ」や「罪と罰」を観て、身体の動きに感情を乗せてしまうんだ、と感動した」と、卓越した表現力を改めて認識したという。本編シーンについては、修(柳楽優弥)が大きなおにぎりを黙々と食べるシーンが話題にあがった。撮影について黒崎は「リハーサルも段取り取だけで、“よーいどん”で演じてもらっただけ。とにかくおにぎりを食べましょうと、と進めた。(撮影は山の上で)生で撮った虫や鳥の音も入っていて、(生命が)生きているから音に満ちている、世界は同じように生きている、戦争に関係なく命に満ちているということを主人公にフォーカスしようとした」と話す。まさに物語の展開を握る鮮烈なシーンとなっており、ぜひ劇場で見届けてほしい。視聴者からは「科学と戦争の倫理についてはどう思うか」と質問が。森は「科学者が戦争を起こしているわけではない。科学者が進めていることの先にあることは、誰がその発明を利用するかで変わってきてしまう。科学者たちのモチベーション、それが必ずしも結びつくものではなく、戦争というのは科学とは別の理由で起こる。自分が劇中で、一番好きなセリフがあって、世津(有村架純)ら3人が縁側で話すシーンで、自分が働いている工場で手伝っている幼い女の子たちに将来のことを聞くと、“お嫁さんになってぎょうさん子ども作ってお国に捧げる”と言われたことを振り返って、『間違っている。大人たちが決めたこと、社会が彼女たちにそう言わせている』と反発する。ここが当時考えなければいけなかったことなんだな、と。まさに、社会を作っている大人たちに責任があると思う。」と答える。また黒崎は「答えがないものなので、だから難しく、だからこの映画を作りたいと思ったという面もある。原爆開発が、戦争を早く終わらせた側面も結果としてあるが、それを勝った側と負けた側に分けてジャッジしてしまうと、どうしても、どちらか偏った結論に落ち着いてしまう。何が正解かわからないのものだから、日米合作にしたかったのもその理由で、勝者と敗者のストーリーにはしたくなく、それを飛び越えた視点に持っていきたかった。だからこの映画は独特で、誰かが勝った、間違えていた、とかを突き詰めていくものはない。それを選んだのは、どちらかを描いてしまえば、必ず“描けなくなったもの”があったから。だから、そこがこの映画の出発点だった」と続け、それぞれ、答えを出すのではなく、映画が持つ問いかけに対して、想像力を持って受け止めてほしいと、今観るべき作品として、熱い思いを語った。さらに終戦記念日の8月15日に開催されたイベントには、プロデューサーの浜野高宏も急遽飛び入り参加。本作の製作秘話、“8月の今”観るべき意味にも迫り、熱いトークが繰り広げられた。初公開のメイキング映像として最初に紹介されたのは、有村演じる世津が工場での労働で炉に石炭を入れるシーンの様子。この日が有村にとっては撮影初日となったが、森は「ものすごく暑い日だったんですが、有村さんの初日ということで現場もすごく緊張感がありました。(炉の)火はガスで燃やしていて、そこに石炭を入れていくんですが、閉めきっての撮影ですごい温度で、そこにいるだけでクラクラしちゃうくらいでした。有村さんはすごくストイックで、そんなに言葉は多くないけど、ポイントですごく鋭いことを言う、頭の良い方で、女優としての深さを感じました。この暑さの中で、監督は必死の表情を引き出すために長回しをするんですけど、有村さんは何度やっても『暑い』とか『苦しい』といった言葉をひと言も言わないんですね。感服しました」と絶賛する。黒崎は「そもそも撮影のスケジュールは助監督が組むのですが、最初に何を撮るかってすごく大事なんです。(助監督の組んだスケジュールを見て)なるほど、ここからやるのかというスタッフの意思を感じました。実際に(本編で)使うのは30秒くらいなんですけど、10~15分くらいずっとやってて、『よーい、どん』でお芝居を始めて、だんだんお芝居をしているという感覚がなくなって、『手が痛い』とか『暑い』とか『息ができない』とかを通り越して出てくる表情があるんですね。有村さんはそれをわかってくれているから、2分を超えたあたりから『これ来たな…』と思っていたと思います(苦笑)。カットがかかったときは、鼻まで煤で真っ黒でしたが、当時は小学生からみんな、当たり前にそれをやっていたんですね。せめて最初にこういうテイクがあってもいいんじゃないかと思ってやっていました」と意図を明かし、それを理解した上で見事にやり切った有村への感謝と敬意を口にした。続くメイキング映像では、柳楽演じる修が数式を延々と書き続けるシーンを紹介。黒崎は柳楽が劇中で着用しているメガネについて言及。「キャラクターを決めていく中でいろいろ試して決めました。このメガネに白衣の扮装をすると柳楽さんにスーッと役が降りてくる瞬間があるのを僕も感じていました」と語る。さらに柳楽について「目がとてもよくて、鋭いけど優しいピュアな目をしていて、それを撮りたかった」とこの数式のシーンを入れた意図を明かしたが「申し訳ないことに、このシーンは撮影当日の朝、思いつきました」と告白。現場の物理監修の協力者に数式の作成をお願いし「ごめん、これ全部覚えて」と柳楽をはじめとする研究チームのメンバーに撮影直前に紙を渡したと明かし、客席は驚きに包まれていた。そして最後に紹介されたのが、三浦演じる裕之と修、そして世津が久々に家で顔を合わせ、兄弟で食卓を囲むシーン。映像からは和気あいあいとした現場の雰囲気が伝わってくる。森は「柳楽さんと三浦さんはこの映画の中では腹違いの兄弟ですが、元々、二人は小さい頃からオーディションで会ったりして、お互いに知ってるんですね。この映画の中では、いい感じの兄弟でありながらライバル心もあったりする絶妙な関係性なんですが、それは日々、二人だけで構築していったものです。もっと二人を一緒に見たかったなって思います…」と言葉を詰まらせる。このシーンについて話を振られた黒崎だが、涙で言葉が出てこず、その様子に客席からもすすり泣く声が。浜野は「この作品の舞台になった夏もきっと暑かったと思います。周りでは人がいっぱい死んで、さらに原爆で大変な思いをしている人たちがたくさんいて…ということを主役の3人は一生懸命考えたんじゃないかと思います。それを監督がまとめていってこういう映画ができました。我々としてはそれをちゃんと未来に繋いでいく――いろんなことを考え、懸命に演じてくれた3人がいて、残してくれた作品があって、それを僕らが伝えて、観てくださる方々がいて、それをまた次の人に繋いでいくということになったらいいなと思って作った映画です」と改めて本作に込めた想いを口にする。黒崎は言葉を詰まらせながら「このシーンは、和やかに見えて、実はすごい緊張感がありました。(裕之が)帰ってきて初めてご飯を食べているところで、どれくらいの温度感でやったらいいのかをみんなが探り合っているんですね。僕も、あの時の演出家としての緊張感はいまでも覚えているんですが、春馬くんが現場に振りまくエネルギーが毎回、こういう(明るい)感じで、それにすごく救われたし、役とピッタリなんですよね。映画の中で弟の裕之に兄貴が引っ張られていきますが、まさにその通りで、柳楽くんもそこに心地よく身を委ねて演じていたし、有村さんも2人の様子を静かに見ながらリアクションしていくという、いいコラボレーションが生まれた現場でした。『いい兄弟だなぁ…』と思いました」と撮影の日々に思いを馳せていた。森は最後に「8月15日の終戦記念日ということで、先日、柳楽くんがすごく良い言葉を言っていて、僕もその言葉がずっと胸に突き刺さって、改めて共有させていただきたいと思うのですが、8月6日の広島、9日の長崎…忘れちゃいけないことがあると思います。僕らはここに出てきたキャラクターたちをこうして作品に投影させたので、みなさんずっと覚えていって下さればと思います。そうすれば彼(三浦さん)の思いも報われると思うので…」と声を詰まらせながら呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。未来について考え続けることが大切になっている今、ぜひ映画本編を鑑賞して、それぞれが考えるきっかけを見つけてほしい、という願いもこめて2DAYSイベントは終了した。【『映画 太陽の子』スペシャルトークイベント 概要】(1) 配信トークイベント日時:8月14日(土) 20:00~21:00配信プラットフォーム:共感シアター( )登壇者:黒崎博(『映画 太陽の子』監督)、森コウ(『映画 太陽の子』プロデューサー)(2)トークイベント「太陽の子部屋」日時:8月15日(日) 12:30~13:00場所:渋谷HUMAXシネマ(渋谷区宇田川町20−15)登壇者:黒崎博(『映画 太陽の子』監督)、森コウ(『映画 太陽の子』プロデューサー)、浜野高宏(『映画 太陽の子』プロデューサー)『映画 太陽の子』公開中
2021年08月16日映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の公開初日舞台挨拶が6日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。柳楽は「僕と春馬くんが川沿いを走ってるシーンで、春馬くんがすごいタフで、僕がなかなか追いつけなかったのが、キャラクターとちょっとリンクして、すごい好きなシーンです」と、故・三浦春馬さんとのシーンを振り返る。黒崎監督も「春馬くんは体力が無限にあるのかなというくらいすごい。長いロケの間、柳楽くんもタフだったけど、唯一3テイク目まで走りきったときに『もう無理っす』と言うくらい、すごいエネルギーで抜きつ抜かれつしていた」と明かした。また有村は柳楽について「周りを巻き込む力がすごい強い方。そこに居るだけで周りがどんどんこう引っ張られていく」と表す一方、三浦さんについては「色んな個性のある空気をすべて調合してまた新しいものを作ってくれるという雰囲気を感じて、どういうところにいっても皆が気持ちよい場を作れる役者さん」と印象を語る。黒崎監督は「正直に申しますと、『足りないじゃないか』と思います。なんで春馬くんがここにいないんだろう、悔しすぎるという思いもあるんですね」と心境を吐露。コメントするのはとても難しくて、すごく悔しい気持ちもあるんですけど、見ていただいた皆さんに感じていただけたら嬉しいのは、スクリーンの中に一緒に走りきった姿が完全に残っていること。今でもリアルタイムにお互いを感じながら話をできるのがすごく幸せだなと思ってます」と続け、「とにかくどんな難しい状況でも最後は生きて生きて生き抜くしかないということ。ストレートなメッセージが少しでも皆さんに届いたら、こんなに嬉しいことはないなと思っています」と言葉を投げかけた。有村は「今は正直先行きが不透明でなかなか考えるのも疲労してしまう状況だとは思うんですけども、そこで考えることを諦めてしまうのは、私としては心苦しいなと思う。春馬さんもよくおっしゃっていたけど、『自分たちの役目は想像力を届けること』だということを改めて一緒に皆さんと一緒に考えていけたら1番嬉しい」とメッセージ。柳楽は、広島の原爆式典で印象に残ったという小学生のスピーチに触れ「『別れるというのは、出会えなくなることではなく、忘れられること』とおっしゃっていて、個人に対しても、歴史に対しても、忘れていくことが1番怖いなと、今日感じました。映画を通してみなさんに伝えることが、改めて本当に平和への第一歩なのかなと感じました」と平和への思いを語った。
2021年08月06日俳優の柳楽優弥が主演を務める『映画 太陽の子』(8月6日公開)の特別映像が5日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。今回公開されたのは、福山雅治が歌う主題歌「彼方で」に乗せた特別映像。動画では、柳楽演じる修、有村演じる世津、三浦演じる裕之3人の想い・絆にスポットをあて、彼らが未来へ向けて駆け抜けた300日の日々を紡いでいる。波間を漂うボートの上でどこか遠くを見つめる主人公・修の姿が映し出され、音楽がスタート。修と、幼馴染の世津、修の弟・裕之の3人で過ごすひと夏を切り取った映像とは対照的に、時折挟みこまれる戦時中の記録映像が、戦争の凄惨さや人類の愚かさを突きつける。最後は、「いっぱい未来の話しよう」と固く手をつなぎ合う3人の姿で締めくくられた。同作は日本とハリウッドのキャスト&スタッフが集結した日米合作映画としても話題になっているが、特別映像でも国を超えたコラボレーションが実現した。編集を手がけたのは、MTVビデオミュージックアワードにノミネートされた8億回を超える再生数を叩き出したマシュメロの『Happier』のミュージックビデオや、MGM製作『スターゲイト オリジンズ』シリーズなどを手掛ける、アンジュム・アグラマ。ロサンゼルス出身のアグラマはかねてより親交があったプロデューサーの森コウづてで見た本作に大きな感動を覚え、今回のミュージック動画の制作を買って出た。○アンジュム・アグラマ コメント『映画 太陽の子』を拝見し、すぐさまに、核軍拡競争の史実を伝えながらも、非常に感動的で人間的なアプローチをとっていると感じました。この映画は個人的な問題と世界規模での問題、両方のバランスが上手くとれており、シュウ、ヒロユキ、セツの挑戦と夢に向かう姿に共感することができ、とても楽しむことができました。このプロジェクトに参加できると伺いワクワクしましたし、福山雅治さんの美しい曲に合わせて、『映画 太陽の子』の映像をアレンジするというアイデアがすぐに気に入りました。「彼方で」は、本作の主人公が体験する愛、ノスタルジア、喪失という生身の感情を完璧に捉えているため、編集者としての私の仕事は非常に苦労の少ないものでした。歴史的にとても重要な時代を背景に、シュウ、ヒロユキ、セツの人生の個人的な側面を中心にこのビデオを形作ることができ、とても嬉しく思います。この作品をご覧になる全ての人が、何らかの形で自分自身の人生の点とこの作品の点を繋ぐことができることでしょう。○森コウ プロデューサー コメントこの映画は主題歌「彼方で」があってこそ完成されており、曲の大切さを考えた時に、曲単体で何か形として残したいと思いました。「彼方で」が持っている意味とメッセージを捉えた時に、本作で描かれる若者たち三人の物語を、この曲を通して伝えたいと思い、修、世津、裕之にフォーカスすることをテーマにアンジュムさんとディスカッションしながら、彼女が感じたことを映像に表現してもらいました。今回の日米合作はとても高いレベルで、そのクオリティを考えた時に、今回の動画には技術と情熱とを併せ持つクリエイターが必要で、独特のエッジを持つアンジュムさんがまっさきに浮かびました。彼女はハリウッドのセンスを生かしながらも日本人の感覚も見事に掴んで、楽曲と本作の魅力を最大限に引き出してくれました。何よりアンジュムの作品と歌への思いは非常に熱いものでした。ぜひこの動画で何かを感じていただけたら嬉しいです。(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月05日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』ついに今週、 8月6日(金)に公開となる。太平洋戦争末期に存在した「F 研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。 その事実を基に、3人の若者たちの青春を描く本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー / スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。本作と同様、時代に翻弄されながらも懸命に生きる若者の姿を描いたという点で共通点があるのは、2016年に大ヒットした『この世界の片隅に』だ。18歳で嫁いだ主人公・すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして心豊かに生きる姿を描いた『この世界の片隅に』。実は『映画 太陽の子』も激動の時代の中、“若者たちの青春姿”が印象的だ。まず共通するのは戦争映画というと戦地での戦闘シーンや、空襲を受けるシーンなど、極限状態に追い込まれ暗く重たい描写が多いが、本作は幼馴染み3人が海に出かけるシーンや縁側で“未来”について語るシーンもあり、当時も今の私たちと何ら変わらない日常がそこにあったこと、そしてその日常がどれほど愛おしいものか、気づかせてくれる点である。また、『この世界の片隅に』で印象的なシーンの一つが料理のシーン。少ない配給の中、野草を使ったり、お米をかさ増しする炊き方を実践したりと、すずが様々な工夫を凝らしながら笑顔で食事を作る姿に、思わず胸がほっこりする和やかなシーンとなっている。同じように、日々の暮らしの営みを丁寧に描くことを大事にしていた『映画 太陽の子』。だからこそ、幼馴染みの世津と修の母・フミがばら寿司を作ったり、おにぎりを握ったりするシーンは、その一つ一つがどれくらいこの物語にとって大事か、スタッフもキャストも理解しており、特にフードコーディネーターの宮田清美は、当時の配給で何が手に入ったのか、白米と玄米との配合なども丹念にリサーチした。少ない食材で子どもたちのためにどこまで考えるか、当時の母親たちと同じように考え抜き工夫を凝らした料理のシーンは、心温まること間違いなしだ。さらに『この世界の片隅に』の主人公・すずの好きなものといえば、絵を描くこと。迷子になった時ですら道に絵を描いてしまうほどだが、戦時下でも好きなものに夢中になる姿や、すずの絵を通じて家族や姪っ子との関係を深める様子は、より一層、すずの存在を身近に感じることができる。一方、『映画 太陽の子』の主人公・修が夢中になってしまうものは“実験”。軍から新型兵器開発の極秘任務を受けた京都帝国大学の学生で、原子物理学を志す科学者である修は、周囲から「実験バカ」と呼ばれるほど情熱的に研究に没頭してしまう。その姿は狂気すら感じるが、修というキャラクターから目が離せずにはいられない。足早く『映画 太陽の子』を鑑賞した『この世界の片隅に』のプロデューサー・真木太郎も、本作で描かれている“日常”に注目。「戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください」とコメントを寄せている。『映画 太陽の子』8月6日(金)より公開
2021年08月03日柔道・男子66kg級の阿部一二三選手。そのカラダの秘密に迫ります。※こちらは2017年10月30日に公開した記事の再配信です。今の自分に必要なのは、柔道で使えるカラダのみ。「世界選手権が終わってからは特に減量もしていないので、今のこのカラダはベストではないですね。正直、自分の中では30点くらい。もっと時間をいただけたら、バキバキに仕上げてきたんですけど…」照れくさそうに語ってくれたのは、柔道男子66kg級の阿部一二三選手。きれいに割れた腹筋、太く逞しい上腕、大きく盛り上がった肩と背中の筋肉は、素人目にはとても“30点”とは思えないほど屈強な様子。「柔道で特に必要になるのは、前腕の筋肉です。もちろん、担ぎ技の時は肩の筋肉が重要ですし、技をかける時もかけられる時も、体幹がしっかりしていないと持ちこたえることができない。そういう部分は、普段の柔道の動きの中でできるだけ意識して鍛えるようにしています」よく見ると、腕の太さには明らかな左右差があり、右腕のほうがひと回り近く太い。釣り手が右腕のため、相手を捉えた時に力が入るからだ。また、右手の指には激しいトレーニングを物語る、痛々しいマメも。「練習後は手の甲が真っ赤になりますね。柔道をやっていれば、誰でもこうなるので、僕は全然嫌じゃないですが。実は右腕も、今はあまりまっすぐ伸ばすことができないんです」阿部選手がもともと柔道家を目指そうと思ったのは、6歳の時にテレビで柔道の試合を見たのがきっかけ。憧れだった世界のトップ選手に自分自身がなった今、見つめるのはもちろん、3年後の東京オリンピック。「リオに行けなかった悔しさをぶつけるのは絶対に東京しかないと思っていて。まずは“世界選手権でチャンピオンになる”という目標がひとつ達成できたので、やっとスタートラインに立てた気がしています」ちなみに、本番までは残り約1000日。その期間は阿部選手にとって長い?それとも…。「そうですね、たぶん短いと思います。高2から今までの月日と同じくらいの時間と考えたら。これからが忙しいと思いますし、1000日で自分がどれだけ成長できるか、やれるだけのことはやっていきたいです」甘いマスクの裏に垣間見えたのは、アスリートならではの真面目さ。では、そんな阿部選手が理想とするのはどんな女性?「やっぱり自分のことを第一に思ってくれる人、ですね。食事から精神面、私生活でも支えてくれるような女性が理想です。特に料理は大事な要素!」あべ・ひふみ1997年8月9 日生まれ、兵庫県出身。日本体育大学に在学中。得意技は背負い投げ、袖釣り込み腰。※『anan』2017年11月1日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)インタビュー、文・瀬尾麻美スタイリスト・壽村太一(by anan編集部)※2017年10月30日配信
2021年07月25日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』。本日7月22日(木・祝)の「海の日」に合わせ、本作のロケ地でもある京丹後の美しい海を捉えたメイキング画像が到着した。京都府は盆地にあるため、海のイメージはそう多くないかもしれないが、その北部は日本海に面している。京丹後、天橋立、伊根、舞鶴など、透明度の高い北部の海は関西屈指ともいわれ、多くの作品のロケ地として人気の地。今回解禁された画像には、原爆研究の密命を受けた科学者の修(柳楽さん)と幼馴染の世津(有村さん)、そして戦地から一時帰郷した修の弟・裕之(三浦さん)が、束の間の休息で訪れた海での様子が映し出されている。この海のシーンは、悩みや葛藤を抱える3人が子どものころに戻ったかのようにはしゃぎ、友情を再確認する、本作を語る上でとても重要なシーン。メイキング画像では、真剣に監督の言葉に耳を傾ける柳楽さん、有村さん、三浦さんの姿や、撮影の合間に楽しく過ごす3人の様子をとらえている。“この時期じゃないと見られないブルー”が収められている実はこのロケ地探しは一筋縄ではいかず、かなり苦労したことを黒崎博監督が明かす。「なかなか、これぞという浜辺が見つからなかったんです。別のエリアの海を探したこともあったんですけど、京都の海といえば京丹後の海。やっぱりその土地で探すのがいい」とこだわり抜き、なんとスタッフが兵庫の近辺から京都を超えるあたりまで海岸線をしらみつぶしでロケハン。ようやく、異国情緒思わせるエメラルドグリーンがかった独特なブルーをした京丹後の浜辺を見つけ出した。「日本の海の色じゃないブルーが出ていて不思議だなぁと思っていたら、地元の方が“この時期じゃないと見られないブルーだよ”と教えてくれて、ラッキーだったなと思いました」と監督が語るように、撮影が行われた9月半ばから下旬にかけてしか見られない、“奇跡のブルー”であったことが判明。類まれな美しさだからこそ、戦時下を懸命に生き抜く3人の青春が刹那に輝く印象的なシーンとなっている。『映画 太陽の子』は、8月6日(金)より全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年07月22日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の場面写真、及びメイキング写真が22日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。22日が海の日(※東京オリンピック開催に伴い日付が移動)ということで、本作のロケ地でもある京丹後のメイキング画像が公開された。南北に伸びる京都府の北部は日本海に面しており、京丹後、天橋立、伊根、舞鶴など、透明度の高い北部の海は、関西屈指ともいわれ、多くの作品のロケ地として人気となっている。今回解禁された場面写真には、原爆研究の密命を受けた科学者の修(柳楽)と幼馴染の世津(有村)、そして戦地から一時帰郷した修の弟・裕之(三浦)が、束の間の休息で訪れた海での様子が映し出されている。この海のシーンは、悩みや葛藤を抱える3人が子どもの頃に戻ったかのようにはしゃぎ、友情を再確認する、本作を語る上でとても重要なシーンとなっており、真剣に監督の言葉に耳を傾ける柳楽・有村・三浦や、撮影の合間に楽しく過ごす3人の様子をとらえた。実はこのロケ地探しは一筋縄ではいかず、かなり苦労したことを黒崎監督が明かす。「なかなか、これぞという浜辺が見つからなかったんです。別のエリアの海を探したこともあったんですけど、京都の海といえば京丹後の海。やっぱりその土地で探すのがいい」とこだわり抜き、なんとスタッフが兵庫の近辺から京都を超えるあたりまで海岸線をしらみつぶしでロケハン。やっとの思いで、異国情緒思わせる、エメラルドグリーンがかった独特なブルーをした京丹後の浜辺を見つけ出した。「日本の海の色じゃないブルーが出ていて不思議だなぁと思っていたら、地元の方が“この時期じゃないと見られないブルーだよ”と教えてくれて、ラッキーだったなと思いました」と監督が語るように、撮影が行われた9月半ばから下旬にかけてしか見られない、“奇跡のブルー”だったという。
2021年07月22日声優の諏訪部順一と榎木淳弥がこのほど、7月15日にスタートする歌舞伎俳優の尾上松也がホストを務めるYouTube配信番組『#マベりま SHOW』の初回収録にゲストとして参加した。『#マベりま SHOW』はソニー・ピクチャーズが配給するマーベル作品の最新情報を紹介するほか、作品に関わるゲストを招いてトークを展開していく不定期更新の特別番組。初回と第2回のゲストとなる諏訪部と榎木は、ともにマーベル作品の日本語吹き替えを担当。諏訪部は映画『ヴェノム』の主人公エディ・ブロック、榎木は『スパイダーマン:ホームカミング』などで主人公ピーター・パーカーの吹き替えをそれぞれ担当している。人気キャラクターの吹き替え声優が初回ゲストとなり、芸能界きってのマーベルファンを公言する松也は「マーベルファンとしてお2人が同じ場所にいらっしゃることがもう激アツ」と興奮を隠せない。両作品の魅力について聞くと、「やはり『ヴェノム』はヴィランが主人公なのが面白いですね。勧善懲悪ストーリーではないところが。映画のヴェノムはとてもチャーミングですよね。エディと、彼に寄生したシンビオートとの掛け合いもコミカル。このままずっと離れないでほしい(笑)」と諏訪部。榎木は「スパイダーマンはまだ幼いヒーロー。最初はダメダメですけど、そこから挫折を経て成長しているところが感情移入しやすい。無敵じゃないところがいい」と語る。原作のコミックでは対峙しているものの、映画では関わりがないスパイダーマンとヴェノム。ファンのスクリーン共演を熱望する声は少なくない。諏訪部も「そもそもヴェノムはスパイダーマンの存在があったからこそ誕生したキャラクター。今後、映画のほうでも何かしら絡んでくることがあったら面白いですね」といい、榎木は「どちらにも感情移入しちゃっているので、戦ってどちらかが勝つのは見たくないなぁ…。なんとか共闘という形で」と期待を寄せた。『#マベりま SHOW』ではアフレコで意識していることや、吹き替えならではの苦労などもトーク。指定されたキャラクターで早口言葉に挑戦するバラエティコーナーも用意されている。また、2018年に公開された映画『ヴェノム』の続編となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の新ビジュアルが、番組内で発表となる。初回は7月15日、第2回は8月7日で、いずれも17時スタート。
2021年07月14日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄された若者たちの姿を描いた『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開される。この度、ハリウッドのスタッフたちが作品を語るフィーチャレット映像が公開された。太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。本作は、その事実を基にした青春グラフィティ。監督・脚本は、『青天を衝け』の黒崎博。柳楽、有村、三浦、そして田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメアがキャストとして参加した。黒崎監督の「もっとほかの国の人たちとも、たくさんこの映画を共有したい」という思いから、本作はキャストのみならず、日米スタッフのタッグが実現。音楽には『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/ スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加。さらに主題歌を福山雅治が担当し、バラード「彼方で」で物語を彩る。本作は、東京・京都で撮影、ニューヨークで音楽を作り、トロントでナレーション録音を敢行、最後にロサンゼルスで仕上げられた。公開されたフィーチャレット映像は、その舞台裏をとらえたもの。ミューリー、ヴォウレス、カラリストのアロン・ピーク、ストーメアの姿が映し出される。ミューリーは、「エキサイティングなのは、1940年代が舞台であっても、作り方や見え方、全員の繋がり方が驚くほど現代的だ。曲を書くのは難しかったけどそれだけの価値はあったと思う」、ヴォウレスは「脚本にワクワクし、とてもいいアイデアだと思った」、アロン・ピークは「この映画をアメリカ人に勧めたいね。防御や告発の視点ではない、とても清潔で無垢な視点だ」と、それぞれが強く惹かれたのは物語だったと語る。そして、ハリウッド映画などを多く手がけてきたマットは、「本作はハリウッドアクションとは大きく異なり、全てが小さなディテールの積み重ねだ」と本作のサウンドについて説明し、アロンは「ベースはあくまで自然だった。できるだけ自然で正確な感覚を心掛けた」、ニコは「3人の表情を見つめ、彼らの物語に触れるリアルな感覚がある。作曲家として素晴らしい機会に恵まれた」と明かしている。そして、プロデューサーのコウ・モリも、「最初こそ距離感のあったアメリカのスタッフたちが、黒崎の情熱と才能に刺激されて、圧倒的な熱量を惜しげもなく放っていく姿に心を揺さぶられた」と振り返る。また、日本では『アルマゲドン』『ジョン・ウィック:チャプター2』などで知ら得る名バイプレイヤーのストーメアは、本作でアルベルト・アインシュタインの“声“役で出演。当初はスケジュールに空きがなく、監督は一度は諦めかけたというが、突然「明日、トロントに来てくれるなら」と提案されたことで、急遽トロント行きを決行。一切の妥協のないアフレコ現場で、「何度も『もう1回、もう1回』とリテイクするので、だんだん『どうなってるんだ』という空気になりました(苦笑)。でも繰り返していくうちに、彼らも火がついて、逆にアイデアを出してくれたり、良いテイクがどんどん出てきました」と、黒崎が振り返っている。本作に寄せて、日本、海外から、本作へのコメントが寄せられた。■アミール・ナデリ(映画監督、『CUT』『山(モンテ)』)「非常に繊細な主題を誠実に描いた作品です。優れた演出で作られ、観客は、1945年の世界に引き込まれて行き、歴史を体験することになります。今日の日本の若い方にぜひ見ていただきたい一作です」■べリーナ・ハス・ヒューストン(作家、南カリフォルニア大学演劇学部特別教授)「家族、自国への忠誠、そして善悪に関する己の倫理観への懸念を抱えながらも、ー原子分裂ーという科学者としての目標にむかい懸命に努力する主人公を通じ、人間の普遍的な複雑さを描く作品となっている。愛国心、良心、そして人としての思いやりを探求する感動的な作品である。」■岩井俊二「マンハッタン計画を余すところなく描いた『シャドー・メーカーズ』。戦闘機開発を描いた『風立ちぬ』。『太陽の子』はその同一線上にある作品だ。新兵器開発に挑む科学者、技術者たちの物語。本作においてその研究は失敗に終わる。この挫折には思わず安堵せずにはいられない。主人公たちのその後の人生の平穏なることを祈らずにはいられない。 」■兼重淳(映画監督、『キセキ ―あの日のソビトー』『泣くな赤鬼』)「イカロスは密猟で手に入れた鳥の羽根を蝋で固め、アポロンに近づこうと空を飛んだ。だが、太陽に近付き過ぎたため翼が溶け、海に堕ちて死んでしまった。人類が手にしてはいけない力がある。修の見た廣島の惨状が正にそれだった。」■北村龍平(映画監督、『あずみ』『ルパン三世』)「あたりまえの日常が、不条理に奪われた時代。 過酷な時代を懸命に生きる三人の若者それぞれの選択。 あたりまえがあたりまえでなくなった今この時代だからこそ、深く胸を刺す。」■城定秀夫(映画監督、『アルプススタンドのはしの方』『猫侍』)「戦争の狂気にのまれ、善悪の彼岸で蠢く科学者たちの業。核分裂の末に迎えた闇を、それでも照らす青春のきらめき。泣いた。」■深川栄洋(映画監督、『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』『神様のカルテ』シリーズ)「柳楽優弥は緑色の光を放っている。彼のエネルギーが尽き果てないように。」■前田弘二(映画監督、『まともじゃないのは君も一緒』『婚前特急』)「〈日本のために〉〈世界のために〉と信じ、突き進んでいく者たちの純粋な眼差し。果たして、何が正しいのか。自分の在り方に苦悩する彼らの姿に、胸が締め付けられました。そんな中、世津のある台詞があたたかくて、涙が出ました。その言葉は、正しいと思いました。」また、その他の著名人コメントもこの度あわせて公開された。※五十音順■赤ペン瀧川/映画プレゼンターこの映画に込められた想いをしっかりと受け止めなければいけない。未来を見つめて歩き出す勇気を与えてくれる映画だと思います。この映画に出会えて良かった!■東ちづる(俳優・一般社団法人Get in touch代表)過去を知る映画だと思っていたら、今と向き合う映画だった!今を生きる自分はどうしたいのか、どう生き抜くのか、マスクを濡らしながら考えた。大人にも、大人になる君にも、ぜひ観てほしい!■いとうまい子 (女優・研究者)研究者の多くは主人公の修と同じようにとてもピュアな心を持ち、未来に向かって研究を続けていますが、ふとした事をきっかけに思いもよらぬ方向へ突き進む事もある。青春とは。人生とは。色々と考えさせられました。■SYO (映画ライター)あの年、あの場所で生きていた人々がいた。映画の中で、生き抜いた役者たちがいた。70余年のときを越えて、つながった魂の結晶。 この映画の価値は、いまだけではなく永遠(とわ)なのだと思う。新たなる、不朽の名作が誕生した。■高田亮(脚本家「そこのみにて光り輝く」「まともじゃないのは君も一緒」)勝ちと負け、善と悪、理論と実証、自己犠牲、精神論、戦争の終結、未来への希望、それら全てを超越する科学者のサガ。青春の季節を、自らのサガに奪われていく青年の表情の移り変わりがひたすらに素晴らしい。■奈良橋陽子(作詞家・演出家・映画監督・キャスティングディレクター)黒崎監督は、柳楽優弥さんから最高のパフォーマンスの1つを引き出した。彼に適したこの役で、柳楽さんの純粋さが輝いている。この作品は多くの人が知り得てないであろう実話に基づいており、私たちは社会的、そして国際的な観点からもこの話を知る責任がある。■古川隆久(日本大学文理学部教授(日本近現代史))敗戦という歴史的極限状況の中で、生や真理といった永遠なるものに思いを馳せる人びと。こうした矛盾が静謐の中で共存する2時間は、自分や人類社会の過去と未来に思いを馳せる得がたい2時間になるだろう。■真木太郎(プロデューサー「この世界の片隅に」)戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください。■松崎健夫(映画評論家)光は人生を照らすが、分け隔てなく平等なわけではない。光があれば、必ず影もあるからだ。光が集まると熱を帯びる。熱は人々の善悪を揺らしながら瓦解させ、再び照らす光となる。そんな循環の中で、私たちは不条理と向き合い生きている。■安田菜津紀(NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)科学には「力」がある。それは時に、人の営みを根こそぎ奪うほどの威力を持つ。権力者たちは、その「力」を手にしようと躍起になり、その陰で翻弄され続ける人々がいる。この映画に描かれていることは、「過去」の話ではない。■柳澤 秀夫(ジャーナリスト)抗うことができない現実に押し潰されながらも、未来を信じ生き抜こうとする若者たち。その姿はあまりに切なくも愛おしい。戦後76年。戦争の実相が霞みがちな今を生きる私たちが何をなすべきか?鋭く問いかけてくる。『映画 太陽の子』8月6日(金)より全国公開。
2021年07月14日映画『映画 太陽の子』完成披露試写会舞台挨拶が7日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、國村隼、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。柳楽と故・三浦春馬さんが兄弟役で、2人の幼なじみを演じた有村は「お二人とは1度共演したことがあったので、自然と幼なじみという関係性ができていて、現場もすごく穏やかでしたし、撮影の合間はすごく笑顔も多かったかなと思います」と振り返る。有村は「縁側で未来について語り合うシーンがあったんですけど、そこは裕之さんが戦地に戻る前夜ということで、もしかしたら3人で会える最後の夜かもしれないというとても切ないシーンでもあったのですが、未来に対する望みが詰まったシーンになったかなと思って。台本にはなかったんですけど、戦地に送り出す裕之、未来を作ろうとしている修に対して言葉じゃないもので伝えたいなと思って、2人の手を握らせてもらいました」と、自身の提案であることを明かす。「言葉じゃない人間の温かさ、ぬくもり、温度が伝わればいいなと思って提案させてもらって、作れたシーン。3人の空気感は穏やかで、微笑ましいシーンになって良かったなと思っています」と語った。朝ドラ『ひよっこ』でもずっと有村を撮影していた黒崎監督は「有村さんは普段理知的な雰囲気を醸し出している方だけど、演じる時になるとびっくりするような本能的なお芝居をされることがよくある。それはよく存じてましたので、あんまりびっくりしませんでした。『来たな』と思いました」と説明する。「ほんの少しですけど肌と肌が触れあってぬくもりを交換し合うことがどんなに大事か、伝わるシーンになったんじゃないかと思います。今、握手もできないじゃないですか。その時代であのお芝居が撮れたのは、あの瞬間だからできたのかな」としみじみとしていた。
2021年07月07日映画『映画 太陽の子』完成披露試写会舞台挨拶が7日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、國村隼、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。印象に残ってるシーンについて柳楽は「僕が好きだったのは海のシーン」と明かし、「太陽の関係や衣装とか、とても難しいシーンで。海に入ったりするので、一発OKじゃないとだめだという緊張感がありました。前日にしっかりリハーサルして、映画の撮影現場なんですけど、緊張は舞台の本番の初日前みたいな。本編でもそういうシーンを見て、すごく良いシーンになったのはあの緊張感があったからだと、印象に残っていました」と振り返る。また、そのシーンで一緒に演技をした弟役の故・三浦春馬さんについて「春馬くんとは10代前半から一緒にオーディションをしていて、戦友というか、ライバルというか、今回兄弟のような関係で、色々関わらせていただいて」と語る。「春馬くんがこの作品に愛を持って参加してくれたように、僕自身も、今回参加したメンバー皆で、春馬くんをこれからもずっと愛して大切にしていきたいなと思っています。そう思える、大切なシーンです」と思いを表した。
2021年07月07日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の場面写真が27日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。劇中で、療養のため戦地から一時帰郷した裕之を労うために振舞われるのが“ちらし寿司”。ちらし寿司の起源には諸説あるが、備前岡山初代藩主・池田光政が庶民の贅沢を戒める倹約令を出したことがきっかけとされる「岡山のばらずし説」が有力視されている。祭事以外の食事は一汁一菜に限るとしたこの倹約令に庶民は反発し、魚や野菜を目立たせないようにご飯に混ぜ、見た目を一菜にしたのがはじまりといわれている。そして、池田光政の命日である6月27日が“ちらし寿司の日”に制定された。今回この「ちらし寿司の日」を記念して、ちらし寿司を囲み久々の再会を喜ぶ幼馴染3人の場面写真&メイキング写真を公開した。修の弟・裕之の戦地からの一時帰郷を祝うために、母・フミと幼なじみの世津が心を込めたちらし寿司を振る舞うシーンで、久々の再会を皆で喜び語らう、作品の中で最も心安らぐシーンである。ちらし寿司の具材にはそれぞれ意味が込められており、「海老:腰が曲がるまで長生きできるように」「蓮根:穴が開いているので、将来の見通しがきくように」「豆:まめに(勤勉に)働き、まめに(丈夫で元気に)暮らせるように」「錦糸玉子:財宝がたまるように」「にんじん:根を張るように」などの意味があるといわれている。戦時中という時代設定のため質素ではあるものの、劇中にも愛情いっぱいのちらし寿司が登場。黒崎博監督は、フードコーディネーターの宮田清美について「生活を描くうえで、食べ物のシーンがいかに大切かよく分かっていてくださった。戦地から一時帰還した裕之のために母親が作るばら寿司ひとつにしても、材料がない中でいかに工夫して作ったかを表現するために、具を何にするか何度も何度もディスカッションを重ねました」と振り返った。(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年06月27日柳楽優弥の主演、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春群像劇『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開。この度、柳楽さん演じる石村修と“世界を変えられるかもしれない”極秘の研究に挑む、京都帝国大学の“物理学研究チーム”に実力派&若手注目俳優陣が集結していることが分かった。太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品である本作は、時代に翻弄され、それぞれの葛藤や想いを抱え全力で生きた若者たちの、等身大の姿が描かれる。研究を進めていく“教授陣”には、実力派が揃った。「F研究」のリーダーを務める理学部の助教授・木戸貴一を演じたのは、お笑い芸人としてデビューし俳優に転向した経歴も持ち、『アウトサイダー』『Fukushima50』『朝が来る』などの話題作に出演、いまや日本映画界に欠かせない俳優の一人・三浦誠己。物理学研究室で助手として、葛藤する学生たちを兄貴の様に情熱的に支える清田薫には、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ほか多数のドラマ、『罪の声』『バイプレイヤーズもしも100人の名脇役が映画を作ったら』など映像世界のみならず、舞台でも活躍している尾上寛之。研究室で工学系の助教授・岡野真三を、『罪の声』で昨年度日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめ、キネマ旬報ベスト・テンなどで助演男優賞を受賞するなど活躍の場をさらに広げている名バイプレイヤー宇野祥平が演じている。そして、修と共に切磋琢磨し研究に勤しむ“学生役”には、いま出演作が続く俳優たちが出演。修と共に「F研究」に挑む学生・花岡喜一を、ミュージシャンとしても活躍する一方、俳優デビュー作の映画『色即ぜねれいしょん』で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』、新ドラマ「イタイケに恋して」など俳優としても出演作品が続く渡辺大知。修と同学年で、結果を見いだせない研究に疑問を持ち戦地へ赴いてしまう堀田茂太郎を、映画『青空エール』『恋は雨上がりのように』『サヨナラまでの30分』などに出演、2018年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ニューウェーブアワード賞男優部門を受賞するなど若手を牽引する葉山奨之。同研究室で彼らと共に研究に携わる村井正史を、劇団「赤堤ビンケ」を旗揚げ、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズ3作目『ロードサイドの逃亡者』で映画初主演、『キセキあの日のソビト』『凪待ち』『37セカンズ』『きみの瞳が問いかけている』など、様々な作品で確かな存在感を示す奥野瑛太が演じている。この度到着した、研究室チームの姿をとらえた場面写真には、熱心に研究を指導する教授陣、科学者としてはまだ駆け出しで学生らしいあどけなさもみせる学生たちの姿、そして束の間の談笑など、様々なシーンが切り取られている。『映画 太陽の子』は8月6日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年06月13日8月6日(金)に公開する『映画 太陽の子』より、予告編とポスタービジュアル、主題歌情報が解禁となった。本作は主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像劇。パイロット版と言うべきTVドラマが2020年にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ『太陽の子』がドラマ版とは異なる視点と結末が加わり、本映画でついに完結する。作・演出は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』や、大河ドラマ『晴天を衝け』の黒崎博。『太陽の子』は太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品で、極秘任務に携わる科学者・修を、今年『ターコイズの空の下で』『HOKUSAI』と主演作が次々に公開する柳楽優弥が演じる。そして、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を、大ヒット公開中の『花束みたいな恋をした』に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を、『天外者』『ブレイブ -群青戦記-』に出演した三浦春馬。日米合作のスケールの大きさを覗かせる本作にはさらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也らが脇を固め、国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。解禁された映像は、笑顔で「いっぱい未来の話しよう」と固く手を結びあう3人の姿から始まる。まずは「今研究しているもんが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と未来への可能性を信じ、未知なる世界への研究に目を輝かせ「実験しましょう!」と夢中になる修(柳楽)。続いて「戦争が終わったら仕事する。結婚はその後や!」と現実をしっかり見つめ、未来への強い意志を持つ世津(有村)、「怖いよ、俺だけ死なんわけにはいかん」と戦場への恐怖をさらけ出す裕之(三浦)も確認できる。さらに「俺らがやってることは正しいことですか?間違ってるんですか?」と物理学の魅力を感じながらも、一方で多くの命を奪う兵器開発を担うという葛藤に抗う修の姿も。そして研究を続けようとする修に向かって「科学者とはそんなに偉いんか」と諌める母親・フミ(田中裕子)や「(戦争に)勝っても負けても何も変わらん!」と、強い怒りを顕にする世津、命を顧みず戦場へ向かおうとする研究生に「生きるんや」と強いまなざしで研究室へ残るように促す荒勝教授(國村隼)も映し出された。キービジュアルは1点を見つめる修・世津・裕之それぞれの表情が並ぶ。3人が見つめる先には一体何があるのか、それぞれの想いが溢れ出す、映画本編を観て確かめたくなる1枚だ。また6月4日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか、一部劇場を除く全国の上映劇場にて、特製クリアファイル付ムビチケも発売開始。そして主題歌は福山雅治「彼方で」に決定した。過去に原子爆弾が投下された故郷・長崎に現存する被爆樹木を通じ「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーでもある福山。本作品の修と世津、裕之の3人が時代に翻弄されながらも懸命に生きていく姿と、愛する者への思いを描いた本作に共感し、鑑賞後に製作陣とヒアリングや打ち合わせを重ねて製作されたという。福山雅治・コメント僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています。『映画 太陽の子』8月6日(金)公開
2021年06月02日柳楽優弥と田中泯がW主演を務める映画『HOKUSAI』が5月28日(金)に公開となる。この度、本作より新たな本編映像が公開された。代表作『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。台湾では葛飾北斎の作品も扱われた展示「江戸風華-五大浮世絵師展」が2020年に1月から4月まで台北市で開催され、北斎の絵を一目見ようと10万人を超える来場者が訪れる大盛況を見せた。本作がどう受け入れられるのか注目したい。さらにアジアや中南米、ヨーロッパ、北米での公開も準備中ということで、ますますの広がりも期待できるだろう。公開となったのは、阿部寛演じる耕書堂の店主・蔦屋重三郎が逆境にも負けずに勝機を見据え、前へ進もうと力強い決意を見せる本編映像。蔦屋重三郎と言えば葛飾北斎はもちろん、喜多川歌麿や東洲斎写楽など世界中に名を轟かせる、数々の絵師をこの世に輩出した江戸時代の名プロデューサー。レンタルビデオ・書店大手企業である“TSUTAYA”は、彼の名プロデューサーぶりにあやかって名付けられたとも言われる。日本独自の町人文化が栄えた頃、華やかな浮世絵は当時、庶民の間でも圧倒的な人気を誇っていた。しかし幕府の弾圧によりその状況は一転、版元や絵師は創作の自由を奪われていった。本映像では、禁制を犯したとして幕府にいち早く目を付けられた耕書堂の作品たちが無情にも燃やされ、店中も乱されて荒れ果てた場面が映し出される。その光景に立ち1枚の絵を手に取る重三郎は、汚されてもなお妖艶な魅力を纏う喜多川歌麿の作品に改めて感嘆し、「全くありがてえもんだ、出る杭は打たれるってな。つまりうちが江戸で頭一つ抜けた版元だってお墨付きを貰えたってことだ」と今後の商いが危ぶまれそうな非常事態にも臆していない様子。さらに、「こいつは恵の雨ってもんよ。これで江戸中がうちの出方に目凝らしやがる。種を植えるには、またとねぇ折ってことよ」と、ピンチな時こそ勝機と捉えており、決意を込めたその眼力も凄まじく、江戸随一の名プロデューサーたる堂々とした姿だ。阿部は蔦屋重三郎について「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います。幅広い人脈を大事にしながら交流の場を多く持って、様々な才能を見つけ出し、世界に発信していきたいという夢を持ちながらも、夢半ばで亡くなっていったんですよね」と語り、演じるにあたり葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館に足を運んだことも明かす。さらに「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と今はそう思っています」ともコメント。また橋本一監督も自身が出演したラジオ番組で「絵を描くということ自体は当然ですが、一番は北斎の不屈の心を描きたいと思っていました。期せずしてですが、コロナで大きな打撃を受けている現代やそれを取り巻く状況において”負けてはいけない”という強い心は不変であり、何度でも立ち上がれるのが人間だ、というメッセージを強く込めました」と本作への思いを語り、未曽有の事態に直面している今だからこそ、あらゆる逆境に立ち向かい、道を切り開いていく大切さを感じさせてくれる。さらに劇中には人生を懸けて絵を描き続けた葛飾北斎や、希代の名プロデューサーとして若き才能たちを発掘し育て、「絵は世の中を変えられる」と熱い信念を貫いた蔦屋重三郎など、一時代を築き今も人々を魅了する、名匠たちの金言が溢れている。ぜひ彼らの生き様と魂揺さぶる熱い言葉を映画遺憾で堪能してほしい。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月05日佐藤健と阿部寛が共演した映画『護られなかった者たちへ』が10月1日(金)に公開される。この度、佐藤と阿部のインタビューとメイキング映像を使用した特別映像と場面写真8点が解禁された。本作品は「このミステリーがすごい」の受賞作家である、中山七里の傑作小説を映画化したもの。殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役に佐藤健、彼を追う刑事・笘篠役を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都ら日本映画界を代表する豪華演技派キャストが集結する。監督は瀬々敬久(『64-ロクヨン-前編 / 後編』)、脚本は林民夫(『永遠の0』)、瀬々敬久と、これ以上ない布陣で贈る第一級のヒューマンミステリーだ。物語は全身を縛られたまま餓死させられるという、異様な手口の連続殺人事件の発生から始まる。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根(佐藤)という男。刑事の笘篠(阿部)は利根を追い詰めるが、決定的な証拠がつかめないまま第3の事件が起きようとしていた。なぜ、被害者はこのような無残な殺され方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、事件の裏に隠された切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。公開されたインタビューにおいて、利根役を演じた感想を問われた佐藤は「何度かテイクを重ねさせてもらったので、本番が始まったらゼロに戻して、その時感じたままやりました」と常に新鮮な気持ちで撮影に臨んだことを明かしている。また瀬々敬久監督の演出について阿部は、人間の複雑な心理を表現することに関して「そういう所を繊細に撮ってくださると思ったので、瀬々監督を信じてやっていました」と、監督への厚い信頼を語った。さらに、特別映像の冒頭にも使用されている佐藤が泥水に押しつけられ「ふざけんな!」と叫ぶ迫力シーンのメイキングの他、撮影の合間に監督と話し合う阿部の姿、そして清原や倍賞などふたりを取り巻く登場人物の表情も垣間見える映像も。そして佐藤の「人と人との繋がりとか、絆だとか、愛だとかが観ている方に伝わってくれたら嬉しい」と本作を観てくれる方々へ向けての熱いメッセージで締め括られる。同時に公開された場面写真は、いずれも登場人物がそれぞれの想いを抱えた表情から、ミステリーの先にある人間ドラマを予感させる。『護られなかった者たちへ』10月1日(金)公開
2021年05月04日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『太陽の子』(8月6日公開)の場面写真が30日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。このたび本作の場面写真9点を一挙解禁。戦争が終わった先にある人生を考えている世津に背中を押され、「いっぱい未来の話、しよう」と3人で手を取り合うカットや、原子核爆弾の開発という極秘任務に携わる科学者・修が一科学者として目の前の研究に没頭し、黒板をはみ出してガラス戸にまで数式を書き連ねる姿などが解禁された。他にも、教授を囲み実験に臨んでいる研究室の様子、戦地から戻ってきた笑顔の裕之、海辺で修と裕之を抱きしめる世津の姿、戦地へと向かう息子の頬に優しく触れる母・フミの切ない表情など、時代に翻弄されながらも毎日を生きている修たちの、様々な表情と揺れ動く気持ちに迫った場面写真になっている。
2021年04月30日公開日が8月6日(金)に決定した『映画 太陽の子』の場面写真が一挙公開された。本作は主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像劇。パイロット版と言うべきTVドラマが2020年にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ『太陽の子』がドラマ版とは異なる視点と結末が加わり、本映画でついに完結する。作・演出は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』や、大河ドラマ『晴天を衝け』の黒崎博。『太陽の子』は太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品で、極秘任務に携わる科学者・修を、今年『ターコイズの空の下で』『HOKUSAI』と主演作が次々に公開する柳楽優弥が演じる。そして、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を、大ヒット公開中の『花束みたいな恋をした』に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を、『天外者』『ブレイブ -群青戦記-』に出演した三浦春馬。日米合作のスケールの大きさを覗かせる本作にはさらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也らが脇を固め、国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。そしてこの度、本作の場面写真9点が一挙公開された。戦争が終わった先にある人生を考えている世津に背中を押され、「いっぱい未来の話、しよう」と3人で手を取り合うカットが感じさせるのは、戦下の中前向きに生きる彼らの強い決意と絆。また、原子核爆弾の開発という極秘任務に携わる科学者・修が、一科学者として目の前の研究に没頭し、黒板をはみ出してガラス戸にまで数式を書き連ねる姿は、“実験バカ”と周りから言われている彼の個性を垣間見ることができる。他にも、教授を囲み実験に臨んでいる研究室の様子、戦地から戻ってきた笑顔の裕之、海辺で修と裕之を抱きしめる世津の姿、戦地へと向かう息子の頬に優しく触れる母・フミの切ない表情など。時代に翻弄されながらも毎日を生きている修たちの、様々な表情と揺れ動く気持ちに迫った場面写真となっている。激動の時代にそれぞれの悩みや葛藤を抱えながらも精いっぱい生きる若者たちの姿を描く『映画 太陽の子』。1945年、広島市に原子爆弾が落とされた8月6日(金)に公開される本作で、平和への思いを馳せてほしい。『映画 太陽の子』8月6日(金)公開
2021年04月30日柳楽優弥、有村架純、三浦春馬といった豪華共演で贈る日米合作『映画 太陽の子』。この度、本作の特報映像とティザービジュアルが公開された。本作は、日本の原爆開発を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの姿を描いた青春群像劇。本作のパイロット版というべきTVドラマは昨年放送され、反響を集めた。太平洋戦争末期に実際に海軍からの密命を受け、京都帝国大学物理学研究室が行っていた「F研究」の事実を基に作られたフィクション作品となっており、極秘任務に携わる科学者・修を柳楽さん、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を有村さん、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を三浦さんが演じ、ドラマ版とは異なる視点と結末が加わり、ついに物語が完結する。到着した特報映像では、「いっぱい、未来の話しよう」と、修、世津、裕之が手を取り合うシーンからスタート。研究者として純粋に実験に没頭しながらも、国の運命を左右する極秘任務に向き合い苦悩する修、「俺だけ死なんわけにはいかん」と、兵士であることへの葛藤を見せる裕之、そしてそんな兄弟を包み込むような笑顔を見せ、「戦争が終わったら仕事する」と誰よりも未来を考る世津…それぞれの思いが感じられる。同時に公開されたティーザービジュアルは、青空と海、そして白い砂浜が美しい場所で、3人が未来を見据えて歩みを進める姿が写し出されている。『映画 太陽の子』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年04月14日柳楽優弥と有村架純、三浦春馬さんが出演した青春群像劇『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開することが決定。あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。本作は太平洋戦争末期に実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品。2020年にNHKで放送されたパイロット版と言うべきテレビドラマも大きな反響を呼んだ。極秘任務に携わる科学者・修を『ターコイズの空の下で』や『HOKUSAI』と主演作が次々に公開する柳楽優弥、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を『花束みたいな恋をした』に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を『天外者』や『ブレイブ -群青戦記-』に出演した三浦春馬さんがそれぞれ演じる。葛藤や想いを抱え全力で生きた若者たちの物語が、ドラマ版とは異なる視点と結末でついに完結する。さらに日米合作となる今回は田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也など国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。監督・脚本は『ひよっこ』(2017年)、そして現在放送中で、高視聴率をたたき出している『青天を衝け』の黒崎博。音楽はアカデミー賞5部門ノミネートの『愛を読むひと』(2009年)のニコ・ミューリー、サウンドデザインに同賞8部門ノミネート、主題歌賞を受賞した『アリー/ スター誕生』(2018年)のマット・ヴォウレスと、ハリウッド最高峰のステージで活躍するスタッフが集結した。そして『アルマゲドン』(1998年)、『ジョン・ウィック チャプター2』(2017年)で知られる名バイプレーヤーのピーター・ストーメアがアインシュタインの声で出演。10年以上の年月をかけ構想し、日米最高峰のスタッフ、キャストにより誕生した、今夏最注目の作品がいよいよ劇場公開となる。公開された特報映像には修と世津、裕之、それぞれの表情が切り取られている。単純に“未知の世界”へのあくなき探求心で研究者として純粋に実験に没頭しながらも、国の運命を左右する極秘任務に向き合い苦悩の表情を浮かべる修、兄弟ふたりを包み込むような笑顔を見せる一方で「戦争が終わったら仕事する、ふたりは考えないの?」と力強く話し、誰よりも未来を考えている世津、そして「俺だけ死なんわけにはいかん」と兵士であることへの葛藤に涙を見せる裕之。3人3様の思いを抱えながらも、「いっぱい未来の話、しよう」と、固く手をつなぎあうとき、彼らが見つめている先にあるものとは。ティザービジュアルは、青空・海・白い砂浜が並び、未来を見据えて歩みを進める姿がまさに“青春グラフィティ”を思わされる。夏の海で3人が未来を信じ、どのように過ごしたのか、想像が膨らむ1枚だ。『映画 太陽の子』8月6日(金)公開
2021年04月14日3月14日に発売されたばかりのファーストスタイルブック『RB17 りゅうびセブンティーン』(SDP)の重版も決定した俳優・宮世琉弥。昨年末に出演した『恋する母たち』(TBS系)、最終回を迎えたばかりの『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』(カンテレ・フジテレビ系)と順調に俳優業を駆け上がる宮世に、将来の目標として掲げる「映画を撮る」や、自分のやりたいことをやらせてくれる両親への思いのほか、田中将大投手が帰ってきた地元・宮城の東北楽天ゴールデンイーグルスへの期待も聞いた。○■17歳の誕生日は、いつもと同じように家族と――スタイルブックのタイトルの通り、今年1月に17歳になりました。誕生日はどのように過ごしましたか?お仕事をして、ファンのみなさんと生配信でお祝いして、それから家に帰って、いつもの年と同じように両親と3人の妹たちと一緒に誕生会をしました。ケーキを前に、妹が「お誕生日おめでとう!」の掛け声をかけてくれて、「いえーい!」とお祝いしました。楽しかったです。――発売になったスタイルブックではこの17年間をじっくり振り返れたとのことですが、この企画があったからこそ、改めて発見したことはありますか?自分は何かを作ったり表現することが好きなんだなと改めて感じました。絵を描いたり、絵画展に行ったり、カメラで写真を撮影したり。自分の趣味からもそう感じましたし、俳優というお仕事についても同じように感じました。――なかには家族とのエピソードも登場します。忘れていたけど、今回のことで思い出したといった出来事はありましたか?忘れていたような出来事はなかったです。どれもちゃんと自分の記憶に残っています。子どもの頃にプリンを隠れて食べて怒られたなとか(笑)。○■自分が元気づけられたように、自分も人を元気づけられる存在に――10年後の自分へのメッセージも綴られています。「ちゃんと売れているか!」と呼び掛けていたり。宮世さんは、以前から明確な目標がありますよね。20歳までに主演映画、25歳までに日本アカデミー賞を受賞、30歳になったら映画を監督すると。10年後というと、20代後半です。今の僕は、本当にいろんな経験をさせていただいていると思います。いろんな方とお芝居をして、いろんな現場に行って、たくさんの人と出会って、すごい経験だと思います。10年後の自分は、そんな今の自分をはるかに上回っていたい。自分自身が自分をすごいと尊敬できるように。俳優としても人としても成長していたいです。――映画を作りたいという目標は、小学生のときにスカウトされて芸能活動を始めてから思うようになったのでしょうか。それとも、もともとそうした気持ちがあった?芸能活動をしたいと思うようになったきっかけが、僕自身も被災した東日本大震災が落ち着いてすぐのころ、ももいろクローバーZさんが来てくれたときのパフォーマンスを観たことでした。すごいパワーをもらいました。自分と同じように、元気づけられた人はたくさんいると思います。自分自身、芸能界でお仕事をするようになって、自分もあのときのももクロさんのようになりたい、そして震災の映画を作りたいと、自然と思うようになりました。○■家族の応援「周りに流されるな。やるならちゃんとやれ」――なぜ映画製作という目標になったのでしょう。生き残った僕にできるのは、分かりやすく、あの時の震災をみなさんに伝えていくことだと思いました。言葉で伝えるのも大切ですが、映像があるとより伝わりやすいし、こうして俳優として演技をさせていただいているので、演技でも恩返しをしたい。そして監督をすれば、自分自身が伝えたいメッセージそのものを伝えられる。そのためにも演技だけでなく、いろいろな趣味も含めて吸収しているところです。――「恩返し」という言葉は本の中にも登場しますね。「恩返し」とは?まずは両親に。普通の親孝行もそうですが、僕が有名になって、色んな作品に出てお芝居を見せることが、一番の恩返しになると思っています。ファンのみなさんにはファンクラブの活動や、こうしたスタイルブックを届けることも、恩返しになっていると思いますし、色んな人に出会って、ちゃんと自分の好きなことをやって、みなさんに作品を届けていくことが、恩返しになると思っています。――尊敬する人にご両親をあげていますね。僕のやりたいことを「やっていいよ」と応援してくれるんです。小学生でスカウトされたときも、「頑張れ」と言ってくれました。当時、スカウトされてすぐに所属ではなくて、顔合わせが必要でした。その顔合わせに行くと決める段階で、「この仕事をやっていくのだという意識をちゃんと持って、周りに流されるな。やるならちゃんとやれ。絶対に受かれよ」と言ってくれました。僕もやりたいという意志を明確にして入りました。○■マー君が世界から地元・宮城に帰ってきた――ところで宮世さんは小学生の頃、楽天ジュニアに所属していたんですよね?はい。楽天の選手たちに練習を一緒にしてもらったこともあります。それってジュニアじゃないと出来ないことですよね。選手とキャッチボールしたり、打たせてもらったり。よく覚えてます。最初は緊張しましたけど、みなさんすごく優しかったので、もっと野球を好きになりました。――今年は田中将大選手が日本球界に復帰しました。そうなんです! 早く会いたい! やっぱり自然と楽天を応援しますね。今年はもっと一気に強くなると思います。マー君が、日本のマウンドで……。ヤバいですよね。あー、テレビ見なきゃ。すごく嬉しいですし、自分もその勢いに乗りたいです。マー君が世界から宮城に帰ってきた。僕は外に出て行って、みなさんに何かをお届けしたいです。――ではまず今年の目標を教えてください。17歳は、何かひとつに絞るのではなく、いろんなことに挑戦していきたいです。いろんなことやモノ、いろんな人に興味を持って、新しいことをいっぱい見つけていきたい。苦手そうだと思ったことも、まずはチャレンジしたい。そのうえで苦手だったら仕方ないですけど、それが苦手なんだと分かるうえでも、まずはやってみたい。ひょっとしたら楽しいかもしれないですしね。――最後にスタイルブック発売へのコメントをお願いします。初めてのスタイルブックがこの作品で良かったと思っています。本当に僕の説明書みたいに、盛りだくさんの内容です。僕を知ってくれている方も、知らない方でも、チェックしてください。いろんな僕を知ってもらえると思います。■プロフィール宮世琉弥2004年1月22日生まれ、宮城県出身。小学校5年生のときにスカウトされる。2019年に苗字を公募し、出身地である宮城から世界へ羽ばたけるようにという願いを込めて宮世琉弥に改名した。同年すぐにドラマ『パーフェクトワールド』で役者デビュー。2020年、ドラマ『恋する母たち』で、一気に注目を集める。1月期には『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』と連続ドラマ2作に出演した。3月14日にファーストスタイルブック『RB17 りゅうびセブンティーン』を発売。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年03月27日