俳優の中村雅俊、馬場徹、森岡龍、女優の桜井美南が6日、東京・赤坂の赤坂サカスで行われた「ネスカフェ キットカット アイスリンク」オープニングセレモニーに登壇した。赤坂サカスで開催中のスケートリンク「ホワイトサカス2016-17」が、このたび「ネスカフェ キットカット アイスリンク」として装い新たにオープン。ネスカフェドルチェグストのコーヒーやキットカットショコラトリーの販売が行われるほか、貸し靴エリアでは、ネスレとスカイマークのタイアップから生まれたWEBドラマ『踊る大空港、或いは私は如何にして踊るのを止めてゲームのルールを変えるに至ったか。』を紹介する。オープニングセレモニーには、同作に出演する中村、馬場、森岡、桜井が登場。3人の上司を演じた中村が「3人は現場で大変な思いをしている」と言うと、馬場は「裸で壁に突っ込むとか、泥に突っ込むとかムチャクチャなことをやらされました」と告白し、森岡も「あんなに全身泥まみれになることはない。最初で最後だといいよね」と本音を漏らした。そして桜井は「初めて茨城弁に挑戦して、東京出身なので苦戦しました」と打ち明けた。中村は、部下役の3人の奮闘ぶりに「やれー!やれー!ばっかりで申し訳ない」と言うも、馬場が「この先もう一度泥に突っ込むことはあるのか?」と口にすると、「あると思います」とおもしろがり、馬場は「あるのであればやりたい。泥俳優として!」と覚悟。また、中村は「監督たちがいかに今までない映像やストーリー、カットを…今までの常識とはずれたものを撮ろうかと真剣に考えてやっているのがおかしかった。どう泥に入ろうか考えている監督を見るのは楽しかった」と振り返った。セレモニーでは、テープカットの後、平松愛理が歌うネスカフェのCMソング「LaLa、smile」に合わせたスケートショーも実施。4人は「おもしろい」「一緒にすべってみたい」「あのスピードを味わいたい」などと見入っていた。なお、「ネスカフェ キットカット アイスリンク」は2月14日まで開催される。撮影:蔦野裕
2017年01月06日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の公開稽古及び囲み取材が19日、都内で行われ、ロミオ役の古川雄大&大野拓朗、ジュリエット役の生田絵梨花(乃木坂46)&木下晴香が登場した。同作はシェイクスピアによる名作を2001年にパリでミュージカル化。全世界でのCD・DVD売上が700万枚にわたるヒットを記録し、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後、2011年に日本オリジナルバージョンを上演、2013年に再演を行い、今回が4年ぶりの公演となる。この日の公開稽古では「いつか」(古川&木下)、「バルコニー」(大野&生田)、「世界の王」(古川&馬場徹&平間壮一)の3曲を披露。大掛かりなセットを使った有名なバルコニーの場面でしっとりと歌い上げ、さらに古川が「ダンスナンバーが見どころ」と語るように、男性キャスト中心の華やかなダンスも見せた。ロミオとジュリエットが愛し合うシーンも描かれることになるが、現役アイドルの生田は「私自身はこの作品にはアイドルとして参加するわけではないので、しっかり身を委ねたいとは思っています」と真摯に答えた。生田は「ファンの方は心配されているのかなと思ってるんですけど、直接私にかけてくださる言葉は応援の言葉だったり、体調を気遣ってくださる声が多い」と感謝し、「その分自分が返していけたらと思います」と決意を新たにした。演出を務める小池修一郎について、生田は「自分の中で直さなきゃとどこかで思っていたことを的確に指導してくださったり」と語る。「新しい発見ばかりで、必死についていきたい」と初日までの思いを表した。また、何度も小池演出作品に携わっている古川は「今回特に力が入っているんじゃないかというくらい」と、小池の迫力を明かした。「ミュージカルファンとして、小池先生の美的感覚が好き」だという大野は、「視覚で見たときの美しさが抜群に素晴らしい」と絶賛。「体の開き方とか、全てご指導しただいて、美しく見えるようにと教えていただいている」と、稽古を振り返った。オーディションで選ばれ、今回が初舞台となる木下は「自分の気持ちがあるから動くという自然なお芝居ができるように、これからどんどん稽古を頑張っていかなければいけない」と決意。同じ役を演じることになる生田とも「毎日相談しあいながら作り上げていっています」と、皆で作り上げる様子を語った。東京公演は赤坂ACTシアターで2017年1月15日~2月14日、大阪公演は梅田芸術劇場で2017年2月22日~3月5日。
2016年12月19日発達障害の治療、お薬はどんなときに使われる?出典 : 発達障害に対してお薬が使われるとき、それは全て対症療法として投与されます。対症療法とは症状を和らげることが目的の治療で、根治、つまり障害を治すための治療でありません。残念ながら現在の医学の水準では、発達障害を根治する治療はありません。ただ、適切なタイミングと種類、量のお薬を使うことで、その症状を緩和できる場合があります。どんな症状に対してお薬が使われるの?出典 : では主にどんな症状に対して、お薬が使われるのでしょうか。自閉スペクトラム症の場合には最も効果が確かめられているのは、その易刺激性、つまり刺激に対して反応しすぎる状態に対する投薬です。日本でもいくつかの抗精神病薬が、厚生労働省からその適応を正式に承認されています。こうしたお薬は自傷や他害といった攻撃的な行動がある際に用いられますが、その効き目の見極めには大事なポイントがあります。易刺激性に基づく攻撃的な行動、例えば嫌いな音を聞いた後のパニックやイライラする状況から逃れるために人を突き飛ばすなどの行動には、ある程度効果が期待できることがあります。一方で、遊びの目的、つまり「窓ガラスを叩くといい音がして楽しいから」とか、コミュニケーションや交渉の目的で「冷蔵庫を開けさせるために家族を叩く」とかの行動には、お薬の効果は期待しにくいのです。ここを上手く見極めて使わないと、無効なお薬を飲むことになったり、大量にお薬を使って、効果よりむしろ副作用が問題になったりすることが起こってきます。結局はお薬を使う場合にも、その標的となる行動の分析が必ず必要となるのです。著しい反復的な行動に対してもお薬が使われることがありますが、この場合もその背景が重要になります。遊びの性格が強い反復的な行動にはお薬はほとんど効果がありません。もしこれを薬で止めようとすると、大量のお薬を使って、眠くてだるくて遊ぶ元気もないという状態を作ることになってしまいます。一方で不安や強迫といった、「やらないと心配」「やらないと落ち着かない」からやむを得ずやっているという、繰り返しの行動には時にはお薬が有効な場合があります。その他、睡眠の障害やカタトニアなどの症状に対して、それぞれの状況にあったお薬が使われることがあります。これらの場合にも有効な場合とそうでない場合の見極めが必要ですので、主治医にご相談いただくとよいでしょう。また注意欠如多動症(ADHD)に対しても、お薬が使われることがあります。実はADHDの治療薬は、あらゆる精神科のお薬の中でも一番効き目が確かなお薬の一つです。投与するとかなり高い割合で効果を発揮します。しかしこれも対症療法に留まり、一方で副作用もしっかりあるので、使いどころを見極める必要があります。どんなときに「薬を使う」という決断をすれば良い?出典 : さてそれでは、どんなときにお薬を使うことを考えればよいのでしょうか。発達障害そのものへの投薬は常に対症療法であるため、発達障害があること、それだけでは投薬の対象にはなりません。必要な対応や環境の調整をして、それでも本人の苦しさが続くとき、またいろいろな対策を講じていてもどんどん環境との不適合が増しているときは、お薬をつかうことを考えても良いでしょう。自分の場合には、「人生の中で嫌いなもの・ことがどんどん増えているとき」というのを一つの基準にしています。またお薬以外の方法をとることがそもそも難しい場合も、投薬を考えることになります。家庭の状況に全く余力がないとき、家族に他の危機が訪れているときなどには、時期を限ってお薬を使うこともあります。もう一つ、これは発達障害に対する投薬ではありませんが、併存する他の精神疾患がある場合には、当然その治療薬を使うことになります。また最も大切で難しいのはお薬のやめどきです。これについては、常に止めることを考えながらお薬を使う、というのがおそらく正解であると思います。減薬や中止のチャンスを常にうかがっていないと漫然とお薬を使うことになってしまいます。・標的となっていた症状が改善してきたとき・環境との不適合が小さくなってきたと感じられるとき・他の支援がうまく回り始めたときなどが、お薬を減らす・止めるチャンスです。ただし急な中止や減量によって逆に有害な症状を来すお薬があるので、減量、中止の際には必ず医師と相談してください。
2016年10月14日ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』<来日版>が10月5日より開幕。初日にレッドカーペットイベントが行われ、先立って上演された日本版に出演した小池徹平、三浦春馬らが登壇した。【チケット情報はこちら】三浦は「本当楽しみにしてました!僕達が先陣を切って楽しみたいと思います!」とコメント。イベントにはふたりのほか、玉置成実をはじめとした日本版キャストや、日本版で演出協力・上演台本を担当した岸谷五朗、訳詞を担当した森雪之丞らが登壇。また、はるな愛、石田ニコル、八木アリサ、立花恵理、新日本プロレスの本間朋晃、道標明(田口隆祐)らも登場し、開幕に華を添えた。『キンキーブーツ』は、2005年に公開された映画をミュージカル化。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子・チャーリーが、ドラァグクイーンのローラと出会い、差別や偏見を捨てて、工場をドラァグクイーン専門のブーツ工場へと再生させていく物語。シンディ・ローパーによる書き下ろし楽曲も大きな話題となり、2013年、トニー賞で最多となる13部門にノミネート。作品賞、主演男優賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞。今もなおブロードウェイで人気を集めている。ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』<来日版>は東京・東急シアターオーブにて10月30日(日)まで上演。その後、大阪・オリックス劇場で11月2日(水) から6日(日)まで上演。チケットは発売中。
2016年10月06日俳優の三浦春馬と小池徹平が、ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』来日版の初日レッドカーペットイベントに登場した。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリーが、ドラァグクイーン・ローラのアドバイスを受け、工場を立て直していく。三浦と小池は、8月から9月まで行われた日本人キャスト版をW主演で好演。連日当日券に人が並ぶほどの人気を博した。レッドカーペットに登場した2人はボードにサインを書き込み、三浦は「本当に楽しみにしてました! 僕たちが先陣を切って楽しんできたいと思います! 今日はよろしくお願いします」とガッツポーズを見せた。また、三浦&小池の次に現れたはるな愛は「もうキンキーブーツ大好き~! みなさん絶対に見逃せないよね~」と自身の持ちフレーズに合わせてアピール。他、岸谷五朗&森雪之丞、日米子供役チーム、玉置成実ら日本人版キャスト、石田ニコル&八木アリサ&立花恵理、新日本プロレス本間朋晃&道標明(田口隆祐)、新宿二丁目のドラァグクイーンチームが登場した。ブロードウェイ・ミュージカル 『キンキーブーツ』<来日版>東京公演は東急シアターオーブで10月5日~30日、大阪公演はオリックス劇場で11月2日~6日。
2016年10月05日注目のイットガールが登場する『anan』の連載。今回登場したのは、モデルからグラビアまで幅広く活躍中の馬場ふみかさんです。上映中のガングロギャル映画『黒い暴動』で主演を務め、ファッションモデル、グラビアと幅広い表現力を見せる馬場さん。「演じたり、写真を撮られたりと内容は違いますが、あまり意識せずに現場の雰囲気任せ。『黒い暴動』の撮影は部活動みたいで楽しかった~!」と、終始自然体の彼女。誰もが見惚れるスタイル維持も「特に何もしていない」のだそう。「お酒が大好きで大食い。撮影前の3日間で調整します(笑)」。好きな食べ物を尋ねてみると、「辛いもの。My七味を持ち歩くほど大好き!」。◇ばば・ふみか1995年生まれ。『non‐no』専属モデル、女優、グラビアとマルチに活躍。プライベートショット満載の公式ブログも人気。初主演映画『黒い暴動(ハート)』は全国順次公開中。◇上京しても忘れられない家族との思い出の味。小さい頃から、家族みんなでの外食といえば蕎麦。ヘルシーで大好きです。◇旭山動物園に行ってテンションMAX♪この夏、両親の実家がある北海道へ。大好きな旭山動物園に行けて大満足。◇走ることは苦手だけどマラソン頑張ります!来年1月のマラソン大会出場に向けて、春からトレーニングを継続中!※『黒い暴動』の正式タイトルは、最後にスミのハート記号あり。※『anan』2016年9月14日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花
2016年09月11日前大阪市長で弁護士の橋下徹さん(47)がSMAPメンバーへ“粋”な贈り物をし、ファンの間で話題になっています。2016年9月5日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の中の人気コーナーである『ビストロスマップ』にゲストとして橋下さんが出演。“ヘルシーなカレー”をオーダーしました。勝利したのは木村拓哉さん(43)と草なぎ剛さん(42)のペア。橋下さんは勝利チームへの贈り物として大阪の伝統工芸品である“天満切子”を贈りました。しかし、橋下さんは『実は3名の皆さんにも持ってきているんですよ』とサプライズで香取慎吾さん(39)、稲垣吾郎さん(42)、中居正広さん(44)へそれぞれ天満切子をプレゼントしました。橋下さんはプレゼントした天満切子について、それぞれ『皆さんに合わせた』と説明し、中居さんは“中心のデザイン”、木村さんと草なぎさんは“エッジのきいた感じ”、稲垣さんは“繊細”、香取さんは“斬新”と紹介。最後に橋下さんは『またいつかどこかでこの器を使っていただければものすごくうれしいですね』と話しました。この橋下さんの行動に対し、SMAPファンからは賞賛の声が上がっています。●橋下前大阪市長の“粋”な計らいに、ファンからは賞賛の嵐『さすが橋下さんだよ。このタイミングで同じ切子を5人にプレゼントするなんて粋すぎる』『これは橋下さんなりのメッセージ。またいつか5人そろってこの天満切子で酒でも飲めよ、と』『すてきすぎる!こういうことをサラッとできるってすごいよね』『今回のスマスマは解散することがウソみたいな楽しい内容だった。そして最後に橋下さんのサプライズ……泣ける』『このグラスで5人で25周年の乾杯を!橋下さんはそう思ったのかもね』『今回の件で一気に橋下さんのことが好きになりました』『こういう心遣いができるから、政界でも活躍できたんだね』『橋下さんありがとう!皆でこのグラスでお酒を飲んだら、「解散やめるか!」って話にならないかなぁ』などなど、SMAPファンからは橋下さんの粋な計らいを賞賛する声が相次ぎました。今年いっぱいで解散してしまうSMAP。それまでに5人がこの天満切子でお酒を飲み交わす日はくるのでしょうか。(文/パピマミ編集部)
2016年09月06日俳優・小池徹平と三浦春馬が21日、都内で行われた主演舞台『キンキーブーツ』の囲み取材に登場した。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーン・ローラ(三浦)のアドバイスを受け、工場を立て直していく。小池は第一声から「春馬の変わりっぷり、驚かれるんじゃないですかね」と三浦の姿を紹介。光を受けて輝く真っ赤なドレスに身を包み、作中で”一番低い”と言われる約12cmのヒールを履いて登場した三浦は「生でこの姿を見ていただきたいです。ぜひ」と自信を見せた。豪奢な衣装について三浦は、「日本中や海外から取り寄せた素材を集めて奮闘してくれました」とスタッフに感謝し、ターンして全体を見せると、取材陣からも「フゥ~」と歓声が上がった。「自分の体型を採寸して、より魅力的に見えるように考え抜いてくださった衣装の数々を、披露できるのが楽しみです」と意気込みを語った。毎日ヒールを履き続けたという三浦は、「ヒールに適した筋肉になりつつあったんじゃないかなと思います」と語り、「専属トレーナーの方に『ヒールを履いてるおしりになってきたね』と言われた」と明かす。小池も「女の人に思えてくるというか、変な錯覚に陥ってくるくらい。管理は相当大変だと思いますね」とうなずいていた。同舞台は8月6日まで東京・新国立劇場、8月13日から22日まで大阪・オリックス劇場で上演され、8月28日から9月4日まで東急シアターオーブでの東京凱旋公演を予定している。
2016年07月21日俳優・小池徹平と三浦春馬が30日、都内で行われた主演舞台『キンキーブーツ』の公開稽古に、共演のソニンとともに登場した。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーン・ローラ(三浦)のアドバイスを受け、工場を立て直していく。稽古では「Step One」「Sex Is In The Heel」の2曲を披露。三浦は12cmのヒールを履いて腰をくねらせ、セクシーなポーズも随所に盛り込まれた激しいダンスを見せた。三浦のセクシーな様子について、小池は「かっこいいんですよ、本当に」と称賛。「絡むシーンが多いので、触られると、ハッとはなりますね。ヒールを履くと、これよりさらにでかくなるので、迫力が。圧倒される感じはありますね」と印象について話す。三浦は「歩き方が1番、粗が出るところで、まだまだ課題の一つ」と謙遜しながらも、「女性の仕草を細かく見ています。ヒールを履いているとなおさら。目線が強くなりましたね」と、意識の変化を語った。2人は初共演となるが、小池は「めっちゃ楽しいですね。初めてな感じがしない」と笑顔に。三浦は小池について「実はみんなのことを見てくれている」と感謝。そして「(小池が)『そんなに頑張んなくていいんだよ春馬』と。『お前の役どころは難しいんだから、プライベートでみんなを引っ張ろうという気持ちは嬉しいけど、余計なことを考えないで頑張れ。もっと体の力を抜きなさい』と言ってくれた」と、稽古中のエピソードを明かした。ソニンも「その2人が熱く語ってるのを、遠目でちょっと見ています」と言うと、小池は俯いて照れた様子を見せた。東京公演(新国立劇場)は、7月21日~8月6日、中劇場、大阪公演(オリックス劇場)は8月13日~22日、東京・凱旋公演は8月28日~9月4日を予定。さらに、10月には来日版の公演も予定している。
2016年06月30日公開初日を迎えた映画『クリーピー 偽りの隣人』の初日舞台あいさつが18日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、西島秀俊、竹内結子、香川照之、川口春奈、東出昌大、藤野涼子、戸田昌宏、馬場徹、黒沢清監督が出席した。前川裕の小説『クリーピー』を、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した黒沢清監督が映画化した本作。ある夫婦の日常が、奇妙な隣人への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描いたもので、2月に行われたベルリン国際映画祭や4月の香港国際映画祭でで大きな反響を呼んだ。西島は「今年の1月に完成した作品を見て、1日でも早く公開が始まって皆さんに見ていただきたいと思っていました。ご覧になったら分かっていただけたと思いますが、香川さんをはじめ、ここに登壇している共演者の皆さんが怪演しています。キャストやスタッフも緻密な作業をしていると思いますので、また劇場で堪能していただければと思います」と作品の出来に自信を見せた。メガフォンを執った黒沢監督は「『クリーピー』とは"気味が悪い"という意味ですが、それを十分堪能していただけたと思います。今日は天気が良いので、一端映画の雰囲気を忘れて気持ちのいい1日を送って欲しいですが、寝る時に香川さんが立っていると思うので、ご注意下さい」と話して会場の笑いを誘った。他人に成り代わることが本作のキーワード。これにちなみ「自分以外で成り代わりたい人は?」という質問に、竹内は「藤野涼子ちゃんや川口春奈ちゃんにもなりたいんですけど、東出さんになりたいですね。スラっとしたビジュアルから想像もつきませんが、折り紙をするんです。すごく可愛らしい性格だな~と思ったし、その世界からモノを見てみたいですね」と回答して、香川や藤野も竹内と同意見。また、川口は「大好きな香川照之さんです。香川さんになってみて、色んな角度からモノを見てみたいし、(劇中での)サイコパスなお芝居をしてみたいです」と謎めいた隣人を怪演した香川に影響を受けた様子だった。
2016年06月19日俳優の江守徹と「超新星」のユナクが5月13日(金)、都内で行われた映画『マクベス』初日舞台あいさつに出席した。<野心に取り憑かれた男>と<野心を操る女>のリアルな心理描写で、その狂気に満ちた愛情により悲劇を迎える究極の夫婦愛を描いた衝撃作。シェイクスピアの没後400年にあたる今年、マイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールの共演で、彼の最高傑作「マクベス」が荘厳なスペクタクルとエモーションをみなぎらせて蘇る。ユナクさんは本作の日本版テーマソング「Eternal Star ~君のために~」を担当することから、緊急来日して登壇。恋愛の素直な気持ちを綴った切ない歌詞と、甘い歌声で歌い上げるバラードが人気とあって今回の抜擢に至ったユナクさんは、「すごく嬉しいし、光栄」と感激しきりで、普通は1回で終わるレコーディングを3回も行ったことを報告。何かが足りないと感じたそうで、「悲しいことを思い出しながらチャレンジしました」と打ち明けると、仕上がりは「満足という単語は使えないけど、いい曲に出来上がったと思います」と自信を見せた。そんなユナクさんは、日本が誇る名優との対面に手汗が出るほど緊張。日本留学で7年間の滞在経験があるユナクは、当然江守のことも知っており、「お会いできて嬉しいし、光栄。初めてあいさつしたときにオーラや存在感があって、いまも緊張している」と照れ笑いを浮かべる。すると江守さんは「実に爽やかで、自分が女性だったらいいなと思っています」と冗談を飛ばし、ユナクの心を解きほぐした。数々のミュージカルやドラマに出演するユナクさんは、シェイクスピア4大悲劇の全てに出演歴がある江守さんからアドバイスをもらう場面も。12月に上演されるミュージカル「プリシア」で初めてドラッグクイーン役を演じるユナクさんに、江守さんは「演技は自分を観客の皆さんにさらけ出すことですから、心を正直に思うがままに演じることが一番大事」と真摯に語りかけ、不安をのぞかせるユナクさんの背中を押した。映画『マクベス』は全国公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日ドラマ「トットてれび」で黒柳徹子役を演じる満島ひかり。同世代の女優の中で演技派としてひときわ輝く満島さんは、本役を通して自身が通るべき新たな道筋を発見したようだ。その先に広がる世界とは…?黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」が原作の本作は、テレビ放送が始まった昭和28年にNHK専属テレビ女優第1号となった黒柳さんを主人公に、自由で創造的だったテレビ草創期の熱気と、森繁久彌、渥美清、坂本九、向田邦子らそうそうたる面々との友情を描いたバラエティドラマ。懐かしいヒットソングを現代風にアレンジしたミュージカル仕立ての演出も見どころのひとつ。当初、満島さんは「新しい印象で煌めき続ける徹子さんのパワーをそのままドラマに出せるのだろうか?」と疑問を抱くとともに、「再現ドラマになってしまうのが怖い」と思ったことを素直に打ち明ける。しかし、井上剛監督の「テレビの初めから歩んできた黒柳さんのパワーを借りて、もう一度新しいテレビを探したい!」という情熱に突き動かされ、「じゃあ、やってみようかな」と心変わり。「徹子さんからは『満島さんなら、まぁいいわ』と承諾をもらえたみたい」と笑みをこぼす。撮影するにあたり、黒柳さんからのアドバイスは、やはりあの独特の口調についてで、「『わたし、速いだけじゃないの。良く聞こえるの』と言われたので、それは気を付けています」と肝に銘じている様子。また、黒柳さんのことを「可愛い。魂の魅力を丸ごと発信できる人」と評する満島さんは、どんな時でも可愛くいるように心がけているとも。中村獅童(渥美清役)、ミムラ(向田邦子役)、吉田鋼太郎(森繁久彌役)ら共演者とも「モノマネではなく、それぞれが(演じる人物の)エッセンスを取り入れて、自分自身で体験することが一番の目標」と話し、当時生放送だった番組のシーンでは「自分たちならどう解決するか?徹子さんたちならどう解決するか?をダブらせて演じるので、半分リアルでドタバタしています」と述懐する。とは言え、「あまり臆病にならないで、そのときやりたいことをカメラの前でやれたらいいな」と目を輝かせる満島さん。ショーの場面では「歌い方も踊り方も決まりごとにならないようにやれたらと思っています」と、子供時代に所属していた音楽グループ「Folder」で培ってきたキャリアを活かす意欲ものぞかせた。多彩なキャラクターを演じてきた満島さんだが、唯一無二の存在感を放つ黒柳さんを演じることはやはり難解で、とりわけ「戦争を経験された方々の、これからは新しく楽しく生きていこうとするユーモアは真似できない」としみじみ。そんな思いもあって、黒柳さんに「(撮影)楽しいでしょ?」と聞かれた時、満島さんは「徹子さんの何十年を何か月でやることは楽しいだけじゃないです!」と訴え笑われたこともあったとか。かつてない体験を通して、さらに役者道をまい進する決意が固まったかと思われたが、満島さんは「女優さんは向いていない気がしています」と意外な言葉を口にする。その真意は「音楽やファッション、バラエティもコントも笑いもある中で仕事をするのが楽しい」。本作の「総合芸術な感じ」に魅了された満島さんは、「パフォーマンス・アーティストがいいな。フラフラーっとトボけながら、自分ができることをやって楽しみたい。だから徹子さんは理想的」と笑顔を向ける。未来に新たな夢を見出した満島さんの目は、黒柳さんにも負けないパワーに満ちあふれていた。「トットてれび」(連続7回)は4月30日(土)20時15分からNHK総合で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月30日フリーアナウンサー・みのもんたが、前大阪市長・橋下徹と、フリーアナウンサー・羽鳥慎一がメインを務めるテレビ朝日系バラエティ番組『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域を除く)に出演することが16日、明らかになった。18日の放送に登場し、自らへの過剰なバッシングを批判する。みのは「ごぶさたでございます…」と言いながらオープニングトークから登場。アナウンサーとして後輩の羽鳥は「収録中、何度か意識を失っているのではと思うことがあるのですが、意識を取り戻して『これは許せない!!』と発言するタイミングを一度も外さない! それがスゴイ!!」とみのを持ち上げ、「今日も絶好調ですね!」とヨイショすると、みのは「そりゃあそうですよ。番組を降りてから2年半、しゃべらずにきましたから(笑)」とうっぷんを晴らす気満々だ。一方で、みのはスタッフに19時までに収録を終わらせてほしいと希望していたそうで、その理由を羽鳥から聞かれると「オネエちゃんと"同伴"するんだ」とあっさり白状する。この日の番組は、ゲストが"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴える企画「橋下さん!日本のこんな所オカしくないですか?」を放送。ここで、みのは「週刊誌が俺に関係ないことまで記事にするのはオカしい!」と訴える。みのは、次男が窃盗容疑で逮捕されたのを機に、バッシングの中で事件と関係のないことまで次々に報じられたことから、「30歳を過ぎ、社会人になった息子の不祥事で、父親も一緒にたたかれるのはオカしい。関係のないことまで騒ぎ立てる週刊誌は、いったい何が目的なのか」と主張。これに対し、橋下は「僕も"文春"とか"新潮"とか、大っ嫌いです」と言いながら、「週刊誌には権力を監視する役目もある」といい、2人の意見が対立する。このほか、みのはキャスターを降板した本当の理由について「たったひとつです!」と言って告白。橋下は、週刊誌がスクープを連発する風潮を踏まえて「今のコメンテーターは、腰抜けばっかり!」と、世論に追随するコメントばかりの空気を糾弾する。
2016年04月16日高田馬場にオープン4月1日、韓国の美容室Healhair(ヒールヘアー)日本1号店となる高田馬場店がオープンした。Heal hairは、韓国で在韓日本人、現地韓国人共に大人気の山野美容専門学校を卒業し、日本で経験を積んだスタイリストによる美容室だ。日韓MIXスタイル発信Healhairは、日本と韓国のスタイルの良いところをMIXしたオリジナルスタイルを日本語と韓国語が堪能なスタッフが提供する韓国ソウル市内ホンデの美容室で、「ムギョルパーマ」や「タンバルモリ」「シースルーバング」が人気となり、韓国まで来店する日本人が増加したことから日本でも韓国のスタイル、また、Healhairならではの日韓MIXスタイルを発信するため、今回、高田馬場店をオープンした。【今後の展開】韓国の美容やスタイルは、数年前の一過性の韓流ブームとは異なり、1つのスタイルとして日本に定着しつつあると思います。今後はサロンワークのみならず、韓国のスタイルを広めるイベント等の展開も予定しています。また韓国のホンデ店同様、日韓アイドルのサポートも行っていく予定。(プレスリリースより)あなたも美容室Healhair高田馬場店でヘアスタイルの新境地を開拓してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】・韓国の美容室Healhair(ヒールヘアー)オープン・Healhair(ヒールヘアー)公式HP
2016年04月05日岡村俊一演出による、つかこうへい七回忌特別公演「引退屋リリー」が、2月18日に紀伊國屋ホールにて開幕した。「引退屋リリー」は、故・つかこうへいの手により何度も改訂を加えながらも一度も正式に上演されることのなかった作品。七回忌を期に、つかのプロデューサーだった岡村が演出を務め、当時の文献や聞き書きされた構想を重ね合わせて未発表新作として上演に至った。当時、構想3年かけて練り上げるも「やれるヤツがいない」という理由で中止したというこの作品。主演の二階堂刑事は“つかこうへい最後の愛弟子”と言われる馬場徹が務める。ヒロイン・リリーはアメリカの人気テレビドラマに出演中の祐真キキ。ほか、宮崎秋人や町田慎吾、鈴木裕樹ら実力派若手キャストが中心となり、吉田智則、山崎銀之丞が舞台を引き締める。自殺の名所といわれる「犬島」の秘密をさぐる刑事(馬場)と、その犬島に父と渡り自分だけ生きて戻った娘(祐真)、ポルノばかり撮っている映画監督(山崎)の出会いから物語は始まる。マッカーサーの手記をもとに捜査を進めようとする刑事に、「あの女で映画を撮りたい」とフィルムを回す監督。“父を殺したかもしれない娘”と“この映画で女優を引退するリリー”。両方の物語が絡み合いどれが現実でどれが撮影シーンなのかわからなくなる中で、ヒロインの幼馴染(宮崎)、撮影を邪魔するやくざ(鈴木)、ある使命を抱えた島守人(町田)、娘思いの防衛庁長官(吉田)らにより真実の断片が埋められていく――。激しいアクションやダンス、大胆な時事ネタ、印象的なセリフなど見どころは数えきれず、そこにはつかの想い、そしてつかへの想いを感じる。ゲネプロ後の囲み取材では、主演の馬場が「つかさんとの出会いで僕の人生を変えていただいたので、少ないかもしれないですけど恩返しでもできたら。天国にいるつかさんに『おまえよくやったぞ』と一言でももらえるような作品に仕上げて、この『引退屋リリー』という戯曲がこれから先また10年20年いろんな人につながっていくのが一番かなって思います」、山崎が「今回、僕と吉田智則はあくまでもサポートメンバーと言いますか。若い人たちが今つか芝居をやるとこうなるんだっていうことを少しでもバックアップできればいいなという風に思っています」と想いを語った。つかこうへい七回忌特別公演「引退屋リリー」は、3月7日(月)まで、東京・紀伊國屋ホールにて上演中。取材・文:中川實穗
2016年02月19日宮下企画はこのほど、「昆虫食フェア」を「米とサーカス」(東京都・高田馬場)で開始した。期間は3月6日までを予定している。同フェアは、昆虫を食べやすく調理し、気軽に試してもらうことを狙いとして開催するもの。昆虫素材そのものの味を生かした「6種の昆虫食べ比べセット」(税込1,200円)や、茶碗蒸し、出し巻き卵など和食にアレンジしたメニューを提供する。6種の昆虫食べ比べセットでは、「ゲンゴロウ(源五郎)」「イナゴ(螽)」「バンブーワーム(竹虫)」「コガネムシ(黄金虫)」「カイコ(蚕)」「サソリ(蠍)」の素揚げが登場。そのほかには、和食ベースに調理した「イナゴの佃煮」(税込470円)、「カイコの茶碗蒸し」(税込480円)、「スズメ蜂の子の甘露煮」(税込500円)、「サソリネギマ」(1本/税込500円)、「アリ卵の出し巻き卵」(税込700円)、「アリチャーハン」(税込900円)を販売する。
2016年02月12日来日中のJ.J.エイブラムス監督が12月11日(金)、千葉県舞浜で行った『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』記者会見で、「実は初来日のときに宿泊した高田馬場に由来する、惑星“タコダナ”が登場するんだ」といまだベールに包まれた本作の謎の一端を明かした。新たな3部作の幕開けとして、ついに全世界公開が迫った本作。記者から「日本のファンに向けて、何かトップシークレットを明かして」と質問されたエイブラムス監督は、「ノー!」と即答。徹底した秘密主義を貫く姿勢で知られるエイブラムス監督は、「映画を新鮮な気持ちで楽しんでほしいからね。いまは情報があふれる時代。でも、映画館に行く目的は、事前に仕入れた情報が正しいか確認するのではなく、純粋に驚きの体験をすることだからね」とポリシーを熱弁した。その上で、「まったく新しい物語。ロマンや冒険、スペクタクルと見どころがたくさんあるが、映画の中心にあるのはキャラクターの人間性なんだ」と自信を示し、「私が日本を愛するように、皆さんにも映画を気に入ってほしい」とアピールしていた。会見にはエイブラムス監督に加えて、デイジー・リドリー(レイ役)、ジョン・ボイエガ(フィン役)、アダム・ドライバー(カイロ・レン役)が出席。彼らフレッシュな俳優陣の起用について、エイブラムス監督は「スケジュールが空いていたからね」と笑いを誘い、「優れた演技力はもちろん、チームプレイができる人間性やユーモアセンス、大作を背負える責任感を重視した」と説明していた。マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジナル三部作のキャストが再出演することも話題になっており、リドリーは「皆さん、想像を超える人間性で接してくれた。新人の私が萎縮しないように、気を配ってくれたおかげで、居心地のよい現場だった」と共演した“伝説”のスターたちに、敬意を表していた。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日(金)18時30分より全国一斉公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2015年12月11日アントワークスは2月13日~15日の期間中、同社運営の「伝説のすた丼屋 高田馬場店」にてオープンキャンペーンを実施する。同社は2月13日、東京都新宿区の高田馬場に「伝説のすた丼屋 高田馬場店」をオープンさせる。これを記念して2月13日~15日の期間、通常価格630円のすた丼と生姜丼(並)をそれぞれ390円で提供する。期間中はすた丼と生姜丼(並)、サイドメニューのみの販売となるが、追加料金で肉増し(150円)、飯増し(100円)、肉飯増し(250円)も可能となる。同店での通常メニューおよび弁当(テークアウト)の販売は、2月16日より開始する。※価格は全て税込
2015年02月12日宮下企画の運営する「米とサーカス」(東京都・高田馬場)では2月8日~14日、来店した先着35名に特製の「昆虫チョコ」をプレゼント配布する。栄養価の面から未来食として注目されている「昆虫食」を気軽に体験してもらう狙い。メニューとして人気の高いイナゴの佃煮を使用し、野菜など3種の味のかわいらしいスイーツに仕上げている。同店では、イナゴ・蜂の子などの昆虫ほか、鹿・熊・猪など人や農作物に危害を加えるとされる「害獣」を食材として取り扱っている。飽食の時代とされる現代で、自然と共存できる食文化をより気軽に、多くの人に届けることをテーマとしているという。今回のプレゼントも、「あまり親しみがなく無駄にされてきた食材も、工夫次第でこんなにおいしく・楽しく食べられる!」という提案として実施される。昆虫チョコの黄色は、かぼちゃチョコ×フリーズドライいちご×イナゴの佃煮、紫は紫芋×フリーズドライマンゴー×イナゴの佃煮、緑は抹茶×フリーズドライいちご×イナゴの佃煮という組み合わせとなっている。
2015年02月05日クリエイティブディレクター、ニゴー(NIGO(R))と「ダブルタップス(WTAPS)」のディレクター、西山徹が手がける新アパレルブランド「ダウトフル アズ ダブル(DOUBTFUL AS DOUBLE(R)」が、東京・表参道にあるファッション複合ビル・ジャイル(GYRE)のギャラリースペース・アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)にて展覧会を開催中。期間は12月13日から2015年2月15日まで。15SSコレクションをシーズン0として2015年3月よりスタートする「ダウトフル アズ ダブル」。同展覧会では、その先駆けとして、ものづくりの本来の形を表現したというコレクションやアートワーク、展覧会の舞台裏や80年代サブカル談義を収録したビデオプログラムなどを公開。更に、同展覧会限定で、15SSコレクションでリリースする5種類のグラフィックTシャツも先行発売する。【イベント情報】NIGO(R) & TETSU NISHIYAMA DOUBTFUL AS DOUBLE(R)展 ~2ドル札のように疑わしい~会場:アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 ジャイル(GYRE)3階会期:12月13日から2015年2月15日時間:11:00から20:00(12月31日は18:00まで)休館日:1月1日
2014年12月14日お笑いコンビ「アジアン」の馬場園梓を主演迎え、第26回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作「隣のレジの梅木さん」がドラマとなり放送される決定。共演者にテレビ・映画・舞台と幅広い分野で活躍する有村架純、実力派女優の神野三鈴や、特別出演として安達祐実らが出演していることが明らかになった。本作は、「自分のラーメンを作りたい」という情熱をもって、昼はスーパー、夜はラーメン店・永楽で働く主人公が、ぽっちゃりした体型を同僚からからかわれ、恋人の家族からはイジメに遭うも、妊娠をきっかけに、新たな一歩を踏み出すまでを描く物語。坂元裕二(『東京ラブストーリー』『最高の離婚』)や野島伸司(『101回目のプロポーズ』『高校教師』『ひとつ屋根の下』)といった数々の有名脚本家を輩出してきた「フジテレビヤングシナリオ大賞」において第26回の大賞を受賞した作品だ。主人公・梅木響子を演じるのは、芸人として活躍する一方、12月27日(土)より公開される能年玲奈・主演映画『海月姫』でもオタク女子のひとりとして強烈なキャラクターを演じる馬場園梓(アジアン)。主演が決まったとき馬場園さんは「(主演の話が来た時には)『え、マジですか?え?マジですか?ん?え?マジで?マジ!?マジですか?』って5、6分聞いてました(笑)。(梅木さんの境遇は)私自身とリンクするところが多い。卑屈な部分もあるんですけど、思ったことは全部口に出したり、平気で舌打ちしたりとか、“人にどう思われてもいい”みたいなところが好きです」と語る。馬場園さん演じる響子の同僚で、人には言えない悩みを抱えた美人女子大生・沢村美香を演じるのは、朝ドラをきっかけに幅広い活躍を見せる若手女優・有村架純。そんな2人を温かく見守りつつも、自身も家庭に悩みを抱えて生きる黒崎清子を、実力派女優の神野三鈴。そして特別出演として、黒崎清子の夫の不倫相手を安達祐実が出演する。そのほかにも山中崇、永岡卓也、宇野祥平、小篠恵奈、高泉淳子、田島令子と実力派俳優陣が脇を固める。共演の有村さんは、「一人ひとりのキャラクターが、決して仲良しでもなければ特別な関係でもないんですが、お互いが“私よりももっとつらい人がいた”と思いながら比べ合って、影響し合って、支え合っている。楽しんで見ていただいて、いろいろと感じていただければ嬉しいです」とコメント。主演の馬場園さんとの共演については、「馬場園さんは、すごく優しく素敵な方。お互い関西人なので、話すときは関西弁で『どんな食べ物が好き?』とか、他愛もないお話をしてます」と和気あいあいとした雰囲気の中で撮影が行われているようだ。スーパーを舞台に繰り広げられる、幸せのためにもがくヒューマンコメディー。馬場園さんを始めとした豪華女優陣が扮する個性的なキャラクターに注目してみて。「隣のレジの梅木さん」を12月21日(日)深夜24時40分~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月12日「伝説のすた丼屋」を展開するアントワークスは12月18日、新業態のステーキ店「アメリカンステーキハウス デンバープレミアム」2号店を高田馬場にオープンさせる。同店のコンセプトは、"本格高級ステーキを気軽に、リーズナブルに"。高級店でも使われる肉質に優れた「ブラックアンガス種」の牛肉を使用したステーキを、リーズナブルな価格で提供している。2013年に出店した西新宿店が好調なことから、このほど高田馬場に2号店をオープンする。12月18・19日には、「オープンキャンペーン」を実施。各日、先着500名を対象に、ステーキ各種を50%OFFで販売する。「デンバーステーキ200g」は485円(通常価格970円)、「サーロインステーキ200g」は665円(通常価格1,330円)、「リブロースステーキ200g」は715円(通常価格1,430円)。すべてスープ・ライスが付いている。※価格はすべて税別
2014年12月11日東京・高田馬場の「占いヒーリングカフェ×神社 神々の森神社」は12月31日~2015年1月4日、日本古来の初詣「年籠り(としごもり)」の体験イベント「本当の初詣」を実施する。同店は、日本で唯一本物の神社を館内に持つ「神社カフェ」で、10月14日に高田馬場に誕生した。日本古来の心と占い、ヒーリングで悩みを解決し、学ぶ場であるという。同イベントでは、日本古来の初詣「年籠り」を現代的にアレンジしたものを体験できる。「年籠り」は、少なくとも1,000年以上にわたって日本中で行われていたという伝統的な初詣の形式。年末から正月までの期間、1年への感謝と新しい1年を無事に過ごすことを祈願するため、氏神の社(神社)に長時間籠(こも)り、祈りをささげていたという。なお、現在の「元日に大きな神社仏閣にお参りする」というスタイルは、鉄道が普及した明治時代以降に定着したとされている。同イベントでは、まずお参りをして身を落ち着けたのち、予約時の情報をもとに占った人生の流れを伝えられる。それを参考に2014年を振り返り、同店特製のカードによって見直していくことで、客観的に自分を見つめることができるという。参加料は7,000円(税込)で、占い結果のシートや神事占のカード、ミニ鏡餅、生年月日や占い結果に合わせた天然石などがお土産としてもらえる。開催時間は各日10時~・13時~・15時~・18時~・20時~。となる。イベントの詳細や申し込みは公式サイトにて。
2014年12月09日タレントのデーブ・スペクター、ジャーナリストの山路徹が25日、第27回東京国際映画祭が開催されている六本木ヒルズで行なわれた、映画『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』のトークショーに出席した。同映画祭の特別招待作品となる本作は、米国の文芸誌『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』の50年の歴史を描くドキュメンタリー。山路は、「情報はあふれているけど、どう受け止めていくのかが難しい。今の社会の中でどういった言葉で折り合いをつけていくのか。日本にもこういうメディアがあれば」とジャーナリスト目線でアピール。また、「知性にあふれた方々が集まっているので……、今日のテーマは矢口真里の復帰についてです」と茶化して笑いを誘ったデーブは、通訳を介したトークに、「英語にすると真面目なことを言ってるようで気分が良い」と満足げな笑みを浮かべていた。イベント終了後、報道陣の取材に応じたデーブは、開口一番、「矢口真里のことを聞きたいだけでしょ?」とニヤけつつ、不倫発覚後に芸能活動を自粛していた元モーニング娘。の矢口の復帰に、「ある期間は覚悟をして、赤裸々に話さないと。彼女はモラル的にみんなが引いちゃったから不利。どこまで話せるかが大きいと思う」と真摯にアドバイスを。一方、自身も以前に不倫騒動を起こした山路は、報道陣に"二股の先輩"としてコメントを求められると、「もっと早く出てくれば良かったと思う」と語りつつ、新恋人でモデルの梅田賢三と同棲中の矢口に、「世間を敵に回しても、新しい恋人と暮らしているし、今が1番幸せだと思うよ」とメッセージを送った。そんな山路は、最近、ウクライナやパレスチナの紛争地域に取材で赴いたことを明かしながらも、「ウクライナは危険だったな~。美人が多いんですよ」と"山路節"をさく裂。「"ビッグ・ピーチ"(元・妻の大桃美代子)にもお土産を買いました。何の反応も無いんですけど……」と元妻・大桃へチョコレートを渡したことを打ち明け、「未練というより、新しく始めたい」と復縁に意欲を燃やしていた。
2014年10月26日藤原ヒロシがディレクションする「ザ プール アオヤマ(the POOL aoyama)」(東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山1階)に、「ダブルタップス(WTAPS)」の西山徹をディレクターに迎えたテンポラリーショップ「オリーブ(OLIVE)」が9月13日にオープンする。「オリーブ」をテーマにインスパイアされた色や言葉を可視化し、緑のシェルターを設置した店内では、「フラグメント デザイン(fragment design)」と「エヌハリウッド(N.HOLLYWOOD)」がコラボレーションしたMA-1ジャケット「モディファイド(Modified)“V”」(18万円)を限定発売。「フライトジャケットの名品、MA-1で何か面白いことができないか」ということからコラボが開始し、実際に米軍が使用していたビンテージの「MA-1(8279)」の初期型(8279A)から最終モデル(8279F)までのラインアップを軍正式採用には存在しなかったダークブラックに染め上げ、ボディ以外の全パーツを外しオリジナルパーツにリビルトした。コラボレーションサインとして、エヌハリウッドのミリタリーカテゴリー「エヌハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.H. TPES)」のホワイトラベルと、フラグメントデザインのブラックピスネームをインサートし、左腕にハンドペイントによるカリグラフィーが施されている。
2014年09月12日ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』が1月31日(金)、東京・新国立劇場 小劇場で初日を迎えた。開幕直前には公開リハーサルと会見が同劇場で行われ、出演者の馬場徹、大塚千弘、中河内雅貴、吉原光夫が取材に応じた。ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』チケット情報巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲、『WE WILL ROCK YOU』のベン・エルトンが脚本を手がけた社会派ミュージカル。1970年代のアイルランドを舞台に、カトリックとプロテスタントが熾烈な争いをする中、サッカーに青春をかけた少年たちを描く作品だ。馬場は主人公の少年ジョン・ケリーを演じる「(演出家から)ザ・主人公みたいな感じでいてほしい、玉をまっすぐ投げて欲しいと言われました。周囲の人たちが色濃く出ていて、その中で自分がどれだけ素直でいられるか、を心がけました」。ジョンの恋人メアリー役に大塚。「ひとりの女の子としてのメアリーにはすごく共感できるのですが、紛争は実際にあったことなので、その時代の中でメアリとして舞台に立つのは難しかった。今時の女の子にならないよう」演じたという。大塚との共演について馬場は「舞台でこんなにキス・シーンが多いのは初めてで。遠慮しちゃいけないな、と思って稽古の帰り道、『大塚さん、明日からキスしていいですか』と言った時ははずかしかった」と照れ笑い。大塚は「中学生みたいだったよね」と笑顔で振り返る。中河内が「俳優って難しいよな。リハのどのタイミングで本当にキスをするか」と割って入ると、大塚も「カップルが3組出てきて、三者三様の恋愛模様があるんですけど、大胆な組は早くから大胆にキスしてましたね。同年代でも違うんだなと思いました」と笑う。その後もキス話で盛り上がり、吉原が「キスの話で終わっちゃったな」と苦笑いしながら、「でもみんなでテーマについて、プロテスタントやカソリックのことなど、話し合ったおかげで、本当の仲間になれた。ひとつのカンパニーにまとまりましたね」と手応えを話した。公演は2014年1月31日(金)から2月11日(火・祝)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。
2014年01月31日北アイルランド紛争を背景に、サッカーに青春を捧げた若者たちの激動の日々を描く『ザ・ビューティフル・ゲーム』。このロンドン発のミュージカルの日本語翻訳版が、1月31日、東京・新国立劇場 小劇場で幕を開ける。そこで蜷川幸雄のもとで長年演出助手を務め、本作でミュージカル演出デビューを飾る藤田俊太郎と、主演の馬場徹、大塚千弘に話を訊いた。ミュージカル『ビューティフル・ゲーム』チケット情報取材前に初の読み合わせを行った藤田は、馬場、大塚について「おふたりとも素材としては真っ白」と分析。「だからこそ稽古を進めていく中で、この作品に必要なものをいろんな観点から色づけしていけるんじゃないかなと。さらにおふたりのまだ開拓されていない部分を発見していくことが、本作における僕の役割だと思います」と語った。ふたりが演じるのは、サッカー選手として将来を有望視されるジョンと、その恋人のメアリー。「メアリーはすごく信念の強い人で、どんなことがあってもジョンのことが大好きなんですよね。彼の優しさに惹かれているし、自分が守ってあげなきゃっていう母性的なところもあって」と大塚が語ると、「ジョンもメアリーのことが大好きなんでしょうね」と馬場。「ただその優しさゆえに流されてしまうところもあって……。だからこそあんなことになってしまったんだと思います」と続ける。カトリックとプロテスタントの熾烈な争いが続いた北アイルランド紛争。馬場が語ったジョンの身に起きた事件も、この激しい紛争の中で起きた事件だ。本作で重要なキーワードとなる“カトリックとプロテスタント”。この関係性を藤田は、ある舞台装置を使い視覚化しようしている。「センターステージにして、その中央にロッカーを並べようと思っています。ロッカーに扉はないので、中を通して向こうの世界が見えるようになっていて。あと信者の数はカトリックの方が多いので、それに合わせて客席の割合も変えようかなと。そうすることで、この対立構造がよりはっきり見えるんじゃないかと思います」。馬場はこう言う。「表面的なものだけが見えてしまうとすごくもったいない作品。その奥底にあるものをきちんと伝えていきたい」と。それが何かと言えば、大塚が語るように「この作品から持って帰るものは、人それぞれみんな違うと思う」ということなのだろう。その中でひとつ、藤田はこれを挙げる。「人と関わる、生きていく喜び。そんなことを少しでも感じてもらえたらいいなと思います」。公演は2014年1月31日(金)から2月11日(火・祝)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2013年12月26日麺屋宗はこのほど、東京都・高田馬場につけ麺店「東京Mods」をオープンした。同店の看板商品のつけ麺は、鶏ガラとモミジを30kg、豚はゲンコツと背ガラ10kgを用い、口径54cmのずんどうで7~8時間煮込んで毎日継ぎ足しながら作る、濃厚でインパクトの強いつけ汁が特徴となっている。麺は国産小麦100%の、もちもちした食感の極太麺。具材のメンマは極太と極細の2種。チャーシューは豚バラ肉を使用し、厚さ2~2.5cmのゴロンとした形に切り分ける。半熟に仕上げた味玉はぜいたくに地鶏の卵を用いた。スープ割りは、一般的なスープ割りのほかに、数種の野菜を用いた日替わりの”野菜スープ”を加えてつけ汁を割る、同店独自の”ベジ割り”も導入。「本日のベジ割り」として当日使用の野菜を店内に貼り出す。野菜の組み合わせは栄養士に監修してもらい、専門家の視点から栄養素吸収率、効能などのヘルシーさを追求したという。メニューは「つけ麺」(800円)、「味玉つけ麺」(900円)、「メンマつけ麺」(950円)、「東京Modsつけ麺」(980円)、「チャーシューつけ麺」(1050円)。煮干し油と海老油で味を変える50円増しの「煮干しつけ麺」「海老つけ麺」への変更も可能。並盛200g、中盛250g、大盛350gを同一料金で提供し、さらに150円増しで600gになる特盛を用意した。「東京Mods」は、東京都豊島区高田3-22-12。営業時間は、11時30分~16時、18時~22時30分(スープが無くなり次第終了)で、無休。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月25日俳優で演出家の江守徹が、ローランド・エメリッヒ監督の最新作『もうひとりのシェイクスピア』を「これはもうひとつのシェイクスピア劇だ」と絶賛している。イギリスを代表する劇作家シェイクスピアによる名作の数々は、実際には別人が書いていた…。そんな大胆な仮説に切りこむ歴史ミステリー。江守は俳優として、舞台『オセロ』『マクベス』『リチャード三世』といったシェイクスピア作品に出演。また、初の演出作品に『ハムレット』を選ぶなどシェイクスピアに造詣が深い。その他の画像映画は現時点でシェイクスピアの名作を代筆した“最有力候補”と目される貴族作家・オックスフォード伯が自身の名誉を封印した物語を、エリザベス一世との愛憎、宮廷を舞台にした政治謀略の渦などを交え重厚に描く。江守は「エリザベス女王役のヴァネッサ・レッドグレイヴに先ずはびっくり」と現在75歳のベテラン女優にも賞賛の声を寄せる。江守をはじめ、各界の著名人も本作を絶賛しており、シェイクスピアの4大悲劇として知られる作品『リア王』『ハムレット』『オセロ』『マクベス』を全て演じた歌舞伎俳優の松本幸四郎は「“もうひとり”の存在によって、シェイクスピア作品はより魅力的に甦る。歴史、恋、政争…すべてにリアリティがもたらされた」と賛辞を送る。また、宝塚歌劇団出身の麻実れいは、「魅力的な歴史ミステリー。美しく華やかで面白く、この映画そのものがシェイクスピアでした!」とこちらも手放しの高評価。さらに、彩の国シェイクスピア・シリーズの企画委員長である河合祥一郎氏は、著書『謎ときシェイクスピア』(新潮社刊)で“別人説”を否定こそしているが、「シェイクスピア通をうならせる仕上がり。史実の奇想天外な解釈に仰天しつつ楽しみました」と映画そのものの完成度に舌を巻いている。『もうひとりのシェイクスピア』12月22日(土)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー文:内田 涼
2012年12月17日椎名誠の人気小説を西表島完全ロケで映画化した『ぱいかじ南海作戦』。公開を前に、主演の阿部サダヲと本作で初めて長編映画のメガホンを執った細川徹監督に話を聞いた。離婚と失業を同時に味わった中年男が、心地よい“ぱいかじ(沖縄の方言で南の風)”が吹く南の島で繰り広げるサバイバル生活を描く。共に「大人計画」事務所の所属だが、本格的に仕事を共にするのは初めて。監督は当初、主役の佐々木にはもっと年配の俳優を考えていたそうで「僕の中では岩松了さんのイメージでした」と明かす。だが阿部の名が挙がった時点で「阿部さん以外に考えられなくなった」という。原作の一人称による独特の世界観を重視し、語りを含め阿部は2時間出ずっぱり。「それで退屈させないところがすごい。サモ・ハン・キンポーで2時間はキツいしユンピョウでも無理だけど、ジャッキー(・チェン)やブルース・リーならイケる。阿部さんも2時間見ていたいと思わせる俳優」と信頼を口にする。一方の阿部は「舞台はいつも観に行ってるけど『何で出してくれないのかな?』と思ってました。だから今回、初めての映画で呼んでもらって嬉しかったです」と喜びを語った。阿部単独で撮影が始まり、共演陣が徐々にやって来るという、映画と同じ流れで撮影は進行。特に永山絢斗とのやり取りが楽しかったそうで「永山くんが来て、佐々木のキャラクターを自然と壊していくことができた。逆に僕も永山くんを崩したかった。ああいうイイ男がウンコを我慢したりするのは素晴らしい」(阿部)。「最初は『ちょっと我慢し過ぎ』って注文付けたけど、東京帰って観たらそれがよくて永山プランを採用した(笑)」(細川監督)と揃って絶賛。また、雨による待ち時間もかなり長かったようだが、阿部は「雨が打ちつける音が都会にはない感じで待つのが苦にならなかった」と、都会とは異なる時間の流れに身を任せていたよう。さらに「島を出るときはお世話になった人たちに見送られて、そんなにってくらい大泣きしちゃいました」と告白。1か月におよぶ島での生活が、作品にもたらしたものの大きさをうかがわせた。『ぱいかじ南海作戦』7月14日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月12日