映画『クローズ EXPLODE』が公開を迎え、4月12日(土)に行われた舞台挨拶で主演の東出昌大、勝地涼、永山絢斗、「3代目 J Soul Brothers」のELLY、岩田剛典らが裸での疾走シーンやプール突き落とし、ゴミ処理場での決戦シーンなど撮影秘話を明かした。『クローズ ZERO』『クローズ ZERO II』と続いた不良映画のヒットシリーズの新章。前作の主人公たちが卒業した後の鈴蘭高校で頂点(テッペン)を目指す新たな世代の戦いが繰り広げられる。東出さんと勝地さんは銭湯シーンでの“裸の付き合い”を述懐。旋風雄(東出さん)と小岐須が銭湯にいるところを襲撃され、裸のままで商店街を疾走するということで女性ファンにとっては“サービスカット”も満載のシーンとなっている。勝地さんは「2月の極寒で素っ裸で走るのはきつかった!」と苦笑しつつ、「このシーンのおかげで役柄も近くなったし、東出くんとの距離も縮まったと思います。お尻も見れたしね」とニッコリ。東出さんは「旋風雄としても嬉しかったシーンですね。青春しました」と笑顔を見せた。ELLYさんはお下品発言連発の不良を演じたが「多くの人にああいう発言を見られるって照れくさいですね…」と恥ずかしそう。印象深いシーンとして、東出さんにプールに蹴り落とされるシーンを挙げ「2回やりました。実際に(足が)当たってはいるんですが、どうしたらリアルに見えるかと考え、2人で息を合わせて良いシーンになったと思います」と充実した表情を見せた。岩田さんは、永山さんとのゴミ処理場での戦いのシーンに触れ「監督からは『好きにやれ』と言われて、アドリブで15分くらいやってました。(開始の合図の)カチンコが鳴った瞬間、テンパってグチャグチャでした」とふり返る。永山さんは「(岩田さんは)体力があるからなかなか終わらず大変でした」と苦笑い。岩田さん本人も「自分でも分かってなかったです」と語り、豊田利晃監督は「本当は(上映された長さの)5倍くらい長いんです」と2人の“激闘”を称えた。こうした若手俳優陣の“生”のやりとりに、前シリーズからの続投となる最年長のやべきょうすけも大いに刺激を受けたよう。当初、新章の話が来たとき「(前作までで)もう良い幕が引けたんじゃないかと思っていた」と明かしつつ、「これだけ月日が流れて、若い俳優さんたちとの出会いが嬉しかった。今回はまだ“紹介”しただけ。ぜひ続編を!」とさらなる続編への意欲を口にし、会場は期待を込めた拍手に包まれた。『クローズ EXPLODE』は全国東宝系にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:クローズEXPLODE 2014年4月12日より全国東宝系にて公開©: 2014高橋ヒロシ/「クローズEXPLODE」製作委員会
2014年04月13日分刻みのスケジュールで各媒体の取材に応える中、「1つのインタビューが始まるたびにお茶を出していただくんですけど、せっかく入れてくださったんだし、全部飲み終えなくちゃなって。なので、もうお腹が水分でパンパン(笑)」とお腹をさする東出昌大。「僕、素直なんです」と本人は冗談のつもりで笑うが、冗談ではなく、素直にも程がある。そんなほっこりキャラ(?)で場を和ませる彼が、『クローズ』シリーズの新章、『クローズ EXPLODE』で主演を務めるという。舞台は、『クローズZERO II』の1か月後、新年度を迎えて“頂上(てっぺん)”が不在になった鈴蘭高校。登場するのは喧嘩上等と意気込む不良たち。持ち前の柔和な魅力、それに伴うイメージとは一見かけ離れているように思えるが、かつての東出少年も原作コミックの作品世界に魅了されたひとりだったそうだ。「どちらかと言えば、僕は(『クローズ』の続編にあたる)『WORST』を読んでた世代。カッコいいな、こいつら。強いっていいなって。男の子なら誰でも持ち得る気持ちみたいなものを感じながら読んでいました。高橋ヒロシ先生の世界観が大好きだったんです」。ただし、その世界観をベースにした映画に主演するのは「また話が違ってきます(笑)」。オーディションを経て獲得した主人公・鏑木旋風雄を演じるにあたっては、「憧れだけでは役になれない。もちろん、プレッシャーもありました」と認める。「プレッシャーなんて感じずにやろうとは思っていたんですけど、終わってふり返ってみると、やっぱりあったなって。でも、考えても仕方がないという言い方は間違ってるかもしれないけど、だんだんプレッシャーに対応できるようになってきている気はします。『桐島、部活やめるってよ』のときも感じたし、『ごちそうさん』のときも感じたし、それに上手く付き合っていきたいなって」。監督の豊田利晃からは「映画なんて人の生き死にに関わるものじゃないんだから、軽い気持ちでやればいいよ」と言われたそうだが、「でも、そう言う監督の目は全然笑ってなくて(笑)」と述懐。「きっと、この人は生き死にでやってるんだろうなって思いましたね。監督の今までの作品を観ても、それが分かる。現場でもその気迫たるや凄まじく、カッコいいなと思いつつ、絶対にしがみついていこうという気持ちでした」。「東出昌大を一切捨てて、旋風雄になることを豊田監督は求めていらっしゃいました」という言葉にも納得。作品の中には、眼光鋭く、世を拗ねた高校生がいる。「将来に対する不安やふと感じる寂しさ、何もしていないときの憤り。そういった思春期特有の感情を投影させた部分はありますけど、基本的に自分は捨てて。ただ、マイペースで、ちょっと抜けてる性格は似てなくもないのかなあって、後になってから気づきました(笑)」。そんな旋風雄が鈴蘭高校に転入してくるところから物語は始まるが、身体も大きく、喧嘩に強い彼を同級生たちは放っておかない。だが、当の旋風雄は“頂上”を巡る争いに無関心。周りから求められる自分と、こうありたい自分がせめぎ合う。ただし、“こうありたい自分”が彼の本心なのかも微妙なところ。「要は旋風雄ってウジウジしていて、本気で人と向き合う、暴力と向き合うということをしないんです」と東出さん自ら鋭く斬る。「自分にはそれしかないのに。挑戦するのが怖いんですよね。でも、本当の願望に対してウジウジしてしまうのは、誰にでもあること。そこは共感できるところでした。ただ、僕は彼ほどウジウジはしないかな…。少なくとも今の自分は。負けず嫌いだし、オーディションだっていつも受かりたいと思って受けに行くし。なので、僕からしたら『若いんだし、思うことにちゃんと向き合って思う存分やりなさい!』って思うんですけどね」。その力強いアドバイスは、「みんなが負けず嫌いで、みんながライバルでした」という撮影現場を経験してこそのものでもあるよう。「譲れないところは譲れない」。そんな思いが、怒涛の乱闘シーンにも表れている。「本当に人を殴るわけじゃないから、お芝居に嘘ができるわけじゃないですか。そんな中、豊田監督は『本当に殴っちゃっていいから』ってぼそっと言っていなくなるんです(笑)。かと言って、本当に殴っちゃうと撮影が続かなくなる。要するに、豊田監督の求める“生(なま)”にどれだけ近づけるか、嘘をなくすことができるか、なんですよね。もちろん、うっかりパンチが入っちゃうこともあるし。みんな攻めたところでやっていました」。東出さんが原作に魅了されたように、映画の中で闘う男たちの姿にときめく女性も多いはず。「女性かあ…」と呟きつつ、おすすめのポイントを挙げてくれた。「正々堂々と戦っている連中だってところかな。卑怯な人も出てきますけど、卑怯な人は卑怯な人として描かれている。上辺だけでなく、根っこからカッコよくなろうとしている男たちを見て、古き良きものを感じてほしいです。でも、ちょっとくらいは女性のキャラクターと絡みたくなかったか?無理ですよ!ただでさえウジウジしてるのに、これで女性の問題まで抱えたら、旋風雄はきっとワケが分かんなくなっちゃいます(笑)」。「ごちそうさん」が好評のうちに幕を閉じたのが3月。初の主演映画となる本作の公開が4月。東出さんの快進撃は今後も続いていく。「新しいことをし続けるのがこの仕事だし、いい意味でも悪い意味でも不安定。そんな中、与えられた仕事をきっちりとやり、人様の前でもしっかりしていなきゃなって。それはモデルの頃と一緒で、“オレ、雑誌に出たんだ”なんて自信満々になる人はすぐに足元をすくわれていました。現状を客観的にとらえずに、ここでもし僕に驕りが生まれて“うん!食っていけそうだ!”なんて思い上がったら、たぶん一気に仕事はなくなるはず。だから芝居の上でも、もっともっとしっかりしないと。でも、今は焦りもあります。まだ始めて2年なのに恵まれているからこそ、実力が伴っていないと判断されたときはガッと落ちるだろうし。その危機感と上手く付き合っていくことも、今の僕には必要だなって思います」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:クローズEXPLODE 2014年4月12日より全国東宝系にて公開©: 2014高橋ヒロシ/「クローズEXPLODE」製作委員会
2014年04月09日(画像は高橋愛オフィシャルブログ「I am Ai」より)喜びいっぱいの報告元モーニング娘。で、現在も歌や芝居で活躍中の高橋愛さん。元モーニング娘。のファンだけでなく、その整った容姿と抜群のファッションセンスで、男女の垣根なく人気のあるタレントさんです。その彼女が自身のブログ「I am Ai」の12月21日付記事で、来年2月14日に結婚すると報告をしました。既に様々なメディアで取り上げられていますが、お相手はお笑い芸人のあべこうじさん。「この人しかいない!と思える人に出会うことが出来て、本当に幸せです。」と喜びいっぱいの記事がアップされています。カジュアル系からマダム系へ?ポップでカジュアルな私服は小柄な彼女にピッタリで、ただ可愛いだけじゃなくきりっとした顔立ちを引き立てるようなコーディネイトはさすがとしか言いようがありません。そんな彼女のファッションに変化が見られるような写真がアップされました。同ブログ12月18日付の記事には、H&MのロングスカートにUNIQLOのコートの私服が公開されています。いずれもカジュアルブランドではありますが大人っぽくまとめていて、黒のシャネルのバックがさらに彼女を上品にみせています。今までの路線とは一線を画すような、シックなコーディネイトはマダム風とも呼べそうです。変化するファッションに注目しつつ、来年の結婚報告に期待が持たれます。【参考リンク】▼高橋愛オフィシャルブログ「I am Ai」
2013年12月24日リアルタイム・シンガーソングライター・高橋優が、自身最大規模となる14都市16公演のホール・ツアー「高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012」のツアー中だ。ツアー初日は10月12日、神奈川県民ホール。楽曲制作のプロデューサーでもある浅田信一(G)の率いるバンドをバックに、高橋は曲ごとにギターを取り替えながら力強い歌声を聴かせる。コンディションはばっちり良好だ。高橋優 ライブ情報「一番恐れていたことが起きました。気象庁発表によると、本日の天気は“曇り”です(笑)」ツアータイトルに引っ掛けたユーモラスなMCで笑いを誘い、「でもステージ上は晴れですから。みなさんの心の中までも晴れ渡るように歌います」と呼びかける高橋。観客は時に座ってじっくりと、時に総立ちになって拳を振り上げ、徐々に一体感がホール全体を包み込んでゆく。セットリストは高橋優のベスト選曲とも言えるもので、出来たてほやほやの新曲も聴ける。MCも饒舌で、高橋は日常で感じる様々なエピソードを交えて、「同じ時代に生きていること」の喜びを観客に向けて何度も語りかけた。「僕にとっての幸せは、ここにいる人と同じ時代に生まれてよかったということです」この日のライブを体験した人は、必ずもう一度ライブを見たいと思っただろう。同時代を生きる人々と共に歩み、等身大の歌を作り続けるリアルタイム・シンガーソングライター。このツアーを通して高橋優は、さらに大きく成長するに違いない。本ツアーは、12月11日(火)・12日(水)中野サンプラザホールまで全16公演が行われる。また、本公演のライブレポートをチケットぴあwebサイトで公開中。取材・文:宮本英夫
2012年10月26日「ヒロシです……」から始まる自虐的なネタにもますます磨きがかかり、再ブレイク中のヒロシ。実は初舞台を踏んだ5年前以来、芸人として潜伏中(?)も、意外なほど安定感のある演技を舞台やドラマで見せていた実績を持つ。本作『バッド・アフタヌーン~独立弁護士のやむを得ぬ嘘~』は、そんなヒロシの初主演作にして、初舞台でその資質を引き出した土田英生が演出を手がける話題作。土屋裕一、平田敦子、菅原永二ら実力派キャスト陣とのやりとりも楽しみに、8月13日、東京・赤坂RED/THEATERに向かった。チケット情報舞台は東京郊外の法律事務所。開業したての弁護士・幸作(ヒロシ)は、自宅事務所に客を引っ張り込もうと駅前でティッシュ配りをしたり、親類に頭を下げて回ったりと冴えない日々。妹のはるな(松田沙紀)や友人の純平(土屋)はそんな幸作を心配するが、就活中だったり放浪の旅の準備中だったりで当てにならない。そんなある日、地上げ屋の二階堂(菅原)と武本(今井隆文)が事務所を訪れる。真面目だが気の弱い幸作は、期限までに裁判の依頼がなければ事務所を引き渡す約束をしてしまったというのだ。そこへ偶然訪れた旧友の久子(平田)が夫の翔太(大村学)と喧嘩中と知った幸作は、話をなんとか裁判に持っていこうとするが……。席に着くと、まず細かく作り込まれた舞台装置が目を引く。木の桟の窓ガラスやシールがベタベタ貼られたタンス、70年代風の応接セットなど、昭和の匂いのする自宅をそのまま事務所に設えた様子は、それだけで幸作の実直な人柄を伝えるようだ。短めの七三分けにネクタイを締めたスーツ姿のヒロシがその部屋にピタリとハマり、芸人ヒロシではない、幸作という人物がそこにいることにまず驚かされた。同時に、うつむきがちに自嘲の言葉を吐く幸作は、ヒロシでしか出せないたたずまい。はねっかえりの妹と亡き父との約束を守ろうと精一杯に奮闘する姿がなんともおかしく、普段も仲がいいという土田ならではの、“ヒロシの表と裏”を存分に見せる手錬が心地よい。終始受けの芝居に徹するヒロシを弄る周囲も、男女両方にキラースマイルを連発する土屋、緩急自在の演技で勘違い女を演じる平田、コワモテだが実は寂しがり屋の菅原ら、役者自身の個性でヒロシとの応酬が楽しめるキャスト陣。終盤で弁護士らしいキリリとした顔を見せるものの、すぐに後ろ向き発言を口にする幸作も、つい肩入れしたくなるような愛すべき存在だ。大いに笑った後は、さりげないラストが待っている。人生の一端を垣間見せてくれるような、芝居の楽しさを味わえる一本だ。公演は8月21日(日)まで、赤坂RED/THEATERにて上演。取材・文:佐藤さくら
2011年08月15日品川ヒロシが『ドロップ』に続いて自身の小説を映画化した『漫才ギャング』の完成報告会見が新宿のルミネtheよしもとで行なわれ、品川監督と、主演の佐藤隆太、上地雄輔が登壇した。会見の様子『漫才ギャング』は、売れない漫才師とストリートギャングが出会い、漫才コンビを組むことで成長していく姿を描いた青春映画。佐藤、上地のほか、石原さとみ、綾部祐二(ピース)、宮川大輔らが出演している。本作で漫才師を演じた佐藤隆太は「実は生意気にもこの作品には運命的なものを感じていてハードルが高い分、漫才師というキャラクターに挑戦したいと思った」とあいさつ。品川監督については「現場では想像以上の監督ぶりで、常にポジティブで不安も多かった僕の背中を押してくれた。『この人についていけばいい作品に仕上がる』と思える監督だった」とその仕事ぶりを絶賛した。ドレッドヘアーにタトゥーだらけのギャングを演じた上地は「この作品はいろいろな素材がミックスジュースのように混ざった濃いものになってます。老若男女、絶対後悔させないと自信を持っている」とコメントし、「格闘技をやってらっしゃる監督なので、今回の作品ではリアルかつ魅せるアクションにこだわった」と作品をPRした。「『ドロップ』よりもポップな映画にしたかった」と話す品川監督は「ふたりの役に向かっていく過程を観させてもらった。ネタ合わせなど、どんどん漫才が上手くなって行く姿は観ていて感動した。自分の初舞台を思うと、あんなに堂々と出来ないだろうなと思った。まさにベストのキャスティングだと思います」と胸を張った。『漫才ギャング』2011年3月19日(土)より角川シネマ新宿他全国ロードショー
2010年12月22日俳優・高岡蒼甫の代表作を聞かれ、まず浮かんでくるのは『クローズZERO』や『ROOKIES−卒業−』といった男っぽい作品。けれど、新作の主演映画『さんかく』ではそのイメージをガラリと変え、中学生に本気で惚れてしまう30男を情けなくも愛おしく演じている。役者が前作のイメージを破りたいと思うことは当たり前。定着したイメージを変えたいという狙いがあったとしたら、本作を引き受けたことは彼にとって大成功と言えるだろう。しかし、高岡蒼甫はちょっと違った──「イメージチェンジは全然考えていなかった」。この言葉の先に、彼にとっての演じることの真意が隠されていた。「自分がどういうイメージで見られているかは正直分かっていないというか…。確かに(過去の作品のイメージなのか)初めて仕事をする人から“恐い人だと思っていました”って言われることはありますけど、そもそも初対面の人にメンチ切って“俺、高岡っていうんだけどっ”なんて言わないですからね(笑)。でも、だからこそ今回は百瀬っていう、おっちょこちょいで純粋に行動しすぎる男を演じるのは楽しかった」。そして、共感できるできないではなく、いかに自分を押し殺し、その人として生きることができるか、それが高岡さん流の役作りだと説明する。ちなみに、吉田監督は『ロリータ』のような少女に対する“本気”を描きたかったそうだが?「初めて台本を読んだとき、すごくリアルな日常を隠さずに出していると思ったんです。普通、映画だと守りに入って、いらない部分を削っていたりするけれど、この作品はそのいらない部分をあえて入れることでよりリアル感が出ている。ただ、百瀬は特異なキャラクターなので演じるのは難しくて。変態にしちゃいけないしね(笑)。最初、クセとか声のトーンとか形から入ろうと思って、監督に百瀬のイメージを聞いたんですけど、好きなようにと言われて困っちゃって…。それで、彼がナルシストだっていうのはあの車を見れば分かる。だから、その辺は意識しなくてもいいなと。態度までナルシストさを出してしまうと、百瀬というキャラクターが成立しなくなると思ったんです」。監督は百瀬を気持ち悪いイメージだと言い、それを打破してくれる人を求め、高岡さんをキャスティングしたことによって功を成したというわけだ。※高岡蒼甫ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中シネマカフェSweet「旬の俳優が秘める熱いココロ特集」(photo:Ryusuke Suzuki/text:Rie Shintani)■関連作品:さんかく 2010年6月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2010「さんかく」製作委員会クローズZERO 2007年10月27日より全国東宝系にて公開© 2007高橋ヒロシ/「クローズZERO」製作委員会クローズZERO II 2009年4月11日より全国東宝系にて公開© 2009高橋ヒロシ/「クローズZERO?」製作委員会ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会■関連記事:AKB48小野恵令奈らキャスト陣登壇!『さんかく』試写会に5組10名様ご招待AKB48小野恵令奈の小悪魔ぶりに加え友情出演であの人も!『さんかく』予告編到着【文豪を演る】インタビューvol.4 佐藤隆太 as 梶井基次郎 陰への意外な(?)共感AKB48小野の小悪魔っぷりに高岡蒼甫困惑?『さんかく』ポスター解禁!高岡蒼甫が“恋人の妹”AKB48の小野恵令奈に翻弄される?『さんかく』公開決定
2010年06月16日ものすごい無礼を承知で明かすと、インタビュー前に資料で彼女について調べた際に、彼女がまだ21歳と知って少し驚いた。では何歳くらいだと思っていたのかと言われてもうまく答えが出てこないのだが…。押井守監督は『アサルトガールズ』を監督するに当たって、黒木メイサを主演に起用した理由として「生活感を感じさせなくてファンタジー向きなところ」と答えているが、こちらが感じた年齢についての驚きも、同じ種類のものかもしれない。年齢や生活感といったものを超越した存在感を彼女は持っている。果たして黒木メイサ自身は、自分について、作品について、今後について何を感じ、考えているのか?「届いた台本が絵コンテで、『早速、押井ワールドだ!』って嬉しくなりました」冒頭の、押井監督が語った起用の理由について話を振ると、黒木さんは「困りますね、そういうこと言われると(笑)。嬉しいようなさみしいような…まあ、そのおかげで今回の役をいただけたわけで、ありがたいですが」と苦笑いを浮かべた。これまでにも押井作品は観ていたという彼女だが、オファーに対して即出演を決めたという。「まず、届いた台本が絵コンテだったんですよ。『早速、押井ワールドだ!』って嬉しくなりました。(押井作品の)『アヴァロン』やいくつかの作品は観てたんですが、自分がこの世界に入ったら、どういう風に生きられるのか興味がありました」。本作に出演するに当たって、彼女が監督に出した希望。それは「アクションをやりたい」ということだった。「これまでにも舞台で、動きのある芝居はやらせてもらってたんですが、映像ではなかった。映画でアクションをやりたいという気持ちはずっとありました。監督にそう話したら、この映画ではアクションに関して空手を取り入れたい、とおっしゃっていて。実は監督自身も空手をやられるらしいんです。実際、撮影前に監督が通っている道場に行って指導を受けました。現場では押井監督が自らアクションの指導をしてくださって、面白かったですね」。自身で語ったように、これまでに舞台ではかなり激しく体を使っているし、今年春に公開された『昴−スバル−』でも肉体を駆使した激しい演技を見せている。本作では、どういったところがこれまでと違ったのだろうか?「カメラに対して見せる、ということを初めて意識しましたね。舞台では最初からずっと通しで演じているので、感情に任せてアクションを行う部分があるし、お客さんから見て、殴ったり蹴ったりしているように見せていたんですが。今回は、絵コンテを見ながら1カットずつ――“1シーン”ではなく“1カット”ずつ、丁寧に撮っていきました。流れの中で撮影しつつも、狙いはこの1カットだけ、というようなこともあって、難しさはありました。あとは銃によるアクションですね。これも監督が、弾丸の詰め方から捨て方まで直接指導してくださって(笑)、楽しかったです」。「出しっぱなしではなく、常に吸収していきたい」では、完成した作品を観ての自身の感想は?「やっぱり押井作品は、人を惹きつけて、突き放すんだな、と(笑)。自分が演じたGRAY(グレイ)についても、監督と話をして、ゲームのキャラクターとしてではなく、あくまでもゲームの中で生活している一人の女性として演じたんですが、完成した作品を観て、自分の頭の中で描いていた想像とそこまで差がなかったですね。実は、菊地(凛子)さんと佐伯(日菜子)さんと撮影でお会いする機会はなかったんです。完成した作品を観たら、菊地さんの役が結構、人間離れしててすごくびっくりしました。三者三様で面白いバランスだな、と」。10代半ばでいきなり、つかこうへいの舞台で主演デビュー。そこから舞台に映画にドラマにと次々と出演。今年だけでも連続ドラマ、単発ドラマに1本ずつ、映画は本作を合わせて3本、さらに主演で2本の舞台に出演している。多忙な日々の中で自身の中で感じる成長、変化について聞いてみた。「まず、出会いに恵まれていると思います。その中で、最初の頃は現場にもなかなか慣れなくて、出会った人たちとの関係も、その作品だけで終わっていました。私もとにかく作品を作ることに必死で…。でも、そこにたくさんのスタッフが関わっていて、撮影のずっと前から動いている人たちがいて、その人たちとの関わりの中で作品を作っていく楽しさが、最近やっと分かってきた気がしますね」。「いま、楽しいか?」という愚問に、黒木さんはニコリと21歳の笑顔で「うん、楽しいです」とうなずき、こう続ける。「まだまだ目の前のことに立ち向かうのに精一杯のところはあります。やっぱり、作品と出会って、ひとつの役を演じるって相当エネルギー使いますよ。でも、いままで生活してきた中で感じたことや経験したことが役に繋がったり、役で発散できたりもするんです。最近、出しっぱなしにしてると出すものがなくなってくると思ってて、常に吸収していきたいって強く感じるんです。もちろん、人間は傷つこうと思って傷つけるものでもないのですけど…自然な流れの中でもっと吸収して、発散、発信していけるようになりたいです」。(photo:HIRAROCK)■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント昴−スバル− 2009年3月20日より全国にて公開© 2009『昴−スバル−』製作委員会クローズZERO II 2009年4月11日より全国東宝系にて公開© 2009高橋ヒロシ/「クローズZERO?」製作委員会■関連記事:三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!押井守ファン必見!『アサルトガールズ』公開記念企画の大賞賞品を監督が直々に決定黒木メイサ、押井守のオヤジギャグに動じず芸能レポーターの質問にも動じず黒木メイサ、獅童との交際への執拗な質問もクールにかわす!『アサルトガールズ』会見押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着
2009年12月17日映画にドラマにCMに引っ張りだこ!人気絶頂の三浦春馬と佐藤健が2009年の夏休みに5日間、ニューヨークに赴いた。きっかけは、「一緒に海外へ行って鍋でも食べない?」という軽い一言。佐藤さんにとっては初の海外旅行となったこのニューヨーク珍道中の模様を収めたDVD「HT 〜N.Y.の中心で、鍋をつつく〜」が発売されることが決定した。2008年にTVドラマ「ブラッディ・マンデイ」で競演を果たして以来、プライベートでも、鍋を共につつき合う仲間――“鍋トモ”として交流し、共にライバルとして常に刺激を与え続けている三浦さんと佐藤さん。超多忙なこの2人が、その過密スケジュールの合間を縫って日本を脱出、一路ニューヨークへ!“おのぼり旅行”を決め込んで、あちこち回る2人。セントラルパークにタイムズスクエア、ロックフェラーセンターからの夜景などなど、初めてのニューヨークに驚きと興奮を隠せない2人の様子が収められており、普段、なかなか見せることのない素の表情やリアクションがぎっしり!そして“表現者”として見逃すことができない場所として、2人が足を運んだブロードウェイでは、ミュージカルを鑑賞して刺激を受け、さらに「ブロードウェイダンスセンター」で生徒に交じってダンスのレッスンを受けた。1969年に開講し、エドワード・ノートンなど、数々の名優を輩出したスクール「TSCHREIBER STUDIO」では、ベテランの名演出家、Mr.Tschreiberの指導を受けて、2人で構成した即興芝居を披露する一幕も。オフとはいえ、2人の役者魂が伝わってくる。さらに、互いの初対面での印象についての独白や、公園の芝生の上で語り合いなど、ファン垂涎の映像満載。マーケットに買い出しに行って2人で鍋を作る、というこの旅の“目的”ももちろんのこと果たされている。2人が口をそろえて「ほったいもいじくるな!!」――。ニューヨーカーに英語で話しかけることにチャレンジした2人が、「What time is it now?」(いま何時?)と話しかけるために編み出した“秘策”には思わず笑ってしまうこと間違いなし。旬の2人の異国での魅力をたっぷりと詰めこんだDVD「HT 〜N.Y.の中心で、鍋をつつく〜」は2010年2月17日(水)発売。なお、アウターケース、オールカラーブックレット、Tシャツ付きの初回限定完全受注生産盤は12月11日(金)から2010年1月31日(日)までの期間に予約を受け付け、 2月17日(水)に商品が送付される。「HT 〜N.Y.の中心で、鍋をつつく〜」初回限定完全受注生産盤価格:5,250円(税込)「HT 〜N.Y.の中心で、鍋をつつく〜」[DVD]価格:3,990円(税込)発売元:株式会社アミューズ販売元:アミューズソフトエンタテインメント株式会社発売日:2010年2月17日(水)「HT 〜N.Y.の中心で、鍋をつつく〜」公式サイト 2010Amuse■関連作品:BECKベック 2010年秋、全国公開クローズZERO II 2009年4月11日より全国東宝系にて公開© 2009高橋ヒロシ/「クローズZERO?」製作委員会ごくせん THE MOVIE 2009年7月11日より全国東宝系にて公開© 2009「ごくせん THE MOVIE」製作委員会劇場版TRICK(トリック) 霊能力者バトルロイヤル 2010年春、全国東宝系にて公開ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会■関連記事:『ROOKIES』興収&DVDで2冠達成!今年の邦画実写No.1で佐藤隆太も笑顔『TRICK』10周年大感謝祭を開催!最新劇場版の公開も決定、佐藤健ら出演結婚、おめでた&『ROOKIES』断トツ1位祝福の嵐に佐藤隆太が男泣きに泣く!『BECK』水嶋ヒロ、佐藤健らによる音楽フェスのライヴシーン観客役を大募集!まだまだ見納めは早い?ニコガクメンバー、あまりの仲良さに草野球チーム発足!
2009年12月11日