一般社団法人「日本スーパーフード協会」では、昨年に引き続き、2017年春夏の日本におけるスーパフードのトレンド予測として「2017S/Sトレンド予測スーパーフードランキングTOP10」を発表した。近年、美容や健康を意識する人々を中心に注目が高まっているスーパーフード。今回は日本市場の今年の流れと擦り合わせたうえで、2017年に日本でブームとなる可能性が高いスーパーフード10品目を予測してランキング形式で発表した。美肌・美白・アンチエイジングを目的としたスーパーフードが上位に2016年は「チアシード」や「ココナッツオイル」など、ダイエットや生活習慣病に効果的とされるヘルシー系のスーパーフードに人気が集まった。それに対して2017年は、美肌・美白・アンチエイジングといった、美容を目的とした“攻め”のビューティー系スーパーフードに注目が集まる結果となった。1位に輝いたのは、レッドフルーツ<アセロラ、ゴジベリー>。“攻め”のビューティー系スーパーフードの代表格ともいえるのが、レモンの34倍のビタミンCを含む「アセロラ」や、海外の人気モデルも愛用している「ゴジベリー」などのレッドフルーツ。レッドフルーツに含まれる赤い成分・ポリフェノールは高い抗酸化作用で知られており、ビタミンCとのW効果でアンチエイジングに貢献してくれるスーパーフードだ。2位には青いスーパーフード<進化系スピルリナ>、第3位には酸化しないスーパーオイル<米ぬか油>などがランクインした。【2017S/Sトレンド予測 スーパーフードランキング TOP10】第1位 レッドフルーツ<アセロラ、ゴジベリー>第2位 青いスーパーフード<進化系スピルリナ>第3位 酸化しないスーパーオイル<米ぬか油>第4位 MUGIGOHAN<大麦(もち麦)>第5位 プラントウォーター<メープルウォーター、バーチウォーター>第6位 カカオニブ第7位 シーバックソーン第8位 進化系チアシード<ローストチア>第9位 ビーポーレン第10位スプラウテッド・アーモンドレッドフルーツの代表格「アセロラ」「ゴジベリー」のパワーとは?レッドフルーツの代表格とも言えるアセロラは、南国の強い太陽を浴びた果実に、レモン果汁の約34倍のビタミンCや抗酸化作用に優れたポリフェノールを豊富に含んでいる。最近はスムージーや料理に使いやすいパウダータイプが誕生したこともあり、ますます人気が高まっている。日本では中華料理や杏仁豆腐の添え物として愛用されているクコの実は、アメリカでモデルたちがおやつとして持ち歩く姿が広まったことをきっかけに、「ゴジベリー」として一躍人気のスローフードに。美肌に効果的なβ‐カロテンや、ゼアキサンチンなどを豊富に含んでいるのが特徴。アセロラ、ゴジベリー、ザクロ、クランベリー…。レッドフルーツはその美容効果とキュートなルックスで、人気が高まっていくことが予想される。2017年、美しさと健康に磨きをかけたいという方はぜひ生活の中に取り入れてみては?
2016年11月21日ユニクロ(UNIQLO)が、2017年春夏コレクションを2016年11月18日(金)に東京・渋谷にて発表した。人はなぜ服を着るのか?ユニクロが継続的に掲げるこの問いには多くの答えがある。温かいインナーは寒い日のため、きちんとしたスーツは仕事のため、そしてカジュアルウェアは友人と遊ぶ日のため……。日々の生活を豊かにしてくれる洋服は、今シーズンさらに表情豊かにパワーアップし、どんな人のニーズにも応えられるようなワードローブとして展開。特に今シーズンは、コラボレーション商品に加え、新たなプロジェクトも始動する。ユニクロ ユー2016年9月に誕生した、クリストフ・ルメール率いるデザインチームが創り出すコレクション「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」。今シーズンは、素材やテクスチャーへのこだわりをより強め、ファッション性の高いワンランク上のベーシックウェアを提案する。大小様々なストライプ幅を織り交ぜたシアサッカーや、いくつかの糸が織り交ぜられた立体感のあるニットなど、その表現は多岐に渡る。素材の面白さはもとより、夏らしい爽やかなイエローやブルーの色味と相まってさらに研ぎ澄まされたデザインを生みだす。アウターからニット、カットソー、パンツ、スカートまでメンズ・ウィメンズともに豊富な型数でラインナップ。なお、小物類では機能的なバッグやキャップなどが登場する予定だ。MoMAとのコラボレーションプロジェクト「SPRZ NY」世界最高峰のモダンアートコレクションを有するMoMAとのコラボレーションプロジェクト「SPRZ NY」。今シーズンは、Tシャツのほかにバッグや傘などの雑貨も充実しており、着る人・持つ人の感性を刺激するような創造性に満ちたバリエーションを揃える。それぞれのアイテムを彩るのは、世界に名を轟かせる豪華なアーティストたち。アンディ・ウォーホル、キース・ヘリングらに加えて、ソル・ルウィット、フランソワ・モレルによる幾何学アートもアイテムに落とし込む。イネス・ド・ラ・フレサンジュイネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボレーションは、フランスの港町マルセイユがインスピレーション源。夏の日差しが似合う爽やかさの中に、ノスタルジックなムードが漂うコレクションが完成している。“藍色”のグラデーションをテーマ色とし、そこに赤を差し色として採用。涼し気なリネンのワンピースやかぎ針編みのカジュアルニットなどにもそのカラーリングが取り入れられている。かごバッグ、エスパドリーユといった小物類にも洗練されたデザインが行き届いており、上質なリミックススタイルがトータルコーディネートで楽しめる。ハナ タジマ フォー ユニクロ2016-17年秋冬コレクションより登場した、ハナ・タジマとのコラボレーション「ハナ タジマ フォー ユニクロ(HANA TAJIMA FOR UNIQLO)」。全てのアイテムが、ボディラインを強調しないゆったりとしたシルエットで構成されており、これまでユニクロが提案してきたコンフォータブルウェアとは一線を画すデザインが魅力だ。エスニックなムードを纏うワイドパンツやプルオーバーなどが揃い、ゆったりとしたサイズ感の中にも女性らしさを忘れないエフォートレスな着こなしを展開する。マジック フォー オール今年で2周年を迎えるユニクロとディズニーによるプロジェクト。今年は新登場となるシリーズが豊富に揃う。注目は、ディズニーキャラクターが描かれたボックスに、Tシャツとピンバッチが入ったスペシャルアイテムだ。古書をイメージしたボックスは、インテリアとしても活躍しそう。また、アイコニックなポーズをしたミッキーマウスがあしらわれた「MICKEY STANDS」コレクション、アメリカ西海岸のカルチャーと日本の藍染めからインスパイアされたコレクションといった新作が、続々発売されるのであわせてチェックしてほしい。J BRANDと開発したデニム発売ユニクロやGU(ジーユー)を手掛ける株式会社ファーストリテイリングは、アメリカ・ロサンゼルスにデニムの研究・開発を行う専門施設「デニムイノベーションセンター(DENIM INNOVATION CENTER)」を開設。ここではすべての自社デニム製品の開発を行い、特にユニクロでは2017年秋冬シーズンから本施設でJ BRAND(ジェイ ブランド)と共に開発した製品を販売する予定だ。世界的なデニム生地メーカーが集うロサンゼルスを舞台とする「デニムイノベーションセンター」では、ジーンズの種類に応じて最適な生地を開発・選定できる仕組みを設置。タッグを組んだファブリックメーカーの中には、ジャパンデニムの代表格といえる広島県のカイハラ社の名前も。ジーンズ作りに必要な要素、ファブリック・フィット(シルエット)・フィニッシュ(加工・デザインディテール)の3つを基軸に、より美しく快適に着用できるアイテムを提案する。ユニクロが贈る、日常を映し出すファッションショー会場では、新作を展示すると同時にファッションショーも披露。通常のライフウェアはもちろんのこと、コラボレーションラインとの組み合わせも見られた。オフィスや公園、部屋でのリラックスタイムなど全部で4つのライフシーンに分け、何気なく街の中で目にするような光景をランウェイの中で再現していく。スマートフォンを片手に音楽を聴きながら歩く女性、仲睦まじい老夫婦や親子、そしてスーツで颯爽と歩く男性。ユニクロのシンプルなワードローブが、ひとりひとりの個性を伝えてくれる。性別、年齢、国境、全ての垣根を超え、どんな人のニーズにも応えられるようなワードローブの提案がここに濃縮されていた。
2016年11月21日そろそろ2016年も終わりに近づいてきました。というわけで、今回は2017年にあなたにポジティブな運気をもたらしてくれるアイテムについて考えてみましょう。占いサイト『マダム・セリカ未来予言』の監修者でもあるマダム・セリカさんに、「開運カラー」について教えていただきました。◆2017年に身に着けたい「開運カラー」は?2017年は十干十二支で言うと「丁酉(ひのととり)」にあたります。九星では「一白水星」の年です。運気を上げてくれるのは「一白水星」が象徴するカラーである黒。それに加え、「三碧木星」、「四緑木星」、「六白金星」、「七赤金星」の象徴する色も良いでしょう。★一白水星が象徴する色:黒(一白は玄武[北]の方角にある星。玄武が象徴する色は黒)※黒をベースにして、アクセサリーなどのワンポイントで下記の色を取り入れると良いでしょう。★三碧木星が象徴する色:ネイビー(紺)、ネイビーブルー★四緑木星が象徴する色:花の色(緩やかなピンクなど)、緑(葉っぱ)身につけると結婚運が上がります。四緑木星の方は男女ともに恋愛・結婚に良い時期でしょう。すでに交際中の方は愛が"ひとつの形"になります。周囲から祝福してもらえる時期でもあります。★六白金星が象徴する色:金、黄、白、茶★七赤金星が象徴する色:金、黄、ピンク◆ワンポイントとして取り入れるのがオススメワンポイントカラーをファッションに取り入れるとしたら、スイングタイプのピアスがおススメです。ゆらゆらと風に揺れるものは男性の気を惹き、恋愛運UPに効果的。スカーフなどに取り入れるのもOK!恋愛に良い色や開運カラ―だと言っても、全身にその色を持ってくるのはかえって野暮ったいので注意しましょう。まずはワンポイントとして取り入れることをオススメします。色ではないですが、長い髪の気もGOOD。男性を魅了します。また九星や方位から見た開運カラ―に加えて、2017年の「丁(ひのと・ていか)」が象徴する色も効き目があります。丁は「火の陰(ちいさい火)」を表すもので、たとえばマッチの炎のようなイメージです。しかし小さい炎も大きくなれば全てを焼くくらいの大きな炎に変わります。炎のパワーを強めるために、少々の赤を取り入れると良いでしょう。ただし全面的に赤を取り入れすぎると、炎が強くなりすぎるため、かえって良くないことも。大切なことは何ごとも「バランス」なのです。◆風水の観点から見た色の持つパワーそれぞれの色が持つパワーは以下のとおり。●赤・力が湧き出る色。赤いものを身にまとうだけで、新陳代謝が活性化するというデータも。・下着などに赤を取り入れると良い。アクティブに生活することができる。・勝負の色ともいえる。負けられない勝負がある日に取り入れると良い。・気持ちを落ち着けたいときには不向き。その場合は、冷たい青などの色が良い。●青・冷静さ、勤勉さを表す色。物事に説得力が生まれる。・ビジネスマンなどは、ブルーのシャツを取り入れると仕事がデキる人と思われやすい。・情熱より、ロジカルな交渉で成功したいときは青が良い。・落ち着ける色なので、難しい問題に向き合わなければならないときにも効果的。・病院などでも活用されている色。・怒っている相手を説得したい場合は青い部屋を選ぶと良い。●黄・コミュニケーションや社交性を表す色。平和のシンボルカラーでもある。・明るくオープンマインドの人という印象を与える。・対人運を改善したい人にはオススメ。・注意喚起の色でもあるので、使い方に注意。黄色と黒の組み合わせは「警告」の意味も出てしまう。・全面的に真っ黄色の服だと目に痛いので、アクセントとして取り入れるのがオススメ。・黄色の財布が金運に良いという説があるが、コミュニケーションが活発になるので遊びの出費が多い。入ってくるお金と出ていくお金の両方が強くなるので、結果とんとんになることもある。なので金運は金色がおすすめ。●緑・いわゆる植物の色。自然のような癒しや優しさを相手に与える。・懐が深い、包容力のある人というイメージ。安心感を与える。・周囲にもパワーを与える。組織のリーダーなどは、力強く引っ張る赤も良いが、周囲の疲れを癒す緑を取り入れるのもおススメ。・トラブルの仲介に入るときにも、緑はおススメ。争う人たちの気持ちをほぐす。●紫・神秘的で崇高な色。・自分の感覚や精神を研ぎ澄ませるときに有効。・相手に対しては上品さと妖艶さの印象を与える。・多用したり、きつめの紫を取り入れると「何を考えているかわからない人」「近づきづらい人」という印象を与えかねないので注意。●茶色(ベージュ)・木や土の色。つまり大地。安定感と信頼の象徴。・相手に信用してもらいたいときに取り入れると有効。・地に足がついている、しっかりとした人間という印象を与えられる。・自分自身も落ち着きのある行動がとれるようになる。●金色・富と反映を表す色。・人の注目を集める色なので、自分主催のパーティや授賞式などで身に着けると良い。・一般的には金運に効果があると言われている。・金運に即効性がある色なので、ギャンブルなどで勝負したいときにも効果的。・多用すると「鼻につく自慢げな人」と思われてしまうことがあるので、アクセサリーや小物レベルにとどめておくのが良い。●白・聖なるもの、光の象徴。純潔。・不吉なものを浄化する聖なる色。邪気払いの色。・ウェディングドレスに用いられるもの、そういう理由。悪いものを跳ね返す聖なる力。・物事のスタートも意味する。新しい自分でスタートをきりたいときは、白い服をまとうと良い。●黒・すべての力を吸収するような強い色。・物事の方向性を定めたいとき、何かに決断したいときに効果的。・マイナスの力を引き寄せる力もあるので注意。このように、色にも様々な意味や効果が。ラッキーカラーだけでなく、日頃から上手に色を使えるようになるとスムーズに感情をコントロールできそうです。風水は知れば知るほど奥が深くて面白いですね。監修者紹介マダム・セリカ東京都在住。万博VIPセクレタリー、大臣秘書の職歴をもつ。中国占星術(鬼谷算命学)を基礎から奥義に至るまで学び、気学、宿曜占星術、手相、人相、タロット、カバラなど運命学全般の研鑽を積む。その丁寧で的確なアドバイスで、政治家、企業家、芸能人など各界に顧客を持ち信頼が厚い。さらに自らの職歴や子育てをもとに働く女性や母親たちを後押ししており、あたたかな励ましと癒しのトークに人気が高い。個人鑑定、企業へのコンサルティングや講演、TV、ラジオに出演のかたわら雑誌などに執筆、各プロバイダーの占いサイトや携帯サイトなども監修。開運メイクアドバイスも好評。スクールで後進の育成にも力を注いでいる。
2016年11月20日アリスアウアア(alice auaa)の2017年春夏コレクションは、「triangle」がテーマ。構築的で工業的なフォルムを、直接的に使用することなく、かつ全面的に押し出したワードローブを披露する。たっぷりとした布使いのアイテムが、着用する人の動きや結束バンドで束ねられることによって、その姿を変えていく。ドルマンスリーブのトップスやジョッパーズパンツなどは、決してそれ自体が三角形であるわけではないが、見る方向や角度によって“トライアングル”に変容する。“色彩”が一切取り払われている。すべての洋服もモノクロで統一され、背景色。モデルのメイクなどすべてが白と黒のみだ。特に、ポーランド出身のパフォーミングアーツ集団「SUKA OFF」、音楽にTomohiko Sagae、プロダクションにBABYLONを迎えたコレクションビデオは、その無機質な世界観を色濃く反映している。形状にゆとりがあり、様々な印象の着こなしができるがゆえ、ルックとビデオの双方を比べるだけでもその出で立ちはまるで違ったものに。着用する人の息吹も大いに反映する洋服は、仮に自分が袖を通した時を想像するだけで、新たな世界が広がるような感覚を与えてくれる。
2016年11月07日トリコ・コム デ ギャルソン(trict COMME des GARÇONS)の2017年春夏コレクションは、ロマンティックで軽やか。チュールやレースといった、透け感のある素材が主役を担い、春風のように穏やかな空気を運んでいる。始まりはチュールのトップスから。うねるように胸元で波打つ生地、その下から繊細なレースや花模様が並んだプリーツ地、スパンコール刺繍が顔を出している。合わせたスカートは、様々なシースルー地をランダムに重ねたもので、一部分をラウンドカットしたり、模様違いに繋ぎ合わせたり、ギャザーを寄せて変形させたりして、豊かな表情を創り出している。中盤から登場するブラック&ホワイトのルック。このクラシックウェアも、今季は軽快な印象だ。ロングコートは麻を交えたコットンで作り上げ、シャツにはナイロンオーガンザを用い、刺繍を全面にあしらった。キュプラとレーヨンを合わせた丸襟ジャケットは、なめらかな触り心地で‟早く春になって纏いたい”といった衝動へと繋げる。淡く柔らかなムードは大きく広がり、ディテールへも。多くの装いにはフリルがあしらわれ、胸元や袖口、ぺプラム辺りを彩る。テープで描いた花模様やカット刺繍、爽やかなホワイトのステッチも好印象で、フェミニニティをドラマティックに見せてくれる。序盤に提案されたリボンのニット、シースル地に浮かび上がるウールのモチーフはどこか懐かしく、心をほっこりとさせてくれる。
2016年11月06日ミュベール(MUVEIL)は、2017年春夏コレクションで一人の女性にオマージュを捧げた。長年モード誌でクリエイティブ・ディレクターを務めてきた実在の人物。デザイナー中山路子は、彼女のキャラクターや仕事ぶり、日々の生活から得たインスピレーションをファッションに落とし込む。エレガントでチャーミング、そして実直。今季の洋服たちを纏えば、まるでミューズと直接会話しているかのような不思議な気分に心が浸る。あちらこちらから顔を出す女性像。ワインが大好きだという彼女をイメージして、グラスやブドウをモチーフに採り入れた。デニムジャケットには、フレッシュなフルーツと食器が並び「乾杯!」という声が聴こえてきそうなほど賑やかなムード。膝下丈スカートのウエストゴム部分には、「べろんべろんに飲んじゃおう(Swilling fruit wine)」と挑発的なメッセージがあしらわれている。ペットの猫たちは「ご主人さま」と言わんばかりに、堂々とした姿でトップスから現れ、ヘルシー志向の食生活は「グルテンフリー」の合言葉にのせて、優雅に表現されている。また、公の場で度々見かけた奇抜なスタイリング。チャイナドレスやパジャマシャツといった彼女のアイコンは、ミュベールらしく立体的な刺繍と鮮やかな色使いで‟東京のいま”に合った形にリデザインされている。アイキャッチなデザインと豊かな色彩に恵まれているシーズンであるが、細部へのこだわりは変わりない。蜂の羽根や苺の種までビーズで表現したエンブロイダリー、シャツに施された細かなシャーリング。デニムパンツには、ポケット部分の刺繍にバリエーションを持たせ、レモンや洋梨、ブドウなど様々な果物が揃っている。
2016年11月06日ミュベール クリエーションライン(MUVEIL CREATIONLINE)の2017年春夏コレクションが発表された。昨シーズンよりスタートした新ラインでは、メインライン・ミュベールとはまた違ったデザイナー中山路子の感性に出会える。ウィメンズの洋服ではあるが、今季のイメージソースは中世の高貴な男性。馬に跨るその姿から歴史性を引き出し、官能的なディテールを添えて、メンズライクな中からフェミニニティを見つけ出す。キーマテリアルは麻だ。通気性の良さと涼しげな佇まいでまさに夏の救世主。王室の人々も好んで着ていたといわれるこの生地を利用して、ハリのある立体的なフォルムを作り出した。膝下丈のワンピースは、キュッとウエストを絞りシルエットに強弱をつけ、バルーン状のアームラインで可愛らしさを演出。ニュートラルカラーの優しげな世界に、あえて光沢を投じる。麻と真逆の存在ともいえるベロアのトップスは、繊細なレースを隠し込み、艶やかな光を纏っている。タックインしたトップス&トラウザーのスタイルと見まがえるオールインワンには、ツヤを帯びた素材を起用した。光の加減によってシワ感が浮かび上がり、色気へと繋げる。異素材のコンビネーションによる新しいサマーシーンでは、ビビットなグリーンがヒロインである。
2016年11月06日モデル・タレントの岡田結実が3日、「日経トレンディ2016年ヒット商品ベスト30」発表会に、来年の活躍が期待される「2017年の顔」として登場した。お笑いコンビ・ますだおかだ岡田圭右を父に持ち、幼い頃から子役やモデルとして活動してきた岡田。16歳とは思えない存在感やトーク力でバラエティに引っ張りだことなり、2017年は映画にも挑戦と、さらなる活躍が期待されることが、選出理由となった。岡田は「ああ恥ずかしい!」と顔を赤らめながらも「来年も消えずに頑張ろうかなと、身を引き締めながら思いますね」と力強く宣言。「いつか父を越えようと毎日頑張ってます」と、日々の仕事を振り返った。岡田は、父・圭右について「だんだんネタにされるのか、顔を合わせてくれなくなってきました」と告白。「私がお父さんの素顔をボロボロいっちゃうので、それが恥ずかしいのかなと思います」と理由を推測した。今後はドラマ、映画などでの活躍も見込まれるが「演技することは好きなので、好きなことをどんどん磨いて進めたらいいな」と希望を語る。さらに「バラエティもモデルさんも、たくさんの方と会えるのはすごい好きなので、たくさんの仕事をこなせる人になりたいですね」と抱負を述べた。
2016年11月03日G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2017年春夏コレクションが発表された。今シーズンはパンチの効いたプリントやディテールを取り入れて、ブランドが追い求めるスタイルを映し出していく。なかでも、カルネボレンテ(carne borente)のメンバーの1人、アゴストン パリンコ(agoston palinko)とのコラボレーションによるポップなプリントが目を引く。アニマル柄やフラワーモチーフを色とりどりに表現したドレスは、黒のスカラップレースで女性らしさを加えた。パフスリーブのクラシカルなワンピースで提案する一方、トレンチコートに配すなど登場の形は様々だ。レースアップシリーズはデニム仕様で装い新たに登場。人気のMA-1だけでなくワイドパンツなどとしても提案している。斬新なプリントや人気アイテムに負けじと存在するオリジナルのキャラクターは、今季を語る上では欠かせない。彼らはカットソーやバッグに顔を出し、ポップな印象をもたらしてくれる。もちろん、ブランドらしい大胆なシルエットやデザインも健在である。ナイロンのマウンテンパーカーやベロアのトラックパンツには、「フェミニン」と大声をあげて主張するかのようにフリルが施されている。大胆なストライプを動かすラッフルは、デフォルメされたワードローブの雰囲気をより一層ラグジュアリーに変えた。主張的なものが共存する今シーズンのテーマはスポーツフェミニン。新鮮なプリントも定番のデザインも、ひとつひとつを汲み上げればそのテーマが感じられるだろう。そして対極にある2つを一挙に表現することで見えたのは、ブランドが常に追い求めているフェミニンとマスキュリンが同居する世界である。
2016年11月02日ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)の2017年新作コレクションが、2016年10月29日(土)、東京・日本橋にある、日本橋三井ホールで発表された。「-The visionary- キモノ空想」をテーマに」、日本の空想家が夢見たキモノを展開した今シーズン。リアルと夢が入り混じるワードローブが、レディース15スタイルとメンズ3スタイルで発表された。ファーストルックを飾ったのは、寒色系のアイテムを組み合わせたコーディネート。着物には青味がかったグリーンのモザイク柄を、帯にはパープルとブルーが組み合わせられた横段柄を合わせ、ブルーを中心とした色の揺らぎが感じられるアイテムの響き合いが感じられた。続いて登場したのは、ドットジャージ素材を使用した羽織を着たメンズルック。“アコーディオンボーダー”という幾何学模様を用いた立体感の演出と、柄を裏側に忍ばせる隠れた美意識がスタイリング全体に奥行きをもたらし、男性ならではの豊かな包容力が表されていた。特に目を引いたのは、「2016 組更紗」というテキスタイルの着物だ。マスタードとグリーンが掛け合わされて生み出される柄の数々は、歴史すら感じさせる存在感を放つ。それに負けずとも劣らないインパクトは「2016 ランダムスタイル」という生地の帯からも表出。これら同色のアイテムの相乗効果を支えているのは、反対色であるパープルが施された裏地にあるのも和装らしさが感じられる。メンズのラストルックには、飛行機や象、星柄が花柄の上にプリントされた“空想世界”が感じられる着物が。そのあとにランウェイを彩った、レディースのピースは圧巻だった。ボルドーが使われた「反面ドットに百花」の着物に、ホワイトとボルドー、さりげないイエローが美しい帯を重ね、さらにバッグにそのイエローの要素を合わせているのだ。帯揚げや雪駄、足袋と言った小物が、着物に差し込まれたアクセントカラーとマッチすることで、全身のバランスを統一するコーディネート。すべてのピースを、余すことなく組み合わせることで生まれる均衡点としての“美”がキモノ空想の世界に花開いた。
2016年11月01日2016年末のビッグイベント、クリスマスを彩るクリスマスケーキを特集。タルトや定番のショートケーキなど、各店舗で工夫を凝らした様々なテイストがラインナップ。サイズもファミリー向けから、1人で食べられる小さいものまで幅広く紹介していく。人気スイーツ店キル フェ ボンの「〜タルト プレミエ〜クリスマスツリーのタルト」キル フェ ボンの「〜タルト プレミエ〜クリスマスツリーのタルト」はたくさんのベリーを丁寧に飾った、クリスマスツリーのタルト。フルーツの下はじっくりと焼き上げたピスタチオ風味のアーモンドクリームになめらかな“ル ガール”クリームチーズムースを重ねた。価格:W19.0×D19.04〜5名用6,739円W26.0×D25.58〜10名用11,936円受け渡し期間:2016年12月20日(火)〜12月25日(日)※2016年10月17日(月)より予約開始。詳細・その他ケーキはこちら>>ソルビンの「いちごケーキソルビン」ケーキと組み合わせて冬でも食べられるかき氷を発売するソルビンからは「いちごケーキソルビン」に注目。スポンジケーキの上にミルクかき氷、たっぷりのいちごとヨーグルト アイス、生クリームを乗せたケーキソルビンの代表商品で、日本ではクリスマス向け商品として「Merry Christmas」のピックと共に提供される。なお、販売はイートインのみ。予定価格:1,700円(税込)販売期間:2016年11月11日(金) 11:00〜12月25日(日)※イートインのみ。詳細・その他ケーキはこちら>>ピエール・エルメ・パリの「ビュッシュ オマージュ」ピエール・エルメ・パリのクリスマスのテーマは「コンステラシヨン(星座)」。金色・赤色・白色・黒色など様々な彩りのスターが新作にあしらわれている。中でも「ビュッシュ オマージュ」は、ピエール・エルメが師事したガストン・ルノートルが作っていた“マロンと洋梨のアイスクリームの味”を再構築したこだわりの新作だ。栗の実の粉末を使用したサブレブルトンと、洋ナシのコンポートが見事に調和している。価格:6,210円(税込)販売期間:2016年12月19日(月)~12月25日(日)予約開始日:10月6日(木)詳細・その他ケーキはこちら>>ジャン=ポール・エヴァンの「ビュッシュ《カンカン》」ジャン=ポール・エヴァンの2016年クリスマスのテーマは「フレンチ タッチ(FRENCH TOUCH)」。ビュッシュ《カンカン》は、フランス人にとって喜びと祝祭を象徴する、フレンチ カンカンにオマージュを捧げたケーキだ。グリオット チェリーのジュレをショコラとアーモンドのビスキュイが軽やかに包み込み、官能的なムース ショコラが、カンカンのイメージを伝える。価格:5,500円+税受注、受け渡し期間は各店舗によって異なる。詳細・他のケーキはこちら>>サダハル・アオキの「シュー バンブー オ フレーズ」サダハル・アオキからはフランス産発酵バターを使って焼き上げたショコラの味わいが香ばしいシュー生地に、いちごと抹茶のクレームを挟んだ「シュー バンブー オ フレーズ」が登場。 いちごの優しい酸味と、渋みのきいた濃厚な抹茶がマッチした限定スイーツだ。価格:5,400円予約受付:2016年10月14日(金)〜12月15日(木)商品引換:2016年12月22日(木)〜12月25日(日)予約に関してTEL:0120-880-726詳細・他のケーキはこちら>>ラ・メゾン・デュ・ショコラの「ビュッシュ ドゥ ノエル サルバトール」ラ・メゾン・デュ・ショコラからはクラシカルで荘厳とした雰囲気を纏う「ビュッシュ ドゥ ノエル」が登場。そのうち「ビュッシュ ドゥ ノエル サルバトール」はフランボワーズやカシスの酸味とチョコレートの饗宴を楽しめる一品だ。価格:5,508円(税込)販売期間:2016年12月22日(木)〜25日(日)予約期間:2016年11月16日(水)〜12月15日(木)※一部店舗を覗く。詳細・他のケーキはこちら>>資生堂パーラーの「ガトー ノエル」資生堂パーラーからは、華やかなデコレーションと味わいにこだわったケーキが展開される。「ガトー ノエル」はまるでツリーのような三段重ねのゴージャスなショートケーキ。国産にこだわった真っ赤な苺と、資生堂パーラー自慢のふんわりとした軽い口どけの真っ白な生クリームで作られている。中にはスライスした苺と苺のジュレを入れ、アクセントにした。価格:6,480円(税込)引き渡し期間:2016年12月21日(水)〜25日(日)資生堂パーラー 銀座本店ショップTEL:03-3572-2147詳細・他のケーキはこちら>>フォションの「クリスマスモンブラン」フォションは日本でもなじみの深い“モンブラン”を上品かつモダンにそして幾何学的に表現し、芸術的な「クリスマスモンブラン」を発売する。上質なフランス産の栗から作った濃厚なマロンムースの中に、甘酸っぱいカシスやブルーベリーなどのゼリーを閉じ込め、バニラクリームでデコレーション。仕上げにミルクチョコレートを飾り、贅沢なケーキに仕上げた。価格:3,564円(税込)期間:2016年12月23日(金・祝)〜25日(日)店頭予約期間:2016年10月1日(土)〜12月17日(土)ウェブ予約期間:2016年10月1日(土)10:00〜12月15日(木)10:00髙島屋日本橋店TEL:03-3211-4111詳細はこちら>>ゴディバの「ガトーショコラ ピスターシュ エ フランボワーズ」チョコレートにこだわったゴディバの「ガトーショコラ ピスターシュ エ フランボワーズ」は、ムース オ ショコラとピスタチオのババロアが、絶妙なハーモニーを奏でる一品。表面に液状のチョコレートを噴霧するピストレ仕上げを施して美しく仕上げた。ヘーゼルナッツの食感や、フランボワーズが、なめらかな口当たりのケーキにアクセントを与え、重層的で贅沢な味わいだ。価格:5,940円(税込)予約期間:2016年10月初旬〜12月初旬引換期間:2016年12月23日(金)〜12月25日(日)詳細はこちら>>モンシェールの「モンシェール・ブラン」生乳を食べているかのような「堂島ロール」のクリームを使用した「モンシェール・ブラン」は、森に積もった新雪が朝日を浴びてキラキラきらめくクリスマスの朝をイメージしたケーキ。ツリーを中心として並べた苺に、繊細なホワイトチョコレート細工を飾ってその風景を表現。ナイフを入れれば、中に忍ばせていた甘酸っぱい大粒の苺が顔を出す。価格:4号 3,780円(税込)、5号 4,500円(税込)予約受付期間:2016年12月20日(火)まで受付中受け渡し期間:2016年12月20日(火)~25日(日)詳細・他のケーキはこちら>>ヴィタメールの「ショコラ ネージュ」ベルギー王室御用達チョコレートブランド・ヴィタメールから、ホワイトチョコレートムースの繊細な味わいと、フランボワーズジュレの爽やかな酸味が楽しめる「ショコラ ネージュ」が登場。ホワイトチョコレートの飾りで華やかに仕上げた一品だ。価格:4,320円(税込)販売期間: 2016年12月22日(木)〜25日(日)※予約期間は店舗により異なる。詳細・他のケーキはこちら>>グラッシェルの「フォレ ド サパン ピスターシュ」グラッシェルからはクリスマスツリーをイメージした立体的なフォルムが目を惹く「フォレ ド サパン ピスターシュ」をピックアップ。カカオ風味のパートサブレの土台に、チョコチップのアイスとカリカリ食感のシュトロイゼルカカオを敷き、上にはミルクシャーベットとイチゴのコンポートを絞った。周りを縁取るピスタチオソルベが華やかさを演出する。価格:5,000円+税予約受付期間:2016年10月20日〜12月15日引き渡し期間:2016年12月15日(月)~25日(金)グラッシェル 表参道TEL:03-6427-4666詳細・他のケーキはこちら>>パティスリー キハチの「プレシャスクリスマス」プレゼントボックスをイメージした、パティスリー キハチの特別ケーキ「プレシャスクリスマス」。苺のフリーズドライ入りホワイトチョコで作ったボックスを開けると、キラキラと輝く苺とブルーベリー、ラズベリーがぎっしり敷き詰められている。食べ進めると、軽やかな口どけの生クリームとしっとりとした生地のショートケーキが現れる。価格:7,128円(税込)予約期間:2016年10月1日(土)〜12月18日(日)受け渡し期間:12月22日(木)〜25日(日)取り扱い店舗:パティスリー キハチの各店舗(一部店舗を除く)詳細・他のケーキはこちら>>百貨店・ホテル目黒雅叙園の「ピスタチオフレーズ」目黒雅叙園内のショップ「メゾン・ジェ・トウキョウ」での定番スイーツ「シシリアン」をクリスマス仕様にアレンジしたケーキ「ピスタチオフレーズ」。きれいなグリーンのピスタチオババロワと苺のコンフィチュールは大人の味わい。ケーキの上には、チョコレートムースとブラウニーが入ったスノードームが乗っており、ワクワクする見た目に仕上がっている。価格:4,300円+税予約期間:~2016年12月16日(金)受け渡し期間:12月22日(木)~25日(日) 10:00~20:00目黒雅叙園TEL:03-5434-3910詳細・他のケーキはこちら>>ホテルニューオータニ大阪の「スーパークリスマスタワー」「スーパークリスマスタワー」は高さ52cmで迫力満点、スーパーフルーツケーキとプリマバウムクーヘンの土台が支えるタワーケーキ。他にもホワイトチョコレートの尖塔、チョコレートシフォンケーキ、最高級マスクメロンのスーパーメロンショートケーキ、特選苺のスーパーショートケーキが含まれている。さらに、シャンパーニュの最高峰・ドンペリニヨンのボンボンショコラとマカロンを飾っている。約30人用のタワーケーキはパーティーで盛り上がること間違いなしだ。価格:64,800円(税込)予約期間:2016年11月1日(火)~12月20日(火)※引き渡し日の2日前まで要予約。引渡し期間:2016年12月20日(火)~25日(日) 10:00~20:00TEL:06-6920-7325(10:00~18:00)詳細・他のケーキはこちら>>横浜ベイホテル東急の「カド・ノエル」サンタクロースのブーツをかたどった「カド・ノエル」は、限定50個のみの販売。小麦粉を使わずに、卵とココアでできた口どけの良いスポンジが特徴のチョコレートケーキだ。枕元に置く靴下に見立て、中からプレゼントが溢れ出てきたような見た目に。クリスマスのワクワク感を蘇らせてくれる。価格:7,500円(税込)販売期間:2016年12月20日(火)~25日(日) 11:00~21:00予約期間:11月1日(火)~12月16日(金) ※完売になり次第終了。ラウンジ「ソマーハウス」TEL:045-682-2219詳細・他のケーキはこちら>>東京ドームホテルの「クリスマス ドーム」東京ドームをイメージして作られた「クリスマス ドーム」は、北海道産の生クリームでコーティングしたドーム型ケーキの上に、サンタクロースやトナカイをデコレーション。周りにはチョコレートで作られた可愛らしいオーナメントをあしらって、華やかに仕上げた。価格:5,000円(税込)予約期間:2016年11月1日(火)~12月19日(月)引き渡し期間:12月20日(火)~12月25日(月) ※受付時間11:00~20:00東京ドームホテルTEL:03-5805-2277詳細・他のケーキはこちら>>グランドハイアット東京の「モザイクケーキ」グランドハイアット東京からは数種類の味の四角いミニムースケーキをモザイク柄に組み合わせた「モザイクケーキ」をピックアップ。ひとつのケーキでいくつもの味を楽しめるこのケーキが、昨年の8種類8色から、濃淡を加えた16色になりパワーアップして登場する。ローズフランボワーズ、ピスタチオ、マンゴー、キャラメル、マスカルポーネといったバリエーション豊かな色彩と味わいがクリスマスの食卓を華やかに彩ってくれる。価格:モザイクケーキ “ブルーノ”9cm×24cm 9,000円+税モザイクケーキ 12cm×12cm 5,500円+税予約期間:2016年10月15日(土)~12月10日(土)受渡し期間:2016年12月18日(日)~12月25日(日) 10:00~22:00グランド ハイアット 東京TEL:03-4333-8713詳細・他のケーキはこちら>>
2016年10月30日キャサリン妃の妹・ピッパ・ミドルトンの結婚式が2017年5月に行われるという。ブライズメイドの1人が「People」誌に明かした。半年後に式を控え、すでにピッパはさまざまな計画に着手しており、結婚式をとても楽しみにしているとのこと。今年7月17日、イギリスの湖水地方で恋人で投資会社CEOのジェームズ・マシューズさんからプロポーズを受けたピッパ。現在、左手の薬指に輝く婚約指輪は、ジェームズさんが自らデザインしたこだわりのもので、キャサリン妃御用達のジュエリーブランド「ロビンソン・ペラム」が製作したと言われている。「彼がピッパに渡す婚約指輪は、既製品ではなく特別なものが必要だったのよ」と友人は語る。「彼女が小柄なせいもあって、余計に大きく見えるのよ!」と友人が驚くほど、指輪のダイアモンドは大きく、爪よりもはるかに巨大だ。お値段は2,500万円は下らないとか…。結婚式の準備に追われながらも、2人はロンドンでサイクリングをしたり、犬を散歩させたりとごく普通のカップルと同じ生活を送っているそうだ。とは言え、ピッパはキャサリン妃の妹であり、ジェームズさんはウィリアム王子やヘンリー王子と同じ名門イートン・カレッジを卒業し、投資会社を経営し、自家用飛行機を所有する大富豪。結婚後も注目を集めるのは間違いないだろう。(Hiromi Kaku)
2016年10月28日バルムング(BALMUNG)は、インスタレーション形式で2017年春夏コレクションを2016年10月23日(日)に発表。東京・渋谷で披露された今季は「公園はぼくらのファンタジー」と名付けられている。デザイナーHachiと古くからの友人であるLy。ブラックとホワイト、このベーシックな2色を用いて、一度見たら忘れられないシュールな作品を生み出しているアーティストであり、最近は「GRAY PARK」という作品を製作した。今季はLyとコラボレーションし、「PARK」というキーワードをLyの作品世界から借りてくる形で、「公園」という対象を隠喩的に表現して洋服に落とし込んでいる。デザイナーのHachiは、このキーワード「公園」を都市だったりカルチャーだったりを意味していると話す。「"戦う"ということと表現することはとても近いと思っていて、表現する場所としての都市迷彩、戦う場所としての都市、そういう意味をもって公園とそれを呼んでいます。」と語る。キーカラーは、黒でも白でもない混濁した色彩‟灰色”。迷彩柄のアイテムや、迷彩色とグラフティを意識した総柄のウェアが登場している。シワ加工のようなプリント、胸元に大きく空いた穴、ボトムスのサイドを走るラインディテール。細かな部分に投じられた個性が、互いに響き合いファンタジックな世界観へと繋げていく。 シルエットは、変わらずビックボリュームで、オーバーサイズのトップスや身体を包み込むようなビッグパーカーなどが展開されている。灰色迷彩によるブルゾンやショーツ、また重ねられたレースとミックスさせたショーツやスカートは、中でも印象的だ。‟ストリートスタイル”の象徴である、オールスタータイプのスニーカーは、今シーズンもHiroki Kataokaとのコラボレーションによるもの。また、今季らしい点として攻撃的な一面も挙げられる。膝を覆うギブスのようなプロテクターや、ハイネックトップスのアームラインを締め付けるベルト。そういった強いエッセンスは、『自分たちの「公園=遊び場」は自分たちで守らなきゃいけない。』というデザイナーHachiの想像力から生まれている。
2016年10月28日新施設「渋谷キャスト(SHIBUYA CAST.)」が、2017年4月28日(金)渋谷・宮下町に誕生する。「渋谷キャスト」は、渋谷と原宿を結ぶキャットストリートを起点に、多くのクリエイターの活動・創造拠点となることを目的に誕生。施設名の「渋谷キャスト」は、‟配役、役を割り当てる”を意味する英語キャストと、建物が接する通りキャットストリートからできた言葉だ。その舞台となるのは、多様な機能を持った16階建てのビル。 クリエイター活動を行う国内外の入居者がコミュニケーションを深められるシェアオフィスや、クリエイターが集い、作品展示も行われるカフェ「Åre(オーレ)」などカルチャーの交流の場となる空間も設けた。さらに、入居者のライフスタイルを支える店舗や、催事や展示会が開催できるイベントスペース・ギャラリーもオープン予定だ。渋谷の街を一望できる80戸の共同住宅も誕生し、生鮮食品からデリカまで毎日の食を彩る「東急ストア フードステーション」もオープン。オフィスフロアにはベイクルーズグループ本社オフィスが移転し、ベイクルーズによる新業態のセレクトショップ「PULP 417 ÉDIFICE」や、デリカフェ「PULP Deli&Cafe」も出店する。多くのクリエイターにとって、新たな事業につながる出会いやアイデアが生まれる創造活動拠点となることを目指し、渋谷ならではの「暮らす」「働く」場を再定義する新しいコミュニティスタイルを提案していく。さらに今回、開業日が4月28日(金)に決定し、開業日から10日間にわたりオープニングイベントが開催されることとなった。イベントには、カルチャー、アート、音楽、食など渋谷キャストを代表する各分野のクリエイターや企業が集結し、より盛り上がりを見せるであろう”新しい渋谷”の魅力を発信する。【詳細】新施設「渋谷キャスト」オープン時期:2017年4月28日(金)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-2敷地面積:5,020.09㎡延床面積:約35,000㎡■4月28日(金)開業店舗THE RIGOLETTO(ザ リゴレット)、PULP Deli&Cafe、PULP 417 ÉDIFICE、Åre、東急ストア フードステーション<フロア構成>1-2F:ショップ※レストランや物販、ミ二スーパーなど“日々”のライフスタイルを彩る3店舗2-12F:事務所※IT系、デザイン、アパレル等のクリエイティブ産業を支える基準階約400坪の賃貸オフィス12-16F:共同住宅GF:広場、多目的スペース【問合せ先】東急住宅リース株式会社 (共同住宅)TEL:03-6901-6540 春蒔プロジェクト株式会社 (シェアオフィス)TEL:03-6416-4022 東京急行電鉄株式会社 (その他)TEL:03-3477-6465
2016年10月27日メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)の2017年春夏コレクションが発表された。ブレイク・エドワーズ(Blake Edwards)監督の映画『The Party』の風刺喜劇の世界を探求した今シーズン。インド人俳優が巻き起こすハリウッドでのドタバタ劇を描いたコメディタッチな物語の世界を、自由奔放な女性像に変えて表現。プレイフルでありながらも今までよりもエレガントに、そしてロマンティックに。自由な組み合わせからは、フレンチガールたちの楽しい遊びが感じられる。軽快な装いは、流れるようなシルエットから生まれる。クレープやサテンを使用したエレガントなワンピースにはラッフルをプラスして、シースルーのトップスにはプリーツを施して、リラックスムードを流し込む。身体の動きにシンクロするように、動けばさらにその魅力を拡大する。新鮮に映るのはペイズリー柄で、エフォートレスなスタイルの中にインパクトを与える役割を果たしている。なかでも、ワイドシルエットのワークパンツはこれまでブランドがあまり提案したことのなかったスタイルだ。そして、春夏の定番とも言えるストライプやチェック柄は、いつもよりエネルギッシュに表現。ストライプは一層カラフルに、チェック柄はより大胆にあしらった。その様相は幻想的でありながらも生き生きとした雰囲気を醸し出す。ウィットに富んだディテールやテキスタイルが溢れる中、刺繍やプリントとなりユニークな表情を見せてくれたのは愉快な動物たち。特にゾウは映画の中にも登場したアイコニックな存在と言えよう。一方、透明なPVC素材のバッグやポーチに現れた魚は、2017年リゾートコレクションのジャック・タチの風刺喜劇の世界を受け継いだ、ヴィラ・アルペル邸宅の噴水彫刻をモチーフにしたものである。カラーは、ネイビーやブラック、グレー、エクリュといったニュートラルカラーに、イエローやオレンジ、そしてターコイズを加えることで遊び心をプラス。さらに、女性らしいパステルカラーを織り交ぜて、ロマンティックなムードを加速させている。
2016年10月26日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2017年春夏ウィメンズコレクションが、2016年10月22日(土)渋谷のみやした こうえんで発表された。1年ぶりのランウェイショーとなる今季のファーストルックは、白いシャツとパンツのコンビ。かっちりとしたシャツ地と対比させるように、ボトムスにはスウェット地を選んでいる。足元はリボンを飾ったチャンキーヒールシューズ。素材選びや小物遊びで個性をきかせているものの、サブカルチャーやティーンズの刹那性などを説いてきたこれまでと比べると、いささか物足りなさが残る。ストライプシャツ、ジレ、ショートパンツ。カラフルなメイクやデコラティブなシューズで刺激を差しても、続くのはかなりフォーマルな装いだ。そんな観客の‟拍子抜け”を察したように、ミキオサカベの遊びが始まる。ショートパンツは、‟腰パン”とはかけ離れるほど、ウエストラインをどんと落としてユニークに。テーラードジャケットは、肩を肘近くまでドロップドさせて、さらに身幅を広く丈感を短めに整えた。テーラードジレは、まるでトレーニング用のタンクトップのようにアームラインを大胆にカッティング。構築的であるはずのフォーマルウェアが変幻自在に形を変えていく。アップデートなナンバーに転調すると、色彩たちが弾け、お祭りのようなポップなムードに。先に述べた変形フォルムに、ピンクやイエロー、グリーンといった鮮やかカラーが溶け込み、カットジャカードやレオパード柄のホログラム調の生地が交差する。また、シルエット遊びは加速度を増し、シャツは袖が2重に、プリーツスカートは原型が崩れるほどビックサイズへとリサイズされた。タックインしたシャツがはみ出すほどのマイクロミニスカートや肩パット入りのトップス、懐かしさを感じるピースがショータイムの主役のように存在感を増していく。ショー終了後のインタビューで、デザイナーの坂部三樹郎が、70~90年代異なる時代のフォルムを融合させることが今季の一番の目標だったと明かしてくれた。時の流れから考えても、はたまた融合させる技術的な面から見ても、通常は混じり合うことのないもの。それらをドッキングさせることで、新しい発見があるかもしれない。そんな好奇心が、坂部の心をくすぐったのだ。また、これまでは東京カルチャーに魅せられてきた坂部であったが、今後は今までやってこなかったことにチャレンジしていきたいという目標も語った。海外で彼が学んで見てきたもの。それらに向き合い表現していくそうだ。
2016年10月25日ネーム(Name.)の2017年春夏コレクションが、2016年10月22日(土)、東京・渋谷ヒカリエで発表。東京ファッションウィークを締めくくる大トリということもあり、会場内のどよめきに期待感がにじみ出る。今シーズンの着想源は、The Whoの『The Kids Are Alright』から連想したノスタルジーなイメージと、Ryan McGinleyの同名の写真集から連想する豊かな色彩感覚や自由な若者達。同じ名前ながらも、異なった世界観を持つ両者が組み合わせられた時のメッセージをワードローブに落とし込んだ。ノスタルジックな世界の若者達を洋服から感じたシーン。それはまるで親のタンスから引っ張り出してきたような大ぶりのアイテムが現れた時だ。ジャケットにせよコートによ、パンツにせよ、2回りほど大きめに着こなしている。ハイウエストでタックインしたスタイリングや、アウターの上にさらに大きいベストレイヤードするなど、一見不慣れなようなバランスが、程よい均衡を生み出す。そんなモノクロ映像が脳内に流れるアパレルを現代に引き戻しているのが、パキっとしたカラーパレットだろう。オレンジやレッド、ブリーチしたインディゴをアクセントに加えることで、ブラックやキャメル、ヌーディカラーのアイテム達がより輝いた。着想源となった2つの“The Kids Are Alright”。その要素の強い部分も弱い部分も隠すことなくぶつけた結果、鮮やかさを孕んだ、どこか懐かしい洋服として結実した。
2016年10月25日コートメール(COTE MER)の2017年春夏コレクションが、2016年10月22日(土)に発表された。ランウェイには、ドーベルマンインフィニティのスウェイ(劇団EXILEの野替愁平)も登場した。ファーストルックからラストまで、一貫して捻りの効いたストリートウェアが登場。今季のテーマは“路地裏の美学”だ。デザイナー自身がロサンゼルスで暮らしたという経験や、古い洋服を好む美学を反映し、自分の生活の延長線上にあるようなコレクションを披露した。巧妙なデニム使いが、ストリート一色に染まったワードローブにアクセントをもたらす。フード付きビックサイズスウェットの片腕部分だけに用いたり、ペンキで汚したような跡をつけてジャケットに仕立てたり、ダメージジーンズとして登場させたり…。使い古されたヴィンテージ風の素材を用いることで、尖ったストリートウェアに有機的な一面を持たせた。何点か現れたデニムジャケットにも注目。バックには、着物の帯を用いた和柄模様の装飾が施されている。一方、肩や背中の上の方には3Dプリンターで製作したという、ひし形のようなオブジェが。異素材の混合だけではなく、古い物と最新の物とを混ぜ合わせて、新たなミックススタイルを提案している。ジャケットを解体してボトムに仕立てなおす、再構築の技を用いたことも今季の特徴の一つだ。一度利用した素材を再活用したり、古いものに価値を見出そうとする姿勢。こうして完成したワードローブは、決してメインストリートではない“路地裏”の美しさへと観る者を導いてくれた。
2016年10月25日ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)の2017年春夏コレクションが、2016年10月22日(土)に渋谷・みやした こうえんにて披露された。アキコアオキ(AKIKOAOKI)に続くファッションポートニューイースト(FASHION PORT NEW EAST)での発表となる。これまでの3シーズンは、“日本の子供たち”や“制服”を取り上げ、そのテーマの背後にある景色を表現してきた。4シーズン目となる本コレクションは“リボーン(Reborn)”がテーマ。これまでのブランドイメージを刷新して生まれ変わるような、ウィメンズに絞った新しい挑戦を見せた。スーツやシャツといったメンズ服のベーシックな素材を主に使用。素材だけでなく、シャツの袖をスカートから垂れ下げたり、ボタンを縦に羅列したりすることで、そのディテールも取り入れた。全体を通して特徴的なのは、フリルとプリーツを応用していること。ファーストルックから、大きなラッフルが揺れる白のスカートに、プリーツを部分的に取り入れた黒のトップスを合わせた。フリルは、パンツにライン上に施されたり、真っ赤なドレスの襟となったり、大きなカフスとなったり…様々なルックに姿を変えて登場する。色合いも、ピンクや薄いブルー、ホワイト、ベージュといった淡いものをセレクトし、フェミニンなワードローブと程よく調和している。シンプルな布地を彩るプリントは、写真家の草野庸子によるもので、女性クリエーターとも積極的に協働したという。これまでのコレクションには見られなかった、女性に寄り添う服作り。精神的“リボーン”を遂げたブランドの今後の展開が楽しみだ。
2016年10月25日アキコアオキ(AKIKOAOKI)が、2017年春夏コレクションを2016年10月22日(土)に東京・渋谷のみやした こうえんで披露。レナルメルスキー(Lena Lumelsky)に続くファッションポートニューイースト(FASHION PORT NEW EAST)での発表となる。目立ったのは、体のラインをあらわにするシルエットと、対比的にボリュームあるフォルム。コルセットはその手段として多様されている。シャツの上から巻いてウエストのシェイプを強調。裾には短冊型のピンストライプをヒラヒラと舞わせた。あるいは、オーバーサイズのデニムコートの上から施して、豪快な襟のボリュームとのコントラストを生んだ。腰の部分が不自然に飛び出したロココ調のワンピースは、女性をエレガントに見せる必需品として幾度となく登場している。肩から腕にかけてのラインは、ボリュームを持たせたものが多く、パフスリーブ、チューリップスリーブといった具合に、ギャザーを添えて空気を孕むシルエットを構築している。クラシカルなシャツは、袖のボリュームを控えめにする代わりに大きなリボンタイを設けて足し引きしたゴージャスを導きだした。人工的なシルエットだけでなく、バックが大きくあいたベストやテーラードジャケットは肌をそのまま見せることで女性的なラインを創出。露出という面でいうならば、シュミーズのようなサテン地のドレスは、裾も切り拓かれた解放感溢れるルックのひとつである。また、ワイドパンツはプリーツを施してランダムなヘムに仕立てることで動きを出し、流動的な空間を作りだした。素材にも、服と身体の空間を意識したものが採用されている。特に、肌に密着するラバー素材のボディコンシャスなワンピースや、透明のナイロンコートがそうだろう。フェミニンな花柄やマニッシュなストライプに紛れた近未来的なものたちが、このコレクションに大きなインパクトを与えている。
2016年10月25日レナルメルスキー(Lena Lumelsky) 2017年春夏コレクションが、2016年10月22日(土)、東京・渋谷にある、宮下公園スケートパークで発表。ファッションポートニューイースト(FASHION PORT NEW EAST)のトップバッターを飾るブランドのショーに注目が集まる。2007年、ヴェトモン (Vetements)のデザイナー、デムナ・ヴァザリアとともにステレオタイプスとして東京コレクションに参加しているデザイナー、ヘレナ・ルメルスキー(Helena Lumelsky)。アントワープを卒業後、初めてのショーを行ったこの街で、原点に帰る気持ちで挑んだ。「LUCKY」をテーマに設定した今シーズン。従来ブラックを採用することが多いブランドではあるが、世界のネガティブな情勢と対照的な、ポップな色使いで、楽しげなワードローブを展開する。シルクやコットンといったナチュラルな素材を、一流の職人の手によって加工。一見化学繊維や合成繊維を思わせる技巧的な風合いを醸し出す。メッシュのように軽やかな加工が施されたヌーディーなテキスタイルは、着ている人の肌の色をパッと明るくするような印象すら与えてくれる。アシンメトリーなアイテムが立体的な物量感をもたらしているので、春夏のウェアといえど、過剰なシンプルさは影を潜めている。それよりももっと日常に、普段の生活に寄り添うような、気張らないシルエットを意識した。例えば、コルセットは通常の締め付けるデザインではなく、体を包むような柔らかさがもたらされている。歩くたびに揺れ動く洋服の表情が、女性たちの内なるポジティブな願いと通じ合い、美しさに拍車をかける。「LUCKY」を意識したからこそ見える、フェミニンな魔法が会場を包み込んだ。
2016年10月25日エトセンス(ETHOSENS)は、2017年春夏コレクションを東京・渋谷ヒカリエで2016年10月22日(土)に発表した。東京で9年目を迎えたエトセンス。今季のテーマは「交わる線」だ。白い菱形のブランドタグ「white rhombus」に向き合い始めた2015年秋冬。そこから線の面白みに惹きつけられるかのように、シーズンを越えて同じテーマ「線」に向き合い続けている。昨シーズンはテーマ名も同じ「交わる線」であったが、今季は視覚的な仕掛けを添えて、より複雑なウェアを提案している。線と線の交差する様からイマジネーションを膨らませて、ドッキング型の新ウェアが誕生した。デニムジャケットの上にまたデニムジャケット、ボンパージャケットにさらにボンパージャケット。同じアイテム同士をレイヤードしているかのようにみせる独特のフォルムが、表現しがたいまとまり感へと繋げている。白いTシャツはツヤのあるシャツと繋ぎ合わせた。コットン風のカジュアル素材から覗く、光沢を帯びたシャツ地。異なる個性を持つ2つのウェアであるが、同系色でまとめることで、ユニークな一体感が出来上がっている。また、ラインへの意識はディテールへのこだわりにも影響。パンツやコートには大きくスリットを配し、どのトップスも通常より長めのスリーブに整えられている。また、ベルトやサスペンダーを使った遊びも面白く、ロングコートの裾よりもさらに低い位置でベルトが垂れ下がている。
2016年10月25日ベッドフォード(BED J.W. FORD)の2017年春夏コレクションが、2016年10月21日(金)、東京・渋谷ヒカリエで発表された。ブランド創設以来、初めてのランウェイとなる今回、デザイナーの山岸慎平と高坂圭輔がどんなワードローブを展開するのか、会場が期待に包まれる。音楽を担当したのは、日本のバンド「yahyel(ヤイエル)」。デザイナーの憂鬱な気分を反映したような、内臓を動かす音楽が、空間に響き渡る。彼らのフィーリングは、テキスタイルの表情や洋服のシルエットにも顕出。肩や袖などがきっちりと作られている一方で、パンツやコートの裾はアシンメトリーにカットされ、揺らぎを感じさせるデザインだ。ジャケットやコートを多用しながらも、重々しさはあまり感じさせない。シャツを作るように作ったというこれらのアイテムが、スタイリングに統一感をもたらしている。テーマの“BATTLE DRESS JACKET”が色濃く出ているのは、カラーパレットだろう。ネイビーやキャメル、ブラックといった色は、どこか軍服を連想させる色合いだ。それぞれの要素が、輝きを放つ中、コレクションとしての“筋”を通しているのは、スタイリングの興味深さだ。ブラックのロングコートの下には、オレンジのストライプの大判スカーフをインナーのようにあしらい、丈に立体感を創出。同系色でありながら、素材の違うアイテムを上・下に配置し、歩いた時の動きの違いを楽しませてくれるものもあった。流行のシルエットなどには一切左右されず、自分が「カッコイイ」と思ったものだけを作ることに徹したという今シーズンのベッドフォード。これを機に、今後もランウェイでの発表をしていくという日本のブランドから目が離せない。
2016年10月24日ケイイチロウセンス(Keiichirosense)が2017年春夏コレクションを2016年10月21日(金)、渋谷・ヒカリエで発表。“共鳴”というテーマを掲げた今季は、不安定かつ抑圧の存在する現代に対して戦う姿勢を洋服に落とし込んだ。暗い会場に閃光が走り、辺りが明るくなってショーは始まる。ビニール製のジャケットやワンピースに、光沢のあるブルーやゴールドのタイトなスカートをスタイリング。近未来的な洋服は、現代のサブカルチャーをデザイナー・由利佳一郎のフィルターに通すことで生まれたものだ。らせん構造のような形状の布を施したタイツや、前から見ると純円に見えるポンチョからは曲線を纏うことへのこだわりを感じる。ワイヤーで形状を固定したスカートの曲線は歩くだけでは崩れない。服を作るというよりは“皮膚”を作ることを意識しており、銀のブラトップやタイトなシルバーのパンツなど、身体の動きに関係なくしっかりと形が決まるようなアイテムが多数登場する。日本の伝統的な要素がプラスされていることに注目したい。刺繍の和柄や、襟部分が着物になっている服、背中部分が大きく開いている帯…これは戦国時代から未来である現在にタイムスリップしてきたというテーマを反映している。バック・トゥ・ザ・フューチャーのように様々な時代・視点に立って、ケイイチロウセンスの考えている未来を映したコレクションだった。
2016年10月24日ユマ コシノ(YUMA KOSHINO)が、2017年春夏コレクションを2016年10月21日(金)に東京・渋谷ヒカリエで発表。コンセプトは“Optical Illusion”。エッシャーのだまし絵のような視覚効果を表現していた。ブルーのレーザーがランウェイの道筋を示し、ショーは始まる。ジャケットやスカート、ソックスに配されたアルチザンジャカードは、クリーミーなカラーのトップスと合わせて存在感を放った。重たげな印象を抱くと思いきや驚くほど軽々と揺れる。コレクション序盤は同系色のアイテムを合わせていたが、ミニマルなミュージックにイレギュラーな鋭い音が入り会場を期待感に包むと、徐々に視覚的なコントラストを訴えかけるように。暖色のオレンジと寒色のブルーのアイテムを組み合わせたり、光沢感で冷ややかな印象の素材とふわふわと暖かそうなニットなどの素材を合わせたり。さらに、テクスチャーをミックスすることで、引き立て合って相互作用を生んでいた。熱量を感じるマルチストライプのようなグラフィックは、リボンや裾のカッティングによる効果で、下から上へと私たちの視線を常に動かす。これは、水が重力に逆らって坂を上っていくように見えるエッシャーのだまし絵を想起させる。ラストは、ブラックと原色のプリーツウェーブのドレス。一枚の布から出来ているプリーツは、歩くと風を含み一瞬一瞬カラーバランスが変化する。釘付けになるような錯覚・視覚効果をグラフィックと素材感で表現し、期待で終始目が離せないコレクションだった。
2016年10月24日とらや(TORAYA)から、2017年の干支「酉」や宮中歌会始のお題「野」をイメージした和菓子が登場。2016年11月20日(日)から順次展開される。「初鶏」は黒煉羊羹に“とさか”を思わせる紅煉羊羹を組み合わせた一品で、鶏が新たな年のはじまりを告げようとしている様子を表わした。また「干支パッケージ 小形羊羹」は、小倉や黒砂糖、抹茶を使用した羊羹を干支「酉」のパッケージに包んだもの。他にも、目とくちばしの焼印を押して、ひよこの顔を表わした薯蕷饅頭「まる笑み」や、夜明けを待つ鶏が穏やかに休んでいる様子をイメージした桃山製「のどかなとき」などが展開される。【詳細】とらや 干支「酉」をイメージした和菓子商品:・干支羊羹「初鶏」販売期間:2016年11月20日(日)〜2017年1月下旬(予定)販売店舗:全店価格:ハーフサイズ 1,944円 / 竹皮包 3,888円・干支パッケージ 小形羊羹販売期間:2016年11月20日(日)〜2017年1月上旬(予定)販売店舗:全店価格:各1本 260円 / 5本入 1,404円・のどかなとき販売期間:2016年12月16日(金)〜2017年1月15日(日)販売店舗:東京・京都地区の生菓子取扱店価格:1個 486円・まる笑み販売期間:2016年12月16日(金)〜2017年1月15日(日)販売店舗:東京・京都地区の生菓子取扱店価格:1個 486円※価格は全て税込
2016年10月24日ミューラル(MURRAL)の2017年春夏コレクションが2016年10月21日(金)に渋谷・ヒカリエで発表された。柔らかな木漏れ日の中、1人の女の子がゆっくりと歩をすすめる。ここはメランコリック ガーデン(melancholic garden)。彼女はまだ色をしらない。その女の子が身に着けているのは真っ黒の衣装。ジャカードのコートにかすかな光を受けて光る繊細なラメが唯一の色で、それでも大きな襟には立体的な刺繍が貼られていたり、パンツはエナメルを用いたり、黒一色のなかで一生懸命のお洒落を楽しんでいる。時には歪つな光沢を放つクロコの型押しを配して、フリルをたくさんあしらって、そしてラグジュアリーなレースはボトムスに多用して…、試行錯誤を繰り返している。そんな中、流れるラッフルに導かれて、辿り着いたのは色の世界。森の中で出会った花は彼女に色を教えてくれた。まだ合わせ方はちぐはぐで、ロイヤルブルーのワンピースには、裏地が赤く染まったピンクのブルゾン、中には黄色のメッシュをレイヤードして、沢山の色を寄せ集めた。フォレストグリーンのロマンチックなシャツには、目の覚めるようなイエローをあわせて、アクセントとして繊細なレースを施している。彼女が最後にたどり着いた世界は、どこか地に足の付かないような浮遊した空間。身に着けたのは、優しい赤とピンクのコントラストから成るメランコリーなワンピース。手刺繍による歪んだパールを装飾して“優雅っぽく”彩っている。肩のラインに沿うような小さなフリルの集合体も、裾で揺れる小さなタッセルも、すべてがこの浮遊した世界ではラグジュアリーに変わる。彼女のお洒落は足元にもぬかりない。フリルのサンダルや、ワードローブと同じく刺繍を施したサボ、時折グリッターシューズを織り交ぜて魅せていた。精一杯のファッションへの姿勢は、憂鬱なものでは決してなくて希望の光にみちたものだった。
2016年10月24日ビューティフルピープル(beautiful people)の2017年春夏コレクションが、2016年10月20日(木)に渋谷・ヒカリエで発表された。来シーズンから発表の場をパリへ移すことを公表し、今回は東京でのラストショーとなった。そんな今季のテーマは「Do it Ourselves=自分達でやってみよう」。春らしいレース・シフォンのワンピースやスカート、パジャマパンツ、オールインワンなどを展開。ブランドのシグネチャーアイテムとも言えるトレンチコートは、今シーズンノースリーブ仕様に。上着でウエストマークし、まるでドレスのような着こなしを提案した。全体を通してウェアはビッグシルエットで、リラックスした雰囲気が漂う。ポリエチレンや和紙といった素材使いによりシワ感を出し、テーマ通り“着る人が自分で味付け”できるように作り上げた。そんなウェアは小物使いで遊び、ヒネリを効かせた。2017年リゾートコレクションでも展開された、デザイナー・熊切秀典の「熊」をモチーフにしたアクセサリーは今季も豊作だ。ブランドのシグネチャーアイテム:レザージャケットを羽織ったテディベアのポシェットや、つま先のかぎ爪が光る熊のファーサンダルなど。ゴールドやシルバーのかぎ爪は、ブレスレットやスニーカーの装飾にも取り入れられた。さらに、イエローやオレンジといった、鮮やかなカラーサングラスも着こなしのアクセントに。ランウェイショーの最後は、デザイナー自身がテディベアの着ぐるみを纏って登場。テーマに合わせて、自分たちのバンド演奏で締めくくり、会場を沸かせた。
2016年10月23日ベッドサイドドラマ(bedsidedrama)が2017年春夏コレクションを2016年10月20日(木)、東京・渋谷ヒカリエにて発表。テーマは“daydream believer”。起きてても夢を忘れないデザイナーの、10周年への意気込みが感じられた。ブランコと窓が吊り下げられた幻想的な会場に、スローテンポの曲が流れ始めてショーは始まった。動物のぬいぐるみが付いているマフラーや、袖にフェザーがついたオールインワンが、会場をふわふわとした優しい雰囲気で包む。ぼんやりともやがかかったような象徴的な柄は、トップスやワンピース、スウェットなどにカラーを変えて登場する。シルエットは眠りに落ちる時のようにリラックスしており、ルームウェアのようなセットアップやワンピース1枚で完成されたスタイリングも。ぬいぐるみを抱えて、夢を見る準備は万端といったところだろうか。靴やかぎ針編みのパンツに鎖のモチーフを付けたり、大きなタッセルがついたテニスラケット、ロウソクのヘッドピースなど非現実的で無秩序なモチーフは、私たちの夢の中での風景を思わせる。カラーパレットはアースカラーや、ホワイトやグレーで基本的にナチュラルな風合いだが、単色のレッドワンピースなど主張の強いアイテムも。カーキのブルゾンの胸元に配された動物は歴代のルックで登場したキャラクター達で、10周年の意味合いも込めている。最後は忌野清志郎の「デイ・ドリーム・ビリーバー」の女性ボーカルアレンジが流れ、締めくくられたショー。柔らかな夢を私たちに見せると同時に、10年経っても色褪せないデザイナーの夢を反映していたコレクションだった。
2016年10月23日ディスカバード(DISCOVERED)の2017年春夏コレクションが、2016年10月20日(木)に東京・表参道ヒルズで発表された。今季のテーマは“stick out”。1993年にリリースされたザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)のアルバムに影響を受け、パンクロックの冷たい印象を服に落とし込んだ。序盤は、ブラックのベロア、レザー、メッシュなど冷徹な印象を与える素材で黒の多様性を表現。ハードなブラックアイテムにグリーンのソックス、ピンクのアームカバーなどの小物をスタイリングし、レイブパンクの雰囲気を漂わせる。ショーが進むにつれ、グレーのヒョウ柄テーラードジャケット、深みのあるブルーのベロアセットアップなどが登場し、カラーパレットはブラックからだんだん多彩に変化していく。幾何学柄のカラフルなグラフィックはポストモダンを表したもので、シャツやオールインワンに配され存在感を放つ。ピンクとブルーのグラデーションニットやホワイトのパーカーなど淡いカラーのアイテムが並ぶが、パステルイエローのジーンズにダメージ加工を施したり、ショート丈のトラウザーやベルト、サンダルにスタッズを光らせたりすることでヒリヒリとした空気感をキープ。ロックに携わる人達のはみ出る精神性を、服を通して刺激的に私達の目に焼き付けていた。
2016年10月23日