アートヴィラ「ワンビエント(ONEBIENT)神通峡」が、2022年秋、富山県富山市にオープンします。自然と共存するアートヴィラ「ワンビエント神通峡」ミシュラン・ガイド評価で、富山唯一の"4レッドパビリオン"獲得実績があるホテル「リバーリトリート雅樂倶」と連携する「ワンビエント神通峡」は、自然エネルギーを建築の内部に取り込み、絶えず室内環境の快適性を維持する宿泊施設。その土地特有の自然現象を建築の一部として取り入れることで、建築とアートと自然が融合するイマーシブな空間を展開。なお、建築家の浜田晶則と、アーティストの穴井佑樹が共同で設計を担当されます。富山の“自然”に着目した3つのアートヴィラ富山の環境特性である、多湿・本州一の多様な植生・名水に着目し、それぞれの自然現象を3棟4室のアートヴィラで表現。“雲海”に包まれる客室「雲庭 -kumoniwa-」「雲庭 -kumoniwa-」は、“雲海”に包まれる客室。霧を人工的に発生させるシステムを用いてそれを実現。風や雨を受けて“雲”が揺らぐ様子はなんとも幻想的で、雲の上を泳ぐかのような体験を味わえます。温室植物とともに過ごす「宿森 -yadomori-」多様な植物の生態系に包まれる、温室のような客室「宿森 -yadomori-」。ETFE膜(高性能フッ素樹脂フィルム)を建築全体の壁面に採用した国内初の宿泊施設です。通風・空調や採光をテクノロジーで自動制御することで、内部の環境や生態系を安定させており、野性的な自然環境と快適な室内環境を両立させています。水とともに過ごす岩の客室「川吟 -kawautai-」空間一体が岩で覆われた客室で、水とともに過ごす「川吟 -kawautai-」。室内では、川の波紋が絶えず揺らぎ、ほのかな光が差す川底で過ごしているかのような気分を感じられます。エントランスでは、人の出入りを認識し、水の雫が静かに光ります。近隣レストランで食事も楽しむ近隣のレストランでは、旬の食材を使った食事を。「リバーリトリート雅樂倶」内にあるミシュラン一つ星のフレンチガストロノミー「Trésonnier」と、富山の食材をふんだんに使用した懐石料理の名店「和彩膳所 樂味」、そしてサスティナブルな食を提供するミシュラングリーンスターを獲得した地方創作料理の名店「hamadaya LABO」がおすすめ。なお、「ワンビエント神通峡」に次いで滋賀県大津市にも新たに展開を予定されています。【詳細】ワンビエント(ONEBIENT)神通峡開業予定日: 2022年10月住所: 富山県富山市春日56-2
2021年09月16日ミントデザインズ(mintdesigns) 2022年春夏コレクションのテーマは、「ハッピーミステイク」。20年前のファーストコレクションのタイトルワードにちなんだこの言葉には、“アクシデントから生まれる美しさ”をポジティブなムードで表現している。“ハッピーミステイク”に満ち溢れた世界今からおよそ20年前。プリントのミスを活かし、おしゃれなグラフィックへと昇華させたコレクションから始まったミント デザインズ。見渡してみると世の中の発明品も、もしかしたら失敗から生まれたものがほとんどなのかもしれない……。ブランドの節目にあたり、そんな“ハッピーミステイク”に満ち溢れた世界を改めて振り返った今シーズンは、柄や色彩が重なりあうようなユニークなプリントが、コレクションテーマを強く内包している。楽し気なカラープリント目に留まるのは、春夏らしい明るい色彩のカラープリント。ブラウスに重ねた軽やかなサロペットには、大胆なカラーブロックから始まり、水玉模様、グラフィカルなプリントが“じゃれ合う”ように折り重なり、プレイフルなプリントを生み出している。また異なる素材同士をレイヤードしているかのような生地使いも印象的。見るほどに不思議な感覚に陥る一着は、纏うものだけでなく、第三者にまでもファッションの面白さを伝えてくれる。レーシーなピース今季は春夏らしいレーシーなピースも豊富だ。とはいえっても、ブランドのアイコン“ドールモチーフ”をあしらってみたり、ブランド名や今季のキーテーマをデザインしてみたりと、ガーリーなムードだけで終わらせないブランドらしさを楽し気にアピール。オーバーサイズのTシャツや、ブラウス、半袖のロングコート、巻きスカートといったリアルクローズを、“大人かわいい”表情へと昇華させている。レイヤードスタイル今季らしい楽し気なレイヤードスタイルも注目。中でも活躍したのは、繊細なレース編みや、ドット部分がくりぬかれた模様のニットウェアだ。パキッとしたインナーカラーを差し込むことで、重なりあう色×色のカラーコントラストが、より一層プレイフルなムードを高めていた。
2021年09月09日サートグラフ(SARTOGRAPH)の2022年春夏コレクションが発表された。ミニマルなワードローブテーラリング技術をベースに、ワークウェアの要素を加え、モダンでミニマルなワードローブを展開しているサートグラフ。今シーズンは“ミニマリズム”“エンパワーメント”“マルチプリシティ”の3つのテーマにフォーカスしたコレクションを披露した。“ミニマリズム”“ミニマリズム”では、1960年代に活躍したドナルド・ジャッドやカール・アンドレといった米国人アーティストたちの作品に見られる直線的なフォルム、色使い、美的感覚に注目。縦や横にホワイトの直線的なステッチをあしらったテーラードジャケットや、オレンジやブルー1色で作り上げたボックスシルエットのTシャツなどが展開された。“エンパワーメント”「力づける」や「個人の自立性を強める」といった意味を持つ“エンパワーメント”のテーマは、ワンピースやトップス、パンツスーツなどで表現。中でも、ワンピースとトップスには、右肩を極端に強調するようにパッドをあしらった。同パットは固定されていないので、ジャケットの上に出すことや、首に巻いてスカーフのようにして楽しむこともできる。“マルチプリシティ”「複数性」を意味する“マルチプリシティ”は、1つのアイテムで多様なスタイリングを楽しめるようにデザインすることで表現した。ステンカラーコートやシャツなどに配されたスクエア型の胸ポケットと太めの前開きベルトは、取り外すことが可能。また、他の色と交換することも可能なので、チョイスするカラーによって印象を大きく変えることができそうだ。
2021年09月09日ハイク(HYKE)が、2022年春夏コレクションを「楽天ファッション・ウィーク東京」期間中の2021年9月3日(金)に発表した。今季は、ポーター(PORTER)、ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)、チャコリ(CHACOLI)とのコラボレーションも発表している。歴史の名作を踏襲しながら、現代のモードを突き進む現代的なモードを突き進みつつ、時にはエレガントとクラシック、またある時はミリタリーとワークといった服飾史のアーカイブ的な要素が往来するハイクのコレクション。ブランドデビュー時から磨き続けてきたその技は、シーズンを追うごとに進化している。機能素材やディテールで、クラシックをアップデート今季、特に目に留まったのが、高機能素材「PERTEX」を使ったアイテム。従来、アウトドアシーンでよく見るこのタフな機能素材の一面、羽のような軽やかさと、シルクのようなしなやかさをいかすため、あえて生地を泳がすようにトップスを仕上げ、スカートにはギャザーを施した。アシンメトリーな首元のジップと、たゆたう袖が特徴のトップスは、女性らしい繊細なプリーツが施された、繊細なシアーな素材とレイヤードしても何ら違和感はない。ミリタリーコートもまた同じく「PERTEX」で再解釈され、大きいスロートラッチやフラップポケットの配置などは従来の古典的なものを踏襲しながらも、まったく新しいニュアンスを吹き込んでいる。また、ミリタリーのエッセンスを引き継いでのことだろうか、ガンフラップの延長線上にあるかのようなボタン、あるいはクロップド丈が特徴のトップスは、今季のアイコニックなデザインとなっている。ワークアイテムの象徴ともいえるデニム素材の再解釈も非常にハイクらしい。デニムジャケットは、スリムな身頃とボリューミーなパフスリーブの袖の対比が印象的。また、ダブルステッチの走るフラップポケット付きのデニムシャツは、パワーショルダーでクラシックを加味した。エレガントとクラシックへの言及エレガントとクラシックの部分で言及するならば、先に少し述べたパフスリーブやスリットの入った袖、ウエストマークとなった大きなリボンなど、かつての女性貴族たちの服装史にならうようなディテール。また、トガのように一枚布を彷彿とさせるスカートのデザインもそうだろう。メンズのクラシックなスタイルも重要で、ジャケットやベストが登場しているが、極力ミニマルを貫いた印象。スカートやワンピースの下に穿いたワイドパンツは、マニッシュなムードをにおわせ、女性らしさとの均衡を図っている。ポーター、ビューティフルシューズ、チャコリとコラボまた、今季は3ブランドとコラボレーション。新たにポーターとコラボレーションし、同ブランドのアイコニックなヘルメットバッグをアレンジした。また、アウトドアサンダルはビューティフルシューズとのコラボレーションによるもので、「Mules」と「BAREFOOT SANDALS」をアップデートさせた新作の「BAREFOOT SANDALS FIDLOCK ver.」を採用している。さらにもうひとつ、チャコリとのコラボレーションでは、「British Military Helmet Bag」から着想を得てデザインした「レザーバッグ」と、「French Military Helmet Bag」から着想を得てデザインした「レザードローストリングバッグ」の新色が登場している。
2021年09月06日ジュン アシダ(jun ashida) 2022年春夏コレクションが、2021年9月3日(金)に発表された。「Another Dimension - 時空を超えて」1963年のメゾン創立以来、“エレガント&プラクティカル”をコンセプトに、常にクオリティの高いモノづくりの姿勢を貫いてきたジュン アシダ。2018年からは、故デザイナー・芦田淳のバトンを、娘の芦田多恵が引継ぎ、ブランドのレガシーはそのままに、今の空気を映し出すコレクションを手掛けている。そんな今季のジュン アシダのテーマは、は「Another Dimension - 時空を超えて」。都会を颯爽と闊歩する女性像をイメージソースに、芦田淳のアーカイブ作品をアレンジした鮮やかなピースが、時空を超えて蘇る。エレガントなドレス群目を惹くのは、かつての芦田淳の作品も含む、ラグジュアリーな仕上がりのイブニングドレスやカクテルドレスだ。オートクチュールのテクニックを駆使したドレス群は、煌めくビーズの装飾はもちろん、計算されたドレープやギャザーも印象的で、ひらりと舞うアシンメトリーなドレスの裾ひとつにかけても、一寸の狂いもないエレガンスが閉じ込められている。“3Dシルエット”のドレス中でも3Dの裁断やシルエットを採用したドレスは、ひと際ゴージャスな魅力を放つ。首回りからバストにかけて、ボリューミーなシェイプを描くイブニングドレスは、“鎧”のような力強さと共に、高いクラフトマンシップを感じさせるドレッシーな表情を持ち合わせた一着。また“ツン”と天に向けて鋭利に伸びる、特徴的なショルダーラインを持つカクテルドレスも登場。全体をシンプルなブラックで統一することで、ドレスが持つ造形美をより一層際立たせている。ハンサムなパンツスタイル一方で今季はパンツを採用した、ハンサムなルックも散見された。スタイリングは、ミディアム丈からロング丈まで、様々なシルエットのジャケットと組み合わせているのが主流だ。それぞれ異なるムードを持ち合わせながら、共通しているのは足元にサンダルを差し込んでいること。中でもグラフィカルなジャケットに、すっきりとしたテパードパンツを合わせたマニッシュなルックには、ややカジュアルなフラットサンダルを合わせることで、程よい抜け感をもたらしている。リラクシングなムードこうしたどこか肩の力を抜くような、リラクシングなムードは、実用的なデイリーウェアの中にも意図的に含まれているようだ。ジャケットに合わせたホルターネックのドレスは、ゴム入りのウエストを自分で調節できる機能的な一着。また首元に小さなフリルがなびくグレーのドレスは、ウエスト位置にたっぷりのスモッキング刺繍をあしらうことで、上品な佇まいながらも、ゆったりと心地の良いピースに仕上げている。
2021年09月06日最旬韓流センターパートスタイルトレンド・韓流前下がりグラデーションボブ!お洒落で爽やかなメンズスタイルにチャレンジしたい方にお勧めなスタイル!耳上と襟足を刈り上げたツーブロックマッシュスタイル。トップにレイヤーを少し入れて柔らかく色気のある質感に!バングをセンターパートにして作りすぎない自然な毛流れが男を上げる!センターパートの前下がりグラデーションベースで小顔効果と骨格補正が可能デザイン!簡単にお悩み解消できます。どこから見てもカッコいい フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!艶仕上げで大人男子のこなれ感・好感度UP!忙しい朝でも気軽にパワーオイルを塗布するだけで簡単セット!!!お洒落な10代〜20代学生さんや、20代〜30代の社会人、40代〜50代の大人男子もセクシーにキマります。韓国好きな方やKPOP好きな方にもオススメです!トレンド・韓流前下がりグラデーションボブ!を見る黒髪王道爽やかマッシュショートツーブロックを入れた黒髪メンズマッシュアレンジも楽しめるマッシュショート!ツーブロックを含んだグラデーションベースにレイヤーを入れ、立体感と柔らかく動くように設定。黒髪でも全体的に重く見せない質感カット補正をしている。どこから見てもカッコいい フォルムコントロールカットしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!カットだけで再現性バツグンなので、忙しい朝でも朝ラクスタイリング。スタイリングの苦手な方は毛先パーマでお悩み解消しましょう。20代〜30代の学生さんから社会人の方だけでなく、40代〜50代の大人男子もお洒落にキマります。もちろん、校則に厳しい10代学生さんもOK◎山崎賢人さんなど好きな方にもオススメ!ツーブロックを入れた黒髪メンズマッシュを見る束感さわやか大人ショートマッシュショートの大人カジュアルスタイル爽やか好感度抜群なメンズショート!サイドにソフトにツーブロックを入れたマッシュショート。骨格・髪質に合わせをカットするので、ショートが得意なテクニックが際立つスタイル!カットだけでもデザイン・フォルムを楽しむことが出来るショートスタイル。ペタッとし易い方や、スタイリングが苦手な方はウィービングパーマがお勧め。簡単にお悩みを解消します。校則が厳しい10代〜20代の学生から、30代〜40代の社会人まで似合わせが簡単に可能なメンズショート!忙しい朝にも時短でできる朝ラクヘアスタイル!山田裕貴さんなど好きな方にもオススメ!マッシュショートの大人カジュアルスタイルを見るスパイラルパーマで周りと差をつけるおしゃれヘアスパイラルパーマ×マッシュショートで立体感&柔らかさUPクールにカッコイイ・マッシュウルフショート!サイドと襟足にソフトにツーブロックを入れた人気スタイル。骨格・髪質に合わせをカットするので、ハチハリ・絶壁をカバーします。ショートが得意なサロンの補正テクニックが際立つスタイルです!カットだけでもデザイン・フォルムを楽しむショートスタイルですが、あえてしっかり外国人パーマをかけて爽やかに!ペタッとし易い方や、スタイリングが苦手な方はとくにスパイラルパーマがお勧め。簡単にお悩みを解消します。また、アップバングにすることで爽やかさ好感度もUP。ヘアで楽しみたい10代〜20代の学生から、クリエイティブな30代〜40代の社会人まで似合わせ可能なメンズショート!瑛太さんなど好きな方にもオススメ!スパイラルパーマ×マッシュショートで立体感&柔らかさUPを見る思わず触れたくなるパーマショートスタイル!ボディパーマでつくるふんわりマッシュショート!爽やかなカールで清潔感・こなれ感UPさせるマッシュヘア。人気のマッシュショートにカジュアル&クールなミックスパーマでフォルムコントロール。毛先にパーマをかけてお手入れ簡単な髪型に。ローライト&ハイライトのコントラストカラーで立体感を施す。ワンランク上のマッシュショート!30代の社会人から〜40代50代の大人男子にもOK!!!クリエイティブなビジネスマンにぜひトライしてもらいたい◎妻夫木聡風なスタイルをご希望な方にお勧めです。ボディパーマでつくるふんわりマッシュショート!を見る外ハネパーマで簡単スタイリング!モテ度UP爽やかメンズベリーショートソフトツーブロックをサイドに入れたレイヤーショート。バングをアシメトリーにして色気もUP!爽やかショートで学生もビジネスマンもOK!骨格・髪質を補正しながらメンズカットが得意だからこそ出来るベストバランス。あらゆるお悩み解消!パーマで躍動感を演出して毛先を指でつまむだけで簡単に外ハネを表現できる簡単スタイリング!忙しい朝にも時短でできる朝ラクヘア!竹内涼真さんなど好きな方にもオススメ!モテ度UP爽やかメンズベリーショートを見るミックスカラーでつくるおしゃれ上級者スタイル!モテ髮ナチュラルショートレイヤーメンズナチュラルショートスタイル。襟足を少し残した丸みのあるマッシュショートレイヤー 。ローライトを入れて束感・メリハリ立体感。ワックスなし、洗いっぱなしでキマります。自然な雰囲気のナチュラルショートは女子ウケ抜群の定番 モテスタイル 。松坂桃李さんなど好きな方にもオススメ!モテ髮ナチュラルショートレイヤーを見る一虎風ハイライトウルフ!ハイライトたっぷりの最旬マッシュウルフヘア!マッシュとウルフを融合したトレンド・ メンズショート!柔らかいスパイラルパーマをプラスして、大人っぽい雰囲気のあるテイストに。ルーズなストリート感に無造作感とエッジなフォルムコントロールに注目!カラーリングはアッシュをトリプルミックスにして立体感・束感をプラス。これからの秋冬シーズンに髪型から雰囲気を出したいという人にぴったり!!!気になる人は伸ばしてみませんか?10代〜20代の学生はもちろんですが、クリエイティブな社会人30代〜40代もトライOK!東京リベンジャーズの一虎など好きな方にもオススメ!ハイライトたっぷりの最旬マッシュウルフヘア!を見るビジネスマン必見!大人爽やかショート大人男子のビジネススタイル!マッシュレイヤーでアレンジ自由自在。パーマがあると前髪を上げたり下げたり雰囲気をガラリと変えられる。社会人の20代30代40代50代60代に一押しのビジネススタイルで爽やかさとクールさを兼ね備えたお手入れ簡単かつ朝ラクヘア!かきあげバングで印象アップの大人メンズショート!高橋一生さんなど好きな方にもオススメ!大人男子のビジネススタイル!を見る
2021年09月06日チノ(CINOH) 2022年春夏コレクションが、2021年9月2日(木)に発表された。“武器より、花を。”そんなデザイナーの優しいメッセージが込められた今シーズンは、自然素材を取り入れながら、ボタニカル模様をキーモチーフに起用した柔らかな空気に包まれている。リアルクローズにスパイスをリアルクローズをベースに、素材やディテールのさりげないアレンジを得意とするチノ。それは春夏の温かな空気に包まれた今季も健在で、スタンダードに見えるアイテムの中にこそ、思いがけないサプライズを詰め込んでいるように感じられる。例えば、今季の主役を担う“ボタニカル模様”のパンツに合わせた、軽やかなシャツ。やや丈を長めにとり、ラフに着こなしたこの一着は、まるで袖を二重に仕立てたかのように、”レイヤード風”の表情に仕上げているのが印象的だ。“テープ付き”メンズジャケットまたメンズで提案するセットアップには、ぶらりと垂れ下がるテープを加えて。ゆったりとしたパステルイエローのジャケットに、インナーと同色であるブラックのテープを採用することで、全体の色彩をキュッと引き締め、どこかクリーンな印象をもたらすストリートスタイルを演出する。グラフィカル模様をレースで表現本来主張の強いモチーフに、ソフトな印象をもたらす素材使いも印象的だった。その好例となるのは、オーバーサイズのトップスやスカートに登場した、ストリートライクな太めのライン&V字。従来のようなグラフィックプリントではなく、繊細なレースで表現することで、力強さを抑えたフェミニンなムードへと自然に引き寄せているのが面白い。また同様のモチーフを採用したスカートは、バックスタイルに大胆なスリットを入れることで、センシュアルなムードもプラスしている。カラーパレットカラーは、ブラックやアイボリー、ブラウンといったベーシックな色合いに、グリーンやイエローなど、爽やかなアクセントを加えて。また今季はシアー素材を取り入れているのも特徴で、軽やかなシアー素材からうっすら浮かぶ素肌や爽やかなパステルカラーが、春夏の開放的なムードを高めている。
2021年09月06日サポートサーフェス(support surface)は、2022年春夏コレクションを2021年9月3日(金)に発表した。「しなやかさと強さ」を併せ持つ装い「しなやかさと強さ」をテーマに据えた今季は、柔らかさを備えつつも凛とした表情のルックが揃う。ゆっくりと円を描くように布が流れ、返り、揺れ動く。布地の感触や表面の質感、動きを生かして仕立てられた衣服は、身にまとうことで意思をもった佇まいに。“しなやかさと強さ”という一見相反するような2つの要素を共存させている。曲線を描く立体的なシルエットシルエットは立体的かつ丸みのある造形が特徴的だ。例えばジャケットやコートは落ち感のある生地を用いることで身体になじむようにフィット。肩のラインもドロップさせ、身頃の生地と連動するかのようにゆったりと流れるシルエットを採用することで、柔らかな雰囲気に仕上げた。布地をたっぷりと用いたシャツドレスやワイドパンツ、コクーンフォルムのノーカラーコートなどもまた、曲線的なアウトラインによって柔和な表情を生み出している。ギャザーが生み出す多才な表情印象的なのはギャザー使い。袖やウエストの繊細なアクセントから、躍動感あふれるダイナミックな造形まで、様々な表情をギャザーによって生み出している。襟周りから背面にかけて緩やかに覆うように生地を重ねたワンピースやブラウスは、ギャザーによってエレガントに生地が波打ち、ふわりと空気を含むようにして軽快さを演出する。また、アシンメトリーにギャザーを寄せたベージュのドレスは、不均一であるかのように見えて端正なシルエットを形作っている。フリルをあしらい、生地を折り畳んだようなデザインのノースリーブブラウスや、ランダムに折り目を付けているかのようにも見えるブラウスもまた、均整の取れたフォルムを描き出し存在感を放つ。レースや透かし編みのディテール華やかなエッセンスとして、レースや透かし編みを加えたピースが散見された。袖のフォルムがユニークなホワイトのブラウスやバイカラーの透かし編みニットには、フロントを覆うようにしてレースを配置し、グラフィカルなエッセンスを加えた。また、スカラップレースのパーツを切り替えたシースルーのワンピースは、繊細かつ軽やかな印象に。赤・白・青のストライプを描くレースを切り替えたシャツドレスやワイドパンツは、色彩の持つインパクトと意外性のある素材使いが相まって、カジュアルさもクラシカルさも併せ持ったユニークな佇まいを見せている。
2021年09月06日ヨシオクボ(yoshiokubo)の2022年春夏コレクションが、2021年9月2日(木)に発表された。“日本のミリタリー”の現代的解釈「ミリタリー」とはいま主流をなすテイストのひとつである。それでは、日本に独自のミリタリーとは?今季のヨシオクボがテーマとした「ウォリアー・モンク」──武装した僧兵の謂いである──とは、そのひとつの解釈にほかならない。僧兵の衣裳が戦いのためならば、その役割はひとつに身を守る機能性である。それを現代のファッションに昇華するのが、スポーティーなムードだ。頭まで覆うフーディを備えたフルジップのジャケットや切り替えを施したプルオーバーは薄く軽快な機能素材に、あるいは着物を彷彿とさせるガウンは透け感のあるファブリックでアップデート。また、ブルゾンやパンツの随所にはポケットを配し、機能性とデザインのアクセントを設けている。僧兵は、相手を視覚的に威嚇すべく、誇張されたサイズ感の衣裳を身にまとったという。これはそのまま、オーバーサイズへと今の文脈に接続。とはいえ、ドロップショルダーとリラクシングな身幅ながらも威圧的な印象はなく、軽やかな素材感と相まって雰囲気はあくまで軽快である。レイヤー状の構造も特徴的だ。しかしそれは身を守る重厚さから解き放たれ、もっと軽やかに揺らめく。ブルゾンやシャツ、パンツに重ねた網飾りは、光沢を帯びた質感が古めかしさを払拭。スポーティーなパンツも、流動的な形状で大胆にメッシュ素材の切り替えを施した。そのように伝統を現代へと軽やかに翻訳するなかで、バンダナ柄のブラウスはかすかに土着的に香りたつ。また、シンプルなフォルムのワンピース、プルオーバーやショートパンツには、絹布に水墨をのせたような静謐なファブリックを使用した。カラーは、なるほど、陰りに沈むようなブラックや土を思わせるキャメル、深みのあるダークグリーンといった落ち着きのある色みが一方にある。しかしその他方で、鮮やかなレッドやスカイブルー、パープルなどが、僧兵の衣裳というややもすれば重苦しさを孕みかねない要素を払拭するかのように、ウェアを彩っている。
2021年09月05日ユーシーエフ(UCF)の2022年春夏コレクションが2021年9月2日(木)に東京・渋谷ヒカリエで発表された。なお、東京でのフィジカルショーは今シーズンが初となる。モノトーンで際立たせる“美しさ”2014年にスタートした、若いクリエイターたちによるファッションブランド・ユーシーエフ。今シーズンは、“Be dignified and freely”をテーマに、シンプルながらもグラフィカルなコレクションを完成させた。メイドインジャパンのオリジナル素材まず目を引くのは、表情豊かな素材の数々。メイドインジャパンのオリジナル素材を用いたコレクションを披露しているユーシーエフが今シーズンの制作にあたってセレクトしたのは、兵庫県の播州織、 富山県と福井県の北陸経編素材、群馬県の桐生ジャカード、愛知県の有松鳴海絞り形状加工を施した素材だ。平面的なワンピースには凸凹した質感のジャカード生地を用いて立体感を演出。流れるようなシルエットのエアリーなワンピースには、有松鳴海絞り形状加工を施して有機的なシルエットを際立たせた。ブラックまたはホワイトでいずれもカラーはブラックまたはホワイトを採用。ユニークな質感のオリジナルテキスタイルを目立たせるように、ブランド設立時からあえてモノトーンカラーでコレクションを制作しているという。ワントーンで作られていることを忘れさせるほど、デコラティブなルックスが印象的だ。複数の着こなしも大胆なカッティングやパフスリーブ、アシンメトリーなど、披露されたルックは主役級の存在感を放つシルエットに溢れているが、ユーシーエフが創業時から大切にしている“機能美”もしっかりと備えられていた。各ピースは、至る所に張り巡らされたドローコードやファスナーによって、複数の着こなしを楽しむことができる。
2021年09月05日シセ(SISE)の2022年春夏コレクションが、2021年9月1日(水)に発表された。流麗なる線の疾走“drawing”とは、今季のシセのテーマである。自由に描かれる線の、軽やかな軌跡。ところで大雑把にドローイングとは、描き手の脳裏に浮かんだイメージを空間内に物質化・視覚化させる操作だといえよう。しかしここで、そのイメージは瑕疵なき完成形であるとは限らない。みずみずしく引かれる線は、時に震え、時に途切れ、そして時に飛躍し、思考の展開をうつしだす。今季のコレクションに、流麗なフォルムと「解体・再構築的」な──ひとまずはそう形容しておく──デザインがともに現れるのは、それゆえに不思議なことではない。一方で、流れるようなラインを描くステンカラーコートや、オーバーサイズながらも端正な佇まいを漂わせるテーラードジャケット、重力にしたがってすとんと落ちるワイドパンツは、みずみずしいドローイングの軽快な軌跡を衣服にしたようである。他方で、ドローイングが思考の展開を反映するものであるならば、それをたとえば「解体・再構築的」なテーラードジャケットに見て取ることができる。ダブルブレストジャケットを分解し、ジレを基調にスリーブを配し、フロントやサイドにファブリックパーツを重ねたような「解体・再構築的」なデザインは、むしろ壊すという時間軸の方向を反転して解するべきであり、流麗なフォルムを入念に模索するプロセスそれ自体を形象化したものであるように思われる。だから、ここで線の運動とはダイナミックなものだ。リラクシングなロングコートには斜めにドレープを重ね、波打つような視覚的効果を高める。また、ディテールに目を向ければ、襟を重ねたシャツや、ドロップショルダーながらもショート丈で仕上げたMA-1にはストリングをあしらい、身体の揺らめきを軽やかに可視化している。コレクションを構成するカラーは、決して奇をてらったところがない。流麗なカッティングとシルエットをストレートに引き立てるブラックやホワイトを中心に、端正なグレーやベージュ、ミリタリー色を脱したクリーンなカーキ、みずみずしいライトブルーが、心地よく鳴り響いている。
2021年09月05日ホウガ(HOUGA) 2022年春夏コレクションが、2021年8月31日(火)に表参道ヒルズにて発表された。2019年春夏シーズンよりスタートしたブランドにとって初となる、東京コレクションへの参加となる。「プレザントホリデー」をテーマに彫刻のように立体裁断でデザインする、有機的なシルエットと豊かなドレープを特徴に持つホウガのクリエーション。今シーズンは、「プレザントホリデー(Pleasant Holiday)」をテーマに、19世紀のテニスドレスや、優雅な休暇を過ごせる場所に着想した、“自分を解放する”レジャードレスを提案する。デザイナーの想いを詰め込んでいささか“忙しすぎる”現代のライフスタイル。デザイナーの石田萌は、いつの間にか息苦しくなってしまう毎日から、ホウガの洋服を纏うことで、自分自身を取り戻すきっかけを作ることができたらと語る。その想いを強く反映させたのは、レジャーで裾を揺らしながら、優雅に身体を動かすためのハイネックロングドレスや、レジャースポーツをイメージした、パイピングテープが特徴のポロシャツ。また縦にも横にもプリーツ加工を施しているのも印象的で、歩くたびにバネのように上下する愉快な表情が、ドレッシーなピースの中に軽やかなムードをもたらしている。瞬時にドレスアップ!自分を解放する自由なファッションには、気軽に“表情チェンジ”を叶えるロマンティックなアイディアも満載だ。ボリュームのあるフリルのつけ襟やつけ袖は、瞬時にドレスアップできるアイテム。またサマールニットのワンピースに重ねたリボンのハーネスベルトは、本来のエッジィさをそぎ落としたソフトな仕上がりで、身体を締め付けることのない新しいアクセサリーとしての役割を担っている。年代ごとに、異なる着こなしをそしてジェンダーの境界線はもちろん、大人用・キッズ用の区別さえ持たないホウガのクリエーションは、年代に合わせて異なる着こなしを楽しめるのもポイントだ。例えば、ロングスカートがキッズにとってのドレスになったり、カットソーがキッズも楽しめるワンピースに変身したり。さらにフリルで出来たドレスシリーズは、大人にとっても様々なアレンジが可能で、自由に重ねることでドラマティックな装いも叶えてくれる。パレットカラーは、懐かしさのあるオフホワイトやローズレッド、シャンブレーのグレーをはじめ、休日のログハウスのようなキャメル、芝や自然を連想させるグリーンなど。また今季は特にストライプ柄が多彩で、ピンタックストライプや綿の先染めストライプ、織りやリネンで表現したクラシカルなストライプ模様が、コレクションにさりげないリズムをもたらしていた。
2021年09月03日ミツル オカザキ(MITSURU OKAZAKI)の2022年春夏コレクションが、2021年8月30日(月)に発表された。「サーカス」に着想した“楽しい”洋服今シーズンのテーマは、「サーカス」。エンターテインメントが停滞しているように見受けられる世の中に、“楽しいもの”の象徴であるサーカスからインスピレーションを得た、“楽しい”洋服を届けたい。デザイナー岡﨑満は、そんなポジティブな思いから、今季のクリエーションをスタートさせた。着想源となったのは、80年代のサーカス。コレクションには、賑やかな舞台を思わせるプレイフルなムードと、どこかレトロな雰囲気が同居している。ピエロをメインモチーフにひときわ目を引いたのが、岡﨑が自らイラストを描いたというピエロのモチーフ。Tシャツのフロントには大胆なグラフィックで、シャツの襟もとにはワンポイント刺繍で取り入れられたこのモチーフは、滑稽なパフォーマンスで観客を楽しませる道化師そのもののように、着る人にも見る人にもワクワクとした気持ちを与えてくれる。道化師の衣装を思わせるパターンやシルエットモチーフだけでなく、パターンやシルエットも、ピエロの衣装からインスパイアされたもの。ジャケットのスリーブにはプレイフルなレインボーストライプを、フライトジャケットの身頃にはダイヤチェックを落とし込んだ。シャツやパンツには生地をたっぷりと使い、道化師を連想させるふっくらとしたシルエットに仕上げている。人々を魅了する煌びやかな装飾岡﨑による“楽しい”コレクションを完成させるのは、サーカス団のブランコ乗りが身に着けるヘッドアクセサリーやミラーボールから着想を得た鏡のようなパーツ。ルックの足もとに、この装飾を散りばめたスニーカーを一貫して投入している。フィナーレを飾った煌びやかなブラックドレスも、サーカスに魅了され、心躍らされる人々の気持ちを投影しているかのようだった。
2021年09月02日ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)が、2021年8月30日(月)、東京・新宿御苑にて2022年春夏メンズ・ウィメンズコレクションを発表した。ブランド15周年を迎える節目の年に2021年で、ブランド誕生から15周年を迎えるホワイトマウンテニアリング。代官山のワンルームではじまった小さなブランドは、その4年後に東京コレクションを発表、2013年にはピッティウオモでショーを開催するまでに成長。2015年秋冬シーズンから現在まではパリファッションウィークに参加する一方、多彩なブランドと協業するなど、ファッションデザイナーとして新しい道を開拓し続けてきた。そして、その背景には常にチャレンジ精神を持ち続ける相澤陽介の強い思いがあった。“身にまとう自由"を表現楽天が日本発のファッションブランドを支援するプロジェクト「b y R」のサポートにより実現した、日本で9年ぶりとなる今回のランウェイ。ブランドの色を反映する場所として、東京のど真ん中で大自然を感じられる新宿御苑を舞台に選び、原点回帰であり、今後の未来へのひとつの区切りともいえるショーを発表した。ブランド名の由来となった“都市と山の融合”は、今季ももちろん健在で、これまで出会った人、出会ったモノ、あらゆる経験を踏まえて“服を身にまとう自由”を表現したという。あえて女性モデルだけを起用して、2022年春夏シーズンのメンズ・ウィメンズを網羅するコレクションを発表したのもそれが理由だ。これまでのコレクションでの進化を踏襲しながら、これからの確かな未来を示唆している。アウトドアを基盤に築くホワイトマウンテニアリングのモードでは、機能的なディテールがデザインへと繋がり、一方でデザインが実用性へと繋がる。例えば、マウンテンパーカーは、ファブリックがもつ機能性やディテールの実用性はそのままに、解放的で高度なデザインをもたらした。軽量な素材は身体の動きにあわせて躍動し、ジッパーはシルエットに変化をもたらす。また、アウトドアの一般的な概念を超越するスタイルも、ホワイトマウンテニアリングらしさ。ワークベストは、あえて都会的なストライプシャツにレイヤードするなどによって、ワークウェアとアーバンウェアの中間を模索する手段となる。従来であればアウターであろうマウンテンジャケットは、軽くて薄い機能素材であるからこそ、開襟シャツのインナーとして着用。新しいスタイリングへと導いた。ランウェイにおいて、カラーパレットの基軸は黒。とことんブラックで統一したルックは、テクスチャーの違いで豊かな表情となり、さらに時折混ぜるメッシュやシアーな素材感、トリミングのように配した止水テープやジッパーによって、アウトドアとアーバンウェアを往来する黒の世界を開く。そして、アウトドアをモードへと昇華する。一方で、トロピカルなフルーツ柄や、ゴシック柄を彷彿とさせるカーキのボタニカルプリントは、メンズムード漂うタフなアイテムに負けない柔らかさや、洗練さをもたらす存在だ。サルバム・藤田哲平と共作したセットアップ最後に登場したワンルックは、サルバム(sulvam)のデザイナー藤田哲平との共作による1着だという。サルバムが得意とする肩の力を抜いたデザインエッセンスが美しく交わったセットアップだ。また、足元を飾るアイテムとして、ボリューム感のあるダナー(Danner)とのコラボレーションブーツ、2021年秋にローンチ予定のミズノ(MIZUNO)とのコラボレーションスニーカーが登場している。
2021年09月02日ビューティフルピープル(beautiful people) 2022年スプリングコレクションが、2021年6月25日(金)に南青山・スパイラルホールにて発表された。テーマは、“One garment fits various scenes"。新たな洋服作りを目指してここ数シーズン、ビューティフルピープルは実に真新しい洋服作りに取り組んできた。衣服の“間”に注目し、洋服の構造を発展させた「サイドC(Side-C)」や、くるっと上下を回転させることによって、複数のシルエットを1枚で楽しめる「ダブルエンド(DOUBLE-END)」というアイディア。2つ以上の機能や表情を持った衣服は、纏う者にも、それを見る者にも、新たな発見とファッションの面白さを伝えてきたはずだ。今シーズンは、そんなこれまでのアイディアを踏襲しながら、さらなる“進化”を目指す。上下・左右・前後など、あらゆる角度で着用できる洋服があれば、クローゼットの中はもっと少なく、それでいてファッションはもっと楽しくなるのではないか…?そんなデザイナーの考えを落とし込んだコレクションは、パターン構造デザインでの発展に加え、テキスタイルや素材にも表情の違いを生むデザインを追求するなど、一着でさらなる多面性を詰め込んでいるのが特徴だ。アイコニックなライダースジャケットが“変貌”?!そんな今季の発展を具現化したのが、ブランドのアイコニックなアイテム“ライダースジャケット”を使用した演出である。ややゆったりとしたシルエットを持ちながら、ノーカラーで仕上げたライダースジャケットは、あらゆるパーツにジップが張り巡らされているのが印象的。過去のコレクションを目にしていた観客は、これが一体どんなアイテムに変化するのだろう…と、その変化に熱い視線を注ぐ。しかしその“変化”は実に一瞬のことで、洋服に何が起こったのか、やや時間を要した。モデルが洋服を反転させて纏ったライダースジャケットは、洋服の構造ががらりと変わり、なんとダブルカラーになっているではないか。アイテムそのものではなく、ディテールを変化させて、新たなムードを宿した洋服は、まるで手品を見ているかのような驚きと発見を与えてくれる。洋服に隠されたヒミツこうしたフィジカルな演出以外にも、ランウェイに続々と現れた最新コレクションの洋服たちは、あらゆる“仕掛け”が施されているようだった。ベルトが裾についたスカートや、ジップが張り巡らされているパンツ、襟が裾に来ているシャツなど。リアルクローズをベースにしながらも、こうした小さな“秘密”を隠した洋服たちは、きっと新しい日常に溶け込む“ニューノーマル”を作ってくれるに違いない。ドレススタイルにもそしてショーのラストを飾ったのは、これまでのカジュアルさを取り払った、エレガントなブラックドレスだ。胸元のVネック、ひらりとなびくアシンメトリーな裾と、ブランドならではの美しいカッティングに、思わずうっとりする。しかしモデルが振り返ったとき、羽のように“ひらひら”と舞うスリーブの存在に気が付いた。そう、このドレスまでもやはり“進化”する一着なのだ。スリーブさえも、ドレッシーな表情へと変えていたその一着を含め、最後ま“騙された…”と、良い意味で思わせてくれるランウェイとなった。コラボレーションアイテムなお今季はコラボレーションアイテムも登場。あらゆるシーンにフィットする今季の洋服のアイディアとリンクし、コンバース(CONVERSE)とコラボレーションしたハイカットスニーカーは、ゴアテックスで仕上げた“晴雨兼用”仕上げ。またワコール メン(WACOAL MEN)とは、男女共用可能なワンサイズ展開のインナーウェアを発表している。
2021年06月28日老若男女問わず、さまざまな世代から愛される人気漫画『ドラゴンボール』。どんな願いも叶えられるという秘宝『ドラゴンボール』と、主人公である孫悟空を中心に展開する、バトルあり、友情ありの冒険漫画に胸踊らせた人は多いでしょう。新作映画『ドラゴンボール超』が2022年に公開決定!2021年5月9日、『ドラゴンボール』の劇場版アニメ第21作品目となる新作映画『ドラゴンボール超』が2022年に公開されることが発表されました!物語の舞台は、2018年に公開された映画『ドラゴンボール超 ブロリー』の続編とのこと。『ドラゴンボール』の原作者である鳥山明さんは、ウェブサイトにて次のようにつづっています。『ドラゴンボール超 ブロリー』に続く劇場版の制作が決定し、進行中です!今回も僕がセリフも含め話を作り込んだ渾身の一作となっています。内容はまだ内緒らしいので言えませんがちょっと意外なキャラが大活躍する激しく楽しい内容になっていると思います。ビジュアルも新鮮で、すごいことになっているみたいですからどうぞ期待して待っていてください!ドラゴンボールオフィシャルサイトーより引用鳥山さんは作品について「渾身の一作」とつづりつつ、「ちょっと意外なキャラが大活躍する」と記していました。一体どのキャラクターが活躍するのでしょうか…。ファンは作品の記憶を掘り起こし、考えを巡らせたことでしょう。『ドラゴンボール』の新作映画の発表に対し、ネット上では「楽しみすぎる」「早く見たい」「内容が気になる」などの声が上がっています。公開される新作映画に、期待が高まりますね![文・構成/grape編集部]
2021年05月09日ブルガリ ホテルズ & リゾーツは2022年、ローマに新しいブルガリ ホテルを開業することを発表しました。ブルガリ ホテル ローマはアウグスト・インペラトーレ広場の中央に建てられ、コルソ通りとバブイーノ通りにあるかのスペイン階段やブルガリ ローマ本店を構えるコンドッティ通りほど近い、カンポ・マルツィオ地区に位置します。新しいブルガリ ホテル ローマは、CBREホテルズに支援を受けたエディッツィオーネ・プロパティーズが所有する素晴らしい建物を占有します。その建物は、1936年から1938年にかけて建築家のヴィットリオ・バリオ・モルプルゴによってデザインされた、イタリア合理主義建築であり、ローマの最も象徴的な2つのランドマークであるアラ・パキス祭壇と初代ローマ皇帝アウグストゥスの霊廟(*現在リノベーション中)の向かいに位置し黄土色のトラバーチン大理石や赤茶色のレンガなど、伝統的なローマの建築資材や色で強調された、巨大な近代建築物として蘇ります。厳格なイタリア合理主義建築を表現したこの建物は、アントニオ・バレラのフレスコ画によって調和されフレッツァ通りのアトリウムに向かい、アウグストゥス廟を様々な角度から眺められる造りになります。南側はローマ創立における神話を独自に解釈した、フェルッチョ・フェラッツィの70平方メートル のモザイク画が飾られています。世界中にあるブルガリ ホテルと同様、イタリアの建築設計事務所 アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ ヴィールが建物の復元と新しいブルガリ ホテル ローマのインテリアデザインの両方を手掛けます。100室以上ある客室のほとんどがスイートで構成され、ミシュランスターシェフであるニコ・ロミート監修の 一流レストラン「イル・リストランテ」と「ザ・ブルガリ・バー」はどちらも最上階に位置し、この比類なき永遠の都を一望の中に収めることができます。他にも、室内プール付きの最高級スパやブルガリならではのワークショップトレーニングメソッドが受けられる最先端の設備が整ったジムなど、様々な施設をご用意して います。ブルガリ ローマ ホテルにおけるもう一つのユニークな特徴として、貴重なジュエリーの歴史を辿る書物の コレクションなどがお楽しみいただける読書室をご用意しています。ビジターも予約制でご利用いただけます。建物の正面には、見事な青銅の噴水があり、その一部には、ラテン語で「皇帝アウグストゥスの魂が宿る地」と刻まれています。それは、アウグストゥスの独特な美的センスと惜しみなく注いだ建築への情熱を意味し、彼自身が、歴史的一時代を築き上げ、それを定義づけるに建築が必要不可欠な文化的要素であるとしたもので、その考えはこの度のリノベーションの原点となりました。このブルガリ ホテル ローマと皇帝アウグストゥスのヴィジョンにおけるユニークな繋がりは、ローマ帝国で使用されていた石の精密さとバランスの取れたインテリアデザインによって強調され、シンプルかつ堅牢な作りは、建物の背景とは対照的で豊かな質感をもたらします。この歴史的な試みと長期に渡るコミットメントの継続を祝福し、ブルガリは、アラ・パキス祭壇の点灯システムの改修時に、環境に配慮した点灯システムの提供とその他、アウグスト・インペラトーレ広場修復のためのサポートを約束します。様々なものをうまく取り入れ、形作られてきたローマの遺産とコンテンポラリーで時代を超越してきたブルガリのスタイルが融合した、新しい「ブルガリ ホテル ローマ」は、そのブランドが生まれた、比類なき壮大な土地を祝い、ユニークかつ燦たる環境でお客様をお迎えいたします。「私どもは、このようなとても素晴らしいロケーションにブルガリ ホテル ローマをオープンできることをとても誇りに思います。」とブルガリ・グループ最高経営責任者 ジャン-クリストフ・ババンは述べ、次のように言葉を続けました。「ブルガリにとって、創設の地であり、現在もブランドの核となっている地、ローマの中心にわたしたち自身の「神殿」となるべくホテルを2022年に開業できることは、目覚ましい功績であります。ローマで最も贅沢なおもてなしをご体験ください。」「公的、私的問わず、この重要なプロジェクトに関わってくださる、すべての関係者の皆様と共に、エディッツィオーネ・プロパティーズとその活動の重要拠点であるローマに世界クラスの大規模な不動産投資を計画、実行できたことを誇りに思います」とエディッツィオーネ・プロパティーズSpa CEOのマウロ・モンタニェール氏は述べています。ブルガリのホームタウンである、ローマでのホテル開業は、ミラノ、ロンドン、バリ、北京、ドバイ、上海にすでに開業している6つのホテルと2020年から2023年の間にパリ、モスクワそして東京に開業するブルガリ ホテルズ & リゾーツレクションに加わる素晴らしいプロパティの1つとなります。ブルガリ ホテルズ&リゾーツは、2001年に設立され、世界各国で展開する唯一のイタリアンラグジュアリーホテルコレクションとして素晴らしい功績を収め、また、ラグジュアリーブランドとそれぞれのマーケットのプロパティ・リーダたちによってブランド化されたホテルグループです。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月03日世界中にラグジュアリーホテルを展開してきた「アマン」が2022年東京に新しいホテル「ジャヌー」を開業します。2022年に東京を含む、モンテネグロ、サウジアラビア北部のアル・ウラーの世界3カ所での開業を予定し、世界的にも注目されること間違いなしのホテルです。人と人が交流するラグジュアリー空間※画像はイメージ。サンスクリット語で「アマン」が“平和”を表すの言葉であるのに対し、「ジャヌー」は“魂”を表す言葉。人と人が出会い交流する“ソーシャル ウェルネス”に重きを置いた空間や体験を提供し、アマンが受け継いできた最高級のホスピタリティを感じることができます。「ジャヌー」が生み出す“ソーシャル ウェルネス”※画像はイメージ。「ジャヌー」の核となる“ソーシャル ウェルネス”に関するプログラムとして、身体を鍛えたり、心をリフレッシュするグループレッスンも実施されます。普段はあまり感じることのない他人との交流を深く実感することができるのも“ソーシャル ウェルネス”ならではの体験です。館内は交流を生み出す開放的なデザイン※画像はイメージ。館内は明るく開放的で、様々な人との交流が生まれる空間となる雰囲気を演出しています。全150部屋の客室には、ハイエンドな家具を設置しラグジュアリーな空間を作り出しています。また、館内にはダイニング、ラウンジ、バーエリアがあり、オープンキッチンやカウンターディスプレイでライブ感溢れる料理体験を楽しむことができます。癒しと交流を求めて普段は感じることのできない“ソーシャル ウェルネス”を体験できるホテル「ジャヌー」。日々の疲れとせわしない日常を癒し、人と人とのつながりを今一度大切にできる特別なホテルに泊まってみてはいかがでしょう。きっとあなたの心もすっきりと癒されるはずです。
2020年04月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「東京五輪まであと1年」です。五輪のあり方も転換期。楽しく盛り上げるために。いよいよ、東京オリンピック・パラリンピック開催まであと1年となりました。観戦チケットの購入にはID登録が必要ですが、約750万人の登録者に対して、購入できたチケットは約322万枚。大会組織委員会は、落選者を対象にした「セカンドチャンス」抽選を行うことを発表しました。ID登録にあたり、物議を醸したのは規約の第33条3~5項です。撮影禁止区域以外での撮影は可能だが、写真や映像の著作権は大会組織委員会に譲渡するという内容。個人的に撮影をしてもいいけれども、インターネット上にあげてはいけない。それは多額を支払い、放映権を取得したテレビ局の利益を侵害するから、という理由です。それはやりすぎなんじゃないかという意見に対して、大会側は、平昌オリンピック・パラリンピックのときも同様の規定を入れていたので、問題があるとは思っていないとコメントしました。しかし、選手は写さず、会場で応援している自分の姿でもSNSにアップできないとなると、なんだか残念ですね。特定の企業にスポンサー料を払ってもらい、権利をガチガチにしばり、それでも資金が集まらずに苦労しているのであれば、オリンピックの従来のビジネスモデルに問題があるということ。それならば、個人の力を利用して、SNSに広告的なものを付加するなど、観客もネット上で参加できる仕組みを作ってもいいのではないでしょうか?現状では、街の商店街も「オリンピック歓迎!」というような看板は出せません。オリパラを利用して利益を得ることが禁じられているからです。スポンサーやテレビ局の声が大きくなり、放送時間に合わせて競技が深夜になるなど、選手にも負荷がかかる有り様は本末転倒な気がします。いま、商業オリンピックは本格的な方向転換を迫られています。実際にオリンピックが始まれば、現場はとてもハッピーなお祭りムードに包まれるでしょう。怖いのはトラブルやテロ。交通インフラを整えるためにも、オリンピック期間は会社を休みにしようという動きも。改元の10連休のように、オリンピックの期間が働き方改革や、外国人との共生を試してみる場になるとよいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年7月31日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年07月26日1988年のコンビ結成以来、政治から芸能まで世の中のあらゆるジャンルの出来事を漫才のネタにしてきた爆笑問題(田中裕二・太田光)。現在発売中のDVD『2019年度版漫才爆笑問題のツーショット』でも恒例となる1時間ノンストップの時事ネタ漫才を披露している。昨年コンビ結成30年を迎え、今年は平成から令和に変わる歴史的な節目を迎えた二人は今、どんなことを思っているのか。時代と並走し舞台に立ち続ける二人に話を聞いた。○「今回は『歌いたい!』という思いから始まりました」(太田)――今回の漫才は平成から令和に変わる節目ということで、いつもとは違う特別な思いはありましたか。田中平成最後の収録ということも当然ありましたし、世の中的にも何かにつけて騒いでましたから。今までに経験してなかったことですから、昭和の終わりとは違うムードは確かにありましたね。考えてみれば我々も平成が丸ごと活動期間ということもあり、自ずとそういう気持ちにはなりました。――太田さんも同じ気持ちですか?太田確か平城京のときは次の元号がわかってたから……。田中いつの話してんだよ! いいよ、1000年以上も前のことは。太田藤原京から変わって……。田中(無視して)もちろん歴史的には今までもあったことなんだけど、昔の人はどうやって元号が変わったことを知ってたんだろうね。太田たぶん噂で聞くんだろうな。田中ひょっとすると庶民のなかには元号が変わったことを知らない人もいたかもしれないよね。――漫才を拝見すると、心なしか太田さんが歌う場面が多かったような気がします。太田そうですね……今回は僕もやっぱり「歌いたい!」という思いから始まったところはあります。田中始まってねえよ! たまたまそうなっただけだろ。DVDではカットされてるけど、実際にはもっと歌ってましたからね。太田権利関係がやっぱり厳しくてね。『ボヘミアン・ラプソディ』とか。クイーンがうるさくてうるさくて。田中クイーン自体はうるさくはないだろ!――時事ネタを漫才にするにあたって、時代の変化を感じることはありますか?太田確かに、このDVDを撮り終えた後も大きなニュースが立て続けにあったしね。田中ただ、そうはいっても、やっぱり波があるんですよ。2015年末から16年にかけて「文春砲」が猛威を振るったときなんかは、ベッキー、SMAP解散、宮崎謙介議員の不倫と、我々もネタで「1000本ノックかよ!」ってツッコんだくらい一気にニュースが起きたこともあったし。太田「文春も考えろ!」ってね。田中だからこれはもう波がある、としか言いようがないですよね。例えがあまり良くないけど、著名人が亡くなると続くことってあるじゃないですか。あの現象と似ているかもしれない。太田俺らの漫才は出した途端どんどん古くなっちゃうから、こういうDVDが出るタイミングではあんまり(ニュースが)ないほうがいいって思っちゃう。毎回、収録してすぐ出せるギリギリのスケジュールでやってるんだけど、何年やってもこのタイムラグだけはどうしようもないんですよね。――漫才のネタづくりについては変化はありましたか。田中ネタのつくり方そのものは変わってないんですけど、その過程は大きく変わりましたね。昔は僕が新聞からネタになりそうなものを拾って、一つ一つ手で書いたものを見ながらつくってたけど、今はもうそんなことしてませんから。太田田中は確実に楽になったよな。何もやらなくなった。田中何もやらなくはないだろ!でも、本当にそこは楽になりましたよ。昔は数字や日付、人物の名前なんか確認するのが大変でしたから。太田古い雑誌をわざわざ持ち出して調べてたよな。田中そうそう。太田でも、今はツッコミも(事実確認と)同じようなテンションで見られちゃうから、迂闊に間違えられないよね。より正確な情報じゃないといけない。田中そこはなるべく気をつけるようにしています。○「漫才はいまだに楽しめていません。必ず緊張します」(田中)――先日取材したさまぁ~ずのお二人は『さまぁ~ず×さまぁ~ず』で舞台に立つことが生活の一部になっている、と言ってましたが、爆笑問題にとってはいかがですか。田中僕らにとってはラジオがそれにあたると思いますね。ラジオは本当に大事だと思っていて、フリートークがメインなんですけど、より素の感じで話ができる、というのはあります。太田俺の場合は『太田上田』(※太田とくりぃむしちゅー・上田晋也の二人によるトークバラエティ。中京テレビにて放送中)かな。田中ラジオは単純に「楽しい」んですよ。漫才はいまだに楽しめていませんから。やるときはまず緊張するし。――芸歴30年でもそうなんですか。太田ネタおろしだからね。ウケるかウケないか、まったくわからないし。田中初めて人前でやるので、ネタが飛ばないか、順番間違えないか、噛まないかっていう不安要素がいっぱいあるんですよ。これが同じネタを何回もやって、という漫才のスタイルだとそうじゃなくなってくるんだけど、僕ら毎回やっては捨てて、やっては捨ててだから。太田昔、西川きよし師匠と話したとき、「やっぱ漫才が一番楽しかったんですわ」「今でも漫才やれるもんならやりたい」っておっしゃっていて。やすきよの漫才見てると、確かに楽しんでやってるんだよね。もちろん二人が天才というのもあるけど、同じネタを何度もやりながらアドリブで生まれたものを足していく、それぐらい安心してやるネタを持っていた。――なるほど。太田俺らはそこまでいく前に一回で終わっちゃうから。あの頃のやすきよの漫才って、1年2年、やるたびに新鮮な気持ちになれるというか、客が「見たことあるけど今回はこうきたか」みたいなとこまで達しているよね。田中そこはもう落語と同じだよね。吉本の若手も劇場で毎日同じネタを何百回やってるわけで、ミキと話したりすると、彼らはそっち系なんですよ。同じネタを飽きるほどやるうちに変わっていくのが楽しい、って言ってましたよ。太田でも、闇営業やってるかもしれないじゃない。田中やってないだろ! そういうタイプじゃないし。――お二人は、コンビとして30年以上続けられて、年齢も50代を迎えています。今後、70代、80代になっても舞台に立ちたいと思いますか?田中まぁ、理想は漫才でもラジオでもコントでもゲラゲラ笑いながらやれて、客も笑ってくれていたら最高ですよね。太田老人ホームでな。田中老人ホームじゃなくてもいいけど! でも「おじいちゃん」って楽しいじゃないですか。いとし・こいし師匠しかり、Wけんじ師匠しかり、人生幸朗師匠しかり。そういう領域に行くのは相当大変だけど、なれたらいいなとは思いますよ。太田俺らも若い頃は「この若造が偉そうに」ってよく言われたけど、政治や事件をネタにする漫才が定着して、わりと「爆笑問題ならしょうがねえか」と許容されてきてはいると思う。それが歳を増せば増すほど許してもらえるようになれば、もっと楽に漫才ができるかも。意外と「老害だ」「早く引退しろ」って言われるかもしれないけど。田中世の中はそれを許容しない方向に向かっているから、そっちの意見も増えるもの容易に予想されるけどね(笑)。
2019年07月10日来年は、例年よりかなり早い2月9日に開催されることが決定しているアカデミー賞授賞式。主催する映画芸術科学アカデミーと放送局のABCが、2021年と2022年は“いつも通り”の時期に開催することを発表した。2021年の第93回授賞式は2月28日、2022年の第94回授賞式は2月27日。アカデミーによれば、2022年のオリンピック、スーパーボウル、国民の休日の時期を考慮し、2021年と2022年(のオスカー)は従来通りの2月の最終日曜日に開催するとのこと。それ以降の開催日に関しては、今後判断するという。一方、2001年からアメリカのアカデミー賞より常に先行する形で2月に開催している英国アカデミー賞(BAFTA)は、2021年は2月14日、2022年は2月13日と、米アカデミー賞の2週間前の開催となる模様。来年のみ、米アカデミー賞のわずか1週間前という2月2日の開催が決定している。アカデミー賞授賞式の日取りが与える影響は大きく、ベルリン国際映画祭はこれまで2月中にアカデミー賞の前に行われてきたが、2020年は2月20日から3月1日と後に行われる。なお、2021年、2022年の開催日はまだ発表されていない。(Hiromi Kaku)
2019年06月13日付き合っていて年の差があっても、多少であれば問題はありません。それが十歳差、それ以上となってくると、カラダの状態も変わってきます。そういった差が、エッチのときに現れてしまうことも。のちに深刻な問題に発展しかねません。今回は、“年の差カップルが抱くエッチでの心配事”というテーマで男女に話を聞いたので、ぜひ参考にしてみてください。文・塚田牧夫彼女の性欲急上昇中「彼女とは二十歳離れています。彼女は男性経験が少なく、僕がリードして教えてあげるような関係でした。それが、だんだん彼女も積極的に。今までは僕のほうから求めるばかりだったけど、彼女のほうからも迫ってくるようになりました。多くても、ひと晩で二回くらいだったのに、三回目をおねだりしてくる。こちらも頑張りはするけど……。女性は三十代から性欲が増してくると聞くので、これからが心配。こっちは衰えていくばかりだから……」アキオ(仮名)/45歳足腰の衰えにより「彼は私よりもひと回り年上。同棲をしています。ある朝、彼が、“カラダが痛い”と腰のあたりを押さえていたんです。そのときは、寝相でも悪かったんだろうと思いました。ところが、そんなことが何回かあり、振り返ってみたんです。すると、エッチをした翌日に痛がっていることに気が付きました。私と彼は、体重がほとんど一緒。そういったことが、もしかしたら彼のカラダに負担をかけているのではないかと……。真剣にダイエットを考えるようになりました」チハル(仮名)/31歳ボケてきている?「彼とは十五歳ほど離れています。あるとき、エッチをしてたんですね。そこで彼が、“あっ”と声を上げたんです。どうしたのかと尋ねると、“コンドームがとれた”と言うんです。アソコについていないので、私のなかに入っているかもしれない。でも、探してみたけど見付からないんです。残っていたら嫌だと思い、よく指で探っても、ない。すると彼がまた“あっ”と言いました。“もともとつけてなかったわ”と言うんです。え、ボケてきてる……? 先が思いやられます」ジュン(仮名)/33歳トイレが近すぎて「彼女は僕よりも十歳上です。体質的に、もともとトイレが近かったんですね。エッチのとき、終わるとすぐにトイレに行っていました。“振動でしたくなる”と言っていました。それが最近、より近くなってきました。エッチの途中で、“我慢できない”と行ってしまうことがある。なので、今はエッチする前にあらかじめトイレに行ってもらっています。でも、それだとなんかムードが出ないんですよね……」トモユキ(仮名)/31歳“年の差カップルが抱くエッチでの心配事”をご紹介しました。年齢差は埋まるものではありません。カラダの良い悪いの状態の差が、歳を重ねるとともにさらに開いてしまう可能性もあります。年上の方は、年下と付き合う上で、カラダを若く保つための努力をしておくとよさそうですね。© Photographee.eu / shutterstock© fizkes / shutterstock© Kamil Macniak / shutterstock© Monkey Business Images / shutterstock
2019年03月15日ペルルユーザーのみなさんの中にも、小学生以上のお子さまをお持ちの方も多いのでは?と思いまして、、今回、小学校の子どもを持つ母として、みなさんと共有できたらいいなと思いPTAコラムを設けさせていただきました。 ファッションツールやお洒落雑貨など、こだわりアイテムに目がないペルルユーザーにとってもしかしたら全然興味ないわー、っていう人もわかるわー、っていう人もきっといらっしゃるかなと思うのですが、小学生以上のお子さまのいるご家庭なら恐らく共感して頂けると思う、また大人女子ならいつかはぶち当たる人も多いであろう壁?!話題のPTA問題を取り上げさせていただきました! ペルルは、別に社会派のウェブサイトでもなければ、いわゆる女性のための生き方マガジンでもない。カジュアル系ファッションやライフスタイルを取り上げるモノマガジン系サイトなのですが、母になってもお洒落を楽しみたいと思う女性が多いペルルで、働く母向けに、ちょっとだけ共有して頂けたら、、ありがたいです。 Parent-Teacher Association、略してPTA。保護者と教職員(児童を含まない)による社会教育関係団体のことなのですが、これが戦後アメリカから持ち込まれた組織のことで、基本的にPTAは任意です。が、ほとんどの学校の保護者は小学校、中学校に入るやいなやそのPTAにほぼ強制的に参加することになります。全員参加することが暗黙の了解になっているのです。学校によってはそのPTA役員をジャンケンで決めたり、アンケートで自薦他薦の枠を設け全家庭数に配布。どちらにも記入しなかったらアンケートを提出した本人が自薦とみなします、といった文面のもので次期PTA役員を選出する、いわばパワハラアンケートが夏休み明けで配られている学校もあります。このアンケート決めは、俗にいわれている推薦委員さんたちが配布したアンケートで、その中の自選者さん、表の多かった多選者さんに、次期役員さんのお願いをするかたちになります。じゃんけんで決めるのはもう本当に悪夢としか言いようがありません。。もちろん、PTAは任意ですので、加入しない手段もあるようで、各学校にある用紙にPTAの加入はしません、という書類を提出したらこのような役員決めには入らずに済む方法もあるようですが。。そんな方はほとんど1割にも満たないようです。。やっぱりないとないで困る活動なのかな?とも思いますもの。みなさん。 それでも大多数、恐らく7〜8割方の働く母たちはそんなPTA役員に関して、なるべく触れないように、やらなくても良いようになんとか逃げ切れるようにと考えている感じがします。なぜならば、その拘束時間の長さや業務量の多さ、また人間関係も大変だったり。。活動内容も入学式に始まり、親子行事、季節の学校行事、夏休みのプール監視、道徳時間の読み聞かせ、PTA新聞製作、備品管理などなど、まだまだたっくさんの細かな仕事があります。。開校100周年やら110周年ならという周年度では、他校との交流会など、プラスアルファの業務が課せられたりします。廃止してる学校もちょこちょこ見受けられるのですが、結局は、PTAとは言わずに「運動会係」「登校班係」「ベルマーク係」などといった具合で、PTA的な業務をやらざるを得ない状況なのです。 うーん。。PTAってとても大事な業務があるのだとは思うんです。でももっと簡略化して、このネット時代にプリントを配布して、集めてという作業も紙の無駄で労力の無駄もあったりするのでは?と思ってみたり。。いや、でも無くしてしまってはいけない気もするんです。運動会ではの受付や敬老席を設けたり、交通整備を行ったり、学校の特別授業、謝恩会の準備や卒業制作などもPTAさんがいなくてはならない場面も多くあると思います。いや、それを全部無償でやろうってのがやっぱり無理あると思うんです!今現在活動されているようなPTA業務は、やはりフルタイムのワーキングマザーにはかなり無理がある、というよりもできない。ちなみに私の子供の通う小学校では、1・2年生の半分以上が共働きで、学童はもうパンパン状態で午後の下校時間には学童ルームは子どもたちで溢れかえり監視の役員さんもアップアップしています。 となると必然的にPTA役員さんたちは、基本的に専業主婦の方々か融通の利くパートタイムの方などが担うことが多くなります。。専業主婦の方もパートタイムの方も全然ヒマなんかではないのに。兄弟姉妹が居たら尚更忙しい。。毎日の家事に、塾や下の子のお迎え、毎日の宿題&持っていくものチェック、学校行事、、それにプラスしてPTAって。。いやなかなかのハードワークですよ。しかも無償の。 アメリカなど、海外のようにシッターさんにちょっと子供の面倒をお願いできたりお迎え行ってもらえたりというのがスタンダードに行われていればなんとかなるのかも知れませんが、芸能人でもあるまいし、そんなお金使うくらいなら自分で行くよ!といいたくなるくらいシッターって手軽にお願いできる金額でないと思う。文頭にも触れてますが、PTAは戦後アメリカからやってきたものです。昭和の古き良き時代は、恐らく機能的にはまっていて、専業主婦の方々も多く、おじいちゃんおばあちゃんも同居したりした家庭も多く、町ぐるみで子育てしていたのではないかと思います。でも今平成も終わろうとしている現代で、PTAって、、この先も今の小学生が大人になる頃もまだこのかたちで残ってるの?えー大丈夫?!と心配になります。未来は今よりも少子化って進んでますもんね。。当然。 いや何度も書いてしまうのですが、PTA自体はあった方が良いと思う部分も多々あるんです。無償って言うのがほんとに意味がわからないんです。大切な保護者一人一人のかなりの時間を割いて、無償でやらなければいけないと言うのが。ちょっと思うんです。。PTA役員さんは有償化するべきなんじゃないかと。。 とても大変で大事な業務だからこそ、プライドと責任を持ってぜひ有償化で行って欲しいし、もし自分の子どもたちが大きくなった時にこんな風に学校のPTA問題で悩んで欲しくないな、と心から想うんです!そうしたらフルタイムで働いている人もPTA役員さんは物理的にできないけど、その分役員さんたちに業務料をお支払いしたいと思われる方々、わりといらっしゃるのでは?と思うんです! PTAは、全国の各土地土地にPTA連合会というしっかりとした組織が束ねているようです。戦争中から戦後の子どもたちを支えるべく、組織の方々が学校と保護者の間を取り持って活動されていて、産めよ育てよの時代の子どもたちの数も、現在とはまるで違っている状況だったと思います。 平成も終わる今日この頃、PTAがスタートされた昭和の時代に比べてどんどん子どもの数が減って少子化になり、働く人材がどんどん少なくなっている、だから政治家の方は主婦の方々がもっと社会に出て働いて税金を少しでも多く納入して、、などと思ってるようですが、いやいや、それであればちょっと制度を見直してもらえないかなあと、、思いますよね。。 政治家の方々がなんとかできる問題なのかわかりませんが。。「保育園問題」と合わせて、ワーキングママのお悩み「小学生の壁となるPTA問題」をもう少し取り上げて頂きたいですよね。女性はスーパーマンでないですよ。と、ちょっとした怒りの入った演説みたいになってしまいましたが(笑)、結構ググってみると、いろんなブログに吐き出している方も多くいるものですね。仕事もおしゃれもしたい、でも家事も子育てもPTAもある働く母たちの負担を少しでも軽くして頂きたい。。 くたばれPTA、されどPTA。。有償化や他の方法?で春の役員決めをスムーズにするのは恐らく平成をまたいだ新年号になるのでしょうか? 桜を素直に綺麗だなと思って春を迎えたいですよね。桜を見て、あー、PTA・係決めの時期だーと思いたくない。。働く母たちの切なる願いです。みなさんたちのお子さまの学校はいかがですか? txt:ymst
2018年12月20日今年、結成30周年を迎えた爆笑問題。本誌が初めて2人を取材したのはベストセラー『爆笑問題の日本原論』が出版された、’97年だった。そこで、30年を振り返ってもらうと、やっぱり得意の時事ネタがさく裂して……!?田中裕二(53・以下、田中)「『女性自身』は60年!還暦だ」太田光(53・以下、太田)「老舗だよね。女の人の噂好きは許せるけど、男の噂好きほどみっともないのはないね。女性週刊誌は美容室には欠かせないから、美容室があるかぎり、『女性自身』は不滅だね」■人生半分以上爆笑問題……30周年は「実感がない」田中「人生の半分以上が爆笑問題ですからね。あっという間に過ぎちゃって、実感がないというか」太田「最初はライブハウスから始まって。僕らはお笑いのエリートではなかったので、テレビにラジオ、漫才、コントをやったり、本も出したり、たくさんのことをやってきて、その分いろいろな経験ができたな、と思います」――本誌初登場は’97年でした。『ボキャ天』(『ボキャブラ天国』)ブーム真っただ中でしたよね。田中「ネプチューンや海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)よりも、僕らは年齢も芸歴も5個くらい年上で。このへんで世の中的に認知されて、仕事が一気に増えた。みんな若かったし、楽しい時期でした」太田「当時はブームってそんな感覚はなかったな。漫才ブームはこんな規模じゃなかった。でもこいつ(田中)とか勘違いしちゃって、ボキャブラメンバーで営業へ行くと何万人と集まるから、わざとファンの前でキャッチボールなんかして。『調子に乗るなよ』って叱りました」田中「覚えてない(笑)」――’00年にはレギュラーが10本。本誌も密着しています。田中「あのころはレギュラー番組をほぼ全局でやっていたんですよ」太田「ほとんど休みなしで。『サンデージャポン』の枠でやってた『ゲスト10』(『大好き!東京ゲスト10』)は隠れた名作。デヴィ夫人に高田純次さんもいて、えなりかずきに井森(美幸)とか、相当輩出してますよ」■光代社長と何度も怒鳴り合いに――プラチナ夫婦アワードも受賞されているんですよね。ご夫婦の授賞式に田中さんもいらしてて。田中「2人が出るときは俺が必ずなぜか呼ばれるんですよ。社長も照れくさいのかわからないけど」太田「俺だってお前の記者会見で散々やらされているんだよ。なんだよ、お前」――光代さんには、先月辻仁成さんと対談していただきました。光代さんは「離婚も考えてた」と辻さんに相談していましたが……。太田「辻さんのほうがいろいろ大変だと思うけど」田中「ふふふ」太田「夫婦というのは、それぞれのねぇ」田中「俺も社長と怒鳴り合いのケンカを何十回したか」太田「俺より多いよな」田中「酔っ払ってわけわからないことを言うからカチンと来て」太田「僕は怒鳴り合いはしませんよ。僕はじぃっと貝のようにしていますから」■爆チュー問題で憧れの子ども番組に――社長に支えられながら迎えた30周年。記念ライブ最後の「爆チュー問題」は盛り上がりましたね。太田「『ポンキッキーズ』から話がきたときに、社長は『太田はやらないかも』と思っていたんですよ。でも実は僕は『セサミストリート』とか『ピーナッツ』が、子ども向けだけどすごく哲学的で大好き。子ども向け番組はコメディアンとして、すごくやってみたかった」田中「うちの子どもも、見せると食いつく。時代を超えるんだなと」太田「爆チュー問題は『だんご三兄弟』を作詞した佐藤雅彦さんが作ってくれたり、いろんな人のアイデアが詰まってるからすごく愛着があって。細々と続けていけたらなと思っていますけど、フジテレビがわれわれには冷たくて」田中「(笑)」太田「『ポンキッキーズ』ではガチャピンが大御所みたいになってるんです。ガチャピンの機嫌を損ねると……」田中「機嫌とか関係ねぇから」太田「いつも顔色をうかがいながら」田中「常に緑だよ!」太田「『ちびまる子ちゃん』のエンディングが爆チュー問題で、それで覚えてくれた人もいて、本当にありがたかった。さくらももこ先生も気に入ってくださって、亡くなる間際に『爆チュー問題だけは』って……」田中「言ってねぇよそんなの。やめなさいよ。しゃれにならないよ」■純粋に、シンプルにお笑いを!――今後の野望は、ありますか?田中「お笑いに特化した番組がやりたいですね。今、純粋なお笑い番組がなかなかないでしょ」太田「蛇女や、素人一発芸のゴングショーとか。シンプルなものが面白い。あとは世界中の祭りを紹介したい。ほかがやってないから」田中「何言ってんだよ!やりすぎたんだよ」太田「あの枠が早く空かないかな」田中「空かねぇよ!」太田「BPO(放送倫理・番組向上機構)に頑張ってもらって。狙ってますね、あの枠を完全に」田中「プライベートでは毎日子どもの世話で奥さんも大変なので、旅行にでも行きたいですかね。暖かいところに」太田「お前はどんだけ旅行に行けば……」田中「そんなに行ってねぇわ」太田「俺はプライベートでは豊洲に行きたい」田中「行けばいいじゃない。いつでも行けるだろ」
2018年12月06日いろいろな書籍やネット上で、「○○年に不動産が暴落する!」などの記事を見かけたことはありませんか?そのなかでも、とくにまとしやかに「暴落の年」と主張されているのは、「2019年」と「2022年」ではないでしょうか。では、この2つの年には何が起こり、なぜ不動産が暴落するといわれているのでしょうか?■ 2019年問題とは?ABC / PIXTA(ピクスタ)国立社会保障・人口問題研究所が2013年1月に推計した「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」によると、世帯総数は2019年をピークに減少に転じるとされていました。世帯数が減少に転じることで、住宅が供給過剰状態に陥り価格が暴落する、というのが「2019年不動産暴落説」が主張される大きな理由のひとつです。Rise / PIXTA(ピクスタ)しかし、この主張の基になった「総世帯数の減少」ですが、今年2018年1月に新たな推計が発表され、世帯総数増加のピークは2023年まで延びるという結果が出ました。つまり、世帯数減少を理由とした2019年問題はすでに回避されてしまったので、ここでは新たに世帯数ピークとされた2023年に暴落があるかを考えてみたいと思います。まちゃー / PIXTA(ピクスタ)実は、総世帯数が減少に転じても、すぐに不動産が暴落するとは考えにくいといえます。なぜなら、2023年以降も人口が増え続けると推測されている地域がたくさんあるからです。国立社会保障・人口問題研究所の人口推計によると、全都道府県の人口が減少に転じるのは前回の推計よりも延びて2030年となっています。つまり、2030年までは人口が増え続ける地域(都市)があるということになります。まちゃー / PIXTA(ピクスタ)これは、近年、出生率が改善されたことや、人口移動(移住)の状況を反映した結果なのですが、人口増加が続く地域では住宅の需要も一定程度継続します。そのため、人口流入が続いている地域(都市)については不動産の暴落は起こりにくいと考えられます。ただし、人口が流出していく地域では住宅需要が減り続け、不動産価格も下落していくと考えられます。■ 2022年問題とは?1988年に農地法が改正され、生産緑地の指定が始まりました。この指定を受けた土地は、固定資産税などの税金を大幅に減免できたり、相続税の納税を猶予する制度を使うこともできるのです。ただし、生産緑地の指定を受けると30年間の営農義務を負い、その土地を他の用途に転用することはできません。pixabayこの指定を受けた土地が2022年には30年目を迎え、その営農義務が外れて、税金対策などでそれらの土地が一斉に売り出されたり、アパートやマンションなどが建築されて、市場が供給過多になり、地価が暴落する、というのが「2022年問題」と呼ばれるものです。ABC / PIXTA(ピクスタ)ただ、この問題についても、すぐに不動産の暴落にはつながりにくい理由があります。2017年に生産緑地法の改正があり、生産緑地の指定から30年経過した土地について、新たに「特定生産緑地」の指定を受ければ、買い取り申出の時期をさらに10年延長することができるようになったことで、まずは急激な増税は回避されました。money/pixabayまた、この生産緑地の指定を受けた農地のなかには、前述した相続税の納税を猶予する制度を利用している生産緑地もあります。この、相続税納税猶予制度を利用するための条件が、終身営農(三大都市圏の場合)なので、買い取り申出(生産緑地の解除)をする場合は、猶予されていた相続税を支払う必要があります。つまり、そもそもこの制度を利用している生産緑地については、相続の発生などがないかぎり買い取り申出の対象外になると考えられるのです。よっちゃん必撮仕事人 / PIXTA(ピクスタ)東京都が2015年に都内の都市農業者を対象に行ったアンケートでは、この「相続税納税猶予制度の適用をまったく受けていない」という回答は約41%でした。さらに、この「相続税納税猶予制度の適用はまったく受けていない」と回答したなかで、今後の利用計画について「指定から30年経過後、すぐ区市へ買取申出したい」との回答は8.2%でした。つまり、東京都に限っていえば、2022年に買い取り申出の対象となる農地は、生産緑地の指定を受けている農地の約41%で、さらに即時買い取り申出をしたいのは、そのなかの8.2%なのです。実際にどれだけの農地が買い取り申出されるかについては「そのとき」になってみないと分かりませんが、上述した理由を考慮すれば、2022年に供給過剰といわれるほど市場に土地があふれ出るとは考えにくいといえるでしょう。HAKU-No1 / PIXTA(ピクスタ)今回取り上げた以外にも、2020年問題、2025年問題、2030年問題など、不動産の暴落をアナウンスする声は絶えません。ひとつだけ確かなことは、不動産が確実に「上がる」「下がる」などのタイミングは誰にも分からないということです。過激なアナウンスに惑わされずに、自分自身にとって最適な「売・買」のタイミングとは何かを大事にして実際の売買に臨むようにしましょう。【参考】※国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成 30 年推計)」※参議院立法と調査「都市農地の保全と有効利用」都市農地の貸借に関する制度と課題2017.11
2018年11月25日付き合った当初はあんなに仲が良かったのに、時間の経過とともに愛情が薄れてしまい好きかどうかも分からなくなってしまった経験ありませんか?人の脳はドキドキさせる物質が長くても3年しか持たないと言われています。もし今、彼と交際3年目を迎えようとしていた場合、上手く乗り切るためには方法はあるのでしょうか?まとめてみましたので参考にしてみてください。1. 同じ景色で同じ道を歩んでいれば飽きるもの恋愛感情は上がったり下がったり大変なこともありますが、すぐに飽きがきてしまい悩んでいる人も多くいます。付き合い当初はドキドキして楽しいですが、幸せと感じる感覚は実は時間と共に薄れてしまう為に、更に上の刺激を求めてしまうからです。幸せを持続させる為には、彼に依存することではなく、趣味・仕事・スポーツなど普通の生活の中で幸福な時間を増やしていくしか方法はありません。2. その感情は別なものに置き換わるので安心しましょうお互いの愛情が薄れてしまっても、家族愛のような「情」が生まれている場合もあります。「好き」という感情は3年ほどで冷めますが、親愛は一生さめることはありません。ここで「別れ」を選んでしまう場合は、親愛よりも「常に女としてみてほしい」という愛情を男性に求め続けているのかもしれません。3. 何かが変わったのはお互いが成長している証お互いの気持ちが変わってしまった原因の全て彼が悪いとは限りませんよね?あなたも原因を作ってしまったかもしれません。ここはお互いを元に戻そうとするのではなく、変わったことを素直に受け止めて良い方向に変えていく努力をしましょう。・付き合い始めた頃のメールや写真などを見返す・些細なことでも会話をする・感謝を伝える・彼と今まで行ったことのない場所に出かけてみるなど方法は沢山あります。失ってから「やっぱり彼がよかった」と後悔しないためにも、彼と一緒に新しい何かを探してみましょう。1. 「彼に飽きてきた」と嘆く前に恋愛の刺激がほしいからと新しい相手を探しても、時間が経てばまた同じことを繰り返してしまう可能性が高いです。「彼に飽きてきた」とぼやく前に、彼ばかりに依存せず、友人と旅行や買い物、両親と食事などをして同時に他の幸せを感じてみましょう。きっと彼の大切さが分かるはずです。written by キララ
2018年06月29日今回は住宅地の中に存在する農地である「生産緑地」と、それにまつわる「2022年問題」についてお話ししたいと思います。2022年には宅地が一度に大量供給されることにより、不動産・住宅市場に大混乱が発生するとまことしやかに説かれていますが、果たしてそれは本当でしょうか。■ 生産緑地とは何か?皆さんは住宅街を歩いていて、いきなり畑が出現し、「あれっ?」と思ったことはないでしょうか。実はこのような農地を「生産緑地」といい、大都市圏の市街化区域の中で、古くからある農地を一定の条件の下で意図的にそのまま残したものです。市街化区域とは市街化を推し進めるための地域であり、本来農地はその趣旨に反していますが、一方で農地に代表される緑地には地盤保持や保水といった社会的役割があり、また市街地に一定の緑があることには地域のオアシスのようなプラスの意味もあります。そこで1991年3月に改正された生産緑地法により、実際に農業を営むことや公園として利用されていることを条件に、500平米以上の農地を生産緑地として新たに指定し、法律による保護が加えられました。■ 生産緑地になるとどうなる?生産緑地に指定されると固定資産税や相続税の面で優遇措置を受けることができますが、一方で農業を続けなければならず、また農地以外への転用や転売も禁じられます。営農していないのに、いかにも営農しているようにみせかけ、特典のみを享受していたことがバレて問題になった事例もあります。一旦、生産緑地としての指定を受けると解除は難しく、相続の発生や指定後30年の経過といった場合に限られます。そのため生産緑地はどちらかというと「未来永劫変わらないもの」の代表例というイメージがあり、筆者も現地案内で生産緑地を見かけると、「ここは将来的にも環境が変わりません」というような説明をした記憶があります。■ 「不動産・住宅市場が大混乱する」2022年問題とは何か?生産緑地としての指定解除の条件として「30年の経過」というものがありましたが、さらっと述べたこのことが実は重要な問題を含んでいるのです。現在生産緑地として指定を受けている土地のほとんどが1991年の法改正に基づき1992年に指定を受けたものであり、そのため30年後の2022年に一斉に指定解除の時期を迎えます。生産緑地の指定を解除されると固定資産税がとんでもない負担増となるため、負担を嫌った地主が土地を一斉に宅地として売却することが考えられます。そのため土地が一度に大量供給されることで価格の暴落を招き、不動産・住宅市場に大混乱が発生するというのが2022年問題です。宅地造成が始まる前の風景宅地造成後の風景これは結構まことしやかに説かれていた問題で、実は筆者の住むエリア周辺でも生産緑地に指定されていた森が売却されて宅地造成が始まり、自宅からの眺望が激変したという事例がありました。■ 生産緑地法の一部改正により対応策が取られていた近い将来大変なことが発生するらしいということで、いろいろと調べてみましたが、既に2017年6月に生産緑地法が一部改正され、対策が取られていました。これにより生産緑地としての要件が緩和され、さらに指定から30年が経過した生産緑地について、10年ごとに更新できることになっています。sayamamine / PIXTA(ピクスタ)たとえ30年経過した生産緑地であっても、更新すれば指定解除されることなくさらに10年継続することができ、固定資産税の負担急増といった事態は避けることができます。また、今回の法改正により面積要件が緩和され、それに加えて地元の農産物等を使った商品の製造・加工・販売や、地元の農産物を用いたレストランのための施設を設置することもできるようになりました。これにより生産緑地という制度を今後も維持拡大していくという国の方針がはっきりしたのではないかと思います。■ 結局のところ大して変わらないのでは…いろいろ調べた結果、「いったい何を騒いでいるんだ?」というのが筆者の印象です。生産緑地が緩やかに宅地に代わっていくことはあっても、一斉に宅地として売却されるということは考えにくく、恐らく2022年を迎えても何も起こらないのではないでしょうか。個人経営の生産緑地では無人販売所を併設していることも多く、筆者もトマトの季節になると頻繁に利用しています。そのため今後もこのような制度が続くことを願っています。いかがでしたでしょうか。住宅街の中に何気なく点在している農地ですが、不動産という点では実は意外な問題を抱えていたのです。
2018年06月10日夫婦が離婚に至る、理由というのは様々ですが、女性側で言うと、どこかで男性と戦うという心理を持っています。根っこはみんな男に勝ちたいという心理。そういう女性は男性に頼る事は一切せずに、とにかく自分で物事をなんとかしようとしています。旦那さんは当てにならない、だから自分が頑張らねば!こんな男はこちらから捨ててやる!となる場合もあります。反対にご主人側から離婚したいと言われる場合、妻側は夫の言う事は何でも聞きます、従順でいます、何でもやってあげますタイプだったりするのです。自分は尽くしているつもりかもしれませんが、逆に浮気されやすくなるケースも。男性側の心理としては『コイツ、何やっても文句いわねーんだろ?』となるのです。バカにされるというかなんというか。家の中で、旦那さんの役割がほとんどないと大抵面白くなくなって、オレいなくても良いじゃん的になります。そうなると、帰ってこなくなります。このケース、一見勝っているように見えないけど、旦那さんの役割を奪う事で、『あなたは何も出来ないでしょ』って暗に言っている事になります。だから私がいないとダメよねって相手を蔑んでいる。そこに旦那さんへの尊敬のかけらもない。でも、自分はしおらしいと思っています。ご主人とあからさまに戦っている場合も、ご主人に尽くしている場合も、どちらも自分が正しいと思っています。どちらも奥底で、旦那はダメな奴だと思っているのです。何も出来ないからとやってあげるのか、何も出来ないからと見捨てるのか、ただその違いでしかありません。両方とも幸せからは遠ざかる。旦那がこんなんだし!という理由で始めたものは、ほぼ思い通りにはなりません。他に助けを求めても、自分で自分に向き合わない限りただの現実逃避になります。自分が選んだパートナーをダメにしているのは自分かもしれない、という視点が必要になります。その視点がなく、最初から相手をダメだと決めつけているなら、どの人がパートナーになったとしても、結局は同じになるでしょう。(もしくは自分のために最初からダメなのを選んでいる)自分が相手をダメにしているのかもしれない。旦那さんを主観で『コイツはこうだ!』と決めて付けているのは他でもない自分自身だったりするのです。夫婦は元々が他人です。元々違う価値観の中で生きて来た者同士が、何かのきっかけで家族になりました。そこに必要なのは相互理解です。相手への理解、そして自分を理解してもらう努力。それをせずに、相手が悪いと決めつけるのは、横暴ではないかなと思うのです。長い結婚生活、時に離婚したい!と思う日があるでしょう。それは否定しませんし、あって当然だと思います。ただ、その気持ちに流されて、すぐに結論を出そうとするのは早いかなと思います。自分が作り出した現実かもしれないと、ひと呼吸おいて、自分自身を振り返ってみてください。
2016年07月19日