展覧会「トーマス・ルフ展」が東京国立近代美術館で2016年8月30日(火)から11月13日(日)まで、石川・金沢21世紀美術館で2016年12月10日(土)から2017年3月12日(日)までの期間、開催される。トーマス・ルフは、アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともにデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」として、1990年代以降、現代の写真表現をリードしてきた存在だ。彼は自ら撮影したイメージだけでなくインターネット上のデジタル画像から古写真コレクションまで、あらゆる写真を素材に用いて新しい表現の可能性を探究している。美術館で開催される本格的な日本国内の回顧展は今回が初。待望されていた本展では世界が注目する彼の初期から、初公開の最新作までを紹介する。初期に発表し注目されるきっかけとなった高さ約2メートルにもなる巨大なポートレート作品や、それ以降の建築、都市風景、ヌード、天体などさまざまなテーマの作品全18シリーズ、東京会場約125点、金沢会場約160点の作品で構成。最新作「press++」シリーズでは本展が世界初公開となるものも。彼は、作品を通して現代人をとりまく世界のあり方についてのユニークな見方を提示する。【開催概要】トーマス・ルフ展■東京会場会期:2016年8月30日(火)〜11月13日(日)※月曜休館。ただし9月19日、10月10日は開館。9月20日(火)、10月11日(火)は休館。開館時間:10:00〜17:00 毎週金曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで会場:東京国立近代美術館住所:千代田区北の丸公園3-1TEL:ハローダイヤル 03-5777-8600料金:一般 1,600(1,400)円、大学生 1,200(1,000)円、高校生 800(600)円※()内は前売の料金。20名以上の団体は一般 1,300円、大学生 900円、高校生 500円となる。■金沢会場会期:2016年12月10日(土)〜2017年3月12日(日)※月曜休館。ただし1月2日、9日は開館。12月29日(木)〜1月1日(日)、1月10日(火)は休館。開館時間:10:00〜18:00 毎週金・土曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで。会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1料金:一般 1,000(800)円、大学生 800(600)円、小中高生 400(300)円※()内は前売、20名以上の団体の料金。
2016年08月25日今年秋、東京・丸の内にある東京国際フォーラムにニューヨーク発のハンバーガーレストラン「Shake Shack(シェイク シャック)」の日本3号店がオープンします。杉や檜など、日本の古材を使った日本独自のエレガントなデザインが特徴的なお店です。開放的な空間で、アンガスビーフを100%使用した大人気のハンバーガーやホットドッグを楽しんでみませんか。魅惑のハンバーガーショップ「シェイク シャック」「シェイク シャック」は2004年にニューヨーク、マディソンスクエアパークにオープンして以来、新しいスタイルのハンバーガーレストランとして大人気です。高品質でありながら手頃な価格のメニューが多くの人に支持され、2014年度版の「Zagat NYC」で「最も人気のあるニューヨークのレストラン」に選ばれました。そのほか、Bon Appetit 誌が選ぶ「アメリカで最も重要なレストラン Top 20」、タイム誌の「歴史上、最も影響のある17のバーガー」などにも選出。数々の賞を受賞している人気のハンバーガーチェーンです。また、地球環境を考えた店舗デザインを採用することでも知られています。外苑いちょう並木店、アトレ恵比寿店に続いて日本で3店目となる東京国際フォーラムの店舗では、天井や壁に日本のヒノキや杉の古材を使用。椅子やテーブルに古材を多用することで、味わい深く美しいインテリアが実現します。●美しい店内で味わうオリジナルハンバーガー看板メニューはアンガスビーフ100%のパティを、独自の製法で配合して作り上げた「シャックバーガー」です。シャックソースやチーズ、ポテトを使ったバンズとの相性は抜群。シェイク シャックの原点でもある「シャックカーゴドッグ」は、パリパリにグリルされたソーセージとポテトロールとの最高の組み合わせを楽しめます。ユーコンポテトを使用したクリンクルカットのフライドポテトも大人気メニューです。濃厚なフローズンカスタードと厳選したトッピングを高速でミックスさせて作るオリジナルアイス「コンクリート」の店舗限定メニューも登場します。●ビールやワインも楽しめるシェイク シャックではアルコールも楽しめます。アメリカの人気ビール醸造所、ブルックリン・ブルワリーが製造した「シャックマイスター」や、リフォルニア・ナパバレーのワイナリーフロッグスリープのワインなど、ハンバーガーにあう独自のメニューが豊富です。フォトスポットも出現!店舗がオープンするまで、3号店の店舗前にはシェイク シャックのオリジナルフレームで写真を撮れるスペシャルフォトブースが出現します。国際フォーラムを訪れた際は、このフォトスポットで今だけの写真を撮ってみてはいかがでしょうか。■スポット情報名称:「Shake Shack」日本3号店住所:東京都千代田区丸の内3-5-1東京国際フォーラムアクセス:有楽町駅より徒歩約1分東京駅より徒歩約5分 (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)地下鉄有楽町線有楽町駅に直結(B1F地下コンコースにて連絡)公式ページ:www.shakeshack.jp
2016年08月14日ニューヨーク発のハンバーガーレストラン「シェイク シャック(Shake Shack)」が2016年9月22日(木・祝)、有楽町・東京国際フォーラム内に新店舗をオープンする。新店舗は、明治神宮外苑内の1号店、アトレ恵比寿西館内の2号店に続く、日本3号店となる。建物から一部はみ出す形でガラスで構成されるエリアがあるほか、天上や壁には日本の檜や杉の古材を使用することで、日本独自の特徴も盛り込んでいる。店内では、シャックバーガーやシャックカーゴドッグなどシェイクシャックを代表するメニューを提供。さらに、濃厚なフローズンカスタードと厳選したトッピングを高速でミックスしたオリジナルアイス「コンクリート」の店舗限定メニューも用意される。【店舗情報】シェイク シャック 東京国際フォーラム店オープン時期:2016年9月22日(木・祝)場所:東京国際フォーラム内住所:東京都千代田区丸の内3-5-1
2016年08月08日ユネスコのクラフト創造都市に認定された石川県金沢市では10月13日から17年2月25日まで、工芸の魅力を発見・発信する大型フェスティバル「金沢21世紀工芸祭」が初開催される。藩政期以来、芸術文化が発展してきた石川県金沢市。同イベントでは、これまで市内で個別に開催されていた工芸イベントを集結し、金沢の工芸と街の魅力をより強く、幅広くアピールしていく。期間中は、ワークショップや展示イベントなどを市内各所で実施。そのうち茶の湯文化が根付く金沢ならではのイベント「金沢みらい茶会」では、“トラディショナル”と“コンテンポラリー”の2大テーマで茶会を実施し、それぞれの席主が思い思いの解釈でおもてなしの場を創造。「趣膳食彩」では、金沢の街を深く知るディレクター陣が、工芸作家や料理、空間を独自の感性でコーディネートしたプレミアムな世界観を五感で味わうことができる。その他、作家やギャラリストとの交流もできる市内3エリアで行う展示イベント「工芸回廊」、ギャラリーやアートスペースが連携する展示イベント「金沢アートスペースリンク」、子どもから大人まで幅広い層が参加できるワークショップを行う「金沢みらい工芸部」などの企画が実施される予定だ。【イベント情報】「金沢21世紀工芸祭」会場:石川県金沢市中心部会期:10月13日~17年2月25日
2016年07月26日セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)の来日公演が決定。東京国際フォーラムで2016年8月2日(火)、3日(水)に開催される。インスタグラムのフォロワーが、世界1位であることでも注目を浴びる彼女。最新アルバム『リバイバル(Revival)』は2015年10月にリリースされ、シングル「Good For You」や「Same Old Love」は共に全米ビルボード総合シングル・チャートで5位を記録した。また、ジョー・ジョナス率いる「DNCE(ディー・エヌ・シー・イー)」がオープニングアクトとして出演することも決定。デビュー・シングル「ケーキ・バイ・ザ・オーシャン」が全米・全英トップ10入りしている人気バンドが待望の初来日となる。なお2016年5月、アメリカ・ラスベガスの公演を皮切りに世界ツアー「REVIVAL WORLD TOUR 2016」をスタートさせたセレーナ・ゴメス。ワシントンD.C.公演でジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の衣装を着用した。ビーズとスパンコール刺繍が全面にあしらわれた、バックコンシャスな豪華ドレスを着用し、その歌声と輝くドレスで観客を魅了した。【開催概要】セレーナ・ゴメス リバイバルツアー開催日:2016年8月2日(火)、3日(水)時間:開場 18:00 / 開演 19:00場所:国際フォーラムホールA住所:東京都千代田区丸の内3-5-1■チケット発売日:2016年5月14日(土)価格:S指定 10,000円、A指定 9,000円、SS指定 15,000円※未就学児入場不可【問い合わせ先】クリエイティブマンプロダクションTEL:03-3499-6669(平日 12:00〜18:00)
2016年07月02日「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズなどを手がけてきた庵野秀明の最新作『シン・ゴジラ』。この度、7月の本作の公開を記念して、「新世紀エヴァンゲリオン」のTVシリーズ全26話を「LINE LIVE」にて生配信されることが決定した。「新世紀エヴァンゲリオン」は、1995年から1996年にかけて、テレビ東京系にて放送されていたSFア二メ作品。西暦2015年。第3新東京市に、さまざまな特殊能力を持つ“使徒”が襲来した。主人公・碇シンジは、人類が“使徒”に対抗する唯一の手段であるヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンの操縦者に抜擢されてしまう。いま、人類の命運を掛けた戦いの火蓋が切って落とされる。果たして“使徒”の正体とは?少年たちと人類の運命は――!?今回の企画は、「エヴァンゲリオン」シリーズ生みの親である庵野監督が本作の脚本・総監督を務めることで実現した一大プロジェクト「ゴジラ対エヴァンゲリオン」コラボレーションの目玉企画。このコラボ企画ひとつであるビジュアルが、先日の村上隆作画による第3弾まで公開され、話題を集めてきた。そして、今回の企画は、7月9日(土)からの1~4話の生配信を皮切りに、毎週土曜日各4話ずつ、計7週連続の長期に渡る生配信が実施。また、本編の配信だけでなく『シン・ゴジラ』や「エヴァンゲリオン」のオリジナル企画、最新情報も公開予定とのこと。さらに、本プロジェクトの立上げに伴い、庵野監督が率いる「株式会社カラー」のLINE公式アカウントが近日スタートすることも決定している。『シン・ゴジラ』は、約12年ぶりとなる日本のゴジラシリーズ最新作。シリーズ初のフルCGで描かれる本作のゴジラは、史上最大となる体長118.5メートルのスケールはもちろん、想像を遥かに超える最強の完全生物として、“大いなる恐怖”を持ってスクリーン登場。そして、そんなゴジラと対峙するのは、主演で内閣官房副長・矢口蘭堂官役の長谷川博己をはじめ、竹野内豊、石原さとみら日本映画界を代表するオルスターキャスト。ほかにも、若手から個性派俳優陣、また歌手、アーティストなど、ジャンルを超えた超豪華328人が集結している。『シン・ゴジラ』公開記念! みんなで観よう「新世紀エヴァンゲリオン」全26話 生配信は、7月9日21時~毎週土曜日「LINE LIVE」にて生配信。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月01日モードとインテリアの20世紀展がパナソニック汐留ミュージアムで開催される。期間は2016年9月17日(土)から11月23日(水・祝)まで。20世紀はファッションが目まぐるしく変化した時代だ。社会のありようの変化がファッションにも影響し、また逆に女性のコルセットからの解放のように、ファッションが直接に人のライフスタイルの変化を後押しすることもあった。本展では、ペルエポック、ジャズエイジ、世界恐慌と大戦を経てミッドセンチュリーをすぎるまでの20世紀ファッションの流れを同時代の主要インテリアとともに観覧することができる。特に注目の展示品は、ポール・ポワレのイブニングドレスやクリスチャン ディオールのボール・ガウンといった、島根県立石見美術館の貴重なファッションコレクション。最高の職人の手で施されたビーズ刺繍のドレスや銀糸で複雑に織り込まれた薔薇モティーフのパンプスなど、職人の技にうっとりとしてしまいそうだ。森英恵を生んだ地に建設された、同美術館の国内屈指のファッションコレクションを東京で見れる機会を是非楽しんで。【開催概要】モードとインテリアの20世紀展開催期間:2016年9月17日(土)~11月23日(水・祝)場所:パナソニック 汐留ミュージアム住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階【問い合わせ先】ハローダイヤル03‐5777-8600
2016年06月23日数千匹の金魚が泳ぐ水中アートの展覧会「アートアクアリウム展」が、2016年7月6日(水)より、大阪・堂島リバーフォーラムを皮切りに、東京・日本橋三井ホール、金沢・金沢21世紀美術館の全国3カ所で順次開催される。期間はそれぞれ、7月6日(水)から9月5日(月)、7月8日(金)から9月25日(日)、9月16日(金)から10月14日(金)まで。東京・大阪会場で展示される金魚は各約8千匹と、これまでに1会場で展示してきた金魚の数では最大数となり、3会場で合計約2万匹の金魚が舞い踊る。そんなパワーアップした「アートアクアリウム展」の東京会場をレポート。新作を含めた数々の作品の中から、特に注目の4つを紹介する。■超・花魁 <新作>メインフロアでまず目に飛び込んでくるのが、10周年の目玉新作として登場する、代表作「花魁」の進化版「超・花魁」。「花魁」の水量の約3倍以上にもなる至上最大の作品だ。高さ2.5mの巨大な金魚鉢と、その周囲を囲む14の水槽が艶やかな照明と音楽に彩られる。何百匹もの艶めく金魚が、優雅に泳ぎ回る姿に目を離せなくなるだろう。■ロータスリウム夏の季語でもある「蓮」をモチーフとした約4mの高さの水槽。中央の花には大きな金魚たちが優雅に泳ぎ、その周りの水槽には、可愛らしい小さな金魚たちが。美しく儚いと言われる「蓮」と金魚が作り出す、可憐で優美な世界観を感じられる。■リフレクトリウム凹レンズ、凸レンズ、二重レンズなど、様々な見え方のレンズが水槽に取り付けられた作品。今回は、2016年7月16日(土)より公開となる映画『ファインディング・ドリー』との特別なタッグが実現し、ドリーとニモのモデルである、ナンヨウハギとカクレクマノミが水槽を泳ぎ回る。覗くレンズによって、拡大されて見えたり、ゆがんで見えたり、角度によって魚の様々な姿を楽しむことができる。■手毬リウム日本に古くからある遊具の一つ、手毬をモチーフにした球体の作品。中を泳ぐ金魚が、まるで色とりどりの手毬の模様のように目に映る。伝統工芸である、三重県・伊賀組紐とのコラボレーション作品だ。なお、大阪会場では“宇宙”をテーマにした空間を披露する。東京・日本橋開催以外では初登場となる「インフィニトリアム」や、大阪初登場となる「華魚繚乱」は必見だ。一方、秋に開催する金沢は水中アート展覧会として初めて公立美術館開催となり、10周年特別コラボレーションとして、画家・俳優の片岡鶴太郎との特別作品も展示される。【開催概要】■日本橋会場『アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2016 〜江戸・金魚の涼〜&ナイトアクアリウム』開催期間:2016年7月8日(金)〜2016年9月25日(日)開催時間:11:00〜23:30(最終入場 23:00) アートアクアリウム(11:00〜19:00)/ナイトアクアリウム(19:00〜23:30)会場:日本橋三井ホール住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5F(エントランス4F)入場料:当日料金 大人 1,000円、子供(小学生以下) 600円、3歳以下 無料※価格は全て税込み。※小学生以下保護者要同伴。問い合わせ先:TEL 03-3270-2590 (7/7〜9/25 10:30〜20:00)■大阪会場<終了>『アートアクアリウム誕生10周年記念 アートアクアリウム展 〜大阪・金魚の艶〜&ナイトアクアリウム』開催期間:2016年7月6日(水)〜2016年9月5日(月)開催時間:日曜日〜金曜日 11:00〜21:00(最終入場 20:30)会場:堂島リバーフォーラム住所:大阪府大阪市福島区福島 1-1-17 ほたるまち入場料:当日料金 一般(中学生以上)1,000 円、こども(4才〜小学生) 600円、3 歳以下 無料※価格は全て税込み。問い合わせ先:ハローダイヤル 050-5542-8600 (6/1〜9/5、8:00〜22:00)■金沢会場『アートアクアリウム誕生 10 周年記念祭 アートアクアリウム展〜金沢・金魚の密〜』開催期間:2016年9月16日(金)から10月14日(金)開催時間:日曜日〜木曜日 10:00〜18:00(最終入場 17:30)金曜日、土曜日 10:00〜20:00 (最終入場 19:30)会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1 市民ギャラリーA入場料:当日料金 大人 1,200円、子供(小学生以下) 600円、3 歳以下 無料※価格は全て税込み。問い合わせ先:TEL 076-269-8826
2016年06月04日「イメージフォーラム・フェスティバル2016」が2016年4月29日(金・祝)から5月6日(金)まで、渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催される。東京会場以外に、京都・福岡・名古屋・横浜の4会場にも巡回する。「イメージフォーラム・フェスティバル」は、実験映画、メディアアート、インディペンデント映画など実験性の高い映像アートの第一線を紹介する祭典。「ジャパン・トゥモロウ」(一般公募部門)、「ニューフィルム・ジャパン」(日本招待部門)、「ニューフィルム・インターナショナル」(海外招待部門)の3部門で作品が上映される。また、今回は30回記念回顧プログラムとして、特集「ユニーク・エンカウンターズ」も開催。フェスティバルの過去の公募部門の受賞作を中心に10プログラム35作品をセレクトし、30年のメディア環境と個人の芸術表現の関わりを検証している。東京会場では、日本83作品、海外93作品、計176本からなる33の上映プログラムと2つのインスタレーション作品が登場。「ジャパン・トゥモロウ」には全国から応募された405作品の中からノミネート選出された14つが上映される。3作連続でノミネートされている円香の『愛のかかと』の完成度にも注目。世界の映画祭など、話題を集めている新作を紹介するのは「ニューフィルム・インターナショナル」。仏の問題作家ミシェル・ウエルベックとの一筋縄ではいかない共犯的映画づくりで謎めいたユーモアを醸しだす『ミシェル・ウェルベック誘拐事件』など、様々なアプローチで被写体の真の姿を捉えようとする問題作を上映する。「ニューフィルム・ジャパン」では、2014年以降に制作された日本を代表する映像作家たちによる34作品が公開。デジタル化という技術的革新を経て、新しい映像とは何なのか?を考えながら、猛烈なスピードで進化するテクノロジーに陥らないためにあえて立ち止まって思考する彼らの精神を垣間見ることのできる作品が並ぶ。前田真二郎の『日々"hibi"AUG[2008-2015]《天皇考》』では、市販のヒト型ロボットが昭和天皇による玉音放送を音読する場面があり、続けて人工知能が人類の知能を超えてしまう2045年問題に言及している。国内、国外の新作に加え、厳選された歴史的傑作も一堂に集まる映像アートの祭典。是非足を運んでみてはいかがだろうか。【概要】イメージフォーラム・フェスティバル2016日程:2016年4月29日(金・祝)~5月6日(金)場所:東京会場 シアター・イメージフォーラム住所:東京都渋谷区渋谷2-10-2入場料:当日券 1回券 1,200円、4回券 3,200円、フリーパス券 8,000円特別鑑賞1回券 1,000円(前売券)※各回入替制。価格は全て税込み。※特集「ユニーク・エンカウンターズ」は当日券 1回券600円。巡回予定:・京都 京都芸術センター日程:2016年5月14日(土)~5月22日(日)・福岡 福岡市総合図書館映像ホール日程:2016年6月3日(金)~6月5日(日)・名古屋 愛知芸術文化センター日程:2016年6月22日(水)~6月26日(日)・横浜 横浜美術館レクチャーホール日程:2016年7月16日(土)~7月18日(月)【問い合わせ先】イメージフォーラム・フェスティバル事務局TEL:03-5766-0116
2016年04月12日あの独裁者が21世紀にタイムスリップする、という禁断のベストセラーを映画化した<a href="">『帰ってきたヒトラー』</a>。このほど、危険な笑いに満ちた本作の予告編映像が解禁となった。もし、21世紀にヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら?“不謹慎なコスプレ男?”顔が似ていれば“モノマネ芸人?”。リストラされたテレビマンに発掘され、テレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のドギモを抜く。自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、過激な毒演はユーモラスで真理をついていると話題になり、大衆の心を掴み始める。しかし、みんな気づいていなかった。彼がタイムスリップしてきた“ホンモノ”であることを。そして、天才扇動者である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを――。本国ドイツで発売されるや、国内で200万部を売り上げ、世界41か国で翻訳、権威あるタイムズのベストセラーリストでもNO.1に輝いた問題小説を原作にした本作。リアリティを追求するために選ばれた無名の“ソックリ”舞台俳優オリヴァー・マスッチが、現代に目覚めたヒトラーを熱演する。今回、解禁となった予告編映像では、ヒトラー総統が70年前からタイムスリップしてくるシーンから幕を開ける。あまりにソックリなゆえ、モノマネ芸人と誤解された彼は一躍、“時の人”に。テレビやインターネット、あの時代になかったモノで皆の心を鷲掴みにする彼に、最初は笑っていた人々も次第に惹きつけられ、その眼差しは羨望へと変わっていく。戦争体験者の老女だけがその恐ろしい正体を見破るも、「民衆の望む世界」を実現するべく、ヒトラーが爆走していく姿は可笑しくも、実に恐ろしい。ついには、メールアドレスまで取得しようとするのだが…。第二次世界大戦から70年が経ち、全てが変わった現代社会で、あのころと変わらぬ思想とともに生きる男が繰り出すギャップは笑いを生み、かつて熱狂的に支持された演説に惹かれ、正気と狂気の一線を見失う現代人の危うさといったら…。まさに、モラルと背徳の狭間ギリギリの最も危険なコメディを、まずはこちらからご覧あれ。『帰ってきたヒトラー』は6月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月31日『戦国BASARA』シリーズ10周年を記念したイベント「戦国BASARA10周年祭~十年十色の宴~」が5・6日の2日間、東京国際フォーラムにて開催。豪華声優陣&アーティストによるスペシャル企画が行われたほか、シリーズ最新情報も公開された。イベント開始前のアナウンスは、片倉小十郎(CV:森川智之)、島左近(CV:中村悠一)、柴田勝家(CV:岡本信彦)が担当。マジメに注意事項をアナウンスする一方、左近と勝家が魔王・織田信長役の「若本(若本規夫)ボイス」をまねしてみせ、ファンを盛り上げた。イベント初日に登場した声優陣は、保志総一朗(真田幸村役)、森田成一(前田慶次役)、大川透(徳川家康役)、中村悠一(島左近役)、岡本信彦(柴田勝家役)、森川智之(片倉小十郎役)、三木眞一郎(後藤又兵衛役)、玄田哲章(武田信玄役)、石野竜三(長曾我部元親役)、中原茂(毛利元就役)、速水奨(天海/明智光秀役)の11名。また、T.M.Revolution、石川智晶、m.c.AT、宮崎歩、YOFFY(サイキックラバー)、SOLIDEMOといった戦国BASARAにゆかりのある豪華アーティストも集結し、ステージを盛り上げた。『戦国BASARA』で恒例となった生アテレココーナー「戦国ドラマ絵巻」では、「長曾我部元親 vs 毛利元就」「柴田勝家 vs 島左近」といった熱い対決をはじめ、「片倉小十郎 vs 後藤又兵衛」「前田慶次 vs 毛利元就」「後藤又兵衛 vs 明智光秀」などの異色の対決も飛び出した。特に“殴り愛”を披露した「真田幸村 vs 武田信玄」には、ひと際大きな拍手が送られた。そのほか、シリーズ10周年を振り返るトークコーナーでは、前半・後半に分かれて声優陣が登場し、収録時の裏話や10年で変化した自身の環境を語った。『戦国BASARA 真田幸村伝』コーナーでは、シリーズプロデューサー・小林裕幸氏が登壇し、2016年夏に発売予定のPS3・PS4専用ソフト『戦国BASARA 真田幸村伝』の最新情報が公開された。残念ながら多くの情報は得られなかったが、本作の初プレイ映像が流れ、一から作り直したという幸村と政宗の新アクションを確認できた。また、映像には、幸村と共に戦う父や兄に対してのセリフも登場し、父の昌幸のことを「親父様」、兄の信之のことを「兄上」と呼ぶことが明らかに。新キャラクター・昌幸と信之のお披露目は、4月に発表されるとのことなので、今後に注目していただきたい。そのほか、新たに『戦国BASARA 真田幸村伝』の主題歌は、T.M.Revolutionが担当することが発表された。曲名は「Committed RED」で、発売日は4月6日。昨年12月に発売されたPS Vita用ソフト「機動戦士ガンダム EXTREME VS-FORCE」の主題歌「Inherit the Force -インヘリット・ザ・フォース-」を収録した両A面のタイトルとなっている。最後に小林氏は、開発スタッフや関係者に感謝を述べた後、「あっという間の10年でした。ファンの皆さまあっての『戦国BASARA』。本当にありがとうございます」とあいさつし、イベントは幕を閉じた。(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2016年03月07日ベン・アフレックとヘンリー・カビルが、それぞれ誰もが知る2大ヒーローに扮し、常識を超えた世紀の対決を描く『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』。公開まで1か月を切った現在、YouTubeの関連動画再生回数は1億5千万回を超えるなど、ますます期待が高まる本作から、女性の成長と活躍を祈るひな祭りの日に、新たなる場面写真が到着。本作に登場する唯一の日本人女優、TAOの姿が明らかになった。誕生以来、70年を超えて愛されてきたヒーローの“元祖”バットマンとスーパーマンが作品の垣根を超えてスクリーン史上初の競演を果たす本作。バットマンは、世界的大企業の取締役ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)として、普段は様々な美女と遊びまわるプレイボーイ。幼いころに両親を目の前で殺されたことで犯罪を非常に強く憎み、その財力と鍛え上げた肉体・頭脳を武器に、犯罪者を“恐怖”で支配する闇のヒーローとしての活動に命をかけている。一方、“地球最強の男”スーパーマンは普段クラーク・ケント(ヘンリー・カビル)を名乗り、新聞記者として事件の情報が集まる最前線で働きながら、愛する人と家族のために人々を危険から守る正統派の“正義の象徴”のはずだった。だが、強大過ぎる力を持つスーパーマンが人類の脅威として恐れられ、バットマンが人類の希望を背負って立ち上がる。“正義の象徴”にして地球最強の男、スーパーマンが悪に染まったとき、バットマンは彼を止めることができるのか?そして、暗躍するレックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)の狙いとは、いったい…!?TAOさんといえば、14歳のときに日本でモデルデビューし、その後パリコレをはじめミラノ、ロンドン、ニューヨークとファッションモデルとして世界中で活躍。2009年にはアジア人では異例となる「ラルフローレン(Ralph Lauren)」の広告モデルにも選ばれるなど、アジアを代表するモデルの1人だ。そして、2013年にはヒュー・ジャックマン主演『ウルヴァリン:SAMURAI』でヒロイン“マリコ”役に大抜擢され、ハリウッド映画デビュー。その後もTVシリーズなどで活躍し、ついに2016年、本作への出演を射止めた。まさしく世界を股にかけて活躍する彼女は、本作への登場を「全世界で人気の2人のスーパーヒーローが初めてスクリーンで対決するという歴史的な超大作に出演でき、信じられないくらい嬉しかったです、本当に光栄に思いました。監督が私のモデル時代のある写真がすごく気に入ったようで、そこからインスパイアされ、劇中では黒縁のメガネをかけています」と、喜びと緊張が入り交じる現在の心情を明かしている。彼女の役どころは、バットマンとスーパーマンの影で不穏な動きを見せる謎の男レックス・ルーサーの秘書、マーシー・グレイブス。彼女が本作でどのような立ち回りを見せてくれるのか、そのヒントは、すでに公開された予告編に隠れているという。暗躍するレックス・ルーサーの計画のキーとなるであろう謎の物体を運ぶ彼女は、凛とした強さの一方でどこか危なげな印象を醸し出しており、2大ヒーローの衝突に何らかの影響を及ぼす役どころであることは間違いない。日本からハリウッドに羽ばたいたTAOさんが見せる怪しげな魅力を、スクリーンで目撃するのが楽しみだ。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』は3月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月03日●東京オリンピックを視野に入れた技術が中心NTTは東京都三鷹市にあるNTT武蔵野研究開発センターにおいて、2月18日・19日で「NTT R&Dフォーラム」を開催する。今回、一足先にプレス向けの内覧会が実施されたので、その一部を紹介しよう。○2020年を目指した最新技術を展示NTT R&Dフォーラムは、同社グループで広く研究開発が進められている技術を一堂に会して紹介する年1回のイベントだ。基本的にはグループおよび取引企業向けで、事前の参加登録が必要だが、NTTグループの社員に紹介してもらえれば、一般ユーザーでも参加できる。NTTドコモも単独で秋に、横須賀にある同社のR&Dセンターで技術内覧会を開催するが、それをグループ全体の規模で行うものと思えばいい。今回の展示では2020年、東京オリンピックを視野に入れた技術開発が中心。イベント専用にスマートフォンアプリ(iOS、Android用)が用意されており、「アングルフリー物体検索技術」を使い、展示物をスマートフォンで撮影することで情報にリンクさせる「かざして案内」、スマートフォンの現在位置をBluetoothビーコンで把握して混雑具合をリアルタイムに表示する「混雑マップ」、同様にWi-Fi電波強度を可視化する「Wi-Fi強度マップ」などが利用できる。このほか、会場中央ではプロジェクションマッピングを利用したサイネージによる情報提示や、前述した混雑マップ、Wi-Fi強度マップなどの利用状況を確認出来る「Showcaseコックピット」が展示されている。このほかにもIoTをターゲットにしたり、AIを使った技術の展示が多く行われていた。その中からスマートフォンと関連の深いものに加え、筆者の印象に残ったものをいくつか紹介していこう。○臨場感あふれる映像配信の追求NTTグループでは2020年の東京五輪をめどに、4Kや8Kといった映像配信を、競技場にいるかのような臨場感が味わえる技術紹介も行われていた。プロトコル面から音、映像の撮影法にいたるまでさまざまな技術が展示されている。そしてこれらを「イマーシブテレプレゼンテーション技術 Kirari!」と総称し、「競技空間を丸ごと遠隔地に伝送し、再現する」体感を目指しているという。今でもスポーツ競技やコンサートなどのパブリックビューイングは行われているが、これをより高精度に、臨場感あふれるものとするのが目的。東京オリンピックでは、日本各地でこうした技術を使った観戦ができるのを期待したい。○スマートフォンで手軽な3Dホログラフィック前述した映像配信「Kirari!」のモバイル版として展示されていたのが、スマートフォン向けのホログラフィック表示システム。入り口で配布されていた紙製のキットを組み立て、上にスマートフォンを置くと、箱の中に3DCGのコンテンツが浮き上がる仕組み。構造的にはハーフミラーを使った単純なものだが、コンテンツの表示部を調整することで浮き上がる位置(距離)を制御できる点がポイント。表示する「箱」もかなり安価に作れるため、イベントなどで配布する際のコストも低くおさえられる。技術的にも複雑なことは少ないため、はやく市場に出回ってほしい技術だ。●今後に期待した技術が満載○見たものの名前を教えてくれるポータブル端末パナソニックとの共同開発として展示されていたのが「透明型ディスプレイを搭載したシンプルなポータブル端末によるおもてなしサービス」。展示では透過型の有機ELパネルと、カメラを内蔵した端末から構成されており、透過パネル内に対象を収めると、画像認識でその対象物の名前が表示されるデモを行っていた。これだけならただの「ちょっと変わった端末+画像認識技術」だが、認識技術はNTTが独自に開発したもので、対象物がどんな角度でも表示できる柔軟性がポイント。わずか6箇所の特徴を記録しているだけなので、データ容量が小さく済み、低解像度(展示ではVGA)のカメラでも正確に認識できるという。また端末側もかなりローコストに作成でき、ローエンドスマートフォンよりも安く作れる可能性があるとのことで、観光地でのガイダンス用に加え、博物館などの展示説明用にも役立つだろう。ソフトウェア的にはスマートフォンやポータブルゲーム機のアプリとしても実装できそうで、端末を問わずあちこちで使えるようになれば便利そうだ。○ロボットやIoTをつなぐ「R-env」市場にはさまざまなロボットやIoT機器が増えてきたが、外部から制御できるものでも、制御コマンドの違いやプログラミングの手間などが障害となって、カスタマイズするのは難しかった。こうした機器同士を組み合わせ、ユーザーの行動に対して処理を返すようにすれば単独で使うときよりも複雑な処理を可能にするためのソリューションが「R-env」(レンブ)だ。R-envはウェブブラウザベースで動作する一種のプログラミング環境で、制御のインタフェースを統一し、ほとんどマウス操作だけで条件分けされた反応を返したり、複数の機器が連動する動きを設定できる。R-envとロボットをつなぐAPIはオープンな規格として展開し、多くのメーカーの参加を期待したいとのこと。操作も簡単そうで、さまざまな利用法が考えられる。●ニコ生でも放送中○ドコモの11adの使い方の方向性が固まる今年、ハイエンドスマートフォンに搭載されると見込まれる60GHzのミリ波を使った無線LAN規格「IEEE802.11ad」については、通信速度こそ高速だが、距離が短く障害物などですぐ通信が切れてしまうこともあり、公衆無線LAN的な使い方には向いていない。NTTドコモとしては、電車や飛行機内での販売や、人が集まる区域などでタッチ式のデジタルコンテンツ販売端末に利用する考えだ。NFCやFeliCaと組み合わせることで決済も同時に行える。ダウンロードは350MB程度のムービーが4~5秒と、かなり高速。現時点では9GHz・4ch使える帯域のうち1ch分(2.16GHz)しか使っておらず、2Gbps程度ということだったが、むしろメモリなどがボトルネックになってこれ以上速度を上げるのは難しいだろう。○目の動きで好みがわかる?基礎技術の展示にあったのが、眼球の動きを検出することで「2つ並んだもののうちどちらが好みか」を当てる技術。確率は90%程度ということだったが、試してみたところ見事に言い当てられた。現在は正確性を増すために顔の位置も固定しているが、スマートフォンのカメラでも虹彩のパターンで個人認証ができる時代だ。デバイス側がもう少し進化すれば、スマートフォンでも同様の調査ができるのではないだろうか。やや未来よりの技術だが、大変興味深かった。この他にも多数の展示があってとても紹介しきれないのだが、運良くチケットが手に入り、会場に足を運べる方はぜひ見に行ってみていただきたい。NTTという巨大なグループの持つ底力がうかがえる展示会だ。また、今回発表された内容の一部は、ニコニコ生放送「NTT R&Dフォーラム2016 『想像していた未来』が目の前に!」として18日20時から配信される。会場に行けない方は、こちらで未来の技術を一足早く体験してみてはいかがだろうか。
2016年02月18日早稲田大学は1月26日、産学主体の「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス・フォーラム(ERABF)」を設置し、第1回会合を開催した。「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス」とは、地理的に分散して存在する再生可能エネルギー、蓄電池、需要家などのエネルギー・リソースを、通信技術により集約、ひとつのエネルギー・リソースとして機能させ、電力系統への貢献など新たな価値を創出することで展開するビジネスのことを指す。同フォーラムは、同ビジネスを推進していく合意形成の場として、電力会社、ガス会社、電機メーカー、自動車メーカー、アグリゲーター、住宅・デベロッパー、通信会社など、各業界を代表する44の企業が参加。また、オブザーバとして経済産業省 省エネルギー・新エネルギー部長らも参加する予定となっている。同フォーラムの座長は、早稲田大学 スマート社会技術融合研究機構(ACROSS)の機構長林泰弘 理工学術院教授が務める。林教授は会合の冒頭で「我が国においては、電力・ガスといったエネルギーシステムについての制度改革が進行している一方で、太陽光発電、蓄電池、電気自動車、燃料電池といった分散型のエネルギーリソースが導入されてきている。こういった需要家側のエネルギーリソースを、IoT等の利活用によってビジネスとして社会に循環させていく必要がある」と同フォーラム設立の背景を述べたうえで、「ビジネスの創出には共通領域と競争領域がある。そういったなかで、大学として中立的な立ち位置で共通領域を含めたビジョンを産学で共有していきたい」と、同フォーラムの意義について語った。今後は、経済産業省に設置される「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス検討会」と連携しつつ、改革2020プロジェクトとして東京オリンピックの際にショーケース化することを目指し、会合を年1~2回程度開催していく予定となっている。
2016年01月26日5・7・5・7・7の31文字で表現する、世界でいちばん短いポエム。それが、短歌です。短歌のルールは、自分の思いを31音で表現するということだけ。その決まりごとさえ守れば、何を詠むのかは自由です。よく、「短歌って、花鳥風月を入れるんでしょ?」ときかれます。おそらく国語の教科書に載っていた『万葉集』や『百人一首』の小むずかしいイメージが抜けないせいでしょうが、そんなことはありません。家族や恋愛、仕事や時事問題など、短歌はジャンルを問わないのです。短編小説をよむように、絵本を開くように、簡単に楽しめる短歌の世界。多くの短歌のなかから、21世紀を生きる女性歌人たちの相聞歌(恋愛の歌)を紹介しましょう。■ドラマチックな展開を予想させる博物館での逢瀬「触つてはいけないものばかりなのに博物館で会はうだなんて」山木礼子(『短歌研究』2013年9月号)博物館に展示されている作品には、「お手を触れないでください」と書かれています。遠い昔に使用していた道具や、泥のなかから発掘され、研究対象として保管されている貴重な品々…。うっかりさわるとこわしてしまうこともあります。そんな、「触つてはいけないものばかり」の展示室での逢瀬は、これからどのように発展していくかわからない恋愛模様を、ドラマチックに表現しています。山木礼子は、この歌をふくめた連作30首「目覚めればあしたは」で、第56回短歌研究新人賞を受賞しました。当時25歳でした。■一途に相手を思いつづける歌次に紹介する田中雅子は、決してふりむいてくれない人を思いつづける、静かな作風です。「許される程度に君を思う夜壁はぶあつく距離を知らせる」田中雅子(『青いコスモス』青磁社)「人づての便りを拾い集めれば嗚呼君が今この世に生きている」同(『令月』砂子屋書房)「ほんとうはかなしいロシアの民謡(うた)なんだ トロイカを君は教えくれにき」同頭では理解していても、心は一途に「君」をもとめてしまう。せつなさと、やりきれなさが伝わってきます。田中雅子は、苦しい心情をさりげない言葉に託します。さらっとした言葉選びをすることにより、美しく哀しい情景が強く胸に迫ってくるのです。■熱い気持ちと冷静さを表現最後は、情熱的でありながら、ガラスのような繊細さと、鋭さを持ちあわせている谷村はるかの作品を紹介します。「薄い鏡貼りつめられたきみの内部小さな言葉ほど反射する」谷村はるか(『ドームの骨の隙間の空に』青磁社)「土砂降りに打たせておいた そばで傘さしかける資格などないから」同「少年と少女みたいに回り道少年と少女ほど時間はないのに」同大人になれば、人と人との間合いの取り方にたけてきます。言葉を変えると、駆けひきが上手になるということでもあります。ところが、恋をすると、そんな自分自身が逆にもどかしくなることも。思いをよせる人と素直に向きあうことは、大人になるにつれて、むずかしくなるものかもしれません。歌集『ドームの骨の隙間の空に』は、つきつめて人を思う気持ちと、そんな自分自身を冷静にみつめるまなざしが交差する秀作だといえるでしょう。これからはじまる恋。おそらく実らない恋。素直になれない恋。恋愛には、さまざまなバリエーションがあります。人を思う気持ちが言葉に変わる瞬間に飛びかう火花。その美しさに息をのむのは、いつの時代にも共通している感覚なのかもしれませんね。
2016年01月07日「21世紀スキルシリーズ」は、「21世紀を生き抜くビジネススキルを提供する」というコンセプトに基づいた“ビジネスパーソンのための教科書”。きょうご紹介する『ここからはじめる実践マーケティング入門』(グロービス著、武井 涼子執筆、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、その第6弾にあたります。タイトルからもわかるとおり、テーマは「マーケティング」。電通、マッキンゼー、ディズニー・ジャパンなど国内外の企業でマーケッターとしてキャリアを積み、現在はグロービス経営大学院で教鞭をとる執筆者が、その基本から最新の考え方までを幅広く解説しているのです。しかも実際に授業を行い、その様子を収録したものなので、講義を聴くような感覚で読み進めるところが魅力。肩肘を張らず、たしかな知識を身につけることができます。■マーケティングの一般的な定義とは?ところでマーケティングとは、一般的にどのように定義されているのでしょうか?マーケティング研究がさかんに行われているアメリカの「アメリカ・マーケティング協会」の定義は、次のとおりだそうです。「マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである」難しい表現ですが、つまりマーケティングとはプロセスであるということ。そして経営戦略で有名なピーター・ドラッカーは次のような言葉を残しているそうです。「マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすることだ」商品があったとき、それを押し売りする必要がなく、買い手が「これほしいな」と思ったときにふっと買えること。ちなみに著者が教えているグロービスでは、マーケティングをこのように定義しているのだとか。「買ってもらえる仕組みをつくること」これは非常にわかりやすいですね。つまり、売れる仕組みに関わることであれば、すべてがマーケティングだというわけです。■マーケティングの「3C分析」とは?さて、マーケティングプランの構成要素のひとつとして、著者は「3C分析」というフレームワークを紹介しています。3Cとは、自社(Company)、顧客または市場(Customer)、競合(Competitor)を指すもの。ある商品を売り出そうという場合、数環境を分析し、市場機会を特定することになります。たとえば、「自社は老舗企業で、せんべいしかつくったことがない。でも、果物商だった専務がいて、実は果物に強い」、これが、自社分析。「どうやら我々の主要顧客である40代では、せんべいよりも飴の需要が上がっているみたいだ。PM2.5の影響でみんなのどが痛くて、最近は飴をなめるらしいぞ。しかも、のど飴には飽きていて、味のバラエティが求められているらしい」、これが顧客分析。そして、「老舗の飴のメーカーがこぞって新製品を発売してきた。でも果実味はない」、これが競合分析。■分析からどのように戦略をまとめる?では、これらの分析から導き出される新製品の特徴とは、どのようなものでしょうか?「自社は果物に強い。ターゲットの市場は伸びている。新しい味も受け入れられそうだ。ライバルの商品に果物味の飴はない。じゃあ、果物味の商品をつくろう!きっと売れるし、もうかるに違いない」となるということ。もちろんこれは一例であり、実際にはもっと細かく数字で特定していく必要があるでしょう。「40代は市場で唯一伸びている。伸び率は年10%だから、ここに参入しない手はない。かつ、40代で、フルーツ味の飴が好きな人が半分くらいいるということがわかった。この層の飴の消費の10%をとれれば収益が上がりそうだ。卸せる店舗数やとれる棚を考慮してもいけそうだぞ」というように、顧客分析から市場機会の特定を進めていくというわけです。そしてマーケットを特定するうちに、ターゲットもおおよそ決まってくるもの。そこから、より細かくセグメントとターゲットを絞り込み、ポジショニングが決まれば、マーケティング戦略が完成するという流れです。*もちろんこれはほんの一例ですが、マーケティングの基礎段階から、かなりわかりやすく噛み砕いて説明されていることがわかるのではないでしょうか?マーケティングという言葉はすっかり浸透していますが、その本質を学ぶ機会は意外に少なくないもの。だからこそ、本書を利用して学びなおすのも悪くないと思います。(文/書評家・印南敦史)【参考】※グロービス(2015)『ここからはじめる実践マーケティング入門』ディスカヴァー・トゥエンティワン
2015年11月30日東京都・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は、琳派400年を記念して、グラフィックデザイナー10人による新作ポスターを展示する「21世紀琳派ポスターズ10人のグラフィックデザイナーによる競演」を開催する。会期は10月5日~10月27日(日曜・祝日休館)。開場時間は11:00~19:00(土曜は18:00まで)。入場無料。同展は、琳派400年を記念して今年8月に開催される京都dddギャラリー「20世紀 琳派 田中一光」展と呼応する形で、日本を代表するグラフィックデザイナーが製作した「琳派」をテーマにした新作ポスター(B倍4連)を展示するもの。2015年は本阿弥光悦が京都に「光悦村」を拓いてから400年となり、琳派発祥の地京都では、琳派が注目を集めている。本阿弥光悦、俵屋宗達らが創出した琳派の美の系譜は、尾形光琳、酒井抱一へと継承され、グラフィックデザイナーの田中一光も、20世紀琳派の代表として呼ばれるようになった。田中一光は、琳派を「あくまでも典雅に、自由闊達に、絢爛と、しかもその美を少しも誇示することがない温和な、まるで早春の日だまりのような世界」と敬愛を込めて語っており、現代のグラフィックデザインの先駆けであり、平面性や単純化された色面、リズム感のある空間構成や装飾性などは現代に息づく琳派とも言えるということだ。同展では、浅葉克己、奥村靫正、葛西薫、勝井三雄、佐藤晃一 永井一正、仲條正義、服部一成、原研哉、松永真の10人の作品により、現代作家のDNAに刷り込まれ、継承されてきた琳派の美の様式を展覧する。また、関連企画としてギャラリートークが開催される。開催日時は10月5日16:00~17:30(佐藤晃一+永井一正+原研哉+山下裕二)、10月15日18:30~20:00(浅葉克己+仲條正義+山下裕二)、10月23日18:30~20:00(奥村靫正+服部一成+山下裕二)。参加に際しては予約が必要となる。
2015年10月14日キヤノンは、創設25周年を迎えた公募形式の写真コンテスト「写真新世紀」の受賞作品を展示する「写真新世紀 東京展 2015」を開催する。期間は12月3日から25日まで。会場は東京都渋谷区にあるヒルサイドフォーラム。入場は無料だ。写真新世紀は、新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたプロジェクトで、今年で創設25周年を迎える。今回は新たにオンラインでもデジタル作品(静止画、動画)を受け付け、2014年度より約500人多い1,511人の応募があった。12月3日から開催される写真新世紀 東京展 2015では、応募者の中から選出された優秀賞受賞者(6人)、佳作受賞者(18人)の受賞作品を展示。2014年度グランプリ受賞者である須藤絢乃氏の新作個展「面影(Autoscopy)」も同時開催する。12月5日には、受賞者が自身の作品紹介や制作意図を語るトークショーを実施する。2015年度の佳作と優秀賞受賞者、2014年度グランプリ受賞者の須藤絢乃氏が登場する予定だ。12月12日には、ヒルサイドプラザにて公開審査会を開催。グランプリ候補である優秀賞受賞者のプレゼンテーション、審査員との質疑応答を行う。荒木夏実氏、さわひらき氏、澤田知子氏、清水穣氏、野口里佳氏、フリッツ・ヒールスベルフ氏という審査員5人の審議により、2015年度のグランプリを選出する。写真展の開催期間中、ヒルサイドテラスや代官山 蔦屋書店、代官山 北村写真機店において、写真新世紀の創設25周年記念イベント「写真の未来は僕らがつくる!」も開催。審査員や歴代受賞者、プロフォトグラファー、美術評論家、学芸員といったゲストを招き、来場者が持参した写真を対面で見てもらえるポートフォリオレビューのほか、トークショーや写真レクチャーなどを行う。
2015年10月02日金沢21世紀美術館で、「同時代」を問いなおす展覧会シリーズ「ザ・コンテンポラリー」が始まった。前回の「われらの時代:ポスト工業化時代の美術」に続き、9月19日から始まる「誰が世界を翻訳するのか」では、異なる文化背景をもつ11組の現代美術作家をフィーチャーし、彼らが属する共同体を取り巻く世界の有り様をどのように捉え、伝えようとしているのかを探っていく。テキスタイル、版画、彫刻、インスタレーション、映像など手法も素材も異なる表現は、現代の現代美術の多彩な魅力を楽しむことができる。ガーナ出身でナイジェリア在住の2015年ヴェネチア・ビエンナーレ栄誉金獅子賞受賞作家エル・アナツイの新作も発表される予定で、ポーランド出身のアルトゥル・ジミェフスキや中国のチウ・ジージーエ、アルゼンチン生まれのリレーショナル・アートを代表する作家であるリクリット・ティラヴァニなど、世界的に活躍する現代作家の作品が揃う。異文化間を移動、横断することが常態化する現代社会において、あらゆる関係が流動的であり、これまでに描かれた歴史や価値観も、誰がそれを伝えるかによって、さまざまな意味を浮き彫りにする。作品は作り手から発せられる言葉や振る舞いであり、作り手が自信を取り巻く世界をどのように認識しているかの表れだとすると、ポスト・コロニアル批評を経た現在、文化的背景が異なる土壌から生まれる表現について、私たちはどのようにアプローチすべきなのか。12月には、「人々の国連総会」と題した、出品作家ペドロ・レジェスによる2日間にわたるワークショップも開催される。本展覧会やワークショップに足を運び、感じ、作家の試みに参加することで、様々な国から参加する表現者の表現との関係性を創造し、世界を翻訳しようとする試みを自らも体験してほしい。【イベント情報】ザ・コンテンポラリー 2 誰が世界を翻訳するのか会期:2015年9月19日~ 12月13日営業時間:10:00~18:00(金・土曜は20:00まで)休場日:月曜(ただし9/21、10/12、11/23は開場)、9/24、10/13、11/24会場:金沢21世紀美術館 展示室料金:一般 1,000円、大学生 800円、小中高生 400円、65歳以上 800円
2015年09月23日ブリティッシュ・エアウェイズは8月19日、新しい建造物から歴史的な建造物まで21個の「21世紀のイギリスを象徴するトップランドマーク」を発表した。同ランキングは同社の機内誌「High Life」の読者を対象に、英インデペンデント誌とともに実施し、英国全土から2,000件を超える応募によって行われた。1位に選ばれのは「エデン・プロジェクト」(コーンウォール)。現在は使われなくなった陶土採掘地帯を21世紀のグローバルガーデンへと変貌を遂げたエリアで、世界中から集められた植物を収容する人工的なバイオドームを擁する複合施設となっている。2位はサー・アントニー・ゴームリーによりデザインされた彫刻「エンジェル・オブ・ザ・ノース」(ゲーツヘッド)。その名が示す通り、高さ20m、羽が横に54mに広がる天使をモチーフとしたスチール彫刻で、横幅は米国の自由の女神像よりも大きいという。そして3位には、聖ミカエル大聖堂とも称されている「コヴェントリー大聖堂」(ウエストミッドランズ)がランクインした。それ以下の18個のランドマークに関しては順位付けをせず、同列ノミネートとなっている。「21世紀のイギリスを象徴するトップランドマーク」エデン・プロジェクトエンジェル・オブ・ザ・ノースコヴェントリー大聖堂ミレニアム・ブリッジロンドン・アイセント・ポール大聖堂テート・モダンホワイトチャペル・ギャラリードゥ・ラ・ウォー・パビリオンターナーコンテンポラリーリンカン大聖堂セルフリッジズチャッツワースラベル電波望遠鏡グライズデール森林公園シンギング・リンギング・ツリーアルバート・ドックブラックプールタワーウェールズ・ミレニアム・センターエディンバラ城ビジターセンター
2015年08月19日今年、10周年を迎えた金沢21世紀美術館が、「ザ・コンテンポラリー 1 われらの時代:ポスト工業化社会の美術」を8月30日まで開催。同展は、金沢21世紀美術館の開館から10年を迎えたことを機に企画された、“美術の今”を問い直す展覧会シリーズ「ザ・コンテンポラリー」の一環となるものだ。3つの展覧会のうち第1弾となる同展では、現代の日本にフォーカス。工業を中心とする社会からサービス業や情報産業へ軸足を移し、少子高齢化や孤独死の増加といった社会問題から関係性を創ろうとする試みが強まる一方、SNSなどの個人メディアが発達と進化を遂げている現在の日本の姿を“ポスト工業化社会”という言葉で表現し、こうした時代に生きる10人の作家たちの作品を紹介する。参加する作家は、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会に強い関心を持ち、社会問題を軽快なポップミュージックで表現するスタイルで新しい人間像を提示するスプツニ子!を始め、個体がたえまなく流動的に変化していく様を立体作品で表現する金氏徹平、大久保あり、宇川直宏、小金沢健人、泉太郎、三瀬夏之介、束芋、八木良太など。日本を始めとした世界21カ国が共同運用する史上最大規模の高性能電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」を用いたアート作品も登場する。【イベント情報】「ザ・コンテンポラリー 1 われらの時代:ポスト工業化社会の美術」会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1会期:4月25日~8月30日時間:10:00~18:00(金曜、土曜は20:00まで)料金:一般 1,000円、大学生 800円。小中高生 400円、65歳以上800円休館日:月曜日(8月17日は開館)
2015年08月06日6月13日、首都圏コンピュータ技術者株式会社(以下、MCEA)主催によるイベント「MCEAプロエンジニアフォーラム フリーランスと起業 -この時代を生き抜く4つのメッセージ」が都内の会場で開催された。MCEAはフリーランスで働くエンジニアと、エンジニアを必要とする企業とを結び、派遣とは異なる「共同受注」という形でエンジニアをサポートしてきた。昨年、そのビジネスモデルをブラッシュアップし、「PE-BANK」という名称で運営を行っている。同イベントは昨年に引き続いて2回目となり、多数のエンジニアや関係者が参加した。冒頭、挨拶に立った同社代表取締役社長 齋藤光仁氏は、このイベントを毎年継続することで「エンジニアが自分の意見や成果を発表する機会にしたい」と、エンジニアに向けて積極的な参加を呼びかけた。また、働き方の多様化が議論されている現在、「フリーランスという働き方はこれから伸びていく。もっともっとみなさんが稼げる場を作っていきたい」と述べた。また、同社ではエンジニアを対象にスキルアップを目的とした勉強会の開催や、資格取得のサポートも行っている。特に個人保護法の改正やマイナンバー制度の運用開始に向け、システム設計においてはITエンジニアにもこれらの理解と知識が求められることから、個人情報管理士や上級個人情報監査士といった資格の取得もサポートしていることが紹介された。○自身の経験から起業する人へのエールとアドバイスファーストシステムデザイン 代表 秋田忠之氏は、自身がフリーランスから起業し、現在に至る間の経緯を語った。起業するのは簡単なことではなく、会社経営を続けるのはもっと難しいことだ。フリーランス時代に地道に築いていったクライアント企業とのつながりや信頼が設立初期の助けになったという。その後、リーマンショックや東日本大震災など大きな痛手となる出来事に遭遇するが、秋田氏はそれぞれに対策を講じて乗り越えてきた。リーマンショックで一気に受託が減った際には、約1カ月で社員をSESの業務へ入れることができたという秋田氏。それができたのは「これまでの積み重ねが大事」と、日頃の信頼関係の重要さを述べた。秋田氏は「信用がついて、やりたい仕事ができるようになってくる。接触する人間が会社勤めの時に比べると格段に拡がる」と、起業することの喜びもまた大きいものであることを強く訴えた。○魅力的なプレゼンで「最初の一歩」を後押しMCEA関西にプロエンジニアとして登録するOWASYS 代表 尾張孝吏氏は、昨年に続いての登壇。尾張氏はTwitter用マーケティングツール「ツイ助」を個人で開発したが、ある時点で事業化を決意。業務用に「集客ジェット」というサービスを開発。人前でしゃべることが苦手な尾張氏は営業を代理店に依頼するが、なかなか契約が取れなかった。結局自ら営業に行くことになり、最初は撃沈するが、プレゼンへの駄目出しを改善し、それを繰り返すうちに契約へ至ったという。尾張氏「最初は聞く耳持ってくれなかった人が、聞いてくれるようになった。繰り返すうちにアイデアが出てきたりして、道が開けた。何か課題があるなら、どんどんチャレンジし続けること。重要なのは、最初の一歩を踏み出すことです。」テンポのよいトークとジョーク交じりのスライドを使い、会場を楽しませながら語る尾張氏。この経験をもとに、現在「プレゼンを上達したい人向けの勉強会」も開催し、好評を得ているという。○「いいでしょ」と言える人生は自分で選べるナレッジ・リンクス 代表取締役社長の三河賢文氏は、スポーツ分野を中心にしたフリーライターであり、メディア運営や中学校の陸上部指導、そして三児の父として多方面で活躍している。もともと企業に勤めていた三河氏が、起業に踏み出した最も大きな理由が「子供の成長」だという。三人目の子供が生まれる時には、出産予定日付近にアポを入れず、家でできる仕事をしながら上の子供たちの面倒を見た。「この仕事でなければ三人目を生むことは考えられなかった」という。今は家で仕事をし、学校から帰ってきた子供に「おかえり」と言えることが幸せだと語った。「自分自身の選択で人生はもっと楽しくなる」と主張する三河氏。大学時代の経験から「走るフリーライター」として独立し、その後の出会いや実績の積み重ねから、仕事の幅も広がっているという。三河氏「とにかくやってみることから始まっている。その行動が仕事につながり、どんどん自分の未来が変わっていく。仕事だけで人生が成り立っているわけではない。自分の人生を心から誇れるようになっていただければと思います。」○余生は必要無い、終身現役!多くの人生を変えた名講演「自分と未来は変えられる」最後に登壇したのは、ヒューマンスキル研究所 所長の田中真澄氏。『積極的に生きる』と題し、これまでに7,000回を超える講演を行っている。全国の企業や商工会等に加え、近年では児童生徒を対象にした学校での講演にも力を入れている。現在79歳だという田中氏は、現役世代にも勝る力強い口調で「ものの考え方で人生が変わる」という持論を展開した。田中氏「帰ったらすぐに"余生"という文字を辞書から消し、"終身現役"を書き加えてほしい。終身現役とは、定年のない何かのプロになること。人の生きがいとは、自分のやるべき仕事が待っているということです。」そこで必要になるプロの"能力"は、知識・技術だけでなく、心的態度=心構えが最も重要と説く田中氏。心構えとは「心を作る習慣」であり、習慣は行動と考え方により作られる。前向きな行動と前向きな考え方を持つことが即ち積極的な心構えとなり、自分の能力となる。田中氏「ポイントは3つです。早起きをすること。歩くこと。そして、あいさつ・返事・後始末のしつけ三原則。そんなこと、と思うかもしれませんが、それをバカバカしいと思っている人にはチャンスはありません。必ず誰かが見ていて、どんな時代も勤勉思考の人を世の中は応援します。」そして、心構えは毎朝ゼロから磨き直さなくてはならないものである。つまり、「人生は今日が始まり」であると、田中氏は結論付けた。
2015年06月26日19世紀末から20世紀初めにフランスで活躍した作曲家、エリック・サティ。パリのモンマルトルで作曲の仕事をスタートさせたサティは、作家や画家など多くの芸術家たちと交流をもちました。彼らの作品を通して、サティの魅力に迫る展覧会、『エリック・サティとその時代展』が渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれます。サティの代表作品《3つのジムノペディ》は、誰でも一度は耳にしたことがある名曲です。この曲は、サティがモンマルトルの伝説的なキャバレー「シャ・ノワール」に通っていたときに誕生しました。当時、このキャバレーには、美術や音楽、文学など、さまざまなジャンルの若い芸術家たちが集まり、創作活動を行っていました。「シャ・ノワール」の常連客だったサティもここで刺激を受け、作曲家や伴奏者として活躍しました。本展では、サティの活動とパリのキャバレーから前衛へ、芸術家たちの作品を通して紹介します。ピカソやロートレックをはじめ、当時モンマルトルで活躍していた画家たちが手がけたポスターや挿絵、サティの肖像画などが展示され、会場のところどころでサティの音楽が流れています。世紀末パリの雰囲気をたっぷり体感できる展覧会、どうぞお見逃しなく。イベントデータ:『エリック・サティとその時代展』会期:2015年7月8日(水)~ 8月30日(日)※期間中無休時間:10:00 ~ 19:00(金・土曜日 10:00~21:00)※入館は閉館の30分前まで会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)料金:一般 1,400円/大学生・高校生 1,000円/中学・小学生 700円
2015年06月23日京都府・左京区の京都精華大学ギャラリーフロールは、金沢21世紀美術館のキュレーターとして数々の展覧会を手がけた吉岡恵美子の企画による「知らない都市―INSIDE OUT」を開催する。会期は7月4日~8月2日。開場時間は11:00~18:00(8月1日と2日は10:00~16:00)。入場無料。同展は、展覧会タイトルにもある「inside out(「裏返しに、くまなく」を意味する副詞)」をキーワードとし、5組の作家たちの作品を通して、私たちの記憶や意識、他者との繋がり、場との関係性について再考を試みるもの。都市における空間・想像・リアリティの新たな可能性について、アート、生活工芸、建築、身体表現など、多様な文脈と表現手段で発信を続ける作家の作品やプロジェクトを紹介する。参加作家は伊藤 存、contact Gonzo、志賀理江子、dot architects、中村裕太の5組となっている。また、同展は、金沢21世紀美術館のキュレーターとして数々の展覧会を手がけた芸術学部教員の吉岡恵美子の企画によって開催される。吉岡氏の担当科目「現代アートプロジェクト演習4」では、現代アートのキュレーション(展覧会を企画し、実施すること)を実践的に学んでおり、2014年度後期は授業成果として、学生の企画による展覧会「知らない都市 distant neighborhood」を市内2ヵ所のギャラリーで開催した。その第2章として構想された同展では、本学卒業生2名がメンバーとして在籍する3組の作家を新たに加え、本学ギャラリーフロールの展示スペースにおいて領域横断的な展示とライブなプログラムでの新展開を図るという。なお、5組の作家全員が本展にあわせた新作を発表予定。学生たちは関連プログラムの運営に携わっており、展覧会をつくる過程を現場で学ぶということだ。また、関連プログラムとして、オープニング・イベントが開催される。内容は、出品作家によるギャラリートークやcontact Gonzoによるパフォーマンス、レセプションなど。開催日時は7月4日16:00~。そのほか、出品作家であるdot architectsによるトーク(7月19日10:00~12:30)、中村裕太による「タイルホコラツーリズム―信仰を観光する」町歩きツアー(7月19日10:00~12:30)が開催される。申込方法などの詳細はギャラリーフロールWebページにて。
2015年06月17日猫が好きだけど、家では飼えない……なんて人にとってありがたいのが、ネットでの猫画像の数々。日常に癒しをくれる、猫画像を楽しめるHPをご紹介します!■幸せ“だらけ”ポーズ連発のビビりにゃんこ・くまお猫ネット界に彗星のように現れ、熱烈ファンが急増中なのが、くまお。どこか昭和の父親像と重なる、どっしりとした佇まいとはうらはらに、性格はビビりなんだそう。「元は野良だったせいか、とても慎重な性格。引き取ってから1週間はソファの下から出てこなくて。懐くまで1か月くらいかかりました」(飼い主・鎌田さん)とはいえ、いつもインスタグラムにアップされている、鎌田さん夫妻の前で見せる姿はまさに“ごろにゃ~ん”。見た目とギャップがある仕草やポーズが、おかしい&可愛い♪■まとめ記事が“バズった”!21世紀型スター猫・おもち丸い顔、全然くびれてない首がたまらない!見るからに柔らかそうなおもちさん人気のきっかけは、「【かわいすぎる】オレの同僚、丸山が飼っている猫『おもち』がかわいすぎる【猫】」という一つの記事でした。飼い主の丸山さんがSNSに投稿していたおもちさんのあまりの可愛さに、職場の同僚がウェブの記事を作成。たちどころに人気猫に!「よく意外だと言われますが、オスなんです。おっさんですね。普段はおとなしいけど、排便後いきなりテンションが上がったり、夜中に寝ている僕の顔をゆっくりと踏んでいったり…。ちょっと不思議で、見ていて飽きない。可愛い見た目とのギャップが魅力です。これからもいろんな姿をお見せしたいです」(丸山さん)※『anan』2015年6月10日号より。写真・丸尾和穂
2015年06月05日東京国際フォーラムは5月27日、館内に7台のデジタルサイネージ(双方向型情報検索端末)を設置し、6月1日より運用を開始すると発表した。東京国際フォーラムは、国際会議をはじめとするさまざまな催事が開催され、海外からの顧客など多くの方が訪れる。こうした顧客の利便性を向上させるため、同サイネージの導入に至ったという。これらのサイネージは、見やすく使いやすい50インチディスプレイで赤外線方式のタッチパネルを採用。館内の経路案内や店舗情報、催事情報、周辺マップ、周辺駅の案内、バリアフリーマップ等の豊富なコンテンツを提供する。また、日本語や英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)へも対応し、ガラス棟1階有楽町駅側と地下コンコース地下鉄有楽町駅側、JR東京駅側など館内7箇所に設置した。東京国際フォーラムは今後、デジタルサイネージにて表示するコンテンツの充実を図る考えだ。
2015年05月28日『21世紀の資本』(みすず書房)がベストセラーとなり、今フランスの経済学者であるトマ・ピケティが話題になっています。とはいえ、『21世紀の資本』は700ページもあり、内容も決して理解しやすいものではありません。そのため、手っ取り早く理解するためには、多くの“ピケティ解説本”を利用するのもいいと思います。そこでご紹介したいのが、『マンガですぐわかる!ピケティと21世紀の資本論 格差の本質とこれからの私たちがやるべきこと』(安部徹也著、SBクリエイティブ)。『21世紀の資本』の要点を、平易な文章とマンガによって解説した書籍です。6章「ピケティ教授の『21世紀の資本』を読んで私たちができること」から、個人的な格差を解決するための方法を探ってみましょう。■他人よりも高い成長率を実現する現代社会においての問題点は“格差”で、『21世紀の資本』においてもそこが大きな論点になっています。そんななか、広がり続ける格差を縮めるための方法のひとつが、“自分が他人よりも高い成長率を実現すること”。ピケティの研究はあくまで平均であり、個別に見ていけば事情は大きく変わるもの。つまり、平均を大幅に超える高い成長率を実現できれば、個人的に格差問題を解決できるということ。そのためのポイントは次のとおりです。■格差を解決できる3つのポイント(1)高い成長率の企業で働く他人より高い成長率を実現するシンプルな解決策は、高い成長率の企業で働くこと。就職活動の際、売上の成長率や給与の伸び率などを調べ、希望職種のなかでより高い成長率を記録している企業に就職する。ピケティが導き出した有名な式“r>g”とは、資本収益率“r”が経済成長率“g”よりも高いことを示したものですが、高い成長率の企業で働けば、“r”を上回る“g”を実現することも不可能ではないと著者は説明するわけです。(2)個人で高い成長率を実現する個人の努力によって、人より高い成長率を実現することは、格差問題解決の対策として有効。そして『21世紀の資本』にあてはめれば、人口が増えるというのは、労働に従事する人が増えるということ。つまり、個人レベルでは労働時間を増やすということ。一方、ひとりあたりの産出像とは生産性の向上なので、個人が生産性を高めていけばいいということに。つまり、労働時間の増加と生産性の向上で、平均よりも高い成長率を実現していけばいい。具体的には、1.労働時間を多くする、2.生産性を高くする、この2点がポイントだそうです。(3)自分という“資産”に投資するもっともリスクが低く、最も高いリターンを実現する投資は、自分を資産に見立て、自分自身に投資していくことだと著者は解説しています。すなわち、学び続けること。ピケティも『21世紀の資本』のなかで、「(格差の)収敏に向かう主要な力は、知識の普及と訓練や技能への投資だ」と語っているそうです。解釈に多少の疑問も残るとはいえ、ピケティの基礎をさらっておくには適した内容かと思います。興味のある方は、ぜひ手にとってみてください。(文/印南敦史)【参考】※安部徹也(2015)『マンガですぐわかる!ピケティと21世紀の資本論 格差の本質とこれからの私たちがやるべきこと』SBクリエイティブ
2015年05月27日ユビキタス・コンピューティング基盤技術の標準化・推進団体である「T-Engineフォーラム」は、2015年4月1日から「トロンフォーラム(英文名:TRON Forum)」へ名称を変更すると発表した。今回の名称変更は、標準化された開発環境であるT-Engineボードの整備が当初の目的を達成したことに加え、プロジェクトの名称として世界的にも広く知られている「TRON」をフォーラムの名称に冠することで、TRONプロジェクトの活動母体であることを国内外に対して明確に示すために実施されるもの。TRONプロジェクトは1984年に開始され、T-Engineフォーラムはプロジェクトの活動母体として2002年に設立され、T-Engineボードの仕様策定をはじめ、組み込みリアルタイムOS「T-Kernelファミリ」のソースコードや仕様書の無償公開などを行ってきた。トロンフォーラムと変更となる今後は、従来からの組込開発環境やOSなどの整備や普及に加え、IoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)といった概念の先駆けである「ユビキタス・コンピューティング」環境を実現するための、ユビキタスIDセンターの運営やucodeの割当、行政や公共機関が持つデータを誰でも利用可能にする「オープンデータ」の整備や普及、IoTの制御のためにTRONのRTOSなどを使って作られた機器のAPIの公開をメーカーに促し、整理して提供する「オープンAPI」といった活動にも取り組んでいく計画としている。
2015年03月24日日本損害保険協会はこのたび、3月に仙台で開催される第3回「国連防災世界会議パブリック・フォーラム」に参画し、<地震保険フォーラム「大震災の後に…」~見て、聴いて、話して、大震災後も続く生活について考えよう!~>で、地震保険の普及促進と理解促進を呼びかけると発表した。このフォーラムでは、2014年度の同協会の地震保険広報活動の広報キャラクター「知花くらら」さん(モデル、国連WFP日本大使)を特別ゲストに迎え、テレビCMの撮影で東日本大震災の被災地を訪れた際に生活再建を目指す人たちの姿などを見て感じたこと、知花さんの被災地の子どもたちに対する活動などについて話してもらうトークセッションを行う予定だという。また、住宅修繕のボランティア活動を行っている東北大学の学生サークルからの活動報告や、寸劇を交えた地震保険に関するパネルディスカッションなども予定している。○開催概要日時:3月14日(土)14時~16時(予定)場所:TKPガーデンシティ仙台ホールB(仙台市青葉区中央1-3-1 AER21階)プログラム申込方法:同協会ホームページの特設サイトから申し込む
2015年02月03日東京国際フォーラムで照明、立体映像を駆使し、音楽とダンスパフォーマンスを織り交ぜた新しいスタイルのイベント「TOKYO stylish Night “REFLECTION 2014/2015”」を12月19日から28日の期間に開催される。東京国際フォーラムが初めて自主企画として行う同イベントでは、東京国際フォーラムの屋外地上広場一帯をステージに、イルミネーション、パフォーマンス、プロジェクションマッピングを用いた全4部構成のインスタレーションを行う。18日に行われたプレス内覧でイベントプロデューサーを務める東京国際フォーラムの企画事業部ジェネラルマネージャー・和田裕次氏は、「従来のイルミネーションとは違ったアートに近い体感が出来るエンターテインメントを目指した。観客にはドラマティックに変貌する会場に身を置くことで、外的刺激のみならず内面でも捉えてもらい、リフレクション(内省・黙想)して欲しい」と話す。19時より第1部「PART I Classic NIGHT―“夜の調べ”」がスタート。ドミトリー・ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番第2楽章の美しい旋律をBGMに、訪れた観客をも風景要素の一つとし、照明が呼応する風景のインスタレーションで幕を開ける。続いて、第2部「PART II Dancing NIGHT―“ダンシングナイト”」では、ダンスカンパニー「ダズル(DAZZLE)」主宰の長谷川達也が監修したダンスパフォーマンスが繰り広げられる。出演は、ダズルを始め、タップダンサーの當間里美、ストリートダンサーのTATSUO、ハウスダンサーのNAO CHA CHA CHA、また23日から28日の限定出演で、ダンス×男子新体操チームのBLUE TOKYOが登場。第3部の「PART III Lonely NIGHT―“夜との対話”」では、自分との対話という意味合いを込め、場内に流れるローラン・プティガン「アメール アメリカより PREMIER JOUR・RONDE LANTINALE・PARFUMS・CLOAQUE・HYMNE AMER AMERICAIN・E DURU DURUR」をじっくりと堪能することが出来る。第4部「PART IV Holy NIGHT―“聖夜の映像万華鏡”」は、プロジェクションマッピングと音楽のコラボレーション。広場の天井、柱、床にまでもダイナミックに投影されたモノクロ映像により、非現実的な空間が生み出される。光の雪や羽が舞い落ち、ラストはヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲第4番(ポール・ジュオン編)」で幕を閉じる。使用される音楽は、2005年より毎年東京国際フォーラムを会場に開催されている音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)」の公式アルバムより全25曲を選曲(23日以降はアントニオ・ヴィヴァルディの「四季」より「冬」の第3楽章、第1楽章が追加される)。プロジェクションマッピングを手掛けたのは、ベルリン国際映画祭など海外の映画祭で活躍する映像作家の奥秀太郎。長谷川達也率いるダズルは、ダンスエンターテインメントの日本一を決める「Legend Tokyo」で優勝経験を持ち、国内外で自主公演「花ト囮」を始め、様々な舞台でパフォーマンスを披露。演劇界から高い評価を得ている。【イベント情報】会場:東京国際フォーラム 地上広場住所:東京都千代田区丸の内3-5-1会期:12月19日から28日時間:19:00から22:00公演プログラム:19:00から20:15「PART I Classic NIGHT―“夜の調べ”」20:15から20:45「PART II Dancing NIGHT―“ダンシングナイト”」20:45から21:15「PART III Lonely NIGHT―“夜との対話”」21:15から22:00「PART IV Holy NIGHT―“聖夜の映像万華鏡”」入場無料
2014年12月19日