多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Android端末でApple Watchを使える?』という質問に答えます。***Apple Watchは、Bluetoothを利用してiPhoneと通信します。Bluetoothの規格のなかでも、電力消費量がとても少ない「Bluetooth Low Energy(BLE)」で通信するため、バッテリーのもちに悪影響を及ぼさないことがポイントです。結論から言うと、Android端末とApple WatchはBluetoothのペアリングを行うことはできません。機器の検出を開始すると、Apple Watchの検出には成功しますが、ペアリングには失敗します。これは、Apple WatchとiPhoneのペアリングに専用アプリを使うことからもわかるように、一般的なBluetoothデバイスとは異なる規格/手順でペアリングを行うためと推測できます。Apple WatchはBluetooth対応デバイスですが、利用可能な「プロファイル」はパソコンやスマートフォンほど豊富ではなく、一部に限られます。Apple Watchは直接Bluetoothスピーカーとペアリングできますから、Hi-Fiオーディオ用プロファイル「A2DP」に対応していることは確実ですが、その他のプロファイルについては不明です。もっとも、Bluetooth Low Energy(BLE)となれば話は変わってきます。BLEの通信は「セントラル(中央装置)」と「ペリフェラル(周辺装置)」という2つの役割に分かれ、スマートウォッチには後者の役割が期待されます。BLEはペアリング不要ですから、BLE対応Android端末側にセントラルとしての機能(アプリ)を持たせれば、ペリフェラルとして動作するApple Watchの情報を集めることは可能と考えられます。Apple Watchに搭載されている各種センサーの情報にはアクセスできないにせよ、存在の有無を検出する用途(iBeacon)には使えるようになるかもしれません。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月24日Instagramは5月19日、「Layout from Instagram」アプリのAndroid版と新しい編集ツール「ストラクチャ」を発表した。今回のアップデートにより、Androidユーザーも写真のコラージュを手軽に楽しむことが可能になった。また、「ストラクチャ」機能を使用することで細部にまでこだわった高度な編集も簡単に施すことができる。「Layout from Instagram」はタイマー付きの連写式セルフィー撮影機能「写真ブース」を搭載したアプリ。この機能により、最大9枚までの写真を向きやサイズを調整しながら、コラージュ写真を作成できる。このアプリはスポーツや音楽業界の利用者にも人気があり、Instagram上には、多くのクリエイティブなコラージュ写真がシェアされている。また、このアプリの編集ツールに新しく「ストラクチャ」が追加された。この機能は数日以内にiOS版アプリでも提供される予定。従来のLUX・調整・明るさ・コントラスト・暖かさ・彩度・色・フェード・ハイライト・影・ビネット・チルトシフト・シャープと合わせて、計14種類の豊富な編集ツールによって、高度な編集を手軽に施せる。Instagramは、2014年12月時点で月間アクティブ利用者数が3億人を突破した。現在1日の平均アクティブ利用者数は2億人で、1日の平均利用時間は21分間を記録。日本でも利用者が過去1年で2倍以上に増加した(2015年3月時点)。
2015年05月21日Opera Softwareは19日、Android向けブラウザアプリ「Opera Mini」をアップデートし、新機能としてナイトモードなどを追加した。最新バージョンはv9.0。ナイトモードは、夜などの周囲が暗い時に、画面の輝度を下げて目の負担を軽減させるモード。ナイトモードを有効にすると輝度を下げた画面表示になる。輝度はスライダーで調節ができる。また、ブルーライトから目の負担を和らげるモードも追加された。PCなどの他のデバイスで開いているOperaのタブとスピードダイヤルを同期する機能も改善された。
2015年05月21日iOSとAndroidを両開発する場合に、iOSデザインを先行して考えてから、それをベースにしてAndroidに落とし込むというパターンがよくあります。その際、デザインコストを抑えるため、「iOS版のデザインを考えたので、Android版はそれと同じようにしてください」というように、半ば投げやりなまま開発がスタートするケースもあると思います。しかし、iOSのデザインをそのまま踏襲するということは、Androidの標準にないものはすべて独自で実装しなければならないため、必然的に開発コストが大きくなってしまうということになります。さらに、無理やりほかのプラットフォームのデザインを持ち込んだことで、Androidのデザインガイドラインから大きく外れてしまった場合は、普段使い慣れないものをユーザーに押し付けることになってしまい、最終的にはユーザーへの負担を増やす結果になってしまいます。本記事では、そういった問題が少なくなるように、Android開発において筆者が普段気をつけている点を前編・後編に分けて紹介していきます。○気をつける点 その1:標準コンポーネントを使うAndroid開発においては、「ダイアログをカスタマイズしたい」など、アプリごとにいろいろなこだわりがあると思います。もちろんカスタマイズするだけの時間と工数をかけられるのならば、それもアリでしょう。ただ、時間もお金も潤沢にある、という場合はなかなかないものです。開発コストを抑えるための第一歩は、当たり前のことですが、Androidで標準的に用意されているコンポーネントを使用していくことです。その際、デザインが降りてきたときに事前に確認すべきポイントをいくつか紹介します。スイッチなどのコンポーネントiOS版の標準スイッチは以下の図のようになっていて、設定画面などに使われることが多いです。スイッチ機能を独自で実装するとなるとかなり大変なので、この辺りはAndroid標準で実装するようにして、無駄な工数を削減していくとよいでしょう(下記例はHoloテーマの場合)。また、AppCompat v21から、Lolipopより前のデバイスでも使用できるマテリアルデザインのコンポーネントが追加されたので、今後はこちらが主流になってくると思います。ユーザーへ選択を求めるときたとえば、送られてきたメールに対するアクションを、返信・転送から選んだり、シェアする先を、メール・Twitter・Facebookから選んだりなど、複数のアクションが紐づく場合、iOSではアクションシートで対応することがよくあります。Androidで複数のアクションを選ぶ場合は、コンテキストメニューやオプションメニュー、ポップアップメニューなどが標準で用意されているので、まずはそちらでデザインを組めるかどうかを検討するほうがよいでしょう。○気をつける点 その2:Intentを使うAndroidの特徴的な機能としてIntentがあります。よく使うものとしては、カメラ・ギャラリー・ブラウザ・メールなどが挙げられるでしょうか。できるだけほかのアプリでできることはほかのアプリに任せることで、アプリ自体がシンプルになります。アプリがシンプルになると、メイン機能を伝えやすくなり、コストも削減できるというメリットがあります。今回は、これまでの筆者の経験をふまえて、Intentに関して注意しておいたほうがよさそうな例を紹介します。ブラウザかWebViewか利用規約やプライバシーポリシーなどは、変更などに迅速に対応できるように、アプリ内の埋め込みではなく外部リンクになっていることがよくあります。アプリ埋め込み型だと、規約の変更があった場合、アプリをアップデートする必要があったり、古い規約を参照されたりなどの問題があるからです。そんなときによく迷うのが、WebViewで表示するのか、ブラウザにIntentを投げるのかというところだと思います。筆者の場合、仕様が決まっていないときはブラウザにIntentを投げる方法を採用しています。その理由は、ブラウザには下記の機能があるからです。URLを表示する戻る、進む、更新などのアクションまずURLの表示についてですが、URLと証明書を表示することで、ユーザー側で正規のリンクかどうかをある程度判断することができます。続いて「戻る・進む・更新」などのアクションについてです。シンプルな1ページの画面であればよいのですが、「実は規約画面にお問い合わせフォームがあったから、戻るボタンが欲しい」とか「メールを起動したい」などといった要望が後から出てくるというケースは本当によくあります。基本的な機能がそろっているブラウザに飛ばしていれば、後から出てきた要望にもある程度対応してくれているので便利です。なので、仕様が決まっていないときなどは、ひとまずブラウザで対処するほうがよいと思います。最終的に「やっぱりアプリ内に表示したい」となった場合でも、その段階になれば大体仕様が決まっていると思うので、曖昧なまま実装するよりは、楽に実装できるのではないでしょうか。シェア機能メールやTwitter、Facebookなどでユーザーにシェアしてもらえるように、シェア機能などをつけることがよくあります。基本的にはIntentのアクションに ACTION_SEND を設定してtextを送る、という方法が一番簡単です。ただ、端末に多くのアプリをインストールしているユーザーでは、大量の選択肢が出ることがあるので、メール・LINE・Twitterなどのアイコンを配置して、事前にある程度選択肢を狭めておきたいという要望が多くありました。そのなかでちょっとしたハマりポイントがあったので、ここで紹介したいと思います。まずは、SMS(メッセージ)やメールでのシェアですが、これはIntentの規格が決まっているので、対応するアプリに暗黙的インテントを投げるだけで特に問題なく実装できます。続いて、LINEなどのメッセージ系アプリにシェアを行う場合ですが、これは特に規格がないので、明示的インテントでパッケージ名を指定することで、ひとまず対応ができると思います。最後に問題になったのはTwitterでした。Twitterは特に規格が決まっていないのでLINEと同様に公式アプリのパッケージ名で明示的インテントを投げる想定でしたが、ここが問題でした。なぜなら、Twitterにはさらにサードパーティー製のクライアントアプリも存在しているからです。Twitter公式アプリの代わりにクライアントアプリを使用しているユーザーも多くいるので、公式アプリに限定してしまうと、クライアントアプリのユーザーを弾くことになります。もともと見積もりや企画段階では、シェア機能についてはほとんどコストをかけない予定だったのに、最終的にはSDKを導入しアプリ内からツイートできるように実装することになり予想外のコストがかかってしまった、ということになりかねないので、このあたりは注意しておきたいところです。いかがでしたでしょうか。iOSとAndroidの両開発におけるコスト削減方法として前編では、各プラットフォームの標準コンポーネントの理解を深め、Intentの注意点を紹介させていただきました。後半では、レイアウト構成の注意点や、スタイルの利用などを重点的に解説していきたいと思います。
2015年05月21日米Microsoftは19日(米国時間)、AndroidスマートフォンをサポートするOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint)のプレビュー版をリリースした。Google+のMicrosoft Office for Androidコミュニティに参加してテスター登録することで、誰でもを試用できる。Microsoftは今年1月に10.1インチ以下のAndroidタブレット向けにOfficeアプリの提供を開始した。Officeの文書やスプレッドシート、プレゼンテーションがPCと同じように表示され、タッチ操作に最適化されたユーザーインターフェイスで閲覧、作成、編集、共有を行える。同様のOffice体験をスマートフォンにも広げたのが最新のプレビュー版だ。スマートフォンでも閲覧、作成、編集、共有といった基本機能の利用が可能。サブスクリプション型のOfficeサービス「Office 365」を契約すると各アプリの全機能を利用できるようになる。プレビュー版のシステム要件は、Android 4.4 (KitKat)以上と1GB以上のRAM。Android端末にすでにOfficeアプリをインストールしている場合、テスターになると自動的にプレビュー版への更新が配信される。
2015年05月20日McAfee Labsは5月14日、同社ブログで、Google Playストアでホストされていた不審なAndroidのゲームアプリ「Kunt u Vang de tovenaar(オランダ語で"魔法使いを捕まえて")」について、不審な点を発見したとして、その詳細を発表した。1つ目の不審なポイントは、Google Play上のタイトルや説明ではオランダ語が使用されていたにもかかわらず、アプリケーション内の設定ファイルに記載されたURLにはベトナムのドメインが使用されている点だ。実際のWebサイトはベトナム向けのAndroidアプリマーケットで、Gmail、Angry BirdsやFacebookといった有名なアプリやよく知られているタイトルのアプリがホストされていた。2つ目の不審なポイントは、このゲームアプリがデバイス管理者権限を利用している点だ。一般的にデバイス管理者権限は、リモートロック、リモートワイプ、パスワードポリシーの変更といった、特にデバイスを紛失した時に利用するユーザのデバイスや情報を守るための強い権限だが、一方で、ランサムウェアや他のマルウェアはこのデバイス管理者権限を悪用して、感染したデバイスをロックし、金銭をだまし取ろうとする事例が報告されている。このアプリでは、APKTrackerクラスによって、デバイス管理者権限のオン・オフ状態がこのベトナムのアプリマーケットに通知されていた。また、このアプリに実装されたデバイス管理者権限のポリシーによると、アプリケーションデータを暗号化するために、ストレージの暗号化を要求する可能性があることがわかっている。ゲームアプリが、このデバイス管理者権限を利用するのは一般的ではなく、このアプリの現在の実装では、特に端末に害を及ぼすようなコードは見受けられなかったが、この権限は悪意ある動作に対しても有利に働いてしまうため、今後のアプリアップデートによって悪意あるものに変更される可能性は否定できないという。
2015年05月15日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「キャッシュしたプロセス」って何ですか?』という質問に答えます。***Android OSにおいて「キャッシュしたプロセス」とは、かんたんにいうと「メモリーに一時保存されているプログラム(アプリ)」です。このしくみにより、アプリが再び起動されたときの処理を軽減し、すばやく処理を再開できるようにしています。アプリやウィジェット、各種サービスなどのプロセスは、Android OSがメモリ上に確保している専用領域に一時保存されます。するとシステム上は終了扱いとなり、「設定」→「アプリ」の「実行中」タブで確認できる実行中プロセス一覧に表示されなくなります。なぜプロセスをキャッシュするかですが、アクティブではない(最前面で利用されていない)アプリを休止状態にすることで、潤沢にあるとは言えないメモリに空き領域を確保します。プロセスがキャッシュされていれば、再び起動されたとき(最前面に表示されたとき)の処理をいちからやり直す必要がなくなるので、ユーザの体感速度低下を防ぐことができます。そしていよいよメモリの空き領域が厳しくなってくれば、Android OSはキャッシュしたプロセスを自動的に解放していきます。この時点でプロセス(アプリ)は完全に終了されたことになり、メモリ上に一時保存された情報は失われ、次回はキャッシュを使わずに起動されます。かんたんにいえば、前回の操作から相当時間が経過した(キャッシュされた)アプリは自動的に完全終了させられる、ということになります。キャッシュしたプロセスを一覧するには、「設定」→「アプリ」の「実行中」タブを表示中に右上に現れる「キャッシュしたプロセスを表示」をタップします。これで画面が切り替わり、実行中ではなくキャッシュしたプロセスが表示されます。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月07日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「Android WearがApple Watchより優れている点は?」という質問に答えます。***Appleが「Apple Watch」を発売しました。機能はもちろん、腕時計としての質感・高級感を強く意識した仕上がりで、話題性はじゅうぶん。発売開始はAndroid Wearが先行していますが、台数ベースでApple Watchが追いつく日は近いでしょう。相当数の予約が入っていますから、すでに抜かれている可能性もあります。話題を集めるApple Watchを尻目に、Android Wearも着々と進化を続けています。これまでもAndroid Wearに直接楽曲を取り込み再生する機能や、GPSのサポート(GPS搭載の端末が対象)といった新機能をアップデートのつど投入してきました。そして近々公開されるアップデートでは、「Wi-Fiのサポート」が予告されています。この機能は、Apple Watchに対するアドバンテージになりそうです。Anroid WearでWi-Fiがサポートされると、母艦である(ペアリングした)Android端末を介さず、Wi-Fiアクセスポイントへ接続できるようになります。Android Wearが自律的にインターネットに接続できるようになれば、活用の幅は大きく広がります。しかも、インターネット越しに母艦のAndroid端末と通信できるので、遠く離れた場所にあるAndroid端末から通知を受けることも可能です。スマートフォンを自宅に置き忘れた場合でも、Android Wearが手首にあれば、届いたメールに必要最低限の内容で返信することもできます。一方のApple Watchも、Wi-Fiで通信することは可能ですが、いまのところBluetoothからバトンタッチを受けて通信する役割で、自律的にWi-Fiアクセスポイントへ接続することはできません。ペアリングしたiPhoneが近くになければインターネットにはアクセスできず、用途は時計/タイマsーや身体情報測定ツール、ミュージックプレイヤー程度です。いずれはApple Watchでも対応するのかもしれませんが、「母艦を自宅に置き忘れたときでもなんとかなるのはAndroid Wear」という状況はしばらく続きそうです。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月03日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「Android TV」はスマートフォンのAndoridとどう違うの?』という質問に答えます。***2014年6月のGoogle I/Oで発表された「Android TV」。かんたんにいえば"Androidの一種"で、テレビやセットトップボックス(STB)向けに機能や構成を一部見直したに過ぎず、OSとしての基本構成はスマートフォンに搭載されているAndoridと変わりません。テレビと近い関係にあるGoogleの製品には他に「Chromecast」もありますが、Antroid TVとは似て非なるものです。Chromecastに搭載されているOSは「Chrome OS」で、Androidとは開発コンセプトが異なります。互換性も考慮されていないため、Androidアプリは動作しません。一方、Android TVはアプリストア「Google Play」がサポートされるなど、システム構成はスマートフォンと同様です。アプリを開発する場合、画面サイズや操作性はAndroid TVを考慮しなければなりませんが、互換性は確保されているため、スマートフォンとテレビ/STBの両方で変わらずに動作するアプリを開発することも可能です。ただし、リモコンでの操作が前提となるため、ホーム画面などユーザインターフェイスは多少異なります。どのようなアプリが提供されるかですが、テレビ/STB向けという性格上、動画/静止画の再生といった大画面を生かせるものが人気となりそうです。ゲームも動作しますが、作り込みやコントローラの操作性などの課題があり、ゲーム専用機と直接の競合関係には当面ならないと予想されます。Android TVとして提供されるAdnroidのバージョンは5.0(Lollipop)以降、テレビやSTBに組み込まれる形で公開されます。2015年1月時点では国内未発売ですが、SONYとSHARPがサポートする方針を明らかにしており、年内にもAndroid TV対応テレビが発売される見込みです。
2015年04月28日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『アプリの「機器データ」って何ですか?』という質問に答えます。***Androidアプリは、アプリごとにさまざまなデータを保有します。アプリがインストールされた時点からあるデータはもちろん、その後アプリにより作成されたデータ、インターネットからダウンロードされたデータも含まれます。それらインストール後に加えられたデータは、「機器データ」または「キャッシュ」に分類されます。機器データは持続的なデータ、キャッシュは一時的に保管されるデータという意味合いですが、機器データのほうがより重要です。機器データにはアプリの設定情報や固有のデータが、キャッシュには動作を高速にすることを主目的としたさほど重要でないデータが保管されます。そのうち機器データは、そのアプリを使用する期間に応じて増える傾向があります。たとえば、電子ブックリーダアプリはスムーズな閲覧を実現するため、購読対象コンテンツをいちどダウンロードしたうえで表示しますが、著作権保護の都合上他のアプリから参照できるデータとしてSDカードに保管するわけにはいきません。その電子ブックリーダアプリだけが参照できるよう、機器データとして内蔵メモリに保存されます。アプリがどの程度機器データおよびキャッシュを持つかは、『設定』の「アプリ」からアプリ個別の設定画面を表示すれば確認できます。この画面から使用しているメモリサイズを確認できるほか、削除することも可能です。ただし、機器データの削除は慎重に行うべきです。キャッシュはアプリの処理をスムーズに行うための一時使用データであり、削除しても動作に影響しないことがほとんどですが、機器データには重要な設定情報や有償コンテンツが含まれることがあるため安易な削除は避けたほうが無難です。もっとも、ステージ情報がキャッシュとして保存される仕様のゲームアプリも存在するため、ケース・バイ・ケースです。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月20日楽天は17日、Android端末向けのアプリストア「楽天アプリ市場」を6月下旬を目処にオープンすると発表した。「楽天アプリ市場」は、Android端末向けのアプリストア。無料・有料問わず、ゲームなどエンターテイメント性の高いものから、教育関連などの実用的なものまで幅広いジャンルのアプリを取扱うという。また、ストア内の支払いやアプリ内における課金には、楽天スーパーポイントが利用でき、支払い額に応じて同ポイントが貯まる。同社は、オープンに先駆けアプリ開発者向けのサイトを開設し、アプリ開発に関する情報提供を行っていく。「楽天アプリ市場」を利用するには、サービス開始時にオープン予定のサイトから、無料の専用アプリをダウンロードすることが必要となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月17日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「解像度はバラバラなのに、Androidアプリの画面デザインに統一性があるのはなぜ?」という質問に答えます。***ハードウェア仕様をある程度メーカーの裁量で決定できることは、Android端末の特徴であり強みです。表示装置の解像度もそのひとつで、かつては横480x縦800あたりが主流でしたが、横1080x縦1920(Nexus 5)や横1440×縦2560(LG G3)など、端末の高解像度化が急速に進行しています。一方では画素ピッチを狭くして高精細化を図る手法が増えたため、端末が異なると画像の大きさが変わって見えてしまう問題も現れました。解像度/画素密度を完全にメーカー任せにしてしまうとアプリの画面デザインを統一しにくくなるため、Android OSでは6種類の解像度を定義し、どの画面密度でも同じように表示できるピクセル単位「dp(density-independent pixels)」を用意しています。厳密に同じサイズとはなりませんが、このdpを用いてアプリの画面をデザインすれば、どの端末でもほぼ同じように表示できるのです。具体例で説明してみましょう。標準の解像度(mdpi)にあわせてデザインしたアイコンが縦横48ピクセルだとすると、hdpi(dp=×1.5)の端末向けには縦横72ピクセル、xhdpi(dp=×2)の端末向けには縦横96ピクセルのアイコンを用意することになります。xxhdpi向けにデザインしたアイコンが縦横48ピクセルだとすると、mdpi端末向けには3分の1の縦横16ピクセル、hdpi端末向けにはその1.5倍の縦横24ピクセルです。そのようなルールはアプリ開発者が心得ておけばいいことですが、dpに応じて複数の種類の画像を用意しなければならず、それが開発の負担になっていることも事実です。もし自分の端末で表示が崩れるアプリに遭遇した場合は、そっと報告してあげましょう。■Android端末の解像度(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月12日ハイスペックのスマートフォンを低価格で提供する戦略で成長している中国のOnePlusが、同社の端末向けにAndroidをカスタマイズしたモバイル用OS「OxygenOS」をリリースした。OnePlusは同社初のスマートフォン製品「OnePlus One」のOSに、Cyanogenが独自にAndroidをカスタマイズした「CyanogenMod」を搭載している。CyanogenがインドのMicromaxと提携し、OnePlusのインド進出が阻まれる形になったのをきっかけに、グローバル戦略を進めるOnePlusは独自にモバイルOSを提供する計画に踏み出していた。初のOxygenOSはAndroid 5.0.2をベースにしている。クイック設定のカスタマイズ、「ダブルタップでスリープ解除」「スクリーンに指で丸を描くとカメラアプリが起動」「スクリーンに指でVを描くとフラッシュライト機能」といったジェスチャーなど独自機能を備えているものの、機能やユーザーインターフェイスは全般的に純粋なAndroidに近い。共同設立者のCarl Pei氏によると、OxygenOSチームはバージョン1.0の開発で基本に戻り、「ギミックやムダな機能よりもパフォーマンスやバッテリー動作時間のようなものを重んじた」という。OxygenOSのリリースを通じてハードウエアとOSが連携するソリューションを提供できるようになったことで、今後は「OnePlusユーザーにとって価値のあるアップデートやサービス統合を素早く提供する」としている。昨年4月に発売されたOnePlus Oneは、ハイエンドのフラッグシップ端末と競争できるような高スペックでありながら、価格は16GBモデルが299ドル、64GBモデルが349ドルと普及帯端末と同レベルに抑えられた。ディスプレイは5.5インチ(1920×1080)、プロセッサはSnapdragon 801(2.5GHz、クアッドコア)。背面にソニーのExmor IMX 214センサを採用した13メガピクセルカメラ(f/2.0)、前面に5メガピクセルカメラを搭載。LTE (Bands: 1/3/4/7/17/38/40)をサポートする。中国市場においてOnePlusは高スペック・低価格路線でAndroid端末のトップメーカーの仲間入りを果たしたXiaomiを追う存在だが、同社の端末は米国や欧州でも購入可能になっており、スマートフォンの成熟市場における話題性ではXiaomiを上回る。
2015年04月06日niconicoは30日、ニコニコ動画の音楽再生に特化したアプリ「NicoBox」のAndroid版をリリースした。価格は無料で、Google Playよりダウンロード可能。なお、iOS版は2015年1月に公開されている。「NicoBox」は、ニコニコ動画にアップされている動画の音声だけを再生できるアプリ。利用する際、会員登録は不要で、niconicoのアカウントを持っている場合は、マイリストをアプリに読み込むことができる。また、視聴している動画をFacebookやLINE、Twitterに投稿できる共有機能も搭載している。そのほか、バックグラウンドでの再生、曲名やアーティスト名など自由文での検索、動画ランキングの連続再生、プレイリストの再生、シャッフル/1曲リピート/リスト内全曲リピート再生といった機能に対応している。対応OSはAndroid 4.0.3以降。
2015年03月30日米Palo Alto Networksは3月24日(現地時間)、Androidの脆弱性を発見したとして、その詳細を公開した。発表時点で、この脆弱性はAndroidデバイスを所有するユーザーの49.5%に影響を及ぼすという。同社の研究者であるZhi Xu氏が発見したこの脆弱性は、Androidの 「パッケージインストーラー (PackageInstaller)」システムサービスの脆弱性を悪用し、攻撃者が乗っ取ったデバイスでユーザーに認識されずにすべての権限を取得することを可能にするという。その結果、「マルウェアの配布」、「デバイスの乗っ取り」、「ユーザーデータの不正な抜き取り」が行われるおそれがある。今回発見された脆弱性は、サードパーティの提供元からダウンロードしたAndroidアプリにのみ影響を及ぼし、Google Playからアクセスできるアプリには影響がないとのこと。同社はこうした事態を受け、Androidユーザー向けに、デバイスが安全かどうかを診断できるアプリケーションをGitHubとGoogle Playに公開した。同社は、この脆弱性に対する回避策として、「脆弱性のあるデバイスでは、ソフトウェアアプリケーションをGoogle Playからのみインストールすること」「Android 4.3_r0.9以降のバージョンを導入すること」「アプリにlogcatへのアクセス権限を与えないこと」「ユーザーにルート化(ユーザーの権限を変更してシステム操作をできるように改造すること)されたデバイスを社内ネットワークで使用させないこと」を挙げている。このように、脆弱性を常にウォッチしている同社だが、4月9日、Androidデバイスを取り巻く脅威、サイバーセキュリティマーケットの最新事情、同社の戦略やロードマップなどを解説するセミナーを開催する。興味のある方は参加されてはいかがだろう。
2015年03月25日フェンリルは25日、Android向けブラウザアプリ「Sleipnir Mobile for Android」の最新版3.4を公開した。Google Playから無料でダウンロードできる。対応OSはAndroid 4.0.3以降。バージョン3.4では、フォームの自動入力機能を追加。ページ内のフォームに何を入力するか予め設定しておくことで、ページを開いた後フォームに自動入力できるようになった。ページのURLにはワイルドカードが使えるため、1つの設定で複数のページに対応できるほか、チェックボックスのオンオフも自動入力に対応する。
2015年03月25日Windows用人気DAWソフト「FL Studio」などを開発するImage-Line Softwareは、iOS/Android対応の音楽制作アプリ「Groove Machine Mobile」を発売した。価格は、iOS版が1,000円、Android版が1,219円。同アプリは、同社のVSTiプラグインソフト「Groove Machine」をベースとし開発された、iOS/Android搭載タブレット端末向けのモバイルバージョン。先行しリリースされている「FL Studio Groove」(Windows 8用)から継承したデュアルオシレーター仕様のシンセサイザーをはじめ、サンプルプレイヤー、ドラム&パーカッション、エフェクト、ミキサー、シーケンサー、オンスクリーンキーボードなどの豊富な機能を凝縮し、手軽に高品位なグルーブやリズムを作成、多彩なパフォーマンスが実現可能となっている。
2015年03月25日○Android4.4でもSDカードに保存できるファイラースマートフォンは進化して行っているはずなのに、以前の端末ではできたことが新しい端末でどうやったらできるのかわからない、という状態になっている人がいるかもしれない。特にはじめてAndroid4.4を搭載したスマートフォンを使う時にとまどいがちなのが、SDカードの利用方法だ。少し前のバージョンまでは、Androidスマートフォンでは追加したSDカードにデータ保存を自由に行うことができた。本体内部メモリの容量をあけておくために、積極的にアプリやデータをSDカードに入れるような使い方をしていた人もいるだろう。しかしAndroid4.4からはそれができない。セキュリティを向上させるためにAndroid4.4ではSDカードにユーザーが自由にデータを書き込めなくなった。従来人気があったファイラーアプリを使っても書き込みはできない。データを書き込むためには対応しているファイラーが必要なのだ。それができるのが「File Commander」だ。多くのAndroid4.4搭載端末でプリインストールされている。他のファイル操作とは別に、SDカード利用のためにぜひ使い方を覚えておきたいアプリだ。○内部メモリもSDカードも同じ操作感で利用可能起動時に開いた画面では「写真」、「ミュージック」、「ビデオ」、「ダウンロード」という大きなボタンが表示される。それぞれタップすると、目的のファイルがスムーズに見つけられる仕組みだ。「写真」は画像ファイルを、「ミュージック」は音楽ファイル、「ビデオ」は動画ファイルを端末内から探し出して、保存されているフォルダ一覧を表示する。フォルダ名には該当するファイルがいくつ入っているかも添えられているから、わかりやすい。しかし「ダウンロード」の場合は、内部メモリにあるダウンロードフォルダが表示される。標準のダウンロード先になっているフォルダだから、どこかからダウンロードしたファイルが保存されているフォルダという意味になる。4つのタイルボタンの下にある「内部ストレージ」と「SDカード」はそれぞれの使用量を示したグラフがついているが、これ自身がボタンでもある。ここをタップするとそれぞれのルートフォルダが開けるのだが、その動きに内部メモリとSDカードで差はない。ファイルのコピー、貼付けといった操作もSDカード内で問題なく行える。○ファイルの圧縮や解凍にも対応「ミュージック」等のボタンからではなく、SDカード等にアクセスしてフォルダをたどって表示した画面では、ファイルでもフォルダでもアイコンを長押しすると選択状態になる。そのまま他のアイコンもタップすれば複数選択状態だ。この状態でコピーや削除、まとめての圧縮といった操作が行える。また1ファイル、1フォルダ単位で右側に表示されているメニューボタンをタップすると名前変更等のメニューが表示される。圧縮メニューはあっても、解凍メニューはない。圧縮ファイルも普通のフォルダと同じようにタップして開くことができ、中身も確認できるのだが、解凍するためには圧縮ファイルの中から目的のファイルを圧縮ファイルの外にコピーするという形で利用することになる。いくらか癖はあるが、ファイラーアプリを使ったことのある人なら直感的に使いこなせる範囲だろう。○クラウドサービスやファイル共有も利用可能メニュー画面で左上のアイコンをタップすると、詳細なメニューが引き出せる。ここで「ネットワーク」の中にあるのが、ローカルでのファイル共有だ。端末によって表示されるメニューは違うが、オフィスや家庭でNAS等を利用しているならここからアクセスできる。たとえば「ローカルエリアネットワーク」を選択し、無線LANに接続した状態で「検索」をタップすると接続されている機器の中で公開フォルダを持っているもののIPアドレスが表示される。タップして入って行けば、簡単に共有ファイルが利用できる仕組みだ。また外部のクラウドサービスのアカウントを登録すれば、クラウドへのファイル保存や、クラウドからローカルへのコピー等も手軽に行える。対応しているサービスはメジャーなものに限られているが、クラウド経由でSDカードへのファイルコピーを行いたい場合には便利だろう。利用料金:無料制作者:MobiSystemsFile Commander
2015年03月23日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「もっと音量を小さくできませんか?」という質問に答えます。***Android OSにおけるボリューム設定は、電話で話すときに適用される「通話」と着信時の呼び出し音の「着信」、プッシュ通知を知らせる「通知」、目覚ましや警告音の「アラーム」、そして音楽や動画再生時における音量の「メディア」に分かれて行います。それぞれの設定は本体横のボリュームボタンのほか、「設定」の「音設定」でスライダーを使い調整できます。しかし、各項目の変更幅は大きく、きめ細かい音量調整は難しくなっています。消音状態(ミュート)を含めて「通話」は6段階、「着信」と「通知」と「アラーム」は8段階、「メディア」は16段階です。Android OS標準の機能を使うかぎり、この範囲内で設定するしかありません。Android OS標準の音量調整機能でも、ある程度の音量を出す場合はそれほど困りませんが、できるだけ音量を絞りたいとき、「メディア」で最小(1)でも音量が大きいのでさらに絞りたいときには限界があります。残念ながら、Android OS標準の機能では対応しきれないため、サードパーティー製アプリに頼らざるをえません。ここに紹介する「ExtraVolumeSimple」(Google Playで入手可、無料)は、Android OSには本来存在しない音量を擬似的につくり出し、最小(1)より小さい音量に設定することを可能にします。「ExtraVolumeConfig」の簡易版ですが、音量の微調整であれば機能的には不足しません。使い方はかんたん、起動して「調整」にチェックを入れて有効にしたあと、スライダーを左方向(マイナス方向)へ動かします。すると、Android OS標準のボリュームレベルを下回る音量に設定されるので、「メディア」など各項目の音量もそれにつれて小さくなります。たとえば、「調整」の値を「-5」にしたうえで「メディア」の音量を小さくすれば、Android OS標準の機能ではありえない微小な音量に設定することができます。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月22日Dropboxはこのほど、Android版Dropboxのアップデートを行った。アップデートによる主な新機能として、Android端末から直接PDFファイルを閲覧できるようになった。Dropboxから、あるいは別のアプリからDropboxを開く、またはオフラインでも閲覧可能となる。また、「共有」ボタンをタップすると自動的に共有リンクを生成するため、プレビュー画面から直接PDFファイルを共有できる。共有されたPDFファイルはDropbox内のフォルダ内に自動的に入るため、ファイルをダウンロードをする必要はない。そのほか、Dropbox内のWord文書、PDFファイル、パワーポイントファイルを検索し、必要な情報にすぐにアクセスできるようになった。
2015年03月21日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「アプリケーションを選択」がウザいです……』という質問に答えます。***Android端末を使いはじめたとき、写真を開くときやハイパーリンクをタップしたとき、いつも「アプリケーションを選択」ダイアログが表示されたはずです。いつの間にか表示されなくなり、毎回同じアプリが起動するようになりますが、この一連の流れには明確なルールがあります。ファイルを開くときどのアプリケーションを利用するかは、Android OSの「インテント」により決定されます。インテントとは、異種アプリ間における連携機能で、あるアプリから別のアプリに文字列や配列などさまざまなデータを受け渡します。インテントには「暗黙的」と「明示的」の2種類があり、写真やハイパーリンクを開くときの処理方法は初期値では「暗黙的」に設定されています。写真を開く、ブラウザを起動するという動作だけが指定されていますが、どのアプリ(アクティビティ)に処理させるかはユーザが決定します。それが「アプリケーションを選択」ダイアログの役割です。一方の「明示的」では、特定のアクティビティが指定されています。ユーザによる選択の余地はありませんから、「アプリケーションを選択」ダイアログが現れることはありません。「アプリケーションを選択」ダイアログには、「常時」と「今回のみ」という2つのボタンがありますが、「常時」をタップすると、同じ処理を行うときのインテントが記録され、次回以降明示されるようになります。そのため、「常時」をタップすると、次回から「アプリケーションを選択」ダイアログが表示されなくなり、起動されるアプリが固定されます。なお、写真を開く/ハイパーリンクをタップするなどのアクティビティでインテントが記録されると、実質的に"アプリが関連付けられた"状態となり、起動するアプリを選択することができなくなります。その場合、「設定」→「アプリ」の順にタップし目的のアプリを選び、「標準で起動」項目にある「標準設定をクリア」ボタンをタップします。これで、記録されていたインテントが削除されるので、次回対象アクティビティを行うときには「アプリケーションを選択」ダイアログが表示されます。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月16日AndroidスマートフォンやタブレットからPCに保存されている音楽などのファイルにアクセスできることをご存じだろうか? 「同期の設定が面倒」「Androidに重たいファイルは持ちたくない」といった問題も解決してくれるので、Android端末からWindowsのファイルにアクセスする方法を知っておくと便利かもしれない。今回、MakeTechEasierの記事「How To Access Shared Windows Folders on Your Android Phone)」をもとに、具体的な設定方法を紹介したい。このテクニックは、Windows 7以上の共有機能を利用して、Android端末から共有ファイルにアクセスするというものだ。さっそく手順を見てみよう。○Windowsマシン側の準備:共有するフォルダを選択するまずは、Windowsマシン側の設定を行おう。最初に、共有したいフォルダを選択する。エクスプローラで、共有したいフォルダをクリックしよう。「プロパティ」から「共有」タブを選択して「共有」ボタンを押す。次に、ファイルの共有相手となるユーザーを指定する。最も簡単なのは「Everyone」と入力して「追加」ボタンを押すことだ。なお、自分や特定のユーザーに指定する場合は、別途ユーザー名とパスワードを設定する作業が必要だ。許可のレベルは、デフォルトは「読み取り」のみを許可するようになっている。Android端末にあるファイルを共有フォルダにコピーしたいなど、読み取り以上の作業が必要なら、「読み取り/書き込み」などに許可のレベルを変更しよう。次は、共有の範囲を変更する設定を行う。スタートボタンから「コントロールパネル」内の「ネットワークと共有センター」を選択し、「共有の詳細設定の変更」を選ぶ。すると、パスワードで保護共有の設定ができるページが表示され、デフォルトで「パスワード保護の共有を有効にする」にチェックが入っているはずだ。上のステップで「Everyone」としているなら、「パスワード保護の共有を無効にする」にチェックを変更。特定のユーザーのみと共有する場合は、「パスワード保護の共有を有効にする」にチェックが入ったまま次のステップへ。なお、ユーザー名とパスワードを設定しているかどうかは確認しておくこと。これがないと、共有機能を利用できない。○Windowsマシン側の準備:IPアドレスを確認する次に、PCが利用しているIPアドレス情報を取得する。これには、「アクセサリ」から「コマンド プロンプト」を開き、画面に「ipconfig」と入力する。すると、IPアドレス情報が表示されるはずだ。有線接続の場合は「Ethernet Adapter ローカル エリア接続」の下に、無線接続の場合は「Wireless Adapter ワイヤレス ネットワーク接続」の下に、表示された「192.168.0.1」といった、ピリオドで区切られた4つの数字がそれだ。○Android端末の準備:共有フォルダにアクセスするアプリを設定するWindowsマシン側の準備が終わったら、Android端末側の準備をしよう。まずは、PCと同じネットワークを利用していることを確認する。Android側がLTE、PCは自宅のWi-Fiという場合は設定しても使えないので、注意が必要だ。同じネットワークにいることを確認したら、次はPCで設定した共有フォルダにアクセスするためのアプリをAndroidに入れる。さまざまなアプリが公開されているが、記事では無償の「ES File Explorer」を使っている。日本語にも対応しており、基本的には端末上のファイルが管理できるアプリだ。まずは、ES File ExplorerをGoogle Playからダウンロードして、インストールしよう。インストール後にアプリを開くと、端末側のSDカード内にあるファイルやフォルダの一覧が表示されるが、上部の左側に「Local」があるので、これを選択する。ここで「LAN」を選択する。LANに入ったら、ツールバーから「New」を選択する。すると「Scan」と「Server」の2つから選択を求められる。Scan、Serverのどちらからでも共有フォルダにアクセスできる。まずは、Scanのやり方を見てみよう。Scanを選択して、ネットワーク上のPCを探す。ここで、先のステップで調べたPCのIPアドレスの情報が必要になる。共有フォルダを設定したPCが表示されたらスキャンプロセスを中止してよい。自動的に接続するはずだ。自動接続されない場合は、上記で設定したユーザー名とパスワードが必要になる。一方、Serverを選んだ場合の方法は、Scanよりも難易度が少し。Serverを選択し、IPアドレスを入力する。すると「New/Edit Samba Server」というページになる。もしユーザー名とパスワードを設定したら、ここで入力となる。これで、共有フォルダがLAN画面に表示されるはずだ。ファイルを選択すると、Android端末で使えるようになる。動画ファイルなら、どのメディアプレイヤーで再生したいかを聞いてくるので、相性のよいものを選びたい。
2015年03月08日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「Android Beamには2種類あるって、どういうこと?」という質問に答えます。***Android OSには、複数のファイル転送手段があります。Wi-FiにBluetooth、赤外線(IrDA)はすでに多くの端末にサポートされ、いろいろな場面で活用されています。Android 4.0で追加された「Android Beam」は、近距離無線通信規格「NFC」を利用したデータ転送機能です。画像や動画といったファイルやWEBページなどのコンテンツを、同じくNFC対応のAndroid端末同士を接近させるだけでやり取りすることが可能です。Android Beam最大のメリットは、いちど機能を有効にしておけば設定不要な点にあります。通信はNFCにより開始されるため、ファイル/コンテンツの送信側端末と受信側端末にあるNFCマークを向かい合わせにするだけで、自動的にデータ転送が開始されます。送信先の端末を選択したり、事前にペアリングを行ったり、受信を許可したりといった操作は必要ありません。ただし、Android Beam対応をうたうすべての端末で利用できるわけではありません。Android 4.0とAndroid 4.1以降では仕様が異なるため互換性がなく、事実上似て非なる2種類のAndroid Beamが存在するのです。Android 4.0の端末同士、Android 4.1以降の端末同士でなければ、Android Beamは利用できません。なお、Android 4.0のときのAndroid BeamはNFCのみでデータ転送を行っていたため、通信速度は100~400kbps程度がせいぜいで、1枚の写真を転送するのに1分近くかかることもありました。しかしAndroid 4.1以降ではBTSSP(Bluetooth Secure Simple Pairing Using NFC)という技術を採用、NFCで通信を開始したあとはBluetoothに切り替えてコンテンツを送信する方式に改めています。通信速度は最大24Mbpsにスピードアップし、いちど通信が始まれば端末を離しても支障なくなるなど、使いやすさも向上しています。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月07日ニューロベイスは3月6日、同社が開発・運営するクラウド型Webプラットフォーム「ECHO」において、Androidアプリの開発を支援するSDKをオープンソースで公開した。同SDKを導入することで、データの操作や会員管理、ログインといったECHOが提供する多彩なサーバーサイド機能を、ネイティブなAndroidアプリから簡単に呼び出せるようになり、サーバーサイドの実装を行うことなくスピーディーなアプリ開発が可能となる。ECHOは、Webサイトやアプリの実現に必要なサーバーサイド機能を提供するクラウド型Webプラットフォームシステム。Webフレームワーク、コンテンツ管理機能、Webマーケティングツールといった3つの機能的な側面を持っており、Webの開発から運営に至るまでをトータルに支援する。SDKのソースコードは、GitHubにてオープンソースで公開されている。今回リリースされたAndroid用SDK以外にも、iOS・JavaScript・Unityに対応したSDKが随時公開予定。
2015年03月06日米Microsoftは2日(現地時間)、iOSやAndroid、Windowsタブレットなどで使用できる折りたたみ式のBluetoothキーボード「Universal Foldable Keyboard」を発表した。2015年7月に発売予定。直販サイト「Microsoft Store」の価格は99.95ドル(約12,000円)。二つに折りたたみできる、小型のBluetoothキーボード。ヒンジなどを設けず、開いた状態で約5mm、折りたたんだ状態でも約11.5mmという薄さを実現した。iPadやiPhoneなどのiOS端末、Android、Windowsタブレット、Windows Phoneなどのモバイル機器での使用を想定する。本体は撥水素材の防滴設計。キーボードを開くと自動的に端末に接続される機能も備える。本体サイズは開いた状態でW295.1×H125.3mm、二つ折りの状態でW147.6×H125.3×D11.5mm。対応OSはWindows 8 / 8.1、Windows Phone 8.1 Update 2、iOS 7~8.1、Android 4.3~5.0。インタフェースはBluetooth 4.0。電源は充電式の内蔵バッテリで、1度の充電で約3カ月使用できるとする。
2015年03月04日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「アプリを閉じても終わっていない、ってどういうこと?」という質問に答えます。***Androidアプリを終了させる場合、「ホーム」ボタンまたは「戻る」ボタンをタップします。するとアプリの画面は閉じられ、ホーム画面に戻ってアプリの起動など他の作業に着手できる仕組みです。しかし、それでアプリが完全に終了したとはかぎりません。「ホーム」ボタンまたは「戻る」ボタンのタップは、大部分のアプリにとっては"アプリの画面を閉じる"操作で、実際にはユーザには見えない形で(システムの背後=バックグラウンドで)待機し続けます。システム負荷が高いアプリを閉じた場合、バックグラウンドでもそれなりに負荷を生じていることがあるため、バッテリーの減るペースが速まる原因になります。バッテリーだけでなく、動作するアプリの数が増えればそれだけメモリ消費量も増えるため、反応低下などパフォーマンスに悪影響を与えることもあります。しばらく使いそうにないアプリ、システム負荷が高いアプリを閉じた場合は、確実に終了させておいたほうがバッテリーのもちがよくなります。メモリの未使用領域も増えますから、より確実にアプリを稼働させることができます。バージョン4以降のAndroid OSでは、右下のタスクボタンをタップすると現れる「最近使ったアプリ一覧(Recent Apps)」画面を使うと、アプリを完全終了させることができます。操作はかんたん、アプリアイコンを左右どちらかの方向へフリックするだけです。さらにXperiaシリーズの場合、「全アプリ終了」ボタンが用意されているので、すべてのアプリを一度に完全終了させることが可能です。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月04日米Googleは2月25日(現地時間)、Android端末の「BYOD:Bring Your Own Device(私物のデバイスを業務に利用すること)」を支援する企業向けプログラム「Android for Work」を発表した。「Android for Work」では、業務用のプロフィールを端末に作成することで、個人用のアプリやデータ領域と切り離して保護した上で、管理することを可能にする。その際、Android 5.0 Lollipopの暗号化機能やセキュリティ機能が利用される。業務用プロファイルが作成できないAndroid 4.0~4.4が搭載された端末においては、アプリ「Android for Work app」が用意されている。Android for Work appを介して、Android 4.0~4.4が搭載された端末に対し、セキュアなアプリケーションを配布し、承認されたアプリケーションにアクセスすることを可能にする。また、企業がアプリケーションを従業員に配布し、管理するためのツールとして「Google Play for Work」が提供される。Microsoft ExchangeとIBM Notesに対応した電子メール・連絡先・カレンダーのほか、「Google Docs」「Google Sheets」「Google Slides」によって文書・スプレッドシート・プレゼンテーション資料の編集が行える。「Management」「Devices」「Applications」「Networking」という4つの分野について、SAP、ソニー、Lenobo、Adobe Systemsといったベンダーがパートナーとして提携している。
2015年02月27日米Googleは2月25日、Androidデバイスを企業で利用できるようにするためのプログラム「Android for Work」を発表した。アカウントを分けることで、プライベート、仕事、双方での利用でも、安全性を強化するもので、独SAP、米Salesforce、米Adobe Systems、米Boxなどと提携した。Android for WorkはAndroid端末の安全性、管理などを強化することで、業務でのAndroid利用を加速させるための取り組みとなる。具体的には、私用と業務用を分けるため「Work profiles」として別にプロファイルを設ける。対象端末はAndroid 5.0(Lollipop)となり、デフォルトの暗号化やSELinux統合を活用して個人用プロファイルとは別にデータが保存される。企業のIT部門はWorkプロファイルには承認済みのアプリを実装できるが、個人用についてはコンテンツを削除するなどのことはできないので、安心して私用端末としても利用できるという。Androi 4.0(Ice Cream Sandwich)から4.4(Kitkat)、あるいはWorkプロファイルが動いていない端末向けには、Android for Workアプリを用意する。安全な電子メール、カレンダー、連絡帳、ドキュメント、ブラウジングを提供し、会社が承認したアプリへのアクセスを提供するものとなる。アプリストアについても、ビジネス版の「Google Play for Work」を用意する。企業のIT管理者はGoogle Play for Workを利用することで、Android for Workユーザーに対してアプリ配信プロセスを安全かつ簡素化し、実装と管理ができる。Googleはまた、電子メール、連絡帳、カレンダーなど業務モバイルアプリスイートを提供する。同スイートはMicrosoft Exchange、IBM Notesをサポートし、ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンの編集が可能という。これらに加えて、Android for Workでは管理、デバイス、アプリケーション、ネットワークの4分野で多数の企業と提携した。デバイスではSamsung、ソニー、LG、HTC、Motorola、Lenovoなど主要Androidベンダーが参加、アプリではSAP、Salesforce、Adobeなどが、管理ではBlackBerryやCitrixなどが参加している。この分野では2014年7月に米AppleがIBMと提携しており、12月に第一弾となるアプリを発表している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月26日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「最近のAndroidはハイレゾ再生できるの?」という質問に答えます。***はい、一定の条件を満たすAndroid端末であれば、ハイレゾ音源を忠実に(ダウンコンバートせず)再生/出力できます。ハイレゾ音源に対応した音楽再生アプリが必要となりますが、"ハイレゾ対応"をうたう一部の端末には、ハイレゾ対応音楽再生アプリがプリインストールされているものもあります。Android端末のハイレゾ対応には2系統あります。1つは、Android端末のハードウェアそのものがハイレゾ対応しているもので、ステレオミニジャックに直接ヘッドホンを接続するだけで楽しめます(ハイレゾ対応の再生アプリは必要)。ドコモの2014-2015冬春モデルの多くはこのタイプで、「Xperia Z3 SO-01G」や「ARROWS NX/F-02G」などが該当します。もう1つは、ハイレゾ対応アプリで再生した音をUSB経由でデジタル出力するもので、DAC(デジタル信号をアナログ信号に変換するIC)を搭載したUSB対応のポータブルアンプが必要です。この方法は、以前はAndroidプラットフォームとしては仕様の定義がない独自技術を必要としていたため、Xperia Z2などごく一部の端末でしか利用できませんでしたが、2月にGoogle Playでハイレゾ対応音楽再生アプリ「ONKYO HF Player」が公開されたことにより、状況が変わりました。「ONKYO HF Player」は、アプリ内にハイレゾ出力用専用ドライバ「Onkyo USB Audio HF Driver」を収録しています。Android 4.1以降が動作する端末と、少々特殊なケーブル(USB On-The-Go)、有償アプリ(ONKYO HF Player Unlocker、1000円)が必要になりますが、これまで対応していなかった多くのAndroid端末でハイレゾ出力が可能になります(ドライバが動作しない端末もあります)。DSD 11.2MHzという現状もっとも高品質のハイレゾ音源も再生できるので、オーディオファンの注目を集めています。
2015年02月26日米Googleは19日(現地時間)、AndroidスマートフォンやiPhone向けアプリとして提供していたメールアプリ「Inbox」が、iPadやAndroidタブレットに対応したと発表した。合わせて、Web版でサポートしていたGoogle Chromeに加え、FirefoxとSafariにも対応した。Inboxは、2014年10月に提供を開始したメールアプリ。カテゴリごとにメールを仕分ける「Bundles:バンドル」、重要なメールを優先表示する「Highlights:ハイライト」、To-Do機能「Reminders:リマインダ」、受信したメールを先送りして再度受け取れる「Snoozes:スヌーズ」などの機能により、ユーザーがメールを効果的に処理できる機能を備えることが特徴となる。なお、同アプリは現在招待制で提供中。他のInboxユーザーのほか、Googleの招待用メール(inbox@google.com)に申請することで、同アプリを利用できるようになる。
2015年02月24日