小栗旬が主演を務める11月公開の映画『ミュージアム』の新映像とポスターが公開になった。史上最悪の殺人アーティスト“カエル男”が刑を宣告し、次々に犯行を重ねていく過程を描いた緊迫感のある映像だ。公開された新映像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村(小栗)の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。このほど公開になった映像は、カエル男に捕らえられ、拘束された男の苦痛に満ちた声と、あまりにも不気味な“処刑場”の場面からはじまる。カエルのマスクをした男は、刑を執行する相手によって殺人方法を変え、それを誰かに“見せる”ことにこだわる恐ろしい人物。映像はカエル男がカン高い声で刑を宣告する場面や、それを追う主人公の刑事・沢村の姿、そしてカエル男に沢村が追いつめられるカットまで登場。錯乱し、絶叫する沢村は一体、何を見たのか? 観客の予想を上回る展開、恐ろしいけど目が離せなくなるビジュアルが待つ映画になりそうだ。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年06月28日4人のフランス人作家の作品を集めた展覧会「ユーモア・ド・パリ Savignac, Sempé, SEM et Nadette !」が、2018年6月16日(土)から24日(日)まで、東京・渋谷のBunkamura Box Galleryにて開催される。フランスポスター界の革命家たちを紹介会場では、ポスターにユーモアを加えた革命家レイモン・サヴィニャック、フランスの国民的イラストレーターのジャン=ジャック・サンペ、ベル・エポック黄金期に活躍した風刺画家のセム、そしてサヴィニャックへのオマージュ作品が注目されているグラフィックデザイナー、ナデット・タニオゥの4作家による作品を紹介。サヴィニャックの原画作品も中でも、2018年から2019年にかけて大規模な回顧展が開催されることでも話題のレイモン・サヴィニャックは、20世紀の中頃に、フランスの“街角”に革命を起こしたポスター作家として知られる、ポスター界の巨匠。生涯を現役ポスター作家として生きたサヴィニャックの作品は、オリジナルポスターのみならず、世界にただ1つの貴重な原画作品も展示される。スタイルや時代も様々な4人の画家たち。パリの街や人々を魅了し、そして愛されたアーティストたちの世代を超えた競演が、再びBunkamuraに帰ってくる。開催概要「ユーモア・ド・パリ Savignac, Sempé, SEM et Nadette !」開催期間:2018年6月16日(土)〜6月24日(日)開館時間:10:00~19:30 ※最終日は17:00まで会場:Bunkamura Box Gallery【問い合わせ先】Bunkamura GalleryTEL:03-3477-9174
2016年06月26日小栗旬が主演を務める『ミュージアム』の公開日が11月12日(土)に決定し、新たな場面写真が公開になった。『ミュージアム』/新画像解禁本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村(小栗)の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。このほど公開になった画像は、雨の日に沢村と、新人刑事の西野(野村周平)が犯人を追う場面と、西野が捜査会議に出ている場面。本作では必ず雨の日に事件が起こるため、雨のシーンが印象的に描かれることになりそうだ。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年06月21日世界で一番愛されているビーグル犬といえば、にかっと笑う愛くるしい笑顔がトレードマークのスヌーピー!そんなスヌーピーの世界に思う存分浸ることができるミュージアムが六本木に誕生しました。アメリカ・カリフォルニア州にあるチャールズ M. シュルツ美術館のオフィシャルサテライト(分館)という位置付けで上陸した「スヌーピーミュージアム」は、ファンならずとも楽しめる空間になっています。今回は見どころと楽しみ方をご紹介!原画から貴重なグッズまで勢揃い2016年4月23日にオープンしたスヌーピーミュージアムは2年半という期間付きのサテライトミュージアム。スヌーピーはもちろん、個性溢れる登場人物たちをぐっと身近に感じることができる企画展は半年に一度入れ替わり、ピーナッツの世界観を様々な視点で味わうことができます。現在はオープン記念展「愛しのピーナッツ。」が開催中。まず私たちを出迎えてくれるのは「ピーナッツ」の作者、チャールズ M. シュルツ氏の生い立ちを写真とともに追っていく空間。彼がどんな環境で生まれ世界的に愛されるコミック「ピーナッツ」が誕生したのかをじっくりと見ることができます。ホールの壁一面に飾られているのは「3Dピーナッツ」と題された大きなインスタレーション。実は4452枚もの紙で構成されています。これはシュルツ美術館のシンボルの一つでもあるアート作品「Tile Mural Wall」に呼応して作られたもの。スヌーピーの耳部分に近寄ってみると、全てコミックでできているのがはっきりわかります。暗い部分は黒塗りのシーンが飾られていて、まるでモザイクアートのよう。奥に進んでいくと、貴重な原画がずらりと並びます。資料も含めてその数約150点!ひとコマひとコマじっくり読み込んでいくと1日たっぷり楽しめそう。それぞれ翻訳も付いているので英語を勉強しながら鑑賞できます。スヌーピーの犬小屋をイメージしたかのような三角形の箱も可愛い!原画コーナーを抜けると、貴重なヴィンテージグッズや各界の著名人によるスヌーピーへの愛を語る展示がお目見え。「愛しのピーナッツ。」という企画展の題でもあるように、それぞれがお気に入りのストーリーやコレクションなど、熱烈なスヌーピー愛を語っています。いくつ見つけられる?隠されたキャラクターを探せ!見どころは展示物だけではありません。館内の至る所に隠れているピーナッツのキャラクターたちを探すのも一つの楽しみ方。何気なく目にする案内板や注意書きも、よく見るとウッドストックやチャーリー・ブラウンの顔が!キャンバス地の説明書きにはウッドストックがぴゅーんと飛んでいるのを発見。撮影禁止の看板なのに、ついつい撮りたくなってしまう可愛さ!これはずるいですね。原画は撮影禁止なのでじっくり目で見て楽しみましょう。貴重な資料が展示してあるボードはまぁるい輪郭にぷくっとした耳で、どこか見たことのあるシルエット。壁に空いている穴を覗きこんでみるとチャーリーブラウンと目があった!中には他にもたくさんのキャラクターが隠れています。本場のシュルツ美術館にも設置されているという「Peek-a-boo Box」は、作者チャールズ M. シュルツ氏の妻で美術館の理事長でもあるジーン・シュルツ氏のお気に入りなんだとか。アニメ「スヌーピーとかぼちゃ大王」のワンシーンを流しているブースを覗くとスヌーピー達も鑑賞中!ハロウィンの夜に現れるかぼちゃ大王を待ち望むライナスと呆れるサリーのシーンを目の前に、クスクス笑っているのでしょうか。ミュージアムショップの奥にはここでしか手に入らない限定フィギュアをゲットできるガチャガチャがあります。カプセルを入れるゴミ箱の上にはウッドストックがパタパタ。ここでしか手に入らない限定グッズ&カフェミュージアムショップ「BROWN’S STORE」にはちょっとしたお土産から実用的なアイテムまで、スヌーピーミュージアム限定のグッズがなんと500点以上も勢揃い。一部をご紹介します。九谷焼の転写技術を生かして誕生したブランド「KUTANI SEAL」とのコラボ食器は日常使いできる大人向けアイテム。手前の菊小鉢は1,600円(税抜き)と、求めやすいお値段です。ル・クルーゼとコラボしたプチココットも可愛い!こちらはスプーン付きで6,500円(税抜き)。思わずフチに大集合させて遊んでしまったのがコップのスヌ子さん!6月30日発売のスヌーピーの「PUTITTOフィギュア」はミュージアムで先行販売しているそう。一つ500円、シークレット1種類を含めた全7種類は是非コンプリートしたい。他にも文房具やお菓子、ぬいぐるみなど思わず衝動買いしてしまいそうなグッズが盛りだくさん!プレゼントとして喜ばれそうなのは、365日キーホルダー。その日に描かれた漫画の一コマがデザインされています。展示を回りきって一息つくなら、ミュージアムカフェ「Cafe Blanket」へ。パンケーキやサンドイッチ、キャラクターをイメージしたスペシャルドリンクを楽しめます。ドッグディッシュのようなお皿に盛られているのはシュルツさんの好物ツナサンドにピーナッツバターを添えた特製メニュー。最後の最後までスヌーピー気分を思う存分味える!※商品は品切れの場合がございます※展示内容および商品内容は、会期によって異なります©Peanuts Worldwide LLCスヌーピーミュージアムAddress東京都 港区 六本木 5-6-20 Tel03-6328-1960 Open10:00~20:00(入場は19:30まで) オープン記念展「愛しのピーナッツ。」会期中は無休HP / Twitter / Facebook / Instagram Text. Azu Satoh
2016年06月10日有田焼の豆皿の魅力を体感する展覧会「きんしゃい有田豆皿紀行」が、6月18日から28日まで東京・渋谷にあるBunkamura 1階のギャラリーで開催される。「きんしゃい有田豆皿紀行」は、佐賀県が「有田焼創業400年事業」と称し、“世界の有田焼”の実現のために行っている17のプロジェクトのうちのひとつ。26の窯元が「手のひらサイズの小さな“豆皿”で、400年の歴史を有する大きな産地を識る」という新しい観点で、有田焼の文化と職人の町・有田への関心喚起および理解促進を図ることを目的に昨年発足した。これまでに、常設コーナーやオンラインショップの設置の他、全国20箇所ほどの主要百貨店やライフスタイルショップなどでポップアップショップをオープンし、豆皿特有の使い勝手の良さや個性が凝縮している美しさ、高いコレクション性などを紹介してきた。今回特別企画展として開催される「きんしゃい有田豆皿紀行」では、147点の豆皿を出展。有田焼の次世代を担う窯元が主宰または参加する新進気鋭の4つのコレクションも展示する。コレクションのラインアップは、様々な窯元が特徴を活かして絵付けを行ったマグカップを展開するARITA JIKI、江戸時代から有田焼などの実質的な技術を舞台裏で研鑽してきた肥前吉田焼の窯元での技術をベースに新しいものづくりに挑んだ224 porcelain、オリジナルで開発したキャラメル色とオリーブ色のこだわりの釉薬を採用した皓洋窯 Caramel/Olive series、“有田焼をファッションにも”をテーマにアロマディフューザー型のブローチなど食器以外のカテゴリーに有田焼の可能性を追求しているhibiによる4種類となっている。また、6月24日の16時から、25日、26日の11時、14時、16時からは絵付師による鑑賞者参加型のワークショップを開催。所要時間は各回1時間程度で、参加費は1点3,000円(送料+1,000円から)となっている。【イベント情報】「きんしゃい有田豆皿紀行」会場:Bunkamura Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1階会期:6月18日~28日時間:10:00~19:30入場無料会期中無休
2016年05月21日「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展が、6月5日まで東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている。所蔵作品45万点を誇るアメリカのボストン美術館は、「古代」、「ヨーロッパ」から「アジア、オセアニア、アフリカ」、「アメリカ」、「現代」に至るまで古今東西の優れた美術品で知られ、その中でも仏画、絵巻物、浮世絵、刀剣など日本美術のコレクションは質、量ともに充実していることで知られる。1876年のボストン美術館開館以来初の大規模な歌川国芳と歌川国貞の展覧会となる同展では、同美術館の優れた日本美術のコレクションにあって、圧倒的な点数を誇る浮世絵コレクション1万4千枚超の中から、幕末の人気浮世絵師であった国芳と国貞の作品170件、約350枚が公開される。今回展示された作品は、一度貸し出されると美術館の規定により5年間は公開されなくなるため、非常に貴重な機会となる。展覧会では、豪快な武者絵と大胆な構図を描いた国芳、そして、粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡した国貞という対照的な作風を持つ天才絵師2人が、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることが出来るように、名品の数々を同一のテーマで比較展示。さらに、身近な感覚をもって作品を理解するために、当時最大の娯楽であった歌舞伎の演目になぞらえ、各章のタイトルに一幕目の一「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や、一幕目の二「物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)」、二幕目の六「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」など現代的でポップなルビが振られている。また、同展では、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍(プルシャンブルー)」の濃淡とほんの少しの紅などで表現された「藍摺」と呼ばれる錦絵の中でも特異な作品が展示されるほか、豪華さを演出するために無地背景に雲母粉を用いた「雲母摺(きらずり)」と呼ばれる作品も展示され、浮世絵師の多様な色彩表現が紹介される。なお、展覧会のオフィシャルサポーター及び音声ガイドのナビゲーターを歌舞伎役者の中村七之助が務める。テーマ曲には、B'zの松本孝弘による書き下ろしの楽曲「Ups and Downs」が使用されている。【イベント情報】ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞会場:Bunkamuraザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:3月19日から6月5日時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)料金:一般1,500円、大学・高校生1.000円、中学・小学生700円休館日:会期中無休0123
2016年05月02日21日に57歳で死去した米人気歌手プリンスさんのペイズリー・パークの自宅兼スタジオが、ミュージアムとしてファンに公開されることになると、遺族が発表した。プリンスさんの義弟モーリス・フィリップスは、ザ・サン紙に「私たちはプリンスの思い出の場としてペイズリー・パークをミュージアムにするつもりです」「ファンのための場所になります。プリンスにとってファンの皆さんが全てでした。この場は彼の遺産である彼の音楽をとどめるところとなります」「プリンスは常にプライベートを大事にする人間でしたが、彼の音楽は記憶にとどめてほしいと願っていたことでしょう」と話した。この言葉を裏付けるように、コラボレーターであり元恋人でもあったシーラ・Eは、プリンスさんが生前、すでに自宅のミュージアム化を考えていたと『エンターテイメント・トゥナイト』に明かしていた。シーラは「ペイズリーをプリンスが望んでいたかたちにしてくれることを願っているわ。彼はミュージアムにすることに取り掛かっていたの」「彼はツアーからの記念品などの品々を集めて始めていたところだったの。私のドラムとか彼のバイクとかね」と語った。シーらはまた、「彼のアワードとかが飾られている廊下があるの。本人はそういうことにこだわらなかったんだけど、ファンは見たがるだろうと分かっていたから飾っていたのよ」「その廊下は彼の写真が並んでいて、みんなが目にしたことのあるものもあれば、そうでないものもあるわ」「彼が手を伸ばした姿の壁画があって、その手の片方はプリンスが影響を受けた人たちでもう一方は私たちみたいに一緒にプレーした人になっているの。すごく美しいのよ」と説明していた。(C)BANG Media International
2016年04月26日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、パーク開業以来、5,900万人以上のゲストがライドした「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」を5月31日(火)にアトラクション・クローズするにあたって、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド~さよならキャンペーン」の実施を発表した。実施期間は、4月29日(金)~5月31日(火)。同企画では、チャリティーオークションを開催。パーキンソン病の研究助成活動を行う「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」へ寄付することを目的に、アトラクションの装飾・装置として使用した実物を記念収集品として「ヤフオク!」を通じて出品する。出品するアイテムはアトラクション前にある実物大デロリアン(レプリカ)をはじめ、研究所サインプレート、施設内アクリル映画ポスター3セット、ライドのデジタル時計、次元移動装置(レプリカ)などになるという。ファン垂涎の品が登場する。また、アトラクション・クローズ当日の5月31日(火)には、ファイナル乗車企画も実施。「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド~本当に最後のタイムトラベル」と銘打って40組80名を招待して、クローズ直前の記念すべき運営最終回に乗車できる“ファイナル乗車権利”が当たる企画を行う予定。公式ツイッター経由で応募が可能だ。そのほか、8人乗りコンバーチブル型の超高性能新型デロリアンを開発した天才発明家、ドク・ブラウンが期間限定でパークに復活する「さよならドク!ファイナル・グリーティング」を期間中に開催するほか、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」を優先的に楽しめるエクスプレス券、「デロリアン・フォトオポチュニティ」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド さよなら記念タンブラー」などをセットにした、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド さよならスペシャル・エクスプレス」の販売も始まる。皆夢中になった時空旅行も、いよいよタイムリミット!ライドに乗って、記念撮影をして、記念グッズを手に入れて、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の世界に浸ってみて。画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年04月21日「ピーターラビット展」がグランフロント大阪にて、2017年2月11日(土)から4月2日(日)まで開催される。ビアトリクス・ポターの生涯幼少期から動物や植物のスケッチが大好きだったビアトリクス・ポターは、避暑地として家族と訪れた湖水地方の豊かな自然に出会い、生涯魅了され続けたという。彼女の自然への深い愛情とまなざしは「ピーターラビットシリーズ」の世界観にも色濃く反映されている。「ピーターラビットシリーズ」のはじまり「ピーターラビットシリーズ」は、当時の家庭教師アニー・ムーアの息子、ノエル少年に向けて書いた絵手紙から誕生した物語。その後、1901年には『ピーターラビットのおはなし』の私家版、1902年には白黒の線描画だった挿絵に色を付けたものがフレデリック・ウォーン社から出版され、最終的には24作の絵本が世に送り出されている。日本初公開が揃う200件以上の展示内容ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念して開催される本展は、「ピーターラビットシリーズ」史上、国内最大規模の展覧会。今でも変わらず愛される物語の原点や絵本シリーズの世界を、社会で女性が活躍するのが難しかった当時、あふれる才能と強い意志で時代を切り開いた彼女の人生に焦点を当てて紹介する。英国ナショナル・トラストが所蔵する貴重な絵本の自筆原画やスケッチ、彼女の愛用品など200件以上の作品や資料が揃い、ほとんどが日本初公開となる。なかでも、『ピーターラビットの暦:1929』の原画はすべて初来日。世界中で愛される「ピーターラビット」誕生の真相を説き、物語の中で動物たちが繰り広げるのどかでユーモラスな絵本シリーズの世界を繰り広げる。また、晩年は牧羊と自然保護活動にも力を注いだ彼女が、実際に暮らし、絵本にも描かれた現存するヒルトップ農場なども合わせて紹介。そのほか、シュタイフ社のぬいぐるみや食器なども展示し、多彩な顔を持つ彼女の人物像に迫る。開催概要ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展会期:2017年2月11日(土)~4月2日(日)※ただし2月19日(日)は休館会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ※1階カフェラボ横にある専用入口から入場。住所:大阪市北区大深町3-1開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)チケット:一般 1,300(1,100)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学・小学生 600(400)円※()内は前売り、20名以上の団体料金※未就学児童は入場無料※障がい者手帳を所持者とその介助者1名は当日料金の半額※前売り券は、2016年12月3日(土)から2017年2月10日(金)まで販売問い合わせ先:ハローダイヤル 050-5542-8600(全日 8:00~22:00)【巡回予定】・広島ひろしま美術館 2017年4月15日(土)〜6月4日(日)・名古屋2017年9月〜11月
2016年04月14日ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)の人気アトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」が、5月31日をもって運営終了することが31日、明らかになった。「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズをベースとしたライド・アトラクション。ゲストはドク・ブラウンのフューチャー・テクノロジー研究所で開発された8人乗りの新型デロリアンに乗って、悪漢ビフ・タネンを追って時空の旅へ。未来や過去にタイムスリップし、氷河の上を滑り落ちたり、火山の火口に落ちる寸前で恐竜に衝突したり、ダイナミックな体験ができる。同アトラクションは、かつてハリウッドとフロリダのユニバーサル・スタジオにもあったが、現在では世界で唯一ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのみに。2001年のパーク開業当時から現在までの総体験者数は約5,900万人にも上る。昨年10月21日16時29日、『バック・トゥ・ザ・フューチャーパート2』(1989)で主人公がデロリアンでタイムトラベルした30年後の未来にあたる時刻には、300人ものファンがアトラクション前に集結。"未来"到来を祝して歓声を上げ、記念撮影するなど盛り上がった。USJでは、運営終了に伴い「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド さよならキャンペーン」を実施。詳細は後日、公式サイトで発表される。なお、終了後は施設改修に入るという。
2016年03月31日小栗旬が主演を務める『ミュージアム』の新ビジュアルと特報映像が公開になった。雨の日にだけ現れて次々に殺人を重ねていく“カエル男”の不気味な姿を捉えたビジュアルで、特報にもカエル男が登場する。『ミュージアム』特報映像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。カエル男は、その名の通り、カエルのマスクをかぶった謎の男で、徹底的に対象を調査した上で執拗なまでにこだわり抜いた“殺人計画”を遂行する恐ろしい人物だ。その行動は大胆不敵で、猟奇的、さらに頭脳も冴えており、彼の正体を突き止めようとする沢村刑事は、逆に追いつめられていく。このほど公開になった映像では、追いつめられた沢村の前に突然、カエル男が出現する瞬間を描いた衝撃的な内容。当然のように辺りには雨が降っており、沢村が見つめる窓ガラスを路面を、周囲一体を、そしてマスク姿のカエル男も濡らし、不気味な質感が観る者に強い印象を残す。このほど公開になった特報映像は、この他に“劇場用”があり、全国の映画館で順次披露される予定。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月18日現在、画家・金子國義の1周忌に合わせた回顧展「金子國義 終わりと始まり」が、東京・渋谷にあるBunkamura 1階のメインロビーフロアにて開催されている。1967年に「花咲く乙女たち」で画壇デビューした金子は、「不思議の国のアリス」「お遊戯」「マダム・エドワルダ」など文学の影響を色濃く受けた作品を数多く発表。澁澤龍彦、三島由紀夫、高橋陸郎、唐十郎、四谷シモン、コシノジュンコらとともに芸術の最前線をリードしていた。昨年2月には、Bunkamura Galleryにて自伝の出版を記念した展示「美貌の翼」を開催したものの、その約1ヶ月後に帰らぬ人となってしまった。金子の1周忌に合わせて開催される同展では、油彩、版画、書籍などを一堂に展示・販売。また、同展開催を記念した最新画集『イルミナシオン』も発売される。なお、同書はオールカラー208ページとなっており、金子の生涯を辿ることができるものになっている。なお、開催期間は23日まで。【展覧会情報】「金子國義 終わりと始まり」会場:Bunkamura 1階 メインロビーフロア住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:3月12日~23日時間:10:00~19:30入場無料
2016年03月15日小栗旬が主演を、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務める『ミュージアム』が秋に公開されることが決定し、場面写真が公開になった。その他の画像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。事件を捜査し、犯人を追いつめていく沢村と、罠を仕掛けて沢村を絶望的な状況へと追いつめていくカエル男の攻防を圧倒的な緊張感で描き出していく。映像ユニット“群青いろ”のメンバーで『凶悪』や『秘密…』の脚本も手がけた高橋泉、『るろうに剣心』の脚本も担当した藤井清美と大友監督が共同で脚本を担当。小栗が主人公の沢村を演じることが明らかになっているが、カエル男を含め、その他のキャストはいまだに発表になっていない。撮影は昨年末に終了しており、現在、ポストプロダクション中。今秋に全国で公開になる。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月09日4月23日(土)に開館する「スヌーピーミュージアム」にて販売されるオリジナルコラボレーショングッズの第一弾がこのほど発表された。世界最大の「ピーナッツ」原画コレクションを誇り、スヌーピーファンの聖地と称される「チャールズ M. シュルツ美術館」。このほど期間限定で六本木にてオープンする「スヌーピーミュージアム」では、世界初のオフィシャルサテライトとして、シュルツ氏の妻ジーン・シュルツが選んだピーナッツ原画60点を展示するオープン記念展「愛しのピーナッツ。」をはじめ、限定オリジナルグッズを取り揃えるミュージアムショップ「BROWN’S STORE」や、オープンデッキで西海岸テイストのメニューが堪能できる「Cafe Blanket」など、スヌーピーファンにとってはたまらないスポットとして注目を集めている。このほど、「BROWN’S STORE」にて販売されるコラボレーショングッズのブランド第一弾が発表。「カリタ式」で知られるコーヒー器具メーカーの老舗「Kalita」や、フランスのキッチンウエアブランド「ル・クルーゼ」、カラフルなガラス質の絵の具が特徴の丸谷焼ブランド「KUTANI SEAL」といったキッチン用品のブランドをはじめ、楽器メーカー「河合楽器製作所」のミニピアノなど、幅広いブランドとのコラボレーションが実現している。ほかにも、「コップのフチ子」など個性的でハイクオリティな商品を次々と生み出すトイメーカー「奇譚クラブ」や、ジュエリーブランド「AHKAH」、手績み手織りの麻織物を扱う「中川政七商店」、てぬぐい専門店「かまわぬ」の新ブランド「まめぐい」など、ギフトやプレゼントとして、自分使いのアイテムとしてもおすすめのオリジナルスヌーピーグッズがずらりとラインナップされている。今後、「愛しのピーナッツ。」の特別展示に参加する日米の文化人の顔ぶれなど、詳細情報がさらに公開されるという「スヌーピー・ミュージアム」。オープンに向けてさらなる注目を集めそうだ。スヌーピー・ミュージアムオープン記念展「愛しのピーナッツ。」会期:2016年4月23日(土)~2016年9月25日(日)(会期中無休)時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)所在地:東京都港区六本木5-6(text:cinemacafe.net)
2016年02月28日画家の田中千智の個展「田中千智展」が、16年1月29日から2月7日まで東京・渋谷にあるBunkamura1階のギャラリーにて開催される。田中千智は、国内外での多数の展覧会を行う他、小説の表紙や挿絵、舞台や映画のイメージビジュアルなどを手掛ける、近年目覚ましい活躍を見せる画家。果てのない夜や燐光の森、淡くゆらぐ雪の丘、置き去りにされた情景など、黒と白の鮮烈なコントラストによって独自の死生観が描き出された作品は、見る者にセンチメンタルな物語を想起させる。Bunkamuraで開催する2回目の個展となる同展では、未発表の新作を中心に多数の油彩原画を展示・販売。今最も注目される画家のうちのひとりである田中が持つ引力をたっぷりと体感出来る個展となっている。【イベント情報】「田中千智展」会場:Bunkamura Box Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1F メインロビーフロア会期:16年1月29日~2月7日時間:10:00~19:30(最終日は17:00まで)入場無料
2016年01月06日東京都・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムは、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を紹介する「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」を開催する。会期は2016年3月19日~6月5日。開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで)。入館料は一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円。同展は、世界有数の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館より、1万4,000枚超の中から選りすぐりの国芳・国貞作品170件(約350枚)を展示するもの。国芳・国貞の二人は兄弟弟子でありながらその作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図、国貞は粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡した。展示される作品は、ボストン美術館のその膨大な収蔵点数ゆえに近年までほとんど一般公開されることがなかったため保存状態がよく、摺りたてのような鮮やかさを保っているという。同展では、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を同一テーマで比較展示することによって、彼らが消費者に対し、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることができる。また、作品を通じて、江戸の粋と当時の人々の暮らしを味わうことができるということだ。さらに、身近な感覚をもって理解するために、江戸と現代をつなぐよう、歌舞伎の演目になぞらえた各章タイトルには「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や、「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」などのように現代的でポップなルビがふられている。また同展では、浮世絵師たちの工夫・趣向のひとつ「色彩表現」においても、多様な作品を見ることができる。精巧で豪華な多色摺りの錦絵は、色別に彫られた版木をもとに一枚一枚を摺り、色を重ねていくという高い技術を要求されるものであったが、同展ではこれら錦絵のなかで1点、特異な「藍摺」と呼ばれる作品も紹介される。「藍摺」とは、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍」(プルシャンブルー)の濃淡と、ほんの少しの紅などで表された作品で、今までになかった鮮やかな青の世界に、江戸の人々は魅了されたという。また、豪華さを演出するために、無地背景に雲母粉を用いた「雲母摺」と呼ばれる作品も見どころのひとつとなっており、現在でも、そのキラキラとした輝きが残されているのを見ることができるということだ。
2016年01月04日東京都・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムは、ロセッティ、ミレイ、ハントら、ラファエル前派及びその継承者たちの油彩・水彩などを展示する「リバプール国立美術館所蔵英国の夢 ラファエル前派展」を開催する。会期は12月22日~2016年3月6日(1月1日・1月25日は休館)。開場時間は10:00~19:00(1月2日以外の金・土は21:00まで)。観覧料は一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円。同展は、リバプール国立美術館の所蔵品から、ラファエル前派及びその継承者たちの油彩・水彩など65点を紹介し、近代における英国美術の英国らしさを「英国の夢」をキーワードに浮き彫りにするもの。リバプール国立美術館は、リバプール市内及び近郊の3美術館などの総称で、ロセッティ、ミレイ、ハントらが19世紀中頃に結成したラファエル前派の傑作を有する美術館。今までまとめて紹介されることのなかったリバプール国立美術館の傑作を、日本で観る事のできる貴重な機会となる。展示されるのは、ロセッティ、ミレイ、ハントら初期メンバーの作品だけでなく、彼らの精神を引き継いだ継承者たちの作品も紹介され、中世の伝説や聖書、神話の物語をテーマに描かれたロマンティックで物語性のある世界観を感じることができる展示となっている。また、これまで門外不出とされてきた、エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズの高さ3mを超える大作《スポンサ・デ・リバノ(レバノンの花嫁)》や、フレデリック・レイトンの《ペルセウスとアンドロメダ》などが公開される。そのほか、関連企画として、最高に美しい花を追求する造花工藝作家の岡田歩が、展覧会をイメージして制作したコサージュが全て一点もので販売されたり、同展に出品されている作品をイメージしたウィンドウディスプレイをBunkamura1Fのエルベシャトラン店舗にて展開するなど、コラボレーション企画が開催されている。また、ラファエル前派の絵画のような美しく鮮やかな色彩の花を使って、アレンジメントを制作するフラワーレッスも開催される。開催は2016年2月予定。詳細は同展Webページにて。
2015年12月04日ドキドキするほど美しいアートを集めた展覧会『英国の夢 ラファエル前派展』が渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれます。19世紀半ばにイギリスで結成された若い芸術家グループ、ラファエル前派。神話や聖書、中世の騎士物語などの世界をロマンティックに描いた彼らの作品は、時代を超えて愛されています。本展では、ラファエル前派の作品を数多く所蔵するイギリスのリバプール国立美術館から厳選された名作が来日。日本初公開となる作品も多数含まれ、油彩・水彩画など65点が紹介されます。たとえば、ジョン・エヴァレット・ミレイの作品《ブラック・ブランズウィッカーズの兵士》は必見の一枚。長身イケメンの兵士と恋人の別れの場面をロマンティックに描いたもので、まるで映画の一場面を見ているような美しい絵画です。また、日本にもファンの多い画家、エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズの大作《スポンサ・デ・リバノ(レバノンの花嫁)》も初来日。門外不出とされる本作品は、高さ3メートルを超えるサイズで見ごたえ抜群です。展覧会にあわせて、ウエディング雑誌でおなじみの造花工芸作家、岡田歩さんの美しいコサージュの販売や、レストラン、フラワーショップとのタイアップなど、楽しい企画もいっぱいあります。美しくロマンティックなラファエル前派の世界観にたっぷりひたれる展覧会、ぜひ足を運んでみて!イベントデータ:『英国の夢 ラファエル前派展』会期:2015年12月22日(火)~ 2016年3月6日(日)※休館日は1月1日(金)、1月25日(月)時間:10:00 ~ 19:00(金・土曜日 10:00~21:00)※入館は閉館の30分前まで※1月2日を除く会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)料金:一般 1,500円/大学生・高校生 1,000円/中学・小学生 700円
2015年11月25日ヤングマガジンで連載され、過激な描写と緊迫のストーリー展開が話題を呼んだ巴亮介原作のサイコスリラー漫画『ミュージアム』が、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督、小栗旬主演で映画化されることが発表された。小栗は連続殺人犯を追う警視庁捜査一課の刑事・沢村を演じる。その他の情報本作は、カエルのマスクを被り猟奇殺人を繰り返す“悪魔のアーティスト・カエル男”の残忍な殺人と、カエル男を追う刑事・沢村の姿を描く戦慄のスリラー。雨の日にだけ次々と発生する殺人事件。現場に残された“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”といった謎のメモなどから、沢村は連続殺人の関連性に気づくが、次のターゲットに沢村の妻と子どもがリストアップされていた。犯人が着々と殺害の準備を進めていく中、沢村も男を追い詰めていくが、それはカエル男によって仕組まれた罠で、沢村はさらなる絶望的な状況に追い込まれていく。果たして妻子の命を救うことはできるのか?残虐な殺人事件を描いた原作に、小栗は「漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします」とコメント。大友監督も「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています」と語る。そして映画化するにあたって、妻子の命を狙われ、追い込まれていく難役に挑む小栗は、「なぜ、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか。初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます」。大友監督は、「同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優のひとり、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」と熱い意気込みを語っている。本作は現在撮影中で、ワーナー・ブラザースの配給で2016年に全国で公開される。『ミュージアム』2016年全国ロードショー
2015年11月25日「スイス・サンティミエのロンジン ミュージアムに収蔵されている貴重なアーカイブが"“たまたま”東京に来ているらしいんですが、見に行きませんか?」と、マイナビニュースの家電fan編集部から突然のお誘い。聞けば、それは1954年に製造された「Longines Twenty-Four Hours」(ロンジン トゥエンティーフォー アワーズ)のオリジナルモデルらしい。もちろん、一も二もなくぜひとお願いして、我々は銀座のスウォッチ・グループ・ジャパン「ニコラス・G・ハイエックセンター」を訪れた。○オリジナルだけが放つ「魅力と風格」Longines Twenty-Four Hoursのオリジナルモデルは、1953~1956年にかけて、ロンジンがスイス航空のためにと特別に製造した製品だ。1940年代、パイロット用に設計した機械式ムーブメント「キャリバー37.9N」を搭載した24時間計(24時間で時針が一周する)で、計70個が製造されている。目にすることができた個体は、バックに「SWISSAIR 29」の文字が刻まれていた。これは、触れ込み通りスイス航空に納品されたものであるとともに、合計生産数70個のうちの29番目であることを示している。これをロンジン社内の資料と照らし合わせることで、当該個体が1954年に製造されたことが判明したのだ。スイス航空に納品されたはずの29番が、60余年を経た現在、ロンジン ミュージアムの収蔵品となっている理由については、同社広報より以下の回答が。「元スイス航空パイロットの方からの申し出によって寄贈され、2010年からロンジン ミュージアムで保管されている」と。なお、残り69個の行方については、ロンジンでも把握していないそうだ。このアーカイブがなぜ銀座にあるのだろうか。実はこのTwenty-Four Hours、10月7~12日まで仙台で開催されていた、百貨店の時計フェアで展示するために持ち込まれた、というのが真相。その移動の間隙を突いて、我々は貴重な邂逅(かいこう)を果たすことができたのだ。ちなみに、ロンジンはこのLongines Twenty-Four Hoursを2011年に復刻している。ブラックマットダイヤルに浮かぶアラビアインデックスなど全体的な雰囲気はそのままに、デイト表示やハンターケースバックといった要素を加えて現代風にアップデート。ケース蓋の裏には「Re-edition of a Longines navigation watch exclusively made for Swissair navigators, 1953-1956」という文字が刻まれ、復刻モデルであることと、オリジナルモデルの出自を示している。価格は38万1,000円(税別)。翻って、オリジナルモデルに目を向けてみよう。本物のクラシックならではの艶と風情、そして風格に目を奪われる。やや目立つケースの傷には、この時計が刻んできた歴史が表れているし、それでいてわずかな凹みも欠けもないラウンドケースとガラス風防からは、パイロットという過酷な仕事の中で、オーナーがひときわ大切に扱ってきたことが容易に想像できるだろう。砂地のブラックダイヤルに映えるゴールドのスペード針。ウイングド・アワーグラス(翼付きの砂時計)のないロンジンロゴ。レールのないミニッツメーター。それらはすべて極めてシンプルだ。ゆえに美しく、いつまで眺めていても見飽きることがない。航空ナビゲーションというプロフェッショナルな現場のための24時間時計。機構や精度、視認性という「機能」と、腕時計としての「美」をともに追求するロンジンの思想を、この歴史的アーカイブが雄弁に語っている。
2015年10月21日蓮の花の形をした建物が印象的な「ArtScience Museum at Marina Bay Sands(アートサイエンス・ミュージアム)」は、国際巡回展示が観賞できるシンガポール初の博物館。期間限定で開催される興味深い展示は、常にチェックしておきたい。金曜日には、ファミリー向けのお得なサービスも。マリーナ・ベイを特徴づける個性的な建物マリーナ・ベイ・サンズの併設施設として2011年にオープンしたアートサイエンス・ミュージアム。「芸術科学」をテーマとする博物館としては、世界初と言われている。蓮の花の形が斬新なこの博物館は、建築家モシェ・サフディ氏の設計。マリーナ・ベイ・サンズの会長がこの形を「シンガポールの歓迎をする手」と称賛したように、そのユニークな建築物はシンガポールのアイコンの一つとなっている。10本の「指」の先には天窓が設けられ、壁面をランダムに照らす。この屋根からは、雨水が中央のアトリウムを通って35メートル下のプールに滴り落ちる仕組み。雨水は構内で再利用されており、環境に配慮した建築物としても有名。国際巡回展示を観賞できる場所このミュージアムはアート、デザイン、メディア、建築、テクノロジーをテーマとし、大小合わせて21ものギャラリーにて、最先端の展示を観賞することができる。常設展「ArtScience : A Journey Through Creativity」では、Curiosity(好奇心)、Inspiration(インスピレーション)、Expression(表現)の3つの展示スペースを通し、創造のプロセスへの旅を表現。アーティストの作品を生む原動力、どのようにスキルを身に付け、創り出し、それによって私たちの世界がどう変わるかを考える機会を与えられる。ここでは、常設展に加え、世界的に有名なコレクションの国際巡回展示を開催できるのが最大の特徴。過去には、「タイタニック:アーティファクト エキシビション」「ハリーポッター展」「ダリ:Mind of Genius」など、シンガポールで最も人気の高い展覧会が催されてきた。毎週家族にお得なイベントも毎週金曜日は、子供が無料になる「ファミリーフライデー」を開催。大人のチケット1枚購入につき、12歳未満の子供が4名まで無料で入場できる。また、毎月一回、木曜日には、通常営業の後に「ArtScienceレイト」を開催。通常展示が終わる19時から22時まで、この夜限りの最先端パフォーマンスを目撃しよう。バーもオープンし、アートに浸る大人の夜を過ごすことができる。・詳しいスケジュールと内容はこちらArtScience Museum(アートサイエンス・ミュージアム)・住所:6 Bayfront Ave, Singapore 018974・営業時間:10:00-19:00(最終入館は18:00)・電話:+65 6688 8888・入場料金:展示内容により異なる詳しくはこちら・アクセス方法:マリーナ・ベイ・サンズのベイサイド。ショッピングモールの目の前。MRTベイフロント駅より徒歩10分。©All Photos to Singapore Tourism Board
2015年09月27日9月9日から渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで『ウィーン美術史美術館所蔵風景画の誕生』展がはじまります。数多くの名画を所蔵するウィーン美術史美術館。本展では、美術館のコレクションから「風景画」をテーマにした作品を選び抜き、紹介しています。ヨーロッパの風景画がいつごろ誕生したのか、ご存じですか?昔からあったのでは?と思われそうですが、意外にも歴史は浅く、はじめは15世紀以降、宗教画に描かれた窓の景色として部分的に風景画が現れます。次第に、風景そのものを主役にした作品が出てくるようになりました。美術史上、最初の風景画家といわれているヨアヒム・パティニールの作品も今回展示されているので、ぜひチェックしてみてください。また、一風変わった風景画も見どころのひとつです。奇才の画家、ヒエロニムス・ボスの流れをくむ作品《楽園図》は、アニメに出てきそうな斬新なビジュアル。新しい視点で風景画を楽しめます。ウィーン美術史美術館は、ハプスブルク家のコレクションをもとに1891年に開館した世界有数の美術館。数十万点もの美術品を所蔵し、質・量ともトップクラスを誇ります。この膨大なコレクションのなかから選ばれた風景画が一堂に集まるのですから、見ごたえ抜群。風景画を極めに、ぜひ渋谷までお越しください!イベントデータ:『ウィーン美術史美術館所蔵風景画の誕生』展会期:2015年9月9日(水)~ 12月7日(月)※休館日は10月5日(月)のみ時間:10:00 ~ 19:00(金・土曜日 10:00~21:00)※入館は閉館の30分前まで会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)料金:一般 1,500円/大学生・高校生 1,000円/中学・小学生 700円
2015年09月01日2016年3月~2018年9月まで、六本木にて期間限定で「スヌーピーミュージアム」の開館が決定した。スヌーピーファンの聖地と言われるチャールズ M. シュルツ美術館は、2002年に開館して以来、コミック・アートへの理解を深める企画展示や教育プログラムを実施。そのほか、シュルツ氏の生涯や多彩な作品、世界中の読者に向けられた物語を紹介している。世界初のサテライト(分館)として六本木にオープンする「スヌーピーミュージアム」では、スヌーピーたちが活躍するコミック「ピーナッツ」の原画をはじめ、 作者チャールズ・M・シュルツ氏の初期作品、 貴重なヴィンテージグッズや資料などが6か月毎に入れ替えて展示される。敷地内にはモニュメントやさまざまな仕掛けが配置され、ハロウィンやクリスマスなど季節に応じた多彩なイベントを開催。 また、ミュージアムショップでは限定品やオリジナルグッズを販売するほか、 カフェでは「ピーナッツ」にちなんだスペシャルメニューを楽しむことができる。今回の「スヌーピーミュージアム」オープンにあててチャールズ・M・シュルツ夫人であるジーンさんは、「スヌーピーミュージアムが日本に誕生することは、この上ない喜びです。日本の方々にスヌーピーが活躍する『ピーナッツ』そのものに、もっと親しんで頂けたらと思います。この漫画の奥深い魅力や、スパーキー(シュルツ氏の愛称)の知られざる横顔に触れることで、スヌーピーや他のキャラクターを益々好きになって下さることを期待しています」と喜びを語っている。また、今回のミュージアムオープンには、2013年に森アーツセンターギャラリーで開かれた「スヌーピー展」の成功がひとつのきっかけとなったそう。今年12月には映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』も公開となるため、日本でのスヌーピー人気はさらなる盛り上がりをみせそうだ。「スヌーピーミュージアム」は2016年3月~2018年9月開館予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日東京都・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムは、20世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家、エリック・サティの展覧会「エリック・サティとその次代展」を開催する。会期は7月8日~8月30日。開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで)。入館料は一般1,400円、大学・高校生1,000円、中学・小学生は700円。同展は、「眼を持った唯一の音楽家」と評されたサティの活動を芸術家との交流のなかで捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かび上がらせるもの。サティは芸術家たちが集い自由な雰囲気をたたえるモンマルトルで作曲家としての活動を開始し、その後生涯を通じて芸術家との交流を続けたという。第一次大戦中より大規模な舞台作品にも関与し、パブロ・ピカソとはバレエ・リュスの公演「パラード」を、フランシス・ピカビアとはスウェーデン・バレエ団の「本日休演」を成功させる。また一方でアンドレ・ドラン、ジョルジュ・ブラック、コンスタンティン・ブランクーシ、マン・レイ、そして数々のダダイストたちがサティとの交流から作品を生み出していった。同展では、5つの章に分けて、サティとその時代を解説する。第一章は「モンマルトルでの第一歩」として、世紀末モンマルトルのキャバレー文化を紹介し、自由で芸術的刺激に溢れた環境に焦点を当てる。第二章では「秘教的なサティ」と題し、薔薇十字展に関連する作品、資料のほか、メトロポリタン芸術教会におけるサティの活動に焦点を当てる。第三章では「アルクイユにて」として、サティに対する評価の確立と、その時期の多岐に渡る活動に焦点を当てる。また、「スポーツと気晴らし」を音楽と美術、詩が交差する作品として注目し、映像化して紹介する。第四章は「モンパルナスのモダニズムのなかで」と題し、サティが関わった舞台作品に関する下絵やデッサン、ノート、書簡、公演を記録した写真やプログラムから作品を読み解く。第五章は「サティの受容」として、没後間もない頃から現代に至るまでの、サティへのオマージュと呼べる作品が紹介される。また会期中、展示室内にて、サティと同時代に製造されたベヒシュタインのピアノの生演奏が実施される。演奏の実施時間は各日15:00より15分程度。奏者は7月10・11日が島田彩乃、7月24・25日が丹原要、8月7・8日が佐野隆哉/前田健治(連弾)、8月21・22日が宮崎明香となっている。そのほか、パリ2区に本店を構えるフラワーショップ・エルベ シャトランによる、エリック・サティの世界観を花で表現するフラワーレッスンが開催される。開催日時は7月13日14:00~16:00。参加費は8,640円。申込み方法は、決まり次第BunkamuraHPにて案内されるということだ。
2015年06月16日東京・渋谷のBunkamuraル・シネマで、特集上映会「ヌーヴェルヴァーグの恋人たち」が7月4日から31日まで開催される。“ヌーヴェルヴァーグ”とは、50年代末にフランスで始まった“新しい波”を意味する映画運動のこと。その旗手となったジャン=リュック・ゴダールを始め、フランソワ・トリュフォーなど当時の若手監督たちが台頭し、これまでの既成概念を覆すような演出や思想を持って描かれた作品が次々と登場した。中でもパリに生きる恋人たちの感情を瑞々しく等身大に描いた作品は、当時の若者たちから絶大な支持を得た。同イベントでは、世界各国の映画人に大きな影響を与えたヌーヴェルヴァーグ作品の中から全21作品を上映。ラインアップはフランソワ・トリュフォー監督の『突然炎のごとく』(62年)、『大人は判ってくれない』(59年)、『逃げ去る恋』(79年)や、ジャン=リュック・ゴダール監督の『はなればなれに』(64年)、『男性・女性』(66年)、ルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』(60年)、“ヌーヴェルヴァーグの後継者”として知られるレオス・カラックス監督の傑作『汚れた血』(86年)など。半世紀たった今も変わらずに鮮烈な魅力を放つ作品が集結した。今では貴重となった35mmフィルムでの上映も多く含まれ、映画ファンのみならずカルチャー好きにもヌーヴェルヴァーグを再発見出来る4週間となっている。【イベント情報】特集上映「ヌーヴェルヴァーグの恋人たち」会場:Bunkamuraル・シネマ住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:7月4日~31日料金:1,300円(リピーター、学生は1,000円)
2015年06月03日大阪府大阪市のカフェ・ギャラリーmillibarにて、展覧会「小鳥ミュージアム2015IN OSAKA」が開催されている。期間は6月8日まで。同展は、愛鳥週間に東京で開催し、多くの来場者で賑わった「小鳥ミュージアム2015」の巡回展。期間中は、東阪の小鳥好きのグラフィックデザイナー、イラストレーター、フォトグラファー、日本画家、羊毛フェルト作家などのクリエイターが集結し、小鳥をテーマにしたアート作品の展示を行う。参加クリエイターのひとりである、イラストレーターのamycco.さんは、ともに暮らす文鳥がのびをする姿を「スサー」「ファサ」と表現し、SNSを中心に話題を集めている。小鳥の顔をした『ことり男子』で注目のイラストレーターながいゆいなさんも参加。会場には「等身大ことり男子」が登場し、一緒に記念撮影もできる。コザクラインコの写真集『インコのおとちゃん』が人気のフォトグラファー村東剛さんも参加する。会場では、最新刊「おとちゃん式 鳥の撮り方」を書店での発売に先駆けて発売する。6月6日には「小鳥談義クロージングパーティー」と題し、オカメインコを肩にのせたシンガーソングライター・delfloriaさんの約3年ぶりとなる生ライヴも開催。フォトグラファーの村東さんと、東京から来阪するゲスト作家によるスペシャル・トークショーやサイン会も予定している。「小鳥ミュージアム2015IN OSAKA」の開催時間は11:30~23:00(L.O.22:00)、最終日の6月8日は17:00まで。火曜定休。入場無料。「小鳥ミュージアム2015IN OSAKA小鳥談義クロージングパーティー」の開催時間は17:00~21:00。入場無料。いずれも別途飲食オーダー。
2015年06月02日AKB48 選抜総選挙ミュージアムが6月3日(水)から21日(日)まで東京・アーツ千代田3331でオープンする事が決定した。【チケット情報はこちら】同ミュージアムは6月6日(土)に行われる「AKB48選抜総選挙」の開催にあわせ、昨年に引き続き期間限定でオープンする。会場には立候補した総勢272名のメンバーによる個性豊かな選挙ポスター、意気込みを書いた色紙、これまで1位に輝いたメンバーの肖像画、1位の「椅子」などが展示される。そのほか、同ミュージアムでは、6月6日(土)に実施される開票イベントのパブリックビューイングや、立候補メンバーによるスペシャルステージなどのプログラムも予定されている。また、総選挙後にはカメラマン、レスリー・キーによる、選抜総選挙の撮りおろし作品も展示予定。入場券は、総選挙のポスター付きで6月1日(月)18時より発売。■AKB48 選抜総選挙ミュージアム会期:6月3日(水)~6月21日(日)【期間中1回限り有効】会場:アーツ千代田3331 (東京都千代田区外神田6-11-14)開場:11:00※滞留時間制限あり。最大2時間閉場:※最終入場は各日閉場の30分前6月3日(月)~6月8日(月)20:006月9日(火)~6月12日(金)18:00 閉場6月13日(土)~6月20日(土)20:00 閉場6月21日(日)19:00 閉場※第7回AKB48選抜総選挙:6月6日(土)特別イベントは別途チケットが必要。詳細は公式HPにて。
2015年06月01日渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、「異端の作曲家エリック・サティとその時代展」を7月8日~8月30日まで開催されることが決定した。20世紀へと向かう世紀転換期に活躍し、マン・レイによって「眼を持った唯一の音楽家」と評されたフランスの作曲家エリック・サティ。その新たな側面を、同時代の芸術家たちとの交流の様相から探る5章立ての展覧会だ。第1章では、多くの芸術家たちが集ったモンマルトルのキャバレー「シャ・ノワール(Chat noir)」で芸術的刺激を受ける初期のサティに焦点を当てる。第2章では、秘教主義思想家・ペラダンとの別れ、ミサ音楽の制作や教会誌出版などといったサティ独自の活動の展開を追う。第3章では、作曲家・ラヴェルとの出会い、シャルル・マルタンによる挿絵入り楽譜集「スポーツと気晴らし」のための作曲など、パリ郊外のアルクイユ=カシャン滞在時にサティに訪れた転機に焦点を当てる。第4章では、バレエ・リュスの公演「パラード」のための作曲をきっかけとするピカソやコクトー、さらにピカビアやダダイストらとの出会いの様相、また同時期のブランクーシやブラック、マン・レイらがサティとの交流から生み出した作品を紹介する。第5章では、没後生み出されたオマージュ作品などから、国外にまで轟く名声を得た晩年のサティを紹介する。また、サティと同時代に製造されたベヒシュタインのピアノ演奏を聴きながら作品を鑑賞できるイベントなども企画されている。【イベント情報】「異端の作曲家エリック・サティとその時代展」会期:7月8日~8月30日会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1時間:10:00~19:00(入館は18:30まで、金曜・土曜は21:00まで)料金:一般1,400円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円休館日:無休
2015年05月13日軽井沢ニューアートミュージアムが5月1日、自然とアートを融合した新チャペル「風通る白樺と苔の森」をオープンする。同ミュージアムではこれまで“ニューアートウエディング”と題して、展示空間を会場としたウェディングプランを提案してきた。今回オープンするチャペルは、その象徴的な空間となるもの。地域や環境と密着した建築を目指す日本人建築家の隈研吾と、ヴェルサイユ宮殿庭園内の「水の劇場の木立(Le bosquet du theatre d’eaueau)」を修復したアーティストのジャン=ミッシェル・オトニエルによる共同プロジェクトとなっている。今回のプロジェクトにあたり、隈はまるで大地と木々に溶け込むような透明のチャペルを製作。ここで新郎新婦はジャンが手掛けたよる赤と白、2つのハートオブジェ「心の門」をくぐって、永遠の愛を誓う。チャペルの制作にあたり、隈は「建築というものが必然的に持っている、何かと何かを分けるということを超えたい。建築が今まで持っていた宿命を超えたいという強い思いから、このチャペルは単なる建築物ではなく、ある種の世界に対するメッセージだという風に考えています」とコメント。一方、ジャンは「出来上がるのはチャペルではなくて、むしろ『サンクチュアリ(聖域)』になるのではないかと考えています。精神的に開かれたものであって、そこで結婚する人がいかなる年齢であっても国籍であっても肌の色が異なってもいい、どのような結婚であっても受け入れる、そんな『聖域』であって欲しいと考えています」と語っている。また、オープン初日にはチャペルの誕生を記念し、隈と彼の出身大学である東京大学の後輩に当たる菊川怜を迎えたオープンニングレセプションを開催。チャペルのお披露目が行われる他、併設する軽井沢ニューアートミュージアムの挙式会場やブライダルサロンなどの見学が出来る。
2015年04月22日ヤフーは4月1日、2020年夏に「ヤフオク!ミュージアム」をオープンすると発表した。同社のオークションサービス「ヤフオク!」は、2013年に福岡ドームのネーミングライツを取得し、「福岡ヤフオク!ドーム(略称:ヤフオクドーム)」と命名。今回、取り組みの一環として、ヤフオク!ミュージアムの建設を発表した。ヤフオク!ミュージアムでは、かつて流行した商品を展示することで過去のヒット商品を思い出してもらうとともに、ヤフオク!での落札・出品へと誘導することで、さらなるリユースを促進していくという。例えば1階には1970年~1980年コーナーを設けており、バンバンボールや仮面ライダーの自転車シールド、多段変速自転車などが展示される。2階は1980年~1990年で、かみつきばあちゃん消しゴムやゲーム&ウォッチ、ゴールドライタンなどが展示される。3階は、1990年~2000年。ポケットピカチュウやバトエン、iBook シェル型など、いかにも現在まであと少しといった品々が展示される予定となっている。建設予定地は東京都江東区豊洲2丁目矢風町8209(やふーちょうやふおく)。この予定地の最後からわかるように、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!楽天がエイプリルフールから撤退という噂を広報部に聞いてみたヤフー、動物と出会えるように進化した「Yahoo!パートナー」サイボウズ、イクメン向けグループウェア「サイボウズ Office 192(育児)」手を使わずに文字入力可能な「Google 日本語入力ピロピロバージョン」登場
2015年04月01日