シチズン時計は6月10日、人気シリーズの「ATTESA」(アテッサ)から、エコ・ドライブGPS衛星電波時計の「F900」を3モデル、「F150」を3モデル発表した。発売予定は前者が10月下旬、後者が8月下旬。税別価格は170,000円~230,000円。F900とF150は、時刻情報のみなら最短3秒、位置情報を含めた場合は最短30秒でGPS電波を受信し、時刻やタイムゾーン、カレンダーを自動修正する。なお、今回のATTESAシリーズ「F900」とは別に、共通のムーブメントを採用した「エコ・ドライブ サテライトウエーブ F900」が2015年3月開催のBASELWORLD 2015で発表されている。○多機能クロノグラフ「F900」高速ツインコイルモーターを搭載し、針の動きを正回転・逆回転ともに高速化。例えば時差±1時間の時刻を修正するとき、2秒弱で完了する。ワールドタイム機能では、メインタイムとローカルタイム(6時位置インダイアル)、2つの時刻を簡単に入れ替え可能だ。ケース素材には、純チタニウムを研磨して表面加工技術「デュラテクト」を施した「スーパーチタニウム」を採用。軽量で肌に優しく錆びにくいほか、デュラテクト加工によって小キズや擦りキズが付きにくくなっている。ラインナップと税別価格は、文字板カラーがブラックの「CC9015-54E」が200,000円、シルバーの「CC9010-66A」が190,000円、ブラックの「CC9017-59E」が230,000円。主な違いはデュラテクトDLC加工の有無。共通の仕様として、風防がサファイアガラス、ケースサイズが径43.5mm×厚さ13.1mm、パーペチュアルカレンダー、10気圧防水、パーフェックス(JIS1種耐磁・衝撃検知・針自動補正)など。○シンプル&スマートデザイン「F150」シンプルな機能と、装着感や視認性に注力したモデル。ケース素材にはスーパーチタニウムを採用し、ケースの厚みが12.5mmという薄さを実現した。全世界40エリアのタイムゾーンに対応したワールドタイム機能を備える。ラインナップと税別価格は、文字板カラーがブラックの「CC3010-51E」が170,000円、シルバーの「CC3010-51A」が170,000円、ブラックの「CC3015-57E」が190,000円。「CC3015-57E」は、ケースとバンドにデュラテクトDLC加工を施している。共通の仕様は、風防がサファイアガラス、ケースサイズが径43.5mm×厚さ12.5mm、パーペチュアルカレンダー、10気圧防水、パーフェックス(JIS1種耐磁・衝撃検知・針自動補正)など。
2015年06月15日米F5ネットワークスは5月1日、同日付けで、F5ネットワークスジャパンの代表取締役社長に、古舘正清氏が就任したと発表した。古舘氏は、日本IBM、日本マイクロソフト、レッドハットにおいて、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの分野でリーダーシップを発揮してきた。レッドハットにおいては、常務執行役員パートナー・アライアンス営業統括本部長として、クラウドおよびインフラストラクチャーの分野を担当した。古舘の代表取締役社長就任について、米F5ネットワークス ワールドワイドセールス担当エグゼクティブ・バイスレジデント デーブ・フェリンガ氏は、「古舘氏の広範なビジネス実績と人脈、 強力なリーダーシップが、 F5の変革を牽引し、 日本におけるマーケットでの地位をさらに強固なものとし、 ビジネス領域をさらに広げると確信しています 」と述べている。
2015年05月01日マウスコンピューターは30日、新デザインとなるスティック型PC「m-Stick」のファン付きモデル「MS-PS01F」を発売した。直販サイトでの参考価格は28,000円(送料込み/税込み)。m-Stickシリーズは、スティック型PCの先駆けとも言える製品。初代モデルの登場時は即完売に近く、なかなか購入できない状態が続いてた(現在は解消されている)。ラインナップとしては、ストレージが32GB eMMCの「m-Stick NH1」、64GB eMMCの「m-Stick MS-NH1-64G」、法人専用(特定用途専用)の「MS-NH1-EMBD」がある。今回の「m-Stick MS-PS01F」は2015年4月1日に発表済みで、4月下旬の発売予定となっていたものだが、このたび正式に発売となった。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリがDDR3L 2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、OSがWindows 8.1 with Bing 32bit版。本体にはHDMI出力端子を備え、液晶ディスプレイやテレビのHDMI入力端子に接続し、PCとして利用する。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0+LE、インタフェースは一般的なUSB 2.0(Type-A)ポートとmicroSD/microSDHC/microSDXCメモリーカードリーダーを搭載する。本体サイズはW125×D37.6×H14mm(端子部は含まず)、重量は約61g。付属品は、USB-ACアダプタ、電源供給用USBケーブル、HDMI延長ケーブルなど。
2015年04月30日F-Secureはこの4月に、都内でパートナー企業向けのカンファレンスを開催した。F-Secureのチーフリサーチオフィサーであるミッコ・ヒッポネン氏が「セキュリティ脅威の最新状況」として、プライバシーの問題と、IoTでのセキュリティ脅威についてセミナーを行った。○フリーでオープンなインターネットには「セキュリティ」と「プライバシー」が欠かせないミッコ・ヒッポネン氏は、F-Secureの顔とも言えるリサーチャーだ。寡黙な人が多いとされるフィンランド企業(関連記事:"Freedome"で安全・安心な通信環境を - 簡単にVPNを利用できる新アプリを投入したF-Secure CEOインタビュー)の中で、派手なパフォーマンスを入れながら、わかりやすくセキュリティ脅威・プライバシー問題を語るエバンジェリストとして、TEDにも登壇している。そのミッコ・ヒッポネン氏が、F-Secure「パートナーカンファレンス2015」でセミナーを行った。まずミッコ・ヒッポネン氏は、1991年にF-Secureへ入社したころを振り返った。「21歳の青年としてF-Secureに入社当初、マルウェア分析の仕事して最初にもらったのが、5インチのフロッピーディスクだった。当時から様々なマルウェアがあったが、大きく状況が変わったのはインターネット、特にWebの登場によるものだった。ネット登場以前の犯罪は、自分の生活エリアだけの犯罪を心配すればよかったが、ネットにより距離がなくなり、世界中のどこからでも、誰に対しても被害を与えることができるようになった」(ヒッポネン氏)そんな中、フィンランドの企業としてF-Secureは生まれている。ロシア・アメリカ・中国といったネットを支配する大国から独立した国であることをミッコ・ヒッポネン氏は強調している。「フィンランドの法律はプライバシーに厳しいことで有名。加えて国連の汚職度ランキングでは、もっとも汚職が少ない国となっている。そしてフィンランド人は必ず約束を守る。セキュリティを預かる企業として、私たちはもっとも信頼できる企業だと自負している」またミッコ・ヒッポネン氏は、フリーとオープンなインターネットを子孫に繋げていくには「セキュリティ」と「プライバシー」が欠かせないものだと語った。「セキュリティでは、犯罪組織が敵。しかしながら、プライバシーの敵は合法に活動している企業だ。たとえばGoogle。Googleは、Gmail、Google Map、Youtubeを無料で提供している。しかし『There’s no such thing as a free lunch』、つまり、無料の昼食などないのだ」日本語なら「タダより高いものはない」ということだ。Googleは無料サービスを提供しながら、実際にはプライバシーの収集で大きく儲けていると指摘している。○Googleはユーザー1人あたり12ドルの売上ミッコ・ヒッポネン氏は、厳しくGoogleのビジネスを指摘する。Googleは自社のデータセンターに、四半期ごとに20億ドルもの投資を行っているが、これはサーバーメーカーとして世界第4位の規模だとのこと。サーバーを販売しているわけではないのに、自社のデータセンターのサーバーを作るだけで世界第4位になっている。「サーバーだけで世界第4位になるほど、極端に多い投資を行っているのに、ユーザーはGoogleに対してお金を払っていない。Googleの1年間の売上げは120億ドルもある。ユーザーが10億人だと仮定すると、1人あたり12ドルになるが、実際には誰もお金を払っていないのだ。では、Googleはどうやって、収益を上げているのか。それは『プロファイリング』だ。ユーザーのプライバシーを分析し、その分析データを広告に使うことで1人12ドルの収益を上げている。私は無料であってもGoogleにプロファイリングされたくない。私が12ドル払ってでも、自分のプライバシーを守りたいと思う」と激しくGoogleのプライバシー収集について批判した。またミッコ・ヒッポネン氏は、FacebookやTwitterでも、同様にプライバシーを侵害し、個人情報からユーザー像を分析していることでサービスが行われていると指摘した。加えて無料のスマートフォンアプリについても危険性を訴えた。「スマートフォンアプリを無料だと思っているが、実際にはあなたのプライバシーを集め、プロファイリングし、広告に利用することで儲けている。利用許諾にOKを押しているから構わないと言うかも知れないが、実際には誰も読んでいない。ブラウザのある拡張プログラムを分析したところ、110万人が使っていたが、利用許諾を最後まできちんと開いたのはたったの146人だった。利用許諾を誰もが読んでいないのが実態だ」これらのプライバシーの問題に対し、独特のアプローチでプライバシー侵害を防止するのが、F-Secureの「FREEDOME(フリーダム)」という製品だ。スマートフォンやタブレットからの通信を、すべてエフセキュアのVPNを通して行うことで、追跡やプロファイリングを防ぐ。Wi-Fiでの通信を守る、クッキーを無効にする、仮想ロケーションで位置情報を隠すなどの手法によるプライバシーを守るサービスとなっている。この「FREEDOME」の企業向けサービス「FREEDOME FOR BUSINESS」が、新たに発表された。企業向けに機密情報を守るツールとして販売していくとのことだ。プライバシー保護だけでなく、ウイルスチェック、フィッシングサイトのブロック、匿名通信などの機能を提供する。○スマートテレビを狙う詐欺がポーランドで登場次にミッコ・ヒッポネン氏は、最新のセキュリティ脅威について解説した。まずヨーロッパで増えているランサムウェア(ファイルを暗号化して脅迫する身代金型ソフト)について、ビットコインが大きな役割を果たしていると指摘した。「『CTB-Locker』というランサムウェアでは、企業でもファイルが暗号化されてしまう被害が出ている。バックアップを取っていなかったため、脅迫に屈してお金を支払わざるをえない場合もあったと聞いている。ランサムウェアの多くは、ビットコインでの支払いを求められる。犯人が追跡やプロファイリングされることを防ぐためだ。ビットコインそのものは悪いものではないが、犯罪者はビットコインを好む。現金同様にビットコインは匿名性が高いからだ」次にIoTでのセキュリティ脅威の例を取り上げた。昨年10月にポーランドでスマートテレビでのマルウェアがみつかっている。「IoTを狙うマルウェアは、すでに登場している。ポーランドで発見されたもので、LGのスマートテレビで『テレビ税(架空)を支払え』と脅迫する画面が出るものだ」このマルウェアはブラウザのホーム画面を書き換える単純なものだったが、逆に言えば、Web表示ができるIoTであれば、どれでもターゲットに成り得る。ミッコ・ヒッポネン氏はスマートカーでのマルウェア犯罪についても解説した。「スマートカーの犯罪というと、メディアは勝手にクルマが動くなど遠隔操作の想定をする。しかし犯罪者はそんなことはしない。お金にならないからだ。実際に起きるのは、クラッキングでキーを解除してクルマを盗む、エンジンをかけたらランサムウェアで警告表示を出して脅すといった手口だろう」ミッコ・ヒッポネン氏は、今後のセキュリティ脅威として、国家によるサイバー攻撃も問題だと話し、「F-Secureではロシア政府が作ったと思われるマルウェアを3件発見している。スパイ行為のためのマルウェアで、ターゲットはウクライナだった。現実の紛争が、オンラインでも戦争となっている」と、政府によるマルウェアの実例を紹介している。ロシア以外では中国の人民解放軍による「Medre(メドレ)」というマルウェアを取り上げた。AutoCADの3D図面を狙うもので、図面ファイルそのものに感染し、中国にあるサーバーに送るマルウェアだった。AutoCADによる製図データを盗み取るスパイ行為だと考えられている。「中国は最近のGithubへの攻撃でも関与が疑われている。Githubに対するDDoS攻撃が行われたが、これは中国のグレートウォールに入り込んだJava Scriptによるものだと分析されている。Githubに対して大量のトラフィックを流して攻撃されたが、中国政府がGithubをイジメているようなものではないかと考えている」また、日本に関係した話では、東京オリンピックでのセキュリティ対策について、「東京オリンピックのチケット販売のフィッシングサイトや、大規模なDDoS攻撃が起きる可能性がある。混乱を起こして開催国に恥をかかせるためにサイバー攻撃することも考えられる」として、2020年の東京オリンピックでは、サイバー攻撃に対する備えが重要だと語った。F-Secureはビジネス向けのソリューションを強化していくとともに、パートナー企業と協力し、個人向けの販売も行っていく。ミッコ・ヒッポネン氏は「歴史のあるセキュリティ企業としての信頼が、F-Secureの最大の強みだ。日本でもセキュリティ対策のお手伝いをしていきたい」とまとめた。
2015年04月23日部室でギターの練習しているといつも、「俺も混ぜてよ」と、肩をポンと叩いてくる男子生徒がいた。「俺、初心者なんだ。きみ、巧いの? 教えてよ」なんて言って。そんな、人に教えられるレベルじゃないのに。けれど彼の方がよっぽど下手で、なかなかFコードが弾けなかった。ようやくマトモに音が出せるようになるまで、3ヶ月かかった。彼はよく言っていた。「在学中にメジャーデビューしてやる」と。それを私は、「なら急がないと、退学までもう秒読みらしいわよ」とからかった。「まじで!? じゃあ時を止めてやる!」なんてノリのいい返事をしながら、彼は一発ギャグをやった。それがいつもサムくて本当に時が止まったようになるから、いってみれば有言実行なのだった。いつも部活で一緒にいた同級生の男子。彼をカズヤと認識したのは、いつごろだったろうか。人の顔どころか名前すらロクに覚えられない私が、彼をイチ同級生ではなく、個人として見るようになったのは。おそらく、共に部活へ打ち込んでいたころではなかった。私が部活へ行かなくなり、しばらくして。いっしょのクラスで受けていたスペイン語の授業が終わった直後だ。ほかの生徒たちがほとんど教室から出ていった後。自分も、教科書やらノートやら西和辞典やら和西辞典やら、仰々しい量の荷物をなんとか鞄に詰め終え、席を立とうとしたときだった。「ヤマナシさんさぁ、もう部活こないの?」声をかけられた瞬間、やっぱり目の前の男子が誰だかはわからなかった。部活と言ったから、あぁきっと軽音部のコだろうな、とは思った。「行かないよ。悪いけど」“悪いけど”。確かに自分でそう言った。部活にこないか問われて、咎められていると思うのは当然だろう。だが相手には、まったくそんなつもりないようだった。「そっかー、やったー!」“やったー”? なに喜んでるの、この人。「じゃあ、俺とヤマナシさんが付き合っても、別に部内恋愛にならないってことだよね」一瞬、なにを言われているのかわからなかった。わかるまでにかかった時間は3秒くらいだろうか。その3秒間、世界は確実に静止していた。教室にはもう私たち以外の誰もいなかったから、錯覚したのかもしれない。なにもかもが息を潜めているような気がした。この世のすべてがストップするのに、3秒という時間は決して短くない。こんなカタチの愛の告白って、あるのだろうか。伊勢エビの活き作りを見て、決死の覚悟で私に告白した2年の先輩が、完全にかすむような告白。いや、だからこそだろうか。「まぁ、そうだね」“そうだね”。確かに自分でそう言った。それは、イコール、彼の告白を承諾したという意味にも取れる。自分ではそのつもりがなくても、相手にそう思いこまれたら、あとは勢いでたたみこまれるだけだ。「やったー! じゃあさ、きょう授業終わったら、デートしよ。部室棟の前で待ち合わせしてさ、ライヴ観に行こう。チケット2枚あるから。時間、あるだろ」「あ、あるけど」無い、という選択肢はなかった。用意する間もなかった。彼が勢いづいた瞬間、今度は世界が加速し出した。彼という人間は、世界の緩急を自在に操る能力を持っているのか。彼は、「オッケー」と言って、私の肩をポンと叩いた。たったそれだけで、彼との部活の風景がぜんぶよみがえってきた。顔はぜんぜん覚えていなかったけれど、その声と、手の感触と、そしてときどき香ってくる優しい匂いは、ぜんぶ覚えていた。「じゃあきょうから、俺、タニムラカズヤと、ヤマナシイズミは、恋人同士。で、OK?」「いや、でもあなた、“退学までもう秒読みらしいわよ”」それは彼の勢いに圧されまいと、何とか絞り出した台詞だった。だけど例の合い言葉になってしまっていた時点で、すでに私は負けていた。そして理解した。これまで部活で一緒だった私たちは、またこれからもカタチを変えて、一緒にいつづけるようになるんだろうな、と。「恋に落ちた」のとはまた少し違うのかもしれない。ただ、「まずは友達から」という選択肢は、用意する間もなかった。世界は、まだ加速し続けていた。「“まじで!? じゃあ時を止めてやる!”」オヤクソク通り、カズヤはそう言うと、一発ギャグをやった。ギャグとしてはあまりに笑えない、とんでもなく恐ろしい、寒いやつだ。彼はいきなり顔を近づけてきたかと思うと、私の頬にキスをしたのだ。そしてその瞬間、本当に時は止まった。やはり彼という人間は、時を自在に操る能力を持っていた。(つづく)【恋愛小説『彼氏の顔が覚えられません』は、毎週木曜日配信】 目次ページはこちら
2015年03月26日フィンランドのセキュリティ企業・F-Secure(エフセキュア)のCEO・クリスチャン・フレデリクソン氏が来日した。F-Secureは日本でどんな展開をするのか、またスマートフォン時代のセキュリティの在り方とは。インタビューレポートをお伝えする。○「フィンランド気質」は日本にそっくり?F-Secureは、フィンランドのセキュリティ企業として、ヨーロッパでは高いシェアがある。しかし日本ではなじみが薄く、ユーザーは多くないのが現状だ。来日したF-Secure社のCEO・クリスチャン・フレデリクソン氏に、そもそもF-Secure社はどんな企業なのか話を聞いた。フレデリクソン氏「設立して26年、セキュリティ専門の企業としては、歴史ある企業と言っていいだろう。強固なセキュリティと、高度な技術のソフトウェアを提供しており、AV-TESTなどの第三者機関のテストでNo.1を続けている。ただ正直に言って、マーケティングやブランドの構築は得意ではない(笑)。いわゆる『フィンランド気質』の典型なのかもしれない」筆者「『フィンランド気質』とは何ですか?」フレデリクソン氏「一言でまとめるなら『寡黙』だろう。勤勉、実直、スキルも高いが、マーケティングや自己主張はうまくできないことが多い」筆者「ちょっと日本人に近い気がします」フレデリクソン氏「私もそう思う。前職から何度も日本に来ており、日本人の友人が多いのだが、フィンランド気質と共通するものを感じている。勤勉だけど自己主張がうまくないという点で(笑)。友人の作り方も、フィンランドと日本は共通するものがある。すぐには仲良くならないが、心が通じ合うと一生の友達になる。これはセキュリティにも通じる話だ。新たな高度な脅威が次々と襲ってくる時代において、何を信じていいのか、誰を信じればいいのかわからない人が多いと思う。F-Secureはフィンランド気質のいいところ、つまり技術が高くて実直なこと、個人情報を大切にすることを誇りに思っている。信じることができるソフトウェアを提供することがF-Secureの使命だ」○個人ユーザー向けはパートナー企業との連携を視野に筆者「日本の一般ユーザーはセキュリティに対する意識があまり高くない状況です。F-Secureとしては、この日本市場にどう取り組むつもりでしょうか?」フレデリクソン氏「PCはそこそこ対策ができているが、スマートフォンなどのモバイルデバイスへの意識が低い。スマートフォン普及初期の頃に比べて、攻撃は複雑化してきている。たとえばオンラインバンキングではスマートフォンの二段階認証が狙われている。このようなモバイルでの深刻な状況にまだ気づいてない人が多い」筆者「日本では企業向けと一般ユーザー向け、どちらを重視する形でしょうか」フレデリクソン氏「どちらも取り組む。企業向けにはF-Secureのエンタープライズ製品・サービスで、APT攻撃(標的型攻撃)の防御、マルウェアからの保護、スキャンニング、事後のフォレンジックなどにあたる。我々のハードコアな技術が生きるジャンルだ。また一般ユーザー向けはパートナー企業と共に、ホームセキュリティと個人情報保護の製品を提供する。アプリストアでの一般ユーザー向け直接販売にも取り組んでいる。」筆者「企業向けの製品の柱は?」フレデリクソン氏「『ProtectionService for Business』を中心に展開していく。エンドポイント=端末、ネットワーク=クラウド、フォレンジックの3つをカバーする製品で、社内でも社外でも安全に利用できる。我々のラボによるクラウド監視システムでは、平均して1日に30万のマルウェアの亜種を検知し、50億のリクエストを受けてチェックを行っている。今現在わかっているものをブロックするだけでなく、未知のマルウェア・攻撃を防ぐ製品だ。」筆者「一般ユーザー向け製品ではどんなことを?」フレデリクソン氏「簡単さ・シンプルさを目指す。私たちセキュリティ関係者は、あまりに多くの技術的な話をしてしまい、物事を複雑化する傾向があると思う。今後の製品では複雑さをなくし、考える必要なしに自宅であろうと会社であろうと、簡単に使えるセキュリティ製品を提供していきたい。その1つが、スマートフォンでセキュリティと個人情報保護を行う『Freedome』だ」○スマートフォンアプリ「Freedome」とは筆者「『Freedome』はモバイル向け個人情報保護製品と聞いていますが、どんな製品ですか?」フレデリクソン氏「VPNテクノロジーを使った、今までにない新しいプライバシー保護・セキュリティ製品だ。AndroidとiOS向けのアプリを通じて暗号化し、すべての通信をF-Secureのサーバーを経由させることにより、匿名性と追跡ブロック、Wi-Fiセキュリティ、安全なブラウジング、仮想ロケーションを提供する。」筆者「日本ではオリンピックに向けて、公衆Wi-Fiのセキュリティが問題になっています。Wi-Fi利用でも、メールも含めてすべて暗号化される?」フレデリクソン氏「その通りだ。公衆Wi-Fiでのセキュリティは大きな問題で、我が社ではロンドンで実験を行った。電気屋で誰もが入手できる200ユーロのWi-Fiルーターを購入し、コーヒーショップ・会議場などで既存のWi-Fiに似た適当な名前で設置してみた。すると100人以上がそのWi-Fiルーターにアクセスし、公衆Wi-Fiの契約を行ってしまった。契約条項が適当であっても、ほとんどの人がそれを読まずに契約してしまうのだ。トラフィックはすべて見えてしまうし、メールも読まれてしまう、パスワードが抜かれる危険性があるにも関わらず、安易にWi-Fiに接続してしまうユーザーが多い」筆者「Wi-Fiでのデータ傍受はそれほど簡単なのか?」フレデリクソン氏「Googleで検索すると『2分でWi-Fi盗聴を行う方法』といった情報が出回っている。特別な技術を必要としない簡単な方法だ。こういったWi-Fiでの傍受を防ぐには、通信の暗号化が必要。F-Secureの『Freedome』を動かしていれば、意識せずに暗号化することが可能だ。正確に言うと、『Freedome』でもトラフィックがあることはわかるが、通信の内容自体は暗号化されているので傍受ができなくなる。」筆者「『Freedome』の追跡ブロックとは?」フレデリクソン氏「Webサイトのクッキーを防止する。クッキーによる追跡・トラッキングを阻止するものだ。あるチケット販売サイトでは、クッキーでのトラッキングによって価格を変えるといったことも行われている。たとえば初めて見た時はエアラインのチケットが300ドルだったのに、2回めに見た時には450ドルに値上げされているといった手口だ。2回めに見るユーザーには買う意志があるとみなしているためだろう。これも『Freedome』なら阻止できる。合わせてジオタグ変更による仮想ロケーションも提供する。今は日本にいるわけだが、フィンランドからのアクセスに見せかけることが可能だ。これによってフィンランドでしか見れないサービス・サイトを出張の時でも見ることができる」筆者「プライバシー保護を徹底するスマートフォン向け製品ですね?」フレデリクソン氏「単にデバイスを守るのではなく、ユーザーのプライバシー全体を守る製品だ。今までのセキュリティ製品とは異なる、モバイル時代の新しい形のセキュリティ製品として普及を目指していく。キーワードは『Switch on FREEDOM for yourself』。人も企業も、インターネットを安全に自由に使えるようにしましょう、ということだ」どちらかと言うと企業向けのセキュリティ製品という印象の強いF-Secureだが、『Freedom』などのモバイル製品では一般ユーザー向けを強く意識していくようだ。日本国内ではキャリアなどのパートナー企業との連携がメインになるようだが、今後の動向に注目していきたい。
2015年03月22日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は現地時間の3月9日、ターキッシュ エアラインズが貨物専用機A330-200Fを4機追加発注したことを発表した。A330-200Fは子会社であるターキッシュ カーゴによって運航され、貨物市場における同社のシェア拡大に貢献する。ターキッシュ エアラインズは現在5機のA330-200Fを運航させており、追加発注した4機とともに成長する貨物市場の需要に対応する。ターキッシュ エアラインズは現在合計で139機のエアバス機を運航させており、エアバスにとってはトルコ最大の顧客。保有機の内訳は、エアバス単通路型ファミリーが91機、A310貨物機が2機、A330-200が17機、A330-300が18機、 A330-200Fが5機、A340が6機となっている。A330-200Fはペイロード65tから70tを運び、4,000海里を飛行することができる。ユニットコストがより大型の貨物機と同等レベルで、新規路線開拓や路線の拡充にリスクを最小限に抑えながら運用できる中型貨物専用機となっている。
2015年03月10日3月5日、六本木・CoLoR TOKYO NIGHT CAFEにて、雑誌『GOLD』『LEON』各編集部協力のもと、「The eve of F1 エキサイティングナイト」がおこなわれました。これは現在開催中の「The F1展~華麗なるフォーミュラ・ワンの世界~」のオープニング記念イベントです。ゲストとして、ファッションモデル・タレントの平子理沙さん、モデルの相沢沙世さん、生方ななえさん、パンツェッタ・ジローラモさんが登場しました。イベントは、『GOLD』の内山編集長と『LEON』の前田編集長による乾杯からスタート。F1優勝者が表彰台でおこなうシャンパンファイトに使われるF1公式シャンパン「MUMM」が特別に提供されました。そして、実はデビューがF1リポーターという平子さんとジローラモさん、そして前田編集長が「F1スペシャルトークショー」を繰り広げました。平子さんが91年のブラジルグランプリの思い出について語ると、前田編集長がそれを受けてマニアックな話をするなど、F1への熱い想いを披露。何度も観戦の経験があるジローラモさんも交え、間近に迫った開幕に対する期待感溢れるトークでした。続いておこなわれたのは、女性誌『GOLD』のモデルの相沢さん、生方さんによる、「F1モナコ・グランプリ観戦ファッション」をテーマとした「F1ファッションスペシャルステージ」。内山編集長によるスタイリングで、相沢さんはモナコ・グランプリ観戦スタイルのラグジュアリーな白いワンピース姿で、生方さんはシンガポール・グランプリ観戦スタイルのピンクのギンガムチェックのパンツスタイルで登場しました。世界中でおこなわれるF1グランプリだけに、各国に合ったスタイルで観戦するのも、女性らしいF1の楽しみ方かもしれません。さらに、90年代に一世を風靡したDJ OSSHYによるディスコタイムがスタート。F1が最も盛り上がっていた90年代を彷彿とさせる音楽で、会場全体が盛り上がりました。F1は、今年、新たにHondaがチャレンジすることもあり、ブームの再来が予想されます。「The F1展」に足を運んで、ブームに先駆けてF1についてチェックしておくとよさそうです。「The F1展」は、西武池袋本店、西武渋谷店、そごう横浜店で開催中(会期は3月4日~15日まで※横浜店は9日まで)です。それぞれテーマが異なっており、西武池袋本店では「学ぶ」をテーマに、1964年日本の自動車メーカーとして初めてF1に参戦したHondaの歴史を、写真やレーシングスーツなど貴重なF1アイテムで振り返ります。西武渋谷店は「感じる」がテーマ。F1マシンの軌跡を光で再現し、床と壁を縦横無尽に駆け巡る光のインスタレーション(装置)で、時速300kmでサーキットを疾走するF1マシンのスピードを体感できます。「遊ぶ」をテーマにしたそごう横浜店では、2008年にサーキットで活躍したRA108のコックピットに乗って写真を撮れるイベント(小学生以下限定)のほか、1/32スケールのF1マシンを自らコントローラーを操作してコースを走らせることのでこるスロットカーレースなど、子ども楽しめるコンテンツが多数用意されています。2015年F1グランプリの開幕は、3月13日です。今年はモータースポーツの最高峰であるF1から目が離せなくなりそうです。・Honda 公式サイト
2015年03月06日F5ネットワークスは2月25日、同社のプライベートイベント「F5 Agility Tokyo 2015」を東京都内のホテルで開催した。このイベントでは、同社およびパートナー各社のソリューション展示が実施されたほか、モバイル・クラウド時代に必要な3つのテーマとして「SDN」「クラウド/コア」「セキュリティ」を掲げ、これらに関連したセッションが開催された。SDNについては、「エコシステムで実現する F5のHybrid Cloud 戦略」と題して、F5ネットワークスジャパン パートナー営業本部 ビジネスディベロップメントマネージャ 兼松大地氏によるセッションが開催された。ここでは、F5およびパートナー・エコシステムを活用した、Hybrid Cloudソリューションが紹介された。兼松氏はセッションの冒頭、「ITリーダーの多くは、今後アプリケーションをクラウドに移行しようとしている。クラウドのメリットは利便性で、すぐにほしい機能が手に入ることと、コストパフォーマンスが高いことだ。また、スケールアップ/ダウンが自由に行えるので、突発的なワークロードにも対応できる」と、パブリッククラウドのメリットを挙げた。一方、情報の厳重管理が必要な点、基幹システムの移行方法、何でも動くわけではない(クラウド向けのライセンスが用意されていない)という課題も示した。プライベートクラウド(オンプレミス)については、ユーザーに最適化できるというメリットがあるが、初期コストがかかるというデメリットがある指摘。そのため、ユーザーはどちらにを利用すれば良いのか悩むことになると説明した。同氏はこれに対して、「どちらか一方に寄せることは難しい。アプリケーションの性質によって使い分けることが必要だ」と回答。ハイブリッドクラウド環境を構築することがポイントだと強調した。しかし、ハイブリッドクラウドにも、「アプリケーションの配置」、「クラウド・バースティングへの対応」、「SDN環境におけるL4-7の自動化」、「認証」、「セキュリティ」など、悩みがあるという。同氏はこれに対して、同社のパートナーがこれらに対応したソリューションを提供しているので、それらを利用するのがよいとアドバイスした。具体的には、「クラウド・バースティングへの対応」(コンピュータリソースがひっ迫したときに、処理をクラウドに逃がしバランスを取る方法)では、AWSを利用した「BIG-IP on AWS」、「アプリケーションの配置」では、Microsoft AzureにIPsecトンネルを利用して接続する方法、「SDN環境におけるL4-7の自動化」では、Cisco ACIとの連携やHyper-Vネットワーク仮想化ゲートウェイを紹介。認証では F5 BIG-IPによるSAML連携を、DRサイト構築ではvVloud Airを利用した方法を紹介した。
2015年02月27日F5ネットワークスは2月25日、イタリア・ミラノにおける「Cisco Live」で、クラウド環境向けアプリケーション配信の管理ソリューションである「F5 BIG-IQ」の新バージョンを発表した。新バージョンでは、アプリケーション・デリバリの集中管理とロールベース・アクセス制御(RBAC)を採用。これにより、ネットワーク・オペレーション・センターとDevOpsチームとの間のより密接な連携が可能になるという。また、運用を簡素化できると同時に効率性を改善し、ネットワーク・チームが個々のアプリケーション・デリバリ・ポリシーを策定する必要が無くなり、柔軟なアクセス制御の維持が可能とのことだ。アプリケーション・デリバリ・サービスの管理では、ソフトウエア定義によるオーケストレーションを通じ、ネットワーク全体のアプリケーション・デリバリ機能をロールベースで集中管理し機動性を向上した。クラウドでのアプリケーション・デリバリのオーケストレーションでは、サードパーティが提供するさまざまなオーケストレータとの連携が可能であり、利用環境に縛られない柔軟なBIG-IPの管理を実現するという。また、1つのウィンドウ上で複数のBIG-IPデバイスの一括管理を可能とし、セキュリティ・ポリシーの導入・管理・運営の集中化によりファイアウォール・ポリシーの管理を簡素化、簡素化したコンフィギュレーションと複数のデバイスの管理を不要にしたことで安全な変更管理を実現するとしている。新バージョンへのアップデートは、シスコが提唱するACI(Application Centric Infrastructure)のポリシー・コントローラーであるAPIC(Cisco Application Policy Infrastructure Controller)を通じて実行可能。従来のアーキテクチャおよびSDN環境の双方における物理および仮想プラットフォームのオーケストレーションにより、アプリケーション・サービスを初めて扱うネットワーク・エンジニアのラーニングパスを短縮できるという。またレイヤ4-7(L4-7)ファブリック全体にポリシー・ドリブン型アプリケーション・サービスを導入する際、同社製品ではセキュリティや可用性、パフォーマンスを保ちつつ、大幅なコスト削減を可能だとしている。ACIと、プログラム可能なSDNおよびF5 Synthesisアーキテクチャの中核となるBIG-IQソリューションの統合により、シスコのACI環境下でL4-7マルチテナントを実現できるとのこと。
2015年02月26日パナソニックは2月23日、マイクロフォーサーズ規格の単焦点レンズ「LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」と「LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.」を海外発表した。日本での発売については明らかになっていない。○LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.は、35mm判換算時の焦点距離が約60mmとなるマクロレンズ。ステッピングモーターの採用によって、高速かつ静粛なAFが可能となった。LUMIX Gシリーズとの組み合わせにおいては、240fpsの合焦検知スピードに対応する。主な仕様は、焦点距離が30mm(35mm判換算で60mmの画角に相当)、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形絞り)、画角が40度、最短撮影距離が0.105m、最大撮影倍率が1倍(35mm判換算で2倍)。光学式手ブレ補正機構「MEGA O.I.S.」を搭載。フィルター径は46mm、本体サイズは最大径が58.8mm、全長が63.5mm、重量は180g。レンズキャップ、レンズリアキャップ、収納用ケースが付属する。○LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.は、35mm判換算時の焦点距離が約85mmとなる中望遠のポートレートレンズ。速くて小さい動きだけでなく、ゆっくりで大きな動きも補正する光学手ブレ補正機構「POWER O.I.S.」を採用している。AFシステムについてはLUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.と同様だ。主な仕様は、焦点距離が42.5mm(35mm判換算で85mmの画角に相当)、開放絞りがF1.7、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形絞り)、画角が29度、最短撮影距離が0.31m、最大撮影倍率が0.2倍(35mm判換算で0.4倍)。フィルター径は37mm、本体サイズは最大径が55mm、全長が50mm、重量は130g。レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフード、デコレーションリング、収納用ケースが付属する。カラーはブラックとシルバー。
2015年02月24日キーサイト・テクノロジーは2月6日、1/f雑音測定システムの第4世代品「E4727A 1/fノイズ・RTN測定システム」を発売した。1/f雑音やランダムテレグラフ雑音(RTN:Random Telegraph Noise)などの、低い周波数で支配的になる雑音の大きさを測定するシステムである。1/f雑音は、周波数(f)にほぼ反比例してエネルギー密度が増加する雑音を指す。電子機器や電子回路ユニット、半導体集積回路、半導体素子、抵抗器などはすべて、1/f雑音を発生する。そもそもは真空管の電流雑音として1/f雑音は見つかった。このため1/f雑音の歴史は非常に長い。最近では低雑音MOS FETやCMOSイメージセンサ、低雑音アンプ、パワーデバイスなどで問題となっている。ランダムテレグラフ雑音(RTN)は主にMOS FETのチャンネル領域で発生する。半導体製造技術の微細化によって近年、注目を集めるようになった。電流が2つの値を行き来する、あるいはしきい電圧が2つの値を行き来するという、離散的な変動を伴う雑音である。キーサイトは15年以上も前から、1/f雑音やRTNなどの低周波雑音を測定するシステムを開発、市販してきた。100Hz以下の低い周波数領域で雑音のような微小な信号を測定することは、容易ではない。測定システムの構成は複雑で大掛かりになりがちである。従来品である第3世代の「E4725A」では、1.6mもの高さがあるラックマウントシステムや測定治具などで低周波雑音の測定システムを構成していた。第4世代品の「E4727A」では測定システムを大幅に小型化するとともに、測定性能を格段に向上させた。測定システムは作業机の上に構築できる。そして測定周波数範囲とバイアス電圧範囲を大きく拡大した。測定の下限となる周波数は0.03Hzである。従来品の下限は1Hzだった。最近ではデジタルカメラの手ブレ補正用センサーで1Hz未満の周波数領域を測定する需要があることなどに応えた。バイアス電圧は最大で200Vである。従来品は最大50Vだった。最近では自動車のエレクトロニクス化などで高耐圧パワーデバイスを測定する需要が高まっていることに応えた。そして測定限界を大きく左右する、測定システム自体の雑音を大きく下げた。雑音フロアは-183dBV2/Hzである。従来品の雑音フロアは-177dBV2/Hzだった。新製品(E4727A)のコーナー周波数は20Hzである。従来品のコーナー周波数は10kHzだった。雑音フロアとコーナー周波数が下がったことで、従来は測定が難しかった、抵抗器の低周波雑音特性を測定できるようになったという。さらに、これがたぶん最も重要なのだが、新製品では測定時間を大幅に短縮した。新製品の測定時間は、下限が1Hzのときに約40秒である。従来品の測定時間は、下限が1Hzのときに約2分(約120秒)。およそ3分の1に短くなった。例えば、シリコンウェハに作り込まれた数多くのダイの低周波雑音特性を測定する場合、検査コストを大きく削減することを期待できる。測定システムの構成では、入力端子用モジュール、出力端子用モジュール、基板バイアス用モジュールを新たに開発し、被測定デバイスの近傍に配置できるようにした。各モジュールと半導体デバイス・アナライザの間はケルビン三重同軸(トライアキシャル)ケーブルで接続してあるので、環境雑音の影響を受けない。さらにはモジュールを被測定デバイスの近傍に置くことで、被測定デバイスとモジュールを接続するケーブルを短くし、環境雑音の影響を抑えた。またモジュール本体は三重の電磁シールドが施されており、環境雑音の影響を受けない。そして各モジュールの底部には磁石が組み込まれており、レバーの操作によって磁石の効果をオン/オフできる。作業机の表面が鉄製の場合には磁石を効かせることで、モジュールの機械的振動やガタつきなどを抑えられる。「E4727A」の価格(税抜き)は約2,500万円から。納期は約3週間からである。
2015年02月09日2015年4月18日より全国公開されるアニメーション映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の劇中バトルソングに、4人組ロックバンド・マキシマム ザ ホルモンの楽曲「F」が起用されることが5日、明らかになった。激しいラウドロックサウンドでカルト的人気を誇り、昨年10月にはアメリカで行われた米ヘヴィメタルバンド・スリップノット主催の「KNOTFESTUSA」への出演とともに、ニューヨークの単独公演で大成功をおさめたマキシマム ザ ホルモン。「F」は、2008年に発売された同バンドの8thシングル『爪爪爪/「F」』に収録された楽曲で、ボーカル/ギター(歌と6弦と弟)のマキシマムザ亮君は「『ドラゴンボール』を読んでこの楽曲が生まれた」と語っており、メンバー4人全員が『ドラゴンボール』のファンであることを公言している。原作者の鳥山明氏は、今回のマキシマム ザ ホルモンの起用について「今回、フリーザが復活します!『F』はフリーザのFです。これは、映画の次回作の話をあれこれ悩んでいた頃、友人を通じて知り合ったマキシマム ザ ホルモンの『F』という曲を聴いてひらめいたアイデアです」と語っており、同楽曲からフリーザ復活のアイデアが生まれたという。また「『F』はフリーザのことを、えげつなくもカッコよく歌った曲です。もちろん、ただ復活しただけじゃないので、すさまじい対戦をどうぞお楽しみに!」と本作のバトルシーンを見どころに挙げている。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年3月に劇場公開された『ドラゴンボールZ 神と神』の続編で、フリーザを復活させるためにドラゴンボールを狙って地球にやってきた1,000人のフリーザ軍と戦う孫悟空らZ戦士たちの激烈なバトルが描かれる。原作、脚本、キャラクターデザインは、原作者の鳥山氏がすべて担当。監督は、『ドラゴンボールZ 神と神』でアニメーションキャラクター設計、総作画監督、絵コンテ、原画を、人気ゲーム『クロノ・トリガー』でアニメーションキャラクターデザイン、作画監督を担当した山室直儀氏が務めている。(C)バードスタジオ/集英社(C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会
2015年01月05日アスクは3日、プロセッサにNVIDIAのTegra K1を採用したPC Partner製組み込み向け小型システム「N258N1-F」を発表した。12月中旬からサンプル出荷を開始する。NVIDIA Tegra K1は、ARMベースのCPUコアと、デスクトップ向けGPUでも採用されるKeplerアーキテクチャベースのGPUを統合したモバイルデバイス向けSoC。「N258N1-F」に搭載するのは、ARM Cortex-A15ベースのCPUコアを採用した32bit版「Tegra K1」となる。W127×D127×H45mmの小型筐体はファンレス仕様で、組み込み向けにオプションとして、無線機能などカスタマイズを行うほか、ボード単体での提供にも対応する。主な仕様は、プロセッサがNVIDIA Tegra K1、メモリが2GB、ストレージが16GB eMMC。サポートOSがLinux for Tegra。インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、ギガビット対応有線LAN、シリアルポート、SDカードリーダ、オーディオポートなど。
2014年12月03日NTTドコモは1日、Androidスマートフォン「ARROWS NX F-01F」向けの最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新により、電池残量の表示が急激に変化する不具合を修正する。最新ソフトは自動でダウンロードされ、あらかじめ設定された時間(デフォルトは午前2時~午前5時)に書換えが行われる。ホーム画面で「メニューアイコン」⇒「本体設定」⇒「端末情報」⇒「ソフトウェア更新」の順に選択し、画面の案内に従って操作を行うことで、即時更新も可能。FOMA/Xi/Wi-Fi回線でアップデートでき、更新時間の目安は約4分。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月01日F5ネットワークス(以下、F5)は11月11日、NECが「ネットワーク運用自動化ソリューション」にF5のアプリケーションデリバリコントローラー(ADC)「BIG-IP Local Traffic Manager」(以下、BIG-IP LTM)を正式サポートしたと発表した。F5とNECは両社製品の連携ソリューションを国内外の市場で展開する。NECのネットワーク運用自動化ソリューションは、運用管理ソフトウェア「WebSAM Network Automation」によって、従来技術で構築したネットワーク環境とSDN環境の統合管理を実現するもの。さらにクラウド環境下では、OpenFlow連携によってクラウド運用を自動化する「WebSAM vDC Automation」を追加導入することで、ネットワークに加え、サーバ、ストレージを含めた運用の自動化を実現する。今回、F5のBIG-IP LTMを正式サポートしたことで、データセンターや大規模かつ複雑なクラウド環境の構築/運用において、NECのネットワーク運用自動化ソリューションを利用するユーザーは、ネットワーク設定変更の手間が大幅に省略できるようになった。加えて、SDN環境でのネットワークリソースの迅速な提供が可能となった。
2014年11月11日NTTドコモは4日、Androidスマートフォン「ARROWS NX F-05F」(富士通製)向けの最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新により、通話中に雑音が混入する不具合が修正される。新しいソフトウェアは自動でダウンロードされ、あらかじめ設定された時間(デフォルトは午前2時~午前5時)に書換えが行われる。ホーム画面で「メニューアイコン」⇒「本体設定」⇒「端末管理」⇒「ソフトウェア更新」の順に選択し、画面の案内に従って操作を行うことで、即時更新も可能。ソフト更新後の最新ビルド番号は「V36R71C」となる。更新期間は2017年11月30日まで、更新時間は約4分。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月04日東京都港区のグランド ハイアット 東京は、F1国産牛ローストビーフセットやシャンパンセット、赤ワインセットなどの販売予約を受け付けている。○引き取り日に合わせコンディションのよい肉を提供「ローストビーフセット」は、年末年始のホームパーティーなどを意識したセットF1国産牛ローストビーフ3kgを30セット限定で販売する。F1国産牛の中から、引き取り希望日にあわせてコンディションの良い肉を選択。120℃の低温で3時間かけてゆっくり火を通すため、肉汁が逃げず縮んで固くなることもなく、素材本来のやわらかさを保てるという。また、岩塩、コショウ、ハーブ、ニンニク、オイルでまる一日かけてマリネしているため、しっかりと下味がついており、シンプルな味付けで肉本来のうまみを味わえるとのこと。セットで用意した赤ワインジュースソースは、和牛のすじを3日間煮込む間に何度も漉し、赤ワインを加えている。その他、セットに含まれる国産ホースラディッシュ、フランスポメリー社のマスタードを添えてさまざまな味を楽しめるという。付け合わせとして用意したグラタンは、国産かぼちゃと北海道産メークインをそれぞれ牛乳と生クリームで煮込み、交互に並べた上にグリュイエールチーズをかけてローストした。また、ボトルシャンパン(ドン ペリニヨン 2004)やボトル赤ワイン(ケイマス 2012)がセットになった商品も設定した。「ローストビーフセット」の価格は7万6,500円(税別)。内容はローストビーフ、かぼちゃとジャガイモのグラタン、赤ワインジュースソース、ホースラディッシュ、ポメリーマスタード、木製トレー、カッティングボード(ローストビーフは12人~13人前)。「シャンパンセット」の価格は9万2,000円(税別)。内容はローストビーフセット、ドンペリニヨン。「赤ワインセット」の価格は8万6,000円(税別)。内容はローストビーフセット、ケイマス赤ワイン。「シャンパン・赤ワインセット」の価格は10万円(税別)。予約は公式Webページからの申し込み限定、決済はWebページ上でのクレジットカード決済限定。引き渡し希望日の7日前までに予約が必要。予約受付期間は12月19日まで。引き渡し期間は11月14日~2015年1月4日。30セット限定(シャンパンセット、赤ワインセット、シャンパン・赤ワインセット含む)。販売店舗は東京都港区六本木の「グランド ハイアット 東京」1階ロビーフロア「フィオレンティーナ ペストリーブティック」。公式Webページからも予約可能。
2014年10月24日NTTドコモは7日、Androidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」のAndroid 4.4へのOSアップデートを実施した。Android 4.4の新機能が利用可能になるほか、端末本体の下部を持つことでロック画面の表示などが行える「グリップマジック」に機能追加が行われるなど数多くの新機能が追加される。OSアップデートによりグリップマジックに新機能が追加される。グリップマジックは、端末の下部にセンサーにより、持つだけでロック画面や時計の表示、不要な画面の回転の制止、着信音のボリュームを抑えるなどの機能・効果を発揮する。機能追加により、端末を握るまで名前や写真が表示されない着信時簡易シークレット機能や、メディア視聴中に端末を置くと音量が自動で変化する機能、通話中に端末を置くと自動で保留に切り替わる機能、画面消灯中に端末を握るとバイブで通知を通知する機能が加わる。また、設定アプリ内に「シンプル設定」メニューが追加され、キーボードには、片手操作がしやすくなる幅寄せが可能になる。通知パネルには、機能ボタンの追廃が可能となり、使用アプリの制限などを行い、待受時間を延ばす非常用節電モードも付け加えられる。このほか、ドコモの絵文字が252個から698個に拡大、電話アプリでは履歴やダイヤルをより見やすい表示に変更した。画面表示では、様々な動作時にディスプレイのエッジに沿って表示する緑の効果メニューも追加される。なお、OSアップデートにより、APN設定時に誤った入力を行った場合にエラーが出続ける不具合も修正する。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月07日本田技術工業はこのほど、「2015 FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)」参戦に向け、現在開発中のパワーユニットの画像を世界で初めて公開した。パワーユニットは、エンジンとエネルギー回生システムを組み合わされたF1マシンの動力源であり、ホンダは2015年より「パワーユニットサプライヤー」としてF1に参戦する予定。本田技術研究所は2015年の参戦に向けて、2014年移転した栃木県さくら市の開発現場にて、エンジンにターボやエネルギー回生システムを結合して本格的なベンチテストの段階に移行するなど、パワーユニットの開発は佳境を迎えているとのこと。また、鈴鹿サーキットで開催される「2014 FIA F1 世界選手権シリーズ 第15戦 日本グランプリレース」に伴い、開催前日の10月2日から5日までの期間、サーキット内に設営するホンダブースにて、現在開発中のパワーユニットの最新映像をホンダサウンドとともに先行公開する。なお、同映像は10月6日より同社WebサイトおよびSNS上でも公開される。
2014年10月02日本田技研工業(ホンダ)は10月1日、2015年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)への参戦に向けて、現在開発を行っているパワーユニットの画像を公開した。パワーユニットは、エンジンとエネルギー回生システムを組み合わせた動力源で、F1マシンが走る場面によってエネルギーを蓄えたり、放出してパワーを発揮したりすることを可能とするシステムとなっている。なお同社では、鈴鹿サーキットで開催される「2014 FIA F1 世界選手権シリーズ 第15戦 日本グランプリレース」に伴い、開催前日の10月2日から5日までの期間、サーキット内に設営するHondaブースへの来場者に、開発中のパワーユニットの最新映像をホンダサウンドとともに先行公開するとしているほか、その映像は、10月6日より同社WebサイトおよびSNS上でも公開するとしている。
2014年10月01日F5ネットワークスジャパン(以下、F5)は7月15日、F5 Synthesisアーキテクチャモデルのアプリケーション・デリバリ・コントローラ「Viprionシリーズ」の新モデル「2スロット式小型シャーシC2200」を発表した。価格は128万円。VIPRIONはブレード搭載型シャーシを採用し、複数のパフォーマンス・ブレードで構成されており、アプリケーションを止めることなく、既存のインフラストラクチャに対しオンデマンドに性能を追加することが可能。 また、複数のブレードが搭載されたVIPRIONでは、1つのブレードを取り外した際、他のブレードに瞬時に処理が引き継がれる。2スロット式小型シャーシであるC2200は、ミッドレンジであるC2400、上位モデルのC4480、フラッグシップのC4800に加え、VIPRIONシリーズ最小の2RU(ラックユニット)という小型で省スペースで、価格をおさえた製品。また、Viprionシリーズ最小の2RU(ラックユニット)というサイズながら、対応するブレードは最新のミッドレンジブレードであるB2150/B2250となり、最大ブレード2枚を搭載可能としている。つまり最大40のvCMP仮想インスタンスを構築可能となる。対応ソフトウェア(TMOS)のバージョンは11.5.0以降。F5の仮想クラスタ・マルチプロセシング(vCMP)テクノロジを用いて、アプリケーションサービスと十分に活用されていないアプリケーション・デリバリ・コントローラ(ADC)を効率的に統合させ、最高密度のマルチテナントソリューションを提供する。
2014年07月16日トヨタ自動車は5月8日、ポルテに特別仕様車「 F"a la mode"」を設定し、発売を開始したと発表した。同特別仕様車は、「F」をベースに、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)やスマートエントリー&スタートシステムなどを搭載した「スマートエントリーパッケージ」と赤外線や紫外線をカットできるガラスを使用した「スーパーUVカットパッケージ」を特別装備したもので、外装のラジエーターグリルとドアミラーならびに内装のレジスターリング(エアコン吹き出し口)に、外板色と合わせたアクセントカラーを加飾した「スタイリッシュ」タイプと「かわいい」タイプの2つのモデルが用意されている。また特別装備として、メーター照度コントロール機能付の専用意匠アナログ式センターメーターや、バックドアガーニッシュ/アウトサイドドアハンドル/インサイドドアハンドル/シフトレバーベゼルへのめっき加飾、ドアミラーのオート格納機能なども搭載されている。
2014年05月08日トヨタ自動車は5日、コンパクトカー「ヴィッツ」に特別仕様車「F”Ciel”(シエル)」と「F”SMART STOPパッケージ・Ciel”」を設定して発売した。価格は、F”Ciel”が136万円から166万9,000円、F”SMART STOPパッケージ・Ciel”が154万円。今回設定された特別仕様車は「F」グレードをベースに、トータルコーディネートにこだわった内外装を採用。内装色はブラックとベージュの2種類から選択でき、ブラックの場合は、シフトレバーベゼルやオーディオクラスターパネルなどにピンクベージュ塗装を、ベージュではシフトレバーベゼルやステアリングベゼルなどにピアノブラック塗装が施されている。また、両タイプともに内装色と同色のシルフィードシート表皮(スエード調)を採用する。外板色は、特別設定色の「ボルドーマイカメタリック」「シルキーゴールドマイカメタリック」「ダークブルーマイカ」「ダークブラウンマイカメタリック」を含む全6色を設定。外板色と同色のカラードフロントグリルや、内装色に合わせた専用リヤエンブレムも採用している。さらに、世界初というのIR(赤外線)カット機能付スーパーUVカットガラス(フロントドア)や、オートエアコン(1.3Lエンジン搭載車のみ)、スマートエントリー&スタートシステムなどを特別装備。F”Ciel”は、エンジンに1.0Lの1KR-FE(直列3気筒DOHC)、1.3Lの1NR-FE(直列4気筒DOHC)のいずれかを搭載し、トランスミッションはSuper CVT-iを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。F”SMART STOPパッケージ・Ciel”は、エンジンに1.3Lの1NR-FE、トランスミッションにSuper CVT-i、駆動方式に2WD(FF)を採用。いずれも乗車定員は5名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日A.F.R.Oが11月21日に東京での初ワンマンライブ「♂!!♀!!FES!! はじめの一、ニ歩 ~北から来たから~」を東京・渋谷WWWで行った。このライブは彼らの2ndシングル『キタイチニシニ』の発売記念公演で、札幌と東京でそれぞれ行われた。開演時間になり、まずDJのAMOが登場しオープニングテーマをスピン。オーディエンスは音に合わせ手拍子を繰り出す。ほどなくしてメンバーが登場しVoのNORIYAの「行こうか!」という叫びと共に1曲目の『インパクト』になだれ込む。初っ端から熱のこもった演奏に負けじと観客も全身でライブを楽しんでいた。「全員で楽しもうぜ」という言葉の通り、『E.Z.O Dance』『全力パーティーチューン』とアップテンポの曲もあれば、『カタチ』の様なしっとりとした楽曲もあり、途中ではスクリーンを使った仕掛けや、メンバーが楽器を使わずにアイドル風の踊りで魅せる『Trap』、またVoのNORIYAの弾き語り『Melody』があるなど、まさしく東京初ワンマンにふさわしく、初めての人やマニアの人でも楽しめる演出が盛りだくさんであった。合間のMCでは、仲の良さが伺える私生活の話もあれば、「初めて東京でライブした時は、お客さんよりメンバーの方が多かった」という苦労を感じさせるエピソードも。「ただそんな俺たちでも、願い続ければこうやってワンマンが出来た。だから見てる皆も、夢は絶対叶うんだ!」と彼ららしい前向きなメッセージを発信していた。「知らない曲もたくさんかかると思うけど、そこは東京スタイルで知ったかぶって!」と言っていたとおり、2013年2月6日(水)にはこの日披露された新曲が詰まっているであろうメジャー1stアルバム『北風アワー』のリリースも決定している。また、終演後には「♂!!♀!!FES!! 北風ツアー2013~アフロ行きまーす!!~」の開催を発表。なお、オフィシャルサイトではオフィシャルWEB抽選先行を実施。受付期間は11月22日(木)午後6時から12月3日(月)午後6時まで。セットリスト1 OPENING SE2 インパクト3 E.Z.O Dance4 全力パーティーチューン5 PB/PG6 空の向こうへ7 Message8 カタチ9 Trap10 Melody11 ツチノコ先輩~ツチノコ先輩リターンズ12 しゃかりきファンファーレ13 青14 サヨナラはいつもそばにいて15 声~声Remix16 渚のマーメイドGrden Remix17 真冬の花18 キタイチニシニ19 北風サマー20 DHR、Jumble、Fire(メドレー)21 One day22 日常
2012年11月29日A.F.R.Oが2013年1月23日(水)に3rdシングル『冬の贈り物』をリリースすることが決定した。【公演情報はこちら】A.F.R.Oは札幌在住の7人組。2011年に関ジャニ∞に提供した『マイホーム』で全国的に知名度を上げ、今年7月にシングル『北風サマー』でメジャーデビューを果たした。3枚目のシングルとなる『冬の贈り物』は心暖まるウインターソングに仕上がっている。更に2013年2月6日(水)には北海道で培われたA.F.R.Oの音楽を、景色を、空気を、味をぎゅっと詰め込んだ、メジャー1stアルバム「北風アワー」のリリースも決定した。2013年3月21日(木)からは「♂!!♀!!FES!! 北風ツアー2013~アフロ行きまーす!!~」を開催。3月30日(土)北海道・札幌PENNY LANE24まで全国4か所を周る。なお、こちらのツアーのチケット一般発売に先がけて、オフィシャルサイトではオフィシャルWEB抽選先行を実施。受付期間は11月22日(木)午後6時から12月3日(月)午後6時まで。■♂!!♀!!FES!! 北風ツアー2013~アフロ行きまーす!!~2013年3月21日(木) duo MUSIC EXCHANGE(東京都)2013年3月23日(土)JANUS(大阪府)2013年3月24日(日)BEAT STATION(福岡県)2013月3月30日(土)札幌PENNY LANE24(北海道)
2012年11月22日本田技研工業は19日、オフロード専用車「CRF50F」と「CRF100F」を限定発売すると発表した。「CRF50F」は70台限定、「CRF100F」は受注期間限定で、いずれも発売日は2013年1月25日。なお、CRF50FとCRF100Fはナンバープレートを取得できず、公道および一般交通の用に供する場所では走行できない。マイナーモデルチェンジされたCRF50Fは、タンクシュラウドに新しいグラフィックデザインを施すとともに、リアフェンダーのカラーをレッドからホワイトに変更。また、新形状のフロントゼッケンプレートを採用したほか、ドライブチェーンのカバーが下側にも延長されて、上下カバータイプとなっている。車体色はエクストリームレッドを採用。乗り手の体重は40Kg以下を想定している。価格は16万5,900円。CRF100Fは、2011年9月に受注期間限定で発売した現行モデルと外観や仕様に変更なく、車体色はCRF50Fと同じエクストリームレッドを採用。今回の受注期間は、2012年10月19日から2013年1月10日までとなる。価格は25万3,050円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日ヤマハ発動機は4日、オフテイストのファッションスクーター「BW’S(ビーウィズ)」の新型「YW50F」(原付1種)を10月1日に発売すると発表した。価格は22万5,750円。今回発表された新型は、1988年に発売された初代「BW’S」の備えていたイメージを現代に再現しながら、走行性、収納性、環境性能等のベストバランスを実現した製品とのこと。エンジンには、燃料供給には始動性と環境性能に優れるFIを装備した、水冷・4ストローク・SOHC・3バルブエンジン(49cc)を搭載。また、グリップ特性に優れた120mm幅広ファットタイヤと、180mm径のウェーブ形状ディスクブレーキを前後に採用している。そのほか、幅広バーハンドルとゆったりとしたシート&フットスペース、リアキャリアと一体式のスタンディングハンドル、約23リットル容量のシート下ヘルメットボックス、フロントのインナーポケットと折りたたみ式コンビニフック、ハンドルと別体式のスポーティなメーターパネル、盗難を抑止するキーシャッターなどを装備する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日小田急電鉄は19日、藤子・F・不二雄氏の作品に登場するキャラクターをラッピングした電車「小田急 F-Train II」を報道公開した。1号車から10号車までキャラクターを散りばめ、20日より運行を開始する。同車両は昨年8月に登場し、話題となった「小田急 F-Train」のリニューアル版。先代は東京都屋外広告物条例に抵触したことから、わずか2カ月でラッピング装飾を取りやめた(室内の装飾はそのままの状態で運行していた)。「小田急 F-Train II」は、その3000形3493編成をもう一度使用して、外観に新たなラッピングを施した。いわば”リベンジ版”ともいえる。新デザインではキャラクターのイラストが小さくなったものの、数を増やして広範囲に散りばめ、ドラえもんの秘密道具なども潜ませて「探す楽しさ」を演出している。各車両のデザインにはテーマがあり、乗客同士の話題作りにも役立つよう考えられている。小田急電鉄が路線網を持つ東京都と神奈川県では、屋外広告に関する条例の内容が多少異なり、どちらも車体の10%未満だが東京都は絵柄の実面積で計算し、神奈川県は絵柄を囲んだ四角形の面積で計算するらしい。「小田急 F-Train II」では、絵柄はすべて神奈川県の規定に合うように作られたという。キャラクターだけではなく、地紋の鈴やハートもカウントされている。白い帯だけは車体の塗装の一部として除外されている。屋外広告物条例の難しさが現れた部分は、ドアの窓ガラスに貼られたステッカーだ。開閉の注意を促すステッカーは、内側だけドラえもんとドラミちゃんが描かれ、外側から見える部分は他の車両と同じになっている。外側はキャラクターにできなかったのだ。窓ガラスのステッカーは、ドアの内側(車内)から貼り付けた場合は外から見えても10%にカウントされないが、ドアの外側から貼った場合は10%にカウントされるという。しかし内側にステッカーを貼ると、はがされてしまうかもしれないため、通常は外側から貼り付けている。ステッカーを貼った部分が10%にカウントされるより、その分を車体側の装飾に使いたいとの思いもあったという。各車両のデザインには、「ドラえもん」「男の子」「女の子」などのテーマが設定されている。「『女の子』がテーマの車両を女性専用車にすればよかったのでは?」と質問したところ、「女性専用車は小田原寄り先頭車(1号車)です。F-Trainは『ドラえもん電車』としても親しまれているため、ドラえもんが最適と判断しました」と小田急電鉄。もっとも、女の子をテーマとした車両は2両あり、1両を女性専用車両にしてしまうと、もう1両も女性専用車両と誤解される可能性があったかもしれない。なお、4~6号車のテーマは(ないしょ)となっており、「実際に見て当ててみてください」とのことだ。室内の装飾は先代とほぼ同じ状態に。広告スペースには、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」や藤子・F・不二雄氏による作品などが紹介されている。車内モニターにもアニメ映像が流れてほしいところだが、対応は難しいそうだ。「小田急 F-Train II」のデビューとなる20日の運用は別表参照。21日以降は特設サイトで案内される。同電車は小田原線だけでなく多摩線や江ノ島線でも運行予定。ただし、予定外の点検作業などによる変更や運休もあるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日日清食品は7月9日、「カップヌードル焼そば 1ミニット」「日清焼そばU.F.O. 1ミニット」を関東甲信越・静岡地区で先行発売する。同商品は、ロングセラーである「カップヌードル」「日清焼そばU.F.O.」のおいしさはそのままに、「1分でうまい! 」をコンセプトに開発したBOX型の焼そば。両商品は、湯を入れてからたったの1分で湯切りができるという。カップヌードル焼そば 1ミニットは、オイスターソースの旨みと白菜の甘みが特徴の醤油ベースのソースに、カップヌードルらしくエビの香りをきかせているとのこと。日清焼そばU.F.O. 1ミニットは、おなじみのU.F.O.ソースでローストした香り、ソースとポークのうまみと酸味、スパイス感がしっかりと味わえるという。価格は各170円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日