STMicroelectronicsは12月16日、ARM Cortex-M4を搭載し、最高動作周波数180MHzで動作する32ビットマイコン「STM32F446」を発表した。同製品は、強化された処理性能、256/512KBのコンパクトな内蔵フラッシュメモリ、128KBのRAM、メモリ拡張インタフェース、および強化された通信インタフェースを組み合わせており、新たな選択肢を提供する。具体的には、浮動小数点ユニットとDSP機能を持つARM Cortex-M4コアは、独自のフラッシュアクセラレータであるART Accelerator、スマートアーキテクチャおよび先進的な90nmフラッシュメモリ技術の活用により進化した。その結果、内蔵フラッシュメモリから180MHzで実行した場合、225DMIPSおよび608CoreMarkというARM Cortex-M4コア搭載デバイスの中で最高の性能を実現している。さらに、先進的なペリフェラルと、複数のインタフェースで効率的な同時通信をサポートする機能により、産業機器、医療機器およびIoT(Internet of Things)向けアプリケーションのスマート化やインタラクティブ化を加速させる。ペリフェラルには、カメラインタフェース、7個のI2Sオーディオインタフェース、CEC(Consumer Electronics Controller)、S/PDIFデジタルオーディオ接続、ディスプレイパラレルインタフェースなどが含まれている。そして、専用電源を持つUSBインタフェースは、コア全体の電源範囲が最小電圧1.7Vに低下しても連続動作が可能となっている。また、フレキシブルメモリコントローラ(FMC)とデュアルクアッドSPI(QSPI)インタフェースを搭載しており、外付けメモリを使用したシームレスなシステム拡張が可能。90MHzで動作するFMCは、内蔵コントローラにより、外付けのSRAM、SDRAM、NOR/NANDフラッシュメモリ、もしくはLCDの制御を簡略化するとともに、性能向上に向けたメモリリマッピングモードに対応する。デュアルQSPIは、FMCから独立して動作し、最大2個の外付けNORフラッシュメモリ(SPI)へのSDRまたはDDRでの直接接続、メモリマップ接続を可能にする。加えて、電圧をダイナミックにスケーリングする先進的な90nmプロセス技術から、広範なクロックゲーティングおよびSRAMを全て保持したままSTOPモードでの消費電流を50μAまで低減する柔軟な低電力モードなど、独自の低消費電力機能を搭載しており、消費電力が重要視される機器に適している。この他、「STM32F446」を使用することにより、広範な「STM32」開発エコシステム、ピン配置、ソフトウェア互換性を持つ600品種以上の「STM32」マイコンにアクセスすることができる。開発エコシステムは、使用しやすいオープンソフトウェアプラットフォーム「STM32Cube」、拡張可能な開発ボード「STM32 Nucleo」、評価ボード「STM32 Discovery」で構成され、IAR EWARM、Keil MDK-ARM、GCCベースのIDEなど、一般的な統合開発環境で利用可能となっている。なお、パッケージは、3.728mm×3.85mmサイズのWLCSP81から20mm角のLQFP144まで用意されている。現在、サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産を開始する予定。サンプル価格は、内蔵フラッシュメモリが256KB、SRAMが128KB、パッケージがLQFP64の「STM32F446RC」で約3.75ドルとなっている。
2014年12月18日インターネットイニシアティブ(IIJ)とアットマークテクノは12月16日、IoT市場の拡大を睨み、12月24日発売のアットマークテクノ製IoTゲートウェイ「Armadillo-IoT」に、IIJが開発したオープンソースライブラリ「Libarms」を組み込み、IIJが提供するマネジメントシステム基盤「SACM(Service Adaptor Control Manager)」を使って多数のセンサを一元管理できる仕組みを整えたと発表した。昨今注目されているIoTは、各種センサの情報をインターネット経由で収集しビッグデータとして解析することで、さまざまな新しいサービスを生み出そうという概念だが、大量のセンサを搭載した機器を監視・管理する仕組みを構築するためのコストと負荷が、IoTシステム導入の大きな課題となっている。IIJが提供する「SACM」は、通信機器を遠隔から集中管理する仕組みを提供するマネジメントシステム基盤である。また、「Libarms」は、「SACM」の管理機能を通信機器に実装するために開発された組み込みソフトウェアモジュールで、オープンソースライブラリとして無償配布されている。管理対象となる通信機器に「Libarms」を組み込むことで、「SACM」による通信機器の自動接続と完全管理を実現する。これにより、「SACM」の管理機能を利用することで、独自に管理システムを開発することなく、「Armadillo-IoT」の遠隔監視・運用や、接続するセンサやコントローラなど各種通信機器の情報収集、管理・解析などを専用のWeb画面から簡単に一元管理することができる。一方、アットマークテクノの「Armadillo-IoT」は、センサを搭載した機器・設備のインターネット接続を仲介する、LinuxベースのIoT向けゲートウェイである。アドオンモジュールで各種の機能を追加できるのが特徴で、Wi-SUN、EnOcean、BLE(Bluetooth Low Energy)など、最新の省電力無線規格にも対応している。「Armadillo-IoT」ゲートウェイスタンダードモデル開発セットの価格は4万9500円(税抜き)となっている。なお、IIJは今回の技術連携に伴い、IIJの各種サービスやモバイルサービスを無償で試せるトライアルキャンペーンを先着30台限定で12月24日より実施するとしている。
2014年12月17日ライカカメラジャパンは12日、特別モデル「ライカM モノクローム シルバー Engrave」を発表した。12月20日に国内限定で30台を発売する。価格は税込972,000円だ(ボディのみ)。「ライカM モノクローム」は、35mmフルサイズセンサーを搭載したモノクロ撮影専用デジタルカメラ。通常モデルはボディに「Leica」ロゴがなく、ホットシューに製品名だけが刻印されているが、このたびの特別限定モデルではトップカバーにクラシックロゴを刻印した。また、ライカカメラジャパンは「ライカM モノクローム/ライカM-E カスタムエングレーブサービス」の受け付けを、2015年3月1日から開始する。こちらは、すでに所有している「ライカM モノクローム」および「ライカM-E」のトップカバー上部に、クラシックロゴを刻印できるというサービスだ。
2014年12月15日クリスマスムードが高鳴る街中、「エイチ&エム(H&M)」では、2014年12月13日(土)、14日(日)の2日間限定で、皆様に一足早いクリスマスプレゼントを楽しめるキャンペーンを実施。キャンペーン期間中、レジにて"メリークリスマス!"というキーワードを伝えると、購入金額の合計から25%オフになる。ドレスやジャケット等のクリスマスに向けたドレスアップ・アイテムから、家の中で過ごす暖かいニットウェアや小物といった身近な方へのプレゼントまで、幅広いアイテムラインナップを楽しんみてはいかがだろう。また、現在、日本全国の「エイチ&エム(H&M)」店頭では、チャリティーギフトラベルステッカーを販売中。このステッカーの発売期間中(2014年11月13日~12月31日)に集まった寄付額は、「CARE」のエチオピアの女性起業家や都市部の貧困層の労働者を対象にしたエンパワメント事業に充てられる。是非この機会に、チャリティに参加して、大切なあの人へのギフトにメッセージを添えてみては?【キャンペーン概要】2 days only クリスマスキャンペーン期間:2014年12月13日(土)、14日(日)場所:日本全国の「エイチ&エム(H&M)」各店店頭割引率:25% ※レジにてキーワードを伝えた方のみ対象。元の記事を読む
2014年12月12日ルネサス エレクトロニクスは12月11日、Advanced Low Power SRAM(Advanced LP SRAM)の新製品として、110nmプロセスを採用した8Mビット品「RMLV0816B/0808Bシリーズ」合計5品種を発表した。Advanced LP SRAMは、メモリセルの記憶ノードにキャパシタを付加しているため、ソフトエラー耐性が高い構造になっている。一般的なソフトエラー対策としては、発生したソフトエラーをSRAMやユーザーシステム内部に組み込んだECC(Error Correcting Code)回路で訂正する方法があるが、ECCの性能によっては複数ビットのエラーを訂正できないなど、エラー訂正に限界が生じる。そこで、Advanced LPSRAMではソフトエラーの発生そのものを抑制する構造的対策を講じており、現在量産している150nmプロセスAdvanced LP SRAMのシステムソフトエラー評価結果からも、実質ソフトエラーフリーと言える耐性を確認しているという。また、SRAMセルのロードトランジスタ(Pチャネル)をpoly-Si TFTで形成し、シリコン基板上に形成されたNチャネルMOSトランジスタの上層に積層されるため、下地のシリコン基板上にはNチャネルトランジスタのみで形成されている。これにより、メモリ領域内では寄生サイリスタ構造は存在せず、原理的にラッチアップが発生しない構造となっている。これらのことからAdvanced LP SRAMは、一般的なメモリセル構造であるFull CMOSタイプの製品に比べて信頼性の高いSRAMとなっており、FA機器、計測器、スマートグリッド関連機器や交通システムなどの高い信頼性を必要とする機器のさらなる高性能化および高信頼性化に貢献することができる。さらに、Advanced LP SRAMは、SRAMのpoly-Si TFT積層技術とスタックトキャパシタ技術の融合で、セルサイズの小型化を実現しており、110nm Advanced LP SRAMのセルサイズは65nmプロセスによるFull CMOSタイプに匹敵するという。この他、25℃時のスタンバイ電流が2μAと低消費電力を実現しているため、バッテリなどでデータを保持する用途などに適している。なお、サンプル価格はいずれも1040円。12月よりサンプル出荷を開始し、2015年1月から順次量産を開始する。今後、8Mビット品の積極的な拡販活動を行うとともに、110nmプロセスにより16Mビット品を追加しラインアップの強化を図っていくとしている。
2014年12月11日ASUS JAPANは10日、手のひらサイズとなる約13cm四方の小型PC「ASUS Vivo Mini UN62 (UN62-M040R)」(M040R)、「ASUS VivoMini UN42 (UN42-M024Y)」(M024Y)を発表した。12日に発売開始。価格はオープンで、店頭予想価格はM040Rが税別81,370円前後、M024Yが税別35,130円前後。幅131mm×奥行131mmの小型サイズで、重量約600gのボックス型PC。コンパクトながらM040RではCPUにCore i5-4210U、M024YではCeleronを搭載するほか、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANやGigabit対応の有線LAN、HDMIやDisplayPortなどの端子類を装備する。背面にはVESA規格対応マウントを備え、ディスプレイやテレビの背面にも設置可能。スマートフォンやタブレットから無線LAN経由で本体を操作できる「ASUS Wi-Fi GO!」や、外出先から自宅の本体をアクセスできる「ASUS Media Streamer」などの独自ソフトウェアも付属する。M040Rの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210U(1.7GHz)、メモリが4GB(最大16GB)、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、OSがWindows 8.1 64bitなど。光学ドライブは非搭載。M024Yでは、CPUがIntel Celeron 2957U(1.4GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、OSがWindows 8.1 with Bing 64bitとなる。いずれも通信機能はGigabit対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。主なインタフェースはHDMI 1.4a×1、DisplayPort 1.2a×1、USB 3.0×4、SD/SDHC/SDXCカードリーダなど。本体サイズと重量も共通で、W131×D131×H42mm、重量が約0.6kg。ポインティングデバイスとして114キーワイヤレス日本語キーボード、ワイヤレスマウスが付属する。カラーはいずれもミッドナイトブルーのみ。このほか、OSや記憶装置、メモリ、キーボード、ポインティングデバイスが付属しないベアボーンモデルも3機種用意する。いずれも価格はオープン。店頭予想価格はCore i5搭載の「ASUS VivoMini UN62(UN62-M021M)」が税別46,250円前後、Core i3搭載の「ASUS VivoMini UN62 (UN62-M020M)」が税別38,630円前後、Celeron搭載の「ASUS VivoMini UN42 (UN42-M002M)」が税別22,000円前後。
2014年12月10日ユニットコムは9日、「iiyama PC」ブランドから、NVIDIA GeForce GTX 970Mを搭載した15.6型ノートPCを3モデル発表した。それぞれWindows 7 ProfessionalとWindows 8.1 Updateの2モデルを用意。BTOに対応し、標準構成価格は156,579円から。○15X8140-i7-TEB「15X8140-i7-TEB」は、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 970Mを搭載する薄型の15.6型ノートPC。価格はWindows 7 Professionalモデルが161,979円、Windows 8.1 Updateモデルが156,579円。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710HQ(2.50GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(8GB×1)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970M(3GB)。ディスプレイは15.6型で解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)の非光沢(ノングレア)液晶、光学ドライブは搭載しない。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ac/b/g/n無線LAN×2、Bluetooth 4.0、USB 3.0×2、USB 3.0/eSATA兼用ポート×1、HDMI×1、DisplayPort×2、200万画素WEBカメラ、SDメモリーカードリーダーなど。本体サイズは約W385×D271×H25mm、重量は約2.6kg。○15X8140-i7-TRB「15X8140-i7-TRB」は、メモリがDDR3L-1600 16GB(8GB×2)、ストレージが256GB M.2 SSD+1TB HDDに増強されたモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが187,980円、Windows 8.1 Updateモデルが203,019円。その他の仕様は「15X8140-i7-TEB」とほぼ共通。○15X8140-i7-TXRB「15X8140-i7-TXRB」は、メモリがDDR3L-1600 16GB(8GB×2)、ストレージが256GB M.2 SSD+250GB SSD×2基に増強されたモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが230,019円、Windows 8.1 Updateモデルが224,619円。その他の仕様は「15X8140-i7-TEB」とほぼ共通。
2014年12月09日エプソンダイレクトは9日、13.3型のモバイルノートPC「Endeavor NA511E」を発売した。ストレージにM.2 SSDを選択した際の重量は1.14kgとなっている。直販価格は税別109,000円~。Endeavor NA511Eは、ストレージにM.2 SSDもしくは2.5型HDD、さらに双方の同時搭載を可能としたことが特徴だ。バッテリ駆動時間はJEITA測定法Ver1.0で約9.4時間、同2.0で約6.8時間(Windows 8.1利用時)。天面の素材にマグネシウム合金を採用し、約200kgfの耐圧テストをクリアしている。基本構成は、CPUがIntel Core i5-4210U(1.7GHz)、メモリが2GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400、ディスプレイが13.3型液晶(1,366×768ドット)、ストレージが250GB HDD、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8.1 64bit。サイズはW319×D226×H21mm、基本構成時の重量は約1.2kg。BTOオプションとして、Intel Core i7-4510Uや128GB/256GB/512GBのM.2 SSD、Windows 7などの選択肢を用意している。
2014年12月09日ユニットコムは8日、「iiyama PC」ブランドから、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 970Mを搭載した15.6型ノートPCを4モデル発売した。それぞれWindows 7 ProfessionalとWindows 8.1 Updateの2モデルを用意。BTOに対応し、標準構成価格は165,219円から。○15X8160-i5-TEB「15X8160-i5-TEB」の標準構成価格は、Windows 7 Professionalモデルが170,619円、Windows 8.1 Updateモデルが165,219円。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210M(2.60GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(8GB×1)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970M(6GB)、ディスプレイは15.6型で解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)の非光沢(ノングレア)液晶、光学ドライブがDVDスーパーマルチ。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ac/b/g/n無線LAN×2、Bluetooth 4.0、USB 3.0×2、USB 3.0/eSATA兼用ポート×1、USB 2.0×1、IEEE1394×1、HDMI×1、DisplayPort×1、200万画素Webカメラ、SDメモリーカードリーダーなど。本体サイズは約W376×D256×H35~43mm、重量は約3.1kg。○15X8160-i7-TEB「15X8160-i7-TEB」は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.60GHz)と、ストレージに1TB HDDを搭載するモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが3183,579円、Windows 8.1 Updateモデルが178,179円。その他の仕様は「15X8160-i5-TEB」とほぼ共通。○15X8160-i7-TSB「15X8160-i7-TSB」は、CPUがIntel Core i7 4810MQ(2.80GHz)と、128GB SSDを搭載するモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが215,979円、Windows 8.1 Updateモデルが210,579円。その他の仕様は「15X8160-i5-TEB」とほぼ共通。○15X8160-i7-TRB「15X8160-i7-TRB」は、CPUがIntel Core i7 4910MQ(2.90GHz)、メモリがDDR3L-1600 16GB(8GB×2)、ストレージが250GB SSD+1TB SATA HDDに増強されているモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが264,579円、Windows 8.1 Updateモデルが259,179円。その他の仕様は「15X8160-i5-TEB」とほぼ共通。
2014年12月08日●ハイスペックなAscend Mate7と、防水対応のAQUOS SH-M01フュージョン・コミュニケーションズは5日、同社が提供するMVNOサービス「楽天モバイル」において、SIMフリーAndroidスマートフォン「Ascend Mate7」(ファーウェイ製)、「AQUOS SH-M01」(シャープ製)を追加し、端末ラインナップを拡充した。また2年間の分割払いに対応するほか、楽天カフェでは実機の展示を行い、契約の申込にも対応する。本稿では、同日楽天カフェで開催された記者説明会の模様をレポートする。○端末のセットプランに2機種を追加Ascend Mate7は、6インチのSIMフリーAndroidスマートフォン。8コアCPUを採用するなど、ハイスペックな仕様となっている。楽天モバイルでの端末価格は税別(以下同)48,888円で、一括購入すると楽天ポイント、3,000ポイントが付与される。24回の分割払いの場合、毎月の支払い額は1,945円となる(初月のみ4,166円)。11日より出荷開始し、MNP受付は後日開始予定。AQUOS SH-M01は、2014年1月に発売されたNTTドコモの「AQUOS PHONE EX SH-02Fをベースにした、約4.5インチIGZO液晶を搭載のSIMフリーAndroidスマートフォン。防水やワンセグに対応、3日間使える省エネ性能を有する。楽天モバイルでの端末価格は52,800円で、一括購入すると楽天ポイント、4,000ポイントが付与される。24回の分割払いの場合、毎月の支払い額は2,130円となる(初月のみ3,819円)。17日より出荷を開始する。こちらの機種もMNP受付については後日開始予定となっている。●楽天カフェに実機体験スペースを設置○大手キャリアの3分の1の料金で日本の市場に変化を記者説明会には、楽天 代表取締役副社長の島田亨氏が登壇。「低価格だけれど高品質なサービスを展開してきたい」とアピールした。大手キャリアの提供するサービスの3分の1ほどの料金で、高品質なデータ通信・音声通話を提供していきたいと説明する。また、ゲストとして招かれたファーウェイ・ジャパン副社長の呉波(ごは)氏は「楽天グループとともに、日本のSIMロックフリー市場に大きな変化をもたらしていきたい」と挨拶した。楽天モバイルでは、これまで「ZenFone 5」(ASUS製)とのセットプランを提供してきた。しかし、利用者からは「端末のラインナップをもっと増やして欲しい」との要望が寄せられてたという。そうした声を受け、今回の端末拡充となった。なお、2015年2月にも新たなスマートフォンとのセットプランを追加する予定があるという。○楽天カフェでも受付を開始このほか、東京都渋谷区の楽天カフェには、新たに端末の展示コーナーと申し込み窓口を設置。窓口では新規の申し込み、MNPの申し込みの両方に対応する。島田氏によれば「購入前に実機に触りたい」という利用者の声を反映させたものだという。●今後はスマホ以外の展開も視野に○スマホ以外のラインナップ拡充も検討記者説明会の最後には、質疑応答の時間が設けられ、島田氏らが回答した。ラインナップの位置付けについて聞かれると、島田氏は「ZenFone 5は、手頃な値段で高品質な製品。Ascend Mate7は、ハイスペックな端末を手にしたい人に向けて。AQUOS SH-M01はコンパクトな端末で、片手でも操作できる。スマートフォンにあまり詳しくない人にも手にとっていただけるのでは」と説明した。続けて来年度に提供が予定されているという端末についての質問には、「お客様の声を聞いて、反映させたい」と答えた。販売目標については先日、楽天の三木谷浩史社長が「1,000万契約を目指す」と公言している。これについて進捗状況を聞かれると、「台数については非公表だが、確実な手応えを感じている。SIMフリー端末をMVNOで使おう、という感覚が一般ユーザーに浸透しつつある。いまは、飛び上がる前にしゃがんでいる準備段階。数字は着実に伸びてきている」と島田氏が回答した。今後、料金プランの拡充や、音声通話なしのデータプランの提供も前向きに検討していくとのこと。また、楽天グループが提供している各種サービスとの連携も深めていく。加えて、スマートフォン以外の端末(Wi-Fiルータやタブレットなど)とのセットプランを検討していくとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月05日●Windows 8.1をポケットに忍ばせて持ち運べる衝撃マウスコンピューターが11月28日に発表したスティック型PC「m-Stick」シリーズ。フリスクケースのような極小筐体にWindows 8.1がインストールされているという衝撃の大きさで、現在も話題沸騰中だ。その第一弾となるモデル「MS-NH1」が、12月5日15時に送料・税込19,800円という価格で発売された。なおすでに初期ロットは完売状態となっており、高い人気がうかがえる。ファーストインプレッションはお伝えしたが、短い時間では追えなかった点も含め、この「MS-NH1」を改めてご紹介しよう。○Windows 8.1をポケットに忍ばせて持ち運べる衝撃まずはそのサイズから確認していこう。外形寸法は驚きのW100×D38×H9.8mm。重量もわずか44gほどだ。この大きさをどうにか伝えたいが、なにぶん筆者の手は非常に小さいため、手近にあるデバイスをかき集めて比べることとしよう。並べたのはiPad mini 2、iPhone 5S、ニンテンドーDS、マウス、SDカードだが、MS-NH1のサイズが伝わるだろうか。続いて筐体を詳しく見てみよう。まずマウスコンピューターのロゴが入った面だが、こちらに用意されているのはLEDのみ。これは電源ランプとなっており、電源投入時には青色に輝く。側面にはそれぞれUSB2.0端子、microUSB端子(電源供給用)、電源ボタン、microSDスロットが用意されている。同梱品は、microUSB to USBケーブル、USB給電タイプのACアダプター、HDMI延長ケーブルとなる。このUSBケーブルとACアダプターは電源供給用のもので、MS-NH1のmicroUSB端子に接続することで本体が駆動する。HDMI延長ケーブルはディスプレイなどのHDMI端子周辺に干渉物があるときに使用するものだ。ACアダプターは10W (5V/2A)仕様となっており、これといって特別な製品ではない。つまり、安定した2A出力を確保できればMS-NH1の動作は可能ということになる。○HDMI端子に本体を差し込めばすぐにWindows 8.1を利用可能それでは実際にWindows 8.1を起動してみることにしよう。ディスプレイの空いているHDMI端子に本体のHDMI端子を直接差し込むか、HDMI延長ケーブルを介して接続。ACアダプタにUSBケーブルをつなぎ、もう一方のmicroUSBコネクタを本体に接続。あとは電源ボタンを押せば、見慣れたWindowsの画面が確認できる。インストールされているOSは「Windows 8.1 with Bing」。これは検索エンジンのプリセットにMicrosoftの「Bing」を採用することでBTOメーカーに無料で提供されるOSで、19,800円という価格を実現できた理由はこの点にある。ただし安いからと言ってBing以外の検索エンジンを使用できないということは無く、あくまで初期設定がBingになっているだけ。購入後には通常のWindows 8.1同様、自由に検索エンジンを変更できる。本機の操作は他のWindows搭載機同様キーボードとマウスで行う。BlueToothを内蔵しているためワイヤレスで操作できるのだが、初期設定時のみUSB接続に対応したキーボードやマウスが必要となるので注意しよう。またUSB端子は1系統しか備えていないため、2つのデバイスを利用するためにはUSBハブなどを利用しなければならないこともある。一つのUSBアダプタでマウス・キーボード両方が使える製品を準備しておくと便利だ。また本体への電源供給量が少ないだけに、USB機器に供給できる電力量も少ない。USBハブを利用する場合はバスパワータイプではなく、必ずセルフパワータイプを使おう。●小さいけど意外に動く! 各種ベンチマークで性能をチェック○MS-NH1が備えるハードウェアスペックを確認しようMS-NH1のCPUは動作クロック1.33GHzの「Atom Z3735F」。インテルのモバイル向けCPUの定番モデルだが、4コアを内蔵しているため思いのほか処理能力は高い。メモリはDDR3L-1333となり、2GBをオンボードで実装している。ストレージは32GBのeMMC。実際に利用できるのは25GBほどとなるため、容量は少々心もとないだろう。メディアファイルなどはMicroSDカードに記録するようにしよう。有線LANは搭載していないが、Realtek製のIEEE802.11 b/g/n対応無線LANおよびBluetooth V4.0を内蔵しているため、一度設定してしまえばネットワークも入力デバイスもワイヤレスで利用できる。○各種ベンチマークで性能をチェックしておこうスペックを見る限りハードな利用は想定されていないと思われるが、最後にベンチマークテストで本機の性能をざっと紹介しておこう。計測したのは、「Windowsエクスペリエンス インデックス スコア」「PCMark」「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」の3点だ。現行のデスクトップPCやノートPCではWindows 8.1の動作に大きな負荷を感じることはすでに無いが、本機のようなデバイスではこういった基本的なベンチマークのスコアが体感に影響してくるだろう。結果としては、CPU自体の動作クロックやメモリコントローラは数年前のPC並みだが、ストレージの速さが他のデバイスの速度を補い、体感速度を向上させている印象を受けた。2GBというメモリ空間を考え、ハードを特定の処理に集中させることでなかなか快適に利用することができるだろう。一方厳しめのスコアとなるのはグラフィックス項目。「艦隊これくしょん~艦これ~」などのブラウザゲームやフルHD程度の動画再生であれば問題なく動作するが、3Dゲームなどは難しそうだ。●モバイルバッテリーでも動作可能な驚きの省電力○モバイルバッテリーでも動作可能な驚きの省電力最後にちょっとした実験をしてみよう。MS-NH1はタブレットOCなどと同様、2Aの電源供給で動作している。ということは、モバイルバッテリーでも動く可能性が高い。試しにDC 5V/2.1A出力が行えるモバイルバッテリーを接続してみたところ、問題なく動作が行えた。ついでにDC 5V/1Aのバッテリーも試してみたが、こちらは起動できず。供給されているかのようなわずかな挙動ののち、電源が落ちてしまった。なおモバイルバッテリーでの動作は公式に動作を保証されたものではない。不安定な電源供給によりデータが破損するといった可能性も考えられるので、利用時はしっかりと付属のACアダプターを利用しよう(ただし、自己責任で)。○何に繋ぐ? どう使う? いままでにない利用方法が考えられるスティック型PCWindows搭載機としては過去に類のない小型サイズで、衝撃のデビューを果たした「m-Stick」シリーズ。購入してすぐに便利に使えるという手軽さがある一方、その小型化により性能的な代償も小さくない。しかし逆にそこがハードウェア好きの心をくすぐる部分でもあるのではないだろうか。そのサイズを活かした本機の用途は、思いつくだけでもさまざまだ。家族のブラウジング用としてテレビに接続するもよし、音楽再生用にAVアンプに接続するもよし。また大型ディスプレイを簡単にデジタルサイネージ化したり、プレゼンテーション用スライドの再生機としてプロジェクターに差し込んでおくなど企業ユースの使い方も考えられる。マウスコンピューターは今後もm-Stickシリーズを継続していく方針で、将来的にはハイエンドな製品を発売する計画もあるという。まずはこのMS-NH1で使い勝手を試しつつ、利用方法を模索してみてはいかがだろうか。
2014年12月05日ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは12月4日、次世代ファイアウォール(NGFW)/統合脅威管理(UTM)の新製品「WatchGuard Firebox M400/M500」を発表した。同製品は企業が必要とするネットワーク帯域幅の急増や高速ネットワーク接続への要求、トラフィック暗号化などの課題に対応。最新型のIntel PentiumとCeleronプロセッサを搭載しており、全てのセキュリティ機能を有効にした場合のパフォーマンス比較で、スループットが他社ソリューション比最大61%の高速化を実現しているという。また、HTTPSでの暗号化されたトラフィックの検知スループットにおいても最大149%のパフォーマンス向上を達成。「ネットワークのパフォーマンスを損ねることなく、強固なセキュリティ対策が実現できる」(ウォッチガード)としている。価格はFirebox M400がハードウェア本体とLiveSecurityの1年間メーカー保守サポート付きで83万3600円~、M500が同様の構成で129万1200円~(いずれも税別)となる。○SSLトラフィックは安全だけどIT管理者には"敵"ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは都内で記者会見を開き、同社 マーケティングマネージャの堀江 徹氏とプリセールスエンジニアの正岡 剛氏が製品説明を行った。同製品は、従来モデルであるXTM 525やXTM 535/545と比較して約2倍のスループットとなる8.0Gbpsの性能を持つ。この性能向上は、第4世代インテルコアプロセッサの採用と、それに最適化されたOSの最新版「WatchGuard Fireware 11.9.4」によるものだ。特に暗号化通信のインスペクションやHTTPSの暗号化では「Intel QuickAssist Technology」を活用。これまではソフトウェアによる暗号化処理やインスペクションを行っていたが、ハードウェアでこれらの処理が行えるようになったため、大幅な処理速度の向上に繋がったという。なぜ暗号化処理が重要なのか。実は、2013年に起きた「スノーデン事件」が背景にあると堀江氏は語る。「NSAに在籍していたエドワード・スノーデン氏が『Dropboxのデータは政府が簡単に見られるし、GoogleやFacebookも通信を暗号化していない』と語ったことから、それら企業は急いでトラフィック暗号化に務めた。これは一般ユーザーにとって、データが守られるため喜ばしいこと」(堀江氏)ただしその一方でIT管理者にとって、暗号化されたトラフィックは"敵"となる。「セキュリティ的にいいことのように見えるが、トラフィックの中身が見えないということは、それを検査する必要が出てくる。そこで我々は、暗号化処理やトラフィック検査のための新製品を投入した」(堀江氏)「スマートフォンの利用でトラフィックがグローバルで増加している。当然、手軽に利用できるアプリも多様化しており、企業内ネットワークはアプリをどのようにコントロールするかが課題となっている。多くのトラフィックはSSLによる暗号化が行われており、最近ではSSLトラフィックが以前の2倍にまで伸びているとのアカマイ調査もある。SSLトラフィックの問題点は、中身が見えないことで、知らないうちにマルウェアを企業内へ引き入れてしまうこと。また、引き込んだあとのC&Cサーバーへの接続も見えないことがほとんどだし、P2P通信も暗号化されている。暗号化通信の検査は必須」(正岡氏)新製品は従来の2倍のスループットをたたき出すだけではなく、他社製品との比較でも軒並み好成績を挙げているという。競合製品の一つとは性能が近いものの、ウォッチガード製品の価格はわずか1/9となり「ROIが非常に高い」(堀江氏)。今回、「Firebox」と呼ばれる新名称に変わったが、XTMブランドは今後収束していく予定だという。
2014年12月04日ユニットコムは3日、iiyama PCブランドにて、グラフィックスにGeForce GTX 980Mを搭載した17.3型ノートPC「17X8200」シリーズを発表した。同日より同社直販サイトなどで販売開始。価格は税別194,980円から。スタンダードモデル「17X8200-i7-VEB」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980M 8GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイは17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶。通信機能は1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11 ac/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0 LE。本体サイズはW412×D276×H41.8~45.4mm、重量は約3.9kg。上記仕様で価格はWindows 8.1 Update 64bitが税別194,980円、Windows 7 Professional 64bitが税別199,980円。上位モデル「17X8200-i7-VSB」は、上記仕様からCPUがIntel Core i7-4810MQ(2.8GHz)、ストレージが120GB SSD + 1TB SATA HDDの搭載となり、価格はWindows 8.1 Update 64bitが税別224,980円、Windows 7 Professional 64bitが税別229,980円。さらに「17X8200-i7-VFB」では、CPUがIntel Core i7-4930MX(3.0GHz)の搭載となり、価格はWindows 8.1 Update 64bitが税別279,980円、Windows 7 Professional 64bitが税別284,980円。最上モデル「17X8200-i7-VRB」は、上記仕様からCPUがIntel Core i7-4810MQ(3.1GHz)、メモリがDDR3L-1600 16GB、ストレージが250GB SSD + 1TB SATA HDDの搭載となり、価格はWindows 8.1 Update 64bitが税別309,980円、Windows 7 Professional 64bitが税別314,980円。
2014年12月03日ユニットコムは2日、「iiyama PC」ブランドから、NVIDIA GeForce GTX 980MをSLIで搭載する17.3型ノートPCを4モデル発表した。それぞれWindows ProfessionalとWindows 8.1 Updateの2モデルを用意。BTOに対応し、標準構成価格は307,779円から。○17X9200-i7-Web「17X9200-i7-Web」は、Intel Core i7-4710MQ(2.50GHz)と、NVIDIA GeForce GTX 980M(8GB)×2基をSLI接続した17.3型のハイエンドノートPC。価格はWindows 7 Professionalモデルが313,179円、Windows 8.1 Updateモデルが307,779円。そのほか初期構成の主な仕様は、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(8GB×1)、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。17.3型のディスプレイは、解像度が1,920×1,080ドットの非光沢(ノングレア)タイプ。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ac/b/g/n無線LAN×2、Bluetooth 4.0、USB 3.0×4、USB 2.0/eSATA兼用ポート×1、Thunderbolt×1、HDMI×1、200万画素Webカメラ、SDメモリーカードリーダーなど。本体サイズは約W419×D293×H39.3~49.7mm、重量は約3.9kg。○17X9200-i7-WSB「17X9200-i7-WSB」は、ストレージが120GB SSDと1TB HDDに増強されているモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが350,979円、Windows 8.1 Updateモデルが319,980円。そのほかの仕様は「17X9200-i7-Web」とほぼ共通。○17X9200-i7-WFB「17X9200-i7-WFB」は、CPUがIntel Core i7 4930MX(3.00GHz)となっているモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが399,579円、Windows 8.1 Updateモデルが394,179円。そのほかの仕様は「17X9200-i7-Web」とほぼ共通。○17X9200-i7-WRB「17X9200-i7-WFB」は、CPUがIntel Core i7 4940MX(3.10GHz)、メモリがDDR3L-1600 16GB(8GB×2)、ストレージが250GB SSD+1TB SATA HDDに増強されているモデル。価格はWindows 7 Professionalモデルが437,379円、Windows 8.1 Updateモデルが431,979円。そのほかの仕様は「17X9200-i7-Web」とほぼ共通。
2014年12月02日ライカカメラジャパンは、機械式フィルムカメラ「ライカM-A」の発売日を11月29日に決定した。価格は税込583,200円(ボディのみ)。「ライカM-A」は9月に発表された、「ライカMレンジファインダーシステム」の誕生60周年を記念したモデルだ。ライカMPをベースにして露出計を省略。バッテリーで駆動するパーツを一切搭載していない、真の機械式レンジファインダーカメラとなっている。レンズは焦点距離16~135mmのライカMレンズを搭載。絞りとシャッタースピードはマニュアルで設定する。本体はライカのシンボルである赤いロゴを省き、クラシカルでシンプルなデザインを採用。本体色はシルバークロームとブラッククロームの2種類を用意している。
2014年12月02日アドバンテストは12月1日、次世代のDDRやフラッシュメモリなど、先端メモリICのテスト効率を最大限に高めたテストハンドラ「M6245」を発表した。同装置は、Visual Alignment機能を搭載しており、ボールピッチ0.3mm以下のファインピッチデバイスを高スループットでハンドリングする。位置合わせはキャリブレーションにより自動で行うため、ハンドラ使用時のセットアップ時間の短縮が可能である。さらに、独自の「Dual-Fluid」技術を核とした温度制御能力により、被測定デバイスの温度を-20℃~100℃の範囲では±1℃の精度でコントロール可能となっている。また、-40℃~20.1℃、および100.1℃~125℃の範囲では精度±2℃でコントロールできる。この他、1回目のテストでFail判定した被測定デバイスを自動で再テストする機能や、ネットワークを通じて稼働状況をリアルタイムでモニタリングする機能を備えており、デバイス試験の生産性向上に大きく寄与するとしている。なお、「M6245」の出荷開始は2015年3月を予定している。
2014年12月02日ユニットコムは1日、iiyama PCブランドにて、グラフィックスにGeForce GTX 980Mを搭載した15.6型ノートPC「15X8200」シリーズを発表した。同日より同社直販サイトなどで販売開始。価格は税別189,980円から。スタンダードモデル「15X8200-i7-VEB」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980M 8GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイは15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶。通信機能はIEEE802.11 ac/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0 LE。本体サイズはW376×D256×H35~43mm、重量は約3.1kg。上記仕様で価格はWindows 8.1版が税別189,980円、Windows 7版が税別194,980円。上位モデル「15X8200-i7-VSB」は、上記仕様からCPUがIntel Core i7-4810MQ(2.8GHz)、ストレージが120GB SSD + 1TB SATA HDDの搭載となり、価格はWindows 8.1 Update 64bitが税別219,980円、Windows 7 Professional 64bitが税別242,979円。最上位モデル「15X8200-i7-VRB」は、CPUがIntel Core i7-4910MQ(2.9GHz)、メモリがDDR3L-1600 16GB、ストレージが250GB SSD + 1TB SATA HDDの搭載となり、価格はWindows 8.1 Update 64bitが税別259,980円、Windows 7 Professional 64bitが税別264,980円。
2014年12月01日エムエスアイコンピュータージャパンは28日、NVIDIAのGeForce GTX 970Mを搭載したゲーミングノートPC「GS60 2QE」シリーズの4K液晶モデル「GS60 2QE-233JP」を発表した。発売日は5日。価格はオープンで、店頭予想価格は税込255,000円前後。3,840×2,160ドットの15.6型液晶を搭載したゲーミングノートPC。プロセッサにはCore i7-4720HQを採用。GTX 970Mの搭載に加え、3段階でCPUとGPUのクロックを調節し性能をコントロールする「SHIFT」機能、SteelSeries製のバックライト付ゲーミングキーボードの搭載なども特徴となる。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4720HQ、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがDDR3-1600 16GB、ストレージが128GB SSD×2+1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970M 3GB、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8.1 64bit。インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LANおよびIEEE802.11ac対応無線LAN(Killer DoubleShot Pro)、Bluetooth 4.0、Mini DisplayPort、HDMI、USB 3.0×3、SDカードリーダ、オーディオポートなど。本体サイズはW390×D266×H19.9mm、重量は約1.9kg。
2014年12月01日アユートは28日、元PCパーツショップ店員M氏が企画するブランド「ProjectM」から、PCI Expressスロットの延長や変換を行う4種類の製品を発売した。いずれも価格はオープンで、店頭予想価格は1,480円から。○MPCIE to 3×PCIE×1 変換アダプター「PM-MPCIE1T3」miniPCIeスロットを拡張して、最大で3つのPCIe x1拡張ボードを接続できるようにする製品(電源が別途必要)。本体サイズはW98×D64mm、ケーブル長は約80cm、電源供給コネクタはペリフェラル(4pin)またはSATA(7pin)。○PCIE x1 to PCIE x16 延長アダプター「PM-PCIE1T1」PCI Express x1スロットを延長し、さらにPCI-Express x16のカードを挿せるようにするアダプタ。ただし帯域幅はPCI Express x1のまま。本体サイズはW130×D43mm、ケーブル長は約50cm、電源供給コネクタはペリフェラル(4pin)。○PCIEx16 L字ライザーカード「PM-PCIE16R」マザーボード上のPCI-Express x16スロットを、IO側から見て右に90度曲げるアダプター。ただしほとんどの場合、2スロット占有のグラフィックスカードなどは使えない。基板サイズは約50mm。○M.2(SATA)toSATA+M.2 SSD to PCIEx4 変換基板「PM-PCIE4M2S」1台2役の変換ボード。1つは、M.2 SSD(PCIeモデル)をPCI Express x4接続に変換(SSDによってはPCIe x2接続)する機能、もう1つはM.2 SSD(SATAモデル)をSATA接続に変換する機能。基板サイズはW98×D65mmで、ロープロファイルに対応する。
2014年11月28日マウスコンピューターが本日28日に発表したスティック型PC「m-Stick」シリーズ(モデル名:MS-NH1)。手のひらサイズどころか、フリスクケースと見間違えるほどの小型ボディながら、中身はフル機能の"Windowsパソコン"という注目の製品だ。実機の入手に成功し、開発担当者の話も聞くことができたので、ファーストインプレッションとしてお届けしたい。スティック型のコンピュータとしては、テレビをスマートTV化する「Android Stick」などが登場しており、今回のm-Stickもそれらを髣髴とさせる製品だが、m-Stickは完全なWindowsパソコンとしての機能を持つ点で特別な存在だ。普通のパソコンとの違いは、パソコンにモニタを繋ぐのではなく、モニタにパソコンを繋ぐのだと言うべき感覚の違いだけ。ハードウェアはBay Trail世代のIntel Atom Zをベースとしており、本体ボディの一辺には映像出力用のHDMI端子がにょきっと生えている。このm-Stickの概要を把握するにあたっては、ハードウェアのスペック表と各部写真、簡単なベンチマーク結果を以下に掲載するので、言葉で説明するよりも、それらを見てもらった方がわかりやすいだろう。適当なPCディスプレイやテレビなどHDMI入力のあるモニタに本機を接続し、適当なキーボード/マウスを用意すれば、それだけで普段使いに問題ない水準のWindowsパソコンの環境が整ってしまう。○m-Stickで広がるパソコンの新たな使われ方マウスコンピューター製品企画部の部長で、m-Stickの開発を担当した平井健裕氏に伺うと、m-Stickの製品化の発端は、「Android Stickが、PCになったら面白いよね」という、ちょっとした思いつきだったという。これまでにないPCの使い方を提案できるのではないかと可能性を感じ、ちょうど台湾でCOMPUTEX TAIPEI 2014が開催されていた頃、今年の夏あたりから開発がスタートしたのだという。出来上がったm-Stickは、リビングや自室のテレビにさしっぱなしでも気兼ねなく使える通常動作で2~3W程度という低消費電力や、超小型な本体をHDMIに接続するだけという勝手の良さで、コンシューマ向けだけでも多くの活用が想像できる。値段も安いので、子供用m-Stickや、奥さん用m-Stickといった感じで、Windowsで各自のアカウントを作るのではなく、シンプルに各自の個人用ハードウェアを用意してしまうような運用も気軽にできそうだ。企業向けでも、近年よく見るようになった、PCディスプレイの背面に設置するタイプの小型パソコンの比にならない小型サイズは大きなメリットだ。例えば出張の時、会社のデスクで使っているm-Stickをそのままポケットに入れて出かけて、あとは主張先のホテルのテレビに差し込めば、そのまま会社と同じパソコン環境の完成となってしまう。クラウドストレージやOffice 365などを導入すれば、どこへ行くにも快適そのものだろう。出張先でプレゼンを求められても、プロジェクタのHDMI端子にm-Stickを挿すだけで済んでしまう。ほかにも、個人による"ものづくり"のムーブメントがあるが、例えば、コントローラPCにノートパソコンを使っているようなロボットで、ノートパソコンをm-Stickに変えたら。m-Stickは、スペック自体はスマートフォン用のモバイルバッテリでも動かせるものであるため、ロボットにコントローラPCとあわせて一式背負わせてしまうことが、格段に簡単に実現できるようになる。平井氏としては、用途があって買ってすぐに誰にでも便利に活用できるという幅広さの一方、m-Stickを(ハードウェアマニアなどの層に)面白がって遊んでもらえれば、これまで想像できなかった活用法がたくさん出てくるのではないかと、ユーザーからのフィードバックも期待しているという。○マウスコンピューターならではの作り込みで差別化さて、m-Stickだが、ただ単に本体の大きさや最低スペックだけにこだわってしまうと、安かろう悪かろうの製品になってしまうことも有り得る。いち時期、値段が安いだけの粗悪なAndroidタブレットが市場に氾濫し、Androidタブレットそのものの使い勝手に悪いイメージが持たれてしまったような不運を、この製品では繰り返して欲しくないのだと平井氏は話す。そこで、安定性や信頼性を重視していくという方針を確認した。それこそ、綺麗なハンダ付けや、実際に差が出るのかどうか微妙なレベルの冷却最適化、基板上の余計なパターンの削減など、見えない部分から気を使い、量産バージョン完成までに多くの試作を繰り返したという。わかりやすく差が出てくる部分でも、eMMCのチップや、通信チップにきちんとしたものを採用しようとこだわった。ハードウェアに限らず、マウスコンピューターでは、OSの作り込みのところでもこだわったという。というのも、超小型であるだけに、ストレージの容量の問題はいかんともしがたい。できるだけOSのサイズを小さく最適化してプリインストールする工夫が、m-Stickではなされているという。例えば、Windows 8.1では、毎月のWindowsアップデートだけでも数百MBクラス容量を消費してしまうことが珍しくない。m-Stickでは、できるだけ最新のアップデートが適用された状態で、アップデートのスタックをできるだけシュリンクし容量を稼いだイメージをプリインストールし、少しでもストレージを空ける工夫がなされているという。○Core M版は出ないんですか? 将来の話も少しだけ……マウスコンピューターではm-Stickを、単発ではなく、製品ジャンルとして継続していく方針にしているそうだ。そのため、「次の世代も考えている」(平井氏)という。当然、Intel Atomの次世代を載せたm-Stickは出す計画だそうだが、さらに、「今の2-in-1パソコンのハードウェアに相当するようなハイエンドなm-Stickも計画にある」という。というと、Intel Core M相当のm-Stickしか考えられないわけだが、「言えません(笑)」(平井氏)とは大人の事情だろう。次世代m-Stickの登場時期は、Intelのスケジュールにも寄るが、来年の今頃には……というあたりだそうだ。HDMIのMHL化も次世代m-Stickでは検討してくれそうだ。今回のm-Stickでは、microUSB形状の給電ポートを別途用意しているのだが、MHL化で給電がHDMI出力と一本化すれば、さらにとり回しが良くなるだろう。
2014年11月28日マッドキャッツは26日、多数のボタンを搭載する約100gの軽量ゲーミングマウス「M.M.O. TE Tornament Edition Gaming Mouse」に新色の「ブラック」「ホワイト」「レッド」を追加した。28日に発売し、希望小売価格は8,618円。「M.M.O. TE Tornament Edition Gaming Mouse」は、MMOやMOBAといったジャンルのゲームを本格的にプレイするヘビーゲーマー向けに開発されたマウス。2014年9月にマットブラックモデルを発表し、今回「ブラック」「ホワイト」「レッド」の3色を追加した。約100gの軽量ボディに加え、マウスの長さを4段階で調整し、手になじみやすい設計を採用する。また、17個のボタンを備え、最大60コマンドの即時実行を可能とするほか、専用のユーティリティより、それぞれのボタンに機能を割り当てたり、20種類以上のゲームに対して個別に最適化されたキーマップ用のプロファイルを利用できる。センサはレーザードップラーセンサ、解像度は25~8,200dpi(25dpi間隔)の範囲で調整でき、加速度は最大50G、対速度性能は6m/秒、ポーリングレート最大1,000Hz。意図しないマウスの反応を抑えるリフトオフディスタンス調節機能能も搭載。0.2 / 0.35 / 0.5 / 0.7 / 1.0mmで調整できる。インタフェースはUSBで、ケーブル長は175cm。本体サイズはW76×D110×H35mm、重量は128g(ケーブル含む)。対応OSはWindows Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.8以降。
2014年11月26日Tポイント・ジャパンとTメモは11月25日、スマートフォンアプリ「FiLMiL(フィルミル)」上で貯めたポイントをTポイントに交換するサービスを開始した。FiLMiLは、Android/iOSに対応するアプリで、アプリ経由で配信する15秒または30秒のCMを見ると専用のポイントがもらえる。利用者は、1本のCMを視聴すると1ポイントもらえ、視聴後のアンケートに回答するとさらに1ポイントもらえる。貯まったポイントは10ポイントをTカード1ポイントと交換でき、1日20本のCMを視聴することで、1カ月に最大620ポイントに交換できる。Tポイントは、ファミリーマートやスリーエフ、TSUTAYAやソフトバンク携帯電話、Yahoo!ショッピングやニッセンなどで利用できる。利用にはTカード番号を登録したYahoo! JAPAN IDが必要。なお、2015年の春にはFiLMiL上で直接Tポイントが貯まるサービスを開始予定としている。
2014年11月26日マウスコンピューターは26日、同社のゲーミングブランド「G-Tune」より、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 980Mを2way SLI構成で搭載した17.3型ゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE i71100シリーズ」を発売した。エントリー構成の直販価格は税別299,800円から。ゲーム中の誤動作を防止するWindowsキーLock機能やキーボードバックライトなどの、ゲーマー向け機能を多数搭載した17.3型のハイスペックゲーミングノートPC。オーディオプラットフォームSound Blaster X-Fi MB3を採用し、立体感のあるサウンド再生や、イコライザによって好みに応じた再生環境を幅広く構築できる。ベースモデル「NEXTGEAR-NOTE i71100BA1」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、ストレージが1TB SATA2 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980M 8GB×2、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶、OSがWindows 8.1 Update 64bit。本構成での価格は税別299,800円から。「NEXTGEAR-NOTE i71100SA1」は上記から、CPUをIntel Core i7-4810MQ(2.8GHz)、ストレージを128GB mSATA SSD + 1TB SATA2 HDDに変更し、価格は税別329,800円から。「NEXTGEAR-NOTE i71100GA1」は、CPUをIntel Core i7-4910MQ (2.9GHz)、メモリをPC3-12800 32GB(8GB×4)、ストレージを128GB mSATA SSD + 1TB SATA2 HDDに変更し、価格は税別369,800円から。最上位モデル「NEXTGEAR-NOTE i71100PA1」は、CPUをIntel Core i7-4910MQ (2.9GHz)、メモリをPC3-12800 32GB(8GB×4)、ストレージを256GB mSATA SSD×2(RAID 0) + 1TB SATA2 HDD、光学ドライブをブルーレイディスクドライブに変更し、価格は税別399,800円から。
2014年11月26日●4K液晶とGeForce GTX 970Mを搭載したハイスペック・ゲーミングノート2014年11月14日、マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」から「NEXTGEAR-NOTE i5701」シリーズが発表された。本シリーズの大きな特徴は2つ。QFHD(3840×2160)という解像度、つまり4K液晶ディスプレイを搭載していることと、NVIDIAの最新ハイエンドGPU・GeForce GTX 970Mを内蔵していることだ。しかもそんなハイスペックPCを「ちょっといいノートPCを買ってみようかな?」という程度の169,800円(税別)から検討できるのだから驚く。今回は、そんな「NEXTGEAR-NOTE i5701」シリーズの中から、最高峰に位置するプラチナモデル「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」を紹介しよう。プラチナとはいっても、モデルごとの違いはメモリの容量とストレージの2点のみ。ブロンズやゴールドなどのモデルを選んでも、最大の特徴である4K液晶とGeForce GTX 970Mはそのまま搭載されている。ブロンズモデルを検討している方は、SSDとHDDのアクセス速度の差と容量を確認することで、上位モデルとの違いを探ることができるだろう。○高解像度4K液晶ディスプレイを支える高いスペックNEXTGEAR-NOTE i5701PA1は15.6型のゲーミングノートPCだ。QFHD(3840×2160)のIGZO液晶ディスプレイを搭載しており、表面はグレア処理となっている。その高精細でコントラストの高い映像は、ドット感を意識させることがなく滑らかで美しい。そして、この高解像度表示を支えているのがほかの主要パーツ類だ。CPUには、インテルの"Haswell Refresh"世代4コアCPU・Core i7-4710HQを採用。動作クロックは2.50GHzとなり、ターボ・ブースト機能によってCPU温度に余裕があるときには、最大3.50GHzまでクロックが上昇する。そしてGPUには、高いパフォーマンスと圧倒的な省電力で話題となった第2世代Maxwell、NVIDIAのGeForce GTX 970Mを搭載。デスクトップPCかと見まがうばかりの処理能力を見せてくれるだろう。またCPUに内蔵されているグラフィックスはインテル HD グラフィックス 4600。WebブラウジングやOffice系ソフト動作中は映像処理の負荷が低いため、このCPU内蔵グラフィックスによりさらに消費電力を抑えた動作が行われる。メモリはDDR3L-1600規格・8GBの製品を4枚実装しており、その容量はなんと計32GB。高解像度の画像・動画編集を行う場合でも、なお余裕がありそうだ。ストレージはデュアルドライブ構成となり、システムドライブには512GBもの大容量SSD・Plextor PX-G512M6eが採用されている。このSSDはM.2コネクタによりPCI-Expressに接続されているのが特徴。昨今はSSDの性能向上が著しく、SATA3.0の転送速度の上限である6Gbpsでは、SSDの真価を発揮できなくなってきている。しかしPCI-Express2.0 x2で接続すれば上限は10Gbps。PX-G512M6eはこのPCI-Express接続を採用することで、これまでのSSDを超える速度を実現している。データドライブ用のHDDは2TBでSeagate製だ。通信デバイスはいずれもRealtek製となり、有線ギガビットLAN端子、IEEE802.11 b/g/n対応の無線LAN、そしてBluetooth V4.0を備える。○ゲーミングノートながらも25mmというスリムな筐体を実現筐体のカラーは、G-Tuneのイメージ通りのブラックだ。天板やパームレスト部はヘアライン加工が施されたアルミ製になっており高級感がある。また本体裏面も金属製で、効率的に熱を拡散させる効果がありそうだ。その分、指紋が目立ちがちではあるものの、共に質感は大変良く、ハイスペック・ゲーミングノートPCにふさわしいスタイリッシュな外観を備えている。また本体内部の熱対策が難しいゲーミングノートながらも、厚みは25mm(ゴム足を含んだ場合27mm)を実現。本体質量も2.5kgに抑えられているため、持ち運びも視野に入れることが可能だ。出張先や旅行先で使えるハイスペック・ゲーミングPCとしても魅力的といえる。各種インタフェースは本体左右側面と背面に配置されている。正面は、左側にHDDやバッテリーなどの動作を表す8つのLEDを備えるのみで、接続端子は存在しない。背面を見ると左側に大きな排気口、右側には電源コネクタと、ノートPCとしては珍しいe-SATA/USB 3.0兼用端子を備えている。右側面は手前からライン、マイク、ヘッドフォン端子、SD/MMCカードリーダー、USB 3.0×2、ギガビットLAN端子、ケンジントンロックを搭載。SIMカードスロットも見えるが、残念ながらこちらは使用できない。左側面はMini Displayport×2、USB 3.0×1、HDMI×1という、映像出力用端子を中心とした構成となっている。強力なGPUを利用してマルチディスプレイ環境も構築可能だ。液晶ディスプレイ上部にはステレオデジタルマイクと200万画素のWebカメラが用意されており、ビデオチャットを高画質・高音質で行うことができる。○白色LEDが輝くテンキー付きキーボードを搭載キーボードはアイソレーションタイプを採用。またサイズを活かしてテンキーも搭載されている。カーソルキー周辺はさすがに多少変則的な配列となっているものの、それ以外の文字配列は素直で押し間違いもなさそうだ。電源ボタンはテンキー右上に用意されている。タッチパッドは浅めの段差を設けてあるだけだが、パームレスト部はアルミ製であるため、温度や触り心地で簡単に判別できるだろう。ボタンはクリック感の少ないフカフカとした感触を備えたもので、その押下感はキーボードに近い。また、液晶ディスプレイと本体をつなぐヒンジ部分にステレオスピーカーを内蔵しており、ゲームの音声をしっかりと再生することが可能だ。キーボードの内側には白色LEDが埋め込まれており、暗い場所でもキーを視認可能だ。消費電力を抑えたいときは、明るさを下げたり発光自体をOFFにしたりもできるので、環境によって使い分けたい。ACアダプタ出力は19V/9.5A、180Wとさすがに高い。そのサイズも出力電力に応じてW167×H83×D35mmと大きめだ。外出先に持ち運ぶ場合は、このACアダプタの分も考慮に入れよう。尖ったスペックと高い質感、そして使い勝手の良さによってNEXTGEAR-NOTE i5701PA1は所有感を満足させてくれる製品に仕上がっている。次ページでは高解像度のデスクトップ画面と、ベンチマークテストによる性能を確認しよう。●最新ゲームタイトルもハイエンド・デスクトップ並みに動かせる実力○4K(3840×2160)液晶が実現するデスクトップ領域「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」が備える3840×2160という表示領域は、15.6型というサイズにおいては100%ネイティブ表示で使用することは難しいだろう。なぜなら、とてつもなく各インタフェースや文字などが小さくなってしまうからだ。そのため本機では、表示が250%(超特大)に初期設定されている。これは高い解像度のまま精細感を得るために使用している状態なので、文字などはエッジが目立たずとても滑らかだ。もし表示領域を拡大する方向で高解像度を利用したいのであれば、[コントロールパネル]の[デスクトップのカスタマイズ]にある[ディスプレイ]項目の[テキストやその他の項目の大きさの変更]から、拡大率を変更するといいだろう。なお、すべての項目を一括して変更するだけでなく、タイトルバーやメニュー、Internet Explorerなど、それぞれを個別にサイズ変更することも可能。100%、150%、250%それぞれのデスクトップ画面をキャプチャしたので参考にしてほしい。○「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」の性能をベンチマークでチェック!それでは、ベンチマークテストで本機の性能を確認していこう。まずは全体的な性能からだ。Windowsシステム評価ツール「WinSAT」でのWindowsエクスペリエンス インデックス スコア測定の結果はご覧の通りで、文句の付けどころがない。特にプライマリディスクの「8.4」は、現在最高峰のスコアだろう。グラフィックスの2項目はCPU内蔵グラフィックスを利用しているため伸び悩んでいるものの、GeForce GTX 970Mの性能はこのあとのゲームベンチで明らかになるはずだ。ストレージ用ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」でのSSDとHDDの測定結果もストレージごとの違いが色濃く出ている。PCI-Express接続されたSSDの速度は圧巻としかいいようがない。メインドライブの転送速度の違いは、体感速度に大きな影響を与える。HDDのみを搭載したブロンズモデルを検討している方は、この数値をよく確認しておいてほしい。さらに「PCMark8」にて総合的なパフォーマンスを測ってみよう。こちらの結果もまったく不満を感じないもので、非常に良好だ。こちらでもCasual GamingはCPU内蔵グラフィックスによって計測されているため振るわないが、そのほかの項目はいずれも速い。ホーム&オフィス用途での使用では、高い処理能力と解像度を活かした、さまざまな使い方が期待できそうだ。○GeForce GTX 970Mの3Dグラフィックス処理能力を確認次に、NVIDIA GeForce GTX 970Mが備える3Dグラフィックス処理能力を、解像度を変えつつチェックしてみよう。まずはFuturemarkの3Dグラフィックス向け定番ベンチマーク「3DMark」。こちらには2014年10月13日に4K解像度に対応した新たなプリセット「Fire Strike Ultra」が追加されたので、そちらも試していくことにする。結果は大変優秀だ。「7434」というスコアは、2世代前のデスクトップ向けハイエンドGPU・GeForce GTX 680をも超えるスコアとなっており、まさに世代が変わったという印象を受ける。Ultraの結果はさすがに厳しいものの、GeForce GTX 970Mの備える処理能力に疑いの余地はない。続いてゲームのベンチマークテストを試していこう。まずは指輪物語を題材にした大作アクションRPG「ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール」のベンチマークだ。最新の3Dゲームだけにその負荷は高いが、ある程度の設定とフルHD(1920×1080)までの解像度ならば、余裕を持って動かすことが可能だった。デスクトップPCでも高設定では動かすのが大変なタイトルだけに、この結果はすばらしい。それ以上の高解像度ではやはり要求水準が高く、現状は快適とはいいがたい。それでは、髪の毛の描画にこだわったアクションタイトル「トゥームレイダー」のベンチマークテストではどうだろうか。こちらも傾向としては同じで、フルHDまでなら設定を上げてもしっかりと遊ぶことが可能。しかし、やはり4K解像度では処理能力が追いつかないようだ。最後に、拡張パック「蒼天のイシュガルド」が発表され、話題再燃中の国産MMORPGタイトル「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマーク、キャラクター編を試そう。こちらのベンチマークでは、4K解像度でもなんとか遊べそうなスコアが確認できた。今となっては中程度の負荷のタイトルではあるものの、ノートPCでここまで動作させることができるのは驚きの一言だ。なおゲーム全般にいえることではあるが、インタフェースサイズを変更できないゲームで解像度を4Kに設定すると、各インタフェースが小さくなりすぎ、ゲームにならない場合が多い。ゲーム側の対応もまだまだ4Kに及んでいないのが現状なのだ。今回は3K、4Kという高解像度テストも行ったが、この解像度に対応できないのは今のところ当たり前。また、そもそも本機のディスプレイサイズは15.6型なので、3DゲームにおいてフルHD以上の違いを視認するのは難しい。フルHDまでの解像度に対応できれば十分と考えておくといいだろう。ちなみに、ゲーム中心の利用であれば、本機と同等のスペックでフルHDノングレア液晶を装備する「NEXTGEAR-NOTE i5700」シリーズも用意されている。こちらは13万円台(税別)~とよりリーズナブルに購入可能だ。○ハードウェアをコントロールできるツールをプリインストールOSにはWindows 8.1 Update 1 64ビット版が採用されており、ハードウェアをコントロールするためのツールがいくつかプリインストールされている。1つはファンの速度や液晶の明るさなどをコントロールできる「Control Center」だ。Windowsキーの無効化なども行えるため、ゲームを遊ぶ方はチェックしておきたい。また「Sound Blaster X-Fi MB3」を利用したリッチなサウンドエフェクトも、ゲームの楽しさを引き上げてくれるだろう。さらにキーボードにアプリケーションの起動を割り当てたり、マクロを設定したりできる「FLEXIKEY」や、タッチパッドの設定をコントロールできる「Synaptics TouchPad」を搭載。自分好みの操作環境を構築することが可能だ。○高精細デスクトップを利用できるハイスペック・ゲーミングノートQFHD(3840×2160)液晶ディスプレイを搭載しているという点だけでも特筆に値するが、さらにGPUにGeForce GTX 970Mを搭載することで、2014年最高クラスの3D処理能力を備えた「NEXTGEAR-NOTE i5701」シリーズ。そのプラチナモデルである「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」は、さらに大容量512GBのPCI-Express接続SSDも備えており、全方位でスキがない。この性能は、あらゆる処理において有効に働くことだろう。ノートPCでこの冬の注目タイトルを遊びたい人はもちろんのこと、4K解像度を活かした画像・映像処理を行う人にとっても、注目の一台となるはずだ。本年度の注目パーツの集大成となる本機で、2014年度を締めくくってみてはいかがだろうか。※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。○標準スペック上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。価格・構成については、2014/11/25(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
2014年11月26日マネースクウェアHDの子会社であるFX事業会社、マネースクウェア・ジャパン(以下M2J)はこのたび、10月にスタートした「マネースクウェアプラスPROJECT」の第2弾として、トラップリピートイフダン(以下「トラリピ」、らくらくトラリピ(らくトラ)含む)に新機能「決済トレール」を追加する。サービスの開始は2015年1月下旬を予定しており、22日より「M2JFXバーチャル」にて先行リリースをしたと発表した。○トラップリピートイフダン(トラリピ)決済トレールの概要「マネーゲームではない、資産運用としてのFX」を実現させるべく、同社が提供する独自の発注管理機能「トラリピ」は、レートが一定の範囲で上下をくり返す「レンジ相場」で真価を発揮する発注管理機能。そこに、「決済トレール」機能を搭載することで、レンジ相場だけでなく、レートがどちらか一方向に推移を続けるトレンド相場の局面においても収益力を高めることが可能となるという。レンジ相場向きであったトラリピの決済にトレール機能が加わることによって、トレンド相場でも利益の追求をねらうことができ、顧客のトラリピ戦略における"利益追求の新しい可能性"が広がるとしている。一度設定すれば、想定レンジ内で相場が動いてる限り、常に収益チャンスを捉えることが可能なのが現在のトラリピ。利益値幅をあらかじめ設定するため、上昇トレンド前の安値で買ったとしても利益を大きく伸ばすことができなかった。トレンドに合わせて決済価格が移動するので、利益極大化を図ることが可能になるという。
2014年11月25日「エイチ&エム(H&M)」は、2014年11月29日(土)に日本最大級・最多フロアとなる京都店のオープン記念として、今年、世界遺産登録20周年迎えた二条城入り口に『H&M KYOTO』オリジナルの和風デザインを施した、横6m・縦4mの巨大ショッピングバッグの展示を期間限定でスタート。京都周辺の方々はもちろんのこと、京都へ遊びに来られた方も楽しめるような、スペシャルなおもてなし企画となっている。【概要】所在地:元離宮二条城入り口期間:2014年11月21日(金)~24日(月・祝)8:45-22:00【エイチ&エム(H&M)京都店】オープン日:2014年11月29日(土)営業時間:11:00-21:00所在地:京都府京都市中京区河原町通四条上る二丁目下大阪町354問い合わせ:03-5456-7070(カスタマーサービス)元の記事を読む
2014年11月21日TSUKUMOブランドでPCおよびPC周辺機器を販売するヤマダ電機グループのProject Whiteは21日、GPUにNVIDIA Quadro K3100Mを搭載した15.6型モバイルワークステーションノートPC「eX.computer N1590J」シリーズを発売した。BTOに対応し、標準構成価格は189,800円(税別)から。CADやビデオ編集などに最適化されたモデルとなっている。○eX.computer N1590J-710/E標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがPC3L-12800 8GB、ストレージが256GB SATA MLC SSD+500GB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、グラフィックスがNVIDIA Quadro K3100M 4GB。15.6型の液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。外部映像出力として、HDMI、Mini Display Port、Display Portを備える。通信機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN(Intel Dual Band Wireless-AC 7260)、Bluetooth 4.0だ。OSはWindows 8.1 64bit版またはWindows 7 Home Premium 32bit版となる。上記構成での価格は224,800円(税別)。○eX.computer N1590J-500/ECPUがIntel Core i5-4210M(2.6GHz)、ストレージが500GB SATA HDDとなる以外、主な仕様は上記のeX.computer N1590J-710/Eとほぼ共通。標準構成価格は189,800円(税別)。
2014年11月21日富士フイルムは20日、「FUJIFILM X-T1」と「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」の最新ファームウェアを発表した。12月18日より無料で提供を開始する。今回の新ファームウェアは、「X-T1」の操作性などを改善するもの。ファームウェアのバージョンはともにVer.3.00となる。アップデート項目は21項目におよび、最高速度1/32,000秒の電子シャッターへの対応や、シャッター音の音量変更が可能となっている。新フィルムシミュレーション「クラシッククローム」や、目で見たままに近い自然な表示の「ナチュラルライブビュー」モードも搭載。そのほかの主な機能は、EVFと液晶モニタの鮮やかさ調整、AFエリアのダイレクト選択、 AE-L(露出固定) / AF-L(フォーカス固定)ボタンの機能入れ替え、マニュアルフォーカス時のフォーカスエリアのサイズ変更、マクロモードのダイレクト選択、Qメニューのカスタマイズなど。動画撮影では、フレームレートの選択とマニュアル撮影が可能となった。
2014年11月20日富士薬品ドラッグストアグループのユタカファーマシーとカルチュア・コンビニエンス・クラブ子会社のTマネーは19日、新たな電子マネーサービス「Tマネー」をドラッグユタカ全店で25日より開始すると発表した。同サービスは、Tカードに電子マネー機能を追加したプリペイド型の電子マネーサービス。特別な手続きの必要なく、現在のTカードにそのまま現金をチャージすることが可能で、チャージした「Tマネー」は「Tマネー」加盟店で利用できる。ドラッグユタカが全国初の「Tマネー」サービス展開となり、対象店舗は160店舗。発行手数料は無料。チャージ金額は1,000円単位で最大3万円まで、利用金額は1円以上3万円までとなる。また、決済ポイントとして、月間利用金額500円につきTポイントを1ポイント付与する。有効期限は最終利用から10年間。2014年3月にインターネット調査を実施したところ、「Tマネー」を利用したい業態の上位にドラッグストアが入り、ドラッグユタカにおける「Tマネー」への潜在的なニーズが高いことを受け、このたび「Tマネー」加盟を決定したという。今後は、Tポイント提携先などで「Tマネー」加盟の拡大を順次図るとともに、Tカードに新たな機能・サービスを付随することで、サービスの拡充を図るとしている。
2014年11月20日インターネットイニシアティブは、M2M(Machine to Machine)/IoT(Internet of Things)ビジネスに必要なシステム要素をワンストップで提供する「IIJワイヤレスM2Mソリューション」において、ゲートウェイサービス機能を拡張し、仮想化したクラウド型ゲートウェイを提供するサービスを12月1日より開始すると発表した。「IIJワイヤレスM2Mソリューション」は、通信端末からモバイル回線、クラウド基盤、アプリケーションまでをトータルに提供するソリューション。従来は、契約ごとに大規模なセッション数を収容するゲートウェイ機器を設置する必要があり、小規模利用の場合には導入のハードルが高いことが課題であった。そのため、今回の機能拡張では、ゲートウェイ機器を仮想化したクラウド型ゲートウェイで提供し、物理的な制約を気にせずセッション数の増減に柔軟に対応することができようにする。100セッションからの利用が可能で、さらに、クラウド化により導入までのリードタイムが約1/3に短縮されるという。
2014年11月20日