東京芸術劇場芸術監督・野田秀樹の戯曲に、国内外の演出家が挑むシリーズ企画。その第5弾は、2000年にNODA・MAPで初演された『カノン』を野上絹代の演出で上演。新型コロナウイルスの影響で昨年は公演中止、そして今年も初日延期となったが、いよいよ8月25日(水)にシアターイーストにて開幕する。野上絹代は、社会性とポップなユーモアを併せ持つ作品をアップデートする劇団「快快(ファイファイ)」のメンバーで、2015年に「演劇系大学共同制作Vol.3」で『カノン』を演出。これを目にした野田が「冴え渡った演出に吃驚し、再演をすれば、更に磨きがかかるのではないか」と、その才能を見込み再演を希望。そこから企画が動き出し、今回、野上演出での『カノン』再演が実現することに。物語は、牢番の太郎が囚われの身の沙金に心奪われ、牢から逃してしまうことから始まる。その罪の放免の為に、太郎は権力者・天麩羅判官に沙金率いる盗賊団のアジトで“ある事”を探る密偵を命じられる。窃盗に対して弱腰の太郎だったが、思想犯で捕らえられた弟・次郎を助けるために人を殺め、罪を重ね、更に沙金への想いを募らせていき……。太郎を演じるのは、舞台出演は今回が2度目となる中島広稀。「1年以上前に一度稽古を終えた『カノン』ですが、お披露目をせずに今回もう一度稽古から始まる事に少し戸惑いがあるのは事実です。しかし、キャストの皆様のお顔、稽古風景を思い浮かべると戸惑いよりも期待感を強く抱いています」と明かしていたが、新たな稽古を経てどんな太郎を体現してくれるのかに注目。そして沙金役のさとうほなみは「“前へ行くよ、前へ”。わたしが演じさせて頂く沙金の作中での台詞です。このひとことにわたしはすごく心を動かされました。ただ前向きなだけの言葉でもなく、後ろ向きな言葉でもない。すごく強い意志を感じました。また前に進める機会を頂けたこと、心より感謝しております」とコメント。「ゲスの極み乙女。」のドラマ―としての活躍ほか、演技でも注目される彼女の新たな魅力にも期待だ。また、天麩羅判官役は野田作品にも多く出演してきた渡辺いっけいが務める。役者たちが縦横無尽に舞台上を走りまわり、その疾走感がスペクタクルに昇華する名作『カノン』。野上絹代の演出と新たなキャスト陣でどのように再構築されるのか注目を。文:伊藤由紀子『カノン』作:野田秀樹演出:野上絹代出演:中島広稀 / さとうほなみ名児耶ゆり / 永島敬三 / 大村わたる / 山本栄司 / 長南洸生 / 緒形敦 / 川原田樹手代木花野 / 佐々木美奈 / 前原麻希 / 本多遼 / 湯川拓哉 / 小田龍哉 / 村田天翔 / 竹内蓮 / 田坂歩木津誠之 / 家納ジュンコ / 佐藤正宏渡辺いっけい2021年8月25日(水)~2021年9月5日(日)会場:東京芸術劇場 シアターイースト※公演関係者の新型コロナウイルス感染により、8月25日(水)~8月28日(土)公演が中止となりました。最新の公演情報は公演公式サイトよりご確認ください。
2021年08月25日NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』のWOWOWでの放送が決定した。待望の新作公演が話題を呼んだNODA・MAPの『フェイクスピア』は、“フェイク”があふれる現代社会と、劇作家ウィリアム・シェイクスピアをかけた斬新な舞台。 同作品は、先ごろ発表された「第29回読売演劇大賞」の上半期ベスト5に作品賞、男優賞、演出家賞、スタッフ賞でノミネートもされた。「演劇の力」を体現する仕掛けと熱量に満ちた作品で、野田秀樹の緻密な脚本と大胆な演出、そして高橋一生の真摯に響く台詞としなやかな演技体に加え、橋爪功と白石加代子が醸し出す圧倒的な存在感が観るものを魅了し続けている。そんな新作『フェイクスピア』を鑑賞した方も、まだ鑑賞していない方もぜひ自宅から楽しんでほしい。【番組情報】NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』放送日:未定収録日:2021年6月12日(土)収録場所:東京芸術劇場プレイハウス作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 伊原剛志 前田敦子 村岡希美 / 白石加代子 野田秀樹 橋爪功番組URL:
2021年07月26日NODA・MAP第24回公演、野田秀樹作・演出の『フェイクスピア』が東京芸術劇場プレイハウスにて上演中だ。タイトルはフェイク+シェイクスピアであること、物語の舞台は恐山でイタコが出て来ること……、事前に得られた情報はせいぜいこの程度で、多くの演劇ファンが野田の新たな劇空間を、そこにどんな驚きが仕掛けられているかを心待ちにしていたことだろう。シェイクスピアが生み出す虚構の世界、それのフェイク(偽物)なら裏返って真実に行き着くということ?と勝手気ままに推察するうち、「“言葉についての劇”らしい」という情報も入って来た。これまで縦横無尽に言葉を操り、解体し、肉体に乗せて空間へ放って来た野田が、あらためて言葉と向き合う。その意味とは何なのか。舞台上に広がるグレーの緩やかな傾斜は、恐山を示しているのだろう。そこに現れる白石加代子がイタコの役であることは誰もが想像したと思うが、百戦錬磨のベテランイタコではなく、もう半世紀もイタコ試験!? に落ち続けている見習いのイタコという設定にまず失笑。白石扮する“皆来(みならい)アタイ”のもとに降霊を求めてやって来た“mono”(高橋一生)、そして“楽”(たの、橋爪功)。ダブルブッキングで鉢合わせしたこのふたりが、イタコのアタイを押しのけて何者かに憑依したように不思議な対話を始める。それはシェイクスピア悲劇の台詞であり、その言葉に呼ばれるように“シェイクスピア”(野田)も現れて……。半人前のアタイを叱り飛ばす先輩イタコ、“オタコ姐さん”役の村岡希美は持ち前の艶やかな声と小気味良さで、神の使いと称して現れる“アブラハム”役の川平慈英と“三日坊主”役の伊原剛志はどちらもボケ担当の漫才コンビのような愉快な掛け合いを見せて、野田が仕掛ける異空間を快走し、軽妙なリズムを巧みに刻んでいく。稽古に入る前のぴあアプリ取材でNODA・MAP初参加を心から喜んでいた前田敦子は、アタイの母親らしき“伝説のイタコ”と“星の王子様”、そしてある重要な出来事の象徴となる“白い烏”の三役を担い、全力の声の張りも清々しく、猛進の演技で視線を集めていた。時に整然、時に多様なアンサンブルの俊敏な動きが想像の空間を膨らませ、テンポよく繰り出されるキャラクターたちの言葉が頬を緩ませる。ただ、笑いを誘うその勢いの中で、高橋一生の深く、明瞭に響く独白から、その手に持つ怪しげな匣から、橋爪功の朴訥なつぶやきから、震撼の記憶を呼び覚ます言葉が漏れていく。そのことに気づき、ゆっくりと記憶の焦点が定まっていって“ある出来事”にたどり着いた時、あっ、と合点した。いくつかの引っかかっていた言葉も、冒頭でアンサンブルが魅せた、樹々が倒れる美しいムーブメントのその意味も。この言葉は野田が生み出したフィクションではなく、野田が公式サイトの挨拶文で「コトバの一群」と綴った、“ある出来事”に関するノンフィクションだ。この一群を舞台に乗せることを「不謹慎にも思った」とも書いていた。観客各々、とくに年齢によって反応の温度差はあるだろうが、筆者はこのコトバの一群を前に、恐怖の記憶が蘇り、戸惑い、体を硬直させながら息を止めて圧巻のクライマックスを凝視した。終演後、落ち着きを取り戻した後に実感したのは、自らが創作した言葉ではない、フェイクではないコトバの一群を演劇作品とした野田の覚悟と、そのコトバに対する畏怖。そして、言葉の真実を見極める奇跡について思う。イタコの言葉は、死者の言葉は、神の言葉は本物なのか。何が本物で、何が偽物か。見える言葉(文字)も見えない言葉(声)も、その真偽を知ることは容易ではなく、私たちは言葉にどれだけ惑わされ、揺さぶられているのか。言葉によって「真実をつかんだ」と思い込むことの愚かさ……。生と死の境も曖昧とする野田の劇空間を思い起こしながら、思考がぐるぐると駆け巡る。“言葉についての劇”、そこにある観念的な問いは、しなやかなたたずまいと表現で惹きつける高橋、軽やかさと豊かさを併せ持つ白石と橋爪の強靭な二大柱に支えられ、アンサンブルを含めた鉄壁の布陣によって見事に提起されていた。新作の度に、悔しいほどに衝撃をアップデートして来る野田の今回の試みは、ノンフィクションの強度から観劇後に違和感を受け取る人もいるかもしれない。それでも挑み続ける俳優陣の奮闘を、目撃せずにはいられないだろう。劇場は心揺さぶられる場所であることを、あらためて強く気づかされた時間でもあった。取材・文:上野紀子NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他★チケット情報【東京公演】2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年06月09日映画、ドラマ、演劇と出演作が常に高いクオリティを保ち、話題を呼んできた高橋一生さん。新たに挑んでいるのは演劇界を牽引する野田秀樹さんの最新作『フェイクスピア』。初タッグを組む野田さんとの創作活動、そして、いま高橋さんが考える「演じるということ」について知りたく、稽古場を訪れた。膨大な言葉と美しく抽象性の高い演出で、観客の想像力を最大限に刺激。演劇の面白さを提供し、その世界の第一線を走り続ける演劇人、野田秀樹さん。その野田さんが率いるNODA・MAPの最新作『フェイクスピア』に高橋一生さんが出演中。かつて野田さんのワークショップに参加したこともあるというが、意外にも出演は初。さぞや強い意気込みが…と思いきや、静かな口調で「思ってもみなかったので、光栄なことだなと思いました」と淡々と。そして「基本的に僕は、舞台でも映像でも、自分で“やりたい”ということを持たないようにしているんです」と続けた。「恵まれていると思いますけれど、お芝居として自分がやってみたいことは、この5年ほどですでにやれてしまっているんです。だからといって熱意や情熱がなくなったという意味ではなくて“離見の見”といいますか…。お芝居でもそういうアプローチが、少なくともいまの自分には心地いいんです」“離見の見”とは、演じ手が自己の視点から離れて自分の演技を客観的に見つめること。そんな境地にある高橋さんから見たNODA・MAPの稽古場とは?「とても純度が高いなかでお芝居を作っていっている感覚があります。ワークショップに参加させていただいていた時から感じていたんですが、野田さんは、ある種の変なプライドを持たない方で。若い方たちの意見にも『それもいいよね』と耳を傾けられるので、誰でも意見しやすい雰囲気が稽古場にあるんです。一緒に劇団をやっている青年みたいに思えて、昔、同期とエチュード(即興の芝居)を作っていた時のような、しばらくぶりの感覚を味わっています。ただ、あまりにもスムーズに進んでしまうものだから、作っていくことに没頭しすぎて視野が狭くなってしまうかもしれない。観ている側の人たちの存在を忘れないよう、少しだけ意識してみようといま思っているところです」自身のことを「人の顔色を窺うのは得意なので(笑)」と皮肉めいた言葉で語る。だからこそ「制作側から“一生さんのここを期待しています”と言われることは、なるべく聞かないようにしている」とも。それを意識してしまえば「作品世界にいろんな雑味が入ってしまう気がして」。これまでもきっとそうやって、つねに主観と客観を行き来しながら作品や役をとらえ、表現を精査してきたに違いない。今回の作品は、“フェイク+シェイクスピア”というタイトルから“偽物”と“演劇”がテーマだと推察される。俳優という仕事は、まさに作り物の嘘を“まこと”にしていく仕事だけれど…。「僕らは“まこと”にするつもりは最初からありません。演技だとわかってやっていますから。どれだけ熱量を持ってやっていたとしても、僕らはどこか引きで見ている部分があって、今日のお客さんは緊張しているなと思うと、それをほぐすように少し匙加減を変えてみたりするわけで。目の前の嘘をまことにするかは、僕はお客さま次第だと思っています。“あの俳優が演じている”と思って観ていたとしたら、それはやっぱり嘘でしかないわけですから」それでも高橋さんの演技には、どこか嘘であることを忘れさせてくれる“まことしやか”がある。「もしあるとしたら、それは観客の方々を騙すためではなく、自分を騙すためだと思います。舞台でも映像でも、自分を騙さないと演技なんてできません、恥ずかしくて(笑)。自分を騙すには、自分の芝居を自分がちゃんと納得できるまで腑に落ちるものにしないといけない。そうなれば、お客さまにもきっと嘘がまことしやかに見えてくるだろうと信じています」野田作品の面白さは、ひとつの言葉やひとつのセリフが視点を変えることでさまざまな意味に解釈でき、ひとつの物語からあらゆる方向へと想像力が豊かに喚起させられるところ。「ご自身が書かれたものですから、野田さんなりの解釈はあると思いますが、僕らにもそれは明かさない。あえて添え木を外して、俳優の自由な解釈に委ねている。そこが心地いいなと思うんです。もちろん演じる側は自分なりの最適解を持っていないといけないとは思いますが、観る側はもっと自由でいいと思っています。なんか面白かったとか、なんか悲しかったとか、泣けちゃったとか。へんに分析したりすることは必要なくて、感覚的に楽しんでいただけたら、俳優として幸福だなと思います」たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ。東京都出身。近作にドラマ『岸辺露伴は動かない』や『天国と地獄 ~サイコな2人~』などがある。6月4日公開予定の映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』に桂小五郎役で出演。ジャケット¥94,000シャツ¥41,000パンツ¥56,000靴¥66,000(以上ルメール/スクワット/ルメール TEL:03・6384・0237)NODA・MAP 第24回公演『フェイクスピア』演劇というエンターテインメントを通して、世の中の矛盾や歪みに警鐘を鳴らし続けてきた野田秀樹さん。新作は、霊魂を自らの身体に憑依させるイタコが登場する恐山を舞台に繰り広げられる。7月11日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中。7月15日(木)~25日(日)には大阪公演あり。作・演出/野田秀樹出演/高橋一生、川平慈英、伊原剛志、前田敦子、村岡希美、白石加代子、野田秀樹、橋爪功ほかS席1万2000円ほか問NODA・MAP03・6802・6681※『anan』2021年6月2日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・田中真維(マービィ)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月26日NODA・MAP第24回公演「フェイクスピア」の東京公演が5月24日に東京芸術劇場プレイハウスで開幕。併せて、主演を務める高橋一生と作・演出を務める野田秀樹からのコメント、および舞台写真が到着した。本作は、過去『野田秀樹の十二夜』『野田秀樹のから騒ぎ』『野田秀樹の真夏の夜の夢』や『三代目、りちゃあど』など、ウィリアム・シェイクスピアの作品をモチーフとした戯曲を生み出してきた野田が率いるNODA・MAPの最新公演。演劇の神様とも言えるシェイクスピアの名をタイトルのパーツに据え、イタコが登場する恐山を舞台に、野田自身が「コトバ」と正面から向き合い、私たちが生きる現代を鮮烈に、そして挑発的に描き出す。舞台はもとより、ドラマ、映画、音楽、CMを多方面で活躍する高橋が主演としてNODA・MAPに初登場。そして、川平慈英、伊原剛志、前田敦子、村岡希美。さらに、白石加代子、橋爪功。ここに野田を併せ、総勢8名の豪華俳優陣が一堂に会する。東京公演は7月11日(日)まで開催。その後、7月15日(木)〜7月25日(日)まで新歌舞伎座にて大阪公演が行われる。■高橋一生劇場で稽古できる期間が結構しっかりあったこともあって、稽古でやってきたものをブレずにそのまま出すことができたかなと思います。カーテンコールでたくさんの拍手をいただいて、白石加代子さん、橋爪功さんと手を繋いだ瞬間、温かかったんです。人と人との繋がりの素敵さを改めて実感した気がします。劇場でみんなで分かち合うその一体感も、肉体があってこそ。仮想の世界では味わえないものだと思います。ぜひ劇場で、この夢がまた夢に繋がっていくような複層的な不思議な世界を体感していただけたら。できることなら、僕も客席で観たいくらいです。劇場で初めて共有するという本来の楽しみ方で、味わっていただけたらと思います。■野田秀樹ほっとしたというのが、初日を終えたいちばんの感想です。久しぶりにストーリーを捨て置いたようなところがあるこの芝居がどう受け入れられるのか、いつも以上に全く見当がつかなかったので。お客さんの集中力がどんどん高まっていくのがわかって、非常に嬉しかったですね。一生をはじめ、みんなよくやってくれたので、とても感謝しています。稽古初日に「演劇の底力を見せてみたい」と言ったんですが、それに近いことがやれたのかなと感じることができました。たぶん、あまり観たことのない芝居だと思うので、SNSの感想をチェックしたりしないで、なるべく無で観てください。できれば、シェイクスピアすら知らずに観に来て欲しい(笑)。演劇の観客は、第三者ではなく当事者です。劇場でお待ちしています。【公演概要】NODA・MAP第24回公演「フェイクスピア」作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 伊原剛志 前田敦子 村岡希美 / 白石加代子 野田秀樹 橋爪功 / 他★チケットは、チケットぴあにて販売中!●東京公演開催日:2021年5月24日(月)〜7月11日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス●大阪公演開催日:2021年7月15日(木)〜7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年05月25日野田秀樹率いる NODA・MAP の新作『フェイクスピア』が5月24日(月)、東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する。野田戯曲の特徴として必ず取り上げられるのは、巧妙に仕掛けられた“言葉遊び”だが、今作はいきなり言葉遊びを思わせるタイトル。シェイクスピア?フェイク?その意味、意図は何も明かされていないが、野田はこれまでシェイクスピア作品に関連する多くの作品を手掛けている。前回作『「Q」:A Night At The Kabuki』では、『ロミオとジュリエット』の2家間の争いを源平の時代に置き換え、もし、ふたりが生きていたらという着想のもと“2組のロミジュリ”を描いている。また、過去には『野田秀樹の十二夜』や『野田秀樹のから騒ぎ』、『野田秀樹の真夏の夜の夢』など、シェイクスピア作品をモチーフ、または潤色した戯曲もある。さらに、シェイクスピアに掛け合わせたタイトル頭の“フェイク”。これは今や世界中に“フェイクなコトバ”がはびこる中、野田は正面から“コトバ”というものと向き合ってみようという思いで挑んでいるという。そして、現在明かされている物語の設定は、あの「恐山(おそれざん)」を舞台にイタコが登場するとのこと。一体どんな世界が出現するのか?主演は野田作品初参加となる高橋一生。昨年はシェイクスピア全作の要素が盛り込まれた井上ひさしの大作『天保十二年のシェイクスピア』に出演した彼だが、謎に包まれた今作ではどのようにシェイクスピアに絡むのか? さらに、ミュージカルのみならず、今年は『藪原検校』でもその個性を発揮した川平慈英、AKB48での活躍後も映像や舞台で高い評価を得ている前田敦子も初参加。ほか、伊原剛志、村岡希美、そして野田作品への参加は27 年ぶりとなる白石加代子、6年ぶり8度目となる橋爪功という豪華布陣に野田を併せ、総勢8名が出演。近年のNODA・MAP作品において欠かせないアンサンブルキャストも出演する。先の見えない不安漂う現在の世で、野田は一体どんな“シェイクスピア”と“フェイク”を取り入れた劇世界を描き出すのか。幕が開く瞬間までのドキドキも含めて楽しみにしてほしい。文:伊藤由紀子NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他★チケットは、チケットぴあにて販売中!【東京公演】2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年05月24日NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』が5月24日、東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する。タイトルからして怪しさ全開の注目作に、3年ぶりの舞台出演となる前田敦子が参戦。かねてより野田秀樹の劇空間に魅せられていたという彼女は、「人生って何があるかわからない。嬉しいハプニング」と目を輝かせる。“憧れの場所”に立つ、熱き思いを語ってくれた。一生(いっしょう)観客として観るものだと思っていた野田作品――野田秀樹さんの新作公演に向けて、まずはワークショップに参加されたと伺っています。はい、そうでした。私は一生、野田さんの作品は観客として観るものだと思っていたので、声をかけていただいてびっくりしましたね。野田さんが私のことをご存知だったことにまず感動しまして。だからこそワークショップに行くのには勇気が要りました。だいたいワークショップって何!? って思って、ネットで調べましたから(笑)。こんなに緊張したのは初めて!ってくらい、緊張して行きました。――どんなことをされたのか、教えていただけますか?一番最初に自分の呼び名を言うところから始まって。「あっちゃん、って呼んでください」って、初めて自分で“あっちゃん”って言いました(笑)。でもそうすると皆さんの気持ちがどんどんほぐれて、あっという間にひとつの和(わ)が出来ていくんですよね。そのきっかけ作りが野田さんは本当にお上手だなと思いました。野田さんも「ヒデキって呼んでね!」って、皆と一緒になって全力でゲームに取り組んでくれて、その姿を見ていると、自分たちも楽しまないわけにはいかないでしょう! って気持ちになるんです。野田さんも一緒にやってくださったことで私はすごく安心して。もし何かをジャッジするように構えて見られていたら、緊張して何も出来なかったと思います。もう何度も参加されて、野田さんの世界に慣れていらっしゃるアンサンブルの方達が、野田さんの「はい、これやって」のひと声でパン! と動けるのを見て、すごいな!と。皆さん、闘う戦士たち、キラーン!って感じで輝いていましたね(笑)。皆さんが口を揃えて「楽しいですよ!」とおっしゃるので、帰る時には、ああ、私もこの中に入りたいな〜と思いながら帰りました。全身で動き回ったから、使ったことのない筋肉を使ったんだろうな……ってくらい筋肉痛になりましたね(笑)。――ワークショップ参加後に出演が決まったのですね。そうなんです。ワークショップに参加して2日後くらいに出演のご連絡をいただいたんですが、その2日間は長かったですね。すごくドキドキしていました。ワークショップが終わる時間が来てももっとやりたい! と思うくらい楽し過ぎたので、絶対にこのチームに入りたい! と思っていたんですよね。演じるのは誰もが知っている超有名人? でも詳細は・・・――野田さんの新作はいつものごとく、謎に包まれています(笑)。今わかっているのは、恐山を舞台に、イタコが出てくるお話らしい……ということですが、前田さんがワークショップで経験した作品の感触、ご自身の役柄についてぜひともお聞きしたいです。台本はまだこれから変わっていくみたいなので、ワークショップの時は仮の仮の仮、といった段階のものだと思います(笑)。でもおそらく役は変わらないと思うので……、私の役は、誰もが知っている超有名人だと思います。だから最初は、ある物語の一部を読むのかな?と思ったら、全然違って……。――野田さんは公式サイトに「シェイクスピアではない」と書かれていますね。そうですね、シェイクスピアじゃないですね。何かが違う(笑)。“言葉”がキーワードなのかな……って、そんなざっくりした感覚しか、まだわからなくて。台本は、野田さんが読んでくれただけで笑いが止まらなかったです。面白い!ってワクワクしました。でも、それもこれからどうなるかわからないので(笑)。ただ、最終的に目指すところは、なんとなく教えてもらいました。それを聞いて、すごいな…!と。――その「すごいな…!」が気になります!そうですよね(笑)。野田さんの伝えたいことが、最初に読んでくださった時に十分伝わってきて、すごいメッセージを届けたいんだな、と感じました。たとえば今の社会の状況とか、コロナ禍がどうとか、そういう生々しい感じではないんです。野田さんの世界観から、野田さんが届けたいもっと大きなメッセージ……。でもちょっと聞かせてもらっただけなので、正解はわからないです。――本番の舞台を待つのみ、ということですね。前田さんは、野田さんの舞台をずっとご覧になっていたんですね。はい、いつもすごいな〜!と感動して、全部が記憶に残っています。野田さんの舞台は忘れないですね。キャストの皆さんの迫力に圧倒されて、どうしてこんなに完璧なんだろう!?と。安易に「私も入りたい」なんて言えない、憧れの舞台だったんです。その舞台に自分が出ることになるなんて、不思議でしょうがなくて。人生ってホント、何があるかわからない、それをすごく実感しています。野田さんの作品は、最後にいつも「うわあ〜、嘘でしょう!?」って驚かされて、胸がいっぱいになります。最初から最後まで、展開が想像出来ないのが野田さんの世界だなって思いますね。その世界の一員にしっかりなれるよう、頑張りたいです。――共演の方々とはワークショップでお会いになっているのでしょうか。白石加代子さんとはワークショップでお会いして、もう台詞を聞いたとたん、その場にいる皆の背筋が伸びるように感じましたね。スコーンと響く声にとても惹きつけられて。いつか同じ舞台の上で白石さんを観てみたいと夢見ていたことが今回叶い、もう楽しみでしょうがないですね。野田さんに誘ってもらわなかったらもう舞台はやらなかったかも――前田さんは、蜷川幸雄さん演出の『太陽2068』(2014年)で初舞台を踏んで以降、岩松了さんや三浦大輔さんの演出舞台に出演して来られました。舞台経験を積む中で、表現することへの意識の変化などはありますか?やるたびに、楽しいと思えて来ています。一番最初は「もう無理かもしれない!」って気持ちから始まったんですよね。自信が持てなくて。でも、その後に岩松さんが、また違う世界を教えてくれて。そして三浦さんが、「映画でやるようなことを舞台でやりたい」とおっしゃって、また新しいことをやらせてくださいました。毎回演劇のいろんな世界を知ることが出来て、幸せだなと思います。そして今回はNODA・MAPというカンパニーに入って、舞台に立つことが出来る。もう私これで、満足かもしれません(笑)。本当に今回は、野田さんの舞台じゃなかったら、勇気が出なくてやれなかったかもしれない。舞台に立つということは、現実から飛んでいくような感じがするじゃないですか。その大きなジャンプが、今の私に出来るだろうか……と、子供を産んだ後にすごく考えてしまったんですね。舞台というとても険しくて高い山に、簡単な気持ちで挑んではいけないなと。今回野田さんに「ワークショップに来ない?」と誘っていただけなかったら、私はもう舞台はやらなかったかもしれません。――それは……、野田さん、よくぞ前田さんに声をかけてくださった、グッジョブ!と言いたいですね。ハハハハハ!あきらめる前に、捕まえてくれたような感じですね。立ち止まりそうな私を、野田さんが拾ってくれました(笑)。この作品の東京公演千穐楽の前日が、ちょうど30歳の誕生日なんですよ。きっとその時は清々しい気持ちだろうなって。この作品をやっている最中に30歳を迎えられる、その喜びはすでに感じています。もう30代は、この勢いのまま突っ走っちゃうか〜! みたいな気分になれるかも(笑)。――俳優としての理想像はありますか?こうなっていたい、といった目標などを教えてください。そうですね、死ぬまで何かの作品に出たいと思っています。私の命が尽きるまで(笑)、引退したくない、それが人生の最終目標かも。どんな形でもいいし、舞台に立ち続けられるのなら立っていたい。途中であきらめるようなことはしたくないと思っています。自分が一生続けられるものって、お芝居しかないなと。ほかのものは、たぶん続かないと思うので。私が唯一、欲深くなれる職業なのかもしれないですね。――この作品で30歳を迎えられ、また新たな表現への欲が生まれるかもしれませんね。世の中はまだまだ落ち着きませんが、観客の方々も、前田さんの挑戦を楽しみに観に来られることと思います。本当に、無事に最後まで完走できることを祈って、頑張りたいです。すべてを忘れて集中できる、それがNODA・MAPの舞台だと思うので、観に来られる方もその時間だけはぜひ、その世界観に没頭していただきたいと思います。取材・文:上野紀子撮影:藤田亜弓スタイリスト 清水けい子(アレンジメント K)ヘアメイク 菊地弥生(ひつじ)ドレス NON TOKYO(ESTEEM PRESS)/シルバーピアス、リング VUGS/パールピアス carat a 共に(イセタンサローネ東京)/靴 スタイリスト私物問い合わせ先:ESTEEM PRESS・03-5428-0928/イセタンサローネ東京・03-6434-7975前田敦子さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=a158a42d-7405-4d18-b4a8-339159614ed0&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。公演情報NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他【東京公演】2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年05月05日野田秀樹率いるNODA・MAPの新作公演『フェイクスピア』が5月24日(木)の東京公演を皮切りに、7月25日(日)大阪公演まで全62ステージで上演されることが発表された。これまで『野田秀樹の十二夜』『野田秀樹のから騒ぎ』『野田秀樹の真夏の夜の夢』や『三代目、りちゃあど』など、シェイクスピアの作品をモチーフとした数々の戯曲を生み出してきた野田。しかし、今回はシェイクスピアではなく“フェイクスピア”。野田らしいウィットに富んだタイトルの本公演で、「コトバ」を生業としてきた彼は世界中を“フェイク”がはびこるこの時代に、「コトバ」というものに正面から挑む。『フェイクスピア』の舞台は恐山。そこに、古くから日本の北東北に存在する巫女職・イタコが登場する。霊を自らの身体に招き入れ、憑依させ、死者に代わってその意思を語る秘術“口寄せ”の使い手であるイタコが、本公演でどう機能していくのか。そんな謎に包まれた『フェイクスピア』で主演を務めるのは、舞台はもとよりドラマ、映画、音楽、CMと幅広く活躍する俳優・高橋一生だ。さらに『贋作 桜の森の満開の下』など、近年のNODA・MAPで鮮烈な存在感を放つ村岡希美、大倉孝二が出演。また、AKB48でセンターを務め卒業した後、舞台・映像でも高い評価を得ている前田敦子と、ストレートプレイからミュージカルまで、スポーツキャスター、CMでもマルチな才能を発揮する川平慈英、実に27年ぶりに野田作品に参加する白石加代子、野田作品に6年ぶり8度目となる橋爪功の総勢8名がステージを飾る。高橋、川平、前田は今回が野田作品初参加。そして近年のNODA・MAP作品において、絶対に欠かせないアンサンブルキャストも出演する。野田が改めて生の演劇の悦楽と、私たちが生きる現代を鮮烈に、挑発的に描き出す最新作『フェイクスピア』に注目だ。●高橋一生野田さんのワークショップで、キャストの皆さんと少年少女のように壮大なごっこ遊びをしていました。とても楽しい時間で、その感覚がきっと作品に昇華されると確信しています。●野田秀樹【公演概要】NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生川平慈英大倉孝二前田敦子村岡希美白石加代子野田秀樹橋爪功協賛:住友生命 / 企画・製作:NODA・MAP公演に関するお問合せ:NODA・MAP(TEL:03-6802-6681 / )WEB先行予約会員募集中詳しくは:NODA・MAPホームページまで( )●東京公演 5月24日(月)〜7月11日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス<チケット>料金(全席指定・税込):S 席 12,000円 / A席 8,500円 / サイドシート 5,700円※25歳以下の方は、サイドシート 3,000円で購入可能チケット4月発売予定:東京芸術劇場ボックスオフィス / イープラス / チケットぴあ / ローソンチケット / CNプレイガイド主催:NODA・MAP / 共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)●大阪公演 7月15日(木)〜7月25日(日)会場:新歌舞伎座<チケット>料金(全席指定・税込):S 席 12,000円 / A席 8,500円 / サイドシート 5,700円※25歳以下の方は、サイドシート 3,000円で購入可能チケット6月発売予定:イープラス / チケットぴあ / ローソンチケット / CNプレイガイド主催:NODA・MAP / 後援:FM 802 / FM COCOLO運営協力:キョードー大阪 / 協力:近鉄百貨店 / 近鉄不動産当日券:全公演、販売。詳細は主催まで高校生割引:1,000円(全席指定・税込 / 事前申込制 / 要学生証)販売に関する詳細は、4月23日(金)以降、HPで発表
2021年03月05日現在放送中のドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」も話題の高橋一生が、野田秀樹1年半ぶりの最新作、NODA・MAP第24回「フェイクスピア」に主演することが分かった。“偽物”、“でたらめな”、“ごまかし”を指すフェイク。いまやSNSから現実世界にまで蔓延る“フェイク”な「コトバ」。50年近く劇作という仕事に携わり、その「コトバ」を生業にしてきた野田さんが、世界中を“フェイク”が跋扈する時代に、「コトバ」というものに正面から向き合ってみようという思いで新作に挑む。NODA・MAP初参加の高橋さんをはじめ、本作には川平慈英、大倉孝二、前田敦子、村岡希美、白石加代子、橋爪功、そして野田さんらが出演決定。東京と大阪で公演が予定されており、東京公演は4月、大阪公演は6月にチケットが発売される。NODA・MAP第24回「フェイクスピア」東京公演は5月24日(月)~7月11日(日)東京芸術劇場プレイハウス、大阪公演は7月15日(木)~7月25日(日)新歌舞伎座にて上演。(cinemacafe.net)
2021年03月04日野田秀樹の最新作、NODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』の初日を控え、10月6日にゲネプロが行われ、報道陣に公開された。映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットによるリバイバルが記憶に新しい英国のロックバンドQUEENのアルバム『オペラ座の夜(A Night At The Opera)』を舞台化できないか? というオファーを受け、約2年前に始動したという本作。以前から野田が構想していた『ロミオとジュリエット』の“その後”の物語を組み合わせ、ワークショップを重ねて完成した。12世紀の日本の源平合戦に設定を置き換え、広瀬すず演じる「源の愁里愛(じゅりえ)」と志尊淳による「平の瑯壬生(ろうみお)」に加えて、松たか子&上川隆也による“それからの”愁里愛と瑯壬生という、現在と未来の2組のロミジュリが登場。未来を生きる2人は、自分たちの身に降りかかった悲劇的な運命の先回りをし、なんとか食い止めようとするのだが……。やはり注目は、朝ドラ『なつぞら』を終え、本作で舞台初出演を果たす広瀬。初日を前に「足を引っ張らないように努力します!」というコメントを寄せたが、色とりどりの着物から、死装束ともウェディングドレスともとれる純白のドレスまで、様々な衣裳に身を包み、縦横無尽に舞台を駆け回り、足を引っ張るどころか、強烈な輝きを放ち、物語をグイグイと引っ張っていく。志尊演じる瑯壬生とのラブシーンを含め、時に可憐に、時に力強く、恋する乙女の顔を見せたかと思えば、松や野田(源の乳母役)といった百戦錬磨の先輩俳優陣を相手にも全く臆することなくコミカルな掛け合いを披露するなど、堂々たる演技を見せている。広瀬と志尊のロミジュリが、若さと勢いゆえの盲目の恋の“輝ける日々”とその悲劇の結末を軽やかに刹那的に表現する一方で、松と上川による「それからの」ロミジュリは、その背中に長く、重くのしかかる過酷な運命を見事なまでの存在感、圧倒的な演技力で重厚に表現している。さらに、20年ぶりのNODA・MAP出演となる羽野晶紀、NODA・MAP初出演の竹中直人をはじめ、個性あふれる濃すぎる面々がガッチリと脇を固め、源氏と平家の両陣で演技合戦を繰り広げる。そしてやはり、本作のもうひとつの主役と言えるのがQUEENの音楽。『ボヘミアン・ラプソディ』、『Love Of My Life』など、アルバム『オペラ座の夜』に収められている全12曲が原盤で惜しみなく使用されているが、「ここで『Love Of My Life』?」「このシーンにあえてこの曲を?」という驚きも感じさせつつ、フレディ・マーキュリー(とブライアン・メイ&ロジャー・テイラー)の歌声と野田の多彩な演出、瑯壬生と愁里愛の運命の“掛け算”が観る者に高揚と快感をもたらしてくれる。特に、秘密の婚礼を挙げた瑯壬生と愁里愛が愛をかわすシーンの美しさは圧巻!「この世から戦(いくさ)が消える日に」再び結ばれることを約束したはずの2人の運命はなぜ引き裂かれたのか……?NODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』は10月8日から15日まで東京芸術劇場 プレイハウス、10月19日から27日まで大阪・新歌舞伎座、10月31日から11月4日まで北九州芸術劇場 大ホールで上演され、11月9日から12月11日までふたたび東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。取材・文:黒豆直樹
2019年10月07日この秋上演の舞台、NODA・MAP『Q』:A Night At The Kabukiで2人のジュリエットとして共演する松たか子さんと広瀬すずさん。役者同士の相性を伺いました。昨年撮影の映画で共演。そして、この秋上演の野田秀樹さんの舞台『Q』:A Night At The Kabukiに共に出演する松たか子さんと広瀬すずさん。松:昨年、映画の撮影現場でお会いしたことがありましたが、すずちゃんってどの現場でも、軽やかな感じで順応されている印象があります。広瀬:よく、現場にスッといるよねとは言われます(笑)。松さんも、カメラの前でも自然にすとーんとしていらっしゃいますよね。力が入っていないようなんだけれど、立っているだけですごく意味を感じさせるので、自然と役のことを知りたくなるというか。松:今度の舞台に向けて、去年から何度か野田さんのワークショップがおこなわれていたんですが、すずちゃんがセンターに立った時、広い空間の中でそこにピントが合う感じがあって、それだけで私は「好き」って思っちゃった(笑)。そういう空気を纏えるってすごいことだし、誰にでもできることじゃないから。広瀬:あの時は、初めてのことばかりで戸惑いしかなかったです。歩き方や声の出し方から教えていただいて、映像とは違うんだって…。松:私もまだ戸惑うことも多いですよ。ただ、本稽古の前に失敗を恐れずにいろいろ試せるし、野田さんに役と自分との相性を見極めてもらうためにも、ワークショップの時間を有意義に感じています。広瀬:確かに、その場で渡されたテキストに書かれた役で、共演の皆さんと即興でお芝居をしたんですけれど、声を聞いたり、触れ合ったりするだけで、相手の方との距離感とか温度差が掴めるんですよね。私は人見知りなので、お芝居を通して共演者の皆さんとコミュニケーションをとれたことで安心感がありました。松:私も冷めているのかもしれないけれど、現場を無理に盛り上げなくてもいいのかなと。結局のところ、作品を面白くしたいという思いで集まっている人たちですし、やるべきことに真摯に向かっていれば、作品は自然と面白くなるし、それが現場にいい空気を運んでくれると思うんです。今日はなんかいい感じかもっていう空気を、現場にいる全員が落とさずに上手くパスし合えたなって瞬間がたまにあって。それはすごく嬉しい。広瀬:その感じ、わかります。でもこれが姉(広瀬アリスさん)のように近い距離感の人が相手だと、自分の情が入って役として共有しにくかったりするんですけれど。松:(笑)。ひとりひとりの考え方や、アプローチの仕方が違っても、作品の前では全員がフェア。そこがとてもいいなって思っているんです。まつ・たかこ1977年6月10日生まれ。東京都出身。ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)に出演中。11月に吹き替えを担当した映画『アナと雪の女王2 』が公開。来年には主演映画『Last Letter』が公開に。トップス¥68,000スカート¥55,000ネックレス¥39,000靴¥83,000(以上MM6 Maison Margiela/MM6 Maison Margiela Omotesando TEL:03・3408・8681)ひろせ・すず1998年6月19日生まれ。静岡県出身。放送中の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)で主演。初舞台となるNODA・MAP『Q』:A Night At The Kabukiは10月から東京、大阪、北九州で上演。ドレス¥48,000(バウム ウント フェルガーデン/ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店 TEL:03・5778・4003)リング、人さし指・中指¥105,000薬指¥75,000(共にSHIHARA/SHIHARA Lab TEL:03・3486・1922)シューズはスタイリスト私物※『anan』2019年9月4日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・梅山弘子(KiKi inc/松さん)佐藤里沙(bNm/広瀬さん)ヘア&メイク・赤松絵利(ESPER/松さん)河北裕介(広瀬さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年08月31日女優の羽野晶紀が、20年ぶりにNODA・MAP公演に出演する。第23回公演『Q』:ANightAtThe Kabukiは、作・演出の野田秀樹がイギリスのロックバンドQUEENの名盤『オペラ座の夜』からインスピレーションを得て演劇化するもの。全編QUEENの楽曲で彩りつつ、舞台は侍が闊歩する12世紀末の日本。そこで“2組のロミオとジュリエット”が登場する名作の後日談を書き下ろした。宇宙的思考を持つ野田ワールド全開の奇想天外な禁断の恋物語になりそうだ。共演に松たか子、上川隆也、志尊淳ら野田作品の常連から初登場まで魅力的な顔ぶれが出揃う中、本作で広瀬すずが初舞台を飾ることでも注目を集める。NODA・MAP第23回公演 『Q』 : A Night At The Kabukiチケット情報羽野は出産、子育てを経て、一昨年、17年ぶりに古巣の劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人〈Season月〉』で本格的に舞台復帰を果たした。スタッフ陣や舞台機構の進歩に驚嘆しつつも、現場には違和感なく溶け込めたという。「やっぱり昔の仲間たちだなと。20代で演じた役を50代で再び演じられることがありがたかった。当時気づけなかったことに気づけたり、周りにまで目が届くようになっていて。俳優にとって年齢を重ねることは、めちゃくちゃ面白くなるってことなんだと実感しました。20年ぶりにNODA・MAPに戻ってこられるのも夢のよう。今の自分がどんなことを感じるのか、ワクワクしています」。20代でジュリエットを演じた経験のある羽野だが、取材の時点では配役は未定。「多分、ジュリエットがすずちゃんで、その後のジュリエットがたかちゃん(松たか子)かな。後の人たちは何をさせられるのか全然分からないです(笑)」。そういえば、と過去3回の出演時も野田からは、「すごく良い話でピッタリな役があるんだよ」と軽い感じのオファーだったことを思い出した。「それで嫌な思いをしたこともないですし、毎回やって良かったなと思うので、今回も信頼しきってます」。学生時代に夢中で聴いたQUEENの楽曲が使われることも、出演を後押しした。「同世代の方はみんな好きですし、いま中高生になる私の子供たちもQUEENが大好き。なので、若い方にも観てほしい。大阪は劇団活動をしていた故郷でもあり、やっぱり特別感があります。久しぶりに大阪の舞台に立つので、当時のお客様の顔も拝見できればいいなと思います」。公演は10月8日(火)から10月15日(火)、11月9日(土)から12月11日(水)まで東京芸術劇場プレイハウス、10月19日(土)から27日(日)まで大阪・新歌舞伎座、10月31日(木)から11月4日(月・休)まで福岡・北九州芸術劇場大ホールにて上演。チケットは9月7日(土)全国一斉発売。取材・文:石橋法子
2019年08月26日広瀬すず(20)がNODA・MAP公演「Q-A Night At The Kabuki」で舞台に初挑戦することを、一部スポーツ紙が報じた。記事によると同舞台は、英ロックバンド・クイーンが1975年に発表したアルバム「A Night At The Opera(オペラ座の夜)」を表現したもの。名作「ロミオとジュリエット」の後日譚で、悲劇の死を遂げたロミオとジュリエットが生きていたら……という大胆な脚色で描かれたストーリーだという。広瀬は若きジュリエットを演じ、その後を松たか子(41)が担当。ロミオを俳優の志尊淳(24)と上川隆也(54)が演じ、2組のロミオとジュリエットが交錯していくという。作・演出は野田秀樹氏(63)で、10月から上演される。「広瀬さんはこれまで映画・テレビの仕事が大忙しで、舞台に進出できていませんでした。しかし今回は野田氏の作品とあって、ワークショップに参加してまで出演を実現させたそうです。野田氏の演出はかなり厳しいことで知られていますが、その分女優としてもさらに成長できるはず。ある意味、初舞台の作品としてはこれ以上ない“好条件”。乗り切れば、舞台方面でのオファーも殺到するでしょう」(舞台担当記者)日本を代表する演出家の野田氏、そして若いころから舞台経験豊富な松とのタッグ。初舞台にもかかわらずかなりの豪華ステージとなりそうだ。「朝ドラ終了後の初作品ということもあり、注目されることは確実です。朝ドラは作品としての影響力が大きい分、その後に『何をやってもヒロインのイメージがぬぐえない』と“脱・朝ドラ”に悩む人も少なくありません。そういった意味でも、今回の舞台は正念場になりそうです」(テレビ局関係者)
2019年06月14日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が作・演出を手がける新作舞台、KERA・MAP『修道女たち』が10月20日(土)に本多劇場で開幕した。これまでも女性たちのコメディを多く生み出してきたKERAが今回描くのは、タイトルのとおり“修道女たち”。おそらく今から100年ほど前の時代、雪に閉ざされた山荘を訪れる修道女一行に扮するのは、緒川たまきや高橋ひとみら6人。意外にもKERA作品初登場という大人計画の伊勢志摩はその中の修道院長を演じる。同じく初参加となる鈴木浩介の演技も楽しみな要素のひとつだ。聖職者の物語を描く理由のひとつを、不思議なことがいくら起こっても納得してもらいやすいことと語っていたKERA。修道女の存在そのものが、物語を豊かに、自由に膨らませ、飛躍させていく。チラシでは他のキャスト同様、修道女の衣装を身にまとっていた鈴木杏だが、演じるのは巡礼にやってきた修道女たちを受け入れる村の女、オーネジー。年齢に見合わないほどの幼さとまっすぐさを持った彼女と修道女たちはどのような物語を織り成すのか……。この作品がコメディであることは間違いないようだが、事前に得られる情報から伝わってくるのは、決して"陽”の空気ではない。不穏さの漂う中で、手練れの役者たちが交わす会話がどんな世界へと導いてくれるのか。冬の気配が少しずつしのびよってくるこの季節にぴったりの演目であろうことだけは間違いなさそうだ。11月15日(木)まで下北沢 本多劇場で上演、その後、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、北九州芸術劇場 中劇場でも上演される。文:釣木文恵
2018年10月21日ナイロン100℃主宰のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が、劇団外における演劇活動の場として2001年にスタートしたKERA・MAP。その新作、#008『修道女たち』の東京公演初日を約1か月後に控えた稽古場を訪れた。【チケット情報はこちら】稽古9日目を迎えた取材日、鈴木杏らキャストが手にしていたのは作・演出を手がけるKERAが前日まで執筆していたという追加台本。本読みにあたって、KERAは「転調に次ぐ転調」とこのパートが担う目的や伏線を説明する。巡礼に訪れた“修道女たち”を迎え入れる村の女・オーネジー役を演じる鈴木杏は、子どものような幼さが残るキャラクターをあどけない声色で造形。台本から顔を上げ、緒川たまき演じる友人役のシスター・ニンニに笑いかける場面も見受けられた。無邪気なオーネジーに対する修道女たちは、トーンを抑えた静かな演技で応戦。しかし、禁欲的で制約の多い聖職者が集まる場に似つかわしくない刺激的なセリフがオーネジーから放り込まれると、修道女に扮する緒川、KERA演出を初めて受ける伊勢志摩、ナイロン100℃の松永玲子と犬山イヌコ、ともに彼の作品へ出演経験のある高橋ひとみと伊藤梨沙子の6人も読みながら思わず笑ってしまう和やかなひと幕が。KERA作品の持ち味であるコメディの中で、シュールでナンセンスな筋運びや言葉選びは今回も大いに炸裂。修道女たちが滞在する、雪深く静謐で厳かな山荘を舞台にした劇空間とのギャップが楽しめるだろう。見学して感じたのは、キャストによる提案力の高さだ。立ち稽古でKERAが「距離があるというか……サバサバしすぎている気がするんだよね」と指摘すると、すぐさま反応したのが鈴木杏。「オーネジーはどんな印象を持っていたんでしょうか?」と物語に直接描かれていない背景についてKERAに意見を求め、回答を参考にセリフの抑揚や表情、動きに反映させる。他のキャストも、ある小道具を置く場所について「窓辺は盗まれそう」「暖炉に置くのは?」と積極的に意見を出し合い、全員一丸となって作品づくりに取り組んでいる印象を受けた。公演は10月20日(土)から11月15日(木)まで東京・下北沢本多劇場にて。その後、11月23日(金・祝)・24日(土)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、12月1日(土)・2日(日)に福岡・北九州芸術劇場 中劇場で上演される。チケット発売中。取材・文:岡山朋代
2018年10月09日今年、ナイロン100℃での『百年の秘密』、『睾丸』という2本の劇団公演に続いて、KERA・MAPでも新作を発表するケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)。しかも『修道女たち』というタイトルには、何とも言えない魅惑的な響きが…。そこで出演者のひとりである鈴木杏とともに、現段階での構想、作品への想いを聞いた。【チケット情報はこちら】前作『睾丸』における学生運動のように、KERAの頭の中には創作の題材になりそうなキーワードが、常にぼんやりとストックされているという。その中から今回“修道女”を選び出した理由を問うと、「毎度ながら直感なんですよね」とKERA。「リサーチしてここを目指す、というのではなく、知らない町に行って、何があるかわからないままうろうろしながら、どれだけ面白いものや心打つもの、美しいものを発見出来るのか、みたいな。とてもリスキーではありますけど、その方が思いもよらぬものを手に入れられたりするんです」と、これまでの評価の高さに裏打ちされた自信を覗かせる。秀作が続くKERAだが、前作から3か月での新作発表は近年まれに見るハイペース。「モチベーションはものすごく高いですよ。スタッフやキャスト、もちろん自分のためにも、絶対に納得のいくものをつくりたいと思っていて。いつにも増して頑張りたい気持ち」と語気を強めるも、すぐ「まぁ頑張りゃいいってわけでもないけどね」と照れ笑いを浮かべる。鈴木は、2014年のナイロン本公演『社長吸血記』以来、KERA作品への参加は今回が2度目。前作について「KERAさんとの最初のお仕事が劇団公演の客演だったというのは、ものすごく確かな入口で。劇団の内部に入れたことはとても興味深く、面白い日々でした」と振り返る。さらに今回のオファーについては、「また声をかけて頂けたのは、素直に嬉しいです。KERAさんのホンが出来上がりながら、稽古しながら、本番になるっていうのは、どことも違う、すごく特殊な時空。あの感覚をもう一度味わえると思うとワクワクします」と顔をほころばせる。「神を信じる者が神の不在に直面する、そうした局面を描くのが好き」とKERAが語るように、これまでのKERA作品にも聖職者は何度か登場している。とはいえ現在KERAの頭の中にあるのは、「豪雪によって山荘に閉じ込められた、巡礼に来た修道女たち」という設定くらい。内容についてはKERA自身、「僕もまだ知らない」と笑う。まさに神のみぞ知る『修道女たち』の全貌。それが明らかになる開幕を心待ちにしたい。公演は10月20日(土)より東京・本多劇場にて開幕。その後、兵庫、福岡と各地を巡る。東京・兵庫公演はチケット発売中。福岡公演は9月30日(日)より一般発売。取材・文:野上瑠美子
2018年09月26日NODA・MAP第22回公演『贋作 桜の森の満開の下』が9月1日(土)、東京芸術劇場 プレイハウスにて開幕する。今作は坂口安吾をこよなく愛する野田秀樹が、安吾の『桜の森の満開の下』と『夜長姫と耳男』を中心に、いくつもの安吾作品を混ぜ合わせて新たにつくり出した作品。1989年、劇団 夢の遊眠社での初演以降、2度の上演を重ね、昨年には『野田版 桜の森の満開の下』として歌舞伎にもなった。野田作品の中でもとりわけファンが多く、上演が待ち望まれてきた今作に集ったのは、妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太といった豪華な面々。いずれも野田作品への出演経験をもつキャストばかりだ。なかでも注目すべきは、天海祐希の役どころ。胸に大きな策略を秘めたオオアマという役で、宝塚退団後初の男役を演じることとなる。平成元年に生まれたこの作品を、野田は「もはや古典」と呼び、現代劇としてはじつに17年ぶりの上演に挑む。平成最後の年に野田が再び新たに立ち上げる「桜の森」は、どんな世界になるだろうか。9月12日(水)まで行う東京公演の後、9月28日(金)からはフランスで行われる『ジャポニスム2018』の公式プログラムとしてパリ国立シャイヨー劇場で上演し、10月は大阪、北九州、11月にはふたたび東京と、のべ3か月にわたるロングランに挑む。文:釣木文恵
2018年09月01日3月28日(水)の3時間スペシャルで最終回を迎える「おじゃMAP!!」。レギュラーの番組放送開始から約6年にして初めて香取慎吾と山崎弘也が“2人旅”でイタリアに出かけた模様を中心に放送する。■香取からザキヤマへ恩返しの旅!?「3日間スケジュールを空けて」「寒くない服装で来て」とだけ知らされ、集合場所の東京タワーにやってきた山崎さん。そして香取さんの運転する車で向かったのは、羽田空港。行き先は、なんとイタリア!香取さんがガチのプライベートでよく旅行するというヴェネチアに山崎さんを案内し、いままでの恩を倍返ししていきたいとのこと。しかし、滞在時間はたった“33時間”。山崎さんがドン引きする普段芸能人が絶対に見せない超豪遊プライベート旅を大公開。香取さん自らが考えたスペシャルルートを回るという最終回ならではのヴェネチアの旅がスタート!■これぞ芸能人!? 豪華すぎる…ヴェネチアに夜到着し、水上タクシーに乗り込み宿泊するホテルへと向かう2人。到着したのは、貴族の宮殿を改装したという超贅沢で超高級なホテル。豪華すぎる部屋とは?その値段とは!?翌日。朝早くからホテルの船着き場で待ち合わせし、2人でヴェネチア名物のゴンドラに乗り、世界遺産に登録されている街並みを眺めながらサン・マルコ広場へ。サン・マルコ寺院を横切り、世界最古のカフェで朝食タイム。そしてその後、ショッピングタイムからが香取さんの旅の本番。高級アクセサリー店、伝統工芸の高級ガラス細工店など、超豪華な香取さん愛用の高級店を巡っていく。さらにさらに、夜にドレスコードのある高級レストランに訪れるためにと、高級ブランド店にスーツを探しに行き、香取さんが山崎さんを全身コーディネート。そして旅の終わりには、香取さんが予約した最高の夜景が楽しめる、ホテルの最上階レストランでディナータイム。最高の料理を楽しみながら、これまでの約6年間をふり返る場面も…。また旅のラストは、意外なドッキリがあるとかないとか…?「おじゃMAP!!SP」は3月28日(水)19時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月23日香取慎吾と山崎弘也がMCを務める人気バラエティ「おじゃMAP!!」2時間スペシャルが2月14日(水)今夜放送され、女優の浅野ゆう子をはじめ、足立梨花、綾小路きみまろ、土屋アンナ、橋本マナミら豪華ゲストが出演、熱海ロケが展開される。今夜は「ザキヤマの恩返し&倍返しスペシャル!!」と題して、山崎さんがいままでの番組ロケで色々とオイシイ展開にしてくれた香取さんに“ドッキリ”で恩返し。番組史上最大の作戦が決行される。山崎さんは「よく行く大好きな熱海で香取と思い出を作りたい!」という想いから、今回は熱海でのロケを実施。熱海のグルメスポット「平和通り商店街」や随一のパワースポット「来宮神社」に熱海一の絶景スポット「熱海城」など定番観光地を巡るほか、旅館にもおじゃまするのだが…そこには数々のドッキリが。山崎さんが香取さんに対して仕掛ける“激辛”“激苦”“激熱”などの恩返し&倍返しドッキリの連続に、遂に香取さんがマジ切れ!?果たしてどんな思い出旅になるのか。今回は香取さん、山崎さんに加え一緒に熱海旅行を楽しむゲストとしてドラマ「人は見た目が100パーセント」や映画『アヤメくんののんびり肉食日誌』などで知られる足立さんが参加するほか、ドッキリの仕掛け人として数々の作品に出演してきた浅野さんや、『さくらん』などの土屋さん、毒舌漫談で中高年に大人気の綾小路さん、バラエティはもちろん「せいせいするほど、愛してる」などで女優としても活躍する橋本さんらも登場、山崎さんの“恩返し”を応援する。今夜のゲストの橋本さんは毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中のドラマ「隣の家族は青く見える」に出演中。様々な家族が自分たちの意見を出し合いながら作り上げる集合住宅「コーポラティブハウス」を舞台に、深田恭子と松山ケンイチが妊活に励む夫婦役を演じ、平山浩行、高橋メアリージュン、北村匠海、眞島秀和、真飛聖、野間口徹らが共演するなかで、橋本さんは眞島さん演じる建築士の事務所で働く長谷部留美を演じている。「おじゃMAP!!」2時間スペシャルは2月14日(水)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年02月14日元SMAPの香取慎吾が27日、自身のインスタグラムを更新。フジテレビ系バラエティ番組『おじゃMAP!!』(毎週水曜19:00~)の現場で、ひと足早く誕生日のお祝いをしてもらったことを明かした。香取慎吾今月31日に41歳の誕生日を迎える香取。インスタグラムでは、『おじゃMAP!!』のロゴやイラスト、「HAPPY BIRTHDAY SHINGO SAN」というお祝いメッセージ、さらに、「41」と年齢が大きくデザインされた誕生日ケーキの写真をアップし、「#誕生日」「#誕生日ケーキ」「#ハッピーバースデー」「#おじゃmap」などとハッシュタグを添えた。この投稿に、「ちょっと早いけどおめでとね!」「誕生日おめでとう 慎吾ちゃん!」「ハッピーバースデー! 41歳 ますますいい味が出る年だね」と祝福コメントが続々。「慎吾くんの絵みたいにカラフルで可愛いケーキ」「慎吾ちゃん愛がいっぱい詰まってるケーキだね」「愛が溢れる素敵なケーキ」「ロウソクの色が…SMAPカラーに」「ローソクがスマカラー」「ローソクのカラーが、嬉しくて泣いちゃった」などと、ケーキのデザインも話題を呼んでいる。同番組は、今年3月で終了することが発表されたばかり。「おじゃMAP終わるのすごーく残念です」「おじゃマップ終わってしまうのは 本当に残念ですが 新しい事に向けて 頑張って下さい」「おじゃマップのこと、とっても悲しいし悔しいですが、最後まで全力で一緒に楽しませてもらいますね!!」「おじゃマップ、続けて欲しかったなぁ。また違った番組で仕切り直し、是非期待しています」と残念がる声やエールも寄せられた。香取慎吾さん(@katorishingo_official)がシェアした投稿 - 1月 27, 2018 at 5:57午前 PST
2018年01月28日香取慎吾と山崎弘也がMCを務める人気バラエティ「おじゃMAP!!」の1月24日放送回で、同番組が今年3月いっぱいで終了することが発表された。2012年1月の放送開始から6年目の春の終了となり、SNS上には悲しみのコメントが大量に投稿され続けている。今回のオンエアは香取さんの親友でもある俳優の山本耕史がゲスト。山本さんとの「親友2人旅」と題し、2人が初めて出逢った場所や、初めて2人で食事したお店などを再訪。両者の友情の軌跡を辿りながら山本さんの家族にまつわるエピソードなどが披露された。大河ドラマ「新選組!」での共演から親しくなった2人だが、山本さんによれば最初の出会い自体は両者が10代後半の頃だといい、四谷三丁目のゲームセンターでマネージャー付き添いのもと格闘ゲームをプレイ中の香取さんに山本さんが挨拶をしたのだとか。その際香取さんは山本さんに対しそっけない対応を取ったという。当時の様子を自ら再現する2人に「無視を再現www」「チラ見慎吾かわいいいい」「めっちゃリアルwww」などの声がネットに上がる。続いては2人がプライベートで最初に食事をした恵比寿のそば屋に。「新選組!」の撮影中「そろそろ1回ぐらいごはん行きますか?」と香取さんから誘われ、山本さんがお店の個室を手配。そこで山本さんは香取さんの電話番号を知ったという。お店では番組プロデューサーの子どもが登場し、山本さんが実際に子どもをあやす姿などを再現してみせた。するとネット上には「やべえ、しばらく組!ファンとスマヲタで個室予約できなくなるww(間違いない)」「山本くん、慣れてますわ」といった声が。また山本さんが結婚する際に香取さんに電話で相談したことを告白。結婚について相談できる人がいなかったという山本さんだが「ここ(香取さん)なら安心できる」と香取さんに相談したといい「すごい背中を押してくれた人」と香取さんに感謝の言葉を贈った。これには「慎吾ちゃんなら安心して相談できそうだもんね」「親友距離感がおもろい」「やまこー、慎吾をこんなに愛してくれてありがとう」などのコメントが寄せられていた。そして次のロケ地、代官山へ。山本さんが香取さんに誕生日プレゼントを買ってあげたいとメガネ店を訪れ、山本さんがお返しのために香取さんに似合うサングラスを選んでいるところで、お店の外にいた香取さんが「ここでお知らせがあります」と番組終了について切り出す。「数字がどうも伸び悩み増して(笑)」と笑いを交えつつ「最後まで全力で遊び倒したい」と、春までの放送も意欲的に取り組むことを視聴者に次げた。番組の終盤には共通の友人である女優の観月ありさもスペシャルゲストとして登場。香取さんが観月さんに番組終了を伝えると「終わるまでにもう1度呼んで」と観月さん。それに香取さんが「もう十分、2人は」と応じると山本さんと観月さんは笑いながら「オイ!」とツッコみを入れていた。突然の番組終了の発表に「凄く楽しく観てたのに後半ショックすぎて内容覚えてないです」「リアタイしたい番組がなくなったよー!」「慎吾ちゃん、自分の口から言ってくれてありがとう」「覚悟してたけど案外ショックだよ」など悲しみのコメントがネット上を駆け巡ると同時に「おじゃMAPのような番組を、今度は新しい地図で作り上げてください」と“続き”への期待を寄せる投稿も。大人気番組の終了にネットには悲しみが溢れている。また番組終了に際して香取さん、山崎さんからのコメントも発表されている。■香取慎吾「今まで本当に色々なことを『おじゃMAP!!』で経験させていただきました。楽しかったこと、面白かったこと、大変だったこと…色んな思い出があります。最終回まで、全力で遊び倒します!!皆様、応援よろしくお願いいたします!」■山崎弘也(アンタッチャブル)「香取さんと6年やってきましたが、香取さんはまだまだ謎の多い男です。昨年も初めて家に行ってビックリしましたが、まだまだ香取さんの何が飛び出すのか、楽しみでもあり、怖くもあります。皆さんに、そんな部分も含めて楽しんで観ていただけるよう、楽しくロケしていきます!」「おじゃMAP!!」は毎週水曜19時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2018年01月24日元SMAPの香取慎吾が16日、自身のインスタグラムとツイッターを更新。今年最後のフジテレビ系バラエティ番組『おじゃMAP!!』(毎週水曜19:00~)のゲストとして稲垣吾郎が出演することを明かした。香取慎吾のインスタグラムより香取は「2017年最後のおじゃMAP!!は GORO’s Party!! 12月20日水曜日19時~2時間スペシャル!」と告知。ダブルピースをした香取と稲垣を中心に、番組に出演した稲垣とゆかりがあると思われる人たちと撮影した写真を掲載し、「ふぅ~!わぁ~!楽しかった!!」と感想をつづった。ファンは「吾郎ちゃん待ってました!」「楽しみすぎる~」「やっとゴロちゃん登場めちゃ楽しみ」「とびきりのXmasプレゼントです!!」「スッゴい豪華な方々でパーティー.吾郎ちゃんにも会える おじゃMAP!!楽しみ~~~」「わー!!GORO’S party!! 楽しみ!」と歓喜。「すごい!豪華メンバー!」「わー!豪華な方々ですね。絶対、絶対、見ます!!!!!!」「ゴローズパーティー豪華過ぎる!吾郎ちゃんのゆかりの方々嬉しい 真飛聖さん、『恋と音楽』コンビ再び」「ゴローちゃんと堀越の同級生の高橋由美子さんも居るし!楽しみ」などと、写真に登場している人たちの豪華さも話題を呼んでいる。
2017年12月16日香取慎吾と山崎弘也がMCを務める人気バラエティ「おじゃMAP!!」の11月29日(水)放送回は加藤浩次をゲストに迎え「加藤浩次が香取慎吾とやりたいこと」をテーマにロケ。後半では香取さんら出演の月9「人にやさしく」のキャストが再会。ネットは感動に包まれた。番組の後半、加藤さんがプライベートで行きつけだというスナックに香取さんを案内。スナックのママが香取さんのファンで“生香取”を前に思わず涙汲むと、SNSにも「見てたら泣いちゃうよね!」「お店のママ、いい人!」「ママ!!わかるよ泣くよね!」など共感の声があふれる。その後2人は飲みながらトーク。加藤さんは「山本(圭壱)の事件のとき、心が折れかけた。でも香取が携帯に電話をくれたのがすっごい嬉しかった」と香取さんとの“感動秘話”を明かすと、「聞いてるだけで泣けてきちゃう…」「こういう事が出来る人だから周りから応援されるんだな」と2人の絆と香取さんの人柄に感動したというツイートも続々投稿されていく。そこにドラマ「人にやさしく」で共演した松岡充と須賀健太が登場する。「人にやさしく」は香取さん、加藤さん、松岡さん、須賀さんらが共演した2002年放送の月9ドラマ。当時7歳だったという須賀さんは、香取さんら大人のキャストがケンカする場面がいまだに忘れられないと告白。初めて見た大人の“ケンカ”にガチ泣きしたという須賀さん。ドラマで泣いているシーンはリアルな涙だったとか。さらに共演者と携帯番号を交換しないという香取さんだが、須賀さんいわく「いまだにお手紙を頂く」そうで、手紙による交流が続いていたという。「今年は芝居の楽屋の暖簾をもらった」という須賀さん。芝居の世界では先輩から暖簾を頂くという伝統があるそうで「最初に頭に浮かんだの香取さんだった」のだとか。これに対し香取さんが「結構いろんなことがある時期に暖簾を送った…」とコメントすると、“独立騒動”を連想したのか一同が苦笑いする場面もあった。一方ネットでは「暖簾ネタほっこり」「親子のように気にかけて来た健太くんが暖簾を慎吾に頼むの分かる」「須賀くん素敵な暖簾を見せてくれてありがとう」といった投稿が多数。香取さんの暖かい人柄を感じさせるエピソードの数々に「2時間スペシャルにして欲しかった」という要望まで上がっていた。(笠緒)
2017年11月29日香取慎吾と山崎弘也がMCを務める人気番組「おじゃMAP!!」。11月29日(水)放送の本番組は、ゲストに加藤浩次を迎え、「加藤浩次が香取慎吾とやりたいこと」を山崎さんがディレクターとなり、色々なことを仕込み、仕切ってロケしていく模様を放送する。香取さんと“ゆっくり飲みながら話がしたい”というリクエストに、加藤さん行きつけのスナックで“本音トーク”を展開。加藤さんは「あのときは本当にうれしかった」としみじみふり返る、香取さんにずっと伝えたかった“ある思い”を語り始める…。また今回、スペシャルゲストとして2002年放送のドラマ「人にやさしく」で共演した松岡充と須賀健太がサプライズ登場!当時の映像を見ながら、いまだから話せる思い出話が続出!4人同時の久々の再会に、ドラマの裏話やマル秘恋話が飛び出したり、ドラマ主題歌を全員で熱唱したりと、大盛り上がり。さらに加藤さんから、「あるモヤモヤしたことをスッキリさせたい」と発言が。それは、2014年の「27時間テレビ」で行った水上大相撲。そこで加藤さんと香取さんが対戦し、その結果、微妙なジャッジで加藤さんが勝利したため、モヤモヤした気持ちが3年間おさまらいのだとか。そこで今回、セットを再現して「水上大相撲」を開催。果たして結果は…?加藤浩次がゲストの「おじゃMAP!!」は11月29日(水)19時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月27日11月15日(水)放送のフジテレビ系番組「おじゃMAP!!」では、香取慎吾と山崎弘也が「渡る世間は鬼ばかり」シリーズの脚本家としてお馴染みの橋田壽賀子の自宅を訪問。92歳にして現役で執筆活動を続けている橋田さんの元気と若さの秘訣に迫る。過去に番組共演して以来、公私ともに交流を深めていたという本番組MCの香取さんとゲストの橋田さん。しかし、最近は手紙のやりとりが中心でなかなか会えなかったそうで、今回は久々の感動の再会。番組では、“10個の元気ポイント”を見つけながら、自宅をまわっていく。また、定期的に体を動かしているという橋田さんのマル秘トレーニングを調査!実際に香取さんが挑戦するも、「運動不足だから結構キツい」と早々に音を上げてしまう場面も…。そして、楽しみや生きがいをみつけることが大切と語る橋田さん。「このために働いているようなもの」と語る豪華客船での世界一周旅行のエピソードが披露されたり、香取さんがスマートフォンの使い方を指南し、初めてのTwitter・Instagramを体験したり。さらに、「大阪で食べたお好み焼きが大好きだったけど、最近おいしいお好み焼きを食べていない」という橋田さんのために、香取さん自ら腕を振るう!野菜が苦手だという橋田さん。香取さんならではの愛情と工夫が詰まった特製お好み焼きとは…?また、人気シリーズ「渡る世間は鬼ばかり」の誕生秘話も語られる。ロケをふり返って山崎さんは、「最高のロケでした。橋田先生くらいになると、もういろんなものを突き抜けていらっしゃいますね」とコメント。香取さんも「早くその(橋田先生の)境地に達したい」と感想を語っている。橋田壽賀子がゲストの「おじゃMAP!!」は11月15日(水)19時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月14日TNCテレビ西日本の番組『ももち浜ストア』の人気コーナー『うどんMAP』が1冊の本となって、ぴあ社から10月25日発売(福岡エリア)になった。『うどんMAP』のコーナーは福岡県育ちの爽やかレポーター岡澤アキラが、街で福岡県民・地元の方々に直撃インタビューしてオススメのうどんを伺い、ガチで取材交渉して突撃取材する同番組の人気コーナー。今回発売となった本『ももち浜ストア うどんMAP』では、これまで番組で紹介されたうどん100杯をまとめて紹介した1冊になっている。発売を記念して25日、テレビ西日本1階にて、レポーターの岡澤アキラによるサイン会が催された。会場には番組ファンや岡澤アキラファンが多数集まり大変な賑わいに。「こんなにたくさん来て頂いて感動です。本ができることになったのは、番組ファンのみなさんと、うどん好きのみなさんのお陰です。これからもうどんを紹介していきますのでよろしくお願いします」との挨拶に続きサイン会が始まった。約2時間もの行列に並んだファンのみなさんも、岡澤アキラのサインをもらって大満足の様子。『ももち浜ストア うどんMAP』は、テレビ西日本1階のグッズショップほか、書店やコンビニエンスストアにて好評発売中。■『ももち浜ストア うどんMAP』価格:本体833円+税発行:ぴあ
2017年10月26日10月18日(水)放送の 「おじゃMAP!!スペシャル」では、萩本欽一が初出演し香取慎吾と二人旅をするというまさにスペシャルな回。そこで、萩本さんと香取さんが大人気番組「欽ドン!」のコントを復活させることが明らかになった。今回の旅は、萩本さんが香取さんと一緒にやってみたいことをひとつずつ叶えていくというもの。演出はザキヤマディレクターこと山崎弘也が務める。まず萩本さんの要望により、萩本さんが現在通っている駒澤大学で授業を受け、学食で昼食と、つかの間の大学生生活を体験。また、萩本さんの自宅兼オフィスを訪ね、家の中にカメラが潜入。そしてザキヤマディレクターの演出により、2人だけで「香取慎吾の今後について」をテーマに語り合う一幕も。さらに、「2人のコントを見たい」と言うザキヤマディレクターのたっての願いで、2人でコントに挑戦することに。2人が演じるのは、かつての大人気番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」の“親子コント”。萩本さん演じる父とヨシオ、ワルオ、フツオの3人の子どもたちのコントに挑戦するということになり、香取さんが子ども3役を一人で演じることに。美術セットも当時のものを再現し、リハーサルもそこそこに本番を迎え…。コントを終え、香取さんは開口一番「楽しかったです」と汗だくになりながら「コント久々にやって汗かいて超気持ちいい!」と満面の笑顔。また収録をふり返り、香取さんは「信じられないくらいパワーをもらいすぎました!ありがたいです」と萩本さんとの共演を喜び、山崎さんも萩本さんについて「本当にエネルギッシュ。笑いへのバイタリティー、熱量がすごい」と驚くことしきり。そんな山崎さんに対して香取さんは「ザキヤマもすごいなと思った。僕が見てきた中であんなにツッコんでいるの見たことない。あれだけツッコんでも欽ちゃんが笑ってくれてるってすごい」と称賛。さらに、もう一人ゲストに「爆笑問題」の太田光を迎え、太田さんの希望にそって、香取さんとやってみたいことを行う二人旅に出発。今回約3年ぶりの共演となる2人。「爆チュー問題」のコントに2人で挑戦しゲリラライブを行ったり、「爆笑問題」田中裕二にドッキリをしかけたりと、こちらもスペシャルな旅を繰り広げる。「おじゃMAP!!スペシャル」は10月18日(水)19時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月16日8月30日(水)今夜放送の「おじゃMAP!!」で、番組MCの香取慎吾と山崎弘也が「SKE48」メンバーらと共に「名古屋ど真ん中祭り」に参加。総勢100人でのダンスを披露する模様がオンエアされる。香取さん9か月ぶりのダンスパフォーマンスは必見だ。今回、香取さんらが名古屋「にっぽんど真ん中祭り」のダンスコンテストに出場したのは、番組宛てに届いた愛知県半田市のダンススクール「DDMカンパニー」からの依頼がきっかけ。今年19回目を迎える「にっぽんど真ん中祭り」は昨年220万人もの動員を記録した日本有数の祭り。「その前夜祭大賞になんとかして参加したいが、参加予定だった100人中、就職、出産などの理由により30人もの欠席者が出てしまったのでなんとかその穴を埋めてほしい」という願いをかなえるべく香取さん、山崎さんらが立ち上がった。最初祭りの規模の大きさに驚き「ビッグなイベントだよ!」と一瞬躊躇する香取さんだったが、山崎さんが「踊っちゃおう!今日出しちゃおう!」と勧めたことから参加を決め、30人の豪華な顔ぶれを集めることに成功。今回香取さんらの呼び掛けに応じて集まったのは、「ど真ん中祭り」出場経験があるメンバーも在籍する「SKE48」のメンバーをはじめ、世界を舞台に活躍する大澄賢也、久々に4人揃っての登場となるMAX、宝塚歌劇団時代からダンスに定評があった遼河はるひ、「ムーンウォーク世界大会」芸人の部準優勝の経歴を持つコウメ太夫など豪華なメンバー。しかしメンバーが集められたのは本番当日。約6時間後に「前夜祭」本番を控えるなか、覚えなければならないダンスを見たメンバーたちはその高度な内容に顔がこわばる。香取さんも「スイッチ入れないとやばい!」と不安を隠せないなかで早速4チームに分かれダンス練習を開始。しかしどうしても覚えられない者も。時間がないなか下された苦渋の決断とは!?そして本番。衣裳をつけて満員の観客の前でダンスを披露する「DDM」と香取さんら「おじゃMAP!!」メンバーたち。香取さんの「行くぞ!」の声とともに迎えた本番、果たしてダンスを無事踊りきることができたのか?何も知らずにコンテストを見に来ている観客も大興奮するなか、100人が力を合わせて作り上げたステージ、そして香取さんが9か月ぶりにダンスを披露。見どころ満載の「おじゃMAP!!」は8月30日(水)19時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年08月30日香取慎吾と山崎弘也がMCを務めるバラエティ番組「おじゃMAP!!」の6月7日(水)放送回にて、香取さんが20年前に「SMAP×SMAP」で訪れた青森・津軽地方に再び訪問。当時、子どもたちとともに絵を描いた津軽鉄道の列車の修復に奮闘するほか、これまでの20年をふり返る様子をお届けする。1997年9月22日に放送された「SMAP×SMAP特別編・香取慎吾ガンバリます!~夢のキャンバス鉄道~」。本番組では、香取さんの並外れた創造力を自由に羽ばたかせるべく、ただのキャンバスではなく列車一両全てに絵を描くことに。そんな香取さんのアート制作に力を貸してくれたのが津軽の子どもたちだった。彼らの力を借りることによりその後、見る人の心を20年以上も楽しませ続けるすばらしい作品が完成。2000年に車輌は運行を終えたが、その後も屋外に展示され皆の心と目を楽しませ続けてきた。しかし長い期間、風と雨、さらに雪にさらされた列車は次第に劣化し、時間の経過とともに無残な姿に変化。“なんとか描き直して、シンボルを復活させてほしい”という現地の人も思いを、この度、津軽鉄道に乗り津軽の魅力を伝えている津軽観光アテンダントを務める女性が、番組宛て送ったという。その思いに答えるため、香取さんは現在キャンバス列車が展示されている津軽鉄道の駅・嘉瀬駅に向かうことに!そして、香取さんは3日間に渡り、電車に向き合いひたすらに塗り、描き続けるのだそう。また今回修復に着手するにあたり、20年前、本企画を手伝った小学校4年生から6年生の子どもたち9名に連絡をとることに。香取さんと子どもたちとの感動の再会にも密着する。子どもたちの20年、香取さんの20年、そして彼らと香取との意外な交流など様々な「20年」が今回初めて明らかになる。過去をふり返りながらそれぞれの心にはどのような思いが去来するのか?そんな20年間の心の軌跡に触れる旅になるようだ。「おじゃMAP!!」は毎週水曜日19時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月05日香取慎吾と「アンタッチャブル」山崎弘也がゲストと共にロケに繰り出すバラエティ「おじゃMAP!!」の今夜5月31日(水)の放送回に、俳優の福士蒼汰がゲストとして出演。MC陣、大久保佳代子らと共に“日本一高いバスツアー”に参加する。福士さんといえば「仮面ライダーフォーゼ」でリーゼント姿の異色主人公を演じ、NHK連続TV小説「あまちゃん」でブレイク。その後『好きっていいなよ。』『ストロボ・エッジ』など話題作に続々主演、2015年には「恋仲」で月9ドラマ初主演も飾り、先日公開された『無限の住人』も大ヒット公開中。今後さらなる成長が期待される若手俳優の筆頭株だ。今夜の放送では福士さんのほか大久保さんも加わって“日本一高いバスツアー”に参加。参加者らの前に現れた豪華なバスは何十人も乗れそうなのにもかかわらず、なんとツアーの定員は10人。豪華な設備に驚くなか、昼食では豪華すぎる鉄板焼き料理が登場、目的地の箱根では美術館で学芸員とともに有名な作品の数々を鑑賞。さらに“泊まれるレストラン”でもある高級ホテルでは高級ウェルカムドリンクでもてなされるなど、意外なサービスの連続に、これまでお値打ちバスツアーに多く参加してきた香取さん、山崎さんらは衝撃を受ける。さらに「おじゃMAP!!」の4人だけで驚きのアクティビティー体験に。驚愕展開が連続のオンエアをお楽しみに。今回ゲスト出演した福士さんは、映画主演最新作となる『ちょっと今から仕事やめてくる』が現在全国公開中。「第21回電撃小説大賞」メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海による人気小説を原作に、福士さんが3年前に死んだはずの謎の男・ヤマモトを、連続テレビ小説「あさが来た」や「家売るオンナ」で注目を集める工藤阿須加が就職した会社の厳しいノルマとパワハラに心身ともに疲弊した若者・青山をそれぞれ演じる。仕事のノルマが厳しく、精神的に追い詰められていた青山隆(工藤さん)。疲労のあまり隆が駅で意識を失い倒れるところに、電車が来てはねられそうになってしまう。すんでのところで隆を救ったのは幼なじみと名乗る男だったが、隆には彼の記憶がまったく無い。大阪弁でいつでも爽やかな笑顔をみせる謎の男・ヤマモト(福士さん)と出会ってからというもの、隆は本来の明るさを取り戻し仕事の成績も次第に上がってゆく。そんなある日、隆はヤマモトが深刻な表情で墓地行きのバスに乗車するところを見かける。不審に思った隆がヤマモトについて調べてゆくと、何とヤマモトは3年前に自殺していたことが分かる。それではヤマモトと名乗る、あの男は一体何者なのか――原作と異なるラストも見どころの1つだ。「おじゃMAP!!」は5月31日(水)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月31日