避妊の方法にはどんなものがある? 知っておきたい“生理・妊娠・避妊”について
生理
月に1度、“妊娠への準備”をリセット。ある・なしのコントロールは自分でやっていいんです。
生理とは、女性が妊娠するための体のシステム。人間の場合はほぼ毎月1度排卵が起こり、同時に子宮の内膜が厚くなり、受精卵が着床しやすい“ふかふかのベッド”のような状態を作る。卵子が受精しなかった場合、子宮内膜は剥がれ落ち出血となって体外に排出されますが、これがいわゆる“生理”。
「毎月生理があるということは、毎月1度排卵があるということ。実は排卵のたびに卵巣に負担がかかっており、昔に比べて生理の回数が多いことが女性特有の病気のリスクを高めている可能性が。そして長期間卵巣を休めたほうが妊娠率が高いというデータも。
今すぐ妊娠を希望していないなら、後述の方法で排卵を止めたり、回数をコントロールするという選択肢も。ごく自然な状態で生理が来ないのは放置してはいけませんが、お医者さんの診察のもとコントロールするのは体に悪いことではありません」(稲葉先生)
妊娠
腟を通った精子が子宮に入り、卵管で卵子と出合って受精。着床して成長するのが、妊娠。
卵巣から排卵された卵子は、腟に挿入された男性のペニスから射精された精子と卵管の中で出合い、受精。