避妊の方法にはどんなものがある? 知っておきたい“生理・妊娠・避妊”について
オンライン処方も可能ですが、トラブルが起きたときすぐに相談できる婦人科が近くにあると心強いので、ぜひ受診を」(稲葉先生)
・【アフターピル】“その1回”を凌ぐために使う薬。現在は病院処方、近々薬局でも販売か?
コンドームを着けなかった、あるいは途中で破れてしまった、ピルを飲み忘れたなど、いろいろな事情で避妊ができていない状態でセックスをした場合、性交渉後72時間以内に服用することで、避妊ができるかも…、というのが、緊急避妊薬、通称“アフターピル”。
「メカニズムとしては、排卵を1週間遅らせ、受精を防ぐというもの。ただ逆に1週間後は必ず排卵があるのでそのタイミングは妊娠の確率が高まります。またセックスの前にすでに排卵が起きていれば、そのまま妊娠してしまう可能性はあります」(稲葉先生)
・【IUD・IUS】子宮の中に入れる小さな器具で、着床などを阻害。5年程度使えます。
女性の子宮の中に入れる小さな避妊具。いずれも一度体に入れると5年間使用可能。
「IUSや〈ミレーナ〉と呼ばれるタイプは、放出された黄体ホルモンが子宮内膜の厚膜化を阻止する他、子宮の入り口の粘液を変化させ精子の侵入を防ぐ効果が。