避妊の方法にはどんなものがある? 知っておきたい“生理・妊娠・避妊”について
過多月経や月経困難症の治療として、保険で約1万円の負担です。避妊目的の場合は、精子の運動機能をなくし受精を阻止するIUDを使用。自費負担で費用は病院により異なります。いずれも排卵を止めるわけではなく、着床を妨げる形で避妊をします」(稲葉先生)
・【コンドーム】最も安く、そして手軽に使える避妊具。でも避妊効果が高いわけではないので注意。
男性の性器にかぶせ腟内に挿入することで、女性の体内に精子が入ることを物理的に防ぐ、コンドーム。
「日本人には“避妊法といえばコンドーム”というイメージが強いですが、実はコンドームは、“性感染症の予防具”として着けるものなので、避妊の効果がものすごく高いわけではありません。ただ前述のように性感染症予防の観点から考えるととても大切ですし、ピルやIUSなどと併用することで避妊効果は上がります。
使用の注意としては、射精の直前ではなく、セックスの最初から装着すること」(稲葉先生)
いま注目が集まっている〈経口中絶薬〉とはどんな薬?
妊娠したものの、さまざまな理由で出産できない。そんな場合は中絶という選択肢を選ぶことも。
「中絶とは、子宮の中の胎児を含めた妊娠組織を子宮の外に出すこと。