性器のかゆみや出血、おりものの変化は危険信号!? 20~30代女性がかかりやすい性感染症5つ
女性の場合、上で解説したような兆候があるので、“おや?”と思うタイミングはありますが、男性はほとんどないらしい。
「淋菌だけは、排尿時に痛みがあるのでそれで病院に来る人が多いのですが、他は痛みやかゆみはないので、見逃している人が多い。なので正直なところ、男性側の意識はとても低い。“大丈夫”と言われても、予防は必須です」(川名先生)
挿入もオーラルも常にコンドーム必須!!誰でもかかる病気なので気軽に受診を。
最も手軽にできる予防法は、やはりコンドーム。
「互いに検査をしクリーンなことが証明されていて、よほど信頼がある関係性なら別ですが、性感染症予防の観点から考えると、セックスをするときには絶対にコンドームを使ってほしい。100%ではないにしろ、かなり予防率は上がります。挿入だけでなく、オーラルセックスのときも忘れずに」(川名先生)
気づかずに見過ごしてしまうと、将来の妊娠や子どもに影響も…。
治療をせずに放置すると、女性の場合は不妊症の原因にも。
「クラミジアや淋菌は卵管が詰まり子宮外妊娠の原因になることも。また“母子感染”といって、子どもに影響が出ることもあり、尖圭コンジローマは喉に大きなイボができたり、ヘルペスと梅毒は、脳に影響が出たり、難聴や失明、精神発達障害を引き起こす可能性も。