なぜその香水が自分にとって特別なのかに気付いたときも、どこか否定する思いがあったからだ。
「この香りを嗅ぐと落ち着く」「元気が出る」「優雅な気持ちになる」という単純な気持ちで選んでいた香水への感情を分解すると、たどり着いたのは母親の存在だった。
■それはCHANELのガーデニア
私がCHANELのガーデニアと出会ったのは、2018年夏頃。
S/S(春夏)限定のコスメを買いに、池袋西武のCHANELに立ち寄ったとき、普段通常店舗では販売していない香水のシリーズの「レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル - オードゥ パルファム」を今特別に販売している、と教えてもらった。
レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル コレクション。それは、稀少なエッセンスと、精緻で巧妙な調香が組み合わせられたシャネルのクリエイションの結晶です。どの香りもマドモアゼル シャネルの伝説を物語り、シャネルの永遠のスタイルとエレガンスを象徴するフレグランス コレクションです。出典:https://www.chanel.com/ja_JP/fragrance-beauty/fragrance/c/les-exclusifs-de-chanel.html
香りを試す前から既に、「この香水シリーズの中に絶対好きな香りがある」