30代、トム フォードの香水と一緒に自分らしい音楽を見つけたい
今振り返ると、自分の音楽に合わせたファッションではありませんでした。
とにかくがむしゃらに、日本の音楽シーンに食らいついていく日々でした。
■30歳。自分への誕生日プレゼントに香水を買おうと決めた
なんでも挑戦して、たくさん失敗して、やりたい放題だった20代。
気づけば30歳が目前に迫った頃、これからは自分の音楽を確立して厳選して吟味していきたいと思うようになりました。少し気の引き締まる思いがしていた誕生日を迎える少し前のある日、「大きい節目の歳だし自分になにかプレゼントを買おう、30代でずっと使いたいと思う香水にしよう」と思いつきました。
19歳の頃からいつも頭にあったのは、メイシオ・パーカーのあのライブ。
私自身がステージに立つときも、音とともに必ず香りも届けたい。
ステージで私だってわかってもらえる、自分にとってのシグネチャー香水を見つけたい!そう思って、伊勢丹へ急いだのを覚えています。
コスメフロアを何度も行き来して、いろんな香水を試しては、少し時間をおいて嗅ぎ直してみたり。そして出会えたのがトム フォードの「ウード・ウッド(OUD WOOD)」の香りでした。
トム フォード ビューティーはとにかくラグジュアリーで、ほかのブランドに比べて価格帯も高め。