医療の力で、生理はもっと楽になる。重い生理痛とPMSに苦しんだ私の10年間
月の半分はしんどい気持ちでいっぱいになっていた私にとっては、「生理を来なくさせる」という選択肢の存在は希望だった。生理が来ないなら、PMSも来ない。そんなことが叶うなんて思ってもみなかった私は、泣きながらピルを受けとり、病院を後にした。
そして現在に至る。
ヤーズフレックスに関してはまだ数シートしか服用していないけれど、PMSはほぼ感じない。胸の張りもないし、いつもの抑うつ感がない。
ただ、1シート目は、いつもの生理周期通りに出血したし(慣れていくと間隔も伸びていくらしい)、不正出血が続き、1週間以上ダラダラと少量の血は流れた。しかし、普段に比べると断然出血量は減り、ストレスも減った。
同居しているパートナーも、見違えるほどの効果に感動していたほど。
PMSが緩和されたことで、逆に生理を予測しづらくなったのはあるけれど、それ以上に精神的に安定して生活できるようになったことを何よりもうれしく思う。今後も様子を見つつ、飲み続けていくつもりだ。
■医療に頼るという選択肢を知ってほしい
世間のピルに対する印象は、「避妊のため」というイメージが先行し、ヤリマンだとかビッチだとか自己管理能力が低いだとか、結構風当たりの強いものである。