自分のツラだけを気にするのは、もうやめだ。美しさより、余韻を大切にしたい
自分なりにいまできる“リカバー”を探した結果が、これでした。
「大人になるとどんどん冒険できなくなる」というけれど、私は、若いころよりいまのほうがずっと「攻め」です。肌には自信が持てなくなってきているし、髪のボリュームも少なくなってきた、けれど。ベリーショートなら全体のバランスはよく見えるし、なにより、また新たな気持ちで仕事に向き合えるようになったんです。
最近は「かっこいい」と言っていただくことも増えました。
あんなに「かわいい」を欲していたけれど、いまは「かっこいい」のほうが何倍もうれしい。だって「かっこいい」には、たたずまいや雰囲気も含めた、人間としての魅力が漂うから。
自分らしくいることなら、今日からでもはじめられます。
それがきっと「かっこよさ」につながっていくはず。
だから意志を強く持ち、大切な人やことだけをちゃんと守る。不要な声には耳を貸さず、静かに闘ったっていい。いうなれば「いつも心にメリケンサック」です。
■悩んでもいい。でも切り替えて、肩の力を抜いて、進もう
あと3年で、40代。盛ってばかりいたメイクはだんだん薄くなり、引き算がずいぶんうまくなりました。入れない日なんてなかったアイラインが、ときにはなくてもいいと思えるようになったりして。